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【新日本】3年ぶりに夏開催 毎年恒例の最強決定リーグ戦「G1クライマックス32」概要発表

オカダ・カズチカ

新日本プロレスは12日、毎年恒例の最強決定リーグ戦「G1クライマックス32」の概要を発表した。

3年ぶりの夏開催となった同リーグは、22年ぶりに4ブロック制が復活。各ブロック7人、史上最多となる計28人がエントリーした。ブロック分けは後日発表とのこと。

7月16日の札幌大会で開幕し、8月17日の日本武道館大会で各ブロックの1位同士による決勝トーナメント2試合を実施。18日の日本武道館大会で優勝決定戦が行われる。

出場選手は以下の通り。

◆オカダ・カズチカ 11年連続11回目目

◆タマ・トンガ 2年連続5回目

◆棚橋弘至 21年連続21回目

◆トム・ローラー 初出場

◆ジョナ 初出場

◆YOSHI-HASHI 3年連続6回目

◆後藤洋央紀 15年連続15回目

◆矢野通 16年連続17回目

◆石井智宏 10年連続10回目

◆ジェフ・コブ 4年連続4回目

◆グレート・O・カーン 2年連続2回目

◆ウィル・オスプレイ 2年ぶり3回目

◆アーロン・ヘナーレ 初出場

◆鷹木信悟 4年連続4回目

◆SANADA 7年連続7回目

◆内藤哲也 13年連続13回目

◆ジェイ・ホワイト 2年ぶり4回目

◆EVIL 7年連続7回目

◆KENTA 4年連続4回目

◆高橋裕二郎 3年連続9回目

◆バッドラック・ファレ 3年ぶり7回目

◆チェーズ・オーエンズ 2年連続2回目

◆ジュース・ロビンソン 2年ぶり5回目

◆タイチ 4年連続4回目

◆ザック・セイバーJr. 6年連続6回目

◆ランス・アーチャー(AEW) 3年ぶり6回目

◆デビッド・フィンレー 初出場

◆エル・ファンタズモ 初出場

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新日本5・1福岡大会全カード メインは王者オカダ・カズチカvs内藤哲也 4度目の防衛戦

オカダ・カズチカ(2022年3月2日撮影)

新日本プロレスは10日、5月1日の福岡大会(福岡PayPayドーム)の全カードを発表した。

21年ぶりに開催される「WRESTLING DONTAKU2022」。メインイベントではIWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカが、4度目の防衛戦として内藤哲也を迎える。

セミファイナルは、SANADAが返上したUSヘビー級新王者決定戦で、棚橋弘至とウィル・オスプレイが激突。

その他、デスペラード-石森のジュニアヘビー級選手権試合、コブ、O・カーン組に、後藤、YOSHI-HASHI組、ファレ、オーエンズ組が挑むタッグ選手権試合3WAYマッチなどが決定した。

この日発表された全カードは以下の通り。

◆第1試合

藤波、鷹木、高橋ヒロム-セイバーJr.、タイチ、TAKAみちのく

◆第2試合

ロア-高橋裕二郎

◆第3試合

IWGPジュニアタッグ選手権試合 ワト、田口(王者組)-金丸、DOUKI(挑戦者組)

◆第4試合

IWGPタッグ選手権試合 O・カーン、コブ(王者組)-YOSHI-HASHI、後藤(挑戦者組)-ファレ、オーエンズ(挑戦者組)

◆第5試合

NEVER無差別級選手権試合 トンガ(挑戦者)-EVIL(王者)

◆第6試合

IWGPジュニアヘビー級選手権試合 デスペラード(王者)-石森(挑戦者)

◆第7試合

IWGP・USヘビー級新王者決定戦 棚橋-オスプレイ

◆第8試合

IWGP世界ヘビー級選手権試合 オカダ(王者)-内藤(挑戦者)

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【新日本】4・9両国大会対戦カード決定 オカダ・カズチカ-ザック・セイバーJr.など8試合

50周年記念大会のメインイベントでガウンを着て入場するオカダ・カズチカ(2022年3月1日撮影)

新日本プロレスは28日、オンライン形式で記者会見を行い、来月9日開催の両国大会、全8試合の対戦カードを発表した。

前日27日に閉幕したNJC2022で優勝を果たしたザック・セイバーJr.(34)が王者オカダ・カズチカ(34)に挑むIWGP世界ヘビー級選手権試合を初め、同ジュニアヘビー級選手権試合など、6大タイトルマッチが決定。この日会見に登場したセイバーJr.は「ここが自分が勝つタイミング。チャンピオンになれば面白くなると保証する」と、タイトル取りに自信をのぞかせた。

この日発表された全カードは以下の通り。

◆第1試合 邪道、ロア、トンガ、棚橋-外道、高橋裕二郎、オーエンズ、ファレ

◆第2試合 内藤、鷹木-オスプレイ、ヘナーレ

◆第3試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 ワト、田口(王者組)-ファンタズモ、石森(挑戦者組)

◆第4試合 「KOPW2022」争奪戦 矢野(保持者)-タイチ(挑戦者)

◆第5試合 NEVER無差別級選手権試合 高橋ヒロム(挑戦者)-EVIL(王者)

◆第6試合 IWGPタッグ選手権試合 YOSHI-HASHI、後藤(王者組)-O・カーン、コブ(挑戦者組)

◆第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 デスペラード(王者)-SHO(挑戦者)

