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ランキング

スペンス対ガルシア PFP10傑同士の戦い実現へ

全17階級を通じたトップボクサーの総合評価ともいえる「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で、現役10傑に名を連ねる猛者同士、IBF世界ウエルター級王者のエロール・スペンス(28=米)と、4階級制覇を成し遂げているWBC世界ライト級王者のミゲール・マイキー・ガルシア(30=米)が来年2月か3月に対戦する方向で交渉が進んでいる。すでに具体的な日程や開催候補地も挙がっており、遠からず決定するものとみられている。

PFPは、選者がボクサーの実績や試合内容を評価して順位づけするため、主観性の強い比較的遊び要素の多いランキングといえる。それでも「誰が本当に強いのか」が分かりやすいため、近年、欧米のメディアが独自にトップ10を選ぶなどしてファンに幅広く浸透しつつある。米国の老舗専門誌「リング」では1位がWBAライト級王者のワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)、2位がWBOウエルター級王者のテレンス・クロフォード(31=米)、3位がミドル級のWBAスーパー王者&WBC王者、サウル・カネロ・アルバレス(28=メキシコ)となっており、スペンスは9位、ガルシアは7位に名を連ねている。ちなみに「リング」では井上尚弥(大橋)が6位に入っている。

このほかESPNではスペンスが5位、ガルシアが6位、専門サイトBoxingsceneではスペンスが9位、ガルシアは3位と極めて高い評価を受けている。

9月に行われたゲンナディ・ゴロフキン(36=カザフスタン)対アルバレスがそうだったように、PFP10傑同士が戦う場合、大きなイベントになることが多い。もちろんスペンス対ガルシアも注目ファイトになることは間違いない。

12年ロンドン・オリンピック(五輪)に出場したこともあるスペンスは馬力のあるサウスポーの強打者で、24戦全勝(21KO)の戦績を誇る。目下2度防衛中で、それらを含め11連続KO勝ちと勢いがある。

これに対しフェザー級、スーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級の4階級で戴冠を果たしているガルシアも39戦全勝(30KO)のレコードを残している。こちらは左ジャブで相手を牽制しておいて鋭い右ストレートを打ち込む正統派の強打者だ。10月までライト級のWBC王座とIBF王座を保持していたが、指名防衛戦を迫られたためIBF王座は返上している。

スペンス対ガルシアは来春に行われる可能性が高い。ふたりとも業界で大きな影響力を持つアドバイザーのアル・ヘイモン氏と契約を交わしており、交渉の壁は高くないはずだ。すでに2月16日と23日が候補に挙がっているほか、3月16日ならばテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで開催という具体的な日程と開催地も出ている。スペンスはテキサス州に住んでおり、またメキシコ系のガルシアもテキサス州で過去に3度の世界戦を行っており、同地での開催となればイベントの成功は間違いないところといえる。

スペンスが身長177センチ/リーチ183センチ、ガルシアが168センチ/173センチと体格面で差があることもあってか、現時点でのオッズは10対3でスペンス有利と出ている。

ウエルター級にはWBO王者のクロフォードのほかWBA王座にはマニー・パッキャオ(39=比)が君臨している。さらなるビッグファイトも望めるだけに、その第一弾としてスペンス対ガルシアの実現を期待したい。

琴奨菊、ソフトバンク内川から「日本一のバトン」

琴奨菊の勝利を喜ぶソフトバンク内川(2018年11月12日撮影)

福岡出身で地元場所の琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)が、日本一になったプロ野球ソフトバンク内川聖一内野手(36)から刺激を受けた。2日目の12日。観戦に訪れた内川と、会場を去る前にがっちり握手を交わした。琴奨菊は「力をもらった」と感謝。内川から「日本一のバトンを渡したと思っている」と2度目の優勝を求められたという。

不定期ながら連絡を取り合う間柄だ。日本シリーズ開幕前日の10月26日。広島市内で平幕嘉風、ソフトバンク上林を交えて食事した。内川の「短期決戦は勝率5割以上が求められるけど、打率は3割で十分」という話にヒントをもらった。相撲は番付上昇に最低限勝ち越しが必要だが、野球はどんな好打者でも失敗が成功を上回る。そこから星勘定に頓着しすぎないことを学んだ。

さらに「会場の盛り上がりや演出は相撲も見習うところがある」とも言う。ヤフオクドームで行われた同月31日の日本シリーズ第4戦を一塁側で観戦し、スタメン発表の演出やイニングごとのMCは、取組ごとに間合いが空く大相撲でも参考になるという。「これからも長く付き合いたい仲だよね」。互いに刺激し合って、角界と球界を盛り上げていく。【佐藤礼征】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

那須川天心3年ぶり内藤戦へ「1ラウンドからKO」

記者会見を終えてファイティングポーズで写真に納まる内藤(左)と那須川(撮影・丹羽敏通)

