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【ALL TOGETHER】田口隆祐、YOHが猪木劇場「元気があればシャーでも出来る」

試合に勝利する、左から田口隆祐、井上凌、YOH、ブラックめんそーれ(撮影・横山健太)

<プロレス:ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!>◇9日◇東京・両国国技館

新日本の田口隆祐&YOHにアントニオ猪木の魂が乗り移った。田口&YOHは、第0試合に登場。井上凌(全日本)&ブラックめんそーれ(全日本)と組み、スペル・クレイジー(ノア)&アレハンドロ(ノア)&吉岡世起(ノア)&小峠篤司(ノア)と激突した。

「チームノア」の4人に対して、「新日本」「全日本」のコンビがプレーがさく裂した。全日本のブラックめんそーれが小峠に「シャー」。続いて井上がジャンピングハイキックをかますと、新日本の田口がヒップアタック、そしてYOHがファルコンアローを決め、流れるようなプレーで、会場を沸かした。最後はYOHが小峠から3カウントを奪った。

試合後のバックステージでは、この2団体のコンビに亀裂? が…。おふざけなしの田口は「世の中がバラバラな感じがありますし、1つになって、プロレスファンに限らず、世の中に対する、プロレスから世の中へのメッセージで1つになろう」と至極真面目に話し出すと、ブラックめんそーれが「シャー」と大事なところでカットイン。

すると、ここで田口に“異変”が起きてしまった。「元気があればシャーも出来る」といきなり言い、ブラックめんそーれを困惑させた。ここにYOHも加わり「元気があれば何でも出来る」と猪木のモノマネを披露。田口も「元気があれば何でも出来る」とリピート。「アゲインということでね」と、ALL TOGETHERのサブタイトルを口にした。

先輩が大ボケをかませば、YOHも再び「元気があれば何でも出来る」と顔も作り込んだ。田口は「元気ですか」と言い、新日本の2人の“猪木劇場”が展開された。カメラの前でコメントしようとする全日本の2人を制すなど、良好なコンビネーションも、試合中までとなった…。

ヒップアタックを決める田口隆祐(左)(撮影・横山健太)
飛ぶアレハンドロ(撮影・横山健太)
小峠篤司(手前)にダイレクトドライブを決めるYOH(撮影・横山健太)

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【ボクシング】38歳田中教仁が即再戦で3度目世界挑戦「ラストチャンス」WBC王者パンヤに挑戦

ボクシング、ミニマム級の田中教仁(19年6月12日撮影)

プロボクシング元日本ミニマム級王者でWBC世界同級10位の田中教仁(38=三迫)が、6月28日にタイ・ラコーンで同級王者パンヤ・プラダブスリ(32=タイ)に挑戦することになった。9日、所属ジムから発表された。

昨年8月に王者パンヤに判定負けして以来、約10カ月ぶりのダイレクトリマッチでの挑戦となる。田中は「この度、突然のWBC世界タイトルマッチ挑戦、昨年8月以来の再戦というオファーをいただき、自分としては断る理由が1つもないので試合させていただくことになりました。突然、舞い降りたチャンスで年齢的にもラストチャンスだと思います」と所属ジムを通じて意気込みを示した。

田中にとって20年3月、タイでWBA世界同級スーパー王者ノックアウトCPフラッシュマート(タイ)に判定負け、昨年8月のパンヤ戦に続き3度目の世界挑戦となる。田中は「ジムも全体的にバックアップしてくれて、最高の練習ができています。ジムや関わってくれるすべての方に感謝して全力で世界のベルトを奪います。日本の皆さま応援よろしくお願いします」と“三度目の正直”で世界ベルト奪取する意欲をみせた。

王者パンヤは当初、4月16日、東京・代々木競技場第2体育館で重岡優大(ワタナベ)との防衛戦を予定したものの、試合直前でのインフルエンザ感染で中止となっていた。現在、WBC世界同級暫定王座は重岡が保持しており、パンヤ-田中の勝者が、いずれ団体内王座統一戦で対決することになりそうだ。

国内記録の大幅更新にも期待がかかる。日本男子最年長の世界王座初奪取は、WBC世界フェザー級王者越本隆志の35歳0カ月(返り咲きは長谷川穂積の35歳9カ月)。勝てば38歳3カ月での新記録となる。さらに日本人によるタイでの日本ボクシングコミッション(JBC)公認の世界戦は63年1月、ファイティング原田が判定負けしてから25敗1分け。所属ジムでは82年にWBC世界ライトフライ級王座を獲得した友利正以来、41年ぶりの4人目の世界王座を狙う。

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井上尚弥が今後対戦したい相手は「ネリ、カシメロ」大橋秀行会長がユーチューブ対談で明かす

日本フェザー級王者となった松本(左から3人目は)と記念撮影する、左から井上尚、大橋会長、1人おいて井上拓(2023年4月撮影)

