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村田、エンダムに勝てば日本のジム今年9人目の新世界王者に


 12年ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(31=帝拳)が22日、東京・両国国技館でWBA世界ミドル級王者、アッサン・エンダム(33=カメルーン/フランス)に挑む。両者は5月に王座決定戦で拳を交え、4回にダウンを奪った村田が優勢を保ったまま戦い終えたように見えたが、エンダムが2対1の判定で勝利とベルトをもぎ取った。因縁の再戦ということになるが、村田が勝てば95年の竹原慎二(沖)以来22年ぶり、2人目の日本のジム所属の世界ミドル級王者が生まれることになる。それだけではない。村田が勝てば今年になって日本のジムから9人目の新世界王者誕生となるのである。大豊作の年に大輪を添えることができるか。

 日本のジムにとって、今年は過去最高の実り多い年といえる。

 2月に福原辰弥(28=本田フィットネス)がWBOのミニマム級王座を獲得したのに始まり、4月には久保隼(27=真正)がWBAスーパー・バンタム級王座についた。翌5月には比嘉大吾(22=白井・具志堅)がWBCフライ級、拳四朗(25=BMB)がWBCライト・フライ級でそれぞれ戴冠を果たした。7月になると京口紘人(23=ワタナベ)がプロ転向から1年3カ月、8戦目でIBFミニマム級王座に駆け上がった。その5日後、中国の上海で行われたWBOフライ級タイトルマッチでは、圧倒的不利とみられた木村翔(28=青木)が五輪連覇の実績を持つ中国のスター選手、ゾウ・シミン(36)に11回TKO勝ち。敵地で世界奪取を成し遂げた。

 これだけでは終わらない。8月には日本人対決で山中竜也(22=真正)が福原を破ってWBOミニマム級王座を獲得。そして9月、これまた日本人対決で岩佐亮佑(27=セレス)が小國以載(29=角海老宝石)を攻め落とし、6回TKO勝ちでIBFスーパー・バンタム級王座を奪い取った。

 上記のように、すでに今年は8人の新王者(返り咲きや2度目、3度目の戴冠などは除く)が誕生している。これは2011年の5人、2012年の4人を大きく上回る歴代最多である。従来のWBA、WBCに加え4年前にIBFとWBOに加盟したことが要因のひとつともいえるが、その初年度の13年は初めて世界王座を獲得したボクサーは2人に留まった。14年は3人、15年が2人、16年は1人だけだった。こうしてみると今年がいかに大豊作かが分かるだろう。しかも、22日に村田が挑戦するほか、28日(日本時間29日)には英国で元日本スーパー・フライ級王者の石田匠(25=井岡)がWBA王座に挑むことになっている。さらに11月4日(日本時間5日)には元日本ライト級王者の近藤明広(32=一力)が米国ニューヨークでIBFスーパー・ライト級王座決定戦に出場する。この3人が戴冠を果たすと、今年の世界王座獲得者は2桁に乗ることになる。年間表彰選手の選考も嬉しい悲鳴ということになりそうだ。一方で、日本のジム所属の世界王者は現時点でも11人おり、関係者やファンは名前と階級を覚えるのが一苦労という状態でもある。

 そんな状況下、まずは22日に村田が「22年ぶり」と「9人目」を成し遂げることができるかどうか注目したい。

白鵬の内弟子炎鵬、背中追い連勝&連続Vへ奮闘中

ぶつかり稽古で安美錦(右)に胸を借りる白鵬の内弟子の炎鵬


 大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で楽しみな記録がある。初土俵からの連勝記録と、序ノ口からの連続優勝記録だ。この記録に挑むのは、九州場所で幕下昇進が確実な三段目炎鵬(23=宮城野)。横綱白鵬の内弟子として春場所で初土俵を踏み、序ノ口の夏場所、序二段の名古屋場所、三段目の秋場所で全勝優勝して、昭和以降7人目となる序ノ口からの3場所連続優勝を果たした。さらに、初土俵からの連勝を歴代5位となる「21」に伸ばした。

