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K―1の元3階級制覇王者の武尊、かつてのライバル大雅は「嫌というか、嫌いでしたけど」

K-1の元3階級制覇王者・武尊とともに、Impact in Parisに参戦するRISE WORLD SERIES 2019 61kキロ級王者の白鳥(右)、元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅(左)は対戦相手の写真を手に撮影に応じる

K-1の元3階級制覇王者・武尊(31)が、まさかの“告白”をした。

17日、都内でImpact in Paris(6月24日、フランス・パリのゼニスアリーナ)出場選手発表合同取材に出席。同大会が復帰戦となる武尊は、ベイリー・サグデン(25=英国)と、ISKA61キロ級タイトル戦3分5回に臨む。

この日、武尊とともに同大会に出場する選手が発表され、RISE WORLD SERIES 2019 61kキロ級王者の白鳥大珠(27)、元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅(26)の参戦が決まった。

武尊は、かつてのライバル大雅について「ん~敵だと思っていたし、大雅とはライバル関係だった。嫌というか、嫌いでしたけど(笑い)。嫌いと言ったらあれか」。しのぎを削った仲だからこその素直な思いを口にした。

対して、大雅も「嫌いというか、僕は武尊選手に負けているので、難しいですけど、敵だと思っていました」と偽りのない思いを口にした。一方で、尊敬の念も揺るがない。「武尊選手とは、格闘技で生活もできない時から一緒で、こうして武尊選手は格闘技の底上げで、今こうなっているのを見て、人間て出来ないことはないなと思いました。本当に尊敬しています。まさか、今回呼ばれると思っていなかったので、今回いい勝ち方してつなげていきたい」とうなずいた。

かつての敵も、今回は同じ日本代表としてフランスに乗り込む。武尊は「日本対ヨーロッパという図式ですけど、ここで見せつけたら、世界中の強豪が日本と試合したいってなる。格闘技のワールドカップも見えてくる。対戦相手とも勝負、日本人の強さを見せる戦いでもあると思う」と決意を口にした。

K-1の元3階級制覇王者・武尊とともに、Impact in Parisに参戦するRISE WORLD SERIES 2019 61kキロ級王者の白鳥(右)、元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅(左)

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K-1の元3階級制覇王者の武尊とともにImpact in Parisに白鳥大珠、大雅が参戦

K-1の元3階級制覇王者・武尊とともに、Impact in Parisに参戦するRISE WORLD SERIES 2019 61キロ級王者の白鳥(右)、元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅(左)

K-1の元3階級制覇王者・武尊(31)が17日、都内でImpact in Paris(6月24日、フランス・パリのゼニスアリーナ)出場選手発表合同取材に出席した。

武尊は同大会が復帰戦。ベイリー・サグデン(25=英国)と、ISKA61キロ級タイトル戦3分5回を予定している。この日、武尊とともに出場する選手が発表され、RISE WORLD SERIES 2019 61キロ級王者の白鳥大珠(27)、元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅(26)の参戦が決まった。

武尊は「各団体でベルトを取ったり、活躍している2人。僕も2人と対戦して強さは、すごい分かっているし、心強いし、日本代表として戦っていきたい」と意気込みを口にした。

白鳥はWAKO欧州王者のアレクシス・ソートロン(26=フランス)と対戦する。「練習中に、この話を途中で聞いたけど、一回聞き返しましたね。素直にうれしかったし、(武尊に)花を添えたい」とうなずいた。海外での試合は、高校生の時に経験したタイ以来。「アウェーは感じたことがない。その空気だったり楽しみながら頑張りたい。ワクワクしていますね」と笑顔を見せた。

かつて、武尊のライバルだった大雅はFFKFDA63キロ以下級フランス王者のウマハメド・ファレス(23=フランス)と対戦する。「話を聞いた時は、めちゃくちゃびっくりしました。またこうやって、武尊選手とやるというのは、ないと思っていた。びっくりしました」と誘いを受けた時の心境を口にした。

K-1の元3階級制覇王者・武尊とともに、Impact in Parisに参戦するRISE WORLD SERIES 2019 61キロ級王者の白鳥(右)、元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅(左)は対戦相手の写真を手に撮影に応じる

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武尊、ONE契約を正式発表 注目デビュー戦は? チャトリCEO「日本でもいい」

ONEポーズをする武尊(右)とチャトリ・シットヨートンCEO(撮影・横山健太)

K-1の元3階級制覇王者・武尊(31)がアジアを拠点とする格闘技興行ONEチャンピオンシップに参戦すると9日、正式発表された。

同日、都内で同団体のチャトリ・シットヨートンCEOと同席で記者会見。独占複数試合契約を結んだという。4月28日、同CEOがSNSを通じ、武尊との複数試合契約を結んだと報告していた。

気になる武尊のONEデビュー戦について、チャトリCEOは「スケジュールはこれから相談する。米国、欧州、中東を含めたアジアか。どこがデビュー戦が適しているかみている。日本でもいい。その後、米国などに行く手もある。武尊選手、ABEMA、日本の関係者と話し合いたい」と言うにとどめた。さらにONE日本大会開催の時期について「できれば年内に開催したいと思っている。あらためてアナウンスできれば」と口にした。

RISE時代に那須川天心を最も苦しめた男として知られるロッタン・ジットムアンノン(タイ)がONEフライ級ムエタイ王者として君臨。対戦する場合のルールについて、武尊は「それも今後話し合っていく」とだけ説明。まずは6月24日、フランス・パリのゼニスアリーナで行われる格闘技興行Impact in Paris(インパクト・イン・パリ)で組まれたベイリー・サグデン(25=英国)とのISKA61キロ級タイトル戦3分5回に集中している姿勢だった。

握手を交わす武尊(右)とチャトリ・シットヨートンCEO(撮影・横山健太)
会見を終え握手を交わす武尊(右)とチャトリ・シットヨートンCEO(撮影・横山健太)
会見を終え抱き合う武尊(右)とチャトリ・シットヨートンCEO(撮影・横山健太)
ONEポーズをする武尊(撮影・横山健太)
ONEポーズをする武尊(撮影・横山健太)
新契約発表記者会見に登壇した武尊(撮影・横山健太)
新契約発表記者会見に登壇した武尊(撮影・横山健太)
新契約発表記者会見に登壇した武尊(撮影・横山健太)
ONEとの新契約について語る武尊(撮影・横山健太)

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武尊が参戦のONEチャトリCEO「彼は唯一無二な選手」最大級の期待

新契約発表会見に登壇したチャトリ・シットヨートンCEO(撮影・横山健太)

K-1の元3階級制覇王者・武尊(31)がアジアを拠点とする格闘技興行ONEチャンピオンシップに参戦すると9日、正式発表された。同日、都内で同団体のチャトリ・シットヨートンCEOとの同席で記者会見。独占複数試合契約を結んだと発表された。4月28日、同CEOがSNSを通じ、武尊との複数試合契約を結んだと報告していた。

