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【東京女子】SKE48荒井優希「諦めず頑張れた」デビュー2周年で敗れるも成長実感

東京女子プロレス後楽園大会 坂崎ユカ(下)を攻める荒井優希(東京女子プロレス提供)

<東京女子プロレス>◇5日◇後楽園ホール

デビュー2周年を勝利で飾ることはできなかった。SKE48の荒井優希が、伊藤麻希と組んでタッグマッチに出場も、坂崎ユカ、中島翔子の実力者に敗れた。

3年目を迎えた最初の試合は、坂崎にマジカルメリーゴーランドで叩きつけられ、無念の3カウント。それでも中島にはFinallyを、坂崎にはサソリ固めを決めてみせ、一矢報いた。カットに阻まれ、3カウントは奪えなかったが「2人に勝ちたい気持ちが大きかったので、最後まで諦めずに頑張れた。それは2年の成長かな」と前を向いた。

2年前の5月4日にデビュー。7月には初勝利を挙げ、プロレス大賞の新人賞に輝いた。昨年には赤井沙希とプリンセスタッグのタイトルも獲得。毎試合とまではいかないまでも、コンスタントに参戦し、アイドル活動との両立を確立させた。後輩もでき、先輩としての自覚も出てきた。「3年目に期待」。プロレスラー荒井優希の成長から目が離せない。

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【東京女子】SKE48荒井優希、アジャコングに真っ向勝負も敗戦「どんな形でも勝ちたかった」

アジャに敗れ涙する荒井(撮影・足立雅史)

<東京女子プロレス:GRAND PRINCESS'23>◇18日◇東京・有明コロシアム

レジェンドからの勝利をつかむことはできなかった。

SKE48荒井優希(24)が、アジャコング(52)と初のシングルマッチを行うも、垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪われた。

エルボーは全く効かない。10発、20発と浴びせるもアジャは微動だにしなかった。逆にエルボー1発で倒れ、その後、豪快な張り手を食らった。さらに得意技「Finally」出す右足に一斗缶攻撃を受け、劣勢が続いた。

それでも場内からの「荒井」コールに立ち上がり、反撃。「実力差があっても勝つと思って応援してくれる人がいる。どんな形でも勝ちたかった」と練習してきた「Finally」をさまざまな状況でさく裂させ、レジェンドをあと1歩のところまで追い込んだ。

「これからも続けていきたい」と思わせられた相手だった。プロレスに魅了され、2年前からリングに上がり、5戦目でシングル初勝利と順調な滑り出しだったが、技の力強さやスピードはまだまだだった。アイドルとの両立を言い訳にはしたくない。忙しい合間を縫って練習に、試合に励んでいた中でのアジャとの対戦。タッグマッチで1度は勝利したが、荒井自身は「Finally」を出すことすらできず“完敗”だった。その悔しさが「プロレスをもっと知りたい」と思うきっかけとなった。

実力差は承知の上。それでも、2年弱という経歴は団体の中では“若手”ながら「逃げるつもりはない。勝って東京女子の勢いを下から突き上げる」と真っ向勝負を挑んだ。試合後は悔しい表情を見せながらも「またやろう、って言ってくれたので、絶対成長して驚かせたい」と再挑戦を誓った。「プロレスラー荒井優希」にとって、アイドル活動では味わえない、レジェンドとの対戦。敗れはしたが、貴重な経験を糧に、また明日からもプロレス業に精進する。

アジャ(後方)に敗れリングに倒れ込むSKE48荒井(撮影・足立雅史)
荒井(手前)に勝利したアジャコング(撮影・足立雅史)
アジャに敗れ涙する荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(左)は荒井に勝利し笑顔で声をかける(撮影・足立雅史)
アジャに敗れがっくりと引き揚げる荒井(撮影・足立雅史)
華やかに紙テープを浴びながら登場した荒井(撮影・足立雅史)
華やかに紙テープを浴びながら登場した荒井(撮影・足立雅史)
試合前、笑顔を見せるSKE48荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(左)にかかと落としを見舞う荒井(撮影・足立雅史)
コーナートップからアジャ(左)に「Finally」をを見舞う荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(左)に「Finally」を見舞う荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(左)にドロップキックを見舞う荒井(撮影・足立雅史)
場外でアジャ(手前)を攻める荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(右)の攻撃に苦しむ荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(上)の攻撃に苦しむ荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(左)に高さのあるキックを見舞う荒井(撮影・足立雅史)
場外でアジャ(手前)を攻める荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(後方)は一斗缶で荒井を攻める(撮影・足立雅史)
アジャ(右)は一斗缶で荒井を攻める(撮影・足立雅史)
アジャ(手前)を攻める荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(左)を攻める荒井(撮影・足立雅史)

