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田中兄弟・亮明&恒成が酒田合宿「金&4階級」誓う

日本海と青空を背に今後の飛躍を誓った田中恒(左)と田中亮(撮影・相沢孔志)

日本ボクシング界のプロアマをけん引する「田中兄弟」が9~11日の3日間、山形・酒田市内などで合宿を行った。世界3階級王者で、現在はWBO世界スーパーフライ級1位の弟田中恒成(25=愛知・畑中)と、東京五輪フライ級日本代表の兄田中亮明(26=岐阜・中京教員)がトレーニングを公開した。東北から本拠地に帰省した以降も、来る一戦に向けて調整中だ。

合宿最後の練習メニューは遊佐町・西浜海水浴場での砂浜ランニング。青空の下で日本海の潮風に当たりながら、2人は1歩ずつ前に進んだ。「走ることがボクシングの基本」と恒成。同合宿では徹底した走り込みを実施し、陸上競技場やゴルフ場、羽黒山の山頂を目指して2446段の石段も登った。走行距離は1日約30キロを目標に、3日で約100キロを走破した。恒成は「モチベーションは落ちていないけど、1度リフレッシュして、スタートしたい思いがあった。とてもいい合宿になった」と充実した日々を振り返った。

同合宿に至った経緯は、以前から交流があった酒田市内にある「だるま寿司」の店主が、同店の80周年記念イベントのゲストで恒成を招待。また南海キャンディーズの「しずちゃん」こと、山崎静代(41)のボクシングトレーナーを務め、13年に亡くなった酒田市出身の故梅津正彦さん(享年44)が、恒成が所属する畑中ジムと交流があったこともきっかけとなった。同合宿は昨年に続いて2回目だが、今年が初参加の亮明は「人も温かくて、海も山もすごくいいところ。ご飯もおいしくて、夜におすしを食べることが楽しみだった」と人生初の酒田を風土や食でも満喫した。

コロナ禍でプロは7月から興行が可能となったが、恒成は2月に現階級へ変更して以降、試合はできておらず、亮明も東京五輪の延期が決まった。それでも恒成は「今はチャンピオンではない。まずは4階級制覇をしたい」。亮明も「目標は金メダル。来年に(同五輪が)開催してくれるのであれば、モチベーションは下がらない」と意気消沈はしていない。「4階級制覇と金メダル」。港町の期待を背に、2人は夢への挑戦を止めない。【相沢孔志】

◆田中兄弟の近況 弟恒成は今年1月31日、WBO世界フライ級王者を返上し、階級を上げて4階級制覇の意向を明かした。対戦相手には日本人初の4階級王者、WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(31)を希望。6月にはユーチューブ「たなちゃんねるKOsei tanaka」を開設した。兄亮明は3月20日、五輪開催国枠で出場する男子3選手の1人に選出された。

砂浜でランニングをする田中恒(左)と田中亮(撮影・相沢孔志)
砂浜でランニングをする田中恒(左)と田中亮(撮影・相沢孔志)

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田中恒成、連休明けから“ひとりジムワーク”を再開

田中恒成(19年12月撮影)

ボクシングの世界3階級王者田中恒成(24=畑中)が、ゴールデンウイーク(GW)明けにも“ひとりジムワーク”を再開する。所属ジムの元WBC世界スーパーバンタム級王者・畑中清詞会長(53)が電話取材に応じ、田中の近況を伝えた。

田中は昨年大みそかに3度目の防衛に成功したWBO世界フライ級スーパー王者のタイトルを返上。4階級制覇を目指すとし、5月にもスーパーフライ級でノンタイトル戦を行い、年末にタイトル戦のプランが描かれていた。しかし、新型コロナウイルス感染の拡大により、ボクシングは6月いっぱいまで興行中止。当初プランも大幅変更を余儀なくされている。

畑中会長は「ジムは4月から閉めているが、(田中)恒成だけジムを開放していた。でも(緊急事態)宣言が出てからは、(5月)6日まで完全に閉めている」。現時点で宣言の期限は5月6日とされている。会長は「(世間の)情勢を見てからになるが、恒成1人でジムワークを始めることは問題ない」と語った。

ただ、目標とすべき試合は全く見えない状況。畑中会長は「年内に1試合できれば」と現実的な見通し。WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31)とのビッグマッチの可能性も浮上していたが、まずは日常の回復を待ち望む。

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中谷潤人の世界戦延期 国内興行の中止期間を延長

中谷潤人(2020年2月14日撮影)

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内の興行の中止期間を3月末から4月15日に延長すると発表した。

4月4日に東京・後楽園ホールで予定されていたWBO世界フライ級王座決定戦、中谷潤人(M・T)-ジーメル・マグラモ(フィリピン)は延期される。4月16日以降の開催可否は3月13日に検討し、無観客での試合実施は条件付きで認める。4月5日の東日本新人王予選は無観客で開催する。

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中谷潤人が世界初挑戦「チャンス。一発で取りたい」

ボクシングのWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が、4月4日に東京・後楽園ホールで世界初挑戦することが決まり、14日に都内のホテルで会見を行った。同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)とWBO世界フライ級王座決定戦を行う。

