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プロレスニュース

王者潮崎豪「アイアムノア!」無観客試合で初防衛

潮崎豪(2018年6月10日撮影)

プロレスリング・ノアが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて後楽園ホールで無観客試合を行い、メインのGHCヘビー級選手権では王者潮崎豪(38)が藤田和之(49)を下し、初防衛に成功した。

異例のタイトル戦となった。観客がいない静寂の会場。2人はゴングが鳴ると、距離を置いたままにらみ合う。そのまま、30分も緊迫状態が続いた。均衡を破ったのは藤田。王者潮崎をタックルで倒し、グラウンド戦に持ち込む。なかなか落とせずしびれを切らし、今度は場外へ。消毒液を口に含み潮崎に吹きかけ、だれもいない客席から入り口ロビー、さらにその先のエレベーター、バルコニーへと連れ回した。

リングに戻っても、藤田の攻撃は続くが、残り10分で王者潮崎も反撃に転じる。得意の逆水平連打、豪腕ラリアットで流れを引き寄せ、最後は再び豪腕ラリアットを3発打ち込み3カウントを奪取。試合時間残り3分を切った57分47秒で死闘を制した。

本来なら3月8日の横浜文化体育館でタイトル戦を行うはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でこの日の後楽園ホール大会へ延期。さらに都の自粛要望を受け、無観客となった。試合の模様は同じサイバーエージェントを親会社に持つDDTの動画サイト、専門チャンネルサムライTVで生中継された。勝利した潮崎は、「画面の向こう側にいるホーミーズ(仲間)たち、ひとつだけ言わせてくれ、アイアムノア!」と話して、異例の試合を締めくくった。

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仙女15歳愛海“一本”宣言「日本一のレスラーに」

ジュニアベルトを掲げる愛海(撮影・山田愛斗)

プロレス番組を毎日のように見ていたオタク少女が、センダイガールズプロレスリング(仙女)第5代ジュニア王者まで上り詰めた。“中学生レスラー”の愛称で親しまれている愛海(15)は、中学を今月卒業。「(学業との)両立は今でも難しくて、高校ではもっと難しくなると考えたら、自分が好きな道を選んだ方がいい」。進学せずレスラー一本で勝負していく。

プロレスとの出会いは、初めて観戦に訪れた2歳のとき。以降、小3まで住んでいた大阪で何度も会場に通った。親の転勤があり小4で仙台へ引っ越し。仙女を見るようになり「女性でこんなに強い選手がいるのかと思い、憧れというか、こういう選手になりたい」と職業として意識し始めた。レスリング経験が少しある程度で、スポーツとは無縁だった。それでも選手がロープワークやマット運動を一般人に指導する「仙女サークル」で腕を磨き、徐々に頭角を現すと、プロ練習にも参加。小6でプレデビューを果たした。

12歳11カ月、中1で臨んだプロ初戦は、経験豊富なジャガー横田に屈して黒星スタート。「偉大な選手が相手でドキドキしていた。試合が始まったら目つきが変わってすごく怖かったが、『やってやるぞ』という気持ちだった。緊張してできない部分もあったけど、得意技のドロップキックを何発も打てたのは良かった」と振り返った。

昨年10月、神童ミコトに勝利し、プロ3年目で初めてベルトを巻いた。「何度も対戦し、バチバチのライバル関係もあったので楽しかった。ベルトを獲得したときは声援も大きくてうれしかった」。そして1、2月と2度防衛。次の防衛戦は未定だが「日本一の女子プロレスラーになりたい」。最強への道をコツコツ歩んでいく。【山田愛斗】

◆愛海(まなみ)2004年(平16)8月10日生まれ、大阪府出身。17年7月にプロデビュー。第5代センダイガールズワールドジュニアチャンピオン。得意技はドロップキック、羽根折り首固め。趣味は犬猫の動画を見ることや散歩。興味のあるスポーツは立ち技格闘技のK-1で、同じ大阪出身の皇治のファン。160センチ、57キロ。

ジュニアベルトを掲げる愛海(撮影・山田愛斗)

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5冠諏訪魔の野望「どーんとハマスタでやりたい」

3冠ヘビー級7度目の戴冠を果たした諏訪魔(2020年3月23日撮影)

全日本プロレスの23日の後楽園大会で3冠ヘビー級王者に2年5カ月ぶり7度目の返り咲きを果たした諏訪魔(43)が24日、横浜市内の全日本プロレス道場で一夜明け会見を行った。

前日に前王者宮原健斗(31)と30分超戦った諏訪魔は「夜も全然眠れなかったし、少し寝て起きても体が痛かった。大仕事をしたという感じ」と勝利の価値を実感。「これから全日本の象徴としてやっていかなきゃいけない。責任感が出てきた」と気を引き締めた。

3冠王者として「どんどんスキャンダラスにいく」。まず掲げたのが横浜スタジアムでの興行だ。「このご時世だから、これからどんどん屋外でプロレスやるのもいい。横浜スタジアムでやりてぇなんて思うよね」。諏訪魔は過去に自ら企画して寺や自動車教習所など、さまざまな場所で野外プロレスを行ってきたが、スタジアム級規模での経験は無し。今年から副社長となった五十嵐聡氏は元プロ野球DeNAの企画、演出の担当者。太いパイプがあるため、実現も夢ではない。

「(3月29日に)小田原城でやる予定だったが、それもコロナの影響で中止になってしまった。だからこそ、どーんとハマスタでやりたいよね」。188センチ、120キロの巨体、世界タッグと合わせた5冠保持者にふさわしいビッグな興行を目指す。

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諏訪魔が宮原健斗下し5冠「マスク越しの声援貴重」

3冠ヘビー級7度目の戴冠を果たした諏訪魔(撮影・高場泉穂)

<全日本:後楽園大会>◇23日◇東京・後楽園ホール

全日本プロレスの後楽園大会で3冠ヘビー級選手権が行われ、挑戦者諏訪魔(43)が王者宮原健斗(30)の史上最多11度目の防衛を阻止し、新王者となった。

体力を削り合う30分超の戦いの末、ドロップキックから岩石落とし固めに持ち込み勝利。自身が持つ最多戴冠記録を7に伸ばし、会場に集まった1213人を熱狂させた。これで既に保持している世界タッグのベルトと合わせ5冠を達成。マスク姿の観客とともに「全盛期だ、オイ!」の大合唱で締めた。

新型コロナウイルスの影響により、約1カ月ぶりの興行再開。観客にマスク着用や手指消毒を求めるほか、非常口を開けた換気をし、紙テープを投げる応援を禁じるなど通常とは違う雰囲気の中で行われた。諏訪魔は「(客は)マスクで声は出にくくなる。それでもプロレスを見たいと思うファンの期待に応えるしかない」。さらに「マスク越しの声援で貴重なこと。でも気持ちは今日が1番最高だったんじゃないかな」と特殊な状況で強敵宮原に勝った喜びをかみしめた。

3冠ヘビー級7度目の戴冠を果たし、「全盛期だ、オイ!」のかけ声で締めた諏訪魔(撮影・高場泉穂)

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新日が新たに2大会の中止発表、4月以降の開催未定

新日本プロレスは23日、31日の両国国技館、4月11日相模原の2大会を中止すると公式ホームページで発表した。

既に2月26日に発表された新型コロナウイルス感染拡大による政府からのイベント中止・延期要請を受け、3月1日から21日までの16大会を中止していたが、中止期間を延長した。

4月12日以降の大会開催については未定。新日本は、大会を開催できない代わりに、「新日本Togetherプロジェクト」と題し、動画サービス「新日本プロレスワールド」でさまざまなコンテンツを提供している。

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なべやかん「ダンカンプロレス軍団をぶっつぶす!」

ベストボディ・ジャパンプロレスリングの会見に出席した、左からなべやかん、谷口智一CEO、竹林早苗

お笑いタレントでプロレスラーの、なべやかん(49)が23日、都内で行われた「ベストボディ・ジャパンプロレスリング」の27日の興行「マーチナイト」(東京・新木場1stリング、午後7時)の発表会見に出席した。

新型コロナウイルス渦で興行の中止が相次ぐ中での開催に、自らもセミファイナルに出場する谷口智一ベストボディ・ジャパンプロレスリングCEO(41)は「今回の騒動でイベント自粛の中、中止、延期も検討しましたが、健康美を打ち出している団体として、健康に元気を旗印にして興行をやります。コロナで沈んでいるからこそ、元気づけたい」と話した。

コロナ対策として「観客はマスク着用で、ない人には配布も考えている。入場時にアルコール消毒、体温チェックをして37度5分以上の人は入れずに、返金させていただく。座席も、リングから離して、試合ごとに換気して、空気を入れ替えます。現在、準備を進めています」と説明した。

やかんはメインイベントのBBW世界スーパーボディ級選手権に出場。同級王者の竹林早苗と大鷲透、伊橋剛太と組んで、ダンカンプロレス軍団のベストボディ・ベイダー、諸橋晴也、大石真翔、山中絵里奈と4対4で戦う。誰が誰をフォールしても、フォールを奪った者が新王者という特別ルールで行われる。

やかんは「ダンカンプロレス軍団という小ざかしい軍団と対抗する。とにかく相手を倒し、ベルトを取れたら。早苗さんが防衛できたらいいけど、自分もベルトをほしい気持ちがある。今、言えるのは、とにかくダンカンプロレス軍団をぶっつぶす! ということです」と話した。

当日は父親のタレントなべおさみ(80)の来場も期待されるが、やかんは「高齢ですからね。(コロナに)感染したらかえって迷惑をかけるので、それはないです」。

父のなべおさみに関しては昨年、競泳の池江璃花子選手(19)が白血病で闘病中に、手かざしで治療したなどと一部で報道されたことがある。やかんは「他で言っていることと、くっつけて報じられた。池江さんとは家族ぐるみの付き合いで、うちの実家に来たのは確かだけど、それは飼っていた秋田犬が死んで、お線香をあげに来てくれたから。それがいつの間にか、手かざししたことになってしまった。記事の通りの方が面白いのかもしれないけど、そんなわけはない」と手かざし報道を否定した。

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長州力「やる気はあるわけない」YouTube開始

長州力(2020年2月22日撮影)

元プロレスラーの長州力(68)が19日、自身のYouTubeチャンネルを開設した。

20日の第1回配信で「やる気は最初からあるわけない」などと独特の長州節でチャンネル開設の経緯を説明。一部で心配されていた滑舌も、字幕付きでほぼ完全再現された。それでも一部は聞き取れなかったのか、なぞの字幕が出された。

“ハッシュドタグ”“井長州力”など数々の珍ツイートでバズり続ける長州。第2、3回目は現在WWEで活躍する中邑真輔との対談。第4回以降は長州軍団(長州と他3人)による沖縄珍道中を予定している。

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DDT25日ぶり興行「葛藤も再開選んだ」高木社長

DDT旗揚げ23周年記念大会メインのKO-D無差別級選手権で勝利した王者田中将斗(右)と敗れた挑戦者竹下幸之介は握手(撮影・高場泉穂)

<DDT:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

プロレス団体DDTが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で自粛していた興行を2月24日の名古屋大会以来、25日ぶりに後楽園ホールで再開した。

再開にあたり、DDTは公式ホームページを通じて、高齢者、基礎疾患患者、妊婦や37度5度分以上の発熱など体調の優れない人へ来場を控えるよう呼びかけ。また、当日来場した観客、選手、スタッフ、報道関係者全員に検温と手の消毒を実施。37度5分未満のみ入場可能とした。

メインのKO-D無差別級選手権では、王者田中将斗(47=ゼロワン)に、幼少期から田中に憧れ続けてきた竹下幸之介(24)が挑戦。投げ技、張り手、エルボーと荒々しいパワー勝負に会場が何度も沸いた。最後は田中が竹下のエルボーを、強烈なローリング・エルボーバットで返し、倒れた竹下から3カウント奪取。2度目の防衛を果たした。

田中がマイクで「今のご時世でDDTの大会がとび、みなさんも来られなかった大会があったと思う。でもきょうの戦いを見て、そのフラストレーションは飛びましたよね?」と客席に呼びかけると、拍手と歓声が。さらに、「この状況であなたとやれて幸せでした」と23歳下の竹下と固く握手。互いに再戦を希望した。

観衆は916人。旗揚げ23周年記念日とあり好カードを並べたが、満員には届かなかった。大会後、高木三四郎社長(50)は19日に新たに政府の専門家会議からの大規模イベントへの注意喚起が出たことで「自分の中で葛藤があった」と明かした。さらにカナダの有名サーカス団体「シルク・ドゥ・ソレイユ」のダンサー、スタッフの約95%が解雇されたニュースにも触れ、「これ以上続くと我々もそうなる。葛藤しながらも、再開するという道を選んだ」と理由を説明した。海外における感染拡大と渡航制限により、4、5月に予定していた外国人選手の参戦が白紙になるなど影響は大きい。それでも高木社長は「明るく前を向いてやっていきたい」と笑顔で結んだ。【高場泉穂】

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谷津嘉章が復活生報告「義足でもやるところをぜひ」

DDT後楽園大会でプロレス復帰を報告する谷津嘉章

<DDT:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

義足レスラーとして、6月7日のDDTビッグマッチ「Wrestle Peter Pan2020」(さいたまスーパーアリーナ)で復帰する谷津嘉章(63)が、DDT後楽園大会でファンに生報告した。

リング上で「何回もアプローチして、ようやく了承してもらいました。義足でもやるんだというところをぜひ見せたいと思います。オリャ!」とあいさつし、大歓声を浴びた。

谷津は昨年6月に糖尿病の悪化で右足を切断。懸命なリハビリを続け、いまはリング上で動けるまでに回復。義足メーカー特注のプロレス専用義足で6月の復帰戦に向け、練習を続けている。

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リアルジャパン会長、コロナを「けさで持ち帰る」

リアルジャパン新間寿会長(2020年2月26日撮影)

<リアルジャパン:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

リアルジャパンプロレスの旗揚げ15周年記念第1弾大会が行われ、かつて猪木対アリの異種格闘技戦を実現させ、昭和プロレスの“過激な仕掛け人”と呼ばれた新間寿会長(84)が試合の合間にリング上であいさつ。

「プロレスで力を結集してコロナに勝とうじゃありませんか」とほえた。

新間氏は2月26日、都内で行われた会見で「どんなことがあっても興行はやります!コロナウイルスなんかふっとばす!大和魂ここにあり!」などと宣言し、賛否両論を呼んでいた。

この日はインドの仏教の聖地ブッタガヤから送られてきた黄色のけさを着用。「きょうここに、もし浮遊しているコロナウイルスがあるなら、このけさでもってすべて持ち帰ります!」と力強く話した。

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闘病の佐山サトル来場できず、観客ら大合唱でエール

初代タイガーマスクの佐山サトル(2018年9月20日撮影)

<リアルジャパン:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

リアルジャパンプロレスの旗揚げ15周年記念第1弾大会が行われ、主宰の初代タイガーマスク、佐山サトル(62)は原因不明の病気のため来場できなかった。

佐山は15年5月に心臓の手術を受け、いったん復帰したものの16年12月の試合を最後に長期欠場。現在は歩行困難などの症状があり、パーキンソン病の疑いで検査を重ねている。

試合前には平井丈雅社長がリングにあがり、佐山の状況を説明した。平井社長は佐山本人、医師、新間寿会長と話し合った上で来場を踏みとどまらせたと説明。「みなさんが待ち望んでいる佐山がここに来るために、きょうお休みとさせていただきました。申し訳ございません!」と声を張り上げ、頭を深々と下げた。

さらに、前日18日に電話で話した佐山から預かった言葉を披露。「この情勢の中で会場に来ていただいている1人1人は戦友であり、同士。ここに来ていただけなかった方にも自分と一緒に歩んでいただいている方がたくさんいる。その方たちの思いとともに自分は必ずリングに戻ってくる。それをみなさまに伝えてほしい!そうおっしゃっていました」と最後は絶叫しながら初代虎の思いを伝えた。

