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ボクシングニュース

フューリーvsワイルダー計量器はさみののしり合い

WBCヘビー級タイトルマッチの計量でにらみあうワイルダー(左)とフューリー(AP)

ボクシングWBC世界ヘビー級タイトルマッチの前日計量が、21日に米ラスベガス市内で行われた。同級王者デオンテイ・ワイルダー(34=米国)は104・7キロ、元3団体統一王者タイソン・フューリー(31=英国)は123・8キロだった。18年に引き分けとなってからの再戦となる。

11度目の防衛戦となるワイルダーは最重量、フューリーも2番目の重量をマークした。19日の会見では乱闘寸前になったことから、フェースオフは禁止となった。それでも計量器をはさんで、両者はののしり合っていた。

前回はワイルダーが2度のダウンを奪うも引き分けた。11月に7回KOで42勝目を挙げて無敗記録を伸ばしている。「前回は物議を醸したが、決着をつける」と意気込む。

フューリーは9月に2カ所に傷を負いながらも判定勝ち。前回はダウン以外は試合をコントロールして優位とする声が多く「これはやり残した仕事」と今度こそを期す。勝者には3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(30=英国)が対戦を希望している。

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但馬ミツロがプロテスト合格 ヘビー級にホープ誕生

プロテストに合格した但馬ミツロ

ボクシングアマ5冠のヘビー級ホープが誕生した。日系ブラジル人の但馬ミツロ(25=緑)が21日、都内のジムでB級プロテストを受験。体重120キロもスパーではスピードと技術を見せて合格した。

中大時代からライトヘビー級で国体などに優勝。リオ、東京五輪はケガや日本国籍取得が間に合わず断念。「プロで世界王者が目標だった」と転向し、クルーザー級が適正も国内唯一の重量級まで上げた。松尾会長は「デビュー戦で藤本京太郎とやらせたい」に「誰でもいい。ゴールは米国」と言い切った。

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田中教仁が3・3世界初挑戦「かっこいいオヤジに」

世界初挑戦の会見を行った田中教仁(撮影・奥山将志)

ボクシングの前日本ミニマム級王者で、WBA世界同級13位の田中教仁(35=三迫)が21日、都内で会見し、3月3日にタイ・ナコンサワンで11度防衛中のWBA同級スーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマート(29=タイ)に世界初挑戦すると発表した。

日本ボクシングコミッションが公認する日本人のタイでの世界戦は、過去24敗1分けと勝利がないが「ネガティブな歴史に自分が終止符を打ちたい。かみ合うと思うし、ぶっ倒したい」と20戦全勝の王者からのベルト奪取に自信をみせた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、家族や知人には現地応援の自粛を促した。この日は35歳の誕生日。2人の娘を持つベテランは「勝ってかっこいいオヤジになりたい」と力を込めた。

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ボクシング中谷潤人、亡き曽祖母へ世界王座奪取誓う

砂浜ダッシュで世界王座奪取を期す中谷潤人

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M.T)が、亡き曽祖母にささげる世界王座奪取を誓った。

4月4日の世界初挑戦に向け、20日に熱海での走り込みキャンプを打ち上げた。出発直前の16日に母方の曽祖母、三林豊子さんが死去し、19日は故郷の三重・東員町にとんぼ返りで葬儀に参列した。

豊子さんとは上京前まで同居し、趣味のカラオケ店とジムが近く、一緒に帰宅するなどかわいがられた。プロ入り後の試合も観戦。87歳だったが「見に行きたい」と、世界戦を楽しみにしていたという。

キャンプの練習量は減ったが、砂浜ダッシュや825段の石段上りなど密度は濃かった。あとは実戦スパーで仕上げる。試合翌日は四十九日にあたる。「必ずベルトをとって、ひいおばあちゃんを送ってあげたい。それが今一番強い思い」。家族に支えられる中谷に、また1つ愛のモチベーションが加わった。