 初土俵からの連勝記録の1位は元小結板井の「29」だ。九州場所で全勝しても届かないが、まずは2位の佐久間山(現常幸龍)の「27」を追いかける。抜くのには全勝が条件。そうなれば優勝の可能性も大きい。序ノ口からの4場所連続優勝となれば昭和以降では、元横綱羽黒山以来2人目の快挙となる。

 169センチ、94キロと小兵ながらに快進撃を続ける一因には、やはり白鵬の存在があるからだ。「一番一番にかける思い、集中力がすごい。私生活も徹底しているから普段の力が出せていると思う」。白鵬の付け人を務めているからこそ、肌身で感じるものがあった。さらに秋場所中盤に休場していた白鵬から直接、部屋で声をかけられたという。「見てるぞ、って言われました。まさか見てくれてるとは思わなかった。一気に気持ちが引き締まりました」と気合が入っていた。そして、三段目優勝決定戦を制した千秋楽で「横綱からも『来場所はこんなものじゃないぞ』と言われました。今は休みたいけど、休んでる暇もない。明日からでも稽古をやりたい」と浮かれる気持ちを抑えて、先を見据えていた。

 角界入り後に入所した相撲教習所を秋場所後に卒業したため、白鵬の付け人として秋巡業に参加している。初めての巡業参加となった15日の金沢巡業で早速、幕下の申し合い稽古に入ると、幕下上位でしのぎを削る先輩力士らから強烈な張り手やかち上げで“歓迎”を受けた。手荒い歓迎ぶりに苦笑いを浮かべたが「重さは感じたけど、感覚はつかめた」と手応えを口にした。残り約3週間でさらに稽古を積んで、1年の納めの場所で有終を飾る。【佐々木隆史】

元若嶋津の症状「少しずつ快方に」湊川親方語る


 19日に千葉県船橋市の市道で自転車で転倒し、頭部の緊急手術を受けた元大関若嶋津の二所ノ関親方(60=本名・日高六男)について、二所ノ関部屋付きの湊川親方(元小結大徹)が20日、船橋市内の病院前で対応し「眠っているような感じ。小康状態が続いている」としつつも「少しずつ快方に向かっている。医者に聞くと、指先が少し動いたり、少しずつ反応がある」と説明した。

 引き続き、集中治療室(ICU)に入っているが、命に別条がないことは変わりないという。

 病院には、おかみさんのみづえ夫人ら家族や、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)らも訪れた。湊川親方は夫人の様子について「心配で付き添っている。疲れています」と気遣った。また、夫人らを見舞った理事長は帰り際に「本当に、良くなることを願っています」と話した。

 二所ノ関親方は19日、二所ノ関部屋から約750メートル離れた住宅や公園がある地域で倒れているのが発見された。千葉県警船橋署によると、目立った外傷はなく、近くには自転車も倒れていたが、大きな破損はなかった。サウナに行った帰りに転倒したとみられる。車道と歩道の間に段差があり、車道側に体の右側を下にして、横向けに倒れていたという。当時は雨が降っていたとみられ、同署が状況を調べている。

 通行人の女性に発見された当初は話もできる状態だった。だが、意識不明の重体に陥り、船橋市内の病院に搬送されて午後5時20分ごろから開頭手術を受けた。

二所ノ関親方が入院する病院に訪れた日本相撲協会の八角理事長(撮影・鈴木みどり)
元大関若嶋津の二所ノ関親方(2016年3月21日撮影)

堅牢無比の村田と不撓不屈のエンダム、どっちが勝つ

アッサン・エンダム(左)と村田諒太


 ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が22日、両国国技館で王者アッサン・エンダム(フランス)との同級タイトルマッチに臨む。村田にとって5月の王座決定戦で敗れた相手との直接再戦。物議を醸す判定となった5月の一戦をデータからひもとき、試合の行方を占う。

<村田諒太 堅牢無比>

 村田は、エンダムからの471発を受け止め、許した有効打はわずか18発。多彩なブローの嵐、その約96%をブロックの盾ではじいた。翻り、その拳を矛として的確に敵を射抜いた。ガードをくぐり抜けたパンチは57発。実に5発に1発は強打をフレンチボクサーの体に届かせ、右ストレートでリングにはわせた。「基本的なスタイルは変えない」。厚き壁を築いて、右拳で壁を貫く。

