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王者アスカが完全復活宣言「私の強みはタフさ」防衛戦直前インタビュー

前歯破折、脳しんとうからリング復帰後初の防衛戦に臨むロウ女子王者アスカ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

米プロレスWWEのロウ女子王者アスカ(39)が前歯負傷と脳振とうからの完全復活を宣言した。10、11日(日本時間11、12日)に米フロリダ州タンパで年間最大の祭典レッスルマニア37大会が開催。第2日となる11日にリア・リプリー(24)との防衛戦を控える。

2月22日のロウ大会でのタッグ戦でシェイナ・ベイズラー(40)に顔面を蹴られた際に前歯を破折。軽度の脳振とうの症状も見られたが、3週間ほどでリング復帰。カムバック後初の防衛戦を控えるアスカが日刊スポーツのインタビューに応じた。

 ◇   ◇   ◇

米セントピーターズバーグで開催された2月22日のロウ大会だった。シャーロット・フレアーと組み、WWE女子タッグ王者ナイア・ジャックス、ベイズラー組とノンタイトル戦に臨んだ際、マットに倒れたところで顔面にベイズラーの強烈キックを浴び、前歯が折れた。意識はあったものの、検査結果は重傷だった。

アスカ 脳振とうの検査があってチェックして、少しあると。(医療)スタッフと連絡を取りながらで。リングの上でどれぐらい動けるかのチェックもあって、ようやくクリアになって復帰できました。

米メディアには、リング復帰まで1カ月以上と報じられていたが、3週間後となる3月15日のロウ大会からカムバックした。しかし前歯の破折も深刻だった。

アスカ 結局、4カ所のクリニックに行きました。レントゲンを何回撮影したことか。1週間後に手術を受けて。全身麻酔で記憶もない大掛かりな手術でした。完治まで6カ月かかるそうです。治療費用も多分、ベンツのSクラスぐらい(約1500万円)かかると思います。試合の負傷なので私が払うことはないと思いますけれど(苦笑)。

WWEにも負傷欠場が少ない「鉄人」ぶりを認められている存在だけに長期離脱はアスカ自身も驚いたという。

アスカ 本当にビックリしました。(WWEの)プロデューサーたちも私を「タフ」と言ってくれるようなイメージだったので。だから選手、プロデューサー、スタッフから心配するメッセージが届きましたが、私の強みはタフさ。経験、技術面もリビング・レジェンド(生ける伝説)なんですけど、強みはタフというところなのです。

アスカの強靱(きょうじん)さを証明する米メディア調査の記録がある。WWEの歴代女子王座(ロウ女子、スマックダウン女子、NXT女子、NXT UK女子、ディーバス、WWE女子王座、WWE女子タッグ)の総戴冠日数が昨年12月8日に通算1000日間を突破した。

現役女子で首位を独走中で、歴代でも2位(歴代1位はファビュラス・ムーアの1万775日とされる)。2位フレアーの989日、3位ベイリーの951日を大きく上回る。昨年12月20日から今年1月31日までフレアーと女子タッグ王座も保持した2冠王者の時期もあるため、リプリー戦当日の総戴冠日数は1166日となる。

アスカ ちょっと米国行く前に想像した以上のことが起きている。信じられないですね。でも、いつも私はWWEのトップ、世界のトップだという気持ちで戦っています。

挑戦者のリプリーは身長171センチ、体重62キロの大型選手。身長160センチ、体重62キロのアスカにとって難敵なのは間違いない。

今回の相手は背が高くて、技術もある選手。経験は私の方がありますが、どんなに攻撃を受けても、私のタフさをみせたい。立ち向かっていく気持ち、プロレスで立ち向かっていくところを見てほしい。日常で嫌なことがあっても戦いを見て、生きるパワーにしてほしいです。レッスルマニアは4回目ですが、プロレスイベントの頂点ですし、レスラーのあこがれ。私にとっても特別な舞台。ロウ女子王者として防衛戦できるのは夢のようです。

顔面の大ダメージから復帰したアスカが、最大の祭典でタフネスな防衛成功をみせつける構えだ。

◆アスカ 1981年(昭56)9月26日、大阪市生まれ。本名・浦井佳奈子。04年6月、華名(かな)のリングネームでプロレスデビュー。AtoZで活動後、06年3月、慢性肝炎による体調不良で一時引退。07年9月に現役復帰。フリー選手として活動後、15年10月にNXTでWWEデビュー。連勝記録を続け、17年5月にはWWE史上最長記録となる174連勝に到達。同年10月にロウに昇格。昨年5月にロウ女子王座を獲得し、女子グランドスラム(ロウ、スマックダウン、NXT、女子タッグ)を成し遂げた。160センチ、62キロ。

レッスルマニア37大会で開催されるロウ女子王座戦の調印式に臨んだ王者アスカ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
レッスルマニア37大会でリア・リプリー(右)の挑戦を受けるロウ女子王者アスカ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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「殺されるような目つき」小橋建太、藤波辰爾も恐れたザ・グレート・カブキ

ザ・グレート・カブキ(撮影・柴田隆二)

レジェンドたちが恐れていたプロレスラーがいた。3日に都内で行われた、日本プロレス殿堂会設立1周年記念イベント「レジェンドサミット」で全日本プロレスなどで活躍したザ・グレート・カブキ(72)が登場した。

イベントにはほかに藤波辰爾(67)、長州力(69)、小橋建太(54)、田上明(59)、越中詩郎(62)が参加。昭和時代からリングを沸かせてきた選手たちが、司会者からの「若手のころ怖かった先輩がいたか」の質問に長州、田上以外の3人が口をそろえて「カブキさん」と答えた。70年に日本プロレスに入った藤波は「雰囲気が怖かった。リングサイドで見ていて蹴りも動きがすごかった」と明かした。小橋は「やっぱりカブキさん。殺されるような目つき。近寄れなかったし、控室でも話せなかった」と苦笑いを見せた。

