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オカダ・カズチカが松本潤主演「99・9」に再出演

日曜劇場「99・9刑事専門弁護士 SEASON2」に、本人役で出演するオカダ・カズチカ(C)TBS


 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が、14日にTBS系で放送がスタートする、嵐の松本潤(34)主演の日曜劇場「99・9刑事専門弁護士 SEASON2」(日曜午後9時)に、本人役で出演することが12日、分かった。

 オカダは、16年5月15日に同系で放送された、シーズン1の5話にも本人役で出演。栄倉奈々演じるプロレス好きな女性弁護士・立花彩乃が参加したプロレス女子“プ女子”のイベント「オカダ・カズチカとカレーライスを食べる会」に、マネジャーの外道とともに登場するシーンを演じた。日曜劇場としては2009年(平21)10月期、11年4月期に放送された「JIN-仁-」以来、6年ぶり2度目となる異例のシリーズ化が実現した「99・9刑事専門弁護士」に、2シーズン連続での出演が実現した。

 “レインメーカー”ことオカダは、4日の新日本プロレス東京ドーム大会で、17年のG1クライマックス覇者の挑戦者内藤哲也(35)と防衛戦を行い、34分26秒、レインメーカーからの片エビ固めで勝利。自己新記録となる9度目の防衛に成功したばかりだ。

 今回は、松本演じる弁護士の深山大翔が居候する、いとこの坂東健太が経営する小料理屋「いとこんち」に登場し、坂東を演じる池田貴史ら俳優陣と相まみえる。本人役での出演だが、撮影現場では演出の木村ひさし監督から「オカダ選手は、もっとこういうテンションです」と演出されたという。「複雑な気分になりましたが、しっかりとオカダを演じることができたと思います…僕がオカダですが」と苦笑した。

 オカダはTBSを通じてコメントを発表した。

 「シーズン1では僕のマネジャーを務める外道さんとファンの皆さんでカレーを食べましたが、今回は…シーズン1をご覧の皆さんにはおなじみのあの場所に、文字通り”カネの雨”を降らせに行きました。(中略)その他にも、このチームならではの、プロレスが好きな人も、まだプロレスを知らない人も楽しめるポイントが、劇中にたくさんちりばめられていると思いますので、そういった細かいところもぜひチェックしながら見てもらえるとうれしいです」

 また”ファンキーウェポン”田口隆祐(38)も、シーズン1に引き続き出演が決まった。物語の重要な鍵を握る場面での出演になるといい、作品にどう絡んでいくか、注目だ。

日曜劇場「99・9刑事専門弁護士 SEASON2」で共演した池田貴史(後列左)とオカダ・カズチカ(同右)と演出の木村ひさし監督(前列中央)(C)TBS

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内藤哲也フラフラ敗北、それでも叶えた15歳の誓い

内藤(上)はオカダにデスティーノを見舞う(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が自己新記録となる9度目の防衛に成功した。17年G1クライマックス覇者の挑戦者内藤哲也(35)に対し、3回目のレインメーカーでマットに沈め、34分26秒、片エビ固めで白星を挙げた。

 敗れた内藤は「オレは負けてなんかねーよ。勝つまで何度でもやってやるよ」とふらつく足どりで言った。オカダの首を徹底的に攻めたが、最後は力尽きた。

 中3で決めた3つの誓いがあった。新日本入団、ヘビー級ベルト、残された最後が1・4のメインだった。サッカー少年だった15歳は「1人の人間に数万人の目が集まる」と憧れた。その頂点が東京ドームの花道。「誰に笑われようと大事にしてきた」。今でもファン会員だけに「新日愛」から団体方針への違和感を問う。「あの時チケットを買って客席にいた気持ちを忘れたくない」。その姿勢がファンの心をつかんだ。

 夢見た長い花道を歩き、死力を尽くし、そして敗れた。「今日、ひとつのゴールを迎えた。でもそれは中3の時の夢。レスラー内藤哲也としての夢がでてきた。いまひとついえるのは、オレは必ずこの舞台に戻ってくる」と目を光らせた。

オカダと内藤の年表

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オカダ・カズチカ矜持の34分26秒「王者とは?」

オカダ(右)は内藤にレインメーカーを決めマットにたたきつける(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が自己新記録となる9度目の防衛に成功した。17年G1クライマックス覇者の挑戦者内藤哲也(35)に対し、3回目のレインメーカーでマットに沈め、34分26秒、片エビ固めで白星を挙げた。4年連続となる1・4東京ドームのメインを飾り、王者の矜持(きょうじ)を示した。またエース棚橋弘至(41)がマークした11度の防衛最多記録を更新する意欲を示した。

      ◇       ◇

 最後にオカダが立っていた。地鳴りのように響く3万4995人の大歓声に包まれ、マットに倒れた内藤を堂々と見つめた。4年連続で東京ドームのメインを務め、自己新の9度目防衛に成功。「オレは、オレのプロレスで全員を満足させてやる。感動の雨、幸せの雨を降らせてやりますよ。そして新日本プロレスに金の雨を降らせる」。IWGPベルトを満足げに見つめた。

