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矢吹正道、世界王座奪回後のフライ級転向を明言 チャコン戦TKO快勝から一夜明け決断語る

勝利から一夜明け包帯を巻いた拳が痛々しい矢吹を囲む長女夢月さん(左)と長男克羽くん(矢吹選手提供)

ボクシングのIBF世界ライトフライ級次期挑戦者決定戦にTKO勝ちした前WBC同級王者でIBF同級8位矢吹正道(30=緑)が試合から一夜明けた29日、同級で世界王座奪回後のフライ級転向を明言した。

矢吹は28日に名古屋国際会議場で行われた一戦で同7位ロナルド・チャコン(31=ベネズエラ)から3度のダウンを奪い、11回2分35秒TKO勝ちした。激闘の代償は両拳。「打ちにいったら向こうが頭を下げてくる」と固い頭部を打ち続けた結果、両拳を痛めた。週明けにも病院で診察を受ける。「かなり腫れてる。折れていたりひびだったら時間がかかる。指は動くので折れていないとは思いますが」。過去にも拳を痛めた経験があり、厳しい事態も想定しつつ「3、4日したら動く。太るんで」と早期の再始動を明言した。

拳の不安はあるが、世界王座奪回への視界は開けた。今後は不透明だが、王者シベナティ・ノンティンガ(24=南アフリカ)への挑戦権を獲得した形。緑ジムの松尾敏郎会長(75)は「(王者は)2月にも防衛戦を予定しているらしい。向こうの動向を見ながら。今度は私が頑張らないといけない」と世界戦実現への意欲を示していた。

矢吹は「この階級でベルトをとりたい」と意欲を示す一方で「その後はすぐにでもフライ級に上げたい」と明かした。今回も、冬場の厳しい環境もあったが、減量に苦しんだという。「本当はこの試合が終わってフライ級に上げるつもりだった。ただ(次期)挑戦者決定戦がついたんで」。世界戦につながる道ができてとどまる決断をした。

ライトフライ級のリミットは48・9キロ、フライ級は50・8キロ。その差の約2キロが「とてつもなく大きい」と矢吹は言う。「ライトフライ級にこだわりはない。ただ、チャンピオンになるために頑張る」。まずは拳の治療を優先し、世界戦実現の朗報を待つ。【実藤健一】

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矢吹正道11回TKO勝ちで世界挑戦権獲得「向こうのトレーナーがうっとうしかった」怒りもパワーに

11回、チャコンをTKOで破った矢吹(撮影・前岡正明)

<ボクシング:IBF世界ライトフライ級次期挑戦者決定戦12回戦>◇28日◇名古屋国際会議場◇観衆1000人

前WBC同級王者でIBF同級8位矢吹正道(30=緑)が、同7位ロナルド・チャコン(31=ベネズエラ)に両拳を痛めながら11回TKO勝ちした。

今後は不透明だが、王者シベナティ・ノンティンガ(24=南アフリカ)への挑戦権を獲得した形で、世界王者返り咲きに向けて前進した。

矢吹は7回2分30秒過ぎに右の打ち下ろしでダウンを奪う。さらに残り10秒でも連打で2度目のダウンを奪った。8回も開始直後からラッシュをかけて3度目のダウン。最後は11回、一気のラッシュを仕掛けて2分35秒TKO勝ちした。

8回に3度目のダウンを奪い、一気に仕留めるモードに突入したかに思えたがペースダウン。「疲れたんで休もうかなと思った」と話す。両拳を痛めたハプニングもあり、衰えない相手のパンチ力への警戒から慎重な試合運びにシフトした。

「思ったよりタフでパンチも落ちなかった。カウンターパンチャーは分かっていたし、狙っていたので無理にいって倒されたら何もならない。安全にいこうと思った」。12ラウンドを戦う覚悟も決めたが「チャンスやったんで」と最後にスイッチを入れてきっちり仕留めた。「いい形で終われてよかった」と言った。

相手陣営にいら立っていたという。「計量の時から向こうのトレーナーがうっとうしかった。何回も量れと言ってくるし、バンテージにもいちゃもんつけられて面倒くさかった。ハプニング続きで、倒したろうと思ってましたけど」。怒りもKOにつなげた。

今後はIBF王座への挑戦を最優先に進めるが、他にチャンスが生まれれば変更する可能性もある。ただ、過去2回戦ったWBAスーパー、WBC王者寺地拳四朗(BMB)との“決着戦”に関しては「拳四朗は敵なんで。敵に合わせる必要はないというのが自分の考え。そういう時(必然性)がきたら考えます。自分は自分の道を歩む」と言い切る。その道はこの日、間違いなく広がった。【実藤健一】

11回、チャコン(左)に左ボディーを放つ矢吹(撮影・前岡正明)
8回、チャコン(左)に右ストレートを放つ矢吹(撮影・前岡正明)
7回、チャコン(左)から左ボディーでダウンを奪う矢吹(撮影・前岡正明)
11回、チャコン(右)にストレートを放つ矢吹(撮影・前岡正明)
11回、ロナルド・チャコンをTKOで破った矢吹正道(右)。左は力石政法(撮影・前岡正明)

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【ノア】王者清宮海斗がシングル対戦拒否の新日オカダ・カズチカをけん制「逃げるなよ」

