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【新日本】後藤洋央紀、激しく流血も意地の勝利 TV観戦の息子へ「お父さんは本当は強いんだ」

棚橋(右)に蹴りを見舞う後藤(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇10日◇広島サンプラザホール◇観衆1522人

NEVER無差別級6人タッグ王者の後藤洋央紀(43)が、意地の勝利を挙げ、リーグ最終戦に望みをつないだ。

メインイベントとなったCブロック公式戦で、これまで何度も熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げてきた棚橋弘至(45)と対戦。序盤から猛攻を浴びせたが、棚橋の強烈な張り手を食らい、唇を切って激しく流血した。それでも、気持ちを折られなかった後藤は、コーナーで一人消灯(変型GTW)をさく裂。最後は19分1秒、昇天・改からのGTR(変形首砕き)で3カウントを奪取した。

08年以来2度目の優勝を目指す後藤は、3勝1敗の勝ち点6で棚橋らに並び、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。「かろうじて俺もまだ生きています。次もしっかり勝って、この暗い世の中に希望の光をともしたいと思います」と、力強く約束。さらに自宅のテレビで観戦しているという息子に呼びかけ、「お父さんは本当は強いんだ!」と絶叫した。

次戦は16日の東京・日本武道館大会で、EVILとリーグ最終戦を戦う。「見ての通りダメージはでかいよ。でも、それ以上に大きな光を手に入れた」と話した後藤。手負いの荒武者が、悪の総帥をたたききる。

試合に勝利し、絶叫する後藤(提供・新日本プロレス)

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【新日本】オカダ・カズチカ、辛勝で決勝トーナメント進出王手「さすがローラー」熱戦の相手称賛

ローラー(右)にレインメーカーポーズを決められるオカダ(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Aブロック公式戦◇10日◇広島サンプラザホール◇観衆1522人

前IWGP世界ヘビー級王者で昨年度G1覇者のオカダ・カズチカ(34)が、大苦戦の末に勝ち点2をもぎ取った。

セミファイナルとなった第8試合のAブロック公式戦で、ここまでリーグ戦2勝2敗のトム・ローラー(39)とシングル初対戦。連勝の勢いに乗る、総合格闘技UFC出身のローラーを相手に、大苦戦を強いられた。

打撃、サブミッションと高レベルな技に翻弄(ほんろう)。腕への執拗(しつよう)な攻撃を加えられ、必殺技のレインメーカー(短距離式ラリアット)を出せない状況にまで追い込まれた。だが、最後はなりふり構わず、一瞬の隙をついて丸め込んだ。16分16秒、旋回式のフロントネックロックをショルダースルーではねのけると、そのままエビ固めで押さえ込んで3カウントを奪った。

バックステージでは「さすがトム・ローラーといった感じ。強かった」と、熱戦を演じた相手をたたえた。前戦は初参戦のジョナに敗北を喫しており「まだまだ強い選手はたくさんいるなと思いました」と、強敵と戦える喜びを感じている。

この勝利で4勝1敗の勝ち点8とし、決勝トーナメント進出に王手をかけた。リーグ最終戦となる16日の東京・日本武道館大会、ランス・アーチャー戦に勝利で、進出が決まる。「簡単な話、勝てばいいってことですよね。ランスもジョナに勝ったけど、リングアウトでしょ? そんな選手に負けるわけがない」と、言い切っていた。

ローラー(下)に腕を攻められるオカダ(提供・新日本プロレス)

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【新日本】ザック・セイバーJr44秒の瞬殺劇で単独首位に躍り出る「エネルギーを温存できる」

自身のコスチュームを着た藤田(右)とポーズを決めるセイバーJr(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇10日◇広島サンプラザホール◇観衆1522人

今春のニュージャパンカップに続く春夏連覇を目指す“サブミッションマスター”ことザック・セイバーJr(35)が、極悪集団「ハウス・オブ・トーチャー」総帥のEVILを秒殺し、ブロック単独首位に躍り出た。