新日本プロレスの平成維震軍として一緒に戦った越中は「キャリアも年齢も違ったが、とても頼もしかった」と話した上で「試合で怒られた記憶しかない」と振り返った。さらにプライベートでの逸話を披露。「本当によく飲まされた」。メンバーで食事に行った際には仲間の“後始末”もさせられることが多かったようで「朝4時ごろに六本木警察に行ったこともある」とエピソードを語った。

後輩たちの暴露にさすがのカブキも苦笑い。「ほかの選手が『カブキと飲み行くな』と言っていたみたい」。周りに一目置かれる存在だったが、それでも平成維震軍のメンバーに溶け込もうと、加入後には結束の証しとして頭をそり上げた。「家で髪を切った。娘が保育園から帰って来て、お帰りと言ったらぎゃーって逃げていった。それが一番の思い出」と目を細めた。

現在でも平成維震軍のメンバーがリングに上がることもある。カブキも毎試合、セコンドとして参戦する。「日本での最高のチームだと思っている。お客さまを引きつけて、喜ばせるのがプロレス。試合を見ていたら、またやりたくなりますよ」。イベント後には集まったファンとにこやかな笑顔で記念撮影。現役時代からリングの上でも外でも暴れ、恐れられたカブキだが、プロレスへの愛着と魂は今も昔も変わらない。【松熊洋介】

ザ・グレート・カブキ(左から2人目)ら平成維新軍のメンバー(1994年12月12日撮影)
グレート・ムタ(右)とザ・グレートカブキ

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「レジェンド」里村明衣子が王者・レイ破る 置き土産は意味深「黒い羽根」

タッグ戦でアイラ・ドーンにミドルキックを打ち込む里村明衣子(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT UK特別大会プレリュード>◇8日(日本時間9日)◇英ロンドン

WWEで「女子レジェンド」と呼ばれる里村明衣子(41=センダイガールズ)が、因縁のNXT UK女子王者とのタッグ戦を制したエミリア・マッケンジーとタッグを組み、同王者ケイ・リー・レイ、アイラ・ドーン組と特別大会で激突した。

因縁の王者に押され、コーナーに追い詰められた里村は激しいストンプ攻撃を食らった。何とか抜け出すと蹴り連打からマッケンジーとの合体キックなどでドーンに反撃。さらに里村がスピンキックからオーバーヘッドキック、ジャーマン・スープレックスと連続攻撃でレイにダメージを与えたが、逆にゴリー・ボムを浴びて3カウントを狙われ、何とかマッケンジーの救援で逃れた。再びレイを捕獲し、顔面絞めに入るとロープエスケープされた。場外でマッケンジーがレイにジャーマン・スープレックスで足止め。さらにリングでドーンを丸め込み、3カウントを奪取して勝利。里村もリング介入を狙うレイをブロックする好アシストをみせた。

試合後、NXT UK女子王者組に勝利した里村はマッケンジーと抱擁していると、ステージにはイーファ・ヴァルキリーが登場。黒い羽根を花道に置いたヴァルキリーから意味深に見つめられ、里村は無言のメッセージを受け取った形となった。

試合後、エミリア・マッケンジー(左)と笑顔をみせる里村明衣子(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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療養天龍を長州力ら激励「とんでもないラインきた」

日本プロレス殿堂会「レジェンドサミット」でトークショーする長州力(左)と藤波辰爾(撮影・柴田隆二)

レジェンドたちが病床の盟友にエールを送った。

日本プロレス殿堂会設立1周年記念イベント「レジェンドサミット」が3日、都内で行われ、藤波辰爾(67)、元プロレスラーの長州力(69)らが療養中の天龍源一郎氏(71)を激励した。

本来なら今イベントの立ち上げの1人である天龍氏も参加する予定だったが、先月19日から検査入院しており、不参加。最初に長州と壇上に上がった藤波は「元気そうだという話を聞いた。次回は参加してくれると思う」と思いを明かした。長州は数日前にLINE(ライン)でやりとりをしたことを明かし「ここでは言えないが、とんでもないラインが来た。今は検査入院。源ちゃんは元気いっぱいですよ」と集まったファンを安心させた。

壇上でトークショーを行った藤波と長州。2人はともにアントニオ猪木氏(78)に指導を受け、82年からはお互いの軍団同士で抗争を繰り広げるなどして新日本プロレスを盛り上げた。当時を振り返った藤波は「控室でも顔を合わせず、リングに上がると(お互いに)感情をむき出しにして戦っていた」。2人の戦いはファンも刺激したようで「周りでお互いのファン同士がケンカするなど、あり得ないことが起こっていた」と当時のエピソードも披露した。

「日本プロレス殿堂会」は昨年2月に、藤波、長州、天龍氏らが、2世たちと協力し、結成。協会が存在しない業界の中で「プロレスの宝を守ろう」と、文化の伝承や、歴史を創ってきたレジェンドの功績をさまざまな形で伝えていく活動を行っている。昨年はコロナ禍で開催できなかったが、この日ようやく第1回のイベントが実現。藤波は「今後は往年で活躍した選手たちを殿堂入りさせたい」と意欲を見せた。

この日は、小橋建太氏(54)、田上明氏(59)、越中詩郎(62)、ザ・グレート・カブキ(72)も参加。リング上でぶつかり合った仲間たちと久しぶりの再会を楽しんだ。先月天龍氏とのトークショーを行う予定だった小橋は今イベントに参加を志願。「代わりになるかは分からないが、名乗りを上げさせてもらった。回復も祈っているし、今度は戻ってきて、天龍節を聞けることを楽しみに、第2回もまた来てください」と語った。

また天龍氏は、娘で「天龍プロジェクト」の代表取締役である嶋田紋奈氏を通じ「行けなくなってしまいましたが、みなさん殿堂会の1周年を盛り上げてくれてありがとう。俺はまたファンに元気な姿を見せられるように頑張ります」とメッセージを寄せた。