プロボクシング前4団体バンタム級統一王者で現WBC、WBO世界スーパーバンタム級1位の井上尚弥(30=大橋)が希望する今後の対戦相手について、所属ジムの大橋秀行会長(58)が明かした。

渡嘉敷勝男氏(62=渡嘉敷ジム会長)、竹原慎二氏(51=竹原慎二&畑山隆則ジム会長)、畑山隆則氏(47=竹原慎二&畑山隆則ジムGM)の元世界王者3人による「ぶっちゃけチャンネル」で「大橋会長と呑みトーク第2章」が更新された。

以前、同チャンネルで井上尚弥と元世界2階級制覇王者で現WBA世界スーパーバンタム級1位の亀田和毅(31=TMK)戦実現の可能性について3人が語ってきた経緯もあり、大橋会長は「それを聞かれると思って、今日、井上尚弥に聞いたの」と本人の意向をヒアリングしてきたと前置き。その上で「(今は)フルトンのことしか考えていない。で、あとやりたいのはネリ、カシメロ」と“代弁”した。

フルトン戦後は、元世界2階級制覇王者で現WBC世界同級2位のルイス・ネリ(28=メキシコ)、元世界3階級制覇王者で現WBO世界同級5位のジョンリール・カシメロ(33=フィリピン)との対戦を希望し、亀田和毅は現時点で「やりたい相手」の選択肢に入っていないとの意向を示した。大橋会長が亀田和毅に関する発言をするのは異例のことだった。

カシメロとは20年4月に米ラスベガスで対戦が決まっていたものの、コロナ禍で中止された経緯もある。大橋会長は「カシメロは1回やるはずだったので、決まっていたが、コロナでダメになった。カシメロは前回の試合(5月13日、フィリップス・ンギーチュンバ戦判定勝ち)で良くなかったが(井上は)カシメロ、ネリに興味がある、やっぱり11年間、無敗でこれだけの王者になっているので、井上がやりたい相手とやっている」とマッチメーク法についても明かしていた。

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新大関霧島モンゴル凱旋、コロナ禍で4年ぶり 出身地ドルノド県で大勢の祝福受ける

大相撲で新大関に昇進した霧島(27=陸奥)が7日、故郷モンゴルの出身地ドルノド県に凱旋(がいせん)した。大勢の住民から「おめでとう」「お帰りなさい」と祝福する声をかけられた。

5日にモンゴルへ帰国。7日早朝に車で首都ウランバートルを出発し、夕方に約700キロ離れたドルノド県に到着した。コロナ禍で4年ぶりの帰省。霧島は取材に「地元の皆さんが盛大に迎えてくれてうれしい」と喜んだ。

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那須川天心ボクシング2戦目は9月中旬 寺地拳四朗、中谷潤人の世界戦も開催

公開トレーニング前に会見する那須川(撮影・中島郁夫)

無敗の人気格闘家で今年4月にプロボクサーとして白星デビューを飾った日本スーパーバンタム級7位那須川天心(24=帝拳)が9月中旬、首都圏で2戦目に臨むことが決まった。

7日、所属ジムの本田明彦会長が明らかにした。なお同興行には、WBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(31=BMB)、WBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人(25=M・T)のダブル世界戦も組まれる豪華イベント。いずれも対戦相手は今後、発表される。

9月中旬の2戦目が決まった那須川は同日、千葉・成田市内で臨んでいる走り込み合宿を公開した。4日から1週間の予定で、同門となるWBC世界ライトフライ級2位岩田翔吉(27)、日本バンタム級4位増田陸(25)、日本スーパーフェザー級3位波田大和(26)、日本ライトフライ級13位・高見亨介(21)、アマ58勝23敗の実績でプロデビュー4連勝中の嶋田淳也(25)とともに中村正彦ストレングス&コンディショニング・コーチのもと、起伏の激しいゴルフコースを走り込み、下半身強化を図った。

4月8日の白星デビュー後、那須川は2~3週間の休養を経て、5月から本格的なジムワークを再開している。今回は格闘家人生初という走り込み合宿を経験し「全身が筋肉痛ですが、それは成長しているということ。前回のデビュー戦でMAXの那須川天心をみせたわけでなく、ボクシングの『ボ』の字ぐらい。日々の生活で強くなっていると思います」とプロ2戦目を見据えながら走り込みを継続していた。

公開トレーニング前に会見する那須川。右は粟生トレーナー(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前に会見する、左から中村コーチ、那須川、粟生トレーナー(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前に会見する那須川(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前にゴルフスイングのまねをする那須川(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前に記念撮影する、左から中村コーチ、那須川、粟生トレーナー(撮影・中島郁夫)
公開トレーニング前の記念撮影でポーズを決める那須川(撮影・中島郁夫)
ゴルフカートに乗り込む、左から那須川、粟生トレーナー、中村コーチ(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(左から2人目)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(左から2人目)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(左から3人目)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(右から2人目)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(右から2人目)(撮影・中島郁夫)
最後尾を走る那須川天心(右端)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(右)(撮影・中島郁夫)
最後尾を走る那須川天心(右端)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(撮影・中島郁夫)
ランニングトレーニングでヘトヘトになりながらも「疲れてないポーズ」をする那須川天心(撮影・中島郁夫)
ランニングトレーニングで疲れた表情を見せる那須川(撮影・中島郁夫)

