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プロレスニュース

【ノア】拳王がリーグ初戦突破「チャンピオンは負ける? そんなプロレス界の伝統はクソくらえ」

試合に勝利し、バックステージでコメントする拳王(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇N-1ビクトリー2022 Aブロック公式戦◇11日◇神奈川・横浜武道館

GHCヘビー級王者の拳王(37)が、スタートダッシュに成功した。

この日開幕したノアの最強戦士決定戦「N-1ビクトリー」の初戦で、3年ぶりのリーグ参戦となったイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr(30)と対戦。ルチャドールの空中殺法に翻弄(ほんろう)されながらも、ペースは譲らなかった。最後は15分3秒、胴締めスリーパーホールドでギブアップ勝利。勝敗が決した後も絞め上げ続けるなど、今リーグ戦にかける強い思いをむき出しにした。

17、19年にリーグ戦を制覇している拳王だが、昨年は優勝決定戦で「金剛」の同門、中嶋勝彦に敗れ去った。今年は、王者のままリーグ制覇へ、一切の妥協はない。「チャンピオンのこの俺がリーグを制さなくてどうするんだよ。チャンピオンは負ける? そんなプロレス界の伝統はクソくらえだよ」と、強気に言い放った。

前日の記者会見に続き、この日も大きな野望を明かした。来春まででの引退を表明している“プロレスリングマスター”こと武藤敬司に、自身のベルトをかけて宣戦布告。「俺がノアで1番を決めるこの戦いを制したら、次は武藤敬司、このベルトに挑戦させてやるよ」と、あくまで上から目線で呼びかけた。

4年連続4回目の出場。自身がエントリーしたAブロックには、GHCヘビー級王座戴冠歴を持つ潮崎豪や藤田和之ら強豪がひしめくが、1つも落とさない覚悟だ。次戦は、13日の大阪大会で望月成晃と対戦する。

ワグナーJr(手前)と相対する拳王(撮影・勝部晃多)

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【ノア】中嶋勝彦が史上初の3連覇へ好スタート「あいつにつまずくわけには」因縁マサ北宮下す

試合に勝利し、バックステージでコメントする中嶋(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇N-1ビクトリー2022 Bブロック公式戦◇11日◇神奈川・横浜武道館

ノアの最強戦士決定戦「N-1ビクトリー2022」の開幕戦が行われ、史上初の3連覇を目指す元GHCヘビー級王者の中嶋勝彦(34)が、因縁の相手であるマサ北宮(33)を下す好スタートを切った。

大会のオープニングマッチとなったBブロック公式戦で対戦。北宮は、健介オフィス時代から兄弟弟子として切磋琢磨(せっさたくま)してきたが、昨年5月に2度目の裏切りにあい、敗者髪切り金網デスマッチやGHCヘビー級選手権試合などで火花を散らしあってきた相手だ。

ともにN-1参戦は4年連続4度目、簡単な戦いとはいかなかった。序盤は、北宮の荒々しいファイトの前に防戦一方。足を痛めつけられ、得意の蹴りにも力が入らなかった。それでも、ハイキックからの強烈なびんたでノックダウンすると、最後は10分36秒、必殺のヴァーティカルスパイク(垂直落下式ブレーンバスター)を突き刺し、3カウントを奪った。

昨年のリーグ戦で史上初の2連覇を達成した中嶋は、覇者の底力を見せつけた。「あいつとはいろいろあったけど、俺の大事なN-1で、あいつにつまずくわけにはいかない」と「N-1男」の自負を示した。そして「俺にしかできないものがあるんだ。俺にしか届けられないものがあるんだ。これからも俺から目を離すな」と、不敵な笑みをたたえながら3連覇を誓った。

N-1ビクトリーは、2010年にグローバルリーグ戦として誕生。19年から現在の名称に改称された。今年は「観測史上、最強気温」と銘打って行われ、A、Bブロック合わせて16人がエントリーした。28日までリーグ戦が行われ、9月3日の大阪大会(エディオンアリーナ大阪)で両ブロック1位同士で優勝決定戦を行う。中嶋は次戦、13日の大阪大会(同)で「金剛」の同門となる船木誠勝と対戦する。

