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比嘉に挑む西田凌佑が会見「ベルト持って帰りたい」

4戦目で元世界王者比嘉に挑む西田(撮影・実藤健一)

元WBC世界フライ級王者で、WBPアジアパシフィック・バンタム級王者比嘉大吾に挑む日本スーパーバンタム級6位の西田凌佑(24=六島)が29日、大阪市内の所属ジムで会見した。

近大ボクシング部出身の西田はプロで3戦無敗(1KO)。4戦目でビッグマッチに挑む。「4戦目でもらえたチャンス。しかも相手は比嘉選手でモチベーションは上がっている。しっかり練習してベルトを持って帰りたい」と意気込みを示した。

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比嘉大吾4・24故郷沖縄でWBOアジア王座防衛戦

地元凱旋となるWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座の初防衛戦に向けてオンラインで会見した元WBC世界フライ級王者比嘉

ボクシングの元WBC世界フライ級王者で現WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の比嘉大吾(25=Ambition)が4月24日、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで日本スーパーバンタム級6位西田凌佑(24=六島)との初防衛戦に臨むと26日、発表された。

18年2月の世界戦以来約3年2カ月ぶりの故郷沖縄での凱旋(がいせん)試合となる。比嘉は「試合できることを感謝しつつ、自分の仕事をして喜んでもらえたら。前回は世界タイトルで、今回も地域タイトルで試合ができてうれしい」と声をはずませた。

対戦相手となる西田は身長170センチの左ボクサーファイター。プロ3勝(1KO)ながらも昨年12月には元日本バンタム級王者大森将平(ウォズ)を完勝で判定勝ちするなど勢いに乗っている。自身よりも9センチ身長の高い相手でもあるため「いつもの中に入っていくボクシングをやっていきたいと思います」と接近戦からの強打で仕留める構えをみせた。

今年2月にはスパーリング大会LEGENDで現WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)と実戦形式で対戦。「いい経験できたかなと思う。なかなかできることじゃないので」と刺激を受けていた様子だった。

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亀田興毅氏がジム開設「3150ファイトクラブ」

亀田興毅氏(2019年6月21日撮影)

「浪速の闘拳」が大阪に帰ってくる。ボクシングの日本選手で初めて世界3階級制覇を果たした亀田興毅氏(34)が会長として、大阪市内にジムを開設することが22日、関係者の話で分かった。すでに手続きを終えており、ジム開きは3月1日を予定。ジムは父史郎氏(55)がアマチュアジムとして指導していた大阪市西成区の施設を使用。ジム名は史郎氏の決め言葉「3150(サイコー)」を用いた「3150ファイトクラブ」となる。

興毅氏は03年11月に17歳でグリーンツダジムからプロデビュー。破天荒なボクシングで「浪速の闘拳」として人気を博したが、所属ジムのファイトマネー未払い問題により05年4月に協栄ジムに移籍して東京へ。大阪に拠点を戻すのは16年ぶりとなる。昨年9月ごろからジム開設に向けた具体的な動きを開始。各所へのあいさつ回りなどすべて1人で行ったという。

大阪での再出発を決めたのは元WBO世界バンタム級王者、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の弟・和毅(29)の存在が大きい。19年12月に協栄ジムを離れて以降、所属ジムはなく日本ボクシングコミッション(JBC)の規定により、国内で試合ができない状況にあった。その受け皿となり、再び世界を狙わせる夢へと突き動かされたのは間違いない。

「父子タッグ」はあっても兄が会長で弟と世界を狙うのは異例の挑戦。亀田家の原点となる大阪から、「兄弟タッグ」で新たな夢へと踏み出す。

◆亀田家の紆余(うよ)曲折 亀田興毅が03年に17歳でデビュー。破天荒なスタイルで「浪速の闘拳」として人気を博すが、所属ジムのファイトマネー不払いによるトラブルから3000万円の“競売”にかけられ、協栄ジムに移籍。07年10月、亀田大毅の内藤戦での反則に絡む行為で、父史郎氏がセコンドライセンス無期限停止。08年に亀田ジムを設立も10年3月にトラブルから事実上の活動停止。14年に東京都世田谷区でアマチュアに向けたジムを開設も約2年後に休止。

◆亀田興毅(かめだ・こうき) 1986年(昭61)11月17日、大阪市生まれ。03年12月、17歳でプロデビュー。06年8月、WBA世界ライトフライ級王座獲得。09年11月、WBC世界フライ級王座、10年12月にWBA世界バンタム級王座を獲得し、日本人初の3階級制覇。15年10月に1階級下のWBA世界スーパーフライ級タイトル戦で4階級制覇に挑むも失敗し、のちに現役を引退した。戦績は33勝(18KO)2敗。12年に中学時代からの幼なじみと結婚し、4児の父。

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狩俣綾汰が宮古島出身初の新人王「前にいく事しか」

4回、木村(左)に右パンチを放つ狩俣(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:全日本新人王決勝戦>◇21日◇東京・後楽園ホール◇ライトフライ級◇無観客開催

ライトフライ級で、東軍の狩俣綾汰(25=三迫)が判定勝ちを収め、沖縄・宮古島初となる全日本新人王に輝いた。

西軍の木村彪吾(20=グリーンツダ)との決勝では、ぐいぐいとプレッシャーをかけて攻め続け、ロープを背負いながらも反撃してきた木村と真っ向勝負を展開。ジャッジ1人がドロー、2人が1ポイント差という2-0で判定勝利を収めた。

