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横綱白鵬が相撲協会に引退申し出 芝田山広報部長が明かす

名古屋場所を制し賜杯を手にする白鵬(2021年7月18日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が27日、都内で行われた横綱審議委員会(横審)の定例会に出席し、引退の意向を固めた横綱白鵬(36=宮城野)について引退の申し出があったことを明かした。

引退届などの書類については「まだ何も回ってきていない」という。日本相撲協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は定例会の前に、横審の委員らに白鵬から引退の申し出があったことを報告したという。

白鵬の主な記録

「小悪魔」ブリスが故郷で屈辱黒星、人形リリーも引き裂かれ悲鳴

ロウ女子王者フレアー(後方)のバックブリーカーに苦悶の表情を浮かべるブリス(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:PPVエクストリーム・ルールズ大会>◇26日(日本時間27日)◇米オハイオ州コロンバス・ネイションワイド・アリーナ

故郷の米コロンバスに凱旋(がいせん)した「小悪魔」アレクサ・ブリス(30)が、ロウ女子王者シャーロット・フレアー(35)に屈辱の黒星を喫した。

完全ホームでロウ女子王座に挑戦したものの、ナチュラル・セレクションでマットにたたきつけられ、11分25秒、フォール負け。さらに友達の人形リリーまで引き裂かれてしまった。

体格的に劣るブリスだが、ハリケーン・ラナやドロップキックでフレアーと白熱の攻防を展開。フレアーの月面水爆、ブリスのサンセットボムからツイステッドブリスと両者の大技も飛び出した。フレアーにコーナーにいたリリーを放り投げられると動揺。王者のビッグブーツを浴びた後、ナチュラル・セレクションでマットにたたきつけられて撃沈した。

試合後、フレアーに「バカな人形」とののしられてリリーを引き裂かれたブリスは怒りに任せて襲いかかったが、解説席に投げつけられて大ダメージを負った。何とかリングに戻って引き裂かれたリリーのかけらを拾い集めると悲鳴をあげた。観衆から「ありがとう、リリー」のコールがわき起こる中、ボロボロになったリリーの残骸を抱きしめながらリングを立ち去っていた。

破壊された友達の人形リリーを抱いて悲しむブリス(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

「悪魔の王」ベイラーがコーナーから落下アクシデント 王座返り咲き逃す

WWEユニバーサル王者レインズ(左)にフォールされるベイラー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:PPVエクストリーム・ルールズ大会>◇26日(日本時間27日)◇米オハイオ州コロンバス・ネイションワイド・アリーナ

「悪魔の王」が予想外の落下アクシデントで約5年ぶりのWWEユニバーサル王座返り咲きを逃した。

デーモン・キングに変身したフィン・ベイラー(40)が、メインイベントで同王者ローマン・レインズ(36)に挑戦したが、コーナートップから想定外の落下劇。王者得意のスピアーを浴び、19分38秒、片エビ固めでフォール負けした。

1発目のクー・デ・グラを成功させ、フォールを狙うと王者のいとこウーソズ(ジミー、ジェイ兄弟)に場外へと引きずり出された。何とかウーソズを蹴散らした直後、蘇生したレインズのスピアーを浴びて防護壁ごと破壊されると急に試合会場が暗転し、赤く染まった「デーモン・タイム」へ。心臓の鼓動音ととともにベイラーが復活した。

ドロップキックで場外に設置されたテーブルにたたきつけた後、リングに戻ってコーナートップから2発目のクー・デ・グラを狙った。しかし突然、コーナーのターンバックルが壊れてロープもろともマットへ落下。右ひざなどを負傷すると、レインズの強烈なスピアーを浴び、3カウントを許してしまった。16年8月以来、5年ぶりのユニバーサル王座返り咲きを狙ったデーモン仕様のベイラーだったが、不運に見舞われてあと1歩でベルトを手にできなかった。

場外戦でWWEユニバーサル王者レインズ(手前)のスピアーを浴びたベイラー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
コーナートップのバックルが壊れ、マットに落下するベイラー(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

白鵬引退「まさか今日とは」横審委員長「土俵態度など目に余ることも」

横綱白鵬(2019年3月24日撮影)

日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)の定例会合が27日、東京・両国国技館で開かれ、引退の意向を固めていることが明らかになった横綱白鵬(36=宮城野)についても話題に上がり、横審の矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)が横審の総意などを述べた。

正式な引退や年寄襲名には理事会の承認を経なければならず、同委員長は横審の席で「(八角)理事長から(白鵬)本人の(引退の)意向が正式に届けられたと認識している」と報告を受けたことを明かした。その上で「横綱在任中の実績は45回の優勝をはじめ、歴史に残るものがあったと思う」と功績を短く述べた上で「半面、相撲の取り口、審判に対する態度、土俵態度の振る舞いなどに目に余ることも多く、横審としてはその都度、反省を求めてきた」と断じた。その上で引退後、親方として後進の指導にあたる意向がと伝えられている白鵬に対し「十分に反省し相撲道の良き伝統を伝えてほしい」と求めた。立ち合いで問題視された張り手や、かち上げについては「一般ファンにも分かりやすい説明を」と協会に対し発信する必要性を要請したという。

