上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

小国以載-和気慎吾戦は中止に 小国が練習中に負傷

小国以載(2019年5月7日)

4月28日、東京・後楽園ホールで開催予定だったボクシングの元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(32=角海老宝石)-元東洋太平洋同級王者和気慎吾(33=FLARE山上)戦の中止が決定した。

角海老宝石ジムが16日夜、公式SNSなどで発表したもので、小国が練習中に負傷したことで中止になったという。同カードは8年ぶりの再戦として注目されていた。今後は代替カードを組み、興行自体は開催する方針だという。

関連するニュースを読む

尾川堅一-ラヒモフ IBFが王座決定戦指令

尾川堅一(2019年2月2日)

国際ボクシング連盟(IBF)は15日(日本時間16日)、スーパーフェザー級ランキング3位尾川堅一(33=帝拳)と同級1位シャフカッツ・ラヒモフ(26=ロシア)による同級王座決定戦の指令を出した。両陣営による入札の期限は30日後の3月17日に設定され、交渉が開始される。

14日(日本時間15日)に米カリフォルニアで開催されたIBF世界同級タイトルマッチで、王者だったジョセフ・ディアス(28=米国)が3・6ポンド(約1・6キロ)体重超過によって王座を剥奪。世界戦は決行されたものの、挑戦者ラヒモフと引き分け、王座は空位のままになっていた。

この結果を受け、IBFはラヒモフの王座挑戦資格を維持。2位は空位のため、3位に入っている尾川がラヒモフとの王座決定戦の指令を受けた。

関連するニュースを読む

井上尚弥3年連続2冠「自分も納得」日刊バトル大賞

井上尚弥(2021年1月21日撮影)

読者が選ぶ第25回日刊バトル大賞(対象は20年1月1日~12月31日)の20年ボクシング部門は、3階級制覇王者でWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が3年連続4度目の最優秀選手に輝いた。ニッカンスポーツコムで実施した投票では、実に80%という得票を獲得し、圧倒的な支持を得た。また年間最高試合(10月31日、ジェーソン・モロニー戦)も受賞し、3年連続での2冠となった。

コロナ禍で昨年4月に予定されていたWBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦は延期になったものの、同10月には待望の「聖地」米ラスベガス進出を果たし、ジェーソン・モロニー(オーストラリア)を7回KO撃破。2団体の王座防衛(WBA4度目、IBF2度目)に成功し「本当にラスベガスという舞台でのメインが評価され、自分も納得する内容での勝ち方でした」と20年の1試合を振り返った。

井上が今年に掲げる大きな目標は、20年に成し遂げられなかった3団体統一戦にほかならない。「もう1つベルトを増やしていきたいな」と日本初の3団体統一王者への目標を掲げている。【藤中栄二】

関連するニュースを読む

井上尚弥パフォーマンス発揮へ「チーム井上」不可欠

井上尚弥(2021年1月21日撮影)

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が自身のパフォーマンス理論を明かした。自らのサポート企業となる人材紹介サービス「ワークポート」の特設サイトでの「後悔しない人生を生きる方法」の3回目インタビューが15日、動画などで更新。第3章の「最大限のパフォーマンスを発揮する方法」について語っている。

試合本番で最大限の実力を出すために必須なのは「チーム井上」の存在だという。「試合で120%の力を発揮するためには、チームの存在が不可欠。自分ひとりではあれだけのパワーは決して出せません」と強調する。個人競技でありながらも陣営、セコンド陣らに深く感謝している。特にチーム井上で、チーフトレーナーとなる父真吾氏(49)の言葉も大きな支えや後押しになるとし「試合前のインタビューで(父らに)自信を持って答えてもらうためにも、まず自分自身が父をはじめ、チームメンバーに最高の状態を見せないといけないと思っています」と強い責任感と自覚をにじませた。

現時点での自己評価も数字で現した。目指す「ボクサー像」があるとしたら、100点満点中、60点と自己分析。「練習でいつもできているパフォーマンスが試合でも出せたら、文句なしの100点になりますが、特に20年のラスベガスの試合は、1年ぶりに出場したので調整も大変でしたし、普段のトレーニングの半分ぐらいの実力しか出せませんでした。引退するまでには、あと40点上げてパーフェクトを目指したいです」とも語った。

また地道な努力が、将来的に最高のパフォーマンスを発揮できるとの持論も明かした。井上は「僕の場合は、1日1日、自分が納得できるだけのことをやること。そしてその日1日を振り返ることです。その毎日の積み重ねが悔いなく生きるためには大切だと思いますし、将来の自分を作ると思っています」とキッパリ。その上で「僕自身は瞬間、瞬間に全力を注いで、その日1日1日を濃く過ごす方が、365日たった『1年後の自分』がガラッと変わってくると思うのです」と言い切る。モンスター流の後悔しない人生の生き方を存分に公開している。

関連するニュースを読む

中谷正義に今夏ロマチェンコとの対戦プランが浮上

中谷正義(18年7月撮影)

ボクシング元東洋太平洋ライト級王者中谷正義(31=帝拳)に今夏、再起を目指す元3団体統一同級王者ワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)との対戦プランが浮上した。

