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岩佐亮佑、V2戦は8・16 無敗の1位ドヘニー

V2が決まった岩佐亮佑


 ボクシングIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)のV2戦が、17日に千葉・柏市内のジムで発表された。

 8月16日に東京・後楽園ホールで、指名挑戦者の同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)を迎え撃つ。相手は19勝(14KO)無敗のファイター。岩佐は「2敗した鬼門の左だが、この大きな壁を乗り越えれば、また強くなれる。今回は自信ある」と強気に話した。

 発表会見は16日に移転オープンしたばかりの新ジムで行われた。徒歩6分とより駅近の2階で、約200平方メートルと広くなった。内装などは後援者がすべてサポートしてくれ、リングも5メートル四方と1・5メートル広くなった。今回は相手のパワーをどうかわすかがポイント。小林会長は「岩佐には足も使えてパフォーマンスも上がるはず」と話す。岩佐も「前は3歩で追いかけられたがまだ2歩ある。僕には有利」と目を輝かせた。25日から奄美大島での走り込みキャンプに入る。

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和気慎吾が再起4連勝「世界の準備はできている」

和気慎吾(奥)(2017年12月31日撮影)

<プロボクシング:フェザー級8回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール


 IBF世界スーパーバンタム級8位和気慎吾(30=FLARE山上)が再起4連勝を飾った。

 フィリピンのスーパーフェザー級7位ローマン・カント(28)を相手に切れのあるパンチでリード。4回に左ボディーでダウンさせたが、レフェリーはスリップと判断。この時にパンチで左目上もカットしていて流血。ドクターチェックを受けてレフェリーストップとなり、4回2分50秒TKO勝ちした。

 16年の世界初挑戦では11回TKO負けを喫した。ジム移籍して再起し、世界再挑戦が見えるところまできた。「世界の準備はできている。すぐにもやりたい」と宣言したが、すでに次戦が設定されている。世界前哨戦と言える一戦だ。

 7月27日に後楽園ホールで、日本同級王者久我勇作(27=ワタナベ)に挑戦する。久我が3月に初回KOでV2に成功し、両陣営とも対戦に乗り気だった。「用意された試合はやる。100%勝つ自信はある。明確に世界への切符がほしい」。久我も世界を狙っているだけに、生き残りをかけた決戦を見据えた。

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「ボクサーとして認めない」岩佐もネリに強い怒り

試合を伝える本紙を手にする岩佐(撮影・丹羽敏通)


 初防衛したIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐は一夜明けても反省しきりだった。大差判定勝ちも攻めきれずに「慎重になってアグレッシブや強さを見せられなかった」。次戦は同級1位ドエニー(オーストラリア)と指名試合の予定で「無敗相手に勝ち残れば評価も上がる」と早くも意欲。

 ネリへの怒りは収まらず「ボクサーとして認めない。去るべき」と切って捨てた。7年前に対戦もした山中には「人間性も見習い、ああいう男になりたい。継げるようなボクサーに」と誓った。

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岩佐「ボクサーとして認めない」ネリに怒り収まらず

初防衛に成功してセレス小林会長(右)と並んで一夜明け会見に臨む岩佐(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が、元WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)の敗戦に怒りが収まっていなかった。

 初防衛から一夜明けた2日、千葉・柏のジムで会見。自らの試合映像は見ていないが、山中の試合は見たという。「体重の影響は分からないが、2回では立て直すのは難しかった。いろんな事情で試合をやったのは事実だが、負けた以前に試合は成立していない。納得できない。ふに落ちない。悔しいし、いまだに怒りは収まらない」と話した。

 体重超過で王座剥奪にも勝利した前王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)は、今後同じ階級に上げてくる可能性もある。「チャンスは与えない。かかわりたくない。ボクサーとして認めない。去るべき」と切って捨てた。

 山中とは7年前に日本バンタム級王座を争い、今回が初の共演だった。「戦う以前に立ち居振る舞い、人間性を見習いたい。いろいろ巡り合わせもあるが、つなげるようなああいうボクサー、男になりたい。山中さんの分も頑張りたい」と話した。

 小林昭司会長(45)も「ネリは減量がきついのでなく、なまけてだらしないだけ。ムカつく。リングで喜ぶ姿は許せない。モラルがない。コミッションやWBCが何らかの動きをしないと。ボクシング界の危機を感じる」とこちらも怒りが続いていた。山中には「テレビ解説もして、この4日間は一緒で、ああいう結果は1人のファンとしても残念。試合後も取材に答えていたがプロフェッショナル。あらためてすごい人だと感じた」と評した。

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岩佐亮佑、大差初防衛も安全策に反省「満足感ない」

初防衛に成功して試合を伝える本紙を手に写真に納まる岩佐(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が2日、初防衛から一夜明けて千葉・柏のジムで会見した。同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)にジャッジ1人がフルマークと大差判定勝ちにも、攻めきれなかったことを反省した。

 「慎重になりすぎた。アグレッシブや強さを見せられなかった。いろいろ練習したが試せず、淡々と進める安全策になった」。日本の同級世界王者では2人目の防衛にも「光栄だが満足感はない」と反省に終始しした。小林昭司会長(45)は「守りを固めてくる想定はなかった。コーチとしても力不足」とこちらも反省。それでも岩佐は「負けなかったことだけが救い。次にはつながった」と早くもV2戦へ気持ちを切り替える。

