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帝里木下「体が動かなかった」完敗で王座奪取ならず

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇2日◇オーストラリア・ブリスベン

 IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチは同級3位帝里木下(千里馬神戸)が王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に7回TKO負けした。

 顔面のガードを固めるためがら空きになったボディーに王者アンカハスの強烈な右がめり込んだ。マットに崩れ落ちた帝里は、何とか立ち上がったが試合を止められた。7回1分53秒TKO負けだ。

 完敗だった。2回には右上まぶたをカット。プロ28戦目、初の海外試合でパッキャオと同じ事務所の“弟分”に歯が立たず、ジャッジは3者とも6回までフルマークで王者につけた。「調整は順調だと思っていたが、体が思うように動かなかった」。3年前の世界初挑戦で完敗し、出直した努力が砕け散った。「まずは家族とゆっくり過ごしてから、今後については考えたい」。神戸ポートタワーホテルのレストランに勤務する31歳の苦労人が、人生の岐路に立たされた。

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帝里木下、王座奪取に失敗「すべては自分の弱さ」

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇2日◇オーストラリア・ブリスベン

 同級3位帝里(ている)木下(31=千里馬)が同級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)に7回1分53秒TKOで敗れ、王座奪取に失敗した。

 帝里は「応援してくださった方々に申し訳ない。顔面を警戒し、ボディーにもらってしまった。調整は順調だと思っていたが、試合では体が思うように動かなかった。硬さや減量の影響があったのかもしれない。すべては自分の弱さ」とコメントした。

 スーパースター、マニー・パッキャオの前座で登場。初の海外試合で、3年ぶり2度目の世界王座挑戦はパッキャオと同じプロモーション事務所の“弟分”が相手だったが、1回から手数、有効打、距離感と全面的に主導権を握られた。2回には右上まぶたをカット。最後は顔面への左右連打をガードしたスキを突かれ、強烈な右ボディーを食って、ひざまずくようにダウン、レフェリーに試合を止められた。

 木下の戦績は25勝(8KO)2敗1分けとなった。

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帝里木下、王座奪取ならず 主導権握られ7回TKO

7回TKO負けした帝里木下(ロイター)

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ・12回戦>◇2日◇オーストラリア・ブリスベン

 同級3位帝里(ている)木下(31=千里馬)が同級王者ジェルウェン・アンカハス(25=フィリピン)に7回1分53秒TKOで敗れ、王座奪取に失敗した。

 スーパースター、マニー・パッキャオの前座で登場。初の海外試合で、3年ぶり2度目の世界王座挑戦はパッキャオと同じプロモーション事務所の“弟分”が相手だったが、1回から手数、有効打、距離感と全面的に主導権を握られた。2回には右上まぶたをカット。最後は顔面への左右連打をガードしたスキを突かれ、強烈な右ボディーを食って、ひざまずくようにダウン、レフェリーに試合を止められた。

 木下の戦績は25勝(8KO)2敗1分けとなった。

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帝里木下が前日計量一発パス「ベルト持って帰る」

帝里木下

 2日にオーストラリア・ブリスベンでIBF世界スーパーフライ級タイトルに挑む同級3位帝里(ている)木下(31=千里馬神戸)が1日、同地で前日計量に臨み、リミットの52・1キロで一発パスした。

 帝里は「ここまでばっちりの状態でこれたので、明日は最高の状態でリングに上がって、必ずベルトをとって日本に持って帰ります」と気合のコメント。王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)も51・7キロでクリアした。

 帝里の試合後のメインを務める6階級制覇のスーパースター、WBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(38)は、66・2キロ(リミット66・7キロ)でパスした。

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帝里木下2度目世界戦へ「かっこええ姿を見せたい」

7月2日の世界戦に向け、練習を公開したIBF世界スーパーフライ級3位の帝里木下(撮影・加藤裕一)

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位帝里(ている)木下(31=千里馬神戸)が20日、同級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)との世界戦(7月2日、オーストラリア)に向け、神戸市のジムでスパーリングを打ち上げた。

