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手芸得意な鉄人玉鷲が大関昇進欲で自己最速タイ給金

錦木(手前)を激しく攻める玉鷲(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇10日目◇22日◇東京・両国国技館

関脇玉鷲(34=片男波)が、優勝戦線に踏みとどまった。平幕の錦木を押し出し、2敗を守った。横綱稀勢の里に続き元関脇豪風が引退し、この日は元幕内の幕下宇良、平幕の千代の国と琴勇輝と故障者が続出…。波乱が続く本場所で、04年春場所序ノ口デビュー以来無休、現役最長通算1146連続出場中の“34歳の鉄人”が存在感を発揮した。横綱白鵬は全勝を守り、後続に2差つけて独走態勢に入った。

腰の重さは平幕屈指の錦木も、玉鷲のパワーは止められない。立ち合いでガツンと頭で当たり、距離を置いてもう1発。右、左と交互にのど輪でのけぞらせ、最後はもろ手突きではじき飛ばした。「ちょっと緊張した。勝ち越しで? やっぱ、そうですね」。そんな繊細さをかけらも感じさせない圧勝だった。

34歳の鉄人だ。スポーツ未体験ながら、モンゴルの先輩鶴竜に巨体を見込まれて角界入りすると、04年春場所の序ノ口デビューから休場がない。この日は幕下宇良に始まり、幕内で千代の国、琴勇輝と故障者が続出したが、現役トップの通算連続出場を1146回に更新した。

横綱稀勢の里が引退、3大関は栃ノ心が休場、豪栄道と高安がもたつき、横綱白鵬の独走気配が漂う場所で「盛り上げないといけないでしょう。そのために頑張るしかない」という。今場所は4度目の三役返り咲きで、関脇に座る。「うれしいね。今までは(元の位置に)上がったな、だったけど、今は(もっと)上りたいという気持ち」。幕内での10日目勝ち越しは、12年夏場所以来2度目の自己最速タイ。根っからスロースターターが34歳で大関を夢見始めた。

188センチ、173キロの巨体に似合わず? 手先が器用だ。手芸が得意で、絵もうまい。日曜大工でイスも作る。この日の取組後は、床山にニマ~っと笑って「バリカタでよろしくね」と、まげの結い加減をラーメン風にリクエストし、周囲の爆笑を誘った。相撲は豪快で、性格はゆるキャラ。不思議な34歳が、白鵬を追いかける。【加藤裕一】

◆通算連続出場 玉鷲の通算連続出場1146回は、序ノ口から幕内までの現役力士の中で1位(初場所10日目終了時点)。昨年の秋場所初日に、それまで1位だった三段目芳東を追い抜く(幕下以下は1場所7番のため)。歴代1位は64年夏場所から86年名古屋場所にかけて、先代不知火親方(元関脇青葉城)の1630回。

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御嶽海が休場、北勝富士は鶴竜戦続き2日連続不戦勝

妙義龍に押し出しで敗れた御嶽海は足を痛め、1人で立ち上がれず呼び出しの手を借りる(2019年1月18日撮影)

大相撲の西小結御嶽海(26=出羽海)が初場所7日目の19日、休場することが決まった。初黒星を喫した6日目の小結妙義龍戦で左膝付近を負傷していた。

休場は2016年初場所以来、2度目。7日目の対戦相手、平幕北勝富士は6日目の横綱鶴竜戦に続く不戦勝。幕内での2日連続の不戦勝は1999年秋場所の玉春日以来20年ぶり。この時は貴乃花、曙の両横綱が休んだ。

今場所の十両以上の休場者は鶴竜、大関栃ノ心らに続いて4人目となった。横綱稀勢の里(現荒磯親方)が引退し、初日から5連勝していた御嶽海も不在となり、盛り上がりが懸念される。

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出場危ぶまれる御嶽海、八角理事長も感じていた異変

妙義龍に押し出しで敗れた御嶽海は足を痛め、1人で立ち上がれず呼び出しの手を借りる(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇6日目◇18日◇両国国技館