笑顔の清宮海斗(2022年9月撮影)

プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者清宮海斗(26)が、新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)をけん制した。

27日に自身のツイッターを更新。2月21日の東京ドーム大会でのシングル対戦を拒否する構えを示しているオカダに対し、「IWGP世界ヘビー級王者が小さい事言うなよ。俺はこの戦いを諦めないぞ。ボイコットなんて一番つまらない。逃げるなよオカダカズチカ」と思いをぶつけた。

22日のノア横浜アリーナ大会で、2月21日に東京ドームで開催される武藤敬司引退大会で、清宮-オカダのシングル対戦が発表。だが、オカダはこれに対し「会社の上の人間が勝手に決めたんでしょうけど本当にやらない。ちょっと顔を蹴ったからって試合できるほど僕は安くない。なめないでもらいたい」と同試合のボイコットを宣言していた。

オカダは21日の新日本横浜アリーナ大会で行われたノアとの対抗戦で、タッグマッチで清宮と対戦。試合権のない清宮に背後から顔面を蹴り上げられて激怒し、大乱闘を起こした。無効試合に終わった直後も、「撮ってんじゃねえ!」とカメラを突き飛ばすなど、怒り心頭だった。

WRESTLE KINGDOM 17 場外でやりあうオカダ(左)と清宮(2023年1月撮影)

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元白鵬の宮城野親方28日最後のまげ姿、「最後の土俵入り」にサプライズも/引退相撲の注目点

宮城野親方(2022年12月20日撮影)

大横綱のまげ姿も、いよいよ最後となる。

元横綱白鵬の宮城野親方の引退相撲が28日、東京・両国国技館で開かれる。史上最多の45度の優勝や幕内通算1093勝など数々の記録を樹立した同親方だけに、引退相撲は発表当初から関心が高く、チケットはあっという間に売り切れた。注目度が高い節目の催しを、いくつかの視点から紹介する。

●母の誕生日に

現役引退から1年が経過した、昨年9月5日。オンライン会見で宮城野親方は、23年1月28日に東京・両国国技館で「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」を開催すると発表した。

開催日は母タミルさんの75歳の誕生日。節目の日に大横綱の“最後の勇姿”を見せる意欲を示した。

●500万円の超高額チケットも

引退相撲の発表から2カ月後の昨年11月1日からは、チケット販売がスタート。最後の大銀杏(おおいちょう)にはさみを入れられる特別体験プログラムも販売した。

500万円と100万円のコースを設け、宮城野親方との食事会やVIP専用ラウンジの利用など豪華体験を味わえる内容になっているという。

複製不能なデジタル資産「非代替性トークン(NFT)」を利用した特典も用意されているなど、今までにない取り組みを積極的に活用している。

●「最後の土俵入り」は? 断髪式は?

当日は十両土俵入り→十両取組→白鵬最後の土俵入り→断髪式→幕内土俵入り→中入り。スケジュールは午前10時開場、同11時取組開始、午後4時打ち出し(予定)。

「最後の土俵入り」と銘打った横綱土俵入りでの太刀持ちと露払いにサプライズ起用はあるとされている。

さらに「400人の半分くらいになるんでしょうかね」という断髪式の参加者にも注目が集まる。

現役時代から各ジャンルの著名人との親交が深かった同親方だけに、そうそうたる顔ぶれが並ぶだろう。

●記念グッズも充実の35種類。当日はネット販売も

会場内でしか購入できない引退記念グッズも販売する。チョコレート、トートバッグなど定番グッズだけではない。スマホケース、缶バッジ、バスタオル、マグカップ、映画「ミニオンズ」とのコラボTシャツなど。その数は実に35種類に及ぶ。

当日現地に来られないファンのためにECサイトからの購入もできるようにする。

●宮城野親方「みんなが、来て良かったと喜んでもらえるように」

初場所中に報道陣の取材に応じた宮城野親方は「無事成功に、みんなが、来て良かった、応援して良かったと喜んでもらえるような、そういうお返しをできるように考えてやりたい」と意気込んでいた。

体の仕上がりについて、「引退してから10キロくらい落ちましたからね」。当日に向けて筋トレやまわしを締めて稽古をするなど、着々と準備をしていた。

初場所で幕下15枚目格付け出しデビューした落合(19)が7戦全勝優勝を果たし、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)で新十両昇進を決めた。

昭和以降初となる所要1場所での十両昇進を果たした愛弟子から、引退相撲を控える中で届けられた吉報となった。

場所前からまげ姿のうちに、落合の新十両昇進会見に臨みたいと言っていた。25日に現実となり、「これ以上のプレゼントはない。落合に感謝したい」と感慨深そうに語っていた。

愛弟子からもらった最高のプレゼントの喜びをかみしめながら、大横綱は20年以上結ったまげとの別れの時を迎える。【平山連】

◆白鵬翔(はくほう・しょう)本名同じ。1985年3月11日、モンゴル・ウランバートル生まれ。ムンフバト・ダバジャルガルと名付けられる。00年10月来日、01年春場所初土俵。04年初場所新十両。同年夏場所新入幕。大関昇進した06年夏場所で初優勝。07年名古屋場所で第69代横綱昇進。優勝45回など史上1位の記録が多数ある。21年9月に現役を引退し、年寄間垣を襲名。先代宮城野親方(元前頭竹葉山)が22年8月に日本相撲協会の65歳の定年を迎えるため、同年7月に名跡交換し部屋を継承した。通算1187勝247敗253休。金星1個、技能賞2度、殊勲賞3度、敢闘賞1度。19年9月に日本国籍取得。得意は右四つ、寄り。192センチ、155キロ。父ムンフバト氏(故人)はメキシコ五輪レスリング銀メダリスト。

