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山中竜也が引退表明 トレーナーなど第2の人生模索

急性硬膜下血腫のため引退を表明した前WBO世界ミニマム級王者山中竜也(撮影・加藤裕一)

ボクシングの元WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が8月31日、神戸市内で会見し、引退を表明した。

7月13日の2度目の防衛戦で判定負け後に頭痛を訴えて病院に緊急搬送され、急性硬膜下血腫と診断された。日本ボクシングコミッションの規則で頭蓋内出血の場合はライセンスを失効するため、無念の引退。「最初は自分のことじゃないような気持ちでした。今後についてはまだ全然考えてません」。トレーナーなども含め第2の人生を探していく。

急性硬膜下血腫のため引退を表明した前WBO世界ミニマム級王者山中竜也(左)と真正ジムの山下正人会長(撮影・加藤裕一)

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山中竜也が引退表明 今後の事は「全然考えてない」

急性硬膜下血腫のため引退を表明した前WBO世界ミニマム級王者山中竜也(撮影・加藤裕一)

ボクシングの元WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が31日、神戸市内で会見を行い、引退を表明した。7月13日の2度目の防衛戦で判定負けした後、会場を去り際に頭痛を訴えて同市内の病院に緊急搬送され、急性硬膜下血腫の診断を受けた。日本ボクシングコミッション(JBC)の規則で頭蓋内出血をした者はライセンスを失効することが定められており、引退を余儀なくされた。

山中は「最初は自分のことじゃないような気持ちでした。病名は聞いたことがあって“そういえば、先輩にそれで引退した人がいた”と思い、自分もそうなるのかなあと考えました」という。ボクシング歴12年でプロ生活6年。中卒のたたき上げで、同ジムの山下正人会長が「本当に努力の男。これからの選手に見習ってほしい」と評する男が突然、思わぬ形でキャリアを断たれることになった。

「これからのことはまだ全然考えてなくて。白紙? はい、そうです。でも、いつまでもブラブラしてたらあかんと思うので…」。ボクシングを始めるきっかけになった人気漫画「はじめの一歩」では、くしくも主人公の幕之幕一歩がパンチドランカーの症状を訴え、トレーナーの道を歩み出している。「ねえ、そうなんです」と苦笑いする山中だが、今後はトレーナーなどの選択肢も含めて、第2の人生を模索していく。

急性硬膜下血腫のため引退を表明した前WBO世界ミニマム級王者山中竜也(左)と真正ジムの山下正人会長(撮影・加藤裕一)

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ジム先輩の長谷川穂積、山中は「ダウンまでは完璧」

がっくりと肩を落とし引き揚げる山中(左)(撮影・渦原淳)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が0-3の12回判定負けで、2度目の防衛を逃した。同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)の右ストレートで7回にダウンを喫し、終盤は約15キロの減量の影響で両脚がつった。

 山中のジムの先輩で元世界3階級王者長谷川穂積氏(37)は、テレビ解説として山中の敗戦を見届けた。「接近戦がはまっていたし、ダウンまでは完璧な戦い方」と話し「(ダウンが)有利になった瞬間だったかもしれない」。後輩に長期防衛を期待していただけに、無念さを隠さなかった。

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山中竜也1発で沈む 階級上げた再挑戦も視野に

7回、サンダール(右)の右パンチが山中の顔面にヒット(撮影・白石智彦)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が0-3の12回判定負けで、2度目の防衛を逃した。同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)の右ストレートで7回にダウンを喫し、終盤は約15キロの減量の影響で両脚がつった。流血しながら意地を見せたが、ライトフライ級への転向を含めて、今後のプランは再考することになる。中卒から、たたき上げの男が大きな壁にぶち当たった。