ここまで無傷で白星を並べていた御嶽海(26=出羽海)が小結対決で妙義龍(32=境川)に押し出しで敗れた上に、左膝を痛め7日目からの出場が危ぶまれる状況に陥った。

VTRを見る限り、どの場面で痛めたのか分からない状況に、八角理事長(元横綱北勝海)も「(どこで痛めたのか)見えなかった。(どこかの)タイミングかな?」と首をひねった。相撲そのものも、5日目までとは異変を感じたようで「安全に取りたいという気持ちが強かったのかな。(上体が)浮いて引いてしまった。動いて(相撲を)取る人は受けられないから(番付)下と取る時は難しい。思い切って攻めるといなされる、という恐怖心があるから難しい」と説明。番付上との対戦が続いた5日目までとの、土俵に臨む上で精神的な難しさの違いを説いた。

土俵下で審判長を務めた審判部の阿武松部長(元関脇益荒雄)も「どこでケガをしたのか分からない」と話した。ただ、やはり異変は感じ取ったようで「立ち合いから押していけなかった。アレッと思った瞬間、力が抜けたよう(に後退する相撲)だった」と振り返った。ここまでは「(全幕内の中で)一番、いい相撲を取っていたのでね…」と残念そう。御嶽海が7日目から休場するかどうかは不明だが、今場所は横綱稀勢の里の引退に始まり大関栃ノ心、横綱鶴竜と上位陣の休場が続出。若手の台頭と相まって「大きな転換(期)。波が来ているのか…。本当にみんな頑張ってもらいたい」と、新旧交代の空気を感じ取っているようだった。

妙義龍に押し出しで敗れた際に左足を痛めた御嶽海(中央)は車いすで苦悶(くもん)の表情を見せる(撮影・狩俣裕三)

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白鵬、一人横綱に若手台頭…「初めてじゃないかな」

正代を下し、懸賞金を手に土俵を引き揚げる白鵬(撮影・河田真司)

やっぱり主役は、白鵬(33=宮城野)だ-。鶴竜が休場を決め、1人横綱となり、御嶽海に土がつき、先場所優勝の貴景勝が2敗目を喫した日に、平幕の正代を寄り切りで下し、しっかりと全勝を守った。「締めないといけない、引っ張らなきゃいけない。その2つの気持ち」。元横綱稀勢の里の引退で揺れた序盤戦を終え、今場所1番の内容で中盤戦へ。全勝は平幕の阿武咲と2人だけだ。

  ◇    ◇    ◇

6日目にして、白鵬のエンジンに火が入った。立ち合いから、左上手でまわしをとった。右が差せないと見るや一瞬体をずらし、タイミングよく差し込んだ。もう万全。腰を落とし慎重に、だがもたつかず、正代を寄り切った。

完璧な6勝目。「正代とはいつも稽古してるし、当たってきますからね」。2日目は栃煌山に背後を取られ、3日目は逸ノ城の重みに、4、5日目は北勝富士、錦木の若い圧力に苦しんだ。綱渡りの序盤5戦がウソのようだ。

時代の潮目は感じている。この日の朝稽古後「こういった場所は初めてじゃないかな」ともらした。しのぎを削った稀勢の里が土俵を去り、鶴竜が休場。実に24場所目の1人横綱となった。一方で若い力が押し寄せる。5日目を終えた段階で、小結御嶽海が5連勝。先場所優勝の関脇貴景勝、自己最高位東前頭2枚目の錦木がともに4勝1敗。「気になる若手」を尋ねられて「全員。みんな調子いいからね」と苦笑いした。ただ、こうも言った。「人間って若い人に接していくと、自分もそう(若く)なるんだってね」-。

一転、この日は土俵が荒れた。目前で若い力が失速するのに合わせたように、白鵬はギアを上げた。「締めないといけないってことと、引っ張っていかなきゃってこと。その2つの気持ちになった」。少々のことで揺るがない。揺らいでは、41度も優勝できない。2019年も、平成が終わろうとも、白鵬は白鵬だ。【加藤裕一】

取組後の支度部屋で笑顔を見せる白鵬(撮影・小沢裕)

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白鵬と阿武咲が無傷の6連勝 高安と豪栄道も白星

白鵬は正代(左)を寄り切りで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇6日目◇18日◇東京・両国国技館

