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中邑がタイトル再挑戦に意欲「マハルを倒したんだ」

WWEヘビー級王者マハル(右)にキンシャサを決め、たぎる中邑(C)2017 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:スマックダウン>◇22日(日本時間23日)◇米ニューヨーク州ブルックリン・バークレイズ・センター

 「ロックスター」中邑真輔(37)が、タイトル再挑戦に強い意欲をみせた。

 WWEヘビー級王者ジンダー・マハル(31)の配下にあるシン・ブラザーズとの1対2のハンディキャップ戦で圧倒的な強さを誇示し、リングに乱入してきたマハルにもキンシャサ(ボマイェ)で圧倒。もう中邑の頭にはWWE王座への再チャレンジしかない。試合後のインタビューでは、胸にある気持ちを爆発させるように宣言した。

 「ジンダー・マハルを倒したんだ。オレが欲しいのはWWEタイトルだ、WWEヘビー級選手権だ!」。

 インタビュアーの質問を遮るような態度で、流ちょうな英語を駆使しながら、再びチャンスを狙う姿勢を示した。

 9月16日にはエディオンアリーナ大阪で開催されるWWE大阪大会に出場する予定だ。王者マハルに再挑戦できるのか。日本人初のWWEヘビー級王者として凱旋(がいせん)できるのか。それとも大阪大会で再挑戦が実現するのか。今後の展開に注目を集まる。

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亀海喜寛、憧れのコットに挑み世界王座を手にするか

 日本スーパー・ライト級、東洋太平洋ウェルター級の元王者、亀海喜寛(34=帝拳)が26日(日本時間27日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターでWBO世界スーパー・ウェルター級王座決定戦に臨む。相手は4階級制覇の実績を持つ元世界王者、ミゲール・コット(36=プエルトリコ)。知名度も実力もあるビッグネームを相手に、亀海は異国の地で世界王座を手にすることができるのか。

 アマチュアを経て05年にプロデビューした亀海は日本とアジア圏では最強の称号を得たが、世界の頂に挑むのは34歳にして初のことだ。11年以降、亀海は中量級の層が厚い米国に主戦場を移して8戦をこなし、3勝(3KO)3敗2分という結果を残している。判定で敗れはしたものの元世界4階級制覇王者のロバート・ゲレロ(米)と激闘を展開するなどして認知度を上げ、昨年は世界挑戦経験者のヘスス・ソト・カラス(メキシコ)と連戦。初戦は引き分けだったが、再戦では8回終了TKOで圧勝している。丈夫な体を生かして圧力をかけ、中近距離で強打を叩きつける攻撃的なスタイルは、ボクシングの本場でも受け入れられている。キャリア12年目を迎えた亀海は、「実力がついてきていると感じている」と話している。32戦27勝(24KO)3敗2分。

 迎え撃つコット(45戦40勝33KO5敗)は2000年シドニー五輪出場後にプロ転向し、スーパーライト級、ウエルター級、スーパー・エルター級、ミドル級の4つの階級で世界一になった実績を持つ。勝利こそ逃したがフロイド・メイウェザー(米)、マニー・パッキャオ(比)らスーパースターとも拳を交えたことがあるトップ選手だ。亀海自身も「(コットは)無冠時代から憧れていた選手」と話している。身長、リーチとも170センチとスーパーウエルター級では小柄だが、前傾姿勢から飛び込んで強打を振り抜くこともあれば、フットワークをつかいながら正確な左ジャブを突いて切り込むなど、幅広いボクシングを身につけている。

 総合的な戦力、経験値で勝るコット有利は動かせず、オッズも4対1で元4階級制覇王者に傾いている。最近の試合がそうであるように、体格で劣るコットは今回もリスクを低く抑えるため足と左ジャブでコントロールしようと試みるものと思われる。これに対し亀海がどこまでプレッシャーをかけて追い込むことができるか。そのあたりがカギになりそうだ。

 このところ日本のボクシング界は元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(ワタナベ)と元同級WBC王者の三浦隆司(帝拳)が引退。さらに山中慎介(34=帝拳)が13度目の防衛に失敗するなど明るいニュースから遠ざかっている。そんな負の連鎖を断ち切ることができるか。亀海が勝てば輪島功一(三迫)、工藤政志(熊谷)、三原正(三迫)、石田順裕(グリーンツダ)に続き、スーパーウエルター級では日本のジム所属選手としては5人目の世界王者誕生となる。

