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全日四天王・川田利明、現役時に寡黙キャラ貫いた訳

丸藤とトークバトルを行った川田利明(2018年4月26日撮影)


 大相撲では、現役時代に取り組み後のインタビューでひと言もしゃべらず記者泣かせの横綱、大関がいた。

 しかし、引退すると、急に笑顔で話し掛けられ驚いたことがあった。そんな話を思い出したのは、川田利明(54)のトークショーを見たからだ。

 全日本プロレス時代は、四天王と呼ばれ、故三沢光晴さん、小橋建太氏、田上明氏とともに黄金時代を築いた伝説のレスラーだ。まだ、引退はしていないが、10年を最後にプロレスはしていない。そんな川田が、再びプロレス界に戻ってきた。自身がプロデュースする大会を4月26日に、新木場1st Ringで開催したのだ。

 もちろん、プロレスはやらなかった。その代わりに、全日本の後輩、丸藤正道(38=ノア)とリングでトークショーを行った。現役時代は常に何かに怒っているような表情で、近づきがたかった。コメントもぶっきらぼうだった。しかし、三沢さんとの激闘は、プロレス史に残る名勝負だった。リング上に登場した川田は、プロレスをやる前のように屈伸運動をした。そして「控室で30分1本勝負でしゃべるなら、試合やった方が、楽じゃない? って言われたけど、オレがイヤだと断った」と笑いを誘った。

 トークショーで川田が話したのは、しゃべらないキャラクターづくりによって、川田自身がプロレスラーとして確立されたということだった。タイガーマスク(三沢)が登場して人気を博していた時代、川田は師匠の故ジャイアント馬場さんから「タイガーマスクよりすごい技をやるな」と言われたという。「何もやらなくなったときに、自分がプロレスラーとして確立できた」と話す。しゃべらないことも、その一環だった。

 「マスコミに対して話さないのは、マスコミが川田がどう(考え、行動する)だろうと考えてくれるから」と当時のダンマリを解説した。それにしても、試合後の川田は怖かった。「近づくな」オーラを出して、記者もびびっていた。そんな川田の考えが、30分1本勝負のトークショーから伝わってきた。

 全日本時代、三沢さんの付け人だった丸藤も、川田から口を聞いてもらえない1人だった。その丸藤が、川田の得意技、ステップキックの伝承を川田にお願いした。「最近、丸藤が気を使ってオレに似たようなことやってくれるんだけど、もうちょっと勉強してからにして」。川田の顔は本当にうれしそうだった。【プロレス担当 桝田朗】

ネット情報発信量が多いから「鳴戸部屋」


 鳴戸親方(元大関琴欧洲)が新序出世披露にほくそ笑んだ。鳴戸部屋には今場所、3人の新弟子が入ったが、そのうち1人が狙い通りの入り方だったからだ。相撲未経験で角界の門をたたいた欧樹は「ネットで調べたら一番情報量が多かったから」と鳴戸部屋を選んだ理由を話した。ツイッターやユーチューブで相撲界のことを調べると、鳴戸部屋が浮上。そこから関連して部屋の公式HPにつながり、新弟子募集欄から稽古見学のメールを送ったという。すると返信メールで、1日入門体験を勧められ、そこで「これならやれる」と角界入りを決意した。

 鳴戸親方いわく、昨年4月に創設した鳴戸部屋は「地元がない」状態だという。だから「うちの部屋はこんな感じ、というのを知らせている。今はネット社会だから。そこから縁がつながればいい」ともくろむ。部屋のHPの他に、部屋のツイッターと親方の個人ブログがあり、ほぼ毎日更新されている。そのかいあってか「ネットがきっかけで入門したのは初めて」と新たな道筋をつけた。さらなる部屋の拡大に向けて、今日もネットの更新にいそしむ。【佐々木隆史】

王者サイドが予備検診の体重チェックかたくなに拒否

WBA世界バンタム級王者マクドネル(右上)の前で予備検診を受ける井上(撮影・中島郁夫)


 25日に東京・大田区総合体育館で開催されるプロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチの予備検診が22日、都内で開かれた。挑戦者の同級2位井上尚弥(25=大橋)と王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)が初対面。プロモーター側から依頼を受けた日本ボクシングコミッション(JBC)が検診で体重チェックを打診したが、マクドネル陣営は拒否したためにできなかった。

 WBAには前日計量まで予備計量というルールはない。この日、検診会場に計量で使用されるはかりが持ち込まれ、任意での体重確認ではあったが、JBC担当者は「マクドネルの周辺からかたくなに拒否されました」と明かした。また178センチとされていた身長は175・5センチと予想よりも低い検診結果が出た。マクドネルを指導するデーブ・コールドウェル・トレーナーは報道陣から連日、調整面の質問を受けることに対し「同じ質問を違うやり方で何度も何度もされるので、それはやめてください」とイライラするシーンもあった。

