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【ノア】藤田和之ブランク感じさせない動きで若手に活「若い選手にはもっと元気が欲しい」

試合後に取材に応じる藤田(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:大田区大会>◇21日◇東京・大田区総合体育館

前GHCヘビー級王者藤田和之(51)が、新型コロナ感染欠場のブランクを感じさせない動きで、若手に活を入れた。

第1試合のシングルマッチで22歳年下の岡田欣也(29)と対戦。試合開始のゴングとともに飛び込んできた相手に、まったくひるまなかった。打撃を平然と受け流すと、グラウンドの攻防でも余裕しゃくしゃく。最後はエルボーの連打からボディースラムでたたきつけると、逆片エビ固めで絞め上げてギブアップ勝ちを収めた。

先月30日の両国大会で潮崎を相手に2度目の防衛戦を行う予定だったが、新型コロナ感染発覚のため、ベルトを返上し、同大会を欠場。「すぐにタイトルに挑戦したい気持ちはあるが挑戦者の列の最後尾に並ばなければならない」と話す、再起をかける一戦だった。大会前にはリング設営にも携わるなど、初心に返って臨んだ。

試合後は「今の自分に点数を付けようがない。目標とかも、まだそういうところじゃない」と謙遜。さらに、野獣でも人間モードでもなく、プロレスラー藤田和之として真摯(しんし)にコメントした。

「若い選手にはもっと元気が欲しい」と切り出すと「遠慮せずに打ってきてほしい。『プロレスでしょ?』じゃなくて『プロレスなんだ』ということを見せられるようにならないといけない」と若手へ要求。「気を使うものではない。身体を使うものだから。プロレスがなめられないように。今日はいい経験をさせてもらった」と、落ち着いて振り返った。

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武藤敬司「最近の俺のこと知らないだろ!」小島聡に突っ込み 21日ノア復帰戦メイン6人タッグ

ポーズを取る武藤(撮影・勝部晃多)

左股関節唇損傷により、今年1月から長期欠場していたプロレスリング・ノアの元GHCタッグ王者武藤敬司(59)が、今月21日の大田区大会(東京・大田区総合体育館)で復帰を飾る。

18日、都内で行われた記者会見に登壇。メインイベントの6人タッグマッチで、小島聡、丸藤正道と組み、潮崎豪、清宮海斗、田中将斗と対戦することを発表した。

「自分にとって4カ月ぶりの復帰戦ということなんですが、もう少し目立たないようなアンダーのところで試合をしたかった。会見もないような試合で…」と、胸中を明かした。

だが「決まった以上は(やる)。そうそうたるメンバーだけど、一番元気がいいのは俺だというのを見せられればいいかなと思っています」と力を込めた。

ケガの状態については「水がたまっているような状態はなくなったけど、根本的には悪いから、そこは変えられない」と、話すにとどめた。

小島とタッグを組むことに関しては「至って全然。そうそうたるメンバーでも、敵は自分自身だと思っているから。全然気にしません」ときっぱり。小島から、「試合のいいとこを根こそぎ持っていってしまう人」と評されると「最近の俺のこと知らないだろ!」と、突っ込みを入れた。

12月に60歳を迎える武藤は、今年1月16日の仙台大会から欠場。丸藤と保持していたGHCタッグ王座を返上していた。

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ノア藤田和之が深々頭下げ謝罪「挑戦者の列の最後尾に並ばなければ」コロナ感染から21日復帰戦

メロンソーダを片手にポーズを取る藤田(撮影・勝部晃多)

プロレスリング・ノアの前GHCヘビー級王者藤田和之(51)が、5月21日の大田区大会(東京・大田区総合体育館)で新型コロナ感染から復帰を遂げる。

18日、都内で行われた記者会見に、緑のネクタイを締めて登場。報道陣に深々と一礼すると「本日はお忙しいところお集まりいただき、誠にありがとうございます。大変ご迷惑をおかけしたこと、ここに深くおわび申し上げます」と、丁重に謝罪した。先月30日の両国大会で潮崎豪を相手に2度目の防衛戦を行う予定だったが、新型コロナ感染発覚のため、ベルトを返上し、同大会を欠場していた。同級王者決定戦を制した潮崎が新王者に輝いた。

