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中谷正義11度目防衛「やっと」世界挑戦の時が来た

東洋太平洋ライト級で11度目の防衛に成功した王者中谷正義(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:東洋太平洋ライト級タイトルマッチ12回戦>◇9日◇大阪・エディオンアリーナ大阪第2競技場

王者中谷正義(29=井岡)が同級3位の挑戦者ハリケーン風太(31=カシミ)を4回1分43秒、TKOで下し、11度目の防衛に成功した。戦績は18戦全勝(12KO)となった。

身長182センチの自分より17センチ低く、バッティング覚悟で頭から飛び込んでくる挑戦者のラフなスタイルにつき合わず、基本に忠実なワンツーで両目尻をカットさせ、着実にダメージを与えた。

中谷は「予想通りでしたが、思っていたよりしんどさもあった」と、初回から全開でラッシュしてきた相手を振り返った。「でも、外国人も最初から飛ばしてくるのが多い。今日はパンチをもらわなかったけど、世界トップクラスなら見栄えの悪いのをもらったりする。その意味でいい経験やし、収穫です」。

18戦全勝と無敗街道を突き進む中谷は現在、ライト級の世界ランクでIBF5位、WBC8位、WBO12位につける。いつ世界に挑戦してもおかしくない。井岡一法会長も「チャンス(世界挑戦)の話は来ている。後はタイミングの問題」と後押しする。

中谷は「内山さんが世界王者になったん、僕ぐらいの年でしょ? だから、全然焦りはない。ただ負けたら引退。それは決めてます」。元WBAスーパーフェザー級王者で11連続防衛に成功した内山高志は30歳で世界王座についた。中谷は来年3月8日で30歳。「僕が頑張りだしたんは、ここ4年ほど。今やっと世界のスタートに立った感じです」。19年こそ“その時”が到来しそうだ。

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ロマチェンコ2団体統一「来年に」4団体統一戦宣言

勝利しベルトを手にするロマチェンコ(AP)

<プロボクシング:WBA&WBO世界ライト級2団体王座統一タイトル12回戦>◇8日◇米ニューヨーク

WBA王者ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)がWBOとの2団体王座統一に成功した。

WBO王者ホセ・ペドラサ(29=プエルトリコ)との対戦。11回に連打で2度ダウンを奪い、判定となったが大差の3-0で勝利した。来年にはWBC&IBF同級王者マイキー・ガルシア(30=米国)との4団体統一戦を宣言した。

ロマチャンコはペースはつかんだが、なかなか捕まえられなかった。ペドラサが頭、上体、足を揺すらせながら、小刻みなパンチを繰り出してきた。ジリジリと詰めて、何度か左ストレートを打ち込むが、反撃も受けた。

さすが2階級制覇している王者の力量にてこずったが、11回についに捕まえた。ショートでも力がこもった何十発もの連打にペドラサが左ひざをついて最初のダウンを奪った。立ち上がってきたところへ再び連打に、今度は右ひざをつかせた。相手はまた立ち上がって仕留めきれなかったが、採点も1人が119-107、2人が117-109と差がついた。

ロマチェンコは世界最速の3戦目で世界王座につき、5月にはホルヘ・リナレス(帝拳)を下して3階級制覇に成功した。右肩の手術を受け、7カ月ぶりの試合の初防衛戦だったがその影響は全くなし。「何も問題はなかった。ペドロサはいい選手でいい試合をした。尊敬する」と相手をほめた。

ロマチェンコは現代の最高傑作でハイテクといわれる。全階級通じて最強を示すパウンド・フォー・パウンドでも1位の実力を示した。「あと2つのベルトもほしい。来年にはやりたい」。次は4階級制覇し、現在2冠王者ガルシアとの統一戦で、史上5人目の4団体統一を狙う。

ダウンを奪ったロマチェンコ(AP)

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ナバレッテが新王者 無敗のドグボエに判定勝ち

<ボクシング:WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇8日◇米ニューヨーク

WBO世界スーパーバンタム級2位エマヌエル・ナバレッテ(23=メキシコ)が、無敗王者を破って新王者になった。20戦全勝(14KO)の同級王者アイザック・ドグボエ(24=ガーナ)と対戦。終始リーチを生かして前に出て攻勢。採点は115-113、2人が116-112と3-0の判定勝ち。世界初挑戦で王座を獲得した。

ナバレッテはノラリクラリとも言える、独特のリズムで前に出た。さらに身長170センチで13センチ、リーチも180センチで12センチ上回るサイズを生かし、左フックを中心にパンチを浴びせた。2回に右手を痛めたが「ハートの強さで勝負した。ここまでの努力が実り、ベストの試合で夢を実現できた」と胸を張った。戦績は26勝(22KO)1敗となった。

