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正代「成績響いたと言われるのはしゃく」親方交代で

師匠が交代して新体制となった部屋で稽古を行う正代(代表撮影)

大相撲の大関正代(29=時津風)が25日、新体制となった部屋を活気づける決意を示した。

初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反した前師匠(元前頭時津海)が22日に退職。この日、都内の部屋で稽古を行った正代は、新時津風親方(元前頭土佐豊)が部屋を継承後、初めて取材に応じ「今のところまだ分からないけど、特別な感じはない。落ち着いて対応できたらいい」と淡々と意気込んだ。

新師匠はまわしを締めて泥着を羽織り指導にあたっている。東農大の先輩でもある新時津風親方は、前師匠と同じく弟子たちの自主性を重んじている。「そこは前師匠と変わらない。自分は自分なりに考えてやっていけたら」と正代。部屋が新体制となって初めて迎える春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて「親方が変わったから成績に響いたとか言われるのはしゃくなので、言われないように頑張らないといけないですね」と力を込めた。

この日は弟弟子で平幕の豊山と三番稽古を行い、8勝1敗。番数は徐々に増やしていくつもりで、昨年11月場所で負傷した左足首については「痛みはない。けがをしたんだなという不安、ちょっとした意識はあるけど」と説明した。

師匠が交代して新体制となった部屋で稽古を行う正代(左)(代表撮影)

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白鵬、組んで良し離れて良し「上出来」30番全勝 

合同稽古に合流した白鵬(代表撮影)

大相撲で4場所連続休場中の横綱白鵬(35=宮城野)が24日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、平幕の若隆景を指名した三番稽古で30番を全勝した。

新型コロナウイルスに感染して初場所を休場。再起を期す春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて復調をアピールした。

合同稽古に合流した白鵬が期待の若手を圧倒した。得意の右四つを中心に左からの上手投げを何度も披露。初代横綱若乃花が得意とし、自身も13年秋場所で決めたことがある大技「呼び戻し」も見せた。組んで良し、離れて良しの攻めで区切りよく30番で終了。「20番と思って土俵に入りましたけど、気付いたら20番で、じゃあもうちょっと10番と、そういう思いでやった。受け身の攻め、立ち合いの踏み込み、離れたときの間というのかな、突き押しからの押し、そういったものを意識しながら、という感じかな」。関取衆との申し合いは昨年12月に行われた合同稽古以来。番数を重ねるにつれて、気持ちが乗っていった。

初場所前の1月5日に新型コロナウイルス感染が判明した。「1月3日に稽古したときに20番取る気持ちで臨んだが、7番、8番、9番あたりで息が上がって、とてもじゃないけど相撲を取る状態じゃなかった。それに比べたら上出来じゃないかな。だからコロナって怖いものですよ。もう嫌ですね」。初場所中に退院して、体力を徐々に戻してきた。

昨年11月場所後には横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されるなど、厳しい立場にある。最後に優勝したのは1年前の春場所。「もう春連覇、目指してますよ」。昨年の春場所は史上初の無観客開催。異例の場所で結果を残してきた横綱は「東京で春場所は初めてですからね。“初めて”ということは好きですから。(初という言葉は)嫌いじゃない」とニヤリと笑った。

合同稽古で若隆景と三番稽古を行う白鵬(右)(代表撮影)

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元荒鷲が断髪式「やっと再出発ができた」

鶴竜(右上)からはさみを入れてもらう元荒鷲のエレヘバヤル・ドゥルゴゥーン氏(代表撮影)

大相撲の元前頭で昨年1月に引退した元荒鷲のエレヘバヤル・ドゥルゴゥーン氏(34)が23日、東京・両国国技館で延期となっていた断髪式を行った。

当初は昨年5月に開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期となっていた。断髪式には師匠の峰崎親方(元前頭三杉磯)、先代師匠の花籠親方(元関脇大寿山)、同じモンゴル出身の横綱鶴竜、元横綱日馬富士、同じ二所ノ関一門の親方衆、関取衆ら335人の関係者が出席した。

両国国技館での断髪式開催は昨年2月の押尾川親方(元関脇豪風)以来で、コロナ禍では初めてだった。はさみを入れる関係者は土俵に上がる時だけマスクを外すものの、土俵に上がる前にアルコール消毒を徹底。密を避けるため、観客席から土俵までの導線も細かく管理されるなどの感染対策が施された。

相撲協会関係者を含めて約140人がはさみを入れたが、元荒鷲の強い要望で、関係者以外でも希望すればはさみを入れられた。当然、多くの来場客が手を挙げることになり、午後3時30分に終了するはずだった断髪式は、予定より約1時間遅い午後4時39分に終わった。元荒鷲は来場者から希望者を募った理由について「こういう状況の中でも来てくれたので、何としても最後にはさみを入れていただきたいなと思っていた。それで良かったと思う」と、笑顔で説明した。

最後は師匠の峰崎親方がとめばさみを入れて、大銀杏(おおいちょう)に別れを告げた。「気持ちも肩の力も抜けますね。軽くなるし。やれることを全部やり切ったので、そういう(寂しい)気持ちはなかった。これでやっと再出発ができたんじゃないか」と表情は晴れやかだった。

コロナ禍で開催が危ぶまれていた。「不安を感じていた。何事もなく終わるのが前提だった」と本音を吐露。峰崎親方も「半信半疑でやってきた。昨年くらいからいけるんじゃないかという感覚になってきた。協会との話し合いで、対策を万全にして、ご覧の通り、寒いんですけどね。換気をしながら、お客さんにも迷惑をかけますが…」。開催までの苦労がにじんだ。

入門時の師匠で元荒磯親方の山中武氏(元小結二子岳)もはさみを入れてくれた。「(最後に会ったのは)もう1年前くらい。去年引退を発表してあいさつに伺ったのでそれぶり。元気でしたね」。02年11月場所でともに初土俵を踏んだ同期の鳴戸親方(元大関琴欧洲)は、鶴竜とともに花束を贈呈してくれた。「びっくりした。うれしかった」。鶴竜には初顔だった17年初場所6日目で金星を挙げ、同場所8日目には横綱白鵬からも金星を獲得。白鵬との対戦はこれが最初で最後だった。記憶にも記録にも残る場所だった。

今後の進路は未定だが、日本に住み続けるつもりだ。「今まで学んだことを生かして自分にできることを精いっぱいやりたい」と、新たな道を探っている。【佐藤礼征】

夫人のプレブダシ・ヤンジンラムさん(左)からキスされる元荒鷲のエレヘバヤル・ドゥルゴゥーン氏(代表撮影)

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若隆景、コロナ回復合同稽古参加も「息苦しさある」

合同稽古で関取衆との申し合いに参加する若隆景(代表撮影)

20日から東京・両国国技館内の相撲教習所で始まった、大相撲の関取衆による合同稽古は23日、4日目を迎え、平幕の若隆景(26=荒汐)が初参加した。関取衆の申し合い稽古では阿武咲、霧馬山、東龍と11番取って5勝6敗だった。申し合いの後は横綱鶴竜に、押しの稽古で7回、胸を出してもらった。

部屋の11人が陽性と診断された新型コロナウイルスに若隆景も感染。本人いわく「2、3日の入院」で1月上旬に退院したが、初場所は休場した。「体力的にスタミナが回復しているか。体力的に、そんなに戻っていなかったので」と合同稽古後半からの参加意図を説明。現状では「息切れというか息苦しさというのは若干、やっぱりあるかなと思います」と話した。

感染当時の状況も振り返った。昨年末の12月30日夜に倦怠(けんたい)感があり、翌日31日に発熱。PCR検査で陽性となった。37度8分の発熱が、部屋に戻ると40度ぐらいまで上がり全身の痛み、悪寒に襲われたという。年明け早々に入院。元日から味覚障がい、嗅覚障がいにも見舞われた。発熱も上がったり下がったりの繰り返しで、発熱は3~4日ほど、味覚や嗅覚障がいは2週間以上も続いたという。

「やっぱり怖い病気だと思いました」と振り返る。初場所は「不思議だった」という感覚でテレビ観戦。「しっかり治して(次の)場所で頑張ろうという気持ちが強かった」と、なえる心を何とか奮い立たせた。2月1日の稽古再開時は、激しい運動は控え徐々に上げてきたが、それでも相撲を取る稽古を始めてからは「やっぱり、ちょっとおかしいなと。息切れというのを少し感じた」という。不安はよぎるが「後遺症がありそうという感じはない」と努めて前向きに話した。

この日は、他の部屋の力士と顔を合わせるのも昨年11月場所以来という。「思い切って当たっていただけ」と横綱の胸も借りられた。3月の春場所(14日初日、両国国技館)は、三段目最下位格付け出しで初土俵を踏んで5年目の春となる。昨年7月の再入幕から10勝、11勝と勝ち越して、自己最高位の西前頭筆頭で迎えた11月場所も、負け越しはしたが7勝8敗と、それなりの手応えはつかんだ。西前頭2枚目から、若干の番付降下の可能性はあるが、懸命に仕上げて復帰の土俵に上がる。

合同稽古で関取衆との申し合いに参加する若隆景(代表撮影)

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白鵬「おかしいな、息も上がって」感染当時振り返る

ぶつかり稽古で炎鵬に胸を出す白鵬

大相撲初場所前に新型コロナウイルスに感染した横綱白鵬(35=宮城野)が22日、都内の部屋で行われた朝稽古後に、感染後では初めて報道陣の取材に応じた。

この日の稽古では相撲は取らず、四股やすり足、テッポウなどで汗を流すと、炎鵬相手に立ち合いの確認やぶつかり稽古で胸を出すなどした。

稽古後に新型コロナに感染した当時を振り返った。「(初)場所前ですからね、番数こなさなきゃいけないという思いで、20番以上やるつもりで稽古に臨んだけど、10番しか稽古できなかった。ちょっとおかしいなと思って、息も上がってたし」と、稽古中に異変を感じていたという。「そこで炎鵬がちゃんこ食べてる時に、炎鵬は米が嫌いなんだけど『今日米が臭い』とか言うから。それでどれ、と言って米のにおいを嗅いでみたところ、においがなかった。そこで気づきましたね」と、嗅覚に異常があっという。

白鵬は1月3日に嗅覚異常の症状を訴えてPCR検査を受け、5日に陽性と確認された。感染発覚当初は「まぁ、自分が…、というのは正直ありました」と驚きを隠せなかったという。その後、保健所の指示のもと入院。入院期間は9日間ほどだったといい、隔離された部屋では読書をしたりしていたという。しかし「もう少しいたら変になっていたかもしれない。掃除してゴミを見つけたらうれしかったりした。何かそういう感じでした」と、数日間続いた非日常的な生活に気苦労があった。