11日(日本時間12日)に米専門メディア「ボクシングシーン」が報じたもので、米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEOが「我々はロマチェンコと話をした。

初夏に(再起戦の)照準を合わせている。米国では、おそらく中谷正義とのビッグファイトができると思う。中谷は(ロマチェンコを下したテオフィモ・)ロペスに善戦し、本当に良いハードなパンチャーだ」と明かした。

中谷は昨年12月、米ラスベガスのMGMグランドで世界ランカーのフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に2度ダウンを許しながらも、逆転で9回に2度ダウンを奪い返してTKO勝ち。ライト級世界トップ戦線に名乗りを上げ、現在はWBO5位、WBC7位、IBF10位と世界ランク入りしている。

一方、世界最速の3階級制覇王者でもあるロマチェンコは昨年10月、ロペスに判定負けを喫し、王座陥落していた。「ハイテク」と呼ばれるロマチェンコ-中谷戦が実現すれば、世界的にも注目される1戦になりそうだ。

関連するニュースを読む

井上尚弥が比嘉に連打浴びせた/LEGEND詳細

<LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)らがエキシビション戦に参戦する。スパーリング形式の3分3回で開催。

出場予定だった東京五輪ライト級日本代表の成松大介(31=自衛隊体育学校)が発熱で欠場することが11日、主催者から発表された。PCR検査を受ける前に発熱したため、自宅で静養しているという。成松の代役としてアマチュアから秋山佑汰(26)が出場し、IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)と対戦した。

【第1試合】

木村翔   
  
 武居由樹

1回

元WBO世界フライ級王者の木村とK-1のスーパーバンタム級王者の武居は、ヘッドギアをつけずにグローブを交えた。開始から距離をとってお互い様子を見ていたが、サウスポーの武居が左アッパーで先制攻撃。その後も武居が左アッパーを軸に連打を畳みかける。木村も1分半すぎに右フックで反撃。残り30秒すぎから武居がコンビネーションで左フックを当てた。

日刊採点10-9(武居)

2回

開始から木村が前進して右パンチを繰り出すが空転。武居が冷静に左パンチをヒット。その後も木村が前進して連打を出すが、武居になかなか当たらない。残り40秒、ようやく木村の右ストレートがヒットするが、ダメージを与えるまでには至らず。ほぼイーブンも、この回は前に出て、手数が多かった木村ややリードか。

日刊採点10-9(木村)

3回、積極的に木村(手前)にパンチを浴びせる武居(撮影・浅見桂子)

3回

開始から木村が前に出てプレッシャーをかけるが、武居は冷静にパンチを見切って、右ジャブ、左のショート、アッパーと的中させる。中盤も武居は打ち合いを避け、距離を取ってジャブやアッパーをヒットさせる。終盤に木村は右ボディーブローを何度かヒットさせたが、武居のペースを崩し切れず。

日刊採点10-9(武居)

3回を終えて、笑顔で手を上げる武居(左)と木村翔(撮影・浅見桂子)

【第2試合】

京口紘人   
  
 八重樫東

1回

現役の世界2階級制覇王者の京口、引退している元3階級制覇王者の八重樫のスパーリングは、両者ヘッドギアを着用してグローブを交えた。開始から京口が前進して左から右アッパーをヒット。八重樫は高いガードからボディーブローを繰り出す。1分半すぎに京口の左右ボディー連打がヒット。八重樫も打ち返すが、京口はしっかりとガード。

日刊採点10-9(京口)

2回

現役の世界2階級制覇王者の京口、引退している元3階級制覇王者の八重樫のスパーリングは、両者ヘッドギアを着用してグローブを交えた。開始から京口が前進して左から右アッパーをヒット。八重樫は高いガードからボディーブローを繰り出す。1分半すぎに京口の左右ボディー連打がヒット。八重樫も打ち返すが、京口はしっかりとガード。

日刊採点10-9(京口)

3回

開始から連打の応酬も、京口のボディーブローが有効にヒットする。八重樫も下がらずに応戦し左右アッパーをヒット。1分すぎから京口の強烈な左ボディーブローがヒットするが、八重樫も前に出て応戦。残り1分から両者と近距離で打ち合い。終盤に京口の強烈な右ストレートがヒットした。

日刊採点10-9(京口)

3回、八重樫(手前)と気迫の打ち合いをする京口(撮影・浅見桂子)

3回を終えて手を上げる八重樫(左)と京口(撮影・浅見桂子)

【第3試合】

森脇唯人   
  
 井上岳志

1回

全日本選手権3連覇中の東京五輪ミドル級日本代表の森脇と、プロで世界挑戦の経験もあるWBOアジアパシフィック・スーパーウエルター級王者の井上のアマチュアとプロのスパーリングは、ヘッドギアなしでグローブを交えた。

開始から長身でリーチに勝る森脇の速い左ジャブがヒット。井上はガードを固めて前に出るが、パンチを当てることができない。1分半すぎに森脇の強烈な左ストレートをカウンターで浴びた井上が、左まゆをカット。スパーリングが再開されると、井上は強引に前に出るが、出血が激しくなった。

日刊採点10-9(森脇)