ドグボエは減量苦か動きに精彩を欠いて、プロ初黒星でV3に失敗した。唯一見せ場を作ったのは9回。右のオーバーハンドでダウンを奪ったが、後頭部へのパンチでダウンは認められなかった。12年のロンドンオリンピック(五輪)に出場し、1回戦では清水聡(大橋)と対戦して判定負けしている。両目の周りを腫らせながら「必ず王者に返り咲く」と話した。

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清水聡V4、来年世界へ意欲「チャンスあれば」会長

2回、清水(奥)は上原にジャブを放つ(撮影・滝沢徹郎)

<ボクシング:東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール

プロボクシング東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦は3日、東京・後楽園ホールで開かれ、12年ロンドン五輪バンタム級銅メダルの同王者清水聡(32=大橋)が4度目の防衛に成功した。挑戦者の同級6位上原拓哉(23=アポロ)に対し、計4度のダウンを奪って3回1分26秒、TKO勝ち。プロデビューから8勝8KOのパーフェクトレコードを継続した。

2回40秒すぎにダイヤモンド・レフトと呼ばれる強烈な左ストレートで1回目、右ボディーからの右ジャブで2回目、続いて右フックで3回目のダウンを奪取。続く4回で左拳を打ち抜き、ダウンを奪ってレフェリーストップに追い込んだ。清水は「今までで一番良い内容。まだ良くなります。来年は世界挑戦する」と意欲満々。所属ジムの大橋会長も「チャンスがあれば次で(世界挑戦で)いい」と高く評価していた。

4度目の防衛に成功し、勝ち名乗りを受ける清水(撮影・滝沢徹郎)

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清水聡が4度目防衛、東京五輪での競技実施熱く訴え

清水対上原 2回、上原(手前)をロープ際に追い込む清水(撮影・滝沢徹郎)

<ボクシング:東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール 

12年ロンドンオリンピック(五輪)バンタム級銅メダルで東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(32=大橋)が同級6位上原拓哉(23=アポロ)に3回1分26秒でTKO勝ちし、4度目の防衛を果たした。

ヒットを1本もくらわず、ジャブや右フックなどで計4度のダウンを奪って圧勝。「わざとのらりくらりやった。体と心を連係させて、無駄な力を省いた」と余裕の表情でふりかえった。

プロ転向8戦目で「今までで1番よかったかもしれない。試合重ねるごとに良くなってきている」。世界への挑戦も近づいてきた。「年末年始は気を抜かずにトレーニングして、来年は世界戦に挑戦する」とリングで力強く宣言。大橋会長も「チャンスがあれば次でも」と背中を押す構えだ。

試合後には、20年東京五輪でボクシング競技実施が不透明となっていることにも言及した。「なくなるのは考えられない。僕が今あるのもアマチュアがあったからこそ」と五輪競技の重要性を熱弁。

「不安を抱えながら練習するはがゆい気持ちは分かりますが、選手は気にせずに(練習を)やってもらいたい」と、アマチュアの後輩にエールを送った。

清水対上原 4度目の防衛に成功しポーズを決める清水(撮影・滝沢徹郎)

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WBC王者ワイルダー、ドローV8も再戦可能性浮上

<プロボクシング:WBCヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇ロサンゼルス

ボクシングWBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(33=米国)が引き分けで8度目の防衛となった。

1日に米ロサンゼルスで、元3団体統一王者フューリー(英国)と無敗対決。9回と最終12回に2度ダウンを奪ったが、判定は三者三様の引き分けとなった。両者とも「勝ったのは俺。再戦で勝ってみせる」と主張。ワイルダーは次戦で3団体王者ジョシュア(英国)との統一戦が見込まれていた。ダウン以外はパンチをかわされてペースを握られ、再戦の可能性が浮上した。

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ドロー防衛ワイルダー、4団体統一戦より決着優先も

<プロボクシング:WBCヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇ロサンゼルス

王者デオンテイ・ワイルダー(33=米国)が引き分けで8度目の防衛となった。元3団体統一王者タイソン・フューリー(30英国)との無敗対決。

9回と最終12回に2度ダウンを奪ったが判定となり、採点結果は115-111でワイルダー、114-110でフューリー、113-113と三者三様の引き分けとなった。

初回からワイルダーがジャブから右の強打を打ち込む。フューリーはこれをかわしてパンチを空転させ、小刻みにパンチも返す。中盤まではこの展開でフューリーがペースを握った。9回にワイルダーが右の打ち下ろしに左でついにダウンを奪ったが、フューリーは立ち上がってしのいだ。

