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ウルトラC?京口が田口に勝利したブドラーに挑戦も

IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 挑戦者ビンス・パラスを判定で下し2度目の防衛を果たした京口(撮影・野上伸悟)

<プロボクシング:IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>


 王者京口紘人(24=ワタナベ)が3回に人生初のダウンを喫しながらも、挑戦者のIBFライトフライ級10位ビンス・パラス(19=フィリピン)に3-0の判定勝ちし、2度目の防衛に成功した。

 師匠の渡辺均会長(68)は、田口良一が失ったWBA世界ライトフライ級王座のオプション(興行権)を保持していることを明かし「ウルトラCなんだけど、京口がブドラーに挑戦してもいい」とのプランをぶち上げた。約8キロの減量がある京口は将来的な転級を口にしているものの、まずはミニマム級での団体王座統一戦を希望。「田口さんのように2団体統一王者になりたい」と口にした。WBO同級王者山中竜也(真正)との2団体王座統一戦について「期待してください」と笑顔をみせていた。

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王者京口紘人の挑戦者パラス来日「ガンバリマス」

20日のタイトル戦でIBF世界ミニマム級王者京口に挑戦するためフィリピンから来日したビンス・パラス


 20日のIBF世界ミニマム級タイトル戦(大田区総合体育館)で王者京口紘人(24=ワタナベ)に挑戦するWBA世界ライトフライ級7位ビンス・パラス(19=フィリピン)が15日、成田着の便で来日した。

 童顔ながら強打が武器の挑戦者は「初めての世界戦で緊張しているが、日本に来ることができてとても幸せ。ここで世界戦をやることがボクの夢だった」とはにかみながら笑顔で語った。

 京口との戦いについては「とてもワクワクしている」と答え、覚えたての日本語で「ガンバリマス」と話した。

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王者京口紘人がメキシコ人とスパーリング5R調整

メキシコ人パートナーとの5回のスパーリングに臨んだIBF世界ミニマム級王者京口(右)


 ボクシングIBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)は5月20日の2度目の防衛戦(東京・大田区総合体育館)に向け、経験豊富なメキシコ人パートナーとのスパーリングで調整した。

 WBA世界ライトフライ級7位でIBFにミニマム級への転級が後日発表されるビンス・パラス(19=フィリピン)とのV2戦に向け、2日に都内の所属ジムでホブ・ソラノ・サラザーロ(43=メキシコ)と5回のスパーリングに臨んだ。スピードで上回ると、強烈な左ボディーブローなどをヒットさせた。

 最終5回には「倒しにいった」と連打でサラザーロをロープ際まで追い込んだものの、ダウンを奪うことはできず。「倒したかったんですけど、相手がタフでしたね。やりにくい相手とスパーリングすることは良い経験になります」と前向きだった。

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京口紘人「まだまだ上げていく」防衛戦に向けスパー


 ボクシングIBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)が、2度目の12回スパーリングを敢行した。5月20日に東京・大田区総合体育館で、WBA世界ライトフライ級7位ビンス・パラス(19=フィリピン)を相手に2度目の防衛戦に臨む。

 30日は都内のジムで、ジムメイトとメキシコから呼んだパートナー2人を相手に12回をこなした。最後まで動きが落ちることなく、得意の左右ボディーやアッパーを打ち込んだ。

 「納得できる内容ではない。まだまだこれから上げていく」と話した。5月5日にも3度目の12回をこなす予定で「挑戦の時は4回やった。ボクは実戦タイプだし」と精力的だ。

 今回は日中の試合となり、京口は午後0時30分にゴングが予定されている。プロボクシングは夜が定番で、昼すぎに世界戦は異例のことだ。

 京口は大商大出身のアマ経験者とあって「アマで午前も経験している。条件は同じ。相手には日本に来てもらっての試合で、逆にハンディがある。そんなことは言い訳にできない」とキッパリ言い切った。【河合香】

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京口紘人5・20V2戦、相手はパッキャオ援助の男

今年に入って新調した「バンクール」社製のスーツを着用して会見に臨んだ京口


 ボクシングIBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)が5月20日に東京・大田区総合体育館で、WBA世界ライトフライ級7位ビンス・パラス(19=フィリピン)と2度目の防衛戦に臨むことが23日、発表された。1階級上の挑戦者はIBFに転級申請済みで、来月発表の同団体ミニマム級最新ランキングに入る見通しだという。

 13勝無敗のパラスは、幼少時代に出会った元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)の心遣いで、病気の父の治療費などの援助を受けていた。路上でゴミを集めて働くなど苦労を重ねながら、パッキャオを目指し、プロボクサーになったという。

 都内のジムで会見した京口は「ハングリーな選手だと思うので、そういった選手にしっかり勝ちきることが、成長につながる」と気合を入れ直した。また親交の深い前WBC世界フライ級王者比嘉大吾の体重超過については「プロなので何も言い訳にならない」とあえて厳しい言葉を口にした。

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京口紘人が5月防衛戦、パッキャオゆかり苦労人相手

今年に入って新調した「バンクール」社製のスーツを着用して会見に臨んだIBF世界ミニマム級王者京口


 プロボクシングIBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)が5月20日、東京・大田区総合体育館で、WBA世界ライトフライ級7位ビンス・パラス(19=フィリピン)と2度目の防衛戦に臨むことが23日、発表された。既に挑戦者はIBFに転級を申請済みで、次回のランキング発表でランク入りする見通しだという。

