上へ戻る

au版ニッカン★バトル

ランキング

「どうしても1面載りたい」日馬富士が仕込んだネタ

日馬富士(2017年12月2日撮影)


 あれは4月の春巡業だった。当時から左肘や膝などを負傷していた元横綱日馬富士関は、連日支度部屋で電気治療を行っていた。肘や膝や背中など、電気治療で使用する吸盤の跡が、全身に赤くついていた。遠ざかっていた賜杯を奪取するために奮起する元横綱からネタを聞きたい、そう思った記者らが話を聞きに行った時だった。

 記者 最近、何か良いことありましたか?

 日馬富士 新しい奥さん見つけました。

 記者 いやいや…。

 日馬富士 どうやったら1面載れるの? どうしても1面載りたいんだよ。

 その後も続く、記事には出来ない話。政治の話や、某大統領らの賛否など。話す度に「これなら1面載れるでしょ?」と聞いてくる。もちろん全て冗談で、面白おかしく話してくる。優勝からも遠ざかり、体が思うように動かないなど歯がゆい思いをしていたからこそなのか、記者たちと話す時は明るく努めた。ただ「どうしても1面に載りたい」。これだけは真面目で力を込めて言っているように聞こえた。

 そんなやりとりから7カ月たった11月。思わぬ形でその時を迎えた。

--平幕の貴ノ岩への暴行

 以降、連日スポーツ紙の1面に載り、情報番組でも“トップ”扱いとなった。そして引退。決して華々しいものではなかった。春巡業の時の「1面に載りたい」は、復活を果たして横綱の威厳を取り戻したい、そういう意味だったはず。なんとも皮肉な幕引きとなってしまった。【佐々木隆史】

まさに黄金カード、五輪連覇者同士がプロ王者として世界戦


 9日(日本時間10日)、米国ネバダ州ラスベガスでは尾川堅一(29=帝拳)対テビン・ファーマー(27=米)のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦が行われるが、同日、ニューヨークでは同じ階級のWBOタイトルマッチがセットされている。プロ3戦目でフェザー級を制覇し、7戦目でスーパーフェザー級王者になったワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ/米)が、2階級下のWBAスーパーバンタム級スーパー王者、ギジェルモ・リゴンドー(37=キューバ/米)の挑戦を受けるのだ。アマチュア時代に五輪連覇を果たした実績を持つレジェンド同士の頂上決戦だ。

 ロマチェンコは08年北京五輪フェザー級、12年ロンドン五輪ライト級で金メダルを獲得しているほか、世界選手権でも2度の優勝実績を持つ。そうした大会での勝利を含めたアマチュア戦績は397戦396勝1敗という驚異的なものだ。唯一の敗北を喫した相手には国際大会で2度のリベンジを果たしている。プロ転向は4年前で、その4カ月半後に世界王座に挑んだが、このときは体重オーバーの相手に惜敗。続く3戦目でフェザー級王座を獲得すると、昨年6月には階級を上げて現在の王座を獲得した。7戦目での世界2階級制覇は井上尚弥(大橋)の8戦目を更新する最速記録だ。

 「ハイテク(高性能)」というニックネームを持つロマチェンコは、単に記録だけの選手ではない。素早く立ち位置を変えながら相手の死角に出て瞬時にパンチを打ち込み、スピードとスキルで圧倒してしまう。豪快なKOで現王座を奪ったあとの3度の防衛は、相手を翻弄したすえ棄権に追い込むという内容だった。見る者の記憶にも残るテクニシャンといえる。10戦9勝(7KO)1敗。

 これに対しリゴンドーは2000年シドニー五輪と04年アテネ五輪のバンタム級で連続金メダリストになり、世界選手権でも2度の優勝を果たしている。アマチュア戦績は475戦463勝12敗。亡命に失敗したためプロ転向が遅れたが、29歳のときに3回TKO勝ちで初陣を飾ると7戦目には現在の王座(当時は暫定王座)を獲得。その後、正王者昇格、WBO王座吸収、スーパー王者への昇格、王座剥奪、返還といったできごとを経て通算10度の防衛を果たしている。

