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プロレスニュース

【新日本】オカダ・カズチカ、海野翔太へ格の違い見せ初防衛「たくさんかみついてこいよ」

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカが、海野翔太に格の違いを見せつけた。オカダは棚橋弘至&石井智宏とNEVER無差別級6人タッグ王者として、ジョン・モクスリー、クラウディオ・カスタニョーリ、海野翔太の挑戦を受けた。試合はオカダが海野からレインメーカーからの体固めで3カウントを奪い、見事に初防衛に成功した。

かねて海野から挑戦を求められていたオカダ。試合終盤で対峙(たいじ)すると、海野を小ばかにするように、ビンタの応酬を食らわせた。すると、海野からオカダの代名詞・ドロップキックを食らわされた。さらにカスタニョーリの人間風車こと、ジャイアントスイングを20回も食らい、フラフラの状態に。ピンチかと思いきや、海野へドロップキックをお返し。そして棚橋&石井と3人で合体式のDDT。最後は伝家の宝刀レインメーカーで沈めた。

試合後、オカダは「(海野)翔太、分かるだろ? テメーだぞ、ダメなところは。でも俺は優しいから、たくさんかみついてこいよ。あんなビッグネーム2人頼らなくていいぐらいのレスラーに俺がしっかりしてやるから、かかってきなさい」と、今後も海野の挑戦を受け止める姿勢を示した。

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(左)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 勝利した左から石井智宏、棚橋弘至、ひとりおいてオカダ・カズチカ組(撮影・清水貴仁)

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【新日本】IWGP世界ヘビー級王者SANADA、謎の男・辻陽太からV2「辻。またやろうぜ」

SANADA対辻陽太 2度目の防衛を果たしたSANADA(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス…「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

IWGP世界ヘビー級王者のJust 5 GuysのSANADAが、2度目の防衛に成功した。

海外遠征から凱旋(がいせん)帰国初戦を迎えた挑戦者・辻陽太(29)に貫禄を見せつけた。試合冒頭に警戒していた辻のスピアーで吹き飛ばされたが、その後は相手の必殺技を見事に封じた。ドロップキックで反撃に転じると、シャイニングウィザードからのデッドフォールで3カウントを奪った。

謎の男に強さを誇示した。SANADAは5・3福岡国際センター大会で、IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムを下し、IWGP世界ヘビー級王座の初防衛に成功。その試合後に、海外に武者修行中だった辻が電撃登場。アメフト仕込みのスピアーで、SANADAに“奇襲”し、ノックダウンさせた。

ただ、SANADAに焦りはなかった。今回のIWGP世界戦を前に、前哨戦は設けられず、辻の最新情報は秘められたままだったが、前日3日の調印式で「1回も顔を出さなかった方が大物感あっていいのかなと思っております」と意に介すことはなかった。試合後には「辻。また、これから実績を残して、ロスインゴ盛り上げてもらって、いつでも挑戦待ってるよ。またやろうぜ」と余裕さえ感じさせ、見事にV2を達成した。

SANADA対辻陽太 攻撃を決めるSANADA(右)(撮影・清水貴仁)
SANADA対辻陽太 攻撃を決めるSANADA(奥)(撮影・清水貴仁)
SANADA対辻陽太 気合いを入れるSANADA(右)(撮影・清水貴仁)

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【新日本】謎の男・辻陽太、敗戦もインパクト抜群のスピアーにムーンサルトプレスも披露

SANADA対辻陽太 SANADA(左)を攻め立てる辻(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

謎の男・辻陽太(29)が、その怪物ぶりを見せつけた。凱旋(がいせん)帰国直後の試合で、IWGP世界ヘビー級王者のSANADA(35)に挑戦。試合序盤にいきなりのスピアー。アメフト仕込みの強靱(きょうじん)なタックルで、SANADAを吹っ飛ばした。

ムーンサルトプレスも披露するなど、ポテンシャルの高さを見せつけた。試合には敗れたが、インパクトは抜群だった。

異例の挑戦だった。辻は海外に武者修行中だった。帰国直後に、団体の最高峰のベルトに挑むのは12年2月12日のオカダ・カズチカ以来、11年ぶり。オカダが、棚橋弘至に勝利した「レインメーカーショック」ぶりの出来事だった。オカダ以来の戴冠は逃したが、冒頭のスピアーといい、辻のスケールの大きさは本物だった。

辻は19年4月13日の茨城大会で、プロ初勝利。そして21年8月1日に行われた後楽園ホール大会の壮行試合の内藤哲也戦を最後に、海外へと鍛錬の日々に向かった。英国、メキシコで経験地を積み、約2年ぶりに日本へ帰ってきた。

5月3日の福岡国際センター大会で電撃登場。そして、内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の代名詞・胸を2回たたくポーズを披露した。すると、前日3日の調印式で、SANADAと辻の記者会見後に、LIJの面々が登場し、ここで辻が加入表明。差し出されたLIJのTシャツを受け取り、5人と拳を合わせた。

