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オカダ咆吼「乗りに乗っている」新技でバレット屈服

オーエンズ(中央)をマネークリップで絞めあげるオカダ(左)(提供:新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカ(33)が気合十分のマネークリップでギブアップを奪い、リングで仁王立ちした。

第2試合で、矢野通(42)、石井智宏(45)と組み、チェーズ・オーエンズ(30)、ジェイ・ホワイト(28)、EVIL組との6人タッグ戦に臨んだ。オーエンズとの対決となったオカダはエルボー連だからフロントハイキックで攻め込むと、終盤にはジャンピングニーからのジュエルヘイストを狙ってきたオーエンズをマネークリップで捕獲。気合の雄たけびをあげながら絞めあげ、ギブアップを奪ってみせた。

27日のCASTLE ATTACK第1日では、オカダがEVILとのシングル戦を制し「そろそろ、IWGPの戦いにいっていいよね」と王座戦線へのカムバックに意欲をみせた。大阪城ホールで2日連続のバレットクラブ撃破を成し遂げ、レインメーカーはさらに勢いづいた。オカダは「昨日の試合ダメージもあり、コンディションはいいとは言えないけど、そういう状況で一本を取ることができたので、オカダ・カズチカ、乗りに乗っているということなんじゃないかな」と満足顔。春のニュージャパン杯制覇、IWGP王座挑戦への青写真を描いていた。

タッグ戦に勝利した左から石井、1人おいてオカダ、矢野(C)新日本プロレス

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オカダがEVIL撃破、スッキリしてIWGP狙いへ

EVILをマネークリップで絞め上げるオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇27日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカ(33)がEVILとの因縁対決を制した。オカダは昨年7月、NEW JAPAN CUP決勝でEVILに敗れた。以後、シングル戦を要求してきたが実現せず。ようやくかなった一戦だった。

気持ちをこめた激戦。最後は必殺技のレインメーカーを繰り出し、EVILを撃破した。試合後はマイクをたたいて三三七拍子からの「オオサカジョー!」の絶叫。「すごい個人的なことを言わせてもらえると、スッキリしました。(EVILが所属の)バレットクラブとのくそみたいな戦いをみなさんにお見せして申し訳ない」と言った。

スッキリした先の目標には、IWGPヘビー級のベルトを明確に掲げた。「IWGPの戦いに行っていいですよね。でも大人の世界、正しくいかないといけない。まずNEW JAPAN CUPを制してIWGPの戦いに行きたいと思います」と宣言した。

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オカダ完勝も満足せず「必ずボコボコにしてやる」

新日本後楽園大会 EVILに蹴りを見舞うオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

オカダ・カズチカ(33)が、27日大阪大会で対戦するEVILとの前哨戦で、ようやく納得の勝利をおさめた。自身がEVILを押さえ付けている間に、パートナーのSHOがディック東郷を腕ひしぎ逆十字固めでギブアップさせた。オカダ自身も宣言通りのツームストンパイルドライバーを浴びせるなど完勝に「今まで散々やってくれたね。言ったでしょ、ツームストンでどんどん突き刺すって」とあざ笑った。

前日の試合後「どれだけ乱入してきてもいい」と相手を挑発。ところが、普段ならセコンドで邪魔をする東郷は対戦相手だったため、邪魔者は現れず。いつもより“少ない”相手にしっかり勝利したオカダは「お客さんもずっと我慢してきたと思う。27日オカダ対EVIL見てもらえば、かなりスッキリする」と語った。

1月中旬から約1カ月続いている前哨戦。前シリーズではオカダがシングルマッチを要求するも対戦は実現せず、ストレスがたまるばかりだった。その怒りが11日広島大会で爆発。場外カウントでの失格後、EVILに襲いかかり「かかってこい、この野郎」と珍しく激高し、そのままシングルマッチに突入。東郷の乱入により反則勝ちとなったが、めった打ちにされた。今シリーズでも、ゴング前にどちらかが仕掛け、試合後には乱闘が起こるなど抗争は激化していた。

納得の勝利だが、満足はしていない。「今日勝っただけで『スッキリした』なんて言わない。このまま終わるわけないよね? 必ずボコボコにしてやる」。怒りが収まるまで、EVILを痛めつける。【松熊洋介】

