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王者で引退長谷川穂積、今後は実業家や指導者模索

引退会見で3本のチャンピオンベルトを前に、すっきりとした表情を見せる長谷川(撮影・清水貴仁)

 ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級王者長谷川穂積(35=真正)が9日、神戸市内で現役引退を表明した。世界王者のまま引退するのは国内では初めて。9月に5年5カ月ぶりに世界王座に返り咲き、現役を続ける考えもあったが、希望していた王者のままリングを去ることを決断した。今後は実業家や指導者への道を模索する。勇敢な打ち合いで魅了したレジェンドが、プロ17年間の現役生活に終止符を打った。

 多くの修羅場を乗り越えてきた長谷川の顔は、晴れやかだった。

 「私、長谷川穂積は9月16日の試合を最後に引退することを決めました。自分自身に対して、もうこれ以上証明するものがなくなったのが1つ。もう1つは、前回以上に気持ちを作るのが非常に難しくなった」。引退を決断した理由も、詰まることなく滑らかに口にした。

 迷い、悩んだ末に、望んでいた結論に達した。9月の世界戦で5年5カ月ぶりに王座に返り咲いた。試合45日前に左手親指を脱臼骨折していたが、その拳で打ち合いを制した。真骨頂の勇敢な姿で健在ぶりを見せ、現役を続ける気持ちも芽生えていた。「やろうかな、もういいかなとずっと考えていた」。だが、11月になって対戦を夢見ていた5階級王者ドネアが敗北。体を心配する関係者から強い説得も受け、同中旬にグローブを置く決意を固めた。

 美学を貫いた。5度防衛後に死去した大場政夫、王座返上の約1年後に引退届を出した徳山昌守らはいるが、王者のまま引退するのは国内では初めて。「ボロボロになってやめるのも1つだけど、多少の余力を残してやめるのも1つのやめ方。今が一番美しい。前回で自分が強いか、強くないかの結論が出た。ご飯と一緒でおなかいっぱいだとおいしさが分からない。腹八分目くらいがちょうどいい」。最高の引き際に笑みも浮かべた。

 2度の王座陥落、10年10月には最愛の母裕美子さんの死去もあった。挫折や悲しみを、不屈の魂で克服。抜群のスピードと攻防一体のスタイルで日本中を沸かせてきたサウスポーは、かけがえのない経験をもとに新たな道を歩み出す。神戸市内でタイ料理店の経営に携わるなど現在も実業家としての一面を持つが、指導者としても期待がかかる。

 「ボクシングは人生のすべて。これからも何かできることをしていきたい。長谷川穂積はいつまでも長谷川穂積なので。また、新しいステージでチャンピオンになれるように頑張りたい」。第2の人生へ、始まりのゴングを聞いた長谷川は目を輝かせた。【木村有三】

 ◆世界3階級制覇 日本人では亀田興毅、井岡一翔、八重樫東、長谷川穂積の4人。国内ジム所属としてはベネズエラ人のホルへ・リナレス(帝拳)も含め5人。

 ◆世界王者のまま引退 国内ジム所属では長谷川が初。世界戦勝利を最後にリングを去ったのは、WBA世界フライ級王座を5度防衛中だった73年1月に交通事故で死去した大場政夫(享年23)、06年2月の防衛戦勝利後にWBC世界スーパーフライ級王座を返上、07年に引退した徳山昌守がいる。新井田豊は01年8月のWBA世界ミニマム級王座獲得後に引退表明も、02年12月に現役復帰。同王座を再び獲得したが、08年ローマン・ゴンサレスに敗れ引退。

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パッキャオ、7・2ホーン戦に「油断できない相手」

マニー・パッキャオ

 WBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(38=フィリピン)が7月2日、オーストラリアで挑戦者に同級2位ジェフ・ホーン(オーストラリア)を迎えての防衛戦に臨む。試合を生中継するWOWOWが29日に行われた記者会見後に両者に単独インタビュー。意気込みなどを聞いた。

【パッキャオ】

 ―現在のコンディションは?

 大変良いです。オーストラリアは初めてだし、今回は敵地で戦うので、モチベーションはあがっています。試合に向けて集中力も高まっています。

 ―ホーンの印象は?

 油断出来ない相手なので、エキサイティングな戦いになると思います。

 ―どういう試合にしたい?

 ファンに喜んでもらえるような試合にしたい。

 ―日本のファンにメッセージを

 いつもサポートありがとうございます。「どうも、ありがとうございます」。

【ホーン】

 ―パッキャオとの対戦について

 パッキャオと試合するのは、非常にワクワクします。彼はレジェンドで私も長い間尊敬していました。そのような人と試合が出来て、非常に興奮しています。

 ―ホームタウンでの試合について

 非常にいい気分でリラックスしています。ホームなので飛行機に乗らなくても良いし、家でリラックス出来るし、スパーリングパートナーも呼んでいます。どこにも行かなくて良いので非常に幸せです。一方、ホームで試合するのはプレッシャーですが、そう言った時は5万人の観客が見ていてくれると考えると気持ちが高まります。

 ―パッキャオのファイトスタイルについての印象

 偉大なファイターで、好戦的で、手数が多い選手。彼のパンチを避ける事が私には必要です。多少はパンチをもらうかもしれないが、それ以上に私のパンチが当たると思います。

 ―どのような試合になる?

 予想はしたくないけど、パンチの応酬になるような試合になると思います。

 ―日本のファンにメッセージを

 日本のみなさん、非常に素晴らしい試合になります。見逃すな!

 「マニー・パッキャオ王座防衛戦」は7月2日(日)午前11時よりWOWOWプライムで生中継する。

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村田諒太「どこでも誰とでもやる」エンダム再戦交渉

練習を終えてジャケット姿で取材に応える村田

 世紀の不可解判定に終わった大一番が、再戦交渉に入る。ボクシングの帝拳ジムの本田明彦会長(69)が28日に都内のジムで取材に応じ、ロンドン五輪金メダリスト村田諒太(31=帝拳)がアッサン・エンダム(フランス)に1-2の判定で敗れた5月のWBA世界ミドル級王者決定戦の再戦に言及。「相手側とは来週から交渉に入る。あまり(再戦は)やる気はないが、ゆっくり話すことにしている」と明かした。

 現時点では可能性が低いにもかかわらず今後について説明したのは、27日にWBAが再戦の興行権入札を7月7日にパナマ市で行うと発表したため。両陣営間で興行権やファイトマネーなどの交渉が合意に至らなかった場合に実施される制度だが、同会長は「全然交渉も始まっていないのにおかしな話だ。入札は100%やらない」と不快感を示した。

 村田の元には試合を高く評価した他団体からのオファーも届く。WBOからは9月の試合を打診されたが日程が合わず、10月以降を条件に返答したという。ミドル級戦線は9月16日に米国で3団体王者ゴロフキン対アルバレスの頂上決戦が控え、その結果次第で世界王座を巡る状況は動く。各陣営が動向を見守っており、村田サイドも選択肢を持ちながら見極めていく。

 この日ジムで練習した村田は「交渉は会長に任せてある。決めてもらえれば、どこでも誰とでもやるというスタンスは変わらない」と述べた。【阿部健吾】

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村田諒太、ミドル級王座決定戦の再戦は7月に入札

 世界ボクシング協会(WBA)は27日、ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)が不可解な判定でアッサン・エンダム(フランス)に敗れたミドル級王座決定戦の再戦について興行権の入札を7月7日にパナマ市で行うと発表した。