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【東京女子】アジャコングが宣言通りSKE荒井優希を粉砕も「今後の彼女が恐ろしい」成長認める

アジャ(左)にドロップキックを見舞う荒井(撮影・足立雅史)

<東京女子プロレス:GRAND PRINCESS'23>◇18日◇東京・有明コロシアム

宣言通り、アイドルレスラーを粉砕した。

女子プロレス界のレジェンド、アジャコング(52)が、SKE48荒井優希(24)との初のシングルマッチで勝利した。“定番”の一斗缶攻撃もさく裂。荒井の得意技「Finally」を封じようと右足を積極的に狙った。その後、脳天からたたき落とし、荒井を粉砕。最後は垂直落下式ブレーンバスターを決め、3カウントを奪った。

決して“余裕勝ち”ではなかった。「小細工せずに真っ向勝負で来るとは」。相手の作戦が見え、技を浴びてもうまく逃げながら体力温存し、勝機を見いだした。ところが「油断した」というエプロンで「Finally」をまともに浴び、ピンチに。場外カウント19でなんとか戻ったが「正直追い込まれると思っていなかった」とホッとした表情を見せた。さらに「今後の彼女が恐ろしくなった」と荒井の成長を認めた。

21年10月にタッグマッチで初対戦。デビュー半年の荒井にプロレスの厳しさを教えた。今年2月に1年半ぶりに再び相まみえた。この試合で荒井の闘争心に火が付き、シングルでの対決となった。

経験も実力差もあるが「リングに上がって相対した人はみんなプロレスラー。いつやられるか分からない危機感がある」と対策を考え、貪欲に勝ちを求めた。大会前には「対戦相手に期待は感じない。邪魔な存在。全力につぶしに行く」と闘志をむき出しにした。「レジェンド対アイドル」という世間の見方を変えるべく、手加減せず一斗缶も脳天から豪快にたたき落とした。

レジェンドの立場であるが、おごりはない。「東京女子ではない私が、重要な一端を担わせてもらうことはありがたい話」と感謝する。荒井との対戦がプロレスを広めるきっかけになればと考える。「客寄せパンダかもしれないが私は大好き」。立場をわきまえ、プロレス界の発展のために、これからもリングに上がり続ける。

アジャ(左)に「Finally」を見舞う荒井(撮影・足立雅史)
場外でアジャ(手前)を攻める荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(右)の攻撃に苦しむ荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(上)の攻撃に苦しむ荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(左)に高さのあるキックを見舞う荒井(撮影・足立雅史)
荒井(手前)に勝利したアジャコング(撮影・足立雅史)
アジャ(後方)に敗れリングに倒れ込むSKE48荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(左)は荒井に勝利し笑顔で声をかける(撮影・足立雅史)
アジャに敗れ涙する荒井(撮影・足立雅史)
アジャに敗れ涙する荒井(撮影・足立雅史)
アジャに敗れがっくりと引き揚げる荒井(撮影・足立雅史)
華やかに紙テープを浴びながら登場した荒井(撮影・足立雅史)
華やかに紙テープを浴びながら登場した荒井(撮影・足立雅史)
試合前、笑顔を見せるSKE48荒井(撮影・足立雅史)
コーナートップからアジャ(左)に「Finally」をを見舞う荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(左)に「Finally」を見舞う荒井(撮影・足立雅史)
場外でアジャ(手前)を攻める荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(後方)は一斗缶で荒井を攻める(撮影・足立雅史)
アジャ(右)は一斗缶で荒井を攻める(撮影・足立雅史)
アジャ(手前)を攻める荒井(撮影・足立雅史)
アジャ(左)を攻める荒井(撮影・足立雅史)

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【ノア】東京女子の荒井優希が東京ドームで躍動 王者坂崎ユカに敗れるも力強い姿で沸かせる