キックボクシングのRISEは今日17日の両国国技館大会を前に16日、東京・秋葉原で前日計量を行った。

57キロ契約のメインに登場する“神童”那須川天心(20)は56・95キロ、対戦する内藤大樹は56・80キロでともに1発でパス。那須川は「今回、3年ぶりに内藤選手とメインで戦えてとてもうれしい。3年前の試合からお互いにレベルアップしているので、最高の試合で盛り上げたい。内藤選手は自分と戦うために、3年間準備をしてきたと思うので、その気持ちをしっかり受け止めて戦う。1ラウンドからKOしたい」と決意を語った。

一方の内藤は「この3年間、那須川のことばかり考えて生きてきた。明日、時代が変わるのか、変わらないのか。ボクが時代を変えたい。倒しに来ると思うので、ボクも倒しにいって、明日1番の試合にしたい」と抱負を語った。試合に先立ち、那須川が養護施設の子どもたちを支援する「天心ファミリープロジェクト」の立ち上げも発表された。

前日計量をを1回でパスしてファイティングポーズで写真に納まる内藤(左)と那須川(撮影・丹羽敏通)

メイウェザー「那須川戦は3分3回エキシビション」

メイウェザー(2018年11月5日撮影)

ボクシングの5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)が15日(日本時間16日)、米国のニュースサイト「TMZ SPORTS」の取材に応じ、総合格闘技イベント「RIZIN.14」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)での那須川天心(20)戦について「実現させるつもりだ」と語った。

メイウェザーは米ビバリーヒルズの高級宝石店を出たところで、直撃取材を受け、那須川との対戦を認めた。一方で「ボクシングか、キックボクシングが、それともMMA(総合格闘技)か?」と試合形式について質問されると、「ルール? それは短いボクシングのエキシビジョンになるだろう。キックなしだ」と語った。その上で「9分間にわたって、那須川の周りを動き続ける。もちろん、エキシビションとしては史上最高額のファイトマネーになる」と、3分3回のエキシビションマッチになると断言した。

そして「俺はボクシングから引退しているけれど、世界中に現れ、大金を稼ぐよ」と豪語した。

御嶽海、北勝富士ら「花のヨン組」が盛り上げる

 若武者が名古屋の土俵を盛り上げている。初日に横綱を倒した24歳の御嶽海と大関初挑戦で初勝利を挙げた24歳の北勝富士、自己最高位の東前頭4枚目で2連勝の25歳宇良は、いずれも平成4年生まれで、しかも15年春場所に初土俵を踏んだ同期だ。

 「花の○○組」といえば「ロクサン組」を思い浮かべる方は少なくないだろう。昭和63年春場所で初土俵を踏んで活躍した力士たちの総称だ。元横綱の曙、3代目若乃花、貴乃花、元大関魁皇らを中心に一時代を築いた。他にも昭和28年生まれの元横綱の北の湖、2代目若乃花、関脇麒麟児らの「花のニッパチ組」なども知られている。

 今まさに「花のヨン組」が盛り上げている。2日目には、御嶽海と北勝富士の元学生横綱同士の対決が組まれた。勝った関脇御嶽海は「(北勝富士は)強いです。(対戦は)うれしい。いい方向に気合が入っている」とうなずいた。自己最高位の西前頭2枚目の北勝富士は「意識しないようにしたけど」と唇をかんだ。

 平成4年生まれには、新十両翔猿や十両大奄美ら他にも有望株がいる。20代半ばで脂が乗ってきた彼らが、近い将来の相撲界を引っ張っていくような気がしている。【佐々木隆史】

豊ノ島「考えて…」2敗目も験直しでラーメン店探し

東龍(左)の攻めを耐える豊ノ島(撮影・鈴木正人)

<大相撲九州場所>◇6日目◇16日◇福岡国際センター

関取として2年半ぶりに本場所の土俵に上がっている、東十両13枚目の豊ノ島(35=時津風)が今場所2敗目(4勝)を喫した。

同10枚目の東龍(31=玉ノ井)と対戦。平幕時代の14年名古屋場所以来の対戦(この時は、つり出しで豊ノ島の勝ち)だが、時津風部屋へ出稽古に来る東龍とは、最近も稽古場で胸をよく合わせていた。その経験から「前みつを取られることが多かったから、差しにいくよりはじいていく」(豊ノ島)イメージを描いていた。そのための踏み込みも十分で、先に飛び込んだ。「踏み込んで押し込んで(その後は)流れで」という、もくろみ通りの立ち合いだったが、相手はその上をいった。右の前みつをサッと引かれ、腰が浮いてしまった。左腕をグイと伸ばされ完全に上体が棒立ちとなったところで押し出された。

「前みつを取られたのが一番(の敗因)。今日の一番のすべて。早かった」と脱帽するしかなかった。それでも4勝2敗で“貯金2”の白星先行。「思い切って明日から切り替えて頑張りますよ」。2日前に今場所初黒星を喫した際は験直しで、ラーメンを食べて部屋に戻った。この日も「これからジックリ車の中で考えて…」と入念な下調べの元、ラーメン店探しにいそしむ? 疲労はたまりつつも、そんなリップサービスも交えながら、場所を後にした。

