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新日4カ月ぶり有観客、声なき会場に響き渡る拍手

有観客でオカダ・カズチカ-EVILの決勝戦(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇11日◇大阪城ホール

新日本プロレスが136日ぶりにファンの前に帰ってきた。大阪城ホール大会で2月26日の沖縄大会以来、約4カ月ぶりとなる観客を入れた興行を開催した。

席数は通常の約3分の1にし、3318人が観戦。選手との接触を禁じるなど、新型コロナウイルス感染予防に努めながら、一歩前へと踏み出した。メインのニュージャパン杯決勝はEVILがオカダ・カズチカ(32)を下し、初優勝した。

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オカダのドロップキックに、内藤のポーズに、観客から大きな拍手が起こった。失われた新日本プロレスの風景が4カ月ぶりに戻ってきた。新型コロナウイルスの影響で3月から試合を中止。6月に3カ月半ぶりに無観客で試合を再開し、動画配信を行ってきたが、プロレスラーにとって反応がないことは寂しく、つらいものだった。IWGPヘビー級、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也(38)は「無観客試合も楽しかったけど、10倍、100倍…比べものにならないぐらい、気持ちいいね」と喜びをかみしめた。

新日本はこの日、観客に大声を控えるよう求めた。見ている側は声の代わりに拍手で感情を示す。新たな観戦スタイルが自然と生み出された。タッグ戦に出場した棚橋弘至(43)は「拍手の響きがとても美しく聞こえました。上品なホールでクラシックを聴いているような」と例えた。

プロレス界の、そして世界中にファンを持つエンターテインメント界の雄として、観客を入れた興行に踏み出した。プロレスは密集、密閉、密接の「3密」があてはまるスポーツ。リスクを避けるため、入念な予防策が取られた。

通常、大阪城ホール大会では1万人超を集めるが、今回は席数を3分の1に絞り、3318人が入場した。席の間にはシートをかけて十分な間隔を確保。観客にマスク着用や消毒など、基本的な感染予防を義務づけるのはもちろん、密を避けるために分散入場を実施。8台のサーモグラフィーを用意し、来場者全員の検温を行った。また、試合の合間には消毒を実施。グッズ販売はパンフレットのみで、選手との接触を禁じるなど、できる限りの細かな策を講じた。参戦予定だった鈴木みのるは発熱の症状があったため、抗体検査、抗原検査は陰性でも大事をとって欠場となった。

ファンも喜びと不安両方を感じながらこの日を迎えた。フェースシールドを付けた20代の男性は「楽しむために、自主的に着けてきました」。オカダファンという30代の男性は「いつもより人数が少なくてさみしい。ここで感染者が出たらさまざまなところに影響が出てしまう。僕たち見る側も緊張感を持たなければと思っています」と話した。

まだ国内で感染はおさまらず、超満員の会場でプロレスができるまで時間はかかりそうだ。コロナとの時間無制限の戦いは続く。【高場泉穂】

検温待ちする観客(撮影・鈴木正人)

石井慧が引退示唆「勝っても負けても最後に」

両国国技館でのIGF3大会に出場するためオランダから帰国した石井慧

 北京五輪の柔道金メダリストで総合格闘家の石井慧(28)が8日、11日に両国国技館で行われるIGF3大会を最後に引退を示唆した。

 同大会に出場するため、オランダから帰国した石井は、成田空港で「この試合に勝っても負けても、最後にしようかなと考えている。悔いのない試合をして、試合を楽しみたい。試合が終わってしっかり考えて、事務所にあいさつにいきたい」と話した。

 石井は、昨年大みそかのミルコ・クロコップ戦に惨敗したことにショックを受け、関係者に「しばらくやりたくない」と吐露していた。家族や、周囲の関係者から何事も10年はやったほうがいいと勧められていたが、練習先のオランダで1人で考え結論を出したという。「貯金もあるし、しばらくは何もしないで暮らしていける。休養ではない。マット界から引退します」と話した。ただ、本人が言うように11日のニック・ロズボロウ戦が最後になるかは、流動的で、試合後に石井が何を語るかが注目される。

ゼロワン新オーナーが大仁田の大金踏み倒し過去暴露

ゼロワン大谷晋二郎

プロレスリング・ゼロワンが11日に都内で会見を行い、7月1日付でダイコーホールディングスグループ(本社・東京)が親会社になったことを発表した。

会見に出席した同社の神長大会長は過去に大仁田厚に5000万円を貸して以来返してもらっていないことを暴露。「プロレスが嫌いになったが、ゼロワンの人たちが覆してくれた」と社会貢献活動に力を入れる大谷晋二郎ら選手の姿勢が、支援の決め手になったと説明した。

EVILがオカダ下し初V、内藤奇襲しバレット入り

オカダ・カズチカ(左)に勝利したEVIL(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇11日◇大阪城ホール

