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【新日本】IWGP世界ヘビー級王者SANADA、謎の男・辻陽太からV2「辻。またやろうぜ」

SANADA対辻陽太 2度目の防衛を果たしたSANADA(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス…「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

IWGP世界ヘビー級王者のJust 5 GuysのSANADAが、2度目の防衛に成功した。

海外遠征から凱旋(がいせん)帰国初戦を迎えた挑戦者・辻陽太(29)に貫禄を見せつけた。試合冒頭に警戒していた辻のスピアーで吹き飛ばされたが、その後は相手の必殺技を見事に封じた。ドロップキックで反撃に転じると、シャイニングウィザードからのデッドフォールで3カウントを奪った。

謎の男に強さを誇示した。SANADAは5・3福岡国際センター大会で、IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムを下し、IWGP世界ヘビー級王座の初防衛に成功。その試合後に、海外に武者修行中だった辻が電撃登場。アメフト仕込みのスピアーで、SANADAに“奇襲”し、ノックダウンさせた。

ただ、SANADAに焦りはなかった。今回のIWGP世界戦を前に、前哨戦は設けられず、辻の最新情報は秘められたままだったが、前日3日の調印式で「1回も顔を出さなかった方が大物感あっていいのかなと思っております」と意に介すことはなかった。試合後には「辻。また、これから実績を残して、ロスインゴ盛り上げてもらって、いつでも挑戦待ってるよ。またやろうぜ」と余裕さえ感じさせ、見事にV2を達成した。

SANADA対辻陽太 攻撃を決めるSANADA(右)(撮影・清水貴仁)
SANADA対辻陽太 攻撃を決めるSANADA(奥)(撮影・清水貴仁)
SANADA対辻陽太 気合いを入れるSANADA(右)(撮影・清水貴仁)

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【新日本】謎の男・辻陽太、敗戦もインパクト抜群のスピアーにムーンサルトプレスも披露

SANADA対辻陽太 SANADA(左)を攻め立てる辻(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

謎の男・辻陽太(29)が、その怪物ぶりを見せつけた。凱旋(がいせん)帰国直後の試合で、IWGP世界ヘビー級王者のSANADA(35)に挑戦。試合序盤にいきなりのスピアー。アメフト仕込みの強靱(きょうじん)なタックルで、SANADAを吹っ飛ばした。

ムーンサルトプレスも披露するなど、ポテンシャルの高さを見せつけた。試合には敗れたが、インパクトは抜群だった。

異例の挑戦だった。辻は海外に武者修行中だった。帰国直後に、団体の最高峰のベルトに挑むのは12年2月12日のオカダ・カズチカ以来、11年ぶり。オカダが、棚橋弘至に勝利した「レインメーカーショック」ぶりの出来事だった。オカダ以来の戴冠は逃したが、冒頭のスピアーといい、辻のスケールの大きさは本物だった。

辻は19年4月13日の茨城大会で、プロ初勝利。そして21年8月1日に行われた後楽園ホール大会の壮行試合の内藤哲也戦を最後に、海外へと鍛錬の日々に向かった。英国、メキシコで経験地を積み、約2年ぶりに日本へ帰ってきた。

5月3日の福岡国際センター大会で電撃登場。そして、内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の代名詞・胸を2回たたくポーズを披露した。すると、前日3日の調印式で、SANADAと辻の記者会見後に、LIJの面々が登場し、ここで辻が加入表明。差し出されたLIJのTシャツを受け取り、5人と拳を合わせた。

突然の帰国、そしてLIJへの電撃加入、そして、IWGP世界ヘビー級王座への挑戦…。謎の男の勢いは、止まらなそうだ。

SANADA対辻陽太 SANADA(上)を攻め立てる辻(撮影・清水貴仁)

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【新日本】IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムが自己最多5度目防衛で歓喜の雄たけび

高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃する高橋(左)(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス…「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが、自己最多の5度目の防衛に成功した。

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」初優勝を果たしたマスター・ワトを挑戦者に迎えた一戦を制し、「ジュニアの新しい扉はとっくに開いている。その先にいるのが俺だ!」と歓喜の雄たけびを上げた。

