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ボクシングニュース

袴田事件の冤罪訴える漫画制作へ、支援委員会が発表

左から日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会の真部豊委員、作者森重水氏、袴田秀子さん、新田渉世委員長

袴田事件を漫画で支援する。日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会が23日に都内で、元プロボクサー袴田巌さん(82)の冤罪(えんざい)を訴える漫画を制作すると発表した。

「スプリット・デシジョン~袴田巌 無実のプロボクサー~」のタイトルで、2月から委員会のウェブサイトに毎月15日に6回掲載。全48ページの冊子にしたり、外国語版の作成、続報掲載なども計画している。

袴田さんは14年に48年ぶりで釈放も、東京高裁で決定が覆って、最高裁で審理が続いている。委員長の新田会長は「再収監の可能性もある。世の中に発信して、小中学生や関心のない人に興味を持ってもらえるのでは」と制作経緯を説明した。66年の事件発生から現在までを描いていく。

漫画家を目指す森重水さん(30)が作画を担当する。事件が起きた静岡市清水区出身で、2敗1分けの戦績の元プロボクサー。中学生の時に母から「ボクシングが好きなら、この人を知っておかなくては」と言われたという。事件のニュースやドキュメンタリーを見ていたとあって依頼を快諾。「支援側の意見の押しつけでなく事実に基づいて描いていく。少しでも力になり、1人でも多くの人に読んでもらいたい」と話した。

題名は判定が2-1に割れた時に使われる。一審の裁判官合議の際に、2-1の多数決で死刑が決まったことに基づく。袴田さんの姉秀子さんは「タイトルがいい。漫画の顔もよく似ている。支援していただいてありがたい」と感謝した。巌さんの現状は「精神的には少し不安があるけど、足が痛いという以外は健康」といい、14日には上京して後楽園ホールなどを訪れた。16勝(1KO)10敗3分けの元日本フェザー級6位までいき、年間最多19試合の日本記録を持つ。

元プロボクサー袴田巌さんの漫画

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ネリ以来空位のWBC王座…山中氏が井上拓真を激励

山中慎介氏(18年10月7日撮影)

12回防衛を誇るボクシング元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏(36)が、同暫定王者井上拓真(23=大橋)による王座統一に大きな期待を寄せた。

米ラスベガスで開催されたWBC世界同級正規王座決定戦となる1位ノルダイン・ウバリ(32=フランス)-元WBAスーパー王者の3位ラウシー・ウォーレン(31=米国)戦をWOWOWの解説者として見届けた。

これで3-0の判定勝ちを収めたウバリが、暫定王者井上拓との王座統一戦に臨むことが決定。山中氏が18年3月、体重超過で同王座剥奪されたルイス・ネリ(メキシコ)に敗れ、空位となっていたWBC王座に2人の王者が誕生した。「拓真選手は世界王者としてまた力をつけて次の試合をやってくれると思う」とエールを送った同氏は、暫定王座統一戦で井上拓が対戦したタサーナ・サラパット(タイ)とウバリを比較。同じサウスポーであることに「前回の経験が生きてくると思う」とした上で「(サラパットよりも)ウバリは力強い。1発もウバリの方が持っているし、前回よりも警戒しないといけないと思いますね」と分析していた。

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パッキャオ、観戦メイウェザーに「用意できている」

判定で防衛したパッキャオ(AP)

<プロボクシング:WBA世界ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

同級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が初防衛に成功した。挑戦者で元4階級制覇王者の同級6位エイドリアン・ブローナー(29=米国)を3-0(117-111、116-112、116-112)の判定で下した。序盤から素早い右ジャブ、スピードある踏み込みからの左ストレートで攻め、7回にはロープ際に追い詰めての連打で追い詰め、9回には相打ちの左フックでぐらつかせた。常に主導権を握ってカウンター狙いのブローナーをロープ際に追い込んで試合を優位に進めた。区切りの70戦目。昨年12月17日に40歳の誕生日を迎えた後の初世界戦で健在ぶりをアピールした。

16年11月のジェシー・バルガス(米国)戦以来、約2年3カ月ぶりとなる米本土での世界戦だった。約1万3000人の観衆で埋め尽くされた会場の視線を浴びながら40歳王者は「KOしたかったが、無理をするなとセコンドから言われた。ベストは尽くしました。40歳になってもできます。自分はキャリアが終わったなんて思ったことはない」と自信の笑みを浮かべた。

19歳でWBC世界フライ級王座を獲得し、階級を上げながら20代、30代、そして40代でも世界王者となった。過去にヘビー級のジョージ・フォアマン(米国)が20年以上かけて20代と40代で世界王座を獲得。ライトヘビー級とクルーザー級で王者となったバージル・ヒル(米国)も20代、30代、40代で世界ベルトを獲得した例はあるが、これらの記録をパッキャオは超えている。6階級をまたぎ、初戴冠時のフライ級よりも約16キロ重いウエートで世界のトップに立っている。

試合前の控室で、本格的な現役復帰をほのめかしている元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)と対面した。15年5月以来、2度目の対戦の可能性も高まった。今秋に米ラスベガスでの再戦が浮上しており、観客席から試合を見守ったメイウェザーに問いかけるように、パッキャオは「彼が戻ってくるならやってもいい。やる用意はできている」と意欲を示した。

米メディアによると、今回はファイトマネーだけでパッキャオが1000万ドル(約11億円)、ブローナーも250万ドル(2億7500万円)を獲得し、さらにPPVでの利益が加わるという。一部メディアでは「パッキャオの収益は少なくとも2倍の2000万ドル(約22億円)になる」との見通しを報じていた。

初防衛のパッキャオ(AP)
初防衛のパッキャオ(AP)

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パッキャオ初防衛、ブローナーに判定勝ち/詳細

<ボクシング:WBA世界ウエルター級タイトルマッチ>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

ボクシング6階級制覇王者のWBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が、初防衛戦を果たした。挑戦者で元4階級制覇王者の同級6位エイドリアン・ブローナー(29=米国)に判定3-0で勝利した。

パッキャオの戦歴は70戦で61勝39KO7敗2分けとなった。

試合後、パッキャオは「ベストを尽くした。トレーニングキャンプの成果が出たと思う。神にこの能力をもらえたことに感謝します。今後はもっとアグレッシブにいきたい。キャリアが終わったと1度も思わなかった。今日も実力があることを証明できたと思う。40歳でも出来ます。7、9回はもう一押ししてKOさせたかったが、無理をするなと陣営から言われた。またリングに戻ります。やる用意は出来ている。メイウェザーでも。彼がやる気があるのならば」と話した。

判定で防衛したパッキャオ(AP)


パッキャオ判定
3-0
×ブローナー

ブローナーにパンチを放つパッキャオ(右)(AP)

ブローナーにパンチを放つパッキャオ(右)(ロイター)

【12回】 パッキャオが間合いを詰めに行くがブローナーは足を使ってパンチを回避しカウンターを狙う。しかしともに決定打を出せずにゴングが鳴り試合が終了した。判定3-0でパッキャオが初防衛を果たした。

【11回】 パッキャオは右ジャブから左を出す展開は変わらず。ブローナーもパンチをしのぎパンチを繰り出す展開は変わらず。

【10回】 お互いにパンチを出すが有効打なくラウンド終了

【9回】 パッキャオがワンツースリーを繰り出すがブローナーはガードで対応。残り30秒、相打ちからパッキャオが連打でロープに追い詰めるがゴングがなりラウンド終了

【8回】 会場内はマニーコール。ブローナーは持ち直し、お互いパンチを繰り出すが有効打には至らずラウンドが終了した

【7回】 パッキャオが足を使って前に出てパンチをだそうとするが、ブローナーはバックステップを使うなどしてかわす。残り1分をきりコーナーに追い詰めたパッキャオが連打を繰り出す。ブローナーはクリンチで逃げる。

【6回】 パッキャオは徐々に間合いを詰め、右ジャブから左ボディを繰り出す。ブローナーはパッキャオの出してきたパンチに合わせて左フックを合わせに行く展開。終了間際、ブローナーの右ジャブから左フックがヒットした

【5回】 ともにパンチを繰り出すが、有効打なくラウンド終了

【4回】 開始早々、ブローナーの左がヒット。パッキャオも前に出てパンチを繰り出す。パッキャオのパンチにブローナーが合わせてパンチを繰り出す展開が続く

【3回】 パッキャオは右ジャブから左ストレートを狙うがクリーンヒットせず。しかしガードの上から打ち込みロープに追い詰めると連打を繰り出す。ブローナーは集中してパッキャオのパンチをガードしカウンターを狙う。

【2回】 パッキャオは体を左右に振りブローナーのパンチをうかがう。パッキャオがブローナーをコーナーに追い詰めると会場内からは大歓声が起こる。残り1分を過ぎブローナーの右ストレートがパッキャオの顔をかすめた。

【1回】 最初にパッキャオが右ジャブで状況をうかがう。一方、ブローナーは足を止め打ち合う構え。2分頃パッキャオの左ストレートがヒット。パッキャオは前に詰めパンチを繰り出すが1R終了

試合前 ブローナーが入場する際の名前が呼ばれると会場内からはブーイング。花火が打ち上がるとラップの曲に合わせ入場。一方、パッキャオの名前が呼ばれると会場は大歓声。ロッキーの曲に合わせ入場した。