 入札は両陣営間で興行権やファイトマネーなどの交渉が合意に至らなかった場合に実施される。村田は5月のエンダム戦で4回にダウンを奪うなど攻勢に見えたが、1-2と小差の判定で敗れた。採点結果は物議を醸し、WBAのメンドサ会長が再戦指示を出した。

 再戦には両陣営の合意が必要。帝拳ジムの本田明彦会長は28日に東京都内で取材に応じ「(相手陣営と)まだ交渉していない。入札は100パーセントやらない」と述べた。エンダム陣営とは7月に交渉に入る意向というが、村田陣営にはWBAの入札に縛られず好待遇の他団体で戦う選択肢もある。

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井上尚弥、高藤直寿と異種合同トレ「刺激になる」

デモンストレーションで高藤(左)にパンチを見せる井上(撮影・阿部健吾)

 世界で戦う同学年の2人の格闘家がタッグを組んだ。ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が27日、リオデジャネイロ五輪柔道男子60キロ級銅メダリストの高藤直寿(24=パーク24)と合同練習を敢行した。横浜市内の大橋ジムで実技指導しながら意見交換。米国に初進出する9月9日の6度目の防衛戦に向けたスパーリングを開始した日に、異種交流で大きな刺激をもらった。高藤も世界選手権(8~9月、ブダペスト)で4年ぶりの世界一を狙う。

 米国デビューに向けた本格スタートに、井上が珍しい“パートナー”を伴って現れた。「今日、みっちりやってもらいますから。打ち合いもしますよ」。冗談まじりに楽しそうに視線を向けた先にいたのは高藤。昨夏のリオ五輪後に知人を通じて知り合い、意気投合した24歳同士。食事などで交流を深め、以前よりボクシングを経験したいと希望していた親友の申し出を快諾し、ジムに招いた。

 初めて本格的にグローブをつけた高藤にまずは実技指導。パンチの基礎を教えると、リングに誘った。「打ってきて」と軽快にステップを踏んで、パンチをかわす。リラックスした表情で向き合うと、「刺激になりますね! 柔道の踏ん張りなどもボクシングに生きると思う。やってみたいですね」と、逆の立場での練習も希望した。

 高藤と汗を流す前には、違う「パートナー」相手に引き締まった表情を見せた。WBOフェザー級4位セルベニヤ(フィリピン)と4回のスパーリングを行った。3階級上の強豪にも力負けしない打撃を打ち込み、米国進出に向けた実戦練習を開始した。「まだまだですね。無駄なパンチをもらっている」としながらも、動きは切れていた。挑戦者のニエベス(米国)の映像も見たそうで、「まとまった選手。かみ合いそう」と本場ファンを熱狂させるKO劇を予感させた。

 「今度は柔道着を持ってくるから、ぜひ柔道を」と高藤から提案されると、「受け身ですよね。中学でやったなあ」と機会を探っての挑戦に意欲も見せた。競技は違うが、戦うフィールドは同じく世界。切磋琢磨(せっさたくま)をガソリンに、スタートダッシュを切った。【阿部健吾】

高藤直寿と井上尚弥の比較表
 

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NFLブレイディは豪栄道と稽古/異種競技トレ

ランニングする本田。右はキプサング

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が27日、リオデジャネイロ五輪柔道男子60キロ級銅メダリストの高藤直寿(24=パーク24)と合同練習を敢行した。横浜市内の大橋ジムで実技指導しながら意見交換。米国に初進出する9月9日の6度目の防衛戦に向けたスパーリングを開始した日に、異種交流で大きな刺激をもらった。高藤も世界選手権(8~9月、ブダペスト)で4年ぶりの世界一を狙う。

<異種競技トレ>

 ◆大相撲とアメフット 米NFLペイトリオッツのQBトム・ブレイディが今月22日、境川部屋の稽古を見学。ぶつかり稽古で大関豪栄道の胸を借りた。

 ◆柔道とレスリング 柔道女子日本代表が今年4月、都内のレスリング場でレスリング女子日本代表と合同練習。両代表の相撲対決10本勝負は柔道に軍配。

 ◆野球と陸上 プロ野球のオリックス吉田正尚は今年1月、陸上ハンマー投げのアテネ五輪金メダルの室伏広治氏から体のバランスなどを鍛える動作を教わった。

 ◆サッカーと陸上 サッカーの本田圭佑は13年1月、沖縄県内での自主トレで09年東京マラソン覇者キプサングらケニア人を招いて走り込んだ。

 ◆ラグビーと総合格闘技 ラグビー日本代表は15年W杯に向けて、タックル強化のため、総合格闘家の高阪剛の指導を受けた。

 ◆ラグビーと大相撲 ラグビーの15年W杯日本代表の藤田慶和は16年2月、大相撲の荒汐部屋に1日入門、股割りなどに取り組んだ。

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木村翔、世界初挑戦7・28上海で五輪連覇の鄒市明

 ボクシングのWBO世界フライ級7位の木村翔(28=青木)が7月28日に上海でWBO同級王者の鄒市明(中国)に挑戦すると27日、所属ジムが発表した。

 木村は世界初挑戦。鄒市明は08年北京、12年ロンドン五輪でライトフライ級を2連覇した。

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村田諒太がパッキャオ7・2世界戦予想「判定勝ち」

村田諒太(17年5月22日撮影)

 ボクシングのWBO世界ウエルター級タイトルマッチ12回戦は7月2日にオーストラリアのブリスベンで開催される。6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(38=フィリピン)が同級2位ジェフ・ホーン(29=オーストラリア)を迎え撃つ一戦を前に、試合を生中継するWOWOWでゲスト解説を務める12年ロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級2位村田諒太(31=帝拳)が、見どころを語った。

 

 -フィリピンの上院議員でもあるパッキャオは、昨年4月に一度は引退しましたが、復帰すると思いましたか?

 彼はフィリピンの恵まれない人たちを助けている人で、それが現在のモチベーションなんだと思います。議員の報酬だけですべてを賄えるかというと難しい。だから(多額の報酬が見込める)ボクシングは不可欠なんでしょう。

 -11月の復帰戦で世界王座に返り咲きました。

 上院議員の仕事が忙しいのでしょうね。以前のような練習量が確保できていないと思うので、スタミナを使う戦い方ではなかったと感じました。全盛期のスピードではなかったけれど、出入りの速さはありましたね。以前のように強引にKOを狙っていくボクシングではないけれど、その分、試合運びが巧みだなと思いました。いまは相手にとって捉えどころのない、勝ちづらい選手になっていますね。

 -パッキャオは国を背負って戦っていますね。

 フィリピンは国外に出て働いている人が多く、そんななかで多くの人に勇気を与えている。パッキャオ自身もアメリカに渡って活躍しているわけですから。ビッグマネーを得て、フィリピンの人たちに夢を見せたから人気に火がついているのでしょう。

 -その分、プレッシャーも大きいのでは?

 もちろんプレッシャーはあると思うけれど、もう慣れているんじゃないですか。僕自身、世界戦の前も世界戦のときもプレッシャーはあったけれど、「負けたらどうしよう」とかいう気持ちに関するコントロール能力は経験を通じて上がったと思います。パッキャオぐらいになるとそういう点もたけていると思います。

 -パッキャオの一番の魅力はどのあたりでしょうか?