 次戦は夏にも同級1位TJ・ドエニー(31=オーストラリア)と指名試合となる予定。18戦全勝(13KO)の左ファイターという。「第2章の第1歩で終わることはなかった。反省を踏まえて一生懸命やるだけ。相手は無敗で厳しい試合になるが、勝ち残れば評価も上がる。2、3週間休んで早めに1日を大切に練習していく」と意欲的。小林会長も「未熟だが伸びシロがあると言うこと。攻撃の引き出しを増やして、自分のボクシングを貫かせたい」と今後の成長を期待した。

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ただ勝つために来た確信犯か/ボクシング関係者の声

2回、ネリ(右)のパンチを受けてダウンする山中(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇東京・両国国技館


 元王者山中慎介(35=帝拳)が前日計量の大幅な体重超過で王座を剥奪された前王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)と、因縁の再戦に臨んだが2回TKO負け。2回までに4度のダウンを奪われ、昨年8月にV13を阻まれた雪辱を果たせなかった。試合後に「これで終わりにします」と述べ、神の左と称された左拳を武器に5年9カ月にわたり世界王者であり続けたボクサー人生に終わりを告げた。

<ボクシング関係者の声>

 川島郭志氏(元世界WBAスーパーフライ級王者)「ジャブで倒し、体重ハンディがそのまま出た。ネリは元気いっぱいで、余裕を持って臨んでいた。1時間程度で再計量して1キロ落ちるとは、本気で絞っていない。ただ勝つために来た確信犯では。体を削ってやってきた山中がかわいそうで気の毒。結果がすべてとはいえ、ボクもショック。ボクシングは細かい階級があってのもの。ペナルティーを与えるなどは当然のことにしてほしい」

 具志堅用高氏(元WBA世界ライトフライ級王者)「右ジャブがストレートのようで、最初のダウンで効いてしまった。ネリは体が元に戻っていた。ちゃんと計量をパスしないと。あんな体重オーバーは、残念というよりありえない」

 日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長 「階級制の競技で体重という前提が崩れてしまうと、ボクシングの存在自体が危うくなる。WBCと話し合いをしていきたい」

 岩佐亮佑(IBF世界スーパーバンタム級王者)「ショック。悔しい。気持ちの悪い負け。そもそも成立しない試合。あんなのでよく喜べると思う。どんな神経しているのか。ネリは一番尊敬できないボクサー」

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岩佐亮佑V1も自虐コメント「再弱王者」「力不足」

10回、サウロン(左)に右フックを放つ岩佐(撮影・狩俣裕三)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇東京・両国国技館


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が鬼門の初防衛を果たした。同級13位サウロン(フィリピン)を終始リードし、8~12ポイントと大差の3-0で判定勝ち。日本から10人目の同級王者で2人目の初防衛にも、ダウンも奪えず反省しきりだった。

 11回にやっとチャンスも仕留めきれなかった。岩佐の口からは自虐コメントが並んだ。「見ての通りの最弱王者。凡戦。これが現実で力不足。情けなく甘かった」と笑みはなかった。

 相手はガードを固め、無理に出てこない。入手した映像は1試合で、来日が遅く公開練習もなし。情報不足に、フィリピン人に8戦全勝もダウンなど苦手意識もあった。尊敬する3階級制覇の長谷川氏から「強い岩佐を見たい」と言われ、練習視察ではお墨付きももらった。テレビ解説で「目も合った」が「強くなかった」と悔しがった。

 小林会長は2日遅れの誕生祝いに「おれの2-1判定よりいい」とホッとした。岩佐は「勝ったことが救い。次も苦手な左。早めに練習を再開したい」。1位ドエニー(オーストラリア)と指名試合でのV2戦で、今度こそ左をさく裂させる。【河合香】

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岩佐亮祐、山中相手ネリに憤り「一番尊敬できない」

2回、3回のダウンでTKO負けとなる山中(左)。右は、ほえて勝利を喜ぶネリ(撮影・狩俣裕三)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐(28=セレス)も、元WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)の敗戦にショックと怒りを見せた。

 1日の初防衛戦で判定勝ちを収めたが、控室で着替え終わると花道にまで走って観戦。山中が2回TKO負けに「ショック。悔しいです。気持ちの悪い負け」と目を伏せた。7年前に日本王座を争った山中と初の共演で「2人とも勝って笑いたい」という願いはかなわず。

 前同級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)に対して「そもそも成立しない試合。あんなのでよく喜べると思う。どんな神経しているのか。ネリは一番尊敬できないボクサー」と憤っていた。

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初防衛の岩佐亮祐「勝っただけが救い」夏ドエニー戦

8回 岩佐はサウロンに左ストレートを浴びせる(撮影・浅見桂子)

<ボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇東京・両国国技館


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐(28=セレス)が鬼門の初防衛を果たした。同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)を迎え撃ち、得意の左ストレートを中心に終始リード。ダウンは奪えなかったが、8~12ポイントの大差をつけた3-0で判定勝ちした。