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パッキャオ防衛、70戦目&40代初戦も衰え知らず

ブローナーにパンチを放つパッキャオ(右)(ロイター)

<ボクシング:WBA世界ウエルター級タイトルマッチ>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

ボクシング6階級制覇王者のWBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が、元4階級制覇王者の同級6位エイドリアン・ブローナー(29=米国)に3-0の判定勝ちで、初防衛に成功した。

節目のプロ70戦目、そして40代になっても、衰えを知らない。6階級王者と4階級王者による夢の対決を制したのはパッキャオだった。開始からスピードある動きと鋭いコンビネーションで連打を繰り出した。

相手のブローナーは「ザ・プロブレム(問題を起こす男)」のニックネームを持っている。強盗事件で身柄を拘束され、飲酒運転で捕まったりと、トラブルメーカーは、汚名返上とばかりに向かってきた。

そんな相手にパッキャオも果敢に打ち合う。計量後「KOするためにベストを尽くす」と話していたが、その通りのファイトを見せた。

年末に日本で那須川天心とエキジビションマッチを行った元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)もリングサイドで観戦。パッキャオは「彼がその気ならやってもいいよ」と2度目の対戦を待ち望んだ。

パッキャオの戦績は70戦61勝(39KO)7敗2分け。

ブローナーにパンチを放つパッキャオ(右)(AP)

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ウバリ 判定で新王者に 井上拓真との王座統一戦へ

勝ったウバリ(AP)

<ボクシング:WBC世界バンタム級正規王座決定戦12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米ラスベガス・MGMグランド・アリーナ

同級1位ノルダイン・ウバリ(32=フランス)が新王者となった。元WBAスーパー王者の同級3位ラウシー・ウォーレン(31=米国)と正規王座を争い、3-0の判定勝ちを収めた。これでウバリが昨年12月30日、同級暫定王座を獲得した井上拓真(23=大橋)との王座統一戦に臨むことになった。

元オリンピック(五輪)フランス代表のウバリはアマチュア時代、ウォーレンとの対戦経験があった。12年8月のロンドン五輪男子フライ級2回戦で顔合わせし、ウバリがポイント勝ちしていた。約6年半後、プロ舞台での“再戦”でも勝利を挙げた。

一方、対戦相手が決定した井上拓は試合前から自らのツイッターで「この勝者とやるって考えるとワクワクが止まらねー。一層、気合が入るぜ」とつづっていた。

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井上岳志、初の世界挑戦へ「勝色」新調パンツで勝つ

ジム仲間のサプライズ激励を受けて米国へ出発したボクシングWBO世界スーパーウエルター級3位の井上岳志(前列中央)(撮影・高場泉穂)

日本伝統の「勝色」をまとって勝つ。ボクシングWBO世界スーパーウエルター級3位の井上岳志(29=ワールド)が20日、26日に米ヒューストンで行われる同級王者ハイメ・ムンギア(22=メキシコ)との世界戦に向け、成田空港から出発した。

初の世界挑戦に向け新調したパンツに取り入れたのは日本の伝統色「勝色」。かつて武士が好んで使用した深く濃い藍色で、18年サッカーW杯ロシア大会で日本代表ユニホームでも取り入れられた。「もともと紺が好きだし、勝色と言われているので」と井上。白、紺を基調としたパンツとシューズに身を包み、同級日本人38年ぶりのベルトを狙う。

この日はサプライズで訪れたジム仲間6人に激励され、さらに士気も高まった。減量はあと2・5キロと順調で、時差対策も万全。「今までの試合以上に最高のパフォーマンスを作ってきた。(斎田)会長も勝てると言ってくれている。最善を尽くしたい」と自信に満ちた表情で米国へと旅立った。

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高橋竜平、ぶっつけ本番も新潟県勢初世界王者ならず

<ボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日(日本時間19日)◇米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデンシアター

新潟県勢初の世界王者誕生はならなかった。加茂市出身の挑戦者、IBF世界スーパーバンタム級10位・高橋竜平(28=横浜光、加茂暁星高)は、同級王者TJ・ドヘニー(32=アイルランド)に11回2分18秒TKOで敗れた。

高橋は2回に眉間を切って出血。3回には左の連打をもらってダウンを喫した。その後は打たれても前に出る粘りを見せた。だが、11回、連打されたところでレフェリーがストップ。試合決定が1週間前と、ほとんどぶっつけ本番の状態だった。敗れはしたが、最後まであきらめない、気迫に満ちた試合だった。

高橋は加茂暁星高でボクシングを始めた。同校にボクシング部がないため、加茂市ボクシング教室、加茂ボクシングクラブなどで練習した。加茂ボクシングクラブの坪谷信頼・元代表(69)は「不器用だが、人の何十倍も努力する子だった。これを1つの経験として頑張ってほしい」と言う。県ボクシング連盟の仁多見史隆・副理事長(44)は「選手生命のピークはまだ見えていない。今までのように努力を続ければ、次のチャンスは十分ある」と、ともに今後に期待した。

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高橋竜平、日本人初のMSG世界戦もTKO負け

高橋竜平(2017年4月19日)

<ボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日(日本時間19日)◇米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデンシアター

IBF世界スーパーバンタム級10位高橋竜平(28=横浜光)が聖地で世界初挑戦に失敗した。3回に同級王者TJ・ドヘニー(32=アイルランド)の連打にダウンを喫する。中盤から反撃も流れは変わらずレフェリーにストップされ、11回2分18秒TKO負け。マディソンスクエアガーデンで日本人初の世界戦も壁は厚かった。

高橋は初回でペースを握られ、2回はバッティングで両者が眉間から流血した。3回には右ストレートを浴びてクリンチも、左フック3連発にダウンした。石井会長の「スロースタートで3回までがカギ」の懸念が的中してしまった。

中盤から運動量を生かし、スイッチも駆使した。手数も出すが王者のうまさに空転し、的確なパンチをもらう展開は変わらず。「きりないくらい課題が残った。不細工な試合で、完璧に実力の差」と苦笑いした。

昨年12月の米国合宿中にオファーされたが、正式決定は1週間前だった。東洋大ではレギュラー外でプロデビューは1回TKO負け。日本や東洋太平洋王座挑戦もない無名から、日本人として9年ぶりの聖地での試合。「もう1度立ちたい」という世界戦は日本人初の晴れ舞台も、番狂わせは起こせなかった。

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和気慎吾「世界しか見えない」中嶋孝文にTKO勝ち

6回TKO勝ちした和気(撮影・高場泉穂)

<ボクシング:スーパーバンタム級10回戦>◇19日◇東京・後楽園ホール

リーゼントボクサー和気慎吾(31=FLARE山上)が、中嶋孝文(34=竹原慎二&畑山隆則)に6回2分20秒でTKO勝ちした。

序盤から有効打を重ね、試合を有利に進めた。「ここ逃したら後で絶対怒られる」と6回に左アッパーで相手を沈めた。中嶋には4年前の15年5月に判定負けしていただけに「過去に区切りがついた。すっきりした」。リング上で「今は世界しか見えていない。年内に世界チャンピオンになります」と16年以来の世界挑戦へ意欲をみせた。

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25歳が30歳の警察官に連打連打!日本王座前哨戦

トランクスには天才と入れている阿部麗也

<プロボクシング:ノンタイトル57・8キロ契約8回戦>◇19日◇東京・後楽園ホール

IBF世界フェザー級4位阿部麗也(25=KG大和)が異例の日本王座前哨戦に快勝した。

デビュー4連勝中の警察官杉田ダイスケ(30=ワタナベ)との対戦。チャンピオンカーニバルで同級王者源大輝(27=同)に挑戦が決まっていたが、源のケガで5月になったことで組まれた。3度ダウンを奪って力の違いを見せたが、3-0の判定勝ちにとどまった。

2回には距離をつかむと、左ストレートをガンガン打ち込んだ。3回には鼻血を出させ、5回には2度ダウンを奪った。6回にもダウンさせ、最終8回に接近して連打で攻めたが仕留めきれなかった。「2回でペースはつかめた。まとめていこうと思ったけど、安全運転しちゃった」と頭をかいた。

源と同門の相手との一戦にも「話題性ある相手でおいしい。1ポイントも与えず倒す」などと宣言していた。結果はジャッジ1人に1ポイントを奪われ、KOもできなかった。「大きいこと言ったけど重圧あった。勝ってホッとした」が本音だった。

源も観戦していたのが「見えていた」。4カ月後の初のタイトル挑戦へ向けて「距離をとってカウンターで」。興行が長くなったことで、リング上でのインタビューがなく、次戦へアピールできなかった。「今度は源にケガしないで、延期にならないようと伝えて」と、最後は強気に締めた。

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岡田博喜、米国で2戦目決定「通用するか試される」

小国以載扮(ふん)する仮想ベルトランにストレートを打ち込む岡田(右)

ボクシングWBOスーパーライト級アジアパシフィック王者でWBO世界同級2位の岡田博喜(29=角海老宝石)が19日、都内の所属ジムで会見し、2月10日に米国で前WBO世界ライト級王者レイムンド・ベルトラン(37=メキシコ)と10回戦を行うと発表した。

昨年8月に米トップランク社と契約し、同9月に米国デビュー。勝てば世界挑戦が近づく米2戦目に向け、「通用するか試される。勝てば向こうの人たちも認めてくれると思う」と意気込んだ。