◆第8試合 IWGP世界ヘビー級選手権試合 オカダ(王者)-セイバーJr.(挑戦者)

鷹木に勝利し、観客にアピールするザック・セイバーJr.(2021年9月23日撮影)

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YOSHI-HASHIが元王者本間朋晃を撃破「必ず積み上げてこのベルト。約束な」奮起促す

第2試合 本間朋晃対YOSHI-HASHI フライングヘッドバットを見舞う本間朋晃(左)(撮影・丹羽敏通)

<新日本プロレス:ニュージャパンカップ2022>◇2日◇東京・日本武道館

現IWGPタッグ王者のYOSHI-HASHI(39)が幸先いいスタートを切った。

この日に開幕したニュージャパンカップ2022(NJC)の1回戦で、第69代同王者の本間朋晃(45)を撃破。アニマル浜口道場出身同士の対決を制し、現王者の強さを見せつけた。

「気合で勝ち上がる」と宣言していたベテランに、思わぬ苦戦を強いられた。本間の小こけし(助走をつけたヘッドバット)を正面から食らい、得意のラリアットでは撃ち負けた。それでも、こんなところで負けるわけにはいかない。9分45秒、ラリアットからカルマ(変型ファルコンアロー)を決め、3カウントを奪った。

YOSHI-HASHIは、バックステージにベルトを片手に登場。コメント中に突如現れた本間に「これが俺とあんたの差だよ」とベルトを見せつけると、「本当に腐っていないのであれば、必ず積み上げてこのベルト。約束な!」と、元王者に奮起を促していた。

YOSHI-HASHIは10日(山梨)、ヤングライオンの藤田晃生(19)と2回戦で対戦する。

第2試合 本間朋晃対YOSHI-HASHI 本間朋晃(右)を仕留めたYOSHI-HASHI(撮影・丹羽敏通)

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3・1武道館新日本50周年「旗揚げ記念日」試合に歴史彩ったレスラー夢の共演 メイン藤原喜明ら

新日本プロレスのロゴ

50周年イヤーに歴史を彩ったレスラーたちが夢の共演を果たす。

新日本プロレスは21日、オンライン形式で記者会見を開き、3月1日に日本武道館で開催予定の「旗揚げ記念日」大会の全対戦カードを発表。昨年デビュー50周年を迎えた藤波辰爾や関節技の鬼の異名を取った藤原喜明ら、レジェンドレスラーの参戦が決まった。

NJPW旗揚げ50周年記念試合と題して行われるメインイベントは、IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカと棚橋弘至と組んだ藤波が、ザック・セイバーJr、鈴木みのると組んだ藤原と6人タッグマッチで対戦する。

また、第5試合に越中詩郎、第3試合に田中稔がそれぞれ10人タッグマッチ、6人タッグマッチで参戦。試合前の「旗揚げ50周年記念セレモニー」は、リングアナウンサーとして田中ケロ氏が登場する。そのほか、飯伏幸太の復帰戦、新興団体GLEATから、CIMA、T-Hawk、エル・リンダマンの電撃参戦など、50周年記念大会にふさわしい好カードがめじろ押しだ。

この日発表されたカードは以下の通り。

◆オープニングマッチ タイガー、YOH、大岩組-EVIL、高橋裕二郎、SHO組

◆第2試合 田中稔、タイチ、TAKA組-ファレ、石森、ファンタズモ組

◆第3試合 CIMA、T-Hawk、エル・リンダマン組-デスペラード、金丸、DOUKI組

◆第4試合 飯伏、天山、小島、永田組-オスプレイ、Oカーン、コブ、ヘナーレ組

◆第5試合 越中詩郎、真壁、本間、石井、矢野組-内藤、SANADA、鷹木、高橋ヒロム、BUSHI組

◆セミファイナル 田口、ワト組-後藤、YOSHI-HASHI組

◆メインイベント 藤波、オカダ、棚橋組-藤原、セイバーJr、鈴木組

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YOSHI-HASHI、後藤組がIWGPタッグ初防衛成功 NEVER6人タッグ王座も狙う

<プロレス:新日本札幌大会>◇19日◇北海きたえーる(北海道立総合体育センター)

IWGPタッグ王者YOSHI-HASHI、後藤洋央紀組が初防衛に成功した。挑戦者高橋裕二郎、EVIL組を迎え、16分55秒、消灯で高橋からフォールを奪ってベルトを守った。入場の花道で背後から襲撃され、リズムを狂わされたYOSHI-HASHI、後藤組だったが、ローブロー、いす攻撃など敵セコンドも含めた反則攻撃のオンパレードを切り抜け、高橋を捕獲。合体技の激烈一閃(いっせん)からの消灯でトドメを刺した。

初防衛に成功したYOSHI-HASHI、後藤組は20日、同じ会場でYOHを加えて高橋、EVIL、SHO組が保持するNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦する。YOSHI-HASHIが「明日も。明日、明日、YOHが加わって、明日は俺たちがNEVER6人タッグのチャンピオン、2冠になるから」と言えば、後藤も「ぐっすり眠らせてやるよ、明日」と気合を入れ直していた。

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【新日本vsノア】YOSHI-HASHIが岡田欣也に逆エビ固めで勝利

逆エビ固めを極めるYOSHI-HASHI(右上)(撮影・垰建太)

