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井上尚弥が砂浜トレ、マクドネル想定し熱海強化合宿

高村トレーナー(左)を引っ張りながら砂浜を走る井上尚


 早くもマクドネル対策!?

 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、挑戦濃厚なWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)を想定しながら強化合宿に突入した。19日、静岡・熱海市で4日間にわたるキャンプをスタート。15日にマクドネル陣営から対戦交渉していることが明らかになった井上は「決まってくれるといいですね」と前置きした上で「(マクドネルの)身長が175センチ以上あるし、後半勝負になるかもしれない。耐久力、スタミナも必要なので、この合宿は大事」と見据えた。

 順調に交渉が進めば、3階級制覇への挑戦となるマクドネル戦は5~6月ごろ、東京で開催される見通し。井上は「強い王者ですし、決まればファンもワクワクする、自分もワクワクする試合になると思います」と声をはずませた。

 キャンプ第1日は砂浜でのトレーニングで始動した。元東洋太平洋スーパーフライ級王者の弟拓真(22)、日本スーパーライト級2位のいとこ浩樹(25=ともに大橋)とともに持久走やダッシュなどでハードに下半身をいじめ抜くメニューを強化。「徐々に上げていく感じになる。キャンプは気分転換にもなっていい」と明るい表情だった。

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比嘉大吾「問題ない」拳四朗とともに4・15防衛戦

防衛戦が決まりWピースサインのWBC世界フライ級王者の比嘉大吾(左)とWBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(撮影・野上伸悟)


 ボクシングのトリプル世界戦の開催が、19日に都内で発表された。4月15日に横浜アリーナで、WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)とWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)のV3戦が追加発表された。すでに発表済みのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)の初防衛戦がメインとなる。

 比嘉は同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)を迎え撃つ。4日に37年ぶりとなる故郷沖縄での世界戦で、1回KOで日本記録に並ぶ15連続KO勝ちで防衛に成功したばかり。試合間隔2カ月にも「何の問題もない。1回から12回のどこかで必ず倒す」と日本新記録達成を約束した。

 21日には渡米して、24日の「スーパフライ2」を視察する。具志堅会長は「次はWBA王者との統一戦ができれば」と見据える。比嘉も「やりたい」と意欲満々。帰国後は徳之島での走り込みキャンプに突入して本格始動する。

 拳四朗は同級1位ガニガン・ロペス(36=メキシコ)との対戦となった。こちらは昨年12月30日の3度目の世界戦で初のKO勝ち。ロペスとは昨年5月に世界初挑戦で奪取も、小差の判定勝ちだった。「左は多少やりにくいが、防衛するごとに自信はついていっている。8回ぐらいに倒したい」とKOで連破への意欲を示した。村田は欧州王者歴がある同級10位エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)を迎え撃つ。

4月の防衛戦が決まり16連続KO勝ちの日本記録を誓うWBC世界フライ級王者の比嘉(撮影・野上伸悟)

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王者グローブスが2度目防衛、5月のWBSS決勝へ

<プロボクシング:WBAスーパー世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦>◇17日◇英マンチェスター・マンチェスターアリーナ


 スーパー王者ジョージ・グローブス(29=英国)が2度目の防衛に成功した。3-0の判定で同級2位クリス・ユーバンクJr.(28=英国)を下し、賞金トーナメントのワールドボクシングスーパーリーグ(WBSS)準決勝を兼ねたタイトル戦を制した。

 これで24日にドイツ・ニュルンベルクで開催が予定される、もう1つのWBSS準決勝、WBC世界同級1位カラム・スミス(27=英国)-同級8位ユルゲン・ブリーマー(39=ドイツ)の勝者と5月に同決勝を兼ねた3度目の防衛戦に臨むことになった。

ローマン「接近戦大事」井上尚弥との対戦にもやる気

公開練習で、初防衛成功に自信を示したWBA世界スーパーバンタム級王者ローマン


 28日に初防衛戦(東京・後楽園ホール)を控えるプロボクシングWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=米国)が16日、横浜市内で練習を公開した。

 同級11位松本亮(24=大橋)の挑戦を受ける王者は「松本とはリーチ差があるので接近戦が大事になる」と自信の笑み。昨年9月、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥の米デビュー戦を視察したことを明かし「すごく強い。彼が挑戦したいならボクは戦う」とやる気満々だった。

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マクドネル「恐れない」井上尚弥との防衛戦に前向き


 プロボクシングWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)が16日までにWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)との防衛戦について前向きな姿勢を示した。