第7試合となったCブロック公式戦で対戦した悪の化身に、一杯食わせた。帽子を深々とかぶったセイバーJrは、テーマ曲に乗りながら花道を入場。先に入場してしびれを切らしていたEVILから、花道で襲撃を受けた。だが、これは自身の衣装をまとったヤングライオン藤田だった。EVILの隙をついたセイバーJrは、背後からスリーパーホールドで捕獲。本部席横の鉄柵に打ち付けるなど、いつもは相手が得意とするムーブで先制攻撃を仕掛けた。

リングに入ってからも、独擅場。うつぶせにテイクダウンを奪うと、そのままヨーロピアンクラッチで丸め込み、3カウントを奪取。44秒の瞬殺劇に、会場は沸きあがった。

作戦勝ちを収めたセイバーJrは、ご満悦な様子。バックステージでは「今日は絶対にあいつらのやり方に乗せられないって決めてた。エネルギーを温存できる」と、マッスルポーズを披露した。

これで4勝1敗の勝ち点8とし、単独首位の座をゲット。次戦は16日の東京・日本武道館大会で内藤哲也とリーグ最終戦を戦う。今年で6回目のG1出場も、今だ決勝トーナメント進出はないセイバーJr。未知の領域はもう目の前だ。

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【新日本】内藤哲也“心のホーム”広島で3連勝「最後までやっちゃろうや!の精神で」

KENTAに勝利し、ポーズを決める内藤(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇9日◇広島サンプラザホール

13年、17年に続く3度目のG1制覇を狙う内藤哲也(40)が“心のホーム”広島で、リーグ戦3連勝を飾った。

メインイベントとなったCブロック公式戦で、KENTA(41)と対戦。前哨戦からリング内外でおちょくるような「口撃」の応酬を繰り広げていた相手と、この日も意地の張り合いを演じた。余裕の笑みは次第に消え、内藤のデスティーノ(変形リバースDDT)、KENTAのgo 2 Sleepと、お互いの必殺技を巡る攻防に発展。だが、鼻根あたりから流血しながらも、立っていたのは内藤だった。go 2 Sleepをバレンティア(垂直落下式ノーザンライトボム)で切り返すと、最後は23分30秒、とどめのデスティーノで逆転の3カウントを奪取した。

まさかの開幕2連敗となったが、一気にブロック首位タイまで追い上げてきた。大のプロ野球広島ファンとして知られる内藤は、自身の「ホーム」と公言する聖地・広島のファンの前で、誇らしくポーズを決めて見せた。

10日の広島大会で棚橋が後藤に勝利した場合、直接対決の結果により脱落が決まるが、逆転優勝を誰よりも信じている。「今日の勝利で貯金1。まだ厳しい状況ですが、最後まで『やっちゃろうや!』の精神で頑張ろうと思います」。佐々岡監督のフレーズを引用し、サヨナラ勝利へ思いを込めた。

バックステージでは「控室で明日の試合をしっかりチェックします」と不敵な笑みを浮かべた内藤。次戦は16日開催の東京・日本武道館大会で、セイバーJrとリーグ戦ラストマッチを戦う。

KENTA(左)に打撃を見舞う内藤(提供・新日本プロレス)

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【新日本】リーグ戦脱落危機のSANADA、執念の生き残り“くせ者”オーエンズを意地で撃破

オーエンズにスカルエンドを決めるSANADA(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Bブロック公式戦◇9日◇広島サンプラザホール◇観衆1525人

リーグ戦脱落の危機にあったSANADA(34)が、執念で生き残った。

Bブロック公式戦となった第6試合で“くせ者”チェーズ・オーエンズ(32)と対戦。ここまで2勝3敗で既に脱落が決まっている相手の、怖いものなしのファイトに手を焼いた。後半には自身の必殺ムーブである、スカルエンド(変型飛龍裸絞め)からのラウンディングボディープレスと、おきて破り技を連発された。だが、意地でキックアウトすると、お返しとなるラウンディングボディープレスから、スカルエンドでがっちりと捕獲。12分45秒、レフェリーストップで勝利を収めた。