 内藤のミサイルキック、フランケンシュタイナーなどを後頭部に食らい続けた。何とか窮地を乗り越え、レインメーカーを成功させたが、2カウントで返された。2回目は疲労でフォールできずじまい。30分過ぎ、挑戦者の必殺技デスティーノを切り返し、ドリル式ツームストンパイルドライバー。相手の脳天をマットに突き刺し、3回目のレインメーカーで仕留めた。粘りをみせたG1覇者を退けた。

 4年前。14年の東京ドーム大会は、自ら保持するIWGP王座戦がメインから外された。13年G1覇者の内藤と組まれた防衛戦はファン投票でセミファイナルに“降格”。中邑-棚橋のインターコンチネンタル王座戦にメインを譲った。勝利後、オカダはシャワーを浴びながら周囲の音を遮った。「歓声はあえて聞かなかった。口には出さなかったが悔しかった」。考えるようになった。「王者の仕事とは何か」と。

 昨年7月、ロサンゼルス郊外で新日本興行が行われ、この米遠征で意識させられたのは見られ方。「試合だけではない。会場入りする時に短パン、サンダルというのは王者として新日の価値を下げる」。日本語圏でないからこそ、芽生えた王者の自覚だった。「簡単になれないからこそスーパースター」。愛車フェラーリ488GTBを乗り回し、毎回違う服で会場入りするようになった。

 この日も「新たな刺激が欲しい」とセミショートパンツからパンタロンにコスチュームを変更。存在感、醸し出すムード…すべてにこだわった。「まだまだ、この戦いをやっていかなきゃいけない。それがオカダ・カズチカの使命なのかなと」。

 V9防衛は歴代3位の記録となる。「目指していたわけではないですが、V11もみえてきた。それはそれで楽しい」。棚橋の持つ最多防衛の記録更新を見据えた。王者の誇りを具現化するオカダに18年も死角はない。【藤中栄二】

オカダ(右)は内藤に強烈なキックを食らわせる(撮影・足立雅史)

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オカダ自己新V9成功「新日本のすごさを世界中に」

内藤との激戦を制し防衛に成功したオカダは、腰に巻いたベルトを誇らしげに掲げる(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム


 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が自己新記録となる9度目の防衛を成功させた。

 17年のG1クライマックス覇者の挑戦者内藤哲也(35)との削り合うような大技の攻防を制し、34分26秒、レインメーカーからの片エビ固めでベルトを死守した。

 観客数が昨年よりも約9000人も増加し、年々と入場者数が増えている。「19年にもっとお客さんが入るように、しっかりとどんどん盛り上げて、新日本プロレスのすごさを日本全国、世界中に知らしめたいなと思っています」と自信満々。3万超えの興行となったこともあり、最後には「これだけお客さんが入ったので、(木谷高明)オーナーにボーナスをもらわないと。全選手、全社員に、ボーナスをごっちゃんです」とちゃめっ気たっぷりに“要求”していた。

オカダ(右)は内藤にレインメーカーを決める(撮影・滝沢徹郎)
オカダ(右)は内藤に強烈なキックを食らわせる(撮影・足立雅史)

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内藤哲也2年連続MVPにも「がっかり」嘆きのワケ

2年連続MVPの内藤は机に足を上げてポーズを決める

<2017年度プロレス大賞>


 東京スポーツ新聞社制定17年度プロレス大賞の選考が13日に都内で行われ、新日本で随一の人気を誇る内藤哲也(35)が2年連続2度目のMVPに選出された。制御不能なユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」で席巻する男は、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)と戦う1月4日の東京ドーム大会のカード設定を痛烈批判。IWGP・USヘビー級タイトル戦とのダブルメイン扱いになったことに疑問符を突きつけた。

 「大賞の会見ではあるけれど、言わなければいけないことがありますよねえ」。2年連続MVPは猪木、鶴田、天龍、オカダに続いて5人目の快挙。晴れがましい場のはずが、内藤には憤りと失望感が満ちた。「昨日発表があった、ダブルメインの件ですよ」。

 前日、WWEの超大物ジェリコが王者オメガに挑むUSヘビー級選手権がメイン扱いに格上げされた。「世界的知名度があるってだけでダブル。東京ドームのメインってその程度のものなんですか?」「WWEにごますってばかり。姿勢にがっかりしたっすね」とまくし立てた。新日最大のイベントで、米最大団体の威光にひれ伏すような判断。「ロス・インゴ」で団体人気をけん引し続ける自負ゆえ、「我々の普段を見せて世界にアピールすべきでしょ」と説いた。

 自身は14年の1・4で、IWGPヘビー級選手権ながらダブルメイン扱いのセミファイナルで戦った。「しょせん前座だから余裕ですよ」と苦い経験を糧に、USヘビー級の“昇格”にも平静。ただ、納得はできない。「オカダにないものをオレはいっぱい持ってますよ」。言いたいことを言う態度もその1つ。まずは来年の1・4。発言でもリング上の戦いでも、「もっと楽しませますよ」と公約した。【阿部健吾】

 ◆内藤哲也 ないとう・てつや。1982年(昭57)6月22日、東京都足立区生まれ。06年5月にデビュー。13年8月のG1クライマックスで初優勝。16年にメキシコから「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を持ち込み大ブレーク。180センチ、102キロ。得意技はデスティーノ。