10回から再びフューリーのペースになったが、最終12回30秒過ぎに、ワイルダーの強打が爆発した。右ストレートを打ち込んで左フックも返し、豪快に2度目のダウンを奪った。大の字になったフューリーだったが、またも立ち上がると反撃を見せてゴングとなった。

両者は抱き合って互いに健闘をたたえたが、いずれも勝利を主張した。連勝が39で途切れたワイルダーは「2度ダウンを奪った。プレスをかけてパンチを打ち込んだ。ダメージも受けていない。勝ったのは私だ」。41戦でKO勝ちを逃したのは2試合目。「無理にKOしようと、力で押し切ろうとしすぎた」と振り返った。

フューリーも連勝は26でストップも「勝ったのはオレ。世界が見たはずだ」と叫んだ。ダウン以外はほぼ試合をコントロールに「タフなパンチャーだったが、おれはよけるのがうまいんだ。やりたいファイトができた」と自画自賛した。

無敗対決は決着がつかず、6月に2年7カ月ぶり再起ながら、フューリーを優位とする評価が多かったようだ。そこで再戦の話が一気に浮上した。ワイルダーも「再戦をやって、絶対に勝ってみせる。どこでやってもいい」と言えば、フューリーも「100%やってやる」と答えた。

ワイルダーは来年4月にも、WBAスーパー、IBF、WBOの3冠王者ジョシュア(英国)との4団体統一戦が見込まれていた。ワイルダーは「再戦はいつになるかは分からないが」と言った。統一か、決着か、ヘビー級戦線から目が離せない。

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ワイルダー引き分け防衛 デビューから全勝途切れる

<プロボクシング:WBCヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇ロサンゼルス

王者のデオンテイ・ワイルダー(米国)が元世界王者で挑戦者のタイソン・フューリー(英国)と三者三様の判定で引き分け、防衛を果たした。

ワイルダーは9回と最終12回にダウンを奪い、ベルトを守った。ワイルダーは40勝、フューリーは27勝で、ともにデビューからの全勝が途切れた。

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和毅、まじめさと兄譲りのトレーニングで王座奪回

記念撮影する亀田和毅(左から4人目)。左から姫月、興毅、シルセ夫人、1人おいて大毅(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

亀田家がベルトを取り戻した。WBC世界スーパーバンタム級2位の三男和毅(ともき、27=協栄)が、3年ぶりの王座奪回で2階級制覇を達成した。同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)に対し、初回から鋭い左ジャブでリード。中盤からは強打に耐えて手数で反撃し、3-0の判定勝ち。兄2人に続く世界に例のない3兄弟2階級制覇で、一家にとって7本目のベルトをつかんだ。来年の初防衛戦は正規王者バルガス(メキシコ)との王座統一戦の予定。

最終ゴングと同時に亀田は両腕を突き上げた。採点は1人が4ポイント、2人が6ポイントと明確な差。15年4月24日にWBOバンタム級王座を返上し、WBA同級王座挑戦に臨むも失敗。あれから3年半、1297日の空白を経て、やっとベルトを取り戻した。

初回からプレスをかけて、力強い左ジャブを打ち込んだ。中盤から強打に鼻血も出したが、小刻みな連打と手数で応酬。見せ場はつくれずともベルトはつかんだ。「内容はよくなかったが素直にうれしい。王者になれたことで満足」と笑みが浮かんだ。

長兄興毅トレーナーが2日前に引退表明し、まさに最後のとりでになった。国内での世界戦は5年ぶりで世界挑戦は初めて。世界上位ランクを維持も、以前のような資金力、交渉力はない。チャンスを待ち続けるしかなかった。

「日本での世界戦ができ、みんなの支えで勝つことができたのもうれしい」。16年に再起から5戦目。一家の大黒柱として、3つ目のギネス記録3兄弟2階級制覇を達成し、亀田家の復活を有言実行してみせた。

兄譲りのフィジカルトレの成果もあった。プロ野球日本ハムにも在籍した多田久剛氏の指導で「体幹を通してエネルギーを下半身から上半身に伝えるトレ」。実は興毅トレーナーが5月の引退試合前に実践していた。

起床後、就寝前にストレッチ30分を欠かさない。このまじめさで、十数種類のメニュー3セットを週2日3カ月。スクワットやベンチプレスの負荷は20キロ増えた。「ジャブもパンチ力が上がってプレッシャーをかけられた。前なら押されていた」と振り返った。

