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井岡一翔、因縁ニエテスに判定勝ち5度目防衛!日本歴代トップ世界戦20勝 統一戦へ大きな弾み

井岡はニエテスを破り5度目の防衛に成功する(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(33=志成)がリベンジ達成で5度目の防衛に成功した。04年9月以降、約18年間負けなしの元世界4階級制覇王者となる同級1位ドニー・ニエテス(40=フィリピン)の挑戦を受け、3-0判定勝ちを収めた。

18年大みそかに同級王座決定戦(マカオ)で1-2の僅差判定負けを喫して以来の再戦で雪辱を果たし、日本歴代トップの世界戦通算勝利を区切りの「20」に伸ばした。因縁の相手との決着をつけ、大みそかに他団体王者との統一戦実現へ、大きな弾みをつけた。

ニエテスに敗れた後、マカオの試合会場で井岡は言った。「願望としてはニエテスと再戦したい。多分、そういう日が来るような気がする」。そして約3年7カ月が経過し、再戦はWBOからの指名試合で実現した。「ニエテスに負けてから4階級制覇し、過去の自分を払拭(ふっしょく)したと思っているが、運命としてもう1度戦う時が来た。きっちり決着をつけ、どちらが真の王者か証明しないといけない」と集中力を研ぎ澄ませていた。

前回のニエテス戦の動画をチェックし、師事するキューバ人トレーナーのイスマエル・サラス氏、佐々木修平トレーナーと対策を練ってきた。ニエテスが得意とする接近戦になっても競り勝てる体幹を手にするため、ピラティスを取り入れ、内転筋、骨盤周辺の筋肉を鍛え、さらなる連打可能な肉体を作り上げた。恵美夫人の栄養サポートにより、食事は基本的に魚と野菜の料理を中心。疲労回復とスタミナ持続可能な肉体を保ってきた。

22日には第2子誕生の予定日を控えており「かなり気合が入る。自分の役割をきっちりやり、結果を出し、生まれてくる瞬間をチャンピオンとして見守りたいと思う」とニエテス戦に向けて気持ちを高揚させて臨んだ新旧の世界4階級制覇王者対決だった。

恒例となる大みそかには、他団体王者との王座統一戦を希望している。昨年大みそかは新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の影響で、当時のIBF王者ジェルウィン・アンカハス(30=フィリピン)との王座統一戦が延期に。さらに今年3月にアンカハスが10度目の防衛戦で王座陥落。新IBF王者はフェルナンド・マルチネス(31=アルゼンチン)となった。

現在、両陣営が再戦に向けて対戦交渉中。井岡は「次の目標は統一戦。(マルチネス-アンカハス戦の)勝者と対戦できたらいいと思います」とターゲットを絞る。

ミニマム級に続き、スーパーフライ級でも2団体王座統一を成し遂げるため、井岡は戦い続ける。

◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、大阪・堺市生まれ。興国高で史上3人目の高校6冠を達成。東農大2年中退で09年プロデビュー。11年に当時日本最速7戦目でWBC世界ミニマム級王座、12年にWBA世界ライトフライ級、15年に18戦目の当時世界最速でWBA世界フライ級王座獲得。17年に1度引退も、18年に復帰。19年再挑戦でWBOスーパーフライ級王座を獲得し、日本初の世界4階級制覇達成。164・8センチの右ボクサーファイター。家族は夫人と1男。

▽ラウンドVTR

1R 井岡は距離を置き、慎重にジャブを放つ。ニエテスも積極的に攻めに出ず、不気味なほど静かな立ち上がり。(井岡10-9)

2R 井岡がジャブでリードを奪う。ニエテスは右のオーバーハンドで形勢逆転を狙う。距離を詰めたところでニエテスが左フック。井岡はあえて様子を見る。(井岡9-10)

3R ニエテスが積極的にジャブを放つ。井岡はタイミングを計りながらワン・ツーも効果的な打撃はなし。残り1分から井岡が前へ。ボディー中心に攻める。(井岡9-10)

4R 井岡が積極的に前に出て左フックをヒット。右ストレートも打ち抜く。ニエテスは大振り。井岡は的確なパンチを狙う。(井岡10-9)

5R 井岡が圧力をかけて攻勢に出る。左フック、左ボディーで主導権を奪いにいく。ニエテスは手が出ず。(井岡10-9)

6R 井岡が攻勢を強める。左ジャブを放ちながら前に圧力。ニエテスは動かされながら決定打はなし。(井岡10-9)