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三浦隆司と内山高志の引退、ボクシング界の世代交代

三浦隆司

 偶然の一致だが、今年のボクシング界は世代交代年になった。拳を交えたスーパーフェザー級の元世界王者が、7月に1日違いで引退を表明した。記憶と記録に残る2人だった。

 三浦隆司を初取材したのは09年、日本王座に3度目の挑戦の時だった。初挑戦は小堀に負け、再挑戦は矢代に引き分け、再戦でダウン応酬の末に雪辱の王座獲得。喜びのあまり幼なじみと結婚宣言し、トレーナーから「本当に大丈夫?」と冷やかされていた。まだ横浜光ジムで、初々しい地方出身青年の印象だった。

三浦隆司

 11年の世界初挑戦では内山高志からダウンを奪うも逆転負けした。心機一転して帝拳ジム移籍には驚いた。当初は日本王者だった叔父の薦めで、帝拳ジムに体験入門した。初の高校6冠で同期の粟生が注目され、いつしか姿を消したと聞いていたからだ。

 ジムに一番長くいる選手だった。多くは2時間程度だが、三浦は4時間近いこともあった。バーベルを素手でコツコツたたく姿が印象的だった。普段もリングでも外見にこだわりなく、世界をとっても同じトランクを使った。東北人らしく多くはしゃべらず。寡黙な野武士のような風貌にも好感が持てた。

 内山の世界初挑戦の時は勝てないと思った。体制が問題だった。洪トレーナーが渡辺会長と意見が合わず直前にジムを離れた。急きょチーム内山を結成。役割分担して一丸で支えたが、デビューから指導していた元アマ韓国代表の穴は大きかった。王座奪取は内山のさまざまな能力の高さあってのもの。大人だったのを見落としていた。

 ワタナベジムは来る者を拒まないおおらかムードだが、内山がいると緊張感が出る。トレーナーは同じアマ出身者が多いがいずれも年下。何事も内山が一番熟知していた。拓大では荷物番をやらされた屈辱もあり、特に体育会系の日常の自己と周囲への厳しさが原点、原動力だった。

内山高志

 練習を始めるには、1回3分の間は入り口で待つルールがある。インターバルになると「お願いします」とあいさつして入れる。昔はなかった内山流のけじめ。合宿所も荒れがちだったが、内山が入寮してから規律が確立され、寮生が集合してロードワークなども恒例になったと聞く。

 どこのジムも練習中は1回3分、休憩1分のタイマーを鳴らす。昨年だったが、タイマーがだいぶ古くなり、休憩1分がだいぶ短くなっていた。「スタミナがつく」の声も出ていたが、内山は「時間の間隔を体に染み込ませないといけないのに」と怒っていた。しばらくしてタイマーが新品になった。

 ボンバー・レフトとKOダイナマイト。乱立気味で世界王者の価値観が薄れる中で、個性的ボクサーとしての存在感があった。何よりも強打は魅力があり、たっぷり楽しませてもらった。【河合香】

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大鵬孫納谷と初戦の雷神矢口、有刺鉄線バットで威嚇

会見で納谷幸男(左)に有刺鉄線バットを手に詰め寄る雷神矢口と仲裁に入る初代タイガーマスク(撮影・村上幸将)

 横綱大鵬の孫の納谷幸男(23)と、9月14日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園大会でのプロレスデビュー戦でシングルマッチ30分一本勝負で戦う雷神矢口が23日、都内のリアルジャパンプロレス本部で会見を開いた。

 席上で、矢口が有刺鉄線を巻いたバットを納谷の胸ぐらに突きつけるなど、早くも“場外戦”が展開された。

 今回のデビュー戦は、矢口から度重なる対戦要求があったが、リアルジャパンプロレス主宰の佐山サトル(59)が、凶器の使用なども辞さない大仁田厚率いる邪道軍の戦い方が危険すぎると固辞した経緯があった。ただ、納谷が18日から21日まで石川県羽咋市の妙成寺で行った合宿で「自信がついた。自信を持った状態でやれると、自分の方から先生にお願いしました」と、自ら佐山に対戦を希望し、実現したと明らかにした。