これで3勝2敗となり、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。次戦はリーグ戦ラストマッチとなる東京・日本武道館大会(16日)の石井智宏戦。「あと1試合だけ…。どうなるかまだわからない状況だけど、俺が最も美しく、グレーテストに次の試合で証明してやるよ」と、遠くを指さして気合を入れ直していた。

オーエンズ(下)にラウンディングボディープレスを決めるSANADA(提供・新日本プロレス)

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【新日本】極悪スタイル貫く高橋裕二郎、悪の限りを尽くしリーグ戦の負け越し回避 

勝ち名乗りを受ける高橋裕(中央)。左はダンサーのピーター(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇9日◇広島サンプラザホール◇観衆1525人

ヒールユニット「ハウス・オブ・トーチャー」の高橋裕二郎(41)が、NEVER無差別級6人タッグ王者のYOSHI-HASHI(40)を下し、リーグ戦の負け越しを回避した。

Dブロック公式戦となった第5試合で、悪の限りを尽くした。コーナーで入場ポーズ決めようとしたYOSHI-HASHIに奇襲をかけると、パイプ椅子攻撃や金具むき出しのコーナーに打ち付けた。後半には同門SHOの介入で傾きかけたリズムを取り戻すと、最後は13分12秒、ビッグジュース(インプラントDDT)で3カウントを奪取した。

最後まで真っ向勝負の信念を曲げなかったYOSHI-HASHIに対し、一貫して自身の極悪スタイルを貫いた高橋。バックステージでは「YOSHI-HASHIのごみ、くず、カス…。お前なんてベルトを持つ資格はないよ」と、これでもかと言うほどこき下ろした。

これで3勝2敗の勝ち点6とし、リーグ戦の負け越しがなくなった。さらに3勝1敗でブロック首位にたつデビッド・フィンレーと勝ち点で並んだ。大会前の記者会見で「なめんじゃねえ」と一言に思いを込めた男は、どんな形でも勝利を積み重ねていく覚悟だ。

セコンドのSHOにパイプ椅子攻撃を受けるYOSHI-HASHI(提供・新日本プロレス)

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【新日本】ローラーが技術戦制す グラウンドの攻防からTAKAみちのくに後頭部へのニーバット

セイバーJr(中央)にコンビ技を決めるアイザックス(左)とローラー(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇9日◇広島サンプラザホール

新日本プロレスの広島大会は9日、広島サンプラザホールで行われ、米総合格闘技UFC出身のトム・ローラー(39)が技術戦を制した。第2試合のタッグマッチで「Team Filthy」の相棒となるロイス・アイザックスと組み、鈴木軍のザック・セイバーJr、TAKAみちのく組と対戦。高レベルなグラウンドの攻防を展開すると、最後は6分53秒、TAKAからNKOTB(後頭部へのニーバット)で自ら3カウントを奪取した。

米国の新日本ストロングで無差別級王座を1年以上防衛した経験を持つローラーは、18日の東京・日本武道館大会で優勝決定戦を迎える「G1クライマックス」に初参戦のため来日中。Dブロックにエントリーし、開幕2連敗と苦しんだが2連勝で盛り返してきた。次戦は10日の広島大会で、オカダ・カズチカとリーグ公式戦で対戦する。

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【新日本】オカダ・カズチカが初黒星、体重160キロ・ジョナのトーピードで圧殺され大の字

ジョナ(右)の巨体に押しつぶされるオカダ(提供・新日本プロレス)

<新日本:大阪大会>◇G1クライマックス32 Aブロック公式戦◇7日◇エディオンアリーナ大阪

ここまで開幕3連勝していた前IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(34)が、ジョナにリーグ戦初黒星を喫した。

メインイベントとなったAブロック公式戦でシングル初対戦。体重160キロの巨体に必殺技が届かず、最後は21分53秒、トーピード(ダイビングボディープレス)で3カウントを奪われた。試合後はリング上で大の字になり、目をつむって全く動けず。これで3勝1敗の勝ち点6で、ジョナに首位に並ばれてしまった。連覇へ向けて負けられない次戦は、10日の広島大会(サンプラザホール)でトム・ローラーと対戦する。

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【新日本】トム・ローラー連勝で脱落免れる「君がいてくれて俺は幸運だ」妻の誕生日に勝利飾った

ファレ(左)の腕関節を極めるローラー(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:大阪大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇7日◇エディオンアリーナ大阪◇観衆2609人

技術で力をねじ伏せた。初代NJPW STRONG無差別級王者でG1クライマックス初出場のトム・ローラー(39)が、ここまでリーグ戦2勝2敗のバッドラック・ファレ(40)を退け、2勝2敗の勝率五分に復帰。妻の誕生日に勝利を飾り、「君がいてくれて俺は幸運だ」と米国へ感謝を届けた。

Aブロック公式戦となった第6試合。体重160キロ超の相手に、総合格闘技で培った打撃やグラウンドテクニックを披露したが、序盤は圧倒的なパワーの前に押され気味だった。だが、ひざ下へのアリッキックが効いてきたのか、相手の動きは徐々に緩慢に。そこを見逃さなかった。ローキック、ランニングニーと畳みかけ、最後は11分5秒、NKTOB(後頭部へのニーバット)をさく裂し、ついに3カウントを奪った。

初出場のG1はまさかの連敗スタートも、ここにきて状態を上げてきた。静岡大会に続く連勝で、ブロック脱落の危機を逃れた。妻の誕生日に勝利を飾り、「俺が激しい試合をする理由の1つは君なんだ。日本で手に入れられるチャンスは全て手に入れる」と、力を込めた。

次戦は10日の広島大会(広島サンプラザホール)で開幕3連勝を挙げたオカダ・カズチカと対戦する。「人は彼を超人と呼ぶが、普通の人間であることを証明する」と意気込んでいた。

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【新日本】バレットクラブ対決はファンタズモが暴走反則負け「俺は何をやってるんだ…」

レフェリーの目の前でジュース(奥)にパイプ椅子を投げつけるファンタズモ(提供・新日本プロレス)

<新日本:大阪大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇7日◇エディオンアリーナ大阪

ジュース・ロビンソン(33)対エル・ファンタズモ(35)のバレットクラブ(BC)同門対決は、反則で試合が終わるまさかの結末となった。

Dブロック公式戦となった第7試合で激突。ファンタズモは、前日の大阪大会に続くリーグ戦連戦となった。お互いに「TOO SWEET」ポーズを交わす友好的な立ち上がりを見せたが、中盤からは一転してヒートアップ。汚い言葉でののしりあうと、場外戦ではテーブルに相手の頭を打ち付けるなど、血みどろの攻防に発展した。最後は歯止めが効かなくなったファンタズモが、レフェリーの目の前でジュースにパイプ椅子を投げつける暴挙。16分9秒、反則をとられて、試合終了となった。

ロビンソンが2勝3敗、ファンタズモが1勝3敗となり、両者ともに決勝リーグ進出は難しい状況。バックステージで正気を取り戻したファンタズモは「何であんなことをしてしまったんだ。俺は何をやってるんだ…」と、タオルで頭を覆った。BC同門対決は今年5月に加入したばかりのジュースに軍配が上がったが、誰も得しない結果になってしまった。

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【新日本】矢野通がAブロック初の脱落者 203センチの怪物、アーチャーに最後はパワー負け

中島(中央)を矢野の上に投下するアーチャー(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:大阪大会>◇G1クライマックス32 Aブロック公式戦◇6日◇エディオンアリーナ大阪◇観衆3370人

ケイオスの「業師」矢野通(44)が、Aブロック初の脱落者となった。

第6試合の公式戦で、203センチの怪物、ランス・アーチャー(45)と対戦。泣きそうな表情で「怖い怖い!」と連呼して渋々入場しながらも、策では上回った。場外の鉄柵にテーピングで手首を固定されるも、隠し持っていた小型のはさみでカットし、リングアウト負けを逃れた。そして、今度は自身がアーチャーを場外へ追い出すと、アーチャーとヤングライオンの手首を鉄柵越しにテーピングでぐるぐる巻きにするお返しを見舞った。