突然の帰国、そしてLIJへの電撃加入、そして、IWGP世界ヘビー級王座への挑戦…。謎の男の勢いは、止まらなそうだ。

SANADA対辻陽太 SANADA(上)を攻め立てる辻(撮影・清水貴仁)

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【新日本】AEWブライアン・ダニエルソン、オカダ・カズチカへ「カネの雨はもう降らない」

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 勝利した左から石井智宏、棚橋弘至、ひとりおいてオカダ・カズチカ組(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカが、元WWEヘビー級王者ダニエル・ブライアンことAEW(オール・エリート・レスリング)所属のブライアン・ダニエルソンから対戦を要求された。NEVER無差別級6人タッグ王者のオカダは棚橋弘至&石井智宏と、挑戦者のジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリ&海野翔太に勝利し、初防衛に成功。その試合直後だった。モクスリーがマイクを持つと「この男の声を聞け!」と言い、同時にVTR映像が流れた。

モニターに映し出された映像には、砂漠の中で、怪しげな雰囲気を醸し出す男が…。ブライアン・ダニエルソンの表情がくっきりと、会場からもファンの興奮の声がもれた。「オカダ、俺と戦いたいんだろう? カネの雨はもう降らない」と言うと、さらに会場のボルテージが上がった。オカダは「ダニエルソン、お前と同じリングに上がってやるよ、コノヤロー。砂漠だかなんだか知らないけど、しっかりとカネの雨を降らせて、そのひからびた砂漠に雨を降らせてやる」と受諾したことで、ビッグマッチが決定した。

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)

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【新日本】IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムが自己最多5度目防衛で歓喜の雄たけび

高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃する高橋(左)(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス…「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが、自己最多の5度目の防衛に成功した。

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」初優勝を果たしたマスター・ワトを挑戦者に迎えた一戦を制し、「ジュニアの新しい扉はとっくに開いている。その先にいるのが俺だ!」と歓喜の雄たけびを上げた。

ヒロムの貫禄勝ちだった。場外でミサイルキックをかまし、花道でブレーンバスターと、序盤からダメージを蓄積させた。最後はTIME BOMB、ヒロムちゃんボンバー、TIME BOMB2とたたみかけ、地元・大阪のワトから3カウントを奪った。

5月28日の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」決勝戦(大田区総合体育館)で、頂点にたどり着いたワトは「覇者として、あなたの持つIWGPジュニアヘビー級王座挑戦させてください。場所も決まっている」と対戦を要求していた。ヒロムも「ジュニアの新しい扉、開いたね。でも、どんな扉をあけようが、そこに待っているのはこの俺だ。お前の挑戦喜んで受け止めます」と快諾していた。ヒロムは3連覇中だったベスト-は予選敗退。4連覇こそ逃したが、IWGPジュニアヘビー級王者としての意地を見せつけた。

高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃する高橋(奥)(撮影・清水貴仁)
高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃する高橋(上)(撮影・清水貴仁)
高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃するマスター・ワト(右)(撮影・清水貴仁)
高橋ヒロム対マスター・ワト 攻撃するマスター・ワト(右)(撮影・清水貴仁)

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【新日本】因縁のバレットクラブ新旧リーダー対決は、新生BCデビッド・フィンレーに軍配

エル・ファンタズモ対デビッド・フィンレー 勝利するデビッド・フィンレー(上)(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

極悪集団BULLET CLUB(バレットクラブ、BC)の新リーダーのデビッド・フィンレーが、BCの旧リーダーのエル・ファンタズモから勝利を奪い、NEVER無差別級王座を初防衛した。フィンレーは場外攻撃で、ファンタズモにパワーボム。後ろにあったテーブルを破壊した。リングに戻してからも、パワーボムをかまし、ファンタズモの息の根を止めた。

“因縁”の2人だった。BCでは、かつてのリーダーのジェイ・ホワイトが新日本を追放される事件が起きた。その後、3月にBCへ新加入したフィンレーが新リーダーに就任していたが、これを良く思っていないファンタズモが自身がリーダーだと発表。そんな中で、4月8日の両国国技館大会でBCが、ファンタズモに壮絶なリンチ攻撃を下す事件が起きていた。

ファンタズモは改心し、フィンレー、そしてBCとは完全決別。新たな道を進もうとした最中、因縁の相手を倒すことは出来なかった。反対に新生BCは、リーダーのフィンレーの下に、アレックス・コグリン、ゲイブリエル・キッドが衝撃加入。先にBC入りしたクラーク・コナーズ、ダン・モロニー、そして暗躍を続ける外道のメンバーは、リング上で高らかに笑った。

