<UFC:ファイトナイト128大会>◇21日(日本時間22日)◇米ニュージャージー州アトランティックシティー・アトランティックシティー・ボードウオーク・ホール
中村K太郎(33=和術慧舟會K太郎道場)が自身初のUFC連勝を逃した。ウエルター級5分3回で、トニー・マーティン(28=米国)と対戦し、0-3の判定負けを喫した。
ワンツーを浴びた後に右の強打も受けてヒザをついた。続いて右ストレートをもろに食らうなど劣勢が続いた。終盤にテークダウンで反撃に転じたものの、グラウンドを得意とするマーティンを最後まで捕まえることはできなかった。
昨年9月のUFC日本大会でアレックス・モレノ(27=米国)に判定勝ちして以来、7カ月ぶりの試合で連勝を逃した中村。これで15年から2度目のUFC参戦で、戦績は3勝3敗となった。
<UFCファイトナイト128大会>◇21日(日本時間22日)◇米ニュージャージー州アトランティックシティー・アトランティックシティー・ボードウオーク・ホール
元ライト級王者のフェザー級3位フランキー・エドガー(36=米国)が上位ランカー対決で判定勝利をおさめた。
同級4位のカブ・スワンソン(34=米国)と同級5分3回で激突。無尽蔵のスタミナを生かし、何度もテークダウンを試みるエドガーは終盤には激しく打ち合ってフルラウンドを戦い抜き、ジャッジ3人の支持を得て。3-0の判定で白星を挙げた。
地元凱旋(がいせん)勝利を飾ったエドガーは「カブは最高の仕事をした。もっと圧倒的なパフォーマンスを見せたかったけど、カブに脱帽さ。今回はオレが向こうを追いかけさせられた」と相手にエールを送った。打撃技術に定評のあるスワンソンと互角に殴り合えたことで「カブがストライカーでこっちがグラップラーのはずだったんだけど、立ち技で彼を打ち負かした」と自信ものぞかせた。
今大会中には、7月7日のUFC226大会(米ラスベガス)で王者マックス・ホロウェイ-挑戦者ブライアン・オルテガというUFCフェザー級タイトル戦開催が発表された。エドガーは「ホロウェイとオルテガの勝者と対戦したい。どうなるかは見てみないと分からないけど。2人の試合でどうなるかを見て、そこから進もう」と意欲的だった。
<UFCファイトナイト128大会>◇21日(日本時間22日)◇米ニュージャージー州アトランティックシティー・アトランティックシティー・ボードウオーク・ホール
タイトル戦線の生き残りをかけたライト級ランカー対決は、同級6位ケビン・リー(25=米国)が制した。メインイベントで同級5位エドソン・バルボーザ(32=ブラジル)と同級5分5回で対戦。5回2分18秒、TKO勝ちをおさめた。
序盤こそリーがペースをつかんだものの、3回には回し蹴りを食らって倒れるシーンもあった。最終5回にはリーの攻撃によってバルボーザの右目周辺の腫れがひどくなり、多量の出血もあったことで、ドクターストップ。リーのTKO勝ちが決まった。
試合前からメンタルの強さを勝敗のカギに挙げていたリーは「5ラウンドすべてを戦って、試合をちゃんと終えられるところを見せたかった。やり遂げたと思っている。この階級では俺が1番完成されたファイターだと思っている」と満足顔。対戦したバルボーザがライト級で最強の打撃テクニックの持ち主であること認めた上で「オレは自分が何でもやれるってことを見せたと思っている。どんな逆境だってはねのけられる。オレたち2人はこの階級でベストなファイター。オレがその2人の中で上だってことを示せた」と喜びを表現していた。
<UFCファイトナイト128大会>◇21日(日本時間22日)◇米ニュージャージー州アトランティックシティー・アトランティックシティー・ボードウオーク・ホール
中村K太郎(33)が自身初のUFC連勝を逃した。ウエルター級5分3回で、トニー・マーティン(28=米国)と対戦し、0-3の判定負けを喫した。
右ストレートをもろに浴びるなど打撃で上回ることができず、1回にはテークダウンを奪った後に攻防の中で左目上をカットした。タックルで局面打開を狙うものの、グラウンドを得意とするマーティンを最後まで追い詰めることはできなかった。
昨年9月のUFC日本大会に続く連勝を逃し、15年のUFC復帰後の戦績は3勝3敗となった。
UFCファイター中村K太郎(33)がオクタゴンで自身初の2連勝を狙う。21日(日本時間22日)に米アトランティックシティーで開催されるUFCファイトナイト128大会で、トニー・マーティン(28=米国)とウエルター級5分3回で対戦。20日に同地で前日計量に臨み、ともに170・6ポンド(約77・3キロ)でパスした。
UFC戦績は3勝2敗ながらも連勝がない中村は「とにかく、まずは連勝したいですね」と意欲を示した。またフライ級5分3回で出場予定だった佐々木憂流迦(28)は対戦する同級15位マゴメド・ビブラトフ(ロシア)の体調不良で試合中止となった。
米総合格闘技のUFCファイトナイト128大会は21日(日本時間22日)、米ニュージャージー州アトランティックシティーのアトランティックシティー・ボードウオーク・ホールで開催される。
ウエルター級5分3回に出場する中村K太郎(33)は20日(同21日)、対戦相手となるトニー・マーティン(28=米国)とともに同地での前日計量に臨み、両者ともにともに170・6ポンド(約77・3キロ)でクリアした。
昨年9月のUFC日本大会以来、約7カ月ぶりのオクタゴンとなる中村が対戦するマーティンはライト級から1階級上のウエルター級初戦。寝技、関節技が得意で通算12勝のうち、8勝が一本勝ちをおさめる。減量から解放され、米国の名門アメリカン・トップ・チームに移籍してレスリング特訓を積んでおり、侮れない相手となる。
中村は「もともと3ラウンドを通じてずっとテークダウンを狙い続けるような戦い方をする選手。そこからさらにレスリングを強化することで、得意の寝技に持ち込みたいのだろうと思います。そこは要警戒ですね」と分析。その上で「相手のテークダウンをしっかり切って、打撃で勝負をしたり、逆に自分がテークダウンしたりする展開を作りたいと考えています」とイメージを膨らませた。
これまで打撃を得意とする相手との対戦が多かったという中村は「ストライカーとの対戦の方が慣れていてやりやすいように感じますが、純粋なグラップラーと戦うのは初めてなので、それはそれで楽しみです」と気合を入れ直した。
またフライ級5分3回で出場予定だった佐々木憂流迦(28)は対戦する同級15位マゴメド・ビブラトフ(ロシア)の体調不良で試合中止となった。
「ニューヨークの帝王」が17年ぶりに日本に降臨した。
