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薬師寺ジムが興行中止「入場収入なければ出る一方」

薬師寺保栄会長(2016年12月23日撮影)

ボクシングの薬師寺ジムが7月12日に愛知県内で予定していた興行を中止としたことが30日、分かった。

同ジム所属のWBO世界フェザー級5位で同アジアパシフィック同級王者森武蔵(20)のノンタイトル戦をメインに計画していた。しかし、原則となる「無観客」が最大の壁となり、開催を断念せざるをえなかった。元WBC世界バンタム級王者の薬師寺保栄会長(51)は「(放映権料が見込める)テレビ中継がつくわけでもなく、入場収入がなければ出ていく一方。ファイトマネーも払えない」と苦渋の決断を語った。

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は前日29日に新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、7月からの興行再開を決めた。ただ「原則無観客」で、客入れには厳しい条件設定。実際には興行不可能な厳しい現実が示された。

将来期待の森は来春にも世界戦が計画されている。年内に2戦で世界挑戦が描かれていたが今後の興行、試合日程も「全くの白紙」(薬師寺会長)と見通しがたたない。プロ野球、Jリーグと動きだしてきたスポーツ界だが「密」を避けるのが難しいボクシング、格闘技にはまだまだ高いハードルが立ちはだかる。

森武蔵(2017年12月22日撮影)

プロレスマスク職人が作った「究極のマスク」とは

プロレスマスク職人の神谷淳氏

プロレスマスク職人が「究極マスク」を製作、発売する。新日本プロレスのユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のBUSHIのマスクや内藤哲也のオーバーマスクなどを手掛けるマスク職人、神谷淳氏(49=PUKUPUKU工房代表)が手がけたマスク「HAMAMATSU MASK」が6月1日から発売される。

同氏が静岡・浜松市生まれであることに由来し「HAMAMATSU」と命名。「プロレスマスクのフィット感、レスラーコスチュームでの製作技法といった、すべてのノウハウを余すことなく取り入れました」というこだわりマスクだ。

自信を込めて「究極マスク」と表現する。プロレスマスクから型紙を流用し、レスラーのコスチュームで使用する縦横伸縮する生地で製作。「通常マスクの頬部分の開きがなく、顔のフィット感を意識しました。アクティブな場面での使用時のズレがありません」と説明する。花粉症の同氏が常にマスクで悩んできた両耳の裏のゴムによる痛みや不快感も、ひもに2種類の伸縮性の違う素材の組み合わせと長さ調整を加えて軽減している。

本体は2枚仕立てなので、生地と生地の間に、ティッシュや紙ナプキン不織布など身近な素材を挟むことで飛沫(ひまつ)防止も可能だ。ひんやり素材で、息苦しくなく、長時間使用可能と強調。これからの暑い夏にも対応できそうだ。何度も試作とテストを繰り返し、プロデュースした自信作で、神谷氏は「着け心地抜群、とにかく頑丈です。ぜひお試しください」と口にした。なおマスク1枚につき100円を浜松市に寄付する予定。

またプロレス職人らしい遊び心も。マスクには会社のロゴマークや、チーム名などプリントも可能(別料金)だという。料金は単色が1800円(税別)でカラーも全10色(黒、紺、グレー、白、水色、青、ピンク、赤、カーキ、ベージュ)。1950円(税別)のプリント柄も5種類ある。 詳しい販売方法はPUKUPUKU工房の公式サイト(https://shop.pukupuku.net/)まで。

6月1日から発売されるプロレスマスク職人による究極マスク「HAMAMATSU MASK」

鶴竜、7月場所へ意欲「今は体つくるいいチャンス」

鶴竜(2020年3月2日撮影)

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が30日、AbemaTV放送の「大相撲ABEMA場所~記憶に残る名勝負100連発~ 二日目」にリモートで生出演した。

都内の部屋から出演したという鶴竜は、外出自粛が続く生活について「いつもは(家族と)一緒にいる時間が少ないので、全部がマイナスなわけじゃない」と前向きに話した。前日29日は長女アニルランちゃんの5歳の誕生日で、自宅で祝福。「ケーキを買って、家でできるかぎりのことをやった」と笑顔で話した。