宮古総合実業高時代は、当時、宮古工ボクシング部に在籍した元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(25=Ambition)との合同練習で汗を流した。芦屋大卒業後は大手ホテルに就職したものの、比嘉らの活躍に触発され、プロボクサーへの道を選択していた。狩俣は「前にいくことしか考えず、スタミナ配分も考えていなかった。自分としては、やっとスタートラインに立てた」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

プロボクシング全日本新人王決勝戦のライトフライ級を制した狩俣(撮影・小沢裕)

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比嘉大吾、将来の世界戦に意欲「準備」でリベンジだ

チャリティーボクシングイベント「LEGEND」 3回、井上尚にパンチを浴びせる比嘉(左)(撮影・野上伸悟)

<チャリティーボクシング:LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館◇スパーリング形式3分3回

元WBC世界フライ級王者比嘉大吾は、スパーリングした井上尚弥との将来的な対戦に向け意気込みを示した。

現在WBOアジア・パシフィック王者で世界ランク入りしている。世界2階級制覇を目指しており「今、バンタム級でいる。世界ランクに入っているし、(井上と)世界戦になったらもっと準備するし、もっと良い2人の試合になる」と思いをはせた。

試合後、笑顔で記念撮影する出場選手(撮影・浅見桂子)

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井上尚弥が比嘉に連打浴びせた/LEGEND詳細

<LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)らがエキシビション戦に参戦する。スパーリング形式の3分3回で開催。

出場予定だった東京五輪ライト級日本代表の成松大介(31=自衛隊体育学校)が発熱で欠場することが11日、主催者から発表された。PCR検査を受ける前に発熱したため、自宅で静養しているという。成松の代役としてアマチュアから秋山佑汰(26)が出場し、IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)と対戦した。

【第1試合】

木村翔   
  
 武居由樹

1回

元WBO世界フライ級王者の木村とK-1のスーパーバンタム級王者の武居は、ヘッドギアをつけずにグローブを交えた。開始から距離をとってお互い様子を見ていたが、サウスポーの武居が左アッパーで先制攻撃。その後も武居が左アッパーを軸に連打を畳みかける。木村も1分半すぎに右フックで反撃。残り30秒すぎから武居がコンビネーションで左フックを当てた。

日刊採点10-9(武居)

2回

開始から木村が前進して右パンチを繰り出すが空転。武居が冷静に左パンチをヒット。その後も木村が前進して連打を出すが、武居になかなか当たらない。残り40秒、ようやく木村の右ストレートがヒットするが、ダメージを与えるまでには至らず。ほぼイーブンも、この回は前に出て、手数が多かった木村ややリードか。

日刊採点10-9(木村)

3回、積極的に木村(手前)にパンチを浴びせる武居(撮影・浅見桂子)

3回

開始から木村が前に出てプレッシャーをかけるが、武居は冷静にパンチを見切って、右ジャブ、左のショート、アッパーと的中させる。中盤も武居は打ち合いを避け、距離を取ってジャブやアッパーをヒットさせる。終盤に木村は右ボディーブローを何度かヒットさせたが、武居のペースを崩し切れず。

日刊採点10-9(武居)

3回を終えて、笑顔で手を上げる武居(左)と木村翔(撮影・浅見桂子)

【第2試合】

京口紘人   
  
 八重樫東

1回

現役の世界2階級制覇王者の京口、引退している元3階級制覇王者の八重樫のスパーリングは、両者ヘッドギアを着用してグローブを交えた。開始から京口が前進して左から右アッパーをヒット。八重樫は高いガードからボディーブローを繰り出す。1分半すぎに京口の左右ボディー連打がヒット。八重樫も打ち返すが、京口はしっかりとガード。

日刊採点10-9(京口)

2回

現役の世界2階級制覇王者の京口、引退している元3階級制覇王者の八重樫のスパーリングは、両者ヘッドギアを着用してグローブを交えた。開始から京口が前進して左から右アッパーをヒット。八重樫は高いガードからボディーブローを繰り出す。1分半すぎに京口の左右ボディー連打がヒット。八重樫も打ち返すが、京口はしっかりとガード。

日刊採点10-9(京口)

3回

開始から連打の応酬も、京口のボディーブローが有効にヒットする。八重樫も下がらずに応戦し左右アッパーをヒット。1分すぎから京口の強烈な左ボディーブローがヒットするが、八重樫も前に出て応戦。残り1分から両者と近距離で打ち合い。終盤に京口の強烈な右ストレートがヒットした。

日刊採点10-9(京口)

3回、八重樫(手前)と気迫の打ち合いをする京口(撮影・浅見桂子)

3回を終えて手を上げる八重樫(左)と京口(撮影・浅見桂子)

【第3試合】

森脇唯人   
  
 井上岳志

1回

全日本選手権3連覇中の東京五輪ミドル級日本代表の森脇と、プロで世界挑戦の経験もあるWBOアジアパシフィック・スーパーウエルター級王者の井上のアマチュアとプロのスパーリングは、ヘッドギアなしでグローブを交えた。

開始から長身でリーチに勝る森脇の速い左ジャブがヒット。井上はガードを固めて前に出るが、パンチを当てることができない。1分半すぎに森脇の強烈な左ストレートをカウンターで浴びた井上が、左まゆをカット。スパーリングが再開されると、井上は強引に前に出るが、出血が激しくなった。