エル・ファンタズモ対デビッド・フィンレー 技を繰り出すデビッド・フィンレー(左)(撮影・清水貴仁)
エル・ファンタズモ対デビッド・フィンレー 技を繰り出すデビッド・フィンレー(右)(撮影・清水貴仁)
エル・ファンタズモ対デビッド・フィンレー 技を繰り出すデビッド・フィンレー(右)(撮影・清水貴仁)
エル・ファンタズモ対デビッド・フィンレー 技を繰り出すデビッド・フィンレー(左)(撮影・清水貴仁)

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【東京女子】遠藤有栖「ベルト欲しい」辰巳リカへの挑戦権かけ愛野ユキと11日シングルマッチ

東京女子プロレス両国大会 握手をして健闘を誓う合う遠藤有栖(左)と愛野ユキ(東京女子プロレス提供)

<東京女子プロレス「TJPW LIVE TOUR IN SPRING'23」>◇4日◇東京・両国KFCホール

今度は私が挑戦する。インターナショナル・プリンセス王者・辰巳リカに遠藤有栖が挑戦を表明。

先に表明していた愛野ユキに待ったをかけ、リングに上がった。「私もその青いベルトが欲しい」と割って入り、6・11後楽園大会で次期挑戦者をかけて戦うことが決まった。5月5日の後楽園大会で、普段タッグを組む鈴芽が、辰己に挑戦するも敗れた。「間近で見ていたので。それもあって次言おうと思っていた」と明かした。

この日のメインイベントで遠藤は辰己、渡辺未詩と組み、6人タッグに出場。終盤までもつれ、最後は遠藤と愛野のマッチアップ。得意のキャメルクラッチを仕掛けたが、ギブアップさせることができなかった。ならばと水車落としを放つが、切り返され、その後引き分け。バックステージでは「めちゃめちゃ悔しい」と肩を落とした。6月後楽園大会で、きっちり決着をつけた上で初ベルトに挑むつもりだ。

2人からのラブコールに辰己は「モテモテですね。私の体があいにく1つしかないので。まずは2人でバチバチやって決めてもらえれば」と余裕の表情。遠藤自身も現時点で実力差があることは分かっている。2月の後楽園大会では、宮本もかと対戦し、シングルマッチ初勝利を挙げ「自信がついた」と気合十分。辰己を苦しめながらも敗れた鈴芽の思いに応えるためにも、まずは愛野を倒して、しっかりと挑戦権を得る。

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【新日本】HOTに「帰れ」コール「宇和島の恥」SHOにYOHは「#宇わ恥」のTシャツで制裁

YOSHI-HASHI(左)と後藤洋央紀組(左)が技を決める(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

HOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー、HOT)の極悪非道の面々が、大阪をブーイングの嵐に包んだ。

HOTのEVIL&高橋裕二郎は、毘沙門のYOSHI-HASHI&後藤洋央紀と、UNITED EMPIRE(UE)のグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレと3WAYで激突。オージー・オープンが返上したIWGPタッグ王座、さらにはSTRONG無差別級タッグ王座をかけた戦いとなった。

HOTは、試合開始のゴングが鳴る前から入場時に先制攻撃するなど、やりたい放題。EVILは場外で後藤を柵へ投げ飛ばし、本部席を破壊。同席にいた渡辺リングアナまでも巻き込んだ。試合に出場していないHOTのディック東郷は、セコンドに付いているだけかと思いきや、機を見てレフェリーを襲撃。「宇和島の恥」SHOも乱入し、いつの間にかHOTは4人体勢と、むちゃくちゃ構図となった。

もちろん、これにはファンも黙っていられなかった。ディック東郷、SHOの反則が飛び出す度に大きなブーイング、そして「帰れ」コールが起きた。そんな中、毘沙門が属するCHAOSのYOHが、「#宇わ恥」のTシャツを着た状態でリングイン。スケボー片手に、かつて「ロッポンギ3K」で同盟を組んでいたSHOに制裁を下すと、客席からは拍手が起きた。

とは言え、HOTの横暴もここまで。ルール無視で数的有利をつくりながら、最終的には毘沙門の2人が“正当”に勝利。納得のいかないHOTの面々だったが、客席はどこか安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

YOSHI-HASHI(左)と後藤洋央紀組(左)が技を決める(撮影・清水貴仁)
3WAYマッチ YOSHI-HASHI、後藤洋央紀組対アーロン・ヘナーレ、グレートOカーン組対高橋裕二郎、EVIL組 後藤(左)がトップロープから技ワオ決める(撮影・清水貴仁)

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【WWE】WWEヘビー級、ユニバーサル統一王座ベルトがお披露目 統一王者レインズご満悦も…

新たな統一王座ベルトを掲げるローマン・レインズ(中央)。左端はソロ・シコア、右端はポール・ヘイマン(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:スマックダウン大会>◇2日(日本時間4日配信)◇米ペンシルベニア州ウィルクスバール・モヒガンサンアリーナ

