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田中恒成3カ月スパーリング禁止、田口と統一戦白紙

会見を行うWBO世界ライトフライ級王者田中(右)。左は畑中会長(撮影・宮崎えり子)


 ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が熱望していたWBA同級王者田口良一(ワタナベ)との年内の統一戦実現が白紙となった。畑中会長とともに20日、名古屋市内で記者会見。

 13日の2度目の防衛戦での負傷が、両目の眼窩(がんか)底骨折で全治2カ月間と診断されたと発表した。田中は「いよいよ統一戦というところでケガをして田口選手、期待してくれていたファンに申し訳なく思います」と頭を下げた。3カ月間はスパーリング禁止で、まずは治療に専念。練習再開や階級変更など今後については畑中会長が「治った時に考える。今は答えを出すことはできない」と説明した。

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田中恒成は年内統一戦白紙 眼窩底骨折で安静必要

会見を行う(左から)畑中清詞会長、WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(撮影・宮崎えり子)


 WBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が20日、名古屋市内で会見を行い、19日に同市内の病院で「両目の眼窩(がんか)底骨折」で2か月間の安静が必要だと診断されたことを発表した。

 右目の外傷は14日に同市内の病院で4針縫い、19日に抜糸したことも明かし、3か月間はスパーリング禁止だという。同席した畑中清詞会長(50)は「年内の統一戦は白紙になりました。今後の展望は治ったときにしっかりと考えたい」と説明。実現を目指していたWBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との統一戦は白紙になった。

 田口との統一戦を熱望してきた田中は「いよいよ統一戦というところでケガをして、田口選手はもちろん、期待してくれていたファンには申し訳なく思います。実現が難しいと言われる統一戦ですが、9月にいい内容で勝っていよいよゴーサインというかたちで交渉を進めてくれていた渡辺会長や畑中会長、身内の方にも申し訳ない気持ちです」と悔しそうな表情で話した。

 13日に挑戦者の同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)との2度目の統一戦で1回にダウンを奪われたが、9回1分27秒TKO勝利。その後、頭痛を訴え、大阪市内の病院に救急車で搬送されていた。14日の会見では「左目の眼窩(がんか)底骨折の疑い」と診断されたことを明かしており、地元・名古屋で再検査を行っていた。

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石田匠、欧州世界戦勝利へ闘志「記録塗り替えたい」

世界初挑戦に向けて砂浜を走り込む石田(右)(撮影・松本航)


 WBA世界スーパーフライ級1位石田匠(25=井岡)が19日、「日本人18度目の正直」を掲げた。

 世界初挑戦となる同級王者カリド・ヤファイ(28=英国)とのタイトルマッチを10月28日に控え、2泊3日の和歌山・白浜合宿を開始。敵地の英カーディフに乗り込むが、日本人は欧州の世界戦で過去17戦全敗で「ますますやる気が出てきた。しっかりと勝って記録を塗り替えたい」と闘志を燃やした。後半勝負へ、約20キロの砂浜ランで土台作りも万全だ。

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拳四朗V1戦10・22父寺地会長「今度は圧勝で」

初防衛戦を発表したWBC世界ライトフライ級王者拳四朗。右は父でBMBジムの寺地永会長(撮影・加藤裕一)


 ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)が元同級王者で同1位ペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)と10月22日に両国国技館で初防衛戦を行うことが19日、都内で発表された。

 王座奪取した5月20日同様、WBA世界ミドル級1位村田諒太と同級王者アッサン・エンダムの再戦、WBC世界フライ級王者比嘉大吾の初防衛戦とのトリプル世界戦になる。拳四朗は「もっと注目されるように圧勝するので応援してください」と語った。ゲバラ戦を想定し、すでに5日間の米国・ロス合宿を行い、17日に帰国した。王座奪取は2-0の判定勝ち。父でBMBジムの寺地会長は「今度は圧勝で倒さないと」とハッパをかけた。

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石田匠、和歌山・白浜で砂浜トレ「スタミナ勝負」

世界初挑戦に向けて砂浜を走り込む石田(右)(撮影・松本航)


 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級1位石田匠(25=井岡)が19日、2泊3日の和歌山・白浜合宿を開始した。10月28日に英カーディフで、同級王者カリド・ヤファイ(28=英国)とのタイトルマッチが決定済み。世界初挑戦となる。約20キロの砂浜ラン、ステップを交えた練習で汗を流すと「絶対にスタミナ勝負になる。勝つイメージというか、勝つことしか考えていない」と言い切った。

 相手は22戦全勝(14KO)で、5月には村中優(フラッシュ赤羽)を退けて初防衛に成功している。石田はその試合の映像をスマートフォンに取り込み「寝る前に1分半ぐらい見ている」。過度なイメージを持つことを避けながらも、準備の順調さを強調。24戦全勝(13KO)で立ち向かう挑戦者は「やるしかない」と言い切った。

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拳四朗「圧勝する」10・22ゲバラと初防衛戦

初防衛戦を発表したWBC世界ライトフライ級王者拳四朗。右は父でBMBジムの寺地永会長(撮影・加藤裕一)