2回

開始から森脇が遠い距離からの速いジャブでペースを握る。井上は相手の左が邪魔でなかなか前に出ることができなかったが、1分すぎに右フックをヒットさせると、一瞬、森脇の動きが止まった。中盤以降は井上がぐいぐい前に出て、体をつけて重いパンチを連打して、乱打戦に持ち込む。

日刊採点10-9(井上)

3回

井上が高いガードでじわじわと前進。森脇が長い左ジャブで距離を取る。1分すぎに井上が相手の胸に頭をつけて右アッパーをヒット。ロープにつけて右フックを浴びせる。残り30秒を切ると、井上が接近戦に持ち込んでパンチをヒットさせた。

日刊採点10-9(井上)

3回、井上(手前)と気迫の打ち合いをする森脇(撮影・浅見桂子)

3回を終えて健闘を称えて手を上げる森脇(左)と井上(撮影・浅見桂子)

【第4試合】

秋山佑汰   
  
 平岡アンディ

1回

出場を予定していた東京五輪ライト級日本代表の成松が発熱で欠場したため、国体優勝3回などアマ5冠を誇る秋山が代役出場した。

IBF世界スーパーライト級12位の平岡とのアマチュアとプロのスパーリングは、アマの秋山がヘッドギアを着用、プロの平岡はヘッドギアなしでグローブを交えた。サウスポー同士で開始からお互い右ジャブを出して距離をはかる展開が続いた。中盤から秋山がジャブを出して前進するが、平岡にヒットすることができない。2分すぎに平岡のオーバーハンドレフトがヒットし、終盤にはロープにつめて連打。お互い決定打はなかったが、やや平岡が優位か。

日刊採点10-9(平岡)

1回、秋山(左)に気迫の表情で打ち込む平岡(撮影・浅見桂子)

2回

ジャブの付き合いでスタート。その後、秋山が前進してパンチを繰り出すが、動きの速い平岡をとらえることができない。1分半すぎから平岡は足を使ってアウトボクシング。2分40秒、平岡の左右フックが秋山の頭をヒットするが、両者ともなかなかかみ合わず。

日刊採点10-9(平岡)

3回

前半は平岡がフットワークを使ってアウトボクシング。50秒すぎに平岡が秋山をコーナーにつめて連打をまとめる。1分すぎから秋山のボディーブローが当たりはじめる。2分すぎに平岡が連打から左ストレートをヒット。秋山もアッパーで応戦するが、最後は平岡の右アッパーが決まったところでゴング。

日刊採点10-9(平岡)

1回、レフェリーを務める渡嘉敷氏(手前下)が倒れ、思わず苦笑する平岡(左)と秋山(撮影・浅見桂子)

【第5試合】

岡沢セオン   
  
 佐々木尽

1回

東京五輪ウエルター級日本代表のアマチュアの岡沢と、プロの日本スーパーライト級ユース王者で10戦全勝(9KO)の19歳の強打者佐々木のスパーリングは、ヘッドギアなしでグローブを交えた。サウスポーの岡沢が開始からワンツーをヒット。1分すぎにも岡沢が長距離からワンツーを決める。佐々木も打ち返すが、速い岡沢をとらえることができない。その後も佐々木が前に出ようとするが、岡沢は速い左で中に入れなかった。

2回

始から佐々木が前へ突進。岡沢は足を使って距離を取る。1分20秒すぎに岡沢のワンツーがヒットするが、佐々木は効いていないとアピール。2分すぎには岡沢が佐々木をコーナーにつめて連打。佐々木はパンチを繰り出すが速い岡沢に当てることができない。ラウンドを通じて岡沢が支配した。

日刊採点10-9(岡沢)

3回

開始からトリッキーな動きで佐々木が打ち合いを誘うが、岡沢は距離を取ってペースを崩そうとはしなかった。1分すぎに佐々木の挑発に、岡沢は両手を腰の後ろにもっていき、ノーガードで戦う余裕を見せる。しかし、残り1分から展開が一変する。突然、両者足を止めて打ち合い。岡沢が左ストレートから右フックを決めると、佐々木も右ストレートをヒットさせて応戦。終了ゴングまで手を緩めずに打ち合った。

日刊採点10-9(岡沢)

3回、佐々木(右)を笑顔で挑発する岡沢(撮影・浅見桂子)

3回、佐々木(手前)と笑顔で打ち合う岡沢(撮影・浅見桂子)

【第6試合】

内山高志   
  
 坂晃典

1回

一時代を築いた元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王座を11度防衛の内山と、現役の日本スーパーフェザー級王者で日本王座2階級を制した坂のスパーリングは、現役の坂がヘッドギアを着用、内山はヘッドギアなしでグローブを交えた。開始1分は両者警戒して手数が少なかった。1分20秒すぎに内山の左ジャブからワンツーが坂の顔面をとらえた。2分すぎにも右フックから左ボディーブローがヒット。坂は前に出るが、内山がたくみにサイドに回る。残り30秒すぎに内山の左ボディーブローが再びヒットした。

日刊採点10-9(内山)