 快調だったはずの山中が、1発の右ストレートで沈んだ。徐々に距離を詰め、戦略通りに進んでいた7回。サルダールのワンツーをあごに受け「かなり効きました」。起き上がると、今度は両脚がつった。言うことを聞かない体に加え、終盤には左まぶた付近から流血。懸命に立ち向かったが「向こうが勝ったと思いました」と覚悟を持ち、12回終了のゴングを聞いた。

 順調に見えた減量にも落とし穴があった。山下会長は「減量やね」とつった両脚について分析。3月の初防衛以降、祝いの場が増え、山中の体重は62キロ台に達した。47・6キロのリミットまでは約15キロ。最近の世界戦では体重超過が度々問題となっており、王者として「怖いのは怖い。計量失敗する夢を見ることもある」と、その不安は増した。

 減量期間中は神戸市内の自宅に母理恵さん(47)が訪れ、減量食を用意。前日計量では100グラムアンダーでパスし「体調はいいです」と笑った。この日はママチャリで会場入りし、普段通りかと思われた流れだったが、足をすくわれた。

 ベルトを失った控室では、額に巻いた白のタオルを血でにじませながら「その時(ダウン)だけ(ガードを)開いてしまった」とポツリ。それでも「これで終わるつもりはない」と言い切った。山下会長は「本人と話して決める」とし、ライトフライ級転向も含めて、今後のプランを再考する。中学卒業後からボクシングに打ち込む理由を「好きだから。漫画(はじめの一歩)を読んで、長谷川(穂積)さんを見てのめり込んだ」と言い切る男。立ち止まるのは、まだ早い。【松本航】

7回、サンダール(右)の右パンチが顔面にヒットしダウンする山中(撮影・白石智彦)

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大流血陥落の山中竜也が再挑戦意欲、階級上げも視野

山下会長とがっくり引き上げる山中(左)(撮影・渦原淳)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館

 王者山中竜也(23=真正)が判定0-3で挑戦者の同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)に敗れ、2度目の防衛に失敗し王座から陥落した。

 立ち上がりから手数で圧倒された山中は7回、ワンツーから右ストレートを食らい、ダウンを奪われる。さらに左右両目上を偶然のバッティングでカット。最終12回は、左目上からの大流血も影響し、最後の挽回も及ばなかった。判定は115-112、116-111、117-110と最大7ポイント差で3人とも挑戦者を支持。山中は「ガードを上げていたけど、ダウンの場面だけ空いていた。相手のパンチ力は思っていた通り。接近戦でなかなか手が出なかった」と振り返った。「これで終わるつもりはない」と再挑戦に意欲。今後は階級を上げることも視野に入れる。

7回 ビック・サンダールの右パンチでダウンした山中竜也(撮影・白石智彦)

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流血山中竜也、判定負け防衛ならず/ボクシング詳細

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が、同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)に判定負け(0-3)し、2度目の防衛はならなかった。

◆WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦

王者山中竜也(23=真正)判定同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)

7回、サンドール(右)の右ストレートでダウンする山中(撮影・白石智彦)

【1回】1分すぎ、両者一瞬激しい打ち合いを見せたが、その後は様子見。サルダールはノーモーションから速い左ジャブ。山中もジャブに左をカウンター気味に合わせる

【2回】1分20秒すぎ、山中の左ジャブが顔面にヒット。2分すぎ山中の右左の連続ボディーがヒット。サルダールはボディーを嫌がるそぶりも

【3回】1分40秒すぎ、山中は接近戦から左ボディーを連打。2分20秒すぎには山中の右ボディーがヒット

【4回】序盤はお互い距離を取りながら様子をみる。1分40秒すぎ、接近戦から山中の左ボディーがダブルでヒット。2分50秒すぎ、ガードが下がってきたサルダールに山中の右ストレートが顔面をとらえる

【5回】20秒すぎ、山中は右、左、左とボディーをヒットさせる。2分20秒すぎ、サルダールの左ジャブが山中の顔面にヒット。2分40秒すぎにはサルダールの右ボディーがヒット