日刊採点10-9(森脇)

2回

開始から森脇が遠い距離からの速いジャブでペースを握る。井上は相手の左が邪魔でなかなか前に出ることができなかったが、1分すぎに右フックをヒットさせると、一瞬、森脇の動きが止まった。中盤以降は井上がぐいぐい前に出て、体をつけて重いパンチを連打して、乱打戦に持ち込む。

日刊採点10-9(井上)

3回

井上が高いガードでじわじわと前進。森脇が長い左ジャブで距離を取る。1分すぎに井上が相手の胸に頭をつけて右アッパーをヒット。ロープにつけて右フックを浴びせる。残り30秒を切ると、井上が接近戦に持ち込んでパンチをヒットさせた。

日刊採点10-9(井上)

3回、井上(手前)と気迫の打ち合いをする森脇(撮影・浅見桂子)

3回を終えて健闘を称えて手を上げる森脇(左)と井上(撮影・浅見桂子)

【第4試合】

秋山佑汰   
  
 平岡アンディ

1回

出場を予定していた東京五輪ライト級日本代表の成松が発熱で欠場したため、国体優勝3回などアマ5冠を誇る秋山が代役出場した。

IBF世界スーパーライト級12位の平岡とのアマチュアとプロのスパーリングは、アマの秋山がヘッドギアを着用、プロの平岡はヘッドギアなしでグローブを交えた。サウスポー同士で開始からお互い右ジャブを出して距離をはかる展開が続いた。中盤から秋山がジャブを出して前進するが、平岡にヒットすることができない。2分すぎに平岡のオーバーハンドレフトがヒットし、終盤にはロープにつめて連打。お互い決定打はなかったが、やや平岡が優位か。

日刊採点10-9(平岡)

1回、秋山(左)に気迫の表情で打ち込む平岡(撮影・浅見桂子)

2回

ジャブの付き合いでスタート。その後、秋山が前進してパンチを繰り出すが、動きの速い平岡をとらえることができない。1分半すぎから平岡は足を使ってアウトボクシング。2分40秒、平岡の左右フックが秋山の頭をヒットするが、両者ともなかなかかみ合わず。

日刊採点10-9(平岡)

3回

前半は平岡がフットワークを使ってアウトボクシング。50秒すぎに平岡が秋山をコーナーにつめて連打をまとめる。1分すぎから秋山のボディーブローが当たりはじめる。2分すぎに平岡が連打から左ストレートをヒット。秋山もアッパーで応戦するが、最後は平岡の右アッパーが決まったところでゴング。

日刊採点10-9(平岡)

1回、レフェリーを務める渡嘉敷氏(手前下)が倒れ、思わず苦笑する平岡(左)と秋山(撮影・浅見桂子)

【第5試合】

岡沢セオン   
  
 佐々木尽

1回

東京五輪ウエルター級日本代表のアマチュアの岡沢と、プロの日本スーパーライト級ユース王者で10戦全勝(9KO)の19歳の強打者佐々木のスパーリングは、ヘッドギアなしでグローブを交えた。サウスポーの岡沢が開始からワンツーをヒット。1分すぎにも岡沢が長距離からワンツーを決める。佐々木も打ち返すが、速い岡沢をとらえることができない。その後も佐々木が前に出ようとするが、岡沢は速い左で中に入れなかった。

2回

始から佐々木が前へ突進。岡沢は足を使って距離を取る。1分20秒すぎに岡沢のワンツーがヒットするが、佐々木は効いていないとアピール。2分すぎには岡沢が佐々木をコーナーにつめて連打。佐々木はパンチを繰り出すが速い岡沢に当てることができない。ラウンドを通じて岡沢が支配した。

日刊採点10-9(岡沢)

3回

開始からトリッキーな動きで佐々木が打ち合いを誘うが、岡沢は距離を取ってペースを崩そうとはしなかった。1分すぎに佐々木の挑発に、岡沢は両手を腰の後ろにもっていき、ノーガードで戦う余裕を見せる。しかし、残り1分から展開が一変する。突然、両者足を止めて打ち合い。岡沢が左ストレートから右フックを決めると、佐々木も右ストレートをヒットさせて応戦。終了ゴングまで手を緩めずに打ち合った。

日刊採点10-9(岡沢)

3回、佐々木(右)を笑顔で挑発する岡沢(撮影・浅見桂子)

3回、佐々木(手前)と笑顔で打ち合う岡沢(撮影・浅見桂子)

【第6試合】

内山高志   
  
 坂晃典

1回

一時代を築いた元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王座を11度防衛の内山と、現役の日本スーパーフェザー級王者で日本王座2階級を制した坂のスパーリングは、現役の坂がヘッドギアを着用、内山はヘッドギアなしでグローブを交えた。開始1分は両者警戒して手数が少なかった。1分20秒すぎに内山の左ジャブからワンツーが坂の顔面をとらえた。2分すぎにも右フックから左ボディーブローがヒット。坂は前に出るが、内山がたくみにサイドに回る。残り30秒すぎに内山の左ボディーブローが再びヒットした。

日刊採点10-9(内山)