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ロア&トンガ「シューズ片方でも勝った」王者の貫禄

新日本後楽園大会 勝利後マイクパフォーマンスを行うタンガ・ロア(左)。右はタマ・トンガ(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

IWGPタッグのベルトを持つタンガ・ロア(37)、タマ・トンガ(28)の兄弟コンビが王者の貫禄を見せつけた。

EVILを従えて6人タッグマッチに出場。28日大阪大会でタイトルへの挑戦を受けるYOSHI-HASHI、後藤組にオカダを加えた3人に快勝した。いつもは入って邪魔をするセコンドのディック東郷や邪道の力もほとんど借りずに勝利。ロアは途中、シューズが脱げるアクシデントがあったものの、何事もなかったかのようにそのまま戦い、YOSHI-HASHIにエイプシットを決めて3カウント。「片方のシューズでも勝った」と余裕の表情を見せた。

16年に弟・ロアの新日本参戦を機にタッグを組み始め、同4月いきなり王者に輝いた。今年1月には史上最多7度目の戴冠。防衛回数も計10回と最強タッグとの呼び声も高い。95キロのトンガと100キロのロア。巨体を生かした大技だけでなく、見た目以上に身のこなしが軽やかで、息のあった連携技も相手にとって脅威となっている。この日解説席にいた元ジュニアタッグ王者の金丸も「こいつらはすごい。いろいろ考えてやっている」と評価する。

防衛戦前日の27日(大阪)には、トンガが後藤と、ロアがYOSHI-HASHIとそれぞれシングルマッチを戦う。ロアは「そこでぶっつぶすから翌日(のタイトルマッチ)はもう現れないだろう」と挑発。トンガも「デカ頭を踏んづけて上にいってやる」と続けた。この日敗れた後藤は「何が来ようと乗り越えてやる」というのがやっと。史上最強の兄弟タッグが、規格外のパワーとコンビネーションで2日連続の勝利をつかむ。【松熊洋介】

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オカダとEVILが突発的シングル戦も 遺恨深まる

新日本広島大会 セコンドに止められながらも花道のEVILを追い掛けるオカダ・カズチカ。右は矢野通(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス広島大会>◇11日◇広島サンプラザホール

オカダ・カズチカ(33)とEVILのシングルマッチが異例の形で実現した。オカダは矢野と、EVILはディック東郷とのペアで対戦したが、開始早々オカダとEVILが場外で殴り合い、わずか1分で20カウントをコールされ、引き分け。

怒りの収まらないオカダは花道を去るEVILをパイプ椅子で殴り「ビビってんのかこの野郎。かかってこい。いつまでもスカしてんじゃねえぞ」とほえた。この挑発にEVILも乗り、レフェリーによる話し合い後、まさかのシングルマッチで再開した。

オカダは、前哨戦のたびにシングルマッチを要求してきた。他選手の要望は聞き入れるが、自身のカードはなかなか組んでくれない会社に「言ったことは何でもやってくれるのが新日本プロレスじゃねーのか。さっさと組め!」と不満を漏らすこともあった。

ようやく実現した対決だったが、途中ディック東郷の乱入で試合を止められ、わずか5分でオカダの反則勝ち。またしても消化不良となった戦いに、試合後も怒り収まらなかった。逃げ出したEVILは敗れたにもかかわらず「これが現実だ。バカ野郎」と吐き捨てるように言ってリングを去った。これも作戦なのか、決着が付くどころか、2人の遺恨はさらに深まってしまった。

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YOSHI-HASHIが乱入、会社側との対立激化

解説席にいたYOSHI-HASHI(左)は場外乱闘を繰り広げるジェイ・ホワイトの挑発を受ける(撮影・小沢裕)

<新日本:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

解説席に座っていたYOSHI-HASHI(38)が突然乱入し、試合をぶちこわした。3日の大会で、同ユニットCHAOSの仲間である後藤洋央紀(41)が試合後にジェイ・ホワイトの挑発に、解説席から鉄柵を越えて襲いかかり、厳重注意のおとがめを受けていた。