WWEヘビー級、ユニバーサル統一王者ローマン・レインズがゴールドに輝く新たな統一王座ベルトを受け取った。

レインズが20年8月に獲得したユニバーサル王座の在位期間が1000日を超えたばかり。トリプルHから統一王座ベルトが披露され「全員を代表し、王者として1000日を超えたことを祝福したい」とベルトを巻いてもらった。レインズは両手を広げて統一王者としての気分をあらためて満喫した。

新たな統一王座ベルトはWWEヘビー級、ユニバーサル王座と似ているデザインとなっているが、センタプレートが金色に輝いている。WWEヘビー級、ユニバーサル王座の2本のベルトをポール・ヘイマンに預けたレインズは「俺を認めろ」と決め言葉で存在感を示し、観客の大歓声を浴びていた。その後、ユニット「ブラッドライン」内で起きているウーソズ(ジェイ、ジミーのウーソ兄弟)との“内紛”問題が継続していた。

ソロ・シコア(右端)、ポール・ヘイマン(中央)とともに花道を歩く統一王者ローマン・レインズ(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.
トリプルH(中央)に新たな統一王座ベルトを巻いてもらう統一王者ローマン・レインズ(右端)。左端はソロ・シコア(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.
お披露目された新たなWWEヘビー級、ユニバーサル統一王座ベルト。デザインは2本のベルトと変更なしもセンターがゴールド(WWE公式インスタグラムから)

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【WWE】イヨ・スカイ「イヨが新王者になりますからよろしゅう~」王者アスカと舌戦&宣戦布告

ロウ女子王者アスカ(右)と対峙(たいじ)し、舌戦を繰り広げたイヨ・スカイ(スカイ公式インスタグラムから)

<WWE:スマックダウン大会>◇2日(日本時間4日配信)◇米ペンシルバニア州ウィルクスバール・モヒガンサンアリーナ

ヒールユニット「ダメージCTRL(コントロール)」で、イヨ・スカイが新たなロウ女子王者アスカに堂々と宣戦布告した。グレイソン・ウォーラーとリングにいたアスカにもとに姿をみせると「アスカ姉さん、調子に乗ってますな」といいながらマイクを持って近づいた。

7月1日、英ロンドンのO2アリーナでプレミアム・ライブイベント、マネー・イン・ザ・バンクが行われる。注目カードは王座挑戦権証入りのブリーフケースを争う女子ラダー(はしご)戦となる。スカイは「私がマネー・イン・ザ・バンク(女子ラダー戦)で優勝して、そのタイトルに挑戦し、イヨ・スカイが新王者になりますから、よろしゅう~」と宣戦布告した。

リング上で対峙(たいじ)したアスカからは「チャイルド、チャイルド~。あのねえ、子供はここに来ちゃ行けないんだよ」と上から目線で挑発。スカイは「うるせえ、この野郎」と怒りをぶつけると、新王者からは「バカ!」と反撃。全米で放送されているテレビ番組の中で日本語でののしり合ってインパクトを与えた。

スマックダウン大会終了後、スカイは自身のインスタグラムを更新。「マネー・イン・ザ・バンクを獲得してアスカにタイトル挑戦し、私が新たなチャンピオンになるぞ!!!」と強い決意をつづっていた。

サウジアラビアでロウ女子王座を獲得したアスカがスマックダウンに登場(C) 2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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【WWE】ロウ女子王者アスカが標的に イヨら6人から挑発、前王者ブレアには背後から襲撃

サウジアラビアでロウ女子王座を獲得したアスカがスマックダウンに登場(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:スマックダウン大会>◇2日(日本時間4日配信)◇米ペンシルベニア州ウィルクスバール・モヒガンサンアリーナ

新ロウ女子王者アスカがスマックダウン所属女子レスラーから早くも「標的」にされた。グレイソン・ウォーラーにリングに迎え入れられ、先月のプレミアム・ライブイベント、ナイト・オブ・チャンピオンズで王者ビアンカ・ブレアに勝利した動画が流れると「私がロウ女子王者よ」と小躍りしながら宣言。ウォーラーから「控室にはアスカ迎撃を準備している女子選手たちがいるよ」と説明を受けると次々と選手がリングに入ってきた。

7月1日、英ロンドンのO2アリーナでプレミアム・ライブイベント、マネー・イン・ザ・バンクが行われる。注目カードは王座挑戦権証入りのブリーフケースを争う女子ラダー(はしご)戦となる。最初に悪女ユニット「ダメージCTRL(コントロール)」のイヨ・スカイと「うるせえ、この野郎」(スカイ)「バカ」(アスカ)と日本語で舌戦すると、続いてスカイとユニットのベイリーも登場し「女子ラダー戦は私がスカイが勝つだろう」と挑発してきた。続いてショッツィ、レイシー・エバンス、そして最後にゼリーナ・ベガまでリングに入り、お互いに自己主張を続けていると、花道に戻ったアスカが全員に一喝するように言った。