 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)が元同級王者で同1位ペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)と10月22日に両国国技館で初防衛戦を行うことが19日、都内で発表された。拳四朗は5月20日に王座を奪取。今回もその試合同様、WBA世界ミドル級1位村田諒太と同級王者アッサン・エンダムの再戦、WBC世界フライ級王者比嘉大吾の初防衛戦とのトリプル世界戦に組み込まれる。

 拳四朗は「もっと注目されるように圧勝するので応援してください」と語った。王座奪取は2-0判定勝ちだった。「戦い方はジャブで突いて、カウンターといういつもの形を考えていますが、いい勝ち方で倒したい」とKO防衛を誓った。父でBMBジムの寺地会長も「今度は圧勝で倒さないと世間が認めてくれない」とハッパをかけた。

 陣営ではすでにゲバラ戦を想定し、5日間の米国・ロス合宿を敢行、17日に帰国した。現地では世界的トレーナーのルディ・エルナンデス氏のサポートを受け、ゲバラと同じメキシカンスタイルのボクサーと連日8ラウンド、合計40ラウンドのスパーリングをこなした。拳四朗は「いろんなパンチの打ち方を教わった。左アッパー、フックとか手で打つのでなく、重心下げて体で打ってみたり。新しい技として出せたらいいですね」と収穫を口にした。

 統一戦に向けて動くWBO同級王者田中恒成、WBA同級王者田口良一に比べ、同じ階級なのに知名度で及ばない。「うらやましいとかは全然ないですが、自分ももっと知名度を上げたい」との思いは強い。

 待望のバラエティー番組初登場となった7月28日放送の「アウト×デラックス」では反響絶大で、ツイッターのフォロワー数は約1000から約2400人まで激増したとか。「すごかったです。放送中に携帯がバンバン反応して」。また関西ローカルながら8月21日放送の「なるみ・岡村の過ぎるTV」には何と“売り込み出演”した。大阪市内を友人と歩いていてロケ隊と遭遇。友人に「彼、世界チャンピオンなんです」とアプローチしてもらい、後日、スタジオ収録に参加したという。「街中でたまに声をかけられるようになりましたけど、まだまだです」。今後も積極的にメディア露出を増やし、知名度アップ作戦を続けていく。

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村田が10・22再戦へ闘志、強さ「証明しないと」

テレビ観戦後に取材に応じる村田


 ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が世界の頂への高ぶりを見せた。17日、世界3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と元2階級王者サウル・アルバレス(メキシコ)との「ミドル級頂上決戦」を都内でテレビ観戦。引き分けを見届けると、「舞台は特別だが、実力は抜きんでているかというと、そうではないと思う」と述べ、「立ち止まってはいられない。彼らのステージに上りたい」と息巻いた。

 2万2358人の大観衆を集めた熱い「舞台」。ただ、覇権を争う2人を見る村田は冷静だった。「(2人と)世界ランカーとの差は縮まっている。僕らが上がっているのもあるけど、ゴロフキンがピークを過ぎている。魔法が解けている」と見切った。17戦連続KO防衛でミドル級に君臨した絶対王者は、決して手の届かない対象ではない。

 自身は10月22日にWBA王者エンダムとの再戦が控える。5月の王座決定戦に不可解判定で敗れた相手。「ステージ」へ進むには、必勝が求められる。「今はやりたいと言っても『お前は誰?』と言われる。ここで勝って、2、3試合戦って(強さを)証明しないといけない」と口元を引き締めた。【阿部健吾】

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ミドル級頂上決戦ドロー ゴロフキンが王座防衛

試合終了後、ともに両手を上げて勝利をアピールするアルバレス(右)とゴロフキン(AP)

<プロボクシング:3団体統一(WBAスーパー、WBC、IBF)世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇16日(日本時間17日)◇米ネバタ州ラスベガス、Tモバイル・アリーナ


 「ミドル級頂上決戦」は引き分けに終わった。3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(35=カザフスタン)と挑戦者の元2階級制覇王者サウル・カネロ・アルバレス(27=メキシコ)の一戦は判定に持ち込まれ、1-1(115-113、110-118、114-114)の引き分けとなった。

 防衛を果たしたゴロフキンは、「彼は経験豊富な本物のファイターだった。私は本物のファイトが好きでドラマチックなショーがしたかったが、今日はいまひとつですね」と試合後のリング上でコメント。アルバレスは「うわさほどすごいとは思わなかった。私は勝ったと思った」と悔しがった。両者とも再戦を望んだ。

 試合は前に出てプレッシャーをかけるゴロフキンを、足を使ってアルバレスが迎撃する展開が続いた。アルバレスがロープを背負いながら、誘い込むように打ち合いを求めて会場を沸かせる場面もあったが、次第にゴロフキンの攻勢が目立つようになった。獲物を狩るように前傾姿勢で、時には駆け足で追い詰め、強打を間断なく打ち込み続けたが、決定打をさける守備技術を見せるアルバレスを仕留める事はできなかった。

