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【新日本】SANADAがNJCUP初優勝、IWGP世界ヘビー級王者オカダに4・8両国で挑戦

NEW JAPAN CUPを初優勝した、Just 5 GuysのSANADA(中央)(新日本プロレス提供)

<新日本:NEW JAPAN CUP>◇決勝戦◇21日◇新潟・アオーレ長岡

SANADAが、故郷に錦を飾った。デビッド・フィンレーとの決勝戦。

一進一退の攻防を繰り広げる中、シャイニングウィザードからの新技・変型DDTで頂点に立った。シャイニングウィザードについて「ずっと、避けていた技なんですけど、自然に出ちゃったというか、勝手に出ちゃいました」と、引退した武藤敬司氏(60)の必殺技を繰り出し、地元・新潟で初優勝を達成した。

7年所属したロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)を17日に“電撃脱退”。Just 4 Guys改め、Just 5 Guys入りを表明した。

トレードマークの金髪を黒髪に戻した。あごから、もみあげに伸ばしていた、ひげもそり上げた。「自分のプロレス人生の中で、一番刺激を受けられるメンバーと出会えたので、本当に感謝しています」と、新たな環境をかみしめた。

これで、「4・8」の東京・両国国技館大会でのIWGP世界ヘビー級王座へ挑戦する。王者のオカダ・カズチカとの同学年対決。リング上のSANADAは「オカダさん、まだいらっしゃいますか? まだいらっしゃるなら、来て頂けますか? 」と第6試合に出場していた現王者に呼びかけた。すると、オカダはベルトを持参してリングインした。

SANADAは「オカダさん、そのベルト、オカダ一色のベルト、俺が景色変えてあげますよ。オカダさん、お疲れさまでした」と丁寧に“口撃”すると、オカダは「SANADAさん、カップ優勝おめでとうございます。そして、お疲れさまでした。ライバル待ってたよ!」と言い、会場は大盛り上がりを見せた。

ただ、これで終わらなかった。間髪入れず、オカダは「なんて、思ってる訳ねーだろ。おせーんだよ、この野郎。何が変わったんだよ。髪の色、チーム変えて、それで俺に勝てるわけねぇだろ」と返した。「世界ヘビー級チャンピオンと、NEW JAPAN CUP優勝者とのレベルの違いを見せつけてやるよ。かかってこいよ。ボコボコにしてやるからな」と言い放った。

じっくりと、言葉に耳を傾けていたSANADAは「オカダさん、それは俺が一番分かってますよ。ただ呼んどいて申し訳ないのですが、帰ってもらっていいですか?」と、まさかの呼び寄せておきながら、帰宅命令で2人のやりとりは幕を閉じた。

NEW JAPAN CUPを初優勝し、IWGP世界ヘビー級王座へ挑戦するSANADA(右)と、王者のオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

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【東京女子】身長3mアンドレザ・ジャイアントパンダ初登場!タッグマッチで惜しくも敗れ反省

リングに上がったアンドレザ・ジャイアントパンダ(撮影・足立雅史)

<東京女子プロレス:GRAND PRINCESS'23>◇18日◇東京・有明コロシアム

身長3メートル、体重500キロのアンドレザ・ジャイアントパンダが東京女子のリングに初登場した。

猫はるなと組み、タッグマッチに出場も中島翔子、ハイパーミサヲ組に敗れた。

入場前から相手タッグに予防線を張られ、さまざまな攻撃を仕掛けられた。動きの鈍い弱点はパワーで解消。巨大クラッカーに少し驚くもすぐに反撃し、左手1本で吹き飛ばした。ロープを巻き付けられ、自転車で突撃され、巨大ライトセーバーでたたきつけられても立ち上がり、頭突き一発で中島を突き飛ばした。「タッグ戦だったので合体技ができなかった」と反省したが、セコンドではリングをたたいて猫を必死に応援。「パンダ~」の声援も飛び交った。最後は猫が3カウントを奪われ、惜しくも敗れたが、試合後は「猫、よく頑張った」とパートナーをたたえた。

中国生まれのジャイアントパンダ。北海道の新根室プロレスに所属。森の中で死にかけたところを拾われ、17年夏からプロレス参戦するようになった。九州まで遠征に行ったり、19年にはDDTの純烈のオーディションをかけたバトルロイヤルでメンバーを勝ち取るなど、各地で存在を印象づけた。

妻と子どもがいる身ながら不倫が発覚するなど、プロレスだけでなく私生活も豪快だ。19年末で新根室プロレスが解散し、現在はフリーで各団体を回る。猫からは「ご家族もいらっしゃるので今度はご一緒に」と誘われた。これからも全国で暴れ回り、リベンジの機会を待つ。

攻撃するアンドレザ・ジャイアントパンダ(撮影・足立雅史)
リングに上がったアンドレザ・ジャイアントパンダと、驚く中島翔子、ハイパーミサヲ(撮影・足立雅史)
顔面攻撃するアンドレザ・ジャイアントパンダ(撮影・足立雅史)
自転車で攻撃を受けるアンドレザ・ジャイアントパンダ(撮影・足立雅史)
試合を見つめるアンドレザ・ジャイアントパンダ(撮影・足立雅史)
場外で攻めるアンドレザ・ジャイアントパンダ。恐怖の表情を浮かべる中島翔子(撮影・足立雅史)
敗れがっくりと引き揚げるアンドレザ・ジャイアントパンダ、猫はるな(左から2人目)組(撮影・足立雅史)