 3年前の判定負けに続く2度目の世界戦。「調整は今のところバッチリ」。王者と同じサウスポーのフィリピン王者を招き、80ラウンド超を消化した。スーパースター、パッキャオの前座に今回は妻と娘2人を連れて行く。「父親として、かっこええ姿を見せたいです」。万全の準備を整え、26日に決戦の地へ向かう。

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帝里木下「父親としてかっこええ姿を」7・2世界戦

7月2日の世界戦に向け、練習を公開したIBF世界スーパーフライ級3位の帝里(撮影・加藤裕一)

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位帝里(ている)木下(31=千里馬神戸)が20日、IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)との世界戦(7月2日、オーストラリア)に向け、神戸市の同ジムでスパーリングを打ち上げた。

 帝里は「調整は今のところバッチリ」と充実の笑みを浮かべた。王者と同じサウスポーのフィリピン国内同級王者で東洋太平洋2位という“猛者”をパートナーに招き、80ラウンド超を消化した。「フィリピン人独特で、タイミングを外して打ってくるパンチに最初はボコボコにされた。でも、距離感を大事にさえすれば、パンチをもらうことはないとわかりました」といい、世界戦対策は順調に進んでいる。

 3年前の世界初挑戦は、手数が出せず、判定で完敗した。「支えてくれる人たちにすごく迷惑をかけた。なんでボクシングをするんか。そこを考えさせられました」。再起に向けた3年間。「僕は性格がわがままで、人の話を全然聞かへんかったんです。自分の力だけでやれると思ってて」。練習方法などで周囲の声に素直に耳を傾け、ひたすら前向きに2度目のチャンスを待ち続けた。

 今回はスーパースター、マニー・パッキャオの前座だ。オーストラリア・ブリスベンのサンコープスタジアムで、収容5万5000人という大舞台のリングに立つ。妻摩由子さん(43)と長女ももこちゃん(6)次女美羽子ちゃん(3)も現地に連れて行く。「長女の方は僕がボクサーやとわかってきたみたい。父親として、かっこええ姿を見せたいですね」。2度目の世界戦は一世一代の晴れ舞台。26日に決戦の地へ向かう。

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帝里木下、豪で2度目の世界戦「国外でも関係ない」

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位、帝里木下(ている・きのした、31=千里馬神戸)が8日、神戸市役所で世界タイトルマッチの発表会見に臨んだ。7月2日にブリスベン(オーストラリア)のサンコープ・スタジアムで、同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に挑む。メインカードにはWBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(38=フィリピン)の初防衛戦が組まれている。

 2度目の世界挑戦になる帝里にとっては、これ以上ない舞台だ。14年7月にIBF同級1位ゾラニ・テテ(南アフリカ)相手に、日本初となるホテル(神戸ポートピアホテル)で行われた世界戦でベルトを狙ったが、判定負けを喫した。現在の戦績は27戦25勝(8KO)1敗1分け。キャリア唯一の黒星を「それまでうまいこといきすぎていた。前はボクサーとして、最高の舞台(世界戦)に立つ覚悟がなかった」と振り返る。

 今回の会場は5万5000人収容で、03年のラグビーW杯でも使われた。元日本代表FB五郎丸歩が16年に所属したスーパーラグビー・レッズの本拠地でもある。絶大な人気を誇るパッキャオがメインを務め、世界中の注目が集まる舞台。アジア以外の国へ向かうのは初めてという帝里だが「僕にとっては、国内でも国外でも関係ない。コンディション作りが全て。大観衆の中で必ず勝ちたい」と力を込めた。

 この日の会見は、神戸市役所での開催となった。普段は市政担当記者が仕事をする一室に、ボクシング関係者が集った。ジムの千里馬啓徳会長は「市役所での会見は珍しいですが、神戸市とブリズベンは姉妹都市。神戸市をボクシングで、もっと盛り上げたいと思う」と意図を説明。28戦26勝(17KO)1敗1分けのサウスポーを倒せば、帝里の人生が変わる。

アンカハスとのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチが決定し、写真に納まる帝里木下(中央)。右は千里馬啓徳会長(撮影・松本航)

