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5連続KOの勢いか銀メダリストか 米英スター対決

3階級制覇の実績を持つWBO世界ウエルター級王者、テレンス・クロフォード(31=米)が20日(日本時間21日)、スーパーライト級の元王者、アミール・カーン(32=英)を相手に米国ニューヨークで2度目の防衛戦を行う。このところ世界戦で5連続KO勝ちを収めるなど飛ぶ鳥を落とす勢いのクロフォードと、17歳のときに04年アテネ五輪で銀メダルを獲得したカーン。スピードを売りにする米英のスター対決に要注目だ。

クロフォードはプロデビューした08年に頭部に銃弾を浴びるという事件に遇したが、軽傷で済んだためボクシング活動に大きな影響を及ぼすことはなかった。その6年後の14年3月にWBO世界ライト級王座を獲得すると、2度防衛後にスーパーライト級も制覇。この階級では主要4団体の王座を統一するなど通算6度の防衛を果たした。昨年6月にウエルター級に転向し、現在の王座を手に入れた。

ライト級時代は磨き抜かれた攻防のテクニックが目立ったクロフォードだが、最近はスピードを生かした攻撃に重点を置いて戦っている印象が強い。人気、注目度という点を意識しているのかもしれない。そのためか最近の5試合はジャッジの手を煩わせることなく終わらせている。通算戦績は34戦全勝(25KO)で、そのうち12試合は世界戦(12勝9KO)だ。

いまが旬のクロフォードとは対照的に、カーンは全盛を過ぎた印象が強い。スーパーライト級でWBA王座とIBF王座に君臨したのは09年~12年のことで、5年前にウエルター級に転向してからは5勝しているもののKOは1つだけだ。この間、16年5月には2階級上のミドル級王座に挑戦するという冒険マッチに臨んだが、サウル・カネロ・アルバレス(28=メキシコ)の右一発で6回KO負けを喫している。戦績は37戦33勝(20KO)4敗で、右ストレートの切れに定評がある。

近況に大きな差があるためオッズは8対1の大差で王者有利と出ている。左右どちらの構えでも戦えるクロフォードが俊敏な動きで直線的なカーンを翻弄してしまうという見方が多い。それでもカーンは「クロフォードが向かってきても離れても対応できる。私は大きくて速い。彼に勝つために必要なものを持っている」と強気だ。

この日は前座カードも充実している。セミファイナルでは12戦全勝(10KO)のライト級ホープ、テオフィモ・ロペス(21=米)がエディス・タトリ(31=コソボ/フィンランド)との世界ランカー対決に臨む。このところ衝撃的なKO勝ちを続けて評価と期待値が急上昇中の16年リオデジャネイロ五輪戦士のロペスに要注目だ。

さらにリオデジャネイロ五輪バンタム級銀メダリストのシャクール・スティーブンソン(21=米)も出場。昨年7月に伊藤雅雪(28=伴流)とWBO世界スーパーフェザー級王座を争ったクリストファー・ディアス(24=プエルトリコ)とフェザー級10回戦で拳を交える。10戦全勝(6KO)のスティーブンソン、25戦24勝(16KO)1敗のディアス。こちらも楽しみなカードだ。

このほか12年ロンドン五輪8強のフェリックス・ベルデホ(25=プエルトリコ)対元WBA世界スーパーフェザー級暫定王者のブライアン・バスケス(31=コスタリカ)というライト級10回戦も組まれている。12年12月に来日して内山高志(ワタナベ)と対戦して8回TKO負けを喫したバスケスだが、注目度の高いベルデホとどんな戦いをするのか、なかなか興味深い組み合わせだ。

逸ノ城の常識覆る縦の動き226キロ“押しつぶし”

大相撲春場所 14日目 ははたき込みで貴景勝を破り1敗を死守した逸ノ城(2019年3月23日撮影)

相撲の常識が覆るかもしれない。来場所で三役返り咲きが確実視される前頭逸ノ城(26=湊)が、14勝を挙げて優勝次点となった3月の春場所で、異次元ともいえる取り口を何度も見せた。従来、相撲で勝つには、前に出ての寄り切りや押し出し、後ろに下がっての引き落としやはたき込みが決まり手の大部分を占めている。いずれも「横」の動きだ。だが春場所の逸ノ城は「縦」の動きで、白星を量産した。

