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【超RIZIN】パッキャオ氏が登場 朝倉未来を称賛「ものすごいポテンシャルとパンチ力」

入場するマニー・パッキャオ氏(撮影・滝沢徹郎)

<格闘技イベント:超RIZIN>◇25日◇さいたまスーパーアリーナ

朝倉未来-フロイド・メイウェザーのエキシビションマッチの試合前に、ボクシング時代のメイウェザーの最大のライバルで、史上最多の世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ氏(フィリピン)がリングに上がった。「同じアジア人として朝倉さんをサポートしています。彼はフィリピンまでボクシング技術を学びにきた。ものすごいポテンシャルとパンチ力がある。楽しみに見てください」と、朝倉の応援に駆けつけたことを明かした。

メイウェザーとパッキャオ氏は、15年5月に米ラスベガスで行われた世界ウエルター級王座統一戦で対戦。WBO王者マニー・パッキャオ氏を判定で下したWBAスーパー王者だったメイウェザーは、ファイトマネー1億2000万ドル(約144億円)に、PPVの売り上げの歩合を加算した2億3000万ドル(約276億円)を手にした。

パッキャオ氏は前日24日に都内で行われたメイウェザーの会見にもサプライズ登場。「フロイド選手のコンディションもいいし、衰えていないので、明日のエキシビションは楽しいものになる。2人を比べると、朝倉選手の方が失うものがないので、必死にやってくれる。また、パンチが強いのでメイウェザーも気を付けた方がいいと思います」と朝倉への期待を口にした。

さらに朝倉の戦い方について「思い切りプレッシャーをかけて、メイウェザーが次のことを考えさせないようにプレッシャーをかけることだ。彼が何をするか考えるよりも前に思い切り、勢いで戦うということ」とアドバイスを送っていた。

入場するマニー・パッキャオ氏(撮影・滝沢徹郎)

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【超RIZIN】ボクシングで1000億円超、引退後も150億円…メイウェザーの「ザ・マネー」人生

22年9月21日、会見で意気込みを語るメイウェザー

フロイド・メイウェザー(米国)は、プロボクシング5階級制覇王者で50戦全勝(27KO)の完璧な戦績を残して17年に引退した。現役時代にはオスカー・デラホーヤ、サウル・アルバレス、マニー・パッキャオら、そうそうたる顔触れと数々の『スーパーファイト』を勝ち抜き、ファイトマネーとペイ・パー・ビュー(PPV)の売り上げの歩合を含めて総額8億ドル(約1000億円)以上を稼ぎ出したと言われる。

金メダル候補だった96年アトランタ五輪は、フェザー級で出場した銅メダル。同年のプロデビュー戦の報酬は2500ドル(約25万円)だった。金額が一気に急上昇したのが、07年にWBC世界スーパーウエルター級王者オスカー・デラホーヤ(米国)を撃破して無敗で5階級制覇を達成した一戦。判定勝ちしたメイウェザーはPPVの歩合も含めて2500万ドル(約30億円)を稼ぎ出した。

その後もスーパーファイトの主役として不敗を続けて、13年にはケーブルテレビのショータイムと6試合2億ドル(約200億円)の大型契約を締結した。

15年5月の世界ウエルター級王座統一戦で、史上最多6階級制覇のWBO王者マニー・パッキャオを判定で下したWBAスーパー王者だったメイウェザーは、ファイトマネー1億2000万ドル(約144億円)に、PPVの歩合を加算した2億3000万ドル(約276億円)を手にした。当時のボクシング史上最高額の報酬だった。

この報酬額を上回ったのが、17年8月の総合格闘技のUFC2階級制覇王者コナー・マクレガー戦との現役最後の試合。メイウェザーは1億ドルのファイトマネーと、PPVの売り上げの歩合を換算して2億7500万ドル(約325億円)を稼いだと言われる。

引退後も、メイウェザーの『50戦不敗の5階級制覇王者』という威光は、衰えなかった。その金看板と知名度に、ボクシング界以外のプロモーターや格闘技団体などからオファーが相次ぎ、メイウェザーもボクシングルールを前提とした『エキシビション』でリングに上がり、稼ぎ続けた。

以下はあくまで本人の発言によるものだが、18年12月の那須川天心戦では、後に「139秒間に900万ドル(9億9000万円)を稼いだ」(英紙ザ・サン)と語っている。

21年6月の人気ユーチューバーのローガン・ポールとの一戦では、試合後に「これは合法的な銀行強盗だ」と語り、スポンサー収入3000万ドルを含む1億ドル(約110億円)を稼いだと主張した。

22年5月にUAEで開催されたドン・ムーア戦では本人の発言はなかったが、コーチのジェラルド・タッカー氏がインスタグラムで「少なくとも1000万ドル(約13億円)を稼いだ」と明かしている。

今回の朝倉未来戦ではRIZINの榊原信行CEOが「前回は超えています」と説明。「2桁(億円)か」という問い掛けに「そうです」とうなずき、日本円で10億円を超えていることを認めた。

そうするとメイウェザーは引退後のエキシビション4試合だけで、すでに日本円で150億円近くの報酬をかせぎ出していることになる。

すでに45歳。ポール戦、ムーア戦を見る限り、往年のスピードやパンチの切れはない。それでも勝ち続けているのは、ボクシング技術の未熟な格闘技系の選手たちと、ボクシングルールのエキシビションという自らの土俵で戦い続けているからだ。

レジェントとして名前を残す幾多の名ボクサーでさえ、決定打を当てることができなかったメイウェザーのディフェンス技術を、格闘技系の選手が打ち破るのは至難の業。

「マネー」の異名を取るメイウェザーの「合法的な銀行強盗」は、彼が一敗地にまみれるまで、続くのだろう。(レートは当時の換算)

22年9月21日、会見を終え互いをにらみつける朝倉未来(右)とメイウェザー
22年9月21日、会見で意気込みを語る朝倉未来

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【RIZIN】パッキャオ、朝倉未来は「パンチ強い、メイウェザーも気を付けた方が」/一問一答

メイウェザー(左)と握手を交わすパッキャオ(撮影・足立雅史)

