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勅使河原弘晶が輪島功一ジムから三迫ジムへ移籍

輪島功一会長(右)と勅使河原弘晶(2019年12月12日撮影)

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級3位勅使河原弘晶(30)が11日、輪島功一ジムから三迫ジムへ同日付で移籍を発表した。世界初挑戦を目指してよりよい環境を求めての移籍。「師匠である輪島会長と同じジムから、世界王者になるために練習に励んでいく。必ず世界チャンピオンベルトを輪島会長にお見せする」とコメントした。

勅使河原は少年院時代に元世界王者輪島会長の自伝を読み、感動して入門した。11年にプロデビューからWBOアジア太平洋バンタム級王座を獲得し、18年には東洋太平洋スーパーバンタム級王者も獲得。現在はWBCでも世界8位につける。海外に強いパイプを持ち、選手層も厚く練習環境にも恵まれた名門ジムで、世界を目指していく。次戦は秋に予定している。

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ロマチェンコ恐ろしく芸術的な軽打/岩佐亮佑の一撃

ロマチェンコ(2019年12月5日撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~19>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。IBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(30=セレス)があげたのは、現ライト級3団体統一王者ワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)の「心を折る軽打」。世界が注目した「五輪2大会連続金メダリスト対決」で、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)を翻弄(ほんろう)した戦いを語りました。(取材・構成=奥山将志)

◇     ◇    ◇

▼試合VTR 17年12月9日、米ニューヨークで、08年北京五輪、12年ロンドン五輪金メダルのWBO世界スーパーフェザー級王者ロマチェンコが、00年シドニー五輪、04年アテネ五輪金メダルのリゴンドーの挑戦を受けた。高い技術戦が期待されたビッグマッチだったが、「ハイテク」の異名を取るロマチェンコが、その強さを見せつける展開となった。ジャブの差し合いで早々にペースを握ると、2回以降は手数を重視した軽いパンチと、出入りのスピードでリゴンドーを圧倒。一方的な展開で迎えた6回終了時に「キューバの英雄」が棄権を申し出た。これにより、ロマチェンコは、4試合連続で相手の棄権によるTKO勝ち。相手に何もできない絶望感を与える、その強さが際立つ一戦となった。

◇     ◇    ◇

相手の頭を触るような「パチ、パチ、パチ」という軽いパンチが、見ていて恐ろしく、芸術的とさえ感じました。あのリゴンドーに何もさせなかった。すごい試合でした。

ロマチェンコの特徴は、一発の強さはないですが、すべての種類のパンチを打てること。そして、相手の周りをぐるぐる回りながら、常に相手を触り続ける。一般受けする選手ではないかもしれませんが、対戦相手からすると、崩しにくい、本当に戦いにくい選手だと思います。

選手目線で見れば、学ぶべきところが多いですね。たとえばメイウェザーやハメドの動きはまねできませんが、ロマチェンコはできる。

ベースにあるのは運動量で、どれだけ動くんだというぐらい徹底して足を動かし、出入りのボクシングでペースをつかむ。防御も、ガードをしっかりして、上体の動き、膝の沈め方でパンチをかわす。ナチュラルな「天才」というより、基本を忠実に追い求め、努力でつくりあげた「天才」だと思います。

アマチュアのような戦いで、プロでも新たな形をつくりだしたロマチェンコ。学ぶべきところは多いですし、少しでも自分のものにしていきたいですね。

◆岩佐亮佑(いわさ・りょうすけ)1989年(平元)12月26日、千葉・柏生まれ。地元のセレスジム開設に合わせ、中2で入門。習志野高3年で3冠。アマ戦績60勝(42KO)6敗。08年プロデビュー。11年に日本バンタム級王者山中慎介に挑戦も失敗。2戦後に日本同級王座、13年に東洋太平洋同級王座獲得。15年に英国でIBF世界同級暫定王座決定戦での世界初挑戦は失敗。17年9月にIBF世界スーパーバンタム級王者小国を破り王座獲得。19年12月にIBF同級暫定王座を獲得し、王座返り咲きに成功。171・5センチの左ボクサーファイター。家族は両親と姉。