引退決意のタイミングについては「いずれ来るだろうとは思ったが、まさか今日とは思わなかった」と横審委員の心境も代弁する形で語った。代表質問で、さらに白鵬の功績を問われた矢野委員長は「今までの横綱の実績と比べて見事な成績を収めた」と、やはり短いコメントを発した後に、苦言を続けた。「横綱というものは、もっともっと(成績以上に)大きな責任がある。自分1人が強くなるだけでなく、相撲界を引っ張っていかなければいけない立場。る、模範になる存在でなければいけないんです」。横審が抱く共通の思いを語り、さらに後進の指導で期待することについても「本来の相撲道をしっかり見つ直して、それにふさわしい力士を育ててほしい。(これまで横審が)折に触れて問題提起してきたことを、しっかり思い直して弟子に指導してくれるといい。ファンも国民は今後、本人がどんな行動を取るのか、自然と注目すると思う」と繰り返すように述べていた。

横綱審議委員会の矢野弘典委員長(2021年7月19日代表撮影)

横綱白鵬7月までに引退意向を固めていた 名古屋場所前に家族らへ明かす

白鵬の主な記録

大相撲で史上最多の優勝45回を誇る、第69代横綱白鵬(36=宮城野)が、7月までに現役引退の意向を固めていたことが27日、関係者の話で分かった。近日中に引退届が受理され、日本相撲協会が正式発表する。白鵬は引退後、親方として協会に残り、後進の指導に当たる。

古傷を多く抱える白鵬は、ここ最近は休場が増え、昨年11月場所後には横綱審議委員会(横審)から引退勧告に次ぐ重さの「注意」の決議を受けた。3月に右膝を手術。7月の名古屋場所前には、家族らに同場所を最後に引退すると明かしていたという。

そして、同場所で全勝優勝。引退に花を添え、場所前に決心した通りに引退することを決めたが、日本相撲協会から「全勝優勝したのにそれはないだろう」などと待ったがかかったという。

26日に幕を閉じた秋場所は、同場所前に部屋の力士らが新型コロナウイルスに感染した影響で全休の措置が取られた。思わぬ休場は古傷の右膝などの治療に充てる期間となり、1度は11月の九州場所出場を目標にしていた、しかし、思うようには治らずに引退を決めた。通算1187勝、幕内1093勝など数々の史上1位の記録を樹立した大横綱が、ついに土俵を去ることになった。

白鵬(2021年7月16日撮影)

復帰の“女ボス”バンクスが王座戦ぶち壊した 乱入&バックスタバーで襲撃

ブレア(左)をビンタで蹴散らしたバンクス(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:PPVエクストリーム・ルールズ大会>◇26日(日本時間27日)◇米オハイオ州コロンバス・ネイションワイド・アリーナ

約1カ月間、欠場していた「女ボス」サーシャ・バンクス(29)がスマックダウン女子王座戦をぶち壊した。

同王者ベッキー・リンチ(34)-挑戦者ビアンカ・ブレア(35)戦に乱入し、2人ともバックスタバーで襲撃し、優越感に浸った表情でリングを立ち去った。

終盤に挑戦者ブレアが王者リンチを強引に持ち上げ、キス・オブ・デス(KOD=変形フェイスバスター)を狙おうとしていた時だった。突如、リングに現れたバンクスが乱入。コーナーに突き飛ばしたブレアにダブル・ニー2連打を放った後、リンチ、ブレアの順番で次々とバックスタバーをたたき込んで背中に大きなダメージを与えた。

ステージに戻りながら「フライデー(金曜日)のスマックダウンで会いましょ!」と言い残し、リングを後にした。

当初、バンクスは8月22日の真夏の祭典PPVサマースラム大会(米ラスベガス)で当時のスマックダウン女子王者ブレアに挑戦すると発表されていたが、姿を見せなかった。バンクスの代わりに1年間以上産休を続けていたリンチがサプライズで登場し、ブレアに挑戦。秒殺でフォール勝ちしていた。

スマックダウン女子王座戦をぶち壊し、優越感に浸りながらステージに向かった(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

白鵬、巡業ファン対応は角界随一 少年相撲「白鵬杯」主催 慈善活動にも力

仙台巡業で土俵入りに備える白鵬

数々の大記録はもちろん、白鵬は土俵外でも相撲界への貢献に努めた。

巡業でのファン対応は角界随一。握手やサイン対応はもちろん、準備運動などをあえて観客の近くで行うなどサービス精神が旺盛だった。アマチュア相撲では、少年相撲の国際親善大会「白鵬杯」を主催した。10年の第1回大会に出場した現幕内の阿武咲ら、将来の力士が数多く参加。昨年2月に第10回大会を迎え、日本を含めた世界13カ国から小中学生1100人が集まる規模の大会に成長させた。

慈善活動にも力を入れた。東日本大震災が発生した11年には被災地の岩手・山田町、宮城・気仙沼市に力士会長として土俵を贈った。元横綱大鵬の遺志を受け継いで、日本赤十字社に献血運搬車を寄贈したこともある。19年には台風被害を受けた宮城県大崎市に、同年九州場所初日に手にした懸賞金を全額寄付した。