超RIZINは9月25日、さいたまスーパーアリーナで開催される。大会前日の24日、総合格闘家の朝倉未来(みくる、30)と、エキシビションで対戦するプロボクシング元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(45=米国)が会見に臨んだ。試合はパンチのみの3分3ラウンド制のスタンディングバウトで行われる。

会見にはボクシング時代のメイウェザーの最大のライバルで、史上最多の世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)がサプライズ登場。今回のエキシビションに備えて、フィリピンで朝倉にボクシング技術を伝授したことから「今回は朝倉さんを応援に駆けつけました」と話し、朝倉のサポートをすることを明かした。

メイウェザーとパッキャオは、15年5月に米ラスベガスで行われた世界ウエルター級王座統一戦で対戦。WBO王者マニー・パッキャオを判定で下したWBAスーパー王者だったメイウェザーは、ファイトマネー1億2000万ドル(約144億円)に、PPVの売り上げの歩合を加算した2億3000万ドル(約276億円)を手にした。

以下はパッキャオの一問一答。

-来日の目的は

パッキャオ 朝倉選手の応援に駆けつけました。彼はフィリピンのジムまで来て、ボクシングの技術を教わったり、いろんな質問をしてきたのでサポートしていきたいと思っています。フロイド選手のコンディションもいいし、衰えていないので、明日のエキシビションは楽しいものになる。私は同じアジア人として朝倉選手を応援していきたい。

-メイウェザーと戦い、朝倉とも練習しているが、朝倉のパンチはメイウェザーに当たるか?

パッキャオ 2人を比べると、朝倉選手の方が失うものがないので、必死にやってくれる。また、パンチが強いのでメイウェザーも気を付けた方がいいと思います。

-メイウェザーの弱点は?

パッキャオ (弱点についての回答はなく)思い切りプレッシャーをかけて、メイウェザーが次のことを考えさせないようにプレッシャーをかけることだ。彼が何をするか考えるよりも前に思い切り、勢いで戦うということ。朝倉選手にメイウェザーをいっぱい殴ってほしい。それを楽しみにしている。

-朝倉にどんなボクシング技術を伝授したのか?

パッキャオ フットワーク、たくさん殴ることと、カウンターパンチを、1日の練習ですけど、教えました。

記念撮影に臨むメイウェザー(左)とパッキャオ(撮影・足立雅史)
会見に臨むメイウェザー(左)とパッキャオ(撮影・足立雅史)
メイウェザー(左)とグータッチを交わすパッキャオ(撮影・足立雅史)
会見に臨むメイウェザー(撮影・足立雅史)
会見に臨むメイウェザー(撮影・足立雅史)
22年9月21日、会見を終え互いをにらみつける朝倉未来(右)とメイウェザー

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体重超過で王座剥奪スティーブンソンが判定勝ち WBC、WBO世界Sフェザー級王座は空位に

<プロボクシング:WBC、WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦>◇23日(日本時間24日)◇米ニュージャージー州ニューアーク・プルデンシャルセンター

体重超過で王座剥奪された前WBC、WBO世界スーパーフェザー級王者シャクール・スティーブンソン(25=米国)が挑戦者のWBC、WBO2位ロブソン・コンセイソン(33=ブラジル)に判定勝ちを収め、2つの王座は空位となった。

サウスポースタイルから的確なパンチをヒットさせたスティーブンソンは4回終了間際、左ボディーでダウンを奪うなど、フルランドで主導権を握り続け、3-0の判定勝利を収めた。試合はコンセイソンの勝利のみ王座獲得の変則タイトル戦だった。

挑戦者のクリンチに不満を持ち、9回には反則で減点1も受けたスティーブンソンは「彼は本当に不器用でタフ。生き残る方法を知っている。私は戦おうとしたし、殴りたかった。だが彼はつかんできた。自分は本当にタフであることが分かった」と振り返った。22日(同23日)に同地で行われた前日計量でリミット(58・9キロ)を約700グラムオーバー。2時間の猶予も「健康が第一」と行使せず、2本の世界ベルトを手放した。今後はライト級転向を希望している。

スティーブンソンは「ライト級で世界王者と戦わなければならない」と気合十分。10月15日に予定される4団体統一同級王者デビン・ヘイニー(米国)-前3団体統一同級王者ジョージ・カンボソス(オーストラリア)戦の勝者との対戦を希望し「その勝者をロックオンしたい。(元3団体統一同級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とも戦いたい」と野望を口にしていた。

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無敗の統一王者スティーブンソン、体重超過で世界ベルト2本剥奪 1階級上のライト級転向を表明

プロボクシングWBC、WBO世界スーパーフェザー級王者シャクール・スティーブンソン(25=米国)が体重超過で王座を剥奪された。

23日(日本時間24日)、米ニューヨークでWBC、WBO2位ロブソン・コンセイソン(33=ブラジル)との防衛戦を控えていたが、22日(同23日)に同地で行われた前日計量でリミット(58・9キロ)を約700グラムオーバー。2時間の猶予も「健康が第一」と行使せず、2本の世界ベルトを手放した。

試合はスティーブンソンが勝てば王座は空位、約58・7キロで計量クリアしたコンセイソンが勝てば新王者となる。

スティーブンソンは18勝(9KO)無敗の2団体統一王者で「サウスポー版のメイウェザー」「次代のメイウェザー」と言われるほどのボクシングスキルがある。

自らの公式SNSを通じ、スティーブンソンは「全力は尽くした。私はもうスーパーフェザー級の体を作ることはできない。私はライト級に上げる」と1階級上を主戦場にすると表明していた。

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WBOフライ級王者中谷潤人が米合宿で200回以上スパー、11・1スーパーフライ級転向へ初戦

米ロサンゼルスでスパーリング合宿中のWBO世界フライ級王者中谷潤人(左)(M.Tジム提供)

プロボクシングWBO世界フライ級王者中谷潤人(24=M.T)がスーパーフライ級初戦へ、すでに200回以上のスパーリングを消化した。11月1日、さいたまスーパーアリーナで、1階級上のWBO世界同級3位フランシスコ・ロドリゲス(29=メキシコ)との同級10回戦を控え、米ロサンゼルスで約2カ月間のロング合宿中。20日までにオンラインで報道陣の取材に応じた中谷は「本当にスーパーフライ級でトップの選手なので気合が入っている」と声をはずませた。

