上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

ボクシング転向の那須川天心 「いつでもやる」武尊との対戦はどうなる

「炎の体育会TV SP」に出演し、ボクシング転向を表明した那須川天心(TBSテレビ提供)

RISE世界フェザー級王者の那須川天心(22=TARGET/Cygames)が、来年3月でキックボクシングを引退し、ボクシングに転向することを正式に発表した。10日、TBS系列の「炎の体育会TV」に出演し、番組内で22年中のデビューを目指すことを明かした。引退まで最大で4試合を予定しており、来年3月のRISE大会が最後となる。

<那須川天心と武尊>

15年11月、K-1会場で試合後の武尊に那須川が対戦要求。武尊も「いつでもやる」と承諾したが、RISEとK-1で所属が違うことなどで、行われなかった。その後、この話は消えかけたが、昨年大みそかのRIZINで武尊が那須川の試合を、3月28日RISEでは那須川が武尊の試合を観戦に訪れ、実現に向け動きだした。7月に30歳を迎える武尊。実現できなければ引退をほのめかすほどの覚悟を見せており、RISE、K-1、RIZINの3団体が年内開催に向けて話し合いを続けている。

21年3月、タイトル防衛に成功した武尊

関連するニュースを読む

5階級王者メイウェザー&亀田興毅/那須川のボクシングルールでの主な試合

18年12月、エキシビションマッチでメイウェザー(右)のパンチを食らいダウンする那須川天心

RISE世界フェザー級王者の那須川天心(22=TARGET/Cygames)が、来年3月でキックボクシングを引退し、ボクシングに転向することを正式に発表した。10日、TBS系列の「炎の体育会TV」に出演し、番組内で22年中のデビューを目指すことを明かした。引退まで最大で4試合を予定しており、来年3月のRISE大会が最後となる。

<那須川のボクシングルールでの主な試合>

18年12月のRIZINでボクシング5階級王者・メイウェザーとスペシャルマッチを戦い、初のダウンを奪われるなど、1回2分19秒でTKO負け、非公式ながら初黒星を喫した。19年6月には元世界王者の亀田興毅とスペシャルマッチ。ボディーブローや左ストレートなどをヒットさせ、KOこそ奪えなかったが、元プロボクサーと互角に打ち合った。

フェデリコ・ローマ(左)にローキックを浴びせる那須川天心(19年3月10日撮影)

関連するニュースを読む

井上尚弥にルイス・ネリら 那須川天心ボクシング転向で挑みそうな階級王者

「炎の体育会TV SP」に出演し、ボクシング転向を表明した那須川天心(TBSテレビ提供)

立ち技打撃格闘技RISEの世界フェザー級王者の那須川天心(22=TARGET/Cygames)が、来年中にボクシングデビューを目指す。

10日、TBS系列の「炎の体育会TV」に出演。番組内で来年3月のRISE大会を最後にキックボクシングを引退し、ボクシングに転向することを正式に発表した。

◆那須川が挑みそうな階級の世界王者 スーパーバンタム級(55・3キロ以下)ではWBAスーパー・IBF王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が筆頭。今月3日にIBF暫定王者岩佐亮佑(セレス)を統一戦で下した。WBC王者にはバンタム級時代、山中慎介との世界戦で体重超過したルイス・ネリ(メキシコ)がいる。1階級上のフェザー級(57・1キロ以下)は世界4階級制覇王者でWBA世界フェザー級王者のレオ・サンタクルス(メキシコ)が人気選手。バンタム級(53・5キロ以下)にはWBAスーパー・IBF王者井上尚弥(大橋)がいる。

流血しながらノニト・ドネア(右)を攻める井上尚弥(2019年11月7日撮影)
ルイス・ネリ(18年3月撮影)

関連するニュースを読む

那須川天心が来年中にボクシングデビューへ 期待される武尊戦へも意欲

「炎の体育会TV SP」に出演し、ボクシング転向を表明した那須川天心(TBSテレビ提供)

RISE世界フェザー級王者の那須川天心(22=TARGET/Cygames)が、来年3月でキックボクシングを引退し、ボクシングに転向することを正式に発表した。10日、TBS系列の「炎の体育会TV」に出演し、番組内で22年中のデビューを目指すことを明かした。引退まで最大で4試合を予定しており、来年3月のRISE大会が最後となる。

弟の龍心とともに、ゲスト出演した那須川は、番組の最後に「やり切った。蹴りを捨てて、拳だけで勝負する」と語った。以前から転向をほのめかしており、今年2月には「キックボクシングをある程度広めることはできた。ボクシングでも貢献したい」と話していた。さらに「次元の違う相手は現代にはいない」。相手ではなく、自分(那須川)を倒すにはどうやって戦うかを考え、試合に臨むようになった。自身のユーチューブでは、人気漫画「鬼滅の刃」に出てくる必殺技を練習するなど、アニメの世界に敵を求めるほどで、キックボクシングの世界ではもはや敵無しの状態だった。