 初回に始めて放った左ストレートで、サウロンを大きく後退させた。その後も攻勢を続けたが、なかなか捕まえられない。「ガードを固めてきて、倒れなきゃいいと、チャレンジャーじゃなかった」と岩佐。11回に左ストレートからコーナーへ、ロープへと追い込む。初めて場内を沸かせるチャンスになったがゴングと時間切れ。最後までダウンも奪えなかった。

 試合後は自虐コメントが続いた。「見ての通りの最弱王者です。凡戦。甘さでダラダラ行き、12回までに崩せなかった。強くなかった。勝っただけが救い」と笑みもなかった。小林会長も「もっと来ると思ったが来なかった。試合を見たのは1試合だけ。公開練習もなく情報不足で想定外だった」という。

 スーパーバンタム級は日本から10人目の世界王者だが、過去防衛したのは引退で返上の長谷川を除くと西岡だけだった。セコンドは終盤2回は「相打ちが怖い」と無理に行くなと指示した。会長は2日前に45歳の誕生日だったが「V1の重圧もあったと思う。胃が痛かった。勝ったことで強くなる余地がある。ボクは2-1判定の防衛だったから」とホッとしていた。

 夏に予定するV2戦は同級1位TJ・ドエニー(31=オーストラリア)と指名試合になる予定。岩佐は「厳しい試合になる。苦手な左。早めに練習を再開し、左対策をして、自分にも厳しくしていく」。今度こそ強打の左で、強い岩佐を見せるつもりだ。

試合後、記念撮影する岩佐(左)と小林会長(撮影・狩俣裕三)

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山中涙…ネリにTKO負け/ボクシングW世界戦詳細

<プロボクシング:ダブル世界戦>◇1日◇東京・両国国技館

 WBC世界バンタム級1位山中慎介(35=帝拳)が、前王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)にTKO負けした。2回1分3秒、この日4度目のダウンを喫しての完敗だった。ネリは前日計量で大幅な体重超過となり、王座を剥奪されていた。このため王座は空位となる。

 山中は試合後、涙を流しながら控室へ戻った。

2回KO負けの山中は、喜ぶネリを背に手を合わせて謝る(撮影・浅見桂子)

WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

山中は無念…ネリにKO負け

前王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)2回TKO挑戦者山中慎介(35=帝拳、同級1位)

【1回】山中は積極的にジャブを打っていく。ネリは鋭いフットワークでかわす。30秒すぎ、山中の鋭いパンチが出る。体調は良さそう。1分10秒、左ストレートをボディーに決める。1分30秒、ネリの鋭い左右パンチが山中のボディーに入る。2分30秒、ネリのカウンターが決まり、山中ふらつく。2分40秒すぎ、ネリの強烈なパンチが決まり、山中がダウン。

【2回】ネリが前へ出てくる。18秒、ネリのカウンターパンチが決まり、山中ダウン。38秒、山中は再びダウン。1分3秒、ネリの強烈な左右のパンチが決まり、戦意喪失の山中は3度目ダウン。一方的な展開でTKO負けした。

2回 山中はネリに強烈なパンチを浴びKO負けする(撮影・浅見桂子)

2回、ネリのパンチを食らいダウンする山中(撮影・小沢裕)

2回、3回のダウンでTKO負けとなる山中(左)。右は勝利を喜ぶネリ(撮影・狩俣裕三)

2回、ネリにTKO負けし、号泣しながらリングを去る山中(中央)(撮影・狩俣裕三)

試合後の会見で大粒の涙を流す山中(撮影・狩俣裕三)

<コメント>

◆山中「今後…、これがもちろん最後です。終わりです。どんな結果であろうがこれが最後と思っていました。これまで必死に応援してくれた皆さんに感謝しかない」

■■■■現役引退を表明■■■■

8回 岩佐はサウロンに強烈なパンチを浴びせる(撮影・浅見桂子)

 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐(28=セレス)が、挑戦者の同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)を3-0の判定で下し、初防衛戦した。

IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦

岩佐が初防衛!

王者岩佐亮祐(28=セレス判定
3-0
挑戦者エルネスト・サウロン(28=フィリピン、同級13位)

【1回】岩佐は1分10秒すぎ、鋭い左ストレートを決める。サウロンは後退。1分40秒すぎにも再び左ストレートが決まる。1分55秒すぎ、左パンチを連続して当てる。サウロンはパンチが出せない。

【2回】1分5秒、岩佐の左ストレートが決まる。1分35秒、サウロンがボディーめがけてパンチを打ち込むが、岩佐が下がってかわす。その後は互いに様子見でラウンド終了。

【3回】15秒、岩佐のショートアッパーが相手のアゴへ。サウロンのパンチは岩佐がかわす。鋭い動体視力「イーグルアイ」で打たせない。1分45秒、岩佐のパンチが相手ボディーに決まる。2分45秒、左の重いパンチで相手を後退させる。

【4回】サウロンが前へプレッシャーをかけてくる。岩佐も前へ出て体で受け止め、パンチを打たせない。1分45秒、岩佐の左ストレートにサウロンはたまらず後退。サウロンの大振りパンチは当たらない。

【5回】互いに少し離れた距離感での戦いとなり、有効なパンチがないまま時間は経過。岩佐は1分50秒、相手へ左ストレートを見舞う。2分20秒すぎには右ボディーが決まる。

