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琴勇輝に史上初の珍事!不戦敗翌日に再出場を2回

夏場所9日目、琴勇輝が休場となり魁聖が不戦勝となった(撮影・河野匠)

 平幕琴勇輝に、また珍事が起こった。9日目に左膝関節水腫で休場して不戦敗となったが、翌10日目のこの日から再出場した。15年春場所でも同じように、8日目に休場して不戦敗となり、翌9日目から再出場しており、自身2回目の経験となった。

 不戦勝不戦敗制度の歴史は深い。初日から全力士に適用されたのは昭和3年3月から。この制度ができるまでは、相手が休むと自分も休みになった。つまり不戦敗扱いにはならないので、優勝争いなどの場合に故意に休む力士がいたという。それを防ぐためにできた制度だ。その制度ができてから、過去に不戦敗した翌日に再出場したのは7人いる。1人で2回経験したのは初めてとなった。

 なぜ休んで再出場したのか。力強さが戻らなかったのか、千代大龍にあっさり押し出された琴勇輝は「今日なんとしてでも出るために、1日時間を取りたかった。無理に出てその後を棒に振りたくなかった」と説明した。西12枚目は、十両陥落も気になる番付。不戦敗は1つ星を落とすことになるが、15日間という長い目で見た判断だった。後はそれを、生かすだけだ。【佐々木隆史】

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ブルックvsスペンス 勝者はパッキャオらと統一戦も

 マニー・パッキャオ(38=比)らスーパースターが集うウェルター級のIBF王者、ケル・ブルック(31=英)が27日(日本時間28日)、英国シェフィールドで1位の指名挑戦者、エロール・スペンス(27=米)を相手に4度目の防衛戦を行う。勝者がパッキャオを含む他団体王者との統一戦に駒を進める可能性があるだけに、要注目のカードといえる。

 ブルックは14年8月に王座を獲得し、3連続KO防衛を果たした。その勢いを駆って昨年9月にはWBA、WBC、IBF世界ミドル級王者、ゲンナディ・ゴロフキン(35=カザフスタン/米)に挑んだが、善戦したものの5回TKO負けを喫した。試合後には眼窩底骨折が判明し、手術。これが8カ月ぶりの再起戦となる。高い攻防技術を身につけた技巧派の強打者で、「スペシャル(特別な男)」というニックネームを持つ。戦績は37戦36勝(25KO)1敗。「私がスペンスとの対戦を避けるのではないかと予想した人が多いみたいだが、この試合でウェルター級で最強であることを証明するつもりだ」とブルックは話している。

 挑戦者のスペンスは12年ロンドン五輪ウェルター級ベスト8の実績を残したあとプロに転向。5年間で21戦全勝(18KO)のレコードを誇る。サウスポーの万能型強打者で、挑戦者決定戦を含めこのところ8連続KO勝ちと勢いを増している。「世界王者という長年の夢を実現するときがきた。ベルトを持ち帰るために100パーセント集中して戦う」と意気込んでいる。

 試合会場はブルックの地元、シェフィールドのブラモール・レイン・サッカー場で、チケットは最高600ポンド(8万7000円)と高額にもかかわらず当日は3万人の集客が見込まれている。

 ともにスピードがあるが、その点ではサウスポーのスペンスが一枚上か。ブルックは左ジャブで突き放し、相手が入ってくるタイミングに右ストレートを合わせないと苦しくなりそうだ。王者の地元での試合だが、オッズは3対2でスペンス有利と出ている。

 この試合が注目されるのは、両者の力量が高い次元で接近しているという理由からだけではない。勝者が他団体王者との統一戦に向かう可能性が高いことも関心を寄せられる一因とみられている。特に今年3月にWBAとWBCの王座を統一したキース・サーマン(28=米)がブルックとの試合を望んでおり、さらなる統一戦が期待されているのだ。一方、スペンスもサーマンとの対戦を希望していることから、27日の試合でどちらが勝っても3団体の統一戦の可能性が膨らむことになりそうだ。また、WBO王者のパッキャオも7月2日に防衛戦が決まっており、勝つことを前提に11月に次々戦が計画されている。そのタイミングで他団体王者との統一戦が浮上する可能性も十分にある。

 実力も知名度も高いスター選手同士が鎬を削るウェルター級トップ戦線。はたして誰が最後に笑うのか。まずは27日のブルック対スペンスに注目したい。

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高野人母美が「顎の骨が溶ける病気」患い3度の手術

計量を終えた高野は亀田トレーナーと笑顔。右はカイ(撮影・阿部健吾)