14年にプロデビューした那須川は15年5月に史上最年少の16歳9カ月でRISEバンタム級王者に輝いた。18年12月のRIZIN14大会のエキシビションマッチでメイウェザーに敗れた以外は、公式戦では44戦無敗(32KO)で、無類の強さは「神童」と呼ばれている。ここ数年は王者として迎え撃つ立場だったが、常に向上心を持ち「ずっと王者だとつまらない。下から挑戦して、強い相手を倒したい」と転向を決意した。

19年には元世界王者の亀田興毅と対戦。経験が少ない中、左ストレートをヒットさせるなど互角に渡り合い、センスの良さを見せた。同8月には井上尚弥とも対面し「刺激的な1日」と明かしていた。今年からはボクシングジムへ通う回数を増やし、パンチの技術などを身に付けているという。

納得の試合ができるようになったことで、転向がはっきりと見えてきた。2月のRISE横浜大会では志朗に3-0判定勝ち。リベンジを狙い、襲いかかってきた相手に心理戦で勝利。那須川自身もそれまでのテレビ出演を断って作戦を練るなど、この試合に集中していた。KOとはならなかったが「(志朗は)成長させてくれる時間をくれた」と達成感を口にした。さらに「他の選手も育って欲しい。形が変わってきて、試合して終わりじゃなくて、自分を売り出すくらいの気持ちがないといけない」と格闘技界の今後についても提言した。

引退までの1年間で、熱望されているK-1王者、武尊との一戦も期待される。昨年大みそかには武尊が、今年3月28日には那須川が、お互いの試合を観戦。所属の問題などもあり、これまで口を閉ざしてきたが、ようやく自分の言葉で話すようになった。武尊からのラブコールも受け「すべてこれから。長い期間だったけど、1歩前進した。やるなら準備期間をもらってしっかり調整したい」と意欲を見せている。K-1中村プロデューサーは「現段階では日程など調整中」としているが、29歳の武尊は「試合で負けたら引退」と公言していることもあり、世紀の一戦の実現に向け、早い決定が望まれる。

RISE伊藤代表は「苦しい思いもプレッシャーもあった中、それを跳ね返して味方にしてくれた。巣立っていくのは寂しいが、気持ち良く送り出してあげたい」とエールを送る。

この日の番組では、時速100キロのボールを左ストレートで正確に捉え、ホームランにするシーンもあった。本番での強さや能力の高さをあらためて示した。残り1年。カウントダウンが始まった。那須川は「正直もう悔いはない。22年3月で卒業するが、必ずボクシング業界でも革命を起こす」と語った。無敗のままキックボクシングを卒業し、新天地で世界を見据え、挑戦者としてスタートを切る。

◆那須川天心(なすかわ・てんしん) 1998年(平10)8月18日、千葉県生まれ。5歳で極真空手を始める。小5でジュニア世界大会優勝。その後キックボクシングに転向し、14年7月、RISEバンタム級7位の有松に1回58秒KOデビュー。15年にバンタム級王座獲得。16年12月にRIZIN初参戦。18年6月には階級を上げ、初代RISE世界フェザー級王者に輝いた。昨年6月から始めたユーチューブの登録者数は65万人。矢沢永吉の大ファンで入場曲は「止まらないHA~HA」。165センチ、56・8キロ。

武尊(左)と話す那須川(2020年12月31日撮影)

関連するニュースを読む

那須川、対戦望まれる武尊選手は「スタイルが真逆」

武尊に紹介された那須川天心(2021年3月28日撮影)

RIZINやRISEで活躍するキックボクシングの「神童」那須川天心(22)が、対戦が期待されるK-1スーパーフェザー級王者武尊(29)とのファイトスタイルを「真逆のタイプ」と表現した。

自らの公式ユーチューブに投稿した「K-1に行ってきた」で、28日に東京・日本武道館で開催されたケイズフェスタ4大会Day2を視察したことを報告した。

武尊(29)がレオナ・ペタスの挑戦を受けた防衛戦を試合会場でチェック。試合後には武尊に呼び掛けられると立ち上がって一礼し、拍手を送るシーンも公開した。会場を離れると「いい試合でしたよ。すごい良かったですね。何年かぶりに(武尊の)試合を見ましたね。打ち勝ったという試合」と分析。その上で「僕とは対応の違うファイトスタイル。打たれ強いので、信じて打っている。被弾はあるけど倒すという。僕は被弾なく、自分だけ当てるというスタイルなので。真逆じゃないですか」と素直な感想を口にした。

不利との予想もあったペタス戦をクリアし、防衛に成功した武尊について、那須川は「なんだかんだで持っている男なんですよ、武尊選手は。その差がでた。どんなにピンチと言われても、乗り越えてきた。お互いこれだけ時間が経過して負けていないというのはお互いに(格闘技界を)盛り上げている」と、ファイターとしてのスター性をあらためて認めた。

注目される両者の対決の時期、会場などについても言及した那須川は「まだ何も決まっていない。お互いに会場に来たりという状況はあるが、条件とか進んでいない。武尊選手が前回来てくれたので、そのお返し。敬意を込めてきました」と説明していた。

那須川天心との対戦を希望した武尊(2021年3月28日撮影)

関連するニュースを読む

「井岡2世」桑原拓、湊義生との東西ホープ対決へ

約1年3カ月ぶりのリングに臨むフライ級ホープの桑原(左)。右は対戦相手となる関西のホープ湊(大橋ジム提供)