8月14日に渡米してから、主に午前中にスパーリングを消化。週3~4日、1日6回以上の実戦トレを積んでいるという。中谷は「本当にたくさんスパーリングやっているのですごく良い経験ができている。1週間前には12回もやりました。計200回ぐらいになるかな」と涼しい表情。「いろいろな人種の選手とやっているので特徴を探りながら、対応しながらやっています」と米国での実戦トレ効果を口にした。

ロドリゲスは21年9月にWBO世界同級王者井岡一翔(志成)に挑戦した経験のある元世界ミニマム級王者。井岡と競り合って判定負けしている。ボクシングファンから試合内容を比較されることも織り込み済みだ。中谷は「もちろん、比べられるということはあると思う。その時の最高のパフォーマンスを出したい。自分の長い距離で組み立てていければ」と意欲をみせた。

減量苦が少なくなることは中谷にとって大きなプラス材料となる。「本当にこれまで以上に力を発揮できると思うし、良いパフォーマンスを発揮したい。ワクワク感もある。スピードとパワーがつくと思う」とスケールアップしたファイトを見せるつもりだ。弟龍人マネジャーも帯同する米ロングラン合宿は10月3日に打ち上げる予定。その後、帰国して国内調整し、さいたまスーパーアリーナの大舞台に備える。

WBO世界フライ級王座は保持したまま、スーパーフライ級初戦に臨むという。来年以降の世界2階級制覇を見据え、中谷は「(スーパーフライ級の)チャンピオンなら誰とでもやりたい。段階的に良いパフォーマンスをしていけたら」と気合十分だった。【藤中栄二】

米ロサンゼルスのジムでサンドバッグ打ちするWBO世界フライ級王者中谷潤人(M.Tジム提供)
弟龍人マネジャー(右)とともに米ロサンゼルス合宿中のWBO世界フライ級王者中谷潤人(M.Tジム提供)

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井上尚弥がパッキャオ出世ジム拠点の米合宿から帰国 12月予定の4団体統一戦へ心身ともに触発

自身初となる米スパーリング合宿を終えて帰国したWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(右)と元WBC世界同級暫定王者の弟拓真

ボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が、元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)の出世ジムを拠点に、自身初の米スパーリング合宿を敢行した。6日から元WBC世界同級暫定王者の弟拓真(26=大橋)らと米ロサンゼルスに入って約2週間、実戦練習。18日に帰国した井上はパッキャオが調整したワイルドカードジムで世界ランカーらと計28回のスパーリングを消化したと報告した。

   ◇   ◇   ◇

収穫たっぷりの表情で井上が米国から帰国した。父真吾トレーナー、元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーのもと、弟拓真、元日本、WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者のいとこ浩樹らと約2週間、米ロサンゼルスに滞在。パッキャオとタッグを組んできた名伯楽フレディ・ローチ・トレーナーの経営するワイルドカードジムを拠点に世界ランカーら6人と計28回のスパーリングを消化してきた。

自身初の米実戦合宿を終えた井上は「初日にジムへ行った時にたくさん(パッキャオの)写真が飾ってあったので見ました。ローチさんとも少し話したり。向こうの選手を含め、トレーナーや関係者の見ている中でスパーリングしたのは刺激的でした」と声をはずませた。WBA世界スーパーバンタム級1位アザト・ホバニシアン(アルメニア)らトップ選手たちと拳を交えた実戦練習は「日本に(パートナーとして)呼ぶことができないような選手たちとのスパーで充実しました」と手応えを示した。

12月に首都圏開催予定で計画されるWBO世界同級王者ポール・バトラー(33=英国)との4団体王座統一戦の交渉が大詰めに入っている。今回もバトラーと似た動きの元北米連盟フェザー級王者アダム・ロペス(米国)ともスパーリングを続け「毎回気が抜けないような相手でした」と触発されていた。

今後は国内でのスパーリング調整に入る。所属ジムの大橋秀行会長から海外パートナーを呼んでもらう予定で、パトラー戦決定の朗報を待ちながら実戦練習を続ける方針だ。井上は「また米国で試合する時の予行演習にもなりました。ところどころで米国合宿もありだなと思う。(スパーリング)パートナーに困らないし、いいと思う」と今後の米合宿にも前向きな姿勢だった。【藤中栄二】

◆日本人世界王者の複数団体王座統一メモ 国内の2団体統一王者は過去4人。12年にWBC世界ミニマム級王者井岡一翔がWBA世界同級王者八重樫東を下し、WBA、WBC世界同級統一王者となったのが国内初。以後、ミニマム級で高山勝成がWBO、IBF両王座を統一、ライトフライ級で田口良一がWBA、IBF王座を統一した。バンタム級では井上尚弥が19年にWBA、IBF王座を統一し、今年6月にノニト・ドネア(フィリピン)を下して日本人初の3団体統一王者となった。

◆パッキャオ出世メモ 98年12月にWBC世界王者となった後、2度目の防衛戦で体重超過して王座剥奪され、試合も3回KO負け。その後、3階級上のスーパーバンタム級に転向し、6連続KO勝ち後に渡米。フレディ・ローチ・トレーナーと出会った。同氏の推薦もあって代役挑戦者として01年にIBF世界同級王者レドワバ(南アフリカ)に挑戦し6回TKO勝利して2階級制覇に成功。同氏が経営する米カリフォルニア州ハリウッドにあるワイルドカードジムで調整し、6階級制覇王者となった。

〇…現日本、WBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者で元WBC世界バンタム級暫定王者の弟拓真は米合宿で計27回のスパーリングを積んだ。国内で臨む1日の回数よりも長い6回を1日おきに取り組み「いつもジムでやっている感じではない、良い緊張感でやれたと思う。次戦に向けて準備段階で、これから仕上げていけたら」と自信をみなぎらせた。12月開催予定の兄尚弥の次戦と同日同会場で防衛戦が組まれる見通しとなっている。

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アルバレスが判定3-0勝利、4年ぶり3度目ゴロフキンとの対決 2勝1分けと無敗守る

ゴロフキン(左)の顔面に強烈なパンチをヒットさせるアルバレス(AP)

<プロボクシング:WBAスーパー、WBC、IBF、WBO統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ ◇17日(日本時間18日)◇米ネバダ州ラスベガス・T-モバイルアリーナ