<アッサン・エンダム 不撓不屈>

 エンダムは、4回にダウンした後も空振りを誘発した。村田の284発のうち体に触れさせなかったのは136発。ミドル級では傑出の足さばき、柔軟さで約48%の回避率を生んだ。過去、6度のダウンでも12回を戦い抜いたタフネスは倒れても羽ばたきをやめない。「5月に見られなかった私を見ることができる。前回と同じ展開には絶対にならない」。羽は折れることはない。王者を守るために。

 ◆First Fight(5・20) ガードを堅め、前進で圧力をかけ、手数を絞って好機に右ストレートを狙う村田。対するエンダムは周回しながら手数を多く、短く連打をまとめる展開。4回に村田がカウンターの右ストレートでダウン奪取。影響を最小限に留めたエンダムはふらつく場面もありながら、足を止めずに、手数も落ちず。判定は2-1(116-111、115-112、110-117)でエンダム。

ロマチェンコVSリゴンドー、五輪金メダリスト決戦


 アマチュア時代に五輪で2大会連続して金メダルを獲得し、プロでも世界王座に君臨する天才ボクサー同士が12月9日、アメリカのニューヨークで世界王座をかけて対戦することになった。WBO世界スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ/米)が、2階級下のWBA世界スーパーバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(37=キューバ/米)の挑戦を受けるもの。

 8歳の年齢差があるため両者が五輪で戦うことはなかったが、舞台をプロのリングに移して技巧派サウスポー同士の対決が実現することになった。「ハイテク(高性能)」と呼ばれるロマチェンコが勝つのか、それとも「ジャッカル」の異名を持つリゴンドーが先輩の維持を見せるのか。早くも注目を集めている。

 ロマチェンコは08年北京五輪のフェザー級で優勝し、12年ロンドン五輪ではライト級で金メダルを獲得した。このほか07年世界選手権で準優勝、09年と11年の世界選手権では優勝を果たしている。アマチュアの戦績が397戦396勝1敗というのだから驚く。ちなみに07年世界選手権決勝で敗れた相手には、のちに2勝して倍返ししている。

 13年10月、世界ランカー相手に4回KO勝ちを収めてプロデビュー。2戦目で世界挑戦を果たしたが、このときは体重オーバーで王座を剥奪された前王者の狡猾な戦いの前に惜敗した。スタミナの配分に不安があったのか前半をセーブしたのが裏目に出た印象だった。それでも最終12回には相手をKO寸前に追い込んで才能の一端を披露したものだ。その3カ月後、決定戦を制してWBO世界フェザー級王座についた。3戦目での戴冠はボクシング史上最短タイ記録でもある。プロの水に慣れたこともあり、以後は手のつけられない強さ、巧さを見せつけている。昨年6月には現在の王座を獲得、7戦目で2階級制覇を成し遂げた。これは井上尚弥(大橋)の8戦を更新する世界最短記録だ。

 一方のリゴンドーも負けてはいない。2000年シドニー五輪と04年アテネ五輪バンタム級で金メダルを獲得したほか、世界選手権では01年と05年の大会で優勝。475戦463勝12敗というアマチュア戦績を残している。キューバではプロ活動が認められていないためアメリカに亡命し、09年にプロデビューした。

 7戦目でWBA世界スーパーバンタム級王座(当時は暫定王座)を獲得し、王座剥奪と返還を経て通算10度の防衛を果たしている。このなかには、2度のダウンを挽回して天笠尚(FLARE山上)を11回終了TKOで下した勝利も含まれている。卓抜したスピードと勘の持ち主だ。

 ともにディフェンス技術に長けたサウスポーの技巧派だが、年齢に加えベスト体重に3.6キロの差がある。そのためオッズは4対1でロマチェンコ有利と出ているが、リゴンドーは「今度の試合で彼の化けの皮が剥がれる」と自信満々だ。10戦9勝(7KO)1敗のロマチェンコが勲章を増やすのか、それとも18戦17勝(11KO)1無効試合のリゴンドーが時計の針を逆回転させるのか。実現は2カ月先だが、実に興味深いカードだ。