5連勝中の横綱白鵬(33=宮城野)は前頭3枚正代(27=時津風)を寄り切り、無傷の6連勝とした。

大関高安(28=田子ノ浦)は前頭2枚錦木(28=伊勢ノ海)を寄り切って3勝3敗。

大関豪栄道(32=境川)は前頭3枚松鳳山(34=二所ノ関)を寄り切った。

5日目まで勝ちっぱなしの前頭6枚阿武咲(22=阿武松)は前頭4枚隠岐の海(33=八角)を押し出し、6連勝とした。一方で小結御嶽海(26=出羽海)は小結妙義龍(32=境川)に押し出され、前頭8枚魁聖(32=友綱)は前頭11枚佐田の海(34=境川)に寄り切られて、それぞれ今場所初黒星を喫した。

人気力士の前頭9枚目遠藤(28=追手風)は前頭11枚勢(32=伊勢ノ海)に押し出されて3勝3敗。

勝ちっぱなしは白鵬と阿武咲の2力士となった。

今場所2勝3敗の横綱鶴竜(33=井筒)は右足首を痛めて休場し、前頭2枚北勝富士(26=八角)が不戦勝となった。

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横綱鶴竜が休場 右足首「痛い」「違和感がある」

17日、鶴竜(左)は寄り切りで逸ノ城に敗れる

大相撲の横綱鶴竜(33=井筒)が初場所6日目の18日から休場することが決まり、師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)が都内の部屋で報道陣に対応した。

この日、「右距踵関節損傷、右踵骨骨挫傷により約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出。場所前から抱えていた痛みで、17日の夜に弟子と話し合い「本人もやはり痛みがあるようで『痛い』『違和感がある』とのことです。場所前から稽古不足だった」と明かした。

5日目は逸ノ城に敗れて2勝3敗となるなど、精彩を欠いていた。6日目は不戦敗で、対戦相手の北勝富士は不戦勝になる。

前日の取組まで9連勝中だった逸ノ城に力なく寄り切られ、師匠も鶴竜の状態の悪さを察した。「逸ノ城にはいつも完璧な相撲で勝っていたが、後ろに下がると全く残せない。私も懸念していた。前に出るときは自分の相撲だが…」。さらに右足をかばい、重心がかかった左膝も「張っている状態」だという。師匠は「上位陣が不振のときに休んでしまい、お客さん、協会の皆さんに申し訳ない」とわびた。

鶴竜の休場は、全休した昨年11月の九州場所に続き通算12度目となった。今場所は6日目から白鵬(33=宮城野)の1人横綱になる。

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鶴竜、金星配給3敗目「右足を使えていない」

鶴竜(左)は寄り切りで逸ノ城に敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇5日目◇17日◇東京・両国国技館

横綱鶴竜(33=井筒)は西前頭筆頭の逸ノ城(25=湊)に寄り切られ、2勝3敗となった。

金星配給の横綱鶴竜は「頭を付けて中に入る狙いだったが胸を合わせてしまった。(痛めて先場所全休の要因だった)右足を使えていない。どこか、かばっているのでしょう」と話した。

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逸ノ城幕内通算200勝「金星より上の方が良い」

鶴竜(右)を寄り切りで破った逸ノ城(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇5日目◇17日◇東京・両国国技館

逸ノ城の幕内通算200勝目は、今場所2個目の金星だった。

鶴竜と右四つで胸を合わせ「形をしっかりつくれた」。関取最重量の226キロの体重を生かして寄り切り。1年ぶりに三役から陥落した今場所は「体重が前の方にいって相手に伝わっている」と感触が良い。

現役最多の嘉風、安美錦に1差で迫る通算7個目の金星を獲得したが「金星より上の方が良い」と三役復帰を求めた。

鶴竜から金星を挙げた逸ノ城(撮影・小沢裕)

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白鵬、御嶽海、魁聖ら5連勝/5日目写真ライブ特集

<大相撲初場所>◇5日目◇17日◇東京・両国国技館

4連勝中の横綱白鵬(33=宮城野)は前頭二枚錦木(28=伊勢ノ海)を上手投げで5戦全勝とした。

小結御嶽海(26=出羽海)は関脇玉鷲(34=片男波)を押し出し、5勝無敗とした。5日目を終えて、勝ちっぱなしは白鵬、御嶽海、前頭8枚目の魁聖(32=友綱)、前頭6枚目の阿武咲(22=阿武松)の4力士となった。