日本プロレス殿堂会「レジェンドサミット」でトークショーする小橋建太氏(左)と田上明氏(撮影・柴田隆二)
日本プロレス殿堂会「レジェンドサミット」でトークショーをする越中詩郎(左)とザ・グレート・カブキ(撮影・柴田隆二)
日本プロレス殿堂会「レジェンドサミット」で記念撮影に納まる。左から長州力、藤波辰爾、小橋建太氏、田上明氏、越中詩郎、ザ・グレート・カブキ(撮影・柴田隆二)

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「世界最高峰」里村明衣子が王者・レイと再び激突

ミリー・マッケンジー(右)を救出した里村明衣子(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT UK大会>◇1日(日本時間2日)◇英ロンドン

WWEで「女子レジェンド」と呼ばれる里村明衣子(41=センダイガールズ)が8日、NXT UK王者女子王者ケイ・リー・レイとタッグ激突することが決まった。

リングに入った王者レイが「世界最高峰の里村明衣子を倒したぞ。私はお前たちの永遠の王者だ」と王座ベルトを掲げていると、話を遮るようにミリー・マッケンジーがステージに登場。「NXT UKに戻る完璧なタイミングを待っていたんだ。ベストを倒すためにここに来た」と挑発すると、アイラ・ドーンに背後から襲撃された。数的不利の状況に陥ったマッケンジーの救出のために里村が姿をみせ、乱闘の末にハイキックで王者レイを蹴散らした。

その後、里村がマッケンジーとタッグを組み、8日に英ロンドンで開催されるNXT UKプレリュード大会でレイ、ドーン組とタッグ激突することが発表された。

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元UFC王者シウバ、チャベスJrとボクシング戦

米総合格闘技UFCで10回防衛を誇った元ミドル級王者アンデウソン・シウバ(45=ブラジル)が6月19日、メキシコ・グアダハラのハリスコ・スタジアムで元WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベスJr.(35=メキシコ)とボクシングマッチに臨むと30日(日本時間31日)、発表された。ライトヘビー級とクルーザー級の間となる180ポンド(約81・19キロ)契約体重10回戦で拳を交える予定だ。

UFCのレジェンドの1人となるシウバは母国ブラジルで98年、05年にボクシングマッチを経験しており、1勝1敗の戦績を残している。「私の旅を振り返ると無駄なものは何もない。フリオ・セサール・チャベスJr.戦で私自身のボクシング技術を試す機会となり、とても満足している。ボクシング練習も継続して練習している。戦いは私の永遠の息吹です」とコメントしている。

総合格闘家としてのシウバは20年10月のユライア・ホール戦で4回TKO負け。同年11月にはUFCから解雇となっていた。

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比嘉大吾4・24故郷沖縄でWBOアジア王座防衛戦

地元凱旋となるWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座の初防衛戦に向けてオンラインで会見した元WBC世界フライ級王者比嘉

ボクシングの元WBC世界フライ級王者で現WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の比嘉大吾(25=Ambition)が4月24日、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで日本スーパーバンタム級6位西田凌佑(24=六島)との初防衛戦に臨むと26日、発表された。

18年2月の世界戦以来約3年2カ月ぶりの故郷沖縄での凱旋(がいせん)試合となる。比嘉は「試合できることを感謝しつつ、自分の仕事をして喜んでもらえたら。前回は世界タイトルで、今回も地域タイトルで試合ができてうれしい」と声をはずませた。

対戦相手となる西田は身長170センチの左ボクサーファイター。プロ3勝(1KO)ながらも昨年12月には元日本バンタム級王者大森将平(ウォズ)を完勝で判定勝ちするなど勢いに乗っている。自身よりも9センチ身長の高い相手でもあるため「いつもの中に入っていくボクシングをやっていきたいと思います」と接近戦からの強打で仕留める構えをみせた。

今年2月にはスパーリング大会LEGENDで現WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)と実戦形式で対戦。「いい経験できたかなと思う。なかなかできることじゃないので」と刺激を受けていた様子だった。

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ハルク・ホーガンが4月のレッスルマニアでホスト

4月のレッスルマニア37大会で大会ホストと務めるハルク・ホーガン(左)とタイタス・オニール(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

米プロレス界レジェンドのハルク・ホーガン(67)が年間最大の祭典レッスルマニア37大会(4月10、11日・米タンパ)でホストを務める。

タイタス・オニールと一緒にホストに就任するという。新日本プロレスなどでも活躍するなど世界的にも有名なホーガンは85年のレッスルマニア1大会で俳優のミスターTとタッグを組んで出場。世代やスポーツエンターテインメントの枠を超え、世界中の「ハルカマニア」を熱狂させている。

一方のオニールは今回のレッスルマニアの舞台となるフロリダ州タンパの出身。地元で幅広く社会貢献活動を続けている。大学時代は近隣のフロリダ大で全米屈指のアメリカンフットボールチームのディフエンスエンドとして活躍した。レッスルマニア37大会の会場も今年のスーパーボウルの舞台となったレイモンド・ジェームズ・スタジアムで開催される。

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Sareee、「Sarray」でNXTデビューへ

米プロレス団体WWE は17日(日本時間18日)、女子のSareee(24)が、NXTでまもなくデビューすることを発表した。

具体的な日時は発表されていないが、WWEでの新しいリングネームは「Sarray(サレイ)」となる。

Sareeeは昨年2月にWWEと契約したが、コロナ禍で渡米が延期。その間はシードリングなど日本の団体に参戦しながらトレーニングを続けてきた。昨年11月にはチャリティー精神を受け継ぐ初代タイガーマスクの佐山サトルから特別マスクを伝承。さらにアントニオ猪木やジャガー横田など多くのレジェンドたちからエールをもらった。

今年1月末の大会を最後に準備に入り、2月に渡米。「日本の女子プロレスのすごさを見せたい」という決意を胸に渡米した「Sarray」が、いよいよWWEのリングに上がる。

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平岡アンディ初メインで圧巻TKO「ベルト欲しい」

3回、木村(右)を攻める平岡(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:65・2キロ契約体重8回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール

IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)が圧巻のTKO勝ちで自身初のメインイベントを飾った。

日本同級15位木村文祐(33=JM加古川)と拳を交え、3回2分15秒、TKO勝ち。通算戦績は17勝(12KO)無敗となった。

18年2月に判定勝ちして以来の再戦となる木村に対し、序盤から左右アッパーで圧倒。コーナーやロープ際に追い込み、何度も連打を浴びせた。ほぼ一方的な展開で猛攻撃し、3回2分15秒、レフェリーストップによるTKO勝利を挙げた。2年前に米プロモート大手トップランク社と契約を結び、ラスベガスで2戦連続KO勝ち中と好調をキープしている。米連戦でKOを狙う意識も高まっていた。約1年8カ月ぶりの国内リングで木村をTKO撃破で返り討ちし、成長をみせつけた平岡は「1年8カ月ぶりの日本リングで気合が入っていた。結果が出てうれしい」と笑顔を見せた。

今回は日本や東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック王座への挑戦がかなわなかった。既に世界ランキング入りしているものの、ベルトへのこだわりは強い。平岡は「大橋ジムのレジェンドたちは両肩、腰だけでなく首にもベルトを1個巻いている。ボクもそろそろベルトが欲しい」とメインを快勝で締めた自信を胸に、王座挑戦を希望していた。

3回、木村(左)を攻める平岡(撮影・鈴木みどり)
木村に3回TKO勝ちした平岡(撮影・鈴木みどり)

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岩谷麻優「ありがとう」世志琥との意地の戦い制す

試合後、健闘を称え合う岩谷麻優(右)と世志琥(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム:日本武道館大会>◇3日◇東京・日本武道館

スターダムのアイコンこと岩谷麻優(28)が、世志琥(27=シードリング)とのシングルマッチを制した。ともに11年1月の同期デビュー。

世志琥が移籍し、別々の道に進んだが、ともに歩んできた10年間の思いを1つ1つの技に込め、激闘を繰り広げた。リングの下では、お互いの仲間たちが並んで声援を送るなど、団体同士の意地をかけた戦いとなった。岩谷は放心状態の中、世志琥のダイビング・セントーンを返し、コーナーからのムーンサルトプレスで3カウントを奪った。

6年ぶりに同じリングに上がり、勝敗以上の思いが込み上げた。「何にも変わってないと思ったけど、めちゃくちゃ強かった。試合してくれてありがとう」。6年ぶりに参戦し、敗れた世志琥は「10周年の日本武道館で岩谷と試合ができたのも、奇跡だと思う。自分には最高の同期がいるんだと思った」と素直な気持ちを明かした。

スターダムの1期生で現役のレスラーは2人だけとなった。岩谷は「自分はスターダムで10年間やってきた。世志琥もシードリングを引っ張ってきた。違うリングで戦ってきたけど、これからは一緒の未来も味わってみたい」と今後も共闘していく意志を明かし、世志琥も快諾。思いをぶつけ合った後は通路で倒れ込み、バックステージまでたどり着くことができないほど疲れ切っていた。

入門当初、周りから「1番最初に辞める」と言われていた。何回も逃げ出しては戻り、引っ張る立場まで成長。ワールド・オブ・スターダムは2度の戴冠、計7度の防衛で目標とされる存在に上り詰めた。「心折れそうになったけど、本当に辞めなくてよかった」。この日のオールスター・ランブルでは、レジェンドたちが出場。苦楽をともにした先輩たちとの再会を子どものように喜んだ。現在ベルトはないが、10年間走り続けてきた岩谷の足跡は、しっかりと日本武道館のリングに刻まれた。

世志琥(左)にエルボーをたたき込む岩谷麻優(撮影・滝沢徹郎)
世志琥(上)にドラゴンスープレックスを見舞う岩谷麻優(撮影・滝沢徹郎)

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8年ぶり復活の愛川ゆず季が蹴りで魅了「最高です」

スターダム・オールスター・ランブルでリングインしポーズを決める愛川ゆず季(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム:日本武道館大会>◇3日◇東京・日本武道館

8年ぶりに登場したゆずポンこと愛川ゆず季(37)がキレ味鋭いゆずポンキックで、観客を魅了した。

愛川は、22人が順番にリングに上がるオールスター・ランブルで21番目に登場。1日だけのリングだったが、現役時代をほうふつとさせた。ウナギ・サヤカと白川未奈の3人となり、それぞれに強烈な蹴りを披露。その後、白川には、ジャーマンスープレックスホールドを決め、3カウントを奪って退けた。ウナギとエプロンでの一騎打ちには敗れたものの「本当に楽しかった」と笑顔でリングを後にした。「最後は勝てると思ったので悔しかった。ウナギでも食べようかな」と笑いを誘った。

旗揚げした11年からロッシー小川氏(現エグゼクティブアドバイザー)とともにスターダムを支えてきた。「10年前は女子プロは暗い印象しかなくて、目指す目標がなかった。選手はみな必死で、体を削るような試合をやっていた」。13年に引退後、一般男性と結婚し、1児の母となった。昨年12月にリング復帰が決まってからは、最高のパフォーマンスを見せるため、子どもの世話など家族やスタッフに助けてもらいながら、必死にトレーニングを重ねた。「ただの主婦が日本武道館のリングに立てたのは、2年半頑張ったご褒美だと思う。たくさんの協力があってこの日を迎えられて感謝の気持ちでいっぱい」とほほ笑んだ。

この試合では長与千種や井上京子などレジェンドがたくさん登場。リング上でもバックステージでも同窓会のような盛り上がりが見られた。愛川も現役時代の入場曲「爆乳戦隊パイパイレンジャー」に乗って華やかに登場。「子ども生んで母になっても最高です」。久しぶりのリングで、大暴れした愛川は満足の表情で会場を後にした。

