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ケニー・オメガ3連勝もトンガとの因縁対決は大荒れ

試合中、ガッツポーズで雄たけびを上げるケニー・オメガ(撮影・鈴木正人)

<新日本:G1クライマックス28>◇21日◇後楽園ホール


 IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(34)が、内紛騒動に翻弄(ほんろう)されながらも、Bブロック唯一の3連勝を飾った。

 リーダーを務める「バレット・クラブ」で反旗を翻すタマ・トンガ(36)と因縁の対決。他選手の乱入など混乱のリングの末、最後はトンガの審判への攻撃により9分55秒で反則勝ちとなった。

 トンガはロアとファレを連れ立って3人でリングイン。オメガが選手コールを受けているときに、背後からロアが急襲し、リングはいきなり混乱した。場内の大ブーイングの中でオーエンズとペイジが救出に現れ、ようやく試合開始のゴングとなった。

 ただのシングルマッチでは終わらない空気が会場を満たす中で、要所でVトリガーを決めたオメガに流れは傾くかに見えたが、すぐに再びロアが乱入。パイプ椅子でオメガの膝裏を打ち抜くなど、1対2の局面が目立った。混乱に拍車がかかる中、最終的にはトンガが海野レフェリーにガンスタンを見舞う狂行に及んで、反則裁定で試合は決まった。

 3連勝という結果は残ったが、オメガは「トンガ、お前は去年から1ミリも変わってないんだな」と嘆き節。オーエンズ、ペイジ、飯伏に支えられながら、「G1なんて何の意味もないと言っていた。今年も始まったらこのざまだ。2点獲得することも、ファイナルに行くことも、お前には何の意味もないんだろう。そして、お前らは自分たちのユニットの方向性を宣言することにしか意識を向けていないんだ。だが、俺にはここにいる仲間たちがいる」と述べた。

タマ・トンガ(左)にキックを入れるケニー・オメガ(撮影・鈴木正人)
飯伏幸太(右)の肩を借りて引き揚げるケニー・オメガ(撮影・鈴木正人)

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矢野通フェアプレー宣言どこに…背後タックル初白星

飯伏幸太(左)にタックルをする矢野通(撮影・鈴木正人)

<新日本:G1クライマックス28>◇21日◇後楽園ホール


 「敏腕プロデューサー」矢野通がついに馬脚を現した。

 日大レスリング部の出身。開幕前に宣言していた。

 「私の2つの源流が世間を騒がしてます。1つ目は日大。反則の日大みたいなイメージが。もう1つはアマチュアレスリング。パワハラやいざこざという。飲み会などで日大レスリング部ですと言うと、白い目で見られたり笑われたり。もどかしくて。フェアプレー日大の精神で、アマレスリングの技術を駆使して戦い抜きます。真面目に、真面目に、です!!」。

 反則が代名詞のヒール職人のまさかのフェアプレー発言に、周囲は疑いの目を向けていたが、果たしてBブロック公式戦3試合目となったこの日、2連勝中の飯伏幸太との一戦で、ついに本性が…。

 試合開始直後こそ、レスリング仕込みの技を披露するも、場外に戦いの場が移ると、「やってられねえんだよ!」と明らかないら立ちを見せる。そして十八番、コーナーのクッション取り外し作業に入った。リングに戻ると、むきだしとなった四方の金具に飯伏を打ち付ける、本来の姿をさらした。さらに、テーピングで飯伏の両手首を縛って固定する暴挙に出た。

 両腕が使えないハンディを負った相手から打撃ラッシュ、その場飛びのムーンサルトプレスで反撃を受けたが、攻防にレフェリーを巻き込んでダウンさせると、その隙に金的。さらに、無防備になった背後からタックルをお見舞いした。まるで日大アメフト部で問題となった悪質タックルのような一発だった。そのままスクールボーイ(横入れ式エビ固め)で押さえ込んで、初白星を強奪した。

 試合後には「いやいやいや! 俺は、アマチュアレスリング、及び、日大精神を忘れてないはずだ。忘れてないんだ! 忘れてないんだ!」と絶叫した。

飯伏幸太(上)の飛び技を受ける矢野通(撮影・鈴木正人)

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棚橋「生き残ってやる」トンガ兄弟乱入で反則勝ち

棚橋弘至(2018年3月9日撮影)

<新日本:G1クライマックス28>◇20日◇後楽園ホール


 棚橋が辛くも勝ち星を拾った。

 140キロ超のファレ攻略に、徹底した膝攻撃。活路を見いだしてフィニッシュのハイフライフローにつなげたが、ここでトンガ兄弟が乱入。レフェリーの目を盗んだタマに掟破りのガンスタンを食らって大の字となった。ダウン寸前も、結局この行為で反則勝ち。2勝1敗とし、「2点取っただろ。必ず生き残ってやる!」と叫び、若手に肩を担がれ控室に消えた。

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オカダ「やっと」初勝利 4年ぶりVに逆襲のろし

レインメーカーでハングマン・ペイジを仕留めたオカダ・カズチカ(撮影・丹羽敏通)

<新日本:G1クライマックス28>◇20日◇後楽園ホール


 Aブロック公式戦が行われ、オカダ・カズチカ(30)がようやく初白星を挙げた。まさかの開幕2連敗で迎えたハングマン・ペイジ(26)戦も苦境に立たされたが、最後はレインメーカー(短距離式ラリアット)で倒しきった。6月にIWGPヘビー級王座の13度目の防衛に失敗後、シングル戦では初勝利。4年ぶりの頂点に逆襲ののろしを上げた。

 オカダの勝利後のインタビューが次々に変調した。「やっと、やっと、1勝目!」と無邪気に第一声も、「余裕の勝利でした」の言葉と裏腹の激しい息遣い。さらに「うれしい。みんなありがとう…」と左手で顔を覆って涙かと思いきや、突然笑顔に。「しっかり優勝して、降らせてやるよ」と最後に金の雨を予告する姿は従来のそれだが、ベルトがないオカダは何か違う。

