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ランキング

内山高志杯は6試合中3試合がKO決着、賞金50万

元世界王者内山高志氏(左)から1回KOで賞金50万円を獲得したデスティノ・ジャパン

<ボクシング:内山高志Presennts KNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメント準決勝>◇19日◇東京・後楽園ホール

KO期待の5回戦トーナメントで、3階級6試合の準決勝中3試合がKO決着となった。60キロ級での開幕戦はマービン・エスクエルド(24=フィリピン)が右ストレートで1回TKO勝ち。最後の65キロ級ディスティノ・ジャパン(35=ピューマ渡久地)は2度ダウンを奪って1回TKO勝ち。アンバサダーの元世界王者内山氏から、1回KOの賞金50万円を受け取ると大喜びだった。

56キロ級山内祐樹(24=真正)は3回TKO勝ちで、デビュー4連勝(3KO)とした。2回に左ストレートでダウンを奪うも決めきれず。3回に連打でレフェリーストップ勝ち。アマ4冠実績から初の日本人相手で、中3以来の後楽園ホールだった。「満足できたのは結果だけ。無意識に緊張して体が硬かった。2回で決めていれば」と、賞金15万円獲得にも悔しがった。

同級佐々木蓮(24=ワタナベ)は2-1判定で、辛くも10連勝となった。1回にカウンターを浴びてダウンし、冷や汗をかいた。内山氏が経営するKODラボでトレーナーを務めている。リングサイドにいたオーナーに「すいません」と頭を下げると「賞金渡したかったのに。罰金だ」と返されて苦笑した。

来年1月12日の決勝は、56キロ級が山内祐樹(24=真正)-佐々木蓮(24=ワタナベ)の無敗対決となった。60キロ級はマービン・エスクエルド(24=フィリピン)-高畑里望(40=ドリーム)、65キロ級がトゴルドル・バットツォグト(20=モンゴル)-ディスティノ・ジャパン(35=ピューマ渡久地)となった。

3回TKO勝ちで賞金20万円を獲得した山内祐樹(右)

“氷の皇帝”が日本帰還 何歳でも戦ってほしい男

12月29日のベラトール日本大会での対戦が決まったエメリヤーエンコ・ヒョードル(左)とクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン

何歳になってもファイトが見たい。そんな総合格闘家と言っていい。何度か米メディアで報じられてきた「氷の皇帝」の日本“帰還”が、ついに発表された。

19年12月29日、米総合格闘技ベラトールの日本大会初開催(さいたまスーパーアリーナ)に合わせ、元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(43=ロシア)が15年大みそかのRIZIN旗揚げ大会以来、4年ぶりに日本で試合に臨むことが決まった。対戦相手もPRIDEで活躍してきたクイントン“ランペイジ”ジャクソン(41=米国)に決定した。9日には都内のホテルで記者会見に臨んだ。

ヒョードルは「年末に日本でファイトすることは大事なこと。ロシアでは、年末にヒョードルが日本で戦っていることが『伝統』として認知されている。素晴らしい年明けを迎えられるように、29日に向けて準備していきます」との意気込みを示した。

1度引退している。12年6月、母国での興行でベドロ・ヒーゾ(ブラジル)との対戦(KO勝ち)後に現役引退を会見で口にした。引退後は母国のスポーツ省特別補佐官などを務めていたが、RIZINの設立などに合わせ、15年の年末に現役復帰。18年からはベラトール世界ヘビー級GPに参戦し、元UFC同級王者フランク・ミアやUFCで人気を誇ったチェール・ソネン(ともに米国)を下してGP決勝まで進出した。PRIDE時代を思い出させる快進撃だった。

今年1月のGP決勝ではUFCヘビー級で活躍したライアン・ベイダー(米国)の左フックに散った。衝撃的な35秒KO負け。秒殺されていたこともあり、ヒョードルは2度目の引退時期についても言及。「そろそろ引退する時期かもしれない。(ベラトール代表)スコット・コーカーから最後のツアーをやるとの話が来て、年齢とともに(引退が)明確に見えてくるのではないか」と口にした。

「引退ツアー」としてヒョードルと3試合契約を結んだコーカー代表は「スタッフは来年1月のロサンゼルス大会にこのカードをやるべきだと言っていたが、私が日本で組むと主張した」と説明。ヒョードルの日本ラストマッチになることを強調した。ベラトール日本大会に全面協力するRIZINの榊原信行実行委員長は「往年のファンのプレゼント。タイムスリップしたような時間を感じてもらう機会になればいい」。ベラトールはケージ(金網)での試合が主流だが、今回はPRIDEをほうふつさせるリングでの試合もプランにあるという。