 「モデルボクサー」の前東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者高野人母美(29=協栄)が25日、ポリデントCM出演を熱望した。カイ・ジョンソン(竹原&畑山)と戦う55・0キロ契約6回戦の前日計量に登場したが、いつものような派手なパフォーマンスはなし。はかりに乗るときに、何かを口から取り出したが…。「今日は地味目で…。1月にアゴの手術をして、一本を入れ歯にしたんです。いま安易にインプラントなどにする人が多いんですけど、将来を考えたら入れ歯の方が良い。恥ずかしいかもしれないですが」と右下奥歯の入れ歯を外すパフォーマンスだったことを明かした。

 ばい菌が入ったことで「顎の骨が溶ける病気」を患い、今年に入って計3度の手術を行ったという。歯科で働いた経験もあることから、抜いた奥歯の代わりには、「一番良い」と入れ歯を選択した。もちろん試合中は外すが、「ポリデントのCMお待ちしてます!」と声を大にした。

 この1カ月半は元3階級制覇王者亀田興毅トレーナーのもとで練習を積んだ。しきりに入れ歯の話に終始していると、「ボクシングの話、なんもあらへんやん」と亀田トレーナーから鋭いツッコミを受けたが、接近戦の立ち回り方などを磨いてきた。この日は地味なアピールでも、試合本番では派手にきめてみせる。

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高安、大関昇進目安33勝「大きな一番」藤島副部長

2敗を守った高安は懸賞金の束を手に引き揚げる(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇12日目◇25日◇東京・両国国技館

 関脇高安(27=田子ノ浦)が平幕の宝富士(30=田子ノ浦)を、守勢に回りながら上手投げで破り、2桁10勝目をマーク。過去の例から大関昇進の目安とされる「三役で3場所合計33勝」に届いた。

 日本相撲協会の幹部からは「昇進」を示唆するような言葉は出なかった。それでも、高安の力を高く評価する声は変わらない。八角理事長は「安定した力はつけたという印象。特に今場所は落ち着いている」と話した。大関昇進には、千秋楽まで見て、審判部の総意を受けて場所後の理事会招集-という流れがある。ましてや理事長判断で決まるものでもなく「(昇進は)審判部が(自分に)言ってきてからの話。33勝は関係ない」と、昇進をにおわす言葉は当然、差し控えた。

 土俵下で審判長を務めた審判部の藤島副部長(元大関武双山)は、高安の心理を読み解くように「今場所初めて(立ち合いで)もろ手で行った。ぎこちなかったですね。いつもの(体当たりではじくような)立ち合いの方が良かったと思いますが、思うところがあったのか。(2桁勝利の)意識があったのかもしれませんね」と分析。ただこの1勝の重みについては「12日目で一応の目安ですからね。何となく勝っているわけでなく、力があるなという勝ち方。大きな一番であることには変わりない」と評価。13日目の日馬富士戦にも「どっちが勝っても激しい相撲になる。勝つことで自分の優勝の道も開けるかもしれない。集中していってほしい」と期待した。

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具志堅用高が断言!来春に山中V14で日本記録超え

沖縄めんそーれフェスタ前夜祭に参加したバービーと具志堅用高(撮影・村上幸将)

 具志堅用高(61)が25日、東京・池袋サンシャインシティで行われた沖縄めんそーれフェスタ前夜祭で、WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)が、来春にも自身の持つ世界戦13連続防衛の日本記録を抜くと断言した。

 前日の24日、山中が具志堅の持つ13連続防衛の日本記録に挑む大一番の相手が、同級1位のルイス・ネリー(メキシコ)に決まった。会場は未定だが、8月に対戦する。具志堅は山中について聞かれ「次、13回目(の防衛戦)がきてますからね。記録は…ちょうど、抜かれる時期だね。山中君が、やりますよ。抜きますね」と期待した。

 ネリーは22戦全勝(16KO)のファイターで強打が売りだが、具志堅の山中への期待は揺るぎない。「来年の春じゃないですか? 14回防衛は」と、山中が日本記録を塗り替えるXデーまで“予言”した。

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豊ノ島が3連敗から3連勝「最後もしっかり前出る」

栃丸を押し出しで破った豊ノ島(撮影・丹羽敏通)

<大相撲夏場所>◇12日目◇25日◇東京・両国国技館

 劇的な逆転勝ち越しに王手をかけた。陥落した幕下で4場所目を迎えた東幕下19枚目の豊ノ島(33=時津風)が、失意の3連敗から3連勝。13日目以降に組まれる最後の7番相撲に、勝ち越しをかけるまでこぎつけた。

 負ければ2場所連続負け越し決定となる、東幕下16枚目の栃丸(24=春日野)との一番。胸で当たり得意のもろ差しを狙ったが、これは封じられた。ならばと、突き放そうと突っ張る相手の腕を下からあてがいながら、押し相撲で前進。休まず最後は、もろハズから押し出した。

 負けを恐れない熱い気持ちの中でも、頭は冷静にイメージ通りの一番だった。「もちろん二本、入れる気持ちだったけど、入らなかったら下から圧力をかけようと思っていました。突き落とされても、それは仕方ない。負けることを恐れずに行った。そんな気持ちで開き直れましたね」。