三重県出身。デビュー20戦全勝(15KO)の中谷は、中学時代にボクシングを始め、卒業後に単身で米国に留学。元2階級制覇王者の畑山隆則氏らを指導したルディ・エルナンデス・トレーナーから指導を受けてきた。

15年4月に日本でプロデビューし、16年に全日本フライ級新人王を獲得。19年2月には日本同級王座を獲得した。19年10月には元IBF世界ライトフライ級王者のミラン・メリンド(フィリピン)に6回TKO勝ちを収め、初の世界挑戦を引き寄せた。

中谷は「世界で一番の男になるための戦いができる。チャンスなので一発で取りたい。4月4日は信念を持って、悔いのないように戦い、必ず世界王者になります」と意気込みを語った。マグラモについては「器用でパンチがある選手。警戒しながら戦いたい」と話した。今後は17~20日に国内で走り込み合宿を行い、3月上旬からは米国に渡り、スパーリング中心に、試合に向けて仕上げていく。

対戦相手のマグラモは、元WBOオリエンタル同級王者、元WBCインターナショナル同級王者の実績を持ち、戦績は24勝(20KO)1敗。

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田中恒成が優秀選手賞「しっかり準備」井岡戦へ慎重

「2019年度JBC年間表彰」で優秀選手賞を受賞した田中恒成

WBO世界フライ級王座を返上し、4日に4階級制覇挑戦を表明したばかりの田中恒成(24=畑中)が7日、都内の東京ドームホテルで行われた19年度ボクシング年間表彰式に出席。優秀選手賞を受賞した。

5日にはWBOのスーパーフライ級ランキング1位となり、一定期間の間に王者に挑戦できる権利を持つ指名挑戦者として認定された。現在の同級王者井岡一翔(30=Reason大貴)との対戦が期待されるが、田中は「挑戦できるように、しっかり準備したい」と慎重な姿勢を示した。まずノンタイトル戦に臨む予定で、「20年のうちにどういう形でもいいので4階級制覇したい」と語った。

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木村翔2・15再起戦は花形ジム所属、当日試合限定

木村翔(2019年5月14日撮影)

ボクシング前WBO世界フライ級王者木村翔(31)が、花形ジム所属で再起戦に臨むことになった。花形会長が20日に明らかにした。2月15日にフィリピン・マニラで、元WBO世界ミニマム級王者サビーリョ(フィリピン)と世界前哨戦の位置付けで対戦する。

木村は昨年5月の2階級制覇失敗後は、フィリピンや中国で練習していた。元日付で所属していた青木ジムが休会し、その後の所属先が未定だった。フィリピンで試合する場合でも、両国の協定から日本ボクシングコミッションの許可が必要で、そのためには国内のジムに所属する必要があった。

東日本協会会長でもある花形会長が、この試合限定での暫定移籍を引き受けた。昨年12月に協栄ジムが休会した際などにも、試合の決まっていた選手の救済を最優先に同様の措置をとっていた。

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木村翔2・15に再起2戦目 世界前哨戦と位置付け

木村翔(2019年5月14日撮影)

ボクシング前WBO世界フライ級王者木村翔(31)が、2月15日にフィリピン・マニラで元世界王者と再起戦に臨む。5日に中国・上海で発表した。元WBO世界ミニマム級王者メルリト・サビーリョ(35=フィリピン)と対戦する。この一戦を世界前哨戦と位置付けている。

木村は18年のV3戦で田中恒成(24=畑中)に判定負けで陥落した。昨年5月の再起2戦目でWBA世界ライトフライ級で2階級制覇を狙うが失敗した。その後は所属していた青木ジムを離れ、フィリピンや中国で練習している。現在はフィリピン人トレーナーに指導を受けている。

当面はフリーで活動し、今回からマカオ中心に格闘技イベントを展開するマスファイトのサポートを受ける。日本で試合をする場合はジムに所属する必要がある。その時までに移籍先を探す考えだ。

青木ジムは有吉会長と選手、会員との金銭トラブルで、昨年限りで休止して事実上閉鎖となった。代わってReason大貴がDANGAN AOKIに改称して移転した。旧青木ジムの大半の選手、会員も引き継いで6日にオープンする。木村も受け入れる姿勢を示している。

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トロハツ挑戦失敗 早期決着ショックで起き上がれず

3回、田中(左)はトロハツからKOを奪い、王座を防衛する(撮影・加藤諒)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇12月31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界フライ級王者田中恒成(24=畑中)は、同級10位ウラン・トロハツ(中国)に3回KO勝ちし、3度目の防衛を果たした。

KOされた挑戦者のトロハツはしばらく起き上がることができなかった。早期決着にショックを隠しきれない様子で「(田中は)とても速く、パワーもあった」と語った。26歳での世界初挑戦は完敗に終わった。それでも、再戦について聞かれると「もちろんやりたい」と答えた。

3回、田中(右)はトロハツに左アッパーを打ち込みKO勝ち(撮影・山崎安昭)

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井岡V1、恒成V3、吉田V1/トリプル世界戦詳細

<トリプル世界戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ

日本人初の4階級制覇王者井岡一翔(30=Reason大貴)は、WBO世界スーパーフライ級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)を判定(3-0)で下し初防衛に成功した。

井岡一翔判定勝ちジェイビエール・シントロン

【井岡一翔の話】チャンピオンの強さと世界戦の厳しさを教えてやりたかった。息子が生まれて初めての試合。気持ちとしてプレッシャーもありました。

井岡は防衛に成功しリング上で長男を抱き笑顔を見せる(撮影・足立雅史)

【12回】王者井岡が前に出る。再びシントロンのグローブが緩み中断。試合再開。王者井岡が連打。王者井岡がコンビネーション。王者井岡がコーナーに追い詰め圧をかける。シントロンは足を使うので精一杯か。コーナーでお互い激しいパンチの交換。進撃の井岡が気迫のボディー。終盤に王者井岡が連打。判定は決着へ。王者井岡が判定3-0で初防衛に成功!