入場する中嶋(撮影・勝部晃多)

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【WWE】女王ローズが防衛戦前にKO失態、挑戦者スタークの試合後に乱入も大の字

次週NXT大会で挑戦者ゾーイ・スターク(右)との防衛戦を控えるNXT女子王者マンディ・ローズ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:NXT大会>◇9日(日本時間11日)◇米フロリダ州オーランド

妖艶なNXT女子王者マンディ・ローズが防衛戦を前にKOされた。次期挑戦者ゾーイ・スタークがコーラ・ジェイドとのシングル戦に臨んだメインイベントをリングサイドからゲスト解説。NXT女子王座ベルトを手に、クローズライン(ラリアット)やスープレックスを放って攻め込むスタークの姿を見届けた。

試合はスライスブレッドを放って優位に立ったジェイドの前に元盟友ロクサーヌ・ベレスが登場して挑発。その隙に体勢を整えたスタークがジェイドにスーパーキックを浴びせ、最後はスピニングニーを成功させて3カウントを奪取した。試合後、ペレスがジェイドに襲い掛かると同時に、王者ローズも黙っていない。すぐにスタークを襲撃したものの、逆に豪快なスピニングニーを浴びてリングで大の字に倒れ込んだ。

完全にKOされた上、目の前でスタークにNXT女子王座ベルトを掲げられるという屈辱も味わっていた。次週のNXTヒートウエーブ大会(日本時間18日配信)の防衛戦に向け、NXTの“絶対女王”とみられたローズに暗雲が漂ってきた。

次期挑戦者ゾーイ・スターク(左)にKOされたNXT女子王者マンディ・ローズ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
次期挑戦者ゾーイ・スターク(奥)のスピニングニーを浴びたNXT女子王者マンディ・ローズ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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【新日本】後藤洋央紀、激しく流血も意地の勝利 TV観戦の息子へ「お父さんは本当は強いんだ」

棚橋(右)に蹴りを見舞う後藤(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇10日◇広島サンプラザホール◇観衆1522人

NEVER無差別級6人タッグ王者の後藤洋央紀(43)が、意地の勝利を挙げ、リーグ最終戦に望みをつないだ。

メインイベントとなったCブロック公式戦で、これまで何度も熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げてきた棚橋弘至(45)と対戦。序盤から猛攻を浴びせたが、棚橋の強烈な張り手を食らい、唇を切って激しく流血した。それでも、気持ちを折られなかった後藤は、コーナーで一人消灯(変型GTW)をさく裂。最後は19分1秒、昇天・改からのGTR(変形首砕き)で3カウントを奪取した。

08年以来2度目の優勝を目指す後藤は、3勝1敗の勝ち点6で棚橋らに並び、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。「かろうじて俺もまだ生きています。次もしっかり勝って、この暗い世の中に希望の光をともしたいと思います」と、力強く約束。さらに自宅のテレビで観戦しているという息子に呼びかけ、「お父さんは本当は強いんだ!」と絶叫した。

次戦は16日の東京・日本武道館大会で、EVILとリーグ最終戦を戦う。「見ての通りダメージはでかいよ。でも、それ以上に大きな光を手に入れた」と話した後藤。手負いの荒武者が、悪の総帥をたたききる。

試合に勝利し、絶叫する後藤(提供・新日本プロレス)

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【新日本】オカダ・カズチカ、辛勝で決勝トーナメント進出王手「さすがローラー」熱戦の相手称賛

ローラー(右)にレインメーカーポーズを決められるオカダ(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Aブロック公式戦◇10日◇広島サンプラザホール◇観衆1522人

前IWGP世界ヘビー級王者で昨年度G1覇者のオカダ・カズチカ(34)が、大苦戦の末に勝ち点2をもぎ取った。

セミファイナルとなった第8試合のAブロック公式戦で、ここまでリーグ戦2勝2敗のトム・ローラー(39)とシングル初対戦。連勝の勢いに乗る、総合格闘技UFC出身のローラーを相手に、大苦戦を強いられた。