 言動はとらえどころがないがやはり強い。ペイジに大技を受け続けたが、終盤には仁王立ちして不敵な笑みを浮かべた。今大会のテーマを笑顔に据えているだけに、有言実行だがどこか不気味だ。最後はレインメーカーでけりをつけ、「優勝は諦めたなんて一言も言ってない。楽しんで優勝するから」と逆襲宣言。先月の王座陥落から続いた勝ち星なしを5戦で止め「ずっとはまらなかったピースがはまった」と強調した。

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鈴木みのる「雑魚」YOSHI-HASHI返り討ち

張り手の連打をYOSHI-HASHIに見舞う鈴木みのる(撮影・丹羽敏通)

<新日本:G1クライマックス28>◇20日◇後楽園ホール


 Aブロック公式戦が行われ、鈴木みのる(50)が初白星を挙げた。

 ゴング前から奇襲する意気込みを見せたYOSHI-HASHIを返り討ち。場外で椅子攻撃をたっぷりお見舞いし、終始余裕の表情。舌を出して不敵に笑う場面も多く、最後はきっちりゴッチ式パイルドライバーで仕留めた。ともに開幕2連敗していた相手に、「貴様ごとき、俺と同じレベルでしゃべるんじゃねえ。地べたはいつくばって2度と俺の前に立つな、この雑魚…」とさげすんだ。

 6月17日で50歳になった「日本一性格の悪い男」は、デビュー30周年も迎えている。開幕前に言った。「おれはG1優勝するためにここにきた。手にする宝はあと2つだ。G1クライマックス、そしてケニーが持っているIWGP(ヘビー級王座)、これで日本のプロレス完全制圧だ。待っとけ」。抜群の存在感を示す、出場20選手で最年長の逆襲がここから始まる。

関節技でYOSHI-HASHIを攻める鈴木みのる(撮影・丹羽敏通)

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オメガ豪快!客席で飛んだ 後藤との王者対決制す

場外乱闘で客席の手すりに登り後藤にケブラーダを決めるオメガ(撮影・垰建太)

<新日本:G1クライマックス28>◇19日◇後楽園ホール


 IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(34)が「王者対決」を制して開幕2連勝を飾った。優勝した16年大会の優勝決定戦でまみえたNEVER無差別級王者後藤洋央紀(39)と激突。観客席での豪快な空中技も見せ、19分29秒で勝負を決めた。18年ぶりのヘビー級王者のG1制覇へ、勢いは止まらない。

 オメガが飛んだ。リングの上でもリング脇の場外でもなく、その場所は観客席のど真ん中。転落防止の手すりの上から、ラ・ケブラーダで高く舞った。会場のどよめきを背景に、後藤を直撃。路上プロレスで名をはせた実力をいかんなく発揮し、団体最高峰ベルト保持者の貫禄を証明した。後藤の力技に苦戦したが、最後は大技3連発。片翼の天使で3カウントにつなげ、「日本の魂を見せてくれた」と相手の戦いぶりを持ち上げた。6月にオカダからベルトを奪い、いま最も勢いに乗る男。昨年の決勝を争った内藤戦に続く勝利で、「(プロレスの)枠を超えてタイガー・ウッズ、マイケル・ジョーダン、ラリー・バードと同じ存在だ」と豪語した。


オメガ対後藤 後藤(右)に「片翼の天使」を決めるオメガ(撮影・垰建太)

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内藤哲也に初日 石井とのど突き合い耐え抜いた

内藤(右)にエルボーを顔面に決められるも耐える石井(撮影・垰建太)

<新日本:G1クライマックス28>◇19日◇後楽園ホール


 2連覇を狙う内藤に初日が出た。初戦でオメガに敗れていたが、この日は石井と、ど突き合いを展開。さく裂音響く水平チョップを30発以上胸に食らいながら耐え抜くと、最後はデスティーノで締めた。

 試合後には「開幕戦で負けた時点で、俺の優勝はないから。できることは残り7試合全勝することでしょう」と淡々。オメガに対し「せっかく俺に勝ったんだ。残り全勝して、優勝決定戦にいってよ」と要求した。

石井(右)にエルボーを顔面に決められ、吹き飛ぶ内藤(撮影・垰建太)

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オメガ2連勝「私が世界一」後藤下し2度目頂点誓う

オメガ対後藤 後藤に勝利したオメガは気持ちよさそうにベルトをなで回す(撮影・垰建太)

<新日本:G1クライマックス28>◇19日◇後楽園ホール


 Bブロック公式戦が行われ、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(34)が開幕2連勝を飾った。

 16年大会の優勝決定戦で勝利した現NEVER無差別級王者後藤洋央紀(39)と激突。「王座対決」は序盤からヒートアップし、場外戦で会場をどよめかせた。オメガがラ・ケブラーダを放ったのは、ロープの上からではなく、観客席の転落防止用の手すりの上。高く舞い上がると、体を回転させながら後藤を直撃した。路上プロレスで名声を成した面目躍如の一撃だった。

 リングに戻ってからは、牛殺し、裏GTRを食らって反撃されたが、Vトリガーを要所で決めて流れを渡さない。最後は蒼い衝動、Vトリガー、片翼の天使を連発させて沈めた。

 勝利後のマイクパフォーマンスは日本語でまくし立てた。「なんだかなあ、G1のBブロックは良い試合が止まらないですね。Bブロックの選手は素晴らしい選手じゃないですか? ですが、チャンピオンではない。ベルトを持っているやつはいるんですけど、この一番の大切なベルトは俺のものです。だ~からさ~、このBブロックの試合を勝ち続けて、決勝まで3回連続(3年連続)で行きたいと思います。私が世界一だから。もう1回優勝します」と16年大会以来2年ぶり2度目の頂点を誓った。

オメガ対後藤 場外乱闘で後藤(左)を客席にたたきつけるオメガ(撮影・垰建太)
オメガ対後藤 後藤(右)に「片翼の天使」を決めるオメガ(撮影・垰建太)

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王者オカダ、G1クライマックスまさかの開幕2連敗

バッドラック・ファレに攻められるオカダ・カズチカ(撮影・黒川智章)


 新日本プロレスのG1クライマックス28は16日、札幌・北海きたえーるでAブロック第2戦が行われ、前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)がバッドラック・ファレに敗れ、まさかの開幕2連敗となった。