プロレスラー藤波辰爾(64)主宰のドラディション後楽園大会が20日に行われ、元WWF(現WWE)世界ヘビー級王者ボブ・バックランド(68)が6人タッグ戦に登場。藤波、長州と組み、一気に3人をぶちのめす場面も。最後はSAKAMOTOを高々と持ち上げる得意技アトミックドロップから、10分37秒にチキンウイングフェースロックでギブアップを奪った。01年以来の日本。40年来の盟友サンマルチノ氏が18日に亡くなり、「ささげる勝利だ」と感慨に浸った。
「ニューヨークの帝王」が17年ぶりに日本に降臨した。
プロレスラー藤波辰爾(64)主宰する「ドラディション」後楽園ホール大会が20日に行われ、元WWF(現WWE)世界ヘビー級王者ボブ・バックランド(68)が6人タッグ戦に登場し、往年の雄姿をほうふつとさせる軽快な動きで大歓声を受けた。
藤波、長州力と組みリングに上がると、ゴング開始前から68歳とは思えない足運び。試合開始直後に新崎人生と真っ向から組み合うと、関節技から脱出し、一気に相手3人をぶちのめす場面も見せた。
「非常に満足する声援をもらった」
01年以来の日本のリングで「ボブ!ボブ!」の大声援を受けて加速すると、最後もしっかりと見せ場を作る。味方のTAJIRIの毒霧を誤爆したSAKAMOTOが混乱するすきを見逃さずに背後に回ると、高々と持ち上げる得意技アトミックドロップ。一気にリングにたたきつけて大ダメージを与えると、素早くチキンウイングフェースロックに持ち込んで、10分37秒にギブアップを奪った。
「非常にショックを受けて試合ができるかどうか分からなかった。藤波に励まされたね。自分の動きにブレーキがかかる場面もあったかもしれないが、この勝利をささげたい」
試合後に哀悼の意を示したのは、18日に亡くなった「人間発電所」ブルーノ・サンマルチノ氏。77年に知り合ってから40年来の友人で、「彼のおかげでいまの私がある。もう1回ビールを一緒に飲みたいね」と感謝の言葉が続いた。
WWE殿堂入りで故ジャイアント馬場氏の最大のライバルだったブルーノ・サンマルチノ氏が18日(日本時間19日)、米ピッツバーグで亡くなった。WWEが公式サイトで発表した。82歳だった。死因は不明。
イタリア生まれで59年に米国でデビュー。63年5月、米ニューヨークのマディソンスクエアガーデン(MSG)でバディ・ロジャースをわずか48秒で下し、第2代WWWF(現WWE)王座を獲得した。無類の怪力とタフネスを誇り「人間発電所」の異名で快進撃を続け、大人気となった。同会場で防衛戦を重ねたことから「MSGの帝王」とも呼ばれ、在位期間は7年8カ月にも及んだ。
馬場とは若手時代から交流があり、64年2月、米国で王座挑戦を受けた。67年3月、日本プロレス参戦のために初来日。馬場の保持するインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦した。73年からは全日本プロレスにも参戦し、名勝負を繰り広げた。馬場の乗る車が狭いと知ると、愛車キャデラックを船便で贈り、以降は馬場は買い替えでも同色、同車種に乗り続けたことは有名。99年5月には全日本プロレスの東京ドーム大会に来日し、同年1月に死去したジャイアント馬場「引退試合」にも出席した。
事実上の引退は81年だが、85年からWWF(現WWE)で現役復帰し、86年のレッスルマニア2大会のバトルロイヤルなどにも出場。また13年にはWWE殿堂入りを果たし、MSGで開催された殿堂入り式典に出席していた。(デーブ・レイブル通信員)
ジャイアント馬場さん(故人)のライバルで知られたブルーノ・サンマルチノ氏の死去を受け、親交があったプロレスラーが19日、故人をしのんだ。
「人間発電所」の異名をとったサンマルチノ氏は1967年に初来日し、馬場さんと名勝負を繰り広げた。米国ではWWWF(現WWE)のヘビー級王者として、人気を博していた。
現在、大日本プロレスの会長を務めるグレート小鹿(75)は「1967年ごろ、米国のナッシュビルでサンマルチノさんに声を掛けられたんだよ。『ハイ、ジャパニーズボーイ、ニューヨークに来ないか』。武者修行に行った米国で各地を回っている時で、こちらはまだ若手だったけど、当時、米国での人気はすさまじく、雲の上の存在だったから、声をかけられてビックリしたよ」と振り返る。穏和な素顔とは対照的に、レスラーとしてはカリスマ性があった。「ニコニコしていたけど、リングに向ける目は厳しかった。選手をスカウトするときの目は怖かったのを覚えていますよ」と話した。
全日本プロレスの渕正信(64)は「馬場さんの大親友で、1990年5月の馬場さんの追悼大会に来日したのが最後だったかな。馬場さんが亡くなる前に、サンマルチノからキャデラックをプレゼントされて、馬場さんは新車を買っても、そのキャデラックを友情の証しとしてずっと所有していた」と思い出を語った。
渕はサンマルチノ氏の息子デビッドのデビュー戦の相手も務めた。「外国人の中でも、ルー・テーズと並ぶ紳士だった。いつも笑顔を絶やさなかった。1975年だったか、オレが若手のころに、一緒に麻布十番のジムに行ったんだ。そこで、ベンチプレスをいきなり100キロから挙げた。オレらは20キロか30キロぐらいから始めていたのに。最後は200キロを挙げて、見物に来ていた人たちがビックリしてね。そのときもニコニコしながらバーベルを挙げていたね」と故人をしのんだ。
仙台女子プロレスの岩田美香(21)が今日19日、新コスチュームで時間無制限で行われる木村花(20=レッスル1)戦(後楽園ホール)に挑む。前回の3月11日新宿大会では20分で決着がつかず「もう崖っぷち。ここで勝たないと。勝ちたいじゃなくて、絶対勝つ」と意気込む。
現状を打破するため、2月にリングネーム「白姫美叶」を返上し、本名に戻した。美しい外見の一方で、実際は私服が黒一色で性格は男そのもの。好物の「にんにくチューブ」をそのまま吸う豪快な一面もあり、「正直、今まで名前に踊らされていた。今は素の自分を出せる。女らしさで売り出しているけど、あえて男臭さ、泥臭さを見せたい」と開き直る。
さらにコスチュームは白を基調としたものから、大胆に赤と金を使用したデザインに変更した。「気持ちを高めるためにもゴージャス感を出したかった。あとは勝つだけ」。大一番用に「三角蹴り」を新たにマスター。木村の顔面に得意のキックをたたき込み、己の殻を破る。【高橋洋平】
プロレスラー藤波辰爾(64)主宰の「ドラディション」(20日後楽園、21日大阪)に参戦する元WWF(現WWE)世界ヘビー級王者「ニューヨークの帝王」ボブ・バックランド(68)が18日に来日し、都内での会見で驚異の倒立エクササイズを披露した。
約17年ぶりの日本に「この日が来ることを夢見ていた」と感謝し、現在も午前6時半起床で欠かさない日課を実演。倒立したまま脚を屈伸させ、「高校3年、大学1年とスパーリングをやっている。衰えていない」と誇った。70年代後半から5年以上WWFベルトを保持した伝説の男の健在ぶりに、藤波は「背筋がすごい。いい気合の入れられ方をした」と燃えた。後楽園ではタッグを組み、大阪ではタッグ戦で敵となる。
米俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(70)が18日(日本時間19日)、自身のツイッターを更新し、プロレラーの元WWWF(現WWE)世界ヘビー級王者ブルーノ・サンマルチノ氏(享年82)の死去を悼んだ。オーストリア出身のシュワルツェネッガーはボディービルのために68年に渡米した当時、サンマルチノ氏と一緒にトレーニングを積んだ経験があり、40年以上の交流があった。
また13年2月、サンマルチノ氏がWWE殿堂入りを果たした際、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたWWE殿堂入り式典で同氏へのプレゼンター役を務めていた。シュワルツェネッガーは「ブルーノ・サンマルチノ氏はレジェンドだった。彼はアメリカンドリームそのものだった。イタリアで幼少時代を過ごした男が、マディソン・スクエア・ガーデンで188試合も戦うプロレス界のビッグスターになった。彼は人生の何時も英雄だった」とコメントした。
サンマルチノ氏は圧倒的なパワーと持久力を誇り「人間発電所」と呼ばれた。1963年5月、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでバディ・ロジャースをわずか48秒で下し、第2代WWWF王座を獲得し、約7年も王座を防衛。同王者としてマディソン・スクエア・ガーデンで防衛戦を重ねたことから「MSGの帝王」とも言われていた。
プロレスの元WWWF(現WWE)世界ヘビー級王者で、WWE殿堂入りのブルーノ・サンマルチノ氏が亡くなった。WWEが18日(日本時間19日)、公式サイトで発表した。82歳だった。
圧倒的なパワーと持久力を誇り「人間発電所」と呼ばれた。1963年5月、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでバディ・ロジャースをわずか48秒で下し、第2代WWWF王座を獲得。同王者としてマディソン・スクエア・ガーデンで防衛戦を重ねたことから「MSGの帝王」とのニックネームもついた。ジャイアント馬場とは若手時代から交流があり、64年2月、馬場の王座挑戦を受けた。67年3月、日本プロレス参戦のために初来日。馬場の保持するインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦した。73年からは全日本プロレスにも参戦し、馬場と名勝負を繰り広げた。
81年に現役を引退したものの、85年からWWF(現WWE)で現役復帰し、86年のレッスルマニア2大会のバトルロイヤルなどに出場。99年5月には全日本プロレスの東京ドーム大会のために来日し、同年1月に死去したジャイアント馬場「引退試合」に出席した。また2013年2月にはWWE殿堂入りを果たし、MSGで開催された殿堂入り式典に出席していた。
W-1の後楽園大会が18日行われ、W-1チャンピオンシップ王者征矢学がAKIRAと組んで、W-1タッグ王者土肥孝司、熊ゴロー組に勝利し、2冠を達成した。
王者組のパワフルな連係技に苦しめられる展開が続いたが、すんでのところで3カウントを逃れると、最後は52歳のAKIRAが4連続でコーナーからのダイビング・ボディ・プレスを土肥に見舞い勝負あり。
征矢は「なんとか取りました。一番多くあんた(AKIRA)と(タッグのベルト)に挑んでいるから取りたかった。俺の1つのわがままです」と気持ちをはき出すと、AKIRAも「長くやってきて、熱い思い出になりましたね。たまらないですね」と感謝した。
プロレスラー藤波辰爾(64)が主宰する「ドラディション」(20日後楽園、21日大阪)に参戦する元WWF(現WWE)世界ヘビー級王者「ニューヨークの帝王」ボブ・バックランド(68)が18日に来日し、都内での会見で驚異の倒立エクササイズを披露した。
約17年ぶりの日本に「この日が来ることを夢見ていた。藤波がタッグを組む機会と戦う機会をつくってくれた」と感謝すると、現在も午前6時半起床で欠かさないという日課を実演。倒立したまま足を前後に倒し、「高校3年、大学1年といまでもスパーリングをやっている。衰えていない。終わるつもりは全然ない」と誇った。
70年代後半から5年以上ベルトを保持した往年の盟友の健在ぶりに、藤波は「今回の来日も最初に電話で言われたのは『一番近いジムを探しておいてくれ』だった。さっきハグしたけど背筋がすごいね。いい気合の入れられ方をした」と燃えたぎった。
後楽園ではバックランドは藤波、長州力と組み、TAJIRI、新崎人生、KAZMA SAKAMOTOと対戦。大阪では、藤原喜明、ヒロ斉藤と組んで、藤波、長州、船木誠勝と戦う。
<WWE:スマックダウン大会>
◇17日(日本時間18日)◇米ロードアイランド州プロビデンス・ダンキンドーナツセンター
ヒール転向した中邑真輔(38)が「ビッグ」な相棒とともに、WWEヘビー級王者AJスタイルズ(40)つぶしを展開した。
メインイベントで開催されたAJスタイルズ、ダニエル・ブライアン-ルセフ、エイデン・イングリッシュ戦が終盤を迎えると、中邑が故障から復帰した身長214センチのビッグ・キャスと一緒に乱入。中邑はコーナーで待機したAJスタイルズの背後から股間攻撃で襲うと、キャスもブライアンをビックブーツで沈めて試合をぶっ壊した。
花道ステージでルネ・ヤングにコメントを求められた中邑は「ノー・スピーク・イングリッシュ」と英語で返答。不敵な笑みを浮かべて立ち去った。
<WWE:205Live大会>◇17日◇米ロードアイランド州プロビデンス・ダンキンドーナツセンター
クルーザー級リングを主戦場とするヒデオ・イタミ、戸沢陽組が因縁のタッグ相手に惜敗した。グラン・メタリック、リンセ・ドラド組とトルネード・タッグチームマッチで対戦。
いきなりメタリックとドラドによるダブルトペ・スイシーダで先制され、その巧みな連携攻撃で苦戦を強いられた。イタミがドラドにエプロンからのダイビング・ニー、戸沢もセカンドロープからのセントーンを場外に決めて反撃した。
さらにイタミがメタリックのマスクを剥がす非情攻撃。しかし、その隙にメタリックを狙った戸沢のビックブーツがイタミに誤爆し、連係を乱した。最後はメタリックのダイビングエルボー、ドラドの月面水爆を浴び、ダブルフォールで3カウント奪われた。イタミ、戸沢組は雪辱を果たせなかった。
<WWE:スマックダウン大会>◇17日(日本時間18日)◇米ロードアイランド州プロビデンス・ダンキンドーナツセンター
