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鶴竜が霧馬山と三番稽古「伸びしろはたくさんある」

横綱鶴竜(右)と三番稽古する霧馬山

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が8日、報道陣の電話取材に応じ、無観客開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて相撲を取る稽古を開始したことを明かした。部屋の平幕の霧馬山と三番稽古を行ったといい「今日から相撲を取る稽古を始めた。2カ月ぶりくらい。体はいい感じ」と久しぶりながらも手応えがあったという。

同郷のモンゴル出身で、7月場所を自己最高位で迎える霧馬山。24歳と若くて勢いがあり「力強さがある。これからもっと良くなってくれば上位にずっと居続けられると思う。技術はまだまだもっと覚えていくことあるけど、これから稽古していけばもっとよくなる。稽古してても力を抜かずに精いっぱいやるところがいいなと思う。体勢が悪いと諦める人もいるけど、力を抜かないことが大事。まだまだ伸びしろはたくさんある」と評価。出稽古が禁止の状況で、貴重な稽古相手となっているようだ。

それでも出稽古禁止の状況に戸惑いはある。本場所前は、出稽古でさまざまな力士を相手に相撲を取って仕上げる。「出稽古をやらないというのは1回もない」と未知の経験。ゆえに「ケガすることが1番じゃないかな。後はやっぱりいい相撲を取れるかどうか。部屋だけの稽古で本場所に臨むことが一回もないので。それが難しいところかな」と横綱とは言え、心配事は多い。予定している初日まであと11日。「それでも精いっぱい、ベストを尽くすしかない」と言い訳はしない。

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霧馬山「夢みたい」白鵬や朝乃山との相撲に胸躍る

横綱鶴竜(右)と三番稽古する霧馬山

新入幕から3場所目で番付を西前頭3枚目まで上げた霧馬山(24=陸奥)が8日、報道陣の電話取材に対応し、近況や開催を目指す7月場所(19日初日、両国国技館)への思いなどを語った。

これまで稽古は横綱鶴竜(34)との、ぶつかり稽古などを行っていたが、この日初めて、連続して相撲を取る三番稽古を、10番ほど取ったという。全敗だったといい「さすが、すごい横綱だなと思いました。立ち合いで前みつを取る自分の相撲が、さすがに取れなかった」と脱帽した。横綱からの指名だったそうで「横綱が(陸奥)部屋に来て良かった」。昨秋、鶴竜から井筒部屋から陸奥部屋へ転籍以降、ぶつかり稽古を除けば、初めて胸を合わせたという。

これまでは「自分の弱い筋肉とかを鍛えてきた。もっと強くしたいなと思って毎日やっています」と振り返り、四股は1日200~300回、踏んだという。体重は現在、140キロ。食事については鶴竜から、かねて「ちゃんと食べるように」と指導されており、今も「いつも横綱の隣で2杯、3杯とか」食べているという。おかげで135キロまで落ちた体重も戻った。理想は150キロだという。

モンゴルの家族とは、頻繁に連絡を取り合っているようで「東京、日本どうなっている? 気をつけてって言われている」。モンゴルでは現在、新型コロナウイルスの感染者は出ていないという。

感染防止には、当然のように外出の際は「ちゃんとマスクして、帰ってきても手洗いうがい、それもちゃんとやって、あんまり外に出られないですね。出ると怖いので、部屋でもゲームとか映画見たりとかして」気分転換を図っている。普段より自分の時間ができることで「日本語を覚えるチャンスですから」とプラスにとらえる。

平幕上位で、横綱や大関と上位総当たりが予想される。「ちょっと緊張していますね。やっぱり横綱、大関と当たるので、自分の中で緊張しているんですけど、すごい楽しみにしています」とし「誰とやるのが一番楽しみか」という問い掛けには「やっぱり白鵬関とか、大関朝乃山関とか。夢みたい」と楽しみにしている。

その7月場所は「とりあえず勝ち越しですね」と目標を設定。金星も熱望する。鶴竜の転籍で本割での対戦はないが「同じ部屋になって今、胸を合わすのは、場所よりも稽古する方がすごいうれしい」と精進の糧にする。一方で、解禁されないまま本場所を迎える可能性がある出稽古については「できれば行きたかった。時津風部屋に行くと、いろんな人いるので」と「しょうがないですね、協会で決まっているので」と割り切りつつ残念そう。その分は、部屋での鶴竜との稽古を「出来ることが最高。今は1番(でも)勝ちたいです。1番勝てれば自分で自信になります」とモチベーションにする。