 自身のツイッターで、自らのプロモーターとなるエディー・ハーン氏が英メディアにマクドネル-井上戦の交渉をしているという報道内容をリツリート。ファンなどからのさまざまな反応コメントを受け「今日はいろいろな人の意見を見ることができて良かった。しかし自分がベストな選手であることを信じているし、誰も恐れない」など王者らしいコメントをつづった。

 マクドネルは昨年11月、リボリオ・ソリス(ベネズエラ)との負傷引き分けが最新試合で、6度の防衛に成功中。15年5月、同9月には亀田和毅と2度の防衛戦に臨み、ともに勝利をおさめている。

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王者ローマン、松本亮との「イケメン対決」に自信

公開練習で、初防衛成功に自信を示したWBA世界スーパーバンタム級王者ローマン


 プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=米国)が「イケメン対決」を制する自信を示した。

 28日に東京・後楽園ホールで、同級11位松本亮(24=大橋)との初防衛戦を控え、16日に横浜市内のジムで練習を公開。2回のシャドーボクシング、1回のミット打ちなどを披露し「米国でもしっかり練習してきた。コンディションは良いのであとは体重調整していきたい」と余裕の笑みを浮かべた。

 「ジャニーズ系ボクサー」と評される松本に対し、ローマンもベビーフェイス・アサシン(童顔の暗殺者)と言われるイケメン。ルックス対決について「その答えはファンに任せたいと思います」と苦笑したが、試合に関しては真剣そのもの。「松本亮-ダニエル・ローマン戦はファンの期待に応える良い試合になる。初防衛戦は難しいと言われるが、簡単な試合などない。2倍の集中力をもって臨むことが重要」と気合を入れ直していた。

公開練習で、ミット打ちを披露したWBA世界スーパーバンタム級王者ローマン(右)

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井上尚弥と対戦濃厚マクドネル、亀田和毅に2戦2勝

井上尚弥(2017年12月31日撮影)


 3階級制覇を目指すWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、5月にも東京でWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑戦することが濃厚となった。マクドネル陣営のプロモーター、エディー・ハーン氏は14日、米メディアに井上との防衛戦に臨む交渉を進めていることを明かした。同氏は「イノウエはスーパーフライ級ですごい選手。ジェイミーにとって厳しい試合になるが、最高の試合に臨みたいようだ」と意思を代弁。対戦交渉は最終段階に入っており、今週中には合意に達することを期待した。15年にWBO同級王者だった亀田和毅と米国で2戦2勝したマクドネルは6度の防衛に成功中。ボクシング人気の高い英国から初来日し、井上との対戦が実現すれば、注目のビッグマッチとなる。

 昨年12月に7度目防衛に成功した井上も、前哨戦なしで3階級制覇に挑む準備を着々と進める。今月からスパーリングも開始し、来週には合宿にも入る予定。今月9日の年間表彰式では「相手は誰でも。受けてくれる王者がいれば」と試合決定を待ち望んでいた。

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井上尚弥3階級制覇へ5月WBAバンタム級王者挑戦

井上尚弥


 3階級制覇を目指すWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、5月にも東京でWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑戦することが濃厚となった。

 マクドネル陣営のプロモーター、エディー・ハーン氏は14日、米メディアに井上との防衛戦に臨む交渉を進めていることを明かした。

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王者ローマンが来日「パワーある」松本亮を警戒

28日の初防衛戦に備え、来日した王者ローマン


 プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=米国)が15日、来日した。

 28日に東京・後楽園ホールで控える初防衛戦で、同級11位松本亮(24=大橋)の挑戦を受ける。防寒用のニット帽姿で登場したローマンにとって昨年9月、久保隼を9回TKOで下して王座奪取した時と同じ2週間前の日本入り。「日本人はメキシコ人と同じでハートが強くてタフ。マツモトは身長も高く、リーチもパワーもある。ハングリーさを持って向かってくるだろう」と警戒した。

 12時間近くの長距離フライトの疲労もみせず「ロサンゼルスで激しい練習をしっかりやってきた。あとは日本で時差調整をしていきたい。5日間ぐらいで本来の調子に戻ると思う」と自信たっぷりの笑みをみせた。世界王座を奪取した日本に愛着があるようで「美しい国。人々も自分をリスペクトしてくれる。まるでファミリーのよう」と強調していた。

トレーナー2人とともに来日したWBA世界スーパーバンタム級王者ローマン(中央)