 終盤にミサイルキック、レインメーカー、ドロップキックの連続技でたたみかけたが、警備員の装いでリング横に立っていたファレと同じユニットのタマ・トンガが背後から乱入。投げ飛ばされた後、ファレにもマットにたたきつけられ、力尽きた。オカダは20日に東京・後楽園ホールで行われるハングマン・ペイジとの一戦で初勝利を目指す。

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棚橋弘至、ホワイトに敗れる「まだ始まったばかり」

ホワイト(左)に向かってポストから飛び込む棚橋(撮影・黒川智章)

<新日本G1クライマックス28>◇16日◇札幌・北海きたえーる


 棚橋弘至(41)はジェイ・ホワイト(25)に敗れ、通算成績を1勝1敗とした。

 前半は痛めている右ひざを攻められ苦しい展開。終盤にハイフライフローからのジャーマンスープレックスを繰り出したが、仕留めきれず、最後はブレードランナーを浴びて力尽きた。棚橋は右ひざに力が入らず、両肩を支えられて退場。四つんばいのまま「まだ(G1クライマックスは)始まったばかり。G1はラスト16あるから」とだけうめくようにコメントし、痛々しくロッカーに消えた。

 第1戦のオカダ戦に続く2連勝を飾ったホワイトは「お前らのヒーロー(オカダ、棚橋)がどうなったか、見てみろ。今年は俺の年、この団体も俺のものだ」とブーイングを浴びながら、不敵な笑みを浮かべた。

ホワイト(左)に膝を攻められ叫ぶ棚橋(撮影・黒川智章)

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真壁刀義が開幕2連勝、鈴木みのるに雪辱果たす

鈴木(左)にラリアットを決める真壁(撮影・黒川智章)

<新日本G1クライマックス28>◇16日◇札幌・北海きたえーる


 真壁刀義(45)が鈴木みのる(50)を下し、開幕2連勝を飾った。

 「こいよ、コラ」「きかねえんだコラ」と、ケンカのような挑発のし合いで始まった一戦。序盤から鈴木が攻め立てたが、終盤に真壁が強烈なラリアットなどで形勢を逆転。最後はキングコングニードロップ2連発で鈴木をマットに沈めた。

 3月のIWGPインターコンチネンタルで敗れた雪辱を果たした真壁は「こっちの方が何枚も上手なんだよ。2戦2勝。こっからがふんばりどころ」と9年ぶり2度目の優勝を見すえた。

鈴木(右)にポストから飛び込む真壁(撮影・黒川智章)

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飯伏幸太カミゴェで雪辱「何かこのG1で」新技も

セイバーJr(左)にニードロップを決める飯伏(撮影・中島郁夫)

<新日本:G1クライマックス28>◇15日◇大田区総合体育館


 飯伏が雪辱に成功した。初戦で対したのは1月のニュージャパン杯で敗れていたセイバーJr。変幻自在な絞め技に苦しむも、最後はカミゴェ(相手の両腕をつかんでのニーアタック)で勝負を決めた。

 試合中、その得意技を1度は防がれており「だいぶ研究されている。何かこのG1で出てくるんじゃないですか」と新技の登場もほのめかした。Bブロック最終戦では盟友オメガとの対戦が待つ。

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オメガ昨年のリベンジ「片翼の天使」で内藤を撃沈

オメガ(左)は「片翼の天使」で内藤を沈めた(撮影・中島郁夫)

<新日本:G1クライマックス28>◇15日◇大田区総合体育館


 IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(34)が、昨年の優勝決定戦と同カードとなった内藤哲也(36)との初戦を制した。速さとパワーが絡み合う熱戦は、互いの得意技に大胆な返し技を見舞う展開。息もつかせぬ攻防の末、首を固めて頭からマットにたたきつける決め技「片翼の天使」で昨年敗れた雪辱を果たした。18年ぶりのヘビー級王者のG1制覇へ、最高のスタートを切った。

 めまぐるしく入れ替わる攻防の連続。開幕カードにして、いきなりの熱戦に会場の温度も急上昇した。オメガの片翼の天使、内藤のデスティーノ。互いに仕掛け合うも、逆に大技で返し合う。一息つく暇もない応酬の末、オメガがたぐり寄せた白星。デスティーノを変形ツームストンパイルドライバーで返す驚異の力業を突き刺し、最後は片翼の天使でマットに沈めた。

 昨年敗れたリベンジに成功。「ナイトウさん、進化してないのが残念ですね! でもさあ、来年もG1あるから、精いっぱい頑張れば、この会社の3番くらいになると思います」と日本語のマイクアピールで挑発してみせた。自身は6月にオカダを倒し、IWGPヘビー級ベルトを手にした。1年間の進化の度合いを強調するように見下した。

 団体随一の人気を誇る内藤も倒し、新日本の顔と自負する立場に説得力を持たせた。「日本語でマイクアピールするのが、ちょっと楽しい」と笑う王者の勢いは止まりそうにない。

内藤(右)にトップロープから長距離のスワンダイブを決めるオメガ(撮影・中島郁夫)

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オカダ1カ月ぶり試合後の沈黙破る「勝ちたいねえ」

<新日本:G1クライマックス28>◇15日◇大田区総合体育館


 前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが、1カ月ぶりに試合後に口を開いた。

 14日の開幕戦初戦で、「CHAOS」の後輩ジェイ・ホワイトにまさかの敗戦を喫したばかり。レフェリーの見ていないタイミングを利用されての金的、椅子攻撃と反則技の連続に屈した形だったが、前夜はコメントを残さずに会場を去っていた。そもそも、6月9日の大阪城ホール大会でケニー・オメガに敗れて13度目の防衛に失敗してからは、沈黙を続けてきていた。

 この日は外道と組み、17日の札幌大会の公式戦で戦うバッドラック・ファレ、タンガ・ロア組と対決。外道が3カウントを取られて敗れた後に、コメントブースに登場すると「皆さん、お久しぶりです」と切り出した。そして、言った。「勝ちたいねえ、負けてばっかりだけど、やっぱり勝たないとつまんないでしょ。オカダが勝たないと、新日本プロレス見に来たなって気にならないでしょ。ドロップキック見ても満足できない、レインメーカー見ても満足できない、勝たなきゃ満足できないでしょう」。