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両横綱が心境吐露、出稽古できない現状に不安募る

白鵬(2019年7月19日撮影)

白鵬、鶴竜の両横綱が6日、出稽古ができない現状に不安を募らせた。

2場所連続の優勝を目指す白鵬は、電話取材で「普段であれば来週辺りは出稽古。そこがどうか」と心境を吐露。一方で4月から約1カ月間を休養に充てたといい「古傷が良くなったし、逆に相撲が取りたい」と気持ちは高まっている。鶴竜も「当たり前にやってきたもの(出稽古)がないというのは、ちょっと不安がある」としつつ「ベストを尽くしてやるしかない」と気を引き締めた。

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荒磯親方が誕生日、大学院で力士育成研究/一問一答

荒磯親方(2019年9月29日撮影)

大相撲の荒磯親方(元横綱稀勢の里)が3日、34度目の誕生日を迎えた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により名古屋市で行われてきた7月場所(19日初日)が、開催場所が東京・両国国技館に変更。都内の自宅から報道陣の電話取材に応じ「相撲界に入って東京で誕生日を迎えたのは初めて。いつもは名古屋で迎えているので不思議な感じです。(名古屋以外での誕生日は)中学生ぶりですね。相撲界で生きている人間としては、(自分の誕生日を)東京で迎えることが2度とないようにと思っています」と複雑な心境を明かした。

主な一問一答は以下の通り。

-自粛生活の中での誕生日をどのような気持ちで迎えたか。

荒磯親方 数人から連絡は来ましたが、特にお祝いしてもらうとかはないですね。こういう状況ですから。いつも通りという感じです。

-今は稽古場に下り、まわしを締め指導しているか。

荒磯親方 相撲は取っていませんが、まわしを締めて土俵に下りて、若い衆に(ぶつかり稽古などで)軽く胸を出したりしています。

-春場所で左大腿(だいたい)二頭筋を痛めた高安関の現状は。

荒磯親方 若手と稽古をしていますが、腰の決め方など、いろいろ工夫しながらやっています。見ている感じでは、少しずつですが良くなっている感じです。(7月場所の出場は)問題ないと思います。あと2、3週間ぐらいで、どのように持っていくか。出稽古に関してもどうなるか分からない状況ですが、それなりに調整してくれると思います。高安も来週ぐらいから相撲を取ると思うので、(自分は稽古相手として)しっかり体はつくってきました。

-夏場所が中止になった影響は、力士にとってどのように作用すると思うか。

荒磯親方 私も1場所中止を経験しています(関脇だった2011年春場所)。これだけ間が開くと、体調管理など今まで積み重ねてきたものがいったん切れたりする力士もいると思います。私もそういうところで調整に失敗してしまったというところがありました。10勝、10勝で来たところで、ぎりぎり勝ち越し。初日を迎えても、なんとなく調整がうまくいかなかったかなと感じました。(7月場所を迎える力士も)それなりに難しい調整になってくると思いますが、白鵬も鶴竜もそうですが、ベテラン力士は2011年の中止を経験しているので、そういう経験を生かせるのかなと思います。抜くところは抜いて、やるところはやるというように。

-出稽古が制限され、相撲を取る稽古も各部屋とも一時自粛していた。力士に与える影響は。

荒磯親方 稽古ができなければ、やれないなりに脳みそを使って考える。それがいい方向に向かう力士もいると思います。勝つためにどうしようかと余計に考えたり、立ち合いの形をどうしようか、腰の形をどうしようかと考えたり。今までできなかったことができる可能性もあるので、駄目と思われがちですが、ピンチをチャンスに生かせる力士もいると思います。そういうところで、いいきっかりになるチャンスかもしれません。頭がなくては相撲は勝てません。そういうところをみんなが生かしてもらえればと思いますね。

-早大大学院での研究は、現在どのような形で、どのようなテーマに取り組んでいるか。

荒磯親方 現在は大学院には行けないので、週4日、1日3時間ぐらい、リモートで授業を受けているという感じです。エクセルを使った授業もあります。自分が何をしたいか、力士育成もそうですし、部屋としてどうしていくかも研究の題材になっています。それに対して研究をして、リポートにまとめて、パソコンで発表するということもやっています。(指導に当たる)平田教授が考えた『トリプルミッションモデル』という『勝利、資金、普及』の3つがうまく回ったところがうまくいくというスポーツ界のモデルを、力士や部屋に当てはめてみたりもしています。