ボクシングの「井岡2世」と言われる桑原拓(25=大橋)が「ホープ卒業」マッチに臨む。

11日に東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル76大会(日刊スポーツ新聞社後援)で関西のホープ湊義生(22=JM加古川)とのスーパーフライ級8回戦を控え、10日には都内での前日計量に出席、51・9キロでパスした湊に対し、52・0キロでクリアした。

19年12月のリカルド・スエノ(フィリピン)戦での判定勝ち以来1年4カ月ぶりのリングとなる。4階級制覇王者で現WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(Ambition)と同じく興国高から東京農大へと進み「井岡2世」と呼ばれる軽量級ホープは今年5月でプロデビューから丸3年が経過し、7勝(4KO)無敗の戦績。湊との対戦は「東西ホープ対決」としても注目されるが、桑原は「ホープというのは…もうそろそろ。王者になれるように」と湊撃破をステップに年内の王座挑戦を目指している。

対戦相手の湊は昨年9月に元日本バンタム級王者大場浩平(SUN-RISE)に2回TKO勝ちしている。桑原は「ボクを食うつもりできてくれる相手は楽しみですし、面白いなと。向こうの良いところ出させず、空回りさせて勝ちたいです」と、持ち前のスピードとテクニックで完勝するイメージを膨らませていた。

関連するニュースを読む

元「年俸120円Jリーガー」が相内誠との対戦希望

格闘技イベント「EXECUTIVE FIGHT ~武士道~」第2回大会の記者会見を行う同大会プロデューサーの小比類巻氏と、秋田県内での講演会会場からリモート出演した安彦考真

「年俸120円Jリーガー」としてJ3のYSCC横浜などでプレーし、昨季限りで現役引退して格闘家へ転向した安彦考真(43)が8日、デビュー戦となるアマチュアの格闘技イベント「EXECUTIVE FIGHT ~武士道~」のオンライン会見に出席し、同じく格闘家へ転身したプロ野球元西武の相内誠(26)との対戦実現をアピールした。

自身の格闘家デビューを前に、相内が一足先にデビュー戦を戦った2月28日の立ち技格闘技イベント「RISE横浜大会」を観戦した。目の前で相内がKO負けを喫する姿を目にし「1Rで一瞬でやられていた。これはまずい、自分も同じグループにされてしまうと。1回、俺とやらせろと思った」と対戦を要求。続けて「相内さんとJリーグ対プロ野球で戦って、しっかりサッカーの蹴りで倒して勝った上で(目標の)RIZIN出場を再表明したい。人生をかけて命をささげる気持ちでやるので、僕は最後の最後までリングに立ち続ける。ファイティングスピリットを見せて戦いたい」と力を込めた。

安彦は4月16日に東京・港区の八芳園で行われる同大会の第5試合で会社役員の佐々木司さん(39)と対戦し、リングデビューを飾る。両者ともにキックボクシング歴1カ月。安彦は「自信は120%くらいありますね。僕はキックよりパンチの方が強いといううわさがある。右ストレートで吹っ飛ばしてやりたいと思います」と意気込んだ。

「EXECUTIVE FIGHT ~武士道~」は、K-1 WORLD MAX日本王者に3度輝いた経歴を持つ格闘家の小比類巻貴之氏(43)がプロデューサーを務める大会で、今回で2回目。出場者は20代~50代までさまざま。最終8戦目では小比類巻氏が自らリングに上がり、12年3月に総合格闘技の試合を行って以来、約9年ぶりのエキシビションマッチも行うという。小比類巻氏は「約9年ぶりにリングに上がって動いてみようかなと思っています。対戦相手はまだ決まっていないので、私が最後に動こうと思っています。そちらも応援よろしくお願いいたします」と話した。【松尾幸之介】

関連するニュースを読む

那須川天心キック残り1年「悔いない」一夜明け会見

RISE横浜大会の一夜明け会見に臨む那須川天心(撮影・江口和貴)

2月28日に行われたRISE横浜大会で志朗(27=Be WELLキックボクシングジム)に3-0判定勝ちを収めた那須川天心(22=TARGET/Cygames)が1日、都内で一夜明け会見に登場し、今後について語った。

来年のボクシング転向を視野に入れている那須川は、残り1年のキックボクシングについて「正直もう悔いはない。RISE=那須川天心というのができてしまっている。ある程度広めることはできたのかな」と胸中を明かした。今後の試合については「意味のある試合をしていきたい」と話し、那須川の後、RISEを引っ張っていく選手については「1人じゃ無理。55キロ以下はめちゃくちゃ層が厚いし、若い選手が育ってきて欲しいと思う」と話した。

格闘家のあり方についても語った。現在ユーチューブやテレビ出演など、格闘技を広めるための活動も積極的に行っている那須川。「格闘技も形が変わってきた。試合して終わりではない。自分を売り出すために名前をかけるくらいじゃないと、周りはついてこない」と持論を展開した。

来年2~4月に開催予定の「RISE ELDRAD」が那須川の最後の大会となる予定。伊藤代表は「あと1年弱で卒業する。巣立っていくのは寂しいが頑張ってほしいという気持ち。これからがカウントダウン。最後気持ち良く送り出したい」と語った。デビューから無敗の神童には今後の相手を選ぶのに苦労するが「素晴らしいストーリーを考えたい」と、今後1年間で4、5試合程度を予定しているという。