「米2戦目ということで、いろいろイメージして取り組んでおり、今日はスパーリングパートナーを呼んでいます」と会見に招いたのは、ベルトランに扮(ふん)した元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載。「一瞬、頭を丸めてこようと思ったけど、嫁に怒られると思って」と近くの量販店で1400円で購入したかつらを被り、ひげを書き足して登場した。

2人は実際のスパーリングをしたことはなく、あくまでビジュアル面のみのスパーリング相手。岡田はさっそくストレートを打ち込み、本番のイメージを膨らませた。

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世界戦失敗の高橋竜平「不細工な…完璧に実力の差」

高橋竜平(2017年4月19日)

<ボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日◇米ニューヨーク

IBF世界スーパーバンダム級10位高橋竜平(28=横浜光)が聖地で世界初挑戦に失敗した。3回に同級王者TJ・ドヘニー(32=アイルランド)の連打にダウンを喫する。中盤から反撃も流れは変わらずレフェリーにストップされ、11回2分18秒TKO負け。マディソンスクエアガーデンで日本人初の世界戦も壁は厚かった。昨年に岩佐(セレス)から王座奪取のドヘニーは初防衛となった。

  ◇    ◇    ◇

高橋は初回でペースを握られ、2回はバッティングで両者が眉間から流血した。3回には右ストレートを浴びてクリンチも、左フック3連発にダウンした。石井会長の「スロースタートで3回までがカギ」の懸念が的中してしまった。

中盤から運動量を生かし、スイッチも駆使した。手数も出すが王者のうまさに空転し、的確なパンチをもらう展開は変わらず。ついに試合を止められた。「きりないくらい課題が残った。不細工な試合で、完璧に実力の差」と苦笑いした。

昨年12月の米国合宿中にオファーされたが、正式決定は1週間前だった。東洋大ではレギュラー外でプロデビューは1回TKO負け。日本や東洋太平洋王座挑戦もない無名から、日本人として9年ぶりの聖地での試合。「もう1度立ちたい」という世界戦は日本人初の晴れ舞台も、番狂わせは起こせなかった。

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俺は無視か!問題児ブローナーが怒りエネルギー充電

パッキャオとの試合前会見に臨んだ元4階級制覇王者ブローナー

かつて「メイウェザー2世」と呼ばれたボクシング元4階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(29=米国)は、戦前予想を覆すことができるか-。

19日(日本時間20日)、米ラスベガスのMGMグランド・アリーナで6階級制覇王者となるWBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)に挑む同級6位ブローナーは「なぜオレのことをみんな尊敬しないのか」と大きな不満を口にした。勝敗オッズも初防衛戦のパッキャオ支持に集まっていることが気にくわない様子。「ザ・プロブレム(問題児)」の異名通り、ブローナー節も健在で、16日の試合前会見では質問にも答えず、放送禁止用語を連発して困らせた。

確かにトラブルは多い。過去2度も体重超過による王座剥奪。私生活では奇行だけにとどまらず、飲酒&無免許運転や暴行など逮捕歴も少なくない。リング内外での素行の悪さが影響したのか、無敗を誇った兄貴分のメイウェザーに比べて黒星は喫しているものの、29歳で33勝(24KO)3敗、KO率63パーセントは堂々たる戦績。出入りの素早い踏み込みのコンビネーションを武器とするパッキャオに対し、持ち前のハンドスピードと鉄壁のディフェンスを駆使すれば十分に勝機はある。

同カードの話題は約2年3カ月ぶりの米本土での試合を控えるパッキャオに集中している。ブローナー戦勝利後は、現役復帰をほのめかしている元5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとの再戦の可能性が有力視されていることも大きい。そんな周囲の注目を「問題児」らしく破壊する実力をブローナーは持っている。「キャンプは成功、うまく調整できた。この試合に勝てば、みんながオレをリスペクトすることになるだろう」と不敵な笑み。下馬評を覆るために怒りのエネルギーを充電している。

なおパッキャオ-ブローナー戦はWOWOWプライムで1月20日正午から生中継される。

試合前会見でにらみ合うWBA世界ウエルター級王者パッキャオ(左)と挑戦者ブローナー
試合前会見に臨んだWBA世界ウエルター級王者パッキャオ(左)と挑戦者ブローナー

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40歳パッキャオ2年3カ月ぶり米世界戦へ計量パス

2年3カ月ぶり米世界戦に挑むマニー・パッキャオ(AP)

ボクシング6階級制覇王者のWBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が19日(日本時間20日)、米ネバダ州ラスベガスで開かれる初防衛戦に備え、前日計量をクリアした。

18日(同19日)に同地で挑戦者で元4階級制覇王者の同級6位エイドリアン・ブローナー(29=米国)とともに計量会場に登場。パッキャオは146ポンド(約66・2キロ)、ブローナーも146・5キロ(約66・4キロ)でそれぞれパスした。16年11月のジェシー・バルガス(米国)戦以来、約2年3カ月ぶりとなる米本土での世界戦に向け、40歳王者は「ベストを尽くす」と力強く宣言した。

米メディアによると、ファイトマネーだけでパッキャオが1000万ドル(約11億円)、ブローナーは250万ドル(2億7500万円)を獲得し、さらにPPVでの利益が加わるという。一部メディアでは「パッキャオの収益は少なくとも2倍の2000万ドル(約22億円)になる」との見通しを報じている。

2年3カ月ぶり米世界戦に挑むマニー・パッキャオ(AP)

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リナレスがまさか初回TKO負け、3度ダウンで無念

ホルヘ・リナレス(14年12月撮影)

<ボクシング:WBC世界スーパーライト級次期挑戦者決定12回戦>◇18日◇米ニューヨーク

WBC世界スーパーライト級2位ホルヘ・リナレス(33=帝拳)が、まさかの初回TKO負けを喫した。同級14位で元WBA暫定王者パブロ・セサール・カノ(29=メキシコ)に、初回早々の右ストレートを皮切りに3度ダウン。3度立ち上がったもののワンツーに後退するとレフェリーストップ。1回2分48秒TKO負けした。

リナレスは通算50戦目で衝撃の黒星となった。開始からカノに攻め込まれて、14秒に右ストレートを首の左あたりに浴びてダウン。持ち直したかに見えたが、1分半を過ぎて右フックでまたダウン。ここも立ち上がったが、残り30秒で右ストレートに3度目のダウン。三たび立ち上がったが、ワンツーにフラフラとロープまで後退。レフェリーが割って入り、09年の初黒星以来の初回KO負けとなった。

カノの兄イバンとは15年のWBCライト級王者時代に対戦し、4回TKOでV2に成功していた。弟に敵を討たれた格好だが、リナレスは「右のパンチが強くて驚いた。負けたが次に向かって進みたい」とリング上でインタビューに答えた。カノは「偉大なファイターに勝ててうれしい。最高のファイトだった」と満面の笑みだった。

リナレスはこれまでフェザー級からライト級まで3階級を制覇した。昨年5月にはワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)に敗れて王座陥落も、9月の再起戦では階級を上げてアブネル・コット(38=プエルトリコ)を3回TKO。WBC王者ホセ・ラミレス(26=米国)は2月10日に米国カリフォルニア州で、ホセ・セペダ(29=同)との防衛戦を予定。リナレスは勝者に挑戦して、4階級制覇を狙うはずだった。

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アンドラーデが完勝で初防衛、27戦全勝17KO

<プロボクシング:WBO世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇18日◇米ニューヨーク

同級王者デメトゥリアス・アンドラーデ(30=米国)が完勝で初防衛に成功した。同級8位アルツール・アカボフ(31=ロシア)の挑戦を受けたが、右ジャブで試合をコントロール。大きな左やボディーを打ち込んでリードし、10回には右目上をカットさせた。流れは変わらず、12回2分36秒にレフェリーストップ勝ち。アンドラーデは27戦全勝(17KO)となった。

ミドル級はWBCとWBAスーパー王者サウル・アルバレス(メキシコ)とIBF王者ダニエル・ジェイコブス(米国)が5月4日に3団体統一戦で対戦する。WBA王者はロブ・ブラント(米国)で、前WBA王者村田諒太(帝拳)がWBAで7位、WBCで4位、IBFで6位につけている。

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高橋竜平TKO負け、新潟初の世界王者誕生ならず

<ボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日◇米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデンシアター

新潟県勢初の世界王者誕生はならなかった。加茂市出身の挑戦者、IBF世界スーパーバンタム級10位・高橋竜平(28=横浜光、加茂暁星高)は、同級王者T・Jドヘニー(32=アイルランド)に11回2分18秒TKOで敗れた。

高橋は2回に眉間を切って出血。3回には左の連打をもらってダウンを喫した。その後は打たれても前に出る粘りを見せた。だが、11回、連打されたところでレフェリーがストップ。試合決定が1週間前と、ほとんどぶっつけ本番の状態だった。敗れはしたが、最後まであきらめない、気迫に満ちた試合だった。

高橋は加茂暁星高でボクシングを始めた。同校にボクシング部がないため、加茂市ボクシング教室、加茂ボクシングクラブなどで練習した。加茂ボクシングクラブの坪谷信頼・元代表(69)は「不器用だが、人の何十倍も努力する子だった。これを1つの経験として頑張ってほしい」と言う。県ボクシング連盟の仁多見史隆・副理事長(44)は「選手生命のピークはまだ見えていない。今までのように努力を続ければ、次のチャンスは十分ある」と、ともに今後に期待した。

