上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

IWGP世界王者鷹木「好き放題…」自称王者オスプレイとSNSバトル

鷹木信悟(2021年9月5日撮影)

新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者鷹木信悟(38)が、自称IWGP世界ヘビー級王者ウィル・オスプレイ(28)とSNSバトルを繰り広げている。

5月に首負傷により保持していた同王座を返上し、英国に帰国していたオスプレイが8月の新日本の米ロサンゼルス大会に登場し復帰を表明。王座返上を不服とし、IWGP世界ベルトを持参して自称王者を名乗って米マットで活動している。その自分勝手な言動に、現王者の怒りは頂点に達しつつある。

新日本米国大会でのオスプレイの記事を引用しながら、鷹木は自らの公式ツイッターで「自称の割には毎回記事にしてるよな。こいつは5・4福岡以来、突然姿を消しといて好き放題やってんのか…本当に良い身分だよ」とあきれた気持ちを吐露。オスプレイが所属するユニット「ユナイテッド・エンパイア」のメンバーがG1クライマックスで奮闘していることを挙げ「ジェフ(・コブ)や(グレート)O・カーンが必死こいてG1で試合しているのに」とバッサリ。最後は「そろそろ新日本から得意の厳重注意でもしたらどうなんだ?(笑)」と皮肉交じりにつづった。

一方、鷹木の投稿を引用しながらオスプレイは「私はやりたいことが何でもできる」と反撃。今年5月に鷹木との初防衛戦(福岡)で勝利している経緯もあり「その偽物ベルトを米国に持ってこい。福岡の時のように恥ずかしい思いをするんだ。筋肉は大きなドラゴンだが、お前は小さいドラゴンボールだよ」とこき下ろしていた。

関連するニュースを読む

初優勝狙ったジェフ・コブ、因縁オカダ・カズチカのレインメーカーに屈す

オカダ・カズチカ対ジェフ・コブ オカダ(左)にツアー・オブ・ジ・アイランドを見舞うジェフ・コブ(撮影・垰建太)

<新日本プロレス:G1クライマックス31>◇20日◇東京・日本武道館◇Bブロック最終戦◇観衆2088人

オカダ・カズチカ(33)が14年大会以来7年ぶり3度目のG1制覇に王手をかけた。

Bブロック最終戦で、首位争いを繰り広げてきた宿敵ジェフ・コブとの直接対決を得意技のレインメーカーで仕留めた。21日の優勝決定戦(東京・日本武道館)では、18日、一足先にAブロック1位を決めた飯伏幸太と対戦する。

  ◇  ◇  ◇

初優勝を狙ったジェフ・コブは、引き分け以上で突破が決まる有利な条件だったが、最後にレインメーカーに屈した。

オカダを軽々と持ち上げ、リング上を走り回り、投げ飛ばした。今大会を象徴する戦いを貫いたが、勢いを止められなかった。9月4日メットライフドーム大会で勝利した際に「雨は止んだ」と豪語していたが、因縁の相手に終止符は打てず、またカネの雨を降らせてしまった。

4勝5敗と負け越した昨年の大会後にO・カーンらのUNITED EMPIREに加入。環境が変わり「去年のコブとは全く違う。恐ろしいモンスターだ」と迫力とパワーに磨きをかけ、頭角を現した。04年アテネ五輪レスリング代表のパワーと技術で圧倒。当時から30キロ以上増えた119キロながら、寝技では素早く相手の背後に回り込み、その場飛びのムーンサルトを決めるなど、軽やかな動きも披露。Bブロックのトップを走り続けたが、初の頂点には届かなかった。

◆G1クライマックス 91年から始まった、ヘビー級選手によるシングルのリーグ戦。これまでは夏に行われていたが、コロナ禍により、昨年、今年と秋開催となった。20選手がA、Bの2ブロックに分かれ、総当たり戦(勝ち=2、引き分け=1、負け=0)を行い、1位同士が21日(日本武道館)に優勝決定戦を戦う。優勝すれば、鷹木の持つIWGP世界ヘビー級王座に挑戦する流れとなっている。最多優勝は蝶野正洋の5回。

オカダ・カズチカ対ジェフ・コブ コーナーから高い打点のドロップキックを見舞うオカダ(上)(撮影・垰建太)
オカダ・カズチカ対ジェフ・コブ リングから場外のジェフ・コブ(右)に飛び込むオカダ(撮影・垰建太)

セイバーJr.最後に力尽きた タンガ・ロアに敗れ優勝決定戦逃す

ザック・セイバーJr.対タンガ・ロア 場外でザック・セイバーJr.(上)をたたき落とすタンガ・ロア(撮影・垰建太)

<新日本:G1クライマックス31>◇18日◇神奈川・横浜武道館◇Aブロック最終戦

勝ち点12でトップに並んでいたザック・セイバーJr.(34)がタンガ・ロア(38)に敗れ、21日の優勝決定戦進出を逃した。

ゴング早々に仕掛けていったが、場外戦で流れをつかまれ、その後もロアのパワーに圧倒された。得意の絞め技もうまくかわされ、防戦一方。最後は攻撃をかわされ、逆転の3カウントを奪われた。敗戦後はぼう然とした表情を見せ、その後に両手で顔を覆い、悔しがった。

内藤、鷹木、飯伏、O・カーンと開幕から得意の関節技で次々とギブアップを奪い、一時はトップを走るなど快進撃を続けたが、最後に力尽きた。現在、タイチとIWGPタッグのベルトを持つが「シングルでも強いことを証明する」と毎回違うテクニックを使い、勝利を重ねた。それでも5戦目に石井、7戦目にKENTAに敗れて失速。5年連続5度目の出場だったが、初優勝にはあと1歩届かなかった。

関連するニュースを読む

亀田興毅会長「夢を実現させたい」日本人初の世界ヘビー級王者育成に意欲

12月16日に大阪で開催する興行の発表会見に臨んだ3150ファイトクラブの亀田会長(中央)と参戦するヘビー級の但馬(左端)と元WBA世界ミニマム級王者宮崎

ボクシング元世界3階級制覇王者の315Oファイトクラブ亀田興毅会長(34)が日本人初の世界ヘビー級王者育成に強い意欲を示した。

16日、都内で会見を開き、12月16日にメルパルクホール大阪で3150ファイトVOL・1大会を開催すると発表。緑ジムから移籍してきたアマ5冠の日本ヘビー級ホープ但馬(たじま)ミツロ(26)が同興行でプロデビューを果たすことが決まった。対戦相手は現在調整中だ。

亀田会長は「(但馬は)身体が大きいし非常に身体能力が高い。まずは『但馬改造計画』を進め、少し身体を絞っていきたい。日本人の世界ヘビー級王者という長年の日本ボクシング界の夢を実現させたい」と大きな期待を寄せた。

ヘビー級のマーケットは金銭的なことも含めて世界に広がっている。同会長は「海外でのマーケットは広いので、活躍していけば商品価値はどんどん上がっていくと思います」と強調。WBC世界同級王者タイソン・フューリー(英国)が前王者の同級1位デオンテイ・ワイルダー(米国)との3度目対決で数百万ドルを稼いでいる例を挙げながら「(但馬は)活躍できると思っています。この選手が100億稼ぐぐらいになったら、自分は『かばん持ち』したいと思います」と育成に力を入れる考えだ。

そんな亀田会長の大きな期待を受け、但馬は「これまでの重量級が見せられなかったことをみせようと思います」と気合を入れ直していた。

12月16日に大阪で開催される3150ファイトVOL1大会の会見に臨んだ亀田興毅会長(中央)と参戦するヘビー級の但馬(左)。右は元世界王者の宮崎

関連するニュースを読む

亀田興毅氏「大成功収めたい」3150ファイトクラブが12・16大阪興行

12・16大阪で開催される3150ファイトVOL.1大会の会見に臨んだ亀田興毅会長(中央)と参戦するヘビー級の但馬(左端)、元世界王者宮崎

ボクシング元世界3階級制覇王者亀田興毅氏(34)が会長を務める315Oファイトクラブは16日、12月16日にメルパルクホール大阪で「3150ファイトVOL・1」大会を開催すると発表した。元WBA世界ミニマム級王者宮崎亮(33)が所属選手として現役復帰戦を予定。今年6月に腰痛でプロデビューが中止となっていたアマ5冠の日本ヘビー級ホープの但馬(たじま)ミツロ(26)が緑ジムから移籍。同興行でプロデビューを予定している。 亀田会長は「まず1回目、大成功を収めたい。見ている人にボクシングが面白いと思ってもらえるように。ボクシング界に自分なりの恩返ししたい」と口にした。5年ぶりの現役復帰戦となる宮崎は「興毅社長に感謝して、しっかり仕上げて試合に立とうと思います」と意気込み十分。但馬は「これまでの重量級が見せられなかったことをみせようと思います」と意気込んだ。