スターダム・オールスター・ランブルの入場でカメラに向かいポーズを決める愛川ゆず季(撮影・滝沢徹郎)
スターダム・オールスター・ランブルで入場する愛川ゆず季(撮影・滝沢徹郎)
スターダム・オールスター・ランブルで「ゆずポンキック」を披露する愛川ゆず季(上)(撮影・滝沢徹郎)
スターダム・オールスター・ランブルで長与千種(右)にキックを見舞う愛川ゆず季(撮影・滝沢徹郎)
スターダム・オールスター・ランブルで勝利したウナギ・サヤカ(中央)から労われる愛川ゆず季(右)と白川未奈(撮影・滝沢徹郎)

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ジュリアと中野たむ、スターダム初敗者髪切りマッチ

創立10周年を記念して行われるスターダム日本武道館大会が3日行われる。

メインのワンダー・オブ・スターダムでは、団体として初の敗者髪切りマッチが行われる。王者として迎え撃つジュリア(27)は、自らもリスクがある戦いを挑戦者の中野たむにぶつけた。「負けたら何にもなくなってしまう。わがままチンピラ女に取り返しの付かない憎悪だけが生まれるだけ」。

1月30日の大会で挑戦表明を受け、2月6日に「髪の毛を賭けられるのか」と逆に要求。中野が受諾し、実現となった。昨年スターダムの中心として活躍し、女子プロレス大賞を獲得したが「大事に守ってチビチビやっていくのは嫌い」とさらなる高みを目指し続ける。今年の目標である、自ら結成したユニット「ドンナ・デル・モンド」のベルトの総なめに向け、ここでの陥落は許されない。「21世紀最大のつぶし合いをやる。中野たむを見納めに来てやってください」と王者としてのプライドを見せた。

挑戦者の「宇宙一かわいいアイドルレスラー」中野も「入団後4年間1度も切っていない」。髪を切るリスクにも迷いはなかった。敗れれば丸坊主。「長い髪をなびかせて戦うのが、強い女子プロレスラーだというイメージがあった。もう少しで理想の長さになる」。色気のある大人のレスラーにあこがれを抱く中野。ベルトを奪い、象徴である長い髪を死守する。

昨年11月にユニット「COSMIC ANGELS」を結成し、リーダーとして責任感の出てきた中野にとって、どうしても倒しておきたい相手だった。「アイドルレスラーでなくなるかもしれないが、それでもやりたかった。勝ってスターダムの中心になって、今後のプロレス人生をバラ色にする」と闘志は負けていない。

過去の髪切りマッチでは、85年の長与千種や91年のアジャコング、バイソン木村などレジェンドたちがリング上で丸坊主になる屈辱を味わってきた。18日の記者会見ではジュリア、中野両者ともドレス姿で登場し、ファンを魅了。負けられない戦いに注目が集まる。

今大会は、長与のほか、1期生の愛川ゆず季や、現在他団体で活躍する高橋奈七永、世志琥も参戦。北斗晶も解説を務めるなど豪華な顔触れが日本武道館に勢ぞろいする。3月3日、華やかで激しい女子レスラーたちの戦いがいよいよ幕を開ける。【松熊洋介】

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シャーロット・フレアー、父リックと完全離別を宣言

父リックに離別を直談判するシャーロット・フレアー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇22日(日本時間23日)◇米フロリダ州セントピーターズバーグ

WWE女子シングル王座10回戴冠を誇るシャーロット・フレアーが、「16回の世界王者」と呼ばれるレジェンドの父リックとの完全離別を宣言した。昨年12月にアスカとともにWWE女子タッグ王座獲得後、リックと「恋人」レイシー・エバンスの試合妨害を受けてイライラ感を募らせてきた。さらに15日のロウ大会では、エバンスの妊娠告白に動揺し、頭を抱えるシーンもあった。

この2カ月間、実父の言動に怒りと不満が蓄積していたフレアーはバックステージでリックと会うと「試合に集中できない。レイシーの妊娠告白後にダンスを踊るなんて。もう家に帰ってよ」と忠告。リックからは「俺の赤ちゃんなんて言ってない」と弁明されたものの、リング内外で邪魔する態度に我慢できない様子。フレアーは「感謝しているけど、リングの上では娘ではなくシャーロット・フレアーとしてやらせて」と涙ながらに訴えた。フレアーの気持ちは、父の胸に伝わったのか。

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秋山準「無茶させない」指導者兼ねてDDT正式入団

DDTと正式契約を結んだ秋山準(左)。右はノアと正式契約を結んだ武藤敬司(撮影・松熊洋介)

今月14日に行われたDDTプロレス川崎大会で、KO-D無差別級の新王者に輝いた秋山準(51)が15日、同団体へ正式に入団することを発表した。

これまではレンタル移籍の形だったが、この日に完全移籍となり、会見に出席。「少し前からオファーを頂いていたが、(14日の)タイトルマッチに勝ってから受けたいというのがあった」と経緯を明かした。

さまざまな団体に参戦してきた秋山は指導者としての役割も担う。これまでのゲストコーチからヘッドコーチに就任。CyberFightの高木社長は「(ジャイアント)馬場さんや三沢(光晴)さんの近くにいていろんなスタイルやリング周りの作法を知っている」と期待をかける。秋山自身も「技術よりも気持ちの部分の方が多い。昔みたいに受け身とかスクワット何千回という無茶はさせない。秀でたものをみんな持っている。ので生かしていきたい」と団体の歴史やスタイルを尊重した上で、若手育成を行っていく。この日は同じ傘下のノアで正式契約を結んだ58歳の武藤と合同会見。レジェンドとの対戦の可能性を問われた秋山だったが「まずはDDTでのレベルを上げる事が優先」と現時点ではそれぞれの団体での戦いに専念する。

もちろん、新王者としてベルトは守り抜くつもりだ。初防衛戦は3月28日後楽園大会で樋口和貞と対戦する。昨年12月の「D王 GRAND PRIX 2021」リーグ戦で敗れており、悔しさが残る。樋口に勝つまでは、前日奪ったベルトを巻くつもりはない。「格好悪い負け方をさせられた。しっかり勝ってから気持ち良く巻きたい」と肩にかけるだけにとどめた。「若い人に教える年齢になったが、リングの上では別。荒々しい試合になる」。納得の勝利を収め、最強ベルトを堂々と腰に巻く。

