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船井龍一2回TKO勝ちで世界初挑戦へ「出来過ぎ」

2回TKOで世界挑戦権を獲得した船井龍一

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級挑戦者決定12回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール

同級3位船井龍一(33=ワタナベ)が鮮やかに2回TKOで、世界初挑戦の切符をつかんだ。同級7位ビクター・エマニュエル・オリボ(メキシコ)との対戦。2度ダウンさせて2回2分9秒TKO勝ち。9月に6度目の防衛に成功した同級王者ジェルウィン・アンカハス(26=フィリピン)への挑戦権を得た。

鮮烈だった。2回にワンツーを繰り出すと、強烈な右ストレートがヒット。相手は立ち上がったがフラフラだった。ファイティングポーズを取って、試合再開されたが、連打で左フックを打ち込むと横倒しに。即座にレフェリーストップとなった。船井は「ワンツーのタイミングがよかった。手応えはあり、過去最高によかった。出来過ぎだけど」と満面の笑みだった。

38戦目にして初めてのメキシコ人相手。「タイミングとかが違うと聞くので、3回ぐらいまでは様子見しようと思った」という。初回は相手のうまさに強さを見せられ、セコンドが「手を出していこう」と指示。船井も「調子乗らせるとまずい。ペースやリズムは分かった」と攻めていった。その最初の攻撃で仕留めたも同然だった。

昨年3月に3度目のタイトル挑戦で、やっと日本王座に就いた。同級生だった王者中川を破ると勢いづき、今年6月の前回はWBOアジア太平洋王座も獲得。1カ月前に決まったこの試合で、一気に世界挑戦のチャンスをつかんだ。

すでにサウスポーの王者アンカハスの映像も見て研究している。船井は「左に苦手意識はない。いい流れになっている。このまま世界をとる」と宣言。渡辺会長は「すぐに交渉に入る。日本でやりたいが海外でもいい。来年に、半年以内にはやりたい」とすぐに交渉にはいるという。

2回に連打で2度目のダウンを奪った船井龍一

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船井龍一、世界挑戦権獲得へ「絶対につかみたい」

計量をクリアした船井龍一(左)とビクター・エマニュエル・オリボ(撮影・河合香)

ボクシングIBF世界スーパーフライ級3位船井龍一(33=ワタナベ)が世界初挑戦をつかむ。

IBF同級挑戦者決定戦の前日計量が、9日に都内で行われた。船井は52・0キロ、同級7位ビクター・エマニュエル・オリボ(メキシコ)はリミットの52・1キロでクリアした。勝者は9月に6度目の防衛に成功した同級王者ジェルウィン・アンカハス(26=フィリピン)への挑戦権を得る。

この一戦は1カ月前に急きょ決まったという。船井は「すごいチャンスでうれしかった。このチャンスを絶対につかみたい」と気合が入っていた。6月にWBOアジア太平洋同級王座決定戦で2本目のベルトを手にした。前回両まぶたをカットし、今回は初防衛戦が濃厚だったが絶好のチャンスが来た。

これまで37戦を戦ってきた。昨年3月に3度目のタイトル挑戦で日本王座に就いた。同級生だった王者中川を破ると、トントン拍子で世界ランクを上げてきた。「ボクにツキが回ってきた」と目を輝かせた。初のメキシコ人相手に「独特のタイミングとか言われているので、焦らないようにしたい」と話した。王者の映像などもチェックしているが、ここは世界への切符に集中する。

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亀田和毅アベマ生中継で2階級制覇しギネス3冠狙う

会見を開いた、左から亀田京之介、興毅、和毅(撮影・村上幸将)

ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27=協栄)が、11月12日に東京・後楽園ホールで2階級制覇をかけて1位のアビゲイル・メディナ(30=ドミニカ共和国)と対戦するWBC世界同級暫定王座決定戦が、インターネットテレビ局AbemaTVで同日午後5時から独占生中継されることが17日、同局から発表された。

和毅と兄の興毅氏(31)はニッカンスポーツコムの単独取材に応じ、3階級制覇を達成した興毅氏、2階級制覇の大毅氏に続き、和毅が3兄弟での2階級制覇を達成した暁には、亀田家として3つ目のギネス世界記録を申請することに、強い意欲を見せた。