「誰もアスカ様にはかなわない」。

このまま新王者の決めぜりふで終わるかと思いきや、今後は背後から前王者ブレアの襲撃を受けてダメージを負った。関係者の制止を受けてベルトを落としそうになりながらも、ブレアの束ねるロングヘアを引っ張って何とか応戦した。中東決戦で21年4月の王座陥落以来、約2年1カ月ぶり3度目のロウ女子王座獲得に成功したアスカ。早くも他選手から狙われる存在になっていた。

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新根室プロレス3年半ぶりの再始動興行「やりたかったことはこれ」オッサンタイガー感慨ひとしお

アンドレザ・ジャイアントパンダは、ミスターポーニョを倒す(提供・新根室プロレス)

社会人アマチュアプロレス団体で2019年(令元)12月に解散した新根室プロレスが3日、北海道・別海町上春別農村広場で約3年半ぶりの再始動興行を開催した。会場にはファン約100人が駆けつけ、迫力あるファイトを見守った。オッサンタイガーこと宮本賢司本部長(49)は「『やっぱり、僕たちがやりたかったことはこれだったんだ』と再確認できた」と、感慨ひとしおの様子だった。

第1試合は難病の平滑筋肉腫を患い、20年に逝去した代表のサムソン宮本氏(享年55)に、病床から団体の新エースを託されたTOMOYA(25)による“試練の3番勝負”。TOMOYAは、初戦のマーキーフォックスを小包固めで撃破。2戦目は永田ゆうじろうにパワーボム切り返しからのウラカンラナで敗れた。ラストはドンレオ嬢サンをラブダイブからの片エビ固めで下し、2勝1敗で復活戦を勝ち越した。

場外乱闘も含めて3戦計約25分を戦い抜いたTOMOYAは「少しバテた瞬間もありましたが、お客さまの歓声で、すぐにパワーが戻ってきました。次も楽しんでもらえるようがんばりたい」と、7月1日に釧路の多良福まつり(釧路・イオンモール釧路昭和)で行われる復活第2戦に向けて、意気込みを語った。

第2試合は、体長3メートルの“歩く熊猫山脈”アンドレザ・ジャイアントパンダがリングイン。“崖の上の大魔王”ミスターポーニョを、必殺のアンドレザプレスから体固めで破り、団体解散中も全国のプロレス団体で戦いを続けてきた貫禄を見せつけた。アンドレザは「久しぶりの北海道での戦いは楽しかった」と、涼しい顔で再始動大会を振り返った。【中島洋尚】

アンドレザ・ジャイアントパンダは、ミスターポーニョを倒す(提供・新根室プロレス)
新根室プロレスのエースTOMOYA(左)は、ドロップキックを相手に浴びせる(提供・新根室プロレス)
新根室プロレスのTOMOYAは、フォールを狙う(提供・新根室プロレス)

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【ガンバレ☆プロレス】傾奇者ウナギ・サヤカ参上!7月大田区大会で現役キャバ嬢リアラと対決

ガンバレ☆プロレス にらみ合うウナギ(左)とリアラ(ガンバレ☆プロレス提供)

<ガンバレ☆プロレス>◇3日◇東京・高島平区民館

「女子プロレス界の傾奇者」ウナギ・サヤカが試合後にリングに登場し、7月9日「WRESTLE SEKIGAHARA 2」(大田区総合体育館)で現役キャバクラ嬢レスラー・リアラとの一騎打ちが決定した。

リアラから涙ながらに告白を受けた。「練習生になって、たたかれた時に、『負けるな』と言ってくださったことを忘れず1年間頑張れた。だからこそ、あなたを超えたい」。これに対し、ウナギはクールに一蹴。「頑張るだけじゃプロレスはできない。まなせゆうながいないからシングルマッチをするけど、オマエとはする価値もない」と突き放し「歯くいしばれ」と強烈ビンタを浴びせた。

出場を決めたのは、現在ヒザの手術の影響で長期欠場中のまなせを応援するためでもあった。「プロレスラーってリングの上でしか生きられない。とても苦しい時間を過ごしていると思う。だから助けに来た」と胸中を明かした。

昨年の大田区大会ではスペシャルシングルマッチで激しくぶつかり合った。プロレスを見ることしかできないまなせに、戦う姿を見せることで元気を送るつもりだ。「大田区に出たかったと思う。だからこそ私がもっと出たい気持ちと早く帰って来たい気持ちにさせたい」と力強く語った。

グラビアアイドルとして活動していたウナギ。19年に東京女子に入団し、プロレスデビューした。20年からはスターダム、昨年はガンプロ、ディアナ、ゼロワンにも参戦「極彩色に翔る傾奇者」の名の通り、色鮮やかなコスチュームでさまざまな団体のリングで暴れ回ってきた。「リアラを査定してやる」と意気込むウナギ。キャバ嬢を黙らせ、戦友にエールを送る。