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村田諒太、ゴロフキンの「魔法は解けている」

アルバレス(右)の右がゴロフキンのアゴにヒットする(AP)

<プロボクシング:3団体統一(WBAスーパー、WBC、IBF)世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇16日(日本時間17日)◇米ネバタ州ラスベガス、Tモバイル・アリーナ


 3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(35=カザフスタン)と挑戦者の元2階級制覇王者サウル・カネロ・アルバレス(27=メキシコ)で争われ、引き分けに終わった「ミドル級頂上決戦」について、テレビ観戦したWBA同級1位村田諒太(31=帝拳)は「舞台は特別ですが、実力が抜きんでているかというとそうでもないというのが感想」と述べた。

 採点については115-113でアルバレス。「クエスチョン(がつく)ラウンドだらけ。おまけでカネロというのが多かった」と振り返った。ラウンドの開始1分は攻勢に仕掛け、残り2分は守勢に回るアルバレスと、ラウンド全般を通してプレッシャーをかけ続けるゴロフキンで、どちらを優勢と取るかは判断の難しいところだった。

 ただ、17戦連続KO防衛が止まる判定勝ちとなった3月の前戦に続き、今回は引き分けと成績が「下降」するゴロフキンについては、「下っていると思っている」ときっぱり。「だからカネロも受けたと思う。魔法は解けている」と実感を述べた。

 自身は10月22日にWBA世界ミドル級タイトルマッチ(両国国技館)で王者アッサン・エンダム(フランス)と再戦が待つ。「どこがゴールと決めないで、1戦1戦やるしかない。立ち止まってられないですね」と話した。

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内山高志が空手王者入来を指導&激励「2連覇して」

入来(左)が内山氏にパンチの指導を受けた


 新極真会の全日本王者入来建武(22)が16日、東京・ワタナベジムで前WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志氏(37)の直接指導を受けた。

 さまざまなパンチの打ち方やステップなどを教えられ、2連覇を狙う全日本空手道選手権(10月14日開幕・東京体育館)に向け「(今日のことを)試合で出して2連覇したい」と断言。内山も「センスがある。2連覇してほしい」とエールを送った。

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村田諒太の嘆き「また今年も出られない」長男運動会

エンダムとの再戦に向けスパーリングを始めた村田(撮影・鈴木正人)


 ボクシングのWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が15日、同級タイトルマッチ(10月22日、両国国技館)へ向け、都内のジムでスパーリングを開始した。5月の王座決定戦で不可解判定で敗れたエンダム(フランス)との直接再戦だが、一方で「また今年も出られない」と嘆くのは長男晴道君の保育園の運動会。一昨年、昨年の雨に続き、試合が近く“出番”なし。東洋大の後輩の桐生が100メートルで9秒98を記録した話題に「12秒ちょっと。結構速い」と自慢した足を息子に見せられなかった。

 冗談交じりの様子には、「前回とは全く違う。自信を持って臨める。精神的にも落ち着いている」との言葉もうなずける。この日の3回の実践練習では接近戦の課題も出たが、「悪いところがでるのは良い」と余裕があった。体力面の不安から猛攻をためらった前回の反省から、直前まで高強度のインターバル練習を積む。息子にはリング上で息切れしない勇姿を見せる。

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村田諒太、エンダムとの再戦へ「自信もって臨める」


 ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が15日、都内のジムで同級タイトルマッチ(10月22日、両国国技館)に向けたスパーリングを開始した。

 判定が国内外で物議を醸した5月の王座決定戦で敗れたアッサン・エンダム(フランス)との直接再戦に大きな注目が集まるが、「次の試合で(相手が)どう出てくるか。それに対してはっきり勝つことができるか、練習中です」と完全決着への道筋を探す。

 この日の3回の実戦機会では、前戦と同じメキシコ人パートナーと至近距離で拳を交える場面が多く見られた。村田の攻撃をあえて距離を詰めることでしのいだエンダム。初戦に続き第2戦でも、距離感が詰まる場面があると考えられる。強引に打ちにいき、クロスのカウンターを2度もらった場面を反省しながらも、「課題が出るのは良いこと」と歓迎して対策を磨いた。

 表情などにも余裕が感じられるのは、自信によるもの。「精神的な落ち着きが違う」と約1カ月前の現状を伝えた。「ある程度自信をもって試合に臨める。前回は本物とやって通用するか信じ切れない部分もあったが、いまは信じ切れる。それが精神的な支え。大きなところ」とメンタル面でぶれることがないという。「試合までこの調子でやっていきたい」と述べた。

アッサン・エンダムとの再戦に向けミット打ちをする村田(撮影・鈴木正人)

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村田諒太がゴロフキン対アルバレスの見どころ語る

報道陣の質問に笑顔を見せる村田諒太(撮影・鈴木正人)


 ボクシングのWBA、WBC、IBF3団体統一世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(35=カザフスタン)対元スーパーウエルター級、ミドル級2階級制覇王者サウル・アルバレス(27=メキシコ)のミドル級頂上対決が16日(日本時間17日)に迫った。

