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京口紘人「王者が一枚上手」谷口将隆が大差判定負け

判定で、ビック・サルダール(手前)に敗れ肩を落とす谷口(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

ボクシングWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)が世界王座獲得に失敗した。

同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)のV1戦で世界初挑戦。王者に確実にポイントを奪われ、作戦のボディー攻撃も空転して、0-3の判定負けを喫した。ジムから5人目の世界王座獲得はならず。同期で一緒に入門した2階級制覇王者京口紘人(25)に、肩を並べることはできなかった。

▼同じジムの同期WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人のコメント 動きは悪くなかったが、王者が一枚上手。頑張ってきた同期。進退は本人が決めることだが、いずれチャンピオンになれる。

1回、サルダール(左)の左ストレートを浴びる谷口(撮影・中島郁夫)

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京口のような強引さと気迫が不足、王者捕まえきれず

12回が終わりサルダール(右)とは対照的に肩を落とす谷口(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

ボクシングWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)が世界王座獲得に失敗した。同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)のV1戦で世界初挑戦。王者の右ストレートでポイントを奪われ、中盤からボディー攻撃も単発で、0-3の判定負けを喫した。ジムから5人目の世界王座獲得はならず。同学年で一緒に入門した2階級制覇王者京口紘人(24)に、肩を並べることはできなかった。

   ◇   ◇   ◇   

谷口が倒し切れなかった試合と言っていい。序盤にスピードで上回った攻撃をみせ、7回には良いボディーを打ち込んでいた。

流れをつかむタイミングは多くあったのに、スタミナ切れした王者を捕まえきれなかった。素晴らしい左ボディーアッパーなど技術面の高さ、そして実力と素質も見せた内容だっただけに、もったいない結果だった。

谷口は日本、東洋太平洋の両王座挑戦時にも僅差で敗れている。この世界初挑戦も判定のポイント差ほど離れた試合ではなかった。ほぼ僅差の負けだろう。不足しているのは、2階級制覇王者で同門の京口のような強引さ、気迫なのではないか。師匠の渡辺会長ら関係者が頑張ってセッティングしてくれた初めての世界舞台なのだから、必ず好機はつかまないといけない。この経験を次に生かし、支えてくれている周囲に恩返ししてほしいと願う。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者・大橋秀行)

10回、パンチを放つ谷口(撮影・横山健太)

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京口と同期入門の谷口将隆は初王座逃す/世界戦詳細

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

2階級制覇王者の京口紘人(24)と同期入門のWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)は同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)に判定で敗れ初の世界王座獲得に失敗した。

谷口将隆「世界チャンピオンは強かった。引き出しの差。向こうが上手だった。僕にはまだ早かった。挫折を経験して、もっと遠回りしろということ。」

サルダール「とても幸せ。全て計画通りだった。ボディーを狙ってくるのは分かっていた。脅威は感じなかった。」

谷口将隆判定(0ー3)サルダール

【1回】お互い距離を測り様子を見る。谷口が左で圧力をかける。2分すぎに谷口の左ボディさく烈。3発のボディで序盤から仕留めにかかる。

1回、サルダール(左)に左ストレートを放つ谷口(撮影・中島郁夫)

1回、パンチを放つ谷口(撮影・横山健太)

【2回】王者サルダールは様子を見る。谷口は変化をつけながら左ジャブを繰り出す。王者サルダールの右がヒット。

【3回】お互いに前へ出る。谷口が左ボディも王者サルダールも上手く返す。サルダールの手数は減る。

【4回】王者サルダールの反応が早い。谷口の左に上手く対応。左の相打ち。サルダールは距離を掴みカウンター狙いか。

【5回】お互いに再び距離をつめる。谷口のワンツー。谷口がスリップ。サルダールは谷口の打ち終わりを狙う。サルダールの手数が増える。谷口の右フック。

【6回】谷口が泥臭く前へ出てボディ狙う。王者サルダールも返していく。サルダールは様々なレンジから右を狙う。谷口の左ボディさく烈。

【7回】谷口が得意の距離で左ボディー。サルダール陣営はKO狙いか。谷口の強引さにサルダールは嫌がる。左ボディー連発。サルダールの足が落ちてくる。

7回、サルダール(左)に左ストレートを放つ谷口(撮影・中島郁夫)

【8回】谷口陣営はボディー強調。サルダールの右を警戒し谷口は距離を詰める。サルダールは足で支配。

【9回】谷口は変わらず距離を詰める。谷口の左。サルダールのカウンターも怖さ見せる。サルダールは谷口の動きを読み始めたか。谷口は変化をつけ左アッパー。終盤に谷口がカウンターの左。