ヒョードルは「私にとって日本という国、日本のファンのみなさんは非常に大切な存在。いつもサポートしてくれてありがとうございます」と感謝の言葉を口にした。PRIDE勢の主力選手の中で、ただ1人、UFCに参戦しなかったファイター。ロシア人でありながら、日本の選手にように感情移入し、ロマンを感じてしまうところだ。

体力のピークはとっくに去っている。00年の日本デビューから約19年。ファンが見たいのは「氷の皇帝」「60億分の1の男」たる生きざまだと思う。1度引退した立場にあり、すぐに2度目の引退をすぐに決める必要はないと考える。おそらく日本ラストマッチになるに違いない。しかし世界のファンが求める限りは、何歳になっても戦ってほしい。【藤中栄二】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける男たち」)

藤本京太郎1年1カ月ぶり試合「気楽に戦いたい」

約1年ぶりの試合を迎えるWBOアジアパシフィックヘビー級王者藤本京太郎

プロボクシングWBOアジアパシフィックヘビー級王者藤本京太郎(33=角海老宝石)がスタット・カラレック(24=タイ)との同級ノンタイトル8回戦(21日、東京・後楽園ホール)に向け、20日都内で前日計量に臨んだ。

藤本は104・5キロ、スタットは97・5キロだった。約1年1カ月ぶりの試合となる藤本は「2カ月前に決まり、それまで引きこもりだったけど急ピッチで仕上げてきた。やるしかない。とりあえず勝たないと」と自分を鼓舞した。

今年7月には、3度防衛中のWBOアジアパシフィック王座を保持したまま、日本、東洋太平洋の両王座を返上。その後、夢である世界挑戦の話は何度か舞い込んだが、実現には至らなかった。「何回もやめようと思った。夢があるからここまでやってこられた」。今回の試合に向けやる気は「ウルトラ低い」と笑ったが、久しぶりの実戦とあって約80回のスパーリングをこなしてきた。「メインじゃないので、気楽に戦いたい」と圧倒的な力を示すつもりだ。

引退ライガー「レスラー冥利につきる」藤波とタッグ

獣神サンダーライガー引退試合

新日本プロレスは15日、都内で会見を行い、来年1・4、5日に東京ドームで開催する「WRESTLE KINGDOM14」の第1弾カードを発表し、東京ドーム大会を最後に引退する獣神サンダー・ライガーの4日の「引退試合1」は8人タッグマッチに決まった。

ライガーは藤波辰爾(65)、ザ・グレート・サスケ、タイガーマスクと組み、佐野直喜(54)、大谷晋二郎(47)、高岩竜一(47)、田口隆祐(40)組と対戦。セコンドとしてライガー組にエル・サムライ、相手組に小林邦昭(63)が付き、特別レフェリーを保永昇男(64)が務める。

佐野の現リングネームは佐野拓真だが、ライガーが慣れ親しむ昔のリングネーム「直喜」で参戦する。また、5日は引退試合2、6日の大田区大会で引退セレモニーを行う。

縁があり、しかも血気盛んな選手に囲まれてのタッグ戦が決まったライガーは「引退試合だから湿っぽくなるのもいやだ。引退式となるとしゅんとなりがち。うおー、すげーという試合で終われればと思います」と意気込みを語った。

また、この日はライガーがレスラーになるきっかけとなった憧れの先輩藤波も登場した。新日本東京ドーム大会に06年以来の参戦となる藤波は「まずおつかれさまでした」とライガーに声をかけ、「今回こういう形で1・4あがることになりました。きっかけを作ってくれたライガー選手に感謝します」と話し、「足手まといにならないよう、コンディションを整えて臨みたい」と気を引き締めた。

それに対し、ライガーは「恐れ多い、恐縮です」と笑い、少年時代の思い出を語り出した。「ぼくが小学生のとき、ちょうど藤波さんが凱旋(がいせん)帰国して、雑誌の表紙になってて。(ポスターを)部屋にはって、Y少年はプロレスラーを目指した。その藤波さんと最後にタッグを組んでいただける。レスラー冥利(みょうり)につきる。幸せもの」とあらためて感動した。