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【DDT】王座挑戦の川松真一朗都議、元SPEED今井絵理子氏との対談中ゴージャス松野が乱入

3・21の後楽園で、第4代O-40王座決定戦に臨む川松真一朗都議(右)を激励に訪れた今井絵理子参院議員(左)のところに乱入するゴージャス松野(DDT提供)

元テレビ朝日アナウンサーでプロレスラーとしても活躍する川松真一朗都議(42)が某日、“前哨戦”に勝利し、O-40(オーバー・フォーティ)王座獲りを誓った。川松都議はDDTプロレスの旗揚げ26周年記念興行「Judgement2023 後楽園史上最長5時間スペシャル」(3月21日、東京・後楽園ホール)の大石真翔(44)、ゴージャス松野(61)との3WAYマッチで「第4代O-40王座決定戦」に出陣する。同王座は40歳以上の選手で争われるベルトで現在は空位。川松都議がベルト奪取を果たせば、デビュー前のアイアンマンヘビーメタル級王座以来の戴冠となる。

決戦を前にした某日、今井絵理子参院議員(39)が、都内の川松都議の事務所を激励に訪れ、プロレス談議に花を咲かせた。デビューから半年の川松都議は「シングルマッチをやったことがない。1人で戦うので、体力がどこまで続くか不安はありますが、大石さんと松野さんがどう動くかしっかり見極めたい。大石さんとは何度か対戦してるので、なんとなくどうしていいのかは分かる。大石さんの動きをどう封じ込めるかをイメージしてます。松野さんは体は鍛えられてるようで、鋼のような体は脅威だけど、(4月で)62歳ですか…」。

どこかで聞いてきたのか? どこで聞きつけたのか? 対戦相手の松野が対談中に乱入してきた。第2代王者の松野は「デビュー半年? 俺はプロレス21年。大体このタイトルマッチ、俺が会社にやれって言ったからできるようになったんだよ。オマエみたいなガキが持つベルトじゃない。体がデカいとか若いとかじゃない。背中に人生背負ってるんだよ」と川松都議を威嚇した。

今井参院議員に対しても「芸能界は1日でも早く入ったら先輩。24歳の時に(マネジャーで)芸能界に入った。プロレスでも歌手でも、まずあいさつから始まるんだ」と、元SPEEDの大物歌手を前に大口をたたいた。さらに、川松都議に「デッカイ図体しやがって。なんならここでたたきつぶしてやる」と言うや胸ぐらをつかんだ。すると、松野は川松都議の側近にあっさりつまみ出されてしまった。

川松都議は「O-40、しっかり勝って、ベルト巻けるよう。変な乱入者に負けないようにします。たたきのめします」と必勝宣言。今井参院議員は「新しい扉を開いていただけるよう期待して応援しています」と語った。

3・21後楽園では、今井参院議員の長男・今井礼夢(18)が「イルシオン&エル・ユニコーンDDTeeen!!卒業試合」に参戦。ユニコーンと組み、イルシオン、中村宗達組と対戦する。

3・21の後楽園で、第4代O-40王座決定戦に臨む川松真一朗都議(右)を激励に訪れた今井絵理子参院議員(左)(DDT提供)
3・21の後楽園で、第4代O-40王座決定戦に臨む川松真一朗都議(右)のところに乱入し、関係者から追い出されるゴージャス松野(右から2人目)(DDT提供)

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“武藤劇場”完結 サプライズマッチ指名の蝶野正洋「引退試合で2敗するなんて武藤さんらしい」

蝶野(左)にSTFをかけられギブアップする武藤(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、完全燃焼で現役を引退した。ラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦し、28分58秒にデスティーノ(変形リバースDDT)を決められて敗戦。その後は「やり残したことがある」と、解説席の「闘魂三銃士」の同期、蝶野正洋(59)を呼び込み、サプライズマッチを実現させた。ド派手な2連敗で約39年の集大成を飾り、“武藤劇場”は完結。「本当に幸せなプロレス生活だった」と充実感をにじませた。

1歳年上の同期、武藤の呼びかけに応じ、ゲスト解説の蝶野が引退マッチ2戦目の対戦相手を務めた。武藤から「蝶野! 俺と戦え!」と指名され、つえを持ってリングイン。脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で8年以上も試合から遠ざかっていたが、元レフェリーのタイガー服部氏のもとでシングル対戦。黒い私服のままロックアップし、シャイニングケンカキックで倒すと必殺技のSTFで絞めてギブアップを奪った。蝶野は「オレのSTFはちゃんときまってなかった。何でギブアップしたんだろう。引退試合で2敗するなんて武藤さんらしい」と口にした。

武藤敬司対内藤哲也 試合前に入場し、あいさつする蝶野正洋(撮影・江口和貴)

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【ノア】武藤敬司、完全燃焼で現役引退 前代未聞の引退試合2連敗「幸せなプロレス生活だった」

蝶野(左)にSTFをかけられる武藤(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、完全燃焼で現役を引退した。自らラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦し、28分58秒にデスティーノ(変形リバースDDT)を決められて敗戦。

その後は「もう一つやり残したことがある」と、解説席の「闘魂三銃士」の同期、蝶野正洋(59)を呼び込み、サプライズマッチを実現させた。ド派手な2連敗で約39年の集大成を飾り、“武藤劇場”は完結。「俺は本当に幸せなプロレス生活だった」と充実感をにじませた。