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過去には亀田大毅の相手、ソリスら/減量失敗メモ

亀田興(右)、亀田大(同2人目)が見守る中、計量に失敗するソリス

 はかりの上で王座を失った。ボクシングWBC世界フライ級タイトル戦(20日、有明コロシアム)の前日計量が19日、都内で行われ、同級王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)がリミットを200グラム上回る51キロで減量に失敗し、王者剥奪となった。1回目の計量の後は2時間の猶予を与えられるが、2時間を待たずに計量を放棄した。

 20日の同級王座奪取に挑む比嘉大吾(21=白井・具志堅)との試合は行われ、比嘉が勝てば新王者で、比嘉が敗れた場合は空位となる。

 日本人挑戦者の世界戦で王者が減量に失敗した主な例は以下の通り。

 ◆74年10月、WBA世界フライ級チャチャイ・チオノイ(タイ)-花形進(横浜協栄)戦

 ◆98年9月、WBA世界フェザー級フレディ・ノーウッド(米国)-松本好二(ヨネクラ)戦

 ◆04年7月、WBA世界ミニマム級ノエル・アランブレット(ベネズエラ)-新井田豊(横浜光)戦

 ◆13年1月、WBA、IBF世界スーパーフライ級王座統一戦リボリオ・ソリス(ベネズエラ)-亀田大毅(亀田)戦

 ◆17年4月、WBO世界バンタム級マーロン・タパレス(フィリピン)-大森将平(ウェズ)戦

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亀田大毅戦でも…世界戦における過去の体重オーバー

 今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が22日、大阪市内での前日計量で制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。世界初挑戦の同級6位大森将平(24=ウォズ)が勝てば新王者、負けか引き分けの場合は空位となる。

 ◆世界戦における過去の体重超過 日本人選手が絡んだのは今回で7例目。有名なのは13年12月、IBF世界スーパーフライ級王座決定戦で王者亀田大毅と戦ったWBA同級王者ソリス(ベネズエラ)が再計量でも規定に届かず。翌日、亀田が1-2の判定負けを喫したが、IBFの公式ルールで防衛が認められた。

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興毅に続き次男の大毅も引退 左目網膜はく離で決断

左目網膜剥離のために引退を表明した亀田大毅

 興毅に続いて大毅も引退した。プロボクシングの元世界2階級王者で亀田3兄弟の次男大毅(26)が4日、左目網膜剥離のために引退を表明した。昨年6月に発症し、9月の1年9カ月ぶりの再起戦では判定負けしていた。昨年結婚した夫人と米ニューヨークで2日(日本時間3日)に挙式。波乱のボクサー人生に区切りをつけ、新たな人生へ出発した。長男興毅(28)も10月に4階級制覇失敗で引退表明。三男和毅(24)は王座奪回を期しているが、ボクサー亀田一家の時代に終わりの時が近づいた。

 長男興毅の引退表明から約2週間後、次男大毅も第2の人生を決断した。左目が網膜剥離だった。9月の再起戦は1-2の判定負け。勝てば続行のつもりだったが「戦ってみて、この先もっと打たれる可能性が高くなる。右目だけでできる世界ではないと引退を決意した」とコメントした。

 興毅のブログによると、昨年6月にメキシコ合宿でスパーリング後に左目が見えなくなった。緊急帰国しての診断は視力回復には手遅れだった。世界王座獲得以来の涙を流し、初めて「怖い」と吐露した。

 それでも3度の手術で視力0・1とうっすら見えるようになった。満足な練習はできずに再起戦。「周りに迷惑をかけたこともあり、リングで結果を出して恩返ししたかった。それができずに引退は本当に申し訳ない」と無念の決断となった。

 最後まで波乱続きのボクサー人生だった。07年の世界初挑戦で、王者内藤を投げ飛ばすなどの反則を連発で1年間ライセンス停止処分を受けた。セコンドの父史郎氏の不適切な指示も問題になり、包丁で自殺を考えたほど追い込まれた。

 13年9月には2階級制覇したが、12月のWBAとIBFの王座統一戦では判定負け。それでも王座保持で物議を醸し、ついに3兄弟は国内で試合ができなくなった。再三のトラブルや近年は実力低下に引退濃厚とも見られていた。