だが、圧倒的なパワーの前になすすべはなかった。カウント20でリングアウト勝ちかと思われたが、相手は手首に中島を固定したまま強引にリング復帰。テーピングを外されると、中島を上からボディースラムで投下される。最後は9分14秒、ジャンピングニーからのブラックアウト(ひざ蹴り)をさく裂され、3カウントを奪われてしまった。

これで1勝4敗となり、リーグ戦脱落が決定。ずる賢い技を使いながらも、オカダ・カズチカ、バッドラック・ファレ、ジョナら巨漢ファイターたちが顔をそろえた「モンスターブロック」を、ついに生き残ることはできなかった。

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【新日本】YOSHI-HASHI今年は一味違う!ファンタズモから価値ある1勝 次戦へ強気

ファンタズモ(左)にラリアットを見舞うYOSHI-HASHI(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:大阪大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇6日◇エディオンアリーナ大阪

今年は一味違う。NEVER無差別級6人タッグ王者のYOSHI-HASHI(40)が、シングル初対戦となったエル・ファンタズモ(35)の猛追を振り切り、価値ある1勝を挙げた。

第5試合のDブロック公式戦で、ここまで同じ1勝1敗の相手と対戦。随所に勝利への執念を見せた。中盤には、逆水平チョップの連打で場外へ転落させると、久しぶりとなるメキシコ仕込みのトペ・コンヒーロをさく裂。相手には、サドンデス(トラースキック)、スピニングネックブリーカードロップ、サンダーキス86(ダイビングボディプレス)と、必勝の流れを繰り出されたが、フォールを許さなかった。お返しのトラースキックで形勢を逆転させると、最後は15分47秒、カナディアンデストロイヤーからのカルマ(変形ドライバー)で3カウントを奪った。

バックステージでは「ここ数年のうちにとんでもない怪物になるんだというのを確信した」と、その実力を認めながらも、リーグ戦績を2勝1敗の白星先先行とし、充実感をみなぎらせた。

50周年イヤーを飛躍の年にする。今年の1月には念願のIWGP王座初戴冠となるタッグ王座を後藤とともに戴冠。3年連続6回目の出場で、悲願のG1初優勝を果たし、自身の存在を証明する。次戦は9日の広島大会(広島サンプラザホール)高橋裕二郎戦。「広島で見せてみろ。つぶしてやるよ」と、強気に言い放った。

チェーズ・オーエンズ(左)を倒し雄たけびを上げるYOSHI-HASHI(2021年10月20日撮影)

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【新日本】鷹木信悟「絶対にあきらめない」オスプレイ破り五分に戻す ライバルの存在に感謝

オスプレイ(上)をマットにたたきつける鷹木(提供・新日本プロレス)

<新日本:大阪大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇6日◇エディオンアリーナ大阪

暴れ龍が大阪の地から駆け上がる。第3代IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟(39)が、現USヘビー級王者で第2代世界ヘビー級王者のウィル・オスプレイ(29)との因縁の対決を制し、リーグ戦を2勝2敗の勝率五分に戻した。

メインイベントとなったDブロック公式戦。昨年5月の福岡大会で行われた団体の至宝をかけた頂上決戦で、45分に迫る熱戦に敗れた難敵と相対した。序盤から会場の熱はヒートアップ。鷹木が鷹木式ストームブレイカーを繰り出せば、オスプレイがメード・イン・ジャパンを繰り出す、一進一退の攻防に発展した。

だが、雌雄を決したのはドラゴンの必殺技だった。21分55秒、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンをさく裂し、3カウントを奪取。勝ち点2以上に価値のある1勝を挙げ、激しく拳を握りしめた。

1敗も許されない状況でも、がむしゃらに食らいついていく。マイクを持つと「可能性がゼロじゃない限り、俺は絶対にあきらめない。他力本願だろうが、なんだろうが、最後まで信念を貫く」と語気を強めた。19年6月に初めてG1参戦表明した場所も、昨年6月に王座を奪取した場所も、ここ大阪だった。「今日の勝利をターニングポイントに、再び上がっていくぞ」と宣言した。