その裁定に納得がいかず、訴えようと解説席に座ったが、ホワイトの挑発に自らも怒りを抑えきれず、リングに飛び出してしまった。一目散にホワイトのもとへ走り、殴り掛かったが、レフェリーが試合を止め、反則負け。試合中の乱入で、後藤以上の処分を受ける可能性も出てきた。

以前から、ホワイトの意見だけが聞き入れられることに腹を立てていた。先週復帰したホワイトは、すぐにYOSHI-HASHI、石井、後藤の持つ6人タッグのベルトに挑戦表明。するとその後カードが変更された。3日に襲撃を受けた後の「責任者は一体何をしているんだ」という訴えも通り、後藤が処分を受けることに。YOSHI-HASHIは「なんで後藤さんだけなんだ」と悔しさをあらわにしていた。

同ユニットのオカダもずっと要求しているEVILとのシングルマッチが決まらず、試合後に襲いかかるなど、イライラを募らせている。CHAOS軍団と、思いの届かない会社との溝は深まるばかりだ。

一方、2試合連続で敵以外から襲撃されたホワイトは「(会社は)後藤の嫁と親にガイドラインを破ったことをちゃんと伝えたのか。同じマネをしたYOSHI-HASHIも、どうせ厳重注意で終わらせるんだろ」とこちらも納得はしていない。本番となる6人タッグのタイトルマッチは11日(広島)。両者の決着はつくのか、そして会社とのわだかまりは解消されるのか-。

解説席にいたYOSHI-HASHIの乱入でジェイ・ホワイト(手前)組が反則勝ち(撮影・小沢裕)

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石井智宏が因縁ホワイトを襲撃「ケンカ買ってやる」

新日本後楽園大会 場外でジェイ・ホワイト(左)の髪をつかむ石井智宏。後方はオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇3日◇東京・後楽園ホール

石井智宏(45)が、矢野通、オカダ・カズチカと6人タッグマッチに出場し、ジェイ・ホワイト、高橋裕二郎、EVIL組に勝利した。

石井は、1日の試合後、突如乱入したホワイトに襲撃され、さらに2日は、イリミネーションマッチで場外に落とされ、失格にされた。1日立っても怒りが収まらず、開始のゴングを待たずに、ターゲットめがけて一直線に襲いかかった。

逃げ回るホワイトを場外まで追い掛け、殴りかかった。それでもマッチアップでスカされるシーンもあり、強烈なダメージ与えることはできず。フラストレーションは溜まり、バックステージでも、引きずり回した。「小僧、ずいぶん長い間逃げ回ったな。(5日、IWGP2冠戦で飯伏に敗れた)たった1回の失敗で現実から目を背いて逃亡か」。普段から多くを語らない男に火が付いた。

後藤、YOSHI-HASHIとともに、NEVER6人タッグのベルトを保持するが、2日の試合後、ホワイト、ロア、トンガ組からの挑戦を受けた。受けて立つ意志を見せ、11日広島大会での対戦が決定。この日はTV解説をしていた後藤も、試合後ホワイトに襲いかかるなど、すでに怒りは最高潮に達していた。

後藤に椅子で殴打されたホワイトも感情を抑えることができない。「なぜ、石井や後藤が俺を襲撃しても誰も止めないんだ。場外乱闘は禁止されているのに…。もし、立場が逆で、俺が同じようにやったら大問題になるだろ」と会社への不満をぶちまけた。

石井は11日の決戦に向け「(ベルト)取りに来いよ。お前のケンカ買ってやる」と挑発した。逃げず、目をそらさず、常に真っ向勝負でぶつかる男が、リング上で因縁の相手を沈め、黙らせる。

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SANADAが2冠飯伏に挑戦表明 リングで握手も

SANADA(右)の挑戦を快諾し握手を交わす飯伏(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル2冠王者の飯伏幸太(38)が5日、挑戦権利証を持つジェイ・ホワイト(28)との48分に及ぶ戦いを制し、初防衛に成功した。

   ◇   ◇   ◇

初防衛に成功した飯伏に、SANADAが挑戦を表明した。試合直後、スーツ姿でリングに上がるとマイクで「挑戦表明というギフトを受け取ってくれるか」と直談判。これに王者も「よろしく」と応えて、がっちりと握手を交わした。