伊豆山神社の石段ダッシュで世界王座奪取を期す中谷潤人

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ボクシング松本圭佑、井上尚弥に感銘しプロ入り決意

プロ転向会見を行った松本圭佑(右)と父の好二トレーナー

ボクシングの元東洋太平洋フェザー級王者松本好二氏(50=大橋ジムトレーナー)の長男圭佑(20)が20日、横浜市内で会見し、大橋ジムからプロ転向すると発表した。

U-15全国大会で5連覇を果たすなど、幼少期から活躍してきたが、目標としていた東京五輪出場を逃し、昨年末に東農大を中退。「小さい頃からの憧れの舞台に立ててわくわくしている。ラスベガスや東京ドームで試合ができるような世界王者になりたい」と意気込みを語った。

プロ転向のタイミングを悩んでいたが、昨年11月の井上尚-ドネア戦を観戦し「こんなにすごい方が身近にいる。同じ環境で練習がしたい」とプロ入りを決意。父が3度の挑戦でつかめなかった世界王者を目指す道を選び「小さい頃から父の映像を見るたびに、悔しい気持ちを持っていた。父を超えること=世界王者になること。そこもモチベーション」と力を込めた。

プロではスーパーバンタム級を主戦場とする予定で、3月11日にプロテストを受け、5月28日のデビューを目指す。世界王者の八重樫、川嶋勝重を育ててきた松本トレーナーは「八重樫のハートと、尚弥の技術を併せ持ったような選手を目指して欲しい」と話した。【奥山将志】

◆松本圭佑(まつもと・けいすけ)1999年(平11)7月17日、横浜市生まれ。小3でボクシングを始め、みなと総合高では選抜ライトフライ級優勝、総体3年連続準優勝など。東農大では全日本選手権バンタム級準優勝。アマ戦績は95戦80勝15敗。175センチ。家族は父、母、妹。

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アマ8冠の中垣龍汰朗プロ宣言「2年で世界王者に」

大橋ジムからプロデビューする中垣龍汰朗

ボクシングアマ8冠の中垣龍汰朗(20)が、大橋ジムから5月にプロデビューする。19日に横浜市内のジムで発表した。

宮崎・日章学園ではインターハイなど5大会、国際大会でも3度優勝。東農大で東京オリンピック(五輪)代表を目指していたが予選敗退し、昨年末に2年中退でのプロ入り。「最短2年で世界王者になりたい」と高い目標を掲げた。

3歳で空手を始めた。テレビで見た3階級制覇王者長谷川穂積の「格好良さ」にひかれ、小4から福岡のジムに通いだした。そこからボクサー一筋。パリ五輪も考えたが「4年は長い。プロで勝負」と決意。出稽古したことがあり、選手がそろう大橋ジムを選んだ。

169センチのサウスポーで、打たせないアウトボクシングが持ち味。大橋会長は「スピードあり、パンチもシャープ。パワーをつければ世界をとれる実力」と期待。スーパーフライ級で3月に6回戦のB級プロテストを受験し、5月28日に6回戦での初戦を予定している。

大橋ジムからプロデビューする中垣龍汰朗(中央)と大橋秀行会長(右)、松本好二トレーナー

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井上尚弥の3団体統一戦、WOWOWプライム生中継

ドネアに勝利しアリ・トロフィーを掲げる井上尚弥(2019年11月7日撮影)

ボクシングWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)の3団体統一戦が、WOWOWプライムで生中継されることが決まった。

17日に発表された。4月25日に米ラスベガスで、WBO世界同級王者ジョンリエル・カシメロ(30=フィリピン)と対戦する。日本時間26日午前11時から生中継される。WOWOWライブでは3月29日午後2時から「最強王者への道」と題した関連番組も放送される。

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ホルヘ・リナレス再起2連勝「もう1度世界王者に」

再起2連勝を飾ったリナレス(左)と会場で声援を送ったゴンサレス(C)TEIKEN

ボクシングの元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳)が14日(日本時間15日)、米アナハイムで、元NABA北米スーパーフェザー級王者カルロス・モラレス(メキシコ)とのライト級契約12回戦に臨み、4回2分9秒KO勝ちした。

3回に右でダウンを奪うと、4回に左ボディーからの右フックで再び倒し、試合を決めた。昨年1月のWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦で敗れたが、そこから再起2連勝。「まだまだビッグチャンスもありそうだし、これからもライト級で頑張って、もう1度世界王者になります」と話した。