◆引退相撲 力士が現役を退く際、引退を関係者に披露するために行う花相撲。コロナ禍前は引退発表から半年~1年ほどの間に行われてきた。まげを落とす断髪式がメインで、通常は引退および年寄襲名披露相撲となる。力士会の会員になって30場所以上務めた者は国技館の土俵で開催できる。土俵を使えない場合は国技館内大広間やホテル、時には部屋での断髪式とパーティーが通例。必要経費を除いた収益は引退した力士に入る。横綱の引退相撲の際には横綱土俵入りが行われるほか、断髪式では300人以上がはさみを入れるなど、大々的に行われる。

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元魁皇の浅香山親方が審判部副部長に昇格 元安美錦の安治川親方が審判部入り

元大関魁皇の浅香山親方(2023年1月撮影)

日本相撲協会は26日、親方衆の新たな職務分掌を発表した。2月1日付で浅香山親方(50=元大関魁皇)が審判部副部長に昇格。委員から役員待遇委員となり、理事会に出席する立場となった。

また、安治川親方(44=元関脇安美錦)が初めて審判部に加入することが決まった。

武隈親方(36=元大関豪栄道)、秀ノ山親方(38=元大関琴奨菊)、鶴竜親方(37=元横綱)、宮城野親方(37=元横綱白鵬)は、委員待遇年寄から委員となった。清見潟親方(35=元関脇栃煌山)は、年寄から主任に昇格した。

親方衆の階級は、理事長以下、理事、副理事、役員待遇委員、委員、主任、委員待遇年寄、年寄、参与(定年後の再雇用)となっている。

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【日刊バトル大賞】オカダ・カズチカ2年連続MVP 8月オスプレイ戦は最高試合賞にも選出

【イラスト】日刊バトル大賞・プロレスMVP

<日刊バトル大賞:プロレス部門>

新日本プロレスのオカダ・カズチカ(35)が、日刊バトル大賞プロレス部門で2年連続6度目の最優秀選手に輝いた。

ニッカンスポーツ・コムで実施した投票では、ノアの武藤らを抑え、半数を超える約52%の票を獲得。IWGP世界ヘビー級王座初戴冠とG1連覇などが評価された。8月18日のG1決勝戦オスプレイ戦は、約39%の得票で最高試合賞に選ばれた。

名実ともに団体創設50周年イヤーの顔だった。22年初戦の東京ドーム大会で王座を獲得すると、その後4度の防衛に成功。史上最多の28人が出場したG1では、オスプレイとの壮絶な必殺技の応酬を制し、史上4人目の連覇を達成した。

姿勢や言葉でも存在感を放った。団体創設者アントニオ猪木さん風のコスチュームを身にまとって歴史を背負う自覚を示し、病床の“燃える闘魂”へ幾度となく来場を呼びかけた。猪木さんが10月に天国に旅立った際には「バカヤロー」と涙を流し「行っておけばよかったと思わせる戦いをする」と闘魂継承を誓った。

今年1月の東京ドーム大会で天敵ホワイトを下し、王者返り咲き。2万6000人の前で「1、2、3、ダァーッ!」も決めた。来月11日の大阪大会の初防衛戦で鷹木を迎え撃つ。23年もプロレス界の先頭を独走する。【勝部晃多】

【イラスト】日刊バトル大賞・プロレス年間最高試合
オカダ・カズチカ(2023年1月4日撮影)

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元関脇・隠岐の海ら13人の引退を発表 春場所番付編成会議

引退会見で笑顔を見せる隠岐の海(2023年1月14日)

日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、初場所中に引退した元関脇の隠岐の海(37=八角、現君ケ浜親方)ら、以下13人の引退を発表した。