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「トンテキ家族」ボクシング中谷が世界奪取で恩返し

世界に初挑戦する中谷潤人

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)の世界初挑戦が決まった。4月4日に東京・後楽園ホールで、同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)との王座決定戦が、14日に都内で発表された。前王者田中恒成(24=畑中)が返上した王座を争う。中卒で米国での単身修行でスタートし、20戦全勝(15KO)でつかんだチャンス。国内で最も期待されるホープが、一家挙げてのサポートに恩返しのベルトを狙う。

  ◇    ◇    ◇

記者会見場の後方から、壇上の中谷を見守る3人の姿があった。両親と弟。待ちに待った世界初挑戦発表に、異例の家族同伴となった。中谷は「家族をずっと振り回し、今はサポートをしてもらっている。このチャンスを一発でとって、少しでもホッとさせたい」と誓った。

実家は三重・東員町でお好み焼き店だった。中谷が中1でボクシングを始めると、父澄人さん(43)は店の隣に手作りでジムを作り、サンドバッグをつるした。中谷はその時には「フライ級の世界王者になる」との目標を張り紙していた。

中卒前には米国での単身修行を決意し、高校進学を勧める両親を熱意で説得した。デビュー1年後の16年には、中谷が住む神奈川・相模原市に引っ越してきた。一家でサポートするためだった。

昨年には中谷がオーナーでトンテキ専門店とん丸をオープンした。四日市市の名物をメインに、弟龍人さん(20)を店長に一家で切り盛りしている。龍人さんはスポーツマッサージも勉強して、兄の体調維持にも協力する。家族への恩返しには世界王者は必須だ。

世界ランクは4団体すべて1ケタで、今日本で最も期待される。全日本新人王、日本ユース、日本王座、元世界王者戦と確実にステップを踏み、20個の白星を積み上げてきた。「やっと舞台に立てる。世界で一番強い男の肩書ができる試合。わくわくする」と目を輝かせた。

1月には米国で1カ月あまりスパーリング合宿した。前WBAスーパー&IBF世界スーパーバンタム級王者ローマン(米国)と40回手合わせし「いろいろ試して通用した」と手応えも得た。18日から熱海で走り込み、3月に米2次合宿で、決戦へ万全の準備をする。【河合香】

◆中谷潤人(なかたに・じゅんと)1998年(平10)1月2日、三重・東員町生まれ。米国で修行を積みながらアマ14勝2敗。15年4月にプロデビューで1回TKO勝ち。16年に全日本フライ級新人王、17年に日本同級ユース王座、19年2月に日本同級王座を獲得した。171センチの左ボクサーファイター。

「トンテキ専門店とん丸」ののれんを手にする中谷潤人(中央)と弟龍人さん
世界初挑戦する中谷潤人(左から2人目)。左から父澄人さん1人おいて母府見子さん、弟龍人さんの一家

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岩佐亮佑が暫定王者 鮮やかな左で11回TKO勝利

マーロン・タパレスを11回TKOで下し暫定王座を獲得した岩佐亮佑(AP)

<プロボクシング:IBFスーパーバンタム級暫定王座決定戦12回戦>◇7日◇米ニューヨーク・バークレイズセンター

ボクシング元IBFスーパーバンタム級王者で同1位岩佐亮佑(29=セレス)が同3位マーロン・タパレス(27=フィリピン)を11回1分9秒TKOで下し、暫定王座を獲得した。

17年4月、WBO世界バンタム級王座戦の計量失敗で王座剥奪されたタパレス相手に岩佐は3回にダウンを奪い、4回には左ストレートをさく裂。「ラストチャンス」と位置づけた覚悟のリング。タパレスが中盤から失速する中、最後までスタミナをきらさず、11回に鮮やかな左ストレートで倒した。

17年9月に王者となったが、昨年8月の2度目の防衛戦でT・Jドヘニー(アイルランド)に敗れ陥落。今年2月、セサール・フアレス(メキシコ)とのIBF世界スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦を制し、再起2戦目で訪れた返り咲きへのチャンスだった。この勝利で、WBA、IBF同級統一王者ダニエル・ローマン(米国)との統一の権利を得て、さらなる大舞台への扉が開いた。

