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【新日本】HOTに「帰れ」コール「宇和島の恥」SHOにYOHは「#宇わ恥」のTシャツで制裁

YOSHI-HASHI(左)と後藤洋央紀組(左)が技を決める(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

HOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー、HOT)の極悪非道の面々が、大阪をブーイングの嵐に包んだ。

HOTのEVIL&高橋裕二郎は、毘沙門のYOSHI-HASHI&後藤洋央紀と、UNITED EMPIRE(UE)のグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレと3WAYで激突。オージー・オープンが返上したIWGPタッグ王座、さらにはSTRONG無差別級タッグ王座をかけた戦いとなった。

HOTは、試合開始のゴングが鳴る前から入場時に先制攻撃するなど、やりたい放題。EVILは場外で後藤を柵へ投げ飛ばし、本部席を破壊。同席にいた渡辺リングアナまでも巻き込んだ。試合に出場していないHOTのディック東郷は、セコンドに付いているだけかと思いきや、機を見てレフェリーを襲撃。「宇和島の恥」SHOも乱入し、いつの間にかHOTは4人体勢と、むちゃくちゃ構図となった。

もちろん、これにはファンも黙っていられなかった。ディック東郷、SHOの反則が飛び出す度に大きなブーイング、そして「帰れ」コールが起きた。そんな中、毘沙門が属するCHAOSのYOHが、「#宇わ恥」のTシャツを着た状態でリングイン。スケボー片手に、かつて「ロッポンギ3K」で同盟を組んでいたSHOに制裁を下すと、客席からは拍手が起きた。

とは言え、HOTの横暴もここまで。ルール無視で数的有利をつくりながら、最終的には毘沙門の2人が“正当”に勝利。納得のいかないHOTの面々だったが、客席はどこか安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

YOSHI-HASHI(左)と後藤洋央紀組(左)が技を決める(撮影・清水貴仁)
3WAYマッチ YOSHI-HASHI、後藤洋央紀組対アーロン・ヘナーレ、グレートOカーン組対高橋裕二郎、EVIL組 後藤(左)がトップロープから技ワオ決める(撮影・清水貴仁)

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【新日本】「宇和島の恥」SHO凶器攻撃&ジュニア王者へ理不尽要求

雄たけびを上げるSHO(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス…BEST OF THE SUPER Jr.>◇28日◇東京・大田区総合体育館

「宇和島の恥」と呼ばれるHOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー、HOT)のSHOが、理不尽な要求だ。

第5試合に出場したSHOはHOTの高橋裕二郎&EVILと組み、CHAOSの矢野通&YOSHI-HASHI&後藤洋央紀と対戦。ただ、試合中に第4試合に出場したUNITED EMPIRE(UE)のグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレが乱入する形で、試合はノーコンテストとなった。

SHOは代名詞とも言える、凶器の「トーチャーツール」をギュッと握りしめたまま、バックステージに登場。「むかつくよ。クソCHAOSに、これからとどめを刺そうと思っている時によ、クソエンパイアどもよ、邪魔すんじゃねーよ」。かつて自身が所属したCHAOSにも容赦ない反則攻撃を続けていたが、勝利に結びつかず、お怒りの様子だった。

SHOの憤りは収まることはなく、その矛先は違う方向へ向けられた。「どうでもいいが、ハウス・オブ・トーチャーのものになるんだよ。それからよ、今日ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのチャンピオンが決まるんだろ? 真のチャンピオンは、この俺なんだよ。ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア、覇者として名乗り出るなら、この俺を倒してからにしろ。いつでも胸貸してやるからよ」と既に、Aブロックを4勝5敗で予選敗退しているにもかかわらず、何故か強気だった。

さらには、IWGPジュニアヘビー級王者も挑発した。「あと高橋ヒロム、お前もだよ。ベルト持っているけど、この俺に勝ってからチャンピオン名乗れや」と、れっきとした王者に“難癖”を付けた。2人は今大会の予選で激突。SHOは試合前に、ヒロムの欠場を勝手に発表し、さらには、ヒロムの両腕をテーピングでグルグルに固定するなど、かなりの暴挙に出たが、最後は敗れていた。