ヒロムの貫禄勝ちだった。場外でミサイルキックをかまし、花道でブレーンバスターと、序盤からダメージを蓄積させた。最後はTIME BOMB、ヒロムちゃんボンバー、TIME BOMB2とたたみかけ、地元・大阪のワトから3カウントを奪った。

5月28日の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」決勝戦(大田区総合体育館)で、頂点にたどり着いたワトは「覇者として、あなたの持つIWGPジュニアヘビー級王座挑戦させてください。場所も決まっている」と対戦を要求していた。ヒロムも「ジュニアの新しい扉、開いたね。でも、どんな扉をあけようが、そこに待っているのはこの俺だ。お前の挑戦喜んで受け止めます」と快諾していた。ヒロムは3連覇中だったベスト-は予選敗退。4連覇こそ逃したが、IWGPジュニアヘビー級王者としての意地を見せつけた。

高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃する高橋(奥)(撮影・清水貴仁)
高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃する高橋(上)(撮影・清水貴仁)
高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃するマスター・ワト(右)(撮影・清水貴仁)
高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃するマスター・ワト(右)(撮影・清水貴仁)

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【ドラディション】藤波辰爾「マイクって得意じゃないんだよね。滑舌もよくないし」

高橋ヒロムとのタッグマッチを終えて、試合後にヒロムからシングルマッチを要求された藤波辰爾

<DORADITION(ドラディション):旗揚げ15周年記念ツアー第1弾>◇30日◇東京・後楽園ホール

炎の飛竜・藤波辰爾が、リングに帰ってきた。試合前から「ドラゴン」コールの大熱唱。往年のファンが声をからし、レジェンドのリングインを心待ちにした。ジュニアの礎を築いた藤波は、船木誠勝&新崎人生と組み、高橋ヒロム&越中詩郎&AKIRAとの6人タッグ戦に出場した。

藤波が先発すると、会場はさらに大盛り上がり。まして対峙(たいじ)した相手は、現IWGPジュニア王者の高橋ヒロム。新旧ジュニアの頭のにらみ合いに、会場は熱気を増した。両者が見合う中、ヒロムがチョップを連発すると、藤波は張り手で応戦。終盤には、藤波がドラゴンスクリューでヒロムを投げ飛ばすなど、ベテランの貫禄を示した。最後は藤波がAKIRAをドラゴンスリーパーでタップを奪い、見事に勝利を飾った。

試合後には、ヒロムからシングルマッチを要求された。握手は拒否したが「いい返事を返してやるよ」と言い放った。バックステージに登場すると、高橋とのリング上でのやりとりに「マイクって得意じゃないんだよね。滑舌もよくないし」と自虐的。「長くやっておくもんだなって。夢の続きを見ておきたい。彼とシングルを受けてあげるよというものをどっかに投げておかないと」と挑戦を受ける意向を示した。藤波は「ファンの声援があったからね(笑い)」と、引くに引けない状況だったことも明かし「明日(やるとか)言わんだろうな(笑い)」と、さすがに休養を求めた。

藤波辰爾とのタッグマッチを終えて、試合後に藤波へシングルマッチを要求した高橋ヒロム

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【ドラディション】高橋ヒロムが藤波辰爾へシングルマッチ要求「6人では感じることは出来ない」

藤波辰爾とのタッグマッチを終えて、試合後に藤波へシングルマッチを要求した高橋ヒロム

<DORADITION(ドラディション):旗揚げ15周年記念ツアー第1弾>◇30日◇東京・後楽園ホール

高橋ヒロムが、藤波辰爾へシングルマッチを要求した。

日本ジュニアヘビー級の礎を築いた藤波と、第93代IWGPジュニア王者の高橋ヒロム。2人はこの日のメインの6人タッグマッチで初対決。試合は藤波が、AKIRAをドラゴンスリーパーでタップを奪った。