 本人たちも「今年最大の一戦」(ゴロフキン)、「自身のキャリア最大の一戦(アルバレス)」と語る通り、パッキャオ対メイウェザー以後、最大のビッグマッチといっても過言ではない。いったいどんな試合展開になるのか? 同じくミドル級で世界と戦う村田諒太(帝拳)が、試合のみどころを語った。

 -ゴロフキンとカネロ(サウル・アルバレス)はどんな選手ですか

 村田諒太 ゴロフキンはカザフスタンの英雄。カネロはメキシコの英雄。それこそ国を代表する者同士の戦い、といっても過言ではないですね。両方「倒し屋」タイプなので、非常にエキサイティングな試合になると思います。ゴロフキンはボディを嫌がるので、カネロはボディを混ぜながらとにかく前に出て行くことが大事。中盤、終盤にゴロフキンは落ちてくるところがあるので、そこをつけるかがキーポイントになってくると思います。ただカネロも中盤から落ちてくるタイプ。もしかしたら、カネロの方が失速するのは早いかもしれません。ただ両者ともにタフなので、早い展開の試合にはならないと思います。ゴロフキンもカネロも、足を使って下がるという戦い方は出来ないので、どこかで打ち合う覚悟がいると、互いに思っているんじゃないでしょうか。

 -どんな試合展開になると思いますか

 村田諒太 ゴロフキンがプレッシャーをかけて、それをカネロが迎え撃つという形になると思います。カネロは序盤からゴロフキンの圧力に負けず、反対に彼を下がらせることが出来れば、試合の流れはカネロに傾いてくるのではないでしょうか。カネロはゴロフキンのパンチをしっかり見て、ブロックやディフェンス技術で対応できるか。対応できると思ったら、カネロの得意とする回転の速い高速コンビネーションでしっかり打ち込めるか。それにかかっていると思います。反対にゴロフキンにジャブなどで顔面を押し上げられて、強いパンチで押し込まれるようなら正直勝ち目はない。ゴロフキンの圧力に負けて、カネロがどんどん下がってしまったら、ゴロフキンのワンサイドゲームになってしまう可能性が高いと思います。この試合の見どころは、試合の序盤。2人がどんな試合の入り方をするのかに注目して見て欲しいです。

 -勝敗の行方はどうなりますか

 村田諒太 勝敗は中差の判定でゴロフキン、もしくは中盤・終盤KO、TKOでゴロフキンという感じかと。ただ、序盤にゴロフキンの圧力に対して、カネロが踏ん張ることが出来るか。さらに高速コンビネーションでゴロフキンの顔面やボディにダメージを与えられれば、カネロにも大いにチャンスがあると思います。

 -今年最大のビッグマッチと言われていますが、同じミドル級として見逃せないですね

 村田諒太 ビッグファイトと言われる試合は、往々にして面白くないゲームが多いけれど、今回は相性的に考えても、エキサイティングで期待できる試合だと思います。この試合は絶対に面白い! それは間違いないです。ボクシングの醍醐味(だいごみ)をこの試合で味わってもらいたいですね。

 -ご自身も10月にエンダムとの再戦が決まりました

 村田諒太 こんなダイレクトにリマッチを組んでもらえることは非常にありがたいことだと思います。次はしっかり倒して勝ちたいですね。練習もすごくよくやれていると思います。それこそ、『ゴロフキン対カネロの勝者と組ませたら面白いんじゃないの』と世間の方々に思ってもらえるように、次の試合はノックアウトで勝ちます!

 試合の模様は「生中継!エキサイトマッチスペシャル 頂上決戦!ゲンナディ・ゴロフキンvsカネロ・アルバレス」として、9月17日午前10時よりWOWOWプライムにて、生中継で放送される。

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田中恒成まずは治療、田口良一との統一戦は年内困難

一夜明け会見を行う田中(撮影者・宮崎えり子)


 ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)とWBA同級王者田口良一(ワタナベ)の統一戦の年内実現が厳しくなった。

 逆転TKOでの2度目の防衛から一夜明けた14日、田中が試合後に救急車で搬送された大阪市内の病院で「左目の眼窩(がんか)底骨折の疑い」と診断されたことが判明。両目を腫らして会見した田中は「ケガをした悔しさ、情けなさでいっぱい。田口選手、関係者の皆さんに申し訳なく思います」と頭を下げた。地元・名古屋での再検査の結果によるが、畑中会長は年内の統一戦には「(意思は)本人もそう。ただ、まずは治療」と説明した。

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無敗王者ゴロフキン、アルバレスは「ビッグな相手」

ポーズを決めるゴロフキン(右)とアルバレス(ロイター)


 ボクシングの世界3団体統一ミドル級王者(WBAスーパー、WBC、IBF)のゲンナジー・ゴロフキン(35=カザフスタン)-元世界2階級制覇王者サウル・アルバレス(27=メキシコ)戦は9月16日(日本時間17日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催される。世界ミドル級最強決戦と言われる注目の一戦に先駆け、両選手は13日(同14日)にはラスベガスのMGMグランドホテルで開かれた記者会見に臨んだ。