4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)が3度目対決を制した。

挑戦者となるWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)を判定3-0で下した。17年9月の初対決は引き分け、18年9月の2度目はジャッジ2人が2ポイント差という2-0の僅差判定勝利だった。3戦で2勝1分けと負けなしで決着をつけた。

負けるわけにはいかない立場だった。今年5月にWBA世界ライトヘビー級王者ドミトリー・ビボル(ロシア)に敗退。米老舗専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサー)ランキング1位から陥落した。ゴロフキン戦は世界にPFP1位に匹敵する実力があることを証明しなければならなかった。過去2度とも判定までもつれこんでいることもあり、アルバレスは「12ラウンド以内にこれを終わらせるという重圧を自分にかけている。非常に難しいだろうが、人生で簡単なことはない。私は常に難しいことを達成しようとしている」とKOで因縁を決着させる意気込みを示していた。

2試合ともに微妙なジャッジとなった上、アルバレスのドーピング違反による舌戦で両者間に緊張感が走り、3度目対決まで約4年の歳月が経過した。ようやく決まった決着戦は、再びアルバレスが勝利した。

アルバレス(左)と対戦するゴロフキン(AP)
ゴロフキン(右)にパンチを放つアルバレス(AP)
アルバレス(左)のボディーにパンチを放つゴロフキン(AP)
試合前のリングに立つアルバレス(AP)

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アルバレスが左手負傷明かす「手術が必要になる」3度目対戦のゴロフキンを僅差で下す

アルバレス(左)のパンチをかわすゴロフキン(ロイター)

<プロボクシング:WBAスーパー、WBC、IBF、WBO統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦>◇17日(日本時間18日)◇米ネバダ州ラスベガス・T-モバイルアリーナ

4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)が3度目対決を制した。挑戦者となるWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)を3-0(116-112、115-113×2)の僅差判定で下した。

17年9月の初対決は引き分け、18年9月の2度目はジャッジ2人が2ポイント差という2-0の僅差判定勝利だった。3戦で2勝1分けと負けなしで決着をつけたアルバレスは「ゴロフキンは強いファイターだ。彼とリングを共有できてうれしい。我々は3度の素晴らしい試合をみせた。左手の手術が必要になる。左手でグラスが持てないが、元気だ。しかし私はファイターであり、それがここにいる理由だ」と激戦を振り返った。

負けるわけにはいかない立場だった。今年5月にWBA世界ライトヘビー級王者ドミトリー・ビボル(ロシア)に敗退。米老舗専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサー)ランキング1位から陥落した。ゴロフキン戦は世界にPFP1位に匹敵する実力があることを証明しなければならなかった。過去2度とも判定までもつれこんでいることもあり、KOで因縁を決着させる意気込みを示していたが、またも僅差の判定だった。

ゴロフキンとの因縁の対決を制し、次戦に見据えるのは、再戦条項を保持しているビボルへのリベンジしかない。リング上でアルバレスは「彼(ビボル)を倒す」と宣言し、雪辱に燃えていた。

にらみ合うアルバレス(左)とゴロフキン(ロイター)
間合いを取るゴロフキン(左)とアルバレス(ロイター)
ゴロフキンを破りベルトを掲げるアルバレス(AP)
試合後、ファンの声援に応えるゴロフキン(AP)

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アルバレスがゴロフキンを判定3-0で下す スーパーミドル級王座戦/ライブ詳細

<プロボクシング:WBAスーパー、WBC、IBF、WBO統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ>◇17日(日本時間18日)◇米・ラスベガス

プロボクシングWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)が17日(日本時間18日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)と3度目の対決を果たし、アルバレスがゴロフキンに3-0の判定勝ちを収めた。

ゴロフキンを破りベルトを掲げるアルバレス(AP)

ゴロフキン判定0-3アルバレス

◆ラウンドVTR◆

1R

試合開始から10秒以上、見合う展開でスタート。先にアルバレスが左フックでけん制。ゴロフキンの積極的なジャブが目立つも、アルバレスが右強打を狙った動きを連発した。動きが慎重なゴロフキンに対し、アルバレスは少しずつプレッシャーをかけながら左ジャブを繰り出した。両者ともに静かな滑り出しとなった。

(アルバレスの10-9)

試合前のリングに立つアルバレス(AP)

アルバレス(左)と対戦するゴロフキン(AP)

2R

両者様子をみながら入ると、先にアルバレスが大振りの左フックで威圧した。ゴロフキンのカウンターの左フックを浴びると、右フック、右ストレートを打ちながら前に出た。力強いワンツーを連発。ガードの上に強烈な右を打ち込んだ。ゴロフキンは冷静な動きで右ボディーストレート、左ジャブで応戦した。

(アルバレスの10-9)

ゴロフキン(右)を攻めるアルバレス(AP)

アルバレス(右)の顔面に左パンチをヒットさせるゴロフキン(AP)

3R

アルバレスがプレッシャーをかけて前に出ると、ゴロフキンも左ジャブでけん制した。近い距離でクリンチが入った後、アルバレスがロープに追い詰めるシーンが増えた。さらにワンツーからの左と3連打でゴロフキンを後退させ、左フックで動きを止めようとした。スロースターターのゴロフキンも動きにエンジンがかかってきた。

(アルバレスの10-9)

打ち合うアルバレス(左)とゴロフキン(AP)

ゴロフキン(左)をロープに追い詰めるアルバレス(AP)

4R

パワーで押したアルバレスに対し、ゴロフキンは左フック、ワンツーで応戦。ガードの上からでもパワフルに連打を打ったアルバレスの動きを止めようと、ゴロフキンも足を止めてパンチをねじ込もうとした。相手の様子を見ながら、アルバレスがパワフルな右を繰り出すと満員で埋め尽くされた観客席がわいた。

(アルバレスの10-9)

アルバレス(右)の右パンチがゴロフキンの顔面にヒット(AP)

5R

アルバレスがゴングと同時に強引に右ストレートを打ち込んできた。下がりながらもゴロフキンは左フックなどで対抗。アルバレスはスピードある左ジャブ、右ストレートを繰り出すゴロフキンとの距離をつぶしながら左フック、右ボディーストレートを打ち込むとゴロフキンも軽くよろめいた。アルバレスがパワーで押す展開が続いた。