 一瞬の踏み込みで相手を倒してしまうスピードだと思います。普段はボクシングを見ない人が試合を見ても芸術的なものを感じられると思います。ハイライトなんて見たら絶対にスゴイと感じると思いますよ。

 -20キロ近い体重の壁を乗り越えて6階級制覇を成し遂げています。

 50・8キロのフライ級から70キロ弱のスーパーウエルター級まで制覇したんですから、考えられないことですよ。自分よりも二回りも大きい相手と戦って打ちのめすんだから、スゴイの一言しかないでしょう。

 -今回は相手の地元、オーストラリアでの試合です。

 僕はオーストラリアには行ったことがないし、アマチュア、プロを通じてオーストラリアの選手と戦ったこともないんです。

 -5万人収容のスタジアムが会場で、試合1ヵ月前の時点で4万枚以上のチケットが売れたらしいです。

 もともとオーストラリアはスポーツ自体が人気のある国だし、これからのスポーツ・ビジネスの場所としても面白いところだと思います。いまはアメリカからイギリスにボクシング熱が移り、そのあとに続くのはどこかと考えた場合、オーストラリアで火がつくといいマーケットになると思います。市場が増えるということは選手のチャンスも増えるわけですから。

 -もしも村田選手がパッキャオと同じ体重で試合をするとしたら、どう戦いますか?

 ガードを固め、パッキャオが踏み込んで入ってくるところに右ストレートを合わせるでしょうね。

 -パッキャオがボクシング界に与えた影響は大きいですよね。

 夢を見させてくれましたよね。階級を飛び越えて世界王者になったことももちろんだし、アメリカでは最初、ピンチヒッターとして世界戦に出て勝ち、強豪を次々と倒して現在の地位にいる。「ボクシングには夢がある」それを見せてくれましたね。

 -今回の相手、ホーンは村田選手がミドル級で金メダルを獲得した12年ロンドン五輪に出場し、ライトウエルター級でベスト8に入っています。

 (五輪では)オーストラリア代表のミドル級の選手とは戦う可能性があったのでチェックしていましたが、ライトウエルター級の選手(ホーン)は記憶にないんですよ。プロでもホーンは世界的に決して知名度が高いとはいえないけれど、それでもパッキャオと戦うことになったので、そういう状況がつくれることを考えてもオーストラリアには注目ですね。

 -今回の試合に備えてパッキャオはオーストラリアの選手と、ホーンはフィリピンの選手とスパーリングをしているそうです。

 国によって独特のリズムがありますからね。相手の国の選手とスパーリングをするのは理に適っていると思います。

 -試合展開を予想してください。

 パッキャオはステップを巧みに使って出入りのボクシングをすると思います。そして隙を狙ってサウスポーからの左ストレートを打つというスタイルでいくでしょう。これに対しホーンは直近の試合ではダウンしているけれど挽回しているし、気持ちが強そうですね。だから面白い試合になると思います。

 -パッキャオのKO勝ちが期待されています。

 最近のパッキャオはリスクを避けて強引に出ていかないところがあるので、僕は「パッキャオの判定勝ち」と予想します。でも、もちろんパッキャオのKO勝ちもあると思います。

 -波乱の可能性もありますか?

 あると思います。パッキャオにとってオーストラリアでの試合は初めてだし、いろんな条件が違ってきますからね。試合間隔も8カ月あるし、上院議員の仕事をしながらどこまでトレーニングできているか。ベテランの選手が敵地に行って好調が伝えられながら負けるということはあるので、番狂わせもある状況だと思います。

 -今回の試合、どこに注目すればいいでしょうか。

 ひとつは、パッキャオという選手のボクシングの面白さ、スピード感であるとか一瞬の踏み込みであるとか、そんな芸術性に注目してもらえればうれしいですね。もうひとつは、ふたりの男が殴り合う、それを見るために5万人の人が集まる。これもスゴイじゃないですか。そんな世界観も見てほしいですね。

 

 なお、試合の模様は午前11時からWOWOWプライムで「マニー・パッキャオ王座防衛戦」として放送される。

マニー・パッキャオ

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元5階級王者ドネアが日本王者赤穂亮に「熱血指導」

赤穂(左)のパンチをミットで受けるドネア(撮影・阿部健吾)

 元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(34=フィリピン)が26日、横浜市内の横浜光ジムで「熱血指導」を行った。

 プライベートな来日に合わせ、親交のある日本バンタム級王者赤穂亮(30)の所属ジムを訪問。4回のスパーリングに加え、ミット打ちでは受け手となった。

 14年冬にフィリピン・セブ島での合宿で1カ月間を共にしたという2人。久しぶりにリング内で拳を交えた。ドネアは初回にいきなり鋭い左フックを見せると、最終4回には激しい打ち合いも披露。本格的な実戦練習は「数カ月前に4ラウンドを2回やっただけ」というブランクがあったが、「体が温まってきた」という3回以降にはアジア人初の5階級制覇を成し遂げた実力の片りんを見せつけた。

 すり上げるようなアッパーをくらった赤穂は、「鼻がもげるかと思った」と振り返りながらも充実の表情。「僕のアイドルはドネア選手だけ。日本で一番試合を見ていると思う。打ち終わりにリターンが返ってくるので、隙を見せたらやられる。セブ島での感覚がよみがえりました」と大いに刺激になった様子。日本タイトルの初防衛戦は8月5日(後楽園ホール)に控えるが、「次の試合うんぬんではなく、三度目の正直に向けていくだけ」と過去2回の世界挑戦失敗の雪辱を果たす、3度目の世界タイトル戦を目指す。

 昨年11月にWBO世界スーパーバンタム級王者から陥落したドネアは、夏ころに再起戦を計画する。敗れたマクダレノ(米国)との再戦の可能性を聞かれ、「負けた相手とやりたい気持ちはあるが、無理に追ったりはしない。良いチャンスがあれば」と、フェザー級に階級を上げることも示唆した。

ドネア(左)は赤穂に特別指導を行った(撮影・阿部健吾)

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井上尚弥のいとこ浩樹が豪快1回KOで無傷8連勝

井上浩樹(16年12月30日撮影)

<プロボクシング:64・5キロ契約10回戦>◇25日◇東京・町田市立総合体育館

 ボクシング日本スーパーライト級7位井上浩樹(25=大橋)が豪快KO勝利を飾った。25日に東京・町田市立総合体育館でニル・ウィソラム(タイ)と64・5キロ契約10回戦を行い、1回1分1秒に右フックで仕留めた。

 世界王者の井上尚弥、弟拓真兄弟のいとこで自称「オタクボクサー」。戦績を8勝(7KO)とし、アニメ曲で入場も板についてきた。次戦は8月30日だが「25日に好きな声優のライブが…。どうしよう」と悩んでいた。

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中嶋一輝、デビュー戦1回KOも「30点くらい」

プロデビュー戦で勝ち名乗りを受ける中嶋(撮影・阿部健吾)

 ボクシングの大橋ジム期待の中嶋一輝(24)がプロデビュー戦を1回1分49秒KO勝ちで飾った。25日に東京・町田市総合体育館でアランカン・ウォラクット(タイ)とバンタム級6回戦を行い、初回に2度目のダウンで10カウントを聞かせた。「緊張しすぎて硬かった。30点くらい」と自己評価は辛かったが、白星でプロボクサー人生をスタートさせた。

 今春卒業した芦屋大では3年生だった15年国体優勝、4年では関西リーグMVPを獲得したサウスポー。この日も開始直後からリーチを生かした左ストレートを顔面に打ち込むと、ロープ際に追い詰めて左拳で1度目のダウンを奪ってみせた。

 アマチュア時代のクセでガードを下げる場面もあり、大橋会長は「あれはダメ。練習ではできていたんですが」と改善を促したが、「パンチ力もあるし、カウンターもいい」とあらためてその素質を称賛した。次戦は8月で短いペースで試合を組んでいく予定。中嶋は「世界チャンピオンになりたい。1試合ずつ丁寧に戦っていきたい」と誓った。