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高橋竜平TKO負け壁厚かった日本人初の聖地世界戦

<ボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日◇米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデンシアター

同級10位高橋竜平(28=横浜光)が聖地で世界初挑戦も11回TKOで失敗した。

3回に同級王者T・Jドヘニー(32=アイルランド)の連打でダウン。中盤から前に出て手数を出したが、的確なパンチを浴びて劣勢は変わらず。レフェリーにストップされ、11回2分18秒TKO負けした。昨年に岩佐(セレス)から王座奪取のドヘニーは初防衛となった。

初回からジャブにボディーで流れをつかまれた。2回にバッティングで、両者とも眉間をカットして流血。3回には左ボディーに続く右ストレートを浴びる。クリンチで逃げようとしたが、さらに左フックの3連発を食らってダウン。スロースターターの上にリードを奪われた。

中盤からようやく本来の運動量を生かして前に出て、スイッチもして手数も多くなった。アマ経験も豊富な試合巧者の王者。高橋のパンチをかわし、上下に打ち分けもよく、的確な力強いパンチで差を広げていった。この展開は変わらず、8回にはドクターチェックも入り、11回には王者に連打で攻め込まれてレフェリーに試合を止められた。

昨年12月に米ロサンゼルスで初めてスパー合宿した。ヘビー級世界戦も観戦した際に王者陣営からオファーを受けた。その後連絡がなく、1月から2月9日の2番目の候補日になると判断し、3日間休養に充てた。直後の7日に契約書が届き、1週間前の11日にビザが下りて、やっと正式決定した経緯があった。

漫画「はじめの一歩」を読んで、中3で地元新潟加茂市のボクシング教室に通い始めた。東洋大に進学もレギュラーになれずにアマでは10勝(3KO)7敗止まり。12年12月にプロデビューも1回KO負けし、次戦も引き分けだった。

16年にオーストラリアで初の10回戦も判定負け、17年にはフィリピンへ単身修行。17年にタイで日本未公認のIBFパンパシフィック王座を獲得し、昨年タイで初防衛して世界10位に浮上でチャンスをつかんだ。

日本や東洋太平洋王座にも挑戦経験のない無名から、聖地マディソン-のリングに上がった。日本人では戦前にノックアウトQの異名で1回KOで初勝利の木村久、日本初の世界ランカー徐廷権がいる。戦後では元アマ全日本王者の岡田隆志が、10年に元アマ世界王者アローヨ(プエルトリコ)に4回判定勝ちした。

世界戦ではベネズエラ出身のWBAライト級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)が、昨年にワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)からプロ初ダウンを奪うも10回TKO負けの激闘を演じていた。高橋は日本人としては初の世界戦出場だったが、実力差はあり、世界の壁は厚かった。

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高橋竜平、敵地で打撃戦もTKO負けで世界挑戦失敗

計量をクリアした高橋竜平(右)と王者TJドヘニー

<ボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日◇米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデンシアター

同級10位高橋竜平(28=横浜光)の世界初挑戦は、11回TKO負けで失敗した。

同級王者T・Jドヘニー(32=アイルランド)に対し、3回に右ボディーからの連打でダウンを喫した。中盤から前に出て手数を出したが、的確なパンチを浴びて劣勢は変わらず。11回に守勢となったところで、レフェリーにストップされた。ドヘニーは昨年8月に岩佐(セレス)から王座奪取後の初防衛に成功した。

試合が正式に決まったのが11日。それから2日で渡米。1週間で試合とバタバタだったが「なんでこんなやつ連れてくるんだよ、と後悔させたい」と世界を驚かせる決意を見せていた。流血戦でダウンを奪われても最後まであきらめず、前に出たが、敵地での世界の壁は高かった。

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高橋竜平11回TKO負け/IBF世界Sバンタム戦

<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日◇米ニューヨーク

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級10位高橋竜平(28=横浜光)が18日、米ニューヨークで同級王者T・Jドヘニー(アイルランド)に挑戦し11回TKO負けし、世界王座奪取とはならなかった。

◆IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦

ドヘニー11R
TKO
×高橋竜平

計量をクリアした高橋竜平(右)と王者TJドヘニー

【11回】 高橋のパンチに対応したドヘニーは、左右の連打で高橋を攻める。2分過ぎ、高橋はドヘニーの連打を食らいレフリーが試合を止め、敗れた。

【10回】 高橋の右がヒットするが、王者もボディ打ちで反撃する。終了間際にドヘニーのパンチがあたる。

【9回】 ドヘニーは的を絞らせないように体を左右に振ったり前後に移動、たまにカウンターやアッパーで高橋のパンチに対応する。1分40秒過ぎ、ドヘニーの左ストレート、ボディと打ち分けたパンチがヒットする

【8回】 高橋は右の構えを左に変えたりしながら、前に詰めてパンチを繰り出すが空を切る。対しドヘニーは的確にボディやテンプルへのパンチをヒットさせる。

【7回】 高橋は前進して距離を縮めてパンチを繰り出す。終了間際にドヘニーのボディがヒットするがラウンド終了

【6回】 開始早々、高橋の右ストレートが顔面にヒット。1分30秒ころドヘニーの左ストレートがクリーンヒット。その後はともに決定打なく6回終了

【5回】 中盤を迎え、高橋は前に出てパンチを繰り出す。そこにドヘニーはボディやアッパーで迎撃する展開が続く。2分30秒過ぎ、高橋の右ストレートがヒットする

【4回】 両者、出血は止まった模様。高橋がパンチを繰り出すと、ドヘニーがカウンターから連打を繰り出す展開。高橋は右のジャブから左を出し、いくどかヒットする

【3回】 高橋は手数を増やして試合を作る。しかしドへニーもステップかわす。2分すぎドヘニーの左の連打で高橋がダウン。攻撃を緩めないドへニーに対し、高橋はクリンチで逃れる。

【2回】 高橋は左ジャブで試合を作ろうとするが、ドヘニーのボディが入る。1分すぎ、両者の顔どうしが当たるバッティングで高橋の眉間から出血。ドヘニーも眉間から出血した。

【1回】 ドヘニーは右ジャブで間合いを詰め左ストレートをボディに。高橋は右ジャブから左ストレートを狙うもヒットせず。ドヘニーの左が高橋の顔面にヒットしていく

【試合前】 笑顔でリングイン。

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ウバリとウォーレンが計量パス 勝者が井上と対戦

ボクシングのWBC世界バンタム級正規王座決定戦は19日(日本時間20日)、米ラスベガスのMGMグランド・アリーナで開催される。同王座を懸けて拳を交える同級1位ノルダイン・ウバリ(32=フランス)、元WBA同級スーパー王者の同級3位ラウシー・ウォーレン(31=米国)は18日(同19日)に計量に臨み、ウバリは118ポンド(約53・5キロ)、ウォーレンは116ポンド(約52・6キロ)でクリアした。この勝者が昨年12月30日に同級暫定王座を獲得した井上拓真(23=大橋)との王座統一戦に臨むことになる。

ウバリとウォーレンは、ともに元オリンピック(五輪)代表のサウスポー。アマチュア時代に対戦経験もある。12年8月のロンドン五輪の男子フライ級2回戦で顔合わせし、ウバリが勝利している。約6年半後にプロ舞台で“再戦”することになった。

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阿部麗也「圧勝して次に」異例の日本王座前哨戦

計量をパスした杉田ダイスケ(左)と阿部麗也

ボクシングIBF世界フェザー級4位阿部麗也(25=KG大和)が、異例の日本王座前哨戦に臨む。19日に東京・後楽園ホールで、デビュー4連勝の警察官杉田ダイスケ(30=ワタナベ)と対戦する。5月1日には同級王者源大輝(27=同)に挑戦が決まっている。18日の前日計量では阿部が57・7キロ、杉田が契約体重の57・8キロでクリアした。

阿部はチャンピオンカーニバルで初のタイトルのチャンスを得たが、源が負傷で試合は5月になった。最新試合は昨年9月で間隔が空くため、異例の前哨戦を組んだ。しかも相手は王者と同門。「手の内をさらすことになる。こっちのサービス。試合を見て対策をしてくださいということ」と言い切った。

17年に世界挑戦を3度経験した細野(大橋)に快勝して、世界ランク入りして一躍名を上げた。現在10連勝中と波に乗っている。杉田に対して「アマキャリアもあり、話題性もあり、おいしい」とニヤリ。「リーチもストレートもカウンターも自信ある。自分の距離で何もさせず、ケガなく圧勝して次につなげる」と自信満々だった。

杉田は昨年デビューして年間4試合と精力的に試合をこなした。「世界ランカー相手とやりがいがある。内山さんら世界王者とスパーしたこともあり、萎縮することはない。プロになって持ち味のパンチ力も生かせる」と負けていない。現在は機動隊から派出所勤務になった。「警察官はびびっていたら話にならない。ボクシングの方が安全」とあくまで強気だった。