【6回】20秒、岩佐はサウロンの左ストレートを下がってかわす。2分、コーナーポスト近く、岩佐の左ストレートがサウロンの顔面をとらえた。サウロンのアゴが上がった。岩佐が優勢。

【7回】サウロンが前へ出る。手数が増えてきた。50秒すぎから岩佐が連続して力強い左ストレートを繰り出す。サウロンは後退する場面が増えた。2分10秒すぎ、岩佐の連続パンチが相手顔面へ。岩佐は落ち着いた様子で一発を探るが、その後は有効打が出ない。

【8回】サウロンがじわじわ前へ出てくる。1分すぎ、岩佐の左フックが決まる。2分、サウロンが連続パンチで攻勢に出る。岩佐はクリンチ。2分50秒、サウロンの右ストレートが岩佐の顔面にヒットした。

【9回】20秒、サウロンが岩佐のボディーへ連続パンチを決める。岩佐はたまらずクリンチ。2分すぎ、サウロンの連続パンチは、岩佐が冷静にかわす。2分30秒、サウロンの強いパンチが岩佐のボディーへ決まる。

【10回】開始から岩佐が左で連続パンチを決める。サウロンも負けじと前へ出てくる。両者の意地が激しくぶつかる。1分すぎから互いに距離を取り、ジャブで応酬する。有効打は出ない。2分10秒すぎ、サウロンが前へ出て連続パンチ。岩佐が微妙にずらす。

【11回】前へ出るサウロン、下がりながらかわす岩佐。50秒すぎ、岩佐の左フックが相手ボディーへ。1分10秒、岩佐の左カウンターが決まる。サウロンは顔が浮く。1分30秒すぎから岩佐が足を止めて連続パンチで攻勢に出る。サウロンはふらつく、だが粘る。サウロンは苦し紛れのクリンチ。岩佐ペースも一発が出ない。

【12回】互いに慎重な入り。岩佐は1分すぎから左右のコンビネーションで試合をつくっていく。サウロンは最後の力を振り絞り応戦する。2分、岩佐の左ストレートがサウロンの顔面にヒットする。残り30秒、サウロンがクリンチ。2分47秒、岩佐の左ストレートが相手顔面にクリーンヒットする。

【判定】3-0で岩佐が勝利する。

4回、サウロン(左)に左パンチを放つ岩佐(撮影・小沢裕)

<コメント>

◆岩佐「見ての通り、スーパーバンタム級最弱のチャンピオンです。ただ最低限の勝つということはできた。求めているものは僕も会長ももっと高いところなので」

■■■■さらなる王座防衛誓う■■■■

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岩佐亮祐、初防衛も自虐「最弱のチャンピオンです」

8回 岩佐はサウロンに強烈なパンチを浴びせる(撮影・浅見桂子)

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇東京・両国国技館


 王者岩佐亮祐(28=セレス)が、挑戦者の同級13位エルネスト・サウロン(28)を3-0の判定で下し、初防衛した。

 左ストレートを的確にヒットさせると、「イーグルアイ」と呼ばれる鋭い動体視力でサウロンに打たせなかった。

 岩佐は「見ての通り、スーパーバンタム級最弱のチャンピオンです」と自虐的に語った。そして「最低限の勝つということはできた。求めているものは僕も会長ももっと高いところなので」と話した。

 前日計量はネックレスをしたまま、リミットより100グラム少ない55・2キロでパス。「コンディションは最高。いい仕上がり」と自信を持って臨んだ一戦だった。決戦前夜は馬肉を刺身で食べ、“馬力”をつけた通り、最後まで足を使ったボクシングはさえた。

4回、サウロン(左)に左パンチを放つ岩佐(撮影・小沢裕)

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岩佐亮佑ネックレスしたまま計量パス、馬肉でV1へ

計量をパスし、ポーズを決める岩佐(左)と挑戦者サウロン(撮影・狩俣裕三)


 ボクシングのダブル世界戦の前日計量が28日に都内であり、IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチは両者ともに一発でクリアした。3月1日に両国国技館で初防衛戦となる同級王者岩佐亮佑(28=セレス)は55・2キロ、世界初挑戦となる同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)は55・0キロと、ともにリミットの55・3キロを下回ってパスした。

 岩佐は余裕の計量で最高の仕上がりを強調した。ネックレスをしたままでリミットより100グラム少ない55・2キロ。「昨日の夕方でリミットだった。コンディションは最高。いい仕上がり」と自信。計量後はウナギを食べ、夜は馬肉。ジムの先輩の店で刺し身、焼き肉に「メチャクチャうまい」というしゃぶしゃぶがお目当て。まさに馬力をつけてV1を果たす。

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岩佐亮佑「オレもショック」ネリ計量オーバーに動揺

計量をパスし、ポーズを決める岩佐(撮影・狩俣裕三)


 ボクシングのダブル世界戦の前日計量が28日に都内であり、IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチは両者ともに一発でクリアした。3月1日に両国国技館で初防衛戦となる同級王者岩佐亮佑(28=セレス)は55・2キロ、世界初挑戦となる同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)は55・0キロと、ともにリミットの55・3キロを下回ってパスした。