193センチの長身で、しかも関取衆最重量226キロの逸ノ城が、どっしりと構えて受けて立つ。中途半端な力で押し込めないことは一目瞭然。上体が伸び上がっては、びくともしないだけに、相手は低い姿勢で下から押し込もうとする。だが懐の深い逸ノ城は、これを組み止め、下に潜り込ませず上からズドン。春場所の14勝のうち、はたき込みで6勝、突き落としで3勝と、このパターンで勝ったのが大部分だ。

はたき込みは引き技、突き落としは土俵際などでの逆転技の印象が強いが、春場所の逸ノ城は違った。余裕を持って、狙い通りに仕留めていた。他に適当なものがないため、決まり手は、はたき込みや突き落としになっているが、実際のところは「押しつぶし」ともいえる内容だ。従来の決まり手では表現しきれない、枠に収まらない「縦」の動き。何より相撲界にはまだ、突然上から降ってくる200キロ超の重さを、背中で受け止めることを想定した稽古が確立しているとはいえない。対策のしようがないのかもしれない。

実は逸ノ城自身が、この取り口の異次元ぶりに気付いていないようだ。はたき込みは、内容が良くないとされ、現在行われている巡業中も「もっと前に押し出す、寄り切るような相撲を出していきたい」と、反省気味に語っていた。目標とする大関昇進のためには、相撲内容も求められており、はたき込みが多いことを課題として挙げていた。だが報道陣から、新しい取り口だと指摘されると「本当ですか!?」と、少しは自信を持った様子をのぞかせていた。

ただ、相撲の長い歴史の中で、ずっと追い求められている、前に出る姿勢は今後も理想型として必要不可欠だろう。その基本が強いからこそ、上から下への押しも効いてくる。「横」でも「縦」でも、自在に力を発揮できるようになれば、大関昇進も初優勝も遠くない。私生活では「まだ、しばらくは部屋に住む予定。地方場所とかで、みんな(若い衆)が先に移動していていない時とか、洗濯物とか洗い物とかがあって大変。自分でもできるけど、こんなに違うんだと感じるから」と、独り立ちは遠そうだ。だが土俵では、14年秋場所の新入幕から優勝争いに絡んで「怪物」の異名を取った逸材。相撲の常識さえも変える、本物の怪物になる日も遠くはないかもしれない。

【高田文太】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

大大相撲春場所 13日目 ははたき込みで御嶽海を破る逸ノ城(2019年3月22日撮影)

井上尚弥 昭和の王者を超え世界的ヒーローの可能性

18年5月、3階級制覇を果たしベルトを掲げる井上尚弥

<平成とは・バトル編(3)>

5月18日(日本時間19日)、英国のグラスゴーでWBA世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が、IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)との統一戦に臨む。4人の現役世界王者らが参戦するバンタム級最強を決めるトーナメントの準決勝。無敗の王者対決は今、世界の注目を浴びている。

所属ジム会長で元WBC、WBA世界ミニマム級王者の大橋秀行(54)は「新しい時代にふさわしい試合になる。今は国内だけで防衛戦を重ねていく時代ではない。だから世界に出て勝負をかけた」と、90年2月に平成初の世界王者になった自身の頃と比較しながら、今回の試合の意義を力説する。

90年代まで世界王者になれば、国民的ヒーローになれた。ファイティング原田、具志堅用高、辰吉丈一郎……街を歩けば人が群がった。「世界王座を奪取した翌日に首相官邸に招待されて、海部俊樹首相にネクタイピンをいただきました」と大橋も現役時代を振り返る。しかし、近年は街で囲まれる世界王者は少ない。

「自分の頃はJリーグもなかったし、大リーガーもいなかった。プロスポーツの世界王者はボクシングだけ。今はテニスをはじめあらゆる競技のプロ選手が海外で活躍するようになった。その分、国内で興行を続けてきたボクシングへの注目度が薄れた。自分も責任を感じていた」。日本プロボクシング協会の会長も務めた大橋は自戒も込めて分析する。平成に入ってスポーツ界は海外への門戸が大きく開かれた。イチローや松井秀喜、錦織圭や大坂なおみの活躍で、選手に世界的な評価が求められる時代になった。