 ◆選考事情 MVPの候補は新日本の内藤、オカダ、オメガの3人。オカダは1年半以上の長期にわたりIWGPヘビー級王座を守り抜き、新日本を中心として支えた安定性。G1を制した内藤は、話題性、ファンへのアピール度の高さ。そしてオメガは、その2人と激闘を演じた実力の高さから候補となった。投票は、東京スポーツ新聞社、スポーツ各紙の担当、プロレス雑誌、評論家ら21人の選考委員により行われ、15人が内藤を支持し、5票のオカダ、1票のオメガに圧勝した。

プロレス大賞受賞者

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元プロレスラーの大剛鉄之助氏死去 大相撲から転向


 元プロレスラーの大剛鉄之助さんが4日に死去していたことが6日、分かった。75歳だった。

 宮城・仙台市出身で、大相撲を経て、66年10月に蔵前国技館でプロレスデビュー。プロレスラーに転向。交通事故による負傷で現役引退後はカナダ・カルガリーを拠点とし、新日本プロレスの北米支部長や海外修行中のヤングライオンのトレーナーや世話役など務めた。若手時代から交流の深かった新日本プロレスの天山広吉(46)、天山の盟友・小島聡(47)は自身のツイッターを更新し、大剛さんの他界を報告した。

 天山は03年のカナダ・カルガリー遠征時、大剛さんが伝授されたのが必殺技の1つとなるアナコンダバイス。この必殺技で同年にG1クライマックスを初制覇していた。ツイッターを通じ、天山は「今から24年前の93年の6月に、海外武者修行で欧州に行きました。そして、大剛さんに出会い、言葉で言い尽くせないほどたくさんのことを学びました。まだ信じることができませんが、心よりご冥福をお祈りいたします。合掌」とつづった。

 また小島もツイッターで「私にとってもテンザン同様、海外遠征時で大変お世話になった方です。厳しくも優しい、もう1人の父親のような存在でした。思い出が尽きませんが…ご冥福をお祈りいたします」と故人を悼んだ。

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棚橋弘至、飯伏退けるもホワイト急襲、息つく暇なし

棚橋弘至(2015年4月23日撮影)

<新日本:大阪大会>◇5日◇エディオンアリーナ大阪


 新日本プロレス大阪大会が5日、エディオンアリーナ大阪で行われ、IWGPインターコンチネンタル王者棚橋弘至(40)が挑戦者飯伏幸太(35)を29分26秒の激闘の末に退け、3度目の防衛に成功した。

 自分を「神」とあがめる飯伏に8月G1クライマックスでシングル初白星を許したが、この日は厳しい攻めに終始。右膝狙いでドラゴン・スクリューを連発。最後は壮絶な打撃戦のスキを突き、ドラゴン・スープレックスからハイフライフロー2連発で仕留めた。

 オカダ、内藤という“2トップ”以上に潜在能力を認めながら、結果を出し切れない後輩に試合後、リングで「覚悟はあるのか?」と発奮を迫った。その後は海外遠征から凱旋(がいせん)したジェイ・ホワイト(25)に急襲、リングで大の字にされる一幕も…。狙われる立場の“エース”には一息つくひまもない。【加藤裕一】

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棚橋弘至vs飯伏幸太ベルトかけ次期シリーズ対戦へ

<新日本:両国大会>◇9日◇両国国技館◇観衆9234人(満員)


 IWGPインターコンチネンタル王者棚橋弘至と、飯伏幸太のベルトをかけた戦いが、次期シリーズで実現する可能性が高くなった。

 2人は第6試合のタッグマッチで対戦。8月のG1クライマックス鹿児島大会で、飯伏が棚橋にシングル初勝利し、そのときの決め技を「カミゴエ」と命名したことで、新たな因縁が生まれていた。2人は、スタートでいきなりリング上で火花を散らした。飯伏がキック3連発をお見舞いすれば、棚橋はハイキックを受け止めてからのドラゴンスクリューで応戦。一歩も引かない戦いで会場を沸かせた。試合は、飯伏組のジュース・ロビンソンが棚橋の相棒、真壁刀義から3カウントを奪い勝利した。

 試合後、棚橋は「オレとしては、早く棚橋-飯伏を組んでほしい。やるからには、しっかり前哨戦を戦い抜いて、棚橋がなぜ棚橋であるかをたたき込んで、その上で飯伏の覚悟を見ます」と話した。一方の飯伏は「まだまだたくさん絡みたいと思います。次期シリーズは全部出て、最後に勝ってやりたいと思います。棚橋さんが持っているベルトは、昔中邑(真輔)さんが持っていたベルトでもあるので、是非ベルトを取りたいと思います」と、ベルト奪取への意欲を見せた。

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G1王者内藤哲也のこだわりは東京ドームのメイン

18年1月4日東京ドーム大会メイン及びIWGPヘビー級王座挑戦権利証を手にポーズをとる内藤哲也

 新日本プロレスの内藤哲也(35)が4年ぶり2度目のG1クライマックス優勝から一夜明けた14日、都内の事務所で18年1月4日東京ドーム大会メイン及びIWGPヘビー級王座挑戦権利証を手に入れた。「権利証でこだわるのは、断トツで東京ドームのメイン。オカダやIWGPヘビー級王座よりはるかに魅力的」と話した。

 今後、権利証をかけた戦いについては「オレがやりたいと思っているのは石井だけだが、オレとやりたいと思っている選手が口に出してオレの名前を言ってくれることを期待している」と、新たな対戦者が現れることも希望した。