体調は徐々に回復し、初場所中に退院。先週からは相撲を取る稽古を再開したという。体の感覚については「これからだと思う。やっぱり実際、何もしないで入院しているのは、もう古傷とかそういうものが、今まで(筋肉で)固めてたものが緩くなるわけですから。そういった古傷を痛めたというのはありますけど」と、まだまだ万全ではない様子。23日からの参加を予定している、両国国技館内の相撲教習所で行われている合同稽古については「それはまだ分かりません。気持ちと体がかみ合ってくれば、関取衆と稽古したいけどね」と慎重な構えを見せた。

4場所連続休場中で、昨年11月場所後には横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されるなど、厳しい立場に立たされている。再起を図る春場所(3月14日初日、両国国技館)は、開催地が大阪から東京に変更になった。「もちろんそれは初めてだしね。暖かさは夏場所みたいな感じ。これから冷えていくだろうけど。とにかく誕生日を東京で迎えるのは10年ぶり、震災の時ぶりだからね」と感慨にふけった。

3月11日に36度目の誕生日を迎える白鵬は「3月場所、東京で相撲取るのは初めて。初めてのことは好きだからね。いい結果を出して、今でも横綱が頑張っているんだ、というのを見せられれば。私たちも頑張らないといけない、という励みになるんじゃないかなと思う」と被災者を思いやった。

炎鵬(左)相手に立ち合いの確認をする白鵬
四股を踏む白鵬
準備運動をする白鵬
準備運動をする白鵬

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進退懸ける鶴竜「なるべく当たる相手と」御嶽海圧倒

合同稽古で御嶽海と三番稽古を行う鶴竜(右)(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で始まり、進退を懸ける横綱鶴竜(35=陸奥)が三番稽古で小結御嶽海を圧倒した。

前みつを引いて一方的に出る場面が目立ち、16番取って全勝。他の部屋の力士と稽古場で相撲を取るのは1年ぶりだったが「今日の時点では悪くなかった」と好感触だった。

昨年11月場所後に横綱審議委員会から横綱白鵬とともに「注意」の決議を下され、初場所では好成績が求められたが、持病の腰痛などを理由に4場所連続で休場した。師匠の陸奥親方(元大関霧島)は鶴竜の休場が決まった初場所直前の電話取材で、鶴竜自身が春場所で進退を懸ける覚悟を示していることを明かしていた。

前回の昨年12月の合同稽古では相撲を取る稽古を回避したが、今回は危機感を表すように初日から調整のペースを上げた。合同稽古は25日まで行われる。全6日間を皆勤する予定で「なるべく今場所で当たる相手とやっていきたい。土俵に入って稽古していきたい」。実戦感覚を取り戻すため、上位力士の指名を“予告”していた。【佐藤礼征】

合同稽古を終えて報道陣の取材に応じる鶴竜(代表撮影)

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鶴竜が御嶽海指名し16番全勝、腰の状態は「順調」

合同稽古で御嶽海と三番稽古を行う鶴竜(右)(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で再起を目指す横綱鶴竜(35=陸奥)が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加して、小結御嶽海を指名して三番稽古を行い、16番を取って全勝した。進退が懸かる春場所に向けて、4場所連続休場中の横綱が存在感を示した。

頭で当たって前みつを引いて前に出る形が多く、一方的な展開が目立った。三役常連の相手を指名した理由については「なるべく(過去に)肌を合わせた相手とやりたいと思った」と説明。初場所前の前回の合同稽古では相撲を取らずに実戦を回避したが、今回は初日から調整のペースを上げた。「まず初日なのでここから順調にやっていきたい。今日の時点では悪くなかった」と振り返った。

昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下され、初場所では好成績が求められたが、持病の腰痛などを理由に4場所連続で休場した。師匠の陸奥親方(元大関霧島)は、鶴竜の休場が決まった初場所直前の電話取材で「本人しか分からないからどうこう言えないけど『次はないよ』ということ」と春場所で進退を懸ける立場にあるとの認識を示し、鶴竜自身も「来場所、引退かけて、1日でも早く稽古できる体をつくって頑張ります」と意気込んでいたことを明かしていた。

鶴竜はこの日の合同稽古後、腰の状態について「ここまで順調に来ている」とアピール。残り5日間の合同稽古も“皆勤”する予定で「前回(昨年12月)は関取衆も少なかったし、これから減ったりするとどうなるか分かりませんけど、なるべく今場所で当たる相手とやっていきたい。土俵に入って稽古していきたい」と意欲的に話した。

この日の合同稽古は鶴竜や御嶽海のほかには大関朝乃山、小結高安、前頭阿武咲、明生、霧馬山、逸ノ城、豊昇龍、十両石浦、錦木、王鵬の計12人の関取が参加した。横綱白鵬、前頭若隆景、十両若元春は途中から参加する予定。

合同稽古で御嶽海と会話を交わす鶴竜(左)(代表撮影)
合同稽古を終えて報道陣の取材に応じる鶴竜(代表撮影)

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高安、14勝1敗に好感触 第1子との初対面心待ち

合同稽古で王鵬に稽古をつける高安(右)(代表撮影)

大相撲の小結高安(30=田子ノ浦)が20日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた合同稽古の初日に参加した。平幕の明生や豊昇龍、十両王鵬や錦木らとの申し合い稽古で、15番取って14勝1敗。「自分の取りたい相撲を意識して、今日はよかったなと思う。我慢強い、粘りのある相撲。目的を持って、実行できたので満足してます」と好感触を口にした。