復帰戦となる21日は、第1試合で岡田欣也とのシングル戦に臨む。「今すぐにでもタイトルに挑戦したい気持ちはありますが、挑戦者の列の最後尾に並ばなければならない。今後は1から実績を積み重ね、もう1度チャンピオンベルトを腰にまけるように日々、努力精進していきますのでよろしくお願いいたします」と話した。

欠場中は「やむにやまれぬ思いだった」という。団体色の緑のネクタイを締め、水の代わりにメロンソーダをすすった51歳は「初心に帰り、まっさらな気持ちでここに来た」とリスタートを強調した。

深々と頭を下げる藤田(撮影・勝部晃多)

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新日本・小島聡、12日GHC王座獲得は「必然」 史上4人目の主要3団体シングル全制覇へ意欲

引き締まった表情の小島(撮影・勝部晃多)

新日本プロレスの小島聡(51)が、史上4人目となる主要3団体シングルのグランドスラム達成に向け「チャンピオンになることは必然」と、強い意志を示した。

10日、都内で行われた、CyberFight Festival 2022(6月12日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見に出席。同大会のメインイベントで挑戦するノアのGHCヘビー級王者潮崎豪と対面すると、引き締まった顔つきになった。「小島です。さまざまな偶然が重なり、GHCヘビー級王者に挑戦することになりました。ですが、チャンピオンになることは必然です」と、王者を前にタイトル奪取を高々と宣言した。

ノアのGHC王座獲得となると、高山善広、佐々木健介、武藤敬司に次ぐ、主要3団体シングルのグランドスラム達成となる。「過去2度挑戦して取れなかったGHCのベルト。思い入れがある」と胸を躍らせた。

当日は所属する新日本の大阪大会も開催される。だが「昨年でプロレスラー生活30年を迎えた。またこのような舞台を与えてもらえていることはありがたいこと。精いっぱい力の限り戦いたい」と、アウェーでの全力投球を宣言。「とにかく元気よく明るく。自分がやってきたプロレスを信じて、ベルトを取りたいと思います」と力を込めた。

同大会初出場となる潮崎は「チャンピオンとしてメインを飾って、自分が勝って締めくくりたい。本気の小島聡を倒して、このベルトを防衛します」とベルトを掲げた。

ベルトを掲げる潮崎とそれを見つめる小島(撮影・勝部晃多)

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メインはノアGHCヘビー潮崎豪-小島聡 6・12サイバーファイトフェス全対戦カード発表

ベルトを掲げる潮崎とそれを見つめる小島(撮影・勝部晃多)

プロレスリング・ノアなどを運営するサイバーファイトは10日、都内で記者会見を開き、6月12日開催のCyberFight Festival 2022(さいたまスーパーアリーナ)の全対戦カード14試合を発表した。

サイバーファイトに属するDDTプロレスリング、ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体による合同興行で、セミファイナルは東京女子のプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合(王者中島翔子-挑戦者坂崎ユカ)、メインはノアのGHCヘビー級王者潮崎豪に新日本の小島聡が挑戦する。

この日発表されたカードは以下の通り。

◆DDT提供マッチ マッスル坂井、納谷幸男-高尾蒼馬、平田一喜

◆TJPW提供マッチ ハイパーミサヲ、愛野ユキ、らく、原宿ぽむ、猫はるな-角田奈穂、桐生真弥、宮本もか、遠藤有栖、鳥喰かや

◆DDT-ガンバレ☆プロレス対抗戦 坂口征夫、赤井沙希、岡谷英樹-大家健、まなせゆうな、渡瀬瑞基

◆第1試合 岡田欣也、藤村加偉-小嶋斗偉、高鹿佑也

◆第2試合 山下実優、伊藤麻希、長野じゅりあ-乃蒼ヒカリ、鈴芽、荒井優希

◆第3試合 飯野“セクシー”雄貴、男色“ダンディ”ディーノ、今成“ファンタスティック”夢人、彰人-高木三四郎、ケンドー・カシン、青木真也、堀田祐美子

◆第4試合 プリンセス・オブ・プリンセス選手権次期挑戦者決定4WAYマッチ 辰巳リカ-瑞希-上福ゆき-渡辺未詩

◆第5試合 杉浦貴、藤田和之、マサ北宮、稲葉大樹、谷口周平-マイケル・エルガン、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr、レネ・デュプリ、サイモン・ゴッチ、X