 岩佐はネックレスをつけたままで計量台に乗った。「昨日の夕方でリミットだった。あとは代謝と水分を補給しての繰り返しで」と余裕だった。「コンディションは最高。いい仕上がり」と自信満々。計量後はうなぎ屋に向かい、夜は馬肉を食べるという。ジムの先輩の店でしゃぶしゃぶ、さしみ、焼き肉に「メチャクチャうまい」というしゃぶしゃぶで、まさに馬力をつける。

 WBC世界バンタム級タイトルマッチの計量も見守ったが、王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)がまさかの2・3キロオーバーに岩佐も動揺を隠せなかった。挑戦者の前王者山中慎介(35=帝拳)は55・2キロと100グラムアンダーでクリアも涙を流す姿を目にした。岩佐も米国での挑戦者決定戦で対戦相手が計量失格し、試合中止になった経験がある。

 「まさかと現実味がなく変な感じだった。スポーツがビジネスになって、目立てばいいような面もある。真面目にやってるこっちがバカみたい。最近は多いし、契約やルールを考えた方がいい。1年ぐらいの出場停止では、1年休む王者もいるし」と憤った。

 さらに今回は山中と日本バンタム級王座を争って負けてから7年後の世界戦共演だった。「一緒のリングでやりたいとここまできたのに。ここから気持ちを作るのは大変。オレもショックで乱された」と山中を気遣いつつ「ボクはいつも通りに打たせずに勝ちます」と気持ちを切り替えようとしていた。

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岩佐亮佑「中2から二人三脚」小林会長へV1捧げる

調印式を終えた王者岩佐亮佑と挑戦者のエルネスト・サウロン(撮影・河合香)


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)は、3月1日(東京・両国国技館)のサウロン戦でのV1を小林会長の誕生日祝いにする。

 27日で45歳になった会長へのプレゼントを問われると「ノープラン。中2から二人三脚できて、2人とも年を取ったが、勝利することが第一。あとは勝ってから考えます」。小林会長も「2日遅れでも勝つだけでいい」と必勝を期す。「自分のボクシングを徹底して勝ちたい」という岩佐。前日からホテル入りし、動画を見て試合後の釣りを楽しみにリラックスして過ごしている。

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岩佐亮祐が調印式 小林会長誕生日「試合に勝利を」


 ボクシングのダブル世界戦の調印式が、27日に都内で行われた。3月1日に両国国技館で初防衛戦となるIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐(28=セレス)は緑、世界初挑戦となる同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)は青の日本製グローブを選んだ。岩佐は「特に意味はない」が、今回ガウン、トランクス、シューズも緑でコーディネートした。

 この日は小林昭司会長の45歳の誕生日だった。プレゼントを問われた岩佐は「ノープラン」と笑わせ、「中学から二人三脚でやってきて、2人とも年を取った。試合に勝利することが一つ。あとは勝ってから考えます」。小林会長も「2日遅れでも勝つことだけ。それだけでいい」と必勝を願った。

 初防衛戦に向けて、岩佐は「いろいろプレッシャーもあるが、自分のボクシングを徹底して勝ちたい」。前日からホテル入りしているが、体重もリミットまであと700グラム程度。「風呂に入れば落ちる。問題ない」と万全を強調し、動画を見て試合後の釣りを楽しみに過ごす。

 サウロンは「日本でチャンスをもらえてうれしい。勝って国に帰りたい」と話した。自信満々の王者に対し、か細い声の挑戦者だか、岩佐は「リングではどんどんプレッシャーをかけてくる」と油断もなかった。

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岩佐亮佑、トレ成果で「パワーアップした」V1確信

挑戦者サウロン(右)とポーズをとる王者岩佐(撮影・浅見桂子)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチの予備検診が、26日に都内で行われた。

 IBF世界スーパーバンタム級の王者岩佐が、練習効果を数字で確認して自信を増した。挑戦者サウロンを身長で5センチ、リーチで8センチ上回り、胸囲は前回より4センチ増えた。王座獲得後にフィジカルトレを始め「体が大きくなった成果。間違いなくパワーアップした」と喜んだ。この日から都内のホテルに入って英気を養う。「ここまで順調にきて、思ったよりも落ち着いている。自分のボクシングをやり、完璧に勝ちたい」とV1を確信していた。

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岩佐亮佑が王座防衛を確信「圧倒的に勝ちたい」

3月1日の防衛戦を前に、挑戦者サウロン(右)とポーズをとる岩佐亮佑(撮影・浅見桂子)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級タイトル戦の予備検診が、26日に都内で行われた。3月1日に両国国技館で初防衛戦となる同級王者岩佐亮佑(28=セレス)、世界初挑戦となる同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)とも異常はなかった。

 体格では岩佐が身長171センチで5センチ、リーチ180センチで8センチ上回った。さらに胸囲では前回よりも4センチ大きくなった。世界王座獲得後に取り組んだフィジカルトレの効果。「体が大きくなった成果が出た。前回より間違いなくパワーアップしている」と喜んだ。体重もリミットまであと1キロを切った。「大きくなった影響もなくスムーズに減量できた」と自信を口にした。