会場を盛り上げる荒井優希(撮影・江口和貴)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

SKE48の荒井優希(24)が、プロレスラーとして東京ドームのリングに立った。東京女子プロレス提供試合となった8人タッグマッチの先陣を切って登場。実力者たちに集中攻撃を受けたが、これを回避し流れを引き寄せた。終盤に再び登場すると、プリンセス・オブ・プリンセス王者の坂崎ユカに次々と技を浴びせ躍動。最後は坂崎に3カウントを奪われ、敗れたが、アイドルとは違った力強い姿でリングを沸かせた。

21年5月にプロレスデビュー。アイドル活動と並行しながら練習、試合と定期的に参戦。7月には5戦目でシングル初勝利をつかんだ。得意技の「Finally」(かかと落とし)の精度も上がり、21年プロレス大賞新人賞を受賞。昨年7月には赤井沙希と組んでプリンセスタッグに輝き、初のベルトを獲得。3度の防衛を果たすなど力をつけてきた。

まもなくデビュー2年を迎える東京女子で、注目度も上がってきた。同団体が東京ドームのリングに立つのは初。記念すべき試合で“プロレスラー荒井優希”の姿をノアのファンにしっかりと印象づけた。

坂崎ユカ(下)にかかと落としをかわされる荒井優希(撮影・江口和貴)

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SKE48荒井優希、首攻めにもん絶も初戦突破「もっと駆け上がってく」タッグ王座奪還へ第1歩

勝利してポーズを取る赤井沙希(右)と荒井優希

<東京女子プロレス:大手町大会>◇15日◇東京・大手町三井ホール

SKE48の荒井優希(ゆき、24)が、今月4日に失ったプリンセスタッグ王座奪還へ、第1歩を踏み出した。

俳優赤井英和の娘でタレントとしても活躍する赤井沙希(35=DDT)と結成する「令和のAA砲」タッグで、この日開幕したタッグリーグ「“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」にエントリー。1回戦で、愛野ユキ、らく組と対戦し、最後は13分46秒、赤井がらくから腕極め三角締めでギブアップを奪取し、2回戦に駒を進めた。

荒井は先発を買って出たが、執拗(しつよう)な首攻めにあってもん絶。それでも、赤井に助け出されると、その後は息の合ったファイトを披露。長い足を生かしたドロップキックやかかと落としでパートナーを援護射撃した。

4日の後楽園大会では米国からの外敵マックス・ジ・インペイラー、ハイディ・ハウイツァ組に敗れ、昨年7月に獲得後、3度防衛した同王座から陥落。「すごく落ち込んだ」と悔しがったが、タッグリーグを制覇し再挑戦への切符を狙う。

荒井は「こうやって2人ですぐにタッグを組めてリーグに出られたことで、強制的に気持ちの切り替えができた。もっともっと駆け上がっていく」と気持ちを新たにした。赤井からも「連帯感が強くなった」と評され、信頼関係はさらに深まった様子だった。

荒井は21年5月にタッグマッチで本格プロレスデビュー。同年の「2021年度プロレス大賞」で新人賞を獲得し、昨年には初王座獲得など着実な成長を続けている。

ポーズを取る荒井優希
ポーズを取る荒井優希
ポーズを取る荒井優希(右)と赤井沙希
相手をにらみつける荒井優希
首攻めを受ける荒井優希
首攻めにあう荒井優希
ドロップキックを見舞う荒井優希
フォールする赤井沙希
攻撃を見舞う赤井沙希
三角締めを決める赤井沙希
勝利してポーズを取る赤井沙希

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プロレス動画は「まだバズっていない」長野じゅりあ、サイバーファイト祭典の魅力発信へ気合 

会見で笑顔を見せる長野じゅりあ(撮影・勝部晃多)

女優や看護師として活動する傍ら、今年3月から東京女子プロレスに参戦する長野じゅりあ(26)が、プロレスリング・ノアなどを運営するサイバーファイトの祭典、CyberFight Festival 2022(12日、さいたまスーパーアリーナ)のTikTok委員長に就任した。2日、都内で行われた記者会見で発表した。

動画アプリ「TikTok」で大会の魅力を発信する。自身のアカウントでフォロワー90万人という実績をひっさげての就任に、「(プロレスの動画は)まだバズっていない。総合プロデュースをさせていただきます」と、フレッシュな笑顔で意気込みを語った。

糸東流空手の世界大会優勝の経験を持ち、現在は女優や現役看護師として活動。今年3月にサイバーファイト高木三四郎社長のスカウトを受け、東京女子プロレスの両国大会でプロレスデビューを飾った。