比嘉大吾と拳四朗会見 ともに自信「倒して勝つ」


 ボクシングのトリプル世界戦(22日、両国国技館)にともに初防衛戦を迎えるWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)、WBCライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)が19日、都内のホテルで調印式と記者会見に臨んだ。

 挑戦者に同級5位トマ・マソン(フランス)を迎える比嘉は、「調子もよくて後はやるだけだと思っています。12回あるうち、あいだに倒して、絶対に勝ちたい。倒して勝ちます。過去の沖縄の先輩みたいに攻めるスタイルで全国のみなさんに感動を与えるボクシングをしたい」と抱負。マソンは「最終チェックを細かく見ている段階。試合が近づくほどモチベーションは上がっている。良い試合をしたい。非常に体力が問われる試合になると思っている。そのために練習を重ねてきた。試合で出すだけ」と勝負をにらんだ。

 挑戦者に元世界王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)を迎える拳四朗は「体調も万全なので、しっかり練習して、明日はゆっくり映画でも買い物でもしてリラックスしたい」とリラックス感満載のコメント。「前回は挑戦者として戦ったが、今回は王者の自覚をしっかりもって、王者らしく圧勝したい」と誓った。3度目の世界挑戦となるゲバラは「体調は万全です。最高の体調でこの試合に必ず勝ちたい。試合の鍵になるのは意欲。誰にも負けない意欲をもってやってきた」と語った。

 メインカードとなるWBA世界ミドル級タイトルマッチの調印式と記者会見は20日に予定され、王者アッサン・エンダム(フランス)、挑戦者の同級1位村田諒太(帝拳)が出席する。

調印式を終え記念撮影する、左からライトフライ級挑戦者ペドロ・ゲバラ、同チャンピオン拳四朗、フライ級挑戦者トマ・マソン、同チャンピオン比嘉大吾(撮影・酒井清司)

王者比嘉大吾がV1戦で突破を目指す2つのジンクス


 WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)が14連続KO勝利で、2つのジンクスも打ち破る。22日に初防衛戦(両国国技館)を控えた19日、都内のホテルでWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(25=BMB)とともに調印式に臨んだ。沖縄出身王者による初めてのKO初防衛、日本人のフランス人との世界戦初勝利をダブルで達成する意気込みだ。またトリプル世界戦のメイン、WBA世界ミドル級タイトル戦(エンダム-村田戦)の調印式は今日20日に都内で行われる。

 14連続KO勝利での初防衛だけに照準を合わせる。日本初の13戦全勝全KOで世界王者となった比嘉は「ここまできたら判定までいくのは納得いかない気持ち。12回の間に倒しきって勝ちたい」。パーフェクトレコード更新で2つのジンクスも突破する覚悟だ。

 (1)過去、日本ボクシングコミッション公認の沖縄出身世界王者6人は初防衛戦でKO勝ちしていない。守備重視のマソンに対し、師匠・具志堅会長は「倒しにくい」と警戒。周囲の心配にも、比嘉は「沖縄出身の先輩たちのように攻めるスタイルで、全国に感動を与えたい」と豪語した。

 (2)日本人が過去、フランス人と対戦した世界戦は4戦全敗の嫌なデータがある。その記録を知るマソンに「オレが続けよう。(比嘉の13連続KOに)怖さはない。今までの選手たちとは違う試合をみせる」と挑発された。王者も黙っていられない。「マソン選手も自分みたいなタイプと対戦したことはないでしょう」。

 具志堅会長には「7時からの生中継で早く倒しすぎても。いい回でゴーサインを出す」と7~8回のKO指令を受けた。「何回でもKOできれば」と言う比嘉が、ジンクスも打破で日本記録の15連続KO勝利に王手をかける。【藤中栄二】