プロデビューから11年目。今が1番「のびのびやっている」と充実感を口にする。世界王者となった17年ごろは、プレッシャーのあまり、3時間おきぐらいに目が覚める「中途覚醒」という不眠症に悩まされた。昨年王座から陥落し、現役続行を決めた後は、「負けてもいいから大好きなボクシングをやろうと」と肩の力を抜いて、ボクシングに向かえるようになった。楽しいからこそ、肉体改造など新しいことにどんどん挑戦できる。結果、小林昭司会長が「今までの岩佐で1番強い」と驚くほど、心身ともに成長を遂げた。

目標がある。「井上尚弥とやること」。現在バンタム級の井上が階級を上げる時まで、スーパーバンタム戦線に残り、対決することを願う。「あそこまで強ければ。絶対やってみたい。だからこそ、勝ち続けなきゃいけない」。ビッグマッチ実現のため、さらに自分を高めていく。

マーロン・タパレスを11回TKOで下し暫定王座を獲得した岩佐亮佑(AP)
岩佐亮佑にダウンを奪われるマーロン・タパレス(AP)
相手のガードの上から左フックを放つ岩佐亮佑(AP)

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岩佐亮佑がNYへ「人生かけた重い試合」暫定王座戦

IBFスーパーバンタム級暫定王座決定戦に向け、米ニューヨークへ出発した岩佐亮佑

ボクシング元IBFスーパーバンタム級王者で同1位岩佐亮佑(29=セレス)が12月1日、7日に米ニューヨークで行われる同3位マーロン・タパレス(27=フィリピン)とのIBF同級暫定王座決定戦に向け、成田空港から出発した。

17年9月に同王者となったが、昨年8月の2度目の防衛戦でT・Jドヘニー(アイルランド)に敗れ陥落。今年2月、セサール・フアレス(メキシコ)とのIBF世界スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦を制し、再起2戦目ですぐ返り咲きへのチャンスが巡ってきた。岩佐は初のニューヨークでの大舞台を前に「夢のつまった可能性のあるリング」と喜びつつ、「(世界進出に向けた)第1歩であり、ラストチャンス。人生をかけた重い試合」と覚悟を口にした。

アクシデントから得た成功体験を生かす。今年2月のフアレス戦では試合が大幅に遅延し、計3度も準備をする羽目に。だが、それがかえっていいパフォーマンスにつながった。「感覚としては、緊張に慣れた。緊張するのに飽きた、という感じだった。(試合前に)緊張しなさすぎて大丈夫かなと思ったけど、リングにあがったら悪くなかった」。今回も「早めに会場入りしようかな」と緊張のピークを超えた、“抜け”の状態でリングに立つつもりだ。

IBFスーパーバンタム級暫定王座決定戦に向け、米ニューヨークへ出発した岩佐亮佑。出発前に成田空港内に設置されたサンタクロース人形とポーズ

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岩佐亮佑12・7暫定王座戦「ラストチャンスだと」

12月7日に米ニューヨークでIBFスーパーバンタム級暫定王座戦を行う岩佐亮佑

元IBF世界スーパーバンタム級王者で同1位岩佐亮佑(29=セレス)が王座返り咲きへのチャンスをつかんだ。12月7日に米ニューヨーク・バークレイズセンターで同3位マーロン・タパレス(27=フィリピン)と暫定王座戦を行うことが決定し、12日千葉・柏市内の所属ジムで会見を行った。

岩佐は「ラストチャンスだと思っている。泥臭くても、かっこ悪くてもいいのでとにかく返り咲く姿をみせたい」と決意を語った。

昨年8月の初防衛戦でドヘニーに敗れ、陥落も、今年2月セサール・フアレス(メキシコ)との挑戦者決定戦で勝利。WBA、IBF同級統一王者ダニエル・ローマン(米国)が9月に左肩を負傷したことで、IBFから暫定王座戦の指令がおりた。

今回暫定王者となれば、熱望していたローマンとの統一王座戦がみえてくる。「統一戦となれば、チャンピオン同士で条件がよくなる。ありがたい」と、ローマンのけがでもたらされた状況をむしろ歓迎した。

