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再起3戦目の比嘉大吾が計量パス、世界ランクも復帰

ストロング小林佑樹(左)と比嘉大吾

大みそかのボクシング世界戦の前日計量が、30日に都内で行われた。V2戦となるWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)、同級1位田中恒成(25=畑中)とも、リミットの52・1キロでクリアした。

   ◇   ◇   ◇

セミファイナルに出場する元世界王者比嘉大吾は、リミット53・5キロで計量をクリアした。再起3戦目で、WBOアジア太平洋バンタム級王者ストロング小林佑樹に挑戦する。計量失敗で処分後、2月にKOで再起。心機一転して移籍初戦の10月は、プロ初の引き分けに終わった。すでにWBC10位と世界ランクにも復帰したが、世界王者返り咲きへ正念場となる。

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井岡一翔、前日計量パス「誰が王者か証明する」

前日計量をクリアした王者井岡(左)と挑戦者田中(c)Ambitinジム

大みそかのボクシング世界戦の前日計量が、30日に都内で行われた。V2戦となるWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)、同級1位田中恒成(25=畑中)とも、リミットの52・1キロでクリアした。

計量後にオンラインで会見し、「いつもと違って簡単ではなかったが、家族や陣営のサポートもあって無事終えた。いいコンディションで試合ができてよかった」と満足げ。終始笑顔を見せて、仕上がりのよさをうかがわせた。

フェースオフはなかったが、前日の予備検診に続いて田中と対面となった。「見下した気持ちはないが、存在は気にしてない」。世界戦発表時から圧倒勝利を宣言してきたが「誰が王者か証明する。ボクシングのレベルの差を見せられれば」と自信満々だった。

前日からホテルに自主隔離となっている。食事は夫人が手料理を届けてくれる。「いつも炭水化物でカーボアップでエネルギー補給できるよう頼んでいる」と、米を中心のメニュー。「どんな状況でもやるべきことは変わらないが、今まで以上に支えてもらった。期待、支援に対して、いつも以上に結果で返したい」と誓った。

セミファイナルのWBOアジア太平洋バンタム級王座戦は、同級王者ストロング小林佑樹(29=六島)が53・3キロ、元世界王者の挑戦者比嘉大吾(25=Ambition)がリミットの53・5キロでパスした。

前日計量をクリアした王者井岡(左)と挑戦者田中(c)Ambitinジム
前日計量をクリアした挑戦者田中(c)Ambitinジム
前日計量をクリアした王者井岡(c)Ambitinジム

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藤本京太郎10年ぶりK1復帰 来年1月の祭典出場

藤本京太郎(2018年9月25日撮影)

プロボクシングを引退した元ヘビー級3冠王者藤本京太郎(34=角海老宝石)がK-1に復帰することが17日、発表された。10年12月以来、10年ぶりのキックボクシング復帰となる。17日、都内のホテルで開催された会見に出席し、正式発表された。

21年1月24日、東京・代々木第1体育館で開催される年間最大の祭典となるケイズフェスタ4大会に出場する。対戦相手は未定だ。リングネームはK-1時代の京太郎に戻すという。

日本人初のK-1ヘビー級王者となった藤本は旧K-1の経営難を受け、10年大みそかのDynamite!!でのゲガール・ムサシ戦を最後に格闘技界を離れた。プロレスを経て、11年10月に角海老宝石ジムに入門し、同12月にはプロテスト(B級)に合格。ヘビー級で日本、東洋太平洋、WBOアジア太平洋王座を獲得した。しかしコロナ禍で海外遠征や外国人招請が難しく、国内も選手不足で試合ができず、国内ルールでは他のプロスポーツとの両立は禁止されているため、ボクシングコミッションに引退届を提出していた。

なお情勢が変われば、ライセンスを再取得して復帰する意向を持っている。

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藤本京太郎がボクサー引退 総合格闘技に復帰

藤本京太郎(17年11月撮影)

ボクシング前日本ヘビー級王者藤本京太郎(34=角海老宝石)がボクサーを引退し、K-1などの総合格闘技に復帰する。11月12日付でライセンスを返上したと、日本ボクシングコミッションが12日に発表した。将来のボクサー復帰の可能性は残している。