2人は昨年10月のG1クライマックス(両国国技館)の優勝決定戦で対戦。最後にカミゴェ(ひざ蹴り)を決めた飯伏が連覇を達成したが、試合は35分12秒に及ぶ大激戦だった。今度は新日本の「最強と最高のベルト」(飯伏)をかけて雌雄を決することになる。

この日、SANADAはIWGPタッグ王座を保持したかつてのチームメートで、元IWGP2冠王の実力者EVILと対戦。反則攻撃に耐えて最後はラウンディング・ボディプレスでフォール勝ちを収めて、2冠王者への挑戦者としての実力を結果で示した。

Skull EndでEVIL(左)の首を締め上げるSANADA(撮影・菅敏)
EVIL(下)にラウンディング・ボディプレスを決めるSANADA(撮影・菅敏)
EVIL(左)をマットにたたきつけるSANADA(撮影・菅敏)

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ロビンソン「今年もう1回!」フィンレーと連覇宣言

新日本後楽園大会 ワールドタッグリーグ公式戦で4勝目を挙げたジュース・ロビンソン(左)、デビッド・フィンレー組(新日本プロレス提供)

<新日本:ワールドタッグリーグ後楽園大会>◇30日◇東京・後楽園ホール

昨年覇者のジュース・ロビンソン(31)、デビッド・フィンレー(27)組が、IWGPタッグ王者のタイチ(40)、ザック・セイバーJr.(33)組に勝利し、4勝3敗で勝ち点8とした。

すでに4勝を挙げ余裕を見せる相手に、素早いコンビネーションで仕掛け、序盤の主導権を握った。

その後はフィンレーが左肩に集中攻撃を受け、終始肩を押さえながらの苦しい戦い。レフェリーが見ていないスキに仕掛けるタイチのチョークやセイバーJr.の豊富な関節技に苦しめられた。

最後は4人がリング上で大の字になる激闘となったが、フィンレーがタイチへ、ロビンソンがセイバーJr.への同時攻撃でまとめて沈めた。

チャンピオンからの価値ある1勝に、試合後はリング上で踊り出すなど喜びを爆発させた。マイクを取ったロビンソンは「去年俺たちは優勝した。今年もう1回!」と日本語を交えながら連覇宣言した。

前半5試合は2勝3敗とまさかの負け越し。それでも28日の神奈川大会での鷹木、SANADA組に続き、V候補を撃破。一気に優勝争いに食い込んできた。

残り2試合となったリーグ戦は5勝の矢野、石井組に続き、6チームが4勝で並ぶ大混戦。次戦(4日)はその首位組と対戦。ロビンソンは「次の相手もきついけど、俺たちはイチバンだ。自信を持っていこう」と強い絆を再確認した。

昨年は首位だったEVIL、SANADA組を最終戦で破り、3連覇を阻止。その後、今年の1月の東京ドーム大会ではIWGPタッグ王者に輝いた。

フィンレーは「武道館で優勝してトロフィーを掲げ、東京ドームでザックとタイチからベルトを取る」と2年連続で年末年始の主役を奪うつもりだ。

ロビンソンも「ネットにあふれてるアンチたちよ、俺たちが一番強いチームだって思い知らせてやる」と豪語する。連覇をついに視界に捉えた2人。有言実行で「アンチたち」を黙らせる。

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タイチ「くそみてぇ…消え去れ」急所蹴りも迎撃勝利

ワールドタッグリーグ公式戦で4勝目を挙げ、トップに並んだタイチ(左)、ザック・セイバーJr.組(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス神奈川大会>◇28日◇神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館◇ワールドタッグリーグ公式戦

勝ち点6同士の対戦は、タイチ(40)、ザックセイバーJr.(33)の鈴木軍が高橋裕二郎(39)、EVIL組を破り、4勝1敗でトップに並んだ。

お互いに反則まがいの技の応酬となった。先に入場した高橋、EVILが、歌いながらリングに上がってきたタイチにいきなり襲いかかる。セイバーJr.は、登場曲すらかかっていない状態だったが、慌てて走ってリングへ上がって参戦した。

コーナーパッドはいつの間にか外され、鈴木軍は2人とも痛めつけられた。リング周りにいたディック東郷も参加し、攻撃はさらに卑劣になっていった。これに激怒したタイチは、目には目をとばかりに、喉輪で2人を絞め上げた。さらに裕二郎のステッキ攻撃、東郷のスポイラーズチョーカーなどお互いにやり合い、大荒れの試合となった。

最後はEVILのセイバーJr.に対する急所蹴りにタイチが怒り、仕返し。その後、何とか勝利したタイチは「裕二郎、こんなことしてよぉ、何なんだ。やってきたこと、キャリア、年齢、それでいいのか。それでいいんだったら消え去れ」と“反則技”を繰り返した相手に吐き捨てた。

タイチと高橋は9月のG1クライマックスで13年ぶりにシングルで対戦。タイチの完勝だったが「お前と内藤がメキシコで作ったレールにうまく乗っかることができて感謝している」と話していた。そんな高橋のふがいない戦いにタイチは「(G1では)くそみてぇな成績でコケにされて。こんなことしかできねえようじゃ、邪魔だ」と切り捨てたが、本当は「はい上がって来い」という願いを込めたゲキだったのかもしれない。

開幕4連敗の棚橋&ヘナーレ組初勝利「大きい1勝」

新日本ワールドタッグリーグ福島大会 初勝利を挙げた棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス:福島大会>◇24日◇ビッグパレットふくしま◇ワールドタッグリーグ公式戦

開幕から4連敗だった棚橋弘至(44)、トーア・ヘナーレ(28)組がEVIL、高橋裕二郎(39)組を破り、初勝利を挙げた。

棚橋は人さし指で1のポーズを見せ「やっと1勝。すごく大きい1勝」とホッとした表情を見せた。ヘナーレも「この団体に初めて上がってから4年で一番大きな勝利だ」と興奮を抑えきれない様子で語った。

2人なら互角の戦いとなったはずだが、3人目の相手セコンドのディック東郷に苦しんだ。勝負どころになると邪魔をされ、流れを引き寄せられず。東郷がレフェリーの気を引く間に高橋がステッキを持ち出すなど、3人の連係プレーに、敗戦濃厚かと思われた。ところが終盤、棚橋がプランチャで場外のEVILと東郷2人を押さえ込んだ隙に、ヘナーレがTOAボトムからの片エビ固め。“2対3”の戦いを制し、待望の勝利をつかんだ。3カウントを奪ってくれた相棒に棚橋は「頑張っている。これを1つの形として体に染み込ませていくよ。サンキュー」と感謝した。

ヘナーレの来日が遅れ、今大会が8カ月ぶりの試合。初戦のO・カーンのパートナーを知らされていないというハンディもあり、いきなりつまずいた。さらにその対戦でO・カーンに痛めつけられた膝が癒えないまま5戦目を迎えた。負けが続いたが、2人とも気持ちは切れていなかった。前試合後、ヘナーレの「死ぬまでギブアップしない」という言葉に心打たれ、士気を再確認して挑み、初勝利につなげた。

大混戦のタッグリーグ。「いろんな意識を変えてくれるビッグウィンです」(棚橋)。「もっと強くならないとここで終わってしまう。俺には何があっても諦めない強い気持ちがある」(ヘナーレ)。残り4試合。流れをつかんだ2人が巻き返しを図る。

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鷹木&SANADA組が王者に土「やるときはやる」

新日本後楽園大会 勝利後、リング上でグータッチをする鷹木信悟(右)とSANADA(新日本プロレス提供)

<新日本ワールドタッグリーグ公式戦後楽園大会>◇19日◇後楽園ホール

NEVER無差別級王者の鷹木信悟(37)がSANADAとのタッグでIWGPタッグ王者のタイチ(40)、ザック・セイバーJr.(33)組に勝利、2勝1敗で勝ち点4とした。

最後にリングに立っていたのは鷹木だった。さまざまな技を駆使し、王者に土を付けた。序盤からSANADAがチョークスリーパーなどで首を痛めつけられ、劣勢が続いた。中盤以降はリング上で4人が入り乱れる展開。15分を超え、精根尽きた4人はリング上で大の字に倒れ、起き上がれないシーンも。最後は鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンでタイチをねじ伏せ、攻守が目まぐるしく変わる激しい戦いに終止符を打った。勝利後「タッグ王者からの直接の勝利だ。俺たちマジで行けるんじゃねえか」と自信をのぞかせた。