-学生として、勉強ができるという喜びはあるか。

荒磯親方 ついていくのが必死で、喜びは感じていないかもしれません。遅れちゃいけないし、パソコンを使ったのも初めてだし。それが、この3カ月でした。喜びを感じるのはこれからかもしれません。

-相撲を待ち望むファンへのメッセージは。

荒磯親方 このような状況が早く収まることが一番。(新型コロナウイルスに)感染したり、亡くなられた方もいらして、相撲界も残念なことがありました。いろいろなことを生かしながら、また明るい相撲界になることを祈ってますし、普及につながるように親方として相撲協会のために一生懸命動いて、みなさんが安心して相撲が見られるように、いい相撲を提供できるように頑張っていきたいと思っています。ファンあっての大相撲。私も大歓声をもらって力になっていましたし、ああいう(大観衆の)ところでやれるのが幸せでした。そういうのが早く戻ってほしいですね。

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コロナ感染ゼロ岩手出身の鉄人錦木、自粛と家族語る

岩手県出身の錦木(2019年12月18日撮影)

コロナ感染者が出ていない岩手出身の鉄人が、愛する妻と娘のためにお酒を控えている。大相撲の東前頭16枚目錦木(29=伊勢ノ海)が、30日までに日刊スポーツの電話取材に応じ、出稽古禁止など外出自粛生活の近況を明かした。幕内では1年半ぶりの勝ち越しを目指し、7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて調整中。昨年11月に第1子が生まれ、一家の大黒柱としての自覚も強まっているという。

   ◇   ◇   ◇

6月中旬から申し合いを再開した錦木は「久々で体が痛いですよ」と笑った。場所前は通常、出稽古を中心に番数を重ねていた。コロナ禍の影響で当面、部屋での調整が続くため「場所でちゃんと相撲を取れるか不安」と本音を吐露しつつ「基礎はみっちり。やれることはやった」と力を込めた。

感染予防でアルコール消毒をする機会は増えたものの、アルコールの摂取量は減った。「週8くらいで飲む」という大の酒好きだが昨年11月に第1子の長女、楓香(ふうか)ちゃんが誕生。「酔っぱらってモノでも落としたら嫁さんに怒られる。しっかりしなきゃなと。最近は飲まなくて、むしろお酒弱くなったかも」。桃代夫人にオムツの替え方を教えてもらい、外出自粛期間中は育児に協力。「オムツにしても、基本は(地方場所などで)家にいなかったので難しい。この期間でやっぱり奥さんが一番大変だなと感じた」。妻への感謝の思いが募った。

出身地の岩手で東京五輪の聖火ランナーを務めるはずが、1年延期になった。「最終ランナーだったので残念です」。一方で岩手のコロナ感染者がいまだゼロ。錦木自身も初土俵から14年間、休場がない。岩手県人は体が丈夫なのか? 「僕も驚いてます。たまたまじゃないですか(笑い)」。

昨年は幕内で年6場所全て負け越した。再入幕の春場所でも6勝9敗。7月場所は「とりあえず勝ち越したい」。パパになった錦木は、巻き返しに燃えている。【佐藤礼征】

◆錦木徹也(にしきぎ・てつや)本名・熊谷徹也。1990年(平2)8月25日、盛岡市生まれ。盛岡市立米内中を経て、中卒で06年春場所初土俵。15年夏場所で新十両昇進を果たし、所要6場所で新入幕。19年初場所の東前頭2枚目が自己最高位で、同場所で横綱鶴竜から初金星を挙げた。視力は0・1を切り、土俵外ではメガネがトレードマーク。中学時代は卓球部に所属していた。得意は押し、寄り。185センチ、170キロ。

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鶴竜「元気な姿を」7月場所へ順調な調整アピール

鶴竜(2019年8月26日撮影)

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が19日、協会を通じて「基礎をしっかり鍛え直す時間ができた」と、順調な調整ぶりをアピールした。

日本相撲協会が無観客での開催を目指す7月場所初日まで、ちょうど1カ月。都道府県をまたぐ移動の自粛要請が解除されたものの、出稽古解禁などの見通しは立っていない。通常とは違った調整となり、本場所への影響も懸念されるが「みんな同じ条件なので、それぞれが力を出し切っていい相撲が取れればいいと思います」と、淡々としていた。