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比嘉大吾が意欲 具志堅会長より有名になりたい

具志堅会長(左)と比嘉大吾

 ボクシングのWBC世界フライ級王者比嘉大吾(21=白井・具志堅スポーツ)が「具志堅超え」を夢見た。

 先月の世界初挑戦を日本人初の13戦全勝全KOで制して1カ月。23日に都内のジムで練習を公開したが、「街を歩いていても、会長。僕には気付いてもくれない。もっといけるかなと思ってたんですけど…」としょげてみせた。王者となったばかりでは、具志堅用高会長(61)の知名度には“KO負け”し、「僕も有名になればいいなあ」と野望が生まれた。今後はWBA同級王者井岡一翔との統一戦も視野にし、「KO記録も更新していきたい」と意欲十分だった。

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新王者比嘉大吾、知名度で「具志堅会長」超え夢見る

「顔を売れ」と比嘉の顔をPRする具志堅会長(上)(撮影・阿部健吾)

 ボクシングのWBC世界フライ級新王者に就いたばかりの比嘉大吾(21=白井・具志堅スポーツ)が23日、練習を終えて汗がしたたる上半身裸姿で、少ししょげていた。

 「だって、街を歩いていても、会長なんですよ。僕には気付いてもくれない。もっといけるかなと思ってたんですけど…」。子どもがすねたように、どこか憎めない物言い。「会長」とは具志堅用高氏(61)のこと。元WBA世界ライトフライ級王者にして日本記録の世界戦連続防衛13回の偉業を持ち、何よりアフロ頭とヒゲという無類のトレードマークで知られる所属ジムの会長である。

 5月20日の世界タイトル戦で、日本初の13戦全勝全KOでチャンピオンベルトをつかんだ。そこから約1カ月、あいさつ回りや故郷沖縄ではパレードにも参加したが、「どこへ行っても、まずはみんなサインを会長にもらうんですよね。僕は隣でこそっとしてますよ」。ここまで濃密に日々を一緒に過ごしたことはなかっただけに、過ごす時間の長さが会長のすごさを教えてくれた。「沖縄では到着した瞬間から、みんな気付くんですよ。東京でも一緒に歩いていると、まずは会長ですから」。

 当の具志堅会長はそんな出来事の連続に、「オレの方しか見ないからねえ。サインする量が多くなったよ。オレまでサインさせられるから」と真顔。弟子の知名度に「まだまだ」と言いながらも、その度胸は買っているようで…。「一緒にテレビに出ると、食われちゃうね。よくしゃべるの。どこに行っても同じペースだから。テレビの話もきてるんだけど、セーブしているの」と、冗談半分にそのキャラを持ち上げた。

 「本業」のボクシングについては、統一戦なども視野に入れている。同会長は「井岡君とやらせたいんだよね」と、WBA同級王者の井岡一翔(28=井岡)の名前を挙げた。比嘉も「やってみたいです。KO記録も更新していきたい」と意欲十分。師匠は13度の連続防衛記録を樹立しているが、頭にあるのは階級を上げながらKOを続けていくという別の道。

 王者になってまだ1カ月。「自分の名前も有名になればいいですねえ」と思いをはせ、「会長は高い壁ですけど」と屈託なく笑うのも忘れなかった。ファイトスタイルに似て、良くも悪くも気持ちをまっすぐに表現できるその性格があれば、きっと多くの人が好きになってくれるだろう。【阿部健吾】

「顔を売れ」と比嘉の顔をPRする具志堅会長(上)(撮影・阿部健吾)
具志堅会長の現役時代の得意ポーズを完全コピーする比嘉(撮影・阿部健吾)

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三浦隆司王座返り咲きへ「アニマルモード」スイッチ

三浦は叫びながらパンチを打ち込む

 ボクシングのWBC世界スーパーフェザー級タイトル戦(7月15日、米ロサンゼルス)で王座返り咲きを目指す元王者三浦隆司(33=帝拳)が21日、都内のジムでここまで最長8回のスパーリングを行った。

 王者ベルチェルト(メキシコ)を意識してガードを中心に確認作業を終えると、その後には三浦ならではのサンドバッグ打ちを敢行。残り30秒ほどから叫び声を上げ、両拳を休まず豪快に打ち続けた。その意図は「スイッチを入れるためです。試合でも意図的にああいう状態になるため」。スイッチとは本能的に相手を殴りに出るきっかけのこと。激しい練習を見た後輩の村田諒太は「アニマルモードですね…」とつぶやいていた。

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王者田中恒成が病院慰問「何かを感じてくれたら」

 世界ボクシング機構(WBO)ライトフライ級王者の田中恒成(畑中)が21日、名古屋第二赤十字病院を慰問し、小児病棟では持参したチャンピオンベルトを子どもたちに持たせるなどして交流した。

 整形外科病棟では高齢者らの質問に答え、計量翌日は体重が6キロも増えるなどのエピソードを披露。患者たちは熱心に耳を傾けた。今回の慰問は病院が、田中が在学する中京大を通じて打診して実現した。

 小学校入学時、病気で約1カ月入院した経験を持つ田中は「いい機会を与えてもらい、自分としてもうれしい。何かを感じてくれたら」と笑顔で話した。

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拳四朗「どんどんいじって」待望のバラエティー出演

京都府スポーツ特別奨励賞を受け、山田・京都府知事(左)と記念撮影をする拳四朗(撮影・加藤裕一)

 ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)が、待望のバラエティー番組デビューを果たす。

 拳四朗が21日、明かした。マツコ・デラックスとナイナイ矢部が司会を務めるフジ系「アウト×デラックス」(毎週木曜23時)で、29日に収録に臨む。「いや~、うれしいですよ~」と念願がかない大喜びだ。

 5月20日のトリプル世界戦でデビュー10戦目にして世界王座奪取に成功したが、知名度は低い。厳密に言えば、本名でもある拳四朗という名は「北斗の拳」の主人公にちなむエピソードで知られていても「顔」は全くだ。街中で声をかけられることはほぼなく「女の人からは全然。どっちか言えば“いかつい人”ですね。大阪とかで一瞬『絡まれてるんちゃうか?』と思う感じで」と苦笑いした。

 「基本、ボクサーに見られませんからね。でも、名前を売ってなんぼでしょ? 何でもいいから、どんどんいじってもらいたい。僕のことを知ってもらいたいんです」。世界戦前からグルメリポーター願望を明かすなど、バラエティー番組に興味津々だっただけに、マツコ、矢部のツッコミを今から期待している。

 京都府城陽市生まれの拳四朗はこの日、京都府スポーツ特別奨励賞を受けるため、京都府庁を訪問した。山田啓二知事(63)と対面。10歳年上のガニガン・ロペスとの世界戦の話題を振られて「拳四朗さんは童顔、向こうはえらいオッサンで、差があるなあと思った」といじられてもニコニコ。同席した奥田敏晴市長(61)からは「世界一優しい顔のチャンピオン」と呼ばれて、またニコニコ。「(童顔を)売りにできるなら、どんどんします」という拳四朗が知名度アップへ、まずはバラエティー界の大物マツコにいじられる。

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帝里木下2度目世界戦へ「かっこええ姿を見せたい」

7月2日の世界戦に向け、練習を公開したIBF世界スーパーフライ級3位の帝里木下(撮影・加藤裕一)

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位帝里(ている)木下(31=千里馬神戸)が20日、同級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)との世界戦(7月2日、オーストラリア)に向け、神戸市のジムでスパーリングを打ち上げた。

 3年前の判定負けに続く2度目の世界戦。「調整は今のところバッチリ」。王者と同じサウスポーのフィリピン王者を招き、80ラウンド超を消化した。スーパースター、パッキャオの前座に今回は妻と娘2人を連れて行く。「父親として、かっこええ姿を見せたいです」。万全の準備を整え、26日に決戦の地へ向かう。