◆第6試合 HARASHIMA、吉村直巳、クリス・ブルックス、高梨将弘-上野勇希、勝俣瞬馬、MAO、朱崇花

◆第7試合 ロブ・ヴァン・ダム、小川良成、HAYATA-清宮海斗、原田大輔、YO-HEY

◆第8試合 遠藤哲哉、秋山準、樋口和貞-丸藤正道、小峠篤司、稲村愛輝

◆第9試合 拳王-佐々木大輔

◆第10試合 プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 中島翔子(王者)-坂崎ユカ(挑戦者)

◆第11試合 GHCヘビー級選手権試合 潮崎豪(王者)-小島聡(挑戦者)

チケットは5000円~5万円。動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で独占生配信される。

引き締まった表情の小島(撮影・勝部晃多)

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【ノア】王者鈴木秀樹&杉浦貴組が力でねじ伏せ初防衛「僕らの方がチームワークが良かった」

試合後に取材に応じる鈴木(撮影・勝部晃多)

<ノア:両国大会>◇30日◇東京・両国国技館

GHCタッグ王者の鈴木秀樹(42)が、パートナーの杉浦貴(51)とともに、チャレンジャーの拳王(37)、中嶋勝彦(34)の金剛タッグを力でねじ伏せ、初防衛に成功した。

序盤から、杉浦と拳王が激しい打ち合いを披露。交代した鈴木と中嶋も、エルボー、ローキックをめぐる一進一退の攻防を繰り広げた。

終盤は、体力の削りあいに発展。鈴木が、中嶋に必殺技のバーティカルスパイク(垂直落下式ブレーンバスター)を決められ、試合終了かと思われた。それでも、カウント2で意地のキックアウト。鈴木は、続くハイキックを読んでいた。隙をついてツームストンパイルドライバー(墓石式脳天くい打ち)を突き刺して形勢逆転。最後は、23分36秒。ダブルアームスープレックスでがっちりと固め、ピンフォール勝ちを収めた。

鈴木は1年3カ月ぶりのノアマットとなった3月13日の横浜大会で、杉浦とともにGHCタッグ王座を戴冠。前哨戦から好試合を繰り広げてきた。相方の杉浦からは「昔の鈴木より今の方が充実している」と評される。試合後は「僕らの方がチームワークが良かった」と胸を張った。

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【ノア】長期欠場の武藤敬司が復帰を宣言「俺の実力があれば、こなしていける」

大会終了後に復帰を宣言する武藤敬司(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:両国大会>◇30日◇東京・両国国技館

左股関節唇損傷により、今年2月から長期欠場していた前GHCタッグ王者の武藤敬司(59)が、5月21日の大田区大会(東京・大田区総合体育館)での復帰を宣言した。

この日、試合の解説を務めていた武藤は、大会終了後に記者会見を開いて発表。ケガの状態について問われると「完治というのはない。だいぶ休ませてもらって痛みは軽減した。あとは俺の実力があれば、こなしていけるのではないか」と、復帰を決めた理由を説明した。

この日の大会のメインイベントでは、潮崎豪がGHCヘビー級王者に返り咲いた。潮崎が試合後、ベルトを見せびらかしてきたことを明かし「潮崎のエールかな。でも、いきなり潮崎じゃない軽いところで(やりたい)」と笑顔で話した。

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【ノア】「史上最高のX」の正体は新日小島聡 ノアのTシャツで身を包み継続参戦を示唆

試合後にポーズを取る小島(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:両国大会>◇30日◇東京・両国国技館

試合前まで名前が公表されていなかった「史上最高のX」の正体は、新日本プロレスの小島聡(51)だった。

第9試合の開始前、小島の入場曲「RUSH!!」が響き渡ると、会場はこの日いちばんの盛り上がりを見せた。ノアのTシャツに身を包んだ小島が、堂々とリングイン。タッグを組むノアの天才、丸藤とポーズを決めると、再び大きな拍手に包まれた。