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福永亮次が新王者「人生左右する試合」で逆転TKO

右目はふさがりながらも王座奪取の福永亮次

<ボクシングWBOアジア太平洋スーパーフライ級タイトル12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

同級4位福永亮次(33=角海老宝石)が逆転TKOで新王者になった。

同級王者フローイラン・サルダール(30=フィリピン)のV1戦でタイトル初挑戦。右目がふさがりながらも、7回にボディーでダウンを奪う。さらに連打を浴びせるとレフェリーがストップ。7回1分40秒TKOで王座を獲得した。

初回から長い右ストレートをもらい、なかなか攻め込めなかった。4回あたりから右目の周囲も腫れだした。このままではレフェリーストップもあり得る状況に、田部井トレーナーは6回にゴーサイン。福永も「距離が遠かったが、ボディーは効いていた。ガードを固めていくしかない」と一転攻勢で逆転勝ちした。

地元大阪でプロデビューし、上京して宮田ジムに移籍した。16年には全日本新人王も、18年に東洋太平洋シルバー王座挑戦に失敗し、ボクシングから離れた。「またやりたくなった」と昨年ジムを移籍し、2戦目でつかんだビッグチャンスをものにした。

15歳から型枠職人の仕事につき、試合前は3日ほど休むだけだった。「ボクシング人生を左右する試合」に向けて、今回は12日間と初の長期休暇をもらった。その期待にも応えて見せた。

サルダールは元世界王者の木村翔に挑戦経験もあり、WBO7位につけていた。福永は世界ランク入りも確実にしたが「レベルが低すぎ。もっともっと練習して上を目指したい」と話した。

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元3階級王者リナレス「きれいな試合を」モラレス戦

前日計量をクリアしたリナレス(左)とモラレス(c)TEIKEN

元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳)が14日(日本時間15日)、米アナハイムで、元NABA北米スーパーフェザー級王者カルロス・モラレス(30=メキシコ)とのノンタイトル12回戦に臨む。

13日の前日計量では、リナレスがリミットを100グラム下回る61・1キロ、モラレスは61・2キロでパス。リナレスは、昨年1月にWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦で敗れ、同9月に日本での再起戦で勝利。世界戦線への再浮上をかけた一戦に「相手は強いが、きれいな試合をすれば次の試合で大きなチャンスも来ると思う」と闘志を燃やした。

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「トンテキ家族」ボクシング中谷が世界奪取で恩返し

世界に初挑戦する中谷潤人

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)の世界初挑戦が決まった。4月4日に東京・後楽園ホールで、同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)との王座決定戦が、14日に都内で発表された。前王者田中恒成(24=畑中)が返上した王座を争う。中卒で米国での単身修行でスタートし、20戦全勝(15KO)でつかんだチャンス。国内で最も期待されるホープが、一家挙げてのサポートに恩返しのベルトを狙う。

  ◇    ◇    ◇

記者会見場の後方から、壇上の中谷を見守る3人の姿があった。両親と弟。待ちに待った世界初挑戦発表に、異例の家族同伴となった。中谷は「家族をずっと振り回し、今はサポートをしてもらっている。このチャンスを一発でとって、少しでもホッとさせたい」と誓った。

実家は三重・東員町でお好み焼き店だった。中谷が中1でボクシングを始めると、父澄人さん(43)は店の隣に手作りでジムを作り、サンドバッグをつるした。中谷はその時には「フライ級の世界王者になる」との目標を張り紙していた。

中卒前には米国での単身修行を決意し、高校進学を勧める両親を熱意で説得した。デビュー1年後の16年には、中谷が住む神奈川・相模原市に引っ越してきた。一家でサポートするためだった。

昨年には中谷がオーナーでトンテキ専門店とん丸をオープンした。四日市市の名物をメインに、弟龍人さん(20)を店長に一家で切り盛りしている。龍人さんはスポーツマッサージも勉強して、兄の体調維持にも協力する。家族への恩返しには世界王者は必須だ。

世界ランクは4団体すべて1ケタで、今日本で最も期待される。全日本新人王、日本ユース、日本王座、元世界王者戦と確実にステップを踏み、20個の白星を積み上げてきた。「やっと舞台に立てる。世界で一番強い男の肩書ができる試合。わくわくする」と目を輝かせた。