2回

開始から坂が左ジャブをついてじりじりと前に出る。30秒すぎに内山の右ストレートが坂のボディーにさく裂。1分半すぎに坂が内山をロープにつめて右フックをヒット。1分50秒、内山の右ストレートが、2分には内山の左ボディーブローがまともに坂に決まる。終了20秒前から坂が連打でラッシュもダメージは与えられず。

日刊採点10-9(内山)

3回

坂がヘッドギアを外して登場。左ジャブをついて内山をロープにつめて連打。内山は体力を消耗したのか手数が減る。2分すぎに内山の右ストレートが坂の顔面にヒット。左ボディーブローも決めたが、坂もジャブから右ストレートで応戦した。坂が手数でやや上回ったか。

日刊採点10-9(坂)

3回、内山(右)と坂は気迫のこもったと打ち合いを披露(撮影・浅見桂子)

3回、内山(手前)と打ち合う坂(撮影・浅見桂子)

3回、内山(手前)がよろめき、笑みを浮かべる坂(撮影・浅見桂子)

【第7試合】

井上尚弥   
  
 比嘉大吾

1回

世界3階級制覇王者で現役最強と言われる井上と、元WBC世界フライ級王者で2階級制覇を目指す比嘉のスパーリングは、ヘッドギアを着用してグローブを交えた。50秒すぎに井上の右ストレートがヒット。その後は鋭いジャブで井上がペースを掌握。1分半すぎに比嘉が井上をロープにつめて連打をたたきこんだところに、井上が右アッパーから左ボディーを決める。その後も井上が比嘉をロープに誘い、カウンターを狙う。「ガチでやりたい」という井上の試合前の宣言通り、スパーリングとは思えない迫力のある攻防が繰り広げられた。

日刊採点10-9(井上)

2回

開始から速く鋭い左ジャブで井上がペースを握る。比嘉は前へ出てパンチを繰り出すが井上はしっかりとガード。1分すぎから井上はノーガードで打ち合う余裕も。1分半すぎから左ボディーブローから右ストレートで比嘉をのけぞらせる。2分すぎには右ストレートで比嘉を何度ものけぞされる。比嘉は必死に前に出て手を出すも、井上のカウンターの連打を浴びる。

日刊採点10-9(井上)

3回

両者ヘッドギアをはずして登場。30秒すぎに井上が連打から左ボディーブローを決める。1分すぎに比嘉の右フックもヒット。1分半すぎに比嘉がロープにつめてラッシュするも、井上はクルクルとパンチを外してみせる。1分すぎにロープに詰めて比嘉が右ストレートを決めるが、井上が右アッパー3連発で比嘉のあごをはね上げる。井上はロープに下がって、比嘉にパンチを出させる余裕を見せた。

日刊採点10-9(井上)

3回、ヘッドギアを取って気迫の打ち合いをする井上(左)と比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取っての打ち合いを終え、笑顔で健闘を称え合う井上(右)と比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取っての戦いで比嘉(左)にパンチを放つ井上(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取って気迫の表情で井上(手前)に打ち込む比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、佐々木(手前)と笑顔で打ち合う岡沢(撮影・浅見桂子)

関連するニュースを読む

井上尚弥「しっかりガチで」比嘉大吾の顔赤く染まる

3回、比嘉(左)と打ちあう井上(撮影・野上伸悟)

<LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館

WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がスパーリングで魅了した。メインイベントで現WBOアジア・パシフィック同級王者で元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(25=Ambition)と拳を交え、最終3回にはヘッドギアを外して接近戦の打ち合いも披露。鋭い右ストレートや連打で技術、スピードで格の違いをみせ、約2500人が集まった観客をわかせた。

  ◇   ◇   ◇

予告していた通りの「ガチ対決」だった。最終3回。井上が装着したヘッドギアを外すと大きな拍手が響いた。緊張感が漂う空気の中、左フック、強烈なワンツーで比嘉を後退させた。ロープを背にしても余裕の表情、相手パンチを見極め、左右のアッパーを連打し、あごに右フックを打ち抜いた。「しっかりガチで。真剣度は100%でした。足を運んでくださる方のイベントなので責任もあるし、満足して帰ってほしかった」。スパーリング途中から比嘉の顔は赤く染まった。

スーパーフライ級時代の17年に比嘉とスパーリングした経験がある。自ら指名し、約4年ぶりのスパーリング対決となったものの「あの時と印象は変わらない。正直、このスパーにメリットはないし、レベルの差をみせないといけない。互角なら自分の評価は保てないと。良い緊張感がありました」と振り返る。構えを左右スイッチし、1、2回は距離を保ちながらワンツーや左ボディーをねじ込むなど自身の技術を駆使する余裕もあった。

昨年10月、米ラスベガスでモロニー(オーストラリア)に7回KO勝ちした井上は、次戦でIBF世界同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との指名試合が濃厚となっている。ダスマリナスが左構えのため「サウスポーに(練習相手を)切り替えていく」とキッパリ。着実に準備を進める姿勢を示した。【藤中栄二】

チャリティーボクシングイベント「LEGEND」 3回、比嘉(左)のパンチを浴びる井上尚(撮影・野上伸悟)
試合を終え井上(背中)と抱きあう比嘉(撮影・野上伸悟)
3回を終えて、健闘を称え手を上げる井上(右)と比嘉(撮影・浅見桂子)