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和気慎吾「準備できてる」世界戦へ復帰6連勝狙う

計量をパスした和気慎吾(左)と中嶋孝文

ボクシングWBC&IBF世界スーパーバンタム級4位和気慎吾(31=FLARE山上)が、世界再挑戦へ向けて復帰6連勝を狙う。

19日に東京・後楽園ホールで、ベテランの中嶋孝文(34=竹原&畑山)と10回戦で再戦する。18日に都内での前日計量に臨み、両者ともリミットより100グラム少ない55・2キロでパスした。

和気は16年に世界初挑戦で11回TKO負け後、ジムを移籍して再起した。昨年7月には東洋太平洋に続く日本と2冠王者になった。いよいよ2度目の世界へ向けて、王座を返上して6カ月ぶりの試合で「いつでも世界ができる準備はできている」と前哨戦を期す。

中嶋には7年前に判定負けを喫している。「リベンジして壁を乗り越えれば、世界も見えてくる。圧勝して早く世界をやらせたいと思わせたい。1ポイントも与えずに中盤KOする」と宣言した。

一方の中嶋は42戦目となる。これまで3度のタイトル挑戦も、目標としてきた王者を逃してきた。ノンタイトル戦ながら世界ランカー相手に「これまでで一番の大舞台。キャリアのすべてをかけ、自分の力を信じて倒しに行く」と話した。

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高橋竜平が前日計量「気持ちでは負けたくない」

計量をクリアした高橋竜平(右)と王者TJドヘニー

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級10位高橋竜平(28=横浜光)が17日、米ニューヨークで世界初挑戦の前日計量を一発クリアした。18日に初防衛戦の同級王者T・Jドヘニー(32=アイルランド)とともに、リミットより100グラム軽い55・2キロでパスした。

高橋は「これから体を回復させて明日までにしっかり仕上げていきたい。気持ちでは負けたくない」と話した。写真撮影のフェイスオフでは額をつけ合うほど接近。リラックスしていた表情から一転して気合十分だった。

4階級制覇へWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦に出場する同級2位ホルヘ・リナレス(33=帝拳)は、リミットより400グラム軽い63・1キロでパスした。

計量をクリアし、笑顔をみせる高橋竜平

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井上尚弥が下着イメキャラ、会社「シンクロした」

グンゼ社が展開する機能性メンズ下着「BODY WILD AIRZ」のイメージキャラクターに起用された井上尚弥

ボクシング3階級制覇王者のWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)がインナーウエアの大手メーカー、グンゼ社が展開する機能性メンズ下着「BODY WILD AIRZ(ボディワイルド エアーズ)」の新イメージキャラクターに起用されることが18日までに発表された。

昨秋に正式オファーが届いたもので、色・柄の新バリエーションが発売される1月に合わせての起用発表となった。井上出演のプロモーションムービーが、同社公式サイトで公開される予定で、昨年10月、横浜アリーナで開催されたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ1回戦となるフアンカルロス・パヤノ戦での70秒KO勝利後に撮影された。

「BODYWILD」は98年から発売開始。グンゼ社によると「デザイン性、スタイル、機能性を高めて進化し続けるBODY WILDのかっこいい世界観と、日本ボクシング界の常識をことごとく打ち破り『モンスター』の異名を持つ井上さんがシンクロした」と起用理由を説明している。

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カネロはジェイコブスと対戦 ミドル級3冠統一戦

ボクシングの世界ミドル級3冠統一戦が決まった。WBAスーパー&WBC王者のカネロことサウル・アルバレス(28=メキシコ)と、IBF王者ダニエル・ジェイコブス(31=米国)が、5月4日に米ラスベガスで対戦する。カネロをプロモートするゴールデンボーイ・プロモーションズが17日に発表した。

カネロは昨年9月にゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)との再戦に2-0で判定勝ち。ミドル級2冠王者となると、12月にはWBAスーパーミドル級王者ロッキー・フィールディング(31=英国)に3回TKO勝ちで3階級制覇していた。「次の試合がシンコ・デ・マヨ(メキシコ戦勝記念日)の週になってうれしい。統一戦は重要だが、勝利を収めることは疑いない」とコメントした。

ジェイコブスは11年に脊髄のがんと診断されたが克服し、14年にWBA王座を獲得した。ゴロフキンに惜敗して陥落も、昨年10月にゴロフキンが剥奪されたIBF王座を判定勝ちで獲得した。「待ちに待ったチャンスでカネロに勝てると信じている。自分がミドル級のベストと証明する」と自信を見せた。

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パッキャオ「年齢はただの数字」40歳防衛に自信

ブローナーとの初防衛戦に挑むパッキャオ(AP)

ボクシングWBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が16日、米ラスベガスで40歳になって初試合の通算70戦目に向けて記者会見した。19日に同地で、元4階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(29=米国)と初防衛戦を迎える。

昨年7月に14戦ぶりのKOで王座奪取し、今回は3年ぶりに米国での試合となる。フレディ・ローチ・トレーナーとのコンビも1年ぶりに復活しての一戦。「年齢はただの数字にすぎない。前回ノックアウトして若いころを思い出した。米国に戻ってこれたのもうれしい。前に出て攻める」と、自信を見せた。フロイド・メイウェザーとの再戦話も浮上しているが、ブローナーは「みんなオレのことを忘れている。勝ってパッキャオと飲みに行く」と豪語した。

前座ではWBC世界バンタム級王座決定戦も組まれている。同級1位ノルダイン・ウバリ(32=フランス)と同級3位ラウシー・ウォーレン(31=米国)との対戦。この勝者に昨年末に暫定王座を獲得した井上拓真(23=大橋)が王座統一戦となる。ともに五輪出場したサウスポー対決も注目される。

ブローナー(右)と向き合うパッキャオ(AP)

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谷口将隆が世界初挑戦KO宣言!同期京口紘人に続け

拳を突き出しポーズを決める谷口(撮影・狩俣裕三)

ボクシングWBO世界ミニマム級2位谷口将隆(24=ワタナベ)の世界初挑戦が、17日に都内のジムで発表された。

2月26日に東京・後楽園ホールで、同級王者ビック・サルダール(28=フィリピン)のV1戦に挑む。大みそかに2階級制覇した京口紘人(25)とは16年同期入門。追いつけ追い越せで悲願を期す。

谷口は神戸一高からプロを目指し、龍谷大では主将だった。大商大の京口とは2勝4敗。最後の対戦時に井上トレーナーが京口を勧誘に来ていた。「技術は谷口の方が上」と「同時捕獲されて」プロ入りした。

17年の日本、東洋太平洋の王座決定戦はいずれも惜敗し、昨年4月には左手甲を脱臼して手術も受けた。復帰戦でWBOアジア太平洋王座を獲得してチャンスをつかんだ。「世界王者になってからがスタート。後半仕留めたい」とKO奪取を宣言。12月にはフィリピン合宿で対策を仕上げに行く。

元旦も寮のある五反田から浅草寺まで、行きだけ14キロのロードワークで初詣に行った。引いたおみくじは「吉」で「野望がかなう」とあった。ジム初の世界王者内山が田口と3人を「グチトリオ」と呼んで期待した1人。テレビ解説席に座る大先輩の目の前で、その期待にも応える時が来た。

練習で鋭いパンチを見せる谷口(撮影・狩俣裕三)
サンドバッグに鋭いパンチを放つ谷口(撮影・狩俣裕三)

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高橋竜平が英語で王者宣言、日本人初の世界戦出場

高橋竜平

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級10位高橋竜平(28=横浜光)が16日、米ニューヨークで世界初挑戦を控えて記者会見に臨んだ。

18日に同級王者T・Jドヘニー(32=アイルランド)に挑戦する。高橋は「マジソン・スクエア・ガーデンで試合の機会を与えてくれて感謝している。いいファイトを見せて世界王者になる」と堂々と英語であいさつした。日本人がマジソン-での世界戦に出場するのは初めて。写真撮影ではフェイスオフもしたが「自分より少し小さいと思ったがさすがにオーラがあった」と話した。試合の模様はDAZNで中継される。

メインはWBO世界ミドル級王者デメトゥリアス・アンドラーデ(30米国)が同級8位アルツール・アカボフ(31=ロシア)の挑戦を受ける。セミでは4階級制覇を狙うWBC世界スーパーライト級2位ホルヘ・リナレス(33=帝拳)が、パブロ・セサール・カノ(29=メキシコ)と挑戦者決定戦を行う。

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故ムハマド・アリ氏、故郷ルイビルの空港名に

ムハマド・アリ氏

ボクシングの元世界ヘビー級王者で2016年に74歳で死去したムハマド・アリ氏の功績をたたえ、故郷の米ケンタッキー州ルイビルの空港名が「ルイビル・ムハマド・アリ国際空港」に変更されると16日、AP通信が報じた。

アリ氏は1960年ローマ五輪のライトヘビー級で金メダルを獲得し、プロでは何度も防衛に成功。スポーツ界を超えたスーパースターとなった。米国では黒人差別撤廃の公民権運動の象徴的存在だった。アリ氏の妻は「名称の変更を誇りに思う。彼が故郷を忘れたことはなかった」とコメントした。

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高橋竜平 初の世界戦へ「聖地の雰囲気楽しみたい」

13日、初の世界挑戦に向け、米国へ出発した高橋竜平(撮影・高場泉穂)

国際ボクシング連盟(IBF)スーパーバンタム級タイトルマッチ(18日・ニューヨーク)で初の世界戦に臨む同級10位の高橋竜平(横浜光)が16日、ニューヨークで記者会見し、英語で「マディソンスクエアガーデンで闘えることに感謝する。世界チャンピオンになるため、ハードに闘う」と覚悟を口にした。