前日の試合では打倒那須川を掲げて挑んできた志朗に心理戦で勝利。那須川自身「自分と戦うならどういうことを警戒するかを考えた」と自分の映像を見返しながら対策を考えたという。「5、6パターンのうちの1つがはまった」と明かした。多くのプレッシャーを跳ね返し、どんな相手でも倒し続け、異次元の領域に達した那須川。このままラスト1年も無敗で終える。【松熊洋介】

RISE横浜大会の一夜明け会見に臨む那須川天心(撮影・江口和貴)
RISE横浜大会の一夜明け会見に臨み写真に納まる那須川天心(右)と寺山日葵(撮影・江口和貴)
RISE横浜大会の一夜明け会見で那須川に質問するベイノア(撮影・江口和貴)
RISE横浜大会の一夜明け会見に臨み写真に納まる那須川天心(撮影・江口和貴)

関連するニュースを読む

那須川やるの?武尊戦 ボクシング転向前ファン期待

志朗(左)に蹴りを見舞う那須川(撮影•滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

無敗の神童が連勝記録を延ばした。那須川天心(22=TARGET/Cygames)が志朗(27=Be WELLキックボクシングジム)に3-0判定勝ちし、デビュー戦から無傷の44連勝を飾った。

3R終了後左手を大きく突き上げ、勝利を確信した。クリーンヒットこそなかったものの、各ラウンドともに攻撃力で上回り、終始自分のペースで試合を進めた。ボクシングジムに通う回数を増やしたことが奏功し、打撃戦で志朗を圧倒。さらに心理戦でも優位に立ち「かけひきで勝つことができて、改めて自分が強くなったんだなと思う。志朗君ありがとう」とライバルに感謝した。

3年半ぶりとなる適正体重での試合。54・95キロでパスした前日計量では「久々に55キロでやれるので楽しみ」と意気込んで試合に臨んだ。ここ数年55キロ以上での試合が続いたが、そんな中でもパワーアップし続けていた。「どれだけスピードが出るか。自分でも制御できないくらい動くのでは。明日の自分に任せるというか、期待したい」と自分でも理解できないほどのレベルを実感していた。

昨年の挑戦者決定トーナメントで優勝した志朗とは19年9月に対戦し、3R判定勝利。1年半ぶりの対戦に「実力で上がってきた選手。執念を感じるし、認めている部分もある。自分のスピードに対応してくると思う」。警戒はするが、普段から相手の対策をするタイプではない。「前回以上の屈辱を味合わせてやる」と一蹴。さらに「55キロだからといって、スピードだけで戦うつもりはないし、3分3Rしかないので、志朗君に謎を与えようかな」。余裕の言葉通りの試合展開で志朗を寄せ付けなかった。

将来的にボクシング転向も視野に入れる。ファンが期待する武尊との試合も待ち望まれる。「キックをやる時間は少ないと思う。これからもしっかりとRISEに恩返ししていきたい」と語った。

「次元の違う相手は現代にはいない」と話す。自身のユーチューブでは、人気漫画「鬼滅の刃」に出てくる必殺技を練習するなど、アニメの世界に敵を求めるほどになった。負け知らずの神童は、誰も届かない領域でさらに成長を続ける。【松熊洋介】

試合後、ポーズを決める那須川(撮影•滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

那須川天心デビュー44連勝「キック無敗でいたい」

試合後、ポーズを決める那須川(撮影•滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

キックボクシング界の「神童」那須川天心(22)がデビューから44連勝を飾った。

昨年のRISE DEAD OR ALIVE2020 55キロ以下~那須川天心挑戦者決定トーナメントを制した志朗(27)とのバンタム級(55キロ級)3分3回に臨んだ。19年9月のRISEワールドシリーズ58キロ級トーナメント決勝以来、約1年半ぶりの再戦でも、3-0(30-28×3)の判定勝利。21年初戦を制した那須川は「久々にかけ引きで試合して勝てたのがうれしい。成長させてくれた志朗君、ありがとうございました」と感謝した。

キックボクシングからの卒業間近であることを明かしている那須川は「これからいろいろな試合があると言われているんですけど、キックでいる時間は少ないんですよね。しっかり最後までRISEに恩返ししてキックボクシングを去るまで無敗でいたい」と力強く宣言した。

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊(29)との頂上対決実現に大きな注目が集まっている。昨年大みそかのRIZIN26大会で臨んだムエタイの強豪クマンドーイ・ペットジャルーンウィット(26=タイ)戦には、会場のさいたまスーパーアリーナに武尊が姿を見せて試合視察。武尊も3月28日のケイズフェスタ4大会Day2(東京・日本武道館)でレオナ・ペタスとの防衛戦を控えており、これをクリアすることで、両者のスーパーファイトが実現に向けて進むのではないかとされている。