現在、日本の男子の世界王者は7人。昨年は一時11人もいた。13年に日本ボクシングコミッション(JBC)がWBAとWBCに加えて、IBFとWBOの王座も承認し、ベルトも倍増した。元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史(58)は「昔は世界王者が最終目標だった。今は王者になってから何を残すかが問われる時代になった」と話す。

一方で日本選手の技術レベルは飛躍的に伸びた。08年に日本プロボクシング協会がU-15(15歳以下)全国大会をスタート。小中学生から全国規模で活躍できる場ができた。井上尚弥、拓真兄弟、田中恒成らの現役世界王者はこの大会の優勝者。「技術は始めた年齢に比例する。世界のリングでボディーで倒されていた日本選手が、今はボディーで倒すようになった。技術は世界でもずぬけている」と、同大会を協会会長として主導した大橋は言う。11年7月にはWBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃(帝拳)が、日本人で初めて米国の本場ラスベガスで防衛に成功するなど、世界でも日本選手の評価は高まっている。

井上はプロわずか16戦で世界3階級制覇を達成。卓越したボクシングセンスと強打は、海外でも注目され、日本人ボクサーで初めて米ボクシング誌「リングマガジン」の表紙にもなった。あの昭和の王者を超える、世界的なヒーローになる可能性を秘めている。「日本から世界へ。そのレールを井上が敷く」と大橋は力を込める。

世界ヘビー級王者マイク・タイソンの東京ドーム防衛戦(90年)という「ビッグバン」で始まった平成がまもなく終わる。昭和の時代に26人だった世界王者は、平成の約30年間をへて91人まで増えた。今や日本は世界屈指のボクシング大国に躍進した。

令和の時代の幕開けを前に、大橋がこんな予言をした。

「平成はタイソンで盛り上がり、あのミドル級で村田諒太が世界王者になった。そして井上が世界で勝負をかける。日本ボクシング界は大きく変わった。あとはヘビー級。令和の時代に日本人の世界ヘビー級王者が誕生するかもしれない。そうしたら再びビッグバンが起きる」。【首藤正徳】(敬称略)

90年2月、WBC世界ストロー級王座に就いた大橋秀行

クロフォードが五輪メダリストのカーン戦に闘志

ボクシングのWBO世界ウエルター級タイトルマッチ12回戦は20日(日本時間21日)、米ニューヨーク州ニューヨーク・マディソンスクエアガーデンで開催される。

パウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強選手)ランキングで2位につける34戦全勝の同級王者テレンス・クロフォード(31=米国)が、元2団体統一スーパーライト級王者で挑戦者の同級2位アミル・カーン(32=英国)との2度目の防衛戦に臨む。19日には同地で両者とも前日計量に出席し、クロフォードが146・4ポンド(約66・4キロ)、カーンも146・6ポンド(約66・5キロ)でそれぞれクリアした。

04年アテネ・オリンピック(五輪)銀メダリストとして鳴り物入りでプロ入りし、世界王者になった挑戦者に対し、クロフォードは闘志をむき出し。「カーンは甘やかされた。オレはゼロからやってきた」と自信満々。一方のカーンは「クロフォードという選手がどれほどタフであるか、そしてどれほど危険かを知っているが、私は何をすべきかを分かっている」と自信に満ちていた。

悩める納谷 幕下の壁

花道を引き揚げる納谷(2018年9月21日撮影)

元横綱大鵬の孫、東幕下60枚目納谷(18=大嶽)が幕下の壁にはね返された。3勝4敗と初土俵以来、初めての負け越しを経験。来場所は再び三段目に陥落することが濃厚だ。

今場所の六番相撲で3勝目を挙げ、星を五分に戻しても「今場所はずっとモヤモヤした気持ちがある」。四つにならず立ち合いで突き放して前に出る相撲。三段目までは通過できたが、幕下力士の踏み込みには圧力があった。勢いを止められ、今場所は勝ち負けにかかわらず「2歩目、3歩目が出なかった」と何度も反省を口にした。