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帝里木下「父親としてかっこええ姿を」7・2世界戦

7月2日の世界戦に向け、練習を公開したIBF世界スーパーフライ級3位の帝里(撮影・加藤裕一)

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位帝里(ている)木下(31=千里馬神戸)が20日、IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)との世界戦(7月2日、オーストラリア)に向け、神戸市の同ジムでスパーリングを打ち上げた。

 帝里は「調整は今のところバッチリ」と充実の笑みを浮かべた。王者と同じサウスポーのフィリピン国内同級王者で東洋太平洋2位という“猛者”をパートナーに招き、80ラウンド超を消化した。「フィリピン人独特で、タイミングを外して打ってくるパンチに最初はボコボコにされた。でも、距離感を大事にさえすれば、パンチをもらうことはないとわかりました」といい、世界戦対策は順調に進んでいる。

 3年前の世界初挑戦は、手数が出せず、判定で完敗した。「支えてくれる人たちにすごく迷惑をかけた。なんでボクシングをするんか。そこを考えさせられました」。再起に向けた3年間。「僕は性格がわがままで、人の話を全然聞かへんかったんです。自分の力だけでやれると思ってて」。練習方法などで周囲の声に素直に耳を傾け、ひたすら前向きに2度目のチャンスを待ち続けた。

 今回はスーパースター、マニー・パッキャオの前座だ。オーストラリア・ブリスベンのサンコープスタジアムで、収容5万5000人という大舞台のリングに立つ。妻摩由子さん(43)と長女ももこちゃん(6)次女美羽子ちゃん(3)も現地に連れて行く。「長女の方は僕がボクサーやとわかってきたみたい。父親として、かっこええ姿を見せたいですね」。2度目の世界戦は一世一代の晴れ舞台。26日に決戦の地へ向かう。

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米デビューV6戦井上尚弥「8%の壁」超え怪物証明

世界戦の発表記者会見で井上(左)はゴンサレスにあいさつされる(撮影・山崎安昭)

 「8%の壁」打破で、世界的スターへの第1歩を。ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、9月9日(日本時間10日)に米国で6度目の防衛戦を行うことが19日に発表された。都内で会見し、同バンタム級7位アントニオ・ニエベス(米国)を迎える米デビュー戦に、堂々のKO宣言。日本人の米国での世界戦は過去25試合でKO勝ちは2度のみ。達成率8%の難関を突破する。

 日本人には歓迎しかねるそのデータは、「怪物」井上にとっては大歓迎かもしれない。

 日本人の米国でのタイトル戦は68年に始まって約半世紀で25試合。KO勝ちは、80年にWBA世界ジュニアライト(現スーパーフェザー)級で6回KO勝ちした上原、14年にWBO世界バンタム級王座を7回KOで防衛した亀田和のみ。その事実を聞くと、口角を上げ、「倒しますよ」と爽やかに言った。困難だからこそ、強さの証明にはうってつけ。そんな表情にも見て取れた。「攻撃的なスタイル、倒すスタイルをしっかり見せたい」と一段と気合が乗った。

 「スターになるための第1歩」。そう米国の舞台を描く。初渡米は昨年9月。この日会見で隣席した前WBC世界スーパーフライ級王者ゴンサレスの4階級制覇の瞬間を会場で目の当たりにした。「熱気と歓声、すべてが規格外だった。どれだけお客さんを楽しませるか」と、本場ファンの求めるものを肌で感じた。

 ロサンゼルス、ラスベガスなど西海岸が濃厚な興行では、セミファイナルに抜てきされた。ゴンサレスの世界戦がメインだが、注目度は際立つ。世界的プロモーターで帝拳ジムの本田会長は、西岡、三浦ら米国で世界戦をした選手を挙げ、「従来はこっちからチャンスを狙ってきたが、井上君は最初から期待されている。全然違う」と強調。井上の場合、試合を売り込んだのではなく、その強さ、試合ぶりが世界的に評価されて世界戦が実現した。

 所属ジムの大橋会長は「これが伝説の始まり」と予言した。中重量級が主流の米国で、風穴をあけたのはゴンサレスの躍進だった。スーパーフライ級トップ選手が集う大イベントで、その偉人の前に組まれた米デビュー戦。軽量級といえど、「伝説」になれる。「盛り上げてくれた、その波に乗っかっていきたい」。日本の「怪物」が世界の「モンスター」となる日が近づいてきた。【阿部健吾】

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福原辰弥「元気届ける」8・27地元熊本で初防衛戦

プロボクシングWBO世界ミニマム級王者の福原辰弥(中央)が会見で初防衛での意気込みを語る。右は本田憲哉会長、左は竹崎一成・芦北町長

 WBO世界ミニマム級王者の福原辰弥(28=本田フィットネス)が19日、熊本市内で記者会見し、8月27日に熊本・芦北町で初防衛戦を行うと発表した。相手は同級1位の山中竜也(22=真正)。

 熊本地震の影響で熊本市内での開催が難しいなか、芦北町の協力を得て実現した。竹崎一成・芦北町長も同席した会見で福原は「暫定王座決定戦(上天草町)でも地元の応援に支えられた。今度は芦北町や熊本のみなさんに元気を届けたい。いい内容の試合を見せて勝って防衛したい」と意気込みを口にした。

 会見後はジムでスパーリングを公開し、順調な仕上がりをアピールした。

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井上尚弥“米デビュー”は9月9日、6度目防衛戦

世界戦の発表記者会見で意気込みを語る井上(撮影・山崎安昭)

 ボクシングの大橋ジムなどは19日に都内で会見を開き、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が9月9日(日本時間10日)に米国で6度目の防衛戦を行うと発表した。

 壇上では「米国での試合は前から望んでいた試合。正式に決まったときにはワクワク感と、楽しみと、それと自分が米国デビューということで、スターになるための第1歩だと思いました」と述べた。日本の「怪物」がいよいよ本場米国でのデビュー戦を迎える。

 対戦相手はWBO世界バンタム級7位アントニオ・ニエベス(30=米国)で、17勝(9KO)1敗2分けの戦績を持つ。3月にロシア選手に10回判定負けし、NABO北米バンタム級王座を失っている。

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村田諒太、後援会パーティーで「本当は祝勝会に…」

村田諒太(17年5月22日撮影)

 5月のWBA世界ミドル級王座決定戦の敗戦から再起を決めた村田諒太(31=帝拳)が17日、京都市で後援会のパーティーに出席し、「本当は祝勝会になる予定だった。 申し訳ない」などとあいさつ。

 この日は南京都高(現京都広学館高)時代の恩師、武元前川さんの墓参りもした。

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メイウェザー「復帰を期待されたので、戻ってきた」

現役復帰するフロイド・メイウェザー(AP)

 プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(40=米国)が16日(日本時間17日)、約2年ぶりの“現役復帰”に向けて口を開いた。

 8月26日、米ネバダ州ラスベガスで米総合格闘技UFCの2階級制覇王者コナー・マクレガー(28=アイルランド)とボクシングルールで対戦することが14日に発表されたばかり。この異例のカードが決まった後、初めて米メディアの取材に応じた。メイウェザーは「マクレガーはタフな対戦相手だ。世界中がこの戦いを望んでいたし、みんなが見たい試合をオレは提供しなければならなかった。引退していたが、復帰を期待されていたので、戻ってきたのさ」と口にした。