和毅は、王者レイ・バルガス(27=メキシコ)が肩の故障で手術するため、WBCが暫定王座戦を指令したことで決まった3年ぶりの世界戦が、AbemaTVで生中継されることを喜んだ。「今はネットでも見られる時代で、AbemaTVも視聴者はメチャ見てる。今回(AbemaTVが手がける生中継の)初の世界戦が俺の試合。うれしいし、良い試合をして視聴者に喜んでもらえたらいいと思います」と笑みを浮かべた。5月5日に開催された興毅氏の引退試合の前座で、ダニエル・ノリエガ(メキシコ)に判定勝ちした世界前哨戦もAbemaTVで生中継されたが「前回は、お兄ちゃんのアンダーカード。今回はメインを張れるんでうれしい。俺のチャンピオンになる姿をみんなに見て欲しい」と闘志を燃やした。

すると、隣にいた興毅氏が「今回も、ギネス記録や。3個目、いきますか? 認められたらいいですよね。ギネス3冠や!!」と切り出した。亀田家は、和毅が13年8月1日に興毅氏、次兄の大毅氏に続き、WBO世界バンタム級王座を獲得して世界王者になった際「世界ボクシングタイトルを獲得したもっとも多い兄弟」としてギネス世界記録に認定された。さらに同年9月には、大毅氏がIBF世界スーパーフライ級王座決定戦に勝ち、WBOバンタム王者の和毅、当時WBA同級王者だった興毅氏とともに世界王者となり「メジャー・ボクシング・タイトルを同時に獲得している最も多くの兄弟」として、2カ月連続でギネス世界記録に認定された。

和毅は、興毅氏の言葉を聞き「まだまだ、いくから」とギネス3冠達成に向け、気合を入れた。【村上幸将】

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井上尚弥と別ブロックのテテ豪語「王座手放さない」

WBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が準決勝進出を決めたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の別ブロック1回戦となるWBO世界同級タイトルマッチは13日(日本時間14日早朝)、ロシア・エカテリンブルクで開催される。

12日には同地で前日計量が開かれ、王者ゾラニ・テテ(30=南アフリカ)はリミット(53・5キロ)よりも700グラム軽い52・8キロでパス、挑戦者となる同級6位ミーシャ・アロイヤン(30=ロシア)も300グラム少ない53・2キロでクリアした。両者は軽く抱き合った後、10秒ほどにらみ合いを展開。最後はグータッチして健闘を誓い合った。

14年7月に来日したテテは神戸で帝里木下(千里馬神戸)とのIBF世界スーパーフライ級王座決定戦に勝利。英国を中心に防衛戦を重ねており、敵地のロシアであっても余裕の笑み。「王座を手放すことは決してない。常にタイトル保持だよ」と豪語する。

アロイアンはアマチュア時代、世界選手権優勝、ロンドン五輪胴メダルでなど経験豊富だが、王者は「確かに彼はアマ経験豊富だろうが、背が高く厄介な、動きの滑らかなサウスポーに直面することになるだろう」と風格さえ漂わせた。

一方のアロイヤンは「プロ5戦目だが、アマチュアでたくさんの経験をしてきた。WBSSの戦いは大きなチャンス。トロフィーをつかむことが私のゴール」と口にしていた。

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ぬきてるみ王座獲得ならず、敵地で0-3判定負け

 女子ボクシングのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチが17日、アルゼンチン・クトラルコで行われ、同級1位の挑戦者ぬきてるみ(29=井岡弘樹)は王者デボラ・ディオニシウス(アルゼンチン)に判定0-3で敗れ、王座獲得はならなかった。

 ぬきは9勝(6KO)3敗、ディオニシウスは27戦全勝(6KO)。

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王者アンカハス6回KO勝ちで3度目防衛に成功

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇18日(日本時間19日未明)◇英・北アイルランド・ベルファスト・SSEアリーナ

 同級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)が3度目の防衛に成功した。

 敵地で同級4位ジェイミー・コンラン(31=英国)の挑戦を受け、右フックでダウンを奪取して6回52秒、KO勝利をおさめた。コンランに初黒星をつけたアンカハスの戦績は27勝(19KO)1敗1分けとなった。

 強打のサウスポーとなるアンカハスはWBO世界同級王者・井上尚弥(24=大橋)が団体統一戦の相手として希望する注目のターゲット。来年2月に米国で開催予定となるスーパーフライ級の強豪が集う「Superfly2」で激突する可能性がある。