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那須川天心が人生初の走り込み合宿敢行 全身筋肉痛も「のびしろしかない」9月中旬に2戦目

公開トレーニング前に記念撮影する中村コーチ(左)、那須川(中央)、粟生トレーナー(撮影・中島郁夫)

4月にプロボクシングで白星デビューを飾った日本スーパーバンタム級7位の那須川天心(24=帝拳)が7日、千葉・成田市内で臨んでいる走り込み合宿を公開した。

6月4日から10日まで、中村正彦ストレングス&コンディショニング・コーチのもと、同門のWBC世界ライトフライ級2位岩田翔吉(27)、日本バンタム級4位増田陸(25)、日本スーパーフェザー級3位波田大和(26)、日本ライトフライ級13位高見亨介(21)、アマ58勝23敗の実績でプロデビュー4連勝中の嶋田淳也(25)と起伏の激しいゴルフコースを走り込み、フィジカル強化を図っている。

格闘家人生初の走り込み合宿の前半パートを終えた那須川にとって、中村コーチのメニューは“自己新”のハード練習ばかりだ。過去のロードワークの距離は通常6キロ、多くて8キロだったが、今回は毎朝5時に起床して10キロに設定。午後にはダッシュ系の走り込みで心肺機能を高め、さらには腹筋など体幹を鍛えるメニューも入っている。

那須川は「今後、長いラウンドを戦うことになる。前回は6回戦で今までの経験でできた部分はあった。キックでも6回は延長でやったことがある。でも、その2倍となると経験していないゾーンで戦わないといけない。その体力や心構えをつけるトレーニングなのかなと思う」とテーマを掲げた。

もちろん全身が筋肉痛になっているという。「今まで感じたことのない筋肉痛なので成長しているなと。100%を常に出している。これを超えられるような『精神と時の部屋』みたいな感じで濃い内容を過ごしている。もっともっと強くなると思います」。漫画ドラゴンボールで主人公・孫悟空が修行で使う神様の神殿内にある特殊なエリアになぞらえ、自身が鍛えられているという手応えを示した。

プロボクサーとしてゼロからのスタートを切っている心境も強調した。「キック時代はずっとチャンピオンで、これをすれば勝てるというのはあったが、また変化しないといけない。日々楽しい。人は限界を決めたら終わるし、限界がないことを自分の体で示したい。一緒のメンバーの中で一番遅い。後ろから数えて1位で心が折れそうになるけれど、やっぱり逆に考えるとのびしろしかない。ここからもっとスタミナをつけて強くなると自分の中でうれしく思っている」とキッパリ。常に前向きな姿勢を示した。

中村コーチが「合宿も明日から後半戦なので基礎的な能力の向上を目指していきたい。これから強度を上げていけるだけの基礎的能力はある。楽しみ。もう1段階上げていきたい」と説明すると、那須川は「え?」と苦笑いを浮かべていた。

ランニングトレーニングで疲れた表情を見せる那須川(撮影・中島郁夫)
ランニングトレーニングでヘトヘトになりながらも「疲れてないポーズ」をする那須川天心(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(撮影・中島郁夫)
最後尾を走る那須川天心(右端)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(右)(撮影・中島郁夫)
最後尾を走る那須川天心(右端)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(右から2人目)(撮影・中島郁夫)
千葉県内のゴルフ場でランニングトレーニングを公開する那須川(左から2人目)(撮影・中島郁夫)
ゴルフカートに乗り込む、左から那須川、粟生トレーナー、中村コーチ(撮影・中島郁夫)

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石浦が引退会見 家族の寝姿見て「いいかな」と首の大けがからの現役復帰断念

引退会見を終え、花束を手に笑顔を見せる石浦(左)と師匠の宮城野親方

大相撲の最高位前頭5枚目で、1日付で現役を引退し、年寄間垣を襲名した石浦(33=宮城野)が7日、東京・両国国技館で会見した。13年初場所の初土俵から10年余りの現役生活を振り返り「あっという間の10年でした。その中で、たくさん良い経験をさせてもらいました。今、振り返ると苦しかったことよりも、良かったことを思い出します」と、しみじみと語った。

最高位で迎えた昨年3月の春場所で、3日目に首の大けがを負い、それが引退につながった。「その時は『もう1番勝てば幕内に残れる』と思って再出場しました。次の場所も幕内で相撲を取りたいと思っていた」。同場所11日目から再出場し、1勝を加え、その場所を2勝7敗6休とし、狙い通りに次の夏場所は幕内に残ったが、首のけがは当初の予想以上にひどかった。昨年夏場所から7場所連続全休。5月まで行われた夏場所では序二段まで番付を落としていた。