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新根室プロレス3年半ぶり再始動 “歩く熊猫山脈”アンドレザ・ジャイアントパンダが貫禄勝ち

新根室プロレスのアンドレザ・ジャイアントパンダは、ミスターポーニョを倒し、余裕の表情(提供・新根室プロレス)

社会人アマチュアプロレス団体で2019年12月に解散した新根室プロレスが3日、北海道・別海町上春別農村広場で約3年半ぶりの再始動興行を開催した。

会場にはファン約100人が駆けつけ、迫力あるファイトを見守った。オッサンタイガーこと宮本賢司本部長(49)は「やっぱり、僕たちがやりたかったことはこれだったんだ、と再確認できた」と、感慨ひとしおの様子だった。

第1試合は難病の平滑筋肉腫を患い、20年に逝去した代表のサムソン宮本氏(享年55)に、病床から団体の新エースを託されたTOMOYA(25)による“試練の3番勝負”。TOMOYAは、初戦のマーキーフォックスを小包固めで撃破。2戦目は永田ゆうじろうにパワーボム切り返しからのウラカンラナで敗れた。ラストはドンレオ嬢サンをラブダイブからの片エビ固めで下し、2勝1敗で復活戦を勝ち越した。

場外乱闘も含めて3戦計約25分を戦い抜いたTOMOYAは「少しバテた瞬間もありましたが、お客さまの歓声で、すぐにパワーが戻ってきました。次も楽しんでもらえるようがんばりたい」と、7月1日に釧路の多良福まつり(釧路・イオンモール釧路昭和)で行われる復活第2戦に向けて、意気込みを語った。

第2試合は、体長3メートルの“歩く熊猫山脈”アンドレザ・ジャイアントパンダがリングイン。“崖の上の大魔王”ミスターポーニョを、必殺のアンドレザプレスから体固めで破り、団体解散中も全国のプロレス団体で戦いを続けてきた貫禄を見せつけた。アンドレザは「久しぶりの北海道での戦いは楽しかった」と、涼しい顔で再始動大会を振り返った。【中島洋尚】

新根室プロレスのアンドレザ・ジャイアントパンダは、ミスターポーニョを倒す(提供・新根室プロレス)

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【WWE】ザ・ロック娘エイヴァ・レインがテレビマッチデビューへ、男女混合6人タッグ戦に出場

WWE傘下のNXTでのテレビマッチデビューが決まったザ・ロックの娘エイヴァ・レイン(レイン公式インスタグラムから)

WWEで絶大なる人気を誇ったザ・ロック(ハリウッド俳優ドゥエイン・ジョンソン=51)の娘エイヴァ・レイン(シモーネ・ジョンソン=21)がテレビマッチデビューすることが決まった。

WWEは2日(日本時間3日)、次週のNXT大会(現地6日)の追加カードを発表。レインは加入中のユニット「スキズム」のリップ・ファウラー、ジャガー・リードと組み、ユニット「ダイヤモンド・マイン」のアイビー・ナイル、ブルータス、ジュリアスのクリード兄弟組との男女混合6人タッグ戦で激突する。

昨年10月にNXTに登場し、スキズムのメンバーとして活動しているレインは今年4月のNXTスタンド&テリバー大会の8人タッグに出場していたが、テレビマッチとしては組まれていなかった。ロックの娘として動向が注目されているがレインが、ついにファイトスタイルを披露する。

ザ・ロックの娘エイヴァ・レイン(レイン公式インスタグラムから)

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【スターダム】謎のセクシーダイナマイトプリンセスが、ラム会長をノックダウンさせた

試合後のバックステージに登場した左から、月山和香、セクシーダイナマイトプリンセス、白川未奈

<女子プロレス:STARDOM(スターダム)「NEW BLOOD9」>◇2日◇東京・品川インターシティホール

謎のセクシーダイナマイトプリンセスが、スターダムのリングに降臨した。長身のプリンセスは長い金髪をなびかせ、月山和香とタッグを組んだ。入場時には、月山と同じClub Venusの白川未奈も登場。妖艶な雰囲気を品川に漂わせた。

プリンセス&月山は、ラム会長&尾崎妹可と激突。謎の女は、持ち前のセクシーを武器に、相手の動きも止めた。相手に尻を向け、腰を上下に振るセクシーダンスでラム会長をノックダウン。試合は結果的に尾崎が月山からタップを奪ったが、ラム会長の心の中には、深くセクシーが刻み込まれたようだった。試合後のバックステージでも、コメント中の尾崎の横で、ラム会長なりのセクシーダンスを披露。尾崎は「気に入ったの?」とあきれていたが、ラム会長は止まらなかった。

尾崎妹加がコメント中に、謎のセクシーダンスを踊り出すラム会長(右)