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王者アンカハス計量パス、井上尚弥と来年2月激突も

 プロボクシングIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は18日(日本時間19日未明)、英・北アイルランドのベルファストで開催される。

 同級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)、挑戦者の同級4位ジェイミー・コンラン(31=英国)は17日、同地で前日計量に臨み、両者ともに115ポンド(約52・1キロ)のリミットでクリアした。

 強打のサウスポーとなる王者アンカハスは3度目の防衛戦となる。WBO世界同級王者・井上尚弥(24=大橋)が団体統一戦の相手として希望する注目のターゲット。来年2月に米国で開催予定となるスーパーフライ級の強豪ばかりが集う「Superfly2」で激突する可能性がある。

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帝里木下「体が動かなかった」完敗で王座奪取ならず

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇2日◇オーストラリア・ブリスベン

 IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチは同級3位帝里木下(千里馬神戸)が王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に7回TKO負けした。

 顔面のガードを固めるためがら空きになったボディーに王者アンカハスの強烈な右がめり込んだ。マットに崩れ落ちた帝里は、何とか立ち上がったが試合を止められた。7回1分53秒TKO負けだ。

 完敗だった。2回には右上まぶたをカット。プロ28戦目、初の海外試合でパッキャオと同じ事務所の“弟分”に歯が立たず、ジャッジは3者とも6回までフルマークで王者につけた。「調整は順調だと思っていたが、体が思うように動かなかった」。3年前の世界初挑戦で完敗し、出直した努力が砕け散った。「まずは家族とゆっくり過ごしてから、今後については考えたい」。神戸ポートタワーホテルのレストランに勤務する31歳の苦労人が、人生の岐路に立たされた。

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帝里木下、王座奪取に失敗「すべては自分の弱さ」

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇2日◇オーストラリア・ブリスベン

 同級3位帝里(ている)木下(31=千里馬)が同級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)に7回1分53秒TKOで敗れ、王座奪取に失敗した。

 帝里は「応援してくださった方々に申し訳ない。顔面を警戒し、ボディーにもらってしまった。調整は順調だと思っていたが、試合では体が思うように動かなかった。硬さや減量の影響があったのかもしれない。すべては自分の弱さ」とコメントした。

 スーパースター、マニー・パッキャオの前座で登場。初の海外試合で、3年ぶり2度目の世界王座挑戦はパッキャオと同じプロモーション事務所の“弟分”が相手だったが、1回から手数、有効打、距離感と全面的に主導権を握られた。2回には右上まぶたをカット。最後は顔面への左右連打をガードしたスキを突かれ、強烈な右ボディーを食って、ひざまずくようにダウン、レフェリーに試合を止められた。

 木下の戦績は25勝(8KO)2敗1分けとなった。

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帝里木下、王座奪取ならず 主導権握られ7回TKO

7回TKO負けした帝里木下(ロイター)

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ・12回戦>◇2日◇オーストラリア・ブリスベン

 同級3位帝里(ている)木下(31=千里馬)が同級王者ジェルウェン・アンカハス(25=フィリピン)に7回1分53秒TKOで敗れ、王座奪取に失敗した。

 スーパースター、マニー・パッキャオの前座で登場。初の海外試合で、3年ぶり2度目の世界王座挑戦はパッキャオと同じプロモーション事務所の“弟分”が相手だったが、1回から手数、有効打、距離感と全面的に主導権を握られた。2回には右上まぶたをカット。最後は顔面への左右連打をガードしたスキを突かれ、強烈な右ボディーを食って、ひざまずくようにダウン、レフェリーに試合を止められた。

 木下の戦績は25勝(8KO)2敗1分けとなった。

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帝里木下が前日計量一発パス「ベルト持って帰る」

帝里木下

 2日にオーストラリア・ブリスベンでIBF世界スーパーフライ級タイトルに挑む同級3位帝里(ている)木下(31=千里馬神戸)が1日、同地で前日計量に臨み、リミットの52・1キロで一発パスした。

 帝里は「ここまでばっちりの状態でこれたので、明日は最高の状態でリングに上がって、必ずベルトをとって日本に持って帰ります」と気合のコメント。王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)も51・7キロでクリアした。