SHO(左)にエルボーを浴びせるYOSHI-HSASHI(撮影・中島郁夫)

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【新日本】O・カーン控室戻らず“観覧”「パンケーキ食わせてやるよ」謎の上から目線で対戦要求

永田(左)にモンゴリアンチョップを浴びせるO・カーン(撮影・中島郁夫)

<新日本:BEST OF THE SUPER Jr.30>◇28日◇東京・大田区総合体育館

第5試合の矢野通&YOSHI-HASHI&後藤洋央紀と、HOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー、HOT)SHO&高橋裕二郎&EVILの試合は、ノーコンテストになった。

試合前から不穏な空気が…。第4試合に登場したUNITED EMPIRE(UE)のグレート・O・カーン&アーロン・ヘナーレが、控室に戻らず、客席の最前列で“観覧”する中、試合が始まった。HOTはセコンドに付いたディック東郷も入れた4人での攻撃体勢。毘沙門のYOSHI-HASHI&後藤も負けじと対抗する中、試合終盤にUEがリングに乱入。HOTを痛めつけたところで、レフェリーがゴングを要求した。

試合後、EVILは「勝手によ、人の試合に入ってきて、試合壊しているんじゃねーよ。横やり入れるんなって、この野郎。俺らが第99代IWGPタッグチャンピオンなんだこの野郎。どうせよ、俺がいないと、あのタッグは始まらねーんだよ。覚えておけ」とO・カーンへ怒り心頭の様子だった。6月4日の大阪城ホール大会では、オージー・オープンが返上したIWGPタッグ王座決定戦にEVIL&高橋裕二郎、毘沙門が挑む。ここの対戦カードに入っていなかったO・カーンは「帝国のベルトに挑戦させてやるんだよ。それが筋だろう。挑戦権の代わりにパンケーキを食わせてやるよ」と謎の上から目線?で6・4決戦への出場を要求。後藤は「受けて立ってやるよ」と仕方なし? に、O-カーンのリクエストを受け止めた。これで、毘沙門とHOT、UEの3WAY戦となることが濃厚となった。

入場する矢野通(撮影・中島郁夫)
入場するYOSHI-HASHI(撮影・中島郁夫)
入場する後藤洋央紀(撮影・中島郁夫)
SHO(左)にエルボーを浴びせるYOSHI-HASHI(撮影・中島郁夫)
雄たけびを上げるSHO(撮影・中島郁夫)

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【新日本】クリーンファイト宣言SHOやっぱり凶器忍び込ませていた 試合のないEVILも乱入

正々堂々と戦うことを誓っていたはずのSHO(右)は、忍び込ませた凶器を手に、EVIL(左)が抑え込むリオ・ラッシュへ襲いかかる。

<新日本プロレス:BEST OF THE SUPER Jr.>◇12日◇東京・後楽園ホール

極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー」のSHOが、リオ・ラッシュの前に敗れた。

リオが入場するやいなや、SHOと同じユニットのEVILがリオを襲撃。ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに出場予定のないEVILだったが…。SHOは、コーナーポストに忍び込ませていた凶器の「トーチャーツール」を手に、不気味な笑顔を浮かべた。EVILはリング下に隠してあった椅子を手に、ともにリオへ“反則”攻撃を仕かけ続けたが、中盤以降はリオの反撃に遭い、最後はファイナルアワーで3カウントを奪われた。

クリーンファイト宣言のSHOは、どこへ行ったのやら-。前日11日の記者会見に出席したSHOは、他の出場メンバーが意気込みを口にしたのを見て「今この人たちがしゃべってくれたことは、すべてただのたわ言です。結構、時間の無駄でしたね。どうせ優勝するのはこの俺なので」と笑った。そして、突然の“選手宣誓”。「宣誓、私SHOはこのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアを正々堂々、真っ向勝負で戦い抜くことを誓います。令和5年5月11日、選手代表、Aブロック、SHO。ありがとうございました」。さわやかな笑顔を見せていたが、やっぱり? 極悪集団は違った。