関連するニュースを読む

成松大介が発熱で当日欠場、代役に秋山 レジェンド

成松大介(18年8月撮影)

<LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がエキシビション戦に臨む11日午後4時開始のチャリティーイベント「LEGEND」に出場予定だった東京五輪ライト級日本代表の成松大介(31=自衛隊体育学校)が発熱で欠場することが11日、主催者から発表された。PCR検査を受ける前に発熱したため、自宅で静養しているという。成松の代役としてアマチュアから秋山佑汰(26=自衛隊体育学校)が出場し、IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)と対戦する。

秋山はインターハイ優勝、国体優勝3回などアマ5冠ボクサー。15年台北カップでは60キロ級金メダルを獲得している。

関連するニュースを読む

比嘉大吾、井上尚弥の呼び掛け呼応「フルスイング」

井上尚弥(左)と比嘉大吾

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がエキシビション戦に臨むチャリティーイベント「LEGEND」は、11日午後4時から東京・代々木第1体育館で開催される。井上は元WBC世界フライ級王者で現WBOアジア・パシフィックバンタム級王者の比嘉大吾(25=Ambition)とのスパーリング形式3分3回に臨む。全7試合が組まれ、同カードはメインとなる。

井上が「ガチ対決」を宣言したのに対し、比嘉も呼応。10日夜にライブ配信された大会前日トークショーに出演。「(パンチを)振り回していきますよ。ガチでないとこっちがやられると思う」「バンタム級にいたら、いずれやらなくてはいけない相手」。スパーリングとはいえ、井上から「生ぬるい試合はしたくない」との言葉を受け取り、真っ向勝負を約束した。

比嘉のウエートは61キロ前後だという。通常の世界戦ならば、減量の苦しみも味わうことないコンディションとなる。さらに12回ではなく、3回というラウンド数という短期勝負。試合とはひと味違う、迫力あるスパーリングにもなりそうだ。数年前に1度、井上とのスパーリング経験があるという比嘉は「だいぶ前にやりましたが、その時からスピードがあった。俺もフルスイングしかない。目をつぶってフルスイングでいくしかない」とパワフルなファイトをイメージした。

また、イベントはド派手な演出も用意されているようだ。比嘉とともに前日イベントに出演した元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)が明かす。「会場を見に行きましたが、めちゃめちゃすごくて。世界戦以上の会場でテンションが上がってしまった。自分でああいう舞台で戦ったことがない、日本で。火とかバーバーと出たりして」と気持ちを高揚させていた。木村は、昨年12月にK-1スーパーバンタム級王座を返上し、3月にボクシングデビューを控える武居由樹(24=大橋)と第1試合で対戦する。

★LEGEND試合順

◇第1試合=元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)-元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24=大橋)

◇第2試合=WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)-元世界3階級制覇王者八重樫東氏(38)

◇第3試合=東京五輪ミドル級日本代表森脇唯人(24=自衛隊体育学校)-WBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者井上岳志(31=ワールドスポーツ)

◇第4試合=東京五輪ライト級日本代表成松大介(31=自衛隊体育学校)-IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)

◇第5試合=東京五輪ウエルター級日本代表岡沢セオン(25=鹿児島体協)-日本スーパーライト級ユース王者佐々木尽(19=八王子中屋)

◇第6試合=元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏(41)-日本同級王者坂晃典(28=仲里)

◇第7試合=WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)-WBOアジア・パシフィック同級王者比嘉大吾(25=Ambition)

関連するニュースを読む

井上尚弥「ガチ対決」約束、11日16時レジェンド

井上尚弥(左)と比嘉大吾

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がエキシビション(3分3回)に臨むチャリティーイベント、11日のLEGEND(東京・代々木第1体育館)に向け「ガチ対決」を約束した。

元WBC世界フライ級王者で現WBOアジア・パシフィック同級王者の比嘉大吾(25=Ambition)とのスパーリング形式3分3回に臨む井上は10日、自らのSNSを更新。

「手を抜いた公開スパーリングなんて誰が見たい?お金を払って来てくれるのだからそれなりのものを見せないとね。。みんな集まってくれよな!笑」と投稿した。

一方の比嘉もLEGEND公式サイトの動画を通じ「攻めるしかないんで、自分の場合は。試合だと思っているので、試合みたいな感じで」と本番さながらの実戦を意識している。

同イベントは最大5000人の有観客で開催。当日はU-NEXTとABEMAで有料ライブ配信され、得られた収益の1部が医療従事者、患者らの支援にあてられる。

また、選手ら関係者、観客、報道陣も全員が1時間程度で判定の出るPCR検査を受けた上で、イベントを開く。全7試合が組まれ、井上-比嘉はメインイベントで組まれた。

◇第1試合=元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)-元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24=大橋)

◇第2試合=WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)-元世界3階級制覇王者八重樫東氏(38)

◇第3試合=東京五輪ミドル級日本代表森脇唯人(24=自衛隊体育学校)-WBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者井上岳志(31=ワールドスポーツ)