 日本時間3日に支えてきた家族に見守られ、昨年10月に結婚した8歳年上の夫人と挙式した。「世界王者になる夢をかなえられて幸せなボクシング人生。新しい道を探して挑戦へ今は未来が楽しみ」。ボクシング界を席巻し、振り回した一家の2人が一気にリングを去った。

 ◆亀田大毅(かめだ・だいき)1989年(昭64)1月6日、大阪・西成区生まれ。天下茶屋小5年でボクシングを始める。06年2月にプロデビュー。07年10月の世界戦で反則騒動を起こし、1年間のライセンス停止処分。10年2月にWBA世界フライ級王座を獲得し、2度防衛後に返上。13年9月にIBF世界スーパーフライ級王座決定戦に勝利し、2階級制覇。戦績は29勝(18KO)5敗。右ボクサーファイター。14年10月に結婚。

<亀田大毅 アラカルト>

 ◆浪速の弁慶 父史郎氏の指導で小5からボクシングを始める。「浪速乃闘拳」の興毅に続き、06年2月に「浪速乃弁慶」としてデビュー。入場時は弁慶の衣装が売り。歌が得意で試合後のリングでT-BOLANの「離したくはない」、ゆずの「栄光の架橋」などを披露。イラストも得意で映画主演経験もある。

 ◆2階級制覇 10年2月にデンカオセーンとの再戦に判定勝ちし、WBA世界フライ級王座を獲得。13年9月にはIBF世界スーパーフライ級王座決定戦に判定勝ちで2階級制覇。世界初の3兄弟同時世界王者でギネスにも認定された。

 ◆負けても王座騒動 13年12月のWBA、IBFスーパーフライ級王座統一戦に判定負け。WBA王者ソリスの計量失格を理由に、事前説明とは異なり「IBF王座にとどまる」と発表した。JBCは亀田陣営が事情を知りながら公表しなかったことを問題視。ジム会長らを事実上の資格剥奪処分とし、3兄弟は国内で試合が出来なくなった。

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亀田大毅9・6米テキサスで再起戦 1年9カ月ぶり

 プロボクシングの亀田プロモーションは29日、元世界2階級制覇王者亀田大毅(26)が、9月6日(日本時間7日)に米テキサス州コーパスクリスティでビクトル・ルイス(24=米国)とバンタム級契約10回戦を行うと発表した。

 13年12月のWBA、IBF世界スーパーフライ級王座決定戦で判定負けして以来、1年9カ月ぶりの試合となる。ラスベガスでのキャンプ中の大毅は「久々の試合が決まってうれしい。今回はアメリカでのデビュー戦。新たなスタートの第1歩」とコメントを出した。

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亀田大毅が9月再起戦へ 亀田和毅の世界戦も

 プロボクシングの元2階級制覇王者亀田大毅(26)が、9月6日(日本時間7日)に米テキサスで約1年9カ月ぶりの再起戦を行う予定であることが、26日に関係者の話で分かった。

 13年12月のWBA、IBF世界スーパーフライ級王座統一戦で判定負けして以来の試合で、19勝(14KO)5敗の実績を持つビクトル・ルイス(24=米国)と対戦する。同興行では、亀田3兄弟の三男で、前WBO世界バンタム級王者の和毅が、WBA同級王者ジェイミー・マクドネルの王座に挑む世界戦も行われる。

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帝里判定負け一夜 メキシコから再起期す

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が、メキシコから再出発する。同級1位テテとの王座決定戦の判定負けから一夜明けた19日、神戸市内のジムで会見。「このままやめられない。スーパーフライ級で世界を目指したい」。再起を誓った愛弟子に、千里馬会長は「海外の厳しい環境で試合をさせる。メキシコを考えている。そこで負けるようなら世界は取れない」と過酷な再起ロードを用意。帝里も「今日、初めて聞いたけど、それが強くなる近道だと思う」とプロ初の敵地戦を視野に入れた。