新日本プロレスが136日ぶりにファンの前に帰ってきた。大阪城ホール大会で2月26日の沖縄大会以来、約4カ月ぶりとなる観客を入れた興行を開催した。

席数は通常の約3分の1にし、3318人が観戦。選手との接触を禁じるなど、新型コロナウイルス感染予防に努めながら、一歩前へと踏み出した。メインのニュージャパン杯決勝はEVILがオカダ・カズチカ(32)を下し、初優勝した。

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歴史的な復活の日を、EVILが闇で染め上げた。前年覇者オカダの新必殺技変形コブラクラッチに何度も苦しむも、パイプイス攻撃や金的蹴りなどの反則でダメージを与え、最後は得意技のEVILで3カウント奪取。トーナメントを通じ貫いてきた非情な攻撃に徹し、初の頂点に達した。

試合後は同じユニットで2冠王者の内藤をリングに呼び寄せ、拳を合わせるかと思いきや、おもむろに敵対するユニット、バレットクラブのポーズを出し、内藤を奇襲。15年からロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの仲間として活動してきた内藤の帽子を踏みつけ、バレットクラブ入りを表明した。「内藤、お前とロスインゴのお前ら腐りきってんだよ。むしずが走りに走りまくる。明日大の字に倒れているのはお前だ。内藤。よく覚えとけ」と12日の2冠戦に向け、ほえた。

オカダ・カズチカ(左)をEVILでフィニッシュするEVIL(撮影・鈴木正人)
オカダ・カズチカ対EVIL オカダ・カズチカ(手前)を押し飛ばすEVIL(撮影・鈴木正人)
EVIL(右)に向かいマイクパフォーマンスする内藤哲也(撮影・鈴木正人)

WWE人気ツインズ、ベラ姉妹が妊婦ヌード公開

WWEの人気双子レスラー、ベラ姉妹(10年4月9日の来社時)

米プロレスWWEの人気女子ツインズ選手、ニッキー、ブリーのベラ姉妹(36)が自らのインスタグラムに妊婦ヌードを公開したと7日、英紙サンが報じた。

裸の姉妹が背中をあわせて立っているショット。隆起したおなかを誇らしげに披露しながらバストとヒップだけ覆っている。新型コロナウイルスの感染が拡大している状況下での妊娠だったこともあり、妹ブリーは「この妊娠は特別なものだった。不安と混乱の時、姉と一緒に妊娠を体験することは幸運でした。私たちの妊娠期間は終わろうとしているが、私たちにとって永遠に忘れられないものになる」と投稿した。

また姉ニッキーは「私は体の変化を受け入れました。4週間後に小さな子供に会うのが待ち切れない」とつづった。ブリーはWWE人気選手のダニエル・ブライアンと結婚しており、既に3歳の娘がいる。ニッキーは婚約者でダンサーのアルテム・チグビンツェフの間にできた第1子となる。

琴ノ若「維持できてる」自粛中ビニールプールで充実

稽古中の琴ノ若

大相撲の西前頭13枚目琴ノ若(22=佐渡ケ嶽)が充実の“おうち時間”を経て、7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に臨む。11日、代表取材に応じ「動かせるときはしっかり動かして、休めるときにしっかり治療して。うまくバランスを取ってきたので、体重が落ちたとかあまりなく、継続して維持できている」とここまでの調整を振り返った。

約4カ月間の自粛期間。部屋の若い衆を気遣い、5月上旬に1万円程度のビニールプールを購入し、屋上に設置した。「ちょうど自粛期間だったので、何かできることはないかと思って買いました。みんなそろってリラックスできるかなと。アイシング的な目的もある。稽古して体に熱を持ってしまうと、お風呂の水だけじゃ取れないこともある。みんなで入りながら大きいのに入れますし、体もケアもできる」。力士でも最大6人程度入れる大きさ。「みんな喜んで毎日のように使っていました」。兄弟子の前頭琴恵光や琴勇輝も使用していたという。

父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が提案して、屋上でバーベキューをすることもあった。こちらは大関経験者の琴奨菊ら全員が参加。師匠が焼いてくれるという肉を食べて、力をつけてきた。

外出を自粛する期間で、自然と過去の取組を見直す時間も増えた。「自分の相撲も含めて確認が大事だと思ったので見返していた」。祖父の元横綱琴桜や、父の現役時代の動画も研究した。祖父は激しい押し相撲で“猛牛”と呼ばれ「ああいう出足というか、相撲のタイプが違っても見習う、吸収できるところがあると思う。そういうのをどんどん吸収していきたい」と貪欲に語った。

7月場所に向けて、この日は琴恵光や前頭琴勝峰、幕下数人と申し合い稽古を行った。「(番数は)15か20番。体はしっかり相撲を取らない間もしっかりと動かしてやっていたので、そこまで違和感はない。いい感じでいっている」。新入幕だった春場所は9勝6敗で勝ち越し。父からは「いい稽古をしたとき、いい相撲を取ったときにしっかりそれを自分のものにできるような稽古をしろ」と言葉をもらった。新入幕から2場所連続の勝ち越しへ「しっかり体を準備してやっているので、まずは勝ち越しを目指して、その後まだその上があるので、1勝でも多く勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。【佐藤礼征】