打撃、サブミッションと高レベルな技に翻弄(ほんろう)。腕への執拗(しつよう)な攻撃を加えられ、必殺技のレインメーカー(短距離式ラリアット)を出せない状況にまで追い込まれた。だが、最後はなりふり構わず、一瞬の隙をついて丸め込んだ。16分16秒、旋回式のフロントネックロックをショルダースルーではねのけると、そのままエビ固めで押さえ込んで3カウントを奪った。

バックステージでは「さすがトム・ローラーといった感じ。強かった」と、熱戦を演じた相手をたたえた。前戦は初参戦のジョナに敗北を喫しており「まだまだ強い選手はたくさんいるなと思いました」と、強敵と戦える喜びを感じている。

この勝利で4勝1敗の勝ち点8とし、決勝トーナメント進出に王手をかけた。リーグ最終戦となる16日の東京・日本武道館大会、ランス・アーチャー戦に勝利で、進出が決まる。「簡単な話、勝てばいいってことですよね。ランスもジョナに勝ったけど、リングアウトでしょ? そんな選手に負けるわけがない」と、言い切っていた。

ローラー(下)に腕を攻められるオカダ(提供・新日本プロレス)

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【新日本】ザック・セイバーJr44秒の瞬殺劇で単独首位に躍り出る「エネルギーを温存できる」

自身のコスチュームを着た藤田(右)とポーズを決めるセイバーJr(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇10日◇広島サンプラザホール◇観衆1522人

今春のニュージャパンカップに続く春夏連覇を目指す“サブミッションマスター”ことザック・セイバーJr(35)が、極悪集団「ハウス・オブ・トーチャー」総帥のEVILを秒殺し、ブロック単独首位に躍り出た。

第7試合となったCブロック公式戦で対戦した悪の化身に、一杯食わせた。帽子を深々とかぶったセイバーJrは、テーマ曲に乗りながら花道を入場。先に入場してしびれを切らしていたEVILから、花道で襲撃を受けた。だが、これは自身の衣装をまとったヤングライオン藤田だった。EVILの隙をついたセイバーJrは、背後からスリーパーホールドで捕獲。本部席横の鉄柵に打ち付けるなど、いつもは相手が得意とするムーブで先制攻撃を仕掛けた。

リングに入ってからも、独擅場。うつぶせにテイクダウンを奪うと、そのままヨーロピアンクラッチで丸め込み、3カウントを奪取。44秒の瞬殺劇に、会場は沸きあがった。

作戦勝ちを収めたセイバーJrは、ご満悦な様子。バックステージでは「今日は絶対にあいつらのやり方に乗せられないって決めてた。エネルギーを温存できる」と、マッスルポーズを披露した。

これで4勝1敗の勝ち点8とし、単独首位の座をゲット。次戦は16日の東京・日本武道館大会で内藤哲也とリーグ最終戦を戦う。今年で6回目のG1出場も、今だ決勝トーナメント進出はないセイバーJr。未知の領域はもう目の前だ。

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【WWE】アスカvsイヨ・スカイの対戦決定 30年ぶり英国スタジアム大会で6人タッグ

アレクサ・ブリス(左端)、ビアンカ・ブレア(同2番目)と並んだアスカ(同3番目)はベイリー(同5番目)一派とにらみ合い(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇8日(日本時間10日配信)◇米オハイオ州クリーブランド・ロケット・モーゲージ・フィールドハウス

30年ぶりとなるWWE英国スタジアム大会で、アスカが新リングネーム「イヨ・スカイ」となった紫雷イオと6人タッグマッチに臨むことが決まった。9月3日、英ウェールズ・カーディフで開催されるWWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル大会で、ロウ女子王者ビアンカ・ブレア、アレクサ・ブリスと組み、ベイリー、スカイ、ダコタ・カイ組と対戦する。

ロウ大会オープニングで先にリングに上がったベイリー、スカイ、カイがベッキー・リンチやブレアを挑発していると、アスカがブレア、ブリスと順番に姿をみせ、3対3でにらみ合った。代表してブレアが「今から3対3でやってもいいぞ」と対戦要求すると、ベイリーにWWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル大会での6人タッグ戦が提案された。アスカら3人が受諾すると、そのまま6人による大乱闘に発展した。