今大会でも、第2試合の6人タッグマッチで、山下美優、伊藤麻希と組み、SKE48のメンバーでもある荒井優希らと対戦する。

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【プロレス大賞】SKE荒井優希が新人賞「本気の姿勢」選考委員評価

新人賞を受賞した荒井優希(21年6月撮影)

「2021年度プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)の選考会が13日、オンライン形式で行われ、SKE48のメンバーで東京女子プロレスの荒井優希(ゆき、23)が新人賞を受賞した。

今年5月に、タッグマッチで本格プロレスデビューを果たすと、不定期ながら参戦を続け、7月の宮本もか(22)とのシングルマッチでは、必殺技のFinally(かかと落とし)をさく裂させて初勝利。デビュー7カ月ながら、着実な成長を続ける。

選考委員からは「従来のアイドル兼任レスラーとはいい意味でまったく異なる本気の姿勢で支持率も高めた」などの声があがった。新人賞は昨年度選出のなかったため、通常デビューから3年以内の条件を、同4年以内で選考となったが、ノアの3年目・稲村愛輝、スターダムの2年目・上谷沙弥らを抑え、最多評を獲得した。

今月18日の愛知・名古屋国際会議場大会では、山下実優と初めてシングルマッチ、師弟対決に挑む。荒井は「山下さんは手加減なしでやってくると思うし、覚悟はできている。今まで経験してきたことをしっかり生かして、いい動きができれば」と意気込んでいた。

伊藤麻希(右)にかかと落としを決める荒井優希(21年6月撮影)

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【プロレス大賞】鷹木信悟が初MVP「感無量」オカダ破りIWGP初戴冠

鷹木信悟(2021年9月30日撮影)

「2021年度プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)の選考会が13日、オンライン形式で行われ、新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者鷹木信悟(39)が初の最優秀選手賞(MVP)に輝いた。特別選考委員として蝶野正洋氏と小橋建太氏も参加。6団体の選手が選ばれる幅広い選出となった。

   ◇   ◇   ◇

元気ハツラツおじさん鷹木が、名実ともに21年の主役になった。特別選考委員として選考会に出席した蝶野正洋氏も「業界を引っ張っていく役割を一番果たした」とうなずく選出。ドラゴンゲートに所属していた08年の技能賞以来13年ぶりの受賞がMVPとなり、鷹木は「感無量。同郷(山梨県出身)の武藤敬司さんと争えたことがうれしい」と白い歯をこぼした。

強靱(きょうじん)な体力と負けん気の強さを誇った。内藤、飯伏と同じ「昭和57年会」の面々が負傷で次々と離脱する中、孤軍奮闘の活躍を見せた。6月の王座決定戦で、オカダとの35分超えの死闘を制し、IWGP世界ヘビー級王座を初戴冠。秋のG1戦線では、わき腹を負傷しながらも最終日まで飯伏らとともに熱い優勝争いを演じた。11月の大阪大会ではセイバーJrの挑戦を退け、3度目の防衛に成功。「まだまだ上を目指す。竜のごとく駆け上がっていくぞ!」と叫んだ男に、最高のプレゼントが待っていた。

22年も、始動からぶっ放すつもりだ。「『プロレスといえば鷹木の試合だよね』と思われる試合を提供したい」。年明けの1発目、1月4日の東京ドーム大会のメインイベントで挑戦者オカダと対戦する。「正念場。プロレス人生がかかっているので乗り切りたい」と力を込めた。来年も主役の座は譲るつもりはない。【勝部晃多】

〇…プロレスリング・ノアの武藤敬司と潮崎豪のGHCヘビー級選手権試合(2月12日、東京・日本武道館)が年間最高試合賞となった。選考委員の蝶野氏は「ここまでの戦いをする昭和レスラーがまだいるんだと、ファンや業界に与えた影響は大きい」と話した。58歳の武藤をMVPに推す声も多かった。

〇…SKE48のメンバーで東京女子プロレスの荒井優希(23)が新人賞を受賞した。5月のデビューから不定期ながら参戦を続け、7月にシングル戦初勝利を挙げるなど成長を続ける。選考委員からは「従来のアイドル兼任レスラーとはいい意味でまったく異なる本気の姿勢で支持率も高めた」などの声があがった。18日には山下実優との師弟対決に挑む。