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V一夜明け内藤哲也「枠ありき」大会のあり方に一石

2度目のG1クライマックス優勝から一夜明け、会見場で来年1月4日東京ドーム大会メイン出場の権利証を手にポーズをとる内藤哲也(撮影・桝田朗)

 新日本プロレスのG1クライマックスで4年ぶり2度目の優勝を飾った内藤哲也(35)が優勝決定戦から一夜明けた14日、都内の事務所で会見した。内藤は「最高の空間をつくってくださったお客様に感謝しています」と、ファンへの感謝を最初に語った。そして、18年1月4日の東京ドーム大会メインとIWGPヘビー級王座挑戦の権利証を手にした。権利証の行使について質問を受けると「オカダ、IWGPヘビー級王座、メインの3つの中で、オレは断トツで東京ドームのメインイベント。ほかの2つに比べはるかに魅力的」と話した。

 これからは権利証をかけての戦いをこなす必要があるが「G1でも負けたが、やはりひっかかってしまうのは石井智宏。直前の米国大会でも負けているし、2連敗しているから、権利証の試合を組まされるのであれば、石井を指名する」と話した。

 また、優勝者としてG1クライマックスの大会のあり方にも疑問を呈した。今年のG1が、各ブロック最終戦の2人ずつに絞られ、他の試合がすべて消化試合となったことを受け「来年、よりレベルの高いG1にするため提案したい。20選手を10人ずつに分けて19大会という枠ありきで、あとから選手を選んでいる。そもそも20人なんて必要なのか。まず、G1にふさわしい選手をピックアップして、それから何大会必要かを決める方がいいんじゃないか」と話した。

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内藤G1史上最長制覇、死闘34分35秒の「運命」

G1クライマックス優勝決定戦 優勝した内藤は銀テープが舞うリングからスタンドを見回す(撮影・山崎安昭)

<新日本:G1クライマックス27両国大会>◇13日◇東京・両国国技館

 Aブロック1位の内藤哲也(35)が、13年以来4年ぶり2度目のG1クライマックス制覇を果たした。優勝決定戦で、Bブロック1位のケニー・オメガ(33=カナダ)と対戦。G1史上最長の34分35秒の死闘を必殺のデスティーノ2連発で制した。これで来年1月4日、東京ドーム大会のメイン出場権利証を獲得。4年前にはかなわなかった最大の夢をほぼ手中にした。

 どちらに転ぶか分からない運命を「運命」と名付けた技で引き寄せた。デスティーノ(スペイン語で運命)=後方宙返り式リバースDDT。何度もオメガの蹴りを食らいながら折れなかった内藤は、スイング式デスティーノに正調デスティーノと連続で決め、死闘に決着をつけた。34分35秒。G1史上、最も長い戦いの末に運命をつかみ取った。

 「ロスインゴベルナブレスに出会ってから2年。あの出会いが、オレのすべてだった。まさに、デスティーノ。思っていることは声に出して言わないと誰にも伝わらない。まずは自分自身が楽しむこと。メキシコに行って、ロスインゴ-の仲間に教えてもらった」

 まさに、この2年の戦いが、内藤のプロレス人生を大きく変えた。棚橋2世と言われ、将来のエースを期待されながら伸び悩んだのは14年まで。15年夏のメキシコ遠征でロスインゴ-に出会い、運命が開けた。制御不能と言われた振る舞いや、奔放な発言。最初は戸惑っていたファンの支持も徐々に広まり、大きなムーブメントになった。

 この日の両国国技館での大声援が内藤時代の到来を物語っていた。試合後、観客とお約束の「デ・ハポン」の大合唱。内藤は「新日本の主役はオレだ!」と絶叫した。4年前、G1制覇でIWGPヘビー級王座オカダとの試合が決まった。しかし、中邑-棚橋のインターコンチネンタル選手権試合にファン投票で敗れ、セミファイナルに降格となった。今後、防衛戦や権利証をかけた戦いが行われるが、このままいけばIWGP王者オカダとの戦いが待つ。実力と揺るぎないファンの支持で、内藤は今度こそ、メインの座を勝ち取る。【桝田朗】

 ◆内藤哲也(ないとう・てつや)1982年(昭57)6月22日、東京都足立区生まれ。05年11月に新日本の入団テストに合格。06年5月にプロデビュー。13年8月のG1クライマックスで初優勝も、翌年1月4日の東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座オカダに敗れ失速。しかし、16年にメキシコから制御不能のユニット「ロスインゴベルナブレス・デ・ハポン」を持ち込み大ブレーク。4月にIWGPヘビー級王座初戴冠を果たした。180センチ、102キロ。得意技はデスティーノ。

G1歴代優勝者

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オカダがEVIL防衛戦を熱望「借り返してやる」

<新日本:G1クライマックス27両国大会>◇13日◇東京・両国国技館

 IWGPヘビー級王者オカダが、EVILとの防衛戦を熱望した。

 セミの8人タッグで、5日の大阪大会で敗れたEVILと対戦。そのときに負傷させられた首に集中攻撃を浴び、試合も敗れた。EVIL戦がG1制覇を妨げた最大の要因となったことでオカダは「EVIL、しっかりお前には借りを返してやる」と、リベンジのための防衛戦の可能性を口にした。