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【新日本】成田蓮が挑発「オカダ、このベルトに挑戦してこいよ」NEVER6人タッグ王座初防衛

横たわるEVILの前で、仁王立ちする成田蓮(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス:Road to SAKURA GENESIS 2023>◇3日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級6人タッグ王座戦は、王者の成田蓮、鈴木みのる、エル・デスペラードのSTRONG STYLEが初防衛に成功した。挑戦者のEVIL、高橋裕二郎、SHOのHOUSE OF TORTUREを退けた。

試合後に、成田は「俺はまだやらなきゃいけない相手がいる! オカダ・カズチカ! 名古屋の借りはキッチリ返すからな!」とアピール。バックステージに登場すると「オカダ、このベルトに挑戦してこいよ」と挑発。「チャンピオンが逃げるなんて言わねぇよな?」と言った。

鈴木も「俺たちがチャンピオン。6人タッグのチャンピオン。次の挑戦者指名、成田蓮からの指名。オカダ・カズチカ、あと2人用意してこいってことだ。誰がいい? お前のチョイスでいいぞ」と、まくし立てた。成田は「オカダ、逃げんじゃねぇぞ」と先に控室へと消えた。

NEVER無差別級6人タッグ選手権で、初防衛に成功した、左から鈴木みのる、成田蓮、エル・デスペラード(新日本プロレス提供)

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【新日本】NEVER6人タッグ前哨戦はリングアウト、王者の成田蓮がタイトル戦の完全決着要求

試合後に3日の試合で場外カウントなしの完全決着を要求した成田蓮(左)、鈴木みのる(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇2日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級6人タッグ王座戦(3日、後楽園ホール)の前哨戦が行われ、王者の成田蓮、鈴木みのる、エル・デスペラードが、挑戦者のEVIL、高橋裕二郎、SHOへ完全決着を求めた。

この日の試合では、両者がリングアウト。場外カウントが進み、カウント20で引き分けとなった。試合後に、成田は「明日のタイトルマッチ、場外カウントはなしだ。いいな、リングの中でも外でも徹底的にてめえらをつぶしてやるからな。覚えとけ、こら」と1人先に、控室に消えた。

隣にいた鈴木も「成田に火つけたのは、あいつらだ。あいつらが、後悔すればいい。そして成田だけじゃねぇ。俺とデスペラード。お前ら、場外カウントなし、のんだよな。俺たちが最も好きな戦いのやり方だ。待っていました」と不適な笑みを浮かべた。これに対して、挑戦者側のEVILは「おい成田、てめえ、自分で墓穴掘ったな。てめぇの言ったこと、とことん後悔させてやるよ。そしてNEVERシックスメンは俺らのものになるから、よく覚えとけ」と既に臨戦態勢だった。

試合後に3日の試合で場外カウントなしの完全決着を要求した成田蓮(左)、鈴木みのると対戦相手のEVIL(右)(新日本プロレス提供)

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【新日本】マーク・デイビス、故障欠場のオスプレイの代打で出場し無念晴らす 勝利後2人で抱擁

EVILを持ち上げるマーク・デイビス(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス…NEW JAPAN CUP>◇準々決勝◇17日◇東京・後楽園ホール

故障欠場したウィル・オスプレイの“代打”マーク・デイビスが、EVILから勝利をもぎ取った。

EVILが試合開始から「既に負けてんだよ。お前もケガさせて、この試合終わらせてやる」とののしり、その後も挑発。反則すれすれの技など、場内がブーイングに包まれる中、最後はデイビスがウオータースライダーを決めて、3カウントを奪取。ベスト4進出を決めた。

試合後は、オスプレイと抱擁。13日の愛媛大会で右肩を負傷したオスプレイの思いも背負った。バックステージに登場すると「俺は4年間という長い間、EVILから勝利を取り戻すのを待っていたんだ」と言い、興奮冷めやらぬ様子だった。

故障で欠場したウィル・オスプレイ(左)は、代打で出場し、勝利したマーク・デイビスをたたえる(新日本プロレス提供)

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【新日本】鈴木みのるNEVER6人タッグ王座獲得、成田デスペとの新チーム名は「ストロングスタイル」