 前日会見では新入場曲、新衣装で戦ってきたこの1カ月間を振り返り、「変わろうとしたけど、変われなかった。前のただ強くてカッコいいオカダ・カズチカと、何も変わることができませんでした」と自己肯定していた。あと必要な「変わらないもの」は勝利。初戦こそ不覚を取ったが、ここから巻き返していく。

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棚橋「ワンチャン狙ってた」右膝関節地獄から白星

棚橋(左)は鈴木にスリングブレイドを見舞う(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:G1クライマックス28>◇14日◇東京・大田区総合体育館


 出場選手最多17回目の夏を迎える棚橋が、起死回生の勝利を挙げた。

 1月のIWGPインターコンチネンタル選手権で敗れてベルトを奪われた鈴木と対戦。右膝負傷で長期離脱に追い込まれた相手に、この日も大苦戦。開始から6分以上も右膝に関節地獄を受けたが、「ワンチャン(ス)狙っていた」とスリングブレイド2発から白星につなげた。膝は深刻なダメージなはずだが、「痛くない」と言い聞かせるよう言い、「もう大丈夫。ちょっくら優勝してきます」と誓った。

 ◆G1クライマックス 91年に始まった新日本プロレスのシングルのリーグ戦。今年は、20選手が2つのブロックに分かれてリーグ戦を行い、各組1位同士が8月12日に東京・日本武道館で優勝決定戦を行う。リーグ戦は勝ち点制で、勝ちは2点、負けと無効試合は0点、引き分けは1点。最多優勝は蝶野正洋の5回。昨年は内藤哲也が2度目の優勝を飾った。

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オカダまさかの黒星発進 同門ホワイトの反則に沈む

G1 CLIMAX28 オカダ対ホワイト ホワイトに破れたオカダ(中央)は肩を借りて会場を後にする(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:G1クライマックス28>◇14日◇大田区総合体育館


 4年ぶり3度目の優勝を狙う前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)がまさかの黒星発進となった。

 「CHAOS」の後輩ジェイ・ホワイトとの同門対決で、金的などの掟破りの反則技連発に沈んだ。王者ではない立場では4年ぶりのG1出場。同じくベルトを巻いていなかった12、14年には優勝を果たしているが、今夏は波乱の幕開けを演出してしまった。

 冒頭から攻めたてられた。涼しい顔で場外攻撃などを仕掛けてくるホワイトに防戦。エプロンと鉄鎖に往復で投げられ続けて痛めつけられる。「一番楽しみなのはジェイとやること」と戦前話していたが、独特のリズムで淡々ときわどい攻撃を仕掛ける相手にペースを握れない。それでも、終盤に盛り返して、後輩に力の差を見せつけるはずだったが…。

 25分を超えたところで、ドロップキック連発、ツームストンパイルドライバー、そしてレインメーカー(短距離式ラリアット)と滑らかに大技を続け、片エビ固めに入った。さあ、3カウント、優勝へ白星発進のはずが…。レフェリーの姿がない。ホワイトがレインメーカーを受けた時に裏拳がレフェリーの後頭部をたたき、なんとマットに突っ伏していた。

 抜け目ないホワイトに背後から金的を食らい、さらに椅子攻撃、最後はブレードランナーの餌食になって3カウントを聞いた。会場には大ブーイングがむなしく響いた。「CHAOS」の後輩に「オカダは下降線を続けている」と見下される屈辱。そのまま無言で会場を去った。

 「不変宣言」で臨んでいた。6月9日の大阪城ホール大会でオメガに敗れ、IWGPヘビー級王座の13度目の防衛に失敗。その後はコメントを発さずに、新入場曲、新衣装を投入。変化の兆しが見えたが、13日の前日会見に赤髪で登場すると、「何か変わろうと思っていたんですけど、何も変わっていません。前のただ強くてカッコいいオカダ・カズチカと、何も変わることができませんでした」と言い、笑顔をテーマに今大会に入っていた。

 敗戦に笑みを見せる時間はなかった。果たして8月12日、優勝決定戦が行われる日本武道館で笑っている姿を見せられるか。

G1 CLIMAX28 オカダ対ホワイト 場外でジホワイトに鉄柵に投げつけられたオカダ(撮影・滝沢徹郎)
G1 CLIMAX28 オカダ対ホワイト ホワイト(右)から急所攻撃を食らうオカダ(撮影・滝沢徹郎)
G1 CLIMAX28 オカダ対ホワイト ホワイト(上)からラフ攻撃を食らうオカダ(撮影・滝沢徹郎)

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年寄り真壁刀義G1白星発進「肩が軽くなったな」

真壁(下)はYOSHI-HASHIにスパイダージャーマンを見舞う(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:G1クライマックス28>◇14日◇大田区総合体育館


 真夏の祭典が開幕を迎え、15年連続15回目の出場となった真壁刀義(45)が初戦を白星で飾った。

 YOSHI-HASHI(36)の猛攻を耐え切り、11分5秒、最後は貫禄の大技で仕留めた。団体でも抜群の知名度を持つ09年大会覇者。「年寄り」と自認しながら、まだまだ健在ぶりをアピールした。

 受けきって、受けきって、ただ真壁の動きには力が残っていた。YOSHI-HASHIのバタフライロックの連発で締め上げられ、苦悶(くもん)の表情を見せながらもロープに逃げると、そこからが雑草男の真骨頂だった。ラリアット1発で形勢を変え、スパイダージャーマンからキングコング・ニードロップにつなげて一蹴。「あのクソ野郎は俺の草履持ちだった。強くなった。たいしたもんだ」と認めつつ、「まだ余裕だな。俺はキャリア22年目、年寄りだぞ、プロレス界では」とまくし立てた。