急きょ決まった世界戦で、舞台はニューヨークの中心部だが「ボクシングの聖地と言われているところだから、そういった雰囲気も全部楽しみたい」と動じる様子はない。初防衛戦となる対戦相手のTJ・ドヘニー(アイルランド)については「戦闘モードに近いというか、オーラを感じた」と冷静に話した。

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井上岳志がムンギア想定スパー「イメージ出来た」

井上岳志(左)は高校の同級生だった岡田博喜を相手にスパーリングを打ち上げた

ボクシングWBO世界スーパーウエルター級3位井上岳志(29=ワールド)が16日、世界初挑戦へ向けたスパーリングを打ち上げた。

都内の角海老宝石ジムに、今年に入って3度目の出稽古で8回をこなした。26日に米ヒューストンで挑戦する身長が10センチ高い王者ハイメ・ムンギア(22=メキシコ)を想定。WBO世界スーパーライト級2位岡田博喜(29)を相手にした。

岡田とは主将だった東京・駿台学園高で同級生だった。「卒業後は初めて」という10年ぶりのスパーで、合計3日間22回を消化した。岡田も2月に試合を予定しているだけに、力の入った実戦となった。

井上にとっては相手の懐に入って接近戦に持ち込み、フィジカルとパワーを生かしたいところ。「ヒット&アウェーならぬヒット&密着がカギ」と言い、斎田会長は「ジョロウグモ作戦」と命名した。さまざまなパンチ、フェイントなどを駆使して飛び込み、ショートレンジからのパンチを打ち込んだ。

今回は何度も試合がのびた分、試合に向けた準備でさらに成長した手応えがある。12月に一気に世界戦と決まってからのこの1カ月半でも「また成長することができた」とも話す。特に右ストレートは「ヒザを柔らかく使うことでより打ち込めるようになった」という。

井上は「勝つイメージが出来上がった」と自信を口にした。試合まではあと10日となり、ここからはコンディションを最優先の調整に入り、20日に渡米する。

インタバルで斎田竜也会長(左)から指示を受ける井上岳志

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井上尚弥から焼き肉ゴチも京口「リバウンドはない」

真剣な表情でトレーニングを行う京口(撮影・垰建太)

昨年大みそかに2階級制覇を達成したボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(25=ワタナベ)が15日、都内の所属ジムで練習を再開した。

試合後は2週間休養し、前日14日には祝勝祝いでWBAバンタム級王者井上尚弥に焼き肉をおごってもらったが、体重は試合時とほぼ変わらぬ約51キロをキープ。「リバウンドはない。適正階級ということ」と約1時間シャドーなどで軽快な動きをみせた。WBC同級王者拳四朗との統一戦など強敵との試合を見据え、目標を「乾坤一擲(けんこんいってき)」と記した。

真剣な表情でトレーニングを行う京口(撮影・垰建太)

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拳四朗見据え?2階級制覇の京口が始動「年末に…」

シャツを脱ぎ真剣な表情でトレーニングを行う京口(撮影・垰建太)

昨年の大みそかの試合でWBA世界ライトフライ級新王者となった京口紘人(25=ワタナベ)が15日、都内のワタナベジムで練習を再開した。

世界戦の後は、地元大阪で家族とゆっくり過ごすなど約2週間完全休養。前日14日に、昨年11月の誕生日祝いと祝勝会を兼ねて、WBAバンタム級王者井上尚弥に焼き肉をおごってもらったが、体重は年末の試合時とほぼ変わらぬ51、2キロ台をキープ。約1時間シャドーやフットワークなどで軽快な動きをみせ、19年をスタートさせた。

以前のミニマム級から一階級上げて2階級制覇に成功した。「ついてるエンジンが上がった感じ」と自覚するように、大みそかの試合では力を増したボディ、アッパーで相手を10回TKOに追い込んだ。今後コンビネーションの質をさらに高めることを課題に挙げ、「全国に知ってもらえるチャンピオンになっていきたい」と防衛を重ねていくつもりだ。

気になるWBC同級王者拳四朗との対戦について、渡辺会長は「1、2回防衛して自信がつき、盛り上がったときにやらせたい」。京口は「今年は年末に大きな勝負をしたい」と拳四朗を含む強敵との試合を見据え、今年の目標を「乾坤一擲(けんこんいってき)」と記した。

シャツを脱ぎ真剣な表情でトレーニングを行う京口(撮影・垰建太)
真剣な表情でトレーニングを行う京口(撮影・垰建太)

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井上岳志「命懸けで」38年ぶり海外奪取へ準備整う

井上岳志は世界初挑戦へ日の丸を入れたトランクスを新調

WBO世界スーパーウエルター級3位井上岳志(29=ワールド)が早起きで海外奪取を狙う。

26日に米ヒューストンで世界初挑戦の時差対策に、試合1カ月前の昨年12月27日から1日を4時間前倒し。午前4時起床、午後8時就寝で、現地の試合時間となる午前11時から練習している。

夕方に出稽古スパーで寝付けない日もあった。食事時間も変わったが「体の動きはいつもと変わらなくなった」と、約3週間で米国リズムに順応。この1カ月半でスパーも200回を超え「心身ともまた成長できた。右ストレートなど技術面も」と手応えを得た。

全勝王者ムンギア(メキシコ)相手に約1万8000人収容のトヨタセンターが会場になる。応援団は約30人だが「客集めは王者に任せ、命懸けで力を出し切れば勝てる」。日の丸入りトランクスも届き、同級では三原以来38年ぶりの海外奪取へ準備は整った。

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伊藤礼がバンタム級Vで悲願へ前進 高校ボクシング

選抜予選の部バンタム級決勝 左をヒットさせる新潟南・伊藤(左)

<県高校ボクシング新人戦>◇14日◇最終日◇新潟南高ボクシング場

男子バンタム級で伊藤礼(らい、新潟南2年)が優勝した。高桑勝翔(巻総合2年)に5-0で判定勝ちした。

昨年の福井国体を経験しているホープが目標の全国制覇に向け、1歩前進した。同女子フライ級は水落優宝(ゆほ、北越2年)が優勝。選抜予選の部の優勝者は全国高校選抜大会(3月25~28日、群馬・ALSOKぐんま総合スポーツセンター)への出場をかけた北信越予選(2月1~3日、福井・羽水高体育館)に進出する。

伊藤の繰り出すパンチが的確にヒットした。「足を使って距離を取り、長いパンチで組み立てる。それができた」。リードブローで相手の接近を止め、間合いが詰まれば連打。フットワークを生かし有利な位置に立つ。高桑とは初対戦だったが落ち着いて得意のアウトボクシングを展開。5人のジャッジのうち4人が伊藤に満点の30点をつけた。

今年は飛躍の年だ。昨秋は福井国体に出場。初の全国舞台を踏んだ。ただ初戦2回戦で昨夏の全国高校総体3位の橋本仰未(岐阜工2年)に判定負け。広い会場で多数の観客に囲まれ雰囲気にのまれもしたが、何より「相手が強かった」。トップレベルの実力を見せつけられた。

敗戦から成長材料を見つけた。「相手は体をつけてからがうまかった」と接触してからの連打や離れ際の技術の高さを感じた。パンチのバリエーションにボディーブローを加えた。「自分はボディー打ちが弱い」。課題克服のため練習を続け「どちらも出せたと思う」。県制覇に成果を感じ取った。

五泉中では野球部に所属。ボクシングは「もともと興味があった」。WBA世界バンタム級王者・井上尚弥や元WBAスーパーフェザー級王者・内山高志の動画をよく見た。高校受験時は県内有数の進学校・新潟南に「ボクシング部があるから」と進学先を決め猛勉強。文武両道を貫く上で欲しいのは全国での結果だ。「北信越を突破して全国選抜で優勝したい」。目標に1歩近づき、意欲はさらに増した。【斎藤慎一郎】

◆伊藤礼(いとう・らい)2001年(平13)7月21日生まれ、五泉市出身。五泉南小4年から野球を始め、五泉中では捕手。新潟南では昨年の県高校新人戦1年の部ライト級で優勝。172センチ、普段は60キロ。

選抜予選の部バンタム級決勝 新潟南・伊藤(左)は試合後、判定勝ちのコールを受けてホッとした表情

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MSGで番狂わせだ「平成の竜馬」高橋竜平が出発

初の世界挑戦に向け、米国へ出発した高橋竜平(撮影・高場泉穂)

「平成の竜馬」が世界を驚かせる。ボクシングIBF世界スーパーバンタム級10位高橋竜平(28=横浜光)が12日、同級王者T・Jドヘニー(32=アイルランド)との世界戦に向け、成田空港から出発した。

平成の竜馬になるようにと、両親に竜平の名をもらった高橋は「ドヘニーは手ごろな相手と思っていると思うが、なんでこんなやつ連れてくるんだよ、と後悔させたい」。ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンの大舞台で番狂わせを起こし、その名を世界にアピールするつもりだ。