王座空白期に一家へ加わった新たな家族も支えてくれた。16歳で武者修行先のメキシコで知り合った、元ボクサーで4歳年上のシルセ夫人。日本語を勉強して料理学校で和食を習い、減量中は同じ食事と尽くしてくれた。その愛妻にメキシコを本部とする、あこがれのWBCベルトをささげることもできた。【河合香】

◆複数階級制覇 日本のジムからは3階級制覇が最多で、亀田興毅、ホルヘ・リナレス、井岡一翔、八重樫東、長谷川穂積、井上尚弥、田中恒成の7人が達成している。2階級制覇はファイティング原田、柴田国明、井岡弘樹、畑山隆則、戸高秀樹(暫定含む)、粟生隆寛、亀田大毅に亀田和毅で15人目となる。女子では藤岡奈穂子が5階級制覇している。世界最多はデラホーヤとパッキャオの6階級。

◆亀田和毅(かめだ・ともき)1991年(平3)7月12日、大阪市生まれ。8歳でボクシングを始め、中卒後メキシコで武者修行し、08年11月にメキシコでプロデビューして2回KO勝ち。6つの地域王座を獲得。13年8月にフィリピンでWBO世界バンタム級王座獲得。日本人初のWBO王者として3度防衛。15年にWBA世界同級王座に2度挑戦失敗。171センチの右ボクサーファイター。

亀田3兄弟の過去5年
亀田3兄弟の比較
亀田和対アビゲイル・メディナ 4回、メディナ(左)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

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苦しい試合やったが打ち勝った/次兄大毅氏

亀田和対メディナ 勝利者インタビューに臨む、左から亀田3兄弟の大毅、興毅、和毅(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(ともき、27=協栄)が、3年ぶりの王座奪回で2階級制覇を達成した。同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)に対し、初回から鋭い左ジャブでリード。中盤からは強打に耐えて手数で反撃し、3-0の判定勝ち。兄2人に続く世界に例のない3兄弟2階級制覇で、一家にとって7本目のベルトをつかんだ。

亀田3兄弟の次兄大毅氏のコメント 苦しい3年間、苦しい試合やった。それに打ち勝って100%出せたわけやないけど勝った。相手も強かった。試合前には、和毅の思う通りにやったらいいとアドバイスした。

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制した亀田和毅(中央)は、複数階級制覇を達成している兄興毅氏(左)、大毅氏と一緒に記念撮影(撮影・山崎安昭)

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父史郎氏も涙「嫁のサポートと亀田家の結束や」

亀田和対メディナ 判定勝ちを収めた亀田和(右)は父史郎氏の祝福を受ける(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(ともき、27=協栄)が、3年ぶりの王座奪回で2階級制覇を達成した。同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)に対し、初回から鋭い左ジャブでリード。中盤からは強打に耐えて手数で反撃し、3-0の判定勝ち。兄2人に続く世界に例のない3兄弟2階級制覇で、一家にとって7本目のベルトをつかんだ。

亀田家の父史郎氏は、リングサイド最前列で和毅の勝利を見届けた。「3兄弟全員が世界チャンピオンになるんや」という夢をかなえ、今回はさらに全員が2階級制覇の偉業。「3年のブランクはむちゃくちゃ厳しかったけど、全員2階級でうれしい」と目に涙をためた。勝利の要因を聞かれ「嫁のサポートと亀田家の結束や」と胸を張った。

亀田和毅(右から2人目)はシルセ夫人とキスをする。左から興毅、姫月(撮影・山崎安昭)
記念撮影する亀田和毅(左から4人目)。左から姫月、興毅、シルセ夫人、1人おいて大毅(撮影・山崎安昭)

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和毅はパワーの継続が今後の課題/大橋秀行

1回、メディナ(右)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

亀田は1回にゴングと同時に前に出て、プレッシャーをかけにいったのが良かった。予想ではもっと足を使うと思っていたが、従来の持ち味のスピードに加え、1階級上げたパワーを感じられた場面だった。流れをつかみ、前半で大きくポイントをリードできたのが勝因となった。

このままいくかと思われたが、中盤には逆にプレッシャーをかけられ、危ないパンチもあった。亀田が倒すパンチではなく手打ちになってしまい、ぐいぐい出てこられた。パワーが継続できなかったことが今後の課題で、今回はうまく逃げ切ったが、そこは今後は一層つけ込まれてくるだろう。