同CEOは「日本格闘技ファンにお伝えしたい。日本格闘技の最大の出来事だ。魔裟斗、那須川天心は日本の中で戦った日本の王者。プロ野球でしかプレーしていない選手と同じ。大谷翔平はMLBで努力を続け、最高のポジションを獲得した。大谷と同じように武尊は格闘技界で大きな偉業を成し遂げようとしている。彼は勇敢にも格闘技界の大谷翔平になるために1歩を踏み出す」と世界進出する武尊にエールを送った。

武尊との独占複数試合契約について「格闘家としてベストなパウンド・フォー・パウンドと認識している。(那須川)天心はボクシングに行きました。唯一無二は武尊選手となる。ONEには(RISE時代の那須川ライバル)ロッタンらが待っている。武尊選手が世界トップになることを楽しみにしている」と最大級の期待を寄せていた。

新契約発表会見に登壇したチャトリ・シットヨートンCEO(撮影・横山健太)
新契約発表会見に登壇したチャトリ・シットヨートンCEO(撮影・横山健太)
ONEとの新契約について語る武尊(撮影・横山健太)
ONEとの新契約について語る武尊(撮影・横山健太)

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武尊、ONEと独占複数試合契約を正式発表「K―1の代表として殴り込む」

ONEとの新契約について語る武尊(撮影・横山健太)

K-1の元3階級制覇王者・武尊(31)がアジアを拠点とする格闘技興行ONEチャンピオンシップに参戦すると9日、正式発表された。同日、都内で同団体のチャトリ・シットヨートンCEOと同席で記者会見した。独占複数試合契約を結んだ武尊は「ONEチャンピオンシップと契約しました。僕も現役のキャリアも最終章になっているが、今が1番強いと思っている。その時に世界に挑戦したい。強豪がそろうONEに挑戦したいなと。僕はK-1王者の誇り、K-1代表としてONEに殴り込もうと思っている」と意気込みを示した。4月28日、同CEOがSNSを通じ、武尊との複数試合契約を結んだと報告していた。

RISE時代に那須川天心を最も苦しめた男として知られるロッタン・ジットムアンノン(タイ)がONEフライ級ムエタイ王者として君臨。武尊は「世界の強豪が多くONEチャンピオンシップに集まっており、僕が戦いたい相手がONEチャンピオンシップにいる。日本代表としてONEで戦う。僕が活躍することでK-1ファイターや他の格闘家が注目され、日本の格闘技界が盛り上がればと思う」と口にした。

チャトリCEOは「武尊選手と契約を結び、ABEMAとも長期契約を結んだ。この契約が日本で起こっているのは大変なチャンス。武尊、ABEMAとの協力でどんどんONEを大きくしたい」と日本格闘技界のスターとの独占契約を歓迎した。

6月24日、フランス・パリのゼニスアリーナで行われる格闘技興行Impact in Paris(インパクト・イン・パリ)で、ベイリー・サグデン(25=英国)とのISKA61キロ級タイトル戦3分5回を控える。昨年6月のTHE MATCH(東京ドーム)での那須川天心戦以来、約1年ぶりのカムバック戦となる。

武尊は「残り2カ月弱ですけど、集中して最高の体を作りたい。順調に調整している。約1年ぶりになるし、昨年6月に試合で負けてからの復帰戦になる。応援してくださるみなさんに試合見せられる。勝つ姿を1日も早く見せたいのでうずうずしている。今、格闘家として戦いに飢えている」と貪欲な姿勢だった。

新契約発表記者会見に登壇した武尊(撮影・横山健太)
新契約発表記者会見に登壇した武尊(撮影・横山健太)
新契約発表記者会見に登壇した武尊(撮影・横山健太)
ONEとの新契約について語る武尊(撮影・横山健太)
ONEとの新契約について語る武尊(撮影・横山健太)
新契約発表記者会見に登壇した武尊(撮影・横山健太)
新契約発表記者会見に登壇した武尊(撮影・横山健太)
新契約発表会見に登壇したチャトリ・シットヨートンCEO(撮影・横山健太)
新契約発表会見に登壇したチャトリ・シットヨートンCEO(撮影・横山健太)
新契約発表会見に登壇したチャトリ・シットヨートンCEO(撮影・横山健太)

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武尊の標的、ONEムエタイ王者ロッタンV5防衛「武尊といつでもどこでも何のルールでも戦う」

挑戦者エドガー・タバレス(左)と打ち合うONEフライ級ムエタイ王者ロッタン・ジットムアンノン(C)ONE Championship

<ONEチャンピオンシップ:ONE FIGHT NIGHT10大会>◇5日(日本時間6日)◇米コロラド州ブルームフィールド・ファーストバンクセンター

K-1の元3階級制覇王者武尊(31)がターゲットにしているONEフライ級ムエタイ王者ロッタン・ジットムアンノン(25=タイ)が5度目防衛に成功した。

エドガー・タバレス(29=メキシコ)の挑戦を受け、2回1分34秒、左ひじで仕留めてKO勝利を収めた。力強い蹴りとプレッシャーで前に出ると2回、タバレスの振り返り際の顔面に至近距離から左ひじを打ち込んで勝負を決めた。「最後にベルトを持って帰ることができてうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

ロッタンはRISE時代、那須川天心をもっとも苦しめた男として知られ、現在はONEフライ級ムエタイ王者として君臨する。今回のONEチャンピオンシップ米進出興行のセミファイナルに組まれた。

日本で同興行を生中継したABEMAでゲスト解説を務めた武尊に向け「武尊と戦う準備はいつでもできている。いつでもどこでも何のルールでも戦うよ」とメッセージを送っていた。

5度目防衛に成功したONEフライ級ムエタイ王者ロッタン・ジットムアンノン(左)(C)ONE Championship
5度目防衛し、自信の表情を浮かべたONEフライ級ムエタイ王者ロッタン・ジットムアンノン(左)(C)ONE Championship
武尊(2023年5月2日撮影)

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武尊が標的ロッタン戦の解説決定「戦う時のために研究」6日ONE生中継のABEMAでゲスト

SHIMAUMA BURGERの町口匡貴社長(右)とコラボバーガーを手に笑顔をみせる武尊

K-1の元3階級制覇王者の武尊(31)が5日(日本時間6日)に開催される格闘技興行ONE FIGHT NIGHT10大会(米コロラド州ブルームフィールド・ファーストバンクセンター)のABEMA生中継でゲスト解説を務めると2日、発表された。

メインではONEフライ級王者デミトリアス・ジョンソン(米国)-挑戦者アドリアーノ・モラレス(ブラジル)戦、セミではONEフライ級ムエタイ王者ロッタン・ジットムアンノン(タイ)-挑戦者エドガー・タバレス(メキシコ)戦が組まれている。ロッタンはRISEで那須川天心を最も苦しめた男として知られる。

2日、東京・豊島区で開催された淡路島発のグルメバーガー「SHIMAUMA BURGER」とのコラボ商品発表会見に出席した武尊は「ロッタンはやりたい選手の1人。ちゃんとリアルタイムで試合見るのは初めてなので楽しみ。ロッタン選手と戦う時のためにいろいろ研究しようかなと思う」とターゲットのファイトに熱視線を送る姿勢を示していた。