試合はノアの若手、稲村、岡田組と対戦した。15分01秒、小島が岡田にラリアットを突き刺して勝利を収めると、丸藤とがっちりと握手。団体の枠を超えたトップの共演だった。

大会前、丸藤と組む「X」とは誰のことなのか。ファンの間ではさまざまな議論を生んだ。バックステージに現れた小島は「どれだけハードルを上げてくれるんだ…。ハルク・ホーガンとかザ・ロックとかそんな人が来ないと納得しないよ、お客さんが…」と話すなど恐縮気味だった。

それでも「本当にすごくよかった。楽しかった」と振り返り、「まだ明言はできないけど、俺の入場シーンを見てもらえれば分かると思う。俺にはやり足りないことがある。だからこのリングを選んだ」と、継続参戦を示唆した。

メインイベントで潮崎豪がGHCヘビー級王者になったのを見届けると、リング上に再び登場。「次のチャレンジャーは俺だ!」と挑戦状をたたきつけた。新日本、全日本に続く、ヘビー級のトップベルト戴冠へ照準を定めた。

小島聡(2021年3月4日撮影)
越中詩郎の十八番ヒップ攻撃を越中詩郎に見舞う小島聡(2000年8月14日撮影)

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【ノア】船木誠勝3度目の防衛 サイモン・ゴッチの名前に師匠を想起「一瞬やばいなと」

ゴッチとリストを取り合う船木(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:両国大会>◇30日◇東京・両国国技館

GHCナショナル王者の船木誠勝(53)が3度目の防衛に成功した。

第7試合、ノア初参戦となる、WWEにも所属したサイモン・ゴッチ(39)の挑戦を受けた。その名前の通り、船木の師でもあるカール・ゴッチを想起させる、クラシカルなレスリングを得意する相手。「一瞬やばいなと思った」と、普段目にすることのない技の入り方に苦戦する場面もあった。それでも、スタンドでの打撃の応酬を制した船木。9分47秒、ツームストンパイルドライバー(墓石式脳天くい打ち)を突き刺すと、最後は、粘るゴッチをスリーパーホールドで締め上げ、タップアウトを奪った。

船木は22歳の時、藤原組で合計6カ月、カール・ゴッチに付ききりの猛特訓を受けた。大会前には「ゴッチという名前を聞くと、ピリッとなっちゃう。『苦しい』『きつい』『怖い』という言葉しか思い浮かばない。そんな自分の中のゴッチさんを、サイモンに伝えたい」と話していた。その言葉通り、自身を研究して臨んだ相手に対し、グラウンドでもスタンドでも試合をコントロール。王者の実力と貫禄を示した。

外国人との試合は2年ぶりだったという船木は、「体力が日本人と違うと実感しました」と汗を拭いながら振り返った。52歳になっても、プロレスへの探究心は尽きない。「外国人ファイターが来るならもっと違う相手とやりたい。パワーファイターとか、今までの自分のスタイル持った相手がいれば」。さらなる未知との遭遇を希望した。

船木誠勝(2015年1月12日撮影)
ヤングライオン出場選手 前列左から大矢剛功、片山明、松田納(後のエル・サムライ)、後列左から蝶野正洋、橋本真也、野上彰、船木誠勝(1987年2月12日撮影)
試合後に取材に応じる船木(撮影・勝部晃多)

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ノア王者藤田和之がコロナ感染、30日両国大会の防衛戦欠場 メインで潮崎豪と対戦予定も

藤田和之(2020年3月18日撮影)

プロレスリング・ノアは27日、30日開催の両国大会(東京・両国国技館)で2度目の防衛戦を行う予定だったGHCヘビー級王者の藤田和之(51)が、新型コロナウイルス感染のため、欠場すると発表した。

同大会のメインイベントで、潮崎豪と対戦予定だった。

藤田は今年2月の名古屋大会で中嶋勝彦を破り、同王座を初戴冠。3月の福岡大会では、田中将斗の挑戦を退けて初防衛に成功していた。

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人間宣言の王者藤田和之がハイボールで「野獣」に戻る 潮崎KOし、なぜか仲間の杉浦も蹴散らす