東京での無観客開催を目指す7月場所に向けて、協会では芝田山広報部長(元横綱大乃国)をリーダーとしたプロジェクトチームが週明けにも始動。力士らの安全を守るため、協会員が一丸となって開催の準備を進める。力士会会長も務める鶴竜は「いろいろな方々の協力があり、自分たちは相撲を取ることができているので、感謝の気持ちを持ってやっていきたい」と話した。

3月の春場所から3カ月弱。本場所再開を心待ちにする大相撲ファンに向けて、鶴竜は「皆さんに元気な姿を見てもらえるように、頑張ります。力士全員、一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。

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鶴竜ぶつかり稽古再開「ここからじっくり体作って」

鶴竜(2020年3月2日撮影)

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が17日、日本相撲協会を通じて、自身の現状を明かした。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、各師匠判断となっているぶつかり稽古を13日から再開。「久しぶりでしたが、またここからじっくり体を作っていこうという気持ちです。これから徐々に感覚を戻していきます」とコメントした。

プロ野球やJリーグなど、さまざまなスポーツが開幕、再開へと動きだそうとしている中、日本相撲協会も7月場所(19日初日、東京・両国国技館)の無観客開催を目指している。鶴竜は「しっかり良い準備をして、皆さんに喜んでもらえるような相撲を取りたい。今まで同様、常に良い準備をしておくこと。それだけです」と意気込んだ。

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4位鶴竜へエール「霧馬山にも厳しくも心優しそう」

第9回大相撲総選挙にご投票いただき、ありがとうございました。投票だけでなく、多くの皆さまから熱いメッセージをいただきましたので、ごく一部ですが紹介いたします。

4位 鶴竜 2993票

★入門して相当の努力を重ねてきた大横綱。だからこそ人の気持ちを考え、優しく誰からも慕われるのだと思う。付け人が出世するというのも納得。鶴竜関の笑顔を見ると幸せな気持ちになります。(30代女性)

★去年の名古屋場所で出待ちをしていたら、鶴竜関が車の窓を開けて手を振ってくださいました。その後しばらくして、「鶴竜関こっち向いて!」と叫んだらまた笑顔で手を振ってくださって、本当にファン思いな横綱だと思いました。その場所で優勝して本当にうれしかったです。(10代以下女性)

★かわいい横綱。力士会の長としても素養十分。(50代女性)

★優しく芯の通った行動や発言、温厚な人柄に好感。(30代女性)

★先代の井筒親方の秘蔵っ子だから(東京場所の優勝バレードから部屋に戻った鶴竜関を迎える親方の笑顔が今でも忘れられません)。(40代男性)

★鶴竜関は横綱なのにとても謙虚で人間として尊敬します。優しくて強いは僕たちの憧れです。(10代以下男性)

★もろ差しのうまい相撲とそのお人柄にほれる。全てを包み込んでくれるような力士会長。(40代女性)

★頭脳明晰(めいせき)な人格者。将来は理事長になって相撲協会を引っ張って行って欲しい。(50代女性)

★鶴竜関が好きで相撲を見に行くようになりました。稽古や指導に熱心で確かな技術面や安定した精神面はもちろん優しい性格や知的なところ、かわいらしい笑顔も魅力的です。まだまだ現役で賜杯を抱く姿を見たいです!(30代女性)

★鶴竜の真面目で基本に忠実な相撲が大好きです。(30代男性)

★大相撲の良心。協会に残って沢山の関取を育ててほしい。(50代男性)

★「神」になられても人間性は変わらず常に温厚。「ファンあっての大相撲だ」を地で行くその器。(40代男性)

★優勝インタビューで自分のことよりもファンへの感謝を示すなど、謙虚でおっとりした姿が好き! 付け人や部屋の霧馬山にも厳しくも心はとても優しそう!(20代男性)

★そろそろ理想の上司ランキングに入ってきてもおかしくない!(40代女性)

★鶴竜関は、優しさがあり、頭を使った相撲や、一気に出る相撲も強いから。(10代以下男性)

★かつてこれほど気持ちの穏やかな横綱がいただろうか? 力士の手本! 人格者!(40代男性)

★鶴竜の背中を見て関取になる力士が多いですね。私もできることなら鶴竜の付け人になりたいです。(30代女性)

★鶴竜関は外国出身力士にもかかわらず、相撲をしている時に日本人横綱のように表情も変わらず荒れた相撲をしない。相撲以外で見せるにこぉっとした笑顔のギャップにいつも魅了されています。そして日本人よりも日本語がうまい。(30代女性)

★「人格者」として横綱の地位に昇りつめ、その姿勢は今も変わることなく低い心に引かれる。「強さ」とは力だけではないことを彼が証明してくれている。(20代男性)