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内藤哲也4年ぶりG1制覇「新日本の主役はオレ」

優勝した内藤は銀テープが舞うリングからスタンドを見回す(撮影・山崎安昭)

<新日本:G1クライマックス27両国大会>◇13日◇両国国技館

 Aブロック1位の内藤哲也(35)が、Bブロック1位のケニー・オメガ(33=カナダ)を破って、13年以来4年ぶり2度目のG1クライマックス制覇を果たした。

 メインの優勝決定戦は、両者譲らぬ大熱戦。ペースの握り合いから、内藤がエプロン、場外とネックブリーカーを連発。さらに、場外の中継席のデスクにパイルドライバーを放つなど、危険なワザでオメガを追い詰める。しかし、オメガも場外へのダイビングやミサイルキック、ジャーマン、青の衝動などで猛反撃。24分には、オメガのパワーボムを内藤がフランケンシュタイナーで返す大技を披露するなど、G1史上に残る名勝負を展開した。最後は、内藤が浴びせ蹴りからドラゴンスープレックス、さらにスイング式デスティーノ、正調デスティーノと流れるように技を繰り出し、オメガを仕留めた。34分35秒はG1史上最長だった。

 試合後内藤はマイクを握り、満員の大観衆と「デ・ハポン」の大合唱。そして「新日本の主役はオレだ!」と言い放った。優勝者インタビューでは「ロスインゴベルナブレスに出会ってから2年。あの出会いがオレの全てだった。まさにデスティーノ。思っていることは言わない誰にも伝わらない。まずは自分自身が楽しむこと。メキシコでロスインゴの仲間たちに教えてもらった」と話した。優勝で、来年1月4日、東京ドーム大会のメイン出場権利証を獲得。4年前にはかなわなかった最大の夢を、今度は実力でつかみ取る。

内藤は顔面にオメガのヒザをまともに食らう(撮影・山崎安昭)
優勝した内藤はクールにポーズを決める(撮影・山崎安昭)

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小島聡、EVILに轟沈で幕 来年以降も出場目指す

<新日本G1クライマックス27:両国大会>◇12日◇両国国技館◇観衆7591人(札止め)

 Bブロック予選リーグ最終戦で、ベテラン小島聡(46)が、EVILに敗れ、1勝8敗の勝ち点2で大会を終えた。EVIL戦も勝利への闘志をむき出しに、激戦を展開。もう1歩まで追い詰めたが、最後はラリアット合戦の末、ヘッドバットからEVILを食らい轟沈(ごうちん)した。

 同じ第3世代と呼ばれる永田裕志(49)が、前日のAブロック最終戦を最後にG1からの卒業。小島は「今回の成績を受けて、私はG1に出場する資格のない選手だということが分かった。しかし、来年のG1まで頑張って努力すれば、もしかしたら出場する資格が出てくるかもしれない」と、こちらは来年以降の出場を目指していく考えを示した。

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オメガ大技連発でオカダ粉砕!2年連続V決定戦へ

ケニー(下)はオカダに強烈な投げ技を決める(撮影・滝沢徹郎)

<新日本G1クライマックス27:両国大会>◇12日◇両国国技館◇観衆7591人(札止め)

 Bブロック予選リーグ最終戦で、昨年覇者のケニー・オメガ(33=カナダ)がIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)を破り、2年連続優勝決定戦進出を決めた。

 オメガは、5日の大阪大会のEVIL戦で首を負傷し万全ではないオカダに非情の首攻撃。リバースのフランケンシュターナーを2度繰り出し、ジャーマンスープレックス、タイガースープレックスと、後頭部からマットにたたきつける大技を連発。

 最後はVトリガーから、片翼の天使でオカダを粉砕した。1月4日の東京ドーム大会では46分45秒の死闘の末敗れ。6月11日の大阪城ホール大会では60分時間切れ引き分けと、いずれも王座戦ではね返されたオカダに、三度目の正直で勝利。

 外国人としてG1史上初の連覇を目指し、13日にAブロック1位の内藤哲也(35)と対戦する。オメガは「内藤、お前は強くてセクシーだが、オレには劣る。明日は、カナダの国旗が会場にはためくことになる」と連覇を宣言した。

試合に敗れ決勝進出を逃したオカダ(中央)はうなだれた表情で会場を去る(撮影・滝沢徹郎)

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永田裕志男泣き終戦「永田の挑戦は終わりません」

試合後、「永田」と書かれたボードで埋め尽くされた会場に頭を下げる永田(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:G1クライマックス27両国大会>◇11日◇両国国技館

 今大会でG1クライマックスを卒業する19年連続19度目出場の永田裕志(49)が、最後の夏を終えた。Aブロックでバッドラック・ファレと死闘を展開。かつての教え子の体に、貫き通したストロングスタイルをたたき込んだ。1勝8敗と過去最低の結果も、試合内容で「永田ここにあり」を示し、完全燃焼した。

 リングに大の字にのびた永田の表情が、放心状態から笑みに変わった。自身のプラカードがリング周辺を埋め尽くし、ファンの声援が会場を包んだ。リングに座り込んで泣いた。19年連続19度目、G1最多の歴史を刻んできた永田の最後の試合が終わった。