また3150ファイトクラブ所属の船橋真道(25)、佐々木る玖(19)のプロ2戦目、福重浩輝(28)、北田章大(24)、檜皮田知也(26)の3人がそれぞれ4回戦デビューする予定だ。対戦相手は今後発表される。なお興行はABEMAで生中継される。

9月25日、大阪・豊中市で自主興行を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて断念。今回が仕切り直しの興行となる。

関連するニュースを読む

鷹木信悟、痛めた脇腹に集中攻撃受けるもトップ並ぶ6勝 史上3人目快挙へ

新日本プロレスG1クライマックス グレート・O・カーンに勝利し、ファンの拍手に応える鷹木信悟(新日本プロレス提供)

<新日本G1クライマックス31>13日◇ゼビオアリーナ仙台◇観衆1303人◇Aブロック8戦目

IWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟(38)が、グレート・O・カーンに勝利し、勝ち点12でトップに並んだ。

相手から痛めている脇腹を集中的に攻められ、中盤以降は苦しんだ。「満身創痍(そうい)。でもこれがG1。これがプロレス」と1歩も引かずに受けて立った。20分を過ぎて立ち上がると「もっと遊ぼうぜ」とエルボー合戦。脇腹のテーピングを取り、気合を入れると最後はパンピングボンバーでO・カーンを1回転させ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで沈めた。

負ければ優勝の可能性がなくなる一戦で勝ち切った。「プロレスラーは生き様を見せてナンボだ。これで6勝2敗。やっとトップに並んだ」。18日の最終戦は高橋裕二郎と対戦。優勝決定戦に進出するには勝った上で、他選手の結果次第となるが「他力本願なのは悔しいが、可能性がゼロじゃない限り諦めない。最後まで何が起こるか分からない」と語った。「できるのは俺しかいない」という史上3人目となる王者でのG1制覇へ最後まで戦い抜く。

関連するニュースを読む

飯伏幸太6勝目でG1・3連覇へ前進 “久々再会”O・カーンを下す

グレート-O-カーンに勝利し、マイクパフォーマンスをする飯伏幸太(撮影・上山淳一)

<新日本:G1クライマックス31・大阪大会>◇9日◇エディオンアリーナ大阪

史上初の3連覇を狙う飯伏(いぶし)幸太(39)が、O・カーンを下し、6勝目で大目標に前進した。20分22秒、カミゴェからの片エビ固めで勝利した。

激闘に次ぐ激闘だった。飯伏はボクシングスタイルでパンチからの後ろ蹴りを見舞う。しかし、O・カーンもひるまず、主導権を奪いにきた。

試合後はロープにもたれ、しばらく動けないほどのダメージを示した。コメントスペースでも座り込み、「ああやばい、やばい。久しぶりにプロレスを堪能しました。いやあ、久々に体重差っていうのがありましたね、はい。競技としてのプロレスができたというか」と充実感を口にした。

コロナ禍も含め、苦難の1年を締めくくるべく歩みを進めた。今年7月に誤嚥(ごえん)性肺炎を発症。見せ場となる試合で欠場を余儀なくされたが、V3がかかる今大会できっちり復帰を果たしてきた。だれも成し遂げていない偉業へ、その歩みを止めない。【実藤健一】

第6試合30分1本勝負「G1CLIMAX31」Aブロック公式戦 飯伏幸太対グレート-O-カーン(撮影・上山淳一)
グレート-O-カーンにハイキックを浴びせる飯伏幸太(撮影・上山淳一)
グレート-O-カーンにカミゴェを繰り出す飯伏幸太(撮影・上山淳一)
グレート-O-カーンに勝利した飯伏幸太(撮影・上山淳一)
入場し、リングインするグレート-O-カーン(撮影・上山淳一)

関連するニュースを読む

石井智宏「リングで生き様見せてみろ」O・カーンと初対決で激闘勝利

新日本プロレス「G1 CLIMAX31」第6試合 Aブロック公式戦 石井智宏対グレート・O・カーン 勝った石井智宏(左)(撮影・加藤孝規)