十両・豊ノ島を押し出しで破る東龍(右)(撮影・今浪浩三)

貴景勝6連勝 高安1敗守る/6日目写真ライブ特集

<大相撲九州場所>◇6日目◇16日◇福岡国際センター

5連勝の小結貴景勝(22=千賀ノ浦)は小結魁聖(31=友綱)を破り6連勝。大関高安(28=田子ノ浦)は前頭玉鷲(34=片男波)を下し1敗を守った。

6日目の取組模様を写真で振り返ります。


正代(4勝2敗)押し出し栃ノ心(3勝3敗)

正代(手前)に押し出される栃ノ心(撮影・今浪浩三)

栃ノ心(左)に押し出しで勝利する正代(撮影・栗木一考)


豪栄道(3勝3敗)寄り倒し竜電(1勝5敗)

竜電(手前)に寄り倒しで勝利する豪栄道(撮影・栗木一考)

竜電(手前)を寄り倒しで破る豪栄道(撮影・今浪浩三)


玉鷲(3勝3敗)寄り切り高安(5勝1敗)

玉鷲(左)に寄り切りで勝利する高安(撮影・栗木一考)

玉鷲(奥)を寄り切る高安(撮影・今浪浩三)


妙義龍(4勝2敗)寄り切り逸ノ城(1勝5敗)

逸ノ城(右)に寄り切りで勝利する妙義龍(撮影・栗木一考)


御嶽海(3勝3敗)押し出し北勝富士(3勝3敗)

北勝富士(右)に押し出しで勝利する御嶽海(撮影・栗木一考)

北勝富士(右)に押し出しで勝利する御嶽海(撮影・栗木一考)


貴景勝(6勝)突き落とし魁聖(1勝3敗2休)

魁聖(左)に突き落としで勝利する貴景勝(撮影・栗木一考)


栃煌山(5勝1敗)きめ出し錦木(2勝4敗)

栃煌山(左)に極め出しで勝利する錦木(撮影・栗木一考)

栃煌山(右)に極め出しで勝利する錦木(撮影・栗木一考)

栃煌山が今場所初黒星、貴景勝6連勝で単独トップ

九州場所 魁聖(左)に突き落としで勝利する貴景勝(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇6日目◇16日◇福岡国際センター

前頭2枚目栃煌山(31=春日野)が、同3枚目錦木のきめ出しを食らい、今場所初黒星を喫した。

序盤戦を1横綱、2大関、2関脇と上位陣総なめの5連勝で乗り切ったが、この日は立ち合いから浅いもろ差しとなったが、両手をきめられ、一気に土俵を割り5勝1敗となった。

栃煌山と同じく全勝で並んでいた小結貴景勝(22=千賀ノ浦)は小結魁聖(31=友綱)を突き落として6連勝と星を伸ばし、単独トップに立った。

九州場所 栃煌山(右)にきめ出しで勝利する錦木(撮影・栗木一考)

懸賞5本取りやめ 3横綱不在 興行面でも痛手

懸賞金獲得5傑(5日目まで)

<大相撲九州場所>◇5日目◇15日◇福岡国際センター

日本相撲協会は、稀勢の里が休場したことにより、玉鷲との取組に懸かっていた懸賞23本のうち5本が取りやめとなったと発表した。

18本は他の取組に変更され、高安と栃煌山の一番に13本、栃ノ心と北勝富士、遠藤と明生の平幕対決に各2本、豪栄道と錦木の取組に1本が加わった。3横綱全員が不在となり、興行面でも痛手となる。九州場所担当の境川部長(元小結両国)は「横綱土俵入りがなくなり、お客さまに本当に申し訳ない。他の力士に奮闘してもらいたい」とおわびした。

大相撲九州場所 報道陣に悔しそうに休場を発表する横綱稀勢の里(撮影・菊川光一)

宇良が速攻、勝ち越し王手「自分の相撲取れた」

徳田(右)を足取りで破る宇良(撮影・鈴木正人)

<大相撲九州場所>◇6日目◇16日◇福岡国際センター

東三段目33枚目宇良(26=木瀬)が、三番相撲で西三段目34枚目徳田(18=武蔵川)を下し、勝ち越しに王手をかけた。

低く鋭い踏み込みから左を差して速攻劇。「自分の相撲が取れて良かった。(戦略など)やっていることは言えないけど、勝ったから良かった」と振り返った。

三段目を経験したのは、自身3場所目の15年秋場所。たった1場所しか経験していないが「あのときとは全然違う。体も違う」と当時を振り返った。

172センチと小柄な体格で昨年の名古屋場所では前頭4枚目まで昇進した。「プロに入ってからずっと試行錯誤をしてきた。(相撲を)やめるまで試行錯誤じゃないですか」。

工夫に工夫を重ねて「角界の業師」とまで言われた26歳。4連勝で早々と勝ち越しを決めたい。

徳田(右)を足取りで破る宇良(撮影・鈴木正人)
徳田を足取りで破った宇良(左)(撮影・今浪浩三)
徳田を足取りで破った宇良(左)(撮影・今浪浩三)