井岡はシントロンを破り防衛に成功する(撮影・足立雅史)

井岡(中央右)は防衛に成功しシントロンと互いの健闘をたたえ抱き合う(撮影・足立雅史)

【11回】王者井岡が激しく前へ。シントロンのグローブの緩みで試合ストップ。試合再開。シントロンと王者井岡がほぼ相打ち。王者井岡が圧をかけ左ボディー。ロープ際で井岡がガードの上からワン、ツー。終盤には王者井岡がコーナーに追い詰めボディー連打。

11回、シントロン(左)を連打で追い込む井岡(撮影・足立雅史)

11回、グローブを直すシントロン(左)を見つめる井岡(撮影・足立雅史)

【10回】王者井岡の圧にシントロンが上手く足を使えず。王者井岡が左ボディー。シントロンもアッパーで返す。シントロンの手数が少し多くなってきた。シントロン陣営は「とにかく凌げ」と指示。王者井岡の左フックにシントロンが一瞬足を止める。王者井岡が教科書通りのワン、ツーで徹底的にボディー攻め。シントロンはダウン寸前か。王者井岡が変幻自在にシントロンを追い詰める

10回、井岡(左)はシントロンを打ち込む(撮影・足立雅史)

【9回】静かな立ち上がりから王者井岡が懐に入り右。王者井岡が圧をかけ右アッパー。王者井岡がロープ際でガードの上から左右のボディー。シントロンはたまらずクリンチ。王者井岡の右でシントロンが一瞬ふらつく。王者井岡がたたみかけ連打。王者井岡が追って左ボディー。シントロンはジャブですら後退

9回、井岡はシントロンに右ストレートを打ち込む(撮影・山崎安昭)

【8回】変わらず追う井岡と逃げるシントロン。シントロンの左に王者井岡も合わせる。

王者井岡がコーナーで左ボディー。シントロンがスリップ。シントロンの左が王者井岡にヒット。王者井岡も返す。終盤にコーナー付近で激しいパンチの交換

8回、井岡(右)はシントロンを攻める(撮影・足立雅史)

【7回】王者井岡が前に出て右。シントロンも返す。王者井岡はシントロンのパンチが見切れてきた。井岡陣営は「頭を振ってアッパーを絡めていけ」と指示。王者井岡がロープ際でボディー連打。シントロンは王者井岡のボディー攻めに足を上手く使えなくなってきた

【6回】王者井岡が圧をかけ左ジャブ。シントロンの左に井岡は右ボディーを返す。再び王者井岡がボディー。シントロンがくの字に曲がる。王者井岡がロープ際でガードの上から連打。王者井岡は逃げるシントロンを追う。終盤にも王者井岡がガードの上から左ボディー。

【5回】王者井岡はプレッシャーを強めていく。シントロンの左が井岡にヒット。王者井岡が左フック。激しい打ち合いから井岡が左ストレート。立て続けに王者井岡がボディー。シントロンは口が歪み後ろに下がる。王者井岡が右からボディー。王者井岡が果敢に前に出て打ち込んでいく。井岡にはまだ余裕がみられる

5回、井岡(右)はシントロンに連打を浴びせる(撮影・足立雅史)

【4回】お互いにまずは間合いをはかる。相手の懐に入った王者井岡の右ストレートがシントロンにヒット。負けじとシントロンも長いリーチから左ストレート。王者井岡は前に出る。王者井岡がロープ際で連打。シントロンの足が一瞬もつれる。王者井岡がボディーからさらにコンビネーション。王者井岡が徹底的にボディー連打。王者井岡が距離感をつかんでくる

4回、井岡はシントロンに右ストレートを打ち込む(撮影・山崎安昭)

【3回】王者井岡はシントロンの懐に入り込もうとする。王者井岡の左ボディー。続けて井岡が連打。シントロンも返してくる。シントロン接近戦を嫌い足を使う。王者井岡のダブルがヒット。シントロンが左ストレート。井岡は変わらず前につめる。井岡の口から出血。シントロンも顔が腫れてきた

3回、井岡はシントロンに右ボディーを打ち込む(撮影・加藤諒)

【2回】王者井岡はシントロンのリーチの長さにどう対応していくか。王者井岡はやや前に出る。王者井岡が圧をかけ右ボディー。立て続けに王者井岡がガードの上から打ち込む。シントロンがノーモーションで左ストレート。王者井岡にヒット。王者井岡も右ストレートを返す。王者井岡が前に出る。お互い高い技術をみせる