一家の大黒柱としての責任感が、さらに増した。このほど妻で演歌歌手の杜このみ(31)が第1子となる女児を出産。「まだまだ引退できないなという気持ちが強くなった。本当に家族のために、精いっぱいベストを尽くしたいという気持ちが強くなりました。子どもにとっても家族にとっても、自慢のお父さんだと言われるようにしっかりと頑張っている姿を見せたい」と決意した。

待望の第1子だが、「地元で里帰り出産だったので、まだ会えていない。でも電話で産声も聞けましたし、顔も見られた。今は早く会いたいなという気持ちでいっぱいです」と初対面を待ち望んでいる。三役に返り咲いた昨年11月場所から2場所連続で勝ち越すなど、大関復帰を目指す道中で、これ以上ない力の源を手にして「やはり上を目指して、辛抱して頑張りたい」と言葉に力を込めた。

合同稽古で王鵬に稽古をつける高安(右)(代表撮影)

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白鵬と鶴竜が合同稽古参加へ ともに4場所休場中

横綱白鵬(左)と鶴竜

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は19日、大相撲初場所を休場した横綱白鵬と横綱鶴竜が、20日から東京・両国国技館の相撲教習所で行われる合同稽古に参加することを明かした。報道陣の電話取材で明かした。

両横綱は昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されていたが、白鵬は初場所前に新型コロナウイルスに感染し、鶴竜は腰痛により同場所を休場した。同場所後に予定していた横審に注目が集まっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催は延期。いまだ開催されていない。

大阪から東京に開催地が変更となった春場所(3月14日初日、両国国技館)ではまず、両横綱の出場可否に注目が集まる。ともに4場所連続休場中。鶴竜にいたっては、師匠の陸奥親方(元大関霧島)が初場所の休場が決まった際に「本人も来場所、引退を懸けて1日も早く稽古できる体を作って頑張ります、ということ」と話していたなど、土俵に上がれば進退を懸けて臨むことになる。ともに厳しい状況に置かれている。

合同稽古には大関朝乃山や、小結高安、小結御嶽海らも参加予定。また、新型コロナに感染した白鵬と同部屋で初場所の全休措置がとられた十両石浦、同場所前に部屋での集団感染が発生して同場所の全休措置がとられた、荒汐部屋の平幕の若隆景と十両若元春も参加予定となっている。

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朝乃山、専属トレーナーから自立「いろいろ考えて」

若い衆の稽古を見る朝乃山(代表撮影)

大相撲の大関朝乃山(26=高砂)が18日、合同稽古に向けて都内の部屋で最終調整を行った。土俵には入らず、四股や重りを扱ったトレーニングに励むなど、基礎運動を中心に汗を流した。20日から東京・両国国技館内の相撲教習所で行われる合同稽古に参加予定。19日は両国国技館で健康診断を受診するため、合同稽古前の本格的な稽古はこの日が最後となった。前日17日までは土俵に入って幕下を相手に相撲を取っていたが「今日は基礎をしっかりやろうと思っていた」と話した。

昨年6月から付いていた専属トレーナーが、同年11月場所後に外れていたことも明かした。肉体強化などを目的に週3回、同トレーナーの指導のもとで体を鍛えていた。「(昨年)6月からのトレーナーの方はいろいろ考えて、今はやっていないです。(同年)11月場所でけがしてからですね。別に何かあったわけではなくて、いろいろ考えてですね」。現在は自らプランを立て、トレーニングに励んでいるという。

コロナ禍で人との接触が制限される中、同郷の著名人からの応援に感謝する。同じ富山県出身の女優、柴田理恵や室井滋、落語家の立川志の輔から鶏肉などの差し入れをもらうことが多い。この日は柴田から差し入れが届いたと若い衆から報告があり「テレビで見ていた人からいただいてうれしいですね。部屋全員がうれしいと思います。柴田さんとかラインもくれたりする。『肉送りました』とか、『相撲を見て力もらっています』とか」と喜んだ。

昨年の春場所後に大関昇進を決め、在位5場所目となる春場所(3月14日初日、両国国技館)で昇進から1年がたつ。「大関は結果を求められる。番付上でも上から2番目。優勝しないと横綱という話は出てこない。難しい立場にいるけど、それぐらいの気持ちでいかないと上にいけない」と、看板力士としての自覚がにじませた。

20日から始まる合同稽古は、関取衆と胸を合わせる数少ない機会になる。「勝敗を気にせず、コロナ禍の中で関取衆と稽古できるチャンス。しっかり稽古してけがしないようにやっていきたいです」と、気持ちを高めた。

重りを持って足を引く朝乃山(代表撮影)
若い衆のムカデに加わる朝乃山(左から2番目)(代表撮影)(代表撮影)
重りを持ってスクワットをする朝乃山(代表撮影)

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正代「あまり無理はしたくない」合同稽古参加に慎重

正代(2021年1月22日撮影)

大相撲初場所でかど番脱出を果たした大関正代(29=時津風)が16日、朝稽古後に報道陣の電話取材に応じた。この日は相撲を取る稽古は行わずに、基礎運動で汗を流したと説明。20日から東京・両国国技館で始まる合同稽古への参加意思を問われると「どうしましょう。番数をそんなに取れていない。そっちが不安」と話した。

部屋では相撲を取る稽古を再開しているというが、弟弟子で平幕の豊山とはまだ相撲を取っていないという。また、昨年11月場所で負傷した左足首の状況は「とりあえずは問題はない」と話すも「あまり無理はしたくない。1度ケガをして慎重になりました」と説明。3月14日に初日を迎える春場所まで約1カ月あることや、現段階ではまだ稽古量が十分でないことなどから、合同稽古参加へは慎重な姿勢を見せた。