野獣の形相になる藤田(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

人間宣言のGHCヘビー級王者藤田和之(51)が、人間を捨て「野獣」に戻った。

両国大会(30日、東京・両国国技館)同級選手権試合の前哨戦となったメインイベントのタッグマッチで、GHCタッグ王者の杉浦と組み、次期挑戦者の潮崎豪(40)、田中組と対戦。試合終盤、潮崎に剛腕ラリアットを食らって場外に転落すると、その場面がやってきた。

セコンドのケンドー・カシンからハイボールを受け取ると、一気飲み。目の色が変わった。エネルギーをチャージしたかのように潮崎に襲い掛かると、ラリアット、バックドロップ、パワーボムで一瞬にして形勢逆転。最後は顔面を蹴り上げてノックダウンさせると、片膝で抑え込んで3カウントを奪った。

それでも藤田の猛攻は収まらず。リングに倒れこんでいる潮崎に構わずにストンピングの連打。潮崎を助け出そうとした田中、さらにはなぜか仲間の杉浦をも蹴散らしてしまった。

人間離れした圧倒的なパワーから「野獣」の異名を取ったが、GHC戴冠を機に「人間宣言」した。2月にフリーからノア正式加入を発表した際には「これからは野獣ではなく、人間、藤田和之として生きていきます。ご迷惑をおかけしました」と宣言していた。

この日は、抑え込んでいた鬱憤(うっぷん)が爆発したのか。ハイボールをスイッチに、我を忘れてしまった藤田。「コメントなんかねえよ! アイムノア! アイムチャンピオン!」と叫んで去っていく姿は、まさに野獣そのものだった。

潮崎(左)にぶつかる藤田(撮影・勝部晃多)

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【ノア】GHCタッグ王者・鈴木秀樹が前哨戦で中嶋勝彦と痛み分け 意地の張り合いも決定打出ず

中嶋(右)と拳王(左)にGHCタッグベルトを見せつける鈴木(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

GHCタッグ王者の鈴木秀樹(42)が、次期同級挑戦者の中嶋勝彦(34)と痛み分けた。

両国大会(30日)で行われる選手権試合の前哨戦となった、第5試合のシングルマッチで対戦。20年2月の後楽園大会で引き分けて以来の両者の戦いは、1歩も譲らないつばぜり合いになった。

鈴木が得意のグラウンドの攻防に誘い込んだが、中嶋に抜け出されてからは鋭い打撃に苦しむ展開に。中盤、技の掛け合いは、意地の張り合いに発展した。お互いに「来い来い」と挑発し合い、リング中央であぐらをかきながらエルボーの応酬。それでも、最後まで決定打が出ず、またも30分時間切れ引き分けに終わった。

試合後、鈴木はエプロンサイドの中嶋と、セコンドについた中嶋のタッグパートーナー、拳王にベルトを見せつけると、一触即発の雰囲気に。それでも、バックステージに引き揚げた鈴木は、開口一番「強いなと感じた」と、率直に相手のファイトをたたえた。

1年3カ月ぶりのノアマットとなった先月13日の横浜大会で、杉浦とともにGHCタッグ王座を戴冠。だが「タッグマッチが非常にへたくそなので…」と謙遜。「両国のタイトルマッチまでに完成させなければいけない。決められるようにしたいと思う」と、さらなる進化を誓った。

試合後の鈴木(撮影・勝部晃多)

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ノア船木誠勝2度目の防衛に成功「7年ぶりですかね」鈴木秀樹を絞め上げてタップアウト奪取

鈴木秀(左)とグラウンドの攻防を展開する船木(提供・プロレスリング・ノア)

<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇24日◇東京・後楽園ホール

第8代ナショナル王者の船木誠勝(53)が、メインイベントで鈴木秀樹(42)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。