 大ベテラン。テレビ、CM出演など多数の人気者だ。知名度も抜群だが、本業はレスラー。毎年1回のG1こそが輝く場所だと燃える。「プロレスラーだからよ。楽しみでしょうがねぇ」。今年は特に心境が変化した。「45歳にして血気盛んな気持ちを自制できるようになったら、試合にすごく集中できる。なんか肩が軽くなったな」。

 09年の優勝を「誰も覚えてねえだろ」と指摘する。ここ4年は負け越しが続き、リング内では輝きが足りない。だからこそ、「年寄り」は期するものがある。「意地でも最後までしがみつき、やつらの壁になってやる。そして、たたきつぶしてやる」と後輩を蹴散らしていく。

真壁(上)はYOSHI-HASHIにキングコングニードロップを見舞う(撮影・滝沢徹郎)

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新日が来年4月聖地MSG進出 メイ社長「期待」

新日本プロレスのハロルド・メイ社長


 新日本プロレスの真夏の祭典、G1クライマックスは今日14日に開幕戦を迎える。13日、都内で出場20人が一堂に会して記者会見が開かれた。

 新日本プロレスが「プロレスの聖地」に進出する。会見冒頭でメイ社長が登壇し、来年4月6日に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで、米団体ROHとの共同興行「G1スーパーカード」を行うと発表した。「歴史的な試合が数多く行われることを確信しております。国内外からのファンを、数多く歓迎することを期待しております」とあいさつした。

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オカダは不変「格好いい自分と変わることできない」

入場時、ポーズをするオカダ・カズチカ(撮影・鈴木正人)


 新日本プロレスの真夏の祭典、G1クライマックスは今日14日に開幕戦を迎える。13日、都内で出場20人が一堂に会して記者会見が開かれた。

 オカダが「不変宣言」だ。先月9日の大阪城ホール大会でIWGPヘビー級王者陥落後は沈黙を守ってきたが、「ノーコメントで、コスチューム、入場曲も変えて何か変えよう変えようと思ってましたが、変われませんでした。前の強くて格好いいオカダと変わることはできませんでした」と前向き。「取りあえず、日本をワールドカップの次はG1で盛り上げて、今年の夏は笑顔でいきたいと思います」と赤く染めた髪形で誓った。

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内藤哲也、悲願の日本武道館シングル戦「楽しみ」

優勝トロフィーを手に写真に納まる内藤(撮影・鈴木正人)


 新日本プロレスの真夏の祭典、G1クライマックスは今日14日に開幕戦を迎える。13日、都内で出場20人が一堂に会して記者会見が開かれた。史上3人目、14年ぶりの連覇に挑むのは内藤哲也(36)。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」リーダーの圧倒的人気は不動で、プロレス界入りを決めた原点の会場、日本武道館で戦えることへの思いも強い。「制御不能なカリスマ」の直前の声を届ける。

  ◇   ◇   ◇  

 「僕にはリーグ戦の1試合にすぎないですよ」。内藤はさらりと言った。「オメガの方が意識してるんじゃないですか」。15日の初戦でいきなり激突する、昨年の決勝で争った現IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ。6月に前王者オカダの13度目の防衛を阻み、新王者となったばかり。内藤はその心理を、「オカダを倒したのは偶然じゃないと証明したいんでしょ、僕に勝って」と透かした。

 この1カ月間、オメガに無関心だったわけではない。「日本人は楽している」という発言に反応。直後のシリーズを欠場した姿勢に、「新日本の顔になりたいんだろ。テレビのない試合も大事にした方がいい」と批判していた。「彼は10年も日本にいて、日本のプロレスのすごさは知っている。だから真意はどうなんだろう。彼のわなであってほしいね」と指摘の意図を明かし、「垂らされた釣り糸にあえて食いついた。でも、あの発言に反応しない選手は逆にどうなのか」と他選手の無反応も嘆いた。

 つまり、余裕のかみつき。だから初戦のオメガ戦に特別な感情は持ち得ない。特別な動機は、優勝決定戦が日本武道館という運命。97年6月5日、初めてチケットを買って新日本の試合を見た会場で「花道を歩く1人の人間にスポットが当たる。俺も立ってみたいと思った」。同会場のシングル戦は初で、21年の悲願がある。

 18年上半期は王座戴冠、陥落と浮き沈み激しかった。下半期は何を見せてくれるのか。「チャンスがあるのは僕だけでしょ。2連覇したらなにが見えてくるのか、楽しみですよ」。ふてぶてしく、待ち望んだ。

  ◇   ◇   ◇  

 会見で内藤は5、6月に開催されたジュニアヘビー級最強決定戦「ベスト・オブ・スーパージュニア」に言及。「今年はここ数年で一番の盛り上がりをみせていたんじゃないかな。立役者は高橋ヒロムでしょう。彼の活躍に良い刺激をもらいましたよ」と「ロス・インゴ」の後輩の名前を挙げた。2連覇へ、「過去最高のG1をお届けしますよ、楽しみに待っていてください」と予告した。【阿部健吾】

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内藤哲也「過去最高のG1を」出場20選手コメント

優勝トロフィーを手に写真に納まる内藤哲也(撮影・鈴木正人)


 新日本プロレスの真夏の祭典、G1クライマックスは14日に28回目の開幕戦を迎える。13日に都内で出場20人が一堂に会し、前日記者会見が開かれた。全員のコメントをお届けする。

【Aブロック】

 17年連続17回目の出場、07、15年大会優勝、棚橋弘至

 「今回のG1で17年連続17回目。ということは、高校野球、夏の甲子園の高校球児が生まれたときからG1に出ている。感慨深いものがあります。ライバルが誰とか注目選手が誰とかは、17回も出ていると特に挙げる必要ないかな。でも強いて大きな流れ、いまのマット上の流れにあらがうという意味で、ライバルは新日本プロレス、注目選手は棚橋。ちょっくら優勝してきます」。

 15回連続15回目の出場、09年大会優勝、真壁刀義

 「若いやつら、台頭してきてる、時代を作っている、首都圏の客入りもすごい、地方もものすごく新日本を求めてくれてる。それでこそ、まだまだ上にいかないといけえねえ。新日本プロレスで誰よりも有名なのはおれだと分かってる。だけどよ、プロレスラーだからよ、年に1回のG1が楽しみでしょうがねえ。ぐうの音もでねえ、すげえ試合見せるから。出るからには優勝しか考えてねえ、とりあえず、すげーもん、見せてやるよ」。