【6回】1分すぎ、山中は相手の右ボディーにカウンター気味に左ボディーを合わせる。2分すぎ接近戦となり2分30秒すぎに左ボディーの連打。相手も必死のガード

【7回】2分10秒すぎ、サルダールの左ジャブから強烈な右ストレートを顔面にもらった山中はダウン。山中は足元がフラフラになりながらも何とかゴングに救われる

【8回】サルダールは山中を仕留めに入るがなかなかヒットせず。山中はフットワークを使いながら距離をとって体力回復を図る

【9回】40秒すぎ、山中の上から回した右フックが相手の顔面にヒット。2分すぎ、サルダールの右フックが山中の顔面をとらえる

【10回】序盤から山中の左ボディー、右ボディーからのアッパーがヒット。1分40秒すぎ、山中の右ストレートが顔面にクリーンヒット。2分すぎにも山中の右ストレートがヒット。スリップとなったが、相手の足元もフラつきマットに手をつく

【11回】1分40秒すぎ、山中は右ストレートをボディーにヒットさせる。2分すぎ、山中の左ジャブが顔面をヒット。山中はバッティングで左まぶたを切り出血

【12回】山中は顔面血まみれになりながらも2分30秒すぎ、右ストレートを相手の顔面にヒットさせる。相手も2分40秒すぎに右ストレートを山中の顔面にヒットさせる

【判定】115-112、116-111、117-110の0-3。山中は判定負けで防衛ならず

7回、サンドール(右)の右パンチが山中の顔面にヒット(撮影・白石智彦)

世界ミニマム級タイトルマッチ 3回 ビック・サルダール(右手前)の左脇に右パンチを浴びせる山中竜也(左奥)(撮影・白石智彦)

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新王者サルダール「すぐにでも」山中との再戦歓迎

新王座のサルダール(右から2人目)(撮影・渦原淳)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ>◇13日◇神戸中央体育館

 WBO世界ミニマム級タイトルマッチで王者山中竜也(23=真正)を倒し、新王者となったビック・サルダール(27=フィリピン)が、喜びをかみしめた。3-0の判定勝ち。7回に右ストレートでダウンを奪い、一気に攻勢をかけた。「勝てたことは神に感謝したい。山中を倒したことは大きい」と笑みがこぼれた。

 ダウンを奪った強烈な右ストレートは「練習していた1つ。うまくハマってくれた」と納得顔。山中については「強いパンチだったけど、自分は彼より強かった。頭のいい王者だったので、引くところといくところを使い分けた」と話した。

 12回まで戦っての勝利もプラン通り。「日本はジャッジがフェアだから攻撃的にいこうと思っていた。ダウンさせた後のビジョンも、その通りにできた」という。今後については「(真正の)山下会長には感謝しているので、リターンマッチをやってもいい。フィリピンでも日本でもどこでも。すぐにでも問題ない」と歓迎した。

7回、打ち合うビック・サルダール(左)と山中竜也(撮影・渦原淳)

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山中竜也が2度目防衛に失敗、サルダールに判定負け

7回、サンドール(右)の右ストレートでダウンする山中(撮影・白石智彦)

<プロボクシング:WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇神戸市立中央体育館

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が2度目の防衛に失敗した。同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)と12回フルラウンドを戦い、0-3の判定負けを喫した。序盤は押し気味だったが、中盤7回2分過ぎに強烈な右ストレートを顔面に食らいダウン。それでも王者の意地で盛り返し、終盤は相手をふらつかせる場面もあったが、劣勢を跳ね返すことはできなかった。

 山中は昨年8月に当時の王者・福原辰弥を判定で破り同級王座を獲得。今年3月にカジェロス(メキシコ)を下し初防衛に成功していた。戦績は16勝3敗5KO。

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チリンチリン!王者山中竜也が本当にチャリで来た

自転車で会場入りした山中竜也(撮影・渦原淳)