9回、サルダール(左)に左ストレートを浴びる谷口(撮影・中島郁夫)

【10回】谷口が序盤からプレッシャーをかける。谷口の右。サルダールはリーチの長さを生かし独特の距離感。サルダールの右ボディ。谷口は手数が欲しいところ。

【11回】まず谷口から左。谷口はもう1歩欲しいところ。サルダールは足を使い距離を詰めさせない。谷口が強引に左。サルダールは判定にシフトチェンジか。谷口がワンツー。

【12回】谷口が強引に詰めにかかる。サルダールのワンツー。サルダールは距離をとる。谷口が決死の左。勝敗は判定へ。サルダールは手を上げる。

12回、ビック・サルダール(左)のパンチを浴びる谷口(撮影・中島郁夫)

12回が終わりサルダール(右)とは対照的に肩を落とす谷口(撮影・中島郁夫)

判定の末、ビック・サルダール(手前)に敗れ肩を落とす谷口(撮影・横山健太)

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初防衛サルダールは試合巧者「6回から勝利を確信」

判定の末、ビック・サルダール(手前)に敗れ肩を落とす谷口(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

ボクシングWBO世界ミニマム級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)がV1戦で世界初挑戦の同級2位谷口将隆(25=ワタナベ)を3-0の判定勝ちで下し初防衛を果たした。

王者サルダールが巧みな試合運びで初防衛に成功した。谷口を「いいボクサー」と認めつつも、「6回ぐらいから勝利を確信した。すべて自分の戦略通りにできた」と満足そうに振り返った。今後のプランは未定「今はとにかく家族と休み、できるだけ長く防衛していきたい」と話した。

1回、サルダール(左)の左ストレートを浴びる谷口(撮影・中島郁夫)

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谷口将隆、新年号で王座獲得へ「もう1回やり直す」

試合を振り返る谷口(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

ボクシングWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)が世界王座獲得に失敗した。

同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)のV1戦で世界初挑戦。王者に確実にポイントを奪われ、作戦のボディー攻撃も空転して、0-3の判定負けを喫した。ジムから5人目の世界王座獲得はならず。同期で一緒に入門した2階級制覇王者京口紘人(24)に、肩を並べることはできなかった。

   ◇   ◇   ◇   

谷口の完敗だった。ジャッジ2人は6ポイント、1人は8ポイントの大差がついた。「はぐらかされた。引き出しは向こうが多くて強く、まだ甘かった」。控室に戻るとがっくり肩を落とした。

王者は15年の世界初挑戦で田中のボディーに逆転負けした。谷口も弱点と見て接近戦で消耗させる作戦だった。右ストレートに距離を詰めらず、中盤接近戦に持ち込むも有効打も奪えず。逆に距離が空くとカウンターを浴びた。「距離が遠かった。1歩の踏み込みが足りず、当ててもリターンされ」と脱帽した。

また壁を打ち破れなかった。小3から野球は補欠、小6から極真空手では女子に蹴られた。中2からボクシングを始めるも中高ではパッとせず。龍谷大で国体準優勝2度と優勝できなかった。プロでも日本、東洋太平洋の王座挑戦はいずれも判定負け。ようやくつかんだ世界初挑戦も、また1番になれなかった。

国内では今年最初で、4月までは唯一の世界初挑戦。勝てば平成最後の新王者となるはずだった。「完敗は男として認められない。自分がやれると信じている。もう1回やり直す」。新たな年号の時代で今度こそ頂点へ出直す。【河合香】

10回、パンチを放つ谷口(撮影・横山健太)

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谷口将隆が王座奪取ならず、サルダールに判定負け

7回、サルダール(左)に左ストレートを放つ谷口(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール

WBO世界ミニマム級2位谷口将隆(25=ワタナベ)が王座獲得に失敗した。同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)のV1戦で世界初挑戦。右の強打を相手に3-0判定で敗戦を喫し、ジムから5人目の世界王者誕生はならなかった。

日本の男子世界王者は7人のままとなった。

1回、パンチを放つ谷口(撮影・横山健太)

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谷口将隆は余裕「おしゃれに」ジーンズ柄のパンツ

計量をパスしポーズを決める挑戦者の谷口(撮影・横山健太)