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帝里一夜明け再起誓う「もう1度世界を」

再起戦が浮上した帝里(右)は、千里馬会長と再起を祝した鯛を持つ(撮影・益田一弘)

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が19日、神戸市内のジムで会見を行った。同級1位テテとの王座決定戦の判定負けから一夜明けて「試合で何もできない悔しさを感じた。いい勉強になった。このままではやめられない。もう1度、世界を目指してやりたい」と話した。

 千里馬会長は「本人がもう1度やるといったので、世界を狙っていきたい。どの団体でもいいし、海外でタイトル挑戦も考えます」とバックアップを約束。5度防衛して返上した日本同級王座については「視野にはないです」と話した。

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帝里、調整に狂い「情けない」

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル

 同級6位帝里(ている)木下(28=千里馬)は同級1位のゾラニ・テテ(26南アフリカ)に0-3の判定で敗れ、王座獲得はならなかった。

 帝里が、なすすべなく敗れた。テテの左右ストレートを浴び接近戦に持ち込めない。ジャッジの判定は8ポイント差が2人、10ポイント差が1人。「12回終わって情けないと思った。1回からいくつもりだったけど、何もできなかった」。1日のスパーリングで右目尻から出血。患部を9針縫い、発熱も重なって最終調整が狂った。「リングイン前には腹をくくったけど、世界の壁が高かった。一から出直します」と頭を下げた。

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帝里0-3判定負けで世界王者ならず

9回、シャンデリアの下でテテ(左)からの猛攻を受ける帝里(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル

 同級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が、0-3の判定負けで王座獲得に失敗した。日本初となるホテルでの世界戦で、同級1位ゾラニ・テテ(26=南アフリカ)と対戦。11センチのリーチ差を克服できずに完敗した。同王座は前王者亀田大毅が返上して空位だった。帝里の戦績は19勝(3KO)1敗1分け、テテは19勝(16KO)3敗。

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帝里木下「何もできなかった…情けない」

9回、ゾラニ・テテ(左)の右ストレートを顔面に受ける帝里木下(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル

 IBF世界スーパーフライ級王座決定戦が18日、神戸ポートピアホテルで行われ、同級6位の帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が同級1位のゾラニ・テテ(26=南アフリカ)に0-3の判定負けを喫し、初のタイトル獲得を逃した。

 ジャッジ3人全員が8ポイント以上の大差をつけての判定負け。テテに力の差を見せつけられた帝里は「何もできなかった。たくさんの人に応援されているのに情けないですね」と振り返った。

 この試合は日本での世界戦では初めてホテルが会場となり、普段は結婚式やディナーショーが行われる大型宴会場にリングが設置された。

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帝里木下、テテに判定負け/ボクシング詳細

12R終了後勝ちを確信したゾラニ・テテの横を渋い表情で通り過ぎる帝里木下(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル

 同級6位帝里(ている)木下(28=千里馬)は同級1位のゾラニ・テテ(26南アフリカ)に0-3の判定で敗れ、王座獲得はならなかった。

帝里木下(28=千里馬神戸)×判定ゾラニ・テテ(26=南アフリカ)

【1回】開始30秒、帝里が飛び込んで連打を見せる。テテは前に出てくる帝里を右ジャブで迎え撃つ。帝里の打ち終わりに左を合わせてくるテテ。残り1分を過ぎてから帝里はやや距離を空けるが、20秒を過ぎてもう1度前に出る。ホームの試合で帝里がパンチを出すと大歓声が上がる。

【2回】お互いにやや距離を空けての打ち合い。帝里は飛び込んで右ボディーを放ち、テテはその打ち終わりにワンツーを合わせる。リーチで勝るテテの右ジャブが有効で、帝里はやや手を焼いているように見える。

【3回】右ジャブを伸ばしてくるテテに対し、距離を空け牽制する帝里。帝里は飛び込んでいくが、有効打を出せず。逆に残り1分、テテから左ストレートをもらってしまった。最後はお互い手を出し合ったが当たらず、こう着したままゴングが鳴った。