<新日本プロレス・プロレスリング・ノア対抗戦>◇8日◇横浜アリーナ

4日にIWGPタッグ王座を初戴冠したYOSHI-HASHIが、ノアの若手を仕留めた。

第1試合は新日のワト&田口&YOSHI-HASHI&後藤&石井組がノアの岡田&稲村&稲葉&大原&原田組と10人タッグマッチで激突した。ワトと大原のスピード戦、石井と稲村の肉弾戦など、ジュニアとヘビーが入り交じる混戦模様。だが、最後は11分42秒。YOSHI-HASHIが、岡田欣也を逆エビ固めで捕まえ、タップアウトを奪った。

試合終了後も両チームの興奮は冷めやらず、石井と稲村が場外乱闘を繰り広げ、YOSHI-HASHIがリング上でノア勢を挑発した。それでもYOSHI-HASHIは試合後、「今までノアは寄せ集めのイメージがあったけど、若手にいい子が集まっているんだなってすごくびっくりした」と率直に実力を認めた。

マスター・ワト、田口隆祐、YOSHI-HASHI、後藤洋央紀組対岡田欣也、稲村愛輝、稲葉大樹、大原はじめ、原田大輔組 リング上で入り乱れる両組(撮影・垰建太)
マスター・ワト、田口隆祐、YOSHI-HASHI、後藤洋央紀組対岡田欣也、稲村愛輝、稲葉大樹、大原はじめ、原田大輔組 リング上で入り乱れる両組(撮影・垰建太)
石井(右)とYOSHI-HASHI(左)に強烈なラリアットを見舞う稲村(撮影・垰建太)

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【新日本】聖地が拷問の館に…EVIL組が無法殺法で6人タッグ防衛 

YOH(右)に急所攻撃をするEVIL(左)(撮影・横山健太)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

NEVER無差別級6人タッグ王者チーム、EVIL(34)SHO(32)高橋裕二郎(40)組が、同王座の初防衛に成功した。因縁のYOH、YOSHI-HASHI、後藤洋央紀組を無法殺法で退けた。前日4日にNEVER無差別級王座2度目の戴冠を果たした2冠王者EVILは、試合後もリングサイドの石井に挑発を続けた。

聖地東京ドームを一瞬のうちに拷問の館に変えてみせた。EVIL率いるユニット「ハウス・オブ・トーチャー」が、前日4日にIWGPタッグ王者になったYOSHI-HASHI、後藤組にも、自分たちの戦い方を貫いた。

ゴング前に相手に襲い掛かる乱闘スタート。序盤から真っ向勝負の相手に、反則攻撃の雨をたたきつけた。EVILが金具むき出しの鉄柱に後藤を打ち付け、高橋裕がYOSHI-HASHIの手にかみついた。セコンドのディック東郷も、当たり前のように乱入しスポイラーズチョーカーによる首絞め攻撃。最後は、SHOが4日に敗北を喫した元相棒YOHの頭をレンチで殴打。9分37秒、そのまま3カウントを強奪し、初の防衛を成功させた。

2冠王者を死守したEVILは、リングサイドで怒りに震えるセコンド石井にベルトを見せつけて挑発。俺が王者だと言わんばかりに、勝ち誇った。昨年12月に行われた調印式では「こいつらに勝つのは当たり前だよ。ケイオスという箱舟を沈没させてやるよ!」と不敵な笑みをたたえながら宣言していたが、東京ドームのファンに初「悪夢」を見させた。

無法殺法で、新日本の歴史を動かしてきた。昨年11月の大阪大会で、史上最多連続防衛記録(9度)の更新を目指したYOSHI-HASHI、後藤、石井組を、EVILが必殺技のEVIL(変則大外刈り)で沈めた。どんな強者コンビでも1年3カ月奪えなかったベルトを、レフェリーも見落とす「華麗な」反則攻撃で奪い取った。

昨年12月に閉幕したワールドタッグリーグの優勝決定戦で、EVILと高橋裕は後藤、YOSHI-HASHI組に敗れ、同タッグ初優勝を逃した。バックステージでは目が据わった表情で「人の試合壊しやがって、ふざけんなよ、この野郎!」と恨み節を語っていた。受けた屈辱は、何倍にしても返す。22年も拷問の館が猛威を振るう。【勝部晃多】

初防衛に成功し引き揚げる、左2人目からEVIL、高橋、SHO(撮影・横山健太)

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【新日本】後藤組が92代タッグ王座「くじけず、折れずに」成果実証の完勝

タイチ(中央)を攻めるYOSHI-HASHI(手前)と後藤(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

第6試合のIWGPタッグ選手権試合は、挑戦者でユニット「ケイオス」の後藤洋央紀、YOSHI-HASHI組が、初戴冠した。

最後は「奈落」で後藤、YOSHI-HASHI組が頂点に立った。合体技の「消灯」で、ザック・セイバーJr.を戦闘不能に追い込んだ15分過ぎ。孤立したタイチに、YOSHI-HASHIがカナディアンデストロイヤー、後藤が裏GTRを見舞った。間髪入れずKO寸前のタイチに合体の大技「奈落」を決めて3カウント。2度目の防衛戦だったタッグ巧者を破り、第92代タッグ王座に就いた。

YOSHI-HASHIは「時間はかかったけど、この新日本で昔から伝統のある、IWGPという名のベルトを取ったということはすごくうれしい」と、かみしめた。これまで新日本の最高位「IWGP」王座とは無縁だった。それでも7年ぶり王座返り咲きの後藤は「YOSHI-HASHIの今までの努力。誰からさげすまれてもバカにされてもくじけず、折れずにやってきた成果。それを実証できてうれしい」と、ユニット・ケイオスの盟友への全幅の信頼を口にした。