 「最後まで現実は厳しかった。こんな成績は初めてだけど、戦った全員が誰ひとりすかすことなく、真っ正面からオレをつぶしに来てくれた」と最後のG1を振り返った。今年限りと決意して臨んだ大会。「最後の花道に」と野心を持って挑んだが、結果は1勝8敗。それでも、棚橋や内藤らと互角の戦いを演じ、そのストロングスタイルを相手の体に刻みつけた。

 99年初出場から団体の中心を走りだした。1年目から3年目まで予選1位。3年目の01年には初優勝。武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋の闘魂三銃士に続く世代として、長州力に鍛えられた「第3世代」の旗手として新日本を引っ張った。特にG1への思い入れは強く、両国国技館ですら満員にならない苦境に、今や定番となったあの手この手の公開練習で話題作りもした。

 近年は結果を残せず、IWGP王座などベルト戦線からも遠ざかった。それでも若手の指導役を買って出て、その育成に取り組んだ。「今育てている若手の中にいい選手が出てきた。彼らをG1の舞台で活躍させるために身を引くのもいいかと」と、節目の20年にこだわらず卒業宣言した。「G1は今年で終わりだが、永田の挑戦は終わりません」と、晴れ晴れとした表情で言った。【桝田朗】

 ◆永田裕志(ながた・ゆうじ)1968年(昭43)4月24日、千葉県東金市生まれ。日体大レスリング部で92年に全日本選手権で優勝後に新日本入団。同年9月にプロデビュー。01年にG1初制覇、02年4月にIWGPヘビー級王座奪取。同王座10度防衛は棚橋の11度に次ぐ記録。14年2月にはノアのGHCヘビー級王座も獲得。得意技は白目式腕固め。弟克彦氏(43)は00年シドニー五輪レスリング・グレコローマンスタイル69キロ級で銀メダルを獲得。183センチ、108キロ。

試合後、感極まり涙を見せる永田(撮影・滝沢徹郎)
G1クライマックス星取表

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内藤哲也「予想通りの結果」棚橋破り優勝決定戦進出

内藤(上)は棚橋にコーナーポストからデスティーノを決める(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:G1クライマックス27両国大会>◇11日◇両国国技館◇観衆7495人(札止め)

 Aブロックの予選リーグ最終戦で、内藤哲也(35)が、勝ち点12点で並ぶIWGPインターコンチネンタル王者棚橋弘至を破り、13日の優勝決定戦進出を決めた。

 大阪城ホール大会でベルトを奪われた棚橋に、徹底して右膝を攻撃された。内藤も棚橋の痛めている右腕を攻めてお返し。互いに勝利への執念を見せ合い、ビンタやエルボーの応酬もあった。最後は、棚橋のツイスト&シャウト3連発を脅威の粘りで返した内藤が、デスティーノ2連発を放って勝利をもぎ取った。内藤は「みなさまの予想通りの結果でしょう。会場のお客様がオレの優勝を望んでいる。優勝決定戦で勝って、ロスインゴ創設以来の大合唱が起こるかも」と不敵な笑みを浮かべた。

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永田裕志「厳しかった」G1過去最低1勝も完全燃焼

試合後、永田は感極まり涙を見せる(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:G1クライマックス27両国大会>◇11日◇両国国技館◇観衆7495人(札止め)

 19年連続19度目出場と最多記録を持つ永田裕志(49)が、最後のG1クライマックスを終えた。

 Aブロック予選リーグ最終戦で、かつての教え子バッドラック・ファレと死闘を展開。その巨体に、貫き通したストロングスタイルをたたき込んだ。キック、張り手、エルボー、バックドロップホールドなど、持てる技を駆使して勝利への執念を見せたが、最後はバッドラック・フォールに沈んだ。

 1勝8敗と過去最低の結果も、試合内容で「永田ここにあり」を示し完全燃焼。永田は「最後まで優勝を目指して戦ったが、現実は厳しかった。こんな成績初めて。G1出場は今日で終わりだが、永田の挑戦は終わりません。ここから自分の真価が問われると思います」と、今後もリング上で存在感を示すことを約束した。

永田(上)はバッドラックの腕を極める(撮影・滝沢徹郎)
試合後、永田(右)の敬礼のポーズにバッドラックは頭を下げる(撮影・滝沢徹郎)

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飯伏幸太G1予選敗退も「自分の中では大満足」

<新日本:G1クライマックス27両国大会>◇11日◇両国国技館◇観衆7495人(札止め)

 Aブロック予選リーグ最終戦が行われ、2年ぶり出場の飯伏幸太(35)は、後藤洋央紀に敗れ、5勝4敗の勝ち点10で3度目のG1を終えた。

 飯伏は、予測不能の反撃で後藤を追い詰めたが、最後は裏GTRから正調GTRの連発に沈んだ。飯伏は試合後「いい経験をさせてもらった。自分がやれることはやったつもり。自分は爆発した。自分の中では大満足」と長い戦いを乗り切り、笑顔で戦いを振り返った。

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オメガがSANADA撃破「オカダに勝って優勝」

<新日本:G1クライマックス27横浜大会>◇8日◇横浜文化体育館◇観衆4761人

 Bブロックの第8戦が行われ、昨年優勝のケニー・オメガ(33)が、SANADAを下し6勝2敗で勝ち点12に伸ばした。

 オメガは、身体能力の高いSANADAと競い合うように、飛びワザを連発。SANADAの絞め技スカルエンドに何度もつかまったが、最後は、SANADAが肩に乗ってきたところを、逆に体をロックし、そのまま片翼の天使で切り返し勝利した。