今月13日の横浜大会で1年3カ月ぶりにノアに参戦し、GHCタッグ王座トーナメントを制して同王座を即日戴冠した鈴木と、15年のゼロワン後楽園大会以来約7年ぶりに激突した。ロープを使った派手なプロレスではなく、リストの取り合いや首相撲、グラウンドの攻防など、玄人好みのレスリングに発展。一挙手一投足に観客が固唾(かたず)をのんで見守り、会場は異様な雰囲気に包まれた。

試合が決したのは一瞬だった。先にアキレス腱(けん)固めを仕掛けた鈴木に対し、同じ動きで応答した船木はそのまま一気に絞め上げてタップアウトを奪取。8分14秒の決着だった。

観客に一礼した王者は「7年ぶりですかね。鈴木選手にやりました。今回は完封したような気がするんですけど、どうでしょうか?」と晴れ晴れした表情を浮かべた。昨年4月にコーチとしてWWEと契約し、ハチマンのリングネームでNXTのヒールユニット「ダイヤモンドマイン」の一員としても活動していた鈴木を相手に一本勝ち。「戻ってきた人間には負けられないな、と。日本のプロレスを代表してやりました」と力を込めた。

今年1月に拳王を破って戴冠した赤いベルト。簡単には譲らない。「前回はすごく緊張しましたが、だいぶ慣れてきた。いい感じで続いていきたい」。バックステージでは「皆さんいい感じにしてくれていてとてもやりやすい」とセコンドについた金剛のメンバーに感謝。レジェンドが新たな長期政権を築いていく。

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鈴木秀樹が1年3カ月ぶりノアでGHCタッグ初戴冠、次は船木誠勝のナショナル王座に照準

1年3カ月ぶりにノアに出場した鈴木(撮影・勝部晃多)

<ノア:横浜大会>◇13日◇神奈川・横浜武道館

鈴木秀樹(42)が、1年3カ月ぶりのノアマットでGHCタッグ王座を初戴冠した。

杉浦軍の一員として、GHCタッグ王座決定トーナメントにボスの杉浦貴と組んで登場。1回戦では船木誠勝、拳王の強敵金剛コンビにも、物おじしなかった。船木を強烈なエルボーの連打でグロッギー状態にすると、とどめのダブルアームスープレックスホールドでがっちりと固め、3カウントを奪った。

続くタイトル決定戦では、清宮海斗、稲葉大樹組と対戦。ダブルヘッダーの疲れを感じさせない俊敏な動きを見せ、杉浦をしっかりとアシストした。

ノアや大日本プロレスなどで活躍していた鈴木は、21年4月からコーチとしてWWEと契約。ハチマンのリングネームでNXTのヒールユニット「ダイヤモンドマイン」の一員としても活動していたが、今年1月に解雇されていた。

1年3カ月ぶりのノアマットで、GHCタッグ王座という最高のプレゼントを手にし「正直、モチベーションも低下していた時もあったが、期間が開いたからこそプロレスっていいなって思えた」と充実感をにじませた。

今後も貪欲にタイトルを狙う。「今日は1回戦で勝って、分かりやすくアピールできた。『受けろ』と言っておいてください」。照準は船木の持つナショナル王者に合わせた。新王者が決意を新たに、突き進んでいく。

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「人間宣言」の藤田和之が変わらず「野獣ファイト」披露 試合後には「人間」強調し深々おじぎ

田中将斗(左)に勝利し、深々と頭を下げる藤田和之(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇13日◇神奈川・横浜武道館

51歳のGHCヘビー級王者、「人間」藤田和之が、ノア正式所属となった初戦の前哨戦で暴れまわった。

第9試合で桜庭和志、ケンドー・カシンと組み、田中将斗、マサ北宮、稲村愛輝組と6人タッグマッチで対戦。今月21日の選手権試合(福岡国際センター)で挑戦を受ける田中と、会場がどよめく真っ向勝負を演じた。

中盤、観客が目を覆いたくなるような激しいエルボー合戦に発展。田中の必殺技スライディングDをのど輪で受け止めると、掟破りの逆スライディングDでお返しした。最後は115キロの体重を誇る稲村を軽々と持ち上げ、パワーボムをさく裂。余裕の表情で3カウントを奪うと、「おりゃー!」と絶叫した。