【隠岐の海】隠岐の海歩(おきのうみ・あゆみ)本名・福岡歩。西前頭12枚目、八角部屋。85年7月29日生まれ、島根県隠岐の島町出身、37歳。

【輝富士】輝富士航(ひかりふじ・わたる)本名・川尻航。東幕下21枚目、伊勢ケ浜部屋。99年1月26日生まれ、群馬県吉岡町出身、23歳。

【星ノ富士】星ノ富士龍希(ほしのふじ・りゅうき)本名・星龍希。番付外、伊勢ケ浜部屋。05年7月24日生まれ、千葉県市川市出身、17歳。

【琴乃秀】琴乃秀寿晃(ことのしゅう・としあき)本名・新井寿徳。西三段目61枚目、佐渡ケ嶽部屋。94年7月1日生まれ、愛媛県新居浜市出身、28歳。

【琴明山】琴明山真動(ことみょうざん・しんどう)本名・山口裕也。東序二段54枚目、佐渡ケ嶽部屋。91年1月22日生まれ、鹿児島県志布志市出身、32歳。

【明光】明光亮太(めいこう・りょうた)本名・中尾亮太。東三段目90枚目、尾上部屋。95年6月19日生まれ、大阪府門真市出身、27歳。

【暁】暁太郎(あかつき・たろう)本名・南貴大。西序二段17枚目、高田川部屋。89年5月24日生まれ、神奈川県小田原市出身、33歳。

【魁ノ若】魁ノ若尚弥(かいのわか・なおや)本名・久門尚弥。西序二段35枚目、大島部屋。79年4月20日生まれ、福岡県宮若市出身、43歳。

【彩湊】彩湊周哉(あやみなと・しゅうや)本名・木村周哉。東序二段67枚目、湊部屋。00年4月12日生まれ、さいたま市見沼区出身、22歳。

【錦翁】錦翁佑典(にしきおう・ゆうすけ)本名・矢田光音。西序二段98枚目、朝日山部屋。02年9月16日生まれ、三重県四日市市出身、20歳。

【美浦ノ湖】美浦ノ湖直樹(みほのうみ・なおき)本名・葉梨直樹。西序ノ口10枚目、武蔵川部屋。92年12月21日生まれ、茨城県美浦村出身、30歳。

【浪満】浪満力(ろまん・ちから)本名・川畑六満。番付外、立浪部屋。01年4月24日生まれ、沖縄県名護市出身、21歳。

【安藤桜】安藤桜竜大(あんどうざくら・たつひろ)本名・安藤竜大。番付外、式秀部屋。03年9月26日生まれ、北九州市戸畑区出身、19歳。

輝富士(22年11月22日撮影)
星ノ富士(21年5月9日撮影)
琴乃秀(22年11月27日撮影)
琴明山(22年11月27日撮影)
明光(22年7月20日撮影)
暁(20年7月19日撮影)
魁ノ若(22年3月22日撮影)
彩湊(22年3月22日撮影)
錦翁(22年11月23日撮影)
美浦ノ湖(22年1月18日撮影)
浪満(21年1月22日撮影)
安藤桜(20年7月21日撮影)

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【新日本】オカダ・カズチカ、鷹木信悟との前哨戦に白星「ここに来るまでに変な雑音が多かった」

鷹木(右)をマネークリップで捕獲するオカダ(撮影・勝部晃多)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇24日◇東京・後楽園ホール

今月4日の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者に返り咲いたオカダ・カズチカ(35)が、2月11日の大阪大会(エディオンアリーナ大阪)の初防衛戦で挑戦を受ける鷹木信悟(40)との前哨戦を白星発進した。

メインの6人タッグマッチで、海野、矢野と組み、SANADA、内藤と組んだ鷹木と対戦。鷹木をマネークリップで捕獲、エルボーの応酬を繰り広げるなど見せ場を作った。最後は14分40秒、味方の海野がSANADAからデスライダー(ダブルアーム式DDT)で3カウントを奪い、勝利した。

試合後のバックステージでは「やっと始まりましたね」と充実の表情を浮かべた。「ここに来るまでに変な雑音が多かったですけど、僕がやらないといけないのはこのベルトをかけた戦い。新日本を上げていく」と、IWGPを巡る戦いに感情を高ぶらせた。来月11日の大阪大会で初防衛に成功すると、翌週の18日に米・カリフォルニア大会で再び防衛戦を行うことなる。

オカダは、来月21日の武藤敬司引退大会(東京ドーム)で組まれたGHCヘビー級王者清宮海斗(26=プロレスリング・ノア)戦に難色を示しており、この日も眼中にない様子だった。

試合前に引き締まった表情を見せるオカダ(撮影・勝部晃多)

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【新日本】オカダ・カズチカ、清宮海斗戦巡る騒動を「雑音」と一蹴「なめないでもらいたい」

試合前に引き締まった表情を見せるオカダ(撮影・勝部晃多)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇24日◇東京・後楽園ホール

IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)が、GHCヘビー級王者、清宮海斗(26=プロレスリング・ノア)との対戦を巡る騒動を「雑音」と表現し、依然として対戦に興味がないことを示した。

この日のメインイベントの6人タッグマッチに出場。次期挑戦者の鷹木と肌を合わせた後のバックステージで、「やっと始まった。ここに来るまでに雑音が多かった。僕がやらないといけないのはこのベルトをかけた戦い」と言い切った。

22日のノア横浜アリーナ大会において、来月21日に東京ドームで開催の武藤敬司引退大会で、清宮とのシングル対戦で発表された。だが、オカダはこれに対し「会社の上の人間が勝手に決めたんでしょうけど本当にやらない。ちょっと顔を蹴ったからって試合できるほど僕は安くない。なめないでもらいたい」と同試合をボイコットする構えを示していた。

オカダは21日の新日本横浜アリーナ大会で行われたノアとの対抗戦で、タッグマッチで清宮と対戦。試合権のない清宮に背後から顔面を蹴り上げられて激怒し、大乱闘を起こした。無効試合に終わった直後も、「撮ってんじゃねえ!」とカメラを突き飛ばすなど、怒り心頭だった。

鷹木(右)をマネークリップで捕獲するオカダ(撮影・勝部晃多)

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メイウェザーが2・25に英国で英格闘家アーロン・チャーマーズと対戦発表「結果は同じ」

フロイド・メイウェザー(2022年9月25日)