 ロマチェンコと同じサウスポーだが、こちらはライバルほど運動量が多いわけではない。無駄のない動きで間合いを掴んでズバッと斬り落とすタイプだ。自身は打たれ強くはなく何度かダウンを経験しているが、左ストレートの切れ味はロマチェンコのそれを上回っている。18戦17勝(11KO)1無効試合。

 体格はロマチェンコが身長168センチ/リーチ166センチ、リゴンドーが162センチ/173センチと数字上は決定的な差はない。しかし、体のフレームとスーパーフェザー級に馴染んでいる点でロマチェンコにアドバンテージがあることは確かだ。6連続KO勝ちという勢いや若さでもロマチェンコに分があるといえる。こうしたことが反映されてオッズも9対2でディフェンディング・チャンピオン有利と出ている。ただ、これまでにもスター選手との対戦を打診されながら拒んできたリゴンドーが、2階級上のロマチェンコとの対戦に応じたところに矜持と自信をみてとることもできる。

 五輪連覇者同士がプロの王者として世界戦で拳を交える文字通りの黄金カード。はたして勝者として歴史に名を刻むのは-。

小兵も異彩放った日馬富士、暴行で引退もったいない

引退会見で目を潤ませ、唇をかみしめ下を向く日馬富士


 横綱日馬富士が引退した。貴ノ岩の頭をカラオケのリモコンで殴って、裂傷を負わせた。そらあかんわな。横綱やしなあ…。しかし、もったいない。そう思いませんか?

 白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱が全休した秋場所で、優勝した。5日目を終わって2勝3敗、10日目を終わって6勝4敗。金星4個も与え、いつ途中休場してもおかしくない状況やったのに、1人横綱の責任を全うすべく土俵に上がり続けて、終盤は5連勝。すごかったのは、千秋楽でしょう。本割、優勝決定戦で豪栄道を連続で退けた。突き刺すような立ち合い、気迫みなぎる取り口。豪栄道は「完敗です」としか言えなんだ。途中までのもたつきは何やってん? 誰もがそう思うほど“横綱のすごみ”はえげつなかった。

 体調はいつも万全やなかったようです。

 7月の名古屋場所前やった。宿舎で朝稽古を見て、話を聞いた。相撲担当歴2カ月の素人が「体調はどうです?」と聞くと、ため息交じりに答えてくれた。

 「う~ん、良くないね」

 -やっぱり両肘ですか?

 「そうだね」

 -思い切って2場所ぐらい休んで治すっちゅう選択はないんですか?

 「2場所とか、半年じゃ無理。1年以上とかじゃないとね」

 -そんな長くは休めませんわなあ

 「本当に治したいなら、辞めないと。辞めた後じゃないとね」-。

 体重137キロ。九州場所の番付で、幕内力士42人のうち、宇良と荒鷲の135キロ、千代翔馬の136キロに次いで軽かった。力強さを備えたスピードで最高位を必死に守り抜いていた。力士の大型化が進む時代に、異彩を放っていた。

 答えに困ったら、決まって「一番一番、全身全霊で…」と言うてはった。その時は「またかいな」と思ったけど。そのセリフがもう聞けん。ほんまに寂しい。そう思いませんか? 【加藤裕一】

うっかり振分親方の予約忘れにファインプレーの声も

振分親方


 日馬富士の暴行問題に揺れる九州場所9日目に、さらなる“激震”が走ったのは打ち出し後だった。高砂一門の一門会中止-。八角理事長(元横綱北勝海)らが所属する一門が、日本相撲協会の2年に1度の理事候補選挙に向けて話し合う大事な会合が、急きょ取りやめとなった。新たな問題勃発かと騒然となったが、実は会場となる福岡市内の料亭の予約を、幹事役の振分親方(元小結高見盛)が忘れたことが原因だった。