(アルバレスの10-9)

コーナーで指示を受けるアルバレス(AP)

6R

ゴロフキンが前に出ながらアルバレスの動きを封じようと試みた。左ジャブ、右ストレートと積極的に打ち込み、主導権をにぎり返そうとすると、アルバレスも手数こそ減ったものの、パワフルな強打で応じた。ゴロフキンの左フック、左ジャブがヒットするようになり、少しアルバレスが休んだようにもみえた。

(ゴロフキンの10-9)

コーナーで指示を受けるゴロフキン(AP)

7R

先にアルバレスが右ストレートを放つと、ゴロフキンが足を使いながら左ジャブ、左フック、強弱をつけた右ストレートで攻めた。アルバレスのワンツーをガードで回避しながらゴロフキンは再び左フック、右アッパーで反撃。手数の減ったアルバレスに対し、ゴロフキンはスピードと手数で上回った。

(ゴロフキンの10-9)

打ち合うゴロフキン(左)とアルバレス(AP)

8R

ゴロフキンが左アッパー、左ジャブで攻め始めると、アルバレスは力強い右オーバーハンドや左フックを放った。アルバレスの強引なパンチを見極めながら、ゴロフキンは足を使っていたが、アルバレスの左フック、左ボディーを浴びた。何とかロープ際に追い詰めたゴロフキンだったが、決定的なシーンはつくれずにアルバレスに回避された、

(ゴロフキンの10-9)

ゴロフキン(右)を攻めるアルバレス(AP)

9R

ゴロフキンがプレッシャーをかけ、的確にパンチをヒットさせた。時折、アルバレスがワンツーで前に出るが、徐々にゴロフキンがロープ際に追い詰めてパンチをねじ込んだ。アルバレスの動きを読み、逆に左ジャブ、左フックを打ち込んでペースを握った。後半に入ってエンジンがかかってきたゴロフキンがアルバレスのパワーを封じてきた。

(ゴロフキンの10-9)

間合いを取るゴロフキン(左)とアルバレス(ロイター)

にらみ合うアルバレス(左)とゴロフキン(ロイター)

10R

アルバレスが右強打を武器に前に出ると、バックステップで回避したゴロフキンが左ジャブ、左フックで反撃。アルバレスの左フック、右アッパーを避け、右アッパーで対抗。残り1分はアルバレスがパワーで押しながらワンツー、右ストレートを放って威圧した。ゴロフキンの動きを止めようとするアルバレスの強打が目立った。

(アルバレスの10-9)

アルバレス(左)のパンチをかわすゴロフキン(ロイター)

11R

ゴロフキンが大振り気味なパンチのアルバレスの動きをみながら、左ジャブを打ちながら前に出た。軽快なステップで左フックを当てた。両者の距離が近くなり、ゴロフキンが左フックや細かいパンチを当てていく。アルバレスはパワフルな右ストレートなどをみせるものの、ヒットしなかった。ゴロフキンの手数が多く攻め続けた。

(ゴロフキンの10-9)

ゴロフキン(左)への右パンチをヒットさせるアルバレス(AP)

12R

ゴロフキンが左フックを軸に攻め始めると、アルバレスも左フックで反撃した。アルバレスの左右両ボディー攻撃はクリンチでストップ。接近戦となり、ゴロフキンは左ジャブ、左フックなどで前に出ようとしたが、アルバレスも最後の力を振り絞った下がらずに左フックを狙う。距離が接近した展開となりクリンチが多くなりながら試合終了。終了ゴングと同時に両者が抱き合いながら言葉を交わした。

(ゴロフキンの10-9)

互いに健闘をたたえ合うアルバレス(奥)とゴロフキン(AP)

試合後、ファンの声援に応えるゴロフキン(AP)

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アルバレス-ゴロフキン 17年初対決、薬物違反に王座剥奪も/過去2戦の軌跡

計量クリアし、フェースオフするサウル・アルバレス(左)とゲンナジー・ゴロフキン(マッチルーム社公式インスタグラムより)

<プロボクシング:WBAスーパー、WBC、IBF、WBO統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ>◇17日(日本時間18日)◇米ラスベガス・T-モバイルアリーナ

プロボクシングWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)が17日(日本時間18日)、米ラスベガスのT-モバイルアリーナで4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)との3度目対決に臨む。1階級上のスーパーミドル級初戦で、アルバレスの保持する4本のベルト獲得を狙う。

両者の過去2戦の軌跡を追う。

◆初対決 17年9月16日、お互いの強打の応酬が展開されたが、ダウンなど決定打となるパンチはなく、12回が終了。ジャッジは114-114が1人、115-113でゴロフキンを支持、118-110でアルバレスを支持し、三者三様のドロー。3団体統一王者だったゴロフキンは「(採点は)私のせいではない。私は常にプレッシャーをかけた。まだすべてのベルトは私が持っている。まだ私が王者だ」と話した。

◆再戦発表 18年1月29日に再戦が発表され、同年5月5日に2度目対決することが決定。ゴロフキンは「再び戦う準備ができている。これは世界が望んでいる戦い。最初の戦いでのジャッジはいくつか同意できなかった。今回は疑いの余地なく、世界ミドル級王者としてリングを降りる」とコメント。アルバレスは「この2度目対決は最高の戦いを見たいと願うすべてのファンの利益と喜びのため。私は彼をKOするのでジャッジは言い訳にならない」。

◆アルバレス薬物違反 18年3月5日、アルバレスのドーピング検査で陽性反応。禁止薬物クレンブテロールが検出され、アルバレスはメキシコ故郷グアダラハラでの汚染牛肉摂取を言い訳にした。

◆アルバレス出場停止 18年3月23日、ネバダ州アスレチック委員会から一時的な出場停止処分を受け、同4月10日に公聴会が設定されたが、公聴会1週間前にアルバレスがゴロフキンとの2度目対決を辞退。公式に延期となり、同4月18日には6カ月の出場停止処分に。

◆ゴロフキンIBF王座剥奪 18年6月6日、指名期限を守らなかったことを理由にIBFから同団体王座を剥奪された。同9月15日にアルバレスとの2度目対決の交渉が進んでいたが、条件面は難航。