<新日本プロレス:G1クライマックス31 広島大会>◇7日◇広島サンプラザホール

メインはNEVER6人タッグ王者の石井智宏とグレート・O・カーンがシングル(30分一本勝負)で初対戦した。

O・カーンが主導権を握るが、石井が垂直落下式ブレーンバスターをさく裂させ、最後は片エビ固め。26分26秒で激闘を制した。

石井は試合後、「O・カーン、こういう試合だったら何度だってやってやる。結局リング外で何をやってもリング上がすべてなんだよ。リングで生き様見せてみろ。それからの話だ。今日で勝ち越し4-3(4勝3敗)か。いや違うな。俺の中ではイーブンだ。大阪で公式戦じゃねえけど、勝って勝ち越してやるよ」。

激闘の興奮も冷めないままにまくしたてた。

かなりのダメージを負いながら、つかんだのは大きな勝利。石井が今後の戦いに向けて、前進するきっかけをつかんだ。【実藤健一】

新日本プロレス「G1 CLIMAX31」第6試合 Aブロック公式戦 石井智宏対グレート・O・カーン(左)(撮影・加藤孝規)
新日本プロレス「G1 CLIMAX31」第6試合 Aブロック公式戦 石井智宏対グレート・O・カーン(上)(撮影・加藤孝規)
新日本プロレス「G1 CLIMAX31」第6試合 Aブロック公式戦 石井智宏対グレート・O・カーン(右)(撮影・加藤孝規)

関連するニュースを読む

石井智宏、垂直落下式ブレーンバスターで全勝セイバーJr.に初黒星付けた

ザック・セイバーJr.に垂直落下式ブレーンバスターを決める石井智宏(撮影・白石智彦)

<新日本:G1クライマックス31>◇3日◇愛知・ドルフィンズアリーナ

気迫で勝利を呼び込んだ。リーグ戦Aブロック5戦目が行われ、石井智宏(45)が全勝のザック・セイバーJr.(34)に、初の黒星を付けた。これでリーグ成績は不戦勝を含めた3勝3敗の勝ち点6となり、優勝争いへ望みをつないだ。

序盤は、乗りに乗っている強敵にリードを許す展開。執拗(しつよう)に攻められ続けた右腕がけいれんを起こすなど、体力の限界のように思われた。それでも、そこからはい上がり、サポーターを脱ぎ捨てると、右腕をコナーに何度も打ち付けて気合を入れ直す。最後は渾身(こんしん)のラリアットからの垂直落下式ブレーンバスターをさく裂させ、試合を決めた。

NEVER無差別級6人タッグ王者も、G1はKENTAや飯伏らの前に3連敗を喫する苦しい立ち上がり。同じベルトを持つBブロック0勝の後藤や1勝のYOSHI-HASHIとともに苦杯をなめてきた。だが、マイペースを貫き、9月30日のロア戦に続く価値ある1勝をつかんだ。

次戦は7日、広島でグレート・O・カーンと対決する。勝負はこれから。不屈の男は最後に、右腕を高々と突き上げ「俺はそう簡単には壊せねえんだ!」と叫んだ。

ザック・セイバーJr.に片エビ固めを決める石井智宏(撮影・白石智彦)
ロープを使い石井智宏を攻めるザック・セイバーJr.(撮影・白石智彦)
ザック・セイバーJr.(右)と額を合わせる石井智宏(撮影・白石智彦)

関連するニュースを読む

勝てば官軍!KENTA手段選ばぬ“奇策”でO・カーンから3カウント強奪

グレート-O-カーン(左)を挑発するKENTA(撮影・白石智彦)

<新日本:G1クライマックス31>◇3日◇愛知・ドルフィンズアリーナ

「勝てば官軍」を地でいった。リーグ戦Aブロック5戦目が行われ、KENTA(40)がグレート・O・カーンに手段を選ばない「奇策」で勝利を挙げた。

レフェリーの目を盗んで金属バットを取り出すと、それを受け止めたO・カーンが逆に反則を疑われる展開を演出。隙ができた相手の背後から、すかさずローブローを決め、3カウントを強奪した。

勝利後、KENTAは試合前の約束通り「やれ!やれ!やれ~!グレオカ!」と力強い口調で土下座を要求。だが、O・カーンに反撃のエリミネーターを受け、リングから逃げられた。その後フラフラと立ち上がったKENTAは、イラ立ちを見せながら花道を後にした。