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山中慎介がV13戦へスパー、相手のガード対策着々

ミット打ちで相手の右脇腹へ左ストレートを伸ばす山中

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が16日、世界戦連続防衛の日本記録に並ぶ13度目の防衛戦(8月15日、島津アリーナ京都)に向けたスパーリングを都内のジムで実施した。

 アマ選手と4回を消化後は、挑戦者の同級1位ネリ(メキシコ)対策をミット打ちで確認。右腕をL字に曲げるガードを駆使するサウスポーに対し、「隙間を狙う」と腕下の右脇腹に強烈な左ストレートを打ち込む練習を重ねた。V9、V11戦と2回戦ったモレノと同タイプで、「生きてくると思う」と経験値を糧にする。

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亀田和毅、国内復帰第2戦向けスパー「まだ10%」

スパーリングで右ストレートを打ち込む亀田

 ボクシングの元WBO世界バンタム級王者亀田和毅(25=協栄)が16日、国内復帰第2戦(7月10日、東京・後楽園ホール)へ向けた公開スパーリングを行った。

 都内のジムにフェザー級で2勝(2KO)の佐々木蓮(22=ワタナベ)を招き、4回を消化。ボディーを中心に至近距離、近距離を制圧し、「今日の課題はボディーを入れることで、スムーズに打てるように心がけた。効いたらまとめる練習ですね」と手応えありの顔で振り返った。

 試合は世界挑戦の経験があるイバン・モラレス(25=メキシコ)とのノンタイトル10回戦となる。久々のサウスポーだけに、「今回はいろいろな相手とやっている。良い感じですね」。試合前は通常40~50回のスパーリング回数を最終的には「倍くらい」にして、対策を練っていくという。「まだまだですよ。おれのパーセンテージは高い。まだ10%超えたくらい。まだまだやることいっぱいなので、今回は間に合わない」と高い目標を見定めた。世界戦経験者の和気慎吾、岩佐亮佑ともスパーリングを敢行しており、「いろいろな選手とやって、(パンチを)もらいながらも勉強している」とした。

 国内復帰戦となった3月のタワッチャイ戦では3-0の判定勝ちで圧勝したが、「冷静すぎた」と反省もある。「今回は気合も入っているので、意地でも倒しきる」と誓いを立てた。

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メイウェザー666億円復帰UFC王者とボクシング

現役復帰するフロイド・メイウェザー(AP)

 プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(40=米国)が、超異例の“復帰戦”に臨む。一昨年に引退したが、14日(日本時間15日)に写真共有アプリ「インスタグラム」で復帰を宣言。世界最大の総合格闘技団体UFCで2階級を制したコナー・マクレガー(28=アイルランド)と、8月26日に米ネバダ州ラスベガスでボクシングルールで対戦することが決まった。世界王座は懸からず、階級はスーパーウエルター級(リミット69・85キロ)になる。

 一昨年にマクレガーが「機会があれば彼とボクシングで戦う」と発言したことに端を発するが、試合はメイウェザーが圧倒的優位だ。一昨年5月に「世紀の対決」でマニー・パッキャオ(フィリピン)を退け、同年9月に49戦全勝で伝説のヘビー級王者マルシアノ(米国)に並んで引退。対するマクレガーはUFCで史上初めて2階級の王座を同時に保持する実力者ながら、プロボクシングではデビュー戦。メイウェザーが著しく衰えていない限り、卓越した防御技術による一方的な展開が予想される。

 米スポーツ専門局ESPNによると、PPV、スポンサー収入などの売上総額予想は、メイウェザー対パッキャオの6億2300万ドル(約685億3000万)に匹敵する6億600万ドル(約666億6000万円)。「マネー(金の亡者)」の愛称を持つ男が、またも巨額の金の中心に陣取る。(デーブ・レイブル通信員)

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メイウェザーが復帰、UFC王者マクレガーと対戦

 プロボクシング元世界5階級制覇王者で現役引退しているフロイド・メイウェザー(40=米国)が、米総合格闘技UFCの世界2階級制覇王者コナー・マクレガー(28=アイルランド)とボクシングルールで対戦することが決まった。米メディアが14日(日本時間15日)に報じたもので、8月26日に米ネバダ州ラスベガスで行われる予定だという。

 メイウェザーは15年9月、アンドレ・ベルト(米国)とのWBA、WBC世界ウエルター級王座統一戦に判定勝ちした後、49勝(26KO)無敗のまま現役を引退。約2年ぶりの“現役復帰”となる。一方のマクレガーはボクシング技術の高い総合格闘家でUFC世界フェザー級王座を獲得後、昨年11月には1階級上の世界ライト級王座も奪取。ランディ・クートゥア、BJペンに続く3人目の2階級制覇王者となった。また同時の2階級王座保持はUFC史上初でもあった。ボクシング界と総合格闘技界のスター選手2人よる対戦は注目を集めそうだ。

 昨春からメイウェザーが挑発的な形でマクレガーとの対戦を希望。マクレガーもボクシング-総合格闘技のファイトに前向きに反応し、UFCデイナ・ホワイト社長が2人の対戦の実現に向けて交渉していることを明言していた。

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河野公平、長女誕生で「より頑張るぞという思い」

再起戦となる元世界王者河野

 元WBA世界スーパーフライ級王者河野公平は、長女小百合ちゃん誕生を励みに再起戦に臨む。

 5日に芽依夫人が第1子を出産し、「より頑張るぞという思いが強くなった」と目を細めた。昨年末にWBO王者井上に6回TKO負けで「すごいショックだった」というが、10月に香港で同級1位チョーと挑戦者決定戦の話が浮上。「すごく熱くなった。しっかりKOで勝ってつなぎたい」。再起戦は外国人と8回戦を予定する。

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田口良一「ここをクリアして田中君とやりたい」

V6を狙う世界王者田口

 ボクシングのワタナベジムは14日に都内で、7月23日に東京・大田区総合体育館でダブル世界戦を行うと発表した。WBA世界ライトフライ級王者田口良一(30)は指名試合でのV6戦となる。

 田口は5月にWBO王者田中恒成のV1戦を観戦し、リング上で次戦こそ2団体統一戦を約束した。前哨戦となるそのV6戦は、ジムただ1人の王者として昨年の大みそか以来7カ月ぶりの試合。「久しぶりの試合でうれしい。ここをクリアして田中君とやりたい。いいモチベーションになる」と先を見据える。10日まで宮崎・日南で京口らとのキャンプで足腰を強化。前回は引き分け防衛に「評価をまた上げ、強いと思わせたい」と1位との指名試合にも強い決意を示した。

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辰吉丈一郎直伝ボディー、京口紘人「人生変えたい」

世界初挑戦の京口

 辰吉譲りの左ボディーで世界王座をKO奪取する。ボクシングのワタナベジムは14日に都内で、7月23日に東京・大田区総合体育館でダブル世界戦を行うと発表した。メインにIBF世界ミニマム級9位京口紘人(23)を抜てき。同級王者ホセ・アルグメド(28=メキシコ)に世界初挑戦する。

 京口は昨年4月デビューし、今年2月の6戦目で東洋太平洋同級王座についた。V1戦が唯一判定も7戦全勝中6KOは3回までに決めている。最軽量級ながらパンチ力が最大の武器。「8戦目で大きなチャンス。ジョーちゃん直伝の左ボディーのKOで王者になり、人生を変えたい」と自信を口にした。

 中学入学前に3歳上の兄竜人も入門していた大阪帝拳ジムでボクシングを始めた。「ジョーちゃん」と呼ぶ辰吉丈一郎をビデオで見たのがきっかけ。大商大進学までの3年間は「かわいがってもらい、いろいろ教えてもらった」。特に左ボディーは一日中サンドバッグをたたかされて教え込まれた。