 帝里の試合後のメインを務める6階級制覇のスーパースター、WBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(38)は、66・2キロ(リミット66・7キロ)でパスした。

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帝里木下2度目世界戦へ「かっこええ姿を見せたい」

7月2日の世界戦に向け、練習を公開したIBF世界スーパーフライ級3位の帝里木下(撮影・加藤裕一)

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位帝里(ている)木下(31=千里馬神戸)が20日、同級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)との世界戦(7月2日、オーストラリア)に向け、神戸市のジムでスパーリングを打ち上げた。

 3年前の判定負けに続く2度目の世界戦。「調整は今のところバッチリ」。王者と同じサウスポーのフィリピン王者を招き、80ラウンド超を消化した。スーパースター、パッキャオの前座に今回は妻と娘2人を連れて行く。「父親として、かっこええ姿を見せたいです」。万全の準備を整え、26日に決戦の地へ向かう。

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帝里木下「父親としてかっこええ姿を」7・2世界戦

7月2日の世界戦に向け、練習を公開したIBF世界スーパーフライ級3位の帝里(撮影・加藤裕一)

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位帝里(ている)木下(31=千里馬神戸)が20日、IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)との世界戦(7月2日、オーストラリア)に向け、神戸市の同ジムでスパーリングを打ち上げた。

 帝里は「調整は今のところバッチリ」と充実の笑みを浮かべた。王者と同じサウスポーのフィリピン国内同級王者で東洋太平洋2位という“猛者”をパートナーに招き、80ラウンド超を消化した。「フィリピン人独特で、タイミングを外して打ってくるパンチに最初はボコボコにされた。でも、距離感を大事にさえすれば、パンチをもらうことはないとわかりました」といい、世界戦対策は順調に進んでいる。

 3年前の世界初挑戦は、手数が出せず、判定で完敗した。「支えてくれる人たちにすごく迷惑をかけた。なんでボクシングをするんか。そこを考えさせられました」。再起に向けた3年間。「僕は性格がわがままで、人の話を全然聞かへんかったんです。自分の力だけでやれると思ってて」。練習方法などで周囲の声に素直に耳を傾け、ひたすら前向きに2度目のチャンスを待ち続けた。

 今回はスーパースター、マニー・パッキャオの前座だ。オーストラリア・ブリスベンのサンコープスタジアムで、収容5万5000人という大舞台のリングに立つ。妻摩由子さん(43)と長女ももこちゃん(6)次女美羽子ちゃん(3)も現地に連れて行く。「長女の方は僕がボクサーやとわかってきたみたい。父親として、かっこええ姿を見せたいですね」。2度目の世界戦は一世一代の晴れ舞台。26日に決戦の地へ向かう。

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帝里木下、豪で2度目の世界戦「国外でも関係ない」

アンカハスとのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチに向けてポーズを取る帝里木下(撮影・松本航)

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位、帝里木下(ている・きのした、31=千里馬神戸)が8日、神戸市役所で世界タイトルマッチの発表会見に臨んだ。7月2日にブリスベン(オーストラリア)のサンコープ・スタジアムで、同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に挑む。メインカードにはWBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(38=フィリピン)の初防衛戦が組まれている。

 2度目の世界挑戦になる帝里にとっては、これ以上ない舞台だ。14年7月にIBF同級1位ゾラニ・テテ(南アフリカ)相手に、日本初となるホテル(神戸ポートピアホテル)で行われた世界戦でベルトを狙ったが、判定負けを喫した。現在の戦績は27戦25勝(8KO)1敗1分け。キャリア唯一の黒星を「それまでうまいこといきすぎていた。前はボクサーとして、最高の舞台(世界戦)に立つ覚悟がなかった」と振り返る。

 今回の会場は5万5000人収容で、03年のラグビーW杯でも使われた。元日本代表FB五郎丸歩が16年に所属したスーパーラグビー・レッズの本拠地でもある。絶大な人気を誇るパッキャオがメインを務め、世界中の注目が集まる舞台。アジア以外の国へ向かうのは初めてという帝里だが「僕にとっては、国内でも国外でも関係ない。コンディション作りが全て。大観衆の中で必ず勝ちたい」と力を込めた。