試合後、YOSHI-HASHIはタイチに握手を求めた。これまでタイチには挑発や侮辱を繰り返されていた。だが昨年12月15日に閉幕したワールド・タッグリーグではタイチ、セイバーJr.組をリーグ戦で撃破。決勝のリングサイドで、雪辱を期すタイチから「絶対に優勝しろよ」と何度も言われ、この試合にかけるタイチの思いは知っていた。握手は払いのけて拒否されたが、近づいて抱き締められた。YOSHI-HASHIは「握手以上のものをもらったと思っている」と、完敗と成長を認められた。

後藤は「今年はオレらがタッグを引っかき回すんで期待していてください」と不敵に笑った。さらに2人は5日、ケイオスのYOHを加え、NEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦。後藤は「NEVER6メンとタッグの2冠、また大きな実績をつくりたい」と力説。2日連続の王座奪取への自信をのぞかせていた。【高田文太】

新日本プロレス相関図
ザック・セイバーJr(右)を攻める後藤(撮影・滝沢徹郎)
ザック・セイバーJr(右)を攻めるYOSHI-HASHI(撮影・滝沢徹郎)
タイチ(中央)を攻める後藤(手前)とYOSHI-HASHI(撮影・滝沢徹郎)
ベルトを肩に勝ち名乗りを受けるYOSHI-HASHI(左)と後藤(撮影・滝沢徹郎)

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【新日本】オカダが新日50周年の“顔” 先代ベルトに敬意示し新時代作る

鷹木(左)にレインメーカーを見舞うオカダ(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

昨年のG1覇者オカダ・カズチカ(34)が、IWGP世界ヘビー級王座を初戴冠、第4代王者になった。

4度目の防衛に挑んだ王者鷹木信悟を渾身(こんしん)のレインメーカーで沈めた。3月6日で創立50周年を迎える新日本プロレスの“顔”になった。5日には王者を自称するウィル・オスプレイと対戦する。IWGPタッグ選手権試合は、挑戦者の後藤洋央紀、YOSHI-HASHI組が、初戴冠した。

   ◇   ◇   ◇

昇り龍を撃ち落とした。両手を広げて掟破りのレインメーカーポーズを披露した鷹木を前に、普段クールなオカダが爆発した。

試合中盤の中継カメラを気にする余裕は一変。必殺技のレインメーカー2連発でも倒れない強靱(きょうじん)な相手に、なりふり構わずに立ち向かった。最後は開脚式のツームストンパイルドライバーから、この日1番のレインメーカーで沈めてみせた。「鷹木さん、あなたは本当のチャンピオンでした。本当にありがとうございました」。最高の戦いを演じたライバルを心の底からねぎらった。

新日本の創立50周年を背負う覚悟があった。新調したガウンは光沢のある白地に金色の襟元と帯と往年のデザインで、アントニオ猪木氏をほうふつとさせた。1万人を超える東京ドームのファンの前で、先輩が築き上げてきた歴史に恥じぬストロングスタイルを披露した。「まだまだ50周年イヤーは始まったばかり。コロナという大きな敵と戦っているが、何度倒れても僕たちは戦う」と新王者は高らかに宣言した。

新日本プロレスの頂点に帰ってきた。20年1月5日の東京ドーム大会で内藤哲也に敗れて以来となる最高峰のベルトを腰に巻いた。飯伏幸太への権利証として持ち歩いていた「世界」の名前が入る前のIWGPヘビー級のベルトに「ありがとうございました。(団体が)50年続いたのはIWGPヘビー級があったからだと思う」と一礼。初戴冠した世界ヘビー級のベルトとともに、歴史をつくっていくことを誓った。

結果が出ない中でも、自身の調整方法を貫いた。オカダにとって、高いパフォーマンスを発揮するうえで何よりも大切なことは、メンタルの維持。他の選手の試合は一切見ない。次の試合の対戦相手も確認しない。「見たら息があがっちゃう」と、自身のリングだけに集中してきた。昨年2戦2敗と苦しめられた鷹木にも「彼は21年のMVPですけど、僕たちが戦うのは22年」と意識はなかった。誰が来ても倒すだけ。新日本の“顔”に返り咲いたオカダの22年はここから始まる。【勝部晃多】

◆オカダ・カズチカ 1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学卒業後に闘竜門に入門し04年8月、16歳の時にメキシコでデビュー。07年8月に新日本入り。12年には棚橋を下し、IWGPヘビー級王座を初戴冠。同年、初出場のG1クライマックスで史上最年少優勝。21年秋に7年ぶり3度目のG1制覇を果たした。IWGPヘビー級は第57、59、63、65代王者。得意技はレインメーカー。191センチ、107キロ。妻は声優の三森すずこ。

試合後、先代のIWGPベルトに頭を下げるオカダ・カズチカ(C)新日本プロレス
お札の雨が降る中を入場するオカダ(撮影・滝沢徹郎)
オカダ・カズチカ(左)を「ラスト・オブ・ザ・ドラゴン」でマットにたたき付ける鷹木(撮影・滝沢徹郎)

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【新日本】後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組がIWGPタッグ初戴冠