【4回】開始直後、前に出て右ボディーを放った帝里。距離を詰めて打っていきたいが、やはりテテの右ジャブが出てくるため距離が空いてしまう。散発的に飛び込んでいく帝里だが、テテにうまくさばかれ、有効打が出ない。

【5回】やはり右ジャブを出してくるテテ。帝里が飛び込んでいくものの、テテはクリンチするなど、ペースを握らせない。激しい打ち合いにはならず、こう着状態のままラウンドが終わった。

【6回】帝里はテテの周りを回るように動きながら、飛び込むタイミングをはかるが、テテが先にワンツーを出してくる。1分すぎ、帝里の左がようやくテテの顔面に当たる。右のジャブを絶えず伸ばすテテに対して、帝里は手数で劣っている。残り10秒、帝里は右→左と顔面にもらってしまった。

【7回】右を出しながら圧力をかけてくるテテにやや下がり気味なる帝里。距離を空け、互いに飛び込んでいくが、なかなか有効打が出ない状況。テテの体には大粒の汗が浮かんでいる。

【8回】この回も先に手が出るのはテテ。40秒、飛び込んでから左アッパーを当てる。帝里は飛び込んでボディーを狙う。残り30秒、テテの右ジャブに帝里は動きを止められる。帝里は終了間際にも前に出たが、クリンチでかわされた。

【9回】テテの右ジャブに攻めあぐねていた帝里、1分10秒、思い切って前に出て左を放っていく。テテの周りを回りながら、好機をうかがう帝里だが、いなされてしまう。テテの冷静な試合運びが光る。

【10回】テテが先に右ジャブ、ワンツーと繰り出していく。帝里が飛び込んできても、右ボディーアッパーで止める。帝里はフェイントをかけながら右を出していくが、なかなか顔面をとらえられない。テテにじりじりと圧力をかけられ、パンチが届かない場面が目立つ。

【11回】開始直後は前に出た帝里だったが、やはり相手の右ジャブに突破口を開けない。1分過ぎから接近戦に。1分20秒、帝里はテテをコーナーサイドに追い込んで連打を見せる。その後も、接近しての戦いに持ち込みたい帝里だが、テテの右の前に距離は詰まらず。

【12回】会場の「帝里」コールを背に、積極的に前に打って出る帝里だが、テテは変わらず、右ジャブで突き放す。何とかして中に入り込みたい帝里だが、テテは最後まで冷静に、右を出していなす。残り30秒、なりふり構わず頭から突っ込んでいく帝里だが、最後まで中に入ることは出来ないままゴングが鳴った。判定は119-109、118-110、118-110の3-0でテテ。帝里の世界初挑戦は失敗に終わった。

テテ、マンデラ氏に捧ぐ勝利「深い意味」

9回、ゾラニ・テテ(右)の右ストレートを顔面に受ける帝里木下(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル

 ゾラニ・テテ(南アフリカ)は巧みな攻めで終始主導権を渡さず、チャンピオンベルトを手にした。

 高いKO率を誇るが、この日は確実に勝つ方法を選択。有利な距離を保ち、右のジャブを多用して大差で判定勝ちし「すごくうれしい。ジャブがうまく当たって相手は入ってこられなかった」と胸を張った。

 南アフリカ出身のテテにとって特別な日だった。7月18日は昨年亡くなったネルソン・マンデラ元大統領の誕生日。「昔からベルトを取ってサインをもらうことが夢だった。亡くなってしまってできないけど、(勝利には)深い意味がある」と感慨深げに話した。

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帝里完敗で世界挑戦失敗 ボクシング

判定でテテ(左)に敗れぼうぜんとする帝里(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル

 同級6位帝里(ている)木下(28=千里馬)は同級1位のゾラニ・テテ(26南アフリカ)に0-3の判定で完敗し、王座獲得はならなかった。

 帝里は、リーチで勝る相手の右ジャブ、ワンツーに手を焼いた。距離を詰め切ることが出来ず、攻撃も散発的になり有効打を出せなかった。11、12回は攻勢に立ったものの、冷静な試合運びで的確にパンチを当てたテテを最後まで崩せなかった。