師匠の大嶽親方(元十両大竜)は、悩める弟子を場所前から不安視していた。「何か変だったんだよね。迷いなのかな。本人は『全然大丈夫です』と言うんだけど」。稽古でもあっさり負けてしまう場面が目立っていたという。ただ「こっちからガミガミ言っても仕方ないから」と、求めるのは自主性。小手先の技術もいつか必要になるが「今はガムシャラに前へ出続けて欲しい」と多くは求めず、温かく見守る姿勢だ。

「元横綱の孫」という代名詞がのし掛かるが「気負うことなく頑張りたい」と納谷。大器はゆっくりと階段を上るつもりだ。【佐藤礼征】

(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

オカダ・カズチカにダブル祝福の雨「結婚しました」

試合中、雄たけびを上げるオカダ・カズチカ(撮影・鈴木正人)

<新日本:つくば大会>◇13日◇茨城・つくばカピオ

前日12日に人気声優三森すずこ(32)との結婚を発表したIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン大会での王座奪還後初、さらに結婚後初となる試合に臨み、ダブルの祝福の雨を浴びた。

王座奪還と結婚のダブルのお祝いムードの中、オカダはメインの10人タッグ戦に出場した。SHO、YOH、ロッキー・ロメロ、石井智宏と組み、5月の初防衛戦の相手SANADAらロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン勢と対戦。最後に入場すると、この日1番の声援が注がれた。「ベルトもそうですし、結婚することによって、声援を送ってもらった。一体どっちの歓声なんだ、と。(いつもの)倍の歓声だったんじゃないですか」。

チームが敗れたこともあり、リング上での生報告はしなかったが、バックステージでは堂々と結婚について口にした。「ベルト取りました。はい、おしまいです。結婚しました。はい、おしまいです。というわけではなく、結婚もしましたし、ベルトもとりましたし、新日本のオカダがあそこで変わったよね、と言ってもらえるようなプロレスラーになりたいと思います」。ダブルの喜びを進化のきっかけにすると宣言した。

約10カ月ぶり5度目の王者としての初陣。注目のSANADAとの対戦では、リバースネックブリーカーを決めるぐらいと様子見で終わった。オカダは「タイトル戦に向けた今回の開幕戦は、おしぼりだね。手をふいたような感じ」とぬるさを認めつつ、「まだまだSANADAとの戦いは濃くなっていくと思います」とここからの盛り上がりを予告した。

試合後には午前3時からのラジオ「オールナイトニッポン」生出演のため、すぐにつくばの会場から移動。喜びもつかの間、忙しく、充実したオカダ時代をスタートさせた。【高場泉穂】

場外で倒れるオカダ・カズチカ(撮影・鈴木正人)
入場しポーズを決めるオカダ・カズチカ(撮影・鈴木正人)

WWE退団のKENTA、米団体GCW大会来場

KENTA(2013年12月7日撮影)

今年1月限りでWWEを退団したヒデオ・イタミことKENTA(38)が米プロレス団体GCW(ゲーム・チェンジャー・レスリング)の大会に来場することが15日(日本時間16日)、発表された。6月1日、米ニュージャージー州アトランティックシティーで開催される同団体のトーナメント・オブ・サバイバル4大会に姿を見せるという。

14年にノアを退団したKENTAはヒデオ・イタミのリングネームでWWEに登場したが、WWE傘下のNXT時代、肩や首の負傷で1年近く欠場。復帰後の17年11月からWWEクルーザー級ブランド、205Liveに加わった。クルーザー級王座にも挑戦していたものの、1月28日の米フェニックス大会後、WWEに退団を申し入れたと米メディアに報じられ、2月23日に退団が正式発表されていた。契約上、他団体に出場できないとされる90日間は、既に経過している。

元WWE王者AJスタイルズ、ロウ移籍初戦で勝利

フェノメナル・フォアアームをラシュリー(右)に狙うAJスタイルズ(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:ロウ大会>◇15日(日本時間16日)◇カナダ・ケベック州モントリオール

2ブランド(ロウ、スマックダウン)間の選手移動「スーパースター・シェイクアップ」が行われ、スマックダウン所属の元WWEヘビー級王者AJスタイルズがロウに移籍した。

メインカードとなった6人タッグ戦に出場。ローマン・レインズ、セス・ロリンズとタッグを組み、ドリュー・マッキンタイア、バロン・コービン、ボビー・ラシュリー組と激突した。