ベルトを肩に勝ち名乗りを受けるYOSHI-HASHI(左)と後藤(撮影・滝沢徹郎)

<新日本プロレス:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム◇第1日

第6試合のIWGPタッグ選手権試合は、挑戦者でユニット「ケイオス」の後藤洋央紀、YOSHI-HASHI組が、初戴冠した。

2度目の防衛戦に臨んだタイチ、ザック・セイバーJr.組を15分27秒で撃破。最後は合体技「奈落」から、YOSHI-HASHIが片エビ固めで、タイチから3カウントを奪った。後藤にとっては、7年ぶりの同級タイトル返り咲きとなった。

後藤組は勢いに乗ってはタッグ巧者のタイチ組に、何度も分断させられた。合体技「消灯」を決めても、フィニッシュまでは持ち込めない展開。それでも「消灯」でザックを戦闘不能に追い込んだ、15分過ぎだった。ブラックメンフィストの体勢に入ったタイチを、YOSHI-HASHIがカナディアンデストロイヤーへ切り返した。さらに後藤が、裏GRTで追い打ちをかけ「奈落」で3カウントを奪った。

試合後、YOSHI-HASHIは因縁のあるタイチに手を差し伸べた。これをタイチは払いのけて拒否したが、近づいてYOSHI-HASHIを抱き締めた。後藤にも近づき、たたえた。

IWGPタッグベルトを初めて巻いたYOSHI-HASHIは「時間はかかったんですけど、この新日本で昔から伝統のあるIWGPという名のベルトを取ったということはすごくうれしい」と、かみしめた。後藤は「今年はオレらがこのタッグを引っかき回すんで期待していてください」と力説した。

2人は5日、ケイオスのYOHを加え、NEVER無差別級6人タッグ王座に挑む。後藤は「NEVER6メンとタッグの2冠、また大きな実績をつくりたいと思いますよ、明日」と、2日連続の王座奪取を誓っていた。

タイチ(中央)を攻める後藤(手前)とYOSHI-HASHI(撮影・滝沢徹郎)
ザック・セイバーJr(右)を攻める後藤(撮影・滝沢徹郎)
ザック・セイバーJr(右)を攻めるYOSHI-HASHI(撮影・滝沢徹郎)

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柴田勝頼ついに復活 棚橋はUS王者返り咲き狙う/新日本WK見どころ2

12月15日、両国大会でリングに上がった柴田勝頼はファンの拍手を受け感極まる

新日本プロレスのレッスルキングダム(WK)16が4日、東京ドームでいよいよ幕を開ける。今年は4、5日の東京ドーム大会2連戦に加え、8日の横浜アリーナ大会で約5年ぶりのプロレスリング・ノアとの対抗戦が行われる。

日刊スポーツでは同大会の見どころを全3回で紹介する。第2回は、東京ドーム大会。

   ◇   ◇   ◇

4日の第4試合で、柴田勝頼(42)が復帰を遂げる。急性硬膜下血腫の影響で17年4月以降欠場していた。新日本ロサンゼルス道場のヘッドコーチとして後進の育成にあたりながらリング復帰を目指してきた。昨年10月、G1クライマックス決勝戦前にサプライズ登場。12月の両国大会ではスーツ姿でリングに上がると「1月4日。試合するぞ! 以上」と絶叫した。非公表の対戦相手は誰なのか、自身提案のキャッチレスリングルールでの戦いはどんなものになるのか注目だ。

4日の第7試合は、高橋ヒロム(32)がIWGPジュニアヘビー級王者で、互いに認め合うライバル、エル・デスペラードに挑戦する。昨年12月に閉幕したベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)では、史上2人目の連覇、3人目の3度目の優勝を達成したヒロムだが、「IWGPジュニアヘビー級王座、それしか見えていない」と貪欲だ。デスペラードとはBOSJ公式戦、12月のタッグマッチと、30分時間切れ引き分けに終わっている。宿敵を倒し、正真正銘の王者に返り咲く。

5日の第4試合は、NEVER無差別級6人タッグ王者のSHO&高橋裕&EVILのハウス・オブ・トーチャー(HoT)組に、YOH&YOSHI-HASHI&後藤のケイオス組が挑戦する。YOSHI-HASHIと後藤は昨年11月の大阪大会で、石井を加えた3人でNEVER無差別級6人タッグ王者の史上最多連続防衛記録(9度)の更新を目指した。しかし、HoTのダーティーファイトにいたぶられてベルトを奪われている。昨冬のワールドタッグリーグ優勝決定戦では、高橋裕&EVILを退けて優勝。一矢報いたが「このままで終わろうとは思っていない。ここがゴールじゃない」と、鼻息は荒い。失ったものを取り返せるか。

そのほか、4日のNEVER無差別級やIWGPタッグ、5日の棚橋弘至(45)がIWGP USヘビー級王者返り咲きを狙うKENTA戦、ジュニアタッグなどタイトルマッチも充実している。

見どころ最終回は、約5年ぶりのプロレスリング・ノアとの対抗戦が行われる8日の横浜アリーナ大会についてで、近日アップ予定。

IWGP USヘビー級王者返り咲きを狙う棚橋弘至

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ケイオスが前哨戦で躍動「余裕消し去ってやるよ」4連戦で王者組追い詰める

TAKA(中央)に消灯を見舞うYOSHI-HASHI(奥)と後藤(撮影・勝部晃多)