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王者江畑佳代子は初防衛戦、3・8女子ダブル世界戦

江畑佳代子


 ボクシングの女子ダブル世界戦が15日に発表された。3月8日に東京・後楽園ホールで、WBOライトフライ級王座決定戦ではチャオズ箕輪(30=ワタナベ)と天海ツナミ(33=アルファ)が対戦する。WBOミニフライ級王者江畑佳代子(42=ワタナベ)は、パク・ジヒョン(32=韓国)との初防衛戦を迎える。

 チャオズは全日本7連覇の実績があり、16年プロデビューから6戦目での世界挑戦となる。天海は09年にWBAスパーフライ級に次いで階級制覇がかかる。この王座は5階級制覇した藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)が返上したもの。

 メインの江畑は初挑戦から7年目にして、昨年5度目の挑戦で悲願の王座についた。この日は女子のみの興行となり、東洋太平洋1試合と日本王座戦3試合もあり、6大タイトル戦となった。

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松本亮「体が強く」名トレーナーの過酷練習5年完走

公開練習を行った松本(撮影・中島郁夫)


 プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級11位松本亮(24=大橋)が名フィジカルトレーナーの過酷練習で、世界ベルト奪取への準備を整えた。28日に同級王者ダニエル・ローマン(27=米国)に挑戦する松本は14日、横浜市の所属ジムで練習を公開。歴代3位の防衛記録11回を誇る元WBA世界スーパーフェザー級王者内山氏、3階級制覇王者八重樫を育成した土居進氏(47)による週4回のフィジカル練習を13日に打ち上げた。

 プロ転向翌年の12年7月から土居氏のジムに通い始めて約5年が経過。世界戦前の内山氏は週3回、八重樫も週2回というフィジカル練習量を上回るメニューに挑んできた松本は「自分の体が強くなっているのが分かる」と手応え十分だ。14日はバレンタインデーだったが「自分のチョコは世界ベルト」と集中した。

 師匠・大橋会長の現役時代の愛称フェニックスになぞらえ、土居氏からは常に「新生フェニックス、2代目フェニックスになるぞ」と猛ゲキを受けて過酷なメニューを乗り越えてきた。同会長と同じ横浜高出身の松本は「必ず勝ってフェニックスに。勝つことしか考えていない」と気合を入れ直した。【藤中栄二】

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井上尚弥、バンタム級王者マクドネルへ挑戦交渉

WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(17年12月撮影)


 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、WBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑戦する交渉が進んでいることが分かった。14日(日本時間15日)、米メディアが報じた。

 対戦交渉は最終段階に入っており、マクドネル陣営のエディー・ハーンプロモーターは「今週中には交渉がまとまることを期待している」とコメントした。

 さらに同プロモーターは「イノウエはスーパーフライ級ですごい選手だ。ジェイミーにとっては厳しい試合になるが、彼は最高の試合に臨みたいようだ」と説明。5月に東京で井上との防衛戦を行う準備を進めているという。

 井上は昨年12月、WBO世界スーパーフライ級王者として7度目防衛に成功。18年は3階級制覇を目指し、バンタム級への転級を表明していた。またマクドネルは昨年11月、リボリオ・ソリス(ベネズエラ)との引き分けによる防衛成功が最新試合となる。15年5月、同9月には亀田和毅と2度の防衛戦に臨み、連勝している。

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松本亮「ボクシングだけに集中」世界戦へチョコ封印

公開練習を行った松本(撮影・中島郁夫)


 今月28日に世界初挑戦を控えるWBA世界スーパーバンタム級11位のイケメンボクサー松本亮(24=大橋)がバレンタイデー封印で、世界ベルト奪取に集中した。東京・後楽園ホールで同級王者ダニエル・ローマン(27=米国)に挑戦する松本は14日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。バレンタインデーには数多くのチョコレートを受けとってきたジャニーズ系ボクサーとも言われる松本は「今回は減量中なのでチョコを受けとっても、母親にプレゼントです。自分にとってのチョコはチャンピオンベルトにしたい」と意欲を示した。

 世界戦まで残り2週間となり、現在は練習前でリミット(55・3キロ)まで残り4キロと減量も順調に進んでいる。「1週間で2キロずつ体重を落とすイメージです」と松本。あえて平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のテレビ中継などもチェックせず「今はボクシングだけに集中しています」とキッパリ。師匠の大橋秀行会長(52)は「(松本は)格好いいし遊び人だけど、ボクシングには非常にまじめ。自分も2月(7日)に世界王座を奪取したので、同じように2月に世界王座を獲得してくれると信じている」と期待していた。

土居フィジカルトレーナーと笑顔を見せる松本(撮影・中島郁夫)

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高校6冠の堤ら東京五輪ボクシング除外問題に困惑

日本ボクシング連盟の年間表彰式に出席した(左から)荒本一成、堤駿斗、中垣龍汰朗、今永虎雅(撮影・加藤裕一)