1月には米国で1カ月あまりスパーリング合宿した。前WBAスーパー&IBF世界スーパーバンタム級王者ローマン(米国)と40回手合わせし「いろいろ試して通用した」と手応えも得た。18日から熱海で走り込み、3月に米2次合宿で、決戦へ万全の準備をする。【河合香】

◆中谷潤人(なかたに・じゅんと)1998年(平10)1月2日、三重・東員町生まれ。米国で修行を積みながらアマ14勝2敗。15年4月にプロデビューで1回TKO勝ち。16年に全日本フライ級新人王、17年に日本同級ユース王座、19年2月に日本同級王座を獲得した。171センチの左ボクサーファイター。

「トンテキ専門店とん丸」ののれんを手にする中谷潤人(中央)と弟龍人さん
世界初挑戦する中谷潤人(左から2人目)。左から父澄人さん1人おいて母府見子さん、弟龍人さんの一家

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中谷潤人が世界初挑戦「チャンス。一発で取りたい」

ボクシングのWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が、4月4日に東京・後楽園ホールで世界初挑戦することが決まり、14日に都内のホテルで会見を行った。同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)とWBO世界フライ級王座決定戦を行う。

三重県出身。デビュー20戦全勝(15KO)の中谷は、中学時代にボクシングを始め、卒業後に単身で米国に留学。元2階級制覇王者の畑山隆則氏らを指導したルディ・エルナンデス・トレーナーから指導を受けてきた。

15年4月に日本でプロデビューし、16年に全日本フライ級新人王を獲得。19年2月には日本同級王座を獲得した。19年10月には元IBF世界ライトフライ級王者のミラン・メリンド(フィリピン)に6回TKO勝ちを収め、初の世界挑戦を引き寄せた。

中谷は「世界で一番の男になるための戦いができる。チャンスなので一発で取りたい。4月4日は信念を持って、悔いのないように戦い、必ず世界王者になります」と意気込みを語った。マグラモについては「器用でパンチがある選手。警戒しながら戦いたい」と話した。今後は17~20日に国内で走り込み合宿を行い、3月上旬からは米国に渡り、スパーリング中心に、試合に向けて仕上げていく。

対戦相手のマグラモは、元WBOオリエンタル同級王者、元WBCインターナショナル同級王者の実績を持ち、戦績は24勝(20KO)1敗。

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吉野修一郎TKOで5度目防衛「足りない部分ある」

富岡(左)に右ストレートを浴びせる吉野修一郎(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:日本ライト級タイトルマッチ>◇13日◇東京・後楽園ホール

日本ライト級王者吉野修一郎(28=三迫)が、苦しみながらも5度目の防衛に成功した。

同級1位の富岡に1回に右のカウンターでダウンを奪われたが、粘り強く戦い、8回1分55秒に連打を集めたところで、逆転のTKO勝利を収めた。東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック王座も保持する28歳は「こんな試合で世界とは言えない。まだまだ足りない部分がある」と成長を誓った。

タイトル防衛に成功し記念撮影する日本ライト級王者吉野(撮影・中島郁夫)

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王座剥奪の比嘉 1年10カ月ぶり再起戦TKO勝利

6回、ジェイソン・ブエナオブラ(左)に右アッパーを浴びせる比嘉大吾(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:ノンタイトル8回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

18年4月に体重超過により王座を剥奪された元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(24=白井・具志堅)が13日、東京・後楽園ホールで約1年10カ月ぶりの再起戦に臨み、6回2分25秒TKO勝ちした。約53・9キロ契約のノンタイトル8回戦でブエナオブラ(フィリピン)と対戦。開始から圧力をかけると、6回にボディーの連打で2度のダウンを奪い、試合を決めた。

17年5月に無敗で世界王座を奪取し、V2戦でデビュー15連続KO勝ちの日本記録を樹立。V3戦での失態で一度は引退も考えたが、昨年10月にライセンス無期限停止の処分が解除となり、リングに戻ってきた。