 挑戦者となるパラスは、幼少時代に元6階級制覇王者マニー・パッキャオに出会い、病気の父の治療費や借金を援助してもらったというエピソードの持ち主。母国の英雄にあこがれ、プロボクサーになったという。15年にNHKで放送されたパッキャオ特集にも16歳当時のパラスが出演し、父を亡くした後、路上でゴミを集めて働いていたという苦労話も紹介されていた。23日に東京・五反田の所属ジムで会見に臨んだ京口は「ハングリーな選手だと思うので、そういった選手にしっかり勝ちきることが成長につながると思う。いい試合になる」と気合を入れ直した。

 京口にとっては初めて年下の挑戦者となるが「フィリピンでホープと言われている選手で、お互いに無敗でキャリア的にもホープ同士。でもボクが王者なので王者として圧倒できる試合ができたら」と強調していた。なお同日はWBA・IBF世界ライトフライ級統一王者田口良一(31=ワタナベ)がIBF世界同級6位ヘッキー・ブドラー(29=南アフリカ)との統一防衛戦に臨むダブル世界戦となる。

5月20日にビンス・パラスとの2度目の防衛戦が決まったIBF世界ミニマム級王者京口紘人

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比嘉は脱水症状続く 復調後リポート提出、処分検討

15日、8回に比嘉(右)はロサレスの攻撃に苦しむ


 ボクシングの前WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が16日、師匠の元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高会長(62)と一緒に受賞した沖縄県民栄誉賞の辞退を同県に伝えた。同日に同県が発表したもので、2人そろって辞退したいとの意向を示しており、今日17日午後に県庁で予定されていた表彰式も取りやめになった。

 翁長雄志知事は「2人の気持ちにも配慮した。ぜひ受けてもらいたいと考えており、相談しながら進めたい」とコメントした。14日の前日計量で体重超過による王座剥奪、15日の試合もプロ初黒星で日本新記録の16連続KO勝利を逃した比嘉に向け、同知事は「さらに精進し、これまで以上に活躍されることを期待している」とエールを送った。

 関係者によると、比嘉は15日の試合後、神奈川県内の病院に直行してあらためて検査を受けた。点滴などの治療を受けたものの、まだ脱水症状が続いている状態だという。日本ボクシングコミッションは16日、比嘉の体調が落ち着いた後にヒアリング、あるいは所属ジムからの体重超過に至るまでのリポート提出を要請する方針。その後、今回の世界戦での体重超過に対する処分を検討するという。

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小西伶弥判定負け世界失敗「完敗」16戦目で初黒星

カルロス・カニサレス対小西伶弥 3回、ダウンを喫する小西(撮影・清水貴仁)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級王座決定戦12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル


 世界初挑戦のWBA世界ライトフライ級2位小西伶弥(24=真正)は善戦及ばず、同級1位カルロス・カニサレス(25=ベネズエラ)に0-3の判定で敗れた。

 わずかに期待した判定結果は無情だった。ジャッジ3人に支持されたカニサレスは跳びはねて喜び、小西はうなだれてリングを下りた。「試合内容は相手が上回っていた。完敗。僕の負けです」。潔かった。

 世界初挑戦の重圧か。3回30秒過ぎ、右カウンターでキャンバスにひざまずいた。人生初のダウンに「パニクってしまった」。4回からは左ボディーを軸に主導権を奪ったかに見えた。しかし相手の試合巧者ぶりは一枚上。「思ったより逃げるのがうまくて単発で終わってしまった」。

 5歳から空手、中学では100メートル11秒台前半で走る短距離選手。ボクシングで頂点を極めるためで、高校から憧れの元世界3階級王者長谷川が所属する真正ジムに入門した。珍しい左利きの右構え。1日腹筋900回などで体幹を鍛え、課題の右を克服。その効果は指導する江藤トレーナーが「(小西の)手が折れるんじゃないかと心配したぐらい」。それほど磨き上げたパンチ力も、夢の舞台では不発に終わった。

 ただ、世界は夢じゃないと実感できた。「楽しかった。まだまだ自分に厳しく練習しないと。絶対はい上がります」。16戦目の初黒星は小西に大きな悔いと財産を残した。【実藤健一】

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小西伶弥ベルト逃す「絶対はい上がる」再挑戦誓う

カルロス・カニサレス対小西伶弥 判定負けでリングから引き揚げる小西(撮影・清水貴仁)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級王座決定戦12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル


 世界初挑戦の同級2位小西伶弥(24=真正)は、同級1位カルロス・カニサレス(25=ベネズエラ)に判定で敗れ、ベルトを逃した。

 3回30秒過ぎに右カウンターを浴びてダウン。4回以降は左ボディーを軸に盛り返したが攻めきれず、ジャッジ3人は5~1ポイント差でカニサレスを支持。小西も「冷静になって思うと、試合内容は相手が上回っていた。思ったより逃げるのがうまく、パンチをつなげられなかった。完敗」と認めた。

 日本ミニマム級王座を2度防衛し、15戦全勝でたどり着いた夢の舞台だった。徹底して体幹を鍛え、ワンツーを中心に連打を練習して弱点克服に努めてきたが「練習でやってきたことを出せなかった。すごく悔いが残ります」。それでも世界との距離感、わずかな差を実感できた。小西は「これが世界戦かという感覚はあったが、自分のボクシングを忘れていた。今日の負けを今後に生かすためにも、自分に厳しくもっと練習しないと。絶対はい上がります」と再挑戦を誓った。

カルロス・カニサレス対小西伶弥 11回、パンチを食らう小西(左)(撮影・清水貴仁)

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小西伶弥、世界タイトル奪取に失敗 判定で初黒星

判定負けとなり、うなだれる小西(左)。右は喜ぶカニサレス(撮影・清水貴仁)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級王座決定戦・12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル


 同級2位小西伶弥(24=真正)は同級1位カルロス・カニサレス(25=ベネズエラ)に0-3判定で敗れ、初挑戦での世界タイトル奪取に失敗した。

 小西の戦績は15勝(5KO)1敗となった。

3回、ダウンを喫する小西(撮影・清水貴仁)

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小西伶弥「勝ち負けはリングで」カニサレス挑発流す

前日計量をクリアしにらみあう小西(右)とカニサレス(撮影・清水貴仁)


 ボクシングのダブル世界戦の前日計量が17日、都内のホテルで行われた。

 WBA世界ライトフライ級王座決定戦で世界初挑戦する同級2位小西伶弥(24=真正)は、挑発を軽く受け流した。小西はリミットの48・9キロ、同級1位カニサレス(ベネズエラ)は48・3キロで計量を一発パス。カニサレスは16年に引き分けたWBA王者田口(現IBFとの統一王者)を引き合いに「小西は田口より弱いと思っている。だから明日は俺が勝つ」と豪語。伝え聞いて一瞬ピクリとした小西は「勝手に何を言われてもいい。勝ち負けはリング上ではっきりさせるだけ」と打ちのめす決意に燃えた。

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小西伶弥、故郷での世界初挑戦「100%勝ちます」

前日計量をともに1発でクリアしポーズを取る小西(右)とカニサレス(撮影・清水貴仁)


 ボクシングのダブル世界戦(18日、神戸ポートピアホテル)の前日計量が17日、試合会場のホテルで行われた。

 WBA世界ライトフライ級王座決定戦は、世界初挑戦の同級2位小西伶弥(24=真正)がリミットの48・9キロ、相手の同級1位カルロス・カニサレス(25=ベネズエラ)は600グラム下回る48・3キロで一発パスした。

 16年大みそかにWBA王者だった田口良一(ワタナベ)に挑んで引き分けているカニサレスは、計量前の健診で驚異の数字をはじき出した。通常なら60以上の脈拍がなんと34。コミッションドクターによると、3回計り直しても同様の結果だったという。並外れたスポーツ心臓を数値で示したが「別に問題ないし、とても気分いいよ。それよりも食べて寝たい」と余裕の発言を繰り返した。

 対する小西はきっちりリミットでパスした。日本タイトルも保持したミニマム級から1階級上げ「胃の調子もいいし、水分をとっていくと元気になるのが身に染みて分かる」と減量苦からの解放を実感。計量後はいつもの特製スープを口にしたが「(今までは)胃が弱かったから。(今回は)回復もよさそう」。生まれ育った神戸での世界初挑戦に「たくさん応援に来てくれるし、体も仕上げている。100%勝ちます」と王座奪取を宣言した。

 ◆計量前の健診結果(体温、脈拍、血圧)

 ☆WBO世界ミニマム級タイトル戦

 王者山中 36・9度、52、121/88

 挑戦者カジェロス 36・5度、86、127/74

 ☆WBA世界ライトフライ級王座決定戦

 同級1位カニサレス 35・9度、34、126/94

 同級2位小西 36・1度、64、128/84

前日計量を1発でクリアし笑顔の小西(撮影・清水貴仁)
前日計量をともに1発でクリアし、にらみ合う小西(右)とカニサレス(撮影・清水貴仁)

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ダブル世界戦「ボクシングモバイル」が生配信

前日計量をともに1発でクリアした山中(左)とカジェロス(撮影・清水貴仁)


 ボクシングのダブル世界戦(18日、神戸ポートピアホテル)が生で楽しめる! スマートフォン専用サービス「ボクシングモバイル」を運営する株式会社キュービックス(東京・千代田区)は17日、ダブル世界戦を生配信すると発表した。

 カードはWBO世界ミニマム級王者山中竜也(22=真正)が同級4位モイセス・カジェロス(28=メキシコ)の挑戦を受ける初防衛戦と、WBA世界ライトフライ級2位小西伶弥(24=真正)が同級1位カルロス・カニサレス(25=ベネズエラ)とベルトを争う王座決定戦。今回の配信はカンテレとの協業によるもので、業界初の試みとなる。地上波で生放送されない映像を見られるタイアップ企画で、選手情報を閲覧しながら見る「ながら見機能」も採用している。

 有料配信となるが、ボクシングモバイル会員は150円、一般は250円(いずれも税込み)で視聴可能だ。解説は山中と小西が所属する真正ジムの元世界3階級王者の長谷川穂積氏で、ゲストはタレントの武井壮。

 カンテレでは試合翌日の19日24時25分から録画放送を行う。

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ネリ騒動NO!「日本とメキシコ間の再構築を期待」

挑戦者モイセス・カジェロス(左)と山中竜也(撮影・田崎高広)


 明日18日ゴングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(22)の初防衛戦と、WBA世界ライトフライ級2位小西伶弥(24=ともに真正)が挑む同級王座決定戦の調印式が16日、試合会場となる神戸ポートピアホテルで行われた。

 先日のネリ(メキシコ)による体重超過問題を踏まえ、日本ボクシングコミッション(JBC)安河内剛事務局長は「日本とメキシコ間のひびが、この試合で再構築されると期待したい」と発言。4月4日の理事会で超過について厳罰を科すルールを設定する方向という。ダブル世界戦の前日計量は今日17日に実施される。

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王者山中竜也「最高の状態。バッチリです」初防衛戦

挑戦者のモイセス・カジェロス(右)と記念写真に納まる山中竜也(撮影・田崎高広)