空港で記者10人に囲まれると「こんなに来てくれるとは…。1人が最高です」と初々しく取材に応えた。ボクシング部のない新潟・加茂暁星高1年から競技を始め、東洋大では準レギュラー。12年のプロデビューもKOと光の当たらないボクサー人生を歩んできた。転機は昨年10月。IBFのランキングが14位から10位に上がったことで「世界をイメージするようになった」。昨年12月はじめに世界戦の話が届き、正式決定したのは試合1週間前の今月11日。急きょ時差調整を行うなど準備はバタバタしたが、心構えをしていただけにコンディションは万全という。持ち前の予測不能の動きで「引っかき回して、“高橋ワールド”にしたい」と自信たっぷりに語った。

昨年9月に結婚したばかりの妻沙也さん(25)も応援に駆けつける。昨年11月末から12月にかけて行った2週間の米国・ロサンゼルス合宿では、最後の3日間を新婚旅行とする予定だったが、この世界戦の話が舞い込んだため、急きょキャンセルとなった。「勝ったらハネムーンします」と、妻とのV旅行を思い描いた。

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元世界王者の河野が引退式「最高のボクシング人生」

河野公平(12年12月31日撮影)

ボクシング元WBA世界スーパーフライ級王者河野公平(38=ワタナベ)が12日、後楽園ホールで引退式を行った。00年にデビューし、12年に3度目の挑戦で世界王座獲得。13年の王座統一戦で敗れ陥落も、14年に再び王者となり、3度防衛した。戦績は33勝(14KO)12敗1分け。

スーツ姿でリングに上がった河野は「2度世界王者になることができ、最高のボクシング人生でした」と振り返り、「私とともに歩んでくださったすべてのみなさん、長い間本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

昨年11月の引退会見の際には、父豊蔵さんが経営するカイロプラティック治療院を「継ごうかとも思っている」と話していたが、現段階でも今後の活動は未定で、「これから奥さんと話し合います」とした。

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「はじめの一歩」ジムから19年ぶり2人目の王者

<ボクシング:日本スーパーバンタム級王座決定戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

日本スーパーバンタム級2位田村亮一(31=JB)が、同級1位の中川麦茶(30=角海老)に10回判定3-0で勝利し、2度目の挑戦でベルトを手にした。

「はじめの一歩」の作者である森川常次会長は、ジムで19年ぶり2人目の日本王者となった田村を「バタバタしない。大人のボクサー」とたたえた。

田村は序盤から重さのあるストレートで積極的に攻め、5回終了時で3-0と圧倒。そのまま最後までスタミナ、威力も衰えず、リードを保って勝利した。試合後は「正直、中川選手のパンチ一発もきいてないです」ときれいな顔でふり返った。

17年5月に同ジムに移籍。17年7月に同タイトルに挑戦も判定負け。1年半ぶり2度目のチャンスをものにした。ベルトは「自分のためでもあるけど、遅れてきた手みやげのために取った」と短期間に2度タイトルマッチを組んでくれた会長とジムの関係者に感謝した。

元日に森川会長に「明けましておめでとうございます」とメールし、「まだ明けてない。何がおめでとうだ」と叱咤の返信をもらっていた。この日は会長に「正月返上だったから」とねぎらわれ、「おもちを食べたい」と笑顔。勝って、やっと田村の新年が明けた。

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田村亮一が2度目挑戦で王座奪取、中川麦茶を圧倒

ボクシングの日本スーパーバンタム級王座決定戦が12日に後楽園ホールで行われ、同級2位田村亮一(31=JB)が同級1位の中川麦茶(30=角海老)に10回判定3-0で勝ち、2度目の挑戦でベルトを手にした。

序盤から重さのあるストレートで積極的に攻め、5回終了時で3-0と圧倒。そのまま最後までリードを保ち、勝利した。元日、漫画「はじめの一歩」の作者でもある森川会長に年始のメールを送り、「まだ明けてない。何がおめでとうだ」と叱咤(しった)の返信をもらっていた。悲願のベルトとともに田村の新年が始まった。

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中川麦茶、王者になってフィリピンの子供たち救う

計量をパスした中川麦茶(左)と田村亮一

ボクシング日本スーパーバンタム級王座決定10回戦の前日計量が、11日に都内で行われた。同級1位中川麦茶(29=角海老宝石)はリミットの55・3キロ、同級2位田村亮一(31=JB)は55・2キロでクリアした。

中川は昨年12月にフィリピンで10日間スパーリング合宿した。男手一つで育てる小1の長男龍樹君を同伴で、これまでにも数回同伴合宿している。「大変だけど仕方ない。1カ月ぐらい行きたいところだけど」。普段のジムワークも同伴で、練習中は受付で遊ばせている。

中川は両親が離婚するなど、子供のころは貧しい生活を強いられた。その経験から、フィリピンのゴミの山で生活する子供のためのボランティア活動もしている。今回はクラウドファンディングも立ち上げて募集。85万円を目標に現在はまだ達成率は40%台となっている。「達成できなくても、こうしたことを知ってもらえれば」と話す。

ボクシングは引きこもりだった弟抹茶を引っ張り出すために始めた。好きな麦茶のリングネームは目立つためにも改名した。麦茶のペットボトルを手に「ボクはこんなきれいでなく泥臭い。雑草魂でターニングポイントにしたい。弟、息子、子供たちのためにも王者になる」。子連れスパー合宿の成果で王座奪取を誓った。

田村は1年半ぶりで2度目の王座挑戦となる。「世間は負けたら引退とか思っているかもしれないが、負ける気はない。とっちゃいますよ」とニヤリと笑った。作新学院、日大と名門でキャリアを積んだが「アマ時代はどうでもいい。基本のジャブ、ガード、ワンツー。自分のボクシングをするだけ」と話した。

元日には、漫画「はじめの一歩」の作者である所属ジムの森川会長に「明けましておめでとうございます」とメールしたが、「まだ明けてない。何がおめでとうだ」と返されたという。こと言葉でさらに気を引き締め「正月はこの試合に勝ってから」と決意を口にした。

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作新学院ボクシング部でパワハラ告発 高校総体Vも

作新学院(宇都宮市)は11日、強豪として知られる同校ボクシング部の川島弘行監督(43)らが部員に体罰やパワハラを繰り返していたとの告発について市内で記者会見し、「長時間正座させるなど不適切な行為があった」と明らかにした。

調査委員会を設置し、調査の間は告発を受けた川島監督らは指導から外れ、監督は自宅謹慎する。

同校や栃木県教育委員会に届いた告発文によると、川島監督や川島監督の父親である前監督は練習や遠征の際、複数の部員に対し「態度が悪い」などとして1~2時間正座させたり、顔を平手でたたいたりした。「目障りだ。いつ辞めるんだ」と暴言を吐き、全体練習に参加させないこともあったとしている。

川島監督は学校の聞き取りに対し、長時間の正座や暴言を認め「正座は意見交換をする際の習慣だった。荒い言葉が出ることもあり、生徒の気持ちを考えられていなかった」と反省。たたいたとされたことは「記憶にはないが、あったとしても、ラフプレーを制止するような場合だった」と釈明しているという。前監督には、調査委が今後聞き取りをする。

作新は昨年8月の全国高校総体(インターハイ)で学校対抗優勝。プロ選手も輩出している。

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高橋竜平「海外の方が気楽」18日NYで世界初挑戦

高橋竜平

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級10位高橋竜平(28=横浜光)の世界初挑戦が決まった。石井会長が11日に明らかにした。18日に米ニューヨークで同級王者T・Jドヘニー(32=アイルランド)に挑戦する。ドヘニーは昨年8月に岩佐(セレス)から王座奪取後の初防衛戦となる。

高橋は昨年12月に米ロサンゼルスで初めてスパー合宿した。ヘビー級世界戦も観戦した際に王者陣営から話を持ち掛けられた。1度はあきらめたが7日に契約書が届き、この日ビザも下りたことで正式決定した。マディソンスクエアガーデンの大舞台にも、高橋は「後楽園ホールより海外の方が気楽」と意気込む。

東洋大では準レギュラーで、12年のプロデビュー戦は1回KO負け。昨年IBFパンパシフィック王座を初防衛で世界ランク入りしてチャンスをつかんだ。石井会長は「体力を生かして手数と攻勢で勝負」と、海外奪取を期待した。

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王者小野心戦へ田中教仁「1カ月待てば70歳対決」

計量をパスした王者小野心(左)と挑戦者田中教仁

ボクシング日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦の前日計量が、11日に都内で行われた。初防衛戦の同級王者小野心(36=ワタナベ)、同級1位田中教仁(33=三迫)ともリミットの47・6キロでクリアした。

小野は「仕上がりは順調。相手とは1回スパーもしたが、特に印象はない」と落ち着いた表情で話した。世界に2度挑戦したこともあり、4団体で世界ランク入りしている。「世界を狙える位置にいるので、ここで終わりにしたくない。先を見据えていい勝ち方をしたい」と、三度目の正直を狙っている。

田中は長いブランクを経て、17年にジムを移籍して復帰した。昨年は東洋太平洋王座挑戦も失敗し、今回が3度目のタイトル挑戦となる。「復帰してここまで早かった。昨年も負けたが実力は上がっている」と自信を口にした。

ベテラン対決で田中は2月には34歳になる。「1カ月待ってくれれば70歳対決になったのに。世代交代とも言えない」と軽口をたたいていた。

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井上尚弥、拳四朗ら4人が最優秀選手候補 年間表彰

井上尚弥(2018年8月21日撮影)