   ◇   ◇   ◇

武藤が、東京ドームの中心で大の字になっていた。「広いなぁ。天井は…」。長い長い旅路の果て。不思議とさみしさはなかった。公言通りの完全燃焼。「ゴールできてよかった。多くのレスラーが引退試合できていない中で、本当に俺は幸せなプロレス生活だった」と振り返った。

自ら最後の対戦相手に指名した内藤と、11年ぶりの一騎打ちで魂をぶつけあった。デスティーノで3カウントを奪われ、現役引退…。かと思われたが、「まだ灰になってねぇ」と言い放った。「やりたいことが一つある。蝶野! 俺と戦え!」。解説に駆けつけた「闘魂三銃士」の同期、蝶野をリングに呼び込み、サプライズマッチを実現させた。STFでギブアップ負けを喫し、前代未聞の引退試合2連敗。“プロレスリングマスター”が、最高のアートを完成させた。

かつてジュニアヘビー級並みの空中殺法と、規格外のパワーを誇った姿は、そこにはない。内藤戦で2度挑戦する姿勢を見せた月面水爆は、ロープに足を掛けるたびに苦悶(くもん)の表情を浮かべて中断した。だが、ドラゴンスクリューやシャイニング・ウィザードを意地で乱れ打ち、足4の字固めで追い込んだ。「闘魂三銃士」の盟友、橋本さんのけさ斬りチョップ→DDT、ライバル三沢さんのエメラルドフロウジョンも決めた。引退試合ができなかった仲間たちの分まで、全身全霊をささげた。

とっくに限界を超えていた。引退の原因となった股関節や腰の痛み。さらには、先月末の化身グレート・ムタとして負った両足大腿(だいたい)部の肉離れは全治6週間だった。それでも「レスラーはヒーローじゃないといけない」。死力を尽くしてたどり着いた最後の大戦を終え、「自分の足で帰れた」と笑った。

生活の中心にあるのは常にプロレス。午前9時のジムのオープンに備え、朝食の消化時間を逆算。午前5時に起床し、メニューはもちろん量も1グラム単位で決められた朝食をとる。就寝もトイレに行くことでさえも、決められた時間に行う徹底ぶり。「天才は努力なしで何でもできること。俺は見えないところで努力してんだよ」。寝ても覚めても-。その言葉を地でいく、努力の天才だった。

デビューから38年4カ月と16日。数々の名勝負を繰り広げたリングからはおりた。だが、ゴールすると同時に新たな夢の道を走り始めた。競技を転向し、五輪出場を目指すことも視野に入れている。プロレスラー武藤は終わっても「武藤敬司」の人生は終わりのないマラソンだ。【勝部晃多】

◆武藤敬司の同世代 新日本の同期だった蝶野正洋、橋本真也の3人で闘魂三銃士を結成。武藤は蝶野がデビュー戦の相手で30試合以上、橋本とも10試合以上もシングルで対戦。同期の友情と世代交代で一致団結し、90年代後半、IWGPヘビー級王座を懸けて激突。武藤、蝶野のnWoジャパンは人気を博した。武藤が全日本、橋本がゼロワンに所属しても関係は良好だったが、05年に橋本が急死した。三銃士と同時期で全日本で人気だった四天王(三沢光晴、田上明、川田利明、小橋建太)と比較された。武藤は川田とシングル戦、小橋ともタッグ戦を経験したが、待望されたのは三沢との天才対決だった。04年にタッグ戦で激突し、シングル対決の機運も高まったが、09年6月、三沢の死去で実現しなかった。

急きょ行われた試合後、武藤(右)に声をかける蝶野(プロレスリング・ノア提供)
【イラスト】武藤敬司の王座表
闘魂三銃士の左から武藤敬司、橋本真也さん、蝶野正洋(91年1月13日撮影)
04年7月10日、三沢光晴さん(右)と対戦した武藤敬司

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【新日本】飯伏幸太が退団「フリーという立場を選ばせていただきました」昨年団体とトラブルも

飯伏幸太(2020年12月11日撮影)

新日本プロレスは1日、飯伏幸太(40)の退団を発表した。

公式ホームページなどで「2023年1月31日をもちまして新日本プロレスを退団しましたことをご報告致します。2021年10月より『右肩関節前方脱臼骨折』及び『関節唇損傷』で長期欠場していた飯伏選手ですが、このたび、契約期間満了により退団という運びとなりました」とした。

飯伏もこの日、自身のツイッターを更新。「いろいろな葛藤はありましたが、新日本プロレス様ありがとうございました。自分は契約は更新せす フリー という立場を選ばせていただきました」と報告し、「これからは自分の行く道を見守っていただけたらと思います! 何が起きるか分からない」とつづった。

飯伏は21年10月のG1クライマックス優勝決定戦で、コーナートップからの大技・フェニックス・スプラッシュを誤爆。右肩関節前方脱臼骨折及び関節唇損傷の重傷と診断され、その後は長期欠場でリハビリ生活を送っていた。

昨年3月には、新日本に無断で他団体の大会に参加し、セコンドにつくなどした。同5月には、この行動を問題視した新日本の担当者からLINEを通じて解雇通告ともとらえられるメッセージを送られたことを自身のツイッターで告発。その後も、会社への不満や批判を投稿していた。同6月には3カ月減俸10%の処分を受けるなどしていた。