 毎年9日目に同じ会場で実施するだけに、親方衆が続々と集まったが、料亭からは「高砂一門でご予約は入っていませんが…」との回答。すでに満席だったため、そのまま解散、中止となった。「どうなってるんだ」との電話を次々と受けて「めちゃくちゃ焦った」(振分親方)。翌10日目は通常よりも2時間以上早く場所入りし、一門の親方衆へおわび行脚を行った。

 一日中、肩をすぼめてシュンとしていた振分親方は「自分に腹が立った。毎年のことだから予約が入っていると思っていたけど…」などと、一言話すごとにため息をもらした。幹事役の会計担当を今年、谷川親方(元関脇北勝力)から引き継いだばかりということもあり「こんな時に酒席の写真が雑誌に載ったら誤解される。ファインプレー」との声も上がった。多くの一門親方衆も「日にちも会場も同じだから、もう来年の予約を入れるべきだな」などと心配しつつ、笑うしかなかった。天性の愛されるキャラクターで、翌日の角界は話題持ちきりだった。【高田文太】

五輪連覇対決はロマチェンコ勝利、リゴンドウ初黒星

4度目の防衛に成功したロマチェンコ(AP)


 ボクシングで初の2大会連続五輪金メダリスト対決は、WBO世界スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ)が6回TKO勝ちした。9日に米ニューヨークで、同級1位でWBA世界スーパーバンタム級スーパー王者ギレルモ・リゴンドー(37=キューバ)との対戦。序盤から王者が攻守でペースを握り、6回終了後にリゴンドウが左手のけがで棄権を申し出て、4度目の防衛に成功した。

 2階級の体格差から、初回からリゴンドーがクリンチにホールドでしのぐシーンが目立った。ロマチャンコは右ジャブを何発も突き、手数で上回り、低い姿勢でしのぐ相手にはサイドから打ち下ろしをヒットさせた。パンチは軽めも圧倒し、スピードも徐々に増して、防御でも滑らかなステップでパンチをかわした。

 5回にはレフェリーが時計を止めて、リゴンドーにホールディングを注意した。ゴング間際に2人がもつれて、ロープに押し込まれたリゴンドーが首投げ気味にいく。ここでゴングが鳴ったが、ロマチャンコもパンチを出し、一時にらみあいになった。

 6回にはついにリゴンドーがホールディングで1点減点となった。ここからロマチェンコがパンチに力を込めだした。この回が終了してコーナーに戻ったリゴンドーが、手の痛みを訴えて「グローブを外してくれ」と試合を棄権となった。

 ロマチャンコは08年北京、12年ロンドン、リゴンドウは00年シドニー、04年アテネ大会の金メダリスト。究極のテクニシャン対決と注目された一戦は、突然のフィナーレとなった。ロマチャンコは「リゴンドーはトップファイターだが、彼の階級でキングなだけ。ボクシング界にはニュースだが、ボクには大きな勝利ではない」。完勝に満面の笑みを浮かべて余裕の弁だった。

 通常は58・9キロがリミット。階級差から朝の当日計量でリミット62・5キロが設定され、ロマチェンコが0・6キロ増の62・1キロ、リゴンドーは0・7キロ増の58・9キロだった。リゴンドーはプロ19戦目の初黒星で2階級制覇はならず。「2回で痛みが出てきた。ウエートではなく痛みの問題。王者はテクニックもレベル高く、爆発力があった。カムバックする」と話した。ロマチェンコは10勝(8KO)1敗、リゴンドーは17勝(11KO)1敗1無効試合となった。

6回、リゴンドウ(左)にパンチを浴びせるロマチェンコ(AP)

