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安美錦、竜虎へ粋な気遣い LINEでメッセージ

竜虎(左)との取組で右膝を痛めた安美錦(撮影・鈴木正人)

右膝のケガで休場中の安美錦(40=伊勢ケ浜)が、粋な気遣いをしていた。2日目の取組で古傷を痛めたが、対戦相手の竜虎(21=尾上)が「申し訳ない」と気にしていることを知り、メッセージを送った。負傷した翌日、尾上部屋の部屋付き、佐ノ山親方(元幕内里山)にLINEでこう書き込んだ。

「竜虎にそんなこと気にするなと伝えて欲しい。里山でも勝ったことがないんだから自信を持って相撲を取れ。いい相撲だったぞ」

すぐに佐ノ山親方は、本場所に向かっている車中の竜虎へLINEを送った。

竜虎は、スマホで確認した時の気持ちを、こう振り返る。「そう言ってくれてうれしかった。気合が入りました。これから絶対に負けられないなと思いました」。気持ちを高ぶらせたまま、新十両ながら6日目を終えて4勝2敗とした。

再出場を見据える安美錦は「勝負事だからケガは仕方ない。若くていい子と対戦できて、悪く思う気持ちはみじんもない。気にするくらいなら、四股でも踏めばいい」と笑い飛ばした。最年長関取と最年少関取。2人は勝負師として、これから先に視線を向けている。【佐々木一郎】

朝乃山が出題!若い衆を「だきまくってます」の意味

朝乃山(2019年7月7日)

「今日はオレが、だいてやる」。何とも妖艶な香りが漂う言葉を発していたのは、東前頭筆頭の朝乃山(25=高砂)だ。先場所の初優勝で人気、知名度ともに大幅に上がっただけに、ファンが色めき立ちそうなフレーズだが、実はこれ、朝乃山の故郷富山県の方言。「だいてやる」は「おごってやる」と意味だった。冒頭の言葉は「意味分かりますか」と、報道陣にクイズ形式で出題したものだ。

朝乃山は近大時代は大阪で、高砂部屋入門後は東京で過ごしてきた。冒頭の言葉を言われた際には「一応『どっちの意味ですか』って聞きます。決まって『おごってやる』という意味ですが」と笑って明かした。先場所の優勝賞金は貯金したしっかり者。それでも気分転換を兼ね「だきまくってます」と、若い衆を連れだって食事に行っている。

現在は「人前で話す時、なまらないように気を付けている」と、地元の友人、家族らと話す以外、方言を出さないように気を付けている。優勝後に帰郷した際には、旧知の年配女性から「だいてやる」と言われたが、冗談で「無理、無理」と即答。「ばかもん、富山弁の方じゃ」と返され、笑いに包まれたという。多忙な中で故郷を感じ、癒やされたようだ。【高田文太】

タイチ、内藤破りG1初勝利 飯塚高史の形見技解禁

内藤哲也(左)に前蹴りを決めるタイチ(2019年7月14日撮影)

<新日本:G1クライマックス29>◇15日◇北海道・北海きたえーる◇観衆6946人

Bブロック公式戦で初出場のタイチ(39)が内藤哲也(37)を下し、G1初勝利を挙げた。内藤はこれで2連敗となった。

タイチは2月に引退した飯塚高史の形見「アイアンフィンガー」を海野レフェリーの目を盗んで解禁。継承した飯塚の技アイアンフィンガーフロムヘルを内藤の顔面に決め、タイチ式ラストライドで3カウントを奪った。

今年2月にも札幌で内藤とIWGPインターコンチネンタル王座をかけて対戦。入場時に同じユニット鈴木軍の仲間飯塚が内藤を襲撃したが、復活した内藤に敗れ、ベルト奪取を逃した。

タイチは「俺と飯塚の戦いは続いてたんだよ」と話し、形見のアイアンフィンガーは「俺の守護神になるかもしれないし、これからも持ち続けるよ。また(飯塚が)どっかで来るかもしれないしな」と不在の飯塚に思いをはせた。

内藤撃破で勢い付いたのか、「これこそG1クライマックスだ。全部、俺が変えてやる。楽しみにしとけ」と快進撃を予告した。

アイアン・フィンガー・フロム・ヘルを放とうとする飯塚高史(2019年2月21日撮影)

DDT来年6・7さいたまSアリーナでビッグマッチ

世死琥にボディーアタック見舞う赤井沙希(撮影・たえ見朱実)