バックステージに登場したヒロムは「ただ、ただ、楽しかった。ファンに戻ったような楽しさだ。でも、俺にはそれしかなかった。それだけしか残らなかった。やっぱり藤波さんを6人タッグでは、感じることは出来ませんでした。生意気なことを言っているのは百も承知です。でも、すごいよね。やらざるを得ないでしょ。やるしかないでしょ。いつでもいいですよ。今年でもいい。来年でもいい。再来年でもいい。藤波辰爾さんが、俺に勝てる、そう思うまでは、俺は黙っています。生意気なんでね。やっぱり、俺は間違っていなかった。ジュニアの最初の人間を感じたい。ただ、それだけです。藤波辰爾さん、心の底から尊敬しています。ただ、リング上では生意気なもんで申し訳ありません」とレジェンドとの一騎打ちを心待ちにした。

高橋ヒロムとのタッグマッチを終えて、試合後にヒロムからシングルマッチを要求された藤波辰爾

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70歳迎える藤波辰爾が生涯現役誓う「プロレスが好きなんです」高橋ヒロムとの初対決へ意気込み

ドラディション15周年記念ツアー第1弾の対戦カード発表記者会見に出席した藤波辰爾

プロレスラー藤波辰爾(69)主宰のDORADITION(ドラディション)の旗揚げ15周年記念ツアー第1弾が、30日に東京・後楽園ホールでスタートする。

藤波自身もメインイベントで、IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム(33=新日本)との6人タッグマッチに臨む。12月28日に70歳を迎えるレジェンド。節目の興行を前に、日刊スポーツの単独インタビューに29日までに応じ、「生涯現役」を誓った。【取材・構成=栗田尚樹】

  ◇  ◇  ◇

藤波の挑戦は終わらない。12月に70歳を迎えるが、情熱は色あせるどころか、色濃くなった。旗揚げ15周年の記念ツアーを前に、炎の飛竜が燃えさかる思いを口にした。

藤波 70歳までリングに立つと思っていなかったですね。でも、人生で引退はないです。生きていく上での引退は、息を引き取るということ。息絶える時までが現役ですから。

師・アントニオ猪木さんは、昨年10月に亡くなった。後輩の武藤敬司は、今年2月に引退。同年代の猛者が一線を退く中、藤波の思いは純粋だった。

藤波 プロレスが好きなんですよね。プロレス愛、それに尽きますよ。あとはずっと見続けてくれるファンでしょうね。プロレスを見て、勇気を与えられるなら、リングに上がり続けたい。「藤波」って、ケツを蹴り上げるファンがいてくれたらありがたいですね。

終わりの絵は見えない。

藤波 長州(力)から「辰っちゃん、もういいんじゃないの?」。武藤は「藤波さん、まだやってんすか?」って言われるんだけど。彼らの方が勇気あるんだよな。潔いというか、俺はまだ引退する勇気ないですもん。

今大会では、メインの6人タッグに登場。日本ジュニアヘビー級の礎を築いた藤波と、第93代IWGPジュニア王者・高橋ヒロムの初対決が実現する。「全盛期を過ぎていることは百も承知。ファンも期待していないだろうけど、プロレスに対しての炎は燃え続けています」と飛び続ける。

引き際は考えていない。考えられない。「自分のファンが今40代、50代。学生のころから今も必ず試合に来てくれる。『自分の生きがい』と言ってくれる。勝手に辞められないよね」とうなずいた。「16でこの世界に入って、プロレスがなかったら、何やっているんだろうって。家内に言われますもん。『あなた幸せだな』って、プロレスは定年もない。他の業界だと、自分の思いだけでは出来ない。相撲だと、星勘定があったり、野球もここまで長くは出来ない。今は大谷(翔平)君が頑張っているけど、プロレスラーは制約がない。自分が法律みたいなものだから」。肉体が朽ちる、その時まで、藤波辰爾としてリングに立つ。

高橋ヒロム(2023年5月28日撮影)

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【新日本】「宇和島の恥」SHO凶器攻撃&ジュニア王者へ理不尽要求

雄たけびを上げるSHO(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス…BEST OF THE SUPER Jr.>◇28日◇東京・大田区総合体育館

「宇和島の恥」と呼ばれるHOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー、HOT)のSHOが、理不尽な要求だ。

第5試合に出場したSHOはHOTの高橋裕二郎&EVILと組み、CHAOSの矢野通&YOSHI-HASHI&後藤洋央紀と対戦。ただ、試合中に第4試合に出場したUNITED EMPIRE(UE)のグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレが乱入する形で、試合はノーコンテストとなった。