志朗(手前)の肘が右目付近に当たる那須川(撮影•滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

原口健飛が判定で白鳥大珠に完勝「やっと終わった」

白鳥(右)に飛び膝蹴りを見舞う原口(撮影•滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

DEAD OR ALIVE 2020トーナメント覇者の原口健飛(22=FASCINATE FIGHT TEAM)が、同19年覇者の白鳥大珠(24=TEAM TEPPEN)に3-0で判定勝ちを収めた。19年から続いたライバル2人のストーリーに終止符が打たれ「やっと終わった。でもちょっと寂しい」と胸の内を吐露した。さらに「ここまで強くしてもらってありがとう。ごはん食べに行きたいんで、よろしくお願いします」とリングを去る白鳥に語りかけた。

ミスした方が負けというハイレベルな戦いの中、王者のディフェンスが光った。白鳥のスピードある攻撃をことごとく退け、ヒットさせなかった。攻撃では2Rに2回のダウンを奪い、その後も優位に試合を進めた。

2週間前の公開練習では「40%くらい」だった仕上がりを当日100%にしっかり持ってきた。20戦の経験から疲労を抜くことの大事さを覚えた。体重を毎日チェックし「何日で疲労が抜けるとか、減量してからの動きや息が上がる状況を自分で把握している」と自分の体と向き合い、トレーニングを続けてきた。

昨年10月の「DEAD-」では決勝で当たるかと思われたが、白鳥が準決勝で敗退。今大会は当初、それぞれ外国人選手との対戦が決まっていたが、緊急事態宣言延長による入国困難で、カード変更。思わぬ形での新旧王者対決に戸惑いもあった。「早すぎる。実績作ってから挑戦してこい」と思ったこともあった。それでもRISE伊藤代表から直々に変更を告げられ「今活躍できているのは伊藤代表のおかげ。こんな(緊急事態の)時に応えないチャンピオンはいない」と承諾。白鳥に対しても「正直国内で1番強い。立場は上でもずっと追い掛けていた人」と正直な気持ちを明かした。

普段から自信の発言が見られるが、実は少し怖がりな部分も持つ。「これまでで1番のプレッシャー。恐怖や不安もあったし、1人で泣いた日もあった」と明かした。12日の公開練習では「めちゃくちゃびびっている」と話し、前日計量でも「過去一びびっている」と不安を吐露。19年3月のマルティネス戦で、外国人に恐怖を感じ、フィジカルを徹底的に鍛え始めた。下半身を強化し、蹴る瞬間のトップスピードがアップ。「フィジカルで勝っていれば、相手もびびると思って」。さらに「(白鳥は)男前で、顔も身長も負けている。男として完璧。唯一勝っているのがフィジカル」と鋼の肉体で白鳥を圧倒した。

「運命だと感じる。20年で王者となって第1章が終わった。21年は追い掛けていた白鳥を倒して第2章を始めたい」。因縁の対決を制し、王者の意地を見せた原口が、21年好スタートを切った。【松熊洋介】

攻め合う白鳥(左)と原口(撮影•滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

寺山が田渕に判定勝利、高橋洋子のエヴァ生歌で入場

高橋洋子(左)の生歌で入場する寺山(撮影・滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

QUEEN of QUEENS 2020優勝の寺山日葵(20=TEAM TEPPEN)が、RISE2戦目となる空手家の田渕涼香(20=拳聖塾)に3-0判定で勝利した。昨年12月デビュー戦で、QUEENフライ級暫定王者の小林愛三に判定勝利し、勢いに乗る田渕を沈めた。

「右ストレートを警戒していた。怖かった」と2Rまでは慎重に行きすぎ、手数も少なかった。3Rでは前に出て、しっかりとヒットさせ、ポイントを重ねた。「まだまだ伸びしろがあると思うので、もっと練習して世界で戦える選手になっていきたい」と笑顔を見せた。

登場から大きな後押しを受けた。「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」と、映画「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」の主題歌「魂のルフラン」の入場曲を、歌手・高橋洋子が生歌を披露し、送り出された。今大会のために寺山がオファーして実現。「すごく元気をもらいました。ありがとうございました」とリング上で感謝した。

寺山は当初、タイの選手と対戦予定だったが、外国人選手の入国が困難なため、対戦相手が変更。昨年12月のデビュー戦を観戦しており「(田渕と)いつか対戦してみたい」と言っていたことが早くも実現。「キックの試合では4戦と少ないが、空手は小さいころからやっているだろうし、経験値はあるので、リスクを冒していかないと」。153センチ田渕の細かい左右の動きにも惑わされず、警戒されていた前蹴りも「自分の武器なので」と積極的に出した。思い通りの戦いとはならなかったが、格闘技の先輩として、落ち着いた戦いを見せて勝利した。

高橋洋子の生歌で入場する寺山
田渕(左)に蹴りを見舞う寺山(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

江畑塁、拳剛を瞬殺「戦い方改良」拳2発でKO勝ち

拳剛(左)にパンチを見舞う江幡(撮影・滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

江畑塁(30=伊原道場)が、拳剛(26=誠剛館)に1R2分38秒で、KO勝ちを収めた。

「キックボクシングの魅力を知ってもらいたい」との言葉通り、右、左と2度の拳でダウンを奪い、拳剛を瞬殺した。勝利後マイクを取った江畑は「RISEの舞台でしっかり輝けるために調整を続け、戦い方を改良してきた。みなさん、どうでしたか~」と声高らかに叫んだ。