小学生で初めて見た時に、この選手は世界王者になるなと感じさせる非凡さはあった。個人的にはパワーよりも、武器のスピードを生かしていくようなスタイルを突き詰めるべきだと思う。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

8回、亀田和毅はメディナにカウンターで右ボディーを打ち込む(撮影・山崎安昭)

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道切り開いてきたから今回も信じていた/興毅氏手記

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制した亀田和毅(中央)は、複数階級制覇を達成している兄興毅氏(左)、大毅氏と一緒に記念撮影(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(ともき、27=協栄)が、3年ぶりの王座奪回で2階級制覇を達成した。同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)に対し、初回から鋭い左ジャブでリード。中盤からは強打に耐えて手数で反撃し、3-0の判定勝ち。兄2人に続く世界に例のない3兄弟2階級制覇で、一家にとって7本目のベルトをつかんだ。

   ◇   ◇

メディナ選手は本当に良いボクサーやったし、それを和毅がクリアしてくれた。最後の世界戦から3年ちょっと。よう我慢したと思う。3年は長いですよ。周りが長いと感じているんやから、本人はもっと長いと感じていたと思う。なかなかチャンスをあげられなかったのは、自分の力のなさ。世界戦前に引退を報告して、和毅に託したつもりやった。亀田家大復活を達成してくれて、本当にうれしいな。

思い返せば5年前。大毅の試合を発端に13年12月から、ずっと亀田家は日本で試合ができひんかった。あの時は「なんで、できひんの」と思った。ジム移籍も認めてくれず、新しいジムの会長をお願いしても認めてくれへん。どうすんの、という時に和毅は海外に出ていった。ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナでの指名試合(WBO世界バンタム級タイトルマッチ、初防衛戦)でKO勝ちした。試合視察していた(有名な米プロモーター)アル・ヘイモン氏が「こいつは面白い」と言うて契約を結んでくれた。語学も駆使して和毅はメキシコ、米国で練習や試合をしてきた。いつも自分で道を切り開いてきたから、今回も信じていた。

一方で国内はしんどい時期が続いたね。特にジム(K3 BOX&FIT GYM)経営が大変やったな。三軒茶屋でジムを始めた同じタイミング(14年2月)で国内活動が制限されたから。プロ活動できないジムに会員は集まらない。プロボクサーも育成できないし、興行もできない。ただのフィットネスジムやから大赤字やった。毎月の家賃だけで150万円。2年間、ジム経営だけで億単位を損したな。通帳見たら金ないし。しんどかった。

2年前の8月にジムを閉めた後、協栄ジムの金平会長から連絡があって和毅のために動いてくれた。「大丈夫やで」って言ってくれて選手ライセンスも取れた。自分も大毅もトレーナーライセンスも取れてありがたかったな。前に裁判とか、もめていたジムともう1度再出発というのは、世間にも明るいニュースとして伝わるんじゃないかと思ったし、本当にあれから好転していったな。

老舗、名門の協栄ジムで13人目の世界王者が生まれた。協栄ジムと亀田家が、ようやく日本のボクシング界で活躍できる舞台が整ったと思うよ。和毅にとっては2階級制覇王者になってからが本当のスタートや。このスーパーバンタム級で2、3本のベルトを統一させてあげたい。リング内は和毅に任せて、自分は東京ファイトクラブのプロデューサーをしっかりやるだけ。今は面白いことやるために、手綱を抑えている感じ。来年、乞うご期待。楽しみにしていてください。(亀田興毅)

あいさつで笑顔を見せるTFC亀田興毅プロデューサー(撮影・山崎安昭)

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亀田和毅の2階級制覇、父史郎氏らが一家で歓喜

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制して2階級制覇の亀田和毅はシルセ夫人と記念撮影(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

亀田一家も和毅の快挙を喜んだ。父史郎氏は、リングサイド最前列で和毅の勝利を見届けた。「3兄弟全員が世界チャンピオンになるんや」という夢をかなえ、今回はさらに全員が2階級制覇の偉業。末娘でプロボクサーの姫月(ひめき)を「お前も上がれ」とリングに上がらせ、目には涙を浮かべていた。「3年のブランクはむちゃくちゃ厳しかったけど、全員2階級でうれしい。勝因は亀田家の結束と嫁のサポート」と声を震わせた。

同じくリングサイドで勝利を見届けたシルセ夫人は「すごい緊張していたけど、勝ってすごくうれしい。彼の夢は私の夢。すごい、おめでとうございます」と笑顔で話した。メキシコで出合って結婚し、和毅のために日本料理も覚えたという。和毅の体調をみながら「エネルギーを使うところはメキシコ料理」と支えた。