◆再戦再決定 18年6月13日、アルバレスとゴロフキンが同9月15日のメキシコ独立記念日の週末に再戦することで合意

◆薬物違反で舌戦 ファイトウイークの同9月11日にゴロフキンがアルバレスの薬物違反についての言い訳に触れ「牛肉だったとは思えない。医薬の専門家はドーピングで肉ではないと判断した。ナンセンスだし、彼の手と腕に注射の跡があった」と苦言。アルバレスは「おぼれる人の悲鳴だ。土曜日の結果への言い訳だ。11年以来VADA(ボランティア・アンチドーピング協会)によって監視されてきた」と反論。

◆2度目対決は僅差 同9月15日 アルバレスが2-0(115-113×2、114-114)の僅差判定でゴロフキンから勝利。アルバレスは「私は偉大なファイターで、今夜それを示した。もしファンがもう1度と希望するなら、もう1回やります」。負けたゴロフキンは「ジャッジはカネロ(アルバレス)だが、今夜、誰が勝ったは言わない。とてもエキサイティングが試合だったと思う。私は彼よりもうまく戦ったと思った」。

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ゴロフキン現役続行「もちろん続けます」因縁アルバレスに僅差判定負けも手応え

アルバレス(右)の顔面にパンチを浴びせるゴロフキン(AP)

<プロボクシング:WBAスーパー、WBC、IBF、WBO統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦>◇17日(日本時間18日)◇米ネバダ州ラスベガス・T-モバイルアリーナ

挑戦者となるWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)が因縁の相手との3度目対決に敗れた。4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)に挑戦したが、0-3(112-116、113-115×2)の判定負けを喫した。17年9月の初対決は引き分け、18年9月の2度目はジャッジ2人が2ポイント差という0-2の僅差判定負け。今回も僅差の敗退だった。

3戦で2敗1分けとなったゴロフキンは「私は160ポンド(ミドル級)で3つのベルト(日本未公認IBO王座を含む)を持っている。もちろん続けます」とキッパリ、40歳に到達したものの、即座に現役を続行する姿勢を示していた。過去2度のアルバレス戦とは違い、今回は1階級上のスーパーミドル級で対戦。自身初となる同級でのタイトル戦で得た手応えがあったようだ。

スロースターターのゴロフキンは序盤にアルバレスのパワーに対抗できなかったものの、後半にかけて反撃を開始。ワンツー、右強打と単調な攻撃となったアルバレスに対し、プレッシャーをかけて左ジャブ、左フックを打ち込んで応戦。追い上げが遅かったことで判定負けとなったが、40歳とは思えないスタミナを持っていることを改めて証明した形となった。

アルバレスに敗れたゴロフキンはファンに感謝する(AP)
互いに健闘をたたえ合うアルバレス(奥)とゴロフキン(AP)
ゴロフキンを破ったアルバレス(AP)
ゴロフキン(右)にパンチを放つアルバレス(AP)
アルバレス(左)のボディーにパンチを放つゴロフキン(AP)
ゴロフキン(左)の顔面に強烈なパンチをヒットさせるアルバレス(AP)
アルバレス(右)の顔面に左パンチをヒットさせるゴロフキン(AP)
ゴロフキン(右)を攻めるアルバレス(AP)
アルバレス(左)と対戦するゴロフキン(AP)

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12年世界ミニマム級、井岡一翔vs八重樫東が初/過去の日本人世界王者の複数王座統一戦

WBC・WBA世界ミニマム級王座統一戦 打ち合う八重樫東(左)と井岡一翔(2012年6月20日撮影)

プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(30=BMB)と、WBA同級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)が11月1日、さいたまスーパーアリーナで王座統一戦を行うことが14日、都内で発表された。

◆日本人世界王者の複数団体王座統一 国内の2団体統一王者は過去4人。12年にWBC世界ミニマム級王者井岡一翔がWBA世界同級王者八重樫東を下し、WBA、WBC世界同級統一王者となったのが国内初。以後、ミニマム級で高山勝成がWBO、IBF両王座統一、ライトフライ級で田口良一がWBA、IBF王座統一。バンタム級で井上尚弥が19年にWBA、IBF王座を統一し、今年6月にノニト・ドネア(フィリピン)を下して日本人初の3団体統一王者となった。

WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦の会見に臨んだ寺地(左)と京口(撮影・宮地輝)

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世界ランカー中谷正義「日本で最高の選手」WBOアジア・パシフィック王者吉野修一郎に挑戦

WBOアジアパシフィックライト級タイトルマッチの会見に臨んだ中谷正義(左)と吉野修一郎(撮影・宮地輝)

プロボクシング元東洋太平洋ライト級王者の世界ランカー中谷正義(33=帝拳)が11月1日、さいたまスーパーアリーナでWBOアジア・パシフィック同級王者吉野修一郎(30=三迫)に挑戦することが14日、発表された。ライトフライ級のダブル世界戦のアンダーカードとして組まれた。国内ライト級トップ両者が拳を交える。

過去に東洋太平洋同級王座を11度防衛した中谷は、現在WBC世界同級9位にランク。「吉野選手は日本で最高の選手。その選手に勝って次のステージに行く証明をしたい」と強い決意を口にした。海外では19年7月、のちの3団体統一同級王者テオフィモ・ロペス(米国)と対戦し、昨年6月には元3団体統一同級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とも対戦している。中谷は「海外での経験は勝っていると。そういうアドバンテージを生かした試合をしたいと思っています」と静かに燃えた。

一方、王者吉野は「海外に向けてやる試合。勝った方が米国に行けると思う。キャリアでは負けているので、気持ちで(勝りたい)」と国内ライト級最強対決を制し、海外にもアピールするつもりだ。

WBOアジアパシフィックライト級タイトルマッチの会見に臨む中谷正義(左)と吉野修一郎(撮影・宮地輝)
WBOアジアパシフィックライト級タイトルマッチへ意気込みを語る中谷正義(撮影・宮地輝)

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寺地拳四朗が京口紘人と2団体王座統一戦、上回っている部分問われ「全部です」確固たる自信

WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦への意気込みを語る寺地拳四朗(撮影・宮地輝)

プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(30=BMB)がビッグマッチ決定を受け、4団体統一への野望を口にした。11月1日、さいたまスーパーアリーナでWBA世界同級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)との2団体王座統一戦に臨むことが14日、正式発表された。日本人王者による団体王座統一戦は12年6月のWBC世界ミニマム級王者井岡一翔-WBA世界同級王者八重樫東戦以来、約10年ぶり2度目となる。

今年3月に矢吹正道(緑)に雪辱を果たし、王座返り咲きに成功した寺地にとって初防衛戦となる。14日、都内のホテルで京口とそろって会見に臨むと「あと2つ(のベルト)をいずれ集めたいと思っている。今回は大事な試合だなと思っている」と4団体王座統一を目標に掲げた。同日同会場でWBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)-同級2位岩田翔吉(26=帝拳)戦が開催されるため「一緒の会場にベルトが3つそろうのはなかなかない。(次に)勝者同士がやれるのではないかという気持ちがある」と闘志を燃やした。

京口とはアマチュア時代に4度対戦し3勝1敗。そしてプロ入り後も大阪と東京で2度、公開のスパーリングに臨んでいる。アマ時代に抱いた印象は「記憶にない」ものの、プロでの公開スパーリング時は「やりやすいな、と。後楽園(のスパーは)覚えている。参考になると思う」とニヤリ。京口よりも上回っている部分を問われ「自分の中ではすべて。全部です」と言い切るなど、ベルト統一への確固たる自信を示していた。

WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦への意気込みを語る京口紘人(撮影・宮地輝)
WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦の会見に臨んだ寺地拳四朗(左)と京口紘人(撮影・宮地輝)
記念撮影する。左から中谷正義、吉野修一郎、寺地拳四朗、京口紘人、岩田翔吉(撮影・宮地輝)

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岩田翔吉11・1世界初挑戦「圧倒的に勝利」王者と対戦済みの田中恒成から情報入手し攻略へ自信

WBO世界ライトフライ級タイトルマッチの会見に臨む岩田翔吉(撮影・宮地輝)

プロボクシング日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ライトフライ級王者岩田翔吉(26=帝拳)がプロ10戦目で世界王座に初挑戦する。11月1日、さいたまスーパーアリーナでWBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)に挑むことが14日、正式発表された。同日に都内で会見に出席した岩田は「圧倒的に勝利して、会場や(ライブ配信される)Amazonプライムビデオでみている方にインパクトを残したい。良いタイミングで世界初挑戦させていただける」と声をはずませた。

高校時代に田中恒成(畑中)、井上拓真(大橋)という、のちの世界王者に勝利している実力派は「2人に触発される部分はあったが、自分は自分なりの目標があった。自分は自分のペースでという感じですね」と振り返るなど、満を持しての世界王座挑戦となる。岩田が「サウスポーで僕よりも身長が低く、すごく足を使う選手だなという印象」という王者ゴンサレスはフライ級時代の19年8月、当時のWBO世界同級王者田中恒成に挑戦し、7回TKOで敗れている。21年10月に1階級下げてWBO世界ライトフライ級王座を獲得した。

7月下旬、田中と高校3年時以来という再会を果たした岩田はゴンサレスの情報交換をしていたという。「自分が思っているような同じ印象を(田中)恒成も持っているようでした」と攻略への手応えを示した。世界初挑戦の舞台が1万5000人以上が収容可能なスーパーアリーナとなる。「さいたまスーパーアリーナでやれるのはうれしい。(ゴンサレスよりも)自分の方がすべてにおいて上回っている」と王座獲得への自信をみなぎらせていた。【藤中栄二】

WBO世界ライトフライ級タイトルマッチへの意気込みを語る岩田翔吉(撮影・宮地輝)
WBO世界ライトフライ級タイトルマッチジョナサン・ゴンサレス戦へ臨む岩田翔吉(撮影・宮地輝)
記念撮影する。左から中谷正義、吉野修一郎、寺地拳四朗、京口紘人、岩田翔吉(撮影・宮地輝)

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WBA王者京口紘人-WBC王者寺地拳四朗の統一戦決定、11・1世界ライトフライ級頂上決戦

WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦へ臨む寺地拳四朗(左)と京口紘人(撮影・宮地輝)

プロボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(28=ワタナベ)とWBC世界同級王者寺地拳四朗(30=BMB)が11月1日、さいたまスーパーアリーナで2団体王座統一戦で激突することが14日、発表された。日本人王者による団体王座統一戦は12年6月のWBC世界ミニマム級王者井岡一翔-WBA世界同級王者八重樫東戦以来、約10年ぶり2度目となる。

5度目の防衛戦となる京口はIBF世界ミニマム級王座も2度防衛している無敗の世界2階級制覇王者。老舗ボクシング専門誌ザ・リングの同級ベルトも保持している。初防衛戦となる寺地は昨年9月に矢吹正道に敗れて1度王座陥落したものの、8度の防衛を続けていた。実績を残してきた両王者によるライトフライ級の頂上決戦となる。

またセミファイナルでは日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王者岩田翔吉(26=帝拳)が世界初挑戦。WBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)に挑む。アマチュア時代に田中恒成、井上拓真というのちの世界王者に勝利している実力派。早大在籍時に米国でプロデビューした経歴の持ち主でもある岩田には世界初挑戦での初戴冠にも期待がかかる。また京口-寺地戦の勝者との将来的な対決にも注目があつまる。

なおサポーティングカードでは、WBO世界フライ級王者中谷潤人(24=M.T)がスーパーフライ級初戦としてWBO世界同級フランシスコ・ロドリゲス(29=メキシコ)との同級10回戦に臨む。また東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ライト級王者吉野修一郎(30=三迫)がWBOアジア・パシフィック王座を懸けて同級4位中谷正義(33=帝拳)との3度目防衛戦に臨むことも合わせて発表された。

WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦への意気込みを語る京口紘人(撮影・宮地輝)
WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦への意気込みを語る寺地拳四朗(撮影・宮地輝)
京口紘人(2022年5月30日撮影)
寺地拳四朗(2021年11月24日撮影)

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平岡アンディがWBOアジアパシフィック王座V3防衛成功「練習の通りできた」2回TKO勝ち

WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ タイトルを防衛しラウンドガールの天野麻菜(左)と雪平莉左(右)に祝福される平岡(撮影・野上伸悟)