 37勝(33KO)無敗を誇るゴロフキンはリラックスした表情で「簡単な試合にはならない。彼の戦略は分かるし、彼もオレの戦略が分かる」と笑顔。さらに「最大の日がやってくる。大金が来る。ビッグな対戦相手もくる。オレはエキサイトしている」とやる気満々。最後には「新しいガールフレンドとデートするような気分だ」と独特な表現で大一番を語った。

一方、WBC王座奪回に挑む49勝(34KO)1敗1分けのアルバレスは「彼は非常にアグレッシブなスタイル。オレはカウンターパンチャー。試合はかみ合うだろう」と不敵な笑みを浮かべた。

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田中恒成、防衛一夜明け 眼窩底骨折の疑いと診断

一夜明け会見を行う(左から)畑中清詞会長、WBO世界ライトフライ級王者田中恒成、田中斉トレーナー(撮影者・宮崎えり子)


 13日に逆転で2度目の防衛したWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が14日、大阪市内で一夜明け会見を行った。

 1回に挑戦者の同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)にダウンを奪われたが、9回1分27秒TKO勝利。その後、頭痛を訴え、大阪市内の病院に搬送されていた。両目を腫らして会見場に現れた田中は「昨日(13日)は会見できなくて、すみませんでした。試合直後にもらったジャブが左目に当たり、それから二重に見えていた。その後も右目もふさがって、カットをして。ケガをした悔しさ、情けなさでいっぱいです。田口選手、関係者の皆さんにケガをしてしまったことを申し訳なく思います」と頭を下げた。

 13日は精密検査を受け、「左目の眼窩(がんか)底骨折の疑い」と診断された。午後に名古屋市に戻り、再検査を受けるという。畑中会長は「未来のある選手。まずは体を完璧に治すこと。体が治ってから先の展開を考えたい」と説明。WBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との年内の統一戦を問われると同会長は「(意思は)本人もそう。ただ、まずは治療に専念」と話し、実現は厳しくなった。

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田口も統一戦に意欲「折れそうな状態で踏ん張った」

田中恒成対パランポン・CPフレッシュマート 会場に姿を見せた田口 (撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)は2度目の防衛に成功し、WBA同級王者田口良一(ワタナベ)との日本人選手による統一戦に向けて前進した。

 テレビ中継のゲストで訪れた田口も田中との統一戦へあらためて意欲を示した。ダウンを奪われながらKOした戦いに「(心が)折れそうな状態で踏ん張って、KOにつなげるのはすごい」と大絶賛。自身は7月23日に6度目の防衛に成功。すでに年末の統一戦を想定した練習に入っており「自信は100%とは言えないけれど、極力パーセンテージを上げていく」と言い切った。

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田中V2も「持ってない」1回ダウン右目の上カット

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)は2度目の防衛に成功し、WBA同級王者田口良一(ワタナベ)との日本人選手による統一戦に向けて前進した。

 田中が逆転でパランポンに9回1分27秒でTKO勝利し、2度目の防衛を果たした。テレビ中継がこれまでの東海ローカルから全国に「昇格」となった一戦は1回に挑戦者の右ストレートでダウン。さらに右目の上をカット。血を流しながらリングに立ち続けた。試合後は大事をとって病院で検査を受けるほどだったが、最後は9回に右ストレートでダウンを奪い返し、ラッシュで戦闘不能にした。

 試合後は「俺って全然持ってないですね。大事なところでこういう試合。自分にがっかり」と自虐的。田口との統一戦について聞かれると「こういう試合をしていて…なんてことは言いません。やります!」。リングの外で戦況を見守った田口に再び決戦を宣言した。しかし、リングを下りると高らかな声からは一転。試合内容に納得いかないのか足早に控室に入り無言を貫いた。【宮崎えり子】

TKO勝ちを収め、声援に応える田中(撮影・加藤哉)

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田口良一「リスクがあっても」田中との年末統一戦を

田中恒成対パランポン・CPフレッシュマート 会場に姿を見せた田口 (撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 王者田中恒成(22=畑中)の2度目の防衛成功を、WBA同級王者の田口良一(30=ワタナベ)がリングサイド2列目から見届けた。年末の統一戦実現が期待されており、田口は「ファンが望むカードをやりたい。盛り上がる試合をしたいのがポリシー。多少(勝ち負けの)リスクがあってもやりたい」とあらためて意欲を見せた。

 挑戦者のパランポン(タイ)と戦った田中は、1回にまさかのダウン。それでも田口は「すごいのを見せつけられた」と、9回TKO勝ちで逆転した王者のすごみを第一声で発した。「劣勢になってから(の攻め)。(心が)折れる状態で踏ん張って、KOにつなげたのがすごい。ハートが強い」。田中の戦いを冷静に分析した上で、統一戦での自信を問われると「正直100%(勝つ)とは言えない。極力パーセンテージを上げていきたい」と意気込んだ。