★横綱のおおらかな人柄が好き。優しそうなお顔に癒やされています! 3人目のお子さん誕生おめでとう!(30代女性)

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大相撲総選挙の投票受付中 選挙風ポスター公開

<第9回 大相撲総選挙>

大相撲の人気NO・1力士は誰か? 日刊スポーツ新聞社は第9回大相撲総選挙を実施しました。対象は夏場所番付の幕内力士42人。今回はインターネットのみで6日まで投票を受け付けました。結果は6月上旬の紙面でも発表します。

白鵬

優勝44回など、いくつも最多記録を持つ。中でも51場所連続2桁勝利はまず破られないとみられている。前人未到の世界を生きる

鶴竜

付け人を始め、若い衆からの信頼が厚い横綱。めったなことでは怒ったりしない温厚な人柄は、相撲ファンにも支持されている

貴景勝

雑念を捨てて集中すれば、火も涼しく感じる。相撲にすべてをささげ、気持ちの強さが持ち味の貴景勝にぴったりの四字熟語

朝乃山

新大関として迎えるはずだった夏場所は中止になった。だが、朝乃山にとっては大関も通過点のはず。横綱も狙える実力者だ

正代

心にくもりがない。時に発言が慎重になるが、これは正直に気持ちを打ち明けているからこそ。相撲の取り口も正々堂々が信条だ

御嶽海

「乾坤一擲(けんこんいってき)」は運命をかけて大勝負することを言う。御嶽海は優勝経験もあり勝負強いタイプ。大関候補の1人

大栄翔

骨身を惜しまず、全力を尽くすことが「粉骨砕身」。体全体を大きく使って相手に立ち向かう大栄翔の相撲は、まさにこれだ

隠岐の海

空を行く雲、流れる水のように、隠岐の海は気負うことなく自然体。ベテランらしくあたふたせず、よどみなく土俵に立ち続けている

遠藤

相撲に流れがあり動きに無駄がなく、理詰めで相手を追い詰める。支度部屋では多くを語らず、落ち着き払っているさまは明鏡止水

豊山

今回が自己最高位の西前頭筆頭。本来の実力は出し切っておらず、三役以上を虎視眈々(たんたん)と狙っている。朝乃山のライバル

隆の勝

春場所で12勝を挙げ、初の三賞となる敢闘賞を受賞。一気に番付を上げてきた25歳はまさに新進気鋭。愛称の「おにぎり」も定着

阿武咲

「土俵で花が咲くように」との願いを込めてしこ名が付いた。運動能力が高く、歌もうまい。まさに「華がある」力士の1人だ

宝富士

左四つになれば上位にも負けない。がっぷりの体勢から稀勢の里に勝ったことも。かつて魁聖に「左四つのモンスター」と言わしめた

霧馬山

陸奥部屋のホープ。鶴竜が転籍してきて、稽古場で胸を借りながら学んでいる。まだまだ伸びしろも多く、土俵の内外で奮闘中だ

覚悟を決めて角界入りしてから、横綱を目指す意志は今も変わらない。不器用で真面目。いつでも妥協せず、一生懸命に稽古している

碧山

太い腕を生かした強力な突き押しが武器。立ち合いから迷いなく、一刀両断のごとく相手に立ち向かう

阿炎

言動に自分らしさがあふれ出る。周囲がハラハラすることもあるが、これもまた阿炎の魅力。相撲っぷりも個性があふれ出ている

北勝富士

鋭い立ち合いは、まるで狩りに向かうライオンのような迫力。埼玉・所沢市出身。西武ライオンズ戦の始球式を務めたこともある

炎鵬

今、最も観客を沸かせることができる力士の1人。小兵ながら素早い動きと多彩な技で巨漢を倒す。まさに「銭の取れる」人気者だ

竜電

山梨県出身。甲斐の戦国大名・武田信玄の軍旗には「風林火山」と書かれていたとされる。疾(はや)きこと風のごとく-を体現する

 

照強

性格は明るく前向き、強気で意気軒昂。取組前の大量の塩まきはすっかり定着した。小兵ながらも、強いメンタルで幕内に定着した

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鶴竜、7月場所へ意欲「今は体つくるいいチャンス」

鶴竜(2020年3月2日撮影)

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が30日、AbemaTV放送の「大相撲ABEMA場所~記憶に残る名勝負100連発~ 二日目」にリモートで生出演した。