次兄でトレーナーの大毅氏は「苦しい3年間、苦しい試合やった。100%の力を出せたわけやないけど、それに打ち勝ってチャンピオンになったのは、とてもでかいこと」と喜んでいた。また、姫月は「自慢のお兄ちゃん。すごすぎ。お兄ちゃんみたいなボクサーになりたい」と喜んでいた。

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興毅氏託した「和毅よ亀田家最後のとりでになれ」

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制した亀田和毅(中央)は、複数階級制覇を達成している兄興毅氏(左)、大毅氏と一緒に記念撮影(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位亀田和毅(27=協栄)が同暫定王座奪取し、トレーナーを務める長兄の興毅氏(31)は「素晴らしい試合だった。(同級1位)メディナ選手が強くて、パンチがあって。中盤でペースを握られそうになったけれど、和毅は持ち直した」と成長を評価した。15年にWBA世界バンタム級王者マクドネル(英国)と2度対戦した際、終盤で失速した苦い経験が今、生きていると強調し「あれから和毅はフィジカルもパワーもついて、最後の4ラウンドだって2、3ラウンドはポイントを取っていた。まだまだ伸びしろはある」と手応えを口にした。

亀田家に15年以来、3年ぶりに世界王座が戻ってきた。興毅氏は「オレが3兄弟の長男として引っ張ってきたように、和毅には亀田家最後のとりでとして(いとこ)京之介、(妹)姫月を引っ張る立場になってほしい」とエールを送っていた。

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亀田和毅王座で協栄ジム国内最多13人目の世界王者

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制して2階級制覇の亀田和毅はガッツポーズ(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27=協栄)が同暫定王座を獲得したことで、所属先の協栄ジムにとって13人目の世界王者誕生となった。

12人で帝拳ジムと並んでいたが、再び国内ジム最多の世界王者輩出となり、金平桂一郎会長は「単独1位に返り咲きました。和毅君、ありがとう」と試合後の会見で並んだ和毅に感謝の気持ちを口にした。

同ジムではWBC世界スーパーフライ級王者佐藤洋太が王座陥落した13年以降、世界王者が誕生していなかった。また国内での世界戦開催も12年12月以来、遠ざかっていた。久しぶりの世界王座奪取で興奮したのか、金平会長は会場でスマホを紛失したといい「テンパッています」と慌てていた。

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和毅「亀田家背負う」大黒柱で興毅氏夢叶え王座奪取

記念撮影する亀田和毅(左から4人目)。左から姫月、興毅、シルセ夫人、1人おいて大毅(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27=協栄)が13年12月以来、約5年ぶりの国内世界戦で、同級1位のアビゲイル・メディナ(30=スペイン)に12回3-0で判定勝ちし、13年8月に獲得したWBOバンタム級王座に続く、史上初の3兄弟2階級制覇を達成した。

和毅は亀田家の大黒柱として、この日のリングに立っていた。次兄大毅氏(29)は、15年11月に左目の網膜剥離で現役を引退。長兄の興毅トレーナー(31)も、試合2日前の10日にブログで「私、亀田興毅は現役を退き、プロボクサーを引退することにしました」と引退を表明した。15年10月16日(日本時間17日)に米シカゴで4階級制覇を目指し、WBA世界スーパーフライ級王者の河野公平に挑戦も判定負け後に引退を表明し、5月5日に1試合限定で復帰し引退試合をしてから2度目の引退表明だった。

2人の兄はもうリングに上がることはない。文字通り亀田家最後のとりでだった。和毅は13年8月に獲得したWBOバンタム級王座戦を振り返りつつ「初挑戦はすごい重圧だった。今回は経験も自信もある。亀田家を背負っていく」と自身の成長と亀田家を背負う覚悟を口にしていた。

そんな和毅の姿に、興毅氏も亀田家の未来を託す覚悟を決めていた。「新しい夢ができました。夢というより元より強く思っていた事。それが弟・亀田和毅が再び世界チャンピオンになる事。3兄弟でそろって二階級制覇という大記録を達成する事です。実力、センス、努力。どこをとっても亀田和毅にはその可能性は十分にある。しかしここまで試合を実現するのが遠くなってしまったのは俺の責任でもあるし、だからこそ総力を上げて応援したい。今は和毅のためであれば何でもやりたいと思う」とブログに思いをつづった。

和毅は、そんな長兄が「世界ボクシングタイトルを獲得したもっとも多い兄弟」「メジャー・ボクシング・タイトルを同時に獲得している最も多くの兄弟」に続く3つ目のギネス記録申請を狙った、史上初となる3兄弟2階級制覇を達成し、その期待に応えた。