 18日に神戸・ポートピアホテルで行われるプロボクシングのダブル世界戦の調印式が16日、試合会場のホテルで行われた。WBO世界ミニマム級タイトル戦は王者山中竜也(22=真正)の初防衛戦で、同級4位モイセス・カジェロス(28=メキシコ)が挑む。

 もう1戦はWBA世界ライトフライ級王座決定戦で同級1位カルロス・カニサレス(25=ベネズエラ)と同級2位小西伶弥(24=真正)がベルトをかける。調印式後、それぞれが意気込みを語った。

 ◆WBO世界ミニマム級タイトル戦

 王者山中 やるべきことをすべてやって、勝つための準備をしてきた。最高の状態。バッチリです。

 挑戦者カジェロス (王者は)すばらしいし、強い選手。敬意を払うが、リングに上がれば別だ。KOしてタイトルをとる。

 ◆WBA世界ライトフライ級王座決定戦

 同級1位カニサレス 小西は強く、優れた選手で無敗だが、私も無敗だ。今回で雌雄を決しよう。

 同級2位小西 試合が決まって2カ月、厳しい練習を乗り越えてきた。準備は万端。100%の状態。早く試合がしたくて楽しみ。

カルロス・カニサレス(右)とファイティングポーズをとる小西伶弥(撮影・田崎高広)

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2位小西伶弥が予備検診クリア「全力で勝ちに」

検診を受ける小西。左はカニサレス(撮影・渦原淳)


 ボクシングのWBA世界ライトフライ級2位小西伶弥(24=真正)が15日、同級1位カルロス・カニサレス(25=ベネズエラ)との王座決定戦(18日、神戸ポートピアホテル)に向けて神戸市内で予備検診に臨んだ。19勝(16KO)1分けと無敗の相手と対面し「(相手は)体格もガッチリしているし、しっかり仕上げている。僕も仕上がっているので、リングの上では全力で勝ちにいきたい」と意気込んだ。

 この日はツーブロックの髪形で気合を入れ、初めての大舞台に向けてエンジンがかかってきた。一方で「普段通りの試合みたいな感じ。全力で(コンディションを)整えて勝ちたい」と冷静さも持ち合わせる。検診は両者とも異常なし。カニサレスは「特に(小西の)印象はないけれど、敬意は表したい。よく練習しているみたいだけれど、自分が勝ちたい」と言葉に力を込めた。

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カニサレスが異例の4日前公開計量「僕が勝つ」

自信満々で体重計に乗るカニサレス(撮影・松本航)


 WBA世界ライトフライ級1位のカルロス・カニサレス(25=ベネズエラ)が異例の“公開計量”で調整の順調さを証明した。

 18日に神戸ポートピアホテルで行われる同級2位小西伶弥(24=真正)との王座決定戦に向けて14日、神戸市内の旧真正ジムで公開練習を行った。実戦をイメージしながらのシャドーなどで汗を流したが、上半身は厚着。さらには手袋を身につけ、フードをかぶるなど、見ためは減量に疑問符がつく様子だった。

 周囲のその空気を察知したのか、陣営は「トレーニングが終わったら、目の前で体重計に乗る」と突然宣言。カニサレスはシャワーを浴び、堂々と体重計に乗ってポーズを決めた。その数字は49・0キロ。同級のリミットは48・9キロで、試合4日前ながら100グラムオーバーでまとめてみせた。

 その後は「ありがとう」と口にしながら報道陣1人1人に握手し、紳士な対応。試合に向けては「とてもいいコンディションでいい試合になる。大事なのは勝つこと。KOでも判定でも、僕が勝つ」と笑顔だった。

厚着のままファイティングポーズを取るカニサレス(撮影・松本航)

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小西伶弥「練習以上の力を」課題克服し世界初挑戦へ

ダブル世界戦へ向けて真正ジムで公開練習を行ったWBO世界ミニマム級王者・山中(左)とWBA世界ライトフライ級2位小西(撮影・上田博志)


 WBA世界ライトフライ級2位小西伶弥(24=真正)が12日、世界初挑戦となる同級1位カルロス・カニサレス(24=ベネズエラ)との王座決定戦(18日、神戸ポートピアホテル)に向けて神戸市内のジムで練習を公開した。左利きの右構えの珍しいタイプ。ジムに入門当初はサウスポースタイルも当時のトレーナーに「右構えの方が左のパンチが乗る」とアドバイスされ、右構えになった。5歳から習っていた空手は左右両方で構えるため、違和感はなかったという。 ただ課題は、指導する江藤トレーナーが「打つと体が流れてしまっていた」という右ストレートだった。それを徹底した体幹強化と実戦練習で克服。元WBO同級王者田中恒成(畑中)ともスパーリングを重ね、「右ストレートを中心に打てるようになった」。15戦無敗で臨む念願の世界挑戦に気合十分で「練習以上の力を出して、ベルトを勝ち取りたい」と声を張り上げた。

シャドウボクシングをして汗を流すWBA世界ライトフライ級2位小西(撮影・上田博志)

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井上尚弥 世界最速3階級制覇へ最強相手の隙を突く

目標の13防衛に向けて指で13を示す井上尚(撮影・横山健太)


 プロボクシング2階級制覇王者のWBA世界バンタム級1位井上尚弥(24=大橋)が世界最速となる16戦目での3階級制覇を狙う。5月25日に東京・大田区総合体育館で、同級王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑戦することが6日、発表された。同日、都内で会見に臨んだ井上は日本ジム所属6人目の3階級制覇に加え、同級で元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏(62=白井・具志堅スポーツジム会長)の保持する13度防衛の日本記録更新を目標に掲げた。