井上尚弥が予備検診 リーチ差も「予測通りですね」

予備検診を終えWBA世界バンタム級王者マクドネル(右)とポーズを決める井上(撮影・中島郁夫)


 25日に東京・大田区総合体育館で開催されるプロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチに挑む同級2位井上尚弥(25=大橋)が22日、都内で開かれた予備検診に臨んだ。

 王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)と初対面し、ガッチリ握手を交わした。検診では178センチとされたマクドネルの身長が175・5センチだったことが判明。当初は13センチ差とされていた身長差は10・5センチ差。リーチは井上が170・6センチに対し、マクドネルは182センチと11・4センチ差だった。

 身長とリーチの差について、井上は「予測通りですね。あとは、向かい合ってみてですね」と自信の笑みを浮かべた。これまでの予備検診よりも笑顔が多い雰囲気はスーパーフライ級からバンタム級に階級を上げ、1・4キロ軽減された減量面が大きいようで「減量している体での1・4キロといいのはでかいです。バンタムが適性体重だなと思います」と納得した表情を浮かべた。

王者マクドネル「減量ミスはない」井上陣営も分析

大橋秀行会長(左後方)が見守る中、鍛え上げられた肉体を披露するWBA世界バンタム級王者マクドネル


 ボクシングWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)が減量面のプロ意識を強くにじませた。25日、東京・大田区総合体育館で3階級制覇を狙う井上尚弥(大橋)の挑戦を受ける英国人王者は21日、横浜市のジムで練習公開。178センチとされる高身長から減量の質問を多く受けると「もうアンダー。心配ご無用」と強調。

 現在の体重は最後まで明かさなかったが、計11人の来日チームに「ボクシングサイエンス」という栄養面、フィジカル面をサポートする専門家も帯同。コールドウェル・トレーナーは「彼らのおかげで減量に問題がない。私たちは勝ちにきている」と言い切った。

 公開練習を視察した井上陣営の大橋会長は「高いプライドを持つ英国の王者なので減量ミスはないと思う」と分析。王者の動きを見守りながら「尚弥がすべてで上回っている」と自信の笑みを浮かべていた。

コールドウェル・トレーナー(右端)とのミット打ちを消化するWBA世界バンタム王者マクドネル

拳四朗、3度目防衛戦の「必勝ルーティン」とは?

ロペス(左)とポーズを決めるWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(撮影・中島郁夫)


 ボクシングのダブル世界戦(25日、東京・大田区総合体育館)の予備検診が22日、都内で行われ、WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)が出席した。

 3度目の防衛戦は、同級1位の前王者ガニガン・ロペス(36=メキシコ)とのリマッチだが、癒やし系王者は終始リラックスした様子だった。ロペスとは昨年5月20日にベルトを奪取した時以来、1年ぶりのご対面にも「印象? う~ん特に…一緒ですね」と、うまいコメントが見つかられず、笑ってごまかした。

 決戦を3日後に控えているが、頭にあるのは、初防衛戦から続く“必勝ルーティン”だ。どの映画を見て、どのスイーツを食べるか-。映画は「今回は“豊作”です。選択肢が多い」と笑顔でスマートフォン(多機能携帯電話)をチェック。「アベンジャーズ(インフィニティ・ウォー)にしょうかな…いや、3時間ぐらいあるなあ~。ピーターラビットは…これ95分か」と自問自答。スイーツは「いいコッペパンの店見つけたんです」と、こちらは決めている様子。減量リミットまではあと1キロで順調という。何の気負いもなく、本番に近づいている。

ロペス(上)の前で予備検診を受けるWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(撮影・中島郁夫)

「井上尚弥がすべて上回ってる」陣営マクドネル視察


 25日に東京・大田区総合体育館で3階級制覇に挑むボクシング前WBOスーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)陣営が21日、横浜市内のジムで開かれたWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)の公開練習を視察した。

 大橋秀行会長、井上の父真吾トレーナーが、マクドネルのウオーミングアップ、シャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちをチェック。真吾トレーナーは「シャドーボクシングを見ると、やはり正統派のボクサーだなと。対戦してみなければ分からないけれどナオ(井上尚弥)の方がスピードで上をいっていると思う」と分析。過去の試合動画で抱いたイメージと大きな違いもなく「試合の1ラウンド目が楽しみですね」と新たな発見はなかったという。

 大橋会長は「身長178センチとされているけれど、そこまでないような印象。動きに関しても想定内。井上尚弥がすべてにおいて上回っているかな」と自信の笑み。マクドネルの減量面に関しては「プライドを持っている英国の世界王者なので減量失敗はないと思うけれど…」と言うにとどまった。

田口良一の再戦準備続行へ渡辺会長「交渉する」

ブドラー戦に敗れた田口良一


 20日に王座陥落したボクシング前WBA・IBF世界ライトフライ級王者田口良一(31=ワタナベ)の師匠、渡辺均会長(68)は21日、都内の所属ジムで新王者ヘッキー・ブドラー(30=南アフリカ)陣営と再戦に向けた協議する方針を示した。