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照ノ富士が挙式「復活のきっかけはやっぱり奥さん」

結婚式を行った照ノ富士(左)と夫人(代表撮影)

大相撲春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)で、17年秋場所以来の大関復帰を目指す関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が11日、東京・江東区の富岡八幡宮で、モンゴルからの留学生で15年夏場所後の新大関昇進前から交際していた、ツェグメド・ドルジハンドさん(26)と挙式した。既に3年前の18年2月に婚姻届は提出している。

出席者は伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)夫妻と新婦の親族、後援会関係者ら十数人で式は30分ほどで終えた。伊勢ケ浜親方も三十数年前に同じ場所で挙式していることから、富岡八幡宮での挙式となった。照ノ富士は「この日を楽しみにしていた。(前夜は)奥さんに良い一日にしてあげたいな、と思っていました」と柔和な表情で話した。

2人のなれ初めは7年前。共通の知人の紹介で食事をしたことに始まる。「美しい女性だなと思った」と照ノ富士が言えば、隣で新婦も「明るくて面白い方だなと。そのときはずっと笑っていました」と、うれしそうに話した。その頃、照ノ富士は新入幕した後で、新婦は高校から留学のため来日していた。

14場所在位した大関から陥落後、両膝の手術や糖尿病を患い連続休場したことで、序二段まで番付を落としたが、伴侶のサポートもあり関取に復帰した。「自分1人じゃ出来ないことがたくさんありますし、だからこそ周りの支えが本当に大きかった。その中で一番、やっぱり近くで本当に復活するきっかけになったのは、やっぱり奥さんのおかげだなと思っています」と感謝しきりの照ノ富士。プロポーズしたのは3年前のバレンタインデー(2月14日)で、その翌日には婚姻届を提出するという“早業”だった。

ケガなどで苦しい時期だったが、結婚を転機に、病気やケガを克服。「(番付が)落ちても変わらず支えてくれたのが、本当にありがたい気持ちでいっぱい。この人とずっと歩んでいきたいなと思いました」と振り返る照ノ富士は、再入幕の昨年7月場所では13勝2敗で2度目の優勝。返り三役を果たした同11月場所から13勝2敗、11勝4敗の成績で、3月の春場所は2度目の大関とりを目指す。

式を挙げた富岡八幡宮は、江戸勧進相撲発祥の地。境内には横綱力士碑、超五十連勝力士碑など、多数の角界ゆかりの石碑などが建立され、角界と縁の深い神社。新横綱が奉納土俵入りを行うのも慣例となっている。2度目の大関とりを成就した後、再度の綱とりに挑戦したい照ノ富士にとっては、格好の舞台となったはずだ。

結婚式を行った照ノ富士(中央)と夫人(代表撮影)
結婚式に臨む照ノ富士と夫人(手前)(代表撮影)
結婚式を終えて記念撮影をする照ノ富士(左)と夫人(代表撮影)

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日体大・石崎拓馬が高砂部屋入門「相撲うまい」親方

高砂親方(2018年2月4日撮影)

昨年の全国学生相撲選手権で3位となった石崎拓馬(日体大4年)が大相撲の高砂部屋に入門することが10日、分かった。

昨年の11月場所後に部屋を継承した高砂親方(元関脇朝赤龍)と同じ高知・明徳義塾高出身だったことが縁。石崎はインカレの成績により三段目最下位格付け出しの資格を得ており、順調にいけば5月の夏場所でデビューする。

この日は師匠となる高砂親方が東京・世田谷区の日体大を訪問し、松浪健四郎理事長らが同席のもと、あいさつが行われた。石崎は日体大では主将を務め、現在は相撲部の土俵で稽古を重ねている。石崎を高校時代から知る高砂親方は、電話取材に応じ「背は大きくない(173センチ、123キロ)けど相撲がうまい。相撲に対する熱意もある。将来が楽しみ」と期待を寄せた。部屋に住むのは4月以降になる見通しという。

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貴景勝が稽古再開「基礎をできる範囲でやっていく」

春場所に向けて稽古をする貴景勝(日本相撲協会提供)

大相撲初場所を途中休場した大関貴景勝(24=常盤山)が2日、都内の部屋で稽古を再開した。四股などの基礎運動を中心に体を動かし、春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて本格的に始動。初場所で負傷した左足首については「まだ万全じゃないですけど、基礎をできる範囲でやっていきたいと思っています」と説明。ぶつかり稽古で胸を出す段階には至っておらず、治療を並行しながら調整を進めていくという。

昨年11月場所で大関として初優勝を果たし、初場所は初めての綱とり場所だった。初日から4連敗を喫するなど不振で、3日目の北勝富士戦では左足首を負傷。「(けがの影響で)悪循環になってしまう」と、その後も星を伸ばせず、2勝7敗で迎えた10日目から休場した。左足首の負傷は過去に「何回もあります」と、初めての経験ではなかったという。

休場後はテレビで本場所を観戦していた。「自分のけがを早く治さないといけないし、自分の体をつくっていかないといけないので、他の人が相撲を取っていてどう思うってことはなかった」。賜杯を抱いた埼玉栄高の先輩でもある平幕の大栄翔については「強いから優勝しているんだと思います」と印象を語った。

初めて経験した綱とり場所だったが、緊張感については「(毎場所と)変わらないです」と振り返る。負傷する前の初日から3日目までの相撲内容も、本来の突き押しが影を潜めているような印象があったと報道陣に問われると「弱いから負けるんです。強ければ勝つし。まだまだもっと強くならないといけないということ。実力があったら勝つし、負けるということは実力が足りないということ」と強調した。