<新日本:後楽園大会>◇21日◇東京・後楽園ホール

15日に閉幕したワールドタッグリーグ(WTL)2021を制した後藤洋央紀(42)&YOSHI-HASHI(39)のケイオス組が、来年1月4日に行われるIWGPタッグ選手権の前哨戦で躍動した。

本隊のタイガーマスクと組み、6人タッグマッチで現王者のセイバーJr&タイチら鈴木軍と対戦。中盤にYOSHI-HASHIがTAKAにジャスト・フェイスロックで捕獲されるなどピンチもあったが逃げ切った。最後は10分12秒、隠しはざまから、必殺の合体技「消灯」でTAKAを沈め、YOSHI-HASHIが3カウントを奪取。勝利後、後藤はリング中央にどっしりと陣取り、YOSHI-HASHIは場外のタイチらにWTLのトロフィーを見せつけるなど、挑発合戦を繰り広げた。

王者組の前で改めて宣戦布告だ。「このままで終わろうとは思っていない」とWTL制覇後も厳しい表情を変えなかった後藤は、「後楽園4連戦でお前らの余裕を消し去ってやるよ」と油断なし。YOSHI-HASHIも「1・4東京ドーム、そのベルトは俺たちのものだ」と力強く宣言した。

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新日本 1・8ノアとの対抗戦カード発表 オカダと棚橋が武藤、清宮と激突

オカダ・カズチカ(左)と棚橋弘至(2018年5月3日撮影)

新日本プロレスとプロレスリング・ノアは17日、オンライン会見を開き、22年1月8日に神奈川・横浜アリーナで行われる対抗戦「WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ」の全対戦カードを発表した。

オカダ&棚橋-武藤&清宮、鷹木らロス・インゴ・ベルナブレス・デ・ハポン勢-中嶋ら金剛勢など、ドリームマッチが9試合決定。新日本のIWGP USヘビー級王者のKENTAはノア勢として参戦する。また、2試合の第0試合も決まった。

ノアが新体制に移行した16年11月以降は交流がなく、両団体が戦うのは約5年ぶり。ABEMAのPPV(ペイ・パー・ビュー)で生配信される。

この日発表されたカードは以下の通り

◆第0-1試合 藤田晃生-矢野安崇

◆第0-2試合 天山&小島&永田-タニー&ヨネ&斎藤

◆SHO-小峠篤司

◆石森&外道-HAYATA&吉岡

◆デスペラード&DOUKI-YO-HEY&NOSAWA論外

◆石井&後藤&YOSHI-HASHI&田口&ワト-原田&大原&稲葉&稲村&岡田

◆セイバーJr&金丸-丸藤&小川

◆タイチ&鈴木&TAKA-杉浦&桜庭&KENTA

◆EVIL&東郷-潮崎&北宮

◆オカダ&棚橋-武藤&清宮

◆鷹木&内藤&SANADA&ヒロム&BUSHI-中嶋&拳王&征矢&タダスケ&亜烈破

(試合順は未定)

ノア清宮海斗(2021年2月24日撮影)
09年1月、エプロンに立つ棚橋弘至(上)へドラゴンスクリューを見舞う武藤敬司

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新日本 1・4&1・5全対戦カード発表 4日メイン王者鷹木信悟-オカダ

激しく打ち合う鷹木(左)とオカダ(2021年12月15日撮影)

新日本プロレスは16日、22年1月4日、5日に東京ドームで行われる「WRESTLE KINGDOM 16 in東京ドーム」の全対戦カードを発表した。

11月8日に発表された4日のメイン(王者鷹木信悟-挑戦者オカダ・カズチカのIWGP世界ヘビー級選手権)、同15日に発表された5日のメイン(4日の勝者-挑戦者ウィル・オスプレイのIWGP世界ヘビー級選手権)に加え、4日の第0試合を含む全17カードが出そろった。

この日発表されたカードは以下の通り

◆4日 第0試合・「KOPW 2022」進出権争奪ニュージャパンランボー(参戦選手数未定)

◆4日 第1試合・スペシャルシングルマッチ 60分一本勝負 YOH-SHO

◆4日 第2試合・6人タッグマッチ 30分一本勝負 棚橋&田口&ロメロ-KENTA&石森&ファンタズモ

◆4日 第3試合・6人タッグマッチ 30分一本勝負 内藤&SANADA&BUSHI-オスプレイ&コブ&O・カーン

◆4日 第4試合・スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負 柴田勝頼-X(ルール調整中)

◆4日 第5試合・NEVER無差別級選手権 60分一本勝負 王者:石井智宏-挑戦者:EVIL

◆4日 第6試合・IWGPタッグ選手権 60分一本勝負 王者:タイチ&セイバーJr-挑戦者:後藤&YOSHI-HASHI

◆4日 セミファイナル・IWGPジュニア選手権 60分一本勝負 王者:エル・デスペラード-挑戦者:高橋ヒロム

◆5日 第1試合・IWGPジュニアタッグ選手権3WAYマッチ 60分一本勝負 王者:ロビー&タイガー-挑戦者:田口&ロメロ-挑戦者:石森&ファンタズモ

◆5日 第2試合・スターダムスペシャルマッチ 30分一本勝負 岩谷麻優&スターライト・キッド-中野たむ&上谷沙弥

◆5日 第3試合・「KOPW 2022」決定戦4WAYマッチ 時間無制限 4日の第0試合「KOPW 2022」進出権争奪ニュージャパンランボーを勝ち抜いた4選手

◆5日 第4試合・NEVER無差別級6人タッグ選手権 60分一本勝負 王者:EVIL&裕二郎&SHO-挑戦者:後藤&YOSHI-HASHI&YOH

◆5日 第5試合・スペシャルシングルマッチ 60分一本勝負 SANADA-グレート・O・カーン

◆5日 第6試合・スペシャルシングルマッチ 60分一本勝負 内藤哲也-ジェフ・コブ

◆5日 セミファイナル・IWGP USヘビー級選手権 60分一本勝負 王者:KENTA-挑戦者:棚橋弘至

スーツ姿でリング上に上がり1.4大会への参加を表明しマイクをたたきつける柴田勝頼(2021年12月15日撮影)