 「田口の今後は白紙です」と前置きした上で「ブドラー陣営とちゃんと交渉だけはします。向こうの陣営との双方の意思だけは確認しておきます」と明かした。田口自身は進退について明らかにしていないものの、渡辺会長は「田口には、もう少しちゃんとやってあげたい気持ちがある。昨日は動きも良くなかったし」と“親心”をみせていた。

 田口は20日、日本人初の2団体統一防衛戦に臨んだものの、ブドラーに1ポイント差の判定負けを喫していた。

オカダ・カズチカ、米基準の王座保持期間でも金字塔


 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が、4日の福岡大会で歴代最多となる12度目の防衛に成功した。初代王者アントニオ猪木が88年に4度、89年には藤波辰爾が7度、95年に橋本真也が9度、03年に永田裕志が10度、そして12年に棚橋弘至が11度まで伸ばした防衛記録を「レインメーカー」が超えた。ケニー・オメガ(34)とのV13戦は6月9日の大阪城ホール大会。この間に王座返上しない限り、保持期間は720日に伸びる。こちらも史上最長記録を更新中だ。

IWGPヘビー級選手権12度目の防衛に成功したオカダ・カズチカ(2018年5月4日撮影)

 今、米国ではWWEヘビー級王座と並ぶ2大王座の1つ、ユニバーサル王座を保持する王者ブロック・レスナー(40)のベルト保持期間が話題になっている。昨年4月2日のレッスルマニア33大会での同王座奪取後、米国時間5月7日で区切りの400日となる。米メディアはCMパンクが持つ434日を超えることは確実だろうと報じる。6月17日のPPV大会では、ユニバーサル王座の防衛戦が組まれるとみられており、レスナーは441日まで保持期間を伸ばすことになるだろう。

ブロック・レスナー

 WWEではハウスショー(動画中継なしの興行)でもWWEヘビー級王座、ユニバーサル王座の防衛戦がマッチメークされる。頻繁にビッグタイトルが組まれるため、日本のように防衛回数よりも王座保持期間が注目される「文化」がある。WWE前身のWWWFまでさかのぼれば、最高峰ヘビー級王座の最多保持期間は先月他界したブルーノ・サンマルチノの2803日が歴代1位。先月、藤波辰爾による招へいで来日したボブ・バックランドの2135日が2位。3位にはハルク・ホーガンの持つ1474日が続く。前身団体を含めればCMパンクの434日は歴代6位ではあるものの、02年5月にWWEとなって以降では歴代1位。レスナーの「新記録」更新が注目を集めている。

 興行形態、マッチメーク方式、ベルトそのものの違いはあるが、CMパンクやレスナーの保持記録よりも長いオカダの720日は誇っていい記録だ。弊社の新日本プロレス担当阿部健吾記者が「金字塔」と表現したオカダのV12記録。米国で重視される王座保持期間という側面からも胸を張って「金字塔」と表現していいはずだ。

IWGPヘビー級選手権試合ケニー・オメガ(左)をレインメーカーで仕留めるオカダ・カズチカ(2017年1月4日撮影)

 オカダの記録はどこまで伸びるのか。まずは、オメガとの約1年ぶりとなるIWGP対決を楽しみに待ちたい。【藤中栄二】

長州力「高揚している」大学後輩の秋山準と初対決

7月10日のパワーホール後楽園大会で、初対決が実現する長州力(左から2人目)と秋山準(撮影・桝田朗)


 プロレス界のレジェンド、長州力(66)がプロデュースするパワーホール大会(7月10日、後楽園ホール)の一部カードが18日、後楽園ホール展示場で発表された。メインは、長州力、ヨシタツ(全日本)関本大介(大日本)組対秋山準(48=全日本)橋本大地(大日本)黒潮“イケメン”二郎(W-1)の6人タッグ戦となる。

 新日本プロレス-全日本-新日本で活躍してきた長州と、全日本社長の秋山は、専大レスリング部の先輩後輩の間柄で、今回が初対決。長州は「久しぶりに高揚しています。秋山が今、どういうものを背負っているのか見てみたい。今までの自分の形が、秋山と向かい合った中でなくなるんじゃないか。久しぶりに崩れるから、高揚してくるのかな」と期待を口にした。

 これに対し秋山は「本当だったら、もっともっと前にやりたかった。こういう機会はもうないと思っていたから。形を崩すといったものができるのは、オレだけかもしれないから、徹底的にやろうと思う」と決意を口にした。

 ヨシタツは「新日本、WWE、そして全日本といろんなスタイルができると思っている。それは6人のメンバーで自分1人。そういう中で存在感みせたい」と意気込んだ。黒潮“イケメン”二郎も「長州さんはおそらくオレはノーマークだろうと思うが、その長州さんに何を残せるかがオレの戦い」と話した。なお、セミファイナルでは、藤波辰爾、丸藤正道、芦野祥太郎組対鷹木信悟、土肥孝司、清宮海斗組の試合が組まれた。