 宣言通りの“ママチャリ出陣”だ! ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が13日、2度目の防衛戦に向けてママチャリで会場入りした。同日夜に同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)とタイトルマッチを戦う。

 午後4時38分に会場の神戸市立中央体育館に現れた山中は、リュックサックの1つを前かごに乗せ、もう1つは背負って、1人で正面玄関に向かって自転車をこいだ。“愛車”から降りると、報道陣や居合わせたファンに「こんにちは!」とあいさつした。

 前日12日には「明日はチャリで行きます。普通でしょう、近いんで」とさも当然のようにニッコリ。神戸市兵庫区の自宅から会場は、自転車で約10分の距離だという。ママチャリは1~2年前に購入し、自慢は「(6段の)変速機付きなんです」。現役世界王者の自転車での会場入りは極めて珍しいが、山中は普段通りの自然体で決戦に備える。

自転車で会場入りした山中竜也(撮影・渦原淳)

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山中竜也、愛車「カマキリハンドル」で防衛戦出陣

計量をパスしたサルダール(左)と山中(撮影・加藤哉)

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が今日13日、2度目の防衛戦を迎える。12日は同級3位サルダールと、神戸市内のホテルで前日計量。100グラムアンダーの47・5キロだった山中は「体調はいいです」と笑顔を見せ、47・4キロの挑戦者とともに一発でクリアした。

 庶民派を貫く山中は「明日はチャリで行きます。近いんで」。世界王者となって初めての“ママチャリ出陣”を、平然と明かした。神戸市兵庫区の自宅から会場までは自転車で約10分。ベルトは関係者が持参し、前かごにのせることこそないが、世界王者としては異例の会場入りだ。愛車は「カマキリハンドル」で自慢の6段変速ギア。道中の坂道も問題ないという。

 ピークから約15キロの減量を終え、母理恵さんの鍋料理を食して臨む決戦。「相手も元気そうで、全力で来る。しっかり対応したい」。挑戦者の気迫も、ギア全開でのみ込む。【松本航】

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山中竜也、計量一発クリア「気持ちで負けないよう」

計量をパスしサルダール(左)と2ショットで記念写真に納まる山中(撮影・加藤哉)

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が12日、2度目の防衛戦に向けて神戸市内のホテルで前日計量に臨んだ。13日に神戸市立中央体育館で同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)と対戦。リミット47・6キロに対し、山中は47・5キロ、サルダールは47・4キロで一発クリアとなった。

 経口補水液をゆっくりと飲み、口を開いた山中は「とりあえずこれで、しっかりと試合ができる。少しホッとしました」とニッコリ。MAX62キロだった体重を、約15キロ落としたが「体調はいいです」と、不安はなさそうだ。

 試合前日はこれまで通り母特製の鍋料理、あんこときな粉のおはぎなどを食する予定といい「(3月の初防衛戦の)カジェロス戦より厳しくなると思う。気持ちで負けないようにしたい」と気を引き締めた。

 一方、ピンク髪のサルダールは計量後、ゆで卵、バナナ、チョコレートなどを食べた。ディナーは鶏料理を予定。無事に計量をクリアし「食べられるから幸せだ。明日は必ず勝ちます」とベルト奪取を誓った。

計量をパスし頭を下げるサルダール(左)に一礼する山中(撮影・加藤哉)
計量を1発でパスした山中、左から2人目はサルダール(撮影・加藤哉)
計量を終え散髪した頭を触りながら記者と話す山中(撮影・加藤哉)

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山中竜也、挑発にペコリ紳士対応「僕が勝ちたい」

調印式を終え、写真に納まる山中(左)とサンダール(撮影・奥田泰也)

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が紳士的対応で、挑戦者からの挑発をスルーした。11日、神戸市内で行われた調印式と記者会見に出席。13日の2度目の防衛戦で激突する同級3位サルダールと顔を合わせた。