 矢口は「巨人、大鵬、卵焼き。一時代を築いたすばらしい偉大な大鵬親方を、俺は尊敬している」と、納谷の祖父大鵬へのリスペクトを口にした。その上で「見た限りは、遺伝子は120%受けていると思うよ。でもね、強さだけは世襲制じゃないんだな。本人がどれだけ努力して、修羅場をくぐってきたか。25年の修羅場をくぐり抜けた俺と対戦するのは100万光年早いんだよ」と挑発した。

 矢口は納谷との対戦を要求し続けた理由として、納谷の父で元関脇の貴闘力(49)が鈴木みのると組み、14年4月16日に東京・代々木競技場第2体育館で行ったプロレスデビュー戦で、大仁田とタッグを組んで戦ったが敗れたこと。2戦目も戦って敗れたが、その後、貴闘力が焼き肉店の経営に乗り出したため、試合の機会がないまま恨みが残っていると吐露した。

 また貴闘力のデビュー戦で、当時リアルジャパンプロレスの練習生でセコンドについていた納谷が大仁田を捕獲し、貴闘力が矢口に張り手を浴びせてフォール勝ちするのを“アシスト”したことも恨んでいると訴えた。矢口は「試合で絡まないおかげで、あんなうまい焼き肉を俺が食いに行けなくなった。それに、こいつが手を出したおかげで負けたのも、腹が立っているんだよ。だから、こいつと真っ先にやらせろと言ったんだよ」と息巻いた。

 ところが、納谷が当時のことを「覚えていない」と挑発を受け流し、矢口の印象を聞かれても答えないなど相手にしない姿勢を示した。さらに「もちろん、勝つ自信があります」と言ったことに矢口が激怒。「何、この野郎。ふざけんじゃねーよ、お前。何が勝つ自信があるだよ!!」と言い、矢口は納谷の胸ぐらをつかんで有刺鉄線バットを突きつけた。

 佐山が間に入ると、矢口は怒りをにじませながら退場。納谷と矢口の間に、後戻りできない因縁が刻み込まれた。【村上幸将】

会見に出席した左から納谷幸男、初代タイガーマスク、雷神矢口(撮影・村上幸将)

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内藤と石井が10・9激突、新日が主要カード発表

 新日本プロレスは22日、9月以降のシリーズの主要カードを発表した。

 9月10日の福島大会(県営あづま総合体育館)では、NEVER無差別級選手権で王者鈴木みのるにマイケル・エルガンが挑戦。同16日の広島大会(広島サンプラザホール)では、IWGPインターコンチネンタル王者棚橋弘至が、ザック・セイバーJrの挑戦を受ける。同24日の神戸大会(神戸ワールド記念ホール)では、IWGP USヘビー級王者ケニー・オメガが、ジュース・ロビンソンと初防衛戦。10月9日の両国国技館大会では、東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦として内藤哲也-石井智宏戦が決定。IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが、EVILと8度目の防衛戦を行う。

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亀海喜寛「中盤、終盤に仕掛け」番狂わせへ決意語る

田中繊大トレーナー(左)と渡米した亀海喜寛(2017年8月20日撮影)

 ボクシングのWBO世界スーパーウエルター級6位亀海喜寛(34=帝拳)が8月26日(日本時間27日)、米カリフォルニア州カーソンで元4階級制覇王者ミゲル・コット(36=プエルトリコ)と同級王座決定戦で対戦する。マニー・パッキャオ(38=フィリピン)、フロイド・メイウェザー(40=米国)らスーパースターと戦った経験を持つ超ビッグネーム相手に、亀海はどう戦うのか。本人へのインタビューで意気込みを聞いた。注目の一戦は、27日午前11時からWOWOWライブで生中継される。