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高橋ヒロム涙 史上2人目の連覇「この俺がジュニアの中心に戻ってやる」

優勝を果たしトロフィーを掲げる高橋(撮影・垰建太)

<新日本プロレス:両国大会>◇15日◇東京・両国国技館◇観衆3215人◇ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア28優勝決定戦

リーグ1位の高橋ヒロム(32)が、初の優勝決定戦進出となったYOH(33)との38分に及ぶ死闘を制し、4代目タイガーマスクに並ぶ史上2人目の大会連覇を果たした。

序盤から小細工なしにぶつかり合った。しかし、リーグ戦で敗退したSHOの突如の乱入により会場は騒然。2人は襲撃にあい、一時は「ノーコンテスト」も脳裏によぎる展開となった。しかし、ロス・インゴ・ベルナブレス・デ・ハポンの同門、鷹木、内藤、YOHの同門、後藤、YOSHI-HASHIが応援にかけつけ、SHOを排除。真剣勝負は継続した。YOHに何度も3カウントを奪われそうになりながらも、セコンドについた2人の声援に後押しされ、38分30秒、ついに渾身(こんしん)のTIME BOMB2をさく裂。熱戦に終止符を打った。

ヒロムは常々、ヘビー級に人気が集まる現状に危機感を募らせてきた。「俺自身がジュニアで圧倒的スターにならないといけない」。初代タイガーマスクや小林邦昭氏が活躍したジュニア時代を目標に挙げ、自らジュニアをけん引することで復権を目指してきた。

目標に、また1歩前進した。ワールドタッグリーグの優勝決定戦も行われたが、両国国技館の最後の舞台に立っていたのはジュニアの高橋ヒロムだった。史上2人目の大会連覇に加え、獣神サンダー・ライガー氏、金本浩二氏に並ぶ史上3人目の3度目の優勝を達成。「この俺がジュニアの中心に戻ってやる」と、涙を流して喜んだ。次は、デスペラードの持つIWGPジュニアヘビー級のベルト挑戦へ。歩みを止めない。【勝部晃多】

高橋ヒロム対YOH YOHを倒し雄叫びを上げる高橋(撮影・垰建太)
高橋ヒロム対YOH YOHに強烈なラリアートを決める高橋(撮影・垰建太)

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後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組がWTL初優勝「絆が生んだ栄光」

「WORLD TAG LEAGUE2021」優勝決定戦を制し勝ち名乗りを受けるYOSHI-HASHI(右)と後藤(撮影・垰建太)

<新日本プロレス:両国大会>◇15日◇東京・両国国技館◇観衆3215人◇ワールドタッグリーグ優勝決定戦

たまりにたまった鬱憤(うっぷん)を晴らした。リーグ戦1位チーム、後藤洋央紀(42)&YOSHI-HASHI(39)のケイオス組が、EVIL&高橋裕二郎のハウス・オブ・トーチャー組を破り、同タッグとして3度目の出場となったワールドタッグリーグ(WTL)で初優勝を果たした。

優勝決定戦にもかかわらず、序盤から一方的な反則攻撃の嵐だった。それでも、隠しはざま、GYR、消灯、激烈一閃(いっせん)と、合体攻撃を連発し、自らのタッグの戦い方を貫いた。先月、米国でNEVER無差別級王者を奪還した同門石井智宏のヘルプもあり、発奮。最後は19分58秒。高橋裕をYOSHI-HASHIがフルネルソンで抱え上げ、後藤が旋回してたたきつける新技「奈落」で沈めた。

絶対に負けられない相手だった。11月6日の大阪大会、石井を加えた3人でNEVER無差別級6人タッグ王者の史上最多連続防衛記録(9度)の更新を目指したが、SHO、EVIL、高橋裕のダーティーファイトにいたぶられ、1年3カ月間巻き続けたベルトを奪われた。同月28日の千葉大会WTL公式戦でも、度重なる反則攻撃に苦しみ、勝ち点2を献上。因縁の相手を撃破し、自身3度目の優勝となった後藤は、「ケイオスのメンバーみんなの絆が生んだ栄光」と喜びをかみしめた。

体は決して万全の状態ではなかった。YOSHI-HASHIは、今月9日のユナイテッドエンパイア戦で膝を負傷。後藤もリーグ戦のダメージ蓄積により、膝は悲鳴をあげていた。それでも、コロナ禍で苦しむ人々の希望の光になるべく、残る全ての力をふり絞った。後藤は「このままで終わろうとは思っていない。ここがゴールじゃない」。タッグの歴史にさらなるページを刻む。【勝部晃多】