小林会長は「ドヘニーに負けてから向上心がより強くなった」と心身ともにレベルアップしたと説明。「今までの岩佐の中で1番強いんじゃないかと思う。このチャンスをものにしたい」と語った。

相手タパレスは元WBOバンタム級王者の強敵。岩佐も「覚悟はしてます。フィリピン人独特のタイミングの真骨頂みたいなボクサー」と警戒する。タパレス対策のため、16日からはIBFバンタム級1位のマイケル・ダスマリナス、アンソニー・ヘラルドのフィリピン人トップボクサーを呼び、10日間毎日スパーリングを予定。「そこで感覚を合わせていく」とイメージを膨らませた。

会見の後には、現地で観戦したという7日の井上尚弥-ノニト・ドネア戦にも言及した。2回のドネアの右フックで右眼窩(がんか)底を骨折しながら判定勝ちした井上尚に対し、「どこで経験したんですか、あの子は」とあまりのすごさにあきれ顔。「前世はいろんな修羅場をくぐり抜けてきた戦国時代の将軍だったなんじゃないですか」とモンスターの前世を分析した。

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伊藤雅雪が王座陥落、左対策実らず2団体統一戦逃す

<プロボクシング:WBO世界スーパーフェザー級王座戦12回戦>◇25日(日本時間26日)◇米フロリダ州

ボクシングWBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(28=横浜光)が、12年ロンドン・オリンピック(五輪)米国代表で同級7位のジャメル・へリング(33=米国)との2度目の防衛戦で敗れた。

4月に米プロモート大手トップランク社との3年契約が発表された。練習拠点の半分を米ロサンゼルスに置く伊藤にとって、米キシミーでのV2戦は重要なファイトだった。前日計量では、この勝者が次戦で対戦するとされるWBC王者ミゲル・ベルチェント(27=メキシコ)も姿をみせ、ヘリングと3人で写真撮影にも応じた。

「世界的にも有名なベルチェントと対戦できる可能性があることが、自分のやる気になります。プレッシャーはないです」。昨年7月にクリストファー・ディアス(24=プエルトリコ)からダウンを奪って王座決定戦を制して新王者となって以来、約1年ぶりの米国での世界戦。1年間でファイトマネーも倍増した。「リングには対戦相手と自分だけ。戦う場所は関係ないです」。自信を胸に臨んだ2度目の米リングだった。

既に年明けからヘリングが挑戦者の有力候補に挙がっていた。3月末には米ロサンゼルスから岡辺大介トレーナーを呼び、国内でヘリングと同じサウスポーとのスパーリングを開始。4月10日には渡米し、ルディ・エルナンデス・トレーナーと合流した。約6週間の合宿でスパーリングを繰り返し、同じく米修行を行っていた元IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐(セレス)ともスパーリングし、左対策を練っていたが、ヘリングを倒すことはできなかった。

「ボクシングは仕事ですが、夢もかなう。夢をもっともっと続けたい」。五輪出場経験のある長身178センチのサウスポーという難敵を突破できずに王座陥落。2団体統一戦に臨めるチャンスも逃してしまった。伊藤が描く米国でのチャンピオンロードは困難な道になってしまった。

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小国以載が再起2連勝「ジャブを3000発ぐらい」

再起2連勝におどけたポーズの小国以載

<プロボクシング:スーパーバンタム級10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール

元IBF世界スーパーバンタム級王者でWBA同級4位小国以載(30=角海老宝石)が、再起2連勝を飾った。IBFバンタム級5位スックプラサード・ポンピタック(31=タイ)と対戦し、3-0で判定勝ちした。3回にダウンしたが、左ジャブに足を使ってほぼ試合をコントロールした。

3回に詰められたコーナーから抜け出そうとしたところで右をもらって横倒しになった。「エッと思った。バランス崩しただけ。まあ、サービスやと思った」といつもの小国節で周囲を笑わせた。

相手にパンチがあることは、3年前に対戦した元日本バンタム級王者久我から聞いていた。「危機感あった。1回で効いたのもらったが、意識して想定していたから。知らなかったら違う展開になった。久我君ありがとう」と感謝した。