 視力が0・7から1・2にアップには「今日は調子がよかった」と笑わせた。この日から都内のホテルに入り、調整は体操や散歩程度で英気を養う。「ここまで順調にきて、思ったよりも落ち着いている。自分のボクシングをやるだけ。一発ももらわず、圧倒的に勝って、完勝したい」と防衛を確信していた。

 挑戦者のサウロンは「時差や食事もほとんど変わらず問題ない。パワーとストレートで勝ちたい」とか細い声で答えた。普段は親しみを込めてチョコレートと呼ばれるが、リングではスラッガーと呼ばれるという。陣営は「本当のプロでアグレッシブ」と、リングでひょう変を強調した。

3月1日の防衛戦を前に、挑戦者サウロン(後方)が見つめる中、予備検診を受ける岩佐亮佑(撮影・浅見桂子)

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王者岩佐亮佑の相手サウロン来日「ガンガン攻める」

初来日で世界挑戦するエルネスト・サウロン


 ボクシングでIBF世界スーパーバンタム級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)が24日に来日した。3月1日に同級王者岩佐(セレス)に挑戦する。

 5日前と遅めの来日も「地元でしっかり練習を積んできた。部屋にエアコンをつけて練習するなどの寒さ対策にも取り組んだ」と万全の準備を強調。シャイな性格でか細い声も、9人兄弟の3番目は「タフな王者だがガンガン攻めていきたい。両親のためにもベルトを取りたい」と話した。

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初来日で世界挑戦するエルネスト・サウロン


 ボクシングでIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐(28=セレス)に挑戦する、同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)が24日に来日した。3月1日の東京・両国国技館での世界初挑戦まで5日前の来日。「地元でしっかり練習を積んで準備をしてきた。何の問題もない。体重もあと1キロあまり」と話した。

 部屋にエアコンをつけて練習するなどの寒さ対策にも取り組んだという。「タフな王者で動きがいい。動きを意識して練習してきた。ガンガン攻めていきたい。全力を尽くしてベルトをとりたい」と話した。

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岩佐亮祐V1へ万全「自分の長所生かして圧倒する」

公開練習を行った王者岩佐(撮影・中島郁夫)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐(28=セレス)が、V1へ万全をアピールした。21日に千葉・柏市内のジムで、3月1日(東京・両国国技館)のサウロン戦へ向けて練習を公開。

 今回は挑戦者と同じフィリピンからパートナー2人を招き、19日でスパーは打ち上げ。軽めの調整に「順調に仕上がった。相手より自分の長所を生かして圧倒する」。王座奪取後に始めたフィジカルトレで下半身を強化し「やったという事実がプラスになる」と自信を口にした。

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岩佐亮祐「精神的にもプラス」初防衛戦へ下半身強化

公開練習を行ったIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐(撮影・中島郁夫)


 ボクシングで初防衛戦を控えたIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐(28=セレス)が、21日に千葉・柏市内のジムで練習を公開した。

 3月1日に東京・両国国技館で、同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)を迎え撃つ。2回のマススパーリング、サンドバッグ打ちなど軽めの練習だった。

 2月に入って挑戦者と同じフィリピンからパートナー2人を招き、19日でスパーリングは打ち上げた。「フィリピン選手独特のパンチの軌道を思い出せた。硬い、重いパンチのパートナーでいい練習ができた」と、2人に時計をプレゼントした。今週で練習自体も終えて、26日からは都内のホテルに入って調整に専念する。

 王者になって意欲もわき、11月からフィジカルトレーニングに取り組んだ。特に下半身を強化したが「中腰での力強さに、後半も足が使えるスタミナがついた。何よりもやり切ったという事実が、精神的にもプラスになっている」と手応え十分だ。

 世界王者になって、柏と千葉の両市から表彰を受けた。ラジオで共演した森田千葉県知事に県民栄誉賞もおねだりしたという。受賞者は大半が高橋尚子ら五輪とパラ五輪の金メダリスト。他はプロ野球で国民栄誉賞の長嶋茂雄氏に05年に日本一のロッテとハードルは高い。

 岩佐は「じゃ、日本記録ですね」とV13に照準を合わせた!? それにもまずは難しいと言われる初防衛戦が待つ。「プレッシャーはあるが、自信もある。間違いなく前回よりいいパフォーマンスができる」と勝利を確信していた。

公開練習を行ったIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐(撮影・中島郁夫)

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岩佐亮祐が本格スパーリング「仮想フィリピン対策」


 プロボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐(28=セレス)が3日、千葉・柏市内のジムで本格スパーに突入した。今回は挑戦者サウロンと同じフィリピンからパートナー2人を招いて3回ずつ。スパーはすでに50回を消化とあって初日から全開の左で圧倒した。

 3月1日のV1戦へ「仮想フィリピン対策の勉強もでき、予想以上によかった。ここから追い込んで仕上げていく」といい手応えを得ていた。

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岩佐亮祐へ長谷川穂積氏アドバイス「巧さより強さ」

IBF世界スーパーバンダム級初防衛戦に挑む岩佐は自身の保有するベルトを前に会見する(撮影・滝沢徹郎)


 IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐(28=セレス)が5日 、同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)との初防衛戦(3月1日、東京・両国国技館)について都内のホテルで会見を行った。