 オメガは「反対のブロックでは飯伏は決勝に上がって来れないようだが、オレには使命がある。プロレス史上最高のレスラーになるために、オカダに勝って優勝する」と宣言した。

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小島聡「最後は勝利したい」トンガに敗れ連勝逃す

<新日本:G1クライマックス27横浜大会>◇8日◇横浜文化体育館◇観衆4761人

 Bブロックで、5日の大阪大会で今大会初勝利を挙げた小島聡(46)は連勝を逃した。

 タマ・トンガの動きの速い攻撃に苦戦したものの、持ち前のパワーでじわじわと反撃した。右腕のサポーターを外し、決めのラリアットにいったが、逆に右腕に集中攻撃を浴びて失速。逆にトンガのガンスタンでマットにたたきつけられ、大の字にのびた。

 「最後のG1で一花、二花咲かせたいと思ったが、現実をつきつけられていることに憤り、悔しさ、情けなさを感じます」と唇をかんだ。それでも「今、自分の心の中を支配しているのは元気の2文字。その元気をみなさんに届けられるよう、最後は勝利したい」と前を向いた。

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オカダ・カズチカ鼻折られた 鈴木みのるに大苦戦

<新日本:G1クライマックス27横浜大会>◇8日◇横浜文化体育館◇観衆4761人

 Bブロックの決勝進出争いは、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)と昨年覇者ケニー・オメガ(33)の2人に絞られた。

 オカダはメインでくせ者・鈴木みのるを迎え撃った。体格で勝るオカダだが、すきを見せると鈴木の絞め技に捕まる展開で、なかなかリズムに乗ることができない。終盤は壮絶な張り手合戦。鈴木のビンタ14連発に崩れ落ちると、場内からはなんと「鈴木コール」がわき起こった。

 これも絶対王者の宿命か。オカダも、ドロップキックやレインメーカーで鈴木にダメージを与えるが、驚異的なスタミナを誇る鈴木にはね返される。最後は、攻め手を欠き30分時間切れ引き分け。オカダは勝利を奪えず、6勝1敗1分けで勝ち点13となった。

 試合後オカダは「全勝すると言ってEVILに負け、このベルトが1番だと見せつけるといって鈴木に勝てなかった。このG1で散々伸びていた鼻を折ってもらったよ。でもこんなんで調子乗っているのをやめることできない。オメガに勝って優勝して、オカダのすごさを見せつけてやる」と、負けん気の強いところを見せた。

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会心「ゼアッ!」G1卒業宣言の永田裕志が初勝利

<新日本:G1クライマックス27浜松大会>◇6日◇アクトシティ浜松

 新日本プロレスのG1クライマックス27浜松大会が6日、アクトシティ浜松でAブロック第8戦を行い、今大会でG1卒業を宣言した永田裕志(49)が、ついに今大会初勝利を挙げた。開幕戦で棚橋に土をつけたセイバーJrと激闘を展開。序盤からキックの連打を浴びせ、ナガタロックなど持てる技を総動員して勝利への執念を見せた。最後は得意のバックドロップホールドで勝負を決めた。

 試合後は会場のファンに向かって敬礼し、会心の「ゼァッ!」。19年連続19度目の出場という記録を持つが、これほど勝利に見放された大会はなかった。「どれも負ける試合じゃなかった。でも、現実に勝ちを取るってことがあるかないかで全然違うということを今日の試合で感じた」としみじみ。それが、永田が19年戦ってきたG1への実感だった。IWGPインターコンチネンタル王者棚橋は、石井を破り6勝目。勝ち点12で内藤と首位で並んでいる。

王者オカダ・カズチカ初黒星、Bブロック大混戦

<新日本:G1クライマックス27大阪大会>◇5日◇エディオンアリーナ大阪◇観衆5490人

 新日本プロレス大阪大会が5日、エディオンアリーナ大阪で行われ、G1クライマックスBブロック公式戦で6戦全勝(勝ち点12)だったIWGP王者オカダ・カズチカ(29)が初黒星を喫した。

 EVILに22分47秒、レインメーカーをEVILで切り替えされて、まさかの3カウント。勝ち点10としたEVILはリングで「超人オカダを倒してやったぜ」。倒れたオカダを「オレの方がオメエよりツエ~んだよ」と見下した。ケニー・オメガもジュース・ロビンソンに不覚を取り、勝ち点10止まり。Bブロックは大混戦だ。

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矢野通ワールド全開3勝目 ゴング前から鬼ごっこ

<新日本:G1クライマックス27大阪大会>◇5日◇エディオンアリーナ大阪◇観衆5490人

 矢野通(39)がBブロック第7戦で、やりたい放題の3勝目を挙げ、勝ち点6とした。

 古き良き怪奇派を思わせるタマ・トンガに対し、ゴング前からひたすら逃げ回る鬼ごっこを展開。場外乱闘中に開始ゴングが鳴り、リングに上がったら、1人でロープに体をくぐらせ、お決まりの「ブレーク! ブレーク!」を連発。完全に“矢野ワールド”に引き込み、一瞬の押さえ込みでフォールを奪った。試合時間はたった3分15秒。「タマ・トンガは怖い、怖い~。でも、悪は滅びる、闇はついえる。勝ったのは私。これで見知らぬホテルに行っても、フロントのお姉さんがカギをくれるはずだ」と意味不明? のご満悦だった。