RISE初参戦となった昨年11月の大会では、準決勝で鈴木真彦との壮絶な戦いの末に敗れ、那須川天心への挑戦権を得ることができなかった。「満足していない」と悔しさをバネに今大会で勝利をつかんだ。コロナ禍の中、応援してくれたファンにも感謝。「僕たちはこのリングで熱く生きて、皆さんに力を与えていきます」と語った。

拳剛(左)にノックアウト勝ちした江幡(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

元西武の相内、初陣は猛攻浴びて瞬殺!1回KO負け

ダウンする相内(撮影・滝沢徹郎)

<RISE横浜大会>◇28日◇横浜アリーナ

プロ野球元西武の相内誠(26=フリー)が、Delgermuru拳信王(31=モンゴル)に1R2分5秒3ノックダウンでKO負けし、格闘家デビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。

「楽しみ」と話していた戦いは、何もできず、あっという間に終わった。ゴング直後はキックから入った相内。その後「KOしたい」と言っていた右ストレートはヒットせず、ダメージを与えることはできなかった。拳信王のミドルキックがボディに入り、ダウンを奪われると、攻撃力が極端に落ち、その後左フックで2度目のダウンを奪われた。何とか立ち上がったが、最後は殴られ続け、防戦一方となり、レフェリーに止められた。

プロ野球時代から「筋トレはほとんどやったことがない」という相内。それでも練習で強烈なパンチや蹴りを見たRISE伊藤代表は「フィジカルが強く能力は高い」と期待を寄せていた。練習をともにした周りの選手からも「初めてとは思えない強さ」と驚かれていたが、天性の瞬発力と練習で培った技術をリングで見せることはできなかった。

公開練習では「課題はない」と強気な発言も「試合もしたことないのに、自信があるとか言えない」と立場はしっかりわきまえていた。前日の初計量では1回でパス。終了直後から炭水化物や甘いものをほおばり「3キロくらい戻ったと思う。夜は焼き肉を食べてゆっくり寝て備えたい」と話した。帰り間際には会場にいた那須川のもとへ駆けつけ、前日からどれくらい戻せばいいかを質問。年下だが、格闘技界では先輩の相手に敬語で話し掛けた。「あまり戻し過ぎないようにしている」とアドバイスをもらい「参考になった」と頭に入れ、試合に臨んだ。

相内は12年ドラフト2位で西武入団。仮契約後に仮免許運転違反を犯し、入団は一時凍結。14年には未成年ながら飲酒、喫煙も発覚した。その後も乗用車の事故、自宅待機中でのゴルフなど問題を起こし、昨年1軍未勝利のまま戦力外となった。不祥事が取りざたされるが、もともとは真っすぐ自分と向き合う純朴な人間。指導する菅原コーチは「あいさつとかも礼儀正しいし、人としてちゃんとしているから、しっかり教えている。技術も上がってきたし、体重も乗っていて形になってきている」。結果は伴わなかったが、今後の成長を期待させる。

「多くの人に支えてもらってここまで来られた。試合で恩返ししたい」と話していたが、応えることはできなかった。非凡な才能は次戦で開花させる。【松熊洋介】

Delgermuru拳信王(右)のパンチを浴びる相内(撮影・滝沢徹郎)
試合に敗れた相内(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

元西武相内が前日計量パス「試合で恩返し」RISE

キックボクシング「RISE ELDORADO 2021」前日計量に臨む元西武の相内(撮影・小沢裕)

キックボクシングのRISE横浜大会(28日、横浜アリーナ)で格闘家デビューするプロ野球元西武投手の相内誠(26)が27日、翌日に迫った試合に向け「しっかりKOで勝ちたい」と意気込んだ。

初めての前日計量(65キロ以下)は64・8キロと1発でパス。ホッとした表情で「プロ野球時代は、体重を増やす方が大変だったので、減量はそれほど苦ではなかった。家の体重計との誤差が不安だったくらい」と明かした。計量後にはさっそく海藻スープや甘いもので栄養補給。「もう3キロくらい戻ったかも。早くおいしいごはんを食べて明日を迎えたい」と笑みを見せた。

昨年11月に西武を戦力外となり、以前から興味のあった格闘家に転向。周囲の反対もあった中、自分の意思を貫いた。ストロングポイントを聞かれ「気持ちの強さ」と答えた。RISE伊藤代表は「話題先行と思われている感じもあるが、ここ1カ月で、かなりいい感じになっている。勝ち負けもあるが、リングで気持ちを見せられるかどうかが今後につながる」と期待する。

転向後わずか4カ月でのデビューに「こんなに早く、しかも素晴らしい舞台で戦える。伊藤代表をはじめ、いろんな人に応援してもらってここまで来られた。試合でしっかり恩返ししたい」。プロ野球時代の仲間からも、たくさんのエールをもらった。「気持ちの強さでは負けない。あとはやるだけ」。鍛え上げた右ストレートで初勝利をつかむ。【松熊洋介】

キックボクシング「RISE ELDORADO 2021」前日計量をパスしファイティングポーズを披露するデルゲルムルン拳信王(左)と元西武の相内(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