 この日の会見は、神戸市役所での開催となった。普段は市政担当記者が仕事をする一室に、ボクシング関係者が集った。ジムの千里馬啓徳会長は「市役所での会見は珍しいですが、神戸市とブリズベンは姉妹都市。神戸市をボクシングで、もっと盛り上げたいと思う」と意図を説明。28戦26勝(17KO)1敗1分けのサウスポーを倒せば、帝里の人生が変わる。

アンカハスとのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチが決定し、写真に納まる帝里木下(中央)。右は千里馬啓徳会長(撮影・松本航)

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過去には亀田大毅の相手、ソリスら/減量失敗メモ

亀田興(右)、亀田大(同2人目)が見守る中、計量に失敗するソリス

 はかりの上で王座を失った。ボクシングWBC世界フライ級タイトル戦(20日、有明コロシアム)の前日計量が19日、都内で行われ、同級王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)がリミットを200グラム上回る51キロで減量に失敗し、王者剥奪となった。1回目の計量の後は2時間の猶予を与えられるが、2時間を待たずに計量を放棄した。

 20日の同級王座奪取に挑む比嘉大吾(21=白井・具志堅)との試合は行われ、比嘉が勝てば新王者で、比嘉が敗れた場合は空位となる。

 日本人挑戦者の世界戦で王者が減量に失敗した主な例は以下の通り。

 ◆74年10月、WBA世界フライ級チャチャイ・チオノイ(タイ)-花形進(横浜協栄)戦

 ◆98年9月、WBA世界フェザー級フレディ・ノーウッド(米国)-松本好二(ヨネクラ)戦

 ◆04年7月、WBA世界ミニマム級ノエル・アランブレット(ベネズエラ)-新井田豊(横浜光)戦

 ◆13年1月、WBA、IBF世界スーパーフライ級王座統一戦リボリオ・ソリス(ベネズエラ)-亀田大毅(亀田)戦

 ◆17年4月、WBO世界バンタム級マーロン・タパレス(フィリピン)-大森将平(ウェズ)戦

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亀田大毅戦でも…世界戦における過去の体重オーバー

 今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が22日、大阪市内での前日計量で制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。世界初挑戦の同級6位大森将平(24=ウォズ)が勝てば新王者、負けか引き分けの場合は空位となる。

 ◆世界戦における過去の体重超過 日本人選手が絡んだのは今回で7例目。有名なのは13年12月、IBF世界スーパーフライ級王座決定戦で王者亀田大毅と戦ったWBA同級王者ソリス(ベネズエラ)が再計量でも規定に届かず。翌日、亀田が1-2の判定負けを喫したが、IBFの公式ルールで防衛が認められた。

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興毅に続き次男の大毅も引退 左目網膜はく離で決断

左目網膜剥離のために引退を表明した亀田大毅

 興毅に続いて大毅も引退した。プロボクシングの元世界2階級王者で亀田3兄弟の次男大毅(26)が4日、左目網膜剥離のために引退を表明した。昨年6月に発症し、9月の1年9カ月ぶりの再起戦では判定負けしていた。昨年結婚した夫人と米ニューヨークで2日(日本時間3日)に挙式。波乱のボクサー人生に区切りをつけ、新たな人生へ出発した。長男興毅(28)も10月に4階級制覇失敗で引退表明。三男和毅(24)は王座奪回を期しているが、ボクサー亀田一家の時代に終わりの時が近づいた。

 長男興毅の引退表明から約2週間後、次男大毅も第2の人生を決断した。左目が網膜剥離だった。9月の再起戦は1-2の判定負け。勝てば続行のつもりだったが「戦ってみて、この先もっと打たれる可能性が高くなる。右目だけでできる世界ではないと引退を決意した」とコメントした。

 興毅のブログによると、昨年6月にメキシコ合宿でスパーリング後に左目が見えなくなった。緊急帰国しての診断は視力回復には手遅れだった。世界王座獲得以来の涙を流し、初めて「怖い」と吐露した。

 それでも3度の手術で視力0・1とうっすら見えるようになった。満足な練習はできずに再起戦。「周りに迷惑をかけたこともあり、リングで結果を出して恩返ししたかった。それができずに引退は本当に申し訳ない」と無念の決断となった。

 最後まで波乱続きのボクサー人生だった。07年の世界初挑戦で、王者内藤を投げ飛ばすなどの反則を連発で1年間ライセンス停止処分を受けた。セコンドの父史郎氏の不適切な指示も問題になり、包丁で自殺を考えたほど追い込まれた。