出演中に01年九州場所で自身が前相撲を取る映像も取り上げられた。もろ手突きから頭をつけて素早く寄る相撲内容に、番組の解説を務める3代目元横綱若乃花、花田虎上氏も「この頃から低い当たりですね」と感嘆。花田氏に「頭から当たる怖さはありませんでしたか?」と問われると、鶴竜は「新弟子の頃は(昨年9月に死去した先代井筒)親方に『頭でいきなさい』と言われていた。同期と三番(稽古)をやってずっと頭で当たっていた」と、懐かしみながら振り返った。

3場所連続休場明けとなった春場所では、12勝3敗の優勝次点で綱の責任を果たした。7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて、基礎運動を中心に調整を進めている。「今はぶつかりもなし、申し合いもできないが、しっかり体をつくるいいチャンス。7月場所に向けて体をつくっていきたい」と意気込んだ。

約15分間の出演で終始笑顔。最後は花田氏に7月場所の目標を問われ「もちろん優勝を目指すので、応援よろしくお願いします」と、7度目の優勝を誓って締めくくった。

大相撲総選挙の投票受付中 選挙風ポスター公開

<第9回 大相撲総選挙>

大相撲の人気NO・1力士は誰か? 日刊スポーツ新聞社は第9回大相撲総選挙を実施しています。対象は夏場所番付の幕内力士42人。今回はインターネットのみで投票を受け付けます。投票は6月6日まで。結果は6月上旬の紙面でも発表します。ぜひ好きな力士に投票してください。力士の選挙風画像を順次掲載します。

白鵬

優勝44回など、いくつも最多記録を持つ。中でも51場所連続2桁勝利はまず破られないとみられている。前人未到の世界を生きる

鶴竜

付け人を始め、若い衆からの信頼が厚い横綱。めったなことでは怒ったりしない温厚な人柄は、相撲ファンにも支持されている

貴景勝

雑念を捨てて集中すれば、火も涼しく感じる。相撲にすべてをささげ、気持ちの強さが持ち味の貴景勝にぴったりの四字熟語

朝乃山

新大関として迎えるはずだった夏場所は中止になった。だが、朝乃山にとっては大関も通過点のはず。横綱も狙える実力者だ

正代

心にくもりがない。時に発言が慎重になるが、これは正直に気持ちを打ち明けているからこそ。相撲の取り口も正々堂々が信条だ

御嶽海

「乾坤一擲(けんこんいってき)」は運命をかけて大勝負することを言う。御嶽海は優勝経験もあり勝負強いタイプ。大関候補の1人

大栄翔

骨身を惜しまず、全力を尽くすことが「粉骨砕身」。体全体を大きく使って相手に立ち向かう大栄翔の相撲は、まさにこれだ

隠岐の海

空を行く雲、流れる水のように、隠岐の海は気負うことなく自然体。ベテランらしくあたふたせず、よどみなく土俵に立ち続けている

遠藤

相撲に流れがあり動きに無駄がなく、理詰めで相手を追い詰める。支度部屋では多くを語らず、落ち着き払っているさまは明鏡止水

豊山

今回が自己最高位の西前頭筆頭。本来の実力は出し切っておらず、三役以上を虎視眈々(たんたん)と狙っている。朝乃山のライバル

隆の勝

春場所で12勝を挙げ、初の三賞となる敢闘賞を受賞。一気に番付を上げてきた25歳はまさに新進気鋭。愛称の「おにぎり」も定着

阿武咲

「土俵で花が咲くように」との願いを込めてしこ名が付いた。運動能力が高く、歌もうまい。まさに「華がある」力士の1人だ

戦い続けた42歳牧師の姿/記者が振り返るあの瞬間

ジョージ・フォアマン(1973年)

<スポーツ担当記者 マイメモリーズ>(40)

日刊スポーツの記者が自らの目で見て、耳で聞き、肌で感じた瞬間を紹介する「マイメモリーズ」。サッカー編に続いてオリンピック(五輪)、相撲、バトルなどを担当した記者がお届けする。

   ◇   ◇   ◇

試合終了を告げるゴングが鳴る前から1万8000人の大観衆は立ち上がった。地鳴りのようなスタンディングオベーションに私も一緒に加わった。それがやがて「ジョージ!」のコールに変わった。12ラウンドを勇猛に戦い続けた42歳の牧師ボクサー、ジョージ・フォアマン(米国)への賛歌だった。

1991年4月19日、米ニュージャージー州アトランティックシティーで行われたプロボクシング統一世界ヘビー級タイトルマッチ。全盛期を迎えていた28歳の王者イベンダー・ホリフィールド(米国)に、17年前に失った王座を取り戻すために、10年のブランクを経て復帰したフォアマンが挑んだ。