那須川天心「スピード制御できない」久々適正体重戦

キックボクシング「RISE ELDORADO 2021」前日計量をパスし天を仰ぐように両手を広げる那須川(撮影・小沢裕)

立ち技格闘技のRISE横浜大会(28日、横浜アリーナ)の前日計量が27日都内で行われ、那須川天心(22)が「久々に55キロでやれるので楽しみ」と意気込んだ。3年半ぶりとなる適正体重での試合。計量は54・95キロで1回でパスした。その後、各選手の会見が始まる中、後方の自分の席でずっと1点を見つめ、時折目を閉じて精神を統一させるなど、集中した表情を見せていた。

対戦するのは、昨年の挑戦者決定トーナメントで優勝した志朗(27)。19年9月の対戦では、3R判定で勝利している。1年半ぶりの対戦に「いろんなパターンを考えている」と明かした。さらに「実力で上がってきた選手なので、評価しつつ、前回以上の屈辱を味わわせてやるので、期待しておいてください」と余裕の表情を見せた。

ここ数年55キロ以上での試合が続いた。そんな中でもパワーアップしていることを実感していた那須川。今回の体重について「どれだけスピードが出るか。自分でも制御できないくらい動くのでは。明日の自分に任せるというか、期待したい」と話すほど、さらに高いレベルに到達している可能性もある。17日の公開練習では「キレは増している。体調も良くて楽しみ」と順調な姿を披露した。無敗の神童が異次元の戦いで44連勝を飾る。【松熊洋介】

キックボクシング「RISE ELDORADO 2021」前日計量をパスしファイティングポーズを披露する那須川(左)と志朗(撮影・小沢裕)
キックボクシング「RISE ELDORADO 2021」前日計量を終え会見に臨む那須川(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

元西武相内「課題ない」28日格闘家デビューへ自信

2月28日のRISE横浜アリーナ大会で格闘家デビューする相内誠(RISEクリエーション提供)

今月28日に行われるRISE横浜大会(横浜アリーナ)で格闘家デビューするプロ野球元西武の相内誠(26)は第2の人生でプロとして“初勝利”を目指す。

プロ野球時代に培った腕力でねじ伏せる。「右ストレートは通用すると思う」。がむしゃらに振り回すのではなく、タイミングを見て、コンパクトに当てることも意識する。19日の公開練習では「特に課題はない」と自信を見せた。「試合で勝てるようなスパーリング相手とやってきた。それを出すだけ」と厳しい練習で手応えを感じている。

プロ野球で培ってきた非凡なパワーには周囲も驚く。RISE伊藤代表は「フィジカルが強く才能は高い」。鍛え上げられた肉体から繰り出されるパンチや蹴りに、練習をともにした周りの選手からも「初めてとは思えない強さ」と驚く。指導する菅原コーチは「だんだんと形になってきた。1発デカイのをかましてくれると思っている」と期待する。

プロ野球に入る前から格闘技に興味を持っていた。高校時代、キックボクシングをやっていたあこがれの先輩にならい、千葉の道場に通った。「楽しいスポーツだと思った。野球界ではチャンスをものにできなかったので、格闘技界では勝ちにこだわっていきたい」。プロ野球で結果を残せず、格闘家転向の話が来た時には周囲の反対もあったが「あとで後悔したくない」と自分の意志を貫いた。

12年西武入団後、仮契約後に仮免許運転違反。その後14年には未成年ながら飲酒、喫煙も発覚した。その後も乗用車の事故、自宅待機中でのゴルフなど問題を起こし、昨年1軍未勝利のまま戦力外となった。不祥事が取りざたされるが、もともとは真っすぐ自分と向き合う純朴な人間。伊藤代表は「問題児的なこともあったが、非常に好青年。腹を据えてやるという意志なのでしっかりバックアップしていきたい」。菅原コーチも「挨拶とかも礼儀正しいし、人としてちゃんとしているから、しっかり教えている」と話す。

「不安と楽しみ半々」という相内。高校時代からエースとして大観客の前で登板しており「人前で何かをするのは少しはなれているのかな」と緊張感はさほどないという。転向決意後すぐに野球道具は処分し、心機一転。「野球界から転向してベルトを取った人を聞いた事ないので、頂点に立ってベルトを巻きたい」と野望も明かす。「怖さはない」。相手の顔面めがけてこん身の右ストレートをぶち込む。【松熊洋介】

◆相内誠(あいうち・まこと) 1994年(平6)7月23日、千葉県生まれ。富津市立天羽中学校から千葉国際高校(現・翔凜高等学校)に進学。高校時代は「房総のダルビッシュ」と呼ばれた。12年ドラフト2位で西武に指名。14年1軍デビュー。20年に戦力外。1軍通算成績は0勝7敗。防10・05。185センチ、65キロ。

関連するニュースを読む

石月祐作RISE勝利 日本タイトル挑戦も視野

快勝し、リング上で喜びを表す石月(右)と伊達代表 提供=KAGAYAKI

<RISE 146>◇23日◇東京・後楽園ホール

スーパーフェザー級戦で同級4位石月祐作(30=KAGAYAKI)が同級3位竹内皇貴(26=チームドラゴン)に2回2分54秒KO勝ちした。

石月は2回、右ストレートでダウンを奪うと終盤に猛ラッシュ。コーナーに詰め連打を浴びせ、竹内をマットに沈めた。これで4連勝。昨年、DBSムエタイ、KROSS×OVERの日本スーパーフェザー級王座の2冠を獲得した実力を1年4カ月ぶりになるRISEのリングでも存分に見せつけた。