藤本は「新型コロナウイルス感染症の昨今の情勢により、海外遠征や外国人選手招へいは現実難しく、国内における試合ではヘビー級選手も不足し、試合が成立しない状況。また、日本プロボクシング業界での現行ルールでは二刀流で競技を続けることが不可能な状況。これらを鑑み、1度ライセンス返上とし、再び総合格闘技(K-1など)へ挑戦することとなった」とコメントした。

「後に国内外問わずプロボクシング業界で試合となった際には、改めてライセンスを取得し、プロボクサー復帰とする」とし、今後に情勢が改善された場合はボクサーに復帰するとした。国内ルールでは現在、他のプロスポーツに関与もしくは従事を禁止している。「今回の決断・行動によりルール改定がなされ、選手不足で試合開催に影響が出ている階級(軽量級・中重量級)およびプロボクシング業界のさらなる活性化につながれば幸いです」ともコメントした。業界では昨年から藤本の考え同様に二刀流に門戸を開く方向性を示したが、進展はしていない。

藤本は09年にK-1で日本人初となる重量級の世界王者となった。11年にボクシングに転向してプロデビュー。13年に復活した日本ヘビー級王座の2代目王者となった。17年には東洋太平洋、WBOアジア太平洋王座も獲得した。通算21勝(13KO)2敗。

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竹迫司登のV4戦中止、練習で左肩肩甲下筋筋損傷

日本ミドル級のベルトを奪取した竹迫司登(2018年3月3日撮影)

ボクシング日本ミドル級王者竹迫司登(29=ワールドスポーツ)が左肩を痛め、11月7日に東京・後楽園ホールで予定していた同級1位国本陸(23=六島)とのV4戦が中止となった。ワールドスポーツジムが30日に発表した。

27日のスパーリング後に痛みを訴え、28日に都内の病院で左肩肩甲下筋筋損傷で2カ月間の安静加療と診断された。

興行自体は開催され、WBOアジア太平洋スーパーウエルター級王者井上岳志(30=ワールドスポーツ)の8回戦が、セミからメインに昇格する。

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3冠王者吉野修一郎と細川バレンタインが計量パス

計量をクリアした吉野修一郎(左)と細川バレンタイン(三迫ジム提供)

ボクシング日本、東洋太平洋、WBOアジア太平洋とライト級3冠王座戦の前日計量が、2日に都内で行われた。王者吉野修一郎(28=三迫)に日本同級2位細川バレンタイン(39=角海老宝石)とも、リミットの62・1キロでパスした。3日に東京・後楽園ホールでゴングとなる。

吉野は12戦全勝(10KO)で、昨年10月に東洋太平洋とWBOアジア太平洋王座も獲得して3冠となった。日本は6度目の防衛戦。「盛り上がるし、気持ちも入る」と、自ら異例の3冠防衛戦を希望した。3団体ですでに世界ランク入りも「重要な試合。これに勝てば先も見えてくる」。8連続KO中にも「流れの中で倒せれば。12回まで行っても経験になる。勝ちにこだわる」と必勝防衛を期した。

細川は元日本スーパーライト級王者で、階級を下げての2階級制覇挑戦となる。吉野戦も2回など何度も延期の末に決まった待望の一戦に「1月からずっと練習している。メチャクチャうれしい」と喜びを隠さなかった。結果的に3冠王座戦となったことに「ラッキー。ラスボスを倒しに行く。殴られると思うが殴り返し、熱い試合をしたい。これで日本を卒業した」と意気込んだ。

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山内涼太TKOで新王者 8戦目で初のタイトル獲得

計量をクリアした戸高達(左)と山内涼太(角海老宝石ジム提供)

<プロボクシング:WBOアジア太平洋フライ級王座決定戦12回戦>◇19日◇東京・後楽園ホール

同級4位山内涼太(25=角海老宝石)が、同級5位戸高達(30=レパード玉熊)に3回終了TKO勝ちし、新王者となった。

WBAの世界ランクで3位につけている山内は、8戦目で初のタイトル獲得。戦績を7勝(6KO)1敗とした。

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山内涼太「恩返しを」戸高達「最後の試合」計量パス

計量をクリアした戸高達(左)と山内涼太(角海老宝石ジム提供)