 -試合が決まったと聞いたときは、どう思いましたか

 亀海 興奮したし、でも、すぐに「やってやる、勝ってやる」という気持ちに変わりました。

 -これまで亀海選手にとってコットはどんな存在でしたか

 亀海 自分が20歳ぐらいのときからWOWOWの「エキサイトマッチ」で試合を見てきたし、大好きなアイドルです。だから試合が決まって不思議な感じがします。

 -6月にロサンゼルスで一緒に記者会見に臨みましたが、実際に会った印象はいかがでしたか

 亀海 会見の前、偶然に会場の前で会ってあいさつしました。いつもは眉間に皺を寄せて神経質なイメージでしたが、そのときはフレンドリーな感じでした。ただ、向き合ったときに目線がずいぶん下に行ったので体は小さいなという印象を受けました。オーラも感じませんでした。

 -会見のあと、米国でトレーニングをしてきたんですね

 亀海 ロサンゼルスで10日間ぐらいトレーニングしました。現地のトレーナーから、これまでになかった考え方や技術的な話も聞きました。

 -日本でのジムワークも順調ですね

 亀海 米国に行って視野が広がり、より良いトレーニングができています。

 -亀海選手はボクサーとしてどこが自分のセールス・ポイントだと思っていますか

 亀海 ハートの強さには自信があります。あとはボディーブロー、スタミナ、手数を出してアクションが多いところなどが海外のファンに認められているのかなと思います。

 -すでに海外で8試合していますが、アメリカでは名前で呼ばれることが多いのでしょうか

 亀海 名前で「ヨシ」とか「ヨシヒロ」とか呼ばれるんですが、すごく違和感があるんですよ(笑)。名前で呼ぶのは家族ぐらいなので。でも、スラングで「あいつはイカレテルぞ」とか言われると、それはボクサーにとっては褒め言葉なのでうれしいですね。

 -コットの戦力をどう分析していますか

 亀海 一撃で決めることもある攻防兼備の選手で、コンビネーションもいい。穴の少ないボクサーですね。

 -20代のころと現在は少し戦い方に変化が見られるのでは

 亀海 スーパーライト級のころはディフェンスに優れていてパンチもスピードもあり、決定力があった。ウエルター級になって激闘型になり低迷した時期もあったけれど、スーパーウエルター級、ミドル級になって、スピードは落ちたけれどワンパンチはキープしていますね。以前よりは堅実なボクシングになっている気がします。

 -付け入るポイントはどのあたりだと思いますか

 亀海 アントニオ・マルガリート(メキシコ)のようにプレッシャーをかけてくる選手には強くないのかなという気はします。下がらなかったジョシュア・クロッティ(ガーナ/米国)にも苦戦しているし。

 -どんな展開に持ち込もうと考えていますか

 亀海 序盤に強いパンチをもらってダメージを受けたり顔面をカットしたりしたら何もできなくなってしまうので、いかに最初から自分のペースに持ち込むか。それが大事だと思います。

 -ボディーブローで相手の体力を削り、そのうえで中盤から終盤に勝負、というイメージですか

 亀海 ほとんどの人がそう思っているんじゃないでしょうかね。あれだけうまい選手なのでビッグパンチはかわしてしまうはず。もしも序盤にチャンスが来るとしても、それはラッキー・パンチ以外にないけれど、そのラッキーに賭けているようではダメですからね。戦術などを含めて中盤、終盤に仕掛けないといけないと思います。

 -試合会場のスタブハブ・センターでは過去に2度、試合をしていますね

 亀海 知っている慣れた会場なので良かったです。

 -コットは亀海選手との試合後、12月にも試合を計画しているみたいですね

 亀海 あれだけの選手なので、ここでつまずくことはイメージしていないんでしょう。こちらは引き立て役、いわばBサイドとして見られているのは間違いないので、それは仕方ないでしょう。でも、「亀海のスタイル、気持ちの強さがアップセット(番狂わせ)を起こす」と言ってくれる人もいるので、自分も絶対にやってやるという気持ちです。

 -もちろん自信はありますね

 亀海 負けることを考えてリングに上がるヤツがどこにいる! バカヤロー! と誰かが言ったけれど、もちろん自信はあります。これまでも負けるつもりで試合に臨んだことはないし、この話が来たときから勝つことしか頭にありません。負けるかもしれない、負けたらどうする、勝てるかもしれない。そんなことを言う人がいたら「それは違う。勝ちにいくことしか考えていない」と言います。