 4年連続4回目の出場、前NEVER無差別級王者マイケル・エルガン

 「今朝、ワクワクする高揚感とともに目が覚めました。Aブロックを勝ち抜くだけでも簡単ではない。しかし、優勝すること、最高の試合を見せることは約束できる」。

 7年連続7回目の出場、前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ

 「ケニーに負けてノーコメントでコスチューム、入場曲も変えて何か変えよう変えようと思ってましたが、変われませんでした。前の強くて格好良いオカダと変わることはできませんでした。とりあえず、日本をW杯の次はG1で盛り上げて、今年の夏は笑顔でいきたいと思います」。

 初出場、前IWGP USヘビー級王者ジェイ・ホワイト

 「光栄で高揚していて、ハートの全てをリングにささげ、素晴らしい試合をしてファンに喜んでもらえることにすべてを注ぎたい…、なんて言うと思ったか。ファンがうれしかろうが関係ない。むしろがっかりして怒りを覚えて帰ってもらった方がいい。この1年はおれの1年だと思っている。なのでこのG1必ず取ってみせる」。

 3年連続3回目の出場、EVIL

 「優勝者には東京ドームのメインの権利書だよな。このリングを制する上で最も重要なことだ。G1を制するということは、おれはそこも考えている。誰よりもEVILの力を信じている。新しい風景を見せることができるのはおれしかいない。EVIL、SANADAこそがこれからの新日本の本来の姿になる。だから決勝に上がってこい。その上で制し、権利書を獲得したときにはたった1人戦いたい相手がいる。それは…(内藤に視線を送る)」。

 3年連続3回目の出場、YOSHI-HASHI

 「すごく特別な思いもあり、今年も3年連続出場だけど、頑張るとかの次元ではなくて、どの試合もチャンスがあると思っているから、勝ちを1つ1つ拾っていって。おれはこのG1で最高の舞台で最高の結果を残したい。いろんな意見があると思うけど、すべて覆して、おれが必ずものにします」。

 5年連続5回目の出場、バッドラック・ファレ

 「FU○K!」

 初出場、ハングマン・ペイジ

 「ファレ、いまの一言はなんだ。その一言は俺に言っているのか。誰にどういう気持ちをもって発したのか、明日見つけてやろう」。

 2年連続8回目の出場、鈴木みのる

 「どいつもこいつもうるせーな。おれはG1優勝するためにここにきた。プロレスの王様を自分で名乗ってる。おれが手にする宝はあと2つだ。G1クライマックス、そしてケニーが持っているIWGP、これで日本のプロレス完全制圧だ。待っとけ」。

 【Bブロック】

 3年連続3回目の出場、16年大会優勝、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ

 「王者とそうでない者、そこのスキルは雲泥の差があるだろう。G1は王者として初めて参戦する。ファンの皆は目をそらしてほしくない。1つ1つの試合がベストバウト間違いなしだから」。

 2年連続2回目の出場、IWGP USヘビー級王者ジュース・ロビンソン

 「G1はどの選手にとっても大事で意味深いというのは分かっている。挑戦権がかかっているからだ。昨年は生かせなかったが、今年は違う。このベルトがあるということはその中のトップだと証明している」。

 11年連続11回目の出場、08年大会優勝、NEVER無差別級王者後藤洋央紀

 「優勝しか見ていません。同じブロックの王者が何人かいますが、しっかりと大和魂を見せつけて日本人の根性を見せてやる、以上です」。

 6年連続6回目の出場、石井智宏

 「今年もふがいない半年をすごしているので、いまたまっているものをすべて吐き出します」。

 12年連続13回目の出場、矢野通

 「私の2つの源流が世間を騒がしてます。1つ目は日大。反則の日大みたいなイメージが。もう1つはアマチュアレスリング。パワハラやいざこざという。飲み会などで日大レスリング部ですと言うと、白い目で見られたり笑われたり。もどかしくて。フェアプレー日大の精神で、アマレスリングの技術を駆使して戦い抜きます。真面目に、真面目に、です!!」

  9年連続9回目の出場、13、17年大会優勝、内藤哲也

 「毎年、5月から6月にかけて行われているベスト・オブ・スーパージュニア、今年はここ数年で一番の盛り上がりをみせていたんじゃないかな。立役者は高橋ヒロムでしょう。彼の活躍に良い刺激をもらいましたよ。そんななか迎えたG1。DVDの宣伝や、なぜエントリーしているか疑問の選手、日本人は楽しているという意味不明の発言をしていた選手もいますが、過去最高のG1をお届けしますよ、楽しみに待っていてください。明日開幕戦が行われる大田区総合体育館でお会いしましょう、アディオス」。

 3年連続3回目の出場、SANADA

 「SANADA、EVIL、そしてもう1人。この3人が結果を出さないと駄目なんじゃないかなと思っております」。

 2年連続4回目の出場、飯伏幸太

 「結果を残します」。

 3年連続3回目の出場、タマ・トンガ

 「G1に関してはおれがどれだけできるのかということを見せるだけ。自分のすごさ、ニューヨークという場にも広がっていく。出場するすべての選手を切り刻んでやる。特にあいつを」。

 2年連続2回目の出場、ザック・セイバーJr.