タッグマッチ・NOAH GENERATION 入場する秋山準(2021年2月12日撮影)

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比嘉大吾、将来の世界戦に意欲「準備」でリベンジだ

チャリティーボクシングイベント「LEGEND」 3回、井上尚にパンチを浴びせる比嘉(左)(撮影・野上伸悟)

<チャリティーボクシング:LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館◇スパーリング形式3分3回

元WBC世界フライ級王者比嘉大吾は、スパーリングした井上尚弥との将来的な対戦に向け意気込みを示した。

現在WBOアジア・パシフィック王者で世界ランク入りしている。世界2階級制覇を目指しており「今、バンタム級でいる。世界ランクに入っているし、(井上と)世界戦になったらもっと準備するし、もっと良い2人の試合になる」と思いをはせた。

試合後、笑顔で記念撮影する出場選手(撮影・浅見桂子)

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井上尚弥が比嘉に連打浴びせた/LEGEND詳細

<LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)らがエキシビション戦に参戦する。スパーリング形式の3分3回で開催。

出場予定だった東京五輪ライト級日本代表の成松大介(31=自衛隊体育学校)が発熱で欠場することが11日、主催者から発表された。PCR検査を受ける前に発熱したため、自宅で静養しているという。成松の代役としてアマチュアから秋山佑汰(26)が出場し、IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)と対戦した。

【第1試合】

木村翔   
  
 武居由樹

1回

元WBO世界フライ級王者の木村とK-1のスーパーバンタム級王者の武居は、ヘッドギアをつけずにグローブを交えた。開始から距離をとってお互い様子を見ていたが、サウスポーの武居が左アッパーで先制攻撃。その後も武居が左アッパーを軸に連打を畳みかける。木村も1分半すぎに右フックで反撃。残り30秒すぎから武居がコンビネーションで左フックを当てた。

日刊採点10-9(武居)

2回

開始から木村が前進して右パンチを繰り出すが空転。武居が冷静に左パンチをヒット。その後も木村が前進して連打を出すが、武居になかなか当たらない。残り40秒、ようやく木村の右ストレートがヒットするが、ダメージを与えるまでには至らず。ほぼイーブンも、この回は前に出て、手数が多かった木村ややリードか。

日刊採点10-9(木村)

3回、積極的に木村(手前)にパンチを浴びせる武居(撮影・浅見桂子)

3回

開始から木村が前に出てプレッシャーをかけるが、武居は冷静にパンチを見切って、右ジャブ、左のショート、アッパーと的中させる。中盤も武居は打ち合いを避け、距離を取ってジャブやアッパーをヒットさせる。終盤に木村は右ボディーブローを何度かヒットさせたが、武居のペースを崩し切れず。

日刊採点10-9(武居)

3回を終えて、笑顔で手を上げる武居(左)と木村翔(撮影・浅見桂子)

【第2試合】

京口紘人   
  
 八重樫東

1回

現役の世界2階級制覇王者の京口、引退している元3階級制覇王者の八重樫のスパーリングは、両者ヘッドギアを着用してグローブを交えた。開始から京口が前進して左から右アッパーをヒット。八重樫は高いガードからボディーブローを繰り出す。1分半すぎに京口の左右ボディー連打がヒット。八重樫も打ち返すが、京口はしっかりとガード。

日刊採点10-9(京口)

2回

現役の世界2階級制覇王者の京口、引退している元3階級制覇王者の八重樫のスパーリングは、両者ヘッドギアを着用してグローブを交えた。開始から京口が前進して左から右アッパーをヒット。八重樫は高いガードからボディーブローを繰り出す。1分半すぎに京口の左右ボディー連打がヒット。八重樫も打ち返すが、京口はしっかりとガード。

日刊採点10-9(京口)

3回

開始から連打の応酬も、京口のボディーブローが有効にヒットする。八重樫も下がらずに応戦し左右アッパーをヒット。1分すぎから京口の強烈な左ボディーブローがヒットするが、八重樫も前に出て応戦。残り1分から両者と近距離で打ち合い。終盤に京口の強烈な右ストレートがヒットした。

日刊採点10-9(京口)

3回、八重樫(手前)と気迫の打ち合いをする京口(撮影・浅見桂子)

3回を終えて手を上げる八重樫(左)と京口(撮影・浅見桂子)

【第3試合】

森脇唯人   
  
 井上岳志

1回

全日本選手権3連覇中の東京五輪ミドル級日本代表の森脇と、プロで世界挑戦の経験もあるWBOアジアパシフィック・スーパーウエルター級王者の井上のアマチュアとプロのスパーリングは、ヘッドギアなしでグローブを交えた。

開始から長身でリーチに勝る森脇の速い左ジャブがヒット。井上はガードを固めて前に出るが、パンチを当てることができない。1分半すぎに森脇の強烈な左ストレートをカウンターで浴びた井上が、左まゆをカット。スパーリングが再開されると、井上は強引に前に出るが、出血が激しくなった。

日刊採点10-9(森脇)

2回

開始から森脇が遠い距離からの速いジャブでペースを握る。井上は相手の左が邪魔でなかなか前に出ることができなかったが、1分すぎに右フックをヒットさせると、一瞬、森脇の動きが止まった。中盤以降は井上がぐいぐい前に出て、体をつけて重いパンチを連打して、乱打戦に持ち込む。

日刊採点10-9(井上)

3回

井上が高いガードでじわじわと前進。森脇が長い左ジャブで距離を取る。1分すぎに井上が相手の胸に頭をつけて右アッパーをヒット。ロープにつけて右フックを浴びせる。残り30秒を切ると、井上が接近戦に持ち込んでパンチをヒットさせた。

日刊採点10-9(井上)