◇第4試合=東京五輪ライト級日本代表成松大介(31=自衛隊体育学校)-IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)

◇第5試合=東京五輪ウエルター級日本代表岡沢セオン(25=鹿児島体協)-日本スーパーライト級ユース王者佐々木尽(19=八王子中屋)

◇第6試合=元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏(41)-日本同級王者坂晃典(28=仲里)

◇第7試合=WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)-WBOアジア・パシフィック同級王者比嘉大吾(25=Ambition)

関連するニュースを読む

第7試合に井上尚弥-比嘉大吾/LEGEND試合順

11日に東京・代々木第1体育館で開催されるボクシングのチャリティーイベントLEGENDのキービジュアル

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)らがエキシビション戦に臨む11日のチャリティーイベント、LEGEND(東京・代々木第1体育館)の試合順とキービジュアルが発表された。

同イベントは最大5000人の有観客で開催。当日はU-NEXTとABEMAで有料ライブ配信され、得られた収益の一部が医療従事者、患者らの支援にあてられる。また選手ら関係者、観客、報道陣も全員が1時間程度で判定の出るPCR検査を受けた上で、イベントを開く。エキシビションはスパーリング形式3分3回は、全7試合が組まれた。カードと試合順は次の通り。

◇第1試合=元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)-元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24=大橋)

◇第2試合=WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)-元世界3階級制覇王者八重樫東氏(38)

◇第3試合=東京オリンピック(五輪)ミドル級日本代表森脇唯人(24=自衛隊体育学校)-WBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者井上岳志(31=ワールドスポーツ)

◇第4試合=東京五輪ライト級日本代表成松大介(31=自衛隊体育学校)-IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)

◇第5試合=東京五輪ウエルター級日本代表岡沢セオン(25=鹿児島体協)-日本スーパーライト級ユース王者佐々木尽(19=八王子中屋)

◇第6試合=元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏(41)-日本同級王者坂晃典(28=仲里)

◇第7試合=WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)-WBOアジア・パシフィック同級王者比嘉大吾(25=Ambition)

関連するニュースを読む

前哨戦?井上尚弥と比嘉大吾がエキシビションで対戦

井上尚弥(左)と比嘉大吾

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がチャリティーイベント、LEGEND(11日、東京・代々木第1体育館)で元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(25=Ambition)とエキシビション3分3回に臨むと5日、発表された。

現在はWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者となる比嘉は「バンタム級にいる以上、避けては通れない相手、いつかは倒す相手として世界前哨戦として戦います」などとコメントした。

関連するニュースを読む

武居由樹「世界王者とやるのかなと」に会場どよめく

「LEGEND」で対戦する武居(左)と木村は、闘志を燃やしファイティングポーズをとる(撮影・菅敏)

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)ら新旧世界王者たちがエキシビションマッチに臨むチャリティーボクシングイベント「LEGEND」(2月11日、東京・代々木第1体育館)の対戦カードが3日、発表された。スパーリング形式のエキシビション3分3回で開催される。

昨年12月にK-1スーパーバンタム級王座を返上し、今年1月にボクシングのプロテストに合格したばかりの武居由樹(24=大橋)が参戦決定。元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)と対戦することが決まった。

3月11日、東京・後楽園ホールで高井一憲(34=中日)との6回戦を控えている武居は「まだ6回戦(ボクサー)でまだまだですが、相手は元世界王者。K-1王者がどこまでやれるか楽しみにしてください」と意気込みを示した上で、イベント名を意識しながら「世界王者とやるなんていいのかなと思いましたが、ボクもK-1王者。K-1ならレジェンドだと思うので」と発言し、会場をどよめかせた。

ここで会見に同席していた、武居を指導する元世界3階級制覇王者八重樫東氏(38)が助け舟を出した。「武居はK-1王者でK-1では敵がいないほどの強さをみせた選手。実際に強い。ただボクシングということになると2本の手のみで足を使えない。ちょっと未知数な部分は多い。レジェンドかレジェンドじゃないかと言えば、レジェンドではないです」と笑いを誘った。さらに「ボクシングのレジェンドになれるように、まずは木村選手と良いスパーリングしてほしい」と熱いエールも送った。

一方、元K-1王者との対決となった元世界王者木村は「ボクシングルールとはいえ、K-1王者がどのぐらい強いかは興味がある。階級も上ですけれど一生懸命、頑張りたいと思います」と余裕の表情を浮かべていた。

「LEGEND」で対戦する八重樫と京口(右)は、闘志を燃やしファイティングポーズをとる(撮影・菅敏)

関連するニュースを読む

京口レジェンド戦を「楽しみに」八重樫静かに燃える

京口紘人(2021年1月21日撮影)

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)ら新旧世界王者たちがエキシビションマッチに臨むチャリティーボクシングイベント「LEGEND」(2月11日、東京・代々木第1体育館)の対戦カードが3日、発表された。スパーリング形式のエキシビション3分3回(相手未定)に臨む。なお井上のカードは後日発表となる。

まずWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)が、昨年9月に現役引退した元世界3階級制覇王者八重樫東氏(現大橋ジムトレーナー)と対戦することが決定した。3月に米国に初進出し、3度目の防衛戦を控える京口は「八重樫さんはレジェンド。テレビで見ていてすごいなと思っていました。楽しみにしてください」と言えば、八重樫は「トレーナー、指導者としてボクシングの見方も広がった。現役王者で、3月に米国で世界戦を控える京口選手のトレーニング相手になるぐらいには調整したい」と静かに燃えた。

元ボクシング世界王者-元K-1王者のカードも実現した。元WBO世界フライ級王者木村翔(花形)は、K-1スーパーバンタム級王座を返上し、3月にボクシングデビューを控える武居由樹(大橋)と対戦する。木村は「自分だけK-1ルールみたいなので」とジョークを飛ばし「K-1王者がどのぐらい強いのか興味がある」と意欲満々。プロボクサーのデビュー前ながらも武居は「元K-1ファイターの意地を持って木村選手にぶつかりたい。もし蹴ったりしたら、すみません。今はやっているカーフキックを蹴りたい」とジョークで反応していた。

八重樫東氏

関連するニュースを読む

八重樫-京口らLEGENDカード 井上は後日発表

八重樫東氏

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)ら新旧世界王者たちがエキシビションマッチに臨むチャリティーボクシングイベント「LEGEND」(2月11日、東京・代々木第1体育館)の対戦カードが3日、発表された。

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)が、昨年9月に現役引退した元世界3階級制覇王者八重樫東氏、元WBO世界フライ級王者木村翔(花形)は、前K-1スーパーバンタム級王者で3月にボクシングデビューを控える武居由樹(大橋)、元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志氏は、現日本同級王者坂晃典(仲里)との対戦が決定。スパーリング形式のエキシビション3分3回(相手未定)に臨む。なお井上のカードは後日発表となる。

2日に参戦が発表された東京五輪代表のライト級成松大介(自衛隊体育学校)、ウエルター級岡沢セオン(鹿児島県体協)、ミドル級森脇唯人(自衛隊体育学校)はプロの対決が決定。成松は、米プロモート大手トップランク社と契約を結び、米ラスベガスで2連勝中のIBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(大橋)、森脇はWBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者井上岳志(ワールドスポーツ)、岡沢は日本スーパーライト級ユース王者佐々木尽(八王子中屋)と拳を交えることが、それぞれ決まった。

同イベントは5000人の有観客を予定。当日のライブ配信などで得られた収益の1部が医療従事者、患者らの支援にあてられる。また選手ら関係者、観客、報道陣も全員が1時間程度で判定の出るPCR検査を受けた上で、イベントを開催する。

関連するニュースを読む

井上尚弥「ハッピー野郎」自身の独自思考を説明

井上尚弥(21年1月撮影)

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が「失敗」との向き合い方を明かした。自らのサポート企業となる人材紹介サービス「ワークポート」の特設サイトでの「後悔しない人生を生きる方法」の2回目インタビューが1日、動画などで更新。第2章の「目標達成するための心の持ち方」の1つとして自らの失敗からの脱却について言及した。

もともとプラス思考で自らの弱みついて考えたり、感じたりすることがないとした上で「僕自身、もし失敗したとしても『失敗だ』とは捉えません。失敗して落ち込んでいる暇があったら練習しようって話で。基本的にポジティブな考えなんでしょうね」とキッパリ。井上流の独自思考を説明した上で「性格的にハッピー野郎なんじゃないですか」とジョークも飛ばした。

またボクシング人生最大の目標は、世界主要4団体統一や世界4階級制覇といった実績ではなく、現役引退時期の35歳まで走り切ることに設定。井上は「実績やタイトルを取ることは、あくまでの35歳までのゴールの通過点でしかないと思っているんです。もしバンタム級での4団体タイトル獲得を目標として掲げた場合、達成したら少なからず燃え尽きが出てきてしまいます。それだけにタイトルに対する目標をあえて持たないようにしています」との考え方を語っていた。

関連するニュースを読む

葉月さな王座獲得ならず「キャリアの差を感じた」

宿舎に戻って世界戦を振り返った葉月(写真提供:YuKOフィットネスボクシングジム)

<ボクシング:IBF女子世界ミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇30日(日本時間31日)◇コスタリカ・サンホセ

挑戦者となるIBF女子世界ミニマム級1位葉月さな(36=YuKOフィットネス)は判定負けで、王座獲得できなかった。敵地に乗り込み、王者ヨカスタ・バジェ(28=コスタリカ)に挑んだものの、3-0の判定で敗れた。

身長158センチの葉月は、王者が5センチ高い163センチという戦前データよりも小さかったとし「パワーは感じなかったが、想定していたより相手の身長が低くてやりにくかった。パンチを当てても、ディフェンスに回る判断力の早さがありキャリアの差を感じた」と振り返った。

コロナ禍の状況でコスタリカに移動し、テクニック十分の王者を撃破できなかった。葉月は「自分がもっとうまく戦えたら…悔しいです。(今後は)今は何とも言えないが私に良い話があれば」と所属ジムを通じてコメントしていた。

IBF女子世界ミニマム級王者バジェに判定負けを喫し、葉月は悔しそうな表情(写真提供:YuKOフィットネスボクシングジム)