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【スターダム】貴婦人桜井まい、富士そば幹部が見守る前で敗北。会場で異例の「富士そば」コール

プロレス界の人間国宝・高橋奈七永に、敗れたリングの貴婦人こと、桜井まい

<女子プロレス:STARDOM(スターダム)「NEW BLOOD9」>◇2日◇東京・品川インターシティホール

“リングの貴婦人”こと、桜井まい(32)が、富士そば幹部が見守る前で、勝利を飾れなかった。

「パッション注入マッチ」で、プロレス界の“人間国宝”高橋奈七永と激突。奈七永の必殺技・冷蔵庫爆弾をかわす場面もあったが、体格で劣る貴婦人様は何度もジャーマンスープレックスを決められ、ダメージを蓄積した。時に「貴婦人」コール、そして「富士そば」コールが巻き起こる中で、投げ返そうと試みても、上がらない。フロントキックを連発するしかなかった。最後は14分21秒、クイーンビー・ボムからの片エビ固めでタップを奪われた。

奈七永は「骨のある貴婦人じゃねぇか」と認め、パッションタオルをプレゼント。ただ、貴婦人様は気持ち悪いと言わんばかりに、受け取りを拒否した。「庶民のタオルでしょ? 庶民が、うつるじゃない」と言い捨てた。貴婦人様は「高橋奈七永、いえ庶民レジェンド! 貴婦人様から勝つなんて生意気なのよ! 今度、富士そば様から新発売するカレーパン丼、最初に一緒に食べに行ってもよろしくってよ」。富士そばからのオファーを受け、試食したカレーパンを玉子でとじた丼を奈七永にも勧めた。

客席には、コラボ中の富士そば社員の姿が…。同社幹部が“視察”に訪れていた。社内で貴婦人様との企画をイメージするよりも、現場で貴婦人様の空気感を味わいたかったということだろう。そんな中、プロレス会場で、富士そばコールが起こるとは…誰が想像したことだろう。複数の関係者によれば、カレーパン丼の商品化にかなり前向きだという。強力な援軍がいたからこそ、貴婦人様は悔しがった。「なかなかやるじゃない。この私から勝つなんて…。でも、あなたの、おパッション注入しっかり受け継ぎます。次、対戦するまでに、もっともっと強くなって、あなたをたたきのめします」と唇をかんだ。敗北の味をかみしめ、強い貴婦人として舞い戻る。

リングの貴婦人こと、桜井まいに勝利したプロレス界の人間国宝・高橋奈七永
リングの貴婦人こと、桜井まいに勝利したプロレス界の人間国宝・高橋奈七永

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【スターダム】桜井まい、富士そば品川店で揚げ玉無料提供 勘違いから生まれた庶民へのプレゼント

富士そば品川店限定で揚げ玉無料の告知

貴婦人様の「お勘違い」から、企画がお生まれになった。女子プロレスSTARDOM(スターダム)のリングの貴婦人こと桜井まい(32)が2日、都内を中心に展開する立ち食いそば屋「名代 富士そば」品川店において、この日限定で、午後9時~午後11時に来店した全ての客に揚げ玉を無料で提供すると発表した。

貴婦人様から、庶民へのお言葉からだった。5月12日のスターダム品川大会で、貴婦人様は敗戦後、「今夜はグランドプリンスホテル高輪で、優雅におディナーをいただきながらやけ酒ですわ! あなたたち庶民は、品川駅、港南口、エスカレーターを降りてすぐ、目の前にある富士そばでかけそばでも食べなさい! ちなみに、天かすは無料よ」とリング上で話した。

リングのみならず、SNS等でも「富士そば」を連呼する貴婦人様の効果もあり、その後Twitterの格闘技で「富士そば」がトレンド入りする事態に発展。大いにバズったことで富士そばは、5月29日にコラボを依頼。未発売のカレーパン丼の試食をオファーした。同31日に、渋谷道玄坂店にて極秘に試食会が開催され、貴婦人様が初めて庶民の世界にお入りになった。

そこで、貴婦人様の「お勘違い」が判明。店内を見渡すと、無料の天かすがどこにも置いていない。「私、知りませんでしたわ」。通常は100円のトッピングで販売されている事実に驚きながらも、切り替えは早かった。「天かすを付けたい場合は、たぬき(揚げ玉)をトッピングをして食べてくださいね」と、庶民に対して再PRしていた。

この日、再び品川でスターダムの大会が開催されることもあり、貴婦人様はお考えになった。庶民の台所も動いた。そして、貴婦人様から庶民へのプレゼントが決まった。大会開始は午後6時30分。終了の時間を見越し、午後9時からサービスを行うことに決まった。当初は先着10名を考え、告知用のポップを作成。ただ、それでは庶民は満足できない。貴婦人様のご配慮なのだろう。時間の限定はあるが、全ての客に無料提供が決まった。

これにはSNSでも、大喜びの反応がずらり。「貴婦人様、ありがたき幸せ」「感無量でございます」とひれ伏していた。いつの間にか、富士そばの告知のポップには、枕詞(まくらことば)に「プロレス大好き!」のフレーズが付くなど、貴婦人様が富士そばまで完全に支配?しておられる。

富士そば品川店限定で揚げ玉無料の告知
富士そば品川店限定で揚げ玉無料の告知

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【スターダム】桜井まい、渦中の「富士そば」で貴婦人そば? スポンサー? 一日店長?