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帝里木下が王座決定戦へ当日計量パス

 IBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が18日、当日計量に臨んだ。神戸市内の神戸ポートビアホテルで、同級1位ゾラニ・テテ(26=南アフリカ)との王座決定戦に向けて、最後の関門を突破した。

 帝里は、当日計量のリミットである56・7キロを500グラム下回る56・2キロでパス。テテも56・0キロでクリアした。

 試合は午後8時15分にゴンクが鳴らされる。

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帝里、12歳姉さん女房に世界ベルト贈る

 IBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が、12歳年上の姉さん女房にベルトをささげる。今日18日の同級1位ゾラニ・テテ(南アフリカ)との王座決定戦を前に17日、前日計量をリミットの52・1キロで一発パス。計量後は8月中旬に第2子を出産する摩由子夫人(40)手作りの特製スープを飲んで「手の込んだものを作ってくれてめちゃ愛情を感じる」と笑った。

 妻とは08年冬に出会って10年12月に結婚。長女もも子ちゃん(3)という子宝にも恵まれた。帝里は「めちゃめちゃ厳しくてしっかりしている」という。最近は財布を持たず、小銭と家のかぎだけを持ち歩く。お金が必要な時は「ちょうだい」といってジュース代をもらうくらい。ヨガのインストラクターでもある妻の支えで世界戦にたどりついた。摩由子夫人は「勝てば何でもいいです」と願い、当日は応援に駆けつける。

 帝里がジム通いで使う自転車には子供用座席が2つある。家族のため、生まれてくる子どものため、ベルトをつかむ。【益田一弘】

 ◆主なルール 採点は10点法でフリーノックダウン制。4回までに続行不可の場合は引き分け、5回以降は採点。バッティングで負傷した場合、故意なら負傷のない選手から2点減点。引き分けた場合、王座は空位。当日も計量しグローブは日本製8オンス。レフェリーはデビッド・フィールズ、ジャッジはクリス・フローレス(ともに米国)デオン・ドゥワルテ(南アフリカ)中村勝彦(日本)。

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ホテルで世界戦 「パンチパーマ」ダメ

 IBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が、今日18日の同級1位ゾラニ・テテ(南アフリカ)との王座決定戦を前に17日、前日計量をリミットの52・1キロで一発パスした。

 日本初のホテルでの世界戦に異例のドレスコードが設定された。会場は神戸ポートピアホテルで、試合のポスターには「パンチパーマ、サンダル履きはご入場いただけません」と注意書きが記されている。千里馬会長は「格式あるホテルなので短パンも控えてほしい。タキシードとはいわないが、襟付きのシャツでご来場ください」と話した。

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帝里計量クリア「人生変える」18日世界戦

前日計量をパスした帝里木下とテテは顔面を突き合わせ、にらみあう(撮影・加藤哉)

 IBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が17日、自らが勤務する神戸市内の神戸ポートタワーホテルで、前日計量に臨んだ。

 18日の同級1位ゾラニ・テテ(26=南アフリカ)との王座決定戦に向けてリミットの52・1キロでパスした。

 帝里は「計量をクリアしてほっとしています。明日は僕の人生のターニングポイントになる。ここで人生を変える」と必勝宣言。計量後はテテと鼻がぶつかるほどの距離で約1分間、関係者に引き離されるまでにらみ合った。「いつもはあんなことは絶対しないですが、相手が来るなら引けない」と気合を入れた。

 一方のテテも400グラムアンダーの51・7キロでクリア。「明日は王者が決まる。ゾラニ・テテが王者になる。ワクワクして試合まで待てない」と不敵に笑った。

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帝里の悩み消えた ブブゼラ使用制限

予備検診を受ける帝里。後方はテテ

 IBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が“前哨戦”に勝利した。18日の同級1位テテとの王座決定戦を前に16日、神戸市内で予備検診。その席でテテ陣営が用意した南アフリカの民族楽器ブブゼラに使用制限がかかった。両陣営と日本ボクシングコミッション(JBC)で話し合いが行われ、ブブゼラはラウンド間の休憩の前半30秒しか使用できなくなった。JBC関係者は「ラウンド終了10秒前の拍子木などが聞こえないと困る」。予備検診ではリーチで11センチ下回った帝里だが、ブブゼラの大音響に悩まされることはなくなった。