 田口は7月23日に6度目の防衛に成功。すでに田中を想定した練習を始めているといい、12年6月のWBC世界ミニマム級王者井岡一翔-WBA同級王者八重樫東戦以来2度目となる、日本人同士の統一戦実現ムードが高まってきた。

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田中恒成V2も不満、田口と統一戦は「やります!」

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が逆転で同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)に9回1分27秒TKO勝利し、2度目の防衛を果たした。

 1回に挑戦者の右ストレートを受け、田中がいきなりダウンを奪われた。右目の上をカットし流血しながら、リングに立ち続けた。8回終盤に左右のコンビネーションでパランポンをふらつかせると、9回にスイッチが入った。序盤に右ストレートを奪い返し、その後連打を仕掛けレフェリーストップとなった。

 V2を達成した田中だが。「俺って全然持ってないですね。大事なところでこういう試合。自分にがっかりです。俺以外がおもしろかったらいいんじゃないですか」と自虐的に振り返った。リング外で戦況を見守ったWBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との統一戦について聞かれると「こういう試合をしていて…なんてことは言いません。やります!」と宣言した。

 試合後は頭痛を訴え、検査のため救急車で大阪市内の病院に向かった。関係者によると、意識ははっきりしており、自力歩行は可能。大事を取っての処置だという。

9回、田中(左)はパランポンから最初のダウンを奪う(撮影・加藤哉)
9回TKO勝ちを収め、ベルトを巻いて写真に納まる王者田中(右)(撮影・加藤 哉)

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田中恒成「圧倒的な内容で勝つ」頭には田口と統一戦

ポーズを決める王者田中(左)と挑戦者パランポン・CPフレッシュマート(撮影・伊藤航)


 ボクシングのダブル世界戦(13日・エディオンアリーナ大阪)の調印式と前日計量が12日、大阪市内で行われ、4選手はいずれも1回でパスした。リミットの48・9キロちょうどのWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)は、念願のWBA同級王者田口良一(ワタナベ)との統一戦の実現に向け、堂々とKO宣言した。挑戦者のパランポン(タイ)は48・7キロ。

 挑戦者を横にしても、田中は見向きもしなかった。「明日(13日)はすごい試合にします。圧倒的な内容で勝ちます。隣に座っているだけじゃ(パランポンの)印象は分かりません。見てなかったので」。2度目の防衛に成功すれば、熱望してきた田口との統一戦に大きく前進する。

 「これ(防衛戦)だけに集中していきたい」と表情を引き締めて話した田中だが、頭の中では目指す日本人同士の王座統一戦の青写真が描かれていたはずだ。計量後は毎試合恒例の勝負メシでもあるサムゲタンを食べ、力を蓄えた。「スピードを存分に出してKOします」と宣言した。

 テレビの全国中継デビューとなる節目の10戦目で培ってきたスピード、テクニック、パワーを会場に来場予定の田口の目の前で見せつけるつもり。夢の一戦の実現へ、決定打を打つ。【宮崎えり子】

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井上統一戦視野「スーパーフライ級で形を残したい」


 最強証明が卒業証書! 米国デビュー戦となったV6戦をKOで飾ったボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が11日、成田空港に帰国した。同級7位アントニオ・ニエベス(米国)が6回終了時に棄権の意思を示す圧倒劇。本場の期待を受けての海外初進出を終え、「ホッとしてます」と微笑すると、「スーパーフライ級で形を残したい」と先を見据えた。

 「形」とは…。「統一戦ですね。王者が4人いて、そこで誰が一番強いか証明したい」。減量の兼ね合いもあり、かねて1つ上のバンタム級転向も視野に入れていたが、今回がスーパーフライ級の一線級ばかりが集まった興行だったこともあるだろう。まだ同じ土俵で最強を知らしめていないことが心残りになった。

 年末に国内で予定する次戦で、その対象となるのは現実的には1人だ。IBF王者アンカハス。同じフィリピン出身の英雄パッキャオのプロモーション所属の25歳は、7月に帝里木下に7回TKO勝ちで2度目の防衛に成功した。WBA、WBCの王者は次戦が決まっており、自然と相手は絞られる。大橋会長は「バンタム級も考えに入れて、検討していきたい」とした。

 米国で期待に応え、「今まで以上に海外でやりたい気持ちが強くなった。オファーがあればまた行きたい」と視線は変わった。その評価をさらに不動にするためにも、次は国内で最強を証明したい。「日本でやる試合も今まで以上に良い試合をしたい」「まだ始まったばかりですから」。海を渡ったモンスター伝説は、これからが本番-。【阿部健吾】

スーパーフライ級の各団体王者

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エストラーダが逆転判定勝利、王座挑戦権を獲得

クアドラス(左)に判定勝利を飾ったエストラーダ(AP)

<プロボクシング:WBC世界スーパーフライ級タイトル挑戦者決定戦12回戦>◇9日(日本時間10日)◇米カリフォルニア州・スタブハブ・センター

 1階級下のフライ級でWBA、WBO2団体を統一した3位のファン・フランシスコ・エストラーダ(27=メキシコ)が、2代前の王者で2位のカルロス・クアドラス(28=メキシコ)に3-0で判定勝ち。王者シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)への挑戦権を獲得した。