春場所は通常の大阪開催ではなく、コロナ禍で東京開催となった。兵庫県芦屋市出身で、大阪は“ご当所”とも呼べる場所。2年前の19年春場所では大関昇進を決めるなど、思い入れは強い。「やっぱりご当地なので、応援していただける方も多いし、いい節目になっている場所でもあったから残念ですけどね。でも土俵に上がったら大阪場所も東京も関係ないので、一生懸命頑張りたいと思います」。

NHK大相撲中継で解説を務める北の富士勝昭氏(元横綱)らは、貴景勝の不振の影響について体重の増加を指摘していた。小結で初優勝した18年九州場所では170キロで、現在は協会発表で183キロ。今後の体重調整については「自分の納得するようにやっていきたいと思います」と話した。春場所まで1カ月半。「基礎としっかり並行して治していってやっていきたいと思います」と意気込んだ。

四股を踏む貴景勝(日本相撲協会提供)

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正代が退職意向の師匠に言及「とても残念に思う」

春場所に向けて稽古する正代(日本相撲協会提供)

大相撲の大関正代(29=時津風)が1日、初場所中にマージャン店に出入りするなど新型コロナウイルスのガイドライン違反が判明し、日本相撲協会を退職する意向だという師匠の時津風親方(元前頭時津海)について言及した。

都内の部屋で初場所後初めての稽古を終えて報道陣の電話取材に応じ、一連の騒動について「とても残念に思いますけど。(時津風親方の処分など)それはもう、協会の方針に従うだけなんで。どんな結果であろうと協会の決定に従って頑張っていけたら」と受け止めた。

時津風親方の処分は今後、事実関係を調査したコンプライアンス委員会が処分案を理事会に答申し、それを受けて理事会で決まる。昨年9月には友人と宮城県に旅行。ゴルフコンペに参加しガイドライン違反となり「委員」から「年寄」への2階級降格処分を協会から科された。

今回が2度目のガイドライン違反で解雇を含めた厳罰は必至とみられるが、関係者の話によると同親方は処分内容にかかわらず協会を去る姿勢という。

正代によると、師匠はこの日の稽古にも顔を出したという。初場所後に大部屋で正代ら力士が集められ、時津風親方から直接謝罪を受けた。「謝罪込みの詳しい説明というか。それ(処分)が出るのを待っている状況だ、みたいな感じでした」。

初場所で千秋楽まで優勝争いに加わった正代を含む時津風部屋の力士は、場所中に師匠が部屋にウイルスを持ち込んでいれば、健康面や初場所の出場可否に影響しかねなかった。

部屋の雰囲気について正代は「1月場所も、みんな結構成績が良かったので、みんな稽古以外でも自主的にトレーニングだったりとか、みんなで取り組んできている。その(処分の)結果は分からないですけど、いい方向に流れはきているので。(師匠の騒動による部屋の雰囲気は)変わりないとは思うんですけどね。とりあえず、結果が出ないとですね。どうしたものか」と、複雑な心境を明かした。

師匠の処分なども気になる一方、自身は春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて稽古を重ねるしかない。

前日1月31日は17年に37歳で亡くなった、当時間垣親方の時天空(元小結)の命日。東農大の先輩で、正代は付け人も務めていた。「胸を出してもらった経験は、今の相撲にも生きている。厳しかったですね。その当時は口うるさく感じたが、今、関取になると、ああそうだったんだなと感じています。(時)天空関が病気と闘っているところを見て、自分たちも天空関に教えてもらった者として、成績を残そうというか、守ろうという気持ちは、自分も含めて他(の力士)もなった」と兄弟子をしのんだ。

初場所では11勝を挙げて初めてのかど番を乗り越えた。来場所に向けて「かど番にならないように頑張りますよ。いや、もう、あの経験は、病みそうになったので」と冗談を交えて苦笑い。「(かど番の経験は)全然マイナスではないし、絶対にプラスに働いてくれるとは思う。けがとかも11月場所で初めて経験した。ケアをして、けがが少ない体を作っていけたら」と意気込んだ。

春場所に向けて稽古する正代(日本相撲協会提供)

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武将山が新十両「素直にうれしい」藤島親方初の関取

春場所での新十両昇進が決まりリモートでの会見に臨む武将山(日本相撲協会提供)

日本相撲協会は27日、大相撲春場所(3月14日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、武将山(25=藤島)の新十両昇進を決めた。元大関武双山の藤島親方が育てた力士としては、初の関取となる。

初場所は東幕下2枚目で4勝3敗とぎりぎりの勝ち越しで昇進を決めただけに「素直にうれしいです。師匠から電話があって知りました。うれしかったけど、気を引き締めて来場所に向けて頑張らないと、と思った」。体重は170キロ台も身長172センチと小柄で押し相撲が武器。師匠の藤島親方は「丸い体を武器に前に出る相撲が脅威になる。前に出る相撲を徹底してとれれば」と期待した。

高校相撲の名門、埼玉栄高の出身。同期入門の貴健斗と同時に新十両昇進となった。「ずっとライバルでやってきた。負けたくないんで、これからも切磋琢磨(せっさたくま)して頑張りたい」。もう1人、刺激を受けた存在が部屋の後輩、鈴木(20)だった。グイグイ番付を上げて昨年11月場所では西幕下11枚目と、関取の座も射程圏にとらえた逸材。幕下上位の壁に阻まれていた武将山だが「部屋の弟弟子の鈴木の存在が大きくて負けたくなかった。悔しい思いをしてきて、身近に鈴木が入ってきてより一層気が引き締まった」と話す。