人間離れした圧倒的なパワーから「野獣」の異名を取ったが、GHC戴冠を機に「人間宣言」した。先月23日の名古屋大会で中嶋勝彦を撃破し、第37代王者を戴冠。翌24日にフリーからノア正式加入を発表した際には「これからは野獣ではなく、人間、藤田和之として生きていきます。ご迷惑をおかけしました」と宣言していた。

この日のバックステージでも「本日はお集まり頂きありがとうございます」と深々とお辞儀。カシンに勝利のビールを進められても「もうそういうことはいたしかねますので」と丁重にお断りするなど、「人間」を強調した。だが、「野獣ファイト」は相変わらず。にこやかな笑みが、かえって狂気を増しているように見えたが果たして。

試合後の会見で報道陣に丁寧な対応をみせる藤田和之(撮影・勝部晃多)

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丸藤正道「M’s alliance」電撃休止発表「僕は5人で『嵐』だと思っているので」

技をかわされる丸藤(右)(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇13日◇神奈川・横浜武道館

丸藤正道(42)が、ユニット「M’s alliance」の電撃休止を発表した。

GHCタッグ王座決定トーナメント1stラウンドで望月成晃(52)と組み、清宮海斗(25)稲葉大樹(34)組と対戦。新コスチュームで登場するなどタッグ王者にかける思いを見せたが、一瞬のスキが命取りとなった。稲葉にとどめの不知火を狙ったところを丸め込まれ、ピンフォールでまさかの逆転負け。敗戦後も納得がいかず、審判に詰め寄る場面もあった。

無念の表情でバックステージに現れた丸藤は、「ごめん。ずっと考えていたことがあって…」と切り出すと「このユニットは活動休止します」と、「M’s alliance」の電撃休止を表明した。「武藤さんが長期欠場し、船木さんが抜けた。僕は5人で『嵐』だと思っているので1人でも欠けてしまったらグループ活動はできない」と理由を説明。「楽しい思い出ばっかりだけど、そうすればいろいろなマッチメークができる」と新たな可能性を示した。あくまでも「活動休止」とし、「これからも組んでいきたい」と話した。

相方の望月は困惑気味だったが、「総帥(丸藤)とは試合したことないから。もしかしたらそんなこともあるかもしれない」と対戦を期待。最後は、2人でチームのリストバンドを外して退場した。

「M’s alliance」は20年6月に武藤、丸藤、望月の3人で結成。その後、宮本、船木、田中が加入も、今年1月に船木が脱退。武藤も左股関節のケガで長期離脱となっていた。

敗戦に納得がいかず、審判に詰め寄る丸藤(撮影・勝部晃多)

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「皇帝戦士」ビッグバン・ベイダーさんがWWE殿堂入り 日米で活躍、猪木にフォール勝ちも

WWE殿堂入りが決まったビッグバン・ベイダーさん(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

新日本プロレス、全日本プロレスでも活躍した「皇帝戦士」ビッグバン・ベイダーさんが22年WWE殿堂入りすることが7日(日本時間8日)、発表された。

22年の殿堂者としては「地獄の墓掘人」ジ・アンダーテイカーに続き、2人目となる。

元アメフト選手のベイダーさんは85年にプロレスラーとしてデビュー。87年に新日本で来日し、たけしプロレス軍団の刺客としてアントニオ猪木-長州力のIWGPヘビー級王座戦に割り込み、猪木にフォール勝ちしたが、観衆の不満が爆発。暴動の事態に発展した。

その後、日本で常連外国人レスラーとなり、新日本でIWGPヘビー級王座、IWGPタッグ王座、全日本では3冠ヘビー級王座、世界タッグ王座を獲得。ノアにも参戦し、GHCタッグ王座も獲得した。

米マットでは92年にWCWヘビー級王座も獲得。96年にはWWF(現WWE)デビュー戦としてロイヤルランブル大会に登場。ショーン・マイケルズらとしのぎを削ると97年のロイヤルランブル大会ではジ・アンダー・テイカーから勝利を収めた。

晩年は日本で「ベイダー・タイム」興行を開催。息子ジェシー・ホワイトの日本デビュー戦、藤波辰爾との18年ぶり対戦も実現していたものの、18年6月、肺炎のために63歳で死去していた。