関連するニュースを読む

葉月さな計量パス「ぶつける」ボクシング女子世界戦

IBF女子世界ミニマム級王者ヨカスタ・バジェ(右端)と計量に臨んだ葉月さな(左端)(YuKOフィットネスボクシングジム提供)

ボクシングのIBF女子世界ミニマム級タイトルマッチ10回戦は30日(日本時間31日)、コスタリカ・サンホセで開催される。挑戦者となる同級1位葉月さな(36=YuKOフィットネス)は29日(同30日)に同地で、王者ヨカスタ・バジェ(28=コスタリカ)ととに前日計量に出席。47・5キロの王者に対し、47・3キロでクリアした。

葉月は「彼女から笑顔が消えて本気モードになっていると感じた。7年前から目指してきたゴールなので今までの積み重ねをしっかりとぶつける!」と所属ジムを通じてコメントした。

IBF女子世界ミニマム級王座挑戦に向けて計量パスした葉月さな(YuKOフィットネスボクシングジム提供)

関連するニュースを読む

井上尚弥1試合でもインパクト大MVP最多更新意欲

3年連続4回目のボクシング年間最優秀選手となったWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚(代表撮影)

プロボクシングの2020年度年間表彰選手が28日に発表され、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が3年連続4度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。昨年10月のジェーソン・モロニー(30=オーストラリア)戦の7回KO撃破もKO賞に選ばれ、2冠に輝いた。また、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)は技能賞、昨年大みそかの田中恒成(25=畑中)戦が年間最高試合に選出された。

   ◇   ◇   ◇

1試合でもインパクト絶大だった。昨年10月、米ラスベガスに初進出した井上はメインイベントでモロニーに7回KO勝ち。2団体統一王者として防衛成功し、海外で存在感を示した。2年ぶり4度目のKO賞も獲得し「1試合だけでしたが、ラスベガスでのメインの試合がすごく評価されたのかなと。自分も納得する内容での勝ち方もできた。受賞はうれしい」と自信に満ちた笑みを浮かべた。

3年連続MVPは01~03年の徳山以来、史上6人目。平成以降の4度目受賞は長谷川に並びトップ。12年のプロデビューから8年で4度もMVP受賞というハイペース。最多の5年連続も狙えそうな勢いだ。35歳まで現役を続ける意向の井上は「自分が考える現役はあと8年。それに向け(今後も)受賞できたら」と最多記録更新に意欲的だ。

1月から所属ジムで本格的なスパーリングを開始しており「強度的にはハードにやっている。いつ試合が決まってもいい準備をしている」。コロナ禍で世界戦開催は不透明な状況だが、21年の目標は「今年こそ、もう1つベルトを増やしていきたい」と日本選手初の3団体統一王者を掲げた。

MVPは36票の有効投票のうち、井上が20票、続いて井岡が16票と4票差だった。井上は「井岡選手に票がいっても全然おかしくない」と田中との2度目の防衛戦を絶賛しつつエースの自覚も十分。「ボクシング界だけに限らず、日本のスポーツ界で、もっともっとトップの存在にいけるようにしたい」と、高い頂を見据えていた。【藤中栄二】

▽WBO世界スーパーフライ級王者井岡も2冠に輝いた。MVPは逃したものの、2年連続の技能賞、大みそかの田中との2度目の防衛戦が年間最高試合に選出。コロナ禍で、注目の日本人対決実現に尽力した関係者、ファンに感謝しつつ「その試合を年間最高試合、技能賞として評価して頂きまして大変うれしく思っておりますし、また励みになります。今年もさらなる高みを目指して精進して参ります」とコメントした。

◆年間MVP連続受賞メモ 日本初の世界王者となった白井義男(1949~53年)、具志堅用高(76~80年)の2人が5年連続でトップ。4年連続は渡辺二郎(82~85年)、3年連続はファイティング原田(64~66年)、徳山昌守(2001~03年)、今回の井上尚弥の3人。3年連続以上のMVP受賞は6人だけ。なお最多受賞も白井、具志堅の5度が最高で、原田、渡辺、長谷川穂積、井上が4度で続く。

オンラインで取材に応じたWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(代表撮影)

関連するニュースを読む

中谷正義「光栄ですが…」世界戦以外の年間最高試合

プロボクシングの2020年度年間表彰選手が28日に発表され、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が3年連続4度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。昨年10月のジェーソン・モロニー(30=オーストラリア)戦の7回KO撃破もKO賞に選ばれ、2冠に輝いた。また、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)は技能賞、昨年大みそかの田中恒成(25=畑中)戦が年間最高試合に選出された。

     ◇   ◇   ◇

世界戦以外の年間最高試合は、昨年12月に米ラスベガスで開催された中谷正義-ベルデホ戦が選ばれた。先に2度ダウンを喫したが、9回にダウンを奪い返して逆転TKO勝ち。ライト級トップ戦線に残った1戦で「選んでいただいたことは大変ありがたく、光栄なことですが、自分として満足できる試合内容ではなかったので素直に喜べない部分もあります。次は世界戦を含めた年間最高試合を受賞できるように頑張ります」とコメントした。

関連するニュースを読む