120キロ近い太鼓腹の元王者の勝利を予想する声は皆無だった。米国人記者たちは「ただのデブ」「出番を勘違いした老いぼれ」「ジョークだ」と冷笑していたし、地元紙は太っちょ(FAT)の挑戦者に引っかけて「FAT CHANCE(絶望)」の見出しを付けた。私も早いラウンドでの決着を予想していた。

開始から打撃戦になった。予想と違ったのはフォアマンが1歩も引かなかったことだ。若い王者の速射砲のような連打を耐えに耐えて前進を続け、豪快な右強打で対抗した。7回開始直後、その右で顔面を打ち抜かれた王者が宙をさまようように後退した。時代の逆転…起こるはずのないことが起きている。背中に戦慄(せんりつ)が走った。

試合はホリフィールドの判定勝ちだった。しかし、もう結果はどうでもよかった。時代にあらがい、果敢に挑んだフォアマンの勇気、生きざまに酔いしれ、計り知れない人間の可能性に気づかされたのである。「年寄りであることを恥じることはない。みんな誇りを持っていい」。試合後の彼の言葉は、年齢を重ねるにつれて、私の中で輝きを増すようになった。

実は彼が現役復帰した理由は名誉のためではない。77年の引退後、牧師として活動しながら、不遇な若者を救済するユースセンターを運営していた。そのセンターが経営難に陥ったため、手っ取り早く資金を稼ぐために再びグローブをはめたのだ。他人の人生まで背負うと、人はこんなにも強くなれるのだ。連打の嵐の中を前進するフォアマンを見ながら、そんなことも感じた。

激闘から一夜明けた土曜日、フォアマンは予定された記者会見をキャンセルした。理由は「会見に出ると牧師をしている日曜学校に間に合わなくなるから」。3年後の94年、彼は45歳にして世界ヘビー級王座復帰の偉業を成し遂げる。そして、71歳になった今も地元ヒューストンでユースセンターの経営と、牧師としての活動を続けている。【首藤正徳】

木村花さんの葬儀・告別式営まれる、小川氏が報告

女子プロレス団体スターダムのロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは自身のツイッターに木村花さんの遺影の写真とともに追悼の言葉を記した(同氏ツイッターより)

23日に22歳で亡くなったプロレスラー木村花さんの葬儀・告別式が30日、営まれた。木村さんが所属していた団体、スターダムのロッシー小川エグゼクティブプロデューサー(63)が同日、ツイッターで報告した。

小川氏は遺影を投稿し「花の葬儀が無事に終わりました。この遺影は昨年11月にカメラマンの佐々木さんがスタジオ撮影したもの。華やかな花らしい写真。多くの仕事仲間や友人知人が見送り、最期を迎えたのです。棺に入っていた花はとびきり綺麗で寝ているようでした。永遠の眠りについた花…世界に一つだけの大輪となった」と記した。

御嶽海、北勝富士ら「花のヨン組」が盛り上げる

 若武者が名古屋の土俵を盛り上げている。初日に横綱を倒した24歳の御嶽海と大関初挑戦で初勝利を挙げた24歳の北勝富士、自己最高位の東前頭4枚目で2連勝の25歳宇良は、いずれも平成4年生まれで、しかも15年春場所に初土俵を踏んだ同期だ。

 「花の○○組」といえば「ロクサン組」を思い浮かべる方は少なくないだろう。昭和63年春場所で初土俵を踏んで活躍した力士たちの総称だ。元横綱の曙、3代目若乃花、貴乃花、元大関魁皇らを中心に一時代を築いた。他にも昭和28年生まれの元横綱の北の湖、2代目若乃花、関脇麒麟児らの「花のニッパチ組」なども知られている。

 今まさに「花のヨン組」が盛り上げている。2日目には、御嶽海と北勝富士の元学生横綱同士の対決が組まれた。勝った関脇御嶽海は「(北勝富士は)強いです。(対戦は)うれしい。いい方向に気合が入っている」とうなずいた。自己最高位の西前頭2枚目の北勝富士は「意識しないようにしたけど」と唇をかんだ。

 平成4年生まれには、新十両翔猿や十両大奄美ら他にも有望株がいる。20代半ばで脂が乗ってきた彼らが、近い将来の相撲界を引っ張っていくような気がしている。【佐々木隆史】