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SKE荒井優希が“凱旋勝利” タッグ組んだ山下実優と名古屋で来月対戦

東京女子プロレス京都大会で勝利し山下実優にシングルマッチを要求するSKE48荒井優希(C)東京女子プロレス

SKE48荒井優希(23)が13日、東京女子プロレスの京都・KBSホール大会に出場し、メインイベントで“凱旋(がいせん)勝利”を果たした。

出身地の京都での初試合は、山下実優とタッグを組んで、中島翔子&遠藤有栖組とメインイベントで対戦。“プロレスの師匠”でもある山下と息の合ったところを見せて、遠藤にフルネルソンバスターから、得意技のかかと落とし「Finally」を決めて勝利を収めた。

試合後、マイクを取った荒井は、この日タッグを組んだ山下に「(8月の)名古屋での出来事を覚えてますか? あの時は実力不足だったけど数カ月たって少し変われたと思う。やってくれますか?」と対戦を求めた。会場から拍手が起こると、山下は「これが答え。もちろんやりましょう」と快諾し「戦う以上は容赦しないんで、ぶつかり合いましょう」と挑戦を受けた。

2人は来月18日の愛知・名古屋国際会議場大会で初めてシングルマッチで対戦することが決まった。荒井は「やっぱりここでやってもらわないと、自分としてもどこまで成長したか全然分からない。山下さんは手加減なしでやってくると思うし、自分もその覚悟はできているので、今まで経験してきたことをしっかり生かして、いい動きができれば」。グループ本拠地での大会にもなるが「やっぱり入場した時から知っている顔がいっぱいあると、みんなにカッコいいところ見せたいと思いますし、試合中たくさん応援してくださる姿も見えているので。ファンの方も勝った方が気持ちよく帰れると思うので、名古屋でもみんなの力を一番私が受けて、しっかり力を発揮出来たらと思います」と意気込んだ。

東京女子プロレス京都大会で中島翔子を攻めるSKE48荒井優希(C)東京女子プロレス
東京女子プロレス京都大会で遠藤有栖(右)を攻めるSKE48荒井優希(C)東京女子プロレス
東京女子プロレス京都大会で勝利し山下実優(左)にシングルマッチを要求するSKE48荒井優希(C)東京女子プロレス

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SKE荒井優希ぼう然「初めて人にされた」辰巳リカから強烈ビンタ対戦要求

東京女子プロレス両国大会 6人タッグマッチで勝利した左から荒井優希、辰巳リカ、1人おいて、らく(撮影・松熊洋介)

<東京女子プロレス両国大会>30日◇両国KFCホール◇観衆202人

初の強烈ビンタで対戦要求を受けた。SKE48の荒井優希(23)が、11月25日に辰巳リカとのシングルマッチを行うことが決定した。

辰巳、らくと組んで、愛野、小橋、猫はるな組に勝利。試合後に辰巳から「優希ちゃん、この前の8月の後楽園でシングルマッチするはずだったけど、流れちゃったよね。11月にやりましょう」と言われ、「私もすごいやりたかった」と承諾。ところが、健闘を誓い、握手をした瞬間、突然右頬に強烈な張り手を受けた。「初めて人にビンタされた」という荒井は、ぼうぜんとしたままリングを後にした。

ただ、これは「気合を入れたかった」という辰巳なりの“愛のエール”だった。荒井は「気合が入った」と力を込めた。今年5月にデビューし、7月に初勝利を挙げて以来のシングルマッチとなる。2人の対戦は8月の後楽園大会で決まっていたが、荒井が新型コロナウイルスの濃厚接触者となり、欠場。「久しぶりなので、今のすべてをぶつけたい」と意欲を見せた。

この日は得意技のFinallyこそ出せなかったが、連携技をしっかり決めるなど、貫禄も出てきた。アイドル活動もあるため、全試合とはいかないが、経験を重ね、技術もメンタルも成長を見せる。7月には山下とのタッグで、SKEの活動拠点でもある愛知大会で初のメインに登場し、3カウントを奪った。今月9日の大田区大会ではタッグマッチでアジャコングと対戦。ダイビング・エルボードロップで敗れたが、レジェンドからは「並大抵じゃない根性を持っている。大一番のメインを張る可能性がないわけではない。どんどん世界に出て行って欲しい」とエールをもらった。