◆飯伏幸太(いぶし・こうた)1982年(昭57)5月21日、鹿児島県生まれ。04年7月にDDTでプロレスデビュー。09年に新日本プロレス初参戦し、11年にIWGPジュニアタッグ王座に輝く。13年にはDDTに加え、新日本にも加入。16年には両団体とも退団してフリーとなる。19年4月には新日本に再入団し、内藤からIWGPインターコンチネンタル王座を奪う。20年2月にはIWGPタッグ王者。19、20年のG1クライマックス連覇。21年にはIWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座を統一し、初代IWGP世界ヘビー級王者となった。181センチ、93キロ。

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【新日本】オカダ・カズチカ、鷹木信悟との前哨戦に白星「ここに来るまでに変な雑音が多かった」

鷹木(右)をマネークリップで捕獲するオカダ(撮影・勝部晃多)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇24日◇東京・後楽園ホール

今月4日の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者に返り咲いたオカダ・カズチカ(35)が、2月11日の大阪大会(エディオンアリーナ大阪)の初防衛戦で挑戦を受ける鷹木信悟(40)との前哨戦を白星発進した。

メインの6人タッグマッチで、海野、矢野と組み、SANADA、内藤と組んだ鷹木と対戦。鷹木をマネークリップで捕獲、エルボーの応酬を繰り広げるなど見せ場を作った。最後は14分40秒、味方の海野がSANADAからデスライダー(ダブルアーム式DDT)で3カウントを奪い、勝利した。

試合後のバックステージでは「やっと始まりましたね」と充実の表情を浮かべた。「ここに来るまでに変な雑音が多かったですけど、僕がやらないといけないのはこのベルトをかけた戦い。新日本を上げていく」と、IWGPを巡る戦いに感情を高ぶらせた。来月11日の大阪大会で初防衛に成功すると、翌週の18日に米・カリフォルニア大会で再び防衛戦を行うことなる。

オカダは、来月21日の武藤敬司引退大会(東京ドーム)で組まれたGHCヘビー級王者清宮海斗(26=プロレスリング・ノア)戦に難色を示しており、この日も眼中にない様子だった。

試合前に引き締まった表情を見せるオカダ(撮影・勝部晃多)

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【WWE】ロウ女子王者ブレアが不覚 「悪霊」ワイアットの影に気を取られブリスに倒される

アンクル・ハウディ(奥)の存在に気を取られ、アレクサ・ブリスのDDTを浴びてダメージを受けるロウ女子王者ビアンカ・ブレア(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇16日(日本時間18日配信)◇米オハイオ州シンシナティー・ヘリテージ・バンクセンター

ロウ女子王者ビアンカ・ブレアが次期挑戦者アレクサ・ブリスの背後にいる“フィーンド(悪霊)”ブレイ・ワイアットの影に不覚を取った。

1月28日(日本時間29日)、米テキサス州サンアントニオ・アラモドームで開催されるロイヤルランブル大会での防衛戦を控え、先にリングに立ったブレアは「これから何度もアレクサと向き合うだろう」とブリスを呼び出した。

「私を恐れている」と指摘してきたブリスに対し、ブレアが「ロイヤルランブルであなたと対戦できるのは幸せよ」と緊張感ある舌戦を続けると、そのまま乱闘へと発展。

リングサイドの観客席まで使って乱闘を繰り広げると、パイプいすを使ったKOD(キス・オブ・デス=変形フェースバスター)を狙おうとブリスを持ち上げたところで、観客席の通路からワイアットを連想させるアンクル・ハウディの男が登場。気を取られた隙を突かれ、ブリスにDDTを浴びて倒れこんでいた。

アレクサ・ブリス(左)と場外乱闘するロウ女子王者ビアンカ・ブレア(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.
アレクサ・ブリス(上)を担ぎあげるロウ女子王者ビアンカ・ブレア(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.
ファンの歓声に応じながら、ロウ女子王座ベルトを掲げた王者ビアンカ・ブレア(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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SKE48荒井優希、首攻めにもん絶も初戦突破「もっと駆け上がってく」タッグ王座奪還へ第1歩

勝利してポーズを取る赤井沙希(右)と荒井優希

<東京女子プロレス:大手町大会>◇15日◇東京・大手町三井ホール

SKE48の荒井優希(ゆき、24)が、今月4日に失ったプリンセスタッグ王座奪還へ、第1歩を踏み出した。

俳優赤井英和の娘でタレントとしても活躍する赤井沙希(35=DDT)と結成する「令和のAA砲」タッグで、この日開幕したタッグリーグ「“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」にエントリー。1回戦で、愛野ユキ、らく組と対戦し、最後は13分46秒、赤井がらくから腕極め三角締めでギブアップを奪取し、2回戦に駒を進めた。

荒井は先発を買って出たが、執拗(しつよう)な首攻めにあってもん絶。それでも、赤井に助け出されると、その後は息の合ったファイトを披露。長い足を生かしたドロップキックやかかと落としでパートナーを援護射撃した。

4日の後楽園大会では米国からの外敵マックス・ジ・インペイラー、ハイディ・ハウイツァ組に敗れ、昨年7月に獲得後、3度防衛した同王座から陥落。「すごく落ち込んだ」と悔しがったが、タッグリーグを制覇し再挑戦への切符を狙う。

荒井は「こうやって2人ですぐにタッグを組めてリーグに出られたことで、強制的に気持ちの切り替えができた。もっともっと駆け上がっていく」と気持ちを新たにした。赤井からも「連帯感が強くなった」と評され、信頼関係はさらに深まった様子だった。