新十両場所に向けて、「15日間毎日相撲をとるんで体力、精神面も強くしていきたい。前に出る真っ向勝負で頑張りたい。師匠のように押し相撲で活躍できる力士になりたい」。初場所も突き、押しを徹底した大栄翔が初優勝を飾った。差さない、まわしを取らない、そして引かない。押し相撲を極めて、さらに上の番付を目指していく。

春場所での新十両昇進が決まりリモートでの会見に臨む武将山(右)と師匠の藤島親方(日本相撲協会提供)

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審判部長「当然」照ノ富士の春場所での大関とり明言

大栄翔(左)に優勝旗を渡す伊勢ケ浜審判部長(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

関脇照ノ富士が、春場所での大関とりへ勢いをつけた。右上手を取って明生の動きを止め、左を差して豪快なすくい投げで11勝目。白星が条件だった技能賞を獲得し「良かったと思う。うれしいです」と話した。先に獲得を決定させていた大栄翔と翠富士に続く獲得となり、史上初となる3人の技能賞獲得を演出した。

小結だった昨年11月場所で13勝し、計24勝。大関昇進の目安「三役で3場所33勝」に9勝と迫った。伊勢ケ浜審判部長は、春場所が大関とりの懸かる場所になることを明言。内臓疾患や両膝の負傷により、大関から序二段にまで番付を落とした苦労人が、再び大関の座を射止めようとしている。「来場所も1日一番集中したい」と引き締めた。

明生(右)をすくい投げで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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大栄翔、埼玉県勢で初優勝決める!/千秋楽写真特集

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔が、悲願の初優勝を果たした。単独先頭で迎えた千秋楽、勝てば優勝、敗れれば決定戦に持ち込まれる大一番で。隠岐の海を突き出して13勝目。立ち合いから圧倒する完璧な相撲内容で、歓喜の瞬間を迎えた。埼玉県勢では初、追手風部屋勢でも初めての優勝。昨年は全5場所で異なる優勝力士が誕生したが、2021年も“角界戦国時代”を象徴するような幕開けとなった。大栄翔は殊勲賞、技能賞も獲得。両横綱が不在、綱とりに挑んだ大関貴景勝が不振だった場所で主役を張った。

正代は結びで朝乃山との大関対決に敗れ、11勝4敗で今場所を終えた。2度目の優勝こそ逃したものの、初のかど番場所で千秋楽まで優勝争いに絡んで存在感を示した。同じく初めてのかど番を乗り越えた朝乃山は、11勝4敗で今場所を終えた。

大関復帰を目指す関脇照ノ富士は、明生を退けて11勝目を挙げた。返り三役の昨年11月場所では13勝。大関とりが懸かる3月の春場所に向けて、弾みをつける1勝となった。

三賞受賞者は大栄翔以外では、照ノ富士と新入幕の翠富士の2人が技能賞を獲得した。

場所直前に約900人を大将に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果、力士65人を含む協会員83人が初日から休場。白鵬と鶴竜の両横綱が3場所連続で初日から不在となるなど、混沌(こんとん)とした場所が終わった。

八角理事長(手前)から内閣総理大臣杯を受け取る大栄翔(撮影・鈴木正人)

優勝インタビューで笑顔を見せる大栄翔(撮影・河田真司)

表彰式に臨む大栄翔(左)

千秋楽の熱戦を写真で振り返ります。

幕内

朝乃山押し出し正 代

朝乃山(手前)との取組中、式守伊之助(左)にぶつかる正代(撮影・鈴木正人)

朝乃山(奥)に押し出される正代(左)を回避できず接触してしまう行司の式守伊之助(撮影・河田真司)

朝乃山(左から2人目)は正代を押し出しで破る。行司の式守伊之助(左)は土俵に押し出されたが、履いていた草履は残っていた(撮影・小沢裕)

正代 相手の圧力に負けて下がってしまった。そこがいけなかった。(大栄翔が先に優勝を決めたが)先に決められた方が気は楽だった。何とか勝てるように気持ちを作っていったが、最後の一番としては後味が悪い。また頑張ります。

照ノ富士すくい投げ明 生

明生(右)をすくい投げで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

高 安はたき込み隆の勝

高安(左)をはたき込みで破る隆の勝(撮影・河田真司)

高安(後方)をはたき込みで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

隆の勝 最後の相撲に勝ててよかった。(大栄翔の優勝は)刺激になります。

霧馬山押し出し御嶽海

霧馬山(左)を押し出す御嶽海(撮影・河田真司)

御嶽海 来場所につながる一番と思ったんで、しっかり勝ててよかった。15日間、何とか体がもったかなと思います。目標の2桁にあと1番が遠かったが、来場所に向けてまた頑張ります。

北勝富士押し出し逸ノ城

逸ノ城(左)を押し出しで破る北勝富士(撮影・河田真司)

隠岐の海突き出し大栄翔

隠岐の海(左)を激しく攻める大栄翔(撮影・河田真司)

隠岐の海(左)を突き出しで破り、幕内優勝を決める大栄翔(撮影・河田真司)

隠岐の海を突き出しで破り、勝ち名乗りを受ける大栄翔(撮影・河田真司)

大栄翔 (優勝インタビュー)自分の相撲を取りきるしかない。悔いがないよう、思い切りいこうと迷わずいきました。本当うれしさしかない。よかったです、本当に。(賜杯は)あんなに重いとは思わなかった。びっくりしている。