SHOは代名詞とも言える、凶器の「トーチャーツール」をギュッと握りしめたまま、バックステージに登場。「むかつくよ。クソCHAOSに、これからとどめを刺そうと思っている時によ、クソエンパイアどもよ、邪魔すんじゃねーよ」。かつて自身が所属したCHAOSにも容赦ない反則攻撃を続けていたが、勝利に結びつかず、お怒りの様子だった。

SHOの憤りは収まることはなく、その矛先は違う方向へ向けられた。「どうでもいいが、ハウス・オブ・トーチャーのものになるんだよ。それからよ、今日ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのチャンピオンが決まるんだろ? 真のチャンピオンは、この俺なんだよ。ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア、覇者として名乗り出るなら、この俺を倒してからにしろ。いつでも胸貸してやるからよ」と既に、Aブロックを4勝5敗で予選敗退しているにもかかわらず、何故か強気だった。

さらには、IWGPジュニアヘビー級王者も挑発した。「あと高橋ヒロム、お前もだよ。ベルト持っているけど、この俺に勝ってからチャンピオン名乗れや」と、れっきとした王者に“難癖”を付けた。2人は今大会の予選で激突。SHOは試合前に、ヒロムの欠場を勝手に発表し、さらには、ヒロムの両腕をテーピングでグルグルに固定するなど、かなりの暴挙に出たが、最後は敗れていた。

SHO(左)にエルボーを浴びせるYOSHI-HSASHI(撮影・中島郁夫)

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【新日本】O・カーン控室戻らず“観覧”「パンケーキ食わせてやるよ」謎の上から目線で対戦要求

永田(左)にモンゴリアンチョップを浴びせるO・カーン(撮影・中島郁夫)

<新日本:BEST OF THE SUPER Jr.30>◇28日◇東京・大田区総合体育館

第5試合の矢野通&YOSHI-HASHI&後藤洋央紀と、HOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー、HOT)SHO&高橋裕二郎&EVILの試合は、ノーコンテストになった。

試合前から不穏な空気が…。第4試合に登場したUNITED EMPIRE(UE)のグレート・O・カーン&アーロン・ヘナーレが、控室に戻らず、客席の最前列で“観覧”する中、試合が始まった。HOTはセコンドに付いたディック東郷も入れた4人での攻撃体勢。毘沙門のYOSHI-HASHI&後藤も負けじと対抗する中、試合終盤にUEがリングに乱入。HOTを痛めつけたところで、レフェリーがゴングを要求した。

試合後、EVILは「勝手によ、人の試合に入ってきて、試合壊しているんじゃねーよ。横やり入れるんなって、この野郎。俺らが第99代IWGPタッグチャンピオンなんだこの野郎。どうせよ、俺がいないと、あのタッグは始まらねーんだよ。覚えておけ」とO・カーンへ怒り心頭の様子だった。6月4日の大阪城ホール大会では、オージー・オープンが返上したIWGPタッグ王座決定戦にEVIL&高橋裕二郎、毘沙門が挑む。ここの対戦カードに入っていなかったO・カーンは「帝国のベルトに挑戦させてやるんだよ。それが筋だろう。挑戦権の代わりにパンケーキを食わせてやるよ」と謎の上から目線?で6・4決戦への出場を要求。後藤は「受けて立ってやるよ」と仕方なし? に、O-カーンのリクエストを受け止めた。これで、毘沙門とHOT、UEの3WAY戦となることが濃厚となった。

入場する矢野通(撮影・中島郁夫)
入場するYOSHI-HASHI(撮影・中島郁夫)
入場する後藤洋央紀(撮影・中島郁夫)
SHO(左)にエルボーを浴びせるYOSHI-HASHI(撮影・中島郁夫)
雄たけびを上げるSHO(撮影・中島郁夫)

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【新日本】高橋ヒロム「出すなと言われるまで」ベストオブスーパー Jr. 10連覇目指す

BEST OF THE SUPER Jr.の記者会見で、自作の攻略本を手に笑顔を見せる高橋ヒロム

新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが11日、偉業達成を誓った。

「BEST OF THE SUPER Jr.」(12~28日)の開幕を前日に控え、都内で記者会見に出席。「BEST-」3連覇中のヒロムは4連覇ではなく、10連覇宣言した。「『もういいよ、勘弁してヒロム。また優勝するわ。見る気なんて起きません。また優勝した。ヒロムをスーパーJr.に出すな』。そういう風に言われるように、そう言われるまで、目指していきたいと思います」。