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帝里木下リーチ11cm短いも「負けない」

帝里(右から2番目)は、同級1位テテとともに予備検診を受けた(撮影・益田一弘)

 IBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が16日、自分が勤務する神戸市内の神戸ポートタワーホテルで、同級1位ゾラニ・テテ(26=南アフリカ)とともに予備検診を行った。18日の王座決定戦を前に、検診を受けてともに異常なしだった。

 リーチは帝里が172センチ、テテが183センチだった。11センチのリーチ差が判明した帝里は「ややこしい試合展開になるのではないか。でもやってみないとわからない。向こうも強気だと思うが、負けん気では負けない」と口にした。

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帝里の相手が呪術の歌披露

 IBF世界スーパーフライ級6位帝里木下(28=千里馬神戸)が、呪いをかけられた? 18日に王座決定戦(神戸ポートピアホテル)を行う同級1位ゾラニ・テテ(26=南アフリカ)が15日、神戸市内のジムで公開練習。ロープを跳ぶテテの横で、トレーナーら陣営が呪術の歌を披露。「帝里は骨を折る」「帝里は電車にぶつかる。その電車の名前はテテだ」と、不穏な? 歌を大声で歌い続けた。

 南アフリカには「サンゴマ(呪術師)」が存在しており、神秘思想が根強い。サッカーでも勝利のおまじないとして「ムティ」と呼ばれる薬草を煮詰めた液体を体にかけるという。テテ陣営のムラ・マネジャーは「歌はいつものこと。私たちの文化だ」とニヤリ。試合では同国の民族楽器「ブブゼラ」も使う予定。テテは「帝里には申し訳ないが、今回は私がベルトを巻く番だ。彼をたたいて、骨を砕く」と自信満々だった。

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帝里木下が興毅戦を望む

 IBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が新王者になった場合、3階級王者亀田興毅(27)と対戦するプランがあることが14日、分かった。18日の同級1位テテとの王座決定戦を前に、神戸市内のジムで公開練習。千里馬会長は「亀田興毅選手と対戦するのが一番面白い」と口にした。

 亀田は事実上のライセンス停止状態で今夏の実現を狙うWBA王者河野への挑戦は不透明な状態。帝里がベルトをとれば、初防衛戦は今冬以降が濃厚。同級2位アローヨも対戦候補だが、時間的な余裕がある。帝里はベルト獲得に向けて「コンディション整えてやるだけ」と必勝を誓った。亀田とのビッグマッチ実現には、初戴冠が条件になる。

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帝里スタミナに自信あり「勝負は後半」

公開練習でリング上で鋭い動きを見せる帝里木下(撮影・清水貴仁)

 IBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が14日、神戸市内のジムで公開練習を行った。ミット打ちなどで汗を流した。

 18日の同級1位ゾラニ・テテ(26=南アフリカ)との王座決定戦に向けて「1発(の力)があると思うので、集中したい。下半身を強化したので、スタミナには自信がある。勝負は後半だと思う」と口にしていた。

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帝里木下の世界戦で会長が歌謡ショー

 IBF世界スーパーフライ級3位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が、日本初のホテル世界戦へ仕上げに入った。10日、実戦練習を打ち上げ。18日の同級1位テテとの王座決定戦に向け「足から動けるようになって、バランスが良くなってきた」と口にした。

 試合は神戸ポートピアホテルで行われる。3000人収容の「大輪田の間」にリングを立てる。ジム側は使用料と設営で推定600万円を注ぎ込む。相手の母国南アフリカに試合映像を送るために臨時アンテナも設置する。会場の外では、正装のホテルマンが飲み物を販売。同ホテルの木村交延本社営業部支配人(58)は「これを機に興行の新しい形ができれば」と話した。

 千里馬会長は、メーンの試合前にカラオケで“歌謡ショー”を敢行する。曲はズバリ、アリスの「チャンピオン」だ。ホテル世界戦で、愛弟子の初戴冠を後押しする。【益田一弘】

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