 現地では1度、3人のジャッジ全員が114-113の1ポイント差の判定で、クアドラス勝利と発表されたが、その後、エストラーダの勝利と覆った。1度は負けを宣告され、信じられないと言わんばかりの表情を浮かべたエストラーダは、両手を上げて勝ち誇った。

 かつてゴンサレスに敗れ、リベンジを誓うメキシコ人対決は超接戦となった。クアドラスが持ち前のスピードを生かしつつ、時にサウスポーにスイッチして前半戦は主導権を握ったが、中盤以降はエストラーダが細かく正確な強打を打ち込み対抗。10回には左フックから右ストレートをクアドラスの顔面にたたき込み、この試合唯一のダウンを奪い、逆転した。

 エストラーダは12年11月に、当時2階級下のWBAライトフライ級王者だったゴンサレス相手に世界初挑戦し12回判定負けも、ゴンサレスの強打に手数で対抗。ゴンサレスを最も苦しめた選手と言われた。WBAフライ級スーパー王者の16年9月には、WBAから正規王者の井岡一翔(28=井岡)との統一戦の指令を受けながら王座を返上。ゴンサレスへのリベンジを優先し、1階級上げた。

 一方、クアドラスは16年9月に同級王者として、1階級下のフライ級王者だったゴンサレスの挑戦を受け、接戦ながら0-3の判定で敗れ、プロ初黒星を喫した。試合後は判定に疑問を呈し、再戦を訴えた。ゴンサレスを執念で追い続ける者同士の対戦を制したエストラーダが、王座へ1歩前進した。

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井上尚弥V6、米国デビュー戦で鮮やかTKO勝ち

ニエベス(左)に左パンチをヒットさせる井上(AP)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇9日(日本時間10日)◇米カリフォルニア州・スタブハブ・センター

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、同級7位アントニオ・ニエベス(30=米国)に6回終了、相手陣営の棄権によるTKO勝ちで6度目の防衛戦に成功し、米国デビューを飾った。

 井上は燃えるようなオレンジ色の短髪でリングイン。引き締まった表情でニエベスを見据えた。そして試合開始22秒で左フックを当てると、そこから左、右のワンツーを2回打ち込んだ。さらに2分23秒に右ストレートでニエベスをロープに吹っ飛ばした。

 両手で顔からボディーまでをスッポリ覆う、カメのようなニエベスのガードのスキを突こうと、ひたすら追い続けた。そして5回、1分43秒の左をボディーに突き刺し、この日最初のダウンを奪うと、その後も右を織り交ぜつつ、強烈な左ボディー8発をたたき込み、ニエベスを一気に追い込んだ。

 そして6回、ニエベスを追い続けて左右を当て続けると、終了後に相手陣営が棄権した。

 日本人の米国でのタイトル戦は68年に始まり、KO勝ちしたのは、80年にWBA世界ジュニアライト(現スーパーフェザー)級で6回KO勝ちした上原、14年にWBO世界バンタム級王座を7回KOで防衛した亀田和だけだったが、26試合目で3人目となった。

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石田匠「王者になることだけ」全勝で世界初挑戦

石田匠(写真は2016年2月)

 WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ(10月28日、英カーディフ)で王者カリド・ヤファイ(28=英国)に挑む同級1位の石田匠(25=井岡)が9日、大阪市内の所属ジムで会見を行った。

 24戦全勝(13KO)の石田は同級日本王座を5度防衛し、昨年4月に返上。満を持しての世界初挑戦に「やっと、とは思わない。勝ちを重ねて、世界に近づいてきた。世界王者になることしか考えていない」とやる気満々だ。

 石田にとっては初の海外での試合になる。それどころか、トリプル世界戦のセミファイナルで、会場は約8万人収容のプリンシパリティー・スタジアムと、完全アウェー必至だ。石田が11歳でジムに入門した時から指導している井岡一法会長(50)は「アジア地域の王者なら日本に呼んで来られたけど、ヨーロッパでね…。チーム一丸でフォローするしかない」。石田自身は「8万人入るんですか? 予想もつきませんけど、変に考えすぎないようにしたい。リングで戦うのは一緒なんで」と話した。

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石田匠「通用するのか証明したい」10月に世界挑戦

石田匠(2016年12月31日撮影)

 WBA世界スーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(28=英国)のプロモーターは6日、ヤファイが10月28日に英国のカーディフで同級1位の石田匠(25=井岡)と防衛戦を行うと発表した。

 24戦全勝(13KO)と無敗を誇る石田は初の世界戦で「自分が世界に通用するのか、早く挑戦して証明したい」と対戦を待ちわびていた。

 22戦全勝(14KO)のヤファイは、5月に村中優(フラッシュ赤羽)を判定で退けて初防衛に成功している。

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田中恒成2度目防衛戦へ仕上がり順調「内容求める」

 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が7日、名古屋市内の畑中ジムで同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)との2度目の防衛戦(13日、エディオンアリーナ大阪)に向けて練習を公開した。