荒井は21年5月にタッグマッチで本格プロレスデビュー。同年の「2021年度プロレス大賞」で新人賞を獲得し、昨年には初王座獲得など着実な成長を続けている。

ポーズを取る荒井優希
ポーズを取る荒井優希
ポーズを取る荒井優希(右)と赤井沙希
相手をにらみつける荒井優希
首攻めを受ける荒井優希
首攻めにあう荒井優希
ドロップキックを見舞う荒井優希
フォールする赤井沙希
攻撃を見舞う赤井沙希
三角締めを決める赤井沙希
勝利してポーズを取る赤井沙希

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【新日本】武藤敬司がラスト新日で次々と得意技「封印」ムーンサルトは発射寸前に棚橋弘至が制止

武藤敬司(奥)はSANADAに足4の字固めを決める(撮影・滝沢徹郎)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

ノアの武藤敬司(60)が古巣の新日本マットでラストマッチを勝利で飾った。

同団体で最後の付け人だった棚橋弘至(46)、レッドシューズ海野レフェリーの息子で次代のスター海野翔太(25)と組み、ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の内藤哲也(40)、SANADA(34)、BUSHI(39)組との6人タッグ戦に臨み、棚橋の抑えつけたBUSHIにシャイニングウィザードをたたき込んで“アシスト”。大ダメージのBUSHIを捕獲した海野が9分20秒、デスライダー(ダブルアームDDT)でフォール勝ちを収めた。

入場曲HOLD OUTと「大武藤コール」が鳴り響く中、リングに入った武藤は志願して先発で登場。全日本プロレス社長時代の弟子でもあるSANADAとマッチアップした。SANADAに低空ドロップキック、ラウンディング・ボディープレスを浴びて先制されると、負けじと低空ドロップキックからシャイニングウィザードをさく裂させた。さらにドクターストップがかかっている月面水爆まで仕掛けようとしたところで棚橋に止められた。するとフラッシュニングエルボーを仕掛け、ファンを魅了した。

試合途中では、棚橋がBUSHIを四つ葉固め、海野が内藤をSTFで絞めたところで、武藤はドラゴンスクリューからの足4の字固めでSANADAを痛めつけるなど、次々と得意技を披露。棚橋がカウンターのスリングブレイドでダメージを与えたBUSHIに向け、武藤はこの日2度目のシャイニング弾をみせ、海野の勝利を“アシスト”した。

新日本プロレス時代には高田延彦戦やIWGPヘビー級王座戦、全日本時代ではノア三沢光晴とのタッグ戦など名勝負を繰り広げた東京ドームのスポットライトを浴びながら、武藤が棚橋とともに花道を歩いて会場を去った。

武藤敬司(左)はSANADAにシャイニングウィザードを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
勝利の瞬間プロレスLOVEポーズを決める武藤敬司(手前)(撮影・滝沢徹郎)
武藤敬司(中央)はBUSHIにシャイニングウィザードを見舞う(撮影・滝沢徹郎)
試合に勝利し勝ち名乗りを受ける武藤敬司(中央)と棚橋弘至(右)、海野翔太(撮影・滝沢徹郎)
武藤敬司(左)は内藤哲也(右)に誘われポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)
試合後、内藤哲也(右)は武藤敬司を見つめる(撮影・滝沢徹郎)
リングインした武藤敬司(右)(撮影・滝沢徹郎)
武藤敬司(左から2人目)はコーナーに登りムーンサルトプレスを狙うも棚橋弘至(左)から止められる(撮影・滝沢徹郎)

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【WWE】悪霊の洗脳復活!? “小悪魔”アレクサ・ブリス大暴走、王者ブレアに暴行し失格負け

ロウ女子王座戦で入場し、観客の声援に笑顔で応じた挑戦者アレクサ・ブリス(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇2日(日本時間4日配信)◇米テネシー州ナッシュビル・ブリヂストンアリーナ

悪霊の洗脳が復活!? 「小悪魔」アレクサ・ブリスがロウ女子王座挑戦で大暴走した。同王者ビアンカ・ブレアに挑戦したが、試合途中、過去に洗脳されていた“フィーンド”(悪霊)ブレイ・ワイアットの影を感じると、そのまま精神錯乱状態に。レフェリー、王者ブレアに暴行行為して17分5秒、ブリスの失格負けとなった。

ブレアのパワー殺法に抑え、強烈な背骨折りを受けたブリスは王者のロング三つ編みヘアを引っ張ってリングから引きずり下ろした。場外戦に入った際、ブリスは観客の最前列にいたワイアットをイメージする「アンクルハウディ」マスク男の視線を感じると動きを止めた。さらにリングに戻ると大型画面にはワイアットのロゴが点滅。観客のざわめきとともにブリスが精神錯乱状態となり、レフェリーにタックルして馬乗り状態で殴って暴行行為。さらにブレアも襲撃し、場外で2度もDDTでブレアの頭部を鉄製ステップ(階段)にたたきつけ、口からの流血に追い込んだ。試合後、ブレアは担架で運ばれていた。

ロウ女子王者ビアンカ・ブレア(左)の三つ編みヘアを引っ張る挑戦者アレクサ・ブリス(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.
ロウ女子王者ビアンカ・ブレア(左端)との場外戦を展開した挑戦者アレクサ・ブリス(中央)の背後にアンクルハウディのマスク男登場(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.
ロウ女子王座戦で、レフェリーに暴行する挑戦者アレクサ・ブリスコピーライト2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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【新日本】YOH、新パートナーと絆の違い見せつけ初制覇「レスラー人生の中ですごく誇りに」