267連勝のWWE最多連勝数の記録保持者アスカ(36)は「シェイクアップ」(選手入れ替え)でロウからスマックダウン移籍が決まった。
ビリー・ケイから必殺のフィギュアエイトでギブアップを奪って快勝した前スマックダウン女子王者シャーロット・フレアー(32)が試合視察していた現王者カーメラ(30)とケイ、セコンドのペイトン・ロイスの襲撃を受けた。すると突然、アスカが入場。ヒップアタックでロイス、スピンキックでケイを蹴散らしてシャーロットを救出した。
サプライズ登場でロウからスマックダウン移籍発表となった「明日の女帝」アスカ。王座から陥落した前王者シャーロット。新王者となったカーメラ。この3人を中心に、スマックダウン女子王座戦線は新たなる展開へと動きだしそうだ。
<WWE:ロウ大会>◇17日◇米コネティカット州ハートフォード・XLセンター
スマックダウンからロウ移籍の決まった元US王者ボビー・ルード(40)が10人タッグ戦で勝利に貢献し、幸先良いスタートを切った。
巨獣ブラウン・ストローマン、フィン・ベイラー、インターコンチネンタル王者セス・ロリンズ、ボビー・ラシュリーと組み、ザ・ミズ、サミ・ゼイン、ケビン・オーエンズ、ミズトラージ(ダラス、アクセル)と対戦。ルードは必殺のグロリアスDDTを繰り出し、試合の流れを味方チームに引き寄せると、最後はストローマンがザ・ミズをランニングパワースラムで沈め、勝利をおさめた。
試合後は場外で倒れるザ・ミズを横目に勝利した5人全員が両手を挙げて勝利を喜んでいた。
<WWE:ロウ大会>◇17日◇米コネティカット州ハートフォード・XLセンター
「シェイク・アップ」(選手入れ替え)が行われ、昨年、スマックダウンで挑戦者中邑真輔(38)をWWEヘビー級王座戦で下したUS王者ジンダー・マハル(31)が配下のシン・ブラザースとともにロウへ移籍した。
いきなり第1試合でUS王座戦を組まれ、ジェフ・ハーディー(40)の挑戦を受けたが、必殺のカラスをかわされると、スワントーンボムを決められ、フォール負けを喫した。
ハーディー兄弟の弟に不覚を取ったマハルは、ルネ・ヤングのインタビューを受けると「今日はスタンバイできていなかっただけだ。リマッチ権を行使して、ベルトを取り返す」と息巻いていた。
(デーブ・レイブル通信員)
<WWE:ロウ大会>◇17日◇米コネティカット州ハートフォード・XLセンター
8日のレッスルマニア34大会のタッグ戦敗退でスマックダウンを解雇されたサミ・ゼイン(33)、ケビン・オーエンズ(33)のはぐれコンビがロウに移籍した。
リング上で、ロウのコミッショナーとなるステファニー・マクマホン(41)からのメールを読み上げ「カート・アングルGMが感情的なのでダメ。2人はロウにふさわしいから契約する」とロウとの契約完了を発表した。
一方で、アングルGMからインターコンチネンタル王者として活躍してきたザ・ミズ(37)のスマックダウン移籍が発表。なおドリュー・マッキンタイア、ブリーザンゴ、ザック・ライダー、ジ・アセンション、モジョ・ローリー、チャド・ゲイブル、マイク・ケネリス、ザック・ライダーのロウ移籍も合わせて発表された。
<WWE:ロウ大会>◇17日◇米コネティカット州ハートフォード・XLセンター
08年北京五輪柔道女子70キロ級銅メダルで元UFC女子バンタム級王者ロンダ・ラウジー(31)が鮮やかな打撃技で練習仲間を救出してみせた。
カート・アングルGMの紹介で、スマックダウンからロウに移籍が決まったナタリア(35)と再会すると大喜び。そのナタリアがロウ初戦でマンディ・ローズと対戦し、シャープシューターで勝利した後、敵セコンドのソーニャ・デビルに襲撃された。
すると、ラウジーが革ジャン姿で登場。同じ総合格闘技をベースとするデビルの打撃を上回るスピードの打撃技などで圧倒し、実力の違いを見せつけた。今後はナタリアとのタッグ結成もありそうだ。
UFCシンガポール大会が6月23日、シンガポール・インドア・スタジアムで開催されることが発表され、日本人ファイター2人の参戦が決まった。
日本人最年少となる19歳でUFCと契約し、現在プロ11連勝中の井上直樹(20)はマット・シュネル(28=米国)とフライ級5分3回で対戦することが決定。17年6月のUFCデビュー戦勝利(対カールス・ジョン・デ・トーマス戦)以来、1年ぶりのオクタゴンになる井上は「久々の試合に気合が入っていますが、相手はアメリカン・トップチームのとても強い選手。UFCに弱い選手はいないので、このような選手と戦ってスキルアップしたい」とコメントした。
また14年にUFCデビューし、現在2連勝中の安西信昌(32)が、ウエルター級5分3回でジェイク・マシューズ(23=オーストラリア)と対戦。現在2連勝中となる選手同士の激突となる。昨年9月のUFC日本大会以来の試合となる安西は「相手はパワフルなオールラウンダー。自分も連勝しているので、強い相手でも自信を持って堂々と戦える準備はできています」とコメントした。
<米総合格闘技:UFC on FOX29大会>◇14日(日本時間15日)◇米アリゾナ州グレンデール・ヒラ・リバー・アリーナ
元ミドル級3位の岡見勇信(36)が5年1カ月ぶりのUFC勝利を挙げた。格闘技人生を懸けたウエルター級5分3回で、ディエゴ・リマ(29=ブラジル)と対戦。3-0の判定勝ちで、13年3月のUFC日本大会でのヘクター・ロンバート戦以来の白星を挙げた。
UFC通算14勝は日本人最多勝利数となる。
「今日は圧倒できましたし、気持ちをぶつけられました」と振り返る岡見はミドル級6位だった13年9月にUFCから契約解除された。昨年9月の再契約までの4年間はWSOFなど他団体を主戦場にしていた。岡見は「UFC以外の場所で過ごした時間でさらに成長し、新しいことを学んできました。それをどの試合でも見せたいと思っています」と意欲を示した。
「もう若くはないのでオクタゴンで過ごせる時間はそんなに多くありません」と36歳でのUFC復帰の現実を認識した上で「目標はランカーと戦ってタイトル争いにからんでいくことです。(ウエルター級11位)ドナルド・セラーニとやれたら、すごくいいマッチアップじゃないですかね。他に(同級7位)ダレン・ティルとか、ランキング入りしている相手であれば。UFCが次に用意してくれる相手と戦うつもりです」との希望を口にしていた。
<米総合格闘技:UFC on FOX29大会>◇14日(日本時間15日)◇米アリゾナ州グレンデール・ヒラ・リバー・アリーナ
元ミドル級3位の岡見勇信(36)が5年1カ月ぶりのUFC勝利を挙げた。格闘技人生を懸けたウエルター級5分3回で、ディエゴ・リマ(29=ブラジル)と対戦。3-0の判定勝ちで、13年3月のUFC日本大会でのヘクター・ロンバート戦以来の白星を奪った。
1回からタックルを成功させた岡見はテークダウンから背後を奪い、攻め続けた。上から拳をふり下ろし、試合の主導権を握った。2回にもテークダンに成功。会場内からのブーイングも気にすることなく、最終3回も寝技に引き込み、再び上からパウンド攻撃。集中力を切らすことなく、粘り強く攻めた岡見がジャッジの支持を得た。
勝利の瞬間、両手を挙げて約5年ぶりの勝利を味わった岡見は「久々の本当に意味でUFCに帰って来ることができました。これから本当の意味でUFCで自分の強さを証明していきたいと思います」とUFCジャパンを通じてコメントした。これでUFC戦績は14勝6敗となった。
13年9月、ミドル級6位に入っていた岡見はUFCとの契約を解除された。WSOFなど他団体を主戦場に変え、1階級下のウエルター級に変更。昨年9月、UFCと再契約を結び、負傷欠場したマウリシオ・ショーグンの代役としてUFC日本大会のメインで2階級上のオヴィンス・サン・プルーに1回TKO負けしていた。
◆岡見勇信(おかみ・ゆうしん)1981年(昭56)7月21日、神奈川・藤沢市生まれ。藤沢翔陵高を卒業後、約1年間のフリーター生活を経て、01年に和術慧舟会に入門。02年のデビュー以来、パンクラス、PRIDEなどを経て、06年1月に米ハワイ開催の格闘技興行で元UFCミドル級王者アンデウソン・シウバに反則勝ち。06年8月からUFCに参戦し、11年にミドル級王者シウバに挑戦も敗退。13年に同級ランク3位にアップし「格闘技界のメジャーリーガー」と呼ばれた。同年8月のジャカレイ戦に敗れ、UFCと契約解除。WSOFなどで戦い、昨年9月にUFCと再契約。家族は夫人と一男。187センチ、91キロ。
<新日本:後楽園大会>◇14日◇後楽園ホール
新日本プロレスの後楽園大会が14日に行われ、IWGPインターコンチネンタル選手権(4月29日、熊本)の前哨戦の火ぶたが切られた。王者鈴木みのると挑戦者内藤哲也が5対5のスペシャルイリミネーションマッチ(敗れた選手から退場し、最後まで1人でも残ったチームが勝利)で対戦。
序盤から場外で激突した両者は、15分過ぎにエプロンでもみ合いとなり、SANADAのドロップキックでぐらついた鈴木の足を内藤がつかんで同時落下し失格に。その後も場外でやり合いながら、会場裏へと消えていった。
米総合格闘技UFCと再契約した元ミドル級ランカー岡見勇信(36)が格闘技人生を懸けた今年初戦に臨む。
14日(日本時間15日)、米アリゾナ州グレンデールで開催されるUFC on FOX29大会に出場。ディエゴ・リマ(29=ブラジル)とウエルター級5分3回で対戦する。13日(同14日)には同地で、前日計量に出席し、171ポンド(約77・56キロ)でパスしたリマを横目に、170ポンド(約77・11キロ)でクリアした。
リマ戦を前に、岡見は日刊スポーツのインタビューに応じ、UFC復帰2戦目に臨む意気込みや、練習仲間だったWWE中邑真輔(38)の活躍に触発されていることなどを明かした。
-ディエゴ・リマの印象は
岡見 手足が長くて、ムエタイがベース。ブラジル人なので柔術もやっている。寝技も強いので、もちろん気をつけています。身長も同じ(187センチ)ぐらいですね。
-リマ対策
岡見 今回の試合を決める時にもリマの全体像を動画でチェックしました。これまで自分のやるべきことをチャレンジしてきたので、あとはリマに自分の強さをぶつけることだけです。
-因縁のブラジル人ですね
岡見 UFCでは(当時ミドル級王者)アンデウソン・シウバやホナウド・ジャカレイに敗れました。でも昨年7月の(格闘技団体)PFLでブラジル人(アンドレ・ロバト)を倒したので、もうブラジル人への苦手意識というものもないです。
-1週間前、和術慧舟会で一緒に練習した中邑真輔がWWEのレッスルマニアで王座挑戦
岡見 見ましたよ。中邑さん、格好いいですよね。あこがれる存在の1人です。米国でWWEというデカい荒波の中で日本人としてレッスルマニアで王座を懸けて戦った。ロイヤルランブルで優勝したり、すごいとしか言いようがない。自分が頑張らなくては、とニュースを見るたびに思います。競技は違いますが、プロフェッショナルとして中邑さんがこういった舞台で活躍していることが励みになります。以前にUFCにいた頃はなかったですが、今は米国の空港で「レスラーですか?」と言われます。これも中邑さん効果だなと思いますから。
-中邑の1週間後に試合
岡見 本当に刺激はもらっています。
-昨年9月、UFC復帰となった日本大会のメインに出場。2階級上のオヴィンス・サン・プルーに1回TKO負けとなった
岡見 試合6日前に(故障欠場のマウリシオ・ショーグンの代役で)試合が決まり、2階級上のライトヘビー級でした。日本大会のメインに出て、いろいろなことがスペシャルすぎました。ただ、すごいチャンスだったので感謝しています。誰もがもらえるチャンスではなかったですから。
-北米でのUFCは「戻ってきた」感覚ですか
岡見 あらためて米国に来て思いましたが、知っているUFCスタッフがいないのです。経営体制や人が変わり、新しいUFCに来た感覚ですね。
-以前、UFCでミドル級3位まで上がりました。今回はウエルター級
岡見 (13年に)UFCから契約解除となった後、他団体で試行錯誤しながらたどりついた階級です。今は適性階級で何の言い訳もできない。思う存分勝負しようと思います。
-減量は大変では
岡見 もともとミドル級時代、無理に体重を増やそうとしていました。ミドルからウエルター級に落とす最初の時は試行錯誤がありましたが、今はウエルター級しか考えられない。普通の食生活ならウエルター級が適性で減量も苦しくない。最後のきついのはミドルの時と一緒です。今回も91キロから落としました。ミドル級のころは95キロぐらいをキープするつもりでやっていましたし。
-東京・代官山に自らが携わったジムが完成
岡見 EX FIGHTというジムが4月1月にオープンしました。ゼロから立ち上げメンバーとして1年ぐらいかけてつくってきました。自分の子供のようです。試合が終われば、自分が教えたりしますね。ジムオープンから1発目の試合なので、その意味でも負けられないです。
-あらためてリマ戦への意気込み
岡見 今回の戦いは格闘技人生の集大成の気持ちでやりたいと思っています。先のことを考えてもいけないので、目の前の試合だけを考えて自分の集大成をリマにぶつけるということで、それを見届けていただけたらうれしいです。
【取材・構成=藤中栄二】
◆岡見勇信(おかみ・ゆうしん)1981年(昭56)7月21日、神奈川・藤沢市生まれ。藤沢翔陵高を卒業後、約1年間のフリーター生活を経て、01年に和術慧舟会に入門。02年のデビュー以来、パンクラス、PRIDEなどを経て、06年1月に米ハワイ開催の格闘技興行で元UFCミドル級王者アンデウソン・シウバに反則勝ち。06年8月からUFCに参戦し、11年にミドル級王者シウバに挑戦も敗退。13年に同級ランク3位にアップし「格闘技界のメジャーリーガー」と呼ばれた。同年8月のジャカレイ戦に敗れ、UFCと契約解除。WSOFなどで戦い、昨年9月にUFCと再契約。UFC戦績は13勝6敗。家族は夫人と一男。187センチ、91キロ。
新根室プロレスの身長3メートル、体重500キロのアンドレザ・ジャイアントパンダが13日、長男ラジャ・パンダを取り戻した。
10日の根室大会で誘拐された長男を奪い返すため、大日本プロレスの北海道・新得大会に来場。誘拐犯のスタン小林とのシングル対決で、必殺のアンドレザプレスで快勝。敗れた小林が、ピストルを手にラジャ・パンダを脅すが、アンドレザの高速ヘッドバットがさく裂し、救出に成功した。マネジャーのサムソン宮本は「何とか無事に取り返すことができた。これで国際問題にならなくてすみます」と胸をなで下ろした。
<新日本:後楽園大会>◇13日◇後楽園ホール
新日本プロレスは13日に後楽園大会を行い、IWGPヘビー級選手権(5月4日、福岡)の前哨戦がスタートした。
歴代1位のV12が懸かる王者オカダ・カズチカと挑戦者棚橋弘至が5対5のイリミネーションマッチで対戦。棚橋はテキサスクローバーホールドでオカダを締め上げるなど攻勢に出た。最後は同時に場外転落で失格となったが「始まりましたね」とニヤリ。オカダがV11を達成した1日の両国大会ではリング上で「おめでとう」と祝福したが「オカダの防衛ロード、クソくらえだ!」と罵倒した。
今年1月の新日本プロレスに参戦したクリス・ジェリコ(47)が、27日にサウジアラビアで開催されるWWEの「グレーテスト・ロイヤルランブル」大会で棺おけマッチに出場すると12日(日本時間13日)発表された。
ルセフ(32)の代役としてジ・アンダーテイカー(53)と対戦。10年2月のPPV大会で「デッドマン」を下し、3度目の世界ヘビー級王座奪取して以来の再戦となる。ジェリコは1月4日の新日本東京ドーム大会でケニー・オメガに敗れ、翌5日の後楽園大会で内藤哲也を襲撃していた。(デーブ・レイブル通信員)
<新日本:後楽園大会>◇13日◇後楽園ホール
IWGPヘビー級選手権(5月4日、福岡)の前哨戦が幕を開けた。歴代1位のV12がかかる王者オカダ・カズチカと、挑戦者の棚橋弘至が5対5のスペシャルイリミネーションマッチ(敗れた選手から退場し、最後まで1人でも残ったチームが勝利)で対戦。“V11対決”の注目が集まる中、2人が交錯した。
中盤、オカダのコブラクラッチホールドを逃れた棚橋はテキサスクローバーホールドで反撃。ジェイ・ホワイトのカットから、今度は逆にオカダがコーナー最上段に座らせた棚橋にドロップキックを見舞った。最後はエプロンでやり合う両者が同時にリングアウトとなり失格したが、博多での決戦へ向けて早くもヒートアップした。
試合は本隊のデビット・フィンレーが勝ち残った。インタビューエリアでは棚橋は「オカダの防衛ロード、クソ食らえ!」と挑発。オカダは「棚橋さん、あえて言うよ。『棚橋さん』と。皮肉だぞ、これは。客席見た? てめえの挑戦が決まったら、あの客席だよ。横一列がっつり開いていたよ。誰も期待してねえんだよ。棚橋さん! 棚橋弘至だよ、この野郎」とまくしたてた。
新日本プロレスは12日、マスクマンレスラーの第一人者であり、80年代から長く活躍してきたスーパー・ストロング・マシンの引退を発表した。
6月19日の後楽園大会で引退セレモニーを行う。公式ホームページで「今のコンディションではリングで闘うことは出来ず、今回はセレモニーという形で引退というケジメをつけさせて頂くことになりました」とコメントした。
新日本プロレスは12日、マスクマンレスラーの第一人者であり、1980年代から長らく日本マット界で活躍してきたスーパー・ストロング・マシンの引退を発表した。6月19日の後楽園ホール大会で、「スーパー・ストロング・マシン引退セレモニー」を行う。
公式ホームページで「今のコンディションではリングで闘うことは出来ず、今回はセレモニーという形で引退というケジメをつけさせて頂くことになりました」とコメント。当日は引退試合ではなく、引退セレモニーのみを行う。
「現役生活の中ではさまざまなことがありましたが、悔いのないプロレス人生を送れたと思います。ファンのみなさんの応援があったからこそ、これだけ長く現役生活がおくれたと思います。みなさん、長い間、本当にありがとうございました! ギギギッガガガッ」と感謝も述べた。
84年からストロングマシンというリングネームで、将軍KY若松をマネジャーにマシン軍団の一員として活躍した。ヘビー級のマスクマンとしては先駆的存在だった。
85年の藤波辰爾戦で仲間割れし、その後はマシン軍団を脱退、スーパー・ストロング・マシンに改名。90年1月にブロンド・アウトローズの一員となり、12月にはヒロ斉藤とのタッグで第14代IWGPタッグ王座も獲得した。
94年10月のタッグ戦で蝶野正洋と仲たがいしてマスクを脱いだこともあった。00年10月に6年ぶりに復活すると、獣神サンダー・ライガーとのタッグを結成するなど、活躍を続けていた。
<WWE:NXT大会>◇11日(日本時間12日)◇米ルイジアナ州ニューオーリンズ・スムージー・キング・センター
昨年の女子トーナメント、メイ・ヤング・クラシックで優勝した「海賊姫」カイリ・セイン(宝城カイリ=29)が必殺インセインエルボーで2連勝を飾った。
レイシー・エバンスとのシングル戦で、体格に勝るエバンスに挑発され、エプロンからのエルボードロップ、ラウンドハウスキックを決められて劣勢スタート。パワーに圧倒されながらも、スピアーで局面打開したセインは、行進ポーズからのスライディングDを成功させると、フライング・カブキ・エルボーを立て続けに決めた。最後はトップロープからのインセインエルボーをレイシーの体に打ち込んで、3カウントを奪取した。先週のヴァネッサ・ボーン戦に続き、2週連続でシングル戦を勝利で飾ってみせた。
8日の祭典レッスルマニア34大会では、同大会で初開催された女子バトルロイヤルにも出場。他NXT所属選手とともにロウ、スマックダウンの「一軍」レスラーと互角に渡りあい、存在感をみせつけていた。
女子プロ好き、全員集合! 団体の垣根を越えて、50人以上のレスラーが参加する「女子プロレス大運動会」が14日に神奈川・川崎市とどろきアリーナで開催される。大縄跳び、100メートルリレーや綱取りなど6種目が行われ、仙台女子プロレスは里村明衣子代表(38)を始め、総勢8人が参加する。入団4年目のヒールレスラー、カサンドラ宮城が高い身体能力を誇示して会場内を席巻する。中学時代には陸上部に所属。定評のあるキレ味抜群のマイクパフォーマンスでも存在感を発揮する。
「今までにないヒール役をお見せする。プロレスじゃないところでも、カサンドラをアピールしたい。負けない、負けたくない、負けるわけがない…不不不…」
今までのヒール像を打ち破る。「美仙女」と呼ばれる美形レスラー岩田美香に対して、果敢に「顔面ウォッシュ」を繰り出す極悪非道ぶりを見せる一方で、多彩な「芸」も持ち合わす。得意の絵を磨くため、美術系の短大に進学。仙女のポスターをデザインする。歌もうまく、16年にはシングル「不不不…」でデビュー。ヒールながらも絵を描いて歌って、マルチに活躍している。「女子プロレス界に、今までいない“ヒール”ラウンドレスラーを目指す…不不不…」と不敵に笑う。大運動会をステップに、全国区のヒールになる。【高橋洋平】
<ノア:後楽園大会>◇11日◇後楽園ホール
グローバルタッグリーグ優勝決定戦はリーグ2位の潮崎豪、清宮海斗組がリーグ1位の杉浦貴、拳王組を破り優勝した。
潮崎が拳王と激しいチョップ対蹴りの応酬で競り勝つと、最後は豪腕ラリアットから片エビ固めで仕留めた。15歳下の21歳清宮の何度も倒されながら立ち上がる姿に奮起した潮崎は、「その気持ちがあったから俺もやられてもやられても立たない外池ないと思った」と先輩の意地を見せつけた。清宮は「正直、このリーグ戦は迷惑をかけっぱなしだった。感謝しています」とがっちり握手をかわした。試合後にはリング上でGHCヘビー級タッグ王者の中嶋勝彦、マサ北宮組に挑戦表明。潮崎は「この熱が熱いうちに頂きます。清宮が羽ばたけるように」と誓った。
<グラップリング:QUINTET1大会>◇11日◇東京・両国国技館◇4039人
IQレスラー桜庭和志(48)の立ち上げたグラップリング(絞め、関節技など)ルールのチーム対抗(5対5)による新格闘技が開催された。桜庭は所英男(40)、元UFCヘビー級王者ジョシュ・バーネット(40=米国)、マルコス・ソウザ(33=ブラジル)、中村大介(37)とともにHALEOドリームチームの一員として出場し、準優勝となった。
1回戦(1試合8分一本勝負)は、08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの総合格闘家石井慧(31)擁する柔道ドリームチームと対戦。
所が相手中堅のキム・ヒョンジュ(41=韓国)を開始14秒、腕ひしぎ逆十字固めで仕留めた。所はユン・ドンシク(45=韓国)に敗れたものの、副将マルコス・ソウザ(33=ブラジル)がドンシクを4分18秒、腕ひしぎ逆十字固めで下し、大将の石井と引き分けて初戦突破した。
寝技スペシャリストがそろうポラリスドリームチームとの決勝では規定上、1回戦で出番のなかった大将バーネットが先鋒として出場。20キロ以上体重差のある相手先鋒グレゴー・グレイシー(31=ブラジル)との試合は4分一本に変更されて引き分けた。続く中村、所が次鋒ダン・ストラウス(27=英国)に敗れ、桜庭はストラウスに引き分け。大将となったソウザが相手中堅の宇野薫(42)を腕ひしき逆十字固めで下したが、相手副将クレイズ・ジョーンズに1分2秒、ヒザ十字固めで追い込まれ、ギブアップ負けした。
「1回戦は8分間、試合して疲れまして。かなりいっちゃいました。決勝は疲れている相手に8分で仕留められなかった」と選手として試合内容を振り返った桜庭は「今日は1回目で面白かったと思う。今後(ルールなど)微妙に調整していきたい。チームでやると個人戦と全然違う。楽しかったり、悔しかったり全体でできる」と主催者としての手応えを口にした。
優勝チームに主催者としてメダルを授与した桜庭は「優勝できるまでやりたいですね。できれば第2回、第3回とやっていきたいと思います」と継続開催に強い意欲をみせていた。
◆主なルール チーム5人で構成するチーム対抗戦。5人の総重量は430キロ以内(前日計量)とする。試合場は12メートル四方のレスリングマットで、試合時間は8分一本勝負。体重差が20キロ以上ある場合は4分に変更。勝敗は一本、失神、失格(指導3回)で、決着がつかない場合は引き分け。大将同士で決着がつかない場合は指導数が少ないチームが勝利。指導数が同じ場合は全体の指導数が少ないチームの勝利で、それも同じ場合は大将同士の試合で旗判定を行う。
<グラップリング:QUINTET1大会>◇11日◇東京・両国国技館
IQレスラー桜庭和志(48)の立ち上げたグラップリング(絞め、関節技のみ)ルールのチーム対抗による新格闘技が開催された。
1回戦(1試合8分一本勝負)では、08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの総合格闘家石井慧(31)擁する柔道ドリームチームと、桜庭、ジョシュ・バーネット(40=米国)らで構成されるHALEOドリームチームが激突。柔道チームは中堅のキム・ヒョンジュ(41=韓国)がHALEOチームの所英男(40)から開始14秒、腕ひしぎ逆十字固めで敗れた。副将ユン・ドンシク(45=韓国)が所を抜いたものの、相手副将マルコス・ソウザ(33=ブラジル)に4分18秒、腕ひしぎ逆十字固めで敗退。大将の石井はソウザと20キロ以上の体重差があるために4分一本勝負に変更された中で、逃げ切られて引き分け。柔道チームが初戦敗退となった。
相手大将バーネットとの大将対決を熱望していただけに石井は「ジョシュとの対戦が実現できなくて不完全燃焼ですね。ソウザはやりやすいタイプだったので8分なら勝てた。『たら』『れば』はいけないですけど」と悔しがった。所との中堅対決で秒殺されてしまったヒョンジュは「相手の情報がなかった。少し気を抜いてしまった」と反省していた。
◆主なルール チーム5人で構成するチーム対抗戦。5人の総重量は430キロ以内(前日計量)とする。試合場は12メートル四方のレスリングマットで、試合時間は8分一本勝負。体重差が20キロ以上ある場合は4分に変更。勝敗は一本、失神、失格(指導3回)で、決着がつかない場合は引き分け。大将同士で決着がつかない場合は指導数が少ないチームが勝利。指導数が同じ場合は全体の指導数が少ないチームの勝利で、それも同じ場合は大将同士の試合で旗判定を行う。
WWEは10日(日本時間11日)、4月27日にサウジアラビアで開催する「グレーテスト・ロイヤルランブル」大会にクリス・ジェリコ、ロウGMのカート・アングル、ジ・アンダ・テイカーが参戦すると発表した。
ジェリコとアングルは50人の出場のグレーテスト・ロイヤルランブル戦、アンダーテイカーはルセフとの棺おけマッチに出場する。
既に同大会でWWEユニバーサル王者ブロック・レスナーがローマン・レインズとスチールケージ(金網)戦形式での防衛戦を行うと発表済み。ジョン・シナ-トリプルH戦、あと6試合の王座戦などが組まれる見通し。また中邑真輔の出場も予定される。
<WWE:205Live大会>◇10日(日本時間11日)◇米ルイジアナ州ニューオーリンズ・スムージー・キング・センター
元WWEクルーザー級王者戸沢陽(32)が抗争中のルチャハウスパーティーのマスクマン、カリストに惜敗した。
試合前、戸沢は「ルチャハウスパーティーは無礼者だ。お前たちを倒して首にしてやる」と意気込み、ファンにおなじみの「アー!・アー!」の掛け声で攻撃。さらに場外にいたカリストにトペ・スイシーダを成功させ、エプロンからボディアタックで追いつめた。チャンスとばかりにコーナートップからダイビング・セントーンを繰り出した。ところが、この必殺技をヒザで迎撃されてダメージを負った。最後はカリストのサリーダ・デリ・ソルに沈んだ。
なお来週17日(日本時間18日)の205Liveでは、戸沢がヒデオ・イタミと組み、グラン・メタリック、リンセ・ドラドと対戦することが発表された。
<WWE:スマックダウン大会>◇10日(日本時間11日)◇米ルイジアナ州ニューオーリンズ・スムージー・キング・センター
「ロックスター」中邑真輔(38)がヒール転向を証明するような不気味、かつ狂気に満ちた表情でメインイベントをぶち壊した。
新たにスマックダウンGMに就任したペイジから発表されたWWEヘビー級王者AJスタイルズ(40)と現役復帰した前GMダニエル・ブライアン(36)とのノンタイトル戦に乱入。コーナートップでの攻防から両者がリングにダウンした直後、中邑が突然リングに乱入した。
必殺のキンシャサをブライアンの後頭部に決めて場外へ排除。次にAJスタイルズに襲い掛かって股間に急所攻撃に転じた。さらにコーナーでたぎると王者の顔面にキンシャサを放った。会場からの大ブーイングが起こり、レフェリーに制止されたものの、中邑は容赦なくAJスタイルズを持ち上げて2度目の急所攻撃を続けた。
新日本プロレスのヒールユニット「CHAOS」時代以上の、さらに不気味、かつ狂気に満ちた表情を浮かべながら中邑はリングを後にした。今後はWWEヘビー級王者AJスタイルズ、元WWE世界ヘビー級王者ブライアンとの抗争に発展しそうだ。
WWEユニバーサル王者ブロック・レスナー(40)が、4月27日の「グレーテスト・ルイヤルランブル」と題したサウジアラビア大会でローマン・レインズ(32)と金網(スチールケージ)マッチによる防衛戦に臨むことが9日(日本時間10日)、発表された。
両者は8日の祭典レッスルマニア34大会で対決済みで、レスナーが6度にわたる必殺F5を繰り出し、何とか防衛に成功した。なおレスナーは契約切れ間近だったWWEと再契約を交わしたことも発表された。(デーブ・レイブル通信員)
<新日本:ライオンズゲート・プロジェクト11大会>◇10日◇東京・新宿FACE
ともに17年4月に入門したルーキー2選手が大声援を浴びながらリングデビューした。
上村優也(23)は第1試合で昨年7月の同7大会でデビューした成田蓮(20)と10分1本勝負に挑んだ。先にボディースラム、裸絞め、ラクダ固めなどで攻め込まれて窮地に陥るものの、エルボーの連打でロープに追い込み、カウンターでもドロップキックまで成功させた。残り3分となり、時間切れかと思われたが、先輩の成田の猛攻を受け、逆エビ固めで苦しめられてギブアップに追い込まれた。
上村は「オレは絶対にヤングライオンの先輩に負けないようにずっと見ていたんです。これからもっともっと強くなって、もっと上にいる人全員をつぶしていきます」と強気な表情。天才・武藤敬司にあこがれていたこともあり「もっと体を大きくして、動けて、跳躍力を生かしたレスラーになりたい」と目標を掲げた。
また辻陽太(24)は第2試合で、17年1月にデビューした元アマレス日本王者の岡倫之(26)とのデビュー戦だった。チョップ合戦の後、ボディースラムからのラクダ固めで追い込まれたものの、何とかロープに回避。ボディースラムとチョップ連発で応戦するものの、岡のショルダータックルとスープレックスでマットにたたきつけられた。最後は逆エビ固めでギブアップ負け。観客から大きな拍手を送られた辻は「岡さんは格闘技のキャリアがすごく長い、(アマレス)日本王者にもなっている。でもプロレスでは1年のキャリア差しかないのに、ぐおく差を感じた」と悔しそうな表情。「まずは同じヤングライオンたちを、努力して、努力して、努力して超えていくこと。あと岡さんといつか一人前になって、新日本のメインでリベンジを果たしたい」と負けん気の強さをみせた。
<新日本:ライオンズゲート・プロジェクト11大会>◇10日◇東京・新宿FACE
IWGP王座の10度防衛を誇る現アジアタッグ王者永田裕志(49)が70歳まで現役を続ける意向を示した。
メインでのタッグ戦後、対戦相手のKAIENTAI-DOJO吉田綾斗(25)からシングル戦を要求された永田は「永田裕志はまだまだ10年、20年健在でしょうからね。戦いたければ、チャンスはもう20年はあるでしょう」と余裕の笑みで言い切った。4月24日には50歳を迎える永田は「20年ってことは70歳だよ」と言いながらも、まんざらでもない様子だ。
吉田とは昨年7月のライオンズゲート・プロジェクト7大会でシングル対戦予定だったが、吉田の負傷で中止となったカード。試合は永田とタッグを組んだ海野翔太(20)が善戦むなしく、吉田の岩石落としで敗れた。なお吉田のシングル戦要求について、永田は「お客さんがあれだけ望んでいたら、嫌とは言えません」と受諾する姿勢をみせていた。
大日本プロレス根室大会は10日、北海道・根室市内で行われた。愛好団体・新根室プロレスに所属し、身長3メートル、体重500キロの巨体で人気を集めるアンドレザ・ジャイアントパンダが登場した。会場にアンドレザの名前がコールされると、詰めかけたファンから大歓声を浴びた。
ハルク豊満のと対戦では俊敏な動きで試合を沸かせた。相手の3連発アックスボンバーでダウンする場面もあったが、会場からわき起こる「パンダ!パンダ!」の大声援で立ち上がると一転反撃に。アンドレザは得意の高速ヘッドバットでダウンを奪うと、5分21秒に必殺技「アンドレザプレス」を見舞い、ノックアウトした。
試合終了後には3月に彼女ティンティンとの間に生まれた子ども「ラジャ・パンダ」が初お披露目された。そこに大日本プロレスのスタン小林が乱入。ベビーカーに乗った赤ちゃんパンダのラジャを強奪すると、リング上のアンドレザを挑発して、会場を去った。
サムソン宮本マネジャー(52)は「まさか赤ちゃんが連れて行かれるとは。タクシーで逃げたと聞いた。警察に被害届を出す準備をしている。絶対に取り返します」と話した。アンドレザは13日の北海道・新得大会にも参戦する。