すでに昨夏には引退を覚悟していたという。杏子夫人(29)には「無理かもしれない」と、現役引退は避けられそうにないと伝えた。すると「お疲れさま」と返された。さらに昨夏のある日、治療を終えて帰宅すると、杏子夫人、長男謙宗(けんぞう)くん(5)、長女環(たまき)ちゃん(3)、次男寛治くん(2)が、並んで眠っている姿を見て、現役への未練がなくなった。

「4人が寝ている姿を、顔を見た時に『いいかな』と思った。手術をすれば相撲はできないとお医者さんに言われていた。手術をせずに相撲を続けたら、半身不随になる危険性もあった。健康な体で、子どもの成長をずっと見守っていきたい。三役になりたいとか夢もあったけど、4人の顔を見るのが1番の幸せだと気付いた」。こう話すと、涙をこらえきれなくなった。

治療、リハビリで「今は私生活は普通に送ることができるようになった」という。ただ、最高で130キロほどあった体重が、現在は100キロほどまで落ちたこともあり、やはり現役復帰は難しいと判断し、引退となった。引退に際し、入門時の師匠だった先代宮城野親方であり、先代の間垣親方(元前頭竹葉山)が名跡を譲ってくれることになった。石浦は「再雇用が3年残っている中、今後の宮城野部屋のことを考えて譲ってくださった。感謝しかない」と、頭を下げた。

172・5センチの小兵ながら、新入幕の16年九州場所では、2日目から10連勝するなど優勝争いに絡み、敢闘賞を獲得した。通算成績は350勝321敗108休。幕内在位は26場所。思い出の一番は、21年名古屋場所8日の宇良戦。4度目の顔合わせで、初めて宇良から白星を挙げた一番で「宇良関にとっては、長い相撲人生の中の1番かもしれないけど、自分にとっては重要な一番でした。同じように小兵といわれ、ずっとリベンジしたくて、どうしても勝ちたかった」と、勝った直後に涙を流して喜んだ取組を思い出しながら話した。

会見に同席した師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)は「石浦がいなかったら14年間、綱を張ることはできなかった」と、現役時代に最も長く関取として一緒に稽古した、弟弟子を称賛した。引退相撲、断髪式は来年6月1日を予定。「宮城野部屋が好きなので、強い子も入ってきたり、前からいる子も強くなってきたりしていて、指導したいです。これからも宮城野親方を支えたい。宮城野部屋の縁の下の力持ちになりたい」。第2の人生に向けて、最後はすがすがしい表情を見せていた。

引退会見で涙をぬぐう石浦

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【新日本】オスプレイ、Forbidden Doorでケニー・オメガに挑戦

ウィル・オスプレイ(2023年1月5日撮影)

新日本プロレスは6日、AEW(オール・エリート・レスリング)との合同興行「Forbidden Door」(現地時間25日、カナダ・トロント)の一部カードを発表した。

ウィル・オスプレイは、IWGP USヘビー級王者のケニー・オメガへの挑戦が決定した。オスプレイは「この試合が俺にとってどれだけ重要なものであるのか分かってもらいたい。俺は東京ドームで散々あのほうとう息子に辱められた。あそこで敗れた俺の気持ちは分かる訳ないだろう。俺の家族が生放送で試合を見守る中、俺はお前にボロボロに破壊された。だから俺は借りを返さないといけない。俺の真価を証明し、雪辱を果たす。そのためにこの試合がある。舞台はトロント、お前の出身国の街の中の1つだ。そこでお前に前回の俺と全く同じ目に遭わせてやる。これは紛れもなく個人的な恨みだ!」と怒りをぶつけた。

2人は今年1月4日の東京ドーム大会で激突。当時のIWGP USヘビー級王者のオスプレイは、オメガに敗れた。その後、オメガへの挑戦権をかけたトーナメントが実施されることに。過去にUSヘビー級王者戴冠経験を持つオスプレイ、棚橋弘至、ジュース・ロビンソン、そしてランス・アーチャーの4名が、日米を股にかけて激突。これを勝ち抜いたオスプレイが、再びオメガと対戦する権利を得た。リベンジに燃えるオスプレイに注目が集まる。

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開志学園1年の三國成が男子フライ級で初V 左2発で全国大会初切符 新潟県高校総体ボクシング

1回RSC勝ちでインターハイ初出場を決めた開志学園・三國(右)

<新潟県高校総体ボクシング>◇6日◇新潟南高ボクシング場◇男子6階級、女子3階級決勝

男子フライ級決勝は三國成(開志学園1年)が加藤敦士(新潟向陽2年)に1回1分9秒でRSC勝ちして初優勝。全国高校総体(インターハイ)初出場を決めた。

強烈な左ストレート2発で三國が高校の全国大会初切符を手にした。立ち上がり、コーナーに詰めると軽くステップを踏んで左ストレート。相手をポストまで飛ばすようにダウンを奪う。その後も的確なパンチと警戒なフットワークを披露。「決めようと思った」と最後はワンツーでフィニッシュした。