またアスカはブリスと組み、WWE女子タッグ王座トーナメントにもエントリー。次週ロウ大会でドゥドロップ、ニッキー・A.S.H組と対戦する。これに勝てば、同日のロウ大会でトーナメント初戦突破したスカイ、カイ組と決勝進出を懸けて対戦することになる。今後もアスカVSスカイによる日本人対決が増えていきそうだ。

9月3日のクラッシュ・アット・ザ・キャッスル大会で決定したアスカ(左側上)組VSイヨ・スカイ(右側2番目)組の6人タッグ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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【WWE】紫雷イオが新リングネーム「イヨ・スカイ」で大会初勝利 女子タッグ王者奪取を宣言

デイナ・ブルック(下)にミサイルキックを放つイヨ・スカイ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇8日(日本時間10日配信)◇米オハイオ州クリーブランド・ロケット・モーゲージ・フィールドハウス

紫雷イオ(32)が新リングネーム「イヨ・スカイ」としてロウ大会初勝利を挙げた。同じユニットのダコタ・カイとWWE女子タッグ王座トーナメントにエントリー。1回戦でタミーナ、デイナ・ブルック組と対戦し、自らタミーナからフォールを奪って初戦突破。ベスト4進出を決めた。

バックステージでインタビューを受けていたタミーナ、ブルック組の前にベイリー、カイととも姿をみせたスカイは「痛い目にあわせてやる。あんたが好きじゃないから」と挑発してから1回戦のリングへ。ゴング直後はタミーナのパワーに押されながらも、スカイはダブルニー、カイもチンロックでブルックを攻撃。さらにスカイが打撃連打からの掌底アッパーを放った。タミーナのサモアンドロップをしのぎ、最後はカイの顔面ウォッシュで倒れこんだタミーナに向け、スカイが月面水爆をたたき込んでタッグ戦ならロウ初勝利を挙げた。

これでスカイ、ダコタ組は次週大会で予定されるアスカ、アレクサ・ブリス-ドゥドロップ、ニッキー・A.S.H組の勝者と対戦する。試合後、自らのツイッターでスカイは「私たちが次のWWE女子タッグ王者になる!!!!!!!」と宣言していた。

WWE女子タッグ王座トーナメントはサーシャ・バンクス、ナオミ組の返上により空位となった王座を争う。8組がエントリーし、スカイ、カイ組、タミーナ、ブルック組、アスカ、ブリス組、ドゥドロップ、A.S.H組に加え、ラケル・ロドリゲス、アリーヤ組、ザイア・リー、ショッツイ組、ナタリア、ソーニャ・デビル組、NXTからニキータ・ライオンズ、ゾーイ・スターク組は選ばれていた。

タミーナ(下)に月面水爆を放ったイヨ・スカイ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
タッグ戦ながらロウで初勝利を挙げて喜ぶイヨ・スカイ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
ベイリー(中央)、ダコタ・カイ(右端)と勝利を喜ぶイヨ・スカイ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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【新日本】内藤哲也“心のホーム”広島で3連勝「最後までやっちゃろうや!の精神で」

KENTAに勝利し、ポーズを決める内藤(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇9日◇広島サンプラザホール

13年、17年に続く3度目のG1制覇を狙う内藤哲也(40)が“心のホーム”広島で、リーグ戦3連勝を飾った。

メインイベントとなったCブロック公式戦で、KENTA(41)と対戦。前哨戦からリング内外でおちょくるような「口撃」の応酬を繰り広げていた相手と、この日も意地の張り合いを演じた。余裕の笑みは次第に消え、内藤のデスティーノ(変形リバースDDT)、KENTAのgo 2 Sleepと、お互いの必殺技を巡る攻防に発展。だが、鼻根あたりから流血しながらも、立っていたのは内藤だった。go 2 Sleepをバレンティア(垂直落下式ノーザンライトボム)で切り返すと、最後は23分30秒、とどめのデスティーノで逆転の3カウントを奪取した。

まさかの開幕2連敗となったが、一気にブロック首位タイまで追い上げてきた。大のプロ野球広島ファンとして知られる内藤は、自身の「ホーム」と公言する聖地・広島のファンの前で、誇らしくポーズを決めて見せた。

10日の広島大会で棚橋が後藤に勝利した場合、直接対決の結果により脱落が決まるが、逆転優勝を誰よりも信じている。「今日の勝利で貯金1。まだ厳しい状況ですが、最後まで『やっちゃろうや!』の精神で頑張ろうと思います」。佐々岡監督のフレーズを引用し、サヨナラ勝利へ思いを込めた。

バックステージでは「控室で明日の試合をしっかりチェックします」と不敵な笑みを浮かべた内藤。次戦は16日開催の東京・日本武道館大会で、セイバーJrとリーグ戦ラストマッチを戦う。

KENTA(左)に打撃を見舞う内藤(提供・新日本プロレス)

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【新日本】リーグ戦脱落危機のSANADA、執念の生き残り“くせ者”オーエンズを意地で撃破

オーエンズにスカルエンドを決めるSANADA(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Bブロック公式戦◇9日◇広島サンプラザホール◇観衆1525人

リーグ戦脱落の危機にあったSANADA(34)が、執念で生き残った。

Bブロック公式戦となった第6試合で“くせ者”チェーズ・オーエンズ(32)と対戦。ここまで2勝3敗で既に脱落が決まっている相手の、怖いものなしのファイトに手を焼いた。後半には自身の必殺ムーブである、スカルエンド(変型飛龍裸絞め)からのラウンディングボディープレスと、おきて破り技を連発された。だが、意地でキックアウトすると、お返しとなるラウンディングボディープレスから、スカルエンドでがっちりと捕獲。12分45秒、レフェリーストップで勝利を収めた。

これで3勝2敗となり、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。次戦はリーグ戦ラストマッチとなる東京・日本武道館大会(16日)の石井智宏戦。「あと1試合だけ…。どうなるかまだわからない状況だけど、俺が最も美しく、グレーテストに次の試合で証明してやるよ」と、遠くを指さして気合を入れ直していた。

オーエンズ(下)にラウンディングボディープレスを決めるSANADA(提供・新日本プロレス)

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【新日本】極悪スタイル貫く高橋裕二郎、悪の限りを尽くしリーグ戦の負け越し回避 

勝ち名乗りを受ける高橋裕(中央)。左はダンサーのピーター(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇9日◇広島サンプラザホール◇観衆1525人

ヒールユニット「ハウス・オブ・トーチャー」の高橋裕二郎(41)が、NEVER無差別級6人タッグ王者のYOSHI-HASHI(40)を下し、リーグ戦の負け越しを回避した。

Dブロック公式戦となった第5試合で、悪の限りを尽くした。コーナーで入場ポーズ決めようとしたYOSHI-HASHIに奇襲をかけると、パイプ椅子攻撃や金具むき出しのコーナーに打ち付けた。後半には同門SHOの介入で傾きかけたリズムを取り戻すと、最後は13分12秒、ビッグジュース(インプラントDDT)で3カウントを奪取した。

最後まで真っ向勝負の信念を曲げなかったYOSHI-HASHIに対し、一貫して自身の極悪スタイルを貫いた高橋。バックステージでは「YOSHI-HASHIのごみ、くず、カス…。お前なんてベルトを持つ資格はないよ」と、これでもかと言うほどこき下ろした。

これで3勝2敗の勝ち点6とし、リーグ戦の負け越しがなくなった。さらに3勝1敗でブロック首位にたつデビッド・フィンレーと勝ち点で並んだ。大会前の記者会見で「なめんじゃねえ」と一言に思いを込めた男は、どんな形でも勝利を積み重ねていく覚悟だ。

セコンドのSHOにパイプ椅子攻撃を受けるYOSHI-HASHI(提供・新日本プロレス)

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【新日本】ローラーが技術戦制す グラウンドの攻防からTAKAみちのくに後頭部へのニーバット

セイバーJr(中央)にコンビ技を決めるアイザックス(左)とローラー(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇9日◇広島サンプラザホール