デスペラード、成田と握手する鈴木(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:大阪大会>◇11日◇大阪府立体育会館

昨年末に自身が率いる人気ユニット「鈴木軍」を解散させた鈴木みのる(54)が、新チーム「ストロングスタイル」の船出を宣言した。エル・デスペラード、成田蓮とともに初挑戦となったNEVER無差別級6人タッグ王座を即獲得。新王者となった試合後のマイクで「読んで字のごとく、名は体を表す。俺たちの名前はストロングスタイルだ!」と、高らかに宣言した。

第5試合の同級選手権試合。大会前から「受けねえって言ったら受けねえ」と試合開催をごねていた王者組のEVIL、高橋裕二郎、SHOと対戦した。相手組は勝ち目がないと考えたのか、成田を花道で奇襲攻撃。成田はノックダウン状態になるハンディを負ったが、鈴木、デスペラードが懸命にリードした。後半に成田が復活。最後は高橋をコブラツイストで絞め上げてタップアウトを奪った。

5日の北海道大会で昨年10月に3年間の米国武者修行から凱旋(がいせん)帰国した“サン・オブ・ストロングスタイル”こと成田と合体。最短で王座を獲得した。鈴木は「仲間でいい。デスペラード、成田蓮、鈴木みのる。新しい俺の宝物だ」と感慨深げに振り返った。

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【新日本】NEVER6人タッグ王者EVIL組へ防衛戦拒否なら王座剥奪の強硬措置を発表

初防衛に成功し引き揚げる、左2人目からEVIL、高橋、SHO(2022年1月5日撮影)

新日本プロレスは10日、11日の大阪大会(エディオンアリーナ大阪)で開催予定のNEVER無差別級6人タッグ選手権試合で同王者組(EVIL、高橋裕二郎、SHO)が防衛戦を行わない場合、王座を剥奪すると通達した。

公式ホームページなどで「チャンピオンチームは、一方的にタイトルマッチを拒否する発言を繰り返していますが、2・11大阪大会で防衛戦を行わない場合には、NEVER無差別級6人タッグ王座を剥奪、とさせて頂きます」と発表した。

王者組を率いるEVILは5日の試合後に、鈴木みのる、エル・デスペラード、成田蓮組に挑戦を受けたものの「受けねえって言ったら受けねえ。やらねえって言ったらやらねえ。よく覚えとけよ」と拒否。その後の正式発表後も、「やらないって言ってるだろ」などと断固譲らない構えを示していた。

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【新日本】成田蓮、鈴木みのるらと正式合体「ストロングスタイルのエキスを全て手に入れる」

鈴木(左)と握手する成田(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:北海道大会>◇5日◇北海きたえーる

昨年10月に3年間の米国武者修行から凱旋(がいせん)帰国した“サン・オブ・ストロングスタイル”こと成田蓮(25)が、鈴木みのる(54)らと正式合体を果たした。

この日の8人タッグマッチで、鈴木、エル・デスペラード、中島佑斗と組んだ成田は、NEVER無差別級6人タッグ王者EVIL、高橋裕二郎、SHOに、ディック東郷を加えた「ハウス・オブ・トーチャー」と対戦。鈴木の窮地を救出すると、最後は高橋にダブルリストアームソルトからのコブラツイストを極めてタップアウトを奪った。

試合後は、鈴木から差し出された手にがっちり握手で応答。さらにデスペラードとも握手を交わし、魅惑のトリオが完成した。鈴木は「正式に3人がそろった。次の挑戦者は俺たちだ!」とNEVER無差別6人タッグ王座に照準を定めた。成田もバックステージで「ストロングスタイルの全てのエキスを持っているのは鈴木さん。そのエキスを俺が全て手に入れる」と呼応した。

先月5日の大田区大会でEVILらに敗戦後、昨年末に鈴木軍を解散させて新たなスタートを切った鈴木とデスペラードに救出されて急接近。その後、共闘を提案されたが、無言を貫いて回答を保留していた。

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【新日本】藤田晃生が「TMDK」加入 鈴木みのるから新ユニットに勧誘された成田蓮は回答保留