 王者は15年に高山から王座を獲得し、今回がV4戦となる。「好戦的でかみ合い、穴もある」と京口はKOしか頭にない。【河合香】

 ◆京口紘人(きょうぐち・ひろと)1993年(平5)11月27日、大阪・和泉市生まれ。3歳から父の道場で空手を始め、12歳でボクシングを始める。伯太高校から大商大に進み、14年国体優勝、15年台北市国際カップ準優勝、主将を務める。アマ戦績は52勝(8KO)14敗。16年4月プロデビュー。160センチの右ボクサーファイター。家族は両親に兄と姉。

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京口紘人「必ずKOで倒して王者に」ダブル世界戦

京口紘人(2016年12月31日撮影)

 ボクシングのワタナベジムは14日、都内で7月23日に東京・大田区総合体育館でダブル世界戦を開催すると発表した。

 メインにはIBF世界ミニマム級9位京口紘人(23)が抜てきされ、同級王者ホセ・アルグメド(28=メキシコ)に初挑戦する。もう1試合はWBA世界ライトフライ級王者田口良一(30)の6度目の防衛戦で、同級1位ロベルト・バレラ(24=コロンビア)との指名試合。元世界王者河野公平の再起戦、日本スパーフライ級王者船井龍一の初防衛戦なども行われる。

 京口は大商大時代に国体を制して、昨年4月デビューから6戦目で東洋太平洋王座についた。7戦全勝(6KO)と最軽量級ながらパンチがある。兄竜人(26)も一時は辰吉2世と呼ばれたプロボクサー。王者は2年前に高山から王座獲得でV4戦になるが、京口は「必ずKOで倒して王者になる。プロ入りの頃は想像もしなかったが、夢をかなえて人生を変えたい」と自信を口にした。

 田口はジムただ1人の王者として、昨年の大みそか以来7カ月ぶりの試合となる。これに勝てば、次戦ではWBO王者田中との統一戦が見込まれている。「久しぶりの試合でうれしい。ここをクリアして田中君とやりたい」と先を見据える。2人は10日に宮崎・日南でのキャンプを終え、今後はスパーリングでの実戦練習に突入する。

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中山佳祐が新王者「最後まで頑張れた」下馬評覆す

勝ち名乗りの瞬間に跳び上がる中山(左)

<プロボクシング:東洋太平洋フライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇後楽園ホール◇観衆1215人

 同級3位中山佳祐(28=ワタナベ)が王者リチャード・クラベラス(フィリピン)を2-1の判定で下して新王者についた。「相手が強くて心が折れそうだっだが、声援で最後まで頑張れた。今までの中で一番強かった。パンチも強かったが、練習でやったことを出せて良かった」と感謝、歓喜の声を会場のファンに届けた。

 序盤、フットワークを巧みに使い、前進する相手にパンチを合わせてペースを握った。中盤には打ち合いに応じる場面も見せたが、「いきすぎそうになった」と対処。「自分がいけると思ったらついつい打ち合いにいってしまう」という悪癖をとがめるセコンドの声にも反応し、踏みとどまると、ポイントでリードした終盤は再び足を効果的に使って、リードを保った。

 15年4月に世界戦経験経験者の久高寛之に完敗したのを機に、一念発起して故郷の佐賀県から上京した。前WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志ら世界王者を輩出するワタナベジムの門をたたき、「チャンピオンと一緒に練習して、まだまだ実力が足りないと妥協せずにできた」と地道に努力を続けてきた。「左も当てるのを優先していたが、打ち込むパンチも打てるようになった」と成長を感じていた。

 下馬評では不利な状況に、渡辺会長も「予想外。相手は経験もあるし、KO率も高かった。殊勲賞ですね」とたたえた。中山は今後について「タイトルを取ったら泣けるかなと思ったけど、そうでもなかったので、もっと上を目指して頑張りたい。とりあえず防衛ですね」と先を見た。

中山(右)がクラベラスを攻め立てる

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黒田雅之が判定勝ちで初防衛 世界ランク入りは確実

気迫のこもった顔で粉川にパンチを打ち込む黒田(撮影・阿部健吾)

<プロボクシング:日本フライ級王座統一10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

 暫定王者だった黒田雅之(30=川崎新田)がリベンジし、王座統一で初防衛に成功した。5度目の防衛をかけた正規王者粉川拓也(32=宮田)と昨年3月以来の再戦。前回は0-3の判定負けだったが、2-1の小差も判定勝ちで雪辱した。

 初回のゴングから両者は積極的に打ち合うと、30秒過ぎに黒田が左フックをさく裂させてダウンを奪った。この回をしのがれると、2回からは粉川のトリッキーな動きや多彩な攻撃にかわされ、5回の公開採点では0-1とリードされた。3回に左まぶた、5回には右まぶたの上もカットしたが、後半も積極的に攻めてジャブに左ボディーなどを決めた。粉川も小刻みな連打などで対抗。両者譲らずに判定となったが、黒田が小差でライトフライ級に続く2階級制覇となった。

 黒田は「ドローぐらいかと思った。10回を必死に戦うことだけを考えていた」と振り返った。ダウンを奪いながら1度逆転されたが、あきらめずに前に出た。「ちょっとはしぶとくなった。修正できる力がついている」と、以前の慎重な戦いから粘りの積極性ある戦いには満足していた。

 粉川に代わって世界ランク入りは確実になった。新田会長は「比嘉に挑戦状といきたかったけど、負けでもいい内容」と、13年以来の世界再挑戦にゴーサインとはいかず。黒田は「勝ったことよりホッとした。好きなボクシングを続けられるのが最高で楽しい」。再び世界挑戦へ生き延びたことを喜んだ。

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山中慎介、日本記録13度目の防衛へ実戦練習開始

ミット打ちで強烈な左ストレートを見舞う山中に、大和トレーナー(左)は顔をしかめる

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が13日、8月15日に島津アリーナ京都で行う13度目の防衛戦に向けた実戦練習を都内のジムで開始した。

 具志堅用高が持つ世界戦連続防衛の日本記録に挑む決戦へ、同門で6回戦の舟山大樹と4回のマススパーリングを消化。5月下旬に千葉県内で1週間のフィジカル強化合宿を行っていたが、「キャンプの疲れが抜けてきたところ」と動きは軽快に、時折打ち込む左ボディーストレートで重低音を響かせた。

 実戦はV12戦となった3月2日以来。「最初の1分間だけですね、違和感があったのは」と勘に鈍りはなかった。対戦相手となる同級1位、23戦全勝のルイス・ネリ(メキシコ)は連打をしているうちに加速してくる強打の持ち主。「足を止めて1、2発でももらうと巻き込まれる」と、今まで以上にステップワークを途切らせずに、逆に自らのパンチスピードを生かしていく。

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OPBF女子王者ぬきてるみ、7月に世界初挑戦へ

 ボクシングの井岡弘樹ジムは12日、東洋太平洋女子スーパーフライ級王者のぬきてるみが、メキシコで7月8日(日本時間9日)に世界ボクシング評議会(WBC)女子バンタム級王者のマリアナ・フアレス(メキシコ)に挑戦すると発表した。

 世界初挑戦となる28歳のぬきは大阪市内で記者会見し「早いかなと思ったが、すごいチャンスをいただいてうれしい」と意気込んだ。豊富な経験を誇る37歳のチャンピオンに対し「自分の上の上をいくテクニシャンという印象」と気を引き締めた。

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WBO暫定王者が逮捕で試合延期 村田復帰にも影響

練習を再開した村田(6月8日撮影)