試合の合間には、会場全体で「ゆけ!タイガーマスク」を大合唱。闘病中の佐山へエールを送った。

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WWEレッスルマニアが異例の無観客2日連続開催

WWEのレッスルマニアは4月4、5日と史上初の2日間開催となった(C)2020WWE,Inc.AllRightsReserved

米プロレス団体WWEは18日、年間最大興行「レッスルマニア36」を4月4日(日本時間5日)、5日(同6日)の2日間で開催すると発表した。

16日に発表した通り、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、フロリダ州タンパで予定されていた試合は同州オーランドにあるパフォーマンスセンターでの無観客試合に変更。無観客試合に続き、2日連続開催も史上初で異例の大会となる。

また、NFLスーパーボウルでニューイングランド・ペイトリオッツを3度優勝に導いたロブ・グロンコウスキー(30)がホストに就任することも発表された。試合は、配信サービスWWEネットワークで全世界に配信される。

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“ハッシュドタグ”長州力YouTubeで自分探す

長州力(2020年2月22日撮影)

“ハッシュドタグ”“井長州力”など数々の珍ツイートでバズり続ける元プロレスラーの長州力(68)が19日、自身のYouTubeチャンネルを開設した。

長州は所属会社を通じコメントを発表。「ブログは気楽にできて良かったですが、Twitterやりはじめてからもうわけがわからなくなりました。一体自分がどこに向かっているのか…。インターネットは怖いですね。なんだか闇の世界に引きずり込まれていくんじゃないかと不安しかありません。この僕のYouTubeも面白いものになるのかさっぱりわかりません。冗談ではなく今は自分探しをしたいです。そっとしておいてもらいたい。ただそれだけです」と独特の表現で思いをつづった。

20日午後8時に配信される第1回はチャンネル開設の決意表明、第2、3回目は現在WWEで活躍する中邑真輔との対談。第4回以降は長州軍団(長州と他3人)による沖縄珍道中を予定している。

「リキチャンネル井長州力」https://www.youtube.com/channel/UCcjEXmMRb28ehKVy6viJLNA

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谷津嘉章 義足レスラーで復帰「冒険心が生まれた」

義足プロレスラーとして6月7日DDTビッグマッチで復帰することが決まった谷津嘉章。会見後にプロレス用の義足を持ち、ファイティングポーズ

「義足プロレスラー」の誕生だ。昨年6月に糖尿病の悪化で右足を切断したプロレスラー谷津嘉章(63)が18日都内で会見に臨み、6月7日さいたまスーパーアリーナで行われるDDTビッグマッチ「Wrestle Peter Pan2020」での復帰を発表した。谷津は「足をなくした時はこういう場が来るとは思わなかった」と喜びを語った。

谷津はレスリングで76年モントリオールオリンピック(五輪)8位、80年モスクワ五輪は金メダル候補ながら日本のボイコットにより不参加。その後プロレスラーに転向し、さまざまな団体を渡り歩き、長州力、ジャンボ鶴田のパートナーとして活躍した。10年引退するも、15年に復帰。昨年春からDDTに参戦していた。だが、糖尿病による壊疽(えそ)で昨年6月に右足下を切断。手術後は「目標がなくなった」といったん喪失感に見舞われたが、東京五輪聖火リレー走者の依頼を受け、走るという新たな目標に向かって、リハビリに専念。そのうち、「やればやるほど、鍛えれば鍛えるほど、もっともっととわがままな気持ち、冒険心が生まれた」とプロレスへの思いもよみがえった。

プロフェッショナルが復帰を支える。今年1月、DDT高木三四郎社長の紹介で義肢装具業界のリーディングカンパニーである川村義肢の川村慶社長と面会。日本初のプロレス用義足を開発してもらい、今回の復帰がかなった。特注義足の重さは約2・2キロ。プロレスの動きに合わせ、ひねりやクッション性にこだわり、今も改良が続けられている。既に谷津は義足をつけてリング上で動いており、会見ではロープワークや、監獄固めなど技をかける動画も披露された。驚異的な回復ぶりに、川村社長は「アスリートだと思いました。義足をつけて、すぐぴょんぴょんできるのは天性のもの」と谷津の運動能力の高さと努力をたたえた。

6月のカードは未定。谷津は「障がい者、ハンディがあるから、また年下だから遠慮しがちですが、遠慮すると谷津のためにならないし、お客さんにも伝わる。遠慮するなよ」と真剣勝負を求めた。