2回、井岡はシントロンに右ストレートを打ち込む(撮影・山崎安昭)

【1回】王者井岡は足を使って距離をはかっていく。王者井岡が右ボディー。王者井岡が再び右ボディー。シントロンも合わせてくる。シントロンの左ストレートが王者井岡に当たる。王者井岡は足を使い様子を見る

【入場】王者井岡はAK-69の生歌で入場

井岡の登場曲を歌うAK-69(撮影・足立雅史)

WBO世界フライ級タイトルマッチ

WBO世界フライ級王者の田中恒成(24=畑中)は同級12位ウラン・トロハツ(26=中国)に3回KO勝ちで3度目の防衛に成功した。

田中恒成3回KOウラン・トロハツ

【田中恒成の話】序盤はジャブでペースを握ろうと。『もうそろそろ(相手との距離を)詰めていいな』と3回から圧力を強めた。いい手応えありました。

田中はトロハツを破り3度目の防衛に成功し笑顔を見せる(撮影・足立雅史)

【3回】王者田中恒成は執着せずに様々なパンチを織り交ぜていく。王者田中恒成が左右のボディー。王者田中恒成がロープ際でワン、ツー。王者田中恒成が左フックから強烈左ボディー。王者田中恒成はさらに圧をかけ連打。王者田中恒成がロープ際で強烈左アッパー。トロハツがダウン。王者田中恒成がKOで3度目の防衛に成功!ゴング後もトロハツはなかなか起き上がれず

WBO世界フライ級タイトルマッチ 3回、田中(右)はトロハツに左アッパーを打ち込みKO勝ち(撮影・山崎安昭)

WBO世界フライ級タイトルマッチ 3回、田中(右)はトロハツに左アッパーを打ち込みKO勝ち(撮影・山崎安昭)

WBO世界フライ級タイトルマッチ 3回、田中(右)はトロハツに左アッパーを打ち込みKO勝ち(撮影・山崎安昭)

【2回】王者田中恒成がプレッシャーを強めていく。王者田中恒成の左ボディーがトロハツにヒット。待ちのトロハツに対し王者田中恒成が上手く細かいパンチを当てていく。王者田中恒成が立て続けに再び左ボディー。王者田中恒成が追って右ストレート。トロハツの顔がやや腫れてきたか

2回、田中(右)はトロハツに右ストレートを見舞う(撮影・足立雅史)

WBO世界フライ級タイトルマッチ 2回、田中(左)はトロハツに右フックを打ち込む(撮影・山崎安昭)

【1回】ドリームボーイのV3戦が幕開け。まずは距離をはかり王者田中恒成が細かいパンチで組み立て。王者田中恒成が懐に入り右ボディー。王者田中恒成が左ジャブ3つ。王者田中恒成がカウンターで左フックを合わせる。

1回、田中(右)はトロハツを攻める(撮影・足立雅史)

WBO世界女子スーパーフライ級タイトルマッチ

WBO女子世界スーパーフライ級王者の吉田実代(31=EBISU K’s BOX)はWBCアジア同級王者シー・リーピン(21=中国)を判定(3-0)で下し初防衛に成功した。

吉田実代判定勝ちシー・リーピン

【吉田実代の話】ふがいない試合をして申し訳ない。ダウンを取れなかったし、まだまだ自分は甘い。いい勉強になった。さらにレベルアップをして、防衛を続けたい。

吉田(左)は石麗萍を破り長女実衣菜ちゃんと笑顔を見せる(撮影・足立雅史)

【10回】王者吉田はこの回も強引に前へ。序盤からお互いに激しい打ち合い。リーピン

の顔が腫れてきた。リーピンの右に王者吉田が左を合わせる。王者吉田がロープ際で連打。最後まで王者吉田の手数は落ちず王者吉田が優勢の試合運び。王者吉田が判定3-0で初防衛に成功!

10回、吉田(左)は石麗萍に強烈な左ストレートを見舞う(撮影・足立雅史)

【9回】王者吉田はまずは距離をはかりカウンターを狙う。リーピンがホールディングで審判から1点減点を告げられる。王者吉田は相手の懐に飛びこむ。王者吉田の手数は減らない

9回、吉田(後方)はリーピンを攻める(撮影・足立雅史)

【8回】王者吉田は懐に入り右ストレート。リーピンのグローブが緩み一度タイム。試合再開。王者吉田のカウンターでワン、ツー。リーピンが一瞬ふらつく。王者吉田が連打でたたみかける。リーピンも何とかパンチを返していく

【7回】王者吉田はリーピンの打ち終わりに細かいパンチを繰り出しながら強引に距離をつめる。王者吉田には当てた後の次が欲しい。王者吉田が左ボディー。リーピンは苦悶の表情。王者吉田が左右のボディーでリーピンの体力を削りリーピンの足が止まってきた

7回、吉田(右)はリーピンに左を見舞う(撮影・足立雅史)

【6回】王者吉田が踏み込んで左フック。リーピンは足を使う。王者吉田が逃がさんとばかりに距離をつめる。王者吉田の左フック。終盤には王者吉田がリーピンをコーナーに追い詰め右ストレート。

6回、吉田(左)は石麗萍に右ストレートを打ち込む(撮影・山崎安昭)