7R 井岡が右の連打からリードを作る。1分過ぎに足を止めて打ち合いも数秒。井岡は左のボディーへのダブルで展開打破を狙う。(井岡10-9)

8R ニエテスが間合いを詰めようとするが、ガードを固めた井岡は完璧なディフェンス。井岡はていねいにジャブを突き、ニエテスに距離を詰めさせない。(井岡10-9)

9R ニエテスは右目上をカット。井岡のパンチによるものとアナウンス。距離感は詰まらずワンパターンの攻防で、井岡が右のガードを下げて攻めに出るも有効打はなし。(井岡10-9)

10R ニエテスがジャブを突きながら積極的に前へ出る。井岡はかわしながらカウンター狙い。パンチで左目上からも出血させる。(井岡10-9)

11R ニエテスが被弾覚悟で前へ。井岡は冷静にさばきながら、左ボディーを放つ。井岡はプレッシャーをかけながらボディー攻め。(井岡10-9)

12R 井岡はガードを固めながらカウンターを狙う。ニエテスも積極的に出ることなく、変わらない攻防。井岡はボディー中心に攻めながら、最後まで危なげなく戦った。(井岡10-9)

※採点は本社

3回、井岡(右)はニエテスを攻める(撮影・足立雅史)
井岡はニエテスを破り5度目の防衛に成功する(撮影・足立雅史)
リングに上がる井岡(撮影・足立雅史)
1回、井岡(左)はニエテスを攻める(撮影・足立雅史)
2回、井岡(左)はニエテスを攻める(撮影・足立雅史)
水着姿で登場したラウンドガールの左から波田妃奈、倭早希(撮影・足立雅史)
水着姿で登場したラウンドガールの左からぽぽちゃん、波田妃奈(撮影・足立雅史)
試合後、井岡を祝福するラウンドガールの、左からぽぽちゃん、波田妃奈、倭早希(撮影・足立雅史)
試合後、井岡(手前)を祝福するラウンドガールの、左からぽぽちゃん、波田妃奈、倭早希(撮影・足立雅史)
最終12回のラウンドガールを務める波田妃奈(左)と倭早希(撮影・足立雅史)
試合後、井岡を祝福するラウンドガールの、左からぽぽちゃん、波田妃奈、倭早希(撮影・足立雅史)

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井上尚弥に4団体王座統一戦の交渉揺さぶり!?バトラーが一転、英国開催準備を要求

井上尚弥(2022年6月7日撮影)

プロボクシグWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)の対抗王者、WBO世界同級王者ポール・バトラー(33=英国)が4団体王座統一戦の交渉揺さぶり!? 

5日(日本時間6日)に同選手が契約を結ぶ米プロモート、プロベラム社の公式サイトを通じ、バトラーは練習を再開したと報告。井上に対して4団体統一王者になりたいのならば、英国で戦う準備をしなければならないと主張したと伝えた。これまで日本に乗り込み、井上と4本のベルトを懸けた統一戦に臨む意向を示していただけに対戦交渉上の揺さぶりともみられる。

公式サイトを通じ、バトラーは担当トレーナーのジョー・ギャラハー氏と週5回のトレーニングを開始しているとし「1日1回のセッションを行っている。トレーニングに完全に戻る前にフィットネスの基礎をつくっている」と現状を説明した。また井上との4団体王座統一戦が正式決定した場合も想定し「まだ私は井上を対戦相手として研究し始めていないが、試合が確認されれば、彼は私の心にたくさん浮かぶことだろう。いずれその時が来ることは分かっている」とコメントしていた。

なお井上は4団体統一戦の開催会場について「日本でも米国でも英国でもどこでもいい」とこだわらない姿勢を貫いている。

ポール・バトラー(ロイター)

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村田諒太8・11大阪WOWOWイベント登場 西岡利晃氏と秘蔵トーク、歴代最強ボクサーなど語る

8月11日、WOWOWのボクシング番組エキサイトマッチの大阪イベント。村田諒太、西岡利晃氏らが出演(WOWOW提供)

プロボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が、8月11日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で開催されるWOWOWのボクシング番組エキサイトマッチによるイベント「リングサイド会議SP in 大阪」にゲスト登場することが4日、発表された。

元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏とともにゲストとして招かれ、このイベントでしか聞けない秘蔵トーク、村田の主戦場となる「黄金の中量級」の魅力、歴代最強ボクサーなどを語るという。