ボクシングWBO世界ミニマム級タイトルマッチの前日計量が25日に都内で行われた。世界初挑戦の同級2位谷口将隆(25=ワタナベ)は47・5キロ、初防衛戦の同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)はリミットの47・6キロでクリアした。試合は26日に東京・後楽園ホールでゴング。

谷口は「今回はおしゃれにいこうと思って」と、前日にアマゾンで即日配送で購入した2000円のジーンズ柄のパンツだった。初めての行事の連続にも「緊張もあまりなく、楽しかった」と余裕があった。

同期で一緒に入門した京口は、1年3カ月の8戦目で王座に就き、すでに2階級制覇した。谷口は3年で14戦目になる。「ずっと背中を追って、遠回りはしたが、いいタイミング」と前向きに捉える。「技術に気持ちと破壊力も見せたい。計量の第1関門をクリアし、あとは本丸のサラダールを倒すだけ」と王座奪取を誓った。

計量をパスしポーズを決める挑戦者の谷口(右)と王者のサルダール(撮影・横山健太)

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谷口の相手王者サルダールが来日「進化した姿を」

来日してジムに直行で公開練習した王者ビック・サルダール

ボクシングWBO世界ミニマム級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)が23日に来日し、都内のジム直行で公開練習した。

26日に東京・後楽園ホールで同級2位谷口(ワタナベ)の世界初挑戦を受ける。3度目の来日。「2月の日本は寒いから」と4泊5日の短期滞在と抜かりない。昨年7月の王座獲得以来のV1戦に「時間がたっぷりあり、十分練習してきた。左(サウスポー)には5戦全勝と得意。進化した姿を見せ、まだまだ防衛する」と自信を見せた。

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山中竜也が引退表明 トレーナーなど第2の人生模索

急性硬膜下血腫のため引退を表明した前WBO世界ミニマム級王者山中竜也(撮影・加藤裕一)

ボクシングの元WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が8月31日、神戸市内で会見し、引退を表明した。

7月13日の2度目の防衛戦で判定負け後に頭痛を訴えて病院に緊急搬送され、急性硬膜下血腫と診断された。日本ボクシングコミッションの規則で頭蓋内出血の場合はライセンスを失効するため、無念の引退。「最初は自分のことじゃないような気持ちでした。今後についてはまだ全然考えてません」。トレーナーなども含め第2の人生を探していく。

急性硬膜下血腫のため引退を表明した前WBO世界ミニマム級王者山中竜也(左)と真正ジムの山下正人会長(撮影・加藤裕一)

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山中竜也が引退表明 今後の事は「全然考えてない」

急性硬膜下血腫のため引退を表明した前WBO世界ミニマム級王者山中竜也(撮影・加藤裕一)

ボクシングの元WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が31日、神戸市内で会見を行い、引退を表明した。7月13日の2度目の防衛戦で判定負けした後、会場を去り際に頭痛を訴えて同市内の病院に緊急搬送され、急性硬膜下血腫の診断を受けた。日本ボクシングコミッション(JBC)の規則で頭蓋内出血をした者はライセンスを失効することが定められており、引退を余儀なくされた。

山中は「最初は自分のことじゃないような気持ちでした。病名は聞いたことがあって“そういえば、先輩にそれで引退した人がいた”と思い、自分もそうなるのかなあと考えました」という。ボクシング歴12年でプロ生活6年。中卒のたたき上げで、同ジムの山下正人会長が「本当に努力の男。これからの選手に見習ってほしい」と評する男が突然、思わぬ形でキャリアを断たれることになった。

「これからのことはまだ全然考えてなくて。白紙? はい、そうです。でも、いつまでもブラブラしてたらあかんと思うので…」。ボクシングを始めるきっかけになった人気漫画「はじめの一歩」では、くしくも主人公の幕之幕一歩がパンチドランカーの症状を訴え、トレーナーの道を歩み出している。「ねえ、そうなんです」と苦笑いする山中だが、今後はトレーナーなどの選択肢も含めて、第2の人生を模索していく。

急性硬膜下血腫のため引退を表明した前WBO世界ミニマム級王者山中竜也(左)と真正ジムの山下正人会長(撮影・加藤裕一)

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ジム先輩の長谷川穂積、山中は「ダウンまでは完璧」

がっくりと肩を落とし引き揚げる山中(左)(撮影・渦原淳)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が0-3の12回判定負けで、2度目の防衛を逃した。同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)の右ストレートで7回にダウンを喫し、終盤は約15キロの減量の影響で両脚がつった。