3回、井上(手前)と気迫の打ち合いをする森脇(撮影・浅見桂子)

3回を終えて健闘を称えて手を上げる森脇(左)と井上(撮影・浅見桂子)

【第4試合】

秋山佑汰   
  
 平岡アンディ

1回

出場を予定していた東京五輪ライト級日本代表の成松が発熱で欠場したため、国体優勝3回などアマ5冠を誇る秋山が代役出場した。

IBF世界スーパーライト級12位の平岡とのアマチュアとプロのスパーリングは、アマの秋山がヘッドギアを着用、プロの平岡はヘッドギアなしでグローブを交えた。サウスポー同士で開始からお互い右ジャブを出して距離をはかる展開が続いた。中盤から秋山がジャブを出して前進するが、平岡にヒットすることができない。2分すぎに平岡のオーバーハンドレフトがヒットし、終盤にはロープにつめて連打。お互い決定打はなかったが、やや平岡が優位か。

日刊採点10-9(平岡)

1回、秋山(左)に気迫の表情で打ち込む平岡(撮影・浅見桂子)

2回

ジャブの付き合いでスタート。その後、秋山が前進してパンチを繰り出すが、動きの速い平岡をとらえることができない。1分半すぎから平岡は足を使ってアウトボクシング。2分40秒、平岡の左右フックが秋山の頭をヒットするが、両者ともなかなかかみ合わず。

日刊採点10-9(平岡)

3回

前半は平岡がフットワークを使ってアウトボクシング。50秒すぎに平岡が秋山をコーナーにつめて連打をまとめる。1分すぎから秋山のボディーブローが当たりはじめる。2分すぎに平岡が連打から左ストレートをヒット。秋山もアッパーで応戦するが、最後は平岡の右アッパーが決まったところでゴング。

日刊採点10-9(平岡)

1回、レフェリーを務める渡嘉敷氏(手前下)が倒れ、思わず苦笑する平岡(左)と秋山(撮影・浅見桂子)

【第5試合】

岡沢セオン   
  
 佐々木尽

1回

東京五輪ウエルター級日本代表のアマチュアの岡沢と、プロの日本スーパーライト級ユース王者で10戦全勝(9KO)の19歳の強打者佐々木のスパーリングは、ヘッドギアなしでグローブを交えた。サウスポーの岡沢が開始からワンツーをヒット。1分すぎにも岡沢が長距離からワンツーを決める。佐々木も打ち返すが、速い岡沢をとらえることができない。その後も佐々木が前に出ようとするが、岡沢は速い左で中に入れなかった。

2回

始から佐々木が前へ突進。岡沢は足を使って距離を取る。1分20秒すぎに岡沢のワンツーがヒットするが、佐々木は効いていないとアピール。2分すぎには岡沢が佐々木をコーナーにつめて連打。佐々木はパンチを繰り出すが速い岡沢に当てることができない。ラウンドを通じて岡沢が支配した。

日刊採点10-9(岡沢)

3回

開始からトリッキーな動きで佐々木が打ち合いを誘うが、岡沢は距離を取ってペースを崩そうとはしなかった。1分すぎに佐々木の挑発に、岡沢は両手を腰の後ろにもっていき、ノーガードで戦う余裕を見せる。しかし、残り1分から展開が一変する。突然、両者足を止めて打ち合い。岡沢が左ストレートから右フックを決めると、佐々木も右ストレートをヒットさせて応戦。終了ゴングまで手を緩めずに打ち合った。

日刊採点10-9(岡沢)

3回、佐々木(右)を笑顔で挑発する岡沢(撮影・浅見桂子)

3回、佐々木(手前)と笑顔で打ち合う岡沢(撮影・浅見桂子)

【第6試合】

内山高志   
  
 坂晃典

1回

一時代を築いた元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王座を11度防衛の内山と、現役の日本スーパーフェザー級王者で日本王座2階級を制した坂のスパーリングは、現役の坂がヘッドギアを着用、内山はヘッドギアなしでグローブを交えた。開始1分は両者警戒して手数が少なかった。1分20秒すぎに内山の左ジャブからワンツーが坂の顔面をとらえた。2分すぎにも右フックから左ボディーブローがヒット。坂は前に出るが、内山がたくみにサイドに回る。残り30秒すぎに内山の左ボディーブローが再びヒットした。

日刊採点10-9(内山)

2回

開始から坂が左ジャブをついてじりじりと前に出る。30秒すぎに内山の右ストレートが坂のボディーにさく裂。1分半すぎに坂が内山をロープにつめて右フックをヒット。1分50秒、内山の右ストレートが、2分には内山の左ボディーブローがまともに坂に決まる。終了20秒前から坂が連打でラッシュもダメージは与えられず。

日刊採点10-9(内山)

3回

坂がヘッドギアを外して登場。左ジャブをついて内山をロープにつめて連打。内山は体力を消耗したのか手数が減る。2分すぎに内山の右ストレートが坂の顔面にヒット。左ボディーブローも決めたが、坂もジャブから右ストレートで応戦した。坂が手数でやや上回ったか。

日刊採点10-9(坂)

3回、内山(右)と坂は気迫のこもったと打ち合いを披露(撮影・浅見桂子)

3回、内山(手前)と打ち合う坂(撮影・浅見桂子)

3回、内山(手前)がよろめき、笑みを浮かべる坂(撮影・浅見桂子)

【第7試合】

井上尚弥   
  
 比嘉大吾

1回

世界3階級制覇王者で現役最強と言われる井上と、元WBC世界フライ級王者で2階級制覇を目指す比嘉のスパーリングは、ヘッドギアを着用してグローブを交えた。50秒すぎに井上の右ストレートがヒット。その後は鋭いジャブで井上がペースを掌握。1分半すぎに比嘉が井上をロープにつめて連打をたたきこんだところに、井上が右アッパーから左ボディーを決める。その後も井上が比嘉をロープに誘い、カウンターを狙う。「ガチでやりたい」という井上の試合前の宣言通り、スパーリングとは思えない迫力のある攻防が繰り広げられた。