 3連敗した6日目の取組後、「受けに回っている」とアドバイスしてくれた荒磯親方(元前頭玉飛鳥)がこの日の取組後、再び声をかけてくれた。「見違えるような相撲を取っている。今日みたいな相撲を取れば強いんだから」。あれ以来、何かが吹っ切れて、忘れかけていたものを取り戻した豊ノ島。3連敗から3連勝の精神的な立て直しにも「自分が精神的に強かったら3連敗なんかしてない。周りの人の、ちょっとした言葉で、気の持ち方を変えられるようになりました」と感謝の気持ちが絶えない。場所を締めくくる7番相撲も「3連勝は内容もいい。最後もしっかり前に出る相撲で締めくくれたら」と結果を恐れずに臨む。

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山中慎介、具志堅の日本記録へ相手は同級1位ネリー

合宿を公開した、左からリナレス、山中、三浦(撮影・阿部健吾)

 プロボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が具志堅用高の持つ世界王座13連続防衛の日本記録に挑む大一番の相手が、同級1位のルイス・ネリー(メキシコ)に決まった。8月に対戦するとを24日、所属ジムの本田明彦会長が明らかにした。会場は未定となっている。

 この日、千葉県成田市での走り込み合宿を公開した山中は、「挑戦者に希望していた相手。攻めてくる時のパワーもうまさもある。フックは気を付けないといけないですね。サウスポー同士ですけど、相性は悪くない。試合が決まり(合宿の)テンションが上がる」と気合の表情。大記録が目の前に迫るが、「先に言わせてもらいますけど、記録は意識してません。そろそろ(質問が)出そうだったので」と報道陣の笑いを誘った。

 合宿では早朝の12キロを手始めに1日20キロ以上走り込み下半身を鍛えている。「坂道で前より粘れているし、成長を感じる」と34歳でも進化を実感して、納得顔だった。

 ネリーは22戦全勝(16KO)と、強打を誇るファイター。すべてメキシコで試合を行っており、同地ではファイトスタイルからも大きな人気を得ている。

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照ノ富士10勝目も左足ひきずる「大丈夫です…」

照ノ富士(左)は送り出しで正代を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇12日目◇25日◇東京・両国国技館

 大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)にピンチが訪れた。西前頭5枚目正代(25=時津風)を送り出しで下し、支度部屋に戻る時に異変があった。

 取組中にはそぶりも見せなかったが、表情をゆがめて付け人の肩を借りて、足を引きずりながら戻ってきた。風呂から上がり、髪を結ってもらう間に左膝をアイシングでケアした。曲げると痛いか、と聞かれると「大丈夫ですよ」とだけ答えた。しかし、支度部屋を後にする際は再び付け人の肩を借りて、足を引きずりながら会場を後にした。

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高安が昇進目安3場所2桁白星「明日は大事な一番」

宝富士を破って勝ち名乗りを受ける高安(撮影・丹羽敏通)

<大相撲夏場所>◇12日目◇25日◇東京・両国国技館

 大関とりに挑む関脇高安(27=田子ノ浦)は西前頭4枚目の宝富士(30=伊勢ケ浜)をからくも上手投げで下して、昇進目安となる直近3場所33勝をクリアした。

 これまでのかち上げから一転、もろ手突きで立った。「重い力士。踏み込ませたくなかった。踏み込む前に止めたかった」。上体を起こしたが、そこからは狙い通りにいかなかった。突き放す意識とは裏腹に「反射的にまわしを取りに行ってしまった」。組んで宝富士を呼び込んでしまった。

 それでも、攻めの意識が前面に出ているのが今場所の高安。休まず構わず、上手で振って、強引にねじ伏せた。「内容的には良くない。危ない相撲でした」と反省したものの、3場所連続の2桁に届かせた。

 周囲からは大関とりの声が飛ぶ。だが、高安自身の意識は優勝争いにしかない。13日目は1敗の横綱日馬富士に挑む。「今日は今日で終わり。残り3日はすごく大事になってくる。しっかりついていきたい。明日は自分のこれからの相撲人生で、大事な一番だと思います」。その先に、大関昇進が待っている。

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村田諒太の判定負けでJBCが抗議文 再検証を要請

エンダム(左)に判定で敗れた村田諒太

 日本ボクシングコミッション(JBC)は24日、ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)が判定負けした20日の世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王座決定戦の採点について、WBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長に文書で抗議したと発表した。採点結果を再検証し2週間以内の回答を強く要請した。文書は23日付。

 アッサン・エンダム(フランス)との試合の判定は1-2と割れた。ジャッジ3人による判定は1人が117-110で村田、残る2人は116-111、115-112とエンダムを支持した。

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