山中慎介氏「プレッシャーに打ち勝つ」特別レッスン

山中慎介氏と東京五輪代表内定選手らによるオンライン講座の様子。2段目左から2人目が山中氏

ボクシングの東京五輪日本代表らが23日、元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏(37)から特別講義を受けた。「プレッシャーに打ち勝つ」をテーマにしたオンライン講座で、経験を基にしたトップ選手ならではの試合への心身の臨み方、独自のコンディションの計り方などが語られた。

同氏は日本歴代2位の12連続防衛記録を持ち、「神の左」と呼ばれた左ストレートでもリングで光り輝いた。アマチュア時代は専大で突出した結果は残せなかったが、プロ入り後に類い希なストレート系のパンチに威力を発揮し、数々のKOシーンを生んできた。講座ではその技術についても触れられるなど、選手にとってはかけがいのない時間となった。

ウエルター級の岡沢セオンは「名チャンピオンからのとても貴重なお話を聞くことができて勉強になりました。特に、良いイメージだけでなく悪いイメージもしておくことが平常心につながると言うお話を聞き、自分も取り入れようと思いました」、女子フライ級の並木月海は「1人1人戦い方も違ければ試合前のメンタルも違う。でも、なにより自分のルーティンや、やって来た事。周りで応援してくれている方々への感謝などでプレッシャーに打ち勝つ事は出来るという事が分かりました」と感謝した。

オンライン講義はコロナウイルスによる自粛期間に日本ボクシング連盟が企画し、今回が6回目。先月の初回ではWBA世界ミドル級王者の村田諒太が講師を務めた。

コロナ抗体検査進捗「順調だと思う」芝田山広報部長

芝田山広報部長(2020年4月3日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が29日、協会員の希望者を対象とした新型コロナウイルスの抗体検査の進捗(しんちょく)状況について「順調だと思う」と話した。

電話取材に応じ「抗体検査は先生方の研究材料。いろんなことが想像できる中で、1つの研究材料になるのではないかと。どこの部屋で何人(に抗体が検出された)ということではなく、それを皆さん方にお伝えする、専門家がどう見るのかということ」と、抗体検査の意義を説明。検査の結果については「どの部屋で何人というようなことは外には一切公表しない、個人情報なので。先生方にお任せというしかない」とした。

無観客開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)まで2カ月弱。政府の指針では、イベントの入場者の上限を7月10日以降では5000人、または収容人数の半数以内に拡大としている。芝田山広報部長は「お客の話は何も出ていない」と話す。「とにかく野球が6月19日からということで、我々は3月にやった。今度は反対に他のスポーツの状況を見据えながらやっていく。政府の方針はいいが、今日も再び感染者が増えているでしょう。今はまだそういうことを言える状況じゃない。お客さんを入れられるに越したことはないけれど、まずは無観客で開催するというのが一つの大きな目標です」と、慎重な姿勢を示した。

隠岐の海「それがよかった」語らぬ親方にひかれ入門

隠岐の海(2020年3月12日撮影)

大相撲の小結隠岐の海(34=八角)が30日、AbemaTV放送の「大相撲ABEMA場所~記憶に残る名勝負100連発~ 二日目」にリモートで生出演した。

新型コロナウイルスの影響で中止となった夏場所について「なかなかモチベーションが大変だと思う」と話す一方、「しっかりと次の場所に向けてやりたい」と日本相撲協会が無観客での開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて意気込んだ。

出演中には、初土俵を踏んだ05年初場所での前相撲の映像が流れた。当時を「緊張していました。(部屋の)世話人さんとか先輩が怖くて、しきたりも分からなくて緊張しました」と苦笑いで振り返った。

角界入りのきっかけは、「(八角)親方が島に来てくれて、一緒にご飯を食べた時に『東京いけるな』『親方だったらいいな』と思った」。心に残った誘い文句はなかったというが「あんまりしゃべってないんですけど、それがすごいよかった」と多くを語らなかった八角親方の姿にひかれて入門を決意した。

印象に残る取組には、15年九州場所での横綱白鵬戦を挙げた。土俵際まで寄るも、逆転のやぐら投げをくらい負けた一番。「最後寄っていくんですけど、その時に1番力を出し切れたかなと。こん身の寄りだったと思います」と横綱を追い詰めた寄りに手応えを感じた。

15年九州場所 隠岐の海をやぐら投げで破り全勝を守った白鵬(2015年11月14日)