ライバルの存在が尽きることないエネルギーを生んだ。試合後は、退場するオスプレイと言葉を交わした。OKサインを出されるなど、健闘をたたえあうシーンもあった。鷹木はバックステージで「国籍も世代も違う。片思いかもしれないけど、やっぱりあいつはいいライバルだよ」と、認めた。いがみ合ってきた期間もあったが、「あいつが進化するから『負けてたまるか』と心技体を向上させる原動力になっている」と、存在に感謝した。

次はベルトをかけての対戦に照準を定めた。「俺とお前なら今度はタイトルマッチしかないだろ」と、言い切った。ジュニアヘビー級時代からしのぎを削ってきた2人の戦いは、これからも進化を続ける。

オスプレイ(左)と言葉を交わす鷹木(提供・新日本プロレス)

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【新日本】棚橋弘至3連勝でブロック首位浮上 HoTお決まりの無法殺法に苦戦も4度目の優勝へ

EVIL(手前)を丸め込む棚橋(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:愛媛大会>◇5日◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇愛媛・アイテムえひめ◇観衆1132人

18年以来となるG1・4度目の優勝を目指す棚橋弘至(45)が、怒濤(どとう)の3連勝でブロック首位に躍り出た。

メインイベントとなったCブロック公式戦。ここまでのシングル対戦で連敗を喫していた、極悪集団「ハウス・オブ・トーチャー(HoT)」総帥のEVILと相対した。HoTお決まりの乱入や急所攻撃などの無法殺法に苦戦。それでも、とどめのEVIL(変形お外刈り)を寸前で返すと、最後は起死回生のグラウンドコブラツイストで丸め込み、3カウントを奪った。

19分1秒での決着後も、さらにお返しの金的攻撃をさく裂。恨みをその一撃に込めると、もん絶し、よつんばいで花道を引き揚げていく相手に、マッスルポーズを見せつけて勝ち誇った。

開幕戦での敗戦後、3連勝で勝ち点6とした。「初戦で負けて最後の試合で勝つ。一番かっこいいのをやってやりますよ」と話した通りの巻き返しで、ついに首位の座を確保。「こうして過ごさせてもらっている時間は1分1秒が大事な時間です」と、遅くまで応援してくれたファンへ感謝した。

この日も、先月30日の愛知大会に続いてエアギターパフォーマンスを3度披露。18日の日本武道館での最終決戦まで、棚橋の「LOVE&ENERGY」をかき鳴らし続ける。

G1を制し優勝旗を手にポーズを決める棚橋(2018年8月12日撮影)
棚橋弘至(右)はG1優勝を決めてガッツポーズ(2015年8月16日撮影)

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【新日本】KENTAが“荒武者”後藤洋央紀を退け待望のG1初勝利 いつにも増して冗舌ぶり発揮

後藤(下)に攻撃を見舞うKENTA(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:静岡大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇2日◇静岡・浜松アリーナ

4年連続4回目のG1出場となるKENTA(41)が、ここまで2連勝中と勢いに乗る“荒武者”後藤洋央紀(43)を退け、待望のG1初勝利をつかんだ。

セミファイナルとなったCブロック公式戦で対戦。過去のシングル対戦成績1勝1敗の相手と、この日も互角の技術戦を演じた。レフェリーを利用して攻撃するダーティーファイトを織り交ぜながら、自身のリズムをつかむと、最後は18分過ぎ、得意技の「go 2 sleep」をさく裂。これが不完全とみるや、続けて同じ技をたたき込んで3カウントを奪取し、G1初勝利をもぎ取った。

KENTAの22年は、ここから巻き返す。今年1月のIWGP・USヘビー級選手権試合で全治未定の大けがを負ったが、5カ月のリハビリの末、先月3日の後楽園大会で復活。だが、リーグ戦では開幕2連敗を喫するなど、厳しい展開を強いられていた。