スーパージュニアタッグリーグ(SJTL)を制し、ラッシュ(左)とポーズを決めるYOH(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:宮城大会>◇14日◇宮城・仙台サンプラザホール

ジュニアヘビー級最強のタッグを決するリーグ戦「スーパージュニアタッグリーグ(SJTL)」は、「ケイオス」のYOH、リオ・ラッシュ組がタッグの絆の違いを見せつけて初制覇を果たした。

ダブルメインイベント1となった同リーグ優勝決定戦で、ともにリーグ戦績7勝2敗のエース・オースティン(インパクトレスリング)、クリス・ベイの「バレット・クラブ」組と対戦。今大会から初結成となった急増タッグながら息ピッタリのコンビネーションを見せてきた2人は、この日も固い結束力を示した。

ベイの挑発にヒートアップしたラッシュを、YOHが自らの体を張って制した。それでも怒りが収まらないとみると、両手を顔に当て額を押し付けてパートナーをなだめた。この行動で確かな絆を再確認した2人は、一丸になった。後半に誤爆で互いにダメージを負いながらも、迷いはない。必殺のコンビ技3Kを決めると、最後は21分10秒、YOHがオースティンにダイレクトドライブ(旋回式ダブルアームDDT)を決めて3カウントを奪った。

YOHは史上最多4度目の優勝を達成。さらに、地元宮城での栄冠となった。だが、一番うれしかったのはケイオス加入の新パートナー、ラッシュとそれらを成し遂げられたことだった。「レスラー人生の中ですごく誇りに思っている。ラッシュ、センキュー」と、笑顔を交わしあって喜んだ。

スーパージュニアタッグリーグ(SJTL)でオースティンを攻めるYOH(提供・新日本プロレス)

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【WWE】女子タッグ王者イヨがレラエ撃破 次回スマックダウン大会の防衛戦へはずみ

キャンディス・レラエ(下)に月面水爆を狙うイヨ・スカイ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇12日(日本時間14日配信)◇米ウィスコンシン州ミルウォーキー・ファイザーブ・フォーラム

WWE女子タッグイヨ・スカイ(紫雷イオ)が週末の防衛戦前に組まれたシングル戦で快勝した。キャンディス・レラエとのシングル戦に臨み、月面水爆を成功させてフォール勝ちを収めた。

スカイ所属のユニット、ダメージCTRL(コントロール)への報復を狙うレラエと激突し、ダブルニーで先制。相手のエルボー、チョップ連打からクローズライン(ラリアット)、トルネードDDTを浴びて劣勢に陥った。何とかコーナー上のレラエに対し、強烈なドロップキックをたたき込んだものの、場外ではリバースのフランケンシュタイナーを浴びた。

意地をみせるスカイは掌底アッパー、ジャーマンスープレックスで追い詰めると、最後は得意の月面水爆でレラエを沈め、3カウントを奪った。報復を狙うレラエの返り討ちに成功し、次回のスマックダウン大会で予定される挑戦者リブ・モーガン、ティーガン・ノックス組とのWWE女子タッグ王座の防衛戦に向けて弾みをつけた。

キャンディス・レラエ(左)をジャーマン・スープレックスで投げるイヨ・スカイ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
同じユニット「ダメージCTRL」のダコタ・カイ(右端)とベイリー(左端)と勝利を分かち合うイヨ・スカイ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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【WWE】21歳の「神童」ロクサーヌ・ペレスがNXT女子王座挑戦権ゲット 新試合形式を制す

WWEの新試合形式となる女子アイアン・サバイバー・チャレンジを制した「神童」ロクサーヌ・ペレス(左)(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXTデッドライン大会>◇10日(日本時間11日)◇米フロリダ州オーランド

「神童」と呼ばれる21歳のロクサーヌ・ペレスが新試合形式の女子アイアン・サバイバー・チャレンジを制し、NXT女子王座挑戦権を奪取した。

5選手が25分間でピンフォール、サブミッション(一本)、反則によるポイント獲得を競う試合形式(フォールされた選手は90秒間ペナルティーボックス待機)で、ペレスはコーラ・ジェイド、ゾーイ・スターク、キアナ・ジェームズ、インディ・ハートウェルと対決した。

ペレスはスタークとの対決で試合開始。その後、5分ごとにジェームス、ジェイド、ハートウェルが入った。その間、ペレスはスタークのスピニングニーを浴びてポイントを許すと、ペレスのライバルとなるジェイドはジェームスを丸め込んで1ポイントを獲得。さらにペレスはハートウェルのビッグブーツでフォール負けて出遅れたが、スタークを丸め込んで1ポイントを奪取し、ペレス、ジェイ、スターク、ハートウェルの4人が1ポイント獲得で横並びとなった。

この接戦の展開から終盤、ペレスが試合終了残り2分で何とジェイドにポップロックスをたたき込んでポイントを獲得。ここで2ポイントとなると、90秒後にペナルティボックスから出てきたジェイドにDDTを食らったが、なんとかフォールを回避して25分間の試合が終了。ペレスが女子アイアン・サバイバー・チャレンジ覇者となった。