上位ランカーに勝ったことでランキング上昇は確実で、RISEの日本タイトル挑戦も視野に入ってきた。KAGAYAKIの伊達皇輝代表(45)は「そういうことを言葉にしてもいいレベルになってきた」と話す。石月は「これからもスーパーフェザー級を盛りあげたい」とアピールした。

関連するニュースを読む

那須川、鬼滅「猗窩座」の必殺技挑戦「使えるかも」

那須川天心(2020年12月25日)

全集中で44連勝!? RISE横浜大会(28日、横浜アリーナ)に出場する那須川天心(22)が、人気漫画「鬼滅の刃」に出てくる必殺技の実現に意欲を見せた。18日、前日に行われた練習動画を公開。取材に応じた那須川は「使えるかな。やってみたい」とまんざらでもない様子で語った。

想像で話しているわけではなかった。もともとアニメが大好きでよく見るという那須川。これまでも試合でドラゴンボールのかめはめ波ポーズやNARUTOの構えなどを披露してきた。今回やって欲しい技をツイッターで募集したところ2000件以上が集まり、その中で今話題の「鬼滅の刃」を選択。数日前に自身のユーチューブで実際に相手を立たせ、キャラクターである「猗窩座」の技数種類を“実戦”。足で蹴り上げるなど実用性のあるものもあり「使えるかもしれない。スパーリングで試してみようかな」と手応えを感じていた。

デビューから43戦無敗で32KO。昨年から「次元上昇」をテーマに掲げ「比べられないくらい次元の違う戦いをする」と毎試合多彩な技を披露しながら勝利を重ねてきた。次元の違う相手を問われ「現代にはいない。アニメくらい」と語っていたほど。さらに「革命児になりたい。批判も受けるが、やり続ければ納得される」。アニメの技を試合で披露するなど、普通の選手では考え付かない奇想天外な発想だが、そんなビッグマウスも結果が伴っていれば受け入れられる。

公開練習では「キレは増している。体調も良くて楽しみ」と順調。対戦相手となる志朗とは19年9月に対戦し、3R判定で勝利。1年半ぶりの対戦に「僕のスピードに対応してくると思う。ボクシング技術が格段に上がっている」と警戒した。自身の戦い方については「技のキレが増してきた。スピードだけで戦うつもりはない」と含みを持たせた。28日はどんな技で観客を魅了するのか。異次元の領域に達した神童から目が離せない。【松熊洋介】

関連するニュースを読む

キック2冠石月がRISE参戦、日本タイトル目指す

シャドーに取り組む石月

新潟県在住のプロキックボクサーでDBS日本ムエタイスーパーフェザー級、KROSS×OVER同級の2冠王者の石月祐作(30=KAGAYAKI)が「RISE 146」(23日、東京・後楽園ホール)のスーパーフェザー級戦に出場する。RISE参戦は19年11月以来、約1年3カ月ぶりで、同級3位竹内皇貴(26=チームドラゴン)と対戦。RISEのランキングは4位で上位の竹内に勝てば日本タイトル挑戦の可能性が見えてくる。

   ◇   ◇   ◇

感じているのは落ち着きと、いい緊張。「コンディションは今までになくいい」。石月は自信を潜ませる。2つ目のタイトルKROSS×OVERスーパーフェザー級王者に就いた昨年10月以来の試合。「あの後、もっとパンチの切れを出そうと思って練習してきた」。対戦相手の竹内の戦績は18戦10勝8敗で上位ランカーとの戦いも多い。「負けるかもしれない、と思うくらいの相手に勝っていかないと強くなれない」。難敵は望むところだ。

伊達皇輝代表(45)は「倒して勝たなければ。上を狙うための大切な試合」とあえてプレッシャーをかけた。昨年2冠を獲得した勢いがある。フェザー級世界王者の那須川天心(22)を抱えるRISEは人気が高く、ネットの生中継もある。上位の竹内に勝ってアピールできれば現在、チャンヒョン・リー(28=韓国)が持つ日本タイトル挑戦の道が見えてくる。

前回のRISE出場時は野辺広大(25)に判定負け。その後は他団体の試合で3連勝し2つのタイトルを手にした。移動などでマッチメークにハンディがある地方ジムでの複数タイトル獲得は関係者から高く評価されている。「田舎から出て行って都会を荒らす。そういうのもいいでしょう」とにやり。その実力を証明する。【斎藤慎一郎】

◆石月祐作(いしづき・ゆうさく)1990年(平2)10月9日生まれ、三条市出身。三条第一中から加茂農林へ。高校中退後、15年スポーツ道場「KAGAYAKI」に入門。16年アマチュアの全日本トーナメント優勝。17年8月に「RISE」でプロデビューし、18年スーパーフェザー級新人王を獲得。戦績12戦10勝(6KO)2敗。170センチ。血液型B。