この日の勝利でリーグ成績を4勝2敗(勝ち点8)としたKENTAは、飯伏やザック・セイバーJr.ら4人と並んでトップに躍り出た。次戦は7日(広島)、高橋ヒロムと対戦する。「まあ、楽しみにしといて」と不敵な笑みを見せた。

KENTA(中央)を攻めるグレート-O-カーン(撮影・白石智彦)

関連するニュースを読む

「俺は無敵だ」“技のデパート”ザック・セイバー無敗対決制し4連勝

グレート・O・カーン(左)にキックを決めるザック・セイバーJr.(撮影・鈴木正人)

<新日本G1クライマックス31>9月30日◇後楽園ホール◇観衆689人

Aブロックの全勝対決は、ザック・セイバーJr.(34)が、グレート・O・カーンを破り、無傷の4連勝で勝ち点8とした。ザックの領域である関節技対決に挑んできたO・カーンを寄せ付けず、最後は空中三角絞めでギブアップを奪った。

ロープを使った技は1度もない“レスリング対決”を制した。「あいつのレスリングの力はすごいよ。でも最後にギブアップを奪ったのはこの俺だ」と堂々と言い放った。得意の関節技で、内藤、鷹木、飯伏に続いて4試合連続でギブアップ勝利。しかもすべて異なる技でのKOに「みんな1個のテクニックに頼りすぎ。他のやつに効果的でも、世界最高のテクニカルレスラーには通じないんだよ」と豪語した。

寝技対決には絶対の自信がある。技をかけられてもうまくすり抜け、いつの間にか自分の体勢に持ち込む。相手に飛びかり頭を捉えると、さらに足や腕を同時に絞め上げるなど、臨機応変に対応することができる。「その時々で違うテクニックを使っている。相手が何を繰り出してこようと、俺は無敵だ」。いつ、どんな状況でも、勝利に導く切り札を持つ“技のデパート”で、これからもレスラーたちを苦しめる。【松熊洋介】

グレート・O・カーン(左)に腕ひしぎ逆十字を決めるザック・セイバーJr.(撮影・鈴木正人)
グレート・O・カーン(左)を破り雄たけびを上げるザック・セイバーJr.(撮影・鈴木正人)
グレート・O・カーン(手前)を攻めるザック・セイバーJr.(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

「余の試合は全部見返せ」単独首位グレート・O・カーン 勢い加速の3連勝

新日本プロレスG1クライマックス 高橋裕二郎に大空スバル式羊殺しを決めるグレート・O・カーン(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス31>26日◇兵庫・神戸ワールド記念ホール

リーグ戦Aブロック3戦目が行われ、初出場のグレート・O・カーンが3連勝を飾り、欠場した内藤の不戦勝を含め、勝ち点8で単独首位を守った。

高橋裕二郎(40)にエリミネーターをさく裂させ、3カウントを奪った。

序盤から右肩に狙いを定めて攻撃してくる高橋に、得意のモンゴリアンチョップで流れをつかむと、大空スバル式羊殺しで終盤一気にたたみかけた。「全勝だ。単独首位だ」と高らかに叫び、さっそうと花道を引き揚げた。

昨年のG1途中に乱入し、新日本に参戦。現在はユニット「UNITED EMPIRE」を引っ張り、1年間“帝国”を支配してきた。アンチなファンも多いが「名前でプロレスしてねぇんだよ。体と魂でプロレスしてんだよ」と豪語した。次戦は30日、同じ無敗のセイバーJr.と対戦する。「G1覇者になる男の生きざまを見ねぇなんてプロレスファン失格だ。余の試合は全部見返せ」とファンに向けてほえた。勢いを加速したドミネーターが、16年のケニー・オメガ以来となる初出場での優勝を狙う。

関連するニュースを読む

新日本セイバーJr.が飯伏幸太破り3連勝「ベストを尽くしてG1を取る」

新日本プロレスG1クライマックス 飯伏幸太に勝利したザック・セイバーJr.(新日本プロレス提供)

<新日本G1クライマックス31>26日◇神戸ワールド記念ホール◇観衆2250人

リーグ戦Aブロック3戦目が行われ、ザック・セイバーJr.(34)が、3連覇を狙う飯伏幸太(39)を破り、3連勝で勝ち点6とした。内藤、鷹木に続き、「昭和57年会」全員から異なる関節技でギブアップを奪うという離れ業で無敗を守った。