都内の部屋から出演したという鶴竜は、外出自粛が続く生活について「いつもは(家族と)一緒にいる時間が少ないので、全部がマイナスなわけじゃない」と前向きに話した。前日29日は長女アニルランちゃんの5歳の誕生日で、自宅で祝福。「ケーキを買って、家でできるかぎりのことをやった」と笑顔で話した。

出演中に01年九州場所で自身が前相撲を取る映像も取り上げられた。もろ手突きから頭をつけて素早く寄る相撲内容に、番組の解説を務める3代目元横綱若乃花、花田虎上氏も「この頃から低い当たりですね」と感嘆。花田氏に「頭から当たる怖さはありませんでしたか?」と問われると、鶴竜は「新弟子の頃は(昨年9月に死去した先代井筒)親方に『頭でいきなさい』と言われていた。同期と三番(稽古)をやってずっと頭で当たっていた」と、懐かしみながら振り返った。

3場所連続休場明けとなった春場所では、12勝3敗の優勝次点で綱の責任を果たした。7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて、基礎運動を中心に調整を進めている。「今はぶつかりもなし、申し合いもできないが、しっかり体をつくるいいチャンス。7月場所に向けて体をつくっていきたい」と意気込んだ。

約15分間の出演で終始笑顔。最後は花田氏に7月場所の目標を問われ「もちろん優勝を目指すので、応援よろしくお願いします」と、7度目の優勝を誓って締めくくった。

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鶴竜「7月場所でいい相撲が取れるように」準備する

鶴竜(2020年1月13日撮影)

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が25日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が東京を含む5都道県で解除される見通しとなったことを受けて、日本相撲協会を通じて「7月場所でいい相撲が取れるように、力士として引き続きいい準備をするだけ」とコメントした。7月場所(19日初日、東京・両国国技館)では昨年名古屋場所以来7度目の優勝を目指す。

4月に生まれた第3子となる次女を「エネルレン」と名付けたことも明かした。外出自粛生活が続き「子どもたちと一緒に遊んだり、下の子にはミルクをあげたりして過ごしている」と、家族と過ごす時間を充実させているという。

7月場所まで2カ月を切った。鶴竜は「基礎運動を中心にじっくり鍛えることができている。7月場所に向けて、自分のペースで徐々にやっていく」とマイペースを強調した。

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新大関朝乃山「優勝で自信に」昨年の夏場所振り返る

朝乃山(右)(2020年4月1日撮影)

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)と新大関の朝乃山(26=高砂)が24日、NHKで放送の「大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~」にリモート出演して近況などを語った。

本来ならこの日は延期となった夏場所の初日予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。日本相撲協会が無観客での実施を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて、朝乃山は「コロナは落ち着いてきたけど、見えない病気で油断はできない。(それでも)自分はどこが弱いのか見直して稽古したい」と意気込んだ。夏場所といえば、昨年に初優勝した場所。「去年の5月場所の優勝で自信に変わったので、ここまで来れたと思う。自分の右四つの相撲が取れるようになってから(大関に)結び付いた」と振り返った。

鶴竜は、恐縮した様子で「こんな大変な時期ですけど、先月に3人目の子どもが生まれました」と4月に次女が誕生したことを明かした。自粛生活が続く中、貴重な家族との時間を大切にしているといい「またこの子のために、という気持ちです」と気合を入れた。また力士会会長として「『ステイホーム』を守って乗り切って、大相撲を見に来てもらいたい」とファンに呼び掛けた。

鶴竜(2019年8月26日撮影)

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横綱鶴竜に3人目となる次女誕生「家族喜んでいる」

鶴竜(2020年1月13日撮影)

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が24日、NHK放送の「大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~」にリモート出演し、4月に自身3人目の子どもとなる次女が誕生していたことを明かした。

太田雅英アナウンサーの問い掛けに答える形で、番組終盤にリモート出演。同アナウンサーから自宅での過ごし方を問われて「こんな大変な時期ですけど先月に3人目の子どもが生まれて、家族と一緒にいて家族は喜んでくれていると思います。いつも巡業とかでいないので、そういう意味では喜んでくれていると思います。(性別は)女の子です」と明かした。

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夏場所中止でNHKが「特別場所」名勝負など放送

鶴竜

NHKが20日、中止になった大相撲夏場所に替わって24日から3週にわたって放送する「大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~」の番組内容を発表した。夏場所の初日、8日目、千秋楽の日程に合わせ、過去にNHKが制作した名勝負や名力士のドキュメンタリー番組を放送するほか、本場所再開を待つ現役力士が、3週連続でリモート出演をする予定。3週ともに総合テレビで放送される。