プロボクシング元世界5階級制覇王者で50戦無敗のまま現役引退したフロイド・メイウェザー(45=米国)が2月25日、英ロンドンのO2アリーナで総合格闘家アーロン・チャーマーズ(35=英国)とエキシビション戦に臨むと23日(日本時間24日)、自らのSNSなどで発表した。昨年11月、UAEドバイでユーチューバーのデジと対戦して以来のリングとなる。

チャーマーズはリアリティー番組「ジョーディ・ショア」に出演して人気を博しており、18年からは米格闘技団体ベラトールにも参戦。20年2月に現役引退している。試合はボクシングに準じたルールで行われる見通し。メイウェザーはSNSを通じ「顔が違っても、名前が違っても結果は同じ」などと自信のコメントをつづった。

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オカダも恐れた真壁刀義「プロレス道の厳しさ知ってもらいたい」特別コーチとして“気合”注入

フジテレビ「THEスピリット~闘魂レスラー発掘プロジェクト~」に出演する真壁刀義(C)フジテレビ

新日本プロレス真壁刀義(50)がフジテレビ系月曜PLUS!「THE スピリット~闘魂レスラー発掘プロジェクト~」(月曜深夜0時25分)の23日深夜の第3回放送で特別コーチ役として出演する。

同番組は新日本プロレス50周年特別企画として、日本全国から練習生を募集し、入門までを描く。通常の新日本プロレス入門テストで設けている身長・年齢制限を完全撤廃。10代前半~40代後半までさまざまな職、夢、肉体を持った幅広い人材9人が、練習生として入門テストに向けてガチンコのトレーニングを行っている。新日本プロレス現IWGP世界ヘビー級チャンピオンのオカダ・カズチカ(35)がプロジェクトリーダーに就任し、自ら熱血指導。前回放送の獣神サンダー・ライガー(58)に続き、真壁も特別コーチとして参戦する。

今回の特訓内容は「気合」と「戦い抜く精神力」。プロレスラーとしてリングで戦うための基礎をたたき込むために、オカダ自身が「入門当時、一番怖かった先輩」と明かす真壁を特別コーチとして招聘(しょうへい)した。

真壁が練習生の前に登場すると、緊張感漂う雰囲気に。一同が大声であいさつするも、真壁は「気合が足りねぇ」と一蹴。序盤から“最恐”ぶりを見せつける。さらに練習生たちの“気合”という名の基礎体力を確認するため、真壁流“エンドレススクワット”を課した。しかしベースの500回に遠く及ばない200回時点でペースが乱れたことで、真壁からは喝が飛んだ。練習生たちは“最恐”コーチの特訓を乗り越えられるのか!? さらに今回はオカダが9人の練習生たちを実際のプロレス試合会場へと連れ出し、ある即興の課題を課すことになる。

真壁は言葉に力を込めた。「俺が指導する前から、おぼろげながらでもしっかりと覚悟があるやつと、まだまだ覚悟が足りないやつもいたから何とも言えねえな。本人たちはしっかり覚悟を持ってるつもりでも、俺たちにそれが見えなければ覚悟を持ってないのと同じ。だから各自が、顔つきや目つき、腹から声を出すことなど、俺が指導したことを今後にいかしてもらえることを願いたい」。

続けて「視聴者の皆さんにも彼らの姿を見て、プロレス道というモノの厳しさを知ってもらいたい。リングに上がれるようになるまでの難しさ、覚悟を決めて毎日練習を続けることの厳しさを見て、プロレスの素晴らしさを再認識してもらいたい。そして俺たちの試合を見に来てもらって、闘いから悔しさやうれしさを感じとって、観客たちそれぞれが明日への力を持って帰ってほしいね!」と締めくくった。

スタジオにはお笑いコンビのシソンヌ長谷川忍、「みちょぱ」ことモデルの池田美優、進行はフリーアナウンサーの豊崎由里絵が務める。ストーリーテラーは安田顕が担当。

フジテレビ「THEスピリット~闘魂レスラー発掘プロジェクト~」に出演する真壁刀義(C)フジテレビ
フジテレビ「THEスピリット~闘魂レスラー発掘プロジェクト~」に出演する真壁刀義(左)とオカダ・カズチカ(C)フジテレビ
フジテレビ「THEスピリット~闘魂レスラー発掘プロジェクト~」の練習風景(C)フジテレビ

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武藤敬司引退試合の全対戦カード11試合発表 メインは内藤哲也とシングルマッチで激突

東京ドーム大会のカードが決まり武藤敬司対内藤哲也の対戦が正式に発表される(撮影・垰建太)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇22日◇神奈川・横浜アリーナ

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60=プロレスリング・ノア)の引退興行となる2月21日東京ドーム大会の全対戦カード11試合(スターティングバトル含む)が決まった。この日の第6試合前に、会場内ビジョンで発表された。

メインは武藤が引退試合として、新日本プロレスの内藤哲也(40)とシングルマッチで激突。前日21日の新日本横浜アリーナ大会の全試合終了後に、解説を務めていた武藤がリングに上がって直接指名していた。

セミは同大会で大乱闘を起こしたGHCヘビー級王者清宮海斗(26)と新日本のIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)の王者シングル対決が決定。また、NOSAWA論外(46)の引退試合はMAZADAと組み、外道、石森太二組と対戦することが決まった。