この日の勝利後のバックステージでは、いつにも増して冗舌ぶりを発揮した。先月26日に発売した自著「足跡」の宣伝や、後藤の所持する「邪羅蛇羅棒(じゃらじゃらぼう)」との妄想話を交えながら、久しぶりの勝利に浸った。

次戦は9日、広島大会で内藤哲也と対戦する。2連勝で、浮上を果たす。

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【新日本】初出場のフィンレーがオスプレイから金星「決勝もタイトルマッチもこのまま勝ち進む」

<新日本:静岡大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇2日◇静岡・浜松アリーナ

初出場のデビッド・フィンレー(29)がIWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイ(29)から金星を挙げ、リーグ戦3勝1敗でブロック単独首位に立った。

メインイベントとなったDブロック公式戦で対戦し、15分28秒、トラッシュパンダ(変型首砕き)で3カウントを奪取した。7年かけてたどり着いたG1で好調を維持。「俺が勝つなんて誰も信じなかったろ? 決勝もタイトルマッチもこのまま勝ち進む」と胸を張った。

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【新日本】トム・ローラーが味方の援護力に待望のG1初勝利「最後に残るのは1人だけ」逆襲誓う

ファールカップを掲げるローラー(中央)とパートナーのアイザックス(提供・新日本プロレス)

<新日本:静岡大会>◇G1クライマックス32 Aブロック公式戦◇2日◇静岡・浜松アリーナ

G1クライマックス初出場のトム・ローラー(39)が、味方の援護を力に初勝利を手にした。

Aブロック公式戦となった第6試合で矢野通(44)と対戦。「Team Filthy」のパートナー、ロイス・アイザックスとともに入場すると、かつらの着用や、タイツの下にタイツをはく「マトリョーシカタイツ」など、多彩なパフォーマンスで会場を沸かせた。

試合ではパートナーとの息ぴったり。矢野にパッドを外した金具むき出しのコーナーに振られるも、アイザックスが寸前でパッドを差し入れて無傷に。逆に、矢野が飛び込んだ時にはアイザックスが外してダメージを与えた。味方のアシストで試合の流れをつかむと、最後は10分13秒、カミゴェからのNKOTB(後頭部へのニーバット)で3カウントを奪取。リーグ戦10日目にして、待望の1勝を手にした。

米総合格闘技UFCでも活躍した経験を生かし、初代NJPW STRONG無差別級王者を獲得した経験を持つ。満を持しての初参戦となったが、開幕2連敗と苦杯をなめていた。「俺にはまだ闘志がたっぷり残ってるんだ!」と初勝利にほっとした表情を浮かべ、「最後に残るのは1人だけだ」と逆襲を誓った。

次戦は7日の大阪大会で、バッドラック・ファレと対戦する。

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【新日本】崖っぷちから生還O・カーン「遊びはここまでだ」石井智宏破り念願の勝ち点2

石井にTTDを決めるO・カーン(提供・新日本プロレス)

<新日本:静岡大会>◇G1クライマックス32 Bブロック公式戦◇2日◇静岡・浜松アリーナ

帝国の支配者が、崖っぷちから生還を果たした。

開幕2連敗を喫していたユニット「ユナイテッド・エンパイア」のグレート・O・カーンが、ここまで1勝2敗の石井智宏(46)を逆転のエリミネーターで破り、念願の勝ち点2を挙げた。

第5試合となったBブロック公式戦で、昨年のG1で敗れている相手と相対した。序盤は静かなグラウンドの攻防を展開も、後半は必殺技の応酬に発展。石井のラリアットでグロッギー状態にさせられたかと思われたが、意地でも3カウント寸前で踏みとどまった。最後は12分59秒、顔面をアイアンクローで捕らえ、後頭部をマットにたたきつける必殺技のエリミネーターをさく裂し、逆転の3カウントを奪った。

2年連続2回目の出場で初優勝を目指すが、ここまでは1つもいいところがなかった。大会前の記者会見では「目標は負けることじゃねえか? 全勝優勝は確定してるんだから」と豪語も、正反対の展開に甘んじていた。