第1回(24日放送)は「歴史彩る横綱全盛期」と題して、元横綱千代の富士や朝青龍らに焦点を当てる。1987年(昭62)の「燃える九重名コンビ ~大相撲この1年~」と、2004年(平16)の「激闘 新たな夢へ ~大相撲この1年~」を放送し、横綱鶴竜と、春場所で大関昇進を決めた朝乃山がリモート出演で今の生活の日々を語る。

第2回(31日放送)のテーマは「しのぎを削ったライバルたち」。88年(昭63)放送の「名勝負 栃錦・若乃花」、92年(平4)放送の「柔と剛 ~柏鵬の時代(大鵬・柏戸)~」、同年放送の「綱とり三つどもえの戦い ~北の富士・玉の海・琴桜~」が再放送され、現役力士では大関貴景勝と、序二段から史上初の再入幕を遂げた照ノ富士がリモート出演する予定。

第3回(6月7日放送)では横綱白鵬と前頭炎鵬の特集が再放送される。昨年放送の「目撃! にっぽん おそれず“前”へ ~炎鵬 ともに戦う日々~」と、08年放送の「スポーツ大陸 激突 朝青龍と白鵬」。その白鵬と炎鵬もリモート出演する予定で、本場所再開への思いを語る。

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NHK「大相撲特別場所」放送、鶴竜らリモート出演

鶴竜

NHKは17日までに、中止になった大相撲夏場所に替わって「大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~」を3週にわたって放送すると発表した。

第1回は24日午後3時5分から午後5時15分。1987年の「大相撲この一年 燃える九重名コンビ」と2004年の「大相撲この一年 激闘 新たな夢へ」を放送し、横綱鶴竜、大関朝乃山がリモート出演で近況を語るという。

また、ABEMAは15日に「大相撲LIVEチャンネル」で「大相撲ABEMA場所~記憶に残る名勝負100連発~」を3回にわたって生放送すると発表。1回目は23日午後4時から。大相撲の歴史に残る名勝負100選を、「土俵際の大逆転劇集」「豪快な取組」「イケメン力士集」というテーマ別で振り返る。三役以上の力士もリモートで生出演予定。

朝乃山(20年1月撮影)

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横綱鶴竜「7月場所で元気な姿見てもらえるように」

鶴竜(2020年1月13日撮影)

大相撲夏場所(24日初日、東京・両国国技館)が新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の延長により中止となったことを受け、横綱鶴竜(34=陸奥)が4日、日本相撲協会を通じて談話を発表した。

「今できることを継続して行い、7月場所で皆さんに元気な姿を見てもらえるようにしっかり準備します」とコメントした。

鶴竜は3場所連続休場明けとなった3月の春場所で12勝3敗の成績を残し、優勝次点だった。

協会は7月19日に初日を予定していた名古屋場所の開催場所について、名古屋市内のドルフィンズアリーナから東京・両国国技館に変更することも発表している。3月の春場所と同様に無観客開催を目指す方針だ。

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鶴竜「いい準備を」開催不透明も夏場所へ基礎運動

鶴竜(2020年1月13日撮影)

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が28日、日本相撲協会を通じて談話を発表し、夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)に向けた調整について「今できること、やるべきことを行ってきた。四股、すり足など基礎運動を中心に行っている」と話した。

前日27日に夏場所の新番付が発表され、西の横綱に就いた。3場所連続休場明けとなった3月の春場所では、12勝3敗で優勝次点。夏場所では5場所ぶり7度目の優勝を目指す。

本来28日は力士会が行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により取りやめとなった。力士会会長を務める鶴竜も「手洗い、うがい、消毒などを継続して行っている」と感染予防に注力している。2週間延期となった夏場所は開催が不透明な状況だが「常にいい準備をしておくことが大切」と、力強く語った。

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朝乃山昇進で「横綱大関」併記1場所で解消/新番付

大関昇進の伝達を受ける朝乃山(右)と高砂親方(代表撮影=2020年3月25日)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

横綱は3場所連続で東に白鵬(35=宮城野)、西に鶴竜(34=陸奥)が就いた。3月の春場所では、千秋楽相星決戦で優勝を争った両者は、白鵬が2場所連続45回目、鶴竜が5場所ぶり7回目の優勝を目指す。