 壇上で相手陣営から「勝って再戦のチャンスを与えたい」と仕向けられた。これには怒り…かと思われた山中だが、写真撮影ではサルダールにペコリと頭を下げ、両手を差し出して握手。苦笑いで「しっかり(今回の)1回目で僕が勝ちたい」と誓った。ピーク時62キロの体重は、計量前日で200グラムオーバーの47・8キロと順調。「ビッグパンチをもらわない距離」を意識し、ピンク髪の挑戦者に格の違いを見せつける。

 勝敗に関係なく、今回の収益の一部を西日本豪雨の被災地に寄付する予定。勝てば山中が直接被災地を訪問するという。「僕はボクシングしかできない。戦う姿を見てもらいたい」。穏やかな王者は、リングの上で熱くなる。【松本航】

調印式後、にらみあう山中(左)とサンダール(撮影・奥田泰也)
調印式後、笑顔で握手を交わす山中(左)とサンダール(撮影・奥田泰也)

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山中竜也、2度目防衛戦のカギは「相手との距離感」

世界ミニマム級タイトルマッチ調印式後、写真撮影をする山中竜也(左)とビック・サルダール(撮影・奥田泰也)

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が11日、2度目の防衛戦に向けて神戸市内のホテルで調印式に出席した。

 13日に神戸市立中央体育館で行われる同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)とのタイトルマッチを2日後に控え、体重はリミットの200グラムオーバーと順調な様子。ジムの大先輩である元世界3階級王者長谷川穂積氏(37)からは「先週、『あと少し頑張れよ』とメッセージをもらいました」と明かした。

 相手は15年の大みそかに、当時のWBO世界ミニマム級王者田中恒成(23=畑中)に挑戦。5回には右のパンチで田中を人生初のダウンに追い込んだ。最後は6回KO負けを喫したものの、侮れない存在だ。

 ジムによると当日券も販売するといい、“花金”の夜の快勝でさらに名前を売りたいところ。いつも謙虚で、真面目な王者は「(3月の初防衛戦と比べ)全てがレベルアップしたと思う。ポイントは(相手との)距離。余計なビッグパンチをもらわない距離で、しっかりとやりたいと思います」と自信をのぞかせた。

世界ミニマム級タイトルマッチ調印式後、笑顔で握手を交わす山中竜也(左)とビック・サルダール(撮影・奥田泰也)
世界ミニマム級タイトルマッチ調印式で笑顔で記者の質問に答える山中竜也(右)、左は真正ジム・山下正人会長(撮影・奥田泰也)

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挑戦者サルダール、山中竜也は「非常に優れた選手」

世界ミニマム級タイトルマッチ調印式で記者の質問に答えるビック・サルダール(撮影・奥田泰也)

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)から王座奪取を狙う同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)が11日、神戸市内のホテルで調印式に出席した。13日に神戸市立中央体育館で行われる山中の2度目の防衛戦に向け「祖国フィリピンの全員に『世界チャンピオンになるにふさわしい人間』だというところを見せたい。勝って、ベルトを持って帰りたい」と意気込んだ。

 にわかに注目を集める一部分がピンクの髪に、この日はサングラス姿。15年の大みそかには、当時のWBO世界ミニマム級王者田中恒成(23=畑中)に挑戦。5回に右のパンチで田中を人生初のダウンに追い込んだものの、ベルト奪取の夢はかなわなかった。

 日本で悲願を達成するため「山中選手は(ファイターというより)ボクサータイプで(パンチを)打って、離れる。非常に優れた選手ですが、それに対応したボクシングを見せたい」とキッパリ。フィリピンでは「仮想山中」のパートナーと練習を積んできたといい、この一戦にかける思いは強い。

世界ミニマム級タイトルマッチ調印式後、写真撮影をする山中竜也(左)とビック・サルダール(撮影・奥田泰也)