この2人とともに、エキサイトマッチにレギュラー出演している国際マッチメーカーのジョー小泉氏、元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史氏、司会の高柳謙一氏、増田美香アナウンサーも登壇。イベント参加者と一緒に楽しめるコーナーも実施予定だ。同イベントは今年1月、東京・後楽園ホールでWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥が出演し、第1弾として行われた。今回は大阪で初開催となる。

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アマ10冠今永虎雅が鮮烈KOデビュー「世界の強豪と戦えるよう」層厚いライト級で世界へ第一歩

2回KO勝ちして記念撮影に臨む今永。左はCHIAKI、右はジェニー(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:62・0キロ契約体重6回戦>◇29日◇東京・後楽園ホール

史上初の高校8冠を含むアマ10冠ボクサー今永虎雅(たいが、22=大橋)が鮮烈なプロデビューを飾った。62キロ級契約体重6回戦で浜崎隆広(36=仲里)と拳を交え、2回2分49秒、KO勝利を挙げた。1回から鋭い右アッパーで顔をのけぞらせると、2回には左ストレートでダウンを奪取。右フックでダウンを追加すると、相手陣営の棄権申し出により、そのままKO撃破となった。選手層の厚いライト級で世界を狙う大物ルーキーが力強く1歩を踏み出した。

    ◇    ◇    ◇

冷静沈着に仕留めた。サウスポースタイルから今永が左ストレート、左アッパーで後退させた。2回、左ストレートを打ち抜き、ダウンを奪取。立ち上がった浜崎のこめかみに的確な右フックをヒットさせてダウンを追加すると、カウント途中に敵陣営の棄権申し出があり、白星デビューが決まった。

プロ初勝利を挙げ「めちゃめちゃ緊張しました。初めてのプロのリングでグローブも小さい。練習したことを出せずに力んでしまった」と苦笑しつつも、冷静に試合ペースをつかんだことに手応えもあった。「自分のやってきたことを試合で出すことを考えてやってきた。アマ10冠は重圧と考えず、アマとプロは違うと区切りをつけていた」と最後まで謙虚な姿勢を貫いた。

元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーのフィジカルトレを受け、3月の入門時よりも肉体はビルドアップした。パンチのキレも増した。チケット購入してくれた後援者、スポンサーらに感謝しつつ「ボクシングに集中できる環境の中で結果を出さないといけないので、気持ちはアマ時代とは違う」と気を引き締めて初陣リングに立っていた。

階級は違うものの、同門の先輩となるWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29)を目標にプロ転向した。高校の実績では「井上超え」を果たしており、期待の新人として注目される。「世界の強豪と戦えるようにもっと練習して頑張りたい」。プロらしく、力強く、今永が白星発進した。【藤中栄二】

◆今永虎雅(いまなが・たいが)1999年(平11)8月9日、大阪・河内長野市生まれ。父裕之さんの勧めで幼少期から空手を学び、中学1年からボクシングを開始。奈良・王寺工高時代、同じ高校の荒本一成とともに総体3連覇、選抜2連覇、国体3連覇という史上初の高校8冠を達成。東洋大進学後の2冠を合わせてアマ10冠を獲得。得意パンチは左ストレート。家族は両親と弟、妹。身長177センチの左ボクサーファイター。通常体重は69キロ。

◆ライト級 リミット58・96キロ~61・23キロで全17階級中の真ん中。体重70キロ前後の選手が絞ってくる。男性の平均的ウエートで層が厚く、本場の米国や中南米でも人気が高い。デュラン(パナマ)、アルゲリョ(ニカラグア)、チャベス(メキシコ)、カマチョ、デラホーヤ、メイウェザー(すべて米国)などスターを輩出し、現在も元3団体統一王者の「ハイテク」ロマチェンコ(ウクライナ)、元世界3階級王者リナレス(帝拳)が主戦場とする。日本人で世界王座を奪取したのはガッツ石松、畑山隆則、小堀佑介の3人。

1回、今永(左)は浜崎に右パンチを見舞う(撮影・たえ見朱実)
1回、今永(左)は浜崎にパンチを見舞う(撮影・たえ見朱実)
2回、今永(右)は浜崎の顔面にパンチを打ち込む(撮影・たえ見朱実)
62キロ契約6回戦 2回、今永(右)は浜崎からダウンを奪う(撮影・たえ見朱実)
今永と井上の比較表
62キロ契約6回戦 ラウンドガールを務めるCHIAKIさん(撮影・たえ見朱実)
ラウンドガールを務めたジェニーさん(撮影・たえ見朱実)