宝富士寄り倒し志摩ノ海

宝富士(奥)を寄り倒しで破る志摩ノ海(撮影・河田真司)

志摩ノ海 根負けしなかった。頭上げず、我慢していけと稽古場で師匠(木瀬親方)に言われるが、それを実行できたと思う。

琴勝峰勇み足佐田の海

琴勝峰(右)は佐田の海の勇み足で白星(撮影・鈴木正人)

豊昇龍寄り倒し阿武咲

豊昇龍(下)を寄り倒しで破る阿武咲(撮影・河田真司)

阿武咲 終始落ち着いて相撲がとれた。最後のいい相撲で締めくくれてよかった。

栃ノ心寄り切り照 強

照強(左)は寄り切りで栃ノ心を破る(撮影・小沢裕)

琴恵光押し出し玉 鷲

玉鷲(左)に押し出される琴恵光(撮影・河田真司)

玉鷲 (歴代7位タイの通算連続1316回出場を白星で飾り)記録は気にしていないし考えていない。しっかりやり続ければこういう感じになる。人がどう思うかで、自分からはあまり言えない。

遠 藤寄り切り琴ノ若

琴ノ若(右)を寄り切りで破る遠藤(撮影・河田真司)

琴ノ若 (勝てば敢闘賞の一番に敗れ)自分の力不足なので、しっかり受け止めたまた稽古を積みたい。

竜 電押し出し碧 山

竜電(左)を押し出し出しで破る碧山(撮影・河田真司)

明瀬山押し出し

1回目の取組で同体となる輝(左)と明瀬山(撮影・河田真司)

明瀬山と輝の一番で物言いがつき協議する審判団(撮影・小沢裕)

明瀬山(右)を押し出しで破る輝(撮影・鈴木正人)

 (物言いで同体取り直しの末に勝利)どっちかなという感じで、もう一番あってもいいように気持ちを切らさずにいった。2番目の相撲は自分らしく攻めていけた。ああいう相撲をとれたら来場所につながる。

翠富士肩透かし翔 猿

翔猿(右)を肩すかしで破る翠富士(撮影・河田真司)

翔猿 (6勝9敗で終わり)ちょっとダメだったスね。まだまだ安定していない。自分の相撲を磨いていきたいです。

徳勝龍押し出し大翔丸

徳勝龍(右)を押し出しで破る大翔丸(撮影・鈴木正人)

豊 山押し出し妙義龍

豊山(左)を押し出しで破る妙義龍(撮影・河田真司)

妙義龍 いつもより緊張しましたね。(千秋楽)7勝7敗は何回もあるが、勝つと負けるでその後が全然違う。勝ち越せたのは大きい。

天空海押し出し英乃海

天空海(左)を押し出しで破る英乃海(撮影・鈴木正人)

英乃海に押し出しで敗れた天空海(撮影・河田真司)

大相撲初場所千秋楽の幕内土俵入り(撮影・河田真司)

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照ノ富士「1日一番」大関とりへ弾みの11勝も淡々

明生(右)をすくい投げで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

大関復帰を目指す関脇照ノ富士は、明生を退けて11勝目を挙げた。返り三役の昨年11月場所では13勝。大関とりが懸かる3月の春場所に向けて、弾みをつける1勝となった。

   ◇   ◇   ◇

照ノ富士は明生を下して自身3度目の技能賞を獲得した。右上手を取って相手の動きを止め、左を差して豪快なすくい投げで11勝目。

大関とりへの足固めを作った春場所に向けて、さらに勢いに乗る白星となったが「来場所も1日一番に集中したい」と引き締めた。技能賞獲得も「良かったと思う。うれしいです」と淡々と話すなど、浮かれることはなかった。

明生(左)をすくい投げで破る照ノ富士(撮影・河田真司)

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大栄翔が悲願のV “角界戦国時代”象徴する幕開け

大栄翔(左)は隠岐の海を突き出しで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

西前頭筆頭の大栄翔が、悲願の初優勝を果たした。

単独先頭で迎えた千秋楽、勝てば優勝、敗れれば決定戦に持ち込まれる大一番で。隠岐の海を突き出して13勝目。立ち合いから圧倒する完璧な相撲内容で、歓喜の瞬間を迎えた。埼玉県勢では初、追手風部屋勢でも初めての優勝。昨年は全5場所で異なる優勝力士が誕生したが、2021年も“角界戦国時代”を象徴するような幕開けとなった。大栄翔は殊勲賞、技能賞も獲得。両横綱が不在、綱とりに挑んだ大関貴景勝が不振だった場所で主役を張った。

正代は結びで朝乃山との大関対決に敗れ、11勝4敗で今場所を終えた。2度目の優勝こそ逃したものの、初のかど番場所で千秋楽まで優勝争いに絡んで存在感を示した。同じく初めてのかど番を乗り越えた朝乃山は、11勝4敗で今場所を終えた。

大関復帰を目指す関脇照ノ富士は、明生を退けて11勝目を挙げた。返り三役の昨年11月場所では13勝。大関とりが懸かる3月の春場所に向けて、弾みをつける1勝となった。

三賞受賞者は大栄翔以外では、照ノ富士と新入幕の翠富士の2人が技能賞を獲得した。

場所直前に約900人を大将に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果、力士65人を含む協会員83人が初日から休場。白鵬と鶴竜の両横綱が3場所連続で初日から不在となるなど、混沌(こんとん)とした場所が終わった。

明生(左)をすくい投げで破る照ノ富士(撮影・河田真司)

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