手元には自前の「攻略本」も持参。会見後には1人ステージに戻り、集まったファンをバックに、写真撮影を敢行。王者が貫禄すら漂わせた。

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【新日本】海外武者修行中だった辻陽太が乱入!IWGP世界ヘビー級王者SANADAへ宣戦布告

IWGP世界ヘビー級選手権の試合後に、突然乱入した辻陽太(新日本プロレス提供)

<新日本:レスリングどんたく>◇3日◇福岡国際センター

海外武者修行中の辻陽太が、福岡の地に突然現れた。

メインイベントのIWGP世界ヘビー級選手権の試合後に乱入。初防衛に成功したSANADAへ、アメフト仕込みの強烈なタックルをお見舞い。バックステージに来ると「SANADA、あんたの言う新しい景色、そこから見える景色はどんなんだ? 今日、あんたが見上げていたその景色はどんなんだった? 教えてくれ」と不気味な笑顔を見せた。「次の相手は俺だ。覚悟はいいか? 俺がプロレスをいや、新日本プロレスを面白くしてやるよ」と、宣戦布告した。

試合後に、IWGP世界ヘビー級選王者SANADAのベルトをかっさらい、踏みつける辻陽太(左)(新日本プロレス提供)

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【新日本】SANADA、ジュニア王者高橋ヒロム破り初防衛 挑戦意思の辻陽太に「損するだけ」

初防衛に成功したIWGP世界ヘビー級選王者SANADA(中央)と祝福するJUST 5 GUYSの面々(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス>◇3日◇福岡国際センター

IWGP世界ヘビー級王者のSANADAが、高橋ヒロムに勝利し、初防衛に成功した。

IWGPジュニアヘビー級王者に君臨するヒロムは、団体史上初の2階級同時制覇の夢はかなわなかった。JUST 5 GUYSのSANADAにとって、かつて所属したロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのヒロムとの一戦。「実は11年前、ヒロムさんと1回シングルマッチしてました。そして今日、新日本のリングで、メインでIWGPかけてうれしかったです。ヒロムさん、お互いまた成長してまたシングルマッチやろうぜ」と呼びかけた。

試合後に、海外武者修行中だった辻陽太が乱入。SANADAへ襲撃し、IWGP世界ヘビー級のベルトへ挑戦する意思を示した。これにSANADAが「やってやってもいいけどよ。あいつ、損するだけだぞ。自分の実力のなさを知るだけだよ」と言えば、JUST 5 GUYSのタイチも「てめぇが傷つくだけだ。おめぇみたいな実力のないやつが、SANAやんとやるのは100年早ぇ、この野郎」と言い放った。

IWGP世界ヘビー級王者SANADA(上)と挑戦者の高橋ヒロム(新日本プロレス提供)
SANADA
高橋ヒロム

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【スターダム】アイコン岩谷麻優が、スヌープ・ドックのいとこ、モネを破り、新IWGP女子王者

岩谷麻優(下)はメルセデス・モネにスープレックスを決める(撮影・滝沢徹郎)

<女子プロレス:スターダム>◇23日◇横浜アリーナ

スターダムのアイコン・岩谷麻優が、新IWGP女子王者に輝いた。

世界的に超有名な大物ラッパーのスヌープ・ドックをいとこに持つ、メルセデス・モネを12分56秒でドラゴン・スープレックス・ホールドで3カウントを奪った。すぐさま、モネは引き上げたが、岩谷が呼び寄せた。「本当にムカついたけど、岩谷麻優を本気にさせてくれてありがとう! あなたが日本もこのベルトを大事にしてきたように、このベルトをあなたの意思も引き継いで最高のベルトにするからな! 本当にありがとう!」と感謝を口にすると、モネも「ありがとうございます!まゆ、あなたが真のスターダムのアイコン。IWGP女子王座を大事にして。全世界にあなたがアイコンである事を証明して」と言い、いがみ合っていた2人は熱い抱擁を交わした。