「WORLD TAG LEAGUE2021」優勝決定戦を制し写真に納まるYOSHI-HASHI(右)と後藤(撮影・垰建太)
高橋(中央)をたたきつけるYOSHI-HASHI(左)と後藤(撮影・垰建太)
高橋(中央)をたたきつけるYOSHI-HASHI(左)と後藤(撮影・垰建太)

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後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組が1位通過「タッグの歴史を動かす」

勝ち名乗りを受けるYOSHI-HASHI(左)と後藤(提供・新日本プロレス)

<新日本:ワールドタッグリーグ>◇12日◇広島・広島グリーンアリーナ

ワールドタッグリーグ最終戦が行われ、後藤洋央紀(42)YOSHI-HASHI(39)のCHAOS組が、勝ち点16で並んでいた現IWGPタッグ王者のタイチ、ザック・セイバーJr組を下し、15日に東京・両国国技館で行われる優勝決定戦へ1位通過した。24分44秒、後藤がセイバーJrの一瞬の隙をつき、後藤弐式で丸め込んで3カウントを奪取した。

先月14日の開幕戦では、ケガから復帰直後の内藤、SANADA組に不覚を取ったが、焦らず着実に勝ち星を積み上げた。11日には同時開催のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの最終戦で、同門のYOHが優勝決定戦進出を決めた。仲間の姿に力をもらった。

優勝決定戦は2位通過した高橋裕二郎、EVIL組と戦う。後藤は「俺たちが新日本プロレスのタッグの歴史を動かす」と拳を突き上げた。

優勝決定戦進出を決めた後藤(左)とYOSHI-HASHI(提供・新日本プロレス)

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内藤哲也「自分の信じた道を突き進めばいい」元パートナーに敗戦も苦言せず

EVIL(左)にハイキックをさく裂する内藤(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:ワールドタッグリーグ>◇12日◇広島・広島グリーンアリーナ

大のプロ野球広島ファンで知られる内藤哲也(39)は、ホームグラウンド広島で勝利の拳を掲げることはできなかった。

ワールドタッグリーグ(WTL)リーグ最終戦で、SANADA(33)とともに、7連勝中の高橋裕二郎、EVILのハウスオブトーチャー組と対戦。序盤から、相手のセコンド、ディック東郷の介入や、かみ付き攻撃など、度重なる反則攻撃に苦戦した。最後は17分46秒、SANADAが高橋裕の急所攻撃でもん絶しているところに、元パートナーのEVILにEVIL(変形大外刈り)を受け、敗戦。この瞬間、15日(東京・両国国技館)の優勝決定戦進出の夢は打ち砕かれた。

6年ぶりの広島グリーンアリーナで、無念を重ねた。9月のG1初戦、試合中に左膝内側側副靱帯(じんたい)と半月板を損傷し、2カ月間の欠場を余儀なくされた。それでも、復帰戦となった11月14日のWTL開幕戦で、難敵YOSHI-HASHI、後藤組を自らのデスティーノで撃破。「焦って復帰を決めていない。全勝優勝を目指す」と完全復活を強調すると、そこから開幕4連勝でスタートダッシュに成功。その後も、危なげない戦いぶりでリーグ戦をけん引したが、最後の最後に悪夢が待っていた。

それでも「(試合に介入する)ディック東郷の存在に文句を言うつもりはない」ときっぱり。「あれが今のEVILのプロレスであり、高橋裕二郎のプロレスでしょ? それなら自分の信じた道を突き進めばいい」と、元パートナーに苦言を呈することはなかった。

自身は、現在の相棒SANADAと信じた道を行く。「ともに結果を残したかった」と語った悔しさは、いつかホームグラウンド広島で雪ぐつもりだ。【勝部晃多】

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本間朋晃「こんなとこで寝てる場合じゃない」泥沼開幕6連敗で負け越し決定

YOSHI-HASHI(左)にセカンドロープからのこけしをさく裂する本間(撮影・勝部晃多)

<新日本プロレス:ワールドタッグリーグ>◇30日◇東京・後楽園ホール

15年、16年とリーグ2連覇を果たしたG・B・Hタッグが苦しんでいる。真壁刀義(49)、本間朋晃(45)組がYOSHI-HASHI、後藤のCHAOS組に敗れ、泥沼の開幕6連敗。リーグ戦の負け越しが決まった。

あと少しのところまで追い詰めた。腰を痛めている真壁をサポートすべく、本間が孤軍奮闘。終盤、こけしロケット2連発や、セカンドロープからのこけしロケットをさく裂させるなど、大いに会場を盛り上げた。だが、10分41秒、YOSHI-HASHIのダブルニーから、後藤の消灯を受けて撃沈。試合後、リング上に倒れこんでいるところを、相手組から挑発される屈辱を受けた。

19日の長野大会では、前IWGPタッグ王者の内藤、SANADA組と対戦するも、手も足も出ず。必殺技「デスティーノ」を温存して勝利した内藤には、「出すまでもなかった」と涼しい顔で言い渡された。

このまま、好き放題言わせているわけにはいかない。「こんなとこで寝てる場合じゃない。俺はまだ眠たくねえし、寝る気もねえ!」。次戦は同じく開幕6連敗と苦しむ鈴木みのる、TAKAみちのく組と対戦する。こけしは覚醒するのか。

YOSHI-HASHI(右)と後藤洋央紀(手前)を蹴散らし、雄たけびを上げる本間(撮影・勝部晃多)

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