コービンにドロップキックを見舞って先制したAJスタイルズはペレキックでラシュリーとコービンを蹴散らすなど、ロウでも躍動。さらにロリンズとレインズの連続攻撃でマッキンタイアを排除。フォールに入ったラシュリーに対し、ロリンズがカーブ・ストンプ、続けてレインズもスピアーでダメージを与えると、最後はAJスタイルズがフェノメナル・フォアアームをたたき込み、3カウントを奪った。鮮やかな連係でAJスタイルズが自らのロウ移籍を祝う勝利を挙げた。

なおロウ移籍&加入が発表された主な選手は次の通り

・AJスタイルズ

・ザ・ミズ

・リコシェ

・アリスター・ブラック・バイキング・エクスペリエンス(ウォー・レイダース)

・アンドラデ

・ゼリーナ・ベガ

・レイ・ミステリオJr.

・ラース・サリバン

・ジ・ウーソズ(ジェイ、ジミー兄弟)

・ナオミ

・EC3

・レイシー・エバンス

・セドリック・アレクサンダー

・エリック・ヤング

ロウに加入が決まった選手たち。左からエバンス、ミズ、AJスタイルズ、リコシェ、ミステリオJr.(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

KUSHIDAのNXTデビュー戦が5・2に配信

5月2日のWWEネットワーク配信でNXTデビュー戦が放送されることになったKUSHIDA(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

WWEは17日(日本時間18日)、公式サイトWWE.comでKUSHIDAのNXTデビュー戦が日本時間5月2日、WWEネットワークで配信されることを発表した。

1月限りで新日本プロレスを退団したKUSHIDAは、4日にWWE加入を正式発表。同日に米ニューヨークで開催されたNXTテイクオーバー大会で、すぐにファンにも紹介された。KUSHIDAは「ライフ、国、トレーニング、すべてを変えていい状況だ。『KUSHIDAができる』ということをWWEユニバース(ファン)に証明したい」と新天地の活躍に自信を示していた。なおNXTデビュー戦は米フロリダ州ウインターパークで収録済み。WWEのCOOを務めるトリプルHは「彼がNXTに所属することに、とても興奮している。世界的スターの1人だ」と称賛している。

セイン王座返り咲きならず ベイズラーに反則負け

NXT女子王者ベイズラー(右)に右腕を攻められるセイン(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved

WWE傘下のNXT大会(米フロリダ州ウインターパーク)は18日、WWEネットワークで配信され、スマックダウン昇格が発表された「海賊姫」カイリ・セインが昇格前最後のNXT女子王座戦に挑んだ。王者シェイナ・ベイズラーに挑戦したものの、反則裁定で王座返り咲きはならなかった。

王者サイドから「最後の挑戦」を条件に組まれた王座戦。前王者の意地をみせたいセインは裏拳で先制し、スライディングD、クロスボディー、フライング・カブキ・エルボーと怒とうの攻撃をみせた。さらにイカリ(変形逆エビ固め)やセカンドロープからのインセイン・エルボーと得意技を連続で決めた。

試合を優位に進めていたが、エプロンサイドから放ったフライング・カブキ・エルボーが場外防護壁に誤爆して右腕を負傷するアクシデントに見舞われた。すると王者から右腕への集中攻撃を浴び、一時はレフェリーが止めてドクターチェックに入った。心配した盟友の紫雷イオもリングサイドに姿をみせて混沌(こんとん)とする中、セインはベイズラーに捕獲され、強制的に試合は続行。たまらず紫雷が王者を突き飛ばしたことで、反則負けとなった。

ベイズラーをにらみつけてにらみ合いする紫雷は、敵セコンドのマリナ・シェファーとジェサミン・デュークに捕まり、倒れ込んだセインは王者に右腕を踏みつけられて大きなダメージを負った。セインを抱きかかえながら紫雷は「ふざけるな!絶対に許さないぞ」と非道な行為に対するリベンジを誓った。

イカリ(変形逆エビ固め)でNXT女子王者ベイズラー(下)を攻めるセイン(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved
痛めつけられたカイリ・セイン(右)を抱きかかえる紫雷イオ(C)2019WWE,Inc.AllRightsReserved