 山中のジムの先輩で元世界3階級王者長谷川穂積氏(37)は、テレビ解説として山中の敗戦を見届けた。「接近戦がはまっていたし、ダウンまでは完璧な戦い方」と話し「(ダウンが)有利になった瞬間だったかもしれない」。後輩に長期防衛を期待していただけに、無念さを隠さなかった。

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山中竜也1発で沈む 階級上げた再挑戦も視野に

7回、サンダール(右)の右パンチが山中の顔面にヒット(撮影・白石智彦)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が0-3の12回判定負けで、2度目の防衛を逃した。同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)の右ストレートで7回にダウンを喫し、終盤は約15キロの減量の影響で両脚がつった。流血しながら意地を見せたが、ライトフライ級への転向を含めて、今後のプランは再考することになる。中卒から、たたき上げの男が大きな壁にぶち当たった。

 快調だったはずの山中が、1発の右ストレートで沈んだ。徐々に距離を詰め、戦略通りに進んでいた7回。サルダールのワンツーをあごに受け「かなり効きました」。起き上がると、今度は両脚がつった。言うことを聞かない体に加え、終盤には左まぶた付近から流血。懸命に立ち向かったが「向こうが勝ったと思いました」と覚悟を持ち、12回終了のゴングを聞いた。

 順調に見えた減量にも落とし穴があった。山下会長は「減量やね」とつった両脚について分析。3月の初防衛以降、祝いの場が増え、山中の体重は62キロ台に達した。47・6キロのリミットまでは約15キロ。最近の世界戦では体重超過が度々問題となっており、王者として「怖いのは怖い。計量失敗する夢を見ることもある」と、その不安は増した。

 減量期間中は神戸市内の自宅に母理恵さん(47)が訪れ、減量食を用意。前日計量では100グラムアンダーでパスし「体調はいいです」と笑った。この日はママチャリで会場入りし、普段通りかと思われた流れだったが、足をすくわれた。

 ベルトを失った控室では、額に巻いた白のタオルを血でにじませながら「その時(ダウン)だけ(ガードを)開いてしまった」とポツリ。それでも「これで終わるつもりはない」と言い切った。山下会長は「本人と話して決める」とし、ライトフライ級転向も含めて、今後のプランを再考する。中学卒業後からボクシングに打ち込む理由を「好きだから。漫画(はじめの一歩)を読んで、長谷川(穂積)さんを見てのめり込んだ」と言い切る男。立ち止まるのは、まだ早い。【松本航】

7回、サンダール(右)の右パンチが顔面にヒットしダウンする山中(撮影・白石智彦)

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大流血陥落の山中竜也が再挑戦意欲、階級上げも視野

山下会長とがっくり引き上げる山中(左)(撮影・渦原淳)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館

 王者山中竜也(23=真正)が判定0-3で挑戦者の同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)に敗れ、2度目の防衛に失敗し王座から陥落した。

 立ち上がりから手数で圧倒された山中は7回、ワンツーから右ストレートを食らい、ダウンを奪われる。さらに左右両目上を偶然のバッティングでカット。最終12回は、左目上からの大流血も影響し、最後の挽回も及ばなかった。判定は115-112、116-111、117-110と最大7ポイント差で3人とも挑戦者を支持。山中は「ガードを上げていたけど、ダウンの場面だけ空いていた。相手のパンチ力は思っていた通り。接近戦でなかなか手が出なかった」と振り返った。「これで終わるつもりはない」と再挑戦に意欲。今後は階級を上げることも視野に入れる。

7回 ビック・サンダールの右パンチでダウンした山中竜也(撮影・白石智彦)

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流血山中竜也、判定負け防衛ならず/ボクシング詳細

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が、同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)に判定負け(0-3)し、2度目の防衛はならなかった。

◆WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦

王者山中竜也(23=真正)判定同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)

7回、サンドール(右)の右ストレートでダウンする山中(撮影・白石智彦)

【1回】1分すぎ、両者一瞬激しい打ち合いを見せたが、その後は様子見。サルダールはノーモーションから速い左ジャブ。山中もジャブに左をカウンター気味に合わせる

【2回】1分20秒すぎ、山中の左ジャブが顔面にヒット。2分すぎ山中の右左の連続ボディーがヒット。サルダールはボディーを嫌がるそぶりも

【3回】1分40秒すぎ、山中は接近戦から左ボディーを連打。2分20秒すぎには山中の右ボディーがヒット

【4回】序盤はお互い距離を取りながら様子をみる。1分40秒すぎ、接近戦から山中の左ボディーがダブルでヒット。2分50秒すぎ、ガードが下がってきたサルダールに山中の右ストレートが顔面をとらえる