岩谷麻優(下)はメルセデス・モネを攻める(撮影・滝沢徹郎)
岩谷麻優(右)はメルセデス・モネにムーンサルトプレスを決める(撮影・滝沢徹郎)
IWGP女子選手権の新王者となった岩谷麻優(左)はメルセデス・モネから祝福される(撮影・滝沢徹郎)
IWGP女子選手権の新王者となり喜びを爆発させる岩谷麻優(撮影・滝沢徹郎)
岩谷麻優(左)はメルセデス・モネをマットに突き刺す(撮影・滝沢徹郎)

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【新日本】オカダ・カズチカ、NEVER無差別級6人タッグ王座のパートナーXは棚橋弘至

STRONGタッグ3WAY戦に敗れた後、オカダ・カズチカ(左)はNEVER無差別級6人タッグ王座戦でのパートナーに棚橋弘至を指名し、握手を交わした(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス…Capital Collision>◇16日◇米・ワシントンDC

オカダ・カズチカが、NEVER無差別級6人タッグ王座戦(5月3日、福岡)でパートナー「X」に棚橋弘至を指名した。STRONGタッグ3WAY戦に敗れた後、バックステージで“しかけた”。

オカダ まあ、世界中のタッグのトップ選手と戦えば、まだまだっていう事がね、この前のIWGPのタッグでもそうですし、まあ今回のSTRONGでも、差ってのは、経験の差ってのは出たと思うんで。まあ、これからもしっかりとタッグを組むという意味で、棚橋さん…。

棚橋 うん。

オカダ NEVER6メン!

棚橋 オシッ!

オカダ X、2つあるんで。

オカダ以外、残りの2人はここまで未定だった。

棚橋 おい!

オカダ やっぱり棚橋さんと組んで。

棚橋 おい!

オカダ どんどんどんどん、もっともっとね、やっぱ上を目指して行きたいんで。Xは…。

棚橋 そうだね。やっぱ組んで並行じゃなくて、1試合で1個でもいいから。

オカダ そうですね。

棚橋 ちょっと新しいひらめきと言うか動きをね。

オカダ まあ本当に、ここまで、まあ“個”で戦ってましたし、それなりの連携っていうのはありましたけど、それもやっぱり“個”の連携になってたと思うんで。

棚橋 またこのタッグの力が伸びれば、シングルマッチにオレ、還元できると思うから。

オカダ そうですね。

棚橋 なあ、高め合っていこう、はい。

オカダ はい、6メン、X。まずは棚橋さん、よろしくお願いします。

棚橋 はい。

こうして無事に、1人目のXが決まった。残すXは誰となるのか…。

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IWGP女子王者メルセデス・モネ注意喚起「ホテルなどの出待ち行為、ついてくる行為はご遠慮」

Twitterでファンへ、出待ち行為についてお願いするIWGP女子王者のメルセデス・モネ

IWGP女子王者のメルセデス・モネが、ファンの出待ち行為などについて呼びかけた。16日、自身のTwitterを更新。「Arigatougozaimashita」というメッセージに、画像を貼り付けた。

画像には、日本語で以下の内容が記された。

「日本のファンの皆様へ 一つだけお願いがあります。私のホテルや私のいる場所での出待ち行為、そのまま私についてくる行為はご遠慮頂けますとありがたいです。私は今日本にいて、物凄く楽しく、エキサイトな時間を過ごしております。本当に楽しく、日本というこの国が大好きです。なので、私のプライバシーや場所の特定などはご遠慮頂きたく思います。皆さん! 愛しています! 見て頂きありがとうございました(原文まま)」

世界的に超有名な大物ラッパーのスヌープ・ドックをいとこに持つモネは、1月4日の新日本プロレスの東京ドーム大会に登場。IWGP女子王座戦で初防衛に成功したKAIRIに挑戦表明すると、2月19日のサンノゼ大会で、KAIRIからベルトを奪取。4月8日両国国技館大会ではAZM、葉月との3WAYで防衛戦に勝利。同23日には、スターダムの横浜アリーナ大会で挑戦者・岩谷麻優との防衛戦が決定している。前日15日には、東京・・代々木競技場第2体育館で行われたスターダムの試合に“乱入”し、岩谷へ奇襲攻撃をしかけていた。