ボクシングWBOアジア太平洋フライ級王座決定戦の前日計量が18日に都内で行われた。同級4位山内涼太(25=角海老宝石)はリミットの50・8キロ、同級5位戸高達(30=レパード玉熊)は50・6キロでクリアした。19日に東京・後楽園ホールで、有観客で開催される。

山内は東農大出身で8戦目での王座挑戦となる。5戦目に中国でマイナー王座挑戦は判定負け。「こんなに早くチャンスをもらえるとは思わなかった。恩返ししたい」と話した。U15大会での優勝はあるが、高校以後は全国選抜で2位が最高成績で、決勝の相手は元世界王者井上拓真(大橋)だった。「タイトルをとったことがない。絶対に勝ちたい」と意気込んだ。

戸高は昨年2月の日本ライトフライ級以来2度目の王座挑戦となる。この試合では8回TKOされ、眼窩(がんか)底骨折した。再起は飾ったがその後も骨折。通算4度目ということもあり「2度目の舞台。これが最後の試合と思っている」。ホテルに持ち込んだ大好きなカレーのレトルトでエネルギー補給して、勝負の引退試合に臨む。

計量をクリアした戸高達(左)と山内涼太(角海老宝石ジム提供)

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吉野修一郎の防衛戦など観客上限700人で開催へ

吉野修一郎

三迫ボクシングジムが13日、9月3日に東京・後楽園ホールで興行を開催すると発表した。

メインはライト級で東洋太平洋、WBOアジア太平洋、日本と3冠王者吉野修一郎(28)が、元日本スーパーライト級王者細川バレンタイン(39=角海老宝石)を迎え撃つ。日本王座は6度目、残る2王座は初防衛戦となる。当日は700人まで観客を入れる予定。

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勅使河原弘晶が輪島功一ジムから三迫ジムへ移籍

輪島功一会長(右)と勅使河原弘晶(2019年12月12日撮影)

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級3位勅使河原弘晶(30)が11日、輪島功一ジムから三迫ジムへ同日付で移籍を発表した。世界初挑戦を目指してよりよい環境を求めての移籍。「師匠である輪島会長と同じジムから、世界王者になるために練習に励んでいく。必ず世界チャンピオンベルトを輪島会長にお見せする」とコメントした。

勅使河原は少年院時代に元世界王者輪島会長の自伝を読み、感動して入門した。11年にプロデビューからWBOアジア太平洋バンタム級王座を獲得し、18年には東洋太平洋スーパーバンタム級王者も獲得。現在はWBCでも世界8位につける。海外に強いパイプを持ち、選手層も厚く練習環境にも恵まれた名門ジムで、世界を目指していく。次戦は秋に予定している。

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福永亮次が新王者「人生左右する試合」で逆転TKO

右目はふさがりながらも王座奪取の福永亮次

<ボクシングWBOアジア太平洋スーパーフライ級タイトル12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

同級4位福永亮次(33=角海老宝石)が逆転TKOで新王者になった。

同級王者フローイラン・サルダール(30=フィリピン)のV1戦でタイトル初挑戦。右目がふさがりながらも、7回にボディーでダウンを奪う。さらに連打を浴びせるとレフェリーがストップ。7回1分40秒TKOで王座を獲得した。

初回から長い右ストレートをもらい、なかなか攻め込めなかった。4回あたりから右目の周囲も腫れだした。このままではレフェリーストップもあり得る状況に、田部井トレーナーは6回にゴーサイン。福永も「距離が遠かったが、ボディーは効いていた。ガードを固めていくしかない」と一転攻勢で逆転勝ちした。

地元大阪でプロデビューし、上京して宮田ジムに移籍した。16年には全日本新人王も、18年に東洋太平洋シルバー王座挑戦に失敗し、ボクシングから離れた。「またやりたくなった」と昨年ジムを移籍し、2戦目でつかんだビッグチャンスをものにした。