辰巳に対する研究も十分。「足を攻めてくる攻撃が多い。自分も足技が多いので、食らわないように気を付けたい」。11月には地元京都での大会にも出場予定。「これまで見に来られなかったファンもいる。地元で出られるのがうれしい。持っている力を出し切って、後楽園大会につなげたい」。初勝利の両国のリングで力強く誓った。【松熊洋介】

東京女子プロレス両国大会 辰巳リカ(左)からビンタを受ける荒井優希(東京女子プロレス提供)

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松井珠理奈がプロレス愛語る「サイバーファイトフェスティバル」ゲスト出演

プロレスへの思いを熱く語った松井珠理奈(撮影・河田真司)

4月末にSKE48を卒業した松井珠理奈(24)が6日、さいたまスーパーアリーナで行われるプロレスの祭典「サイバーファイトフェスティバル」(プロレスリング・ノア、DDT、東京女子、ガンバレ☆プロレス合同興行)にゲスト出演する。松井が今大会の魅力や将来的な参戦の可能性など、プロレス愛を語り尽くした。

   ◇   ◇   ◇

プロレスのことを語り出したら止まらない。松井は、17年にドラマ「豆腐プロレス」出演でプロレスに興味を持った。「何度倒れても起き上がる姿に感銘を受けた」と引き込まれた。その後、ノアの武藤敬司、丸藤正道、望月成晃のイニシャル「M」で結成されたM’s alliance(エムズアライアンス)のメンバーとして活動を続けてきた。

祭典のメインを飾るのは、松井の“仲間”である武藤と丸藤のGHCヘビー級選手権。どちらを応援するか迷っている。

松井 見るたびに好きな選手が増えるので、誰を応援していいか分からなくなっている。武藤さんからは「いつも俺のことを応援してくれない。八方美人で浮気者だ」と言われるし、丸藤さんには副社長としてしっかり引っ張っていってもらいたいし…。

同学年であるノアの清宮海斗にも注目している。稲村愛輝と組んでDDTとの対抗戦に出場する。2月のタイトル戦で敗れて以来、調子の上がらない日が続いているのを心配する。

松井 入って間もない時に(GHCヘビー級)王者になって、チャンピオンロードを歩いて来た。自分を見つめる機会が少なかったと思う。ようやく落ち着いてきて、今後どうしていったらいいかとか、悩みが出てきたのかな。プロレスだけじゃなく、社会人でも私自身でもそういう時期はあると思う。6日までに乗り越えてくれるのか、もしくは試合で克服してくれるのかに注目しています。

普段見る機会の少ない女子選手の試合も楽しみにしている。5月4日にデビューした荒井優希には、アドバイスやエールを送ってきた。そばで努力を見てきただけに、大変さはよく分かる。

松井 試合前日は「うまくできるか、技がちゃんと決まるか」と泣きながら電話してきた。でもいろんな選手のデビュー戦を見ていて、最初から完璧にうまくできる人、最初から勝てる人はなかなかいない。

松井の言葉に勇気づけられた荒井。試合後の電話では「気が楽になりました」とホッとした様子だったという。ただ、試合を映像で見た松井は、緊張しすぎてまだまだ本当の荒井ではなく、求めているのはアイドルの時と同じ、まさかの「ヒール」役だった。

松井 SKEだったら毒舌なタイプなのに、プロレスではまじめ。もっとはじけてもいい。ヒールになって(今大会で対戦する)伊藤選手に上から物を言うくらいになって欲しい。みんなに好かれるヒールだと思うので、やってみてもいいかなと。

デビュー戦は無観客で観戦できなかったが、6日は近くで応援できる。

松井 セコンド? 付けたらいいですね。でも目立っちゃうのはまずい。「いらねぇよ」って蹴飛ばされるかも(笑)。でもそれくらいの気持ちで応援する。

SKEの中にも荒井のようにプロレスに興味を持つアイドルが増えているという。実際、18年2月に豆腐プロレスの第2回興行が名古屋で行われた際には、出場希望者が多く、オーディションを行ったほど。新たなジャンルに挑戦するきっかけを作った荒井はその後、仕事も増え、充実した日々を送る。

松井 自分の好きなこと、得意なことを伸ばしていけば、注目してもらえることが分かったのでは。みんながそういう未来を開けるようになったので優希ちゃんには感謝している。