 日本ボクシング連盟は11日、大阪市内で17年度優秀選手の表彰を行い、2年連続最優秀選手賞に輝いた千葉・習志野高の堤駿斗(3年)らが出席。20年東京五輪でボクシングが実施競技から除外される可能性が浮上した問題について、多くの選手が困惑の表情を浮かべた。

 堤はバンタム級で高校6冠に加え、全日本選手権にも優勝するなど「東京五輪金メダル」を狙う。除外問題はツイッターで知ったといい「衝撃的過ぎて、どう言えばいいか…。(東京五輪は)高校に入った時からの目標ですから」と戸惑いを隠せなかった。

 今春から東洋大に進学する。WBA世界ミドル級王者でロンドン五輪金メダリストの村田諒太の母校という事が決め手の1つだった。この日は表彰選手を代表し「東京五輪で金メダルを取れるように頑張ります」と宣言。競技実施を信じて腕を磨いていく。

 また史上初の高校8冠を成し遂げ、技能賞に選ばれたウエルター級荒本一成(奈良・王寺工3年)とライト級今永虎雅(同3年)や、アジアユース選手権優勝などで敢闘賞となったフライ級中垣龍汰朗(宮崎・日章学園高3年)も「話が大きすぎて、あぜんとした」(中垣)など、堤と同じ反応を見せた。荒本は日大、今永は東洋大、中垣は東農大に進学。東京五輪代表の座を狙っていく。

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村田諒太が初MVP 恩師が今も見守ってくれている

最優秀選手賞を受賞した村田(撮影・丹羽敏通)


 プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれ、最優秀選手にWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が初選出された。昨年10月、同級王座戦で再戦となったアッサン・エンダム(フランス)をTKOで下し、オリンピック(五輪)金メダリストとして日本人初の世界王者に。壇上では「今日は高校の恩師の武元先生の命日です。いまも見守ってくれていると思う」と感慨に浸った。

 南京都高(現京都広学館高)で指導を受けた武元前川氏は10年に逝去したが、いまも「人生の師」と仰ぐ。「人と人とのつながりが僕を作ってくれた。それもボクシングをやっていたから」「僕が受けた素晴らしい経験を青年、少年にも受けてほしい」と誓った。伝道師的な役割への使命感。20年東京五輪からボクシングが除外される危機が浮上しているからこそ、言葉を強めたのかもしれない。

 4月15日には同級8位ブランダムラ(イタリア)を迎え初防衛戦(横浜アリーナ)が待つ。「『頑張れ』と肩をたたかれるかな」と恩師に思いをはせ、勝利を誓った。

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田口良一「もらえると思わなかった」木村と初殊勲賞

ボクシング年間優秀選手表彰式で写真に納まる、前列左から藤本、比嘉、田口、村田、井上、木村、拳四朗、藤岡。後列左から下田、内山、三浦、小関(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングの2017年度年間表彰式が9日に都内であり、殊勲賞はWBA&IBF世界ライトフライ級王者田口良一(31=ワタナベ)とWBO世界フライ級王者木村翔(29=青木)の2人が受賞した。ともに初の受賞となった。

 田口は大みそかの2団体統一戦が評価され、年間最高試合賞にも選ばれた。「もらえると思わなかった。びっくりだけど、統一戦で強いと証明でき、自信つき、価値ある賞になった。前より堂々とできている」。今までは控えめだったコメントもしっかりし、貫禄がでてきた。

 「MVPを狙っていた」と聞かれると「ほしいけど、村田さんだと思っていたので」。次の目標には10回防衛を掲げている。「ここまできて、(MVPにも)ノミネートもされ、やるからには狙いたい。3団体統一の可能性もあり、日本人は初めてをやってみたい」とさらなる意欲を口にした。

 木村はインフルエンザにかかって、7日までは自宅療養で始動も延期していた。表彰式出席も初めてだっただけに「この場に出られて誇りに思う。(殊勲賞は)素直にびっくりでありがたい」と感謝した。ただし持参したベルトはWBOアジア・パシフィック王者時代のもの。「開けたら違っていた。会長に怒られた」と苦笑いだった。

 フライ級はWBC王者が比嘉で、統一戦には「時期が来ればレベルアップにもなるが、日本人同士で削り合いしなくても」と否定的だった。3階級制覇を狙う田中が1位にランクインにも「指名試合になれば。また日本人とやるの思うけど」とあまり乗り気ではなかったが「しっかり防衛していって、もっと有名になりたい」と飛躍を期した。今年からトレーナー賞も新設され、有吉将之会長が受賞と二重の喜びとなった。