採点は3~5ポイント差がついた。「ジャブをめちゃ使った。3000発ぐらい。足もめちゃ使った。集中して10回できたのが収穫」と話した。

一昨年9月の初防衛戦で岩佐に王座を奪われたが、世界再挑戦を目指して昨年12月に復帰した。「誰でもいつでもどこでもいいからやりたい」と熱望。WBAでは4位につけ、今月末にはマカオでのIBF総会に乗り込んでアピールする。

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元世界王者小国「びびってます」約1年ぶり復帰戦

世界前哨戦で対戦するIBF世界バンタム級5位スック・プラサード(右)と計量パスした元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載

ボクシング元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(30=角海老宝石)が8日に世界前哨戦に臨む。7日には都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席し、同級10回戦で拳を交えるIBF世界バンタム級5位スックプラサード・ポンピタック(タイ)は54・9キロ、小国はリミットの55・3キロでクリアした。

引退撤回し、昨年12月には17年9月の初防衛戦で王座陥落して以来、1年2カ月ぶりの復帰戦で勝利したものの「前回のように反応も悪く、パンチの精度も良くないような出来ならば100%負ける。世界戦の頃の体に戻っていれば勝つ自信はありますけれど、どれだけ仕上がっているのか。ドキドキしているし、緊張している」と弱気!?とも取れる謙虚な言葉を口にした。

過去2度、来日して負けている対戦相手だが、IBF地域王座を保持している実力者。「今回の相手は気が強いし、めっちゃパンチもある。びびってます。打ち合うつもりはないし、競り勝つつもりで。こういう相手に勝てば世界前哨戦に値する試合になる」と気を引き締めていた。

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再起飾った岩佐亮佑「世界戦も米国かも」初の米合宿

セレス小林会長(右から2番目)らセコンド陣とともに帰国した前IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(中央)

プロボクシングの前IBF世界スーパーバンタム級王者で同級3位の岩佐亮佑(29=セレス)が年内の世界挑戦に備え、初の米修行に臨む。16日に米ロサンゼルスで臨んだ同級4位セザール・フアレス(27=メキシコ)とのIBF同級挑戦者決定戦で10回負傷判定勝ちした岩佐は18日、成田着の航空便で帰国。世界挑戦権を得たことを受け、セレス小林会長と約2週間のロサンゼルス合宿に行う計画を立てていることを明かした。

「次(世界戦)も米国になるかもしれない」と明かした岩佐は「向こうの選手とスパーリングできることがうれしいです。次が本番ですから、一から準備して気合をもう1度入れたい。今を上回る練習がしたいので」と米合宿を歓迎した。同会長も「オレ自身、(米国の)採点方法も含めて勉強し直さないといけない。それで自分の指導も指示も変わるから」と師弟で“米仕様”を意識した。

フアレス戦では7~8回に起こった2度目のバッティングでカットした右目上は6針も縫った。両目の周辺をカットしたのは初めてという岩佐は「相手が1回からガンガンきた。すごいプレッシャーでしたけれど、自分が5~6回ぐらいで足を使ってやられてもしようがないと思い、開き直って正面衝突した。後半でスタミナ勝負できたことが大きい」と手応えを口にした。

メキシコ系の観客も多くいるアウェーに近い会場で勝てた自信は大きかった。海外初勝利できた手応えも胸にある。岩佐は「気持ちは出せたと思います。試合内容はやりたいことをつぶされて出せなかったですが、気持ちを出せて勝てて良かった」と安堵(あんど)の笑み。セレス小林会長は「今回は70点以上のでき。次に(再び)世界を取れば100点です。まだ30点の伸びしろがあると思う」と期待を寄せていた。

岩佐は昨年8月の同級王座陥落後の初試合で、海外は15年に英国での世界初挑戦以来2試合目だった。2度目の防衛戦で敗れた相手のTJ・ドヘニー(アイルランド)が現在も王者。1月に高橋竜平(横浜光)を11回TKOで下した直後のリングで、WBA同級王者ダニエル・ローマン(28=米国)との統一戦をアピール。岩佐の王座返り咲きを狙う再挑戦は、時期も世界王者も流動的になっている。