和毅にとって、4度目で国内で初の世界挑戦で、世界戦は5年ぶり2度目だった。16年に再起から5試合目になる。世界上位ランクを維持も、以前のような資金力、交渉力はない。チャンスを待ち続けるしかなかった。「ずっと応援してくれた人に日本で王座に返り咲いて恩返ししたかった」願いもかなえた。

兄譲りのフィジカルトレの成果も発揮した。プロ野球日本ハムにも在籍した多田久剛氏に指導を受けた。「体幹を通して、地球のエネルギーを下半身から上半身に伝える」。腹筋だけで1日5種類に強化メニュー9種類。負荷を増やしながら3セットこなす。走り込みも毎日メニューを変えた。

起床後、就寝前に30分のストレッチを欠かさない。このまじめさで週2日を3カ月で、スクワットやベンチプレスの負荷は20キロアップ。元々「3兄弟で才能は1番」と言われる。メキシコで単身修行に耐え、スピードとテクニックを身につけた。そこに「弱点」と言えたパワーをアップさせた。体に芯ができ、パンチだけなく、バランス、防御の対応にも効果があった。

実は興毅トレーナーが、5月の引退試合前に実践したトレーニングだった。「いい実験になった。おやじの根性論に最先端トレの合体。今回はお試しでまだ30%伸びる。ピークは30歳」とさらに期待する。

今回は陣営のチームウエアに始まり、ガウン、トランクスにシューズも白地にした。「おしゃれに」と言ったが「もちろん白星に新たな出発」の意味を込めていた。

王者レイ・バルガス(メキシコ)が肩の故障で手術のために設定された暫定王座戦だった。来年の初防衛戦では王座統一戦となる予定。「いつかは井上尚弥ともやってみたい」。新たな野望へ向けて亀田一家が再スタートを切った。

8回、亀田和毅はメディナにカウンターで右ボディーを打ち込む(撮影・山崎安昭)
WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制して2階級制覇の亀田和毅はガッツポーズ(撮影・山崎安昭)

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亀田和毅判定勝ち世界奪取 史上初3兄弟2階級制覇

1回、メディナ(右)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27=協栄)が13年12月以来、約5年ぶりの国内世界戦で、同級1位のアビゲイル・メディナ(30=スペイン)に12回3-0で判定勝ちし、13年8月に獲得したWBOバンタム級王座に続く、史上初の3兄弟2階級制覇を達成した。

和毅は開始早々、シャープな左ジャブでペースを握ると、2、3回と強烈な左ボディーを決め主導権を握った。6回以降、メディナの左右フック攻撃に苦しめられたが逃げ切った。

和毅は15年4月24日にWBOバンタム級王座を返上し、WBA同級王座挑戦に臨むも失敗した。あれから3年半、1296日の空白を経て、やっと世界チャンピオンベルトを取り戻した。亀田家復活の日になった。

4度目で国内で初の世界挑戦で、世界戦は5年ぶり2度目だった。16年に再起から5試合目になる。世界上位ランクを維持も、以前のような資金力、交渉力はない。チャンスを待ち続けるしかなかった。「ずっと応援してくれた人に日本で王座に返り咲いて恩返ししたかった」と語った願いもかなえた。

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亀田和毅「オヤジのおかげ」父史郎氏に涙声で感謝

1回、メディナ(右)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27=協栄)が13年12月以来、約5年ぶりの国内世界戦で、同級1位のアビゲイル・メディナ(30=スペイン)に3-0で判定勝ちし、13年8月に獲得したWBOバンタム級王座に続く、2階級制覇を達成した。

和毅は開始早々、シャープな左ジャブでペースを握ると、2、3回と強烈な左ボディーを決め主導権を握った。6回以降、メディナの左右フック攻撃に苦しめられたが逃げ切った。

和毅は「相手も1位。パンチ力もあって勇敢に前に来てすごくいい選手。後半戦、負けてると相手が出てきて、きついときにオヤジの声、兄ちゃんの声、家族の声で乗り越えることが出来た」と家族の声援が勝利の原動力だったと強調した。

15年4月24日にWBOバンタム級王座を返上し、WBA同級王座に挑戦も失敗してから3年半、1296日の空白を経て、やっと世界チャンピオンベルトを取り戻し、安堵(あんど)の笑みを浮かべた。「世界戦のチャンスが来ない中、日本で、皆さんの応援が支えになって勝つことが出来ました。ありがとうございます。長かったですけど…最後、ベルトを巻けてうれしい。内容が良くなかったのは次の課題。チャンピオンに慣れたのが満足」とかみしめるように言った。