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村田諒太が恩師命日に初MVP「ミドル級の役割を」

MVPを受賞した村田(撮影・丹羽敏通)


 プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれ、最優秀選手にWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が初選出された。

 昨年10月、同級王座戦で同年5月以来の再戦となったアッサン・エンダム(フランス)を7回終了時TKOで下し、五輪金メダリストとして日本人初の世界王者に輝いた。日本人として竹原慎二以来2人目となるミドル級世界王座ともなり、表彰選手を決定するボクシング担当記者の投票で36票中21票を集めた。

 壇上では「恐縮です。こんなに強いチャンピオンがいる中で頂くのは。いろいろな方のおかげです」「個人的な話ですが、今日は高校の恩師の武元先生の命日です。こういう日に賞を頂いた。いまも見守ってくれていると思う」。南京都高(現京都広学館高)で指導を受けた恩師の名前を挙げて感慨に浸った。

 4月15日には同級8位ブランダムラ(イタリア)を迎え初防衛戦(横浜アリーナ)が待つ。壇上に上がった新旧の世界王者たちは軽量級が中心だったが、「ミドル級の役割があると思う。そのあたりをしっかりやっていきたい」と誓った。

 技能賞はWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(大橋)が2年連続2回目、殊勲賞はWBA、IBF統一世界ライトフライ級王者田口良一(ワタナベ)が初、WBO世界フライ級王者木村翔(青木)が初の受賞となった。

ボクシング年間表彰式で写真に納まる、左から殊勲賞の田口、MVPの村田、技能賞の井上、殊勲賞の木村(撮影・丹羽敏通)

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粟生隆寛2年10カ月ぶり復帰へ、因縁の相手と対戦

粟生隆寛


 ボクシングの元2階級王者粟生隆寛(33)が因縁ボクサーとの雪辱戦で2年10カ月ぶりのリングに上がる。

 3月1日に両国国技館で元世界王者のガマリエル・ディアス(メキシコ)と62・0キロ契約8回戦を行う。7日に所属の帝拳ジムが発表した。同日は同門の前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35)が現王者ルイス・ネリ(メキシコ)と再戦となるタイトル戦に臨む。

 WBC世界フェザー級王者だった12年に対戦し、0-3の判定負けで4度目の防衛に失敗した相手がディアスだった。その後、15年11月に再戦が組まれたが、粟生が直前に左足関節腓骨(ひこつ)筋腱(けん)脱臼を負って欠場していた。 粟生にとっては無効試合となった15年5月1日のWBO世界ライト級王座決定戦以来の復帰戦となる。足のケガの手術とリハビリの日々を乗り越え、昨年8月、今年1月と同門のWBA世界ミドル級王者村田諒太(32)の国内合宿に同行するなど、再びリングに上がるために努力を続けていた。

 戦績は粟生が27勝(12KO)3敗1分け1無効試合、ディアスが40勝(19KO)18敗3分けとなっている。

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日本が東洋太平洋ボクシング連盟本部に、再建へ意欲


 日本が3月から再び東洋太平洋ボクシング連盟の本部になる。日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内本部事務局長が6日に明かした。これまではフィリピンだったが、ミトラ前会長がずさんな運営責任などで辞任した。次期本部は韓国の予定だったが、同国内はコミッションが複数存在するなど混乱が続いている。そこで上部団体WBCの通達により、日本が14年以来7回目となる本部国を受け入れた。

 安河内事務局長は「日本は創設メンバーの責任がある。権威あるものに再建していきたい」と話した。主要国以外はプロモーター優先の運営で、ランキングも「メチャクチャ。王者が不当な扱いを受けている」。王者になれば4団体で世界ランキング入りできるよう働き掛けていくという。

 日本の本部受け入れを受けて、元日本ランカーでベトナムのサムライ・ジム尾島会長がこの日JBCを訪れて、同国の準加盟申請書を提出した。まだプロは確立されていないが、ジムのあるホーチミン市だけでアマ中心も約1000人のボクサーがいる。WBAアジアで同国初の王者が誕生し、帰国時には空港がパニックなったという。尾島氏は「プロをあこがれる選手は多く、チャンスを与えたい。加盟すれば大きな一歩」と話す。認可が下りれば、現地で東洋王座戦開催の窓口からスタートし、同国の組織づくりにも意欲を示した。