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田中恒成、世界前哨戦飾る「決まったものを絶対に取ります」4階級制覇へ井岡一翔との再戦も視野

橋詰将義に5回TKOで勝利し新チャンピオンになった田中(中央)。左からラウンドガールを務めたCHIAKIさん、1人おいてJENNYさん(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇東京・後楽園ホール

元世界3階級制覇王者田中恒成(27=畑中)が世界前哨戦でTKO勝利を飾った。WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(28=角海老宝石)に同級1位として挑戦し、5回2分52秒、レフェリーストップによるTKO勝ち。同王座獲得に成功し、世界4階級制覇に向けて前進した。

現在、世界スーパーフライ級はWBO王者が19年大みそかに敗れている井岡一翔(志成)、WBAスーパー、WBCフランチャイズ王者がフアン・フランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)、WBC正規王者がジョシュア・フランコ(26=米国)、IBF王者がフェルナンド・マルチネス(30=アルゼンチン)となっている。

IBFは王者マルチネスが前王者ジェルイィン・アンカハス(30=フィリピン)との再戦が決まりそうな気配。WBOは王者井岡が7月13日に元4階級制覇王者ドニー・ニエテス(40=フィリピン)との5度目防衛戦を控える。井岡との再戦について、田中は「それはWBOが井岡選手でもニエテス選手でもIBFでも勝った王者に挑戦します。もともと選んでやるタイプでもない。決まったものを絶対に取ります」と気合を入れ直した。

年内に地元名古屋で世界前哨戦を1試合行い、来年の世界再挑戦を目指すという。所属ジムの畑中清嗣会長は4階級制覇を狙う世界王座の選択肢として「第1はWBO、(第2に)IBF。10月のWBO総会にも恒成を連れていきたいと思います」と明言していた。

5回、田中(左)は橋詰にパンチを打ち込む(撮影・たえ見朱実)
4回、田中恒成(右)のパンチが橋詰将義の顔面にヒット(撮影・たえ見朱実)
62キロ契約6回戦 ラウンドガールを務めるCHIAKIさん(撮影・たえ見朱実)
ラウンドガールを務めたジェニーさん(撮影・たえ見朱実)

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元世界3階級制覇田中恒成の挑戦受ける橋詰将義「なめるなよ、という感じ」王者のプライド見せる

計量クリアしたWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義

プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(28=角海老宝石)が過去最強の相手との初防衛戦に臨む。29日、東京・後楽園ホールで同級1位の元世界3階級制覇王者田中恒成(27=畑中)の挑戦を受ける。

28日に東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、100グラム少ない52・0キロでクリアした田中に対し、リミット52・1キロでパスした。

計量時に田中と対面した橋詰は体格などをチェックし「全部、想定通りだった」と自信の笑みを浮かべた。世界ランキングでWBO3位、IBF5位、WBC6位に入っている田中の立場を意識し「世界ランクで1ケタに入っている。初防衛に成功すれば自分の評価は上がる。対戦の話が来た時、すぐにイエスと言った。真のチャンピオンに認められれば」と気合を入れ直した。

本来ならば、世界王者の田中に挑戦者として対戦したかったと明かした橋詰は「向こうは『世界』から(アジアに)ランクを下げている。『なめるなよ』という感じです」と王者としてのプライドをみせつける覚悟を示していた。

WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(左)とにらみ合う挑戦者の元世界3階級制覇王者田中恒成
WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(左)と挑戦者の元世界3階級制覇王者田中恒成

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井上尚弥、バトラー陣営製作のにらみ合う合成写真に「やる気なんだな、決まるんだなと」

WBO王者バトラー(右)と契約する米プロベラム社公式サイトに掲載された井上とのフェースオフ合成写真(プロベラム社公式サイトより)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が、WBO世界同級王者ポール・バトラー(33=英国)陣営製作によるフェースオフ合成写真をチェックし、気持ちを高ぶらせた。

7日にノニト・ドネア(39=フィリピン)を2回TKO撃破し、日本人初の3団体統一王者となった井上は29日、横浜市内の所属ジムで練習を再開した。

4団体王座統一戦の対抗王者バトラーが契約を結ぶ米プロモート、プロベラム社公式サイトに掲載された井上とバトラーがにらみ合う合成写真を見たと明かし「だから向こうのプロモーターもやる気なんだなと。(4団体統一戦が)決まるんだなと気持ち的にも高まりますね」と歓迎。「ここまで来たらバンタム級でやり残した試合は1つかなと。交渉がうまくいって、4団体統一戦が決まればしっかり勝ちにいきたい」と意気込みを示した。