15歳から型枠職人の仕事につき、試合前は3日ほど休むだけだった。「ボクシング人生を左右する試合」に向けて、今回は12日間と初の長期休暇をもらった。その期待にも応えて見せた。

サルダールは元世界王者の木村翔に挑戦経験もあり、WBO7位につけていた。福永は世界ランク入りも確実にしたが「レベルが低すぎ。もっともっと練習して上を目指したい」と話した。

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挑戦者福永亮次「もちろん狙う」KO勝ち 前日計量

計量をクリアした福永亮次(左)とフォローイラン・サラダール

ボクシングWBOアジア太平洋スーパーフライ級タイトル戦の前日計量が13日に都内で行われた。同級4位福永亮次(33=角海老宝石)が14日に東京・後楽園ホールで、同級王者フローイラン・サラダール(30=フィリピン)のV1戦で初挑戦する。福永はリミットの52・1キロ、サラダールは51・9キロでパスした。

王者は3敗のうち2敗は、元世界王者の木村翔、井上拓真に喫した。昨年9月に王座を獲得し、WBO9位にランクされている。強敵相手にも福永は「1、2回から出ていってつぶしたい」と気合十分。11勝はすべてKO勝ちに「もちろん狙う」と力を込めた。

地元大阪でプロデビューし、上京して宮田ジムに移籍した。16年には全日本新人王も、18年に東洋太平洋シルバー王座挑戦に失敗し、ジムを離れた。「またやりたくなった」と昨年ジムを移籍。2戦目でビッグチャンスをつかんだ。

15歳から大工の仕事についた。普段は試合3日前から休むが、今回は12日間と初の長期休暇で決戦に備える。パンチのある相手に、パワー対策で重い階級を相手にスパーリングを積んできた。「下がらずにずっとプレッシャーをかけたい。上下に打ち分けて、ボディーも効かせて削っていく」つもりだ。「ボクシング人生を左右する試合」に決意がみなぎった。

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吉野修一郎、富岡樹ともに米国戦足がかりへ勝利誓う

インタビューを受ける吉野修一郎

ボクシング日本ライト級タイトルマッチの前日計量が12日に都内で行われた。13日に東京・後楽園ホールで、同級王者吉野修一郎(28=三迫)が同級1位富岡樹(22=REBOOT.IBA)の挑戦を受ける。ともにリミットの61・2キロでクリアした。

吉野は昨年10月にWBOアジア太平洋と東洋太平洋王座も、1回TKOで獲得した3冠王者。2人は以前には何度もスパーリングしたが「スピードあるが怖さはない。当たれば倒せる。KOは意識せず、コツコツ当てて嫌がらせれば」と自信を見せた。

11連勝中(9KO)で節目のV5戦となる。「勝つことで日本一であることを証明し、ここは卒業したい。勝って世界へ行きたい」とステップアップを期す。ライト級戦線は日本人には厚い壁だが「誰でもいいので、米国でやりたい。サムライと呼ばせたい」と意気込みを口にした。

富岡は17年にユース王者となり、タイトルは18年の東洋太平洋以来2度目の挑戦となる。「ほしいものが手に入る。クリスマス前の子供のような気持ち。ボクが一番楽しみ」と自信満々だった。吉野に対しては「強い王者だが、過大評価されている」と豪語した。

1月末から3階級制覇したホルヘ・リナレス(帝拳)と3日間スパーリングした。「もっと差があるかと思ったが、スピードは通用し、ひけはとらなかった。気持ちに自信を手に入れて怖いものはない」と笑み。「米国で試合するのが目標。日本王座は海外進出へのチケットになる」とあくまで強気だった。

日本王座初挑戦の富岡樹

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井上尚弥2年連続2冠 最優秀選手賞と年間最高試合

ドネアを破りWBSS優勝を果たした井上尚弥はアリ・トロフィーを掲げる(2019年11月7日撮影)

ボクシングの19年度年間表彰式が8日に都内で開催され、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、最優秀選手賞と年間最高試合で2年連続2冠となった。

ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝では2回TKOでIBF王座を獲得し、決勝では5階級制覇のWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)に判定勝ちでWBA王座を統一した。