Twitterは250万人以上、インスタグラムは驚異の611万人のフォロワーを持つ。過去には「スター・ウォーズ」のドラマシリーズ「マンダロリアン(シーズン2)」の出演など、俳優業でも活躍を続ける。超人気者の切なる願いだった。

IWGP女子王者のメルセデス・モネ

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【新日本】米国でJust 5 Guysコール鳴り響く 金丸義信“職人芸”で高橋ヒロムを撃破

内藤哲也、高橋ヒロムとのタッグマッチに勝利した左からSANADA&金丸義信(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス:Capital Collision>◇16日◇米・ワシントンDC

“前哨戦”はJust 5 Guys(J5G)に軍配が上がった。第6試合は、J5GのSANADA&金丸義信が、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)の内藤哲也&高橋ヒロムと激突。金丸が、ヒロムを丸め込みで捕らえ、ヒロムがカウント2で返すと、金丸が“職人芸”を披露。両足を4の字で固めてカバーし、勝利した。

戦いは続いていく。4月27日広島大会では、IWGPジュニアヘビー級王座戦で王者ヒロム-挑戦者・金丸、5月3日福岡大会では、IWGP世界ヘビー級王座戦で、王者SANADA-挑戦者ヒロムのカードが決定している。

異国の地の会場にもかかわらず、Just 5 Guysコールが起きた。SANADAは「あ、こっちにも浸透してるんだなって」とかみしめた。金丸は「Just 5 Guysできて今どのくらいよ? それであの声援だよ。どういう意味かわかってんだろ、これで。まあ、俺がヒロム倒して、その後SANADAがしっかりと防衛してくれるよ」と本番での勝利を確信した。

SANADA&金丸義信とのタッグマッチにに敗れた左から内藤哲也&高橋ヒロム(新日本プロレス提供)

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【スターダム】MIRAIがシンデレラトーナメントで2年連続V「高みへ行く。時代を動かす」

シンデレラトーナメントで連覇したMIRAI(撮影・松熊洋介)

<スターダム:CINDERELLA TOURNAMENT 2023>◇15日◇決勝◇東京・国立代々木第2体育館

夢は大きくいきたい。God‘s EyeのMIRAIがダイビング・ボディアタックで桜井まいを破り、2年連続の優勝を飾った。途切れることのない両者への声援の中、試合もお互いに譲らない攻防が最後まで続いた。強烈エルボーを連発することで、桜井の攻撃を断ち切り、連覇を成し遂げた。

女王にはドレスを披露するイベントが与えられる。淡いブルーのドレス姿でリングに戻ってきたMIRAIは「スターダムで埋もれるつもりはない。みなさん、白か赤か、それともIWGPか、次に私が何のベルトに挑戦するか楽しみにしていてください」と決意を述べた。

タイトルにはあまり縁がなかったが、連覇したことで、昨年までにはなかった自信を身に付けた。「高みへ行く。時代を動かす」。これまでほとんど口にしたことがない言葉。スターダムの未来はMIRAIが背負っていく。

シンデレラトーナメントで連覇したMIRAIはリング上でマイクパフォーマンス(撮影・松熊洋介)

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【スターダム】IWGP女子王者モネ乱入「私はスターダムのCEO」23日対戦の岩谷へ張り手

スターダムの会場に乗り込んだ、IWGP女子王者のメルセデス・モネ

<スターダム>◇15日◇東京・国立代々木第2体育館

IWGP女子王者のメルセデス・モネが、スターダムに乗り込んだ。

第5試合後だった。マイクパフォーマンス中の岩谷麻優の背後に忍び寄る黒い影が…。「謎のレスラー」は、岩谷の背後から襲撃。上下黒のジャージー、カツラ、マスク姿の「X」は、モネだった。モネは「麻優! 4月23日横浜アリーナ! モネを見くびると痛い目を見ることになるわ」と言い、強烈な張り手を食らわせた。その後はバックステージに登場。「私はスターダムのCEOだから来たの。また4月23日にお会いしましょう! バイバーイ」と満面の笑みで、姿を消した。23日の横浜アリーナ大会では、自身が持つベルトに岩谷が挑戦することが決まっている。