約20日間のオフについて、試合当日に見舞われた空き巣被害にも言及しながら「試合が終わってから、いろいろあり、空き巣もあり、試合直後は気持ち的に休めることができなかった。3週間ほどゆっくり休んで気持ちの回復もできて頑張っていけると思う」と決意も新た。所属ジムの大橋秀行会長は「まだ発表できないが、必ず大きな試合になる。来るべき日に備えていきたい」とバトラー側との交渉が順調に進んでいることを明かした。

練習を公開した井上尚弥(撮影・野上伸悟)

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井上尚弥「まだ捕まっていない」試合当日空き巣被害「実際見たら腹立たしい」対策着手し警戒強化

練習を公開した井上尚弥(撮影・野上伸悟)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が7日のノニト・ドネアとの3団体王座統一戦当日に空き巣被害に見舞われたことを受け、今だ犯人が逮捕されていないと明かした。

28日、横浜市内の所属ジムで始動した後、報道陣との質疑応答で空き巣被害について言及。「(被害を)知ったのは試合直後ぐらい。まず想像がつかなかった。実際に(被害を)見たら腹立たしいですよ。試合直後はなかったですが、怒りは徐々に出て…」と心境を明かした。

犯人は防犯カメラの映像に残っていたものの、顔は覆面で覆われてたという。

これまで試合1カ月前からホテル生活するケースが多かった井上だが、残した家族らのことも心配のため「試合前のホテル生活はやめようかなと思っています。自分がいないのは心配ですし」とさまざまな対策を取り始めていると強調。海外遠征や走り込み合宿を行う場合には「誰かを家においていきます」と警戒心を強めていた。

神奈川県警によると、試合前の7日午後4時半ごろ、試合で不在だった井上の神奈川県内になる自宅に何者かが入り、かばんや貴金属など十数点を盗んだという。付近で男2人が目撃され、県警が行方を捜査している。

練習を公開した井上尚弥(撮影・野上伸悟)

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井上尚弥「12月ぐらい」バトラーとの4団体王座統一戦を想定し練習開始「照準を合わせている」

練習を公開した井上尚弥(撮影・野上伸悟)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が今年12月の4団体王座統一戦を想定し、本格的に始動した。

7日にノニト・ドネア(39=フィリピン)を2回TKO撃破し、日本人初の3団体統一王者となった井上は29日、横浜市内の所属ジムで練習を再開。残りの対抗王者となるWBO世界同級王者ポール・バトラー(33=英国)との4団体王座統一戦に向け「12月ぐらいを自分は想定して照準を合わせています」と明かした。

スパーリングも7月から開始する予定。元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーとの走り込み合宿なども「試合が決まれば合宿も相談しながらやっていきたい」と意欲満々。既にダイジェスト映像ながらバトラーの試合動画もチェックしており、正式決定すれば本格的なバトラー対策に入る見通しとなっている。

さらに大橋秀行会長はバトラー戦を想定し、欧州から練習パートナーを招聘(しょうへい)する計画も明かした。

同会長は「試合直前の練習パートナーとして呼びたいと思っている。(バトラーが)強敵なのは間違いない」と警戒。井上は「バトラー戦が正式に決まれば、彼も王者だし刺激になる。(7日の)ドネア戦であれだけのパフォーマンスをしたので、期待されるのは重々承知している。(バトラー戦も)あれぐらいの試合をしないといけないですね」と自らハードルを設定していた。

練習を公開した井上尚弥(撮影・野上伸悟)

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井上尚弥の野望「すごく理想なのかな」階級上げスーパーバンタムでの4団体統一王者同士の夢対決

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が4団体統一後、1階級上のスーパーバンタム級4団体統一王者との夢対決を希望した。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)との年内の4団体統一戦交渉が進んでいることを明かした上で、来年に向けた理想プランを口にした。

井上は近い将来、1階級上のスーパーバンタム級への転級を目指している。同階級では、ムロジョン・アフマダリエフ(27=ウズベキスタン)がWBAスーパー、IBF王座を統一、スティーブ・フルトン(27=米国)がWBC、WBO王座を統一している。この2団体王座統一王者同士による4団体統一戦の待望論が挙がっている。

年内に4団体王座統一することを前提に、井上は「この両選手が(4団体王座)統一戦の流れになるのなら(自身が階級を上げて)4団体王者同士が戦うのがすごく理想なのかなと思います」との野望を口にしていた。