2回

開始から坂が左ジャブをついてじりじりと前に出る。30秒すぎに内山の右ストレートが坂のボディーにさく裂。1分半すぎに坂が内山をロープにつめて右フックをヒット。1分50秒、内山の右ストレートが、2分には内山の左ボディーブローがまともに坂に決まる。終了20秒前から坂が連打でラッシュもダメージは与えられず。

日刊採点10-9(内山)

3回

坂がヘッドギアを外して登場。左ジャブをついて内山をロープにつめて連打。内山は体力を消耗したのか手数が減る。2分すぎに内山の右ストレートが坂の顔面にヒット。左ボディーブローも決めたが、坂もジャブから右ストレートで応戦した。坂が手数でやや上回ったか。

日刊採点10-9(坂)

3回、内山(右)と坂は気迫のこもったと打ち合いを披露(撮影・浅見桂子)

3回、内山(手前)と打ち合う坂(撮影・浅見桂子)

3回、内山(手前)がよろめき、笑みを浮かべる坂(撮影・浅見桂子)

【第7試合】

井上尚弥   
  
 比嘉大吾

1回

世界3階級制覇王者で現役最強と言われる井上と、元WBC世界フライ級王者で2階級制覇を目指す比嘉のスパーリングは、ヘッドギアを着用してグローブを交えた。50秒すぎに井上の右ストレートがヒット。その後は鋭いジャブで井上がペースを掌握。1分半すぎに比嘉が井上をロープにつめて連打をたたきこんだところに、井上が右アッパーから左ボディーを決める。その後も井上が比嘉をロープに誘い、カウンターを狙う。「ガチでやりたい」という井上の試合前の宣言通り、スパーリングとは思えない迫力のある攻防が繰り広げられた。

日刊採点10-9(井上)

2回

開始から速く鋭い左ジャブで井上がペースを握る。比嘉は前へ出てパンチを繰り出すが井上はしっかりとガード。1分すぎから井上はノーガードで打ち合う余裕も。1分半すぎから左ボディーブローから右ストレートで比嘉をのけぞらせる。2分すぎには右ストレートで比嘉を何度ものけぞされる。比嘉は必死に前に出て手を出すも、井上のカウンターの連打を浴びる。

日刊採点10-9(井上)

3回

両者ヘッドギアをはずして登場。30秒すぎに井上が連打から左ボディーブローを決める。1分すぎに比嘉の右フックもヒット。1分半すぎに比嘉がロープにつめてラッシュするも、井上はクルクルとパンチを外してみせる。1分すぎにロープに詰めて比嘉が右ストレートを決めるが、井上が右アッパー3連発で比嘉のあごをはね上げる。井上はロープに下がって、比嘉にパンチを出させる余裕を見せた。

日刊採点10-9(井上)

3回、ヘッドギアを取って気迫の打ち合いをする井上(左)と比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取っての打ち合いを終え、笑顔で健闘を称え合う井上(右)と比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取っての戦いで比嘉(左)にパンチを放つ井上(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取って気迫の表情で井上(手前)に打ち込む比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、佐々木(手前)と笑顔で打ち合う岡沢(撮影・浅見桂子)

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井上尚弥「しっかりガチで」比嘉大吾の顔赤く染まる

3回、比嘉(左)と打ちあう井上(撮影・野上伸悟)

<LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館

WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がスパーリングで魅了した。メインイベントで現WBOアジア・パシフィック同級王者で元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(25=Ambition)と拳を交え、最終3回にはヘッドギアを外して接近戦の打ち合いも披露。鋭い右ストレートや連打で技術、スピードで格の違いをみせ、約2500人が集まった観客をわかせた。

  ◇   ◇   ◇

予告していた通りの「ガチ対決」だった。最終3回。井上が装着したヘッドギアを外すと大きな拍手が響いた。緊張感が漂う空気の中、左フック、強烈なワンツーで比嘉を後退させた。ロープを背にしても余裕の表情、相手パンチを見極め、左右のアッパーを連打し、あごに右フックを打ち抜いた。「しっかりガチで。真剣度は100%でした。足を運んでくださる方のイベントなので責任もあるし、満足して帰ってほしかった」。スパーリング途中から比嘉の顔は赤く染まった。

スーパーフライ級時代の17年に比嘉とスパーリングした経験がある。自ら指名し、約4年ぶりのスパーリング対決となったものの「あの時と印象は変わらない。正直、このスパーにメリットはないし、レベルの差をみせないといけない。互角なら自分の評価は保てないと。良い緊張感がありました」と振り返る。構えを左右スイッチし、1、2回は距離を保ちながらワンツーや左ボディーをねじ込むなど自身の技術を駆使する余裕もあった。

昨年10月、米ラスベガスでモロニー(オーストラリア)に7回KO勝ちした井上は、次戦でIBF世界同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との指名試合が濃厚となっている。ダスマリナスが左構えのため「サウスポーに(練習相手を)切り替えていく」とキッパリ。着実に準備を進める姿勢を示した。【藤中栄二】

チャリティーボクシングイベント「LEGEND」 3回、比嘉(左)のパンチを浴びる井上尚(撮影・野上伸悟)
試合を終え井上(背中)と抱きあう比嘉(撮影・野上伸悟)
3回を終えて、健闘を称え手を上げる井上(右)と比嘉(撮影・浅見桂子)