【5回】20秒すぎ、山中は右、左、左とボディーをヒットさせる。2分20秒すぎ、サルダールの左ジャブが山中の顔面にヒット。2分40秒すぎにはサルダールの右ボディーがヒット

【6回】1分すぎ、山中は相手の右ボディーにカウンター気味に左ボディーを合わせる。2分すぎ接近戦となり2分30秒すぎに左ボディーの連打。相手も必死のガード

【7回】2分10秒すぎ、サルダールの左ジャブから強烈な右ストレートを顔面にもらった山中はダウン。山中は足元がフラフラになりながらも何とかゴングに救われる

【8回】サルダールは山中を仕留めに入るがなかなかヒットせず。山中はフットワークを使いながら距離をとって体力回復を図る

【9回】40秒すぎ、山中の上から回した右フックが相手の顔面にヒット。2分すぎ、サルダールの右フックが山中の顔面をとらえる

【10回】序盤から山中の左ボディー、右ボディーからのアッパーがヒット。1分40秒すぎ、山中の右ストレートが顔面にクリーンヒット。2分すぎにも山中の右ストレートがヒット。スリップとなったが、相手の足元もフラつきマットに手をつく

【11回】1分40秒すぎ、山中は右ストレートをボディーにヒットさせる。2分すぎ、山中の左ジャブが顔面をヒット。山中はバッティングで左まぶたを切り出血

【12回】山中は顔面血まみれになりながらも2分30秒すぎ、右ストレートを相手の顔面にヒットさせる。相手も2分40秒すぎに右ストレートを山中の顔面にヒットさせる

【判定】115-112、116-111、117-110の0-3。山中は判定負けで防衛ならず

7回、サンドール(右)の右パンチが山中の顔面にヒット(撮影・白石智彦)

世界ミニマム級タイトルマッチ 3回 ビック・サルダール(右手前)の左脇に右パンチを浴びせる山中竜也(左奥)(撮影・白石智彦)

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新王者サルダール「すぐにでも」山中との再戦歓迎

新王座のサルダール(右から2人目)(撮影・渦原淳)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ>◇13日◇神戸中央体育館

 WBO世界ミニマム級タイトルマッチで王者山中竜也(23=真正)を倒し、新王者となったビック・サルダール(27=フィリピン)が、喜びをかみしめた。3-0の判定勝ち。7回に右ストレートでダウンを奪い、一気に攻勢をかけた。「勝てたことは神に感謝したい。山中を倒したことは大きい」と笑みがこぼれた。

 ダウンを奪った強烈な右ストレートは「練習していた1つ。うまくハマってくれた」と納得顔。山中については「強いパンチだったけど、自分は彼より強かった。頭のいい王者だったので、引くところといくところを使い分けた」と話した。

 12回まで戦っての勝利もプラン通り。「日本はジャッジがフェアだから攻撃的にいこうと思っていた。ダウンさせた後のビジョンも、その通りにできた」という。今後については「(真正の)山下会長には感謝しているので、リターンマッチをやってもいい。フィリピンでも日本でもどこでも。すぐにでも問題ない」と歓迎した。

7回、打ち合うビック・サルダール(左)と山中竜也(撮影・渦原淳)

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山中竜也が2度目防衛に失敗、サルダールに判定負け

7回、サンドール(右)の右ストレートでダウンする山中(撮影・白石智彦)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が2度目の防衛に失敗した。同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)と12回フルラウンドを戦い、0-3の判定負けを喫した。序盤は押し気味だったが、中盤7回2分過ぎに強烈な右ストレートを顔面に食らいダウン。それでも王者の意地で盛り返し、終盤は相手をふらつかせる場面もあったが、劣勢を跳ね返すことはできなかった。

 山中は昨年8月に当時の王者・福原辰弥を判定で破り同級王座を獲得。今年3月にカジェロス(メキシコ)を下し初防衛に成功していた。戦績は16勝3敗5KO。

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チリンチリン!王者山中竜也が本当にチャリで来た

自転車で会場入りした山中竜也(撮影・渦原淳)

 宣言通りの“ママチャリ出陣”だ! ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が13日、2度目の防衛戦に向けてママチャリで会場入りした。同日夜に同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)とタイトルマッチを戦う。

 午後4時38分に会場の神戸市立中央体育館に現れた山中は、リュックサックの1つを前かごに乗せ、もう1つは背負って、1人で正面玄関に向かって自転車をこいだ。“愛車”から降りると、報道陣や居合わせたファンに「こんにちは!」とあいさつした。