日刊採点10-9(井上)

2回

開始から速く鋭い左ジャブで井上がペースを握る。比嘉は前へ出てパンチを繰り出すが井上はしっかりとガード。1分すぎから井上はノーガードで打ち合う余裕も。1分半すぎから左ボディーブローから右ストレートで比嘉をのけぞらせる。2分すぎには右ストレートで比嘉を何度ものけぞされる。比嘉は必死に前に出て手を出すも、井上のカウンターの連打を浴びる。

日刊採点10-9(井上)

3回

両者ヘッドギアをはずして登場。30秒すぎに井上が連打から左ボディーブローを決める。1分すぎに比嘉の右フックもヒット。1分半すぎに比嘉がロープにつめてラッシュするも、井上はクルクルとパンチを外してみせる。1分すぎにロープに詰めて比嘉が右ストレートを決めるが、井上が右アッパー3連発で比嘉のあごをはね上げる。井上はロープに下がって、比嘉にパンチを出させる余裕を見せた。

日刊採点10-9(井上)

3回、ヘッドギアを取って気迫の打ち合いをする井上(左)と比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取っての打ち合いを終え、笑顔で健闘を称え合う井上(右)と比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取っての戦いで比嘉(左)にパンチを放つ井上(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取って気迫の表情で井上(手前)に打ち込む比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、佐々木(手前)と笑顔で打ち合う岡沢(撮影・浅見桂子)

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LEGENDは観客2548人 全員にPCR検査

大会が行われる代々木第1体育館では、入場者全員のPCR検査が行われた(撮影・浅見桂子)

<LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館

有観客となったLEGENDは2548人が来場した。観客、選手ら関係者計4160人が2日前からPCR検査を受け、陽性判定者はゼロだった。チャリティーイベントのため、収益の一部で医療従事者や患者に医療機器が贈られる予定。イベント実行委員会の城戸代表は「今後もイベントを続けられたら。この熱を継続できるように次に向けてまい進したい」と説明していた。

3回を終えて 会場のファンにあいさつする井上(撮影・浅見桂子)
試合後、出場選手に囲まれ笑顔で記念撮影する井上(前列中央)(撮影・浅見桂子)

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井上尚弥「しっかりガチで」比嘉大吾の顔赤く染まる

3回、比嘉(左)と打ちあう井上(撮影・野上伸悟)

<LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館

WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がスパーリングで魅了した。メインイベントで現WBOアジア・パシフィック同級王者で元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(25=Ambition)と拳を交え、最終3回にはヘッドギアを外して接近戦の打ち合いも披露。鋭い右ストレートや連打で技術、スピードで格の違いをみせ、約2500人が集まった観客をわかせた。

  ◇   ◇   ◇

予告していた通りの「ガチ対決」だった。最終3回。井上が装着したヘッドギアを外すと大きな拍手が響いた。緊張感が漂う空気の中、左フック、強烈なワンツーで比嘉を後退させた。ロープを背にしても余裕の表情、相手パンチを見極め、左右のアッパーを連打し、あごに右フックを打ち抜いた。「しっかりガチで。真剣度は100%でした。足を運んでくださる方のイベントなので責任もあるし、満足して帰ってほしかった」。スパーリング途中から比嘉の顔は赤く染まった。

スーパーフライ級時代の17年に比嘉とスパーリングした経験がある。自ら指名し、約4年ぶりのスパーリング対決となったものの「あの時と印象は変わらない。正直、このスパーにメリットはないし、レベルの差をみせないといけない。互角なら自分の評価は保てないと。良い緊張感がありました」と振り返る。構えを左右スイッチし、1、2回は距離を保ちながらワンツーや左ボディーをねじ込むなど自身の技術を駆使する余裕もあった。

昨年10月、米ラスベガスでモロニー(オーストラリア)に7回KO勝ちした井上は、次戦でIBF世界同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との指名試合が濃厚となっている。ダスマリナスが左構えのため「サウスポーに(練習相手を)切り替えていく」とキッパリ。着実に準備を進める姿勢を示した。【藤中栄二】

チャリティーボクシングイベント「LEGEND」 3回、比嘉(左)のパンチを浴びる井上尚(撮影・野上伸悟)
試合を終え井上(背中)と抱きあう比嘉(撮影・野上伸悟)
3回を終えて、健闘を称え手を上げる井上(右)と比嘉(撮影・浅見桂子)

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岡沢セオン「アマに誇りがある」佐々木尽と打ち合う

3回、佐々木(左)の顔面にパンチを浴びせる岡沢(撮影・浅見桂子)

<ボクシング:エキシビション戦LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館◇スパーリング形式3分3回◇第5試合

東京オリンピック(五輪)ウエルター級日本代表岡沢セオン(25=鹿児島体協)がアマチュアの誇りを両拳に込めた。

日本スーパーライト級ユース王者佐々木尽(19=八王子中屋)とのスパーリングはヘッドギアなしで対戦。ファイタータイプの佐々木に対し、サウスポースタイルの岡沢は距離を保ちながら左ストレートを繰り出してテクニックの高さをみせた。最終3回にはお互いに観客を盛り上げるように激しい打ち合いをみせた。

岡沢は「アマチュアに誇りがある。何があっても3分3回では負けない。それがアマチュアボクサーです」と堂々と宣言。東京五輪テスト大会で金メダル、19年アジア選手権で銀メダルを獲得するなど、東京五輪の金メダル候補となっている。岡沢は「アウトボクシングが通じて大きな持ち味と思った。ここ最近のスパーリングでも1番良かった。五輪のイメージをつかむことができた」と収穫を口にしていた。また4月からスポンサー収入のみで、活動することも明かし「プロのアマチュアボクサーとして活動します」と宣言していた。

3回、打ちあう佐々木(左)と岡沢(撮影・野上伸悟)
戦いを終え抱きあう佐々木(左)と岡沢(撮影・野上伸悟)

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