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比嘉大吾、井上尚弥の呼び掛け呼応「フルスイング」

井上尚弥(左)と比嘉大吾

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がエキシビション戦に臨むチャリティーイベント「LEGEND」は、11日午後4時から東京・代々木第1体育館で開催される。井上は元WBC世界フライ級王者で現WBOアジア・パシフィックバンタム級王者の比嘉大吾(25=Ambition)とのスパーリング形式3分3回に臨む。全7試合が組まれ、同カードはメインとなる。

井上が「ガチ対決」を宣言したのに対し、比嘉も呼応。10日夜にライブ配信された大会前日トークショーに出演。「(パンチを)振り回していきますよ。ガチでないとこっちがやられると思う」「バンタム級にいたら、いずれやらなくてはいけない相手」。スパーリングとはいえ、井上から「生ぬるい試合はしたくない」との言葉を受け取り、真っ向勝負を約束した。

比嘉のウエートは61キロ前後だという。通常の世界戦ならば、減量の苦しみも味わうことないコンディションとなる。さらに12回ではなく、3回というラウンド数という短期勝負。試合とはひと味違う、迫力あるスパーリングにもなりそうだ。数年前に1度、井上とのスパーリング経験があるという比嘉は「だいぶ前にやりましたが、その時からスピードがあった。俺もフルスイングしかない。目をつぶってフルスイングでいくしかない」とパワフルなファイトをイメージした。

また、イベントはド派手な演出も用意されているようだ。比嘉とともに前日イベントに出演した元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)が明かす。「会場を見に行きましたが、めちゃめちゃすごくて。世界戦以上の会場でテンションが上がってしまった。自分でああいう舞台で戦ったことがない、日本で。火とかバーバーと出たりして」と気持ちを高揚させていた。木村は、昨年12月にK-1スーパーバンタム級王座を返上し、3月にボクシングデビューを控える武居由樹(24=大橋)と第1試合で対戦する。

★LEGEND試合順

◇第1試合=元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)-元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24=大橋)

◇第2試合=WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)-元世界3階級制覇王者八重樫東氏(38)

◇第3試合=東京五輪ミドル級日本代表森脇唯人(24=自衛隊体育学校)-WBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者井上岳志(31=ワールドスポーツ)

◇第4試合=東京五輪ライト級日本代表成松大介(31=自衛隊体育学校)-IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)

◇第5試合=東京五輪ウエルター級日本代表岡沢セオン(25=鹿児島体協)-日本スーパーライト級ユース王者佐々木尽(19=八王子中屋)

◇第6試合=元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏(41)-日本同級王者坂晃典(28=仲里)

◇第7試合=WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)-WBOアジア・パシフィック同級王者比嘉大吾(25=Ambition)

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井上尚弥「ガチ対決」約束、11日16時レジェンド

井上尚弥(左)と比嘉大吾

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がエキシビション(3分3回)に臨むチャリティーイベント、11日のLEGEND(東京・代々木第1体育館)に向け「ガチ対決」を約束した。

元WBC世界フライ級王者で現WBOアジア・パシフィック同級王者の比嘉大吾(25=Ambition)とのスパーリング形式3分3回に臨む井上は10日、自らのSNSを更新。

「手を抜いた公開スパーリングなんて誰が見たい?お金を払って来てくれるのだからそれなりのものを見せないとね。。みんな集まってくれよな!笑」と投稿した。

一方の比嘉もLEGEND公式サイトの動画を通じ「攻めるしかないんで、自分の場合は。試合だと思っているので、試合みたいな感じで」と本番さながらの実戦を意識している。

同イベントは最大5000人の有観客で開催。当日はU-NEXTとABEMAで有料ライブ配信され、得られた収益の1部が医療従事者、患者らの支援にあてられる。

また、選手ら関係者、観客、報道陣も全員が1時間程度で判定の出るPCR検査を受けた上で、イベントを開く。全7試合が組まれ、井上-比嘉はメインイベントで組まれた。

◇第1試合=元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)-元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24=大橋)

◇第2試合=WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)-元世界3階級制覇王者八重樫東氏(38)

◇第3試合=東京五輪ミドル級日本代表森脇唯人(24=自衛隊体育学校)-WBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者井上岳志(31=ワールドスポーツ)

◇第4試合=東京五輪ライト級日本代表成松大介(31=自衛隊体育学校)-IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)

◇第5試合=東京五輪ウエルター級日本代表岡沢セオン(25=鹿児島体協)-日本スーパーライト級ユース王者佐々木尽(19=八王子中屋)

◇第6試合=元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏(41)-日本同級王者坂晃典(28=仲里)

◇第7試合=WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)-WBOアジア・パシフィック同級王者比嘉大吾(25=Ambition)

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前哨戦?井上尚弥と比嘉大吾がエキシビションで対戦

井上尚弥(左)と比嘉大吾

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がチャリティーイベント、LEGEND(11日、東京・代々木第1体育館)で元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(25=Ambition)とエキシビション3分3回に臨むと5日、発表された。

現在はWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者となる比嘉は「バンタム級にいる以上、避けては通れない相手、いつかは倒す相手として世界前哨戦として戦います」などとコメントした。

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井上が3年連続MVP 年間最高試合は井岡のV2戦

井上尚弥(21年1月撮影)

ボクシングの20年度年間表彰選手が28日発表され、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が3年連続4度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。3年連続MVPは史上6人目、平成以降では徳山昌守に続いて2人目。また井上は、昨年10月のジェーソン・モロニー(オーストラリア)戦での7回KO勝ちもKO賞に選ばれ、2冠に輝いた。