「減量がきつかった」と2週間で7キロ体重を落としたため、コンディションは不良だった。それでも実力の一端はしっかりと披露。「オール『4』かな、と思っていたが、ここぞというところのアピールがすごい。『5』が見えてきた」。圧勝劇を仁多見史隆監督(48)も絶賛した。

東京出身。同校では初の県外出身者だ。足立区立第七中3年だった昨年は全日本UJフレッシュ大会48キロ級で優勝した実力を持つ。小学1年から通っていた鹿浜ボクシングジムの桐生研二代表が新潟・長岡市出身だった縁で、昨年8月に開志学園の練習を見学した。「仁多見監督の指導を受けたいと思った」と入学を熱望し、受け入れられた。それだけに意識は高い。「インターハイは、もちろん優勝を狙う」。高校初の全国舞台も物おじせずに臨む。

◆三國成(みくに・せい)2007年(平19)7月20日生まれ、東京都出身。ボクシングは4歳から。西新井小1年から鹿浜ジムに通い始める。昨年の全日本UJフレッシュ大会48キロ級で優勝。開志学園に入学し、4月の春季地区大会フライ級で優勝。166センチ。

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【ボクシング】WBAが統一王者タパレスVS井上尚弥-フルトン戦勝者の4団体統一戦を許可

3月6日、WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、対スティーブン・フルトン戦を発表し会見する井上

プロボクシングWBA、IBF世界スーパーバンタム級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が、7月25日に東京・有明アリーナで開催されるWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)-同級1位井上尚弥(30=大橋)戦の勝者との4団体統一戦に臨むことをWBAから許可された。

4月8日、ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)に判定勝ちし、新王者となった後、フルトン-井上戦の勝者との4団体王座統一戦の許可をWBAに要請していた。

当初は微妙な判定を受けてアフマダリエフ陣営から即時再戦の要請が出ていたものの、WBAは「タパレスはアフマダリエフを接戦の末に下し、王座を獲得した。アフマダリエフ陣営がWBAに直接、再戦リクエストを出しているが、現時点でそうすることは現実的ではない」と判断。初防衛戦は指名試合ではなく、選択試合になることが決まった。またタパレス陣営がフルトン-井上戦の勝者と戦う許可をWBAに要請したことを受け「この試合は4団体王座統一戦になる。ボクシングのためにそれを認めるのは強力な理由になる」と承認した。

またWBAは同級2位にランキングされたアフマダリエフに対し、同級1位亀田和毅(31=TMK)とWBA世界同級挑戦者決定戦に臨むよう指令を出した。

6月2日、元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(右)のもと、サンドバッグを打ち続ける井上尚弥
17年4月、WBO世界バンタム級タイトルマッチで大森将平に勝ったマーロン・タパレス

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【ボクシング】亀田和毅、前統一王者アフマダリエフとのWBA挑戦者決定戦の指令受ける

亀田和毅(22年12月撮影)

プロボクシング元世界2階級制覇王者で現WBA世界スーパーバンタム級1位の亀田和毅(31=TMK)が前WBA、IBF世界同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)との同級挑戦者決定戦に臨むようWBAから指令を出された。

最新ランキングでアフマダリエフが同級2位に入っていた。21年12月、当時、同級5位だった亀田は同級10位ヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)とのWBA世界同級挑戦者決定戦に判定勝ち。その後、2連勝して同級1位までランキングを上げていた。

またWBA、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が、7月25日に東京・有明アリーナで予定されているWBC、WBO世界同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)-同級1位井上尚弥(30=大橋)戦の勝者との対戦をWBAに要請し、承認された。なおIBF王座は同級4位サム・グッドマン(24=オーストラリア)-同級5位ラエッセ・アレーム(32=米国)との挑戦者決定戦が6月17日、オーストラリアで予定されている。

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【ボクシング】元4階級制覇王者・井岡一翔が24日世界戦に15歳以下の子供50組100人招待

WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ緊急発表会見でファイティングポーズを決める井岡(2023年4月24日撮影)

プロボクシング前WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(34=志成)が次期世界戦に15歳以下の子ども50組100人(子供と保護者)を招待すると5日、所属ジムから発表された。

24日に東京・大田区総合体育館で、WBA世界同級王者ジョシュア・フランコ(米国)との約6カ月ぶりの再戦に招待するもの。所属ジムによると「井岡一翔より子どもたちを招待したいと申し出があった」ことを受け、募集を決めたという。

募集要項など詳細は井岡の公式インスタグラム、志成ボクシングジム公式ツイッターで確認できる。応募期間は5日~15日まで。当選者の発表はチケットの発送を持って代えるという。井岡は昨年大みそかに臨んだフランコとのWBA、WBO世界同級王座統一戦でも、井岡は「統一戦を多くの子供たちに生でみていただきたい」とファイトマネーで15歳以下の子ども50組100人を招いていた。

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新大関霧島、4年ぶりにモンゴルへ凱旋帰国 故郷の村まで首都から車で700キロ移動