満員の会場で復帰戦を飾ったものの、被弾する場面もあり、笑顔はなし。「とりあえず勝てて良かったが、力不足。ボクシングはそんなに甘くない」と反省が口をついた。今後については「2年休んでまたかと思われるかもしれないが、自分に期待していない自分もいる。夢を追って東京に出て来た当時の闘争心が今の自分にはない。それがない限り、チャンピオンになるのは無理」と複雑な胸中を吐露した。具志堅会長は「精神的な部分を立て直さないといけない。時間はかかる」とした。【奥山将志】

6回、ジェイソン・ブエナオブラ(左)からダウンを奪う比嘉大吾(撮影・中島郁夫)
6回、ジェイソン・ブエナオブラ(左)にレフェリーストップで勝利した比嘉大吾(撮影・中島郁夫)

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新ジム「協栄新宿」加盟承認「14人目王者育てる」

元日本スーパーバンタム級暫定王者の瀬藤幹人氏(2018年11月12日撮影)

東日本ボクシング協会理事会が13日にあり、協栄新宿ボクシングジムの新規加盟を承認した。昨年12月に休会した協栄ジムを引き継ぎ、元日本スーパーバンタム級暫定王者の瀬藤幹人トレーナー(40)が会長となり、スタッフ、選手も移籍して、これまで通り活動していく。瀬藤会長と内田チーフトレーナーが理事会に出席して承認を受けた。

協栄ジムは金平桂一郎会長がオーナーとのトラブルから休会届を提出した。選手は東日本協会花形会長の助けで、花形ジムに暫定移籍して出場していた。瀬藤会長は協栄ジムで18年間現役を務めた。「ボクが一番協栄ジム復活を願っていたと思う。会員や何よりも選手のために」と、年明けに会長就任を決断。協栄ジムは休会扱いのため、新規ジムとして加盟を決断した。

トラブル後も会員数約200人は変わらずに運営してる。「今が一番いい雰囲気でできていると思う。みんなにこれからも楽しんでもらいたい」。協栄ジムは国内最多13人の世界王者を育成した名門。閉鎖の危機を脱して存続にこぎ着けた瀬藤会長は「もちろん14人目を育てたい」と話した。

休会した協栄ジムの金平桂一郎会長(2017年1月20日撮影)

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挑戦者福永亮次「もちろん狙う」KO勝ち 前日計量

計量をクリアした福永亮次(左)とフォローイラン・サラダール

ボクシングWBOアジア太平洋スーパーフライ級タイトル戦の前日計量が13日に都内で行われた。同級4位福永亮次(33=角海老宝石)が14日に東京・後楽園ホールで、同級王者フローイラン・サラダール(30=フィリピン)のV1戦で初挑戦する。福永はリミットの52・1キロ、サラダールは51・9キロでパスした。

王者は3敗のうち2敗は、元世界王者の木村翔、井上拓真に喫した。昨年9月に王座を獲得し、WBO9位にランクされている。強敵相手にも福永は「1、2回から出ていってつぶしたい」と気合十分。11勝はすべてKO勝ちに「もちろん狙う」と力を込めた。

地元大阪でプロデビューし、上京して宮田ジムに移籍した。16年には全日本新人王も、18年に東洋太平洋シルバー王座挑戦に失敗し、ジムを離れた。「またやりたくなった」と昨年ジムを移籍。2戦目でビッグチャンスをつかんだ。

15歳から大工の仕事についた。普段は試合3日前から休むが、今回は12日間と初の長期休暇で決戦に備える。パンチのある相手に、パワー対策で重い階級を相手にスパーリングを積んできた。「下がらずにずっとプレッシャーをかけたい。上下に打ち分けて、ボディーも効かせて削っていく」つもりだ。「ボクシング人生を左右する試合」に決意がみなぎった。

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協栄ジムが協栄新宿で存続 新会長に瀬藤幹人氏就任

金平桂一郎前会長

昨年12月に休会した協栄ボクシングジムが、協栄新宿と名称を変えた新ジムで存続する。東日本ボクシング協会に新規加盟申請したことが12日までに分かった。元日本スーパーバンタム級暫定王者の瀬藤幹人トレーナー(40)が会長となり、新宿にあるジムはそのままでスタッフ、選手も大半が移籍し、これまで通りに運営、活動する。13日の東日本理事会で承認される。