 世界最速へ、井上がビッグチャンスを得た。「すごくうれしかったし、モチベーションが上がった」という前哨戦なしで決まったバンタム級の世界戦。プロ16戦目での3階級制覇となれば井岡一翔の18戦目を超える世界最速記録だ。「日本のファンの方がすごくなじみのある階級。自分自身、小さい頃から見てきた階級ですし、そのステージにいけることが楽しみ」と声をはずませた。

 偉業達成の好機に、過去最強の「獲物」が来日する。師匠の大橋秀行会長(52)も「英国の現役世界王者が日本で試合するのは初めて」と興奮する王者マクドネルへの挑戦。亀田和毅を2度倒し、5度の防衛に成功中の英国で人気の王者は身長178センチと同級の現役王者でもっとも背が高い。向き合えば身長13・3センチ、リーチ14センチもの差がある。「今までで最強の相手。やりがいある」と気合を入れなおし「隙はかなりあります。簡単に中(懐)に入ることができるし、ボディー(ブロー)だけは誰がもらっても効く」とイメージを膨らませた。

 さらにバンタム級で具志堅氏の保持する13度防衛の日本記録を更新する目標を掲げた。「減量がきついと言いつつ、スーパーフライで7度防衛できた。この階級で13度を目指していきたい」。辰吉丈一郎、長谷川穂積、山中慎介らWBC世界同級王者の名を挙げ「日本のレジェンドと言われる先輩方が君臨していた階級。なので本当は緑(WBC)のベルトにいきたかった」とも口にした。

 現在、英国ではボクシング人気が高騰中。井上は「アピールできるので、良い内容で勝ちたい」と欧州進出も見据える。WBAにはIBF王座も保持する統一王者バーネット(英国)がいる。「勝っても、さらに上の王者がいる。英国に行って試合したい」。近い将来に見据える野望も胸に秘め、まずは世界最速の3階級制覇を成し遂げる。【藤中栄二】

井上尚弥のプロ全戦績

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ただ勝つために来た確信犯か/ボクシング関係者の声

2回、ネリ(右)のパンチを受けてダウンする山中(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇東京・両国国技館


 元王者山中慎介(35=帝拳)が前日計量の大幅な体重超過で王座を剥奪された前王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)と、因縁の再戦に臨んだが2回TKO負け。2回までに4度のダウンを奪われ、昨年8月にV13を阻まれた雪辱を果たせなかった。試合後に「これで終わりにします」と述べ、神の左と称された左拳を武器に5年9カ月にわたり世界王者であり続けたボクサー人生に終わりを告げた。

<ボクシング関係者の声>

 川島郭志氏(元世界WBAスーパーフライ級王者)「ジャブで倒し、体重ハンディがそのまま出た。ネリは元気いっぱいで、余裕を持って臨んでいた。1時間程度で再計量して1キロ落ちるとは、本気で絞っていない。ただ勝つために来た確信犯では。体を削ってやってきた山中がかわいそうで気の毒。結果がすべてとはいえ、ボクもショック。ボクシングは細かい階級があってのもの。ペナルティーを与えるなどは当然のことにしてほしい」

 具志堅用高氏(元WBA世界ライトフライ級王者)「右ジャブがストレートのようで、最初のダウンで効いてしまった。ネリは体が元に戻っていた。ちゃんと計量をパスしないと。あんな体重オーバーは、残念というよりありえない」

 日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長 「階級制の競技で体重という前提が崩れてしまうと、ボクシングの存在自体が危うくなる。WBCと話し合いをしていきたい」

 岩佐亮佑(IBF世界スーパーバンタム級王者)「ショック。悔しい。気持ちの悪い負け。そもそも成立しない試合。あんなのでよく喜べると思う。どんな神経しているのか。ネリは一番尊敬できないボクサー」

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比嘉大吾「特別な王者に」15連続KOでV2宣言

にらみ合うWBC世界フライ級王者比嘉(左)と挑戦者フエンテス


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、日本記録に並ぶ15連続KO勝利への自信と手応えを口にした。4日に沖縄県立武道館で開催される2度目の防衛戦を控え、2日には那覇市内で2階級制覇王者となる同級9位の挑戦者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と調印式に出席。同じ沖縄出身の元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ15連続KO勝ちに王手をかけている比嘉は「KOで勝ちたい。絶対に(15連続KOを)やらないといけない。それがあるから注目されている。KOで勝てば王者として注目されるし。特別な王者として見られる。狙っていきたい」とキッパリと宣言した。

 師匠の具志堅用高会長(62)は81年3月8日、自らがWBA世界ライトフライ級王者として臨んだ14度目の防衛戦以来となる沖縄県での世界戦に感慨深げ。「私の世界戦以来、37年ぶりで、比嘉大吾がボクシングブームを沖縄に持ってきてくれると信じている」と大きな期待を寄せていた。

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小西伶弥3・18世界初挑戦 カニサレスと無敗対決

小西伶弥(17年9月2日撮影)


 15戦無敗のWBA世界ライトフライ級2位小西伶弥(24=真正)が世界初挑戦する。同級1位カルロス・カニサレス(24=ベネズエラ)との王座決定戦を3月18日に神戸ポートピアホテルで行うことが26日、所属ジムから発表された。同僚のWBO世界ミニマム級王者山中竜也の初防衛戦とダブル世界戦となる。

 神戸市内で会見した小西は「全力で勝ちにいく。(階級を)上げることで力を発揮できる。(山中と)仲良く2人でチャンピオンとして終われれば」と意気込んだ。昨年12月に日本ミニマム級王座の2度目防衛に成功し、階級を上げての世界挑戦に照準を合わせていた。