 前日12日には「明日はチャリで行きます。普通でしょう、近いんで」とさも当然のようにニッコリ。神戸市兵庫区の自宅から会場は、自転車で約10分の距離だという。ママチャリは1~2年前に購入し、自慢は「(6段の)変速機付きなんです」。現役世界王者の自転車での会場入りは極めて珍しいが、山中は普段通りの自然体で決戦に備える。

自転車で会場入りした山中竜也(撮影・渦原淳)

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山中竜也、愛車「カマキリハンドル」で防衛戦出陣

計量をパスしたサルダール(左)と山中(撮影・加藤哉)

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が今日13日、2度目の防衛戦を迎える。12日は同級3位サルダールと、神戸市内のホテルで前日計量。100グラムアンダーの47・5キロだった山中は「体調はいいです」と笑顔を見せ、47・4キロの挑戦者とともに一発でクリアした。

 庶民派を貫く山中は「明日はチャリで行きます。近いんで」。世界王者となって初めての“ママチャリ出陣”を、平然と明かした。神戸市兵庫区の自宅から会場までは自転車で約10分。ベルトは関係者が持参し、前かごにのせることこそないが、世界王者としては異例の会場入りだ。愛車は「カマキリハンドル」で自慢の6段変速ギア。道中の坂道も問題ないという。

 ピークから約15キロの減量を終え、母理恵さんの鍋料理を食して臨む決戦。「相手も元気そうで、全力で来る。しっかり対応したい」。挑戦者の気迫も、ギア全開でのみ込む。【松本航】

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山中竜也、計量一発クリア「気持ちで負けないよう」

計量をパスしサルダール(左)と2ショットで記念写真に納まる山中(撮影・加藤哉)

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が12日、2度目の防衛戦に向けて神戸市内のホテルで前日計量に臨んだ。13日に神戸市立中央体育館で同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)と対戦。リミット47・6キロに対し、山中は47・5キロ、サルダールは47・4キロで一発クリアとなった。

 経口補水液をゆっくりと飲み、口を開いた山中は「とりあえずこれで、しっかりと試合ができる。少しホッとしました」とニッコリ。MAX62キロだった体重を、約15キロ落としたが「体調はいいです」と、不安はなさそうだ。

 試合前日はこれまで通り母特製の鍋料理、あんこときな粉のおはぎなどを食する予定といい「(3月の初防衛戦の)カジェロス戦より厳しくなると思う。気持ちで負けないようにしたい」と気を引き締めた。

 一方、ピンク髪のサルダールは計量後、ゆで卵、バナナ、チョコレートなどを食べた。ディナーは鶏料理を予定。無事に計量をクリアし「食べられるから幸せだ。明日は必ず勝ちます」とベルト奪取を誓った。

計量をパスし頭を下げるサルダール(左)に一礼する山中(撮影・加藤哉)
計量を1発でパスした山中、左から2人目はサルダール(撮影・加藤哉)
計量を終え散髪した頭を触りながら記者と話す山中(撮影・加藤哉)

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山中竜也、挑発にペコリ紳士対応「僕が勝ちたい」

調印式を終え、写真に納まる山中(左)とサンダール(撮影・奥田泰也)

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が紳士的対応で、挑戦者からの挑発をスルーした。11日、神戸市内で行われた調印式と記者会見に出席。13日の2度目の防衛戦で激突する同級3位サルダールと顔を合わせた。

 壇上で相手陣営から「勝って再戦のチャンスを与えたい」と仕向けられた。これには怒り…かと思われた山中だが、写真撮影ではサルダールにペコリと頭を下げ、両手を差し出して握手。苦笑いで「しっかり(今回の)1回目で僕が勝ちたい」と誓った。ピーク時62キロの体重は、計量前日で200グラムオーバーの47・8キロと順調。「ビッグパンチをもらわない距離」を意識し、ピンク髪の挑戦者に格の違いを見せつける。

 勝敗に関係なく、今回の収益の一部を西日本豪雨の被災地に寄付する予定。勝てば山中が直接被災地を訪問するという。「僕はボクシングしかできない。戦う姿を見てもらいたい」。穏やかな王者は、リングの上で熱くなる。【松本航】

調印式後、にらみあう山中(左)とサンダール(撮影・奥田泰也)
調印式後、笑顔で握手を交わす山中(左)とサンダール(撮影・奥田泰也)

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