<DDT:大田区大会>◇15日◇大田区総合体育館

DDTが来年6月7日にさいたまスーパーアリーナでビッグマッチを行うと発表した。

次々と武器を持ち込むウェポンランブル形式で行われた初代O-40(Over440)王者決定戦で、社長の高木三四郎(49)が終盤に「重大発表」を武器として投入。巨大スクリーンにさいたまスーパーアリーナ興行の内容が映し出されると、約3700人の超満員の客席から歓声が起こった。高木はその衝撃の隙をついて、スーパー・ササダンゴ・マシン(41)にひまわりボムを決めて勝利。団体限らず40代以上の選手に挑戦権のあるO-40王座の初代王者となった。

さいたまスーパーアリーナでの試合は、20周年大会を行った17年以来3年ぶりとなる。この試合に「武器」として登場し、解説席で毒舌を展開した元新日本の名物アナウンサー田中ケロ氏も「ぜひ満員にしてください。プロレス界、新日本プロレスの独り勝ちは面白くない」と激励。高木はその場で田中ケロ氏にそのビッグマッチ参戦をオファーした。

17年にサイバーエージェントグループ傘下に入り、組織は安定。この日前代未聞の無料ビッグマッチを成功させたが、手を緩めずさらなる拡大を目指す。高木は「もっともっと上を目指せる。もっともっと面白いことを追求したくなったんだよ。でなきゃ大田区無料興行なんて誰がやるんだ。オリンピックイヤーにDDTが挑戦するさいたまスーパーアリーナはリベンジだ。超満員にしてやる」と力強く宣言した。

クロちゃんがギャルレスラー相手にゲスファイト全開

上福ゆき(右)の脚をなめ回そうとするクロちゃん(撮影・たえ見朱実)

<DDT>◇15日◇東京・大田区総合体育館

DDT東京・大田区大会が15日行われ、初の全席無料ビッグマッチとあり多彩な試合が繰り広げられた。

アイアンマンヘビーメタル級選手権バトルロイヤルでは芸人クロちゃんが登場。ギャルレスラーの膝をなめ回し、ゲス全開ファイトで盛り上げた。また、スーパー・ササダンゴ・マシンを下し、初代0-40王者となった高木三四郎社長は20年6月7日のさいたまスーパーアリーナ大会を発表。さらなる団体の成長に向け「あえてでかいハコで勝負する」。17年以来2度目の同会場での試合を超満員にする目標を掲げた。

クロちゃん、キス妨害され激怒「なめてやるしんよ」

上福ゆき(右)の脚をなめ回そうとするクロちゃん(撮影・たえ見朱実)

<DDT>◇15日◇東京・大田区総合体育館

お笑い芸人、安田大サーカスのクロちゃん(42)がギャルとのキスに失敗した。

DDTの無料ビッグマッチで行われたアイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤルに出場。一定時間ごとに次々と選手が入場する形式だが、「ギャルと戦いたいしん」と下心だけで参戦したクロちゃんは上福ゆき(26)にロックオン。登場するなり場外で追い回し、リングでやっとつかまえると事前会見での予告通り、上福の膝をしつこくなめ回した。

さらにエスカレートし、唇を奪おうとしたが、誤ってジョーイ・ライアンとキス。ライアンの武器である股間に隠してあったキャンディーを口に押し込まれ、場外に落とされ退場となった。

試合後は「キスするはずだったのに邪魔が入った」と怒り心頭。「やっぱりシングルでやる。今後はしっかり無限キスをしてみせます」と宣言。「違うギャルを用意してもいい。なめてやるしんよ~」と上福に限らず、なめ回してキスできるなら次戦の相手は誰でも構わないとした。

元4階級制覇王者が死去 08年ボクシング殿堂入り

パーネル・ウィテカーさん(AP)

プロボクシング元4階級制覇王者パーネル・ウィテカーさん(米国)が14日夜、交通事故で亡くなったことが分かった。米メディアが報じたもので、バージニアビーチの交差点で自動車にはねられ、死亡したという。55歳だった。

ウィテカーさんはアマチュア時代の84年にロサンゼルス五輪で金メダルを獲得。84年にプロデビューし、89年2月にIBF世界ライト級王座を獲得。プロ18戦目で世界王者となった。その後、ライト級でWBA、WBC、IBFの3団体統一王者に就くと、階級を上げてスーパーライト級、ウエルター級、スーパーウエルター級の4階級でも世界王座を獲得していた。

97年には元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(米国)、99年にはフェリックス・トリニダード(プエルトリコ)とも対戦して敗退。01年4月の再起戦を最後に現役を引退した。また08年には世界ボクシング殿堂の選手部門で殿堂入りしていた。

WBCのマウリシオ・スライマン会長は自らのツイッターで「ウィテカーさんが亡くなったという悲報を受け取りました。過去数十年でもっとも素晴らしいボクサーの1人であり、WBCの素晴らしい友人だった。深く悲しんでいます」とコメントした。