 -コットに勝てば亀海選手自身が、これまで以上に注目されることになります

 亀海 それはコットに勝てば当たり前でしょう。逆にケガをして引退とか、ボクシングはそういう可能性もある。だから先のことは考えず、とにかくこの試合に勝つことだけを考えています。

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雷神矢口、佐山に大仁田の対戦相手受けるよう迫る

会見で納谷幸男(左)に有刺鉄線バットを手に詰め寄る雷神矢口と仲裁に入る初代タイガーマスク(撮影・村上幸将)

 横綱大鵬の孫の納谷幸男(23)と、納谷がプロレスデビューする9月14日のリアルジャパンプロレス東京・後楽園大会で、シングルマッチ30分一本勝負で戦う雷神矢口が23日、都内のリアルジャパンプロレス本部で会見を開いた。

 矢口は会見で、もし自分が納谷に勝った場合、邪道軍率いる大仁田厚(59)がリアルジャパンプロレス主宰の佐山サトル(59)に再三、要求し続けている、最後の電流爆破マッチの相手になってほしいという要求をのむよう、佐山に迫った。矢口は「この試合に勝って、初代タイガーマスクと大仁田厚最後の電流爆破を何とかね、俺は勝ち取らなきゃいけないわけだから」と訴えた。

 佐山は矢口に「幸男に勝った時点で、自分が大仁田とやる挑戦権を得るとおっしゃっていましたが、お受けしたことは全くない」と完全拒否の姿勢を示した。佐山は18日に同所で開いた会見でも「体調が戻るまではやるつもりはない。受ける、受けないかは、タイガーマスクの動きが出来るか、出来ないかで自分で決める。(リングに)ぶざまな格好で上がるわけにはいかない」と断言。15年5月に狭心症の手術を受け、休養中の体調がベストではなく対戦を受けない方向であることを示唆していた。

 その上で佐山は、矢口が有刺鉄線バット持参で会見場に乗り込んできたことに対し「何だか、記者会見上にバットを持ってくるのも何かと思う」と不快感を示した。そして「凶器OKなどというのは、矢口選手のプライドが許さないでしょう。バットも使わないでしょうし、通常ルールで臨みます」と凶器の使用を許さない姿勢を明確に示した。

 さらに「1つ条件があるのは、レフェリーをこちらで決めさせてもらう。(凶器を)使わせないようなことが、しっかり出来るレフェリーを認定する。ひどい状況になったら止めます」と、レフェリーの指名含め、納谷の安全確保を最優先にする考えを強調した。

 それに対し、矢口は「バットは俺にとって凶器じゃないから。電流爆破が本当の凶器だから」と、あくまでバットの持参を譲らない姿勢を強調。一方で「格闘スタイルも出来るし、長州力、天竜源一郎、谷津嘉章と、血へどを吐いてやってきた。大仁田厚との電流爆破も。セコンドに誰、連れて行くかはお楽しみだよ」と断言。リアルジャパンプロレス側のレフェリー指名に対し、大仁田をはじめとした邪道軍として総力戦を挑む可能性を示唆した。

 納谷は記者から「流血戦になった場合は?」と聞かれると「(流血戦への)恐怖は全くない」と答えた。【村上幸将】

会見に出席した左から納谷幸男、初代タイガーマスク、雷神矢口(撮影・村上幸将)

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オメガ大技連発でオカダ粉砕!2年連続V決定戦へ

ケニー(下)はオカダに強烈な投げ技を決める(撮影・滝沢徹郎)

<新日本G1クライマックス27:両国大会>◇12日◇両国国技館◇観衆7591人(札止め)

 Bブロック予選リーグ最終戦で、昨年覇者のケニー・オメガ(33=カナダ)がIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)を破り、2年連続優勝決定戦進出を決めた。

 オメガは、5日の大阪大会のEVIL戦で首を負傷し万全ではないオカダに非情の首攻撃。リバースのフランケンシュターナーを2度繰り出し、ジャーマンスープレックス、タイガースープレックスと、後頭部からマットにたたきつける大技を連発。