6人タッグマッチ 試合後、乱入し、EVIL(手前)を襲う鈴木みのる(撮影・狩俣裕三)

<新日本プロレス:大田区大会>◇5日◇東京・大田区総合体育館

ヤングライオンの藤田晃生(20)が、マイキー・ニコルスらのユニット「TMDK」に加入した。昨年10月に3年間の米国武者修行から凱旋(がいせん)帰国の成田蓮(25)は、鈴木みのるから新ユニットへの勧誘を受けたが、回答を保留した。

第3試合、TMDKのオリジナルメンバーであるニコルスとシェイン・ヘイストに、4日の東京ドーム大会で同ユニットに電撃加入した初代NJPW・TV王者ザック・セイバーJrを加えた3人が、ケイオスの後藤、YOSHI-HASHI、石井組と6人タッグマッチで対戦。8分2秒、合体技のタンクバスターでYOSHI-HASHIを葬り、4日に新IWGPタッグ王者に輝いた「毘沙門」に一泡吹かせた。

この試合後、セイバーJrがセコンドについていた藤田に「TMDK」Tシャツを着せると、肩を組んで退場。バックステージでセイバーJrが「藤田が一番好き。ヤングライオンの中からお前をTMDKに入れたいと思うけどどう?」と聞くと、藤田は笑みを浮かべながら「お願いします」と返答し、加入が決まった。

成田は第1試合の6人タッグマッチに登場し、EVILらに敗戦。試合後、昨年末に鈴木軍を解散させて新たなスタートを切った鈴木とエル・デスペラードに救出された。そして共闘を提案されたが、無言を貫いて回答を保留した。

6人タッグマッチ ザック・セイバーJr.(中央)を袋だたきにする、左から後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHI(撮影・狩俣裕三)
試合前にリングに上がり、盛り上げるテレビ朝日の三谷紬アナウンサー(撮影・狩俣裕三)

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【新日本】LA DOJO、タッグ王者たたきのめし初勝利「俺たちは成長している」王座挑戦要求

ポーズを取るコグリン(左)とキッド(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:佐賀大会>◇ワールドタッグリーグ(WTL)公式戦◇5日◇佐賀・唐津市文化体育館

「LA DOJO」タッグが、喉から手が出るほどに欲していた初勝利を不屈の精神でつかみとった。

第5試合、WTL初出場となったアレックス・コグリン(28)ゲイブリエル・キッド(25)組が、EVIL、高橋裕二郎の「ハウス・オブ・トーチャー」と対戦。終盤にはディック東郷、SHOの介入を許すなどダーティーファイトに苦しみながらも、道場の師匠、柴田勝頼譲りの闘志を発揮。ひるまずに戦い抜き、最後は10分46秒、コグリンが高橋に鮮やかなブロックバスターホールドを決めて3カウントを奪取した。

この日を迎えるまで今だ勝ち点0は「LA DOJO」タッグのみ。あと1歩の所まで追い詰めながらも勝ち切れない戦いが続き、開幕6連敗を喫していた。それでも「俺たちは成長している。幸せだ」(コグリン)と、決して後ろを向かなかった。

NEVER無差別級6人タッグ王者でもある2人もたたきのめし、勝ち点2をゲット。陽気にバックステージに現れた2人は、「やったぞ。今度こそ勝って言っただろ」と、初勝利をかみしめた。そして、キッドは「みんな聞いてくれ。絶対に諦めるな。俺たちはそう信じて諦めなかった」と、4年間練習をともにしてきたパートナーとの初勝利に胸を張った。同級王座への挑戦も要求。LA DOJOコンビが根性で這い上がっていく。

高橋裕をフォールするコグリン(提供・新日本プロレス)

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新日本プロレスとスターダム合同興行全カードが決定、メインはIWGP女子初代王座決定T決勝戦

新日本プロレスと女子プロレスのスターダムは8日、都内で会見を開き、20日開催の合同興行「Historic X-over(ヒストリック・クロスオーバー)」(東京・有明アリーナ)の全対戦カード11試合(第0試合含む)を発表した。

メインはIWGP女子初代王座決定トーナメント決勝戦の岩谷麻優-KAIRI戦。セミファイナルは、3年間の英国遠征から帰国した海野翔太が、IWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイに挑戦する。来春での現役引退を表明している武藤敬司が代理人を務めるグレート・ムタも参戦。男女混合のミックスドマッチは3試合組まれた。

この日発表された全カードは以下の通り。

◆第0-1試合 オスカー・ロイベ、藤田晃生、大岩陵平、中島佑斗-ケビン・ナイト、ゲイブリエル・キッド、アレックス・コグリン、クラーク・コナーズ

◆第0-2試合 スターダム・ランボー(15選手参戦)

◆第1試合 リオ・ラッシュ、YOH、YOSHI-HASHI、石井智宏-ディック東郷、SHO、高橋裕二郎、EVIL

◆第2試合 レディ・C、AZM、上谷沙弥-テクラ、桜井まい、ひめか

◆第3試合 朱里、トム・ローラー、ジュリア、ザック・セイバーJr

◆第4試合 なつぽい、中野たむ、金丸義信、タイチ-渡辺桃、スターライト・キッド、DOUKI、エル・デスペラード

◆第5試合 林下詩美、棚橋弘至-舞華、後藤洋央紀

◆第6試合 BUSHI、高橋ヒロム、SANADA、鷹木信悟、内藤哲也-ギデオン・グレイ、フランシスコ・アキラ、TJP、カイル・フレッチャー、マーク・デイビス

◆第7試合 グレート・ムタ、矢野通、オカダ・カズチカ-アーロン・ヘナーレ、グレート・O・カーン、ジェフ・コブ

◆第8試合 IWGP・USヘビー級選手権試合 ウィル・オスプレイ(王者)-海野翔太(挑戦者)

◆第9試合 IWGP女子初代王座決定トーナメント決勝戦 岩谷麻優-KAIRI

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【新日本】ワールドタッグリーグ出場チーム発表 現IWGPタッグ王者FTRなど海外の強豪参戦

インゴベルナブレスポーズを披露する内藤哲也(2020年撮影)

新日本プロレスは7日、22日に東京・後楽園ホールで開幕する「ワールドタッグリーグ(WTL)」の出場10チームを発表した。

年末恒例の最強タッグ決定戦。現IWGPタッグ王者FTR(ダックス・ハーウッド、キャッシュ・ウィーラー)を始め、TMDK(マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト)、オージー・オープン(マーク・デイビス、カイル・フレッチャー)など海外の強豪の参戦が決まった。

発表されたチームは以下の通り。

◆アレックス・コグリン、ゲイブリエル・キッド

◆マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト

◆鈴木みのる、ランス・アーチャー

◆バッドラック・ファレ、チェーズ・オーエンズ

◆後藤洋央紀、YOSHI-HASHI

◆EVIL、高橋裕二郎

◆棚橋弘至、矢野通

◆マーク・デイビス、カイル・フレッチャー

◆内藤哲也、SANADA

◆グレート・O・カーン、アーロン・ヘナーレ

同リーグはジュニアの「スーパージュニアタッグリーグ(SJTL)」と同時開催。優勝決定戦は、12月14日の宮城大会(仙台サンプラザホール)で行われる。

タオルを目深にかぶりリングへ向かう鈴木みのる(2021年3月6日撮影)

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【新日本】ザック・セイバーJr「TV王座は俺のもの」猪木さん「ストロングスタイル」体現宣言

フィンレー(右)に関節技をかけるセイバーJr(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇27日◇東京・後楽園ホール◇観衆700人(札止め)

今春のニュージャパンカップ覇者ザック・セイバーJr(35)が、初代NJPW WORLD認定TV王座戴冠へ、今月1日に死去した団体の創設者アントニオ猪木さんの「ストロングスタイル」体現を宣言した。

同王座トーナメント2回戦となったメインイベントで、デビッド・フィンレー(29)と対戦。シングル初のめぐり合わせは、15分間の短期決戦らしく、常に展開が入れ替わるシーソーゲームとなった。高レベルのテクニック合戦に発展したが、セイバーJrが底力を発揮。丸め込みの応酬を制し、最後はジャックナイフ式エビ固めで押さえ込んで3カウントを奪取した。

これで、猪木さんの追悼セレモニーが行われた10日の両国国技館大会で新設が発表されたTV王座獲得へ、また1歩前進。11月5日の大阪大会(エディオンアリーナ大阪)開催の準決勝でEVILと対戦する。マイクを持ったサブミッションマスターは「俺のテクニックすごいね? 俺のテッカーズは誰とも違う。みんなストロングスタイルについて語るけど、ザック・セイバーJrがストロングスタイルだ!」と、高らかに宣言した。

そして、「TV王座は俺のもの」と勝利をアピール。新日本の新たな顔になる。

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YOSHI-HASHIトーナメント2回戦進出「俺が頂くときは一瞬だ」ジェフ・コブから初勝利

試合に勝利したものの、力を出し切ったYOSHI-HASHI。手前は信じられないといった表情のコブ(撮影・勝部晃多)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホール◇観衆1150人

新日本プロレスの新たな王座「NJPW WORLD認定TV王座」の決定戦トーナメントで、YOSHI-HASHI(40)が下馬評を覆す好スタートを切った。

メインイベントとなった1回戦で、これまでの直接対決で勝ちのなかったジェフ・コブ(40)と対戦。雪崩式のサイドスープレックスやその場飛びムーンサルトプレスなど大技を決められるも、執念で粘り切った。11分14秒、カルマの体勢から丸め込む奥の手「業(ごう)」で、技ありの3カウントを奪った。

試合後は体力を使い切り、マットに大の字のYOSHI-HASHIだったが、マイクでは力強かった。「俺は確かにG1でもニュージャパンカップでもタッグリーグでも負け続けた。だが言った通り、最後に勝つのはこの俺だ!」と、2回戦進出に胸を張った。同級王座は試合時間15分の短期戦。「とても短い、だからこそ一瞬一瞬俺のものにして、最後はベルトを頂いてやる。俺が頂くときは一瞬だ」と、優勝を宣言した。来年1月4日の東京ドーム大会で、初代王者が決定する。

この日のセミファイナルの1回戦では、EVILがEVIL(変形大外刈り)でヘナーレを下し、2回戦進出を決めた。

コブ(下)を丸め込むYOSHI-HASHI(撮影・勝部晃多)
コブ(手前)にラリアットを決めるYOSHI-HASHI(撮影・勝部晃多)

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【新日本】新設王座トーナメント決定 ゼインら全16人が出場 試合は15分一本勝負

新日本プロレスは11日、都内で記者会見を開き、前日10日の両国大会で新設を発表した「NJPW WORLD認定TV王座」のトーナメント概要を発表した。

両国大会で長期遠征から帰国した成田蓮(24)や、今年の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で一気に人気となったアレックス・ゼイン(35)ら全16人が出場する。今月14日の東京・後楽園ホール同大会から第1回戦をスタート。11月5日の大阪大会(大阪府立体育会館)で準決勝を行い、来年1月4日の東京ドーム大会で初代王者を決定する。

同王座は、来年、テレビ朝日の新日本レギュラー放送が50周年となることを記念して設立。試合は、15分一本勝負の短期決戦で行われる。

トーナメント出場選手は以下の通り。

◆デビッド・フィンレー、金丸義信、アレックス・ゼイン、ザック・セイバーJr、YOSHI-HASHI、ジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレ、EVIL、SANADA、タイチ、後藤洋央紀、KENTA、成田蓮、石井智宏、矢野通、グレート・O・カーン

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【新日本】18日大分のNEVER6人タッグは「ドッグケージ・トルネード・サバイバルマッチ」

新日本プロレスのライオンマーク(2018年3月24日撮影)

新日本プロレスは12日、18日の大分大会(別府ビーコンプラザ大会)で開催のNEVER無差別6人タッグ選手権試合は「ドッグケージ・トルネード・サバイバルマッチ」として実施すると発表した。