 「G1が帰ってくる。サッカーは帰ってこなかったけど、G1がおれのものに帰ってくるだろう。史上初めての英国人優勝者となる。東京ドームでは自分があの舞台に立ちたい」。

写真に納まる選手たち、前列左から矢野通、石井智宏、後藤洋央紀、ジュース・ロビンソン、ケニー・オメガ、内藤哲也、棚橋弘至、真壁刀義、マイケル・エルガン、オカダ・カズチカ、ジェイ・ホワイト、後列左からザック・セイバー Jr. 、タマ・トンガ、飯伏幸太、SANADA、EVIL、YOSHI-HASHI、バッドラック・ファレ、ハングマン・ペイジ、鈴木みのる(撮影・鈴木正人)
大会への意気込みを語るオカダ・カズチカ(撮影・鈴木正人)

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新日本「聖地」MSG進出、米団体ROHと共同興行

新日本プロレスのメイ社長


 新日本プロレスが「プロレスの聖地」に進出する。13日、都内で行われたG1クライマックスの前日記者会見の冒頭でハロルド・メイ社長が登壇し、来年4月6日に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで、米団体ROHとの共同興行を行うと発表した。

 6月に就任した同社長は「社長に就任したとき、新日本を次の段階に持っていきたいという抱負を述べさせていただきました。その一環として重大な発表がございます。2019年4月6日、米ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンで『G1スーパーカード』という共同興行を開催しいたします。歴史的な試合が数多く行われることを確信しております。国内外からのファン、数多く歓迎することを期待しております。ニューヨークで会いましょう」とあいさつした。

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王者オメガ、全勝優勝掲げ「防衛戦と思って戦う」

6月9日、オカダ・カズチカを破ったケニー・オメガ


 新日本プロレスの真夏の祭典G1クライマックスは14日に開幕し、来月12日まで熱きバトルが繰り広げられる。第28代優勝者は誰か。今日13日、明日14日と昨年の優勝決定戦で争った2人、ケニー・オメガ(34)と内藤哲也の声をお届けする。まずはIWGPヘビー級王者として18年ぶり3人目の頂点を狙うオメガが登場。史上初の3年連続の優勝決定戦進出の偉業もかかる、新たな新日本の顔に聞いた。

  ◇   ◇   ◇  

 王者として初防衛を果たした米サンフランシスコ大会(7日)から帰国する航空機、オメガはある映像を見た。機内エンターテインメントで選んだのは昨年のG1優勝決定戦、僅差で内藤に敗れた一戦だった。「もし去年勝っていたら、今年のモチベーションが難しかったかもしれない。今年が面白くなったね」。15日のBブロック初戦でいきなり激突することを「良いことだね。1年前との違いを見せたい」と歓迎する。

 濃密だったこの1年の集大成は先月。オカダの13度目の防衛を阻んでIWGPヘビー級王座をつかんだ。08年8月に来日して10年の悲願。日本語も滑らかな男は「新日本のブランドを広める使命がある。試合をしていない時間も大事だ」と広報活動にも精力的。その中で迎えるG1になる。

 「どの試合も100%でやらないといけない」と全勝優勝を掲げる。「もし負けたら、G1後に挑戦をアピールする口実を作ることになる。だから、1つ1つを防衛戦と思って戦う」。外国人選手として初優勝した16年、準優勝だった昨年は、作戦として全試合を100%で戦わないことで、頂点に近づいた。今年は立場が違う。米国の初防衛戦のダメージが抜けきらない中で開幕となるが、言い訳はできない。

 「オメガ」の名前の由来も、得意技「片翼の天使」「Vトリガー」の名称も、すべてゲームにちなむ。いまはまっているのは「マリオテニス」。17年のベストゲームは「バイオハザード」で、連夜部屋を消灯し、ろうそくをともして没頭したという意外な一面も、これまでの外国人選手でも随一と言える人気を支える。

 迫力ある空中戦や路上プロレスで磨いたハードコアの強さはもちろん魅力。「ベストバウトマシン」の異名通り、その腰にベルトを巻く夏だからこそ、好試合連発の期待は高まる。【阿部健吾】

 ◆ケニー・オメガ 1983年10月16日、カナダ生まれ。00年に地元ウィニペグのローカル団体でデビュー。米国インディー団体で活躍後、08年に初来日してDDTに参戦。飯伏幸太とのタッグで名をはせ、10年には新日本でIWGPタッグ王者。14年に新日本に移籍後、15年にIWGPジュニアヘビー級王者。ヘビー級に転向し、16年G1クライマックスで外国人選手として初制覇、17年にはIWGP USヘビー級王者となった。183センチ、92キロ。

 ◆G1クライマックス 91年に始まった新日本プロレスのシングルのリーグ戦。今年は、20選手が2つのブロックに分かれてリーグ戦を行い、各組1位同士が8月12日に東京・日本武道館で優勝決定戦を行う。リーグ戦は勝ち点制で、勝ちは2点、負けと無効試合は0点、引き分けは1点。最多優勝は蝶野正洋の5回。昨年は内藤哲也が2度目の優勝を飾った。

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開幕戦A組オカダとJホワイト対戦 主要カード発表

新日本プロレスG1クライマックスのブロック分け


 新日本プロレスは19日の後楽園大会で、今夏のG1クライマックス28の各大会主要カードを発表した。開幕戦となる7月14日の東京・大田区総合体育館大会では、Aブロックで前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとIWGPUSヘビー級王者ジェイ・ホワイトが激突。同会場で行われる翌15日のBブロック開幕戦では、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガが内藤哲也と対戦する。

 8月10日からの日本武道館3連戦では、10日にAブロックの棚橋弘至-オカダ、翌11日にはオメガ-飯伏幸太の「ゴールデン・ラヴァーズ」盟友対決が組まれた。A、Bブロックの1位が、12日の優勝決定戦で激突する。

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新日G1カード発表、初戦で棚橋-鈴木みのるなど

棚橋弘至(左)と鈴木みのる


 新日本プロレスは19日の後楽園大会で、今夏のG1クライマックス28の各大会主要カードを発表した。

 開幕戦となる7月14日の東京・大田区総合体育館大会では、Aブロックで前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとIWGPUSヘビー級王者ジェイ・ホワイト、棚橋弘至-鈴木みのるが激突。同会場で行われる翌15日のBブロック開幕戦では、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガが内藤哲也、飯伏幸太がザック・セイバーJr.と対戦する。

 7月19日の後楽園大会ではNEVER無差別級王者後藤洋央紀とオメガによる王者対決が実現。8月2日の福岡大会ではオカダ-鈴木が組まれた。8月10日からの日本武道館3連戦では、10日にAブロックの棚橋弘至-オカダ、翌11日にはBブロックのオメガ-飯伏の「ゴールデン・ラヴァーズ」盟友対決でブロック戦が終わりとなる。A、Bブロックの1位が、12日の優勝決定戦で激突する。