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貴闘力氏、長男納谷幸男に禁断ギャンブル特訓「裏はやってない」必要以上に強調 過去に野球賭博

写真に納まる納谷(右)と貴闘力氏(提供・DDT)

13年に死去した大相撲の横綱大鵬の孫で、プロレスラーの納谷幸男(28)が22日、父で大相撲の元関脇貴闘力氏に“禁断の”ギャンブル特訓を受けた。

プロレス団体「DDT」のシングル最強決定リーグ戦「D王GRAND PRIX 2022」で初出場初制覇を目指す納谷はこの日、父のもとを訪問し、同リーグ戦で決勝まで駒を進めたことを報告。すると、父から「相手を引きずり降ろして勝つんだという気迫がないとダメ。だから、その気迫をギャンブルで教えてやる。俺に勝ったら、御利益で運気が上がるように」とアドバイスを受け、ブラックジャックによる勝負運向上の特訓を受けた。

貴闘力氏は10年、野球賭博に関与していたことが発覚し、角界を追われた過去があるが、「裏はやってないから。お金はもう12、3年も賭けてない」と必要以上に強調した。

現在開催中の大相撲九州場所では、納谷の弟で、貴闘力氏の三男、王鵬が9勝1敗でトップタイに並び、平幕優勝の可能性を秘めている。悲願のダブル優勝を目指し、納谷は来月4日開催の東京・後楽園ホール大会で行われる上野勇希との決勝戦に臨む。

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【WWE】「忍者」戸沢陽がポーカー不正のコービンに「外へ出ろ!」“制裁”狙うも無念の大敗

JBLことジョン・ブラッドショー・レイフィールド(中央)を挟み、バロン・コービン(左端)とポーカー対決した戸沢陽(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve

<WWE:ロウ大会>◇14日(日本時間16日配信)◇米ケンタッキー州ルイビル・KFC Yumセンター

「忍者」戸沢陽がポーカーで不正したバロン・コービンへの“制裁”に失敗した。バックステージでコービンのマネジャーを務めるJBLことジョン・ブラッドショー・レイフィールドを挟み、コービンとのポーカー対決で大勝。大勝負で逆転を狙うコービンの不正まで見破り「外へ出ろ! リングで決着だ」と両者のシングル戦が決まった。

体格に勝るコービンに対し、コーナーに押し込まれながらも、ハイキックで反撃した戸沢はDDTやミサイルキックも成功させた。試合を優勢に進め、コービンに向けて「チーター(詐欺師)」と叫びながらハリケーン・ラナやトペ・スイシーダをたたき込んだ。しかし2発目のトペ・スイシーダをコービンに回避され、防護壁(バリケード)にたたきつけられた。

何とか低空ドロップキックからシャイニング・ウィザードと形勢逆転を狙ったが、パワーと体格差は歴然。放ったボディープレスをキャッチされ、そのままエンド・オブ・デイズ(旋回式変形フェイスバスター)を浴びてジ・エンド。3カウントを許した戸沢はコービンとのポーカーで大勝したものの、シングル戦は無念の大敗となった。

バロン・コービン(左)にシャイニング・ウィザードを仕掛けた戸沢陽(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve
バロン・コービン(中央)に延髄切りを狙う戸沢陽(左端)(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve
バロン・コービン(右)にミサイルキックを放った戸沢陽(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve

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【WWE】イヨに強力助っ人リプリー加入、メンバー5人そろう シングル戦にも勝利し勢い

デイナ・ブルックに快勝して喜ぶイヨ・スカイ(中央)。左端はダコタ・カイ、右端はベイリー(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve

<WWE:ロウ大会>◇14日(日本時間16日配信)◇米ケンタッキー州ルイビル・KFC Yumセンター

「漆黒の逸女」イヨ・スカイ(紫雷イオ)が前24/7王者デイナ・ブルックとのシングル戦を制し、プレミアム・ライブイベントのサバイバー・シリーズ大会~ウォーゲームズ(26日、米マサチューセッツ州ボストン)に向け、はずみをつけた。同大会で金網に囲まれた2つのリングで行われる5対5女子ウォーゲームズ戦を控える。

同じユニット「ダメージCTRL(コントロール)」のベイリー、ダコタ・カイ、ニッキー・クロスをセコンドにつけたスカイはブルックに顔面キックで先制。ミサイルキック、ダブルニーを突き刺し、試合を優勢に進めた。さらにエルボー打ち合いからフラップジャックでたたきつけ、ブルックのDDTをしのぐと、投げっぱなしジャーマン、コーナーでの串刺しダブルニーからとどめの月面水爆(ムーンサルト)をたたき込み、フォール勝ちした。

女子ウォーゲームズ戦に向けて勢いづく勝利を挙げたスカイは試合後、女子ウォーゲームズ戦の最後の1人として勧誘していたミア・イムに拒否され、敵チームとなるビアンカ・ブレア軍(ブレア、アスカ、アレクサ・ブリス)入りを表明された。バックステージで残念そうに歩いていると、横から姿をみせたリア・リプリーから「ミアがビアンカらに加わるなら私はベイリーらに加勢する」と宣言。これでメンバー5人がそろった。

デイナ・ブルック(左下)に月面水爆を狙うイヨ・スカイ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve
デイナ・ブルック(左)にミサイルキックを決めたイヨ・スカイ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve

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【WWE】イヨ・スカイがアスカとの中東決戦で勝利、女子タッグ王座を奪回