4年ぶりにモンゴルへ帰国するため成田空港を出発する新大関霧島(撮影・平山連)

大相撲の新大関霧島(27=陸奥)が5日、新十両昇進以来となる4年ぶりにモンゴルへ帰るため成田空港を出発した。空路で首都ウランバートルへ向かった後、車で約700キロ移動して故郷のドルノドゥに滞在する。地元の村では家族や親戚が集まって祝う催しも行われる予定で、「新大関として4年ぶりに帰れるのは最高です。家族とか親戚とか友達と久しぶりに会える」と待ち切れない様子だった。

今年の初場所を11勝4敗、春場所では12勝3敗で初優勝を飾り、大関とりの夏場所は11勝4敗だった。この3場所で合計34勝を挙げ、大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所33勝」を上回った。モンゴル出身力士としては15年の照ノ富士以来6人目となる大関昇進を果たし、師匠の陸奥親方(元大関霧島)のしこ名を受け継ぎ、霧馬山から霧島に変えた。

晴れて昇進をつかみ、師匠からモンゴルへ帰る許可をもらった。急きょ予約を取ったため、ビジネスではなくエコノミークラスだったが、搭乗手続きの最中にはファンから「おめでとう」などと声を掛けられ、気さくに対応していた。故郷でしばらく休んだ後、来週中に日本に戻って名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて調整する。【平山連】

大関昇進伝達式後の記者会見で師匠のしこ名「霧島」への改名を発表し色紙を持つ霧馬山(23年5月31日撮影)

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朝乃山 謹慎開始、復帰…節目の名古屋場所で「2桁&優勝争い」20代最後の名古屋への思い

名古屋場所に向けた稽古を開始し、ダンベルを持ち上げて筋力強化に努めた朝乃山

大相撲で大関経験者の朝乃山(29=高砂)が5日、都内の部屋で名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて稽古を開始した。幕内力士として2年ぶりに土俵に立った5月の夏場所では、東前頭14枚目で12勝3敗の優勝次点という好成績。その千秋楽から1週間の休みを経た、稽古始めのこの日は四股やすり足といった基礎運動、ダンベルを使った筋力強化などに終始し、相撲は取らなかった。

稽古休みの1週間は、主に体のケアなどに充てたという。ただ「3月の大阪場所よりも疲れは出ていないですね。やっぱり幕内は十両とは雰囲気も違った。でも声援をもらえてうれしかったし、そういう声援に乗せられた気がする」と、場所後は疲労感よりも充実感が大きかった様子。終盤戦まで4年ぶり2度目の優勝が期待される活躍を見せたが、優勝の意識は「逆になかったですね。やっぱり12日目、13日目で負けたので、優勝は見えてこなかった」と、全くなかったという。

本来は上位との対戦はない番付だった。だが好成績で終盤戦に入っていたため、12日目に関脇大栄翔、13日目には横綱照ノ富士との割が組まれた。そこで連敗し、自力優勝が消滅。特に照ノ富士戦を振り返り「自分なりに考えて取った。左は下からおっつけるつもりだったけど差してしまい、その左をきめられた。決められたら抜けなかった」と、誘われるように差してしまった左の使い方を課題に挙げた。

新型コロナウイルスのガイドライン違反で6場所の出場停止が始まったのが、21年の名古屋場所だった。本場所には出場しないが、その時も名古屋には同行し、稽古していた。名古屋のファン、後援者に顔を合わせるのは「やっぱり気まずかった」と振り返った。そして1年後、謹慎明けで三段目から復帰したのも、22年の名古屋場所。そこから1年で今度は、幕内上位から中位に番付を戻すことが予想される。

「幕内上位になるかは分からない。でも、あれ(復帰)から1年で、ようやくここまで来ることができた。名古屋は(出身の)富山から車だと来やすいらしく、準ご当所だと思っている。応援に来てくれた人の前で、自分の相撲を取り切って白星を挙げたい。番付的に、今場所よりは厳しくなるけど、2桁白星と優勝争いに絡むことを目標にしたい」。

夏場所前と変わらない目標を立てたのは、大関経験者の意地ではない。今年中に、少しでも早く、三役に戻りたいという挑戦者の気持ちの表れ。今月は茨城県内、静岡県内と、2カ所で行う部屋の合宿で、一段と相撲漬けの生活を送る予定。さまざまなことがあった20代の名古屋場所の最後に、鮮やかな足跡を残す準備を進めている。【高田文太】

名古屋場所に向けた稽古を開始し、ダンベルを使って筋力強化に努めた朝乃山
名古屋場所に向けた稽古を開始し、すり足を繰り返した朝乃山

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【新日本】オカダ・カズチカ、海野翔太へ格の違い見せ初防衛「たくさんかみついてこいよ」

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカが、海野翔太に格の違いを見せつけた。オカダは棚橋弘至&石井智宏とNEVER無差別級6人タッグ王者として、ジョン・モクスリー、クラウディオ・カスタニョーリ、海野翔太の挑戦を受けた。試合はオカダが海野からレインメーカーからの体固めで3カウントを奪い、見事に初防衛に成功した。