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EVIL「オレの方がツエ~んだよ」全勝オカダ撃破

<新日本:G1クライマックス27大阪大会>◇5日◇エディオンアリーナ大阪◇観衆5490人

 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの“キング・オブ・ダークネス”EVILがBブロック第7戦で、波乱を巻き起こした。6戦全勝だったIWGP王者オカダ・カズチカ(29)を22分47秒、必殺のEVILでマットに沈めた。

 序盤から持ち味のラフ&パワー殺法で主導権を握った。場外でパイプイス4個をちりばめ、その上にオカダをパワーボムで放り投げる危険な攻め。終盤はオカダのドロップキック3連発、投げっぱなしドラゴンスープレックスを挟む、レインメーカー2連発に耐えた。アゴにカウンターの頭突きを見舞い、最後はレインメーカーをカットし、物の見事にEVILを決めた。

 試合後のリング上では、起き上がれないオカダを見下し、マイクで言いたい放題だった。「宣言通り、超人オカダ・カズチカを倒してやったぜ! オカダ! オレの方がオメエよりツエ~んだよ。G1を制し、IWGP及び新日本を支配するのは、このオレ、EVILだ」。勝ち点12で止まったオカダに対し、同10点。この日、ケニー・オメガもジュース・ロビンソンに金星を献上し、同10点にとどまった。混戦のBブロックで、EVILが不気味に存在感を増してきた。

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棚橋が真壁下し首位守る G1クライマックス27

棚橋弘至

<新日本:G1クライマックス27愛媛大会>◇4日◇アイテムえひめ

 新日本プロレスのG1クライマックス27愛媛大会が4日、アイテムえひめで行われ、Aブロック第7戦でIWGPインターコンチネンタル王者棚橋弘至(40)が、メインで真壁刀義を下し5勝2敗の勝ち点10で首位を守った。

 棚橋は真壁の猛攻をしのぎ、最後はハイフライフローで試合を決めた。内藤もセイバーJrとの激闘をデスティーノで制し、5勝目で勝ち点10と棚橋と首位を併走。飯伏は、永田を破り4勝3敗と勝ちが先行。今大会でG1卒業を宣言している永田は、大激戦の健闘むなしく7戦全敗となった。

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「崇高なる大泥棒」矢野通「世の中は証拠がすべて」

G1クライマックス星取表

<新日本:G1クライマックス27福岡大会>◇2日◇福岡市民体育館◇観衆3184人

 Bブロック第6戦で、前代未聞の珍事が起きた。「崇高なる大泥棒」の異名を持つ矢野通(39)が、レフェリーをだましてエルガンから白星を奪い取った。2人の戦いは、途中から互いの急所をねらい合う展開に。もともと、レフェリーの目をかすめ、急所攻撃からの丸め込みで勝負を決めることが多い矢野。レフェリーも互いの急所攻撃を止めることに集中していた。

 しかし、矢野がレフェリーが背を向けたスキに急所をおさえ、痛がるしぐさを見せると、レフェリーはエルガンの反則負けを宣告してしまった。その間、わずか2分58秒。2勝目をゲットした矢野はインタビューで「みなさんご存じの通り、世の中は証拠がすべて」と高笑い。エルガンは「レフェリーにやられた」と悔しがることしきりだった。IWGPヘビー級王者オカダは6連勝。昨年覇者のオメガが1敗で続いている。

矢野通(17年7月17日撮影)

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王者オカダ・カズチカ6連勝「まあ完勝でしょう」

<新日本:G1クライマックス27福岡大会>◇2日◇福岡市民体育館◇観衆3184人

 Aブロック第6戦が行われ、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが、ただ1人の6連勝を飾った。

 オカダは、ゴング前にタマ・トンガの奇襲攻撃を受けたが、徐々に態勢を立て直していく。試合途中には、グロッギー気味のトンガを挑発。最後は、トンガのガンスタンを受け止めると、バックドロップからツームストン・パイルドライバーを決め、最後はレインメーカーで粉砕した。オカダは「まあ、完勝でしょう。タマ・トンガよ、お前の7年ってそんなもんか」とトンガへ厳しい言葉を投げていた。

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鈴木みのる4勝目「ただの脱落者」下した小島を罵倒

<新日本:G1クライマックス27福岡大会>◇2日◇福岡市民体育館◇観衆3184人

 Bブロック第6戦が行われ、鈴木みのるが小島聡を下し、4勝目を挙げた。

 鈴木は、タイチ、デスペラードら軍団の効果的な援助を受けて、小島を翻弄(ほんろう)。小島が、ラリアットからフォールを向かうと、タイチがレフェリーを場外に連れ出すなど、やりたい放題。それでも初勝利に執念を燃やす小島を、鈴木は裸絞めからパンチの連打、さらにゴッチ式パイルドライバーを決め、勝利を奪った。

 試合後、インタビューに答えようとする小島を会見場から追い出した鈴木は「小島、お前が見ているのは過去の栄光だ。お前はただの脱落者だ。2度とオレの前に面を出すな」と、口汚く罵倒した。

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