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が、10日に都内で18年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。

最優秀選手賞候補は3階級制覇を達成して連続初回KOの井上尚弥(大橋)、史上最速タイ12戦目で3階級制覇の田中恒成(畑中)、3度防衛した拳四朗(BMB)、海外奪取にKO防衛した伊藤雅雪(伴流)の4人。受賞者は2月8日に都内のホテルで発表、表彰される。

技能賞は井上、ホルヘ・リナレス(帝拳)、拳四朗、田中、亀田和毅(協栄)、殊勲賞は伊藤、田中、KO賞は井上、清水聡(大橋)、竹迫司登(ワールド)、新鋭賞は小浦翼(E&Jカシアス)、勅使河原弘晶(輪島功一)、竹迫、吉野修一郎(三迫)、矢田良太(グリーンツダ)、努力敢闘賞は中谷正義(井岡)、細川バレンタイン(角海老宝石)、黒田雅之(川崎新田)、久田哲也(ハラダ)が候補となった。

年間最高試合候補はWBAライト級ワシル・ロマチャンコ(ウクライナ)-リナレス、WBOフライ級田中-木村翔(青木)、WBAバンタム級井上-ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)の3試合。世界戦以外の最高試合は日本スーパーバンタム級和気慎吾(FLARE山上)-久我勇作(ワタナベ)、日本スーパーライト級細川-デスティノ・ジャパン(ピューマ渡嘉敷)、日本&東洋太平洋スーパーフェザー級末吉大-三代大訓(ワタナベ)、日本ミドル級竹迫-西田光(川崎新田)の4試合。

女子最優秀選手賞候補は天海ツナミ(アルファ)、藤岡奈穂子(竹原畑山)、多田悦子(真正)の3人。最高試合はWBOライトフライ級天海-チャオス箕輪(ワタナベ)、WBOアトム級岩川美花(高砂)-池山直(フュチュール)、WBCフライ級藤岡-イルマ・サンチャス(メキシコ)、WBOミニマム級多田悦子(真正)-江畑佳代子(ワタナベ)が候補となった。

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2階級制覇狙う田口良一、王者田中恒成は「天才肌」

3月16日にWBO世界フライ級タイトルマッチで激突する王者田中恒成(左)と挑戦者田口良一(撮影・加藤裕一)

世界最速タイのプロ12戦目で世界3階級制覇を達成したWBO世界フライ級王者田中恒成(23=畑中)が、元IBF&WBA世界ライトフライ級統一王者でWBOフライ級4位の田口良一(32=ワタナベ)と3月16日、岐阜メモリアルセンターで愛ドームで初防衛戦を行うことが10日、発表された。試合はTBS系列で全国生中継される。

田口は会見に同席し「まず挑戦を受けてくれて感謝しています」と語った。昨年5月にWBAライトフライ級8度目、IBF同級初防衛戦でブドラーに僅差判定負けして王座を陥落、1度は引退を覚悟した。だが、ブドラーへのリベンジの思いがくすぶる中、田中陣営のオファーを受け、ライトフライからフライへの転級を決断。相手が田中だからこその現役続行だったとも言える。

17年大みそかの対戦予定が流れ、田中に直接謝罪を受けた時の印象を「律義だな。知的で、好青年だなと思った」と語り、ボクサーとしては「頭がいいボクシングをするのが、1番。気持ちも強い。天才肌」と表現した。階級変更初戦が世界戦という点は「賛否両論あるけど、ライトフライでの減量苦を思えば、確実によりよいパフォーマンスができる」とプラスに解釈。「田中選手は本当に強いけど、勝ちたい」と、世界2階級制覇に意欲を見せた。

◆田口良一(たぐち・りょういち)1986年(昭61)12月1日、東京・大田区生まれ。都立芝商卒。04年にワタナベジム入門。06年1回KO勝ちでプロデビュー。07年にライトフライ級で全日本新人王。13年4月に日本同級王座獲得。同年8月、井上尚弥に判定負けし初防衛失敗。14年12月にWBA世界同級王座獲得。17年12月にIBF同級王者メリンドを破り、WBA同級王座7度目の防衛を果たし、IBFとの同級統一王者。昨年5月に王座陥落。168センチの右ボクサーファイター。

3月16日にWBO世界フライ級タイトルマッチで激突する王者田中恒成(左)と挑戦者田口良一(撮影・加藤裕一)

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王者田中恒成「楽しみ」“宿敵”田口との一戦に興奮

3月16日にWBO世界フライ級タイトルマッチで激突する王者田中恒成(左)と挑戦者田口良一(撮影・加藤裕一)

世界最速タイのプロ12戦目で世界3階級制覇を達成したWBO世界フライ級王者田中恒成(23=畑中)が10日、名古屋市内で会見。元IBF&WBA世界ライトフライ級統一王者でWBOフライ級4位の田口良一(32=ワタナベ)と3月16日、岐阜メモリアルセンターで愛ドームで初防衛戦を行うと発表した。17年大みそかに対戦が内定しながら、自分の負傷で流れた“宿敵”とついに拳を交える。

初防衛戦のキャッチフレーズは「the Fate」-。運命だ。田口と並んで会見に臨んだ田中は「めちゃくちゃ楽しみです。田口選手は間違いなく強い。今、1番戦いたい相手です」と興奮気味だった。

始まりはプロデビュー直前の13年8月、田口の日本王座戦を観戦した時。井上尚弥に判定負けし、王座を陥落したが“モンスター”と最後まで打ち合う姿にシビれた。ラブコールの末、17年大みそかにライトフライ級の世界王座統一戦の形で対戦が内定した。ところが、同年9月の防衛戦で両目眼窩(がんか)底骨折を負い、流れた。単身上京し、田口に会って、自分の“不始末”を直接わびた。

「1度終わった話。でも、正直に言えば、心の底で“いつかできるんじゃないか”と思っていました。ただ、早かったですね」。昨年5月に田口がIBF、WBAライトフライ級王座を陥落すると、畑中会長が水面下で田口陣営にオファーを出した。田中は10月末、パナマのWBO総会に出席し、バルカルセル会長に田口戦を直訴した。再度のラブコールが結実した。

試合はTBS系で全国生中継される。17年9月のパランポン戦以来2度目だ。世界最速タイの世界3階級制覇を決め、WBO年間最高試合に選ばれた昨年9月の木村戦も中部ローカルの中継だった。「すごく悔しかった。今年はブレークしたい」。才能、実績が過小評価されてきた。将来的に世界5階級制覇を狙う“ドリームボーイ”は、運命の戦いで全国区に打って出る。

◆田中恒成(たなか・こうせい)1995年(平7)6月15日、岐阜県多治見市生まれ。父斉さんに幼少から空手を習い、本格的なボクシングは市之倉小6年から。中京高で高校4冠。13年プロ転向。15年にWBOミニマム級で日本最速5戦目の世界王座奪取。16年に8戦目で同ライトフライ級王座を獲得し井上尚弥と並ぶ日本最速の世界2階級制覇。昨年9月にWBAライト級王者ロマチェンコと並ぶ世界最速12戦目の世界3階級制覇達成。今春に中京大経済学部卒業予定。164センチの右ボクサーファイター。

3月16日にWBO世界フライ級タイトルマッチで激突する王者田中恒成(左)と挑戦者田口良一(撮影・加藤裕一)

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高橋竜平が急きょ世界初挑戦濃厚に 18日NYで

高橋竜平

ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級10位高橋竜平(28=横浜光)が1月18日(日本時間19日)、米ニューヨークのマディソンスクエアガーデンで同級王者T・Jドヘニー(32=アイルランド)に挑戦することが9日、濃厚となった。

8日(日本時間9日)に米メディアが報じたもので、横浜光ジムの石井一太郎会長も自らのブログで「ビザ申請が間に合えば」との条件付きで開催を認めている。正式決定すれば、高橋は世界初挑戦となる。

ドヘニーは昨年8月、当時の王者岩佐亮祐(セレス)に判定勝利し、高橋戦が決まれば初防衛戦となる。

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尾川堅一、31歳での復帰戦「気持ち入った試合を」

来月2日の復帰戦に向け、サンドバックを打つ尾川

ボクシング世界戦のドーピング違反によるプロライセンス停止処分が解除された元日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(30=帝拳)は2月2日、東京・後楽園ホールでフィリピン・ライト級王者ロルダン・アルデアと59・87キロ契約体重10回戦に臨む。9日、東京・新宿区の帝拳ジムで練習し「家族や、自分を信じて応援してくれる方々のため、気持ちの入った試合がしたい」と意欲を口にした。

禁止薬物の陽性反応が出た17年12月の世界戦以来、1年2カ月ぶりとなるリング復帰戦は、2月1日に迎える31歳の誕生日翌日に設定され「まさか自分が31歳になるなんて。今は立ち止まれない。今年が勝負だと思っている」と意気込んだ。ジムワークは6月から許され、本格的なトレーニングを再開。試合を控えるジムメートのスパーリングパートナーを務めながら実戦感覚をキープしてきた。

日本ボクシングコミッションの停止処分が明ける昨年12月には「いつでも試合ができるように準備していた。活動可能になって2月に試合だと言われ、あと2カ月間だと。自分はいつでも試合ができる状態だと思っています」と、はやる気持ちを抑えていた。

田中トレーナー(左)とミット打ちに取り組む尾川

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