錦木(4勝1敗)上手投げ白鵬(5勝0敗)

白鵬(左)は錦木を上手投げで破る(撮影・柴田隆二)

白鵬(左)は錦木を上手投げで破る(撮影・柴田隆二)

白鵬(左)は錦木を上手投げで破る(撮影・柴田隆二)

錦木(左)を上手投げで破った白鵬(撮影・鈴木正人)


鶴竜(2勝3敗)寄り切り逸ノ城(4勝1敗)

鶴竜(右)を寄り切りで破った逸ノ城(撮影・鈴木正人)

鶴竜を寄り切りで破った逸ノ城(撮影・柴田隆二)


栃煌山(1勝4敗)寄り切り豪栄道(1勝4敗)

豪栄道(左)は栃煌山を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)


松鳳山(2勝3敗)不戦勝栃ノ心(0勝5敗)

栃ノ心の休場で松鳳山の不戦勝(撮影・鈴木正人)


高安(2勝3敗)寄り倒し正代(2勝3敗)

高安(右)を寄り倒しで破る正代(撮影・鈴木正人)

正代(右)は高安を寄り倒しで破る(撮影・柴田隆二)

正代に敗れがっくりの高安(撮影・柴田隆二)


貴景勝(4勝1敗)押し出し妙義龍(1勝4敗)

妙義龍(左)を押し出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

貴景勝(右)は妙義龍を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)


御嶽海(5勝0敗)押し出し玉鷲(3勝2敗)

玉鷲(手前)を激しく攻める御嶽海(撮影・鈴木正人)

御嶽海(右)は玉鷲を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)

御嶽海は玉鷲を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)


琴奨菊(3勝2敗)押し出し北勝富士(3勝2敗)

北勝富士(右)を激しく攻める琴奨菊(撮影・鈴木正人)

琴奨菊(左)を北勝富士を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)


阿武咲(5勝0敗)突き出し嘉風(0勝5敗)

嘉風(右)を激しく攻める阿武咲(撮影・鈴木正人)


魁聖(5勝0敗)押し出し阿炎(3勝2敗)

阿炎(右)を押し出しで破る魁聖(撮影・鈴木正人)


佐田の海(2勝3敗)浴びせ倒し遠藤(3勝2敗)

佐田の海(下)を浴びせ倒しで破る遠藤(撮影・鈴木正人)

佐田の海(下)を浴びせ倒しで破る遠藤(撮影・鈴木正人)

遠藤(上)は宝富士を浴びせ倒しで破る(撮影・柴田隆二)


宝富士(2勝3敗)押し出し勢(2勝3敗)

宝富士(左)を押し出しで破る勢(撮影・鈴木正人)


矢後(4勝1敗)引き落とし千代の国(4勝1敗)

千代の国(右)を激しく攻める矢後(撮影・鈴木正人)

千代の国(右)を引き落としで破る矢後(撮影・鈴木正人)

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白鵬、御嶽海ら4力士が5連勝 豪栄道が初勝利

白鵬(左)は錦木を上手投げで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲初場所>◇5日目◇17日◇東京・両国国技館

4連勝中の横綱白鵬(33=宮城野)は前頭二枚錦木(28=伊勢ノ海)を上手投げで5戦全勝とした。錦木に軍配が上がるも物言いが入り、審議の末に同体となり仕切り直しの一番だった。