 WBAのライトフライ級は田口良一が昨年12月にIBFとの統一王者となったため、正規王座は空位。カニサレスは16年12月に田口と引き分けた以外は19勝負けなしの強豪で、ベルトをかけた無敗対決となる。

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井岡一翔が引退発表も、復帰「ゼロとはいえない」

引退を発表する井岡一翔(撮影・横山健太)


 ボクシング世界3階級を制した前WBA世界フライ級王者の井岡一翔(28=井岡)が12月31日、横浜市内で記者会見し、現役引退を表明した。「ボクシングを始めたきっかけだった世界3階級制覇を達成したので」と理由を説明した。引退届は30日に日本ボクシングコミッション(JBC)に受理された。ただ、国内ジム所属選手最多タイ「世界戦14勝」を誇る男に体力面の問題はない。情熱を取り戻し現役復帰となれば、米国など海外進出が有力な選択肢になりそうだ。

 井岡が「引退」で沈黙を破った。

 「ボクシングを始めた時のきっかけだった3階級制覇を成し遂げることができたので、引退しようと決めました。満足しています。でも(15年12月31日に3階級制覇を決めたレベコとの)再戦で勝ってこそ王者と思っていたので…。5度目の防衛戦の前に(引退を)決めました」

 4月23日にノクノイを下し5度目の防衛。元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高の日本記録「世界戦14勝」に並んだ。翌24日の会見以来250日ぶりの公の場。この日は父の井岡一法会長(50)がおらず、1人きり。週刊誌などで父との確執が報じられたが「父、両親があって今の自分があると感謝しています」。引退も「気持ちを伝えて『分かった』と言ってもらった」とした。

 世界最速のデビュー18戦で世界3階級を制した。それが、引退の決め手だった。「おじさん(元世界2階級王者井岡弘樹氏)の時から3階級制覇が井岡家の夢。幼い頃から、それを途方もないことだと感じていた」という。復帰については「その思いがあれば、ここにはいません。ただ、ゼロとは言えない」。今後については「次のビジョンのイメージはある。応援してくださった方に、さらに期待を持ってもらえると確信しています」と話すにとどめた。

 衝撃の決断だが、井岡はまだ28歳。プロのキャリアは23試合で、高い防御技術で強烈なダメージもほとんど受けていない。体力的な問題はなく、達成感を経て、再び情熱を取り戻せば、再起は十分考えられる。

 その場合、舞台は海外が有力な選択肢になる。現時点で「(海外は)全く考えていない」と話したが、ライセンス再取得が必要な国内復帰に比べ、海外はプロモーターと契約、現地コミッションの承認を得れば活動できるため、障害は少ない。「世界3階級王者」の肩書も心強い。「唯一無二の王者になりたい」が口癖の男がラスベガス、アトランティックシティーなど“本場”を選んでも不思議はない。可能性を残し、名王者がグローブを置いた。

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井岡一翔が引退表明、15年に世界最速3階級制覇

井岡一翔


 ボクシング世界3階級を制した前WBA世界フライ級王者の井岡一翔(28=井岡)が31日、横浜市内で会見し、現役引退を表明した。30日に日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を受理された。

 この日放送されたTBS系列「KYOKUGEN」内で生中継された会見の中で「引退を決意しました」と話した。

 井岡は4月23日のノクノイ戦で5度目の防衛に成功し、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高が持つ国内ジム所属選手の日本記録「世界戦14勝」に並んだ。しかし、その後はボクシングから離れ、5月17日に歌手谷村奈南(30)と結婚。拠点を大阪から都内に移していた。

 陣営はWBA1位のアルテム・ダラキアンと大みそかに防衛戦を行う準備を進めたが、調整不足を理由にキャンセル。11月9日には王座を返上していた。その際、父の井岡一法会長(50)は「2つに1つ。スイッチが入れば、3カ月あれば試合の準備はできる。モチベーションがないなら、引退せな仕方がない」と話し、去就が注目を集めていた。

 ◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、大阪・堺市生まれ。元世界2階級王者井岡弘樹氏のおい。興国で高校6冠。08年に東農大を中退しプロ転向。11年2月に当時国内最速の7戦目で世界王座獲得。12年6月にWBA、WBCミニマム級王座統一。同12月にWBA世界ライトフライ級王者となり2階級制覇。15年4月に同フライ級王座も獲得し、世界最速18戦目で3階級制覇。身長165センチの右ボクサーファイター。22勝(13KO)1敗。

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田口が統一王者、木村&京口初防衛/ボクシング詳細

<プロボクシング:トリプル世界戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

 ボクシングのトリプル世界戦でWBA世界ライトフライ級王者、田口良一(31=ワタナベ)がIBF同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)との団体王座統一戦に勝利し、7度目の防衛と日本人3人目となる2団体統一王者を果たした。

 WBO世界フライ級王者の木村翔(29=青木)は、元世界王者の同級1位五十嵐俊幸(33=帝拳)との日本人対決を制し初防衛に成功。

 IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(24=ワタナベ)は、同級3位カルロス・ブイトラゴ(26=ニカラグア)を下し初防衛。

トリプル世界戦

田口が7度目防衛、統一王者に

◆WBA・IBF世界ライトフライ級王座統一戦12回戦

WBA王者田口良一(31=ワタナベ)判定
3-0
IBF王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)