 11年に日本王座を争って敗れ、昨年の世界王座獲得まで6年半かかった。「挫折があったからこそ、今ベルトが目の前にある。苦しんだ分守っていきたい」と決意を口にする。元世界王者長谷川氏からアドバイスをもらった。「うまさより強さを見たい」と「要所の目標を決めろ」。そこで縁ある分岐点の数字と「V6戦でビッグマッチをやりたい」と宣言した。

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岩佐亮佑、初防衛戦へ「苦しんだ分守っていきたい」

IBF世界スーパーバンダム級初防衛戦に挑む岩佐は自身の保有するベルトを前に会見する(撮影・滝沢徹郎)


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)の初防衛戦が、5日に都内で発表された。3月1日に東京・両国国技館で、同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)と対戦する。前WBC世界バンタム級王者で同級1位山中慎介(35=帝拳)とのダブル世界戦となった。

 2人は11年に日本バンタム級王座決定戦で対戦して、10回TKO勝ちの山中が次戦で世界王者になった。岩佐はその後世界初挑戦は失敗し、昨年9月の王座獲得まで6年半かかった。「おかげさまでつらく長かった」と笑ったが「挫折があったからこそ、今ベルトが目の前にある。苦しんだ分守っていきたい」と、鬼門といわれるV1への決意を口にした。

 相手は世界初挑戦で情報が少ないという。「右のファイター。グイグイくる時はくる。結構振って伸びてくる。スキもあるが危険もある。得意ではないが、王者としての勝ち方を見せる」と王座死守を期す。

 昨年11月に元世界王者長谷川氏と食事をする機会があり、2つのアドバイスをもらい、長期防衛への意欲も増した。1つは「岩佐のうまさより、強さを見たい」。もう一つは「要所要所の目標を決めろ」。そこで早くも「V6」を目標に掲げ、「V6戦でビッグマッチをやりたい」と熱望した。6は66代日本バンタム級王者など縁ある分岐点の数字という。

 王座奪取のご褒美にフェラーリをプレゼントされた。ただし運転したのは5回だけ。祖母を乗せるため福島まで行ったのが一番の遠出という。「あれは乗るものでなく眺めるもの」と笑わせた。愛車をぶっ飛ばすのは控えているが、リングでは相手をぶっ飛ばしてみせるつもりだ。

IBF世界スーパーバンダム級初防衛戦に挑む岩佐(右から2人目)は会見で笑顔を見せる。右はセレス小林会長。左はWBC世界バンダム級タイトルに挑戦する山中(撮影・滝沢徹郎)

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山中慎介「借り返す気持ちだけ」3・1ネリ戦に決意

WBC世界バンダム級タイトルに挑戦する山中(右)とIBF世界スーパーバンダム級初防衛戦に挑む岩佐はファイティングポーズする(撮影・滝沢徹郎)


 プロボクシング前WBC世界バンタム級王者で同級1位の山中慎介(35=帝拳)が3月1日、東京・両国国技館で同級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)に挑戦することが5日、発表された。

 昨年8月、13度目の防衛戦でネリの挑戦を受けながら、4回にタオル投入によるTKO負けを喫した。約5年4カ月保持していた同王座を明け渡した因縁の相手。山中は「現役続行を決めてから、ネリに借りを返す気持ちだけしかなかった。今は3月1日の、この1戦のことだけしか考えていない」と強い決意をにじませた。

 8月のタイトル戦後、ネリに禁止薬物の使用が判明したものの、WBCがペナルティーを与えず、両陣営に再戦指令を出していた。

昨年10月から本格的な練習を開始した山中は12月上旬に千葉県内で走り込み合宿を消化。今月中旬からは本格的なスパーリングに入ってネリ戦に備えるという。 山中は「8月に負けているから大きいことは言えないが、(勝てる)良い感覚もあった。次に対戦したら勝てるから現役続行したこともある」と自信をのぞかせた。

 また同日にはIBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28=セレス)が同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)との初防衛戦に臨む。岩佐は「鬼門の初防衛戦と言われ、プレッシャーもあるが、練習量を増やして臨みたい」と意気込んだ。

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山中慎介 3・1王者ネリに挑戦 岩佐は初防衛戦

ネリへの雪辱に意欲をみせる山中(17年11月撮影)


 プロボクシング前WBC世界バンタム級王者で同級1位の山中慎介(35=帝拳)が3月1日、東京・両国国技館で同級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)に挑戦することが5日、発表された。

 ネリは昨年8月、13度目の防衛戦で4回、タオル投入によるTKO負けを喫した。約5年4カ月も保持していた同王座を明け渡した因縁の相手となる。タイトル戦後、ネリに禁止薬物の使用が判明したものの、WBCがペナルティーを与えず、両陣営に再戦指令を受けていた。

 また同日にはIBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28=セレス)が同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)との初防衛戦に臨む。

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岩佐亮佑が柏市民特別功労賞「素晴らしい賞に感謝」

秋山市長(左)から柏市民特別功労賞を贈られた岩佐(中央)。右は小林会長


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(27=セレス)が、28日に千葉・柏市役所に凱旋(がいせん)し、柏市民特別功労賞を贈られた。