新日本プロレスの広島大会は9日、広島サンプラザホールで行われ、米総合格闘技UFC出身のトム・ローラー(39)が技術戦を制した。第2試合のタッグマッチで「Team Filthy」の相棒となるロイス・アイザックスと組み、鈴木軍のザック・セイバーJr、TAKAみちのく組と対戦。高レベルなグラウンドの攻防を展開すると、最後は6分53秒、TAKAからNKOTB(後頭部へのニーバット)で自ら3カウントを奪取した。

米国の新日本ストロングで無差別級王座を1年以上防衛した経験を持つローラーは、18日の東京・日本武道館大会で優勝決定戦を迎える「G1クライマックス」に初参戦のため来日中。Dブロックにエントリーし、開幕2連敗と苦しんだが2連勝で盛り返してきた。次戦は10日の広島大会で、オカダ・カズチカとリーグ公式戦で対戦する。

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【新日本】ジェイ・ホワイト広島大会欠場 軽度の熱中症のような症状、コロナ検査は陰性

ジェイ・ホワイト(2022年6月12日撮影)

新日本プロレスは9日、この日の広島大会(サンプラザホール)に出場予定だったIWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト(29)が欠場すると発表した。

軽度の熱中症のような症状が見られたため。新型コロナウイルス抗原検査の結果は陰性だった。10日の広島大会(同)も大事を取って欠場する。

ホワイトが9日に出場予定だった8人タッグマッチは、オカダ・カズチカ、棚橋弘至、後藤洋央紀組-ジュース・ロビンソン、バッドラック・ファレ、外道組の6人タッグマッチに変更。10日に出場予定だった6人タッグマッチは、代替選手の外道がKENTA、ジュース・ロビンソンと組み、ランス・アーチャー、タイチ、TAKAみちのく組と対戦する。

ジェイ・ホワイト(2019年2月2日撮影)

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WWE幹部ジョン・ロウリネイティス氏が解雇 米報道 ジョニー・エースの名で全日本でも活躍

全日本ではジョニー・エースのリングネームで活躍したジョン・ロウリネイティス氏

全日本プロレスでジョニー・エースのリングネームで活躍したWWE幹部のジョン・ロウリネイティス氏(60)が解雇されたと8日(日本時間9日)、複数の米専門メディアが一斉に報じた。

報道によると1週間前に契約終了となったという。WCWを経て01年からWWEに入社し、04~12年に選手を統括するタレント部門の責任者を務めた同氏は副社長など幹部としてWWEを支え、21年には再びタレント部門の責任者に就いていた。

しかし今年6月、米ウォール・ストリート・ジャーナルでビンス・マクマホン会長兼CEO(当時)がパラリーガルの元女性社員との不倫関係を終わらせるため、口止め料として300万ドル(約3億9000万円)を支払ったと報じられた際、ロウリネイティス氏も当該女性社員と交際していたと伝えられていた。

この問題を受け、2人はWWE取締役会の特別委員会による不正行為の調査を受けていた。マクマホン氏は会長兼CEO職を辞任し、7月にはWWEからの引退を発表。ロウリネイティス氏も休職したと報じられていた。

00年6月、川田利明にコブラツイストをきめるジョニー・エース(上)
00年5月、トップロープからラリアットを決めるジョニー・エース(左)

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新日、全日で活躍ロッキー・ジョーンズさん死去 喉頭がん68歳 81年来日し坂口征二らと対戦

※写真はイメージ

日米マットで活動した米国人プロレスラー、ロッキー・ジョーンズ(本名マイク・マスターズ)さんが喉頭がんで死去したと8日(日本時間9日)、米専門メディア、PWインサイダーなどが報じた。68歳だった。以前からがんの闘病生活を送っていたという。79年にプロレスラーとしてデビューしたジョーンズさんは同年10月、WWEの前身WWFでインターコンチネンタル王座に挑戦。NWA移籍後、ミル・マスカラスらと対戦した。

81年5月、本名となるマイク・マスターズのリングネームで新日本プロレスのシリーズに初来日。藤波辰爾、タイガーマスク組とタッグマッチ、坂口征二やハルク・ホーガンとシングルマッチで対戦した。83年1月にはロッキー・ジョーンズの新リングネームで全日本プロレスにも参戦。当時のNWAインタージュニア王者となる大仁田厚に挑戦した。現役引退後は二ュージャージー州などでレスリングスクールなどを運営し、後進の指導にあたっていた。