米ロサンゼルスでIBF世界スーパーバンタム級指名挑戦者決定戦に勝利し、帰国した岩佐亮佑

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岩佐亮佑が負傷判定勝ちで世界戦切符「自信になる」

前IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定12回戦>◇16日◇米ロサンゼルス

前同級王者の同級3位岩佐亮佑(29=セレス)が、再起戦で世界戦切符をつかんだ。同級4位セザール・フアレス(27=メキシコ)との一戦に、10回負傷判定勝ちした。判定は98-92、97-93、95-95の2-0だった。

岩佐は昨年8月の同級王座陥落後の初試合で、海外は15年に英国での世界初挑戦以来2試合目。米国では初の試合だったが積極的に打ち合った。フアレスの偶然のバッティングによる傷が深くなり、10回判定に持ち込まれた。岩佐も右まぶたをカットしたが「足を止めてパワーのある選手に勝てたのは自信になる。相手が誰でもどんな形でも必ず王者に返り咲く」と話した。

V2に失敗した相手のTJドヘニー(32=アイルランド)が現在も王者で、1月には高橋竜平(29=横浜光)に11回TKOで初防衛している。試合後にはWBA同級王者ダニエル・ローマン(28=米国)との統一戦を両者がアピールした。このため、岩佐の王座返り咲きを狙う再挑戦は、時期も相手も流動的だ。

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岩佐亮佑が前日計量クリア IBF世界挑戦者決定戦

再起戦のために渡米した前IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(2019年2月10日撮影)

ボクシング前IBF世界スーパーバンタム級王者の同級3位岩佐亮佑(29=セレス)が15日、米ロサンゼルスでの再起戦の前日計量をパスした。16日に同級4位セザール・フアレス(27=メキシコ)とのIBF世界同級指名挑戦者決定戦に臨む。岩佐は55・1キロ、フアレスはリミットの55・3キロで一発クリアした。岩佐は昨年8月の同級王座陥落後の初試合で、世界挑戦権を懸けた一戦となった。

岩佐は10日に渡米して現地で最終調整し、前日には検診を受けていた。海外は15年に英国でIBF世界バンタム級王座決定戦の世界初挑戦以来2試合目。米国では16年に今回と同じ挑戦者決定戦が組まれたが、相手が体重超過で前日に中止となったことがある。その経験も生かして、試合前最後の関門をクリアした。

メインはWBA世界フェザー級タイトル戦で、スーパー王者レオ・サンタクルス(30=メキシコ)が同級11位ラファエル・リベラ(24=メキシコ)の挑戦を受ける。

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再起戦挑む岩佐渡米「ベルトないと単なるボクサー」

再起戦のために渡米した前IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑

ボクシングの前IBF世界スーパーバンタム級王者となる同級3位岩佐亮佑(29=セレス)が不退転の決意で再起戦に臨む覚悟を示した。

16日に米ロサンゼルスで同級5位セザール・フアレス(27=メキシコ)とのIBF世界同級指名挑戦者決定戦に臨む前王者は10日に渡米した。

昨年8月、T・Jドヘニー(アイルランド)に判定負けし、王座から陥落。再起戦が世界挑戦権のかかった一戦となり「ラストチャンスだと思っている。前回はど突き合い、本質である殴り合いができなかった。ああいう形だったので、自分の気持ちが変わらないと先がない」との気持ちを明かした。

海外試合は2回目となる。15年6月、英国でIBF世界バンタム級王座決定戦に挑み、6回TKO負けを喫した。16年11月には米フォックスウッズでIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦が組まれたものの、相手選手の体重超過で試合前日に中止に。

岩佐は「日本を背負って戦えるのはうれしいし、海外でもやれる選手になりたい。まずは海外1勝です。ベルトがないと単なるボクサー。勝てば最短で再挑戦できるので」と再起戦にかける意気込みを口にしていた。

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岩佐亮佑が再起戦備えスパー「楽しみの方が大きい」

セレス小林会長(右)の激励を受ける前IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑

ボクシング前IBF世界スーパーバンタム級王者となる同級3位岩佐亮佑(29=セレス)が5日、千葉・柏市の所属ジムで16日に決まった再起戦に備えたスパーリングに臨んだ。