足、ヒジ、首と強烈な関節技で飯伏も沈めた。セイバーJr.は、2度のカミゴェの危機も軽快な身のこなしでかわすと、そのまま飛びつき、一気に絞め上げた。最後はクラーキーキャットで捕獲し、飯伏ギブアップに追い込んだ。「3人を片付けた。あと6人待ってろ。ベストを尽くしてG1を取る」とほえた。

現在タイチと所持するIWGPヘビー級タッグのベルトの印象が強く「シングルでも強いことを証明する」と語っていた。その言葉通り、実力者を次々と撃破し、Aブロックのトップをひた走る。次戦は30日、グレート・O・カーンとの無敗対決。内藤を欠場に追い込み、鷹木、飯伏をKOした“凶器”で初優勝に突き進む。

新日本プロレスG1クライマックス 飯伏幸太の腕を絞め上げるザック・セイバーJr.(新日本プロレス提供)

関連するニュースを読む

ジョシュアが6万観衆の前での防衛約束 ウシクと金メダリスト対決へ気合

五輪金メダリスト対決に臨む3団体統一ヘビー級王者ジョシュア(左)と挑戦者で元4団体統一クルーザー級王者のウシク(DAZN公式SNSより)

ボクシングWBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)が、約6万人の観衆の前でオリンピック(五輪)金メダリスト対決となる2度目の防衛戦の成功を約束した。

25日(日本時間26日)に英ロンドンのトットナム・ホットスパー・スタジアムでWBA4位、IBF3位、WBO1位オレクサンドル・ウシク(34=ウクライナ)との防衛戦を控え、24日(日本時間25日)にはO2アリーナで前日計量に臨み、ジョシュアは240ポンド(約108・8キロ)、ウシクは221・25ポンド(約100・2キロ)でクリア。計量会場に集まった約4000人のファンから大きな拍手を浴びた。

元4団体統一クルーザー級王者ウシクとの五輪金対決は、6万人以上の観衆がスタジアムに集結すると見込まれる。コロナ禍で昨年12月のクラブト・プレフ(ブルガリア)との初防衛戦が約1000人程度の観衆だったこともあり、ジョシュアは「良い試合をみんなに届ける。外に出て、楽しんで素晴らしいショーにしましょう。落ちついてリラックスして、正確無比な戦いをするつもり。待ち切れない気持ちだ」と気合十分。「ファイターとして良くなっている。なぜ興奮してはいけないのか? 私の人生で最高の時期。土曜日の試合は誰もが幸せになるだろう」と気合を入れ直した。

12年ロンドン五輪ボクシング競技では、ジョシュアはスーパーヘビー級で、ウシクがヘビー級で金メダルを獲得。KO率はジョシュアの88%に対し、ウシクも72%とひけをとらない。米老舗ボクシング専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強ボクサー)ランク4位のウシクは「私はアンソニーと新たな歴史の1歩を踏み出すだろう。人々が話し、記憶し、テレビで語り継ぐことだろう」と王座奪取に自信を示した。

関連するニュースを読む

初出場グレート・O・カーン連勝発進、場外戦制し矢野通にリベンジ 新日本

矢野(下)に勝利し、観客にアピールするグレート-O-カーン(撮影・阿部泰斉)

<新日本:G1クライマックス31大会>◇23日◇東京・大田区総合体育館◇第3日

G1クライマックスAブロック公式戦で、初出場のグレート・O・カーンが連勝スタートを切った。

矢野通(43)との手錠を交えた場外戦を制し、大空スバル式羊殺しから顔面をわしづかみにして投げ落とすエリミネーターで沈め、11分30秒、片エビ固めでフォール勝ちを収めた。18日にタンガ・ロア戦に続き、連勝を飾った。

今年のニュージャパン杯2回戦以来2度目の矢野戦。前回は場外の鉄柵に自慢の弁髪を結びつけられる屈辱を味わって負けていただけに、リベンジ勝利となった。試合後には「ひれ伏せ、矢野! 靴をなめさせてやるよ」と矢野の後頭部を押さえつけたが、ローブローの急所攻撃を浴びてマットに倒れこんだ。怒りのおさまらないO・カーンはイスを手にバックステージまで追いかけ「(急所攻撃は)イタチの最後っ屁か!? 弱い貴様らしいな、オイ」と見下していた。

グレート・O・カーン(2021年3月4日撮影)