飲んで食って勝つは昔の話


 酒を浴びるように飲み、これでもかというぐらいご飯を食べる。そんな、お相撲さん像は古いのかもしれない。食生活に気を使う力士が多くなったと感じる。

 174センチと小柄ながら175キロと重量級の平幕貴景勝(21)は栄養学を学んでいる。「亜鉛とかアルギニンとかは筋肉に影響する。あと植物性タンパク質は女性ホルモンが出るので注意してます。納豆は食べ過ぎると女性ホルモンが出るので食べ過ぎないようにしています」と言う。夏巡業中には、2つの炭酸飲料の成分表示を見比べて「こっちには砂糖が20個分入っているけど、こっちは60個も入っている」と力説していた。口に入れる物に並々ならぬこだわりを持っている。

 酒量をコントロールする力士も少なくない。平幕の北勝富士(25)は、番付発表後から千秋楽まで約1カ月は酒を1滴も飲まない。睡眠時間を含めて生活のリズムを崩したくないといい、「後援会関係者との食事であっても、絶対に飲みません」と摂生している。平幕の石浦(27)に至っては「個人差はあると思うけど、お酒は筋肉に悪い影響がある。極力飲みません」とまで言う。体が資本。自己管理の大切さは浸透している。【佐々木隆史】

3横綱にファン厳しい声も「僕が横審なら引退勧告」

土俵入りする横綱稀勢の里(2017年10月4日撮影)


 4横綱のうち3人が、またいなくなった。全休の鶴竜、3日目からの日馬富士に続き、稀勢の里。3横綱休場は2場所連続だ。最初に4横綱がそろったのは1917年(大6)夏場所で太刀山、鳳、2代目西ノ海、初代大錦。以降、今場所まで計78場所あるが、4人皆勤は12場所だけで、最近では90年九州場所(千代の富士、北勝海、大乃国、旭富士)までさかのぼる。一方、3人休場も9場所だけ。4人皆勤も3人休場も珍しい。ともに2場所連続となれば、異例といえる。

 昭和以降初の2場所連続の3人休場が、場所を観戦したファンの目にどう映るのか。熊本・上益城町在住の56歳の男性会社員は「日馬富士、鶴竜に加え、稀勢の里も、僕が横審にいたら、引退勧告ですね。負傷を押しての春場所優勝を加味したとしても、です」と手厳しい。福岡市在住の70代女性は「稀勢の里は久々の日本人横綱だし頑張ってほしい。来年春ぐらいまで休んで、それでダメなら辞めないと仕方ないけど」。初観戦の福岡市在住の44歳男性会社員は「すごく残念ですが、場所を見て考えが変わりました。どの力士もまじめで、ピリッとしている。横綱も元気に戻ってきてほしい」と話した。

 横綱なのにふがいない、横綱だから大変だ…。見方はそれぞれあるが、相撲ファンは厳しく温かい目で見守っている。【加藤裕一】

W1王者芦野祥太郎が挑戦者選び批判「気にくわん」

7度目の防衛に成功したW-1チャンピオンシップ王者芦野(中央)(撮影・藤中栄二)

<プロレス:W-1後楽園大会>◇10日◇東京・後楽園ホール


 W-1チャンピオンシップ王者・芦野祥太郎(27)が7度目の防衛に成功した。

 16年9月にデビューしたばかりの伊藤貴則(24)の挑戦を受け、ゴング直後から非情攻撃を開始。テーピングを巻かれた左腕を意地になって攻め続け、ミドルキックを浴びれば、その足を持ってドラゴンスクリューで返した。相手キック対策で、右足も徹底攻撃。高角度の逆片エビ固め、エルボーまでたたき込んだ。

 背中へのミドルキックやサッカーボールキック、場外でエプロンサイドからのトペコンヒーロと一時は伊藤の反撃で動きを鈍らせた。主導権を握られたかに思われたが、投げ技の体勢に入った挑戦者を巻き込んで前転。伊藤を寝かせ、そのままアンクルロックへと移行して絞め上げ、17分3秒、ギブアップまで追い込んだ。

 今年3月の王座奪取からベルトを守り続けている芦野は絶対王者の風格を漂わせ、現状の挑戦者選定について強く批判。「誰かが出てきて挑戦したいです、はい決定。このやり方が気にくわない。オレがやりたいと思った相手としか防衛戦をしません。それがこのベルトの価値を高めるんだよ」と豪語していた。

UFCオルテガがスワンソンに快勝「大きな勝利」

立ったままのスワンソン(左)に前方首固めを仕掛けるオルテガ

<総合格闘技:UFCファイトナイト123大会>◇9日(日本時間10日)◇米カリフォルニア州フレズノ・セーブ・マート・センター


 メーンイベントのフェザー級5分5回で、同級6位ブライアン・オルテガ(26=米国)が、同級4位カブ・スワンソン(34=米国)を下した。ランキング上位のベテランを2回3分22秒、前方首固めでギブアップを奪う快勝劇だった。

 ローの蹴り合いから始まると、オルテガは手数の多いスワンソンの有効打を浴びながら1回終盤にスワンソンに裸絞めを仕掛けた。2回には得意の柔術を生かし、ケージに押し込んでから再び前方から首を捕まえた。ボディをロックして絞め、逃れようと必死にもがいたスワンソンを立たせたまま、ぐいぐいと首を絞め、ギブアップまで追い込んだ。地元カリフォルニア出身ファイターの激突に、詰めかけたファンのボルテージは最高潮となった。

 無傷の13勝目を挙げたオルテガは「ものすごく大きな勝利だけど、今はとにかく終わってうれしい。今回は特に初めてのメーンイベントだったし、試合となるとかなりのプレッシャーがある。終わって良かったし、うまくできた。家に帰ってリラックスできると思うとそれだけで最高だ」と達成感に包まれた。

 ランキング上位のスワンソンにも「素晴らしいファイターだし、心から尊敬している」と敬意を表し「倒そうとしてきたし、何度かいいパンチも食らった。とにかく冷静にいって全力を出しすぎないようにと思っていたんだ。3回になったらもう少しペースアップするつもりでいたけど、そこまで行かなくて良かった」と安堵(あんど)の笑みも浮かべた。

 さらには「苦しんでいたり、大変な時間を過ごしていたりする子供たちを助けたい。彼らにとってポジティブな光になりたいんだ。この場所を利用して、自分勝手にならずに人々を助けられるように、この光を生かしたいと思っている。今はひたすら旅に出かけてたくさんの人たちを助けたい」と締めくくった。

激しい寝技の攻防を展開するスワンソン(左)とオルテガ

山中慎介「やるしかない」ネリ再戦へ村田流地獄トレ

合宿を開始した山中(左)とリナレス


 8月にWBC世界バンタム級王座から陥落した山中慎介(35=帝拳)が5日、千葉県内のゴルフ場で合宿に突入した。来春に見込む王者ルイス・ネリ(メキシコ)との再戦へ下半身強化が目的。「神の左」を打ち込む土台作りのための試合前恒例で、「面白いトレーニングではないが、強くなるために必要」と苦難に向き合うが、今回はさらにきつそう。「それ言うと、火が付きそう」と、メニューを組む中村フィジカルトレーナーに視線を送った。

 「それ」とはジムの後輩でWBA世界ミドル級王者村田の例。5月に敗れたエンダムとの10月の再戦前に同じような強化合宿を張り、同トレーナーから「(前回より)質も量も2~3割増し」と言い渡され、地獄のメニューをこなし、勝利につなげた。山中も同じく再戦。村田の過酷さは聞いており、「同じですけど…、やるしかないですね…」と覚悟を固めた。同トレーナーは「いつもは10キロなどの長い距離は1日1回ですが、様子を見て2回にすることも」と計画した。

 プロ初黒星を味わった悔しさは消えない。「走りできついときも、思い出せば頑張れる」と最高のカンフル剤になる。この日はさっそく、最後は暗くなるまで1時間足を動かし続け、充実の表情で汗をぬぐった。【阿部健吾】