日本フェザー級4位岩井大(三迫)との4回のスパーリングを消化し、持ち前の右ジャブからの左ストレート、右フックと的確なパンチをヒットさせた。セレス小林会長とのミット打ちも軽快にこなし、スピード十分の左ストレートに師匠からも「キレがあるね」と合格点を出された。

再起戦は16日、米ロサンゼルスのマイクロソフトシアターで同級5位セザール・フアレス(27=メキシコ)とのIBF世界同級指名挑戦者決定戦になった。

昨年8月の同級王座陥落後の初試合が世界挑戦権を懸けた一戦となり「ありがたい絶好のチャンス。最短2試合で世界王者に返り咲けるわけですから。試合を組んでくれたプロモーターの方に感謝したい。新しい出発で、新しい挑戦がしたかったので海外の試合は良かったです」と気持ちを高揚させた。

海外マッチは2回目。15年6月、英国でIBF世界バンタム級王座決定戦に挑み、6回TKO負けを喫している。16年11月には米フォックスウッズでIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦が組まれたが、相手選手の体重超過で試合前日に中止となった。

試合はなかったものの、米国で計量パスするプロセスまでは踏んでおり「米国で1度経験しているので調整は問題ないです。ここで海外初勝利を挙げたいですね。良い名前のある選手が相手。プレッシャーよりも楽しみの方が大きい。今は王座に返り咲くことがモチベーション。殴り合い=ザ・ボクシングというものをみせたい」と気合を入れ直していた。

4回のスパーリングに臨んだ前IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑
セレス小林会長(右)とのミット打ちで調整する前IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑

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岩佐亮佑が16日再起戦、ドヘニーとの再戦切符かけ

岩佐亮佑(18年11月27日撮影)

前IBF世界スーパーバンタム級王者で同級3位の岩佐亮佑(29=セレス)の再起戦が2日までに決定した。16日に米ロサンゼルスで、同級5位フアレス(メキシコ)との指名挑戦者決定戦に臨む。岩佐は昨年8月にV2失敗以来の再起戦で、同級王者ドヘニー(アイルランド)との再戦への切符がかかる。

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岩佐亮祐、指名挑戦決定戦が浮上 フアレス明かす

前IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮祐

ボクシングの前IBF世界スーパーバンタム級王者で同級3位の岩佐亮祐(29=セレス)が2月16日、米ロサンゼルスで同級指名挑戦者決定戦に臨む可能性が出てきた。

同級5位にランクされるセザール・フアレス(27=メキシコ)が29日(日本時間30日)、自らのツイッターで岩佐と2月16日、ロサンゼルスのマイクロソフトシアターで同級指名挑戦者決定戦に臨むと報告した。正式に決まれば岩佐にとって昨年8月の同王座陥落後の再起戦。現在のランキングでは1位、2位は空位で、4位には和気慎吾(FLARE山上)がつけている。

同級王者となるT・Jドヘニー(アイルランド)は1月19日、米ニューヨークで高橋竜平(横浜光)を判定で下し、初防衛に成功している。

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高橋竜平、ぶっつけ本番も新潟県勢初世界王者ならず

<ボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日(日本時間19日)◇米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデンシアター

新潟県勢初の世界王者誕生はならなかった。加茂市出身の挑戦者、IBF世界スーパーバンタム級10位・高橋竜平(28=横浜光、加茂暁星高)は、同級王者TJ・ドヘニー(32=アイルランド)に11回2分18秒TKOで敗れた。

高橋は2回に眉間を切って出血。3回には左の連打をもらってダウンを喫した。その後は打たれても前に出る粘りを見せた。だが、11回、連打されたところでレフェリーがストップ。試合決定が1週間前と、ほとんどぶっつけ本番の状態だった。敗れはしたが、最後まであきらめない、気迫に満ちた試合だった。

高橋は加茂暁星高でボクシングを始めた。同校にボクシング部がないため、加茂市ボクシング教室、加茂ボクシングクラブなどで練習した。加茂ボクシングクラブの坪谷信頼・元代表(69)は「不器用だが、人の何十倍も努力する子だった。これを1つの経験として頑張ってほしい」と言う。県ボクシング連盟の仁多見史隆・副理事長(44)は「選手生命のピークはまだ見えていない。今までのように努力を続ければ、次のチャンスは十分ある」と、ともに今後に期待した。