負けたらリーグ戦敗退の危機的状況を、試合と同様に何とか踏みとどまったOカーンは「遊びはここまでだ」と宣言。「ジェイ・ホワイトを倒し、強さもおのれ自身で証明する。期待なんかしなくたっていいよ。手のひらかえさせるのは得意だから」とにやりと不敵に笑った。

この試合で3敗目を喫した石井は、自力優勝の目が消滅した。

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【新日本】内藤哲也「なんか嫌になるぐらいポジティブだよ」EVILとの激闘制しG1初勝利

エプロン付近でEVIL(左)にロープを使った急所攻撃を成功させ、してやったりの内藤(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス:愛知大会>◇G1クライマックス32Cブロック公式戦◇31日◇ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)

2連敗中と崖っぷちだった内藤哲也(40)が今年のG1初勝利を挙げた。

CブロックでEVILと対戦し、24分54秒、デスティーノでとどめを刺し、3カウントを奪った。「Cブロックの連敗、ここ愛知県体育館大会の連敗も止まったかな? これで1勝2敗、まだ自力での(決勝トーナメント)進出は難しいのかな? でも俺の表情を見てよ。普段ネガティブな俺が、そこまでネガティブになっていないよ」と不敵な笑みを浮かべた。

EVILの反則攻撃にも冷静だった。無造作に相手の髪の毛を引っ張って挑発。マットのはがされたコーナーに顔面を直撃し、場外で何度も鉄柵に投げられ、パイプいす攻撃でダメージを負った。しかしいす攻撃で反撃し、ローブローで調子を崩されると、ロープを使った急所攻撃でお返しした。敵セコンドのディック東郷が設置したテーブルに向け、EVILを脳天くい打ちで突き刺した。

最後の力を振り絞るEVILに旋回式DDTを成功させると、バレンティアからの必殺のデスティーノでフォール勝ち。待望のG1初勝利を飾った。まだ1勝。決勝トーナメント進出やG1制覇への道は険しい。それでも来年の1・4東京ドーム大会のメインイベントでIWGP世界ヘビー級王座に挑戦する野望は捨てていない。

内藤は「ここからリーグ戦の残り3試合、全部勝って決勝トーナメントに上がる『絵』しか浮かばない。そして決勝トーナメントを勝ち抜き優勝して、来年の東京ドーム大会のメインイベント。なんか嫌になるぐらいポジティブだよ」。ここから内藤の逆転劇が始まるのか。

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【新日本】IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイトが買収成功?オーエンズとの同門対決に勝利

同門のオーエンズ(手前)にフォールを要求されるホワイト(新日本プロレス提供)

<新日本:愛知大会>◇G1クライマックス32 Bブロック公式戦◇31日◇ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)

IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト(29)が買収成功!?で3連勝を飾った。

同じユニット「バレットクラブ」所属のメンバーとなるチェーズ・オーエンズ(32)と対戦。13分12秒、ブレードランナーで3カウントを奪って勝ち点6に伸ばした。

ゴングと同時に、ホワイトはオーエンズに札束が入っているとみられた封筒を手渡した。中身を確認すると1万円札が2枚以外の紙は偽札と判明。すぐにオーエンズに疑念の目を向けられ、信頼関係が崩れると、DDT、エルボーと攻撃を加えた。

オーエンズの変形ネックブリーカーやトラースキックを浴び、さらにスタイルズクラッシュ、Cトリガー連打を食らった。しかし敵のパッケージドライバーをこらえ、高速のブレードランナーでマットにたたきつけてフォール勝ちを収めた。試合後、外道とともにリングで仲直りの「TOO SWEET」ポーズも披露した。

試合後、バックステージでもオーエンズから「金はどこだ、持ってきたのか。俺が寝そべってお前がカバーするんじゃなかったのか。最初から金を渡してくれれば良かったんだ」と買収計画をぶちまけられた。するとホワイトは「謝りたい。全責任は俺にある。お前が俺の味方で良かった」と謝罪し、仲直りしていた。

オーエンズ(右)のCトリガーを浴びたホワイト(新日本プロレス提供)

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