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山中竜也、驚異の胸囲5cm増 相手の奇抜ヘア狙う

予備検診を受ける挑戦者サルダールのヘアスタイルを気にする山中(撮影・上山淳一)

 WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が“髪フェイント”で2度目の防衛戦を制す。10日は神戸市内で予備検診が行われ、13日のタイトルマッチで戦う同級3位のサルダールと初対面。一部がピンク色に染まった相手の髪を見つめて「(標的として)狙いやすいかな」と笑った。

 敵の奇抜ヘアが思わぬ追い風となる。常々「敵と自分だけにしか分からない駆け引きを」と指示している山下会長は、山中に「髪を見ているふりをして、ボディーを打つとかね」と助言。昨年8月から山中の胸囲が5センチアップしたことには「“胸囲”がついたので、それだけ相手にとっても“驚異”」と笑わせた。当の山中は「パンチ力がついているので、力まずに打ちたい」。不安材料はない。

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山中竜也の挑戦者、髪の一部がピンク色「強そう」

予備検診の結果を確認し笑顔を見せる山中(左)と山下会長(撮影・上山淳一)

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が10日、2度目の防衛戦に向けて神戸市内のジムで予備検診に臨んだ。13日に神戸市立中央体育館で戦う同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)と初顔合わせ。髪の一部がピンク色に染まった挑戦者を見て、山中は「印象としては、いい人そう。結構格好いいですよね、髪形とか。強そうです」と、率直な感想で周囲を笑わせた。

 一方のサルダールは、山中について「チャンピオンの顔を見て、燃えるものがある。試合が近くなって、闘志が湧いてきた」と力強い言葉。ピンク色の髪形の話題になると「本当は赤に染めようと思っていたんだけれど、美容師の(液の)混ぜ方がおかしくて、ピンクになった」と、思わぬ裏話を披露した。本当は持参したサングラスと同じく、赤にしたかったようだ。

 測定結果に関しては、山中の胸囲が3月の初防衛戦から2センチアップ。特別にトレーニングを変えてはいないといい、日々の強化が数字に表れた形だ。

 胸囲アップを指摘され「勝手に(自然に)です」と笑った王者は「自分でもパンチ力はついたと思う。力まずにリラックスして打ちたい」とキッパリ。同ジムによると、当日券の発売も予定している。

挑戦者ビック・サルダールのヘアスタイル(撮影・上山淳一)

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ピンク髪!山中挑戦者がKO宣言「勝つ自信ある」

髪の一部分をピンクに染めて登場したビック・サルダール(撮影・渦原淳)

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)に挑戦する同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)が9日、神戸市内のジムで練習を公開した。山中の2度目の防衛戦(13日、神戸市立中央体育館)に向け「勝つ自信はある。日本はフェアな国なので判定もフェアだと思うが、アウェイなので倒しにいきたい」とKOでのベルト奪取を誓った。

 この日は、ニワトリの「とさか」のように、頭の一部分の髪をピンクに染めて登場。奇抜なヘアスタイルについては「1カ月前に染めた。見た人に覚えてもらう意味もある。ハードな練習を楽しくやろうというもの」と経緯を説明した。

 周囲からは笑顔があふれた。そんなスタッフを見やりながら「ジムでも『楽しくやろうよ』ということで、毎回こういうことをやる」と、海を越えても変わらない反応に満足げだった。

 肝心の競技面では15年の大みそかに、当時のWBO世界ミニマム級王者田中恒成(23=畑中)に挑戦。5回には右のパンチで田中を人生初のダウンに追い込んだ。最後は6回KO負けを喫したものの、日本のボクシングファンにも知られた存在となっている。

 アマチュアには10年間在籍し、500試合以上をこなしたといい、陣営は「経験値」を強みとして挙げる。10年の広州アジア大会ではライトフライ級銅メダル。低姿勢な挑戦者は大きな夢をつかむため、山中の前に立ちはだかる。