20日のDDT後楽園大会では、リングに上がり復帰を報告する。

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水の代わりに消毒液まき散らす 大日本25周年大会

アブドーラ・小林に勝利した伊東は割れた蛍光灯だらけのリングでポーズを決める(撮影・足立雅史)

〈大日本:旗揚げ25周年記念大会〉◇16日◇神奈川・横浜文化体育館

大日本プロレスが16日、横浜文化体育館で旗揚げ25周年記念大会を行った。新型コロナウイルス感染拡大の影響でスポーツイベント自粛の波が広がる中、同団体は「止まったらつぶれてしまう」(団体スタッフ)という経済的事情から、2月末に政府が自粛要請を出した後も興行を継続。ちょうど旗揚げ25年目となるこの日も決行した。

同団体は、観戦を控える人のため2月24日から3月21日までの6大会チケットを払い戻しではなく、年内興行試合への振替で対応。この日までに約150件ほどの申請があった。この日の入りは通常の同会場より数百人少ない1085人。

感染予防のため、来場者や報道陣にマスク着用を求めるほか、入場時にはスタッフが1人1人に手の消毒を施した。通常閉めてある2階客席後方の窓も換気のために開けられ、寒風吹き込む中で試合が行われた。

第2試合の6人タッグマッチでは、常に水を使って大暴れするバラモンシュウ、ケイのバラモン兄弟がマスク着用で自粛モード。口から「バラモン水」を噴射しない代わりに、手に持った消毒液を客に向かってまき散らした。

メインのデスマッチヘビー級選手権では、王者アブドーラ・小林(43)に伊東竜二(43)が挑戦。用意された蛍光灯316本をふんだんに使いながら流血戦を展開。リングに大量の破片が散らばる中、最後は、伊東が寝かせた小林の上に蛍光灯の束をのせ、その上にコーナーからドラゴンスプラッシュを決め、3カウント奪取。3年8カ月ぶり、7度目の戴冠を果たした。

思わぬ状況で訪れた記念日。デビュー20周年イヤーでもある伊東はマイクで複雑な思いを語った。「たくさんのご来場ありがとうございます。いま世の中が大変なことになっています。きょうもゴングが鳴るまで不安でいっぱいでした。きょう来ないという選択をした人もいると思います。それも勇気のある決断。きょう会場に来た方も勇気のある決断」と、ファンそれぞれの思いに感謝した。

大日本は現在自社トラック3台が故障。買い直す資金がなく2月に募金を始めたばかりだった。そこにコロナウイルス感染拡大が重なり、団体存続の危機を迎えている。伊東は「プロレスを見て、免疫力をつけましょう!自粛、自粛でストレスためてる暇ないでしょ!」と観客を元気づけ、さらに「大日本はいま最大の危機を迎えています。それを乗り越えていくためにも自分はがんばる。みなさんの力が必要です」と呼びかけた。

アブドーラ・小林(左)に蛍光灯を激しく投げつける伊東(撮影・足立雅史)

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大日本プロレス「ただでさえ危機」記念大会を決行

マスク姿で試合を見つめるファン(撮影・足立雅史)

大日本プロレスが16日、横浜文化体育館で旗揚げ25周年記念大会を行った。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でスポーツイベント自粛の波が広がる中、同団体は「止まったらつぶれてしまう」(団体スタッフ)という経済的事情から、2月末に政府が自粛要請を出した後も興行を継続。ちょうど旗揚げ25年となるこの日も決行した。

観衆は通常の同会場での入りより数百人少ない1025人。感染予防のため来場者にマスク着用を求めるほか入場時にはスタッフが1人1人に手の消毒を施した。2階窓も換気のために開けられ、寒風吹き込む中で試合が行われた。

メインのデスマッチヘビー級選手権では、王者アブドーラ・小林(43)に伊東竜二(43)が挑戦。蛍光灯316本を使った激しい攻防の末、伊東がドラゴンスプラッシュで勝利し、7度目の王座に返り咲いた。伊東は来場者に「プロレスを見て、免疫力をつけましょう! 自粛、自粛でストレスためてる暇ないでしょ!」と元気づけ、さらに「今、大日本プロレスは最大の危機を迎えています。みなさんの力が必要です」と呼びかけた。