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高橋竜平、日本人初のMSG世界戦もTKO負け

高橋竜平(2017年4月19日)

<ボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日(日本時間19日)◇米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデンシアター

IBF世界スーパーバンタム級10位高橋竜平(28=横浜光)が聖地で世界初挑戦に失敗した。3回に同級王者TJ・ドヘニー(32=アイルランド)の連打にダウンを喫する。中盤から反撃も流れは変わらずレフェリーにストップされ、11回2分18秒TKO負け。マディソンスクエアガーデンで日本人初の世界戦も壁は厚かった。

高橋は初回でペースを握られ、2回はバッティングで両者が眉間から流血した。3回には右ストレートを浴びてクリンチも、左フック3連発にダウンした。石井会長の「スロースタートで3回までがカギ」の懸念が的中してしまった。

中盤から運動量を生かし、スイッチも駆使した。手数も出すが王者のうまさに空転し、的確なパンチをもらう展開は変わらず。「きりないくらい課題が残った。不細工な試合で、完璧に実力の差」と苦笑いした。

昨年12月の米国合宿中にオファーされたが、正式決定は1週間前だった。東洋大ではレギュラー外でプロデビューは1回TKO負け。日本や東洋太平洋王座挑戦もない無名から、日本人として9年ぶりの聖地での試合。「もう1度立ちたい」という世界戦は日本人初の晴れ舞台も、番狂わせは起こせなかった。

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岡田博喜、米国で2戦目決定「通用するか試される」

小国以載扮(ふん)する仮想ベルトランにストレートを打ち込む岡田(右)

ボクシングWBOスーパーライト級アジアパシフィック王者でWBO世界同級2位の岡田博喜(29=角海老宝石)が19日、都内の所属ジムで会見し、2月10日に米国で前WBO世界ライト級王者レイムンド・ベルトラン(37=メキシコ)と10回戦を行うと発表した。

昨年8月に米トップランク社と契約し、同9月に米国デビュー。勝てば世界挑戦が近づく米2戦目に向け、「通用するか試される。勝てば向こうの人たちも認めてくれると思う」と意気込んだ。

「米2戦目ということで、いろいろイメージして取り組んでおり、今日はスパーリングパートナーを呼んでいます」と会見に招いたのは、ベルトランに扮(ふん)した元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載。「一瞬、頭を丸めてこようと思ったけど、嫁に怒られると思って」と近くの量販店で1400円で購入したかつらを被り、ひげを書き足して登場した。

2人は実際のスパーリングをしたことはなく、あくまでビジュアル面のみのスパーリング相手。岡田はさっそくストレートを打ち込み、本番のイメージを膨らませた。

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世界戦失敗の高橋竜平「不細工な…完璧に実力の差」

高橋竜平(2017年4月19日)

<ボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日◇米ニューヨーク

IBF世界スーパーバンダム級10位高橋竜平(28=横浜光)が聖地で世界初挑戦に失敗した。3回に同級王者TJ・ドヘニー(32=アイルランド)の連打にダウンを喫する。中盤から反撃も流れは変わらずレフェリーにストップされ、11回2分18秒TKO負け。マディソンスクエアガーデンで日本人初の世界戦も壁は厚かった。昨年に岩佐(セレス)から王座奪取のドヘニーは初防衛となった。

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高橋は初回でペースを握られ、2回はバッティングで両者が眉間から流血した。3回には右ストレートを浴びてクリンチも、左フック3連発にダウンした。石井会長の「スロースタートで3回までがカギ」の懸念が的中してしまった。

中盤から運動量を生かし、スイッチも駆使した。手数も出すが王者のうまさに空転し、的確なパンチをもらう展開は変わらず。ついに試合を止められた。「きりないくらい課題が残った。不細工な試合で、完璧に実力の差」と苦笑いした。

昨年12月の米国合宿中にオファーされたが、正式決定は1週間前だった。東洋大ではレギュラー外でプロデビューは1回TKO負け。日本や東洋太平洋王座挑戦もない無名から、日本人として9年ぶりの聖地での試合。「もう1度立ちたい」という世界戦は日本人初の晴れ舞台も、番狂わせは起こせなかった。

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