SANADAはこれまでEVILとのタッグで17、18年連覇、昨年も決勝進出と3年連続ファイナリストになっていた。鷹木はそんなパートナーに対し「今年残らなかったらすべて俺のせいじゃねえか」と負い目を感じていたが、大きな1勝に「俺はやるときはやる男だよ」と言い放った。

最後はファンの要望に応え、無言で去ろうとするSANADAに「9割はお前の声が聞きてえんだよ」とマイクを渡した。SANADAが発した言葉はなんと「はっきり言って今までのタッグパートナーの中で隣のTKGが一番好きです」とまさかのラブコール。約5分のマイクパフォーマンスを気分良く終えたジャイアン鷹木は、バックステージでも“絶口調”。「鷹木式ノーコメント」と言いながらも「NEVERとIWGPタッグのタイトルマッチを1・4、1・5の東京ドームでやってやるよ」と宣言した。

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EVIL、高橋組が勝利 ディック東郷も“参戦”

新日本愛知大会 高橋裕二郎とのタッグで、鷹木信悟、SANADA組に勝利したEVIL(左)。右は試合に帯同したディック東郷(新日本プロレス提供)

<新日本:ワールド・タッグリーグ愛知大会>◇15日◇ドルフィンズアリーナ

かつてのパートナーを粉砕した。EVIL、高橋裕二郎(39)組がSANADA(32)組に12分20秒、EVILの体固めで初戦に勝利した。

EVILとSANADAはかつて、一緒にワールドタッグリーグ連覇を達成。お互いの手の内を知る2人はそれぞれ新たなパートナーとともに今大会を迎えた。必然とデビューが同じ高橋と鷹木、EVILとSANADAの構図となった。試合は10分を超え、流れを引き寄せた鷹木、SANADA組が優勢に。勝利が見えてきた鷹木は「キタキタキター」とほえ、連係技でEVILを苦しめた。ところが最後は、裕二郎がレフェリーをつかみ、その間にEVILが、SANADAの背後からローブローを食らわせ、リングにたたきつけて3カウントを奪った。

リングサイドではいつものようにディック東郷が“参戦”していたが、勝利後高橋は「見たか、この野郎。これが2人だけの正々堂々とした連係プレーだよ」と豪語した。EVILもかつての仲間SANADAに「他人の試合ばっか邪魔しているから、こういうことになるんだ」とほえたが、これに対し鷹木は「これ、タッグリーグじゃねえのかよ。どうなってんだ」と納得いかない様子でディック東郷に怒りを向けた。

今大会は史上初、ワールド・タッグリーグとベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの同時開催。ともに10選手(チーム)が30分一本勝負で総当たりのリーグ戦を行い、勝ち点は勝利2、引き分け1、負け、無効試合は0となる。12月6日(福岡)の全公式戦終了後、上位2位までの選手(チーム)が12月11日(東京・日本武道館)で優勝決定戦を行う。

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内藤哲也が初防衛「ワクワク」来年1月vsホワイト

新日本大阪大会 IWGPヘビー級とインターコンチネンタルの初防衛に成功した内藤哲也(新日本プロレス提供)

<新日本:大阪大会>◇7日◇エディオンアリーナ大阪

IWGPヘビー級&インターコンチネンタルダブル選手権は、2冠王者の内藤哲也(38)が前王者EVILを必殺技デスティーノからの片エビ固めで勝利し、初防衛に成功した。

今年4度目の対戦。互いに手の内を知る両者の戦いは30分を超える熱戦となったが、最後は簡単にベルトは渡さないという内藤の意地がわずかに上回った。シングルマッチながら、不利になるとリングサイドから邪魔をするディック東郷の他、高橋裕二郎、さらに前の試合で飯伏を破り、挑戦権を獲得したジェイ・ホワイトも乱入するなど、EVIL以外の敵にも苦しんだが、SANADAら仲間の応援もあり、冷静に退けた。

来年1月の東京ドーム大会ではホワイトとメインで戦うことが決定。昨年はオカダ・カズチカとの戦いを制し、2冠王者で主役となった。「これまでは挑戦者としての出場だった。(今回は)一番最後に花道を歩くのでワクワクしている」と話した。