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村田諒太200段の階段トレで下半身強化 沖縄合宿

坂道ダッシュに取り組むWBA世界ミドル級王者村田


 WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が下半身強化に階段トレを導入した。

 4月15日、同級8位エマヌエール・ブランダムラ(38=イタリア)との初防衛戦(横浜アリーナ)に備えた沖縄合宿を5日、公開。「ボクシング最中のしんどさを再現したかった」と200段ある階段ダッシュを10本消化。2・2キロの坂道ダッシュのタイムも1月の合宿時よりも15秒更新するなどレベル向上に手応えをつかんでいた。

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比嘉大吾ロス合宿へ、具志堅会長「年内に米で試合」

勝利を祝うカクテルを一緒に飲む王者比嘉(左)と具志堅会長


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が米国進出に動きだす。故郷沖縄で日本記録に並ぶ15連続KO勝ちで2度目の防衛に成功した試合から一夜明けた5日、那覇市で会見。今月24日(日本時間25日)にフライ、スーパーフライ両級の世界王者が集まる米国での興行「Superfly2」の視察と自身初の米ロサンゼルス合宿に臨むことが決まった。

 同興行はWBAフライ級王座決定戦(ダラキアン-ビロリア)とIBF同級タイトル戦(ニエテス-レベコ)が組まれる。比嘉は「自分の階級、上の階級の王者をみたかった。2人の王者がいるので、いずれお互いのベルトを懸けて戦えたら」と乗り気。具志堅用高会長(62)も「年内に米国で試合をやらせたい」とサポートを約束していた。

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比嘉大吾の持ち味はコンビネーション/大橋秀行の目

1回、比嘉(右)は右ストレートをヒットさせフエンテスをぐらつかせる(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功し、沖縄で日本人初の世界戦勝利を挙げた。

  ◇  ◇  ◇

 比嘉の完璧で理想的なKO防衛だった。最後は左アッパーで上体を起こして、そこへ右ストレートをボディーに打ち込んだ。このパンチをコンビネーションで出すのはなかなか難しい。しかもこれで試合を決めた。言うことのない試合になった。

 比嘉は攻撃的で、分かりやすく、面白い。ただラッシュでなく、コンビネーションにいいものがあり、一戦ごとに成長している。今はたくさんの世界王者がいる中で、いかに個性を出せるか。比嘉には何よりも攻撃という個性がある。

 今回は地元沖縄、KO記録とプレッシャーがかかった。さらに過去2戦は減量でパニックになったりして、試合前はナーバスだった。いつもと違う場所でもあり、心配だった。序盤はプレッシャーをかけられ、右クロスやカウンターをもらったが、すぐに攻勢に転じて吹き飛ばした。

 15連続KO。それも唯一のデビューからで世界戦を3試合含み、すごい記録で価値あるもの。記録を伸ばしてほしいが、次からは逆にKOを意識しないこと。力まずにスピードでいけば、結果もついてくる。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

1回、比嘉(左)はフエンテスを優位に攻める(撮影・足立雅史)

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村田諒太、浜田剛史ら比嘉KO「歴史的にも大きい」

比嘉(中央)は具志堅会長(右)と15連続KO勝利の喜びを語る。左は村田(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功した。

 村田諒太WBAミドル級王者 プレッシャーや地元で負ける流れを断ち切ってくれたのは歴史的にも大きい。最初はジャブに右を合わされ焦ったと思うが、不安を上回るだけの勢い、実力を持っている。

 帝拳ジムの浜田剛史代表 上と見せて下を狙う対応力の幅広さ。中盤以降に倒すと思っていたが…。沖縄から出たことはうれしい。記録重視でなく、強い相手と闘った内容を重視した記録なのでボクシング界にとって大きい。

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比嘉大吾「特別な王者に」15連続KOでV2宣言

にらみ合うWBC世界フライ級王者比嘉(左)と挑戦者フエンテス


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、日本記録に並ぶ15連続KO勝利への自信と手応えを口にした。4日に沖縄県立武道館で開催される2度目の防衛戦を控え、2日には那覇市内で2階級制覇王者となる同級9位の挑戦者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と調印式に出席。同じ沖縄出身の元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ15連続KO勝ちに王手をかけている比嘉は「KOで勝ちたい。絶対に(15連続KOを)やらないといけない。それがあるから注目されている。KOで勝てば王者として注目されるし。特別な王者として見られる。狙っていきたい」とキッパリと宣言した。

 師匠の具志堅用高会長(62)は81年3月8日、自らがWBA世界ライトフライ級王者として臨んだ14度目の防衛戦以来となる沖縄県での世界戦に感慨深げ。「私の世界戦以来、37年ぶりで、比嘉大吾がボクシングブームを沖縄に持ってきてくれると信じている」と大きな期待を寄せていた。