関連するニュースを読む

赤井英和長男・英五郎1回TKO負け 序盤から被弾劣勢…デビュー戦飾れず

ミドル級4回戦 1回、岡村(後方)にTKO負けを喫した赤井(撮影・鈴木正人)

<プロボクシング:東日本新人王ミドル級予選4回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール

「浪速のロッキー」と呼ばれた元プロボクサーの俳優赤井英和(62)の長男英五郎(26=帝拳)がプロデビューを飾れなかった。

同じくデビュー戦の岡村弥徳(23=八王子中屋)との東日本新人王ミドル級予選で拳を交え、1回2分24秒、レフェリーストップによるTKO負けを喫した。序盤から岡村の連打を被弾し、顔面に5連打などを浴び、左フックで局面打開しながらも徐々に劣勢となってしまった。

今春、プロ転向し、帝拳ジムに入門。小山和博トレーナーのもと、基本技術の再確認から始めた。元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレスの実弟で現役時代は日本ミドル級1位までのぼり詰めたカルロス・リナレス・トレーナーからも中量級ならではの動きのバランスについてアドバイスを受け「今回は僕のチームがいるということが大きい。課題を共有して進めていることが大きい」と自信を胸にリングに上がっていた。

◆赤井英五郎(あかい・えいごろう)1994年(平6)9月22日、東京・世田谷区生まれ。小、中学校とラグビー、米ハワイで過ごした高校時代はアメリカンフットボールを経験。米ウィディア大に進学し、20歳でボクシングを開始。18年全日本社会人選手権ミドル級優勝。趣味は動画編集。好きな選手はロベルト・デュラン、マイク・タイソンら。アマ戦績は8勝(4KO)6敗。家族は両親と姉、弟。身長179センチの右ファイター。

長男のデビュー戦に訪れた赤井英和(撮影・鈴木正人)

関連するニュースを読む

平岡アンディら大橋ジム勢が丹沢湖で合宿 10・19王座決定戦

神奈川・丹沢湖で走り込み合宿に入った大橋ジム勢。左から平岡、松本、中嶋、豊嶋(大橋ジム提供)

10月19日のプロボクシング・フェニックスバトル81大会(日刊スポーツ新聞社後援)で次戦を控えるIBF世界スーパーライト級6位平岡アンディ(25)ら大橋ジム勢が10日、神奈川・丹沢湖で合宿をスタートした。

同大会で日本、WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王座決定戦を控える平岡をはじめ、初防衛戦を控える東洋太平洋バンタム級王者中嶋一輝(28)、プロデビュー戦を控える東洋大ボクシング部主将の豊嶋海優(22)、次戦未発表ながらプロ3勝(3KO)の「ミライモンスター」松本圭佑(22)が集結。走り込み中心メニューで下半身強化を目的としてトレーニングを積んでいる。

◆フェニックスバトル81大会主なカード

★6回戦(ウエート未定)

豊嶋海優(大橋)-堀井翔平(トコナメ)

★東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦

王者中嶋一輝(大橋)-同級2位栗原慶太(一力)

★日本、WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王座決定12回戦

日本1位、WBOアジアパシフィック2位平岡アンディ(大橋)-日本2位、WBOアジア・パシフィック2位佐々木尽(八王子中屋)

関連するニュースを読む

赤井英和の長男英五郎11日プロデビュー、父に敬意の“勝負服”でKO誓う

東日本新人王ミドル級予選に向け、引き締まった肉体を披露する赤井

「浪速のロッキー」と呼ばれた元プロボクサーの俳優赤井英和(62)の長男英五郎(26=帝拳)が11日、東京・後楽園ホールでプロデビューを果たす。

同じくデビュー戦の岡村弥徳(23=八王子中屋)と、東日本ミドル級新人王予選で拳を交える。初陣のトランクスは大好きな元4階級制覇王者ロベルト・デュラン仕様の短めパンツで製作。80年レナード戦の着用モデルがモチーフで、左太ももの位置に父の現役時代のトランクスに刻まれた「赤井」の文字を同じ書体で入れた。

「石の拳」デュランと「浪速のロッキー」の父に敬意を表した“勝負服”を用意した赤井は「父へのリスペクトもありますが、本当にシンプルで格好良かった。80年代のオールドスタイルが好き。一番近くに、良いモデルがありました」と気持ちを高揚させた。