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内藤、オメガら7・14開幕G1クライマックスB組

新日本プロレスG1クライマックスのブロック分け


 新日本プロレスは18日の後楽園大会で真夏の祭典G1クライマックスに出場する20人のブロック分けを発表した。Aブロックには棚橋弘至、オカダ・カズチカ、真壁刀義、鈴木みのるをはじめ、マイケル・エルガンや初出場のハングマン・ペイジらが入った。一方のBブロックには内藤哲也、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ、オメガの盟友となる飯伏幸太、NEVER無差別級王者後藤洋央紀らが名を連ねた。

 今年のG1は7月14日の東京・大田区総合体育館で開幕し、8月12日の日本武道館大会で決勝が開かれる。

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棚橋弘至は自信「AはエースのA」G1ブロック分け


 新日本プロレスは18日の東京・後楽園大会で、今夏のG1クライマックス28のA、Bブロック分けを発表した。

 Aブロックは、真壁刀義、マイケル・エルガン、棚橋弘至、オカダ・カズチカ、IWGPUSヘビー級王者ジェイ・ホワイト、YOSHI-HASHI、バットラック・ファレ、ハングマン・ペイジ、鈴木みのる、EVILが名を連ねた。

 棚橋は「ブロック分けが決まると急に意識し出してくるね。でもね。そこは17回連続17回目の出場だから。平常心。AブロックのAは、エースのA」と自信たっぷりに笑った。

 Bブロックはジュース・ロビンソン、NEVER無差別級王者後藤洋央紀、石井智宏、矢野通、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ、飯伏幸太、タマ・トンガ、内藤哲也、SANADA、ザック・セイバーJr.の顔ぶれとなった。内藤は「ブロック分けが決まって、SANADAにアクション起こしたけど、反応なかったよ。それを見て気付かされた。今、KIZUNA ROADだから。ちょっと焦っちまったよ」と、はやる気持ちを抑えるように話した。

 G1クライマックス28は、7月14日の東京・大田区総合体育館大会で開幕し、8月12日の日本武道館で決勝が行われる。

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新日G1クライマックスにオメガ、オカダら20人

ケニー・オメガ(左)とオカダ・カズチカ


 新日本プロレスは17日の東京・後楽園大会で、今夏のG1クライマックス28の出場者20人を発表した。

 王者勢はIWGPヘビー級王者ケニー・オメガ、NEVER無差別級王者マイケル・エルガン、IWGPUSヘビー級王者ジェイ・ホワイトが参戦。ほかに棚橋弘至、真壁刀義、ジュース・ロビンソン、オカダ・カズチカ、後藤洋央紀、石井智宏、矢野通、YOSHI-HASHI、バッドラック・ファレ、タマ・トンガ、ハングマン・ペイジ、内藤哲也、EVIL、SANADA、鈴木みのる、ザック・セイバー・ジュニア、飯伏幸太が名を連ねた。

 7月14日の東京・大田区総合体育館大会で開幕し、8月12日の両国大会で決勝が行われる。

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高橋ヒロム「これが決勝だろ?」スカル破り白星発進

ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのBブロック開幕戦でスカルを破り白星発進した高橋ヒロム

<新日本:後楽園大会>◇19日◇後楽園ホール◇観衆1721人(札止め)


 ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアBブロック開幕戦のメインで、高橋ヒロムが、マーティー・スカルを激闘の末破り白星発進した。

 高橋は、スカルの巧妙な関節技や指への攻撃に苦しめられた。攻勢に出たかと思えば、腕や足を取られ、関節技と指への執拗(しつよう)な攻撃が襲いかかる。それでも、スカルの首に足を絡めると、20分47秒、「D」と名付けた変形三角絞めでレフェリーストップ勝ちを収めた。

 試合後マイクで「今回のこのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアが、今年のシーズンの中で1番面白かった、G1クライマックスより面白かったて、オレとこいつらで言わせてやるぜ」と絶叫した高橋は「これが決勝だろ? えっ、これが1つめかよ。こんなにきつくて、体が痛くて苦しいのに、でも、やめられないんだよ。楽しくて」と大会を楽しんでいる様子だった。

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オカダ「つまらない相手、認めてない」棚橋と防衛戦

12度目の防衛成功に自信たっぷりのIWGPヘビー級王者オカダ


 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が5月4日、福岡国際センターで棚橋弘至(41)を挑戦者に迎えた12度目の防衛戦に臨むことが2日、正式発表された。

 都内の新日本プロレス事務所で会見に臨んだオカダは、11度防衛の歴代1位記録で並ぶ棚橋とのV12戦に向け「並ぶというのは気持ち悪いので、さっさと12にいかせてもらいます」と自信たっぷりに宣言した。

 前夜1日の両国大会で挑戦表明してきた棚橋に対し「さん」付けではなく、呼び捨てにしたことに触れ「つまらない相手だと思いますよ。過去にやってきたことは認めてますけど、最近の棚橋弘至はレスラーとして認めていない」とバッサリ。コンディション、実力、強さともにレベルが下がっていると切りまくった。

 現在も棚橋が「エース」と自負していることについて「新日本プロレスのエース(の称号)はどうぞ。ただ自分が言っているだけ。恥ずかしくなくエースだよと名乗りたいのであれば、ご自由に」と上から目線で突き放した。

 棚橋とのIWGP戦は16年1月4日の東京ドーム大会以来。シングル戦も同年8月のG1クライマックス以来となる。オカダは「やっときたな、とかまったくない。もちろん(棚橋に)実力があれば、もっと早く戦っていたと思うし、それが今の棚橋弘至の実力なんじゃないかと。たどりつくまでに2年近くかかってしまう選手なんじゃないかなと思います」とレベルの違いを強調した。

 6年前の12年、棚橋弘至のV12戦で防衛記録を止めたのはオカダ自身。今回は立場が逆転した形での顔合わせとなったが、棚橋に向けて「できるんならやってみろよ」と不敵に笑った。

5・4福岡大会で棚橋を挑戦者に迎え、12度目の防衛戦に臨むIWGPヘビー級王者オカダ

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