横綱鶴竜(33=井筒)は前頭筆頭逸ノ城(25=湊)に寄り切られ、2勝3敗となった。

大関豪栄道(32=境川)は前頭筆頭栃煌山(31=春日野)を寄り切り、今場所初勝利を挙げた。

大関高安(28=田子ノ浦)は前頭3枚正代(27=時津風)に寄り倒された。

小結御嶽海(26=出羽海)は関脇玉鷲(34=片男波)を押し出し、5勝無敗とした。

人気力士の前頭9枚目遠藤(28=追手風)は前頭11枚佐田の海(34=境川)を浴せ倒しで3勝2敗。

勝ちっぱなしは白鵬、御嶽海、前頭8枚魁聖(32=友綱)、前頭6枚阿武咲(22=阿武松)の4力士となった。

また大関栃ノ心(31=春日野)は右大腿(だいたい)四頭筋肉離れで休場し、前頭3枚松鳳山(34=二所ノ関)が不戦勝となった。

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鶴竜「けががよくなればまだとれた」稀勢の里引退

支度部屋で報道陣の質問に耳を傾ける鶴竜(撮影・山崎安昭)

<大相撲初場所>◇4日目◇16日◇東京・両国国技館

横綱鶴竜が妙義龍との一番を制した後、稀勢の里の引退について「本当にさみしいです。けががよくなればまだまだとれた。明日はわが身と身を引き締めていかないと」と話した。

初土俵は自身の方が約1年早かったが「早く追いつきたいとの思いでやっていた」という。これで横綱は白鵬と2人となった。角界を引っ張る思いを強くしていた。

妙義龍(右)を押し出しで下す鶴竜(撮影・河田真司)

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白鵬、御嶽海、錦木ら4連勝/4日目写真ライブ特集

<大相撲初場所>◇4日目◇16日◇東京・両国国技館

3連勝中の横綱白鵬(33=宮城野)は前頭二枚北勝富士(26=八角)を突き落とした。大関の豪栄道(32=境川)と栃ノ心は4連敗。 小結御嶽海(26=出羽海)は関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)を寄り切り4連勝。


北勝富士(3勝1敗)突き落とし白鵬(4勝0敗)

北勝富士(左)を突き落としで破る白鵬(撮影・江口和貴)

北勝富士(左)を突き落としで破る白鵬(撮影・江口和貴)

北勝富士(左)を突き落としで破る白鵬(撮影・江口和貴)

北勝富士(左)を突き落としで破る白鵬(撮影・江口和貴)

土俵から同時に落ちたように見え、物言いが入る白鵬(左)、北勝富士(撮影・河田真司)


鶴竜(2勝2敗)押し出し妙義龍(1勝3敗)

妙義龍(右)を押し出しで破る鶴竜(撮影・江口和貴)


稀勢の里(0勝4敗)不戦勝錦木(4勝0敗)

稀勢の里引退で錦木の不戦勝(撮影・柴田隆二)

稀勢の里引退で錦木の不戦勝(撮影・柴田隆二)


高安(2勝2敗)突き出し栃煌山(1勝3敗)

栃煌山(右)を突き出しで破る高安(撮影・江口和貴)

栃煌山(手前)を突き出しで破る高安(撮影・江口和貴)


逸ノ城(3勝1敗)寄り切り豪栄道(0勝4敗)

豪栄道(右)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・江口和貴)

逸ノ城に寄り切りで敗れた豪栄道(撮影・江口和貴)


玉鷲(3勝1敗)押し出し栃ノ心(0勝4敗)

栃ノ心(左)を押し出しで破る玉鷲(撮影・江口和貴)


貴景勝(3勝1敗)寄り切り御嶽海(4勝0敗)

御嶽海(右)は貴景勝を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)

御嶽海(左)は貴景勝を寄り切りで破る(撮影・江口和貴)

貴景勝(後方左)を寄り切りで破った御嶽海(撮影・江口和貴)


琴奨菊(2勝2敗)寄り切り松鳳山(1勝3敗)

琴奨菊(左)を寄り切りで破る松鳳山(撮影・江口和貴)

琴奨菊(左)を寄り切りで破った松鳳山(撮影・江口和貴)


碧山(3勝1敗)反則阿武咲(4勝0敗)

阿武咲のまげをつかんだとして協議され反則負けとなった碧山(後方左端)(撮影・江口和貴)


魁聖(4勝0敗)押し倒し大栄翔(1勝3敗)

大栄翔(右)を押し倒しで破る魁聖(撮影・江口和貴)


阿炎(3勝1敗)押し倒し遠藤(2勝2敗)

遠藤(右)を押し倒しで破る阿炎(撮影・江口和貴)