【1回】互いに探りを入れるように左ジャブを繰り出す立ち上がり。終盤、相手の間合いに踏み込んだメリンドが連打を放ち、左アッパーが田口の顔面をとらえる

【2回】再三、距離を詰めてパンチを繰り出すメリンドを、田口が慎重にさばく。2分過ぎ、田口の左ボディーがメリンドをとらえる

【3回】田口が距離を詰めにかかるが、メリンドが細かいパンチで対応し中に入らせない。メリンドが偶然のバッティングで左目付近をカット

【4回】互いに懐に入ろうと隙をうかがうが、突破口を開けず。田口は遠い距離から飛び込むようにボディを放つ

【5回】距離を詰めようとする田口に対し、メリンドもパンチを集めて応戦

【6回】互いに前に出ようとするが、跳ね返され主導権を握れない

【7回】中盤に入り田口が連打を浴びせ、前に出ようとしたメリンドにさらに右ストレートを放つ

【8回】手数を集める田口。メリンドが大振りとなったフックがかわされ、バランスを崩してよろける場面も

【9回】メリンドの攻勢に田口はやや押され気味。田口は左頭部をカットし出血

【10回】田口が接近戦に打って出る。激しい連打にメリンドがクリンチ。田口はさらに頭をつけて接近戦から左右のボディー。メリンドに距離をとらせない。ラウンド終了のゴングが鳴ると、田口は左手を突き上げ歓声に応える

【11回】リング中央で激しく打ち合う

【12回】両者が最後の力を振り絞り、リング中央で激しいラッシュ。田口がジャブからのワンツーで攻め立てると、メリンドはクリンチで逃れる。さらに連打で追い込むが、メリンドが再びクリンチ。大きな「田口コール」の中、最後まで手数を止めないまま両者の打ち合いが続いた。ゴングが鳴り、勝利を確信した田口は両手を突き上げた。判定は116-112、2者が117-111の3-0で田口が勝利

<コメント>

◆田口「最高にうれしいです。苦しかったですけど、本当に勝てて良かったです。こうして2つのベルトをまいて感慨深いです。自分がボクシング始めた時の夢が世界チャンピオン。世界チャンピオンになって新たな夢が7回防衛と、統一チャンピオンになるということでした。その夢がかなってうれしく思います。ボクシングを続けてきて本当に良かった。来年も厳しい年になると思うんですけど、また精進して、(ジムの)先輩の内山(高志)さんの意志を受け継いで、ワタナベジムを引っ張っていきたいと思います」

7回、メリンド(左)にパンチを見舞う田口(撮影・ たえ見朱実)

WBA・IBF世界ライトフライ王座統一戦 12回、メリンドにパンチを見舞う田口(撮影・ たえ見朱実)

12回を終え、勝利を確信した田口(左)は両手を挙げる。右はメリンド(撮影・河野匠)

メリンドを下し、統一王者となった田口は2本のベルトを肩に掛けてガッツポーズを見せる(撮影・河野匠)

◆WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦

王者が初防衛

王者木村翔(29=青木)9回TKO五十嵐俊幸(33=帝拳、同級1位)

【1回】互いに動きながらジャブを繰り出す立ち上がり。中盤過ぎから木村が前に出て左右に大きなフックを放つが、足を使い距離を測る五十嵐にさばかれる

【2回】強引に前に出る木村。五十嵐にさばかれても、ひるまず圧力をかけ続ける。終了間際に木村の左フックに後ずさりしたが、五十嵐だったが左ストレートを返す

【3回】前に出る木村を五十嵐がさばく展開は変わらず。終了間際の木村の有効打で、五十嵐が左目の上をカット。

【4回】突進を止めない木村に対し、五十嵐が足を止めて接近戦で打ち合う場面も。木村は左フックを空振りしても五十嵐のガードの上から強引に右ストレートを続ける

【5回】前に出続ける木村に対し、五十嵐が細かいパンチで応戦

【6回】リング中央で互いが打ち合う場面が目立つ。細かいパンチを重ねる五十嵐に対し、木村は重いパンチを上下に打ち分ける。木村も右目尻をカットしたもよう

【7回】木村に対し、五十嵐が再び距離をとって応戦

【8回】中盤過ぎに木村の右ストレートがヒット。五十嵐がたまらずクリンチで逃れる

【9回】2分20秒過ぎ、木村が五十嵐のガードの上から強引な連打。強烈な右ストレートがヒットし五十嵐がひるむと、中央から一気にコーナへ押し込む。なおも連打を繰り出す木村の前に五十嵐のガードが耐えきれず。棒立ちとなった顔面に連打が打ち込まれる。レフェリーが間に入って試合終了

<コメント>

◆木村「僕の力が本当に試される試合だと思っていた。五十嵐選手はラストチャレンジということもあって、すごく根性の強い選手でしたけど、勝ててほっとしてます。サウスポーには苦手意識があったけど、実際立ち会ってみて、右も左も関係ないことにも気づけた。五十嵐選手に感謝したいです。去年の大みそかから比べると、本当に1年でこんなに人生って変わるのかと思います。目標だったV1を達成しましたけど、僕はまだまだ強くなれると思っている。来年ももっと強くなってこのリングに上がりたいです」

WBO世界フライ級 9回、五十嵐俊幸をコーナーに追い込んだ木村翔はTKO勝ち(撮影・ たえ 見朱実)

9回、五十嵐(右)をロープ際に追い込んで連打を浴びせる木村(撮影・河野匠)

9回TKOで五十嵐(右)を下す木村(撮影・河野匠)

◆IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦

王者が初防衛

王者京口紘人(24=ワタナベ)8回TKO×カルロス・ブイトラゴ(26=ニカラグア、同級1位)

7回、ブイトラゴに左アッパーを見舞う京口(撮影・ たえ見朱実)

8回、ブイトラゴにTKO勝ちした京口(撮影・ たえ 見朱実)