リングサイド四方にドッグケージを設置。相手チーム全選手を収監した時点で試合決着となる。なお、通常のプロレスルールによる決着も有効となるが、場外リングアウトによる決着は認められない。

11日の千葉大会で、挑戦者チームのEVIL、高橋裕二郎、SHOは、王者チームの藤洋央紀、YOSHI-HASHI、YOHをドッグケージに収監。選手権試合のルール変更を要求していた。

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【新日本】HOTがケイオス組粉砕、高橋裕二郎「とっととベルトをよこせ!このやろう」

大岩陵平、YOH、YOSHIーHASHI、後藤洋央紀対ディック東郷、SHO、高橋裕二郎、EVIL 8人タッグマッチで殴りかかる両軍の選手たち(撮影・小沢裕)

<新日本:横浜大会>◇2日◇神奈川・横浜武道館

極悪集団「ハウス・オブ・トーチャー」の3人組が、7月に失ったNEVER無差別級6人タッグ王座ベルト再奪取に向け、好スタートを切った。

18日の大分大会(別府ビーコンプラザ)で同級王座に挑戦するEVIL、高橋裕二郎(41)、SHO(33)の3人が、ディック東郷(53)とタッグを組み、現同級王者の後藤洋央紀、YOSHI-HASHI、YOHにヤングライオンの大岩陵平を加えたケイオス組と、8人タッグマッチで対戦した。

ケイオス組は「ノーモア ハウス・オブ・トーチャー」と書かれたタオルやTシャツを着用して登場。動揺を誘ってきたが、悪の一味には効果薄だった。隙の無いダーティーファイトで一瞬にして自分たちのペースをつかむと、最後は9分44秒、高橋が大岩にカウンターのラリアットから得意技のピンプジュースを決めて3カウントを奪った。

試合後も、本部席にあったベルトを強奪するなど、この日もやりたい放題。高橋は、バックステージで「G1でEVILが後藤に、俺はYOSHI-HASHIに勝った。選手権試合なんてやる必要ねぇよ」と豪語。「とっととそのベルトをよこせ! このやろう」と、強気に言い放った。

大岩陵平、YOH、YOSHIーHASHI、後藤洋央紀対ディック東郷、SHO、高橋裕二郎、EVIL YOH(左)の髪の毛をつかむSHO(撮影・小沢裕)
大岩陵平、YOH、YOSHIーHASHI、後藤洋央紀対ディック東郷、SHO、高橋裕二郎、EVIL YOH(手前下)を2人がかりで攻める、後方左からSHO、高橋(撮影・小沢裕)

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【新日本】後藤洋央紀、激しく流血も意地の勝利 TV観戦の息子へ「お父さんは本当は強いんだ」

棚橋(右)に蹴りを見舞う後藤(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇10日◇広島サンプラザホール◇観衆1522人

NEVER無差別級6人タッグ王者の後藤洋央紀(43)が、意地の勝利を挙げ、リーグ最終戦に望みをつないだ。

メインイベントとなったCブロック公式戦で、これまで何度も熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げてきた棚橋弘至(45)と対戦。序盤から猛攻を浴びせたが、棚橋の強烈な張り手を食らい、唇を切って激しく流血した。それでも、気持ちを折られなかった後藤は、コーナーで一人消灯(変型GTW)をさく裂。最後は19分1秒、昇天・改からのGTR(変形首砕き)で3カウントを奪取した。

08年以来2度目の優勝を目指す後藤は、3勝1敗の勝ち点6で棚橋らに並び、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。「かろうじて俺もまだ生きています。次もしっかり勝って、この暗い世の中に希望の光をともしたいと思います」と、力強く約束。さらに自宅のテレビで観戦しているという息子に呼びかけ、「お父さんは本当は強いんだ!」と絶叫した。

次戦は16日の東京・日本武道館大会で、EVILとリーグ最終戦を戦う。「見ての通りダメージはでかいよ。でも、それ以上に大きな光を手に入れた」と話した後藤。手負いの荒武者が、悪の総帥をたたききる。

試合に勝利し、絶叫する後藤(提供・新日本プロレス)

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