SHIMAUMA BURGERとコラボしたハンバーガーをPRする武尊
SHIMAUMA BURGERとコラボしたグルメバーガーを手にする武尊
SIMAUMA BURGERとコラボしたグルメバーガーの発表会見に登場した武尊

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武尊ONEチャンピオンシップ参戦へ「もうすぐ正式発表しようかなと」方向性を示す

SHIMAUMA BURGERとコラボしたグルメバーガーを手にする武尊

K-1の元3階級制覇王者の武尊(31)がアジアを拠点とする格闘技興行ONEチャンピオンシップ参戦について言及した。2日、東京・豊島区で開催された淡路島発のグルメバーガー「SHIMAUMA BURGER」とのコラボ商品発表会見に出席。RISE時代に那須川天心を最も苦しめた男として知られるロッタン・ジットムアンノン(タイ)がムエタイ王者として主戦場とするONE参戦について「もうすぐちゃんと正式発表しようかなと思っている」と明かした。

6月24日、フランス・パリで行われる格闘技興行Impact in Paris(インパクト・イン・パリ)で、ベイリー・サグデン(25=英国)とISKA61キロ級タイトル戦3分5回で対戦予定。昨年6月のTHE MATCH(東京ドーム)での那須川天心戦以来、約1年ぶりのカムバック戦を控えており「(ONE参戦は)フランスの試合が終わってからのこと。今はフランスの試合に120%集中している」と気合を入れ直した。

4月28日、ONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートンCEOがSNSを通じ、武尊との複数試合契約を結んだと報告していた。武尊は「(チャトリ氏に)ポロっとされましたね。今はとにかくフランスでの試合に全集中という感じ」と再起戦へ、燃える胸の内を口にした。

SIMAUMA BURGERとコラボしたグルメバーガーの発表会見に登場した武尊
SHIMAUMA BURGERとコラボしたハンバーガーをPRする武尊
SHIMAUMA BURGERの町口匡貴社長(右)とコラボバーガーを手に笑顔をみせる武尊

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【RISE】三刀流!宮原華音1R37秒KO勝ちデビュー 女優&ラウンドガール&格闘家

1回、金子にTKO勝ちを収め勝ち名乗りを受ける宮原(撮影・小沢裕)

<立ち技打撃格闘技興行:RISE167>◇チャレンジマッチ◇52キロ級◇3分2ラウンド◇21日◇東京・後楽園ホール

女優、RISEラウンドガール、格闘家で三刀流の宮原華音(27)がプロデビュー戦で金子久美子(26)に1R39秒でKO勝ちした。

コーンロー仕様の髪形で決め、紺色と銀のコスチュームで登場。開始早々にワンツーを見舞い、鋭いミドルキックを連発。最後は右フックを顔面に何度もたたき込み、鮮やかにKO勝ちした。勝った瞬間、トレーナーと抱き合って喜びを爆発させた。その後は左手で銀色の勝利者トロフィーを掲げ、意気揚々とマイクをつかんだ。

「(ラウンドガールの)『R-1SE Force2023』の宮原華音です。今日はありがとうございました。選手の1人として見ていただけるように、これだけたくさんの方に応援に来ていただけたので、絶対にやってやろうと思っていました」と豪快にあいさつした。

女優、ラウンドガール、プロ格闘家の“三刀流”を貫いた。試合後は、平然な顔でオレンジと金色のコスチュームと猫耳のカチューシャを身にまとい、ラウンドガールとしてリングに立った。

14日に公開された「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」(坂本浩一監督)には、女忍者としてキレのある動きを披露。20日の前日計量での会見では「どれも中途半端じゃなく、しっかり女優としても映画が公開中ですし、ラウンドガールとしても明日しっかり立って、ちゃんと三刀流だったなと言わせるように頑張りたい」と宣言していた。170センチの「ハイキック女子」が大輪の花を咲かせた。

◆宮原華音(みやはら・かのん)1996年(平8)4月8日、秋田・湯沢市生まれ、東京育ち。小2で両親の勧めで空手を始める。流派は国際松濤館。小4から国際松濤館の全国大会3連覇。小5では全日本少年少女空手道選手権大会(女子・組手部門、全空連主催)で優勝。中学でも空手は継続し、陸上部にも所属。12年度「三愛水着イメージガール」に最年少で就任。14年に「ハイキック・エンジェルス」で映画初主演。19年に日体大卒業。22年5月から立ち技打撃格闘技興行「RISE」のラウンドガール「R-1SE Force」としても活動中。現在の所属事務所は「FIRSTORDER AGENT」。170センチ。

1回、金子(左)に右パンチを見舞いダウンを奪う宮原(撮影・小沢裕)
1回、金子(左)に右パンチを見舞う宮原(撮影・小沢裕)
1回、金子(左)に右パンチを見舞う宮原(撮影・小沢裕)
1回、金子にTKO勝ちを収め大喜びする宮原(撮影・小沢裕)
1回、金子にTKO勝ちを収め大喜びする宮原(撮影・小沢裕)
1回、金子にTKO勝ちを収め大喜びする宮原(撮影・小沢裕)
リングに登場する宮原(撮影・小沢裕)
1回、金子(左)にハイキックを見舞う宮原(撮影・小沢裕)
1回、金子(左)に右パンチを見舞う宮原(撮影・小沢裕)
デビュー戦を勝利で飾りガッツポーズする宮原(撮影・小沢裕)
デビュー戦を勝利で飾り万歳する宮原(撮影・小沢裕)
マイクを手にファンに勝利を報告する宮原(撮影・小沢裕)
オープニングでリングに登場したRー1SE Force2023 ラウンドガール。右端は宮原(撮影・小沢裕)
オープニングでリングに登場したRー1SE Force2023 ラウンドガールの宮原(撮影・小沢裕)
リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールの宮原華音(撮影・小沢裕)
ファンサービスのボール投げのためリングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガール。左から霧島聖子、セラ、ぽぽちゃん、桜りん、高橋凜、大貫彩香、七瀬なな、宮原華音(撮影・小沢裕)
リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールの七瀬なな(撮影・小沢裕)
リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールの大貫彩香(撮影・小沢裕)
リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールの高橋凜(撮影・小沢裕)
リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールの桜りん(撮影・小沢裕)
リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールのぽぽちゃん(撮影・小沢裕)
リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールのセラ(撮影・小沢裕)
リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールの霧島聖子(撮影・小沢裕)
試合後リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールの宮原(撮影・小沢裕)
試合後、リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールの宮原(撮影・小沢裕)
試合後リングに上がるRー1SE Force2023 ラウンドガールの宮原(撮影・小沢裕)

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那須川天心デビュー戦3-0判定勝利「ボクシングでも世界を取りたい」新格闘技人生は白星スタート

与那覇(右)に6回判定勝ちした那須川(撮影・江口和貴)