阿炎(右)は遠藤を押し倒しで破る(撮影・柴田隆二)


千代の国(4勝0敗)突き出し安美錦(1勝3敗)

千代の国(右)に突き出しで敗れる安美錦(撮影・江口和貴)

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白鵬、御嶽海ら4連勝 大関豪栄道と栃ノ心が4連敗

北勝富士(左)を突き落としで破る白鵬(撮影・江口和貴)

<大相撲初場所>◇4日目◇16日◇東京・両国国技館

3連勝中の横綱白鵬(33=宮城野)は前頭二枚北勝富士(26=八角)を突き落とした。物言いがついたが、判定は覆らなかった。

横綱鶴竜(33=井筒)は小結妙義龍(32=境川)を押し出した。

大関陣は高安(28=田子ノ浦)が前頭筆頭栃煌山(31=春日野)を突き出した。一方で豪栄道(32=境川)は逸ノ城(25=湊)に寄り切りで、栃ノ心(31=春日野)は関脇玉鷲(34=片男波)に押し出されてそろぞれ黒星を喫した。豪栄道と栃ノ心は4連敗となった。

小結御嶽海(26=出羽海)は関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)を寄り切った。御嶽海は4勝無敗。

人気力士の前頭9枚目遠藤(28=追手風)は同十枚阿炎(24=錣山)に押し倒された。

前頭二枚錦木(28=伊勢ノ海)は横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が引退を表明したため不戦勝となった。

稀勢の里引退で錦木の不戦勝(撮影・柴田隆二)

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錦木が鶴竜から初金星、1横綱2大関撃破の勢い本物

錦木(左)は寄り切りで鶴竜を破る(撮影・小沢裕)

横綱初挑戦の東前頭2枚目錦木(28=伊勢ノ海)が、鶴竜を寄り切り、初金星を挙げた。初日に豪栄道、2日目に栃ノ心と2大関を破った勢いをそのままに、横綱も撃破した。

初挑戦で初金星は17年秋場所の阿武咲以来。稽古や横綱土俵入りを共にしてきた鶴竜相手に、恩返しの白星となった。

初土俵から77場所目にして迎えた結びの一番。緊張はなかった。立ち合いで左下手を取ると、一気に前へ。土俵際で逆転の上投げをもらうも、かまわず出た。鶴竜の体が飛んだのが先か、錦木の右足が出たのが先かで物言いがついたが軍配通り錦木の白星。21本の懸賞を表情一つ変えずに受け取った。

支度部屋に戻ると頬が緩んだ。「稽古もずっとやってきたし、土俵入りもしている。やっと恩返しができた」。15年夏場所で新十両昇進して以来、場所前に行う時津風部屋への出稽古で何度も胸を借りた。鶴竜の横綱土俵入りでは、露払いや太刀持ちを2年以上務めている。ようやく同じ土俵に立ち一発で恩返しした。

これまでの苦労が実を結んだ。新十両に昇進してから参加した巡業で、稽古土俵に上がらない日は1日もなかった。体調が悪くなっても「せめて一番だけでも」と土俵にこだわった。「インフルエンザがはやった時も巡業が終わった後にかかったり、巡業中に体調が悪くならないんです」とポツリ。誰よりもコツコツと積み上げてきた。

悩みが一つあったが、解消された。「北勝富士も初日と2日目で大関に勝って自分がかすんでたけど、今日はさすがに俺ですね。俺も負けてられない」と急成長する若手にライバル意識を燃やしていた。4日目は進退問題を抱える稀勢の里。「調子がいいから、ちょっとだけチャンス」と2日連続の金星を狙う。【佐々木隆史】

支度部屋で笑顔を見せる錦木(撮影・鈴木正人)
稀勢の里(右)に向かい落ちる鶴竜(左)、錦木(中央)(撮影・河田真司)

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御嶽海、横綱・大関撃破の3連勝もマイペース強調

豪栄道をすくい投げで下し3連勝としマウスピースを外す御嶽海(左)(撮影・江口和貴)

<大相撲初場所>◇3日目◇15日◇東京・両国国技館

御嶽海が稀勢の里、鶴竜の横綱連破に続き、大関豪栄道も撃破して3連勝だ。左上手でまわしを取られ、前に出られたが、土俵際で体を入れ替え、右から逆転のすくい投げを決めた。