 18日に後援者からプレゼントされたフェラーリに初乗りし、小林会長を助手席に正面玄関へ横付け。25日に届いたばかりのベルトを肩に、待ち受けた市民や職員の作る花道を通り抜けた。秋山浩保市長から表彰状を授与され、J1柏の中村や市民からのお祝いメッセージビデオが流され、母校大津ケ丘一小の後輩からは花束が贈られ、一緒に手作りのくす玉を割った。

 柏はもちろん千葉から初の世界王者に、秋山市長は「バリバリの柏ッ子で大きな誇り。派手めに背伸びして演出した」と手放しでたたえた。岩佐は「素晴らしい賞に感謝。柏ッ子でやってきて感無量。子供たちのヒーローになれるよう、夢を与えられように頑張りたい」とあいさつした。

 式典後も「人の多さに圧倒された。メッセージにもグッときた。もう柏を出たくない」と感謝感激していた。新王者になって約2週間だが「毎日どこかで声を掛けられて世界王者を実感している。変な格好で歩けなくなった」と笑う。

 フェラーリは雨がやんだために予定外の初乗りだった。「超安全運転。怖い。車に乗るというより、車が乗せてくれている」と苦笑した。まだあいさつ回りなどが続き、王者としての始動は10月に入ってから。小林会長は「走り込みだけはしときたい」と、10月中旬にキャンプを計画。V1戦は来年になる見込み。

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岩佐亮佑に待望のフェラーリ「2つの夢がかなった」

フェラーリに乗ってマークを指差す岩佐


 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者になった岩佐亮佑(27=セレス)が18日、待望のフェラーリを手に入れた。千葉・柏市内で自動車部品メーカーLYZERを運営するワールドウイング中川貴之社長(33)から、王座獲得へのご褒美として贈られた。この日に備えてフェラーリが描かれたTシャツを4000円で購入してきた岩佐は「モチベーションの1つだった。あこがれの宝物。2つの夢がかなった」とご機嫌でエンジンを吹かした。

 岩佐は大の車好きで、18歳で免許を取得するとすぐにセルシオを購入した。その後は「日本王者になってベンツに乗る」を目標にして実現した。今回も練習中は「苦しい時はフェラーリと叫んで練習した」。世界戦でも5回に小国のペースになりかけると、インターバルでフェラーリを思い出し、6回に再び攻め立てて仕留めた。「これで頑張れた。このニンジンはでかかった」と振り返った。

 中川社長は5年ほど前からジムのスポンサーになり、2年前の英国での世界初挑戦にも現地へ駆けつけた。今回の世界戦が決まると、食事をした際に勝てばプレゼントを約束していた。「次負けたら運転手でもやってもらう」とさらに奮起を促した。

 3000万円相当だが、岩佐が住むマンションの家賃は月6万円という。駐車場などの維持費も高額となるだけに「家賃を下げるかも」と笑わせた。「維持していくことが、またモチベーションの1つになる。必死でベルトを守っていきたい」と誓っていた。

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岩佐亮佑ご褒美のフェラーリに「車に見合う王者に」

一夜明け会見でスポンサーから贈られたフェラーリのカギを小林会長(右)に見せる岩佐(撮影者・宮崎えり子)


 IBF世界スーパーバンタム級王者になった岩佐亮佑(27=セレス)が14日、一夜明けて大阪市内で会見した。

 小国(角海老宝石)に6回TKOで圧勝も、この朝にLINE(ライン)で感謝を伝えると「最後がお前でよかった」と返された。日本王座戦で敗れた山中は具志堅の日本最多V13にあと1つでストップ。「小国さんのためにもベルトを守り続け、長期防衛したい。まだペーペーだが狙ってみたい」と意欲を示した。試合後にご褒美のフェラーリのキーをもらい、「車に見合う王者になります」と誓った。

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岩佐亮佑 王座一夜明け 小国とラインやり取りも

小林昭司会長と肩を組みスポンサーから贈られたフェラーリのカギを持つIBF世界スーパーバンタム級の新王者になった岩佐亮佑(撮影者・宮崎えり子)


 IBF世界スーパーバンタム級王者になった岩佐亮佑(27=セレス)が14日、一夜明けて大阪市内で会見した。

 高校時代からの仲のいい小国以載(29=角海老宝石)から3度ダウンを奪って、6回TKOでの圧勝だった。朝にはラインで小国に「一生懸命殴りました」と感謝を伝えると「めちゃ殴ってくれたな。やっぱり嫌いやけど、最後がお前でよかった」と返されたという。「小国さんのためにもベルト守り続けたい。長期防衛したいと思うようになった」と話した。日本王座戦で敗れた山中は具志堅に並ぶ日本最多のV13にあと1つで陥落した。「まだペーペー王者だけど、できるなら狙ってみたい」と意欲を示した。

 左まぶたを初めてカットし、左手親指の根本も痛めた。「まだしびれがあり、折れたかと思ったが大丈夫」。代償の痛みも王座奪取の実感だった。試合後には後援者からご褒美の約束だったフェラーリのキーをもらった。もう一つの趣味は海釣りで、これもまぐろ釣りと温泉旅行を約束された。壱岐や奄美大島でキャンプの申し出もあった。初防衛戦は白紙だが、岩佐は「フェラーリに見合うチャンピオンになります」と誓った。

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