【5回】この回も果敢に接近戦を挑んでいく王者吉田。吉田陣営は「強引にいきすぎるな」と指示。リーピンの大振りの右に王者吉田が左を合わせる。リーピンの手数がやや落ちてくる。

5回、吉田(左)はリーピンを攻める(撮影・足立雅史)

【4回】王者吉田が接近戦を嫌うリーピンに対してひたすら距離をつめていく。リーピンの右フックに王者吉田が左を合わせる。王者吉田に左フックがリーピンにヒット。王者吉田が終盤に圧をかけ再び連打

【3回】序盤はお互いに距離をはかっていく。王者吉田はリーピンの打ち終わりを狙う。

終盤には両者再び激しい打ち合い

3回、吉田(左)は石麗萍に左ストレートを打ち込む(撮影・山崎安昭)

【2回】お互いに激しいパンチの交換。王者吉田が圧をかけ右フック。大降りでパンチを繰り出すリーピンに対し王者吉田は距離をつめていく。リーピンの右ボディーに王者吉田が左でカウンターを合わせる。終盤には王者吉田がリーピンをコーナーに追い詰め連打。

【1回】王者吉田は序盤から距離を詰めて細かいジャブを出していく。王者吉田はリーピンの懐に入りこもうとする。王者吉田がワン、ツー。リーピンも返していく。

1回、吉田(左)はリーピンを攻める(撮影・足立雅史)

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田中恒成「気持ちよく年を越せます」失神KOで防衛

田中恒成はウラン・トロハツを破って王座を防衛し、肩車で祝福される(撮影・加藤諒)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

王者田中恒成(24=畑中)が、失神KOで3度目の防衛に成功した。同級10位ウラン・トロハツ(26=中国)を序盤から圧倒。3回に強烈な左アッパーでダウンを奪い2分29秒、カウントアウトした。田中は15勝(9KO)無敗。具体的なプランは避けたが、20年はスーパーフライ級に上げての4階級制覇へ、意欲を示した。

   ◇   ◇   ◇

挑戦者は横たわったまま動かない。3回、田中の右からダブルの左アッパーがさく裂。戦意を失ったトロハツにレフェリーは10カウントを告げた。王者は「いい試合で満足している。気持ちよく年を越せます」と会心の勝利を堪能した。

今回のテーマに掲げたジャブが機能した。「下(腹部)を嫌がっているのが分かった」と2回はボディー攻め。動きを止めてアッパーで仕上げた。「1ラウンド目から支配できたから早い回にKOできた。地に足をつけて打てたのでよかった」。畑中清詞会長(52)は「今までの世界戦で1番じゃないか」と絶賛した。

「もうひと皮むけたい」。世界最速タイの12戦目で3階級制覇、無敗で王座に君臨しても「勝ち続けても、もやもやする試合ばかり」と言う。要因は「体調よく試合に臨んだことはほとんどない」というコンディション作りにある。前回、8月のゴンサレスとのV2戦で勝利もダウンを食らった。「体調がダメだった。減量、苦手なんですよね」。食生活を見直し、減量の幅を10キロ内に抑えた。

父の斉トレーナー(52)は「自分で痛い思いをしたから。何時に何cc飲んだかとかすべてメモってる」と自己管理の徹底ぶりを明かす。10キロ以降は歩いていた苦手なロードワークも最高15キロに距離を延ばした。自分で覆っていた殻を打ち破り、圧勝劇につなげた。

20年。畑中会長は「来年中に4階級(制覇)に向かいたい気持ちはある」と言った。新たな挑戦は田中も望むところ。「チャレンジして負けてなのか、勝ち続けてかは分からないが、どんな形でも変化を起こしたい」と強く誓った。【実藤健一】

◆田中恒成(たなか・こうせい)1995年(平7)6月15日、岐阜県多治見市生まれ。幼少期から空手をはじめ、中京高(岐阜)でインターハイ、国体優勝。13年11月にプロデビュー。14年4月に中京大進学。同年10月、4戦目で東洋太平洋ミニマム級王者、15年5月、日本選手最速の5戦目でWBO世界同級王座を獲得。16年大みそかに同ライトフライ級王者、18年9月に同フライ級王座を獲得し世界最速タイ12戦目で3階級制覇。身長164・2センチの右ボクサーファイター。

田中恒成はウラン・トロハツを破って王座を防衛し、チャンピオンベルトを巻いてガッツポーズ(撮影・加藤諒)

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田中恒成が3度目防衛、貪欲に進化求め無傷15連勝

3回、田中(左)はトロハツからダウンを奪いKO勝ちする(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

王者田中恒成(24=畑中)が3度目の防衛に成功した。同級10位ウラン・トロハツ(26=中国)を3回KOで下した。最高の形で19年を締めくくった。

試合後は「序盤はジャブでペースを握ろうと。『もうそろそろ(相手との距離を)詰めていいな』と3回から圧力を強めた」余裕の表情。「いい手応えありました」とフィニュッシュブローの左アッパーを振り返った。