<プロボクシング:フェニックスバトル92大会>◇13日◇東京・後楽園ホール

日本、WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者平岡アンディ(26=大橋)がWBOアジア・パシフィック同級王座の3度目防衛に成功した。

同級4位アルビン・ラガンベイ(27=フィリピン)の挑戦を受け、2回2分27秒、レフェリーストップによるTKO勝ちを収めた。「本当に緊張感を持てるような試合をしたかった。良かったです」と安堵(あんど)の笑みを浮かべながらベルトを肩にかけた。

挑戦者は1階級上となるウエルター級でWBOアジア・パシフィック王座を獲得。同団体王座の2階級制覇を狙っている強敵だったが、1回から右フックでぐらつかせ、2回には左ストレート、右フックなどの連打で攻め続けると、ロープ際に追い込んで左強打でとどめを刺した。「練習の通りできた。フィニッシュは良かったかなと。満足しているというと、『あの人』に怒られるかもしれないけれど」と苦笑い。セコンドにいた父ジャスティス・コジョ・トレーナーをみつめた。

現在、世界ランキングではIBF9位と世界挑戦可能な段階に入っている。所属ジムの大橋秀行会長は「来年には勝負」と世界戦にゴーサインを出す意向を示している。世界ベルトに向け、また一歩前進する快勝劇となった。米プロモート大手トップランク社とも契約する平岡は「2度ラスベガスで試合していますが、またラスベガスで試合したい。それまでに自分の力を底上げしていきたい」と再び海外マッチに臨むことにも興味をみせていた。

WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ 1回、ラガンベイ(左)にパンチを見舞う平岡(撮影・野上伸悟)
WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ 1回、ラガンベイ(左)にパンチを見舞う平岡(撮影・野上伸悟)
WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ 1回、ラガンベイ(左)にパンチを見舞う平岡(撮影・野上伸悟)
WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ 2回、TKO勝ちでタイトルを防衛し喜ぶ平岡(撮影・野上伸悟)

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ラウンドガール雪平莉左&天野麻菜の人気コンビがフェニックスバトルを彩る

スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・野上伸悟)

<プロボクシング:フェニックスバトル92大会>◇14日◇東京・後楽園ホール

大橋ボクシングジム主催興行となるフェニックスバトル92大会で、グラビアアイドルとして活動する雪平莉左(28)、「ビール好き女子」天野麻菜(30)の人気コンビがラウンドガールを務めた。

第4試合となる日本スーパーフライ級15位重里侃太朗(中里)-WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級11位ダンリック・スマボン(フィリピン)戦の1回終了後からリングに登場。ラウンドボードを持って手を振りながらリングウオークし、観客の注目を集めていた。

なお雪平は12日発売の週刊プレイボーイでも表紙を飾っている。

スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・野上伸悟)
スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・野上伸悟)
スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・野上伸悟)
スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・野上伸悟)
スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・野上伸悟)
スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める天野麻菜(撮影・野上伸悟)
スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める天野麻菜(撮影・野上伸悟)
スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める天野麻菜(撮影・野上伸悟)
スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める天野麻菜(撮影・野上伸悟)
スーパーフライ級8回戦 ラウンドガールを務める天野麻菜(撮影・野上伸悟)
ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・野上伸悟)
ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・野上伸悟)
ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・野上伸悟)
ラウンドガールを務める雪平莉左(撮影・野上伸悟)
ラウンドガールを務める天野麻菜(撮影・野上伸悟)
ラウンドガールを務める天野麻菜(撮影・野上伸悟)
ラウンドガールを務める天野麻菜(撮影・野上伸悟)
53キロ8回戦 判定判定勝ちした中垣(中央)を祝福するラウンドガールの天野麻菜(左)と雪平莉左(撮影・野上伸悟)
53キロ8回戦 判定判定勝ちした中垣(手前)を祝福するラウンドガールの後方左から天野麻菜。雪平莉左(撮影・野上伸悟)
ラウンドガールを務める天野麻菜(撮影・野上伸悟)
フェザー級8回戦 2回TKO勝ちした松本圭佑(中央)を祝福するラウンドガールの天野麻菜(左)と雪平莉左(撮影・野上伸悟)
フェザー級8回戦 2回TKO勝ちした松本圭佑(中央)を祝福するラウンドガールの天野麻菜(左)と雪平莉左(撮影・野上伸悟)
WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ タイトルを防衛しラウンドガールの天野麻菜(左)と雪平莉左(右)に祝福される平岡(撮影・野上伸悟)
WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ タイトルを防衛しラウンドガールの天野麻菜(左)と雪平莉左(右)に祝福される平岡(撮影・野上伸悟)

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ロマチェンコ、戦地から再びリングへ ウクライナ防衛軍から復帰、10月に10カ月ぶり試合

ボクシング元3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ

プロボクシング元3団体統一ライト級王者で世界最速の世界3階級制覇王者となるワシル・ロマチェンコ(34=ウクライナ)が戦地からリングに戻る。

10月29日(日本時間30日)に、米ニューヨークのマディソンスクエアガーデン(Huluシアター)でWBC世界同級7位ジャーメイン・オルティス(米国)との同級12回戦に臨むことが発表された。

21年12月、リチャード・コミー(ガーナ)とのWBOインターナショナル同級王座決定戦に判定勝利以来、約10カ月ぶりのリングとなる。

ロマチェンコは母国のロシア軍侵攻を受けて領土防衛軍に入隊し、6月開催予定だった当時の3団体統一世界同級王者ジョージ・カンボソス(オーストラリア)への挑戦が中止となっていた。

8月には米国に入ってトレーニングを再開。年内のリング復帰を目指していた。世界ランキングでWBC、WBOで1位、IBF3位、WBA4位といつでも世界王座返り咲きを狙える位置にいるロマチェンコは「ボクシングが大好きなのでカムバックできてとてもうれしい。私の目標は4団体統一ライト級王者になることだが、オルティスを軽視するつもりはない。この戦いをすべてのウクライナ国民にささげたい」とコメントした。

現4団体統一同級王者デビン・ヘイニー(23=米国)は6月に勝利しているカンボソスと10月16日、オーストラリア・メルボルンで再戦を予定。この勝者にロマチェンコが挑戦するためにもオルティス戦は重要なカムバック戦となる。

元3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ

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