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【新日本】オカダ・カズチカが初黒星、体重160キロ・ジョナのトーピードで圧殺され大の字

ジョナ(右)の巨体に押しつぶされるオカダ(提供・新日本プロレス)

<新日本:大阪大会>◇G1クライマックス32 Aブロック公式戦◇7日◇エディオンアリーナ大阪

ここまで開幕3連勝していた前IWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカ(34)が、ジョナにリーグ戦初黒星を喫した。

メインイベントとなったAブロック公式戦でシングル初対戦。体重160キロの巨体に必殺技が届かず、最後は21分53秒、トーピード(ダイビングボディープレス)で3カウントを奪われた。試合後はリング上で大の字になり、目をつむって全く動けず。これで3勝1敗の勝ち点6で、ジョナに首位に並ばれてしまった。連覇へ向けて負けられない次戦は、10日の広島大会(サンプラザホール)でトム・ローラーと対戦する。

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【新日本】トム・ローラー連勝で脱落免れる「君がいてくれて俺は幸運だ」妻の誕生日に勝利飾った

ファレ(左)の腕関節を極めるローラー(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:大阪大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇7日◇エディオンアリーナ大阪◇観衆2609人

技術で力をねじ伏せた。初代NJPW STRONG無差別級王者でG1クライマックス初出場のトム・ローラー(39)が、ここまでリーグ戦2勝2敗のバッドラック・ファレ(40)を退け、2勝2敗の勝率五分に復帰。妻の誕生日に勝利を飾り、「君がいてくれて俺は幸運だ」と米国へ感謝を届けた。

Aブロック公式戦となった第6試合。体重160キロ超の相手に、総合格闘技で培った打撃やグラウンドテクニックを披露したが、序盤は圧倒的なパワーの前に押され気味だった。だが、ひざ下へのアリッキックが効いてきたのか、相手の動きは徐々に緩慢に。そこを見逃さなかった。ローキック、ランニングニーと畳みかけ、最後は11分5秒、NKTOB(後頭部へのニーバット)をさく裂し、ついに3カウントを奪った。

初出場のG1はまさかの連敗スタートも、ここにきて状態を上げてきた。静岡大会に続く連勝で、ブロック脱落の危機を逃れた。妻の誕生日に勝利を飾り、「俺が激しい試合をする理由の1つは君なんだ。日本で手に入れられるチャンスは全て手に入れる」と、力を込めた。

次戦は10日の広島大会(広島サンプラザホール)で開幕3連勝を挙げたオカダ・カズチカと対戦する。「人は彼を超人と呼ぶが、普通の人間であることを証明する」と意気込んでいた。

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【新日本】バレットクラブ対決はファンタズモが暴走反則負け「俺は何をやってるんだ…」

レフェリーの目の前でジュース(奥)にパイプ椅子を投げつけるファンタズモ(提供・新日本プロレス)

<新日本:大阪大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇7日◇エディオンアリーナ大阪

ジュース・ロビンソン(33)対エル・ファンタズモ(35)のバレットクラブ(BC)同門対決は、反則で試合が終わるまさかの結末となった。

Dブロック公式戦となった第7試合で激突。ファンタズモは、前日の大阪大会に続くリーグ戦連戦となった。お互いに「TOO SWEET」ポーズを交わす友好的な立ち上がりを見せたが、中盤からは一転してヒートアップ。汚い言葉でののしりあうと、場外戦ではテーブルに相手の頭を打ち付けるなど、血みどろの攻防に発展した。最後は歯止めが効かなくなったファンタズモが、レフェリーの目の前でジュースにパイプ椅子を投げつける暴挙。16分9秒、反則をとられて、試合終了となった。

ロビンソンが2勝3敗、ファンタズモが1勝3敗となり、両者ともに決勝リーグ進出は難しい状況。バックステージで正気を取り戻したファンタズモは「何であんなことをしてしまったんだ。俺は何をやってるんだ…」と、タオルで頭を覆った。BC同門対決は今年5月に加入したばかりのジュースに軍配が上がったが、誰も得しない結果になってしまった。