「前に出られた時は慌てたし、焦った。(すくい投げは)体がよく動いている証拠じゃないですか」。同学年の北勝富士ほか世代の近い貴景勝、錦木、阿武咲らも3連勝と走るが「これからもしっかり気持ちを作ってやるだけ」とマイペースを強調した。

豪栄道(左)をすくい投げで破る御嶽海(撮影・河田真司)

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稀勢の里が3連敗、連続V狙う貴景勝、白鵬ら3連勝

栃煌山(右)に寄り切りで敗れる稀勢の里(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇3日目◇15日◇東京・両国国技館

進退をかける注目の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は前頭筆頭の栃煌山(31=春日野)に寄り切られた。これで初日から3連敗を喫した。

横綱白鵬(33=宮城野)は前頭筆頭逸ノ城(25=湊)を上手投げで3連勝。前頭2枚目錦木(28=伊勢ノ海)は鶴竜(33=井筒)を寄り切り、初金星を挙げた。物言いがあったが、判定は変わらなかった。

2場所連続優勝を狙う関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)は関脇玉鷲(34=片男波)を押し出し、初日から3連勝とした。

大関陣は高安(28=田子ノ浦)が前頭2枚目北勝富士(26=八角)に送り倒された。栃ノ心(31=春日野)は小結妙義龍(32=境川)に寄り切られて3連敗。豪栄道(32=境川)は小結御嶽海(26=出羽海)にすくい投げで3連敗となった。

人気力士の前頭9枚目遠藤(28=追手風)は前頭8枚目魁聖(32=友綱)に上手投げで敗れた。

貴景勝(右)は押し出しで玉鷲を下す(撮影・小沢裕)

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八角理事長「1つ1つ勝って」白鵬以外上位に奮起を

土俵際に追い込まれた白鵬(左)は素早い身のこなしでかわし栃煌山を突き落としで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇2日目◇14日◇東京・両国国技館

まだ2日目だというのに横綱、大関陣で無傷なのは横綱白鵬(33=宮城野)ただ一人になってしまった。

昨年11月の九州場所も、大関高安(田子ノ浦)が2日目を終わって唯一の全勝で、3月の春場所も横綱鶴竜(井筒)、17年秋場所も横綱日馬富士(伊勢ケ浜)だけと、屋台骨がグラグラと揺らいでいる。ただ、最近のこの3例は、横綱、大関陣に休場者がいる状況だった。

今場所のように、番付にしこ名が載る横綱、大関陣が初日から出場しての「2日目終了時に全勝1人」の不調ぶりは、11年秋場所までさかのぼる。この時は一人横綱の白鵬が連勝。3大関の日馬富士(○●)、把瑠都(●○)、琴欧洲(●●)には2日前までに土が付いた。なお08年九州場所では、初日から出場した1横綱、4大関の全員が2日目までに黒星を喫し、2日目で「全勝不在」となったが、最後は横綱白鵬が13勝2敗で9回目の優勝を飾っている。

白鵬の独走か、若手の貴景勝らが追随するのか、それともスタートダッシュに失敗した他の横綱、大関陣の奮起なるか-。やはり、ここは上位陣の立て直しに期待がかかる。八角理事長(元横綱北勝海)は「みんな分かっていると思うけど、上位陣に言えることは、粘り強く1つ1つ勝って行くこと。勝てば気持ちも変わってくる」と稀勢の里を含めた上位陣に期待した。

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横綱鶴竜が今場所初黒星「立ち合いで上体が起きた」

鶴竜(右)を押し出しで破る御嶽海(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇2日目◇14日◇東京・両国国技館

横綱鶴竜(33=井筒)は御嶽海に何もさせてもらえず、早くも黒星を喫した。

正面からぶつかるも押し込めずにずるずると土俵際へ。もろ手つきも決まらず、強烈なはず押しであっけなく押し出された。

「立ち合いで上体が起きてしまった。まずは立ち合い。自分の立ち合いをしっかりしないと」と反省することしきりだった。

鶴竜(左)は御嶽海に押し出しで敗れる(撮影・小沢裕)