なお22年のWWE殿堂入り式典は4月1日、米テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われる。

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「ミスターIWGP」と呼ばれた永田裕志「自分は1つの駒だった」団体支えた自負と誇り

グレート・O・カーンを攻める永田(右)(2022年3月1日撮影)

<新日本プロレス50周年の証言(3)>

新日本プロレスは3月6日に旗揚げ50周年を迎える。最年長の永田裕志(53)の姿は、記念ポスターにはない。02年、30周年イヤーの顔としてIWGPヘビー級王座10回の連続防衛を果たし「ミスターIWGP」と呼ばれた男だ。

全盛期は20年前。格闘技の登場で、団体に強烈な向かい風が吹きつけた時代だった。「プロレス最強で新日本プロレスが売り出してしまった以上、どうしても向こう(格闘技)の土俵にも上がらないといけなかった」。01年大みそかの猪木祭に出場も、格闘技ルールに対応できず、ミルコ・クロコップに21秒でKOされた。新日本の「プロレスラー最強神話」は音を立てて崩れた。

02年には武藤敬司、小島聡らが全日本へ電撃移籍し、長州力も退団した。6万人以上を集客してきた東京ドーム大会も、03年には5万人を割った。永田自身は同年の契約更改の席上、草間社長から「新世代の踏み台になってくれ」と要請され、激怒した。そんな逆境の支えは「使命感」だけ。「諸先輩方から見たら僕なんて至らなかったことでしょう。でも会社を背負うという自覚があった。自分があの立場に立つのは嫌だったけど、プロレスの発展のために誰かが犠牲にならなければいけなかった」。団体を支えた自負がある。

現在、プロレス界は低迷期を抜け出し、人気は回復。新日本プロレスはトップを走り、他団体からは多くの選手が集まる。棚橋、オカダと、スター選手も育った。「素晴らしいとしか言いようがない。彼らがやりたいことをやればいい」。自身の連続防衛回数を打ち破っていった2人に、さらなる発展をみる。「結局自分がやってきたことは土台作りという地味な仕事だった。1つの駒であったんだなと思っています」。その男の顔は、どこか誇らしげでもあった。【勝部晃多】

◆永田裕志 1968年(昭43)4月22日生まれ。千葉県東金市出身。92年3月に新日本プロレスに入門し、同年9月にデビュー。02年4月、第31代IWGPヘビー級王座に輝くと、当時歴代最多連続防衛記録となる10回を達成(現在はオカダの12回)。03年11月には、棚橋とのタッグでプロレスリング・ノアの第7代GHCタッグ王者となるなど、他団体でも活躍。団体最年長選手となった現在も、果敢にベルトに挑戦している。183センチ、108キロ。血液型AB。

グレート・O・カーンの攻めに耐える小島(手前)。後方は永田(撮影・丹羽敏通)

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51歳“野獣”藤田和之がGHCヘビー級王座戴冠 約2年ぶり選手権参戦でノアトップの座

GHCヘビー級王座を初戴冠し勝ち誇る藤田(提供 プロレスリング・ノア)

<ノア:名古屋大会>◇23日◇愛知・名古屋国際会議場イベントホール◇観衆643人

51歳の野獣、藤田和之がGHCヘビー級の新王者に輝いた。

5度目の防衛を目指した中嶋勝彦(33)を21分11秒、パワーボムで撃沈。20年3月に潮崎豪の持つ同ベルトに挑戦して以来、約2年ぶりとなった選手権試合で、ノアのトップの座を掌中に収めた。

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ノアがGHCタッグ新王者決定トーナメント開催 長期欠場の武藤敬司が返上し空位

武藤敬司(2022年1月8日撮影)

プロレスリング・ノアは21日、3月13日の横浜武道館大会で、GHCタッグ王者決定トーナメントを開催すると発表した。

丸藤、望月組が清宮、稲葉組と、拳王、船木組が杉浦、X組とそれぞれ対戦し、勝利したチームで決定戦を行う。

同タイトルは、武藤敬司の長期欠場に伴う王座返上で空位となっていた。

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