富士そばを訪れ、月山和香が好きな肉富士そばを指す桜井まい(撮影・宮地輝)

“リングの貴婦人”こと、女子プロレスSTARDOM(スターダム)の桜井まい(32)が、庶民の台所へ見返りを求めた。リング上、SNSで「富士そば」を連呼し続けてきた貴婦人様。バズったこともあり、「名代 富士そば」は、5月29日に未発売のカレーパン丼の試食をオファー。そして同31日、貴婦人様が渋谷道玄坂店に舞い降りた。カレーパンを玉子でとじた丼に、最初は困惑しながら「あら、おいしいわ」と意外にも、庶民の味にご満悦。「まいぱん丼にしてもよろしくてよ?」とコラボを快諾。商品化を勧めた。

普段からお高いおフレンチなどをお召しになる貴婦人様。高貴なお味を欲していた。コラボ第2弾として「貴婦人そばなんて、いかがかしら?」。そばの上に、A5ランクのステーキを載せる、奇抜なアイデアを披露。富士そば担当者は「焼く機材が…」と汗を拭った。カレーライス用にスプーンは常備してあるが、ナイフは置いていない。コストはかさむ一方なのだが…。お構いなしの貴婦人様。「フォアグラもいいですわね」と話は勝手に進んでいく…。同担当者は「期間限定…。一部店舗で…。利益度外視で…」と“ひれ伏し”た。

周囲にはセルフの水しかなく、お紅茶もない状況。貴婦人様のご機嫌が心配の中、お演説は止まらなかった。次にコラボTシャツの言質も取ると、さらに話を発展させた。「富士そば様。私、桜井まいのスポンサーになってくれても、よろしくってよ?」。直立不動だった同担当者たちの顔が、凍り付いたことは言うまでもない。「えぇっと…。上に確認します…」。絞り出すような声だった。貴婦人様へのスポンサー料。想像するだけで震えるのだが…。

ただ、無理難題を押しつけるだけではなかった。庶民の味方の高貴な女性であった。「私が、一日店長をやるのはいかがかしら? ご来店してくださった庶民の皆さまには、何人かに富士そば様のカップそばをプレゼントしますわ」。店と客の相乗効果までお気遣いになる寛大さを示してくださった。「庶民の皆さまは、カップ麺お好きでしょ?」。嗜好(しこう)まで理解してくださっている。これには、同担当者も「ありがとうございます。頑張らせていただきます」とハートを打ち抜かれたよう。自然に「貴婦人様」とあがめていた。スポンサー計画は、1歩前進といったところだろうか。

これまでスターダムの選手は、その美貌を生かし、化粧品などとコラボすることはあった。“女帝”舞華は酒とタッグを組んだことがあったが、「食」に限れば、スターダム史上初の偉業となるようだ。貴婦人様は「あら、そうなのですか? そうなれば光栄ですわ」と高らかに笑った。

2日には、スターダム品川大会(品川インターシティホール)で、高橋奈七永との「パッション注入マッチ」を控える貴婦人様。「このたびは、庶民の味をたしなんだことで、私には理解出来なかった、おパッションが、何か分かりましたわ。ですので、勝利はいただきますわ」と、ほほえんだ。戦いを前に富士そばへ、社交界を注入した貴婦人様。上機嫌だったことは言うまでもない。異世界過ぎるコラボは、この先、どんな結末を迎えていくのか…。貴婦人様への見返りは、どうなるのか…。

富士そばを訪れ、券売機を前に笑顔の桜井まい(撮影・宮地輝)
富士そばを訪れ、紅しょうが天そばを笑顔で食べる桜井まい(撮影・宮地輝)

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【ノア】岡田欣也と矢野安崇、両選手合意のもと選手契約を解除

22年6月12日、NOAHvsDDT対抗戦に参戦した岡田欣也(上)

プロレスリング・ノアは1日、岡田欣也(30)、矢野安崇(26)と、両選手合意のもと選手契約を解除したと発表した。既に2人ともに、公式ホームページの選手紹介の欄から削除されている。

これにはSNSで「何故?」と、驚いた反応が多く寄せられ、説明を求める声が上がった。岡田は18年12月、矢野は20年10月にデビュー。若手の逸材として期待されていた。今年4月の仙台大会に出場予定だったが、直前になって2人とも欠場していた。

2月21日、プロレスリング・ノア東京ドーム大会に参加した矢野安崇

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