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村田諒太が沖縄合宿へ、初防衛戦「倒し方」見つけた

沖縄キャンプへ出発した村田


 ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が、早くも挑戦者の「癖」を見抜いた。

 1月31日、今月上旬に続く2度目の沖縄キャンプのために羽田空港に姿を現すと、4月15日に横浜アリーナでゴングが鳴る初防衛戦の相手、同級10位エマヌエーレ・ブレンダムラ(38=イタリア)に言及。「対策という面では具体的になった。頭を倒す方向が一定だったので。それは想定しやすいかな。あとはスタイル的にもだいぶイメージ的にはつかみました」。午前7時の空港でさわやかに述べた。

 前日の練習前、初めてじっくりと過去の試合の映像を見入ったという。27勝で5KO。KO数が少なく勝利を重ねている事実は逆に長いラウンドでの勝ち方を会得しているという考えのもと、技巧派の難敵ぶりを想像していたが、やはりだった。

 「良いイメージも悪いイメージもある。悪いイメージで言うと、結構スタイル的にラスベガスの1戦目でやったガナー・ジャクソンに近い。判定までいってしまった」

 初の本場での一戦に、まったく良いところを出せずに10回3-0の判定勝ちに終わった15年11月の試合。引き合いに出すと、「ちょこまか動いて頭を横に倒して相手のパンチをさける。そのあたりのスピードが結構ありそう」と警戒した。

 悪いイメージから話し出すところが、決してポジティブではない村田らしいが、ただむしろ、この日の特筆すべき発言はその後に続いた良い方だった。それが「頭の倒す方~」の言葉だった。倒すための1つの道程を発見した。

 昨年10月の王座戴冠後は多忙を極めた。今月上旬のキャンプが「サビを落とすものだった」とすれば、今回は磨きをかける機会となる。高強度のインターバル系トレーニングに必要な器具をトレーナーが持ち込むことを知り、「いまから北海道便に替えようかな」と苦笑したが、もちろん冗談。それくらいきついが、きつい先に防衛戦での勝利がついてくると誰よりも分かっている。

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村田諒太ぶっち切りMVP、「一歩ずつ前へ」の決意

色紙に「一歩ずつ前へ」としたためた村田(撮影・阿部健吾)

<日刊バトル大賞:ボクシング部門>


 読者が選ぶ第22回日刊バトル大賞はこのほど投票を締め切り、ボクシング部門の最優秀選手にWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が選ばれた。22~28日までニッカンスポーツコムで実施した投票で、50%の半数の支持を得た。年間最高試合でも、7回終了TKOで王座戴冠をした昨年10月のアッサン・エンダム(フランス)戦が受賞。4月に初防衛戦が待つ18年も「一歩ずつ」の精神で偉業に挑む。

 受賞の報を聞いた村田は「うれしいですね」と相好を崩すと、渡された色紙に文字を書き込んでいった。

 「一歩ずつ前へ」

 これまでもそう。これからもそう。焦らず、気負わず、己ができることに集中し、踏み出す。大輪を咲かせた17年も、世界でさらなる花を開かせにいく18年も、心持ちは変わらない。

 「高校総体に勝って全日本選手権が見えた。同じように全日本から世界選手権、世界選手権から五輪、五輪からプロ、そしてプロから世界王者が見えてきた。これからも同じです」

 年間最高試合に選ばれた昨年10月、嵐の中での世界戦もそうだった。5月にエンダムとの王座決定戦に不可解判定で敗れたが、世界の一流と渡り合えた自信が、再戦での圧勝につながった。半信半疑だった実力に確信を持ち、新たな景色は開けた。五輪金メダリストとして日本人初の世界王者の金字塔を打ち立てた。

 世界王者となった今も、また違う視界が開ける。4月15日には横浜アリーナで同級10位ブランダムラ(イタリア)と初防衛戦が控えるが、新たな目標は「東京ドームで試合がしたい」。国内ボクシング界の盛り上げのためにその拳をかける。「一歩ずつ」。その1歩は誰も踏み入れたことがない未開の地に、これからも踏み出す。【阿部健吾】

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17連続防衛の小関桃引退 今後は理学療法士の道へ

小関桃(2016年11月11日撮影)


 ボクシングで日本最多17度防衛の女子世界2階級王者小関桃(35)が現役を引退した。所属の青木ジムが29日、JBC(日本ボクシングコミッション)へ引退届提出とWBCアトム級とミニフライ級の両王座を返上したと発表した。