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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井上尚弥、バトラーと年内4団体統一戦実現へ「流れ的に良いと聞いている」交渉順調と明かす 

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が年内の4団体統一戦に向けて順調に交渉が進んでいることを明かした。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。残り1人の対抗王者となるWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)陣営と対戦交渉に入っていると明かした。

井上は「バトラーとの交渉につきましては(所属ジム)大橋(秀行)会長から交渉中で流れ的にはいいと聞いている」と明かした。具体的な日程、開催国については未定としながら「4団体統一戦が実現するなら日本でも米国でも英国でもどこでもいいと思っています」と口調を強めた。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となった。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場。 井上は「ドネア戦での勝ち方次第と言われていたので、1位になるのかなと(思っていた)。これ以上ない試合内容で終わることができ、PFP1位となり満足する結果でした。PFP1位という立ち位置もあるので、それにふさわしい試合をこなしたい。その上で4団体統一した上でスーパーバンタム級で新たな挑戦したい」と意気込みを示した。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
会見前、ファイティングポーズする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
ポール・バトラー(ロイター)

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井上尚弥、那須川天心vs武尊は「見てましたし、刺激を受けることもありました」注目対決に言及

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が、19日に東京ドームで対戦したキック注目対決、那須川天心-武尊戦について言及した。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。世間的な注目を浴びたキック対決について「もちろん日本人として日本人の最強2人が戦った2人は見てましたし、刺激を受けることもありました」と口にした。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となったことを受け、会見をオファーを受けていた。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場となった。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

会見場入りする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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井上尚弥、PFP日本人初1位に「メディアの注目を浴びてありがたいこと」外国特派員協会で会見

会見前、ファイティングポーズする井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が「世界最強ボクサー選定」に感謝の言葉を口にした。

27日、東京・千代田区の外国特派員協会で会見に臨んだ。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場。井上は「ドネア戦が終わって結果的にPFP1位にランク付けされましたし、メディアの注目を浴びてありがたいこと」と感謝した。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となったことを受け、会見のオファーを受けた。

既に残り1人の対抗王者となるWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)陣営とは対戦交渉に入っている。年内の4団体統一戦実現に向けて今月中にはジムワークを再開する予定となっている。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

会見場入りする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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WBO王者ゴンサレスが初防衛成功 9月にも京口紘人と米ラスベガスで統一戦の可能性

ジョナサン・ゴンサレス(2019年8月20日撮影)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦> ◇24日(日本時間25日)◇米フロリダ州キシミー

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)との統一戦が浮上しているWBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)が初防衛に成功した。同級8位マーク・アンソニー・バリガ(29=フィリピン)の挑戦を受け、3-0(115-113、117-111×2)の判定勝利を収めた。

サウスポー対決となったゴンサレスは序盤から右目周囲を腫らしながらも、中盤以降、スピードで上回り、終盤にかけて尻上がりに力強さが増した。判定では最大で5ポイント差をつけて危なげなくベルトを守った。19年8月、名古屋でWBO世界フライ級田中恒成(畑中)に挑戦して7回TKO負けした後に2連勝したゴンサレスは昨年10月、WBO世界ライトフライ級王者エルウィン・ソト(メキシコ)に判定勝ちし、世界王者となっていた。

京口は契約を結ぶ英プロモート大手マッチルーム社からゴンサレスとの2団体王座統一戦のオファーを受けている。統一戦交渉が成立すれば、9月17日(同18日)、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催される4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(31=メキシコ)-WBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)戦のアンダーカードで組まれることが濃厚となっている。

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アルバレス、ゴロフキン96秒間の「視殺戦」&「舌戦」会見場に緊張感 9月18日に3度目対決

至近距離でにらみ合うアルバレス(左)とゴロフキン(マッチルーム社公式インスタグラムより)

今秋に3度目の注目対決を控えるプロボクシング4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(31=メキシコ)とWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)が両者そろった会見で緊張感あふれる「視殺戦」を展開した。

9月17日(日本時間18日)、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで対戦する両者は24日(同25日)、米ロサンゼルスのハリウッド・レギオン・シアターでキックオフ会見。実に73秒間のフェースオフが展開された。アルバレスがにじり寄り、至近距離で視線を合わせた。さらにアルバレスがベルトを持った形でのフェースオフも23秒間行われるなど、両者が静かに闘争心を燃やした形となった。