新大関の朝乃山(26=高砂)は西に就いた。新大関誕生は昨年夏場所の貴景勝以来で、高砂部屋からは02年秋場所の朝青龍(元横綱)以来、富山県出身では1909年(明治42年)夏場所の太刀山以来、111年ぶりとなる。近大出身では、師匠の高砂親方(元大関朝潮)以来37年ぶり、学生相撲出身では07年秋場所の琴光喜以来8人目。三役在位3場所での新大関昇進は、照ノ富士の2場所に次ぎ大鵬、豊山、雅山と並ぶ2位のスピード昇進(58年以降)。三段目付け出しデビューでの大関昇進は初めてとなった。

また、5場所ぶり2度目のかど番となる貴景勝(23=千賀ノ浦)は東大関。先場所は大関が貴景勝1人で、38年ぶりに西横綱鶴竜が番付上「横綱大関」と併記されたが、それも1場所で解消された。

関脇は先場所、西だった正代(28=時津風)が、2場所連続在位の東へ(三役も2場所連続)。西は御嶽海(27=出羽海)が、3場所ぶりに(三役としても)復帰した。

小結は、東が2場所ぶり復帰の大栄翔(26=追手風)、西はベテラン隠岐の海(34=八角)が4年(24場所)ぶりの返り咲きとなった(三役としては関脇だった16年九州場所以来、21場所ぶり)。

夏場所は、通常通りなら5月22日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。24日の初日を迎える(いずれも未定)。

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琴奨菊あと43 寺尾に並ぶ通算勝利10傑/新番付

琴奨菊(撮影・河田真司)

日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、夏場所開催の可否は決まっていない。

現役力士の今場所達成可能な歴代10傑入りなどの記録は以下の通り(在位したことで達成済みも含む)。

【通算勝利数】

既に横綱白鵬(35=宮城野)が1160勝で歴代トップに君臨。どこまで伸ばせるか注目だ。ちなみに現役2位は琴奨菊(36=佐渡ケ嶽)の817勝。歴代10位の寺尾(元関脇=現錣山親方)まで43勝だ。

【幕内在位場所数】

今場所で白鵬が歴代5位の95場所、琴奨菊が同8位タイの90場所。現役3位は横綱鶴竜(34=陸奥)の80場所。ちなみに歴代1位は元大関魁皇(現浅香山親方)の107場所。

【幕内出場回数】

琴奨菊が歴代6位の1306回、白鵬が同10位の1253回。現役3位は栃煌山(33=春日野、今場所は十両)の1132回。なお歴代1位は、元関脇旭天鵬(現友綱親方)の1470回。

【幕内勝利数】

白鵬が1066勝で、2位の魁皇に187勝もの差をつけ歴代トップ。歴代8位に琴奨菊(708勝)が名を連ねる。

【通算連続出場】

初土俵以来、無休の「鉄人記録」の歴代10位に1256回の玉鷲(35=片男波)が入っている。04年春場所の序ノ口デビューから足かけ17年の「皆勤賞」だ。

【金星獲得】

現役力士で歴代10傑入りは不在だが、今場所チャンスがあるとすれば現在7個の北勝富士(27=八角)。横綱2人を倒せば通算9個で10位タイに滑り込む。西前頭5枚目で、番付通りなら上位総当たりとはならないが、優勝争いに加わるような快進撃を見せ、両横綱との対戦が組まれればチャンス到来となるが、果たして…。

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新大関朝乃山は朝稽古、横綱2人は動じず夏場所待つ

日本相撲協会は3日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、5月10日に初日を迎える予定だった大相撲夏場所(両国国技館)開催の2週間延期を決定した。 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けての決定で、夏場所の新日程は5月24日が初日で、6月7日が千秋楽。協会は今後も情勢に注視しながら、通常開催、縮小開催、無観客開催、中止などを検討するとした。合わせて7月の名古屋場所開催の2週間延期も発表した。

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夏場所延期について、休場明けの春場所で優勝した横綱白鵬は「中止ではなく延期になったということは力士として前向きに受け止めています。新しいケガや、古傷を治す時間を与えてもらったと考えて頑張っていきたい」と前向きだった。横綱鶴竜も「日々の稽古に励んで、やるべきことを準備して待つだけです」と動じず。新大関の朝乃山は、都内の部屋で朝稽古を行い、55キロの砂袋を担いでのすり足などで汗を流した。「立ち合いの鋭い踏み込みや瞬発力が大事。前に出れば自分の持ち味が生きる」と語った数時間後に延期が決定。晴れの舞台が遠ざかることとなった。

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