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)は2年連続の技能賞、さらに20年大みそかの田中恒成(25=畑中)との2度目の防衛戦が年間最高試合に選出され、2冠となった。殊勲賞には昨年11月、WBO世界フライ級王座を獲得した中谷潤人(23=M・T)が初受賞した。女子では、WBO女子世界ミニマム級王者多田悦子(39=真正)が11年ぶり2度目の最優秀選手賞と年間最高試合の2冠を獲得した。

20年度の各部門表彰選手は次の通り

☆最優秀選手賞:WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)=3年連続4回目

☆技能賞:WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(Ambition)=2年連続2回目

☆殊勲賞:WBO世界フライ級王者中谷潤人(M・T)=初受賞

☆努力・敢闘賞:東洋太平洋ライトフライ級王者堀川謙一(三迫)=初受賞、WBOアジア・パシフィック、東洋太平洋、日本スーパーフライ級王者福永亮次(角海老宝石)=初受賞

☆KO賞:井上尚弥=2年ぶり5回目

☆新鋭賞:東洋太平洋スーパーフェザー級王者三代大訓(ワタナベ)=初受賞

☆年間最高試合(世界):WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(20年12月31日、東京・大田区総合体育館)=井岡一翔(Ambition)-田中恒成(畑中)

☆年間最高試合(世界戦以外):WBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦(20年12月12日、米ラスベガス・MGMグランド)=フェニックス・ベルデホ(プエルトリコ)-中谷正義(帝拳)

☆女子最優秀選手:WBO女子世界ミニマム級王者多田悦子(真正)=11年ぶり2回目

☆女子年間最高試合:WBO女子ミニマム級王座決定戦(20年12月3日、東京・後楽園ホール)=多田悦子(真正)-宮尾綾香(ワタナベ)

☆特別賞=粟生隆寛(元WBC世界フェザー級、元WBC世界スーパーフェザー級王者)、八重樫東(元WBA世界ミニマム級、WBC世界フライ級、IBF世界ライトフライ級王者)

20年12月31日、WBО世界スーパーフライ級タイトルマッチの8回、田中(手前)をTKОで破り、喜ぶ井岡

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比嘉大吾KO勝ち新王者「良い形」右アッパー2連発

1回、比嘉(右)は、ストロング小林佑樹の顔面に右フックをヒットさせる(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WBOアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

WBOアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦は31日、東京・大田区総合体育館で行われ、挑戦者の元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(25=Ambition)が新王者となった。王者ストロング小林佑樹(29=六島)を5回45秒、KOで撃破。1回から積極的に左右のボディー、右アッパーなどで攻め込み、5回に右アッパー2連発で沈めた。

鼻から流血し、立ち上がれないストロング小林を見届けた比嘉はコーナーによじ登って雄たけびをあげた。「接近戦の打ち合いが多くなると思っていた。アッパーは狙っていなかったが、体(の自然な動き)に任せた。良い形で倒せて良かった」とほっとした表情を浮かべた。

激動の1年だった。18年4月の世界戦の前日計量で体重超過し、無期限停止となったボクサーライセンスが19年10月に解除。20年2月の再起戦を飾ると、6月には白井・具志堅ジムを離れた。移籍初戦となった10月の堤聖也戦は手数が減る展開で不完全燃焼の引き分け。復帰3戦目で納得の勝利を挙げ「良い状態で試合ができた。(KOで)いい気持ち。良い年が越せます」と笑みをこぼした。

世界前哨戦と設定した王座挑戦で快勝し、21年は世界王座返り咲きの期待がかかる。「この2年ぐらいボクシングに身が入ったり入らなかったりダメだなと。簡単な世界ではない。これから仕上げ、もう1度、世界王者に。違う階級で王者になります」。世界2階級制覇を見据え、比嘉が復活を証明した。

WBОアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチ 5回、比嘉は、KОでストロング小林佑樹(右から2人目)を破り、ガッツポーズを見せる(撮影・菅敏)
5回、比嘉は、ストロング小林にKОで破り、雄たけびを上げる(撮影・菅敏)

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比嘉5回KO勝利!ストロング小林佑樹大の字/詳細

<プロボクシング:WBOアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(25=Ambition)が、王者ストロング小林佑樹(31=六島)に5回KO勝ち。比嘉は処分明け3戦目、現ジム移籍後では2戦目の試合だった。

1回、比嘉(右)は、ストロング小林佑樹の顔面に右フックをヒットさせる(撮影・菅敏)

WBОアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチ 5回、比嘉は、KОでストロング小林佑樹(右から2人目)を破り、ガッツポーズを見せる(撮影・菅敏)

5回、比嘉は、ストロング小林佑樹をKОで破り、雄たけびを上げる(撮影・菅敏)

◆WBOアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦】】

ストロング小林佑樹×5回KO比嘉大吾

【5回】

開始して間もなく比嘉の右アッパーのダブルが決まり、小林がダウン。そのままテンカウントが入った。小林はしばらく立ち上がれなかった。

【4回】

開始から比嘉が左ジャブと左フックをヒット。1分すぎに比嘉の右フックがクリーンヒット。1分すぎから小林も前進して手を出すが、なかなかヒットせず。残り2分、比嘉の右ストレートで小林がグラリとする。終盤に比嘉の左ボディーブローが何度もヒット