大日本は現在自社トラック3台が故障して買い直しが必要な状態。その上で新型コロナウイルスによる集客不足の危機が重なった。伊東は「大日本はただでさえ危機の状態なのに、でかい波が来た。何とかこれを乗り越えなければ」と前を向いた。【高場泉穂】

コーナーポストから水素水をまくバラモン・ケイ(撮影・足立雅史)
場内のガチャガチャの横にも消毒液が置かれた(撮影・足立雅史)

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ライガーWWE殿堂入り「なんでボクなんでしょう」

引退式を終えた獣神サンダー・ライガーは歓声に応えながら引き揚げる(2020年1月6日撮影)

今年1月の東京ドーム大会で引退した新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーが米団体WWE名誉殿堂「ホール・オブ・フェーム」入りすることがWWE、新日本プロレス両団体から発表された。

日本人選手としては、10年のアントニオ猪木、15年の藤波辰爾に続く3人目の快挙。レガシー部門では力道山、ヒロ・マツダ、新間寿氏も受賞している。ライガーは「新日ジュニアの象徴」として国内外で活躍。世界中で高い知名度と人気、長きに渡る功績により、今回の殿堂入りが決定した。

受賞を受けて、ライガーは「いやー、びっくりしましたね!『なんでボクなんでしょうか?』という気持ちです」と驚きのコメントを発表。「本当にもったいないような大きな賞を頂いて感動してますし、緊張してますし。そういう名に恥じない、これからもレスラーとしての獣神サンダー・ライガーという名前は付いてまわりますので、キチッとしていきたいなと思います。襟を正すっていう形でね」と名誉ある賞に気を引き締めた。

殿堂入りセレモニーは、4月2日(日本時間3日)にフロリダ州タンパベイのアマリー・アリーナで行われる。

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大日本プロレス、コロナ対策講じ今日記念大会実施へ

大日本プロレスのグレート小鹿会長

大日本プロレス(グレート小鹿会長)は16日の旗揚げ25周年のメモリアル大会となる横浜文化体育館大会を、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じた上で、予定通り開催することを15日にホームページで発表した。一方、同大会の観戦チケットの他大会への振り替えも実施する。

体調不良、せき、発熱(37・5度以上)のある場合は観戦を控えるように呼び掛け、会場入り口、ロビー内、アリーナ入り口には消毒用アルコールを設置して来場者への利用を強く推奨、来場者マスク着用も周知する。

また選手への握手や接触は不可とし、恒例のフランクフルトの販売も中止。さらに会場ロビー、1階アリーナ内は終日換気のため扉を開け、会場内の窓も定期的に開けて換気をする。

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引退の獣神サンダー・ライガーがYouTuberに

引退試合を終えた獣神サンダー・ライガー(2020年1月5日撮影)

今年1月の新日本プロレス東京ドーム大会を最後に現役引退した獣神サンダー・ライガーが14日、YouTubeチャンネルを開設した。

ライガーは新日本を通じ、「このたび、YouTubeデビューしました獣神サンダー・ライガーです! プロレスラーでは初の登録者100万人を目指して、いろいろなことにチャレンジしていきますので、みなさん是非よろしくお願いいたします!」とコメントした。

獣神サンダー・ライガー(2015年2月14日撮影)

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DDTグループ「活力にして」20大会動画無料公開

HARASHIMA(2018年3月15日撮影)

DDT、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスのDDTグループ3団体は10日、新型コロナウイルス感染拡大予防にともなうイベント自粛要請、休校要請などの状況を受け、過去20大会の動画を無料公開すると発表した。11日から31日まで同グループの動画サービス「DDT UNIVERSE」で順次公開する。

各団体の選手もコメントを発表。DDTのHARASHIMAは「楽しんで、笑って、元気を与えられたらいいな。良かったら観てみてね!」。東京女子の坂崎ユカは「会場で会えなくてさみしい気持ちだけど、みんな想っている事は一緒だよ! 私たちの試合映像を見て少しでも気持ちが明るくなってくれたら私たちもうれしいです」。ガンバレ☆プロレスの今成夢人(34)は「期間限定ではありますが、僕たちの興行を見て楽しんでいただき、明日への活力にしていただければ幸いです」と視聴を呼びかけた。

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