「将来の結婚相手にプロレスラーはどうか?」と訪ねてみたところ、笑顔を見せながら答えた。

松井 プロレスを含め、スポーツ選手は格好いい。戦う男。私たちも総選挙とか大人数の中でどうやって個性を出すか戦ってきたんですよ。だからそのつらさを分かってくれる人がいいなと。戦ってきたプレッシャーや責任感を分かってくれて、包み込んでくれる人がいい。私たちもアスリート的な感じだったので、そういう人だったらいいなと思うし、支えてあげたい。

真剣な表情で話す内容は、解説者と変わらないほどに詳しい。プロレスの魅力について「ストーリーを見ていくと面白い」と話す。

松井 最初の入りは見た目でもいいが、それぞれに違うストーリーがある。タッグを組んでいたのに、1回別れてまた組んだりとか。だからこの2人が対戦する意味があるのか、とか。

松井自身、選手としてリングに上がることについては「応援することが好きなので。リングをバンバンたたいて選手をあおったりしてみたい」と話すにとどめたが、ファンや選手仲間から「出て欲しい」という声が多く、将来の参戦の可能性も示唆。「どんどん増えていけば(参戦も)あるかもしれない。その時はしっかりトレーニングしないと」と胸の内を明かした。いずれは荒井との対決も実現するかもしれない。

松井 武藤さんから「M'sの興行でやるか」と言われている。優希ちゃんが(ノアの)杉浦軍に引き込まれるかも、という話があって、そうなれば私と優希ちゃんが戦うのが面白い。ファンも盛り上がると思う。

4月末に卒業してから初めての出演。「卒業で忙しくで行けなかった。こんな大事な大会に参加できるのはめちゃくちゃうれしい」と声を弾ませた。会場に行くことで、アイドル時代のファンも見に来てくれる。「ライブもプロレスも生で見るのが1番。プロレスを好きになるきっかけになってくれたら」。プロレスが人生の一部になっている。6日、リングサイドから盛り上げ、全15試合を目に焼き付ける。【松熊洋介】

◆サイバーファイトフェスティバル 6日にさいたまスーパーアリーナで行われるノア、DDT、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体合同興行。各団体のタイトル戦を含む計15試合を開催。

◆松井珠理奈(まつい・じゅりな)1997年(平9)3月8日、愛知県生まれ。08年、SKE48の1期生として劇場デビュー。同年10月、AKB48のシングル「大声ダイヤモンド」でセンターに抜てき。選抜回数はSKEで26回(うちセンター21回)、AKBで42回(同5回)。12~15年はAKB48チームKを兼任。選抜総選挙は第1回(09年)から出場し、18年には1位を獲得。21年4月卒業。17年テレビ朝日系ドラマ「豆腐プロレス」に出演し、プロレスに興味を持つ。趣味はダンス、料理、お菓子作り。163センチ。血液型B。

18年2月、「豆腐プロレス ザ・リアル2018 WIP QUEENDOM」で、ハリウッドJURINA(松井珠理奈=上)はオクトパス須田(須田亜香里)にえび固めを決める

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松井珠理奈ノア参戦意欲 相手はライバル松井玲奈?

松井珠理奈(左)と松井玲奈

<ノア:横浜武道館大会>◇22日

リング上でダブル松井の対戦が実現する!? 

GHCタッグ選手権で、丸藤正道、船木誠勝組のセコンドを務めたSKE48の松井珠理奈(23)が「もし戦うとなったら、しっかり準備します」とリングに上がる意欲も見せた。

レスラーたちを驚かせたが「女性の方にもっと知って欲しい」と本人は気合十分のようだった。

「もう1人の松井(玲奈)とやってみたら」と提案? されると「ライバルで、因縁もありましたしね(笑い)」とまんざらでもない様子だった。

松井は「怖かったけど、逃げたくなかった」と、相手セコンドの蝶野にビンタを見舞い、会場を沸かせた。

レスラーとして登場する日がやってくる? かもしれない。

セコンドとして駆けつけた松井珠理奈(中央)は試合後、レスラーたちと「M」のポーズを作る。左から武藤敬司、丸藤正道、1人おいて船木誠勝、宮本裕向(撮影:松熊洋介)

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リーダー拳王が桜庭下し金剛勝利「俺たちを見ろ!」

シングル6番勝負で対戦した杉浦軍のNOSAWA論外(左)と金剛軍の拳王(ノア提供)