両者は17年の初対決で引き分け、18年の再戦ではアルバレスが僅差判定勝利を収めた。何度も3度目対決が期待されながら実現せず。ゴロフキン側から「対戦を避けている」とほのめかされたことにアルバレスは怒っていた様子。「彼はいつも人前で良い人のふりをしている。私は良い人のふりはしない。2人は違う人間だ」と気持ちをむきだした言葉を発した。

挑発的な発言も多く「私が最高クラスのファイターと戦っている時、彼はC~Dクラスのファイターと戦っていた」とも豪語した。報道陣からゴロフキンを引退させる試合になるのか問われると「すごく、いいね」と言葉に自信を込めた。

そんなアルバレスの言動にゴロフキンも冷静ながらも対抗心メラメラ。「彼が1度何か間違ったことをした場合、それを完全に忘れることはできない。何か間違った時にはきれいにならない」と過去のアルバレスによるドーピング違反を思い起こさせる発言で“反撃”。常に両者にはピリピリムードが漂った。

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元東洋太平洋Sバンタム級王者・和気慎吾が再起戦勝利「もう1度世界舞台に立ってベルト巻く」

右ジャブをねじ込む元東洋太平洋スーパーバンタム級王者和気(右)

<プロボクシング:スーパーバンタム級8回戦>◇23日◇東京・後楽園ホール

元東洋太平洋スーパーバンタム級王者和気慎吾(34=FLARE山上)が再起戦を飾った。日本同級9位水谷直人(33=KG大和)との同級8回戦に臨み、7回2分56秒、TKO勝利を挙げた。サウスポー同士の打ち合いとなったが、左ボディーアッパー、上下への連打で攻め続けると7回終了間際でレフェリーストップに追い込んだ。

昨年11月、元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(大橋)とのWBOアジア・パシフィック同級王座決定戦に判定負けして以来、7カ月ぶりのリングだった。圧勝を目標に掲げていただけに「苦戦したのは反省点で残念。言い訳できないですが、前回、井上拓真選手との大きい試合で負けてから進退を考えた」としながら、会場に足を運んだ1185人の観衆に向けて感謝の気持ちを伝えた。「自分にはこれだけたくさん応援してくれる人がいたので再起できました。中途半端にはできない。もう1度あの世界舞台に立って、世界ベルトを巻く強い気持ちでリングに立ちました」と報告。16年7月、ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)とのIBF世界同級王座決定戦で敗れて以来の世界再挑戦を見据えた。

緊張した再起戦のリングを振り返り「すごく重圧があって、1人で苦しい思いをして減量した。ただ勝ったことで次に舞台が用意されている。その舞台がある限りリングに立つつもりです」と気合を入れた。現在、WBC世界同級19位に入っているものの、まだ世界挑戦可能なランクではない。まずは世界ランキングのアップを狙うことになる。

再起戦勝利の勝ち名乗りを受けた元東洋太平洋スーパーバンタム級王者和気(左)

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元WBA王者古川夢乃歌、4年8カ月ぶり復帰戦黒星「バテてしまった」一度はキックでRISE参戦

約4年8カ月ぶりにリング復帰した元WBA女子世界アトム級王者古川夢乃歌

<プロボクシング:女子51.2キロ契約体重6回戦>◇22日◇東京・後楽園ホール

元WBA女子アトム級王者古川夢乃歌(28=山木)が、約4年8カ月ぶりに復帰戦で黒星を喫した。

日本女子フライ級10位阿比留通子(32=オークラ)との女子51.2キロ契約体重6回戦に臨み、0-2(57-57、56-58、55-59)の判定負けとなった。

もともと相手は約2階級上の相手でもあり、当日計量でも3キロ差あった。主戦場をミニマム級に設定している古川は「バテてしまった。1~2回は冷静にできましたが、その後は足が使えなくなり、ポイントを取られてしまった」と肩を落とした。

「体格差やパワーで勝てると思っていなかった」と足を使いながらジャブを打ってリズムをつかもうと試みたが、阿比留の左フックを浴びると、負けじと連打で応戦。3回以降は打ち合いの展開になったものの、相手のワンツーで後退するシーンもあり、競り勝つことはできなかった。

17年10月、アルゼンチンでIBF女子世界フライ級王者レオネラ・ジュディカ(アルゼンチン)に挑戦し、敗れて以来のカムバック戦だった。1度はボクシングから引退。警備会社に就職も、勤務先の社長から勧められたキックボクシングを開始し、那須川天心らが主戦場としてRISEに参戦した。山本ユノカのリングネームでミニフライ級NEXT・QUEENトーナメントなど5試合に出場したが、昨夏からはボクシング復帰に向けてジムワークを積んでいた。