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御嶽海が横綱連破「若手のリーダー」として存在感

ファンが待ち構える中、国技館を後にする御嶽海(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇2日目◇14日◇東京・両国国技館

小結御嶽海(26=出羽海)が、初の横綱戦2連勝でロケットスタートを決めた。初日の稀勢の里に続き、この日は鶴竜を一方的に攻めて押し出した。昨年は名古屋場所で初優勝を飾ったものの、横綱には1年間で1勝6敗。わずか2日で昨年を上回り、若手のリーダーとして存在感を見せつけた。横綱、大関の上位陣で2連勝は白鵬1人だけとなった。

御嶽海の技が横綱をしのいだ。鶴竜のはず押しを、両手で下からあてがい、じわっと前に出た。体を起こして、押し出した。「前に出られましたね。(はず押しに)うまく反応できました」。初日は稀勢の里の左差しを強烈なおっつけで封じ、押し出した。攻防一体。2日とも横綱にほぼ何もさせなかった。完勝で、自身初の横綱戦2連勝を飾った。

御嶽海は「ずっと平常心でいきます。気持ちを切り替えて、また明日」と言った。浮かれず、自分に言い聞かせるように話すのは、培った経験があるからだ。横綱戦は不戦勝1つを除き、9勝20敗。対戦が始まった16年は6戦全敗、17年は6勝9敗と手応えをつかみながら、昨年は初場所の鶴竜戦1勝後に5連敗。初優勝を飾った名古屋場所は3横綱休場で対戦がなかった。17年春場所から12場所連続で三役の座を守る。20代力士では大関10場所目の高安を除き、文句なしの安定感と実績で「若手のリーダー」の自負を口にするのは当然だが、自分でも物足りなさを感じているはずだ。

大関以上の2連勝は、早くも白鵬だけ。2連勝組には先場所優勝の貴景勝、錦木、北勝富士、阿武咲、豊山ら若手が目立つ。「そこは特に意識しません。自分の相撲を取るだけです」。場所前の稽古は数字上、精彩を欠いていた。7日の稽古総見は5戦全敗。8日の春日野部屋との合同稽古は栃煌山、碧山の平幕2人に10戦全敗。ところが、本場所になると別人になる。いわゆる“場所相撲”でマイペースを貫き、白星を重ねるつもりだ。【加藤裕一】

鶴竜(右)を押し出しで破る御嶽海(撮影・河田真司)

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八角理事長、連敗の稀勢の里に「気持ちしかない」

逸ノ城にはたき込みで敗れ悔しい表情を見せる稀勢の里(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇2日目◇14日◇両国国技館

進退をかけて臨んだ場所で初日から2連敗。横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)の敗戦に、協会関係者も言葉を慎重に選んだ。

八角理事長(元横綱北勝海)は取組前、勝負のポイントとして「(稀勢の里は)がっぷりにならないこと。でも稀勢の里自体の相撲が、がっぷりの相撲。白鵬や鶴竜のような器用さはないから、上手を取って寄っての相撲しかない。持ち味の相撲を取りきるしかないのでは」と推測していた。

いざふたを開ければ、突き押しの離れて取る相撲で、最後は距離を取られ足が出ずに前にバッタリ。はたきこまれての黒星に「(攻めようとする)気持ちはあった。気持ちは行っているけど、足がついていかなかった。突き落とされ気味になってからの腰が、軽くなったというか浮いてしまった。いなされた後は、手だけで行っている」と解説した。今後の立て直しについては「気持ちだろう。ここまで来たら気持ちしかない」と話した。

また幕内後半戦の審判長を務めた審判部の藤島副部長(元大関武双山)は「攻めてはいた。昨日よりは、いいんじゃないですかね」と話した。「負けていて『いいんじゃないか』というのも失礼ですが」と前置きした上で「攻めていって前に落ちている分、きのうよりはいい」と補足した。稀勢の里の心中をおもんぱかるように「いろいろなプレッシャーに打ち勝って横綱になったんだから(ここが)勝負じゃないですか(まだ)2日目だから。悔いのない相撲を、と1日1日、心がけているのでは」と続けた。

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