日刊採点10-9(比嘉)

【3回】

小林が前進してワンツー。比嘉はやや手数が減るも50秒すぎに左ボディーアッパーから右フックが顔面にヒット。

1分半すぎに比嘉の左フックと小林の右が相打ち。2分40秒すぎに比嘉の左フックからの右アッパーで小林のアゴが上がる。残り10秒に比嘉の左ボディーブローがクリーンヒット。

日刊採点10-9(比嘉)

【2回】

比嘉が左ジャブからワンツー、左フックで先制。さらに左のボディーブローから顔面へのフックの連打を決める。小林はガードをかためて前進するが、比嘉の連打を浴びる。1分半すぎに比嘉の打ち終わりに小林のワンツーがヒット。残り1分は比嘉が手数を出すが、小林いガードで防御。終盤に比嘉の右アッパーがクリーンヒット。

日刊採点10-9(比嘉)

【1回】

「覚悟」の文字の入ったTシャツで入場した小林は2度目の防衛へ気合十分。口ひげをはやして精悍(せいかん)な顔の比嘉は、軽快なフットワークでリングを舞った。ゴングと同時に比嘉が左フックを2発ヒット。その後も積極的な連打で顔面とボディーに打ち分ける。小林は高いガードで防御しながらじわじわと前進。左ボディーをヒットさせた。2分すぎに小林のワンツーがヒット。比嘉も強い左連打で応戦。

日刊採点10-9(比嘉)

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井岡-田中戦 大みそかTBS午後6時から生中継

井岡一翔(2019年12月29日撮影)

大みそかに東京・大田区総合体育館で開催される4階級制覇王者井岡一翔(Ambition)-元3階級制覇王者田中恒成(畑中)によるWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチのテレビ中継時間が5日、TBSから発表された。

井岡-田中戦が同局系列で午後6時から全国生中継。アンダーカードのWBOアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチとなる王者ストロング小林佑樹(六島)-元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(Ambition)戦は午後5時から関東ローカルで中継される。

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比嘉大吾がタイトル戦、井岡-田中戦と同日同会場

野木トレーナー(右)とともに、大みそかに臨むWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座挑戦を発表した元WBC世界フライ級王者比嘉

ボクシング元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(25=Ambition)が12月31日、東京・大田区総合体育館で、WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者ストロング小林佑樹(29=六島)に挑戦すると4日、発表された。

井岡一翔(31=Ambition)-田中恒成(25=畑中)によるWBO世界スーパーフライ級タイトル戦と同日同会場で開催される。大みそか初出陣でタイトル戦に臨む比嘉はオンラインで会見し「勝てば良い年、負ければ地獄ということしかない。倒す試合を見てもらいたい」とKO勝利にこだわる姿勢を示した。

白井・具志堅スポーツジムからAmbitionジムへの移籍初戦となった今年10月の堤聖也(角海老宝石)戦は10回引き分け。約2カ月という短い試合間隔での王座挑戦となるが、試合1週間後には練習再開したという。野木丈司トレーナー(60)は「(堤戦で)思うほど打たれていない。少しあざがあり、鼓膜が緩んだ程度。体重もシェイプされている」と強調。さらに「次の試合でボクの合格点が出ればいい。まさに比嘉大吾という試合、体を作っていきたい」と自信をのぞかせた。

世界4団体でランク入りするストロング小林を下せば、WBA、WBCに続き、WBO、IBFにも世界ランク入りすることは確実。比嘉は「世界は取りたいのはもちろんですけど、前の段階で勝たないと決まらないと思う。倒し方にもよる。KOで勝って、また次につながると思う。きっちり倒して勝ちたい」とうなずいていた。【藤中栄二】

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ストロング小林佑樹「番狂わせ」へ3部練習で調整

大みそかへ気合のWBOアジアパシフィック・バンタム級王者ストロング小林(撮影・実藤健一)

WBOアジアパシフィックバンタム級王者ストロング小林佑樹(29=六島)が4日、大みそかの試合に向けて大阪市内の所属ジムで会見した。元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(25=Ambition)と東京・大田区総合体育館で対戦。当日のメインとしては、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔と4階級制覇を狙う田中恒成の世界戦が行われる。

王者の小林が挑戦を受ける立場だが、気持ちはチャレンジャーで臨むという。「僕のベルトだが、格上に挑戦するつもりでいく。東京でアピールしたい」。実績、知名度はフライ級で世界を制した比嘉が圧倒的に上回る。戦前の予想も小林が不利の声を多く聞く。だからこそ、やりがいがあるという。

武市トレーナーは「今はだれも小林のことを知らないが、勝てば世界に名乗りをあげられる。ここで名をあげたい」と気合十分に話した。

“番狂わせ”へ、3部練習で鍛えてきた。朝はロードワーク、昼は体重50キロのトレーナーと15キロのおもりを積んだ自転車を押して、坂道を駆け上がる。そして夜にジムワーク。これを3週間続け、60-70だった脈拍が、40台になったという。さらに「メンタル的に鍛えられた」。音をあげそうな猛練習の克服で、自信を植え付けた。

小林はファイタースタイル。とにかく前に出ながらパンチを打ち続け、ダウンも負け数(8敗)も多い。この雑草魂が武器になる。武市トレーナーは「きれいなボクシングではないが、死んだパンチは打たない。強いパンチを打ち続ける。スタミナ勝負なら絶対に負けない」。打たれてもかまわず打ちにいく。魂のボクシングで、主役の座を奪いにいく。【実藤健一】