自主練習中心のアマチュア時代と違い、現在は小山和博トレーナーのもとで基本技術の徹底を続ける。主にガードを強化。同トレーナーも「バランスが良くなった」と期待。コロナ禍で人数制限のある会場ながら、約100人の応援が駆けつける予定。赤井は「両親も来てくれる。判定に持ち込む練習はしていないし自分にも合わない。KOのタイミングが訪れると信じて前にいきたい」と神経を研ぎ澄ませている。【藤中栄二】

◆赤井英五郎(あかい・えいごろう)1994年(平6)9月22日、東京・世田谷区生まれ。小、中学校とラグビー、米ハワイで過ごした高校時代はアメリカンフットボールをプレー。米ウィディア大に進学し、20歳でボクシングを始める。18年全日本社会人選手権ミドル級優勝。趣味は動画編集。アマ戦績は8勝(4KO)6敗。家族は両親と姉、弟。通常体重は77キロ。身長179センチの右ファイター。

9月11日に東日本新人王ミドル級予選でプロデビューする赤井
小山トレーナー(右)とのミット打ちに取り組む赤井
小山トレーナー(右)の指導を受けながらミット打ちに取り組む赤井
1983年7月、WBC世界ジュニアウエルター級タイトルマッチでブルース・カリー(右)と戦う赤井英和

関連するニュースを読む

新日本G1クライマックス出場選手発表 優勝決定戦は10・21日本武道館

飯伏幸太(2021年1月17日撮影)

新日本プロレスは4日、今月18日から行われるG1クライマックス31の出場選手を発表した。20選手が2組に分かれ、総当たりのリーグ戦を行う。優勝決定戦は10月21日、日本武道館で行われる。出場選手は以下の通り。

【A組】

飯伏幸太(5年連続7回目、優勝2回)

石井智宏(9年連続9回目)

矢野通(15年連続16回目)

鷹木信悟(3年連続3回目)

内藤哲也(12年連続12回目、優勝2回)

ザック・セイバーJr.(5年連続5回目)

グレート・O・カーン(初出場)

YOSHI-HASHI(2年連続5回目)

KENTA(3年連続3回目)

タンガ・ロア(初出場)

高橋裕二郎(2年連続8回目)。

【B組】

棚橋弘至(20年連続20回目、優勝3回)

オカダ・カズチカ(10年連続10回目、優勝2回)

後藤洋央紀(14年連続14回目、優勝1回)

SANADA(6年連続6回目)

タイチ(3年連続3回目)

ジェフ・コブ(3年連続3回目)

EVIL(6年連続6回目)

タマ・トンガ(3年ぶり4回目)

チェーズ・オーエンズ(初出場)

関連するニュースを読む

ジェフ・コブ、圧倒的強さ 「アロハメーカー」ポーズでオカダ見下ろす

新日本プロレス後楽園大会 勝利後、オカダ・カズチカ(左)をにらみつけるジェフ・コブ(右)(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス後楽園大会>◇26日◇後楽園ホール◇観衆277人

9月4日(メットライフドーム)にオカダ・カズチカ(33)とシングルマッチを戦うジェフ・コブ(39)が、この日も圧倒的強さを見せた。

タッグマッチに出場したコブは、オカダから“盗んだ”レインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドで小島を葬り、3日連続で前哨戦勝利。勝利後はコーナーに上って「レインメーカー」ならぬ「アロハメーカー」ポーズでオカダを見下ろした。

24日からの前哨戦では、オカダから3カウントこそ奪えていないが、ツームストンバイルドライバーや、高い位置からのドロップキックなど、相手のお株を奪う攻撃を見せた。オカダをリング下に沈め、カットに入らせず、レインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドを悠々と決めるという同じパターンで3日間とも勝利した。

7月の東京ドーム大会では勝利目前で逆転のエビ固めを喫した。この日も同じシーンが訪れたが、O・カーンがカットに入り、3カウントの危機を回避。27日が最後の前哨戦となるが、もちろん負けるつもりはない。「オカダが後楽園ホールで見られるのは明日が最後だ。埼玉で完璧に終わらせる」と余裕のコメント。「雨はいずれ上がる。このアロハメーカーが雨雲を蹴散らし、オカダも一緒に吹っ飛ばす」。ハワイ出身のコブがオカダを沈め、雨の季節に終わりを告げる。

関連するニュースを読む