最優秀選手は4人の候補がいたが、年間最高試合とも32票中27票を獲得した。いずれも2年連続3度目の受賞で、14年はKO賞と3冠で3度目の複数受賞となった。

技能賞は日本人初の4階級制覇を達成して初防衛した井岡一翔(30=Reason大貴)、殊勲賞はWBA世界ミドル級王座を奪回して初防衛した村田諒太(34=帝拳)が初受賞した。村田は2連続KOでKO賞も初受賞し、初の複数受賞となった。

この賞は日本ボクシングコミッション、日本プロボクシング協会、東京および関西運動記者クラブ・ボクシング分科会の主催、選考による。各賞の受賞者は以下の通り。

◆最優秀選手賞 井上尚弥(大橋)=2年連続3度目

◆技能賞 井岡一翔(Reason大貴)=初

◆殊勲賞 村田諒太(帝拳)=初

◆努力敢闘賞 永野祐樹(帝拳)=初

◆KO賞 村田諒太(帝拳)=初

◆新鋭賞 中谷潤人(M.T)=初

◆年間最高試合 WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一戦 井上尚弥(大橋)-ノニト・ドネア(フィリピン)

◆世界戦以外の最高試合 WBOアジア太平洋ウエルター級王座決定戦 矢田良太(グリーンツダ)-別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)=2年連続2度目

◆女子最高試合 WBC世界フライ級王座戦 藤岡奈穗子(竹原&畑山)-天海ツナミ

◆優秀選手賞 井岡一翔(Reason大貴)、井上尚弥(大橋)、岩佐亮佑(セレス)、京口紘人(ワタナベ)、田中恒成(畑中)、寺地拳四朗(BMB)、村田諒太(帝拳)

◆特別賞 河野公平(ワタナベ)、田口良一(ワタナベ)、福原辰弥(本田)、故三迫仁志(元日本プロボクシング協会会長)

◆優秀トレーナー賞 加藤健太(三迫)

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井上尚弥らボクシング最優秀選手賞候補 2・7発表

アリトロフィーを掲げる井上尚弥(2019年11月7日撮影

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が12日、都内で19年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。

最優秀選手賞候補はワールド・ボクシング・スーパーシリーズを制した井上尚弥(大橋)、日本人初の4階級制覇の井岡一翔(Reason大貴)、ミドル級王座奪回の村田諒太(帝拳)、唯一世界戦3勝の田中恒成(畑中)の4人。受賞者は2月7日に都内のホテルで発表、表彰される。他の各賞候補は次の通り。

◆技能賞 井岡、寺地拳四朗(BMB)、田中

◆殊勲賞 岩佐亮佑(セレス)、村田、井岡

◆KO賞 村田、寺地、栗原慶太(一力)、吉野修一郎(三迫)、勅使河原弘晶(輪島功一)

◆新鋭賞 重岡銀次朗(ワタナベ)、井上浩樹(大橋)、中谷潤人(M.T)

◆努力敢闘賞 野中悠樹(井岡弘樹)、渡部あきのり(角海老宝石)、永野祐樹(帝拳)、田中教仁(三迫)

◆年間最高試合 WBA&IBFバンタム級井上-ノニト・ドネア(フィリピン)、同井上-エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBOスーパーフライ級井岡-アストン・パリクテ(フィリピン)、WBAミドル級村田-ロブ・ブラント(米国)

◆世界戦以外の最高試合 日本ミドル級竹迫司登(ワールド)-加藤収二(中野サイトウ)、WBOアジア太平洋ウエルター級別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)-矢田良太(グリーンツダ)、日本ユース・バンタム級石井渡士也(REBOOT.IBA)-石川春樹(RK蒲田)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)、佐伯霞(真正)、吉田実代(EBISU K’s BOX)

◆女子最高試合 WBCフライ級藤岡菜穗子(竹原&畑山)-天海、WBOミニマム級佐伯-エリザベス・ロペス(メキシコ)、WBAアトム級モンセラッット・アラルコン(メキシコ)-宮尾綾香(ワタナベ)