試合前は「今回(の試合)に向けていい練習が積めた。自分自身との戦いをテーマに置いている」と話していた。さらなる進化へ、新たな試みに取り組んだ。「有酸素系の運動が嫌い」とこれまでロードワークは10キロまでと決めていたが「今回は11、12キロ、15キロいった」。田中いわく「10キロ以上は走らんと決めていた。嫌いやから。イヤだからいつもやめていたが、(超えた時に)やれた実感があった」。自身で覆っていた殻を打ち破った。

そしてジャブ。「今までジャブで差し負けることが多かった。スピードを意識しながらスピードを生かせず、最後はパワーでねじ伏せるパターン。倒すパンチじゃなく、ペースをつかむためのジャブです」。新たなボクシングスタイルを構築してきた。

これで無傷の連勝を15に伸ばした。最高の年越しを迎え、20年は新たな挑戦に臨む。

◆田中恒成(たなか・こうせい)1995年(平7)6月15日、岐阜県多治見市生まれ。幼少期から空手をはじめ、中京高(岐阜)でインターハイ、国体優勝。13年11月にプロデビュー。14年4月に中京大進学。同年10月、4戦目で東洋太平洋ミニマム級王者、15年5月、日本選手最速の5戦目でWBO世界同級王座を獲得。16年大みそかに同ライトフライ級王者、18年9月に同フライ級王座を獲得し世界最速タイ12戦目で3階級制覇。身長164・2センチの右ボクサーファイター。

田中はトロハツを破り3度目の防衛に成功し笑顔を見せる(撮影・足立雅史)

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田中恒成が計量クリア 中国語で「私は天才です」

前日計量をパスしてポーズを決める世界フライ級王者の田中恒成。奥は挑戦者のウラン・トロハツ(撮影・丹羽敏通)

WBO世界フライ級王者田中恒成(24=畑中)が30日、都内ホテルで前日計量に臨み、リミット50・8キロでクリアした。大みそかに同級10位ウラン・トロハツ(26=中国)と3度目の防衛戦(東京・大田区総合体育館)に臨む。

田中は「いい仕上がり。自信を持って臨めます」とキッパリ。その言葉を実証するように、中京大在学時に学んだ中国語で「私は田中恒成です。大学で中国語を学びました。私は天才です」と披露した。大学で中国語は通常2年+1年学んだと明かし「やっと出すときがきた」。余裕を持ってV3を狙う。

前日計量をパスして握手を交わす世界フライ級王者の田中恒成(右)と挑戦者のウラン・トロハツ(左)(撮影・丹羽敏通)
前日計量をパスして写真に納まる世界フライ級王者の田中恒成(右)と挑戦者のウラン・トロハツ(左)(撮影・丹羽敏通)

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田中恒成、予備検診異常なし「KOしたい」防衛戦へ

予備検診を受ける田中。後方はウラン・トロハツ(撮影・山崎安昭)

WBO世界フライ級王者田中恒成(24=畑中)が29日、都内のワタナベジムで予備検診に臨み、異常なしの診断を受けた。大みそかに同級10位ウラン・トロハツ(26=中国)戦(東京・大田区総合体育館)と3度目の防衛戦に臨む。

田中は「体調はすごくいいです。特に気にするところはない」と自信のコメント。「しっかり練習してきたし、状況に応じた戦いで必ずKOしたい」と宣言した。

予備検診を終えてポーズを決める田中(左)とウラン・トロハツ(撮影・山崎安昭)

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井岡に挑むシントロン「100%以上」王座奪取宣言

ミット打ちをするジェイビエール・シントロン

ボクシングの大みそかの世界戦に出場する外国人選手が28日に都内で練習を公開した。WBO世界スーパーフライ級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)は、日本人初の4階級制覇王者井岡一翔(30=Reason大貴)に挑戦する。練習ではシャドー、ミット打ち、サンドバッグ打ちに縄跳びで汗を流し、プロ13戦目で世界王座奪取へ自信を見せた。

ボクサーだった父を見て、5歳でボクシングを始め、母もレフェリーという。アマでは260勝14敗で、右腕にオリンピック(五輪)マークのタトゥーを入れている。12年ロンドン、16年リオデジャネイロと同国では初めて連続出場した。「コンディションはとてもいい。いろんな国へ行っているので寒さ問題ない」と話した。

WBO世界フライ級王者田中恒成(畑中)と8月にダウン応酬を演じたジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)らと、70~80回のスパーリングを消化してきた。WBOで2階級制覇したイヴァン・カルデロン・トレーナーは「2度五輪に出て非常に優れた選手。さまざまなシチュエーションに対応できるように指導した」という。

シントロンは「子供の頃からプロの世界王者が夢だった。井岡は偉大だが、攻撃的にこようが、ボクシングをしてこようが対応できる。練習してきたことを出して勝ちたい。自信は100%以上」と宣言した。

オレの腕が上がるとアピールするジェイビエール・シントロン(左)とイバン・カルデロン・トレーナー

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田中恒成“脱・自分”で3度目防衛へ「必ずKO」

V3戦の公開練習前に会見するWBO世界フライ級王者田中(撮影・実藤健一)

WBO世界フライ級王者田中恒成(24=畑中)が“脱・自分”で3度目の防衛を果たす。

大みそかの同級12位ウラン・トロハツ(26=中国)戦(東京・大田区総合体育館)に向け、名古屋市内の所属ジムで練習を公開した。1ラウンドのシャドー、ミット打ちのみだったが、「今回(の試合)に向けていい練習が積めた。自分自身との戦いをテーマに置いている」と話した。