ミット打ちで汗を流すビック・サルダール(左)(撮影・渦原淳)
ミット打ちで汗を流すビック・サルダール(左)(撮影・渦原淳)

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山中竜也が練習公開 長谷川穂積氏育てた会長が期待

山下会長相手のミット打ちで汗を流す山中(左)(撮影・渦原淳)

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が9日、2度目の防衛戦に向けて神戸市内のジムで練習を公開した。13日に神戸市立中央体育館で同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)の挑戦を受ける。ミット打ちなどで汗を流した王者は「とりあえず勝つこと。今回も『誰が見ても勝っている』ような勝ち方をしたい」といつものように冷静に意気込んだ。

 18戦16勝(5KO)2敗の山中に対し、挑戦者は20戦17勝(10KO)3敗。サルダールは15年の大みそかにWBO世界ミニマム級タイトルマッチを戦い、6回KO負けを喫したものの、王者田中恒成(23=畑中)に人生初のダウンを経験させた。そんな強敵へ、山中が抱く印象は「うまくて強い挑戦者」。相手が「山中の方が(田中より)ハードファイターだと思っている」と評したことを伝え聞くと、「そうなれるように頑張ります」と控えめに決意表明した。

 山中自身は大阪・美原西中を卒業後、神戸市内で自活を始めた“中卒たたき上げ”のボクサー。元世界3階級王者の長谷川穂積氏を育てたジムの山下正人会長も「『誰が見ても強いな』というボクサーに仕上げたい」と期待を込める。

 ミニマム級は今回の防衛戦、12月のマッチメークを想定する指名試合を経て年内で「卒業」の予定だ。同ジムによると、当日券の販売もあるといい、伸び盛りの23歳が、神戸でさらなる進化を遂げる。

山下会長相手のミット打ちで汗を流す山中(右)(撮影・渦原淳)

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山中竜也甘~いV1一夜明けスイーツ“3階級制覇”

初防衛を報じる日刊スポーツを手にする山中

 目指せスイーツ王者! 初防衛に成功したWBO世界ミニマム級王者山中竜也(22=真正)が19日、神戸ポートピアホテルで一夜明け会見に臨んだ。

 モイセス・カジェロス(メキシコ)に8回終了TKO勝ち。ご褒美として夜にコンビニエンスストアをはしごし、シュークリーム、ロールケーキ、抹茶系と大好きなスイーツを“3階級制覇”したという。「1つ試合を勝ててホッとしてます。おいしかったです」と山中。大好きなチーズケーキ店で月ごとの特別メニューに通うほど“乙女”な一面を持つ王者が、大好物を頬張り勝利を実感。次戦は8月にも同級1位ロベルト・パラデロ(フィリピン)との指名試合が濃厚で「(試合が)決まったらしっかり練習して勝ちたい」と切り替えた。

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山中竜也「ぐっすり眠ることできた」初防衛一夜明け

初防衛を報じる日刊スポーツを手に笑顔のWBO世界ミニマム級王者山中(撮影・実藤健一)

 初防衛に成功したWBO世界ミニマム級王者山中竜也(22=真正)が激闘から一夜明けた19日、神戸ポートピアホテルで会見に臨んだ。

 タイトル奪取より難しいといわれる初防衛戦で、挑戦者の同級4位モイセス・カジェロス(28=メキシコ)に8回終了TKO勝ち。山中は「ぐっすり眠ることができた。ホッとしたのが大きい。まわりのみなさんに感謝しかない」と笑顔、笑顔だった。

 次戦については、同級1位ロベルト・バラデロ(フィリピン)との指名試合が濃厚。山下正人会長(55)は8月ごろに神戸で計画しているという。山中は「(試合が)決まったらしっかり練習して勝ちたい」と気持ちを新たにした。

初防衛から一夜明け笑顔のWBO世界ミニマム級王者山中(撮影・実藤健一)

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