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田口良一「大トリ」大役にコスチュームを金色に一新

調印式を終えポーズをとるWBA王者田口(左)とIBF王者メリンド(撮影・野上伸悟)


 プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者、田口良一(31=ワタナベ)が「ゴールド魂」で、2団体統一王座を狙う。今日31日、東京・大田区総合体育館で開催されるトリプル世界戦のメインでIBF世界同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)と団体王座統一戦で激突。30日の前日計量では規定体重より100グラム下回る48・8キロ、メリンドも200グラム少ない48・7キロでクリアした。

 「大トリ」の大役に合わせ、コスチュームを一新した。これまで通りにブルーを基調とした上で、ゴールドのラインをガウン、トランクス、シューズに入れた。「前試合が銀だった。今回は金」と大舞台への思いを刻んだ。2団体統一王者となれば井岡、高山勝成に続き、日本人3人目となる。「世界に4団体あり、お客さん的には誰が強いか分からないので統一戦は分かりやすい。明日、絶対に勝つ」と意気込んだ。

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田口良一2冠統一へ、セカオワSaori小説に刺激

中学の同級生、SEKAI NO OWARIのSaoriによる小説「ふたご」を手にする田口


 ボクシングWBA世界ライトフライ級王者田口良一(31=ワタナベ)が中学の同級生に負けじと2冠を狙う。31日にIBF同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)との団体王座統一戦(東京・大田区総合体育館)を控え、29日は都内で予備検診に出席。メリンドよりも身長10センチ、リーチも5センチほど上回り「大みそかを楽しみにしてほしい」とクールな表情で統一王者への意欲を示した。

 中学時代の同級生でロックバンド、SEKAI NO OWARIのピアノ担当Saori(31)による初の小説「ふたご」が直木賞候補に入った。音楽に加え、小説家でもトップを狙う幼なじみの活躍は大きな刺激。「負けないように、ボクもIBF王座を獲得しないといけない」と発奮。井岡一翔、高山勝成に続く日本3人目の2団体統一王者になるため、静かに燃えていた。

 ◆田口と拳を交えるメリンドのコメント 田口がちょっと大きいが、身長、リーチは関係ない。ボクシングをやるので、バスケットをやるわけではないから。どんどん団体を統一するのが目標だ。素晴らしいショーをお届けしてみせる。

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王者メリンド「若い顔をしている」田口良一を挑発

団体王座統一戦で激突するWBA世界ライトフライ級王者田口の写真を手に、自信に満ちた表情をみせるIBF同級王者メリンド


 12月31日に東京・大田区総合体育館で、プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者田口良一(31=ワタナベ)と団体王座統一戦に臨むIBF世界同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)が28日、都内のジムで練習を公開した。

 報道陣から手渡された田口の写真に向け、ぐっと拳を突きつけて勝利を予告。印象を問われると「(田口は)若い顔をしている。ボクシングの経験がないようにみえる」と挑発的な言葉を並べた。勝利すれば2団体統一王者となるが「ここで勝ってWBC、WBOのベルトも取りにいきたい」との目標を掲げた。

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田口良一「ツヨカワ」卒業、「謙虚な王様」になる

「Humility King」と刺しゅうされた新シューズを披露する田口(撮影・河野匠)


 プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(31=ワタナベ)がツヨカワ(強くてかわいい)卒業で2団体統一王者の称号をつかむ。31日に東京・大田区総合体育館で、IBF同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)との団体王座統一戦に備え、21日に都内の所属ジムで練習を公開。14年12月の王座奪取から7度目の防衛戦。優しい端正な顔立ちから「つよかわいい」と評されてきた田口は1日に31歳の誕生日を迎え「もうツヨカワはいいかなと…」と強さを追求する姿勢を示した。

 新調したリングシューズの足首位置には「Humility King(謙虚な王様)」と刺しゅうした。「戦略」「タフネス」といったキーワードも候補に挙がったが、王者対決にふさわしいものに絞った。「団体がいろいろあり、誰が強いのか分からない状態。メリンドに勝てば強さが証明される」と同級のキングを目指す姿勢の表れだ。

 当初、王座統一戦を約束した前WBO同級王者・田中恒成(畑中)は王座を返上し、フライ級に上げた。田中から直接謝罪を受けた田口は「理由を教えてくれた。ボクは今いる階級で頑張ろうと思いました。最強を目指したい」と気持ちを高ぶらせた。【藤中栄二】

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王者田口良一、王座統一戦へ「強さが証明される」

公開練習を前に記念撮影に納まる田口(撮影・河野匠)


 プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(31=ワタナベ)が21日、都内の所属ジムで練習を公開した。

 12月31日、東京・大田区総合体育館で、IBF世界同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)との団体王座統一戦に備え、同門の木元紳之輔(20)とのスパーリングに臨んだ。1月1日に亀田3兄弟のいとこ、亀田京之介(協栄)と対戦(東京・ディファ有明)する木元を相手に、接近戦やスピードあふれる連打を放つなど多彩な攻撃をみせた。田口は「落ち着いて、毎日過ごせているかなと思います」と充実の笑み。7度目の防衛戦でもある統一戦へ、順調な調整ぶりをうかがわせた。

 IBF王者メリンドとは約2年前に出会っている。初防衛成功後の15年7月、フィリピン・セブ島合宿の際に遭遇し「あの時から風格とオーラがあって強い印象を受けた」と振り返る。運命的に両拳を交えることになり「いろいろな団体があり、強いのが誰が分からない状態。メリンドに勝てば、強さが証明されると思います」と強調。お互いに世界王者としてリングで対峙できる大みそかを待ち望んでいた。

公開スパーリングで相手を攻める田口(撮影・河野匠)

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