“脱・自分”はランニングの距離だった。「有酸素系の運動が嫌い」と走り嫌いで、これまでロードワークは10キロまでと決めていた。「10キロいった後は歩いて帰ってた」のが「今回は11、12キロ、15キロいった」と明かす。

苦手への田中ならではの挑戦だった。「10キロ以上は走らんと決めていた。嫌いやから。イヤだからいつもやめていたが、(超えた時に)やれた実感があった」。自身で覆っていた殻を打ち破った。

挑戦者のトロハツと対面し「思ったより若かった」と苦笑い。19年を締めくくる大みそか決戦へ、「必ずKOしたい」と意気込んだ。

3度目の防衛戦に向け練習を公開したWBO世界フライ級王者田中(撮影・実藤健一)

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井岡一翔「熱い試合で」大みそかV1戦は息子と共闘

調印式を行う井岡(左)。同3人目はシントロン(撮影・横山健太)

ボクシング4階級制覇王者井岡一翔(30=Reason大貴)が、息子と共闘でV1を宣言した。31日の東京でのトリプル世界戦調印式イベントが、25日に羽田空港内で行われた。

WBO世界スーパーフライ級王者として、同級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)との対戦。8月に長男磨永翔(まなと)君が生まれ、米ラスベガス・キャンプにも同伴。トランクスにも名前を入れて戦う決意を明かした。

   ◇   ◇   ◇

井岡がパパとしての決意を力強く披露した。「父親となり、息子のために必ず勝ちたい。勝っている姿を見せたい。トランクスにも磨永翔の名前を入れて戦う。気も引き締まる」。王座を獲得した前回の渋谷109に続くイベントで、ファンに必勝防衛を宣言した。

6月に再挑戦で日本人初の4階級制覇を果たした。直後に元モデルの女性(31)と晴れて再婚した。8月には第1子が生まれた。夫人の名は公表していないが、長男の名は堂々と明かした。

10月19日から20日まできっちり2カ月、ラスベガスでキャンプを張った。前回は身重の夫人も同伴していたが、今回は生後間もない長男も連れて行った。夫人からは食事など身の回りの世話、息子からは癒やしと活力を与えてもらった。

3階級制覇の井上尚弥も息子の名をトランクスに入れ、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)を制している。戦う男にとって、家族は何よりの支えと励みになる。

セミファイナルのWBO世界フライ級王者田中、復帰した元4階級制覇王者ゴンサレス(ニカラグア)が対戦に名乗りを上げている。「これをクリアすれば、統一戦などの視野が広がる。その時が来れば」と答えた。

その前に、約25秒にらみあったシントロンを倒す。「五輪に2回出てプロでは負けなし。楽しみ。熱い試合で今年最後を締めくくりたい」。8度目となる大みそか決戦を待ち焦がれた。【河合香】

ポーズを決める井岡(左から2人目)とシントロン(同3人目)。左からラウンドガールの保科凜と2人おいてウェディシンハ理沙(撮影・横山健太)
羽田空港でフェイスオフをする井岡(左)とシントロン(撮影・横山健太)
意気込みを語る井岡(左)。右はシントロン(撮影・横山健太)
フェイスオフをする井岡(左)とシントロン(撮影・横山健太)

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田中恒成「少し自分より小さい」トロハツと調印式

フェイスオフをする田中(左)とウラン・トロハツ(撮影・横山健太)

大みそかのボクシング・トリプル世界戦の宣伝イベントが、25日に羽田空港内で行われた。WBO世界フライ級王者田中恒成(24=畑中)は東京・大田区総合体育館でのセミファイナルで、同級12位ウラン・トロハツ(26=中国)を相手に3度目の防衛戦に臨む。

田中は名古屋から日帰りで出席にも「何かしらイベントで盛り上がるのはいいこと」と、ファンを前に調印式とフェースオフに臨んだ。初対面したトロハツと約40秒ほど向き合ったが「少し自分より小さいかな」との印象だった。試合に向けては「落ち着いていて、いい試合になる。つまらない試合には間違いなくならない。気持ちを前面に出していく」と話した。

トロハツは「日本で田中と対戦できて光栄。強くて大きいいい選手だが、自信はある。勝ちたい」と抱負を話した。

ポーズを決める田中(左)とトロハツ(撮影・横山健太)

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井岡一翔「勝つ姿を」トランクスに長男の名前初入れ

フェイスオフをする井岡(左)とシントロン(撮影・横山健太)

大みそかのボクシング・トリプル世界戦の顔合わせイベントが、25日に羽田空港内で行われた。

日本人初の4階級制覇王者井岡一翔(30=Reason大貴)が、東京・大田区総合体育館でのV1戦で、WBO世界スーパーフライ級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)を迎え撃つ。渋谷109での前回に続いて、ファンを前に調印式とフェースオフに臨んだ。

井岡は10月から米ラスベガスで2カ月間、恒例のキャンプをこなし、20日に帰国していた。「スパーリングを中心に練習し、自分自身とも向き合い、勝つための準備をしてきた。今はベストで挑めるように整えている」と話した。