<ノア:テレビマッチ>◇3日◇会場非公開

プロレスリングノアの無観客テレビマッチが3日、AbemaTVで放送された。

この日はすべての試合が杉浦貴(49)率いる杉浦軍対拳王(35)率いる金剛軍という形式。シングル6番勝負では杉浦軍が3勝2敗1引き分けと上回ったが、負けた選手が脱落していく6対6イリミネーションマッチでは、最後に拳王が、杉浦軍の桜庭和志(50)を下し、金剛軍に勝利をもたらした。

杉浦、桜庭、レネ・デュプリ、NOSAWA論外、大原はじめ、吉岡世起の杉浦軍と拳王、マサ北宮、稲村愛輝、征矢学、覇王、仁王の金剛軍。計12人による抗争で最後に残ったのは日本拳法がベースにある拳王と、総合格闘家のレジェンド桜庭の2人。初めは拳王が得意な蹴りで攻め立てるが、負けじと桜庭が拳王を倒し、グラウンド勝負へ持ち込む。桜庭が足4の字、逆十字など関節技を仕掛けるも拳王はうまくかわし、最後は三角締めをかけようとする桜庭を抑え込み、3カウントを奪った。

拳王はテレビカメラに向かって、「俺たちは時を止めないぞ。これを見ているクソヤローどもに新しいプロレスを、今生きているプロレスを見せ続けるぞ。いいか、今はな娯楽も少なくなってきているかもしれねえけどな、俺たちを見ろ!そして俺たち金剛を見ろ!」と力強く宣言。新型コロナウイルスの影響で興行ができない中でも、何かを発信していく覚悟を示した。

9日は、サムライTVとDDTUNIVERSEでの放送。GHCナショナル王者杉浦貴が中嶋勝彦(32)相手に5度目の防衛戦を行うほか、GHCジュニアヘビー級タッグ選手権で王者HAYATA(32)、YOHEI(31)組と挑戦者鈴木鼓太郎(41)、小川良成(53)組が戦う。

10日は再びAbemaTVでの放送となり、グレート・ムタと謎のキャラクター魔流不死(まるふじ)がタッグを組み、桜庭和志、望月成晃(50)組と対戦。プロレス、格闘ファンのSKE48松井珠理奈(23)がゲスト出演する。

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ノアがテレビマッチ開催、潮崎豪は急性虫垂炎で欠場

潮崎豪(2018年6月10日撮影)

プロレスリング・ノアは29日、5月3、9、10日にテレビマッチを行うと発表した。また、GHCヘビー級王者潮崎豪(38)が急性虫垂炎のため手術を行ったことも発表。術後の免疫力低下で感染症リスクが高まるため、3試合とも欠場する。

3日はAbemaTVでの放送。元W-1の吉岡世紀(32)を新メンバーに加えた杉浦軍、同じく征矢学(35)を加えた金剛が6対6のイリミネーションマッチ、シングル6番勝負で対決する。また、プロレスファン歴30年超の山田邦子(59)がゲスト出演する。

9日はサムライTVとDDTUNIVERSEでの放送。GHCナショナル王者杉浦貴(49)が中嶋勝彦(32)相手に5度目の防衛戦を行うほか、GHCジュニアヘビー級タッグ選手権で王者HAYATA(32)、YOHEI(31)組と挑戦者鈴木鼓太郎(41)、小川良成(53)組が戦う。10日はAbemaTVでの放送で、グレート・ムタと謎のキャラクター魔流不死(まるふじ)がタッグを組み、桜庭和志(50)、望月成晃(50)組と対戦する。この日はプロレス、格闘ファンのSKE48松井珠理奈(23)がゲスト出演する。

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SKE松井珠理奈、MVP棚橋弘至とエアギター共演

プロレス大賞MVPを受賞した棚橋弘至(右)は松井珠理奈とエアギターを披露する(撮影・足立雅史)

大のプロレスファンSKE48の松井珠理奈(21)が17日、都内で行われた「2018年度プロレス大賞授賞式」(東京スポーツ新聞社制定)にプレゼンターとして出席した。

MVPを獲得した新日本プロレス棚橋弘至へ花束を渡し、「私はこれからもプロレスを愛していきたいと思います」とあいさつ。棚橋に求められ、勝利後恒例のエアギターをともに披露した。

プロレス大賞MVPを受賞した棚橋弘至(右)は松井珠理奈とエアギターを披露する(撮影・足立雅史)

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