そして「3兄弟、複数階級制覇を出来たのはオヤジのおかげ…ありがとう」と父史郎氏に涙声で感謝した。

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亀田和毅が判定勝ちで3兄弟2階級制覇/世界戦詳細

<プロボクシング:WBA世界バンタム級暫定王座決定戦12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級2位亀田和毅(27=協栄)が東京・後楽園ホールで、同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)と同級暫定王座決定戦に臨み、3-0の判定で勝利。2階級制覇を達成した。

◆WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦

同級2位亀田和毅(27=協栄)判定3-0同級1位メディナ(30=スペイン)

亀田和対メディナ 3-0の判定勝ちを収め関係者と記念撮影に臨む亀田和(撮影・小沢裕)

【12回】 互いに開始から打ち合う。亀田はスピードを使う。メディナはプレッシャーをかけて前に出てパンチを出す。試合終了すると同時に亀田は両手をあげて勝利をアピールした。採点は3-0で亀田。亀田が2階級制覇達成。

亀田和対メディナ 11回、メディナ(左)に右パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

【11回】 亀田は開始から左ジャブ、連打を繰り出す。メディナはプレッシャーをかけながら上下にパンチを出した。メディナの手数は減らない。足を使う亀田を追いかけてパンチを繰り出した。終了間際、亀田を体を入れ替えてパンチを決めた。

【10回】 メディナはプレッシャーをかけて亀田をコーナーに追い込んだが、亀田はスピードで対抗。体を入れ替えて連打で対抗した。1分すぎメディナは右ストレート、ボディー攻撃を決める。亀田はクリンチで対抗。亀田の顔面も腫れ始める。

【9回】 メディナはプレッシャーをかけ自分の距離にしていく。亀田は足を使いながら自分の距離をつくろうとした。亀田は軽い連打を顔面に。メディナは終盤右ストレートを決める。

【8回】 メディナは荒々しいスタイルで前にでてプレッシャーをかける。。亀田はスピードを使ってヒットアンドアウェー。メディナは連打を放つ。亀田も負けじと連打で対抗した。8回までの採点は78-74で亀田優勢。

【7回】 メディナが反撃を開始。右ストレート決める。続けて右ボディーも入った。大振りで荒々しいスタイル。右アッパーも繰り出す。亀田はスピードを使いながら左ボディー、ジャブを繰り出した。メディナが右まゆを出血。

【6回】 メディナはボディー攻撃で活路を見いだそうとするが、亀田にかわされる。1分すぎからは強引に大振りのパンチを繰り出すが、有効打は決まらない。亀田は足を使いながらメディナの攻撃をかわす。メディアは残り30秒で右ボディーを決めた。

【5回】 亀田はメディナの右ストレートをかわす。1分すぎには左フックを決める。メディナは亀田を警戒するせいか、手数が少ない。亀田は終盤にも左ボディーを決めた。

亀田和対アビゲイル・メディナ 4回、メディナ(左)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

【4回】 亀田は50秒すぎに左ジャブ、ボディーから右ストレートを決める。1分すぎにも強烈な左ボディーをたたき込む。メディナもパンチを出すが、亀田にガードされた。4回までの公開採点は40-36で亀田優勢。

亀田和対アビゲイル・メディナ 3回、メディナ(右)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

【3回】 メディナが前に出てパンチを出し始める。左ジャブ単発で有効打はない。亀田は変わらず積極的で、左ジャブ、飛び込んでの左ボディーを決める。

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦 回、亀田和はメディナにパンチを打ち込む(撮影・山崎安昭)

【2回】 亀田は1回に続き積極的に前に出てパンチも出す。左ジャブを何度も顔面に放つ。ガードの上だが強烈な右ストレートも。メディナは手数が少ない。

1回、メディナ(右)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

【1回】 亀田はゴング直後からメディナにプレッシャーをかけるように前に出る。積極的にパンチも出す。左ジャブ、左ボディーを決める。メディナは慎重に相手を見る。

計量にパスし、絞り上げたボディを見せつける亀田(右)。左はメディナ(2018年11月11日撮影)

計量にパスし、絞り上げたボディを見せつける亀田和毅。右は亀田興毅(2018年11月11日撮影)

リングサイドで観戦する亀田史郎氏(撮影・山崎安昭)

あいさつでリングに上がるTFC亀田興毅プロデューサー(撮影・山崎安昭)

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