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35秒殺されたヒョードル、ファイトマネーでは勝利
決勝で敗れたエメリヤーエンコ・ヒョードル(左)(AP)
26日に35秒殺された敗者の元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(42=ロシア)は、勝者より多い30万ドル(約3300万円)のファイトマネーを得たことが28日までに分かった。
ヘビー級GPトーナメント優勝者で、ヘビー級、ライトヘビー級2階級同時制覇したライアン・ベイダー(35=米国)は、15万ドル(約1650万円)のファイトマネーだったという。米カリフォルニア州アスレチック・コミッションが公表した。両者は米ロサンゼルスで開催された米総合格闘技団体ベラトール214大会のメインで、ヘビー級GPトーナメント決勝戦で激突。ヒョードルは1回35秒でKO負けした。
なおUFC2階級制覇王者のダニエル・コーミエが昨年11月30日のUFC230大会でヘビー級王座初防衛した時には400万ドル(約4億4000万円)のファイトマネーだったと米メディアが報じた。(デーブ・レイブル通信員)
UFC佐々木憂流迦1回一本負け、通算戦績4勝5敗
パントーハ(下)をケージ際に追い込む佐々木AlexandreSchneider/ZuffaLLC/UFC
<UFCファイトナイト140大会>◇17日(日本時間18日)◇アルゼンチン・ブエノスアイレス・パルケ・ロカ・アリーナ
フライ級13位佐々木憂流迦(29)が1回一本負けで連勝を逃した。同級5分3回で同級9位アレクサンドル・パントーハ(28=ブラジル)と対戦。立ち上がりこそ積極的に打ち合い、勢いづいたかにみえたが、ケージ際の攻防で腕ひしぎ逆十字固めの危機を脱した直後、今度は裸絞めを仕掛けられた。太い腕が首に巻きつき、逃げ切れずに万事休す-。1回2分18秒、ギブアップによる一本負けを喫した。
パントーハ戦に備え、米ニューヨークを練習拠点に置き、11月3日にニューヨークのマディソンスクエアガーデンで開催されたUFC230大会も視察。格闘技の殿堂で開かれたビッグマッチを間近でチェックし、気持ちを高ぶらせていたが、ランカー対決で白星を挙げられなかった。これで佐々木のUFC戦績は4勝5敗となった。
UFCコーミエ初防衛「史上最高の1人だ」自画自賛
初防衛に成功し、笑顔を見せるUFCヘビー級王者コーミエ(左)PhotobyJeffBottari/ZuffaLLC/ZuffaLLCviaGettyImages
<総合格闘技:UFC230大会>◇3日(日本時間4日)◇米ニューヨーク州ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン
メインイベントのヘビー級タイトルマッチ5分5回で、王者ダニエル・コーミエ(39=米国)が初防衛に成功した。2回2分14秒、裸絞めで挑戦者の同級2位デリック・ルイス(33=米国)からギブアップを奪い、一本勝ちを収めた。
身長190センチと10センチも背の高い挑戦者に対し、コーミエはプレッシャーをかけてテークダウンに成功。立ち上がれても再び片足タックルで倒し、打撃ではなくグラウンドでの勝負に出た。続く2回もテークダウンすると、一瞬の隙を突いて背後に入るとそのまま裸絞めで一本を奪ってみせた。現在保持するライトヘビー級王座のベルトとともにヘビー級王座のベルトも肩にかけたコーミエは「両肩にベルトが2つだ! 今回もこうなると思っていたさ。歴史だね。ダニエル・コーミエこそ史上最高の1人だ」と自画自賛してみせた。
「ルイスとオクタゴンで戦えて光栄に思う」と挑戦者にも敬意を表した上で、その先には人気者の元UFCヘビー級王者との対決を見据える。今年7月にスティペ・ミオシッチを下して史上2人目のUFC2階級同時制覇王者になった直後、金網の中でにらみあった現WWEユニバーサル王者ブロック・レスナーの名を出し「ブロック・レスナーよ、WWEのベルトを持ってここに来やがれ。そうすりゃ、オレはそれも手に入れた気になれるからな。やろうぜ、ブロック!」とアピールしていた。
UFCのレギュラー放送復活 4日特番とNY大会
WOWOWは明日4日午前9時から、UFCレギュラー放送復活を記念する特別番組「UFC IS BACK!究極格闘技が帰ってくる」をWOWOWライブで無料放送する。
お笑い芸人の玉袋筋太郎、俳優松尾諭、格闘家高坂剛、宇野薫というUFCに精通する豪華ゲスト陣が登場する。同11時からは「生中継!UFC-究極格闘技-UFC230inニューヨーク」を独占生放送する。
玉袋筋太郎らUFC展望「動物園なんか行けません」
UFCの魅力を語った松尾、玉袋、宇野(左から)
WOWOWが総合格闘技UFCの放送再開に合わせ、特別番組「UFC IS BACK! 究極格闘技が帰ってくる」(11月4日午前9時~、WOWOWライブで無料放送)の収録を都内で行った。
試合の解説で登場する宇野薫は「次元が変わった」と自身も戦ったオクタゴン(八角形の金網リング)の現状を指摘。「新たな選手が増えた。30代ではなく、20代ですね。最初から総合格闘技というバックボーンを持つ選手がでてきている。演出も、個性も、スタイルもどんどん進化している」と魅力を説いた。
ゲストの玉袋筋太郎は「ブロック・レスナーの復活を見たい」と今後の展開に期待。「もう個体ですよね、大きい動物を見て感動するみたいな。もう、動物園なんか行けません」とまくし立てた。
朝の連続テレビ小説「わろてんか」で人気を博した俳優の松尾諭は、「ぽよぽよした選手が好き。あんこ形対決が楽しみです」と11月4日午前11時からWOWOWライブにて生中継されるUFC230大会(ニューヨーク)のメイン、2階級制覇王者ダニエル・コーミエと挑戦者デリック・ルイスのヘビー級タイトルマッチを楽しみにした。