バトラーに5回TKO勝利して初防衛を果たし、1本指を立てる村田諒太(2019年12月23日撮影)

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重岡銀次朗V1「怖さ知った」2回に鼓膜破れ拳負傷

WBOアジアパシフィックミニマム級タイトルマッチ 初防衛に成功し勝ち名乗りを受ける重岡(中央)(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBOアジア太平洋ミニマム級タイトルマッチ12回戦>31日◇東京・大田区総合体育館

同級王者重岡銀次朗(20=ワタナベ)が、5回KOで初防衛に成功した。WBA4位の同級11位レイ・ロリト(29=大成)を初回に左ストレートでダウンさせた。3回に反撃を浴びたが、5回に再び左で2度目のダウンを奪う。5回2分13秒KO勝ちした。

初回にダウンを奪ったが、2回には右鼓膜が破れ、左拳も痛めた。3回にはきれいに左ストレートを浴びて、プロ5戦目で初のピンチ。「効いた。痛かった。あらためてプロの怖さを知った。12回持つかと思った」という。

4回からセコンドの指示で「足を使ってポイントを取りにいった」。最後は左カウンターで10カウントに仕留めた。「シンプルにもらいすぎた。防御を頑張ります」と反省した。

フィリピン出身のロリトは17年にWBAで世界挑戦し、マイナー団体ながらライトフライ級で世界王座を獲得している。今回が40戦目で移籍初戦のベテラン。「ここまでの相手は雑魚とか言われていた。強い相手を倒せたことはよかった」。これでWBAで初の1ケタ世界ランク入りも確実になった。

試合後には今年プロ入りした兄優大(22)と熊本に帰郷する。13日には成人式を迎えるホープ。「まだまだ経験不足」と言うが「来年には世界挑戦したい。誰でもどこでも。記録はいいが、早くにとれるに越したことはない」と意気込んだ。

WBOアジアパシフィックミニマム級タイトルマッチ 1回、重岡(左)はレイ・ロリトを左フックでダウンさせる(撮影・山崎安昭)
重岡はロリトを破り両手を掲げる(撮影・足立雅史)

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三代大訓「首の皮1枚つながった」判定で4度目防衛

東洋太平洋スーパーフェザー級 木村に判定勝ちし防衛を果たした三代(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール

同級王者三代大訓(25=ワタナベ)が辛くも4度目の防衛に成功した。同級6位木村吉光(23=白井具志堅)の挑戦を受け、初回に右フックでダウンを奪った。2回以降は木村が先に攻め、三代が反撃する展開。途中の公開採点は4回で三代が2-1、8回では三代が3-0も1ポイント差の接戦。判定に持ち込まれると、これも1ポイント差の2-1の僅差で三代が勝利した。

木村は昨年4月にWBOアジア太平洋フェザー級王座挑戦に失敗していた。階級を上げて3連勝も、安定政権の三代が優位とされていた。「前から知っているし、そんなことはないと思っていた。油断したら負ける思っていた」と警戒していた。なんとか防衛に成功すると「首の皮1枚つながった。運がよかった」。インタビューでやっと笑みを見せたが「苦笑いです」と苦戦に反省しきりだった。

東洋太平洋スーパーフェザー級 10回、三代大訓(左)のパンチが木村吉光の顔面をとらえる(撮影・たえ見朱実)

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重岡優大「強かった」判定で世界ランカー下すも反省

重岡優大

<プロボクシング:48キロ契約6回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール

アマ5冠の重岡優大(22=ワタナベ)がプロ2戦目で世界ランカーを破った。同級でWBC7位、IBF10位の東洋太平洋王者リト・ダンテ(29=フィリピン)と対戦。初回から左アッパー、左右ボディーで試合を優位に進めた。バッティングでダンテは2回に右頭部をカットも、ガードを固めてタフネスぶりを見せた。重岡も5回に右目上をカットし、判定に持ち込まれた。60-54が1人、59-55が2人と、大差の3-0判定で勝利した。