協栄ジムは金平桂一郎前会長がオーナーとのトラブルから、突然休会届を提出した。全日本新人王など試合が決まっていた選手たちが宙に浮く、異例の事態となった。東日本協会花形会長が手を差し伸べ、花形ジムへ暫定移籍させることで試合にはこぎ着けた。ただし、国内最多13人の世界王者を育成した名門ジム閉鎖はやむなしと思われていた。

オーナー側は当初から閉鎖を否定し、通常通りに運営しながら、ジム存続の道を探っていた。そこで瀬藤トレーナーが会長となることを決断し、協栄の看板を引き継ぐことになった。

瀬藤トレーナーは日体大時代の00年にプロデビューし、17年に引退するまで協栄ジム一筋。18年間で51戦をこなし、現役時から長年トレーナーも務めてきた。休会時には「一緒にボクシングをやっている会員さんのため、そして一番は、今頑張っている選手のために協栄ジムを建て直したいですね」(原文まま)とブログにつづっていた。

協栄ジムは59年に金平ジムとして、前会長の父正紀氏が開いた。海老原に始まり、具志堅、勇利、鬼塚ら数多くの人気王者を育ててきた。その協栄の黄金の歴史が途絶えることなく、今後も引き継がれていくことになった。

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亀田3兄弟のいとこ京之介、角海老宝石ジムに移籍

亀田京之介

亀田一族で昨年初の東日本新人王となったフェザー級亀田京之介(21)は角海老宝石ジムに移籍する。

元世界王者亀田3兄弟のいとこで、18年に協栄ジムからプロデビュー。初戦黒星から昨年フェザー級で東日本新人王となり、全日本は花形ジム所属で出場も判定負けした。角海老宝石ジム所属の東洋太平洋スーパーウエルター級王者渡部あきのりは、以前に協栄、亀田ジム所属で亀田家と親交がある。

有望選手も多い練習環境などからも移籍先に選択したとみられる。

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王者井上浩樹がケガ V2戦5月28日に延期を発表

日本スーパーライト級王者の井上浩樹(2019年11月29日撮影)

ボクシング日本スーパーライト級井上浩樹(27=大橋)が、3月16日に予定していたV2戦が5月28日に延期された。

井上のケガのためで、大橋ジムが12日に発表した。同級1位永田大士(30=三迫)と東京・後楽園ホールで対戦に変更はない。

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吉野修一郎、富岡樹ともに米国戦足がかりへ勝利誓う

インタビューを受ける吉野修一郎

ボクシング日本ライト級タイトルマッチの前日計量が12日に都内で行われた。13日に東京・後楽園ホールで、同級王者吉野修一郎(28=三迫)が同級1位富岡樹(22=REBOOT.IBA)の挑戦を受ける。ともにリミットの61・2キロでクリアした。

吉野は昨年10月にWBOアジア太平洋と東洋太平洋王座も、1回TKOで獲得した3冠王者。2人は以前には何度もスパーリングしたが「スピードあるが怖さはない。当たれば倒せる。KOは意識せず、コツコツ当てて嫌がらせれば」と自信を見せた。

11連勝中(9KO)で節目のV5戦となる。「勝つことで日本一であることを証明し、ここは卒業したい。勝って世界へ行きたい」とステップアップを期す。ライト級戦線は日本人には厚い壁だが「誰でもいいので、米国でやりたい。サムライと呼ばせたい」と意気込みを口にした。

富岡は17年にユース王者となり、タイトルは18年の東洋太平洋以来2度目の挑戦となる。「ほしいものが手に入る。クリスマス前の子供のような気持ち。ボクが一番楽しみ」と自信満々だった。吉野に対しては「強い王者だが、過大評価されている」と豪語した。

1月末から3階級制覇したホルヘ・リナレス(帝拳)と3日間スパーリングした。「もっと差があるかと思ったが、スピードは通用し、ひけはとらなかった。気持ちに自信を手に入れて怖いものはない」と笑み。「米国で試合するのが目標。日本王座は海外進出へのチケットになる」とあくまで強気だった。

日本王座初挑戦の富岡樹

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