<プロボクシング:スーパーバンタム級6回戦>◇8日◇東京・有明アリーナ

47戦無敗の人気格闘家でプロボクサーに転向した那須川天心(24=帝拳)が満点の白星デビューを飾った。

日本バンタム級2位の与那覇勇気(32=真正)とのスーパーバンタム級6回戦に臨み、2回に右フックでダウンを奪って3-0の判定勝ちを収めた。ジャッジ3人中2人がフルマークをつけて日本ランカーに圧勝。所属ジムの本田明彦会長(75)から100点の高い評価を得た。キック時代と変わらないド派手な入場で会場を盛り上げ、トータルで「天心劇場」を演出した。

   ◇   ◇   ◇

ボクシングの舞台でも那須川は存在感十分だった。日本ランカー与那覇に対し、余裕を持ってクールに攻めた。「攻撃はほぼ全部見えたかな」。2回、バランスを崩した相手に右フックを合わせてダウンを奪うと、3回は相手の右目上をパンチで切り裂いた。4回には左カウンターから16連打のラッシュ。「終わらせてやろうかと思ったけど」。TKOまでは奪えなかったが見せ場を演出。トリッキーにノーモーションの左で何度も相手顔面を打ち続け「倒したかったというのはあるが、6回を経験できたのは大きい」とうなずいた。

3分3回(延長1回)が基本となるキックルールでは味わうことのない6回でも充電切れはなかった。「スピード的にも良かった。空間把握もできた。警戒すぎたのが大きかった。もっと倒せるようなパンチを磨きたい」。繊細な準備が“売り”の男らしく、反省も忘れなかった。

2度の米ラスベガス修行などを含め、この半年間、那須川の指導を続けた所属ジムの本田会長は「私からすると100点満点。6カ月の練習でできることはすべてやった」と褒めちぎった。さらに「3カ月後か4カ月後は分からないが、1年くれれば本物になっている」と太鼓判。これで日本スーパーバンタム級ランク入りは確実となるが、同会長は「1年後には日本でトップになっているはず」と強調した。

デビュー戦の花道。那須川は炎と火花の演出をバックに姿をみせた。キック時代と同じ矢沢永吉の「止まらないHa~Ha」に乗ってリングイン。米人気リングアナのジミー・レノンJr.氏にコールされる豪華な登場だった。

「倒せはしなかったが、ダウンを取って勝てた。ボクサー那須川天心として見てくれるのではないか。必ずボクシングでも世界を取ろうと思っている」。

常に「対世界」を見据える那須川の第2章が、ド派手に始まった。【藤中栄二】

◆1R

開始から与那覇が前に出て右強打を振るうも空振り。その後はサウスポースタイルの那須川が、与那覇を翻弄(ほんろう)した。

30秒すぎに左ボディーアッパー2連発で会場を沸かせ、1分半すぎにワンツー2連発。さらに残り30秒で左ストレートをカウンターで決める

【日刊採点】10-9那須川

◆2R

開始早々、那須川が右フックでダウンを奪う。その後は左ストレート、左ボディアッパーを面白いように決める。

1分50秒すぎに左ストレート連打で与那覇を後退させる。トリッキーな動きで相手を幻惑するパフォーマンスも。

与那覇は那須川のスピードについていけない。

【日刊採点】10-8那須川

◆3R

残り1分から那須川がエンジン全開。強烈な左ストレートを次々と決める。残り30秒には右フックも。与那覇は右目尻をカット。

一方的な那須川のペースに

【日刊採点】10-9那須川

◆4R

与那覇は開始から前進するもパンチはことごとく空を切る。1分20秒すぎに那須川のワンツー、右から左ボディーブローと次々ヒット。

2分20秒すぎに強烈な左ストレートを決めると、一気にラッシュ。与那覇をロープにつめてめった打ち。

与那覇はなんとか倒れずに踏ん張る

【日刊採点】10-9那須川

◆5R

50秒すぎに那須川の左ストレートが強烈にヒット。与那覇は大振りの左右パンチを振り回すが、那須川はすべて外す。

2分すぎに与那覇が連打も那須川は堅いガードで1発も食わず。

【日刊採点】10-9那須川

◆6R

那須川はフットワークをつかって距離を取り、ジャブを突く。無理をしないボクシングに。

中盤に与那覇の左右ボディーフックがヒット。しかし、残り30秒から左ストレートを皮切りに那須川の連打が次々とヒット。

与那覇も踏ん張る。そのまま終了のゴングが鳴る。

那須川が3-0の大差判定勝ちを収めた。

【日刊採点】10-9

<那須川天心(なすかわ・てんしん)>

◆生まれ 1998年(平10)8月18日、千葉・松戸市生まれ。

◆名前の由来 父弘幸さんが「天に心を持て」と命名。天のような大きな心を持ち、感謝の気持ちを持って欲しいと願いが込められている。

◆スポーツ歴 父弘幸さんが元サッカー選手で中学時代に全日本制覇の経歴を持つため、最初はサッカーを習うもGK。5歳で極真空手を開始。小学5年でジュニア世界大会優勝。その後、キックに転向。

◆キック&総合格闘技 14年7月、15歳でプロデビュー。15年5月にプロ6戦目の16歳でRISEバンタム級王座を獲得。16年12月にRIZINに参戦し、総合格闘技にも挑戦。18年6月、初代RISE世界フェザー級王者に。22年6月、K-1の元3階級制覇王者・武尊に判定勝ち。

◆家族、スタイル 両親、妹2人、弟。身長165センチの左ボクサーファイター。体重は61キロ(通常)。

2回、与那覇(左)からダウンを奪う那須川(撮影・江口和貴)
派手に入場する那須川(撮影・狩俣裕三)
入場する那須川(中央)(撮影・江口和貴)
3回、与那覇(左)に強烈な左ストレートを食らわす那須川(撮影・狩俣裕三)
5回、与那覇(左)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
5回、パンチを放つ那須川(左)とよける与那覇(撮影・江口和貴)
5回、与那覇(左)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
1回、与那覇(左)に右フックを食らわす那須川(撮影・狩俣裕三)
6回、与那覇(右)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
4回、与那覇(右)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
4回、与那覇(右)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
4回、与那覇(右)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
3回、与那覇(左)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
リングウオークする雪平莉左(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークする天野麻菜(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールの新唯(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦に勝利し、雄たけびを上げる那須川(撮影・滝沢徹郎)
与那覇(左)に判定勝ちする那須川(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦に勝利し、引き揚げる那須川(撮影・江口和貴)
3回、与那覇(右)に左ストレートを放つ那須川(撮影・滝沢徹郎)
1回、与那覇(左)に強烈な右フックを食らわす那須川(撮影・滝沢徹郎)
2回、与那覇(左)に大きく振りかぶりアッパーを放つも、空振りする那須川(撮影・滝沢徹郎)
2回、与那覇(左)に大きく振りかぶりアッパーを放つも、空振りする那須川(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦を勝利し、父の弘幸会長(右)と抱き合う那須川(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦を勝利し、ガッツポーズで引き揚げる那須川(撮影・滝沢徹郎)
4回、与那覇(手前)を果敢に攻める那須川(撮影・滝沢徹郎)
3回、軽快なステップを与那覇(右)に見せつける那須川(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦に勝利し、インタビューで笑顔を見せる那須川(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦を勝利し、ラウンドガールの新唯(左)、雪平莉左(右)に囲まれながらポーズを決める那須川(撮影・滝沢徹郎)