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【全日本】宮原健斗がTARU退け2回戦進出「俺以外いないだろ」VM復帰騒動も拒否で完全決着

試合に勝利し、マイクを握る宮原(撮影・勝部晃多)

<全日本:後楽園大会>◇第9回王道トーナメント第1回戦◇7日◇東京・後楽園ホール◇観衆610人

18年王道トーナメント覇者の宮原健斗(33)が、極悪集団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」総帥のTARUを退け、2回戦に駒を進めるとともに、VM復帰騒動に完全決着をつけた。

メインイベントとなったトーナメント1回戦。試合は序盤から執拗(しつよう)な左腕攻めに苦しんだ。場外戦ではTARUにタオルによる首絞め攻撃を受けるなど、子供ファンが号泣するほどのやられようだった。だが、「負けてたまるか」と発奮。パイプ椅子攻撃、パウダー攻撃と姑息(こそく)な技を次々と繰り出す相手に、スタンディング式ブラックアウトを突き刺すと、最後は12分9秒、必殺のシャットダウンスープレックスホールドで逆転のピンフォール勝ちを収めた。

VM復帰騒動にも完全決着をつけた。2日の会見でTARUから「この俺に負けたら、正々堂々とVMに戻って来いよ」と、13年に8カ月間所属していた“古巣”への勧誘を受けた。この日の試合後、VMの諏訪魔から握手を求められたが、フロントハイキックで一蹴し、拒否。「入るかばか!」と叫んだ。1度はちゅうちょする様子を見せた宮原だったが、加入する気はゼロだったようで、バックステージでは「ファンのみんなには『入るかもしれない』という空気があったから…。今日までもたすのが大変だった」と、苦笑していた。

「最高男」の視界には、4年ぶりのトーナメント制覇しかない。「王道トーナメント、俺以外いないだろ。俺がやらなきゃダメだろ」と、自身に活を入れた宮原。団体創設50周年イヤーの顔になるべく、16選手が参加した過酷なトーナメントを突き進む。

TARU(左)にニーバットを見舞う宮原(撮影・勝部晃多)

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【全日本】前3冠ヘビー王者ジェイク・リー開幕戦勝利 3年ぶり頂点、諏訪魔への挑戦権へ第1歩

開幕戦に勝利し、勝ち誇るジェイク・リー(撮影・勝部晃多)

<全日本プロレス:後楽園大会>◇第9回王道トーナメント 第1回戦◇7日◇東京・後楽園ホール◇観衆610人

前3冠ヘビー級王者ジェイク・リー(33)が、19年以来となる3年ぶりの王道トーナメント制覇へ、好スタートを切った。

第4試合となったトーナメント開幕戦で、192センチのジェイクは、2メートルの綾部蓮(25=JUST TAP OUT)と対戦した。自身よりもさらに手足の長い相手に、フルネルソンで捕獲されるなど悪戦苦闘しながらも、最後は11分54秒、後頭部へのジャイアントキリングからD4C(垂直落下式ブレーンバスター)を突き刺し、3カウントを奪った。

高身長対決を制したジェイクは、「彼はこれからの選手。もう1回やってもいいし、今度は組んでもいい。俺が培ってきたものを自分のものにしたいんだったら、もっとアクションを起こせ」と呼びかけた。

団体創設50周年イヤーの今年、トーナメントにかける強い思いがある。今年6月の大田区大会で宮原を下して半年ぶりに同級王座を戴冠したが、先月14日の後楽園大会で諏訪魔の暴挙の前に沈み、1カ月足らずで至宝を失った。さらに現王者・諏訪魔はトーナメント参戦をボイコットし、「ここで優勝したやつが俺に挑戦してこい」と、9月18日・日本武道館で開催の50周年記念大会でタイトルマッチを宣言している。

ジェイクにとって、50周年の顔に返り咲くためには、自身2度目となるトーナメント制覇は必須。この日と同じ後楽園ホールで受けた恥辱をすすぐため、ジェイクがその第1歩を踏みしめた。

綾部蓮(奥)と腕の長さを比べるジェイク・リー(撮影・勝部晃多)

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