沖縄出身世界王者の初防衛戦
日本人の対フランス世界戦

石井慧が今年3戦目「練習してきたこと出せるか」

オーストリアで今季3戦目に臨む石井は気合十分のファイティングポーズ


 06年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの総合格闘家・石井慧(30)が21日(日本時間22日未明)、オーストリア・リンツで今年3戦目に臨む。欧州の格闘技団体ファイナル・ファイティング・チャンピオンシップ(FFC)が運営するFFC30大会に参戦。メインカードのヘビー級ワンマッチで、ビヨン・シンデベルグ(37=ドイツ)と対戦する。20日には前日計量も控える。

 ミルコ・クロコップが運営する格闘技ジムでシンデベルグ戦に向けた調整を続けてきた。石井は「ヘビー級への肉体改造と練習で毎日、充実した日々を過ごしています」と充実した表情を浮かべた。今回の対戦相手の身長は同じ180センチ。体重は石井が2キロほど少ないことが予想されるが、ほぼサイズ差はないと言っていい。4月にRIZIN横浜アリーナ大会のヒーリング戦で判定勝ち後、アウェーのロシアで臨んだ7月のシュトルコフ戦では2回TKO負けを喫し、今回は再起戦でもある。

 石井は「対戦相手の印象は特にないです。自分が練習してきたこと出せるかが今回のテーマです」と集中力を研ぎ澄ませていた。

D・ジョンソン「いい気分」UFC最多11度目防衛

<米総合格闘技:UFC216大会>◇7日(日本時間8日)◇米ネバダ州ラスベガス・T-モバイルアリーナ


 UFCフライ級王者デミトリアス・ジョンソン(31=米国)が、同団体史上最多となる11度目の防衛に成功した。セミファイナルで開催された同級タイトルマッチ5分5回で、挑戦者の同級3位レイ・ボーグ(24=米国)を5回3分15秒、腕ひしぎ十字固めで仕留めて一本勝ち。元ミドル級王者アンデウソン・シウバ(ブラジル)が同級王座でマークしていた10度防衛成功を更新し、新記録を樹立した。歴史に名を刻んだジョンソンは「いい気分だ。ここでは最高のショーを見せたかった」と満足そうに再びベルトを巻いた。

 百戦錬磨の絶対王者となりつつあるジョンソンはボーグの反撃を許さなかった。最終5回にボーグをケージ際に追い込こんだ。立ち上がろうとする挑戦者の体を背後から持ち上げ、テークダウンを取りながら腕ひしぎ十字固めに入る難易度の高い技でタップを誘った。珍しいフィニッシュ技に「スープレックスからのアームバーかな。ジムではずっとやってきたことだ。ああいう関節技は習得してあるし、誰もやったことのない技だと思う」と満足そうな笑みを浮かべた。

腕ひしぎ十字固めで勝利したUFCフライ級王者ジョンソン(左)

山中慎介、進退は「まだ何も決まっていない」

イクメンオブザイヤーの授賞式に出席し、子供との写真を持って話す山中(中央)


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が18日、都内で行われた「イクメン オブ ザ イヤー」授賞式に登壇した。

 子育てに積極的に取り組む「イクメン」の認知向上に寄与したアスリート代表として受賞。2児の父ボクサーは、「試合が決まるとなかなか一緒にいるのは難しくなるんですが、日曜日はオフなので、最低でも公園に連れて行くようにしています。そこで自分も楽しめる。試合後は1カ月間は休みなので、そこでも家族といる時間を多く作るようにしています」と語った。

 8月15日に京都で行われた同級タイトル戦で、挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)に4回TKOでプロ初黒星を喫して13度目の防衛に失敗した。その後にネリのドーピング検査での薬物陽性が発覚し、WBCによる処分を待っている状況にある。

 壇上ではイクメンぶりが分かる写真として、勝利後のリングに2人が上がった1枚を見せ、「長男は5歳なんですが、半年の頃から10回リングに上がっているので、慣れすぎている。娘はまだですね」と解説した。

 進退については「まだ何も決まっていない」と述べた。「処分がどうなるかということもある。現役でも引退してもトレーニングは続けようと思うので、自分的に走ったりはしています」と近況を説明した。

 爆笑問題の田中裕二、野球解説者のマック鈴木さん、キャラクター部門でバカボンのパパ、特別部門で群馬県・群馬県保育協議会も受賞した。