パーネル・ウィテカーさん(AP)(右)

世志琥「嫁入り前の顔傷つけやがって」赤井に激怒

赤井沙希を締め上げる世志琥(撮影・たえ見朱実)

<DDT:大田区大会>◇15日◇大田区総合体育館

DDTのプロレス界初の無料ビッグマッチで同所属の赤井沙希(32)とSEAdLINNGの世志琥(25)がシングルで戦い、世志琥が勝利した。

赤井の13年のプロレスデビュータッグ戦の相手を務めたのが世志琥。「自分にとってターニングポイントにいる選手」と並々ならぬ気合で向かってきた赤井を非情に蹴散らした。必殺技ケツァル・コアトルを決められても、すぐにロープに逃げて脱出。ラリアットで赤井をマットにたたきつけ、コーナーからダイビングセントーンを2連発し、3カウントを奪った。

戦いの途中で右目の上を負傷した世志琥は「嫁入り前のかわいい顔を傷つけやがって。赤井にもDDTにも責任取ってもらう」と激怒。赤井にケツァル・コアトルを決められたが「うちから3カウント取るにはもっとがっちりやらないと。やっぱりうちのおいしい獲物なんじゃないの?」とこき下ろした。

赤井沙希に勝利しポーズを決める世志琥(撮影・たえ見朱実)
世志琥にボディーアタック見舞う赤井沙希(撮影・たえ見朱実)

高安「休むなんて考えていない」が…正代に逆転負け

正代に突き落としで敗れ、険しい表情を見せる高安(撮影・河田真司)

<大相撲名古屋場所>◇9日目◇15日◇ドルフィンズアリーナ

大関高安は前日8日目に痛めた左肘にサポーターを巻いて臨んだが、正代に逆転負けした。得意の左差しや突き放しの立ち合いではなく、右を差しにいったが不完全。土俵際まで押し込んだが突き落とされ、支度部屋では無言を貫いた。

玉鷲戦で負傷した左肘について朝稽古後は「大丈夫。休むなんて考えていない」と話していた。兄弟子の荒磯親方(元横綱稀勢の里)は取組後「(左は)使えていないわけではない」と、2敗に後退も復調を期待した。

高安(右)は正代に突き落としで敗れる(撮影・前岡正明)

「土俵でしっかり相撲を取る」旬な明生は上位陣狙う

明生(2019年3月12日撮影)

日刊スポーツが行った人気力士アンケート「第8回大相撲総選挙」が終わった。トップ5に「稀勢の里」世代のベテラン3人が入ったが、旬な若手力士も軒並み上位にランクインした。貴景勝、炎鵬、朝乃山…。その中で、明生(23=立浪)が9位と躍進した。西前頭7枚目だった5月の夏場所で、自身幕内初となる2桁白星を挙げたホープには「真っ向勝負が好き」「豪快で正攻法な取り口に好感が持てる」など読者の声が寄せられている。きれいな四股を評価する声や、故郷の奄美大島からも多数の票が集まった。

11年夏場所で初土俵を踏んだ中卒たたきあげ。茨城・つくばみらい市の部屋から「つくばエクスプレス」を利用して会場入りする。電車では「座れることもあるし立ってることもある」。今場所、15日間で稽古場に降りた回数は片手で数えるほど。部屋から会場まで片道1時間半かかる移動負担を考慮しているという。師匠の立浪親方(元小結旭豊)の指導は「自分のやりたいようにやって伸び伸びやらせてもらっている。ありがたい」と明生。一方で巡業では毎回のように土俵に上がり、激しい稽古を行う。「自分は稽古で強くなってきた。普段はめったにできない方ばかり。体を休めることも大事だけど、毎日やり続けることが1番大事」。夏場所前は千賀ノ浦部屋に出稽古して、1歳年下の大関貴景勝と肌を合わせた。10番以上取って1勝も挙げられなかったが「強い人とやることに意味がある」と言い切った。

たたき上げらしく、派手な発言を口にしない。「(取組直後の)支度部屋で(記者に)『今日の狙いは?』と聞かれても、正直答えたくないときもある。そこは勝負の世界なので。いろんなことをしゃべって…という力士もいるけど、自分はそうじゃなくて、まずはしっかり土俵でしっかり相撲を取るタイプだと思うし、そういう力士でありたい」。

名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)では前頭5枚目以内に番付を上昇させることが濃厚。「もっと番付を上げて、もっと強い相手とやりたい」。上位陣との対戦が予想される来場所へ、23歳のホープは野心を隠さなかった。

【佐藤礼征】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)