この日発表された全試合は以下の通り。

◆第0-1試合 北宮、稲葉-稲村、矢野

◆第0-2試合 坂崎、山下、中島、辰巳-瑞希、伊藤、渡辺、荒井

◆第0-3試合 杉浦、小島、サッチャー-ジェイク、モリス、アンソニー

◆第1試合 小川、Eita、HAYATA、リッジウェイ、ダガ-小峠、YO-HEY、吉岡、アレハンドロ、宮脇

◆第2試合 MAO、勝俣、上野、小嶋-遠藤、岡谷、高鹿、正田

◆第3試合 スカイウォーカー、KAI、ディアマンテ-丸藤、ワグナーJr、ニンジャ

◆第4試合 宮原、諏訪魔、青柳優-拳王、中嶋、征矢

◆第5試合 外道、石森-NOSAWA、MAZADA

◆第6試合 高橋ヒロム-AMAKUSA

◆第7試合 オカダ-清宮

◆第8試合 武藤-内藤

東京ドーム大会のカードが決まりオカダ・カズチカ対清宮海斗の対戦が発表される(撮影・垰建太)

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【新日本】オカダ・カズチカー清宮海斗の王者対決は大乱闘で無効試合「シングルやらせろ」清宮

真壁刀義、オカダ・カズチカ組対稲村愛輝、清宮組 場外で清宮(右)に怒り狂うオカダ(撮影・垰建太)

<新日本プロレス:横浜大会>◇21日◇神奈川・横浜アリーナ

新日本のIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)と、プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者清宮海斗(26)の、団体の威信をかけた王者対決は、衝撃の乱闘劇でノーコンテストに終わった。

第4試合、稲村愛輝と組んだ清宮は、真壁と組んだオカダとタッグマッチで激突。昨年1月に行われた両団体の対抗戦で、オカダに敗れて号泣した清宮は、試合開始前から目の色が違った。先発を買って出てオカダとの対戦を熱望。だが、オカダは「眼中にない」とでも言わんばかりに、目を合わせようとしなかった。さらに、自身に背を向けて稲村を攻撃する無関心な態度を見ると、清宮がついに爆発した。

タッチせずにリングに飛び出すと、オカダの死角から顔面を蹴り上げて額をかち割った。激怒したオカダと場外乱闘が突発。一心不乱に攻撃を浴びせられたが、清宮も一歩も引かずレフェリーを吹っ飛ばして応戦。新日本ファンからはブーイングの嵐の中、無我夢中に攻撃を続けた。本部席に投げ込まれると、場外でドロップキック、ジャーマンでお返し。お互いに味方が「落ち着け」と止めに入る混沌(こんとん)状態になり、6分35秒、見かねたレフェリーが試合をストップした。無効試合となった。

試合後も、両団体の若手が止めに入る一触即発の状態。清宮が「シングルで決着付けろ。びびってんのか? だったら帰れよ」などと挑発し、再びもみ合いに発展した。オカダはバックステージでも物に当たるなど、普段のクールな姿勢からは想像も付かないほどの大荒れ模様。清宮も「王座とか関係ない。早くシングルやらせろ」と叫んだ。王者同士のシングル対決実現へ、一気に熱を帯びてきた。

真壁刀義、オカダ・カズチカ組対稲村愛輝、清宮組 場外で清宮海斗に怒り狂うオカダ(撮影・垰建太)
真壁刀義、オカダ・カズチカ組対稲村愛輝、清宮海斗組 無効試合となるも清宮(中央右)の挑発に怒り襲いかかるオカダ(同左)(撮影・垰建太)
真壁刀義、オカダ・カズチカ組対稲村愛輝、清宮海斗組 無効試合となるも場外でやり合うオカダ(左から2人目)と清宮(右から2人目)(撮影・垰建太)
オカダ・カズチカ組対稲村愛輝、清宮海斗組 場外でやりあうオカダ(左)と清宮(撮影・垰建太)
真壁刀義、オカダ・カズチカ組対稲村愛輝、清宮海斗組 無効試合となり場外で引き離されるオカダ(左下)と清宮(右上)(撮影・垰建太)
オカダ・カズチカ組対稲村愛輝、清宮海斗組 場外でやりあうオカダ(左から2人目)と清宮(撮影・垰建太)
オカダ・カズチカ組対稲村愛輝、清宮海斗組 場外でやりあうオカダ(左)と清宮(撮影・垰建太)

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前日本Sバンタム級王者・古橋岳也が現役引退「35歳と決めていた」涙の会見

現役引退会見で涙を流し、言葉を詰まらせた前日本スーパーバンタム級王者古橋岳也

18日に王座返上したプロボクシング前日本スーパーバンタム級王者古橋岳也(35=川崎新田)が20日、現役引退を表明した。同日に神奈川・川崎市の所属ジムで新田渉世会長、担当の笠康次朗トレーナーとともに記者会見。昨年12月に田村亮一(JBスポーツ)との同級王座決定戦を制し、約半年ぶりに王座返り咲きに成功しながら王座返上した経緯を明かし「どんなことがあっても35歳(で引退)と決めていた。終わりを決めていなかったらまだやっていたと思う。だから自分と35歳と約束していた」と引退を明かした。