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比嘉大吾は判定ドロー「攻め足りなかった」移籍初戦

比嘉大吾(2018年2月4日撮影)

ボクシングの元WBC世界フライ級王者で、同バンタム級8位の比嘉大吾(25=Ambition)が26日、東京・後楽園ホールで日本バンタム級13位堤聖也(24=角海老宝石)とのノンタイトル10回戦に臨み、1-0の判定で引き分けた。

堤の手数に苦しむも、ボディーを中心に反撃。ジャッジ1人は96-94で比嘉を支持したが、白井・具志堅スポーツジムからの移籍後初戦での勝利は逃した。

戦績を16勝(16KO)1敗1分けとした比嘉は「ポイントを取っていると思い、攻めの姿勢が足りなかった。倒すボクシングに特化して練習していきたい」と話した。

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比嘉大吾「また世界王者になりたい」計量1発クリア

計量をパスした比嘉(左)と堤(Ambitionジム提供)

ボクシングの元WBC世界フライ級王者で、WBCバンタム級8位の比嘉大吾(25=Ambition)が、移籍初戦で再起2連勝を目指す。

26日に東京・後楽園ホールで行われる、日本バンタム級13位堤聖也(24=角海老宝石)とのバンタム級10回戦に向け、25日の前日計量は、1回でパス。高校時代に2戦2敗の堤との一戦に「(相手は)気持ちの強い選手。ゴングが鳴って、どう出てくるか分からないが、自分は行くしかない」と力を込めた。

18年4月のWBCフライ級王座のV3戦で体重超過のため、王座を剥奪。ライセンス停止処分の解除後の今年2月に再起し、その後、白井・具志堅ジムを離れ、野木丈司トレーナーとタッグを復活させた。新天地での初戦に「もう1度ボクシングをやると決めた以上は、また世界王者になりたい。新たなスタートというか、その前のステップにする」と勝利を誓った。

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ロマゴン初防衛、後半ペースつかみ3-0判定勝ち

ローマン・ゴンサレス(2019年12月22日撮影)

ボクシングのトリプル世界戦が23日にメキシコ市で行われ、WBA世界スーパーフライ級王者ロマゴンことローマン・ゴンサレス(33=ニカラグア)が初防衛に成功した。3度目の世界挑戦となる同級3位イスラエル・ゴンザレス(23=メキシコ)に3-0で判定勝ちした。

ロマゴンは後半に連打でペースをつかんだ。判定となったが4~8ポイント差と危なげなく勝利。2月に王座に返り咲いて以来の試合で50勝目をマークした。

メインはWBC世界同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(30=メキシコ)が、逆転TKOでV2を果たした。元世界王者で同級3位カルロス・クアドラス(32=メキシコ)との3年ぶりの再戦だった。

エストラーダは3回に連打でダウンを喫してリードされた。激しい打撃戦となったが、11回に右アッパー、左フックでダウンを奪い返す。右で2度目のダウンを奪い、試合続行もアゴをはね上げるとレフェリーストップ。11回2分2秒TKOとなった。

前回もダウンを喫して小差の判定勝ち。今回も同じ展開になったが、きっちりと決着をつけた。クアドラスは4年ぶり王座返り咲きならず。ロマゴンとエストラーダの団体統一戦実現が期待される。

WBC世界フライ級王者フリオ・セサール・マルチネス(25=メキシコ)は2回TKOでV2に成功した。初回に右ストレートから左フックでダウンを奪い、2回に連打するとレフェリーストップ。2回分42秒TKO勝ちとなった。

挑戦者のモイセス・カジェロス(31=メキシコ)は挑戦予定だったマキシミノ・フローレス(メキシコ)が新型コロナウイルスで陽性となり、急きょ対戦が決まった代役。前日計量では2・4キロの体重超過し、相手にならなかった。

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ロマゴン、王座返り咲き後の初防衛戦へ計量クリア

ローマン・ゴンサレス(2019年12月22日撮影)

ボクシングのトリプル世界戦の前日計量が22日にメキシコ市で行われた。WBA世界スーパーフライ級王者のロマゴンことローマン・ゴンサレス(33=ニカラグア)は、同級3位イスラエル・ゴンザレス(23=メキシコ)とともにリミットより400グラム少ない51・7キロでクリアした。ロマゴンは3月に王座に返り咲いての初防衛戦。ゴンザレスは3度目の世界挑戦となる。

メインのV2戦となるWBC世界同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(30=メキシコ)と、元2階級制覇王者で同級3位カルロス・クアドラス(32=メキシコ)も51・9キロでパスした。両者は3年前に対戦して、エストラーダが小差で判定勝ちしている。

V2戦のWBC世界フライ級王者フリオ・セサール・マルチネス(25=メキシコ)は、リミットから500キロ以下の50・3キロでクリアした。挑戦者のモイセス・カジェロス(31=メキシコ)は2・4キロオーバーで、2時間後の再計量でも落とせず。試合は実施されるが、カジェロスが勝っても王座は移動はしない。当初挑戦予定だったマキシミノ・フローレス(メキシコ)が新型コロナウイルスで陽性と判定され、急きょ対戦が決まった代役だった。

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