 最後はVトリガーから、片翼の天使でオカダを粉砕した。1月4日の東京ドーム大会では46分45秒の死闘の末敗れ。6月11日の大阪城ホール大会では60分時間切れ引き分けと、いずれも王座戦ではね返されたオカダに、三度目の正直で勝利。

 外国人としてG1史上初の連覇を目指し、13日にAブロック1位の内藤哲也(35)と対戦する。オメガは「内藤、お前は強くてセクシーだが、オレには劣る。明日は、カナダの国旗が会場にはためくことになる」と連覇を宣言した。

試合に敗れ決勝進出を逃したオカダ(中央)はうなだれた表情で会場を去る(撮影・滝沢徹郎)

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田中恒成、新愛称“ドリームボーイ”に「好きです」

2度目の防衛戦に向け、練習を公開したWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(撮影・加藤裕一)

 デビュー8戦で日本最速タイの世界2階級王座を手にしたWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が21日、同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)との2度目の防衛戦(9月13日、エディオンアリーナ大阪)に向け、名古屋市内の同ジムで練習を公開した。

 シャドーボクシングで体をほぐした後、フィリピンから招いたパートナーと4ラウンドのスパーリングを実施。「疲労がたまってくる時期ですが、そうでもない。調整は順調です」と言う通り、軽快な動きを見せた。

 2度目の防衛戦は、その先を見据えたステップボードだ。猛烈アピールしてきたWBA世界ライトフライ級王座田口良一との統一戦。5月20日の初防衛戦後、マイクを握ってリング上に田口をまねき上げて“了承”をもらい、畑中清詞会長からもGOサインを受け取った。それだけに絶対につまずけない戦いになる。

 「油断じゃないけど、オレが勝って当たり前というムードがあって、それに見合った結果を残せるか。そこに意義がある。最低条件がKO。自分の思い通りの試合がしたい」と語った。

 5度目の世界戦にして初めて、TBS系で全国中継される。従来の異名「中京の怪物」も「いいか、嫌かと言えば、嫌。まあ昔はそうでもなかったんですが…」と“卒業”する。ただ、強豪ボクサーにはつきもののキャッチコピーは「あればうれしい」と歓迎で「スピードに関連するようなものがあれば」という。

 ならばと、畑中会長は「僕は前から言ってるけど“ドリームボーイ”です。夢の5階級制覇を狙うんやからね」。田中は「う~ん、嫌じゃない。好きですよ」。“中京の怪物”あらため“ドリームボーイ田中恒成”が、満を持して全国デビューを飾る。

畑中清詞会長にグローブをつけてもらうWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(撮影・加藤裕一)

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比嘉大吾10・22初防衛戦 具志堅会長衝撃発言?

WBC世界フライ級の初防衛戦へ向けて気合のパンチを披露する比嘉。後方は笑顔で肩をもむ白井・具志堅スポーツジムの具志堅会長(撮影・小沢裕)

 ボクシングのWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)の初防衛戦が決まった。同級6位トマ・マソン(27=フランス)と10月22日に東京・両国国技館で対戦が、23日に都内で発表された。WBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が同級王者アッサン・エンダム(33=フランス)と再戦がメインのダブル世界戦となる。

 会見では具志堅会長がいきなり「次は減量失敗しそうだ」と言い出した。さらに「おいしいもの食べなきゃできる」。比嘉はお祝い続きで「何回もおいしいものを食べに行き、王者を実感した」という日々を送ってきた。さらに前回一時はパニックになるほど苦しんだだけに「しっかり落としていい状態にして、挑戦者の気持ちでKOで倒します」と神妙に答えた。

 村田ともに日仏対決となったが、比嘉は「パリに行って見たいけど印象はない。硬いフランスパンぐらい」と言い、相手の顔も会見資料で初めて見た。「顔は負けているけど、気合では負けない。かいくぐって中に入って接近戦に持ち込みたい」と話した。

 5月にデビューから無傷の13連勝で世界王者になったが、オールKOで奪取は国内で初だった。具志堅会長と同じ21歳で世界王者の目標を達成し、次は同じ沖縄生まれの浜田の15連続KOを抜く日本新記録が目標。あと3つ。まずはV1へ向けて、9月からは長野・車山で走り込みの2次キャンプに入る。

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