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那須川天心「必ずボクシングでも世界を」「やっぱ、YAZAWAっすよね」白星デビュー/一問一答

与那覇(左)に判定勝ちする那須川(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:スーパーバンタム級6回戦>◇8日◇東京・有明アリーナ

47戦無敗の人気格闘家でプロボクサーに転向した那須川天心(24=帝拳)が白星デビューを飾った。

日本バンタム級2位の与那覇勇気(32=真正)相手に3-0の判定勝ち。ジャッジは59-55が1人、60-53が2人の快勝だった。

リング上で行われた勝者インタビューは次の通り

-会場の皆さま、お待たせいたしました。那須川天心選手です

「こんばんは、那須川天心です、はじめまして。ボクシングファンの皆さん、はじめまして、那須川天心です。今日は本当にたくさんの応援ありがとうございました。そしてまずはじめに、対戦してくださった与那覇選手。与那覇選手的にもメリットはなかったと思うんですけど、こうやって僕のデビュー戦を受けてくれて本当に感謝しています。皆さん、与那覇選手にもう1度、大きな拍手をお願いします」

-プロ初勝利です。名前を呼ばれた時の気持ちや景色は

「初めて6ラウンド(R)やったっていうので。何か、こう試合前も「ホントに俺、試合するんだ」みたいな感じで。こうして大きな舞台を用意してもらったのもあれなんですけど、こうやって6R闘えるっていうのも分かんないじゃないすか。自分の中でずっとフワフワしてるというか変な感覚はあったんですけど、まあ倒せはしなかったすけど、ちゃんとダウンを取って勝てたんで、これでボクサー那須川天心として見てくれるんじゃないかなと思うんですけど、どうですか? 良かったすか? あの、これが限界じゃないんでホントに、まだしっかりとボクシングを始めて半年なんですけど、こっからさらに進化して、で、僕は最高のチームとともに、チーム帝拳や今まで自分がお世話になってたキックボクシングのRISEの代表だったり会長だったり、そして自分の親とか、本当にたくさんのチームに恵まれてるので、そのチームとともに闘って、必ずボクシングでも世界を取ろうと思ってます、はい」

-入場曲から、いつもの曲で会場の気持ちをつかみました

「まあ、やっぱ、YAZAWAっすよね。矢沢さんの曲じゃないと、やっぱ俺じゃないでしょ! って。試合前にいろいろみんなに聞かれたんですけど、これ言ってしまうと、生でいる人とか、見てくれてる人、ワクワクがなくなってしまうと思うんで、あえて言わなかったんですけど、やっぱこの曲が僕なんで、今後もこの曲で、しっかり入場したいなと思います。ボクシング、僕、初めてやったんですけど、演出とかどうとかいうのあったんですけど、でもホントこうやって最高の会場で最高の試合、KOはできなかったんですけど、ちゃんとデビューってことを迎えられることができたんで、ホントに皆さんに感謝しています。マジで、ありがとうございます」

-今日の試合で世界中のファン、会場の期待値もグッと上がった。今後、どのような自分を見せたいか

「まずはこうやって勝ててホッとしてるんですけども、チャンピオン目指していくには、こういう試合じゃダメだと思うんで、しっかりと倒して、みんなにアピールできたらいいと思うんで、まあまだダメージないんで、しっかりと次に向けて、いい試合ができるように生きていくんで。僕は格闘技、マジ、ボクシングだけが楽しみで。半年間、ホントこのためにやってたんですよ。だから、ここで勝ててマジうれしかったですし、みんなも何か、僕が挑戦することによって活力だったり勇気を届けられたらいいと思うんで、俺も頑張りますけど、みんなも頑張って、一緒に日本を、世界を盛り上げていけたらなと思います。はい、今日はこんな感じで終わります。皆さん、応援ありがとうございました! あ、あとそうですね。スポンサーもし良かったら付いてもらえればと思って、今回なしで、新人ということで、なしでいったんですけど、募集してるんで、次もし良かったらお願いします。ありがとうございました」

ボクシングは1戦目だったが、格闘家としてはプロ48戦目の公式戦。「これまでとは違う新しい競技でどれだけやれるか。ボクシングに対する尊敬の気持ちと覚悟を持って戦う。本物の格闘技をみせる」の言葉通り、ボクシングのリングでも無敗を継続してみせた。

与那覇に6回判定勝ちした那須川(撮影・江口和貴)
6回を終え、厳しい表情を見せる那須川(撮影・江口和貴)
6回を終え、抱き合う那須川(左)と与那覇(撮影・江口和貴)
6回、与那覇(左)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
1R、与那覇(左)に右フックを食らわす那須川(撮影・狩俣裕三)
6回、与那覇(左)と対戦する那須川(撮影・江口和貴)
6回、与那覇(右)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
6回、与那覇(右)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
5回、与那覇(右)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
5回、パンチを放つ那須川(左)とよける与那覇(撮影・江口和貴)
5回、与那覇(左)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
5回、パンチを放つ那須川(左)とよける与那覇(撮影・江口和貴)
5回、与那覇(左)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
6回、与那覇(右)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
5回、与那覇(左)にパンチを放つ那須川(撮影・江口和貴)
派手に入場する那須川(撮影・滝沢徹郎)
3回、軽快なステップを与那覇(右)に見せつける那須川(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦に勝利し、インタビューで笑顔を見せる那須川(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦を勝利し、父の弘幸会長(右)と抱き合う那須川(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦を勝利し、ガッツポーズで引き揚げる那須川(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦に勝利し、雄たけびを上げる那須川(撮影・滝沢徹郎)
デビュー戦に勝利し、引き揚げる那須川(撮影・江口和貴)
リングウオークする雪平莉左(撮影・滝沢徹郎)
リングウオークする天野麻菜(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールの新唯(撮影・滝沢徹郎)
ラウンドガールを務める新唯(撮影・狩俣裕三)
試合後の会見に臨む那須川(撮影・滝沢徹郎)

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那須川天心のゴールは「スーパーサイヤ人。孫悟空」RISE伊藤代表、井上尚弥超えを厳命

那須川天心へ「唯一無二になれ!!」とメッセージを送ったRISE伊藤代表

神童の先は、スーパーサイヤ人。立ち技打撃格闘技RISE伊藤隆(52)が8日、人気格闘家からプロボクサーに転向した那須川天心(24=帝拳)へエールを送った。那須川のプロデビューから8年間を見続けてきた伊藤代表は、モンスターを超え、孫悟空へ進化すると信じている。【取材・構成=栗田尚樹】

   ◇   ◇   ◇

キックボクシング42戦無敗。そして、プロボクサーへの転向。那須川天心のゴールはどこなのか-。RISE伊藤代表は、その問いに迷うことはなかった。

伊藤代表 スーパーサイヤ人とかじゃないですか? 本当そうだと思いますよ。孫悟空的な。

サイヤ人ではなく、スーパーサイヤ人。プロデビューの16歳からそばで見守り続けてきた伊藤代表の表情は、大真面目だった。

伊藤代表 彼もそれを目指している。髪の毛も…。あれだけ染めて大丈夫かなと。まぁでも、今の塗料は進化しているのか(笑い)。冗談はさておき、動きだったり、ゲームみたいじゃないですか。そのうち空飛べるんじゃないかですか。本人も「飛べると思う」と言っていたし。もしかしたらかめはめ波も出るかもしれないですよね。そういう練習もしているかもしれないですもんね。気合のね、合気道とかね。

全ては漫画の世界。それでも「那須川天心」なら空想を現実とすることに疑うことはない。不可能と思われたハードルも、難なく跳び越えてきたから。3日で2試合をこなしたMMA連戦。腕が伸びていたにも関わらず、本人が直訴した。メイウェザーとの勝負も那須川天心だから生まれた“軌跡”。「人がやったことないことをやりたい子」と笑った。

色紙にメッセージをお願いすると、伊藤代表は「唯一無二になれ!!」と記した。「格闘技からボクシングで大成した人は今までいない。そこで唯一無二だし、初めての人材」。サイヤ人は、幾人も存在する。向かう先は、1000年に1人といわれたスーパーサイヤ人。

モンスターを超えれば、その道も切り開かれる。

伊藤代表 井上尚弥選手ですよね。今は現状は難しい。でも、そこは超えなきゃいけないと思います。同階級ですし、天心自身、それは思っていると思いますし。そうじゃなきゃ意味がない。それぐらいの高い志がないと、転向した意味がない。それぐらいは、やらないといけないし、やってくれる子だと思います。

「RISEの象徴になれ」「キックボクシングの象徴になれ」「格闘技=那須川天心になれ」と言ってきた。そのステージは超えたという。「今後、彼がやるのは『那須川天心という個の象徴になれ』ということ。例えば、和田アキ子さん、みんな知っているわけじゃないですか? スポーツ界で言えば、アントニオ猪木さんなのかな。大谷翔平選手とか。名前が走っているじゃないですか。そういう存在になるべき。那須川天心というカテゴリーになるべき」

人知を超えた世界へ、いざなって欲しいと願う。神童よ、スーパーサイヤ人へ進化せよ-。

時計を着けて前日計量に臨む那須川(2023年4月7日)
井上尚弥(2022年12月撮影)

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那須川天心「格闘技の歴史を塗り替える人」父は中学サッカー全国制覇 「人間・那須川天心」を解説

17年に発売された那須川天心の自伝本を編集協力したフリーライダーの茂田浩司氏

那須川は、17年12月に自伝本「覚醒」を発売した。出版にあたり編集協力したフリーライターの茂田浩司氏(55)が、「人間・那須川天心」を解説した。【取材・構成=藤中栄二】

   ◇   ◇   ◇  

格闘技取材歴26年の茂田氏が初めて那須川の試合を取材したのは14年7月。15歳のプロデビュー戦だった。キック団体RISEのバンタム級7位、有松朝を58秒殺した瞬間を見届け「選ばないと対戦相手がケガをすると感じた」と振り返る。「格闘技の歴史を塗り替える人」と自伝本の製作を提案。19歳の神童は生きざま、覚悟、すべてが興味深かったという。

◆天心の由来 「父弘幸氏に『天に心を持て』と命名されたと。天のような大きな心を持ち、感謝の気持ちを持ってほしいと願いが込められているそうです」

◆資質 「父弘幸氏は、中学時代にサッカーで全国制覇した経験の持ち主。母由美子さんは底抜けに明るい。運動神経は父、ポジティブ思考は母譲りかなと。普段は感激屋でよく泣く。優しい人柄です」

◆元GK 「サッカーを始めた当時の那須川はGKだったため、弘幸氏は『センスがない』と判断。礼儀に厳しいから、と空手を習わせたそう。那須川が空手で負ける姿を見た弘幸氏が悔しくて教えはじめたことが、格闘技のきっかけ」

◆定時制 「プロ練習に出るために定時制に通ったと知ったことが、一番驚いたこと。松戸南高で競技のために定時制に入った初めての学生だったと。人生を懸ける決意が違いますね」

17年8月、那須川がサッカーW杯アジア最終予選(日本-オーストラリア戦)を観戦した後に「日本の本大会出場はうれしいが、僕は悔しい」とつぶやいたという。茂田氏は「この熱狂を格闘家がつくれないのか。世界を動かす格闘家になりたいと話していました」と感慨深げ。那須川の意識は常に「対世界」にある。

17年に発売された那須川天心の自伝本を編集協力したフリーライターの茂田浩司氏
前日計量を終え、フェースオフする那須川(左)と与那覇(撮影・江口和貴)
那須川天心(左)と与那覇勇気(2023年4月7日)
前日計量前、体重を確認し、笑顔を見せる那須川(撮影・江口和貴)
前日計量前、体重を確認し、水分を求める那須川(撮影・江口和貴)
前日計量前、体重を確認する那須川(右)(撮影・江口和貴)
前日計量前、体重を確認する那須川(右)(撮影・江口和貴)
前日計量を終え、フェースオフする那須川(左)と与那覇(撮影・江口和貴)
前日計量を終え、写真に納まる那須川(左)と与那覇(撮影・江口和貴)
前日計量を終え、写真に納まる那須川(左)と与那覇(撮影・江口和貴)
前日計量をパスし、ポーズを決める那須川(撮影・江口和貴)
前日計量に臨む那須川(撮影・江口和貴)
前日計量をパスし、ポーズを決める那須川(撮影・江口和貴)
前日計量を終え、写真に納まる那須川(左)と与那覇(撮影・江口和貴)
前日計量をパスし、ポーズを決める那須川(撮影・江口和貴)
前日計量前に体重を確認した後、水分補給する那須川(撮影・江口和貴)
前日計量前に体重を確認する那須川(撮影・江口和貴)
前日計量の体重確認前に水分補給する那須川(撮影・江口和貴)
前日計量に臨む那須川(撮影・江口和貴)
前日計量で那須川が履く「黒眼帯」と記された靴下(撮影・江口和貴)
予備計量で体重を確認し、水分補給する那須川(撮影・江口和貴)

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【RISE】ラウンドガール&ファイターの“二刀流”宮原華音、デビュー戦の相手は金子久美子

4・21で金子久美子とのデビュー戦が決まった、RISEラウンドガールの宮原華音(左)(RISE提供)

RISEラウンドガールと、ファイターの“二刀流”として活躍する宮原華音(TARGET SHIBUYA/FIRST ORDER AGENT)のデビュー戦の相手が、金子久美子(NEXT LEVEL渋谷)に決まった。3日、RISEが発表。「RISE167」(21日、後楽園ホール)で、RISEチャレンジマッチ フライ級(52キロ以下)で3分2回を戦う。

昨年から2年連続でRISEラウンドガールを務める宮原は、全日本少年少女空手道選手権大会(全空連主催)優勝の経歴の持ち主。今年1月に行われたアマチュア大会「RISE Nova」に初参戦し、ミドルキックで秒殺KO勝利を飾っている。聖地・後楽園で念願のデビュー戦に挑む。

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元年俸120円Jリーガー安彦考真が結婚発表「夢を思いきり目指していた似たもの同士」

元年俸120円Jリーガーで格闘家の安彦考真(右)と妻の真佐美さん

元年俸120円Jリーガーで20年末から格闘家に転向した安彦考真(45)が結婚したことが30日、わかった。31日中にも安彦本人から発表される。

相手はサッカー選手時代に知り合っていたプロダンサーを目指していた経歴も持つ真佐美さん(34)。

格闘家デビュー戦などの入場時を盛り上げるダンスを任せるなどして親交を深め、昨年のクリスマスイブにプロポーズ。一粒万倍日と天赦日などが重なる縁起の良い日とされ、格闘家としての試合後に観客と合唱する「3・2・1 Vamos!」のかけ声にもかけた3月21日に都内の区役所に婚姻届を提出した。

“挑戦モンスター”として戦いを続ける安彦が、最愛の伴侶を手にした。相手の真佐美さんについては「お互い夢を思いきり目指していたところが同じ似たもの同士」と語る。

安彦は高校3年時に単身ブラジルへ渡り、19歳で地元クラブとプロ契約を結ぶなど雑草魂でサッカー留学に励んだ経験がある。

真佐美さんも地元の北海道を離れて高校から香川県にダンス留学してプロダンサーを目指していたといい「僕らの場合は足りないものを補い合うのではなく、同じ方向を向いて歩んでいける関係性です」と話した。

本能のままに思いを伝えた。真佐美さんは結婚を機に3月下旬に上京するまで北海道・砂川市で暮らしていた。毎日の電話が日課となる遠距離恋愛で、安彦は昨年のクリスマスイブに砂川市までサプライズで足を運んでプロポーズ。雪の積もる砂川の街で、安彦からの電話を機に家から出た真佐美さんにひざまずいて指輪を差し出した。

ロマンチックな場面となるはずだったが、薄暗い家の敷地の中で、急に「真佐美ちゃん」と男に声をかけられた真佐美さんは「きゃあっ」とその場で腰を抜かしてしまったという。「電話で『今からミーティング』と言っていたので、頭の中がパニックでした」(真佐美さん)。“急襲”をわびつつあらためてプロポーズし、晴れて結ばれた。

安彦は「人はいつ死ぬかわからないので、今、手に入れたいと思ったものはその時に手に入れるべき」と熱弁し「ほしいもの、やりたいことはその瞬間にやる。今回もそうでした」と語った。交際はサッカー選手時代の20年8月からで、約2年半の遠距離恋愛を実らせる形に。お互いに再婚であったことも理解のきっかけになった。

真佐美さんは安彦について「この人と一緒だったら、どんな状況でも幸せに、楽しみながらこえていけると思いました」と明かした。好きな部分は「どんどん引っ張っていくような男らしいところ」とし「言ったことは必ずやり切りますし、遠距離恋愛中もどんなに疲れていても連絡をマメにしてくれる。レディーファーストですね」とほほ笑んだ。

3月26日に安彦が出場した東京・有明アリーナで行われた格闘技イベント「RISE ELDORADO」の試合も真佐美さんは安彦の両親らと共に客席で見守っており、惜しくも敗れたが「かっこよかった。エネルギーが私のところまで届いてきたよ」と声をかけられた。

約1週間前から都内で同居しており、試合前の減量期も、約3年前からヴィーガン(完全菜食主義者)生活を始めた自身に会わせた食材を食卓に並べてくれていた。安彦は「あまり知識のないところからヴィーガン食も作ってくれて、本当にありがたい」と感謝した。

これからも歩みは止めない。3月31日は、5年前に安彦がJ2水戸ホーリーホックでプロ契約書にサインし、幼い頃からの夢をかなえた思い出の日。

「家族も増えますが、僕は守りに入るより、より攻めていく」とさらなる“挑戦”への意欲もたぎらせ「僕が自分の人生を輝かせることが家族のためにもなると思っているので。先頭で走って背中で見せていきたい」。

格闘家として掲げる大目標は、大みそかのRIZIN出場。家族の支えも力に変え、夢の景色を全員でつかみとる。【松尾幸之介】

◆安彦考真(あびこ・たかまさ)1978年(昭53)2月1日、神奈川県生まれ。高校3年時に単身ブラジルへ渡り、19歳で地元クラブとプロ契約を結んだが開幕直前のけがもあり、帰国。03年に引退するも17年夏に39歳で再びプロ入りを志し、18年3月に練習生を経てJ2水戸と40歳でプロ契約。出場機会を得られず19年にJ3YS横浜に移籍。同年開幕戦の鳥取戦に41歳1カ月9日で途中出場し、ジーコの持つJリーグ最年長初出場記録(40歳2カ月13日)を更新。20年限りで現役を引退し、格闘家転向を表明。21年4月にアマチュア格闘技イベント「EXECUTIVE FIGHT 武士道」で格闘家デビュー。プロとしては22年2月16日にRISEでデビューを果たした。プロ格闘家としては通算2勝1分け1敗。175センチ

元年俸120円Jリーガーで格闘家の安彦考真(左)と妻の真佐美さん

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【RISE】AKBならぬ「AKO勝利」南原健太「しゃべりは微妙」自虐も試合は「100点満点」

RISE ELDORADOの一夜明け会見に登壇した左からRISE門口、白鳥、伊藤代表、南原

RISEヘビー級3位の南原健太(24=極真会館)が27日、都内で行われたRISE ELDORADO(26日、東京・有明アリーナ)の一夜明け会見に出席し、「AKO」勝利を振り返った。

前夜は、元AKBの佐藤すみれを妻に持つ、K-1の愛鷹亮(33=力道場静岡)に1回KO勝利。「AKBならぬ、AK………。AKO、愛鷹KOしたい」と話していた中での有言実行だった。“AKO”を振り返り「こちら(しゃべり)は微妙なんですが」と自虐的に笑った。

前夜のマイクパフォーマンスでも若干の“カミカミ”模様。それについて「昨日は雨が降っていましたから。それもありますね。今日は晴れていますからね」と会場は雨に影響されない室内ながらも、空模様のせいにした。

明るさが際立つが、強さは本物。回し蹴りで1度目のダウンを奪い、最後は左の膝蹴りで、リングに沈めた。試合自体は「100点満点じゃないでしょうか。動画を30回じゃきかないぐらい見返して。エンターがテイナーしちゃっていましたね。南原健太が出せたかなと思いましたね」と豪快に笑った。「強さを証明したい、目立ちたい。人気者になりたい。RISEでのベルトも取りたい」と今後に向けて、大いなる野望を口にした。

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【RISE】世界王者・志朗、有言実行の試合翌日パン屋“巡業”往復2時間半かけ約20個購入

RISE ELDORADO一夜明け会見に出席した志朗

那須川天心(24)以来となる日本人2人目のRISE世界王者に輝いた志朗(29=BeWELLキックボクシングジム)が27日、都内で行われたRISE ELDORADO(26日、東京・有明アリーナ)の一夜明け会見に出席し、試合翌日のパン屋“巡業”を無事に達成したことを明かした。この日の午前中に、自身で食べる用のパンを約20個購入したという。

ただ、簡単な道のりではなかった。「道を間違えたので、行きに1時間半以上かかって、往復2時間半かかりました。朝5時半くらいに起きました」。前夜にRISE世界バンタム級(55キロ以下)王座決定戦(3分5R無制限延長R)で、タイのディーゼルレック・ウォーワンチャイ(23=ペッティンディームエタイアカデミー)から5回KO勝利。疲労困憊(こんぱい)の中でも、パン愛は譲れなかった。

好きなパンについては、「ベーコンエピとか、パンオショコラ。クロワッサンみたいなのに、チョコが入っている系が好き。でも、クロワッサンってすごいカロリー高いんですよ。300~400キロカロリーあるので、試合前は食べられない」。解放された今、大量に購入したという。

大好きなパンの魅力について問うと「パンをプロデュースしている訳ではないのですが」と前置きしながら「なぜ好きかというか、食べたいものを我慢すれば、我慢するほど、得られるものは大きいと思いながら格闘技やっているので。という意味を込めて、パンを試合の2カ月間封じている。普通の人は、たくさん食べていいと思います」。世界王者は極限の状態で、リングに上がっている。

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【RISE】世界王者志朗“また”試合翌日パン屋巡業へ「一夜明け会見遅れてもいいと言われた」

RISE世界バンタム級新チャンピオンとなりベルトを巻いて勝ち名乗りを受ける志朗(撮影・滝沢徹郎)

<RISE:ELDORADO>◇26日◇東京・有明アリーナ

那須川天心以来となる日本人2人目のRISE世界王者に輝いた志朗(29=BeWELLキックボクシングジム)が、恒例? となった試合翌日のパン屋“巡業”に向かうことを明かした。

RISE世界バンタム級(55キロ以下)王座決定戦(3分5R無制限延長R)で、タイのディーゼルレック・ウォーワンチャイ(23=ペッティンディームエタイアカデミー)から5回KO勝利。

試合後に、「明日、朝行くパン屋は決まっていますか?」という問いに「『世界チャンピオンになったら、一夜明け会見遅れてもいい』と言われたので…。『世界チャンピオンの特権』て言われたので(笑い)明日もしかしたら参加しないかもしれないです(笑い)パン屋は決まっています」と笑った。「8時とか、7時オープンの店があるので、早めに行こうと思っています」と続けた。

志朗は昨年4月3日に、自身のTwitterで「試合翌日にパン屋に並ぶ格闘家は日本初だと思う笑 今日はパン祭り」とパンの絵文字を添えて投稿。“異例”の行動に、話題を呼んでいた。パン好きは変わらず、世界王者になっても、大好きなパンを頬張る予定だ。

志朗(後方)はディーゼルレック・ウォーワンチャイにハイキックでKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)
志朗(右)はディーゼルレック・ウォーワンチャイにハイキックでKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)
志朗(右)はディーゼルレック・ウォーワンチャイにハイキックでKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)
志朗(左)はディーゼルレック・ウォーワンチャイの赤くなった脚に蹴りを入れる(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールの宮原華音(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールの大貫彩香(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールの広瀬あん夕(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールの桜りん(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールの高橋凛(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールの大貫彩香(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールの宮原華音(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールのペピ(撮影・滝沢徹郎)
リングを彩るラウンドガールの広瀬あん夕(撮影・滝沢徹郎)

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【RISE】原口健飛が新王者 DOBERMAN INFINITYの応援にKO勝ちで応えた

ISKA世界ライトウエルター級新チャンピオンとなった原口健飛はベルトを巻いてDOBERMAN INFINITYと記念撮影する(撮影・滝沢徹郎)

<RISE:ELDORADO>◇26日◇東京・有明アリーナ

ISKA世界ライトウエルター級(65キロ以下)王座決定戦が行われ、原口健飛(24=FASCINATE FIGHT TEAM)が、新王者に輝いた。

フランスのジェレミー・モンテーリョ(24=Kona team)から4回KO勝利を奪った。左の強烈なハイキックで、ダウンを奪った。「ベルトを取るのは当たり前」と堂々と胸を張った。

当初はハイキックは使わない予定だった。「ローキックの予定だったけど、腹に効いていたということで、腹に見せかけての変則のハイキック。で自分でめっちゃびっくりしました」と笑った。

入場の際には、LDHの5人組ヒップホップグループ「DOBERMAN INFINITY」が応援に駆けつけた。試合後には、リング上で一緒に記念撮影。原口は「お会いしたのは2年前で、そこから仲良くさせてもらっている。せっかく時間も充てて、せっかく来てもらった。いなかったら、面白くなかったな」と強い責任感を持ち、KO勝利で応えてみせた。

原口健飛(右)はジェレミー・モンテーリョにハイキックを見舞いダウンを奪う(撮影・滝沢徹郎)
原口健飛(右)はジェレミー・モンテーリョにハイキックを見舞いダウンを奪う(撮影・滝沢徹郎)
ISKA世界ライトウエルター級新チャンピオンとなった原口健飛はOBERMAN INFINITYから祝福される(撮影・滝沢徹郎)
原口健飛の入場曲を歌うDOBERMAN INFINITY(撮影・滝沢徹郎)
DOBERMAN INFINITYのライブパフォーマンスで入場する原口健飛(撮影・滝沢徹郎)

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【RISE】世界バンタム級は那須川天心ライバル志朗が新王者 日本人では2人目

志朗(後方)はディーゼルレック・ウォーワンチャイにハイキックでKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)

<RISE:ELDORADO>◇26日◇東京・有明アリーナ

メインイベントはRISE世界バンタム級(55キロ以下)王座決定戦(3分5R無制限延長R)が行われ、志朗(29=BeWELLキックボクシングジム)が、新王者に輝いた。

タイのディーゼルレック・ウォーワンチャイ(23=ペッティンディームエタイアカデミー)から5回KO勝利。右のハイキックを食らわせ、ウォーワンチャイはフラフラとした後、真後ろに倒れた。

那須川天心以来となる日本人2人目のRISE世界王者に輝いた。かつて那須川天心(24)のライバルと呼ばれた志朗は「自分がこうやって、世界のベルトを巻けたのも、負けた時も変わらず応援してくれるファンのみなさんのおかげです。世界のベルトは取りましたが、去年負けた玖村選手、そしてワールドシリーズ54キロ出たいと思います」。昨年6月19日の「THE MATCH」で敗れた玖村将史(24)へのリベンジと、新たな野望を口にした。

志朗(右)はディーゼルレック・ウォーワンチャイにハイキックでKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)
志朗(左)はディーゼルレック・ウォーワンチャイの赤くなった脚に蹴りを入れる(撮影・滝沢徹郎)

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