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飯伏幸太、ホワイトに3連敗「こんな現実あるのか」

新日本大阪大会 ダブル王座挑戦権利証争奪戦に敗れ、肩を落とす飯伏幸太(新日本プロレス提供)

<新日本大阪大会>◇7日◇エディオンアリーナ大阪

東京ドーム・IWGPヘビー級&インターコンチネンタルダブル王座挑戦権利証争奪戦は権利証保持者の飯伏幸太(38)がジェイ・ホワイト(28)に逆さ押さえ込みで敗れた。

「東京ドームで(2冠王者の)内藤と戦いたい」。同い年のライバルとの対戦はかなわなかった。優位に試合を進め、勝利が見えてきた飯伏だったが、一瞬のスキを付かれて逆転負けを喫した。ホワイトの足がロープにかかっていたが「レフェリーが3カウント叩いた分けだから」と判定は変わらず、リング上でぼう然と座り込んだ。

ホワイトに対して「苦手意識はない」と言うが、流れをつかみかけた時にうまくかわされ、リズムに乗ることができなかった。今年1月5日東京ドーム大会、連覇した9月のG1クライマックスでも敗れており、3連敗となった。受け入れがたい現実に「こんな現実があるんですか。本当にこれからだったのに…。こんなとろこで終わっていいのか」と言葉を発するのがやっとだった。試合後も、次戦の内藤対EVIL戦に乱入したホワイトを見つけ、場内を追いかけ回すなど暴れ回った。「残念だと思ったけど、反則じゃねえか。負けてないよ。全然負けてない」と最後まで怒りが収まらなかった。

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内藤哲也&SANADAがEVIL組を連日の撃破

新日本後楽園大会 EVIL,高橋組に勝利したSANADA(左)と内藤哲也(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇2日◇東京・後楽園ホール

ヘビー級とインターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也(38)がSANADAとのタッグで前日1日に続き、EVIL、高橋裕二郎(39)組に勝利した。

前日の勝利は、7日大阪で2冠王座戦で対戦するEVILがレフェリーへの暴行で反則負けによるもの。内藤はその後EVILにKOされるなど、フラストレーションのたまる試合だった。この日もEVLIは序盤からSANADAを鉄柵に打ち付け、阿部リングアナとともになぎ倒すなどやりたい放題。最後は内藤が高橋にグロリアを決め、デスティーノでようやく沈めた。

納得いかない展開にも2日連続でしっかり結果は残した。今後も対戦が続くが「俺に勝てないことが分かって焦りまくっているんじゃないの。まだ時間ある。落ち着けよ」と挑発気味のアドバイスを送った。それでも2日連続の出血には「唇が痛ぇな。今日も病院直行かな」と少しダメージを受けてしまったようだ。

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SANADA乱入はねのけG1制覇王手「名を残す」

決勝進出を決めたSANADA(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇17日◇東京・両国国技館

新日本プロレスの「G1クライマックス」Bブロック公式戦最終戦が行われ、SANADA(32)が、18日の決勝(両国)進出を決めた。

勝ち点2差で追うEVILとメインで対戦。相手セコンドのディック東郷の試合介入に苦しむも、終盤、テレビ解説を務めていた同門の高橋ヒロムが東郷を蹴散らすと、リング上で1対1となったEVILにオコーナーブリッジを決め、3カウントを奪った。

KENTAに敗れた内藤、EVILと6勝3敗の勝ち点12で並んだが、直接対決の結果により、SANADAが飯伏幸太が待つ決勝に駒を進めた。5度目の出場で初優勝に王手をかけた32歳は「G1の歴史にSANADAの名前を残してやる」と力を込めた。飯伏は、史上初の3年連続の決勝で、勝てば、蝶野、天山に続く3人目の連覇となる。

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昨年Vの飯伏幸太が決勝進出「優勝して本当の神に」

タイチにカミゴェを決める飯伏(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇16日◇東京・両国国技館

新日本プロレスの「G1クライマックス」Aブロック公式戦最終戦が、16日の両国大会(東京・両国国技館)で行われ、昨年覇者の飯伏幸太(38)が18日の決勝(両国)進出を決めた。