翌5日の引退試合は未定。誰と対戦したいかとの問いにライガーは「絶対この人と、というのはない。湿っぽいのはしたくない。最後までライガーはライガーっぽかったねと言われたい」と熱い相手との最終戦を望んだ。

引退試合について会見する獣神サンダー・ライガー(撮影・滝沢徹郎)
引退試合でタッグを組む藤波(左)と握手を交わす獣神サンダー・ライガー(撮影・滝沢徹郎)
引退試合でタッグを組む藤波(左)と獣神サンダー・ライガーはポーズを決める(撮影・滝沢徹郎)

王者KENTAヒール道邁進「ぶーぶーいってこい」

石井智宏の顔真似をするKENTA

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級王者KENTA(38)が、11月3日にベルトをかけて戦う石井智宏(43)と新日本ファンをこきおろした。

この日は前哨戦となる6人タッグ戦で石井と対戦。コーナーで石井に逆水平連打を浴びるが、交わしてエルボー連発で逆襲。自身がgo2sleepでフレドリックスに勝利した後も、石井を挑発し、怒りを引き出した。14日の両国大会から石井の風貌をジャニーズ系と例えて勝手に“トモ”と呼び出したKENTAはバックステージに戻ってくると「萌え~」と第一声。さらに石井の怒った顔をまねて、「あの顔見たか。めちゃくちゃ萌えた。トモに萌えた。きょうもかっこ良かったよ」とほめちぎった。

元WWEのKENTAは今夏G1に初参戦。8月12日の最終戦で「バレットクラブ」に電撃加入し、ヒール道を突き進む。この日も何度もブーイングを浴びたが、それでも「元気ねぇな。ぶーぶーいってこいよ」とファンを批判。「おまえらに応援してもらおうなんてこれっぽっちも思ってねぇからな」と言い放った。

中邑真輔「大型犬」レインズと初シングルなど2連戦

レインズ(手前)を裸絞めで攻め込むインターコンチネンタル王者中邑(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:スマックダウン大会>◇18日◇インディアナ州インディアナポリス・バンカーズ・ライフ・フィールドハウス

WWEインターコンチネンタル(IC)王者中邑真輔(39)が、絶大な人気を誇る「大型犬」ローマン・レインズ(34)と初シングル戦に臨むなど1日2連戦で派手にわたりあった。

IC王座を懸けて挑戦者レインズと一騎打ち。試合途中、解説席にいた中邑のスポークスマン、サミ・ゼインの介入でピンチを脱すると、レインズのスーパーマンパンチの右腕を捕獲し、そのまま腕ひしぎ逆十字固めに切り返した。しかし挑戦者に持ち上げられ、パワーボムでマットにたたきつけられてしまった。

何とかエプロンにいたゼインに気を取られたレインズに向け、中邑はキンシャサを狙ったものの、レインズのスーパーマンパンチを浴びた。とどめのスピアーまで狙われそうになると、背後からバロン“キング”コービンの襲撃で試合終了。中邑は反則負けとなったが、規定で王座移動なし。中邑がベルト防衛した形となった。

試合後、レインズの救出に駆けつけたダニエル・ブライアンに制裁された中邑はゼインの救援で反撃に成功。してやったりという表情でゼイン、コービンとともバックステージに戻ると、急きょメインイベントで、コービンを組み、レインズ、ブライアン組と対戦するタッグマッチが決まった。

IC王座に続き、ゼインの介入で中邑はピンチをしのいだものの、先に場外でコービンがレインズのスピアーを浴びて撃沈。リング内で中邑もブライアンのランニングニーを食らって3カウントを許してしまった。人気スターのレインズ、そして新日本プロレスのロサンゼルス道場で苦楽をともにした旧友ブライアンとの「刺激的」な対決は今度も続きそうだ。

なお10月31日にサウジアラビアで開催されるPPV大会クラウン・ジュエルで組まれたチーム・ホーガンVSチーム・フレアー(5対5対抗戦)にレインズ参戦が発表。WWEユニバーサル王座戦のために「チーム・ホーガン」から抜けた同王者セス・ロリンズに代わりに同チームの主将に就任する。既に「チーム・フレアー」に加入している中邑は、中東の地で再びレインズと顔を合わせることになる。

ブライアン(右)にライダーキックを見舞ったインターコンチネンタル王者中邑(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved
コービン(左端)、ゼイン(中央)とステージを引き揚げるインターコンチネンタル王者中邑(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved