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プロレスニュース

新日4カ月ぶり有観客、声なき会場に響き渡る拍手

有観客でオカダ・カズチカ-EVILの決勝戦(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇11日◇大阪城ホール

新日本プロレスが136日ぶりにファンの前に帰ってきた。大阪城ホール大会で2月26日の沖縄大会以来、約4カ月ぶりとなる観客を入れた興行を開催した。

席数は通常の約3分の1にし、3318人が観戦。選手との接触を禁じるなど、新型コロナウイルス感染予防に努めながら、一歩前へと踏み出した。メインのニュージャパン杯決勝はEVILがオカダ・カズチカ(32)を下し、初優勝した。

   ◇   ◇   ◇

オカダのドロップキックに、内藤のポーズに、観客から大きな拍手が起こった。失われた新日本プロレスの風景が4カ月ぶりに戻ってきた。新型コロナウイルスの影響で3月から試合を中止。6月に3カ月半ぶりに無観客で試合を再開し、動画配信を行ってきたが、プロレスラーにとって反応がないことは寂しく、つらいものだった。IWGPヘビー級、同インターコンチネンタルの2冠王者内藤哲也(38)は「無観客試合も楽しかったけど、10倍、100倍…比べものにならないぐらい、気持ちいいね」と喜びをかみしめた。

新日本はこの日、観客に大声を控えるよう求めた。見ている側は声の代わりに拍手で感情を示す。新たな観戦スタイルが自然と生み出された。タッグ戦に出場した棚橋弘至(43)は「拍手の響きがとても美しく聞こえました。上品なホールでクラシックを聴いているような」と例えた。

プロレス界の、そして世界中にファンを持つエンターテインメント界の雄として、観客を入れた興行に踏み出した。プロレスは密集、密閉、密接の「3密」があてはまるスポーツ。リスクを避けるため、入念な予防策が取られた。

通常、大阪城ホール大会では1万人超を集めるが、今回は席数を3分の1に絞り、3318人が入場した。席の間にはシートをかけて十分な間隔を確保。観客にマスク着用や消毒など、基本的な感染予防を義務づけるのはもちろん、密を避けるために分散入場を実施。8台のサーモグラフィーを用意し、来場者全員の検温を行った。また、試合の合間には消毒を実施。グッズ販売はパンフレットのみで、選手との接触を禁じるなど、できる限りの細かな策を講じた。参戦予定だった鈴木みのるは発熱の症状があったため、抗体検査、抗原検査は陰性でも大事をとって欠場となった。

ファンも喜びと不安両方を感じながらこの日を迎えた。フェースシールドを付けた20代の男性は「楽しむために、自主的に着けてきました」。オカダファンという30代の男性は「いつもより人数が少なくてさみしい。ここで感染者が出たらさまざまなところに影響が出てしまう。僕たち見る側も緊張感を持たなければと思っています」と話した。

まだ国内で感染はおさまらず、超満員の会場でプロレスができるまで時間はかかりそうだ。コロナとの時間無制限の戦いは続く。【高場泉穂】

検温待ちする観客(撮影・鈴木正人)

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EVILがオカダ下し初V、内藤奇襲しバレット入り

オカダ・カズチカ(左)に勝利したEVIL(撮影・鈴木正人)

<新日本プロレス:大阪城ホール大会>◇11日◇大阪城ホール

新日本プロレスが136日ぶりにファンの前に帰ってきた。大阪城ホール大会で2月26日の沖縄大会以来、約4カ月ぶりとなる観客を入れた興行を開催した。

席数は通常の約3分の1にし、3318人が観戦。選手との接触を禁じるなど、新型コロナウイルス感染予防に努めながら、一歩前へと踏み出した。メインのニュージャパン杯決勝はEVILがオカダ・カズチカ(32)を下し、初優勝した。

   ◇   ◇   ◇

歴史的な復活の日を、EVILが闇で染め上げた。前年覇者オカダの新必殺技変形コブラクラッチに何度も苦しむも、パイプイス攻撃や金的蹴りなどの反則でダメージを与え、最後は得意技のEVILで3カウント奪取。トーナメントを通じ貫いてきた非情な攻撃に徹し、初の頂点に達した。

試合後は同じユニットで2冠王者の内藤をリングに呼び寄せ、拳を合わせるかと思いきや、おもむろに敵対するユニット、バレットクラブのポーズを出し、内藤を奇襲。15年からロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの仲間として活動してきた内藤の帽子を踏みつけ、バレットクラブ入りを表明した。「内藤、お前とロスインゴのお前ら腐りきってんだよ。むしずが走りに走りまくる。明日大の字に倒れているのはお前だ。内藤。よく覚えとけ」と12日の2冠戦に向け、ほえた。

オカダ・カズチカ(左)をEVILでフィニッシュするEVIL(撮影・鈴木正人)
オカダ・カズチカ対EVIL オカダ・カズチカ(手前)を押し飛ばすEVIL(撮影・鈴木正人)
EVIL(右)に向かいマイクパフォーマンスする内藤哲也(撮影・鈴木正人)

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ゼロワン新オーナーが大仁田の大金踏み倒し過去暴露

ゼロワン大谷晋二郎

プロレスリング・ゼロワンが11日に都内で会見を行い、7月1日付でダイコーホールディングスグループ(本社・東京)が親会社になったことを発表した。

会見に出席した同社の神長大会長は過去に大仁田厚に5000万円を貸して以来返してもらっていないことを暴露。「プロレスが嫌いになったが、ゼロワンの人たちが覆してくれた」と社会貢献活動に力を入れる大谷晋二郎ら選手の姿勢が、支援の決め手になったと説明した。

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ゼロワンは立ち上がる「抗体検査プロレス」実施へ

ゼロワン大谷晋二郎

コロナ禍の中、プロレス界も前へ進む。大谷晋二郎(47)が率いるゼロワンは新たな親会社の支援のもと、新型コロナウイルス抗体検査とセットのチャリティープロレス興行を全国で実施することが10日、分かった。また、新日本プロレスは11日と12日に、約4カ月ぶりに観客を入れた興行を大阪城ホールで行う。

   ◇   ◇   ◇

ゼロワンが異例の「抗体検査プロレス」を行うことが分かった。7月1日から株式会社ダイコーホールディングスグループが新たな親会社となったことも判明。投資などを行う同グループ支援のもと、1回の興行につき約1000人分の新型コロナウイルス抗体検査を無料で実施。感染歴を調べる検査を受け、プロレスを見てもらうという異例のプランだ。

団体を率いる大谷はこれまでも社会的な活動を積極的に行ってきた。「うちのの団体は旗揚げ以来、順風満帆の時はなく、今回のコロナウイルスで最大のピンチに陥りました。そんな中、(ダイコーの)神長会長が僕たちのいじめ撲滅や、『お助け隊』などの社会貢献活動を評価してくれ、スポンサーについてくれた。さらに今回の抗体検査のアイデアも頂きました。聞いた時は、そんなことできるのか! と驚きでした」。

検査キットは国内大手のものを使用。約10分で結果が分かるという。専門の医師が帯同し、抗体が検出された場合の対応で、隔離医療車も用意するなど細心の注意を払った上で実施する構えだ。既に関東の複数の自治体と交渉中だという。興行を実施する自治体の在住者が対象。インターネットで募り抽選を行う予定で、早ければ来月にもスタートし、全国各地をまわる。

大谷は「僕たちもそうですが、対コロナはここからがスタート。検査で多くの人に安心を感じてもらい、その上でプロレスを見て、やられてもあきらめずに立ち上がる僕たちの姿を見て、元気になってほしい。全国のみなさんと一緒に戦っていきたいです」と力強く話した。

◆プロレスリング・ゼロワン 01年、新日本を退団した橋本真也が「ZERO-ONE」を創設。04年に橋本が活動休止を発表し団体を去ったが、大谷らが「ZERO1-MAX」として再出発。09年に現団体名に改称。21年3月14日に両国国技館で旗揚げ20周年大会を予定している。いじめ撲滅運動を15年以上行い、コロナ禍の中、外出できず困っている高齢者や体の悪い方を対象に無償で送迎、買い物の手伝いサービスなどを行う「お助け隊」を始めるなど、社会貢献活動に熱心に取り組んでいる。

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オカダ声援自粛もどかしい熱戦約束 新日も有観客

有観客試合を前にファンへメッセージを送るオカダ・カズチカ(撮影・山崎安昭)

コロナ禍の中、プロレス界も前へ進む。新日本プロレスは11日と12日に、約4カ月ぶりに観客を入れた興行を大阪城ホールで行う。

11日メインのニュージャパン杯決勝でオカダ・カズチカ(32)はEVILと戦う。そのオカダは今、何を思うのか。胸の内を聞いた。

   ◇   ◇   ◇

新日本プロレスがプロ野球とJリーグに続き観客を入れた興行を行う。屋内イベントとしては緊急事態宣言解除後、最大規模となる3000人超の動員が見込まれる。プロレスは密集、密閉、密接の「3密」があてはまるスポーツ。各団体が慎重に無観客試合や少人数の興行を行ってきたが、1歩先へと踏み出す。

オカダは「新日本がここまできたということ。少し昔の新日本だったら、野球、サッカーが再開して、落ち着いてきて初めて『これならできるよね』となってからやっていたと思う。ここでパーンとやって、成功すれば、他の業界の方もいろんなことがやりやすくなる。いい例になれば」と責任感を口にした。

通常、大阪城ホール大会では1万人超を集めるが、今回は約3分の1におさえ、観客には大声での応援を自粛するよう求める。コロナ禍前とは違った光景となりそうだが、無観客試合の中で感じていた「さみしさ」から脱する喜びは大きい。「声は出せなくても、皆さんが熱くなる、もどかしくなる試合をしたい」と、11日のメイン、EVILとの決勝戦を見据える。

興行中止、無観客のテレビマッチ実施などの“自粛期間”もプラスにとらえた。SNSなどで積極的に発信。伝統的な技の研究にも時間を割いた。6月から始まったニュージャパン杯ではフィニッシュすべてに変形コブラクラッチを使用し、その成果をみせた。「ここで変わったものを見せなきゃいけないと思った。プロレスでいろんな新しい技が出てくる中で1周して昔の技が新しくなるというか…」。必殺技レインメーカーは「封印です」。温故知新で新境地を見つけた。

11日に勝てば、翌12日メインでIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者内藤哲也(38)との1・5東京ドーム大会以来の2冠戦が実現する。「内藤さんは2冠王者になったのに、こういう状況になって“持ってない”。無観客試合の間も目立たなかった。でも、今までどれだけ静かでも、12日に勝った人がすべてを持っていく。主役はやっぱり俺なんです」。ようやく迎えるファンの前で2日続けてリングの中央に君臨するイメージはできている。【高場泉穂】

◆オカダ・カズチカ 1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学校卒業後にメキシコにあるプロレスラー養成学校、闘龍門に入門し04年8月に同地でデビュー。07年8月に新日本プロレス入り。12年2月には棚橋を下し、IWGPヘビー級王座初戴冠。同年8月、初出場のG1クライマックスで史上最年少優勝。IWGPヘビー級は第57、59、63、65、69代王者で通算29度の最多防衛記録を持つ。65代王者として12度の防衛も1代では最多。得意技はレインメーカー。191センチ、107キロ。

   ◇   ◇   ◇

新日本はスポーツ庁の指示に基づくガイドラインを作成し、感染予防に努める。来場者には事前に大阪府による「大阪コロナ追跡システム」への登録を要請。分散入場、検温、チケット半券の裏面に連絡先の記入も求める。会場では大きな声を出しての応援や選手への接触を控えてもらうなど観戦マナー順守を求める。座席は前後左右に約1メートルずつ間隔を空け、1時間に4回、会場の換気を行う。

有観客試合を前にオカダ・カズチカが書いたファンへのメッセージ(撮影・山崎安昭)

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WWEマスクマン、ミステリオ素顔公開 愛妻誕生日

アンジー・グティエレス夫人(左)の誕生日を記念し、夫婦ツーショット写真をSNSに投稿したミステリオJr.(ミステリオJr.のインスタグラムより)

新日本プロレスにも参戦した米団体WWEのマスクマン、レイ・ミステリオJr.(45)が愛妻のバースデーにマスクを外した写真を公開し、プロレスファンを驚かせた。8日に英紙サンがミステリオJr.のインスタグラムに投稿された写真を掲載しながら報じた。

プールでアンジー・グティエレス夫人を背後から抱きしめたミステリオJr.はサングラス姿の素顔。同夫人の誕生日を記念するスナップとして投稿したとされ、スペイン語で「心を尽くし、あなたを愛しています。私のそばで、また1年の人生を健康でいることを祈り、神様に感謝します」などとつづった。ミステリオJr.はベッドルームとバスルームが各5室ずつあるというサンディオゴの大邸宅に家族と住んでいる。

なお7月19日にフロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンターで開催されるPPV大会で、ミステリオJr.は因縁深まるセス・ロリンズとの「目には目をマッチ」を控えている。相手の目をくりぬいた方が勝ちという厳しいルールでのシングルマッチ。愛妻とのつかの間のバカンスをロリンズ戦のパワーに変えることができるか。

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WWE人気ツインズ、ベラ姉妹が妊婦ヌード公開

WWEの人気双子レスラー、ベラ姉妹(10年4月9日の来社時)

米プロレスWWEの人気女子ツインズ選手、ニッキー、ブリーのベラ姉妹(36)が自らのインスタグラムに妊婦ヌードを公開したと7日、英紙サンが報じた。

裸の姉妹が背中をあわせて立っているショット。隆起したおなかを誇らしげに披露しながらバストとヒップだけ覆っている。新型コロナウイルスの感染が拡大している状況下での妊娠だったこともあり、妹ブリーは「この妊娠は特別なものだった。不安と混乱の時、姉と一緒に妊娠を体験することは幸運でした。私たちの妊娠期間は終わろうとしているが、私たちにとって永遠に忘れられないものになる」と投稿した。

また姉ニッキーは「私は体の変化を受け入れました。4週間後に小さな子供に会うのが待ち切れない」とつづった。ブリーはWWE人気選手のダニエル・ブライアンと結婚しており、既に3歳の娘がいる。ニッキーは婚約者でダンサーのアルテム・チグビンツェフの間にできた第1子となる。

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2冠王者モクスリー、妻感染でAEW出場前に検査

IWGP USヘビー級タイトル防衛に成功したジョン・モクスリー(2020年1月5日撮影)

新日本プロレスのIWGP・USヘビー級王者ジョン・モクスリー(34)が米プロレス団体AEWへの出場前に新型コロナウイルス検査を受けると5日、複数の米メディアが報じた。

既に2回の検査で陰性と診断されているが、モクスリーの妻でWWEコメンテーターを務めるルネ・ヤング(34)が先週、コロナウイルスに感染したことが判明し、自宅隔離に。そのため万全の安全対策として、3度目の追加検査を受けることになったという。

現在、モクスリーはAEWヘビー級王座も獲得しており、2冠王者になっている。

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ランディ・オートン夫妻ヌード自撮り写真公開

ランディ・オートン(10年8月20日撮影)

米プロレスWWEのスター選手、ランディ・オートン(40)が驚きの夫婦トップレス自撮り写真を公開したと5日、英紙サンが報じた。

上半身裸のキム夫人のバストトップを両手で覆ったオートンが得意げな笑みを浮かべているショット。その写真ととともに「ジャマイカへの家族旅行から戻り、写真をみつけた。キムが私のそばにいる時がいつも楽しい時間。彼女は私に自信を与えるだけでなく、必要に応じて涙するための肩を貸してくれる」などと感謝の言葉をつづった。

オートンは今年4月のレッスルマニア36大会で、8年ぶりに復帰を果たした元盟友のエッジに敗退。6月のPPV大会バックラッシュでエッジと再戦し、勝利で雪辱していた。同紙によれば、この勝利後の休暇を利用し、ジャマイカに家族旅行していたという。

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YOHが左膝前十字靱帯断裂「治るけが」復活意欲

YOH(2018年10月17日撮影)

新日本プロレスは4日、YOSHI-HASHIが右膝、YOHが左膝をそれぞれ負傷し、11、12日の大阪城ホール大会から欠場すると発表した。

YOHはこの日自身のブログを更新。6月23日の試合で膝を痛め、検査の結果前十字靱帯(じんたい)断裂と診断されたことを明かした。

「このけがは完全に治るけがです。また試合ができます。急がば回れ。そのためにも焦らず時間をかけてしっかり治してきます。プロレスは逆境のスポーツ。必ず乗り越えてみせる!」などとつづった。

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オカダ対EVILなど大阪城ホール大会カード発表

オカダ・カズチカ(2019年11月29日撮影)

新日本プロレスは4日、11、12日の大阪城ホール大会主要カードを発表した。

11日のメインはニュージャパン杯の決勝で前年覇者のオカダ・カズチカとEVILが対戦。第3試合では3日大会でメキシコから凱旋(がいせん)し、サプライズ登場したマスター・ワトが、同日襲撃されたDOUKIと戦う。

12日はIWGPヘビー級、同インターコンチネンタルのダブルタイトル戦が行われ、前日のニュージャパン杯覇者と現2冠王者の内藤哲也が対戦。また、IWGPタッグ選手権で王者棚橋弘至、飯伏幸太組にタイチ、ザックセイバー・Jr.組が挑戦。NEVER無差別級選手権では、王者鷹木信悟にSHOが挑み、初のシングルタイトル奪取を狙う。

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赤井、7番勝負最終戦は里村に敗れ「もっと強く!」

涙を流しながら7番勝負を振り返る赤井沙希(DDTプロレスリング提供)

<DDT:DDTで逢いましょう2020>◇3日◇東京・新宿FACE

赤井沙希(33)が、シングル7番勝負「おきばりやす」の最終戦で女子プロレス界の“横綱”ことセンダイガールズの里村明衣子(40)と戦い、敗れた。昨年11月から始まった7番勝負は3勝4敗で終了。多種多様な7人の女子選手と戦い、経験を積んだ赤井は「もっと強くなります!」と宣言した。

赤井は長い足を生かした力強い蹴りやバックドロップで果敢に攻め、10分を過ぎたところで隙をついて必殺技ケツァルコアトルを決めるが、里村が足をロープにかけ、カウント2。里村からデスバレーボム、スコーピオ・ライジングとたたみかけられ、13分3秒でカウント3を奪われた。

敗れても赤井にとっては胸を張れる内容だった。“横綱”里村の言動がそれを示していた。試合後は里村の方から手を差し出し、握手。里村はマイクを持つと「この3カ月間でチャンピオンになって、男子レスラーの中でずっとあきらめずにここまで来て、すげえなと思ってますけどね」と紅一点の所属選手としてDDTで奮闘し、KO-Dタッグ王者にまで達した赤井をたたえた。さらに「今日は赤井と戦って、自分自身が強くなった気がした。また、お願いします」と再戦も希望した。

DDT初となる女子シングルのメイン。里村に締めを任された赤井は感極まりながら里村への思いを語った。「ずっと背中見てばっかりじゃいられないです。里村さんがKOーDのベルトを巻いた姿見て、自分も女子とか関係なくベルトを目指していいんだって気付きました。里村さんが美しさって強いんだとか、いろんなことを気付かせてくれたきっかけの方です。でもずっと背中を見てばっかりじゃいられないです。自分たちの世代も里村さんの背中見て、追い越して、女子プロレス界といわず日本のプロレスを盛り上げていきたいと思います。最終戦を引き受けてくださってありがとうございました」と頭を下げた。

7番勝負は、13年のデビュー以来DDT唯一の女子選手として活動してきた赤井が女子シングル戦の経験を積むために始まった。藤本つかさ、朱里、安納サオリら現在の日本女子プロレス界の実力者7人と戦い終えた赤井は「負けても立ち上がったり、悔しい時ほど歯をくいしばったりするのってプロレスの基本だと思うんですけど、この7番勝負を経て、経験して、またプロレスの基本を感じさせていただきました」と感謝。自信を胸に「もっと強くなります!」と力強く宣言した。【高場泉穂】

試合後、勝者の里村明衣子(左)はマイクで赤井沙希をたたえた(DDTプロレスリング提供)

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34年ぶりの金曜8時プロレス生中継 トレンド独走

高橋ヒロム(左)にコブラクラッチを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス:「NEW JAPAN CUP 2020」準決勝2試合>◇3日◇会場非公開

「金曜8時」のプロレス生中継が帰ってきた。新日本プロレスのシングルトーナメント「ニュージャパン杯」準決勝2試合が3日、非公開会場、無観客で行われ、午後8時からBS朝日「ワールドプロレスリングリターンズ」で生中継された。

同時間帯の生中継は86年9月以来34年ぶり。通常有料の動画サービス「新日本プロレスワールド」は無料配信された。

メインは前IWGPヘビー級王者で前回覇者のオカダ・カズチカ(32)対IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム(30)のシングル初対決。試合は混戦となり、ヒロムがオカダの必殺技レインメーカー、さらにTIME BOMBをたたみかけて勢いづくところで中継は終了した。

その後「ワールド」で続きを見ようとアクセスする人が殺到。一時つながりにくい状態となった。試合は、オカダが変形コブラクラッチでヒロムを締め上げ、レフェリーストップで勝利した。ツイッターの国内トレンドは午後8時半ごろから試合終了まで1位を独走。30年前とは違い、ネット、SNSを巻き込み反響を呼んだ。オカダは「プロレスを1人でも多く知ってもらいたい気持ちは変わらない。コロナで大変な状況だったからこそ、こうやって生放送につながったかもしれない」と記念すべき日を喜んだ。【高場泉穂】

高橋ヒロム(左)にレインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
解説席の獣神サンダー・ライガー(左)、ミラノコレクションA.T.(中央)を威嚇する鈴木みのる(撮影・中島郁夫)
生中継の解説を務める上から棚橋弘至、ミラノコレクションA.T.獣神サンダー・ライガー(撮影・中島郁夫)

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川人拓来あらためマスター・ワト登場「頂点獲る」

<新日本プロレス:「NEW JAPAN CUP 2020」準決勝2試合>◇3日◇会場非公開

川人拓来あらため、マスター・ワトが第2試合終了後にサプライズ登場した。メキシコでの武者修行から約2年半ぶりの凱旋(がいせん)。青い髪に、青の中国風のコスチューム。軽やかな身のこなしでリングにあがった。

「プロレス界のグランドマスター、新日本プロレスの頂点を獲りにいきます」とあいさつし、ポーズを決めたが、背後からDOUKIに鉄パイプで襲撃され、散々の再出発となった。

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オカダ・カズチカ「これが現実」ヒロム破り決勝進出

高橋ヒロム(左)にレインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス:「NEW JAPAN CUP 2020」準決勝2試合>◇3日◇会場非公開

シングルトーナメント「ニュージャパン杯」の準決勝2試合が行われ、オカダ・カズチカ(32)とEVILの決勝進出が決まった。

セミはEVIL対SANADAのタッグパートナー対決。今トーナメントを通じ反則技を連発しているEVILがこの日も勝ちに徹した。パイプイスを使い、SANADAの首を攻撃。急所攻撃でダメージを与えたところでEVILを決め、3カウントを奪った。手段を選ばず勢いにのるEVILは「優勝は俺のものだ!よく覚えとけ!」と初の頂点取りへ自信をみせた。

メインは前IWGPヘビー級王者で前回覇者のオカダ対IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム(30)のシングル初対決。ヒロムはオカダの必殺技レインメーカーと、自身の技TIMEBOMBをたたみかけるなど追い詰めるが、やはりオカダは強かった。ヒロムをとらえ変形コブラクラッチに持ち込み、力が抜けていくヒロムを立ち上がらせラリアット2発。再び変形コブラクラッチで締め上げ、レフェリーストップで勝利した。オカダは「タップしないお前にジュニアヘビー級チャンピオンの意地を感じたよ」とヒロムの力を認めた上で、「これが現実。お前がやろうとしていることは簡単にできることじゃないんだよ」とジュニアヘビーのベルトを巻きながら、IWGPヘビー級に挑戦するヒロムの野望の難しさを説いた。

約4カ月ぶりの有観客試合となる7月11日大阪城ホール大会で決勝が行われ、優勝者は翌12日にIWGPヘビー、同インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也(38)とタイトルをかけて戦う。

高橋ヒロム(左)にコブラクラッチを決めるオカダ・カズチカ(撮影・中島郁夫)
SANADA(左)にイス攻撃を浴びせるEVIL(撮影・中島郁夫)

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SANADA勝利、新日本ニュージャパン杯4強決定

SANADA対タイチ タイチ(下)からオコーナーブリッジで3カウントを奪うSANADA(撮影・滝沢徹郎)

<新日本プロレス:「NEW JAPAN CUP 2020」準々決勝4試合>◇2日◇会場非公開

シングルトーナメント「ニュージャパン杯」の準々決勝4試合が行われ、4強が出そろった。メインでは昨年準優勝のSANADA(32)がタイチ(40)との元全日本対決を制した。

解説席にいた金丸の介入や金的攻撃などタイチの反則に苦戦も、巧みにオコーナーブリッジに持ち込み3カウントを奪った。勝利後のマイクで「●●が一番好きです」とその時々の地名、会場名を言うのがSANADAのお決まりだが、約3カ月半試合中止から明けて初のマイクを任されたこの日はいつもと違った。「今年のニュージャパン杯で、あらためて確認できたことがありました。何よりも一番、このリング上で戦えるのが好きです」とあらためて試合ができる喜びをかみしめ、「テレビの前のみなさん、シーユートゥモロー」と締めた。

初出場のIWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムは強敵石井智宏にTIME BOMB2で勝利。EVILは前日の試合で右膝を痛めたYOSHI-HASHIの患部をパイプイスで攻撃し、わずか2分ちょうどでレフェリーストップ勝ち。昨年覇者のオカダ・カズチカはジュニアヘビー級の実力者石森太二との元登龍門対決を変形コブラクラッチで制した。

きょう3日の準決勝カードはSANADA対EVIL、オカダ・カズチカ対高橋ヒロムに決定。この模様は午後8時からのBS朝日「ワールドプロレスリングリターンズ」で34年ぶりに生中継される。

SANADA対タイチ タイチ(上)にフランケンシュタイナーを見舞うSANADA(撮影・滝沢徹郎)
SANADA対タイチ タイチ(奥)をエルボーでかち上げるSANADA(撮影・滝沢徹郎)
SANADA対タイチ SANADA(上)にバックドロップを見舞うタイチ(撮影・滝沢徹郎)

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WWE殿堂入りアングルの息子、湖で溺れるも救出

米プロレスWWEで殿堂入りするカート・アングル(51)の息子ジョセフ君が湖で溺れて救出されたと1日、英紙サンが報じた。

アングルが自身のインスタグラムで報告したもので、ジョセフ君が米国の5大湖の1つとなるエリー湖で溺れていたところをライフセイバーに助けてもらったという。息子を救出してくれたジェイク・シュミット氏とのツーショット写真を投稿し「あなたはヒーローマンだ。私は泳げないから」と感謝の言葉をつづり、息子の無事を伝えた。

今年5月、WWEに所属していたレスラー、シャド・ガスパードが海で溺れた息子を助けるために波にさわられ、39歳の若さで死去したばかりだった。

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3度目引退のコナー・マクレガー、WWEで復帰か

自身が経営する会社のインスタストーリーにWWEとUFCの両ベルトを持った写真を投稿したコナー・マクレガー(Maclfeのインスタグラムより)

先月上旬に米総合格闘技UFCからの引退を表明した人気スター選手のコナー・マクレガー(31=アイルランド)が米プロレスWWEでのカムバックに興味を示したと1日、英紙サンが報じた。

自ら経営する会社Maclifeのインスタストーリーに写真を投稿。UFC王座のベルトとWWEユニバーサル王座のベルトの両方を肩にかけ、WWEビンス・マクマホン会長の娘で役員のステファニーをタグ付けして「マクレガーVSマクマホンCEOフラッシュマッチ」とキャプションも加えた。

元UFC王者がWWEで戦うケースは多くある。WWEからUFCに参戦してヘビー級王者となったブロック・レスナーをはじめ、最近では女子バンタム級王者だったロンダ・ラウジーやレスナーのライバルだったヘビー級王者ケイン・ヴェラスケスらもWWEに参戦していた。サン紙も「WWEの獲得リストに入るだろう」と解説した。

マクレガーは6月7日、自身のツイッターで現役引退を表明。16年と19年に続き、3度目の引退宣言をしている。UFC史上初の2階級同時王者で、17年にはフロイド・メイウェザー(米国)とボクシングマッチで対戦して敗退。18年からUFCにカムバックし、今年1月に復帰戦勝利を飾っていた。

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タイチ8強「文句あるか。結果出したぞ」新日へ豪語

飯伏(中央)にブラックメフィストを決めるタイチ(撮影・江口和貴)

<新日本プロレス:「NEW JAPAN CUP 2020」2回戦4試合>◇1日◇会場非公開

32人が出場するシングルトーナメント「ニュージャパン杯」の2回戦4試合が行われ、タイチ(40)が飯伏幸太(38)を下し、8強入りした。

タイチと飯伏のシングル対戦は09年6月のベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア公式戦で飯伏が勝利して以来約11年ぶり。今年2月には、IWGPタッグ王者となった「ゴールデンエース」こと飯伏と棚橋弘至組をタイチとザックセイバー・Jr.が襲撃。タイチらは対戦を要求していたが、決まらないまま新型コロナウイルスの影響で約3カ月半試合中止となっていた。再開後に始まったニュージャパン杯では4人が同じブロックに入り、タイチと棚橋、飯伏とザックが1回戦で対決。勝ったタイチと飯伏が2回戦でぶつかることとなった。

2人はそれぞれ棚橋、ザックをセコンドに連れ登場。開始早々、場外乱闘に発展し、タイチは電源コードの束を飯伏に巻き付け、「殺してやる」と言いながら締めあげた。カウント19で何とかリングに戻った飯伏はラストライドやパイルドライバーで勝利を狙うが、決まらない。セコンドの棚橋、ザックが場外でもみ合う間、タイチはレフェリーの目を盗み、昨年引退した飯塚高史から引き継いだ金属製の武器、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルを手に装着。それを飯伏の頭部に突き刺しダメージを与え、そのままブラック・メフィストで、3カウントを奪った。

試合後、タイチは「新日本プロレスよ、文句あるか。結果出してやったぞ。ダメ押しの2勝目だ」と豪語。棚橋、飯伏を倒したことで、文句なしにIWGPタッグに挑戦できると会社に主張した。

2日の準々決勝では、元全日本の同じルーツを持つSANADAと対戦する。

飯伏(手前)に攻撃するタイチ。後方は飯伏のセコンドにつく棚橋(撮影・江口和貴)
飯伏(左)にキックを見舞うタイチ。右は飯伏のセコンドにつく棚橋(撮影・江口和貴)

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EVIL8強入りV宣言!金的→EVILで後藤下す

後藤(左)に急所攻撃するEVIL(撮影・江口和貴)

<新日本プロレス:「NEW JAPAN CUP 2020」>◇2回戦4試合◇1日◇会場非公開

32人が出場するシングルトーナメント「ニュージャパン杯」の2回戦4試合が行われ、EVILが後藤洋央紀(41)を下し、8強入りした。

互角の力勝負の後、巧みに勝利をもぎとった。後藤の必殺技GTRをよけたEVILは、後藤を海野レフェリーに当たるように突き飛ばす。そこから相手の振り向きざまに合わせラリアットをさく裂。さらにマットに倒れた後藤の両脚を持ち上げ、股間に足を押しつける異例の金的攻撃。痛みでふらつきながら立ち上がる後藤にEVILを決め、勝利を決めた。

「このトーナメントは俺がナンバーワンだということを証明するためのものだ。新しい新日本の頂点に君臨するのはこの俺だ。よく、おぼえとけ」と6月23日の1回戦に続き、力強く優勝宣言した。

2日の準々決勝のカードは、オカダ・カズチカ対石森太二、石井智宏対高橋ヒロム、SANADA対タイチ、YOSHI-HASHI-EVILに決定。7月11日の大阪城ホール大会で決勝が行われ、優勝者は翌12日にIWGPヘビー、同インターコンチネンタル王者内藤哲也(38)とタイトルをかけて戦う。

後藤(左)に急所攻撃したEVIL(撮影・江口和貴)
後藤(左)にEVILを決めるEVIL(撮影・江口和貴)
後藤を破ったEVIL(撮影・江口和貴)

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