勝ち点12で並んでいたオカダが敗れた直後にタイチと対戦。一発蹴りを受ければ、一発蹴り返す、消耗戦となったが、終盤にタイチの足をつかむと、バズソーキックで動きを止め、最後は顔面への必殺のカミゴェ(膝蹴り)で勝利した。

メインで、同じく同率首位だったホワイトが敗れたため、飯伏のAブロック突破が決まった。G1クライマックスで、3年連続の決勝進出は史上初。蝶野、天山に続く3人目の連覇に王手をかけ「目標の連覇、必ず成し遂げてみせます。絶対に、逃げない、負けない、そして、裏切らない。優勝して、本当の神になります」と勝利を誓った。

Bブロックは17日の両国大会で決勝進出者が決まり、勝ち点12の内藤、EVIL、勝ち点10で2人を追うSANADAが決勝進出の可能性を残している。飯伏は「久しぶりに内藤哲也とやってみたいが、その3人の誰がきても対策は練っている。誰がきてもいい」と余裕の表情で話した。

昨年のG1クライマックスを制した飯伏幸太(2019年8月12日撮影)

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オカダが首位タイ4勝目 コブから技あり3カウント

オカダ・カズチカ(2020年7月11日撮影)

<新日本:G1クライマックス30>◇7日◇広島サンプラザホール

新日本プロレスの「G1クライマックス」Aブロック公式戦5試合が、7日の広島大会(広島サンプラザホール)で行われ、3度目の優勝を狙うオカダ・カズチカ(32)はジェフ・コブに勝利し、4勝目(2敗)を挙げた。

コブのパワーに苦しむも、最後はリバースネックブリーカーの体勢から、そのまましゃがむように押さえ込み、技ありの3カウントを奪った。Aブロックは、勝ち点8のオカダ、オスプレイ、ホワイト、飯伏が首位に並ぶ混戦となった。Bブロックは、2冠王者内藤が勝ち点8で単独首位。ロビンソン、棚橋、矢野、EVILが同6で追っている。

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カープファン内藤哲也「俺のホーム」広島の地で勝利

YOSHI-HASHI(右)を攻め込む内藤(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス30>◇6日◇広島サンプラザホール

Bブロック公式戦5試合が行われ、IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者の内藤哲也(38)は、18年2月10日以来、2年8カ月ぶりの対戦となったYOSHI-HASHI(38)に24分43秒、デスティーノからの片エビ固めで勝利し、4勝1敗の勝ち点8とした。

序盤から、時折笑顔を見せるなど余裕の内藤だったが、ここまで1勝3敗で、内藤戦初勝利を狙うYOSHI-HASHIが反撃。強烈な逆水平チョップで攻め込むと、ドロップキックで内藤を場外に落とし、トペ・コンヒーロをさく裂させた。内藤が狙った雪崩式フランケンシュタイナーも回避すると、シットダウン式のパワーボムを決めるなど、流れを奪い返した。

さらに、ショルダーバスター、バタフライロックで追い込んだが、2冠王者・内藤は試合時間20分を過ぎてから、緩急を付けた試合運びで再び主導権を奪い返した。最後はバレンティアから必殺のデスティーノへとつなげ、粘るYOSHI-HASHIを下した。

IWGPヘビー級王者が、G1クライマックスを優勝すれば、95年の武藤敬司、00年の佐々木健介に続く3人目となる。内藤は、試合後のリングで、相手セコンドを蹴散らすと、YOSHI-HASHIを踏みつけながら、勝利の味をかみしめた。

バックステージに戻ると「(大の広島カープファンとあり)ここは俺のホームだよ。1敗した後、俺のホーム広島で開催されるあたり、運も味方しているのかな」。左手首に巻いたゴムバンドを見せると「これは俺のアミーゴ、九里亜蓮(投手)のなんだよね。さあ、プレッシャーをかけたよ。このあとどんな投球を見せてくれるか。試合結果速報を見ないと」と話した。次戦は8日の岡山大会で勝ち点6のジュース・ロビンソンと対戦する。

Bブロックは内藤が勝ち点8で単独首位。ロビンソン、棚橋、矢野、EVILが勝ち点6で追っている。

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