35歳での引退は16年10月、当時の日本同級王者石本康隆(帝拳)に10回TKO負けを喫した後に決めていたという。「石本さんに負けて現役を続けるか迷い、続ける決断をした時、負け続けていても、次が世界戦だったとしても35歳で辞めると思って再起を図りました」。昨年6月には当時のWBOアジア・パシフィック同級王者の元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(大橋)との王座統一戦で負けた際に「これで世界への道は断たれたと気持ちはどん底まで落ちました。正直、やり切ったという半面、まだやれたという気持ちもある。(35歳までと)決めていなかったら続けていたかも」と口にした。

新田会長は「激闘を繰り返し、ジムとしては体のことを心配していた。あちこち痛んでるところもある。私としては了承せざるをえなかった。古橋の体を考えたら無理強いはできないというのがジムの考えです」と率直な心境を口にしていた。

所属ジムで現役引退会見に臨んだ前日本スーパーバンタム級王者古橋岳也(中央)。左端は新田渉世会長、右端は笠康次郎トレーナー
現役引退会見で目を赤くして涙を流す前日本スーパーバンタム級王者古橋岳也

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SKE48荒井優希、首攻めにもん絶も初戦突破「もっと駆け上がってく」タッグ王座奪還へ第1歩

勝利してポーズを取る赤井沙希(右)と荒井優希

<東京女子プロレス:大手町大会>◇15日◇東京・大手町三井ホール

SKE48の荒井優希(ゆき、24)が、今月4日に失ったプリンセスタッグ王座奪還へ、第1歩を踏み出した。

俳優赤井英和の娘でタレントとしても活躍する赤井沙希(35=DDT)と結成する「令和のAA砲」タッグで、この日開幕したタッグリーグ「“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」にエントリー。1回戦で、愛野ユキ、らく組と対戦し、最後は13分46秒、赤井がらくから腕極め三角締めでギブアップを奪取し、2回戦に駒を進めた。

荒井は先発を買って出たが、執拗(しつよう)な首攻めにあってもん絶。それでも、赤井に助け出されると、その後は息の合ったファイトを披露。長い足を生かしたドロップキックやかかと落としでパートナーを援護射撃した。

4日の後楽園大会では米国からの外敵マックス・ジ・インペイラー、ハイディ・ハウイツァ組に敗れ、昨年7月に獲得後、3度防衛した同王座から陥落。「すごく落ち込んだ」と悔しがったが、タッグリーグを制覇し再挑戦への切符を狙う。

荒井は「こうやって2人ですぐにタッグを組めてリーグに出られたことで、強制的に気持ちの切り替えができた。もっともっと駆け上がっていく」と気持ちを新たにした。赤井からも「連帯感が強くなった」と評され、信頼関係はさらに深まった様子だった。

荒井は21年5月にタッグマッチで本格プロレスデビュー。同年の「2021年度プロレス大賞」で新人賞を獲得し、昨年には初王座獲得など着実な成長を続けている。

ポーズを取る荒井優希
ポーズを取る荒井優希
ポーズを取る荒井優希(右)と赤井沙希
相手をにらみつける荒井優希
首攻めを受ける荒井優希
首攻めにあう荒井優希
ドロップキックを見舞う荒井優希
フォールする赤井沙希
攻撃を見舞う赤井沙希
三角締めを決める赤井沙希
勝利してポーズを取る赤井沙希

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【ONE】佐藤将光、10カ月ぶり復帰戦を判定3-0で快勝 悲願の世界王座へ「いい年に!」

キム(手前)と打ち合う佐藤(ONE公式ツイッターより)

<シンガポール格闘技ONE:タイ大会>◇14日◇タイ、バンコク・インパクトアリーナ

元修斗バンタム級王者で19年間からシンガポールONEを主戦場にする佐藤将光(しょうこう、35=Fight Base)が、10カ月ぶりの再起戦を判定勝利で飾った。総合戦績50試合超を誇る経験豊富なベテランが、悲願の世界王座獲得へ向け、幸先の良いスタートを切った。

23年の幕開け大会となった同大会のオープニングマッチ(総合、68キロ契約体重)で、キム・ジェウォン(29=韓国)と対戦。13勝9KOを誇るストライカーを相手に、序盤から苦戦を強いられた。

1回はお互いに手数少なくレフェリーから注意を受けたが、2回に距離が詰まると、佐藤の右フックが顔面をヒット。一方のキムはカーフキックを有効に使い、タックルでテイクダウンを狙う佐藤をしのいだ。それでも、佐藤は最後まで主導権を握らせず、判定3-0で勝利した。

約10日前に出場が決まる緊急参戦だったが、ベテランらしい冷静なファイトを披露。「新年一発目、勝利で飾ることができました。いい年にしましょう!」と、マイクも落ち着きはらっていた。

佐藤は07年にパンクラスでプロデビュー。その後は修斗に移ると、17年にバンタム級王座を獲得。ONEではデビュー3連勝を飾るなど「日本人で最も世界王座に近い男」として注目を集めていた。昨年3月にマーク・ステファン・ロマンに判定負けを喫していたが、復帰戦で万全を強調した。

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西前頭11枚目の栃ノ心休場 左肩関節の脱臼、再出場なければ来場所十両陥落の危機