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元女子世界王者・古川夢乃歌1度引退後キック参戦も「ここではない」17年以来のボクシング復帰

約4年8カ月ぶりに復帰する元WBA女子世界ライトフライ級王者古川夢乃歌

プロボクシグ元WBA女子ライトフライ級王者古川夢乃歌(28=山木)が約4年8カ月ぶりに復帰する。22日、東京・後楽園ホールで日本女子フライ級10位阿比留通子(32=オークラ)との女子51・2キロ契約体重6回戦を控え、21日には都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、50・9キロでパス。阿比留はリミットでクリアした。

17年10月、アルゼンチンでIBF女子世界フライ級王者レオネラ・ジュディカ(アルゼンチン)に挑戦し、敗れて以来のカムバック戦となる。1度はボクシングから引退。警備会社に就職も、勤務先の社長から勧められたキックボクシングを開始し、那須川天心らが主戦場としているRISEに参戦した。山本ユノカのリングネームでミニフライ級NEXT・QEENトーナメントなど5試合に出場したが「キックは楽しかったが『ここではない』と。本気にRISE王者を目指しているのか」と自問自答。最終的にボクシング復帰への気持ちが大きくなったという。

昨夏からボクシングの練習を再開し、1年近くでボクサーとしての感覚も取り戻した手応えがある。ボクシングの通算戦績は9勝(6KO)2敗2分けと女子では高いKO率を誇った。元世界王者として「レベルの差をみせつけたい。前のようにガンガンいくだけでなく、冷静に戦いたい。今の目標は世界王者です」とキッパリ。再び世界の頂点を目指し、リスタートする。

約4年8カ月ぶりに復帰する元WBA女子世界ライトフライ級王者古川夢乃歌(左)。右は対戦相手のJBCフライ級10位阿比留通子

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ヘビー級3団体統一王者ウシク、8・20ジョシュアと再戦 2月にウクライナ領土防衛隊に入隊

ボクシングのヘビー級世界3団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が、元王者のアンソニー・ジョシュア(英国)と8月20日にサウジアラビアのジッダで再戦することが決まった。

19日にプロモーターが発表した。12年ロンドンオリンピック(五輪)ヘビー級金メダリストのウシクは昨年9月、ジョシュアを判定で破り、WBA、WBO、IBFの王座を獲得した。母国がロシアによる侵攻を受けているウシクは2月に領土防衛隊に入隊したが、AP通信によると3月に首都キーウを離れ、再戦に向けて練習を再開していた。

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武居由樹「夏の武居は強い」8・26東洋太平洋王座初挑戦 井上尚弥に「1ミリでも近づけたら」

8月26日、東京・後楽園ホールで東洋太平洋スーパーバンタム級王座に初挑戦する元K-1同級王者武居由樹

元K-1スーパーバンタム級王者でプロボクシング東洋太平洋同級15位の武居由樹(25=大橋)が8月26日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル91大会で転向後初めて王座に挑戦する。同大会メインイベントで東洋太平洋同級王者ペテ・アポリナル(27=フィリピン)に挑むことが17日、発表された。同日に横浜市内の所属ジムで会見に臨んだ武居は「思っていたよりも早くタイトル戦が決まり、本当にうれしい。チャンスをつかみます」と転向5戦目で迎えたベルト奪取に気持ちを高揚させた。

挑戦する王者アポリナルはフェザー級から階級を下げてきたこともあり、体格が大きい。K-1時代に海外選手との対戦は多く経験しているが、フィリピン人選手と拳を交えるのは初めて。元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオや元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(ともにフィリピン)の名前を挙げながら武居は「フィリピンの選手は強いイメージがあるので気が抜けない。(アポリナルは)パワーもあって体も厚みがあって大きいので」と気持ちを引き締めた。

真夏の王座挑戦となるものの、自ら「夏男」を自負している。「夏の武居は強い。自信はあります」とキッパリ。6月7日には同門の先輩となるWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29)がドネアを2回TKO撃破。19日にはK-1の先輩王者となる武尊が那須川天心との対決で格闘技界を盛り上げていることもあり「自分も後れを取ってはいけないなと思います。尚弥さんの背中は遠いですが、1ミリでも近づけたらと思います」と気合を入れ直していた。

8月の東洋太平洋スーパーバンタム級王座挑戦がきまった元K-1同級王者武居(中央)。右端は大橋会長、左端は八重樫トレーナー

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