4階級制覇を達成した直後には、元モデルの女性と晴れて再婚した。8月には長男・磨永翔(まなと)君も生まれた。キャンプには2人を同伴し、サポートと癒やしを受けた。「父親になり、息子に勝つ姿を見せたい」と誓う。トランクスにも長男の名前を初めて入れると明かし「気も引き締まる」と決意を口にした。

セミファイナルではWBO世界フライ級王者田中恒成(24=畑中)がV3戦に挑む。WBO総会で来日したフランシスコ・バルカルセル会長(71)は、来年井岡に田中が4階級制覇へ挑戦する一戦を後押しすると発言した。さらに23日に約1年3カ月ぶりで復帰した元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(32=ニカラグア)も、標的の1人に井岡の名を挙げた。井岡は「今はこの戦いに集中している。クリアすれば、次の防衛や統一戦に視野が広がる。ないわけではない。その時が来れば」と答えるにとどまった。

初対面のシントロンとは約25秒間にらみ合った。「イメージは変わらない。五輪に2回出て、プロでは負けなし。試合が楽しみ。熱い試合で今年最後を締めくくりたい」と、8度目となる大みそかの試合を待ち焦がれた。

ポーズを決める井岡(左から2人目)とシントロン(同3人目)。左からラウンドガールの保科凜と2人おいてウェディシンハ理沙(撮影・横山健太)

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ペタルコリン、王座返り咲きへ自信「最高の状態」

23日のWBC世界ライトフライ級王座挑戦に向け、練習を公開した同級12位ペタルコリン

23日に横浜アリーナでボクシングWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)に挑戦する同級12位ランディ・ペタルコリン(27=フィリピン)が18日、都内のジムで練習を公開した。

デング熱の疑いなど体調不良を訴えたIBF世界同級王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)に代わり、先月22日に寺地への挑戦が決まった。調整期間は約1カ月と短かった元WBA世界同級暫定王者だが「最高のコンディションにある。試合に向けてワクワクしている23日が楽しみだ」と王座返り咲きへの自信を示した。

約3カ月前、WBO世界フライ級王者田中恒成(畑中)の練習パートナーとして1度来日済み。日本人のファイトスタイルにも対応できる手応えを口にし「私の強みは経験。今回も役立つと思う。必ず(KOで)フィニッシュするのが理想の展開」と意気込んだ。母国で70回ほどのスパーリングを集中的に消化。パートナーには前WBO世界ミニマム級王者ビック・サルダール(フィリピン)も含まれていたという。ホセ・バレンデス・トレーナーは「ハードワークしてきた。コンディションは仕上がっている」と太鼓判を押していた。

バレンデス・トレーナー(左)と軽快なミット打ちをみせる元WBA世界ライトフライ級暫定王者ペタルコリン
陣営とともに来日した元WBA世界ライトフライ級暫定王者ペタルコリン(中央)

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井岡一翔ら大みそか世界戦ラウンドガールが大会PR

大みそかに行われるWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔の初防衛戦でラウンドガールを務める保科凜(左)とウェディシンハ理沙(撮影・小沢裕)

大みそかに東京・大田区総合体育館で開催されるボクシングWBOトリプル世界戦でラウンドガールを務める宮城県出身の保科凛さん(23)と大阪府出身のウェディシンハ理沙さん(28)が17日、東京・中央区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、大会をPRした。

先月末に開催された最終オーディションで選ばれた2人は25日に羽田空港国際線ターミナルで予定されるフェースオフイベント用の特別コスチュームで来社。ウェディシンハさんがブラック、保科さんがホワイトの水着を着用した。

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔の初防衛戦、WBO世界フライ級王者田中恒成の3度目防衛戦、WBO女子世界スーパーフライ級王者吉田実代の初防衛戦でラウンドガールを担当する。保科さんは「井岡選手が海外のラスベガスで合宿しているそうなので、本当に日本でのファイトが楽しみです」と声を弾ませれば、ウェディシンハさんは同じ名古屋在住の田中がイチオシで「田中選手の東京で試合することが久しぶりなので、その姿を見ていただきたいです」と見どころを口にした。

今回のラウンドガール決定後、保科さんは人生初のエステに通い始め「少しでも見栄えを良くしたくて、痛いのですが育乳をしています」と明かす。また食事で肉類を多く摂取し、プロポーションのキープに集中している。またモデル経験がないウェディシンハさんは自宅で腹筋、スクワットでさらに健康美を追求。「ラウンドガールに決まってから友人に『モデルを目指しているの?』と言われましたが、みんな応援してくれるのでやりがいがあります」と気合十分だ。

25日のフェースオフイベントは一般にも公開されるため、保科さんは「イベントとともに、私の親しみやすい笑顔も見てください」とチャームポイントを強調。ウェディシンハさんは「写真だけではなくて、本物の私も見に来ていただけたら、うれしいです」とはにかんでいた。

大みそかに行われるWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔の初防衛戦でラウンドガールを務める保科凜(左)とウェディシンハ理沙(撮影・小沢裕)
大みそかに行われるWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔の初防衛戦でラウンドガールを務める保科凜(左)とウェディシンハ理沙(撮影・小沢裕)

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