全身を覆うジャンプスーツ風コスチュームで戦うイヨ・スカイ(右)とアスカ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve

<WWE:クラウンジュエル大会>◇5日(日本時間6日)◇サウジアラビア・リヤド◇Mrsoolパーク・スタジアム

イヨ・スカイ(紫雷イオ)が中東決戦でアスカを下し、6日ぶりにWWE女子タッグ王座を奪回した。パートナーのダコタ・カイとともに10月31日のロウ大会の防衛戦で敗れていたアスカ、アレクサ・ブリス組にダイレクトリマッチで再戦。中東興行ならではとなる全身を覆ったジャンプスーツ風コスチューム姿でファイト。ニッキー・クロスの乱入もプラスに働き、カイがブリスから3カウントを奪った。

スカイがスワンダイブ式ミサイルキックでアスカをコーナーから場外に落とすと、落下の際にアスカの右ひざ負傷を誘った。好機とみた挑戦者組は蹴りや関節技でアスカの患部を集中攻撃。フラップジャックも成功させるなど猛攻を続けた。カイがブリスのツイステッドブリス(旋回式ボディーアタック)を狙われたピンチには、レフェリーの死角を突いてニッキー・クロスの乱入があった。クロスのDDTでマットにたたきつけられたブリスの上にカイがフォールに入って3カウントを奪った。アスカ組との中東決戦を制したスカイはカイとともに大歓声を浴びながら王座返り咲きを喜んでいた。

アレクサ・ブリス(左端)との連係でイヨ・スカイ(中央)の顔面攻撃を狙うアスカ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve
イヨ・スカイ(右)と激しい攻防を繰り広げたアスカ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve

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【WWE】アスカ「6日天下」女子タッグ王座陥落 試合中に右ひざ負傷、集中攻撃浴びる

全身を覆うジャンプスーツ風コスチュームで戦うイヨ・スカイ(右)とアスカ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve

<WWE:クラウンジュエル大会>◇5日(日本時間6日)◇サウジアラビア・リヤド◇Mrsoolパーク・スタジアム

WWE女子タッグ王者アスカ、アレクサ・ブリス組は「6日天下」に終わった。10月31日のロウ大会で下した前王者イヨ・スカイ(紫雷イオ)、ダコタ・カイ組の挑戦を受けたが、ニッキー・クロスの介入でブリスがコーナートップで捕獲され、DDTを浴びた。ダメージが大きく、マットに大の字にとなり、そのままカイにフォールされた。レフェリーはアスカがスカイと乱闘しているところを制止しており、クロス乱入による反則裁定はなかった。

試合前、ブリスとともにバックステージでインタビューを受けたアスカは「(スカイ所属ユニット)ダメージCTRLはアレクサとアスカにはかなわない」と自信たっぷりで入場。スカイを捕獲し、ブリスとの連係ブルドック(ブルドッキング・ヘッドロック)やダブルヒップアタックで攻め込めたが、試合途中、場外に落下した際に右ひざを負傷。スカイ、カイ組にひざの集中攻撃を浴び、動きが鈍くなった。カイを攻め込み、ブリスがコーナートップに立ち、ツイステッドブリス(旋回式ボディーアタック)を狙おうとしたところでクロスに介入された。

レフェリーの死角の乱入でDDTを浴びて動けなくなったブリスはカイにフォールされた。アスカはスカイと場外で乱闘を続けていたが、試合後は痛む右ひざを抑えて苦悩の表情を浮かべていた。

アレクサ・ブリス(左端)との連係でイヨ・スカイ(中央)の顔面攻撃を狙うアスカ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve
イヨ・スカイ(右)と激しい攻防を繰り広げたアスカ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserve

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【ノア】NOSAWA論外「プロレスの神様に感謝しないと」武藤敬司と同じ日に東京ドームで引退

ポーズを取るNOSAWA(撮影・勝部晃多)

来年2月21日のプロレスリング・ノア東京ドーム大会での現役引退を表明しているNOSAWA論外(45)が27日、都内で行われた記者会見に出席し「プロレスの神様に感謝しないといけない」と27年間のプロレス生活を振り返った。

NOSAWAは今月16日の福岡大会の試合後に、突如として引退を宣言。来春で引退する武藤敬司と同日に、現役生活に幕を下ろすとしていた。「演じなくていいと思うとちょっとほっとしていたり、その半面、切ない感じでもある。『ネタなんでしょ』とものすごい雑音が届いているが、リアルに終わり。ドームで引退できるレスラーは少ない。運がいい。プロレスの神様に感謝しないといけない」と、率直な思いを打ち明けた。

全身のダメージが蓄積し、ドクターストップを受けていたという。武藤の引退大会での引退になったことについては、「(武藤に)相談したら、本気な顔で『ずらせよ。同じ日は嫌だよ』と言われた」と告白。だが、その後の会食の際に「一緒に引退するか」と誘われて決断に至ったという。「ノアで最後を迎えられてよかった。引退ロード、セレモニー、10カウントもいらない。ひっそりとドームで引退して終わりたい」と話した。

12月20日には東京・後楽園ホールで「東京愚連隊」興行を行うことも発表した。

NOSAWAは95年にデビュー。DDTの旗揚げメンバーとして参加し、その後はメキシコやアメリカのマットを渡り歩いた。19年からノアに本格参戦すると、20年にはヒールユニット「ペロス・デル・マール・デ・ハポン」を結成し、高い人気を誇っていた。

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