 練習中に笑顔を見せるなど仕上がりは順調な様子。「ライトフライ級に上げて体調も体重も一番いい。相手は防御がいいし、打たれ強い。ガードも堅い。KOが最低条件。その壁をどう崩すかだと思う」。

 2度目の防衛に成功すれば、念願のWBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との統一戦が見えてくる。畑中会長は「まずは13日。終われば統一戦に向けて最大限の努力をする。全てはこの試合に懸かっています」と説明。田中は「勝つのは当たり前。勝ち方が次の試合の盛り上がりも変わってくる。内容を求めたい」と表情を引き締めた。

公開練習でサンドバックを打つ田中(撮影・前岡正明)

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長谷川穂積氏「ピンチ対処を勉強する前に王者に」

長谷川穂積氏(2017年5月11日撮影)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇島津アリーナ京都◇観衆4500人

 王者久保隼(27=真正)が初防衛に失敗した。挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)に9回1分21秒TKOで敗れた。国内ジム所属の歴代同級世界王者では最長身の176センチ。身長、リーチとも10センチ上回るアドバンテージを生かせず、一方的にパンチを浴びて完敗した。今後は1階級上のフェザー級転向も視野に入れて出直す。

 ジムの先輩で世界3階級王者の長谷川穂積氏の話 挑戦者が一枚も二枚も上だった。厳しいかもしれないが、世界レベルとの対戦は今回が初めて。ピンチの時にどうするか、勉強する前に王者になった。クリンチが1回もなかったし、自分のボクシングができなくなった時にどうするか。そこにキャリア不足が出てしまった。ただ、1回負けただけやから。負けてはい上がって来るやつが格好いい。

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久保隼完敗で初防衛ならず涙、今後は階級UPも視野

ローマンに敗れ、山下会長(手前右)に肩を担がれ引き揚げる久保(同左)(撮影・伊藤航)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇島津アリーナ京都

 王者久保隼(27=真正)が初防衛に失敗した。挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)に9回1分21秒TKOで敗れた。国内ジム所属の歴代同級世界王者では最長身の176センチ。身長、リーチとも10センチ上回るアドバンテージを生かせず、一方的にパンチを浴びて完敗した。今後は1階級上のフェザー級転向も視野に入れて出直す。

 挑戦者のラッシュに、久保が後ずさる。9回。ローマンの右ストレートを食らい、よろよろと後退するとレフェリーが試合を止めた。7回30秒過ぎ、連打から右アッパーで最初のダウン。8回終盤はロープ際で右ストレートを浴び、2度目のダウン。戦う武器はもう残っていなかった。

 地元京都での初防衛戦のポイントに「距離感」を挙げていた。身長176センチは国内ジムの歴代スーパーバンタム級世界王者で最長身。身長、リーチで10センチ上回る体格差を生かし、サウスポーからの右ジャブ、懐に入ってくるところに左ストレート…。そんな青写真が吹っ飛んだ。上下を見事に打ち分ける相手に、一方的に距離を支配された。ジャッジ3人中2人がフルマーク、1人も1回を除き全ラウンドで挑戦者にポイントを与えた。

 両脇を支えられ、涙を浮かべ、控室に消えた久保はノーコメントだった。山下正人会長(55)は「両足がつったような感じ。6回が終わって『足が動かない』と。減量失敗じゃないし、ダメージかな…。初めての負けで気持ちのダメージがあると思う。一から作り直していきたい」と話す。プロ13戦目の初黒星。1階級上のフェザー級も視野に入れ、長身サウスポーは再出発する。【加藤裕一】

 ジムの後輩でWBO世界ミニマム級王者の山中竜也の話 久保さんは倒されても立ち上がったところがすごい。途中までいけると思ったんですけど…。

 久保の父憲次郎さんの話 すべて出し尽くした結果、勝てなかっただけです。無事な体で(リングから)下りてくれただけでいい。悔いが残るならこれを糧に頑張ってほしい。

 ◆久保隼(くぼ・しゅん)1990年(平2)4月8日、京都生まれ。南京都(現京都広学館)-東洋大から13年5月にプロデビュー。15年12月に東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得し2度防衛。戦績は12勝(9KO)1敗。身長176センチの左ボクサーファイター。

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亀田和毅がローマン挑戦名乗り「かみ合う」興毅氏

WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ久保隼対ダニエル・ローマン戦を観戦した亀田興毅(右)と亀田和毅(撮影・宮崎幸一)

<プロボクシング:WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇島津アリーナ京都

 王者久保隼(27=真正)が初防衛に失敗した。挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)に9回1分21秒TKOで敗れた。

 同級3位の亀田和毅(26=協栄)が、元世界3階級王者の兄興毅氏と観戦した。久保がベルトを奪ったセルメニョの次期挑戦者として名前が上がった経緯があり、興毅氏は「和毅はランキング上位やし、どう交渉していくか。かみ合うし、面白いと思うけど、強い相手。ガードが最後まで落ちへんかった」とローマンへの挑戦に意欲的だった。

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