巡業の朝稽古後、サインを求めるファンに応じた白鵬

かち上げ、駄目押し、万歳三唱、審判批判…色々あった横綱白鵬の問題行動

19年11月、立ち合いで遠藤に右肘を入れる白鵬

大相撲で史上最多の優勝45回を誇る、第69代横綱白鵬(36=宮城野)が、7月までに現役引退の意向を固めていたことが27日、関係者の話で分かった。

近日中に引退届が受理され、日本相撲協会が正式発表する。白鵬は引退後、親方として協会に残り、後進の指導に当たる。

   ◇   ◇   ◇

白鵬は数々の記録を打ち立てて称賛を浴びた一方、幾度となく横綱としての在り方を問題視されてきた。立ち合いでの張り手やかち上げ、駄目押しなどの粗暴さが目に余ることが多く度々、横審から苦言を呈された。この日行われた横審の定例会でも矢野委員長が、張り手などについて「一般ファンにも分かりやすい説明をする必要がある」と問題提起したほどた。

直近では、名古屋場所で照ノ富士を破って優勝した際にガッツポーズなどをし、八角理事長から厳重注意を受けた。また、15年初場所後の一夜明け会見では、同場所13日目の稀勢の里戦の取り直しについて「子どもでも分かる相撲」などと審判部を批判して厳重注意を受けた。17年九州場所千秋楽では、観衆と万歳三唱を行って厳重注意を受け、19年春場所千秋楽では、観客を促して三本締めを行った問題で「けん責」の懲戒処分を受けた。

15年7月、逸ノ城(左)を寄り切りで破った後にダメ押し
大相撲名古屋場所千秋楽、白鵬は照ノ富士(手前)を小手投げで破り全勝優勝を決め歓喜の表情でガッツポーズ
17年11月、優勝インタビューでファンと一緒にバンザイする白鵬
大相撲名古屋場所9日目 横綱白鵬土俵入り(2021年7月12日撮影)

元朝青龍が引退意向固めた白鵬ねぎらう「素晴らしい横綱 お疲れ!」

元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(2017年12月29日撮影)

大相撲の元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏が41歳となった27日、引退の意向を固めた横綱白鵬をねぎらった。

自身のツイッターで「横綱白鵬関の引退結論今聞きました。貴方素晴らしい横綱でした。残りの言葉二人で話そう 一言お疲れ!」とつぶやいた。

朝青龍は68代横綱で、白鵬は69代。白鵬が2007年夏場所で横綱に昇進してから、朝青龍が引退する直前の2010年初場所まで、2人は東西の横綱として角界を引っ張ってきた。2人の対戦成績は朝青龍の15勝、白鵬の14勝とほぼ互角の戦いでファンを沸かせていた。

横審が新横綱V照ノ富士高評価「日頃の心掛け実った」大関以下力士に苦言も

新横綱場所での優勝を果たした秋場所から一夜明けてオンラインでの会見に応じる照ノ富士(日本相撲協会提供)

日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)の定例会合が27日、東京・両国国技館で開かれ、史上9人目の新横綱での優勝を遂げた照ノ富士(29=伊勢ケ浜)について、報道陣の代表取材に応じた横審の矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)が称賛の言葉を述べた。

白鵬が休場し、1人横綱としても重圧がかかる中での優勝に、同委員長は「新横綱として立派に土俵を務め、しかも優勝を飾った。これは日頃の心掛けが実ったものとして高く評価している」とし、今後についても「品格と強さを併せ持つ横綱として精進し、土俵の内、外を問わず多くの力士の模範になってほしい。発言にも浮ついたところもなく、横綱としての覚悟も十分にうかがえる」と大きな期待を寄せた。

昇進までの足取りについても「たいへん強い決意と深い思いを抱いて横綱になった人。序二段から戻って想像の出来ない苦労があったと思う。不屈の精神、我慢、努力、忍耐を経てきたと思う」と思いを寄せ、今後についても「心身の状態を維持して横綱として立派にやっていってほしい」と期待した。

ただ、照ノ富士の強さが際立ったことで、次の横綱や大関候補が不在の寂しい状況も指摘。「なるべく早く次の横綱が出てほしいという、願望の声が(横審委員から)出た。大関以下の役力士が本当に奮起して、横綱に肉薄してほしい」と期待はするが、ではその候補となると委員会では名前が出なかったという。平幕が活躍した秋場所を振り返り「大関以下の役力士の成績が物足りなかった。勝ち越すにしても8勝か9勝程度にとどまっている。平幕力士との力の差も、ほとんどないのではないかと感じられた。来場所の奮起を期待したい」と苦言を呈した。その他、コロナ禍で本場所が盛況に終わったことについて矢野委員長は、日本相撲協会や関係者の尽力を評価する言葉も述べた。

新横綱場所での優勝を果たした秋場所から一夜明けてオンラインでの会見に応じる照ノ富士(日本相撲協会提供)