重岡は拓大を中退して、10月にプロデビュー戦で2回TKO勝ちしたばかり。1カ月半の間隔で、3月に小浦翼(25=E&Jカシアス)から王座奪取した強敵を迎えた。KO狙いも「2、3発で倒れない人だと思った。強かった。プロの意地を見せられた」と勝利にも反省が口をついた。観客には「見飽きるような試合で申し訳ありません」と頭を下げた。

弟銀次朗(20=同)は、7月に4戦目でWBOアジア太平洋ミニマム級王座を獲得した。大みそかに初防衛戦を迎える。「どんどん伸びていくので、成長を見てください」と、兄弟で世界制圧へ向けてプロ元年を2連勝で終えた。

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尾川堅一「子供に約束していたのに」王座奪取ならず

試合後、ジョー・ノイナイ(右)と抱き合う尾川(撮影・鈴木正人)

<ボクシングWBOアジア太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

WBOアジア太平洋スーパーフェザー級1位尾川堅一(31=帝拳)の王座奪取はならなかった。V2戦となる同級王者ジョー・ノイナイ(24=フィリピン)に挑戦。両者がバッティングでまぶたをカットし、6回途中で王者が再びカットするとドクターストップ。負傷判定に持ち込まれたが、採点は三者三様の1-1で引き分けとなった。

2回にまずノイナイが左まぶた、3回に尾川が右まぶた、4回にはノイナイが左まぶたを新たにカットした。いずれも偶然のバッティングによるものだった。5回に再びバッティングでノイナイの傷が深くなり、ドクターストップで負傷判定に持ち込まれた。結果は1-1の引き分けで王者が防衛となり、ベルトは奪えなかった。

王者は3月に坂晃典(仲里)を2回KOで、王座を獲得した。7月には8連勝していた銅メダリスト清水聡(33=大橋)を7回TKOで初防衛していた。IBF3位、WBA4位、WBO10位と3団体で世界ランク入りしている尾川。実力者を相手に来年の世界再挑戦をアピールするつもりだった。

尾川は「2回から頭を振るように言われ、自分のペースになったと思った。カットは相手も切れて一緒だと。ただ、慎重になって、単発になった」と試合を振り返った。

17年にIBF同級王座を獲得も、薬物検査で陽性反応が出て無効試合となった。資格停止から再起後2連勝し、9月にIBF世界同級挑戦者決定戦が決まったが、相手が来日を拒んで方針変更して臨んだ一戦だった。「子供にベルト約束していたのに…」というと涙ぐんだ。再び岐路に立たされた。

3回、流血する尾川(撮影・鈴木正人)
2回、ノイナイ(左)とバッティングする尾川(撮影・鈴木正人)

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尾川堅一しゃれたKO宣言 来年世界再挑戦へ前哨戦

計量をクリアした尾川堅一(左)と王者ジョー・ノイナイ

ボクシングWBOアジア太平洋スーパーフェザー級1位尾川堅一(31=帝拳)が、来年世界再挑戦へ前哨戦KOを期した。7日の東京・後楽園ホールで挑戦を控え、6日に都内で前日計量があった。尾川はリミットより100グラム軽い58・8キロでクリアした。V2戦となる同級王者ジョー・ノイナイ(24=フィリピン)は1回目で約400グラムオーバーも、再計量はリミットでパスした。

尾川は試合展開を問われると「イニシャルで」とニヤリ。しゃれた「KO」宣言だった。再起後2連勝し、9月にIBF世界同級挑戦者決定戦が決まったが、相手が来日を拒んで方針変更した。「ちょっとやる気をなくしたが、スライドしたがチャンスをもらえた。すぐに切り替えた」。

王者は3月に坂晃典(仲里)を2回KOで、王座を獲得した。7月には8連勝していた銅メダリスト清水聡(33=大橋)を7回TKOで初防衛している実力者。「右ストレート気味のジャブとカウンターの左を気をつけて。スピードの差があるから大丈夫。調子もいいので自分のやることをやる」と自信を口にした。

IBF3位、WBA4位、WBO10位と3団体で世界ランク入りしている。来年2月には32歳になる。「選手生命はそう長くない。来年は一発勝負をかけたい。次につながる試合にする」と気合を込めた。

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