 昨年は12月17日の1試合だけだったが、2年前から熱望していたWBCミニフライ級王者黒木優子(Yuko)に判定勝ちで2階級制覇を達成した。試合前から引退試合と決意し、「やりきった。次の人生に進みたい」とグローブを置くことにした。20日に専門学校の社会医学技術学院理学療法学科を受験し、24日に合格。今後は経験も生かして、リハビリなどのサポートをする理学療法士を目指していく。

 小関は中1でボクシングを始め、日女体大時代にアマで女子が認定されると全日本を3度制した。07年にプロへ転向し、08年にJBCが女子を公認するとWBCアトム級で国内初の世界戦に出場し、2回KOで王座に就いた。15年にはWBA同級王者宮尾(大橋)に判定勝ちし、日本初の女子統一王者になり、16年には連続防衛を17まで伸ばした。

 まだ競技人口が少なく、世界2位の防衛記録にマッチメークに苦労した日々だった。その中で王者としては9年5カ月18日在位した。有吉会長は「我慢強く同じ練習を続け、風邪で休んだ覚えもない。相手がいなくてモチベーション維持が難しい中、ここまで続けられたのは大したもの」とあらためで敬意を示した。公認後のプロ戦績は21勝(9KO)1分。

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リナレス右拳負傷してもV3、次はビッグマッチか?

ホルヘ・リナレス(14年12月22日撮影)

<プロボクシング:WBA世界ライト級タイトルマッチ>◇27日(日本時間28日)◇米ロサンゼルス近郊フォーラム


 ボクシングのWBA世界ライト級タイトルマッチが27日(日本時間28日)、米ロサンゼルス近郊の「ザ・フォーラム」で行われ、3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(32=帝拳)が同級15位メルシト・ヘスタ(30=フィリピン)に3-0の判定(118-110、118-110、117-111)で完勝した。3度目の防衛に成功し、戦績を44勝(27KO)3敗とした。

 「4回か5回に痛めた」と右拳を負傷。「ほとんど力を伝えられなかった」と苦境にも、持ち前のスピード、連打で距離を掌握し、挑戦者の望む接近戦で勝負させなかった。ベネズエラで生まれ17歳で来日して15年。その高度な技術はますます洗練されている。

 今後については「次の対戦相手のことは言わないよ」とけむに巻いたが、陣営ではビッグマッチをもくろむ。各メディアのパウンド・フォー・パウンド(全階級通じての最強選手)で上位に入るWBO世界スーパーフェザー級王者ロマチェンコ(ウクライナ)との対戦プランもあり、実現すれば日本ジム所属選手として最大級の大舞台となる。

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王者リナレスが3度目防衛、中盤以降隙与えず完勝

ホルヘ・リナレス(14年12月30日撮影)


 ボクシングのWBA世界ライト級タイトルマッチ12回戦が27日(日本時間28日)、米ロサンゼルス近郊の「ザ・フォーラム」で挙行され、王者ホルヘ・リナレス(32=帝拳)が挑戦者で同級15位メルシト・ヘスタ(30=フィリピン)に3-0の判定(118-110、118-110、117-111)で完勝し、3度目の防衛に成功した。戦績は44勝(27KO)3敗となった。

 序盤は挑戦者の鋭い踏み込みからのフックが目立つシーンもあったが、距離感を掌握した中盤以降はスピードあふれるジャブ、ワンツー、そして下から上への連打を的確に当て続け、隙を見せなかった。9回に右眉をカットはしたが大きな問題とならず、試合終了のゴングを聞くと勝利を確信したように手を挙げてアピールした。

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小西伶弥3・18世界初挑戦 カニサレスと無敗対決

小西伶弥(17年9月2日撮影)


 15戦無敗のWBA世界ライトフライ級2位小西伶弥(24=真正)が世界初挑戦する。同級1位カルロス・カニサレス(24=ベネズエラ)との王座決定戦を3月18日に神戸ポートピアホテルで行うことが26日、所属ジムから発表された。同僚のWBO世界ミニマム級王者山中竜也の初防衛戦とダブル世界戦となる。

 神戸市内で会見した小西は「全力で勝ちにいく。(階級を)上げることで力を発揮できる。(山中と)仲良く2人でチャンピオンとして終われれば」と意気込んだ。昨年12月に日本ミニマム級王座の2度目防衛に成功し、階級を上げての世界挑戦に照準を合わせていた。

 WBAのライトフライ級は田口良一が昨年12月にIBFとの統一王者となったため、正規王座は空位。カニサレスは16年12月に田口と引き分けた以外は19勝負けなしの強豪で、ベルトをかけた無敗対決となる。

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