スターダムの会場に乗り込んだ、IWGP女子王者のメルセデス・モネ

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【スターダム】IWGP女子王者モネ、記者会見で突然の乱闘 岩谷麻優を机にたたきつける

記者会見中に、乱闘を始め、岩谷麻優を机にたたきつけるIWGP女子王者のメルセデス・モネ

乱闘は止められなかった。女子プロレスのスターダムは11日、都内で23日の横浜アリーナ大会へ向けた記者会見を行った。

IWGP女子王者のメルセデス・モネが、同大会で挑戦者の岩谷麻優を迎え撃つ。和やかな雰囲気で始まった会見だったが、途中でモネのスイッチが“発動”。通訳の向後桃を手招きし、岩谷の方に歩み寄ると、いきなりのビンタ。そのまま、担ぎ上げると、机にたたきつけた。痛がる岩谷の顔に、自身の右膝を乗せる“お姫様”。「私は日本のお姫様。日本を支配する」と、和服を用いた衣装を身にまとったモネが“乱闘”どころか、一方的な“制裁”を加えた。「私はアメリカのトップ。新日本、スターダムのトップ」と貫禄を見せつけた。世界的に超有名な大物ラッパーのスヌープ・ドックをいとこに持つモネは「東京ドームのメインイベントが夢」と、笑った。

記者会見中に、乱闘を始め、岩谷麻優を机にたたきつけるIWGP女子王者のメルセデス・モネ
記者会見中に、乱闘を始め、岩谷麻優の顔に膝を乗せるIWGP女子王者のメルセデス・モネ
4・23横浜アリーナ大会の記者会見に参加したIWGP女子王者のメルセデス・モネと挑戦者の岩谷麻優(右)

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【新日本】IWGP USヘビー級王者オメガへ挑戦権かけ棚橋弘至ら元王者4選手がトーナメント

棚橋弘至(2023年1月5日撮影)

新日本プロレスは10日、IWGP USヘビー級王者ケニー・オメガへの挑戦権をかけた次期挑戦者決定トーナメント、元同王座保持者4選手による「IWGP US王座ナンバーワンコンテンダートーナメント」を開催すると発表した。

1回戦は16日(日本時間17日)の米フィラデルフィア大会で、ランス・アーチャーとジュース・ロビンソンが対戦。5月21日(日本時間22日)の米ロングビーチ大会では、ウィル・オスプレイと棚橋弘至が対戦する。勝者が6月4日の大阪城ホール大会で、オメガへ挑戦する。

オメガは今年の1月4日東京ドーム大会で、ウィル・オスプレイとの激闘を制し、USヘビー級王座を獲得。3月29日の米「AEW DYNAMITE」大会では、ジェフ・コブの挑戦を退け、初防衛を果たしていた。米国に流出したままの同ベルトの現状を受け、新日本が動いた。

ケニー・オメガ(2023年1月5日撮影)

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【新日本】IWGPヘビー王者SANADAとジュニア王者高橋ヒロムが5・3福岡で激突

SANADA(左)と高橋ヒロム

ついに、SANADAと高橋ヒロムが激突する。新日本プロレスは10日、「レスリングどんたく2023」(5月3日、福岡国際センター)のカードを発表した。

メインイベントでは、IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが、IWGP世界ヘビー級王者のSANADAに挑戦することが決定した。SANADAは、これが初防衛戦となる。

“因縁”の戦いだ。SANADAは「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」を脱退し「Just 5 Guys(J5G)」に電撃加入。すると「NEW JAPAN CUP」を制覇し、8日の両国大会では、オカダ・カズチカを撃破しIWGP世界王座を初めて手にした。SANADAとヒロム-。かつての“同志”がタイトルを巡り、リングで交わる。

LIJ、J5Gを巡っては、争いが激化しそうだ。4月22日の後藤洋央紀デビュー20周年記念大会(三重・津)では、第6試合でLIJ、J5Gの8人タッグマッチが決定。同29日の鹿児島大会では、LIJのKOPW保持者・鷹木信悟に、J5Gタイチの挑戦が決定した。SANADAのLIJ脱退を皮切りに、今後さらなるドラマが生まれそうだ。

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