かねて海野から挑戦を求められていたオカダ。試合終盤で対峙(たいじ)すると、海野を小ばかにするように、ビンタの応酬を食らわせた。すると、海野からオカダの代名詞・ドロップキックを食らわされた。さらにカスタニョーリの人間風車こと、ジャイアントスイングを20回も食らい、フラフラの状態に。ピンチかと思いきや、海野へドロップキックをお返し。そして棚橋&石井と3人で合体式のDDT。最後は伝家の宝刀レインメーカーで沈めた。

試合後、オカダは「(海野)翔太、分かるだろ? テメーだぞ、ダメなところは。でも俺は優しいから、たくさんかみついてこいよ。あんなビッグネーム2人頼らなくていいぐらいのレスラーに俺がしっかりしてやるから、かかってきなさい」と、今後も海野の挑戦を受け止める姿勢を示した。

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(左)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 勝利した左から石井智宏、棚橋弘至、ひとりおいてオカダ・カズチカ組(撮影・清水貴仁)

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【新日本】IWGP世界ヘビー級王者SANADA、謎の男・辻陽太からV2「辻。またやろうぜ」

SANADA対辻陽太 2度目の防衛を果たしたSANADA(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス…「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

IWGP世界ヘビー級王者のJust 5 GuysのSANADAが、2度目の防衛に成功した。

海外遠征から凱旋(がいせん)帰国初戦を迎えた挑戦者・辻陽太(29)に貫禄を見せつけた。試合冒頭に警戒していた辻のスピアーで吹き飛ばされたが、その後は相手の必殺技を見事に封じた。ドロップキックで反撃に転じると、シャイニングウィザードからのデッドフォールで3カウントを奪った。

謎の男に強さを誇示した。SANADAは5・3福岡国際センター大会で、IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムを下し、IWGP世界ヘビー級王座の初防衛に成功。その試合後に、海外に武者修行中だった辻が電撃登場。アメフト仕込みのスピアーで、SANADAに“奇襲”し、ノックダウンさせた。

ただ、SANADAに焦りはなかった。今回のIWGP世界戦を前に、前哨戦は設けられず、辻の最新情報は秘められたままだったが、前日3日の調印式で「1回も顔を出さなかった方が大物感あっていいのかなと思っております」と意に介すことはなかった。試合後には「辻。また、これから実績を残して、ロスインゴ盛り上げてもらって、いつでも挑戦待ってるよ。またやろうぜ」と余裕さえ感じさせ、見事にV2を達成した。

SANADA対辻陽太 攻撃を決めるSANADA(右)(撮影・清水貴仁)
SANADA対辻陽太 攻撃を決めるSANADA(奥)(撮影・清水貴仁)
SANADA対辻陽太 気合いを入れるSANADA(右)(撮影・清水貴仁)

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【新日本】謎の男・辻陽太、敗戦もインパクト抜群のスピアーにムーンサルトプレスも披露

SANADA対辻陽太 SANADA(左)を攻め立てる辻(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

謎の男・辻陽太(29)が、その怪物ぶりを見せつけた。凱旋(がいせん)帰国直後の試合で、IWGP世界ヘビー級王者のSANADA(35)に挑戦。試合序盤にいきなりのスピアー。アメフト仕込みの強靱(きょうじん)なタックルで、SANADAを吹っ飛ばした。

ムーンサルトプレスも披露するなど、ポテンシャルの高さを見せつけた。試合には敗れたが、インパクトは抜群だった。

異例の挑戦だった。辻は海外に武者修行中だった。帰国直後に、団体の最高峰のベルトに挑むのは12年2月12日のオカダ・カズチカ以来、11年ぶり。オカダが、棚橋弘至に勝利した「レインメーカーショック」ぶりの出来事だった。オカダ以来の戴冠は逃したが、冒頭のスピアーといい、辻のスケールの大きさは本物だった。

辻は19年4月13日の茨城大会で、プロ初勝利。そして21年8月1日に行われた後楽園ホール大会の壮行試合の内藤哲也戦を最後に、海外へと鍛錬の日々に向かった。英国、メキシコで経験地を積み、約2年ぶりに日本へ帰ってきた。

5月3日の福岡国際センター大会で電撃登場。そして、内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の代名詞・胸を2回たたくポーズを披露した。すると、前日3日の調印式で、SANADAと辻の記者会見後に、LIJの面々が登場し、ここで辻が加入表明。差し出されたLIJのTシャツを受け取り、5人と拳を合わせた。

突然の帰国、そしてLIJへの電撃加入、そして、IWGP世界ヘビー級王座への挑戦…。謎の男の勢いは、止まらなそうだ。

SANADA対辻陽太 SANADA(上)を攻め立てる辻(撮影・清水貴仁)