23年1月11日 栃ノ心(上)を寄り切りで破る琴勝峰(撮影・中島郁夫)

<大相撲初場所>◇5日目◇12日◇東京・両国国技館

大関経験者で西前頭11枚目の栃ノ心(35=春日野)が初場所5日目の12日、日本相撲協会に「左肩関節脱臼で2週間の休養を要する見込み」との診断書を提出して休場した。前日の取組中(琴勝峰戦)に左肩を痛めたという。4日目を終えて、ここまで2勝2敗と星を五分にしていた。

休場は21年九州場所以来12度目。幕内下位にいるため、このまま再出場しなければ、来場所は十両への陥落が決定的となる。5日目の対戦相手の宝富士は不戦勝となった。

今場所の十両以上の休場者は横綱照ノ富士と、新型コロナウイルス対策のガイドライン違反で1場所出場停止処分による幕内逸ノ城に続いて3人目となった。

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元白鵬の宮城野親方、断髪式へ思い 「るろうに剣心」に自分重ね合わせ「泣いてしまいました」

宮城野親方(2022年12月20日撮影)

<大相撲初場所>◇4日目◇11日◇東京・両国国技館

元横綱白鵬の宮城野親方が東京・両国国技館内の相撲博物館で行われた「親方トークイベント」に参加し、現役時代や親方としての奮闘の日々を紹介しながら今月28日に行われる引退相撲をPRした。

初めてまげを結った01年九州場所。当時の写真が画面に表示されると、宮城野親方は照れ笑いを見せた。「ずっとこのままの姿だと思っていた」と感慨深げ。そして、「るろうに剣心」や「ラストサムライ」など幕末を舞台とした映画を最近見た際の心境を明かした。「(今の)自分と重ね合わせてしまい、泣いてしまいました」と、断髪式の日が刻々と迫り思いがこみ上げたという。

このほか、引退相撲で販売される記念グッズも紹介された。スマホケース、マグカップ、映画「ミニオンズ」とのコラボTシャツなど35種類。会場で限定販売されるが、当日現地に来られないファンのためにECサイトからの購入もできるようにするという。

この日のイベントは「TBS白鵬ドキュメント」のディレクターで10年以上にわたり密着取材してきた畔地俊吾さんが司会を務めた。畔地さんから今年3月をめどに最新作の放送が決まったことが報告されると、集まったファンを喜ばせた。

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佐田の海が初白星 師匠の言葉が後押し「うまくふところに入れたので、しっかり足が出ました」

佐田の海は竜電(左)を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇3日目◇10日◇東京・両国国技館

師匠の言葉を後押しに、佐田の海(35=境川)が初日を出した。

平幕の竜電(32=高田川)を押し出して初白星に「うまくふところに入れたので、後はしっかり足が出ました」と安堵(あんど)した。

初日に翠富士、2日目に錦富士に連敗スタート。意気消沈するところを救ってくれたのは、師匠の境川親方(元小結両国)の言葉だった。

佐田の海 (師匠から)今朝稽古場で「攻めているんだから、肩の力を抜け」と言ってもらえた。師匠の言葉は重い。攻める相撲を取らないとダメだと改めて思いました。初日、2日目のように全く良いところがないと消極的になってしまうんですけど、師匠にも後押ししてもらったので大丈夫。ここ最近は前に出る意識でしっかり体を前に出れればいいと思っています。

初白星をつかんだことで、乗っていきたい。今年の目標について「三役に上がったことないので、しっかり自分らしい相撲を取りたい」。父の元小結佐田の海との親子三役への思いについて問われると、「入門した時から、ずっとそこを見ています」と力強く言った。

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幕下・朝乃若が170日ぶり白星 兄弟子・朝乃山の白星発進に刺激「かっこいいなと思いました」

夢道鵬(下)を寄り切りで破る朝乃若(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇2日目◇9日◇東京・両国国技館

西幕下34枚目の朝乃若(27=高砂)が、170日ぶりの白星を挙げた。一番相撲で東幕下35枚目の夢道鵬(21=大嶽)を寄り切りで下した。十両だった昨年7月23日の名古屋場所14日目(照強を突き出しで退けた)以来の白星に「すごくうれしいです」と喜びをかみしめた。

朝乃若は「上手が最初に取れなかったですけど、次の攻めができた。(最後は)ひやっとしたんですけど、軍配通りで良かった」と声を弾ませながら振り返った。場所前にワクチンを打った影響により「帯状疱疹(ほうしん)になってしまって、ちょっと寝込んじゃいました」。慌ただしい新年だったが、迎えた初場所は好発進となった。

兄弟子で十両の朝乃山も初日から白星を挙げ、刺激を受けた。「ひさしぶりに白まわし、締め込み姿を見てかっこいいなと思いました」と喜んだ。元いた十両に戻るため、今後白星を積み重ねていく。「今年1発目なので、すごく良い感じでいけました。(今場所は)けがなく健康に勝ち越せたら」と意気込んだ。【平山連】

夢道鵬(右)を寄り切りで破る朝乃若(撮影・鈴木正人)
夢道鵬を寄り切りで破り、土俵から引き揚げる朝乃若(撮影・河田真司)
朝乃若(左)は夢道鵬を寄り切りで破る(撮影・河田真司)

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