 13年9月には2階級制覇したが、12月のWBAとIBFの王座統一戦では判定負け。それでも王座保持で物議を醸し、ついに3兄弟は国内で試合ができなくなった。再三のトラブルや近年は実力低下に引退濃厚とも見られていた。

 日本時間3日に支えてきた家族に見守られ、昨年10月に結婚した8歳年上の夫人と挙式した。「世界王者になる夢をかなえられて幸せなボクシング人生。新しい道を探して挑戦へ今は未来が楽しみ」。ボクシング界を席巻し、振り回した一家の2人が一気にリングを去った。

 ◆亀田大毅(かめだ・だいき)1989年(昭64)1月6日、大阪・西成区生まれ。天下茶屋小5年でボクシングを始める。06年2月にプロデビュー。07年10月の世界戦で反則騒動を起こし、1年間のライセンス停止処分。10年2月にWBA世界フライ級王座を獲得し、2度防衛後に返上。13年9月にIBF世界スーパーフライ級王座決定戦に勝利し、2階級制覇。戦績は29勝(18KO)5敗。右ボクサーファイター。14年10月に結婚。

<亀田大毅 アラカルト>

 ◆浪速の弁慶 父史郎氏の指導で小5からボクシングを始める。「浪速乃闘拳」の興毅に続き、06年2月に「浪速乃弁慶」としてデビュー。入場時は弁慶の衣装が売り。歌が得意で試合後のリングでT-BOLANの「離したくはない」、ゆずの「栄光の架橋」などを披露。イラストも得意で映画主演経験もある。

 ◆2階級制覇 10年2月にデンカオセーンとの再戦に判定勝ちし、WBA世界フライ級王座を獲得。13年9月にはIBF世界スーパーフライ級王座決定戦に判定勝ちで2階級制覇。世界初の3兄弟同時世界王者でギネスにも認定された。

 ◆負けても王座騒動 13年12月のWBA、IBFスーパーフライ級王座統一戦に判定負け。WBA王者ソリスの計量失格を理由に、事前説明とは異なり「IBF王座にとどまる」と発表した。JBCは亀田陣営が事情を知りながら公表しなかったことを問題視。ジム会長らを事実上の資格剥奪処分とし、3兄弟は国内で試合が出来なくなった。

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亀田大毅9・6米テキサスで再起戦 1年9カ月ぶり

 プロボクシングの亀田プロモーションは29日、元世界2階級制覇王者亀田大毅(26)が、9月6日(日本時間7日)に米テキサス州コーパスクリスティでビクトル・ルイス(24=米国)とバンタム級契約10回戦を行うと発表した。

 13年12月のWBA、IBF世界スーパーフライ級王座決定戦で判定負けして以来、1年9カ月ぶりの試合となる。ラスベガスでのキャンプ中の大毅は「久々の試合が決まってうれしい。今回はアメリカでのデビュー戦。新たなスタートの第1歩」とコメントを出した。

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亀田大毅が9月再起戦へ 亀田和毅の世界戦も

 プロボクシングの元2階級制覇王者亀田大毅(26)が、9月6日(日本時間7日)に米テキサスで約1年9カ月ぶりの再起戦を行う予定であることが、26日に関係者の話で分かった。

 13年12月のWBA、IBF世界スーパーフライ級王座統一戦で判定負けして以来の試合で、19勝(14KO)5敗の実績を持つビクトル・ルイス(24=米国)と対戦する。同興行では、亀田3兄弟の三男で、前WBO世界バンタム級王者の和毅が、WBA同級王者ジェイミー・マクドネルの王座に挑む世界戦も行われる。

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帝里判定負け一夜 メキシコから再起期す

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級6位帝里(ている)木下(28=千里馬神戸)が、メキシコから再出発する。同級1位テテとの王座決定戦の判定負けから一夜明けた19日、神戸市内のジムで会見。「このままやめられない。スーパーフライ級で世界を目指したい」。再起を誓った愛弟子に、千里馬会長は「海外の厳しい環境で試合をさせる。メキシコを考えている。そこで負けるようなら世界は取れない」と過酷な再起ロードを用意。帝里も「今日、初めて聞いたけど、それが強くなる近道だと思う」とプロ初の敵地戦を視野に入れた。

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