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【新日本】AEWブライアン・ダニエルソン、オカダ・カズチカへ「カネの雨はもう降らない」

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 勝利した左から石井智宏、棚橋弘至、ひとりおいてオカダ・カズチカ組(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカが、元WWEヘビー級王者ダニエル・ブライアンことAEW(オール・エリート・レスリング)所属のブライアン・ダニエルソンから対戦を要求された。NEVER無差別級6人タッグ王者のオカダは棚橋弘至&石井智宏と、挑戦者のジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリ&海野翔太に勝利し、初防衛に成功。その試合直後だった。モクスリーがマイクを持つと「この男の声を聞け!」と言い、同時にVTR映像が流れた。

モニターに映し出された映像には、砂漠の中で、怪しげな雰囲気を醸し出す男が…。ブライアン・ダニエルソンの表情がくっきりと、会場からもファンの興奮の声がもれた。「オカダ、俺と戦いたいんだろう? カネの雨はもう降らない」と言うと、さらに会場のボルテージが上がった。オカダは「ダニエルソン、お前と同じリングに上がってやるよ、コノヤロー。砂漠だかなんだか知らないけど、しっかりとカネの雨を降らせて、そのひからびた砂漠に雨を降らせてやる」と受諾したことで、ビッグマッチが決定した。

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)

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元前頭旭秀鵬の断髪式に約370人がはさみ入れる「今となってはありがたい」先代大島親方に感謝

元前頭旭秀鵬のトゥムルバートル・エルデネバートルさんの断髪式ではさみを入れる先代大島親方(撮影・平山連)

昨年1月に引退した大相撲元前頭旭秀鵬のトゥムルバートル・エルデネバートルさん(34)の断髪式が4日、東京・錦糸町の東武ホテルレバント東京で行われた。先代大島親方(元大関旭国)ら約370人が駆けつけてはさみを入れ、師匠の大島親方(元関脇旭天鵬)が止めばさみを入れた。「どれぐらい集まるか不安だった。昨日はいろんなことを思い浮かべながら涙が出てきちゃって寝れなかった。きょうはみんなの顔を見たら、落ち着いていたかな」と振り返った。

「将来の五輪選手」を育てるモンゴルの政策で岐阜第一高に柔道留学。兄を介してあこがれの旭天鵬と出会い、相撲に誘われた。同じモンゴルの旭鷲山が引退し、大島部屋の外国人枠が空いたことで入門。07年夏場所で初土俵を踏み、11年秋場所で新十両、12年初場所で新入幕を果たした。最高位は16年初場所での東前頭4枚目。東幕下筆頭だった昨年1月の初場所中に引退を発表した。

この日、断髪式ではさみを入れた入門時の師匠だった先代大島親方には感謝の思いしかない。「お父さんと同い歳。巡業でも他の付け人が洗濯物とかであちこちいっちゃうのに、俺だけ親方の部屋で腕立てやったりしていた。そのときは嫌だと思ったけど、関取にもなれた。今となってありがたいすね」と懐かしそうに話した。

協会に残らず、現在はモンゴルで貿易会社を起こして経営者として活動に励んでいる。将来的には事業を通じて日本との架け橋になろうと奮闘していく考えを示した。

元前頭旭秀鵬のトゥムルバートル・エルデネバートルさんの断髪式で止めばさみを入れた大島親方(撮影・平山連)
元前頭旭秀鵬のトゥムルバートル・エルデネバートルさんの断髪式に駆けつけた現役力士と親方衆(撮影・平山連)

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【新日本】IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムが自己最多5度目防衛で歓喜の雄たけび

高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃する高橋(左)(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス…「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが、自己最多の5度目の防衛に成功した。

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」初優勝を果たしたマスター・ワトを挑戦者に迎えた一戦を制し、「ジュニアの新しい扉はとっくに開いている。その先にいるのが俺だ!」と歓喜の雄たけびを上げた。

ヒロムの貫禄勝ちだった。場外でミサイルキックをかまし、花道でブレーンバスターと、序盤からダメージを蓄積させた。最後はTIME BOMB、ヒロムちゃんボンバー、TIME BOMB2とたたみかけ、地元・大阪のワトから3カウントを奪った。

5月28日の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」決勝戦(大田区総合体育館)で、頂点にたどり着いたワトは「覇者として、あなたの持つIWGPジュニアヘビー級王座挑戦させてください。場所も決まっている」と対戦を要求していた。ヒロムも「ジュニアの新しい扉、開いたね。でも、どんな扉をあけようが、そこに待っているのはこの俺だ。お前の挑戦喜んで受け止めます」と快諾していた。ヒロムは3連覇中だったベスト-は予選敗退。4連覇こそ逃したが、IWGPジュニアヘビー級王者としての意地を見せつけた。

高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃する高橋(奥)(撮影・清水貴仁)
高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃する高橋(上)(撮影・清水貴仁)
高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃するマスター・ワト(右)(撮影・清水貴仁)
高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃するマスター・ワト(右)(撮影・清水貴仁)

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