 現役続行を決めた村田諒太(31=帝拳)の今後に影響を及ぼす「逮捕劇」が起こった。

 8日(日本時間9日)、WBO世界ミドル級暫定王者アブタンディル・クルツィゼ(38=ジョージア)が米ニューヨークで逮捕され、7月8日に英国で開催予定だった王者サンダース(英国)との王座統一戦が延期された。米捜査機関がロシアの犯罪グループを組織犯罪対策法に基づいて一斉に摘発した33人の中にクルツィゼが含まれていた。世界王者再挑戦を目指す村田にはWBOからも参戦オファーが届いており、王座統一戦の結果が1つの注目だった。

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亀海喜寛、対戦コットは「小さかった」気後れなし

米国滞在中の検診での投薬で眩しく感じる目を守るためサングラス姿で帰国した亀海(撮影・阿部健吾)

 8月26日に米カリフォルニア州でボクシングWBO世界スーパーウエルター級王座決定戦に臨む同級5位亀海喜寛(34=帝拳)が9日、記者会見などに臨んだ米国から帰国した。

 初対面した対戦相手の元4階級王者ミゲル・コット(プエルトリコ)の印象は「すごく小さかった」。170センチの身長でミドル級王者にまでなったスーパースターだが、「オーラは今まで(の相手に)も感じたことがないので」と気後れはなかったという。興行を行う元世界6階級王者デラホーヤ氏は、コットはあと2戦で引退するため、次々戦の引退試合をビッグイベントにしたい意向。亀海は「申し訳ないですが、(思惑を)崩す気満々です」と語気を強めた。

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村田諒太「夢のような夢」ベガス世界戦へ気持ち再燃

練習を再開した村田(右)のパンチに田中トレーナーも思わず顔をしかめた(撮影・中島郁夫)

 ラスベガスドリーム、再燃! ボクシングのロンドン五輪金メダリスト村田諒太(31=帝拳)が8日、現役続行を表明した。先月20日のWBA世界ミドル級王座決定戦で不可解な判定で初黒星を喫したが、世界ベルト再挑戦を決意し、都内のジムで会見。「夢のまた夢」に描いていた米ラスベガスでのビッグマッチを目標に置き直した。敗れたアッサン・エンダム(フランス)との再戦も含め多様な選択肢がある再起戦は、他選手の動向を見て11月以降になる見通しだ。

 初の世界戦となった5月の試合に向けて伸ばしていたひげがきれいにそられていた。さっぱりした顔に生気をみなぎらせ、今後を語った。

 村田 人生ノートの「夢のような夢」に描いていたのは、ラスベガスでビッグマッチをすることでしたが、いつのまにか現実としてとらえていけるものばかりを見ていた。今回の試合で、世界的な評価も少しは得られたので、夢のような夢に少しは近づけたと思いますし、あらためてそこを目指したい。

 元世界王者エンダムからダウンを奪い、その強打、守備力が世界の一線級に通用した自信が、かつての自分をよみがえらせた。プロ13戦目の黒星を「得ることはできなかったけど、失うものはなかった試合」と総括した。気持ちはなえない。むしろ、沸き立つ。「唯一得られなかったものはベルト。取りに行くために尽力したい」とこの日から本格的な練習を再開した。

 再起戦は白紙で、ミドル級戦線の動向を見極める。7月にはWBOの王座統一戦、9月には3団体統一王者ゴロフキン対アルバレスのミドル級頂上決戦が控える。各団体のベルト保持者が誰になるのかで、標的も変わる。帝拳ジムの本田会長は村田が現役続行した場合の次戦を「11月以降の可能性が高い」としており、秋を過ぎ、狙うベルトは固まりそうだ。

 WBAからはエンダムとの再戦指令があり、WBC、WBOからは参戦要請が届いている。「組んでいただければ誰とでもやります」。確信を得た黄金の拳で、夢のような夢をつかむ。【阿部健吾】

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石田匠にWBAから世界戦命令、会場は「これから」

 WBA世界スーパーフライ級1位石田匠(25=井岡)と同級王者カリド・ヤファイ(27=英国)が、WBAから世界戦を行うよう命じられた。6日に両陣営に伝えられ、30日以内に合意に達しない場合は入札となる。

 世界初挑戦が視野に入った石田は24戦24勝(13KO)と無敗。4月23日の試合後に「ほんまに自分が世界に通用するんか、早く挑戦して証明したい」と待ちわびていた。井岡一法会長は「日本でやるのか、英国でやるのかも含めて、これからの交渉になる」とした。ヤファイは5月に村中優(フラッシュ赤羽)を退けて初防衛している。

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村田諒太、復帰戦は11月以降か エンダムと再戦も

笑顔でパンチを繰り出す村田(撮影・中島郁夫)

 ラスベガスドリーム、再燃! ボクシングのロンドン五輪金メダリスト村田諒太(31=帝拳)が8日、現役続行を表明した。

 先月20日のWBA世界ミドル級王座決定戦で不可解な判定で初黒星を喫したが、世界ベルト再挑戦を決意し、都内のジムで会見。「夢のまた夢」に描いていた米ラスベガスでのビッグマッチを目標に置き直した。敗れたアッサン・エンダム(フランス)との再戦も含め多様な選択肢がある再起戦は、他選手の動向を見て11月以降になる見通しだ。

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竹中良10回KO負けで王座陥落「集中力なかった」

<プロボクシング:東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇8日◇後楽園ホール

 王者竹中良(32=三迫)が同級13位ノ・サミュング(25=韓国)に10回1分26秒KO負けし、4度目の防衛に失敗した。

 初回に右ストレートを顔面に被弾して左ほおを赤く染めると、序盤から精彩を欠いた動きが続いた。途中採点のポイントではリードしていたが、頭から突っ込んでくる相手のバッティングにも苦しみリズムをつかめない。

 迎えた10回にダウンを喫すると、いったんは立ち上がったが、続けて連打を浴びてセコンドからタオルが投入され、王座陥落が決まった。

 8回には相手のパンチで上唇が割ける負傷で、試合後には縫合手術を行った。竹中に代わって取材に応じた三迫会長は、「何でか分からないが、集中力がなかった。口が切れたのはバッティングだと思いますが、最後効いてしまったのは事実。もう1回復活させたい」と述べた。

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帝里木下、豪で2度目の世界戦「国外でも関係ない」

アンカハスとのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチに向けてポーズを取る帝里木下(撮影・松本航)

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級3位、帝里木下(ている・きのした、31=千里馬神戸)が8日、神戸市役所で世界タイトルマッチの発表会見に臨んだ。7月2日にブリスベン(オーストラリア)のサンコープ・スタジアムで、同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に挑む。メインカードにはWBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(38=フィリピン)の初防衛戦が組まれている。

 2度目の世界挑戦になる帝里にとっては、これ以上ない舞台だ。14年7月にIBF同級1位ゾラニ・テテ(南アフリカ)相手に、日本初となるホテル(神戸ポートピアホテル)で行われた世界戦でベルトを狙ったが、判定負けを喫した。現在の戦績は27戦25勝(8KO)1敗1分け。キャリア唯一の黒星を「それまでうまいこといきすぎていた。前はボクサーとして、最高の舞台(世界戦)に立つ覚悟がなかった」と振り返る。

 今回の会場は5万5000人収容で、03年のラグビーW杯でも使われた。元日本代表FB五郎丸歩が16年に所属したスーパーラグビー・レッズの本拠地でもある。絶大な人気を誇るパッキャオがメインを務め、世界中の注目が集まる舞台。アジア以外の国へ向かうのは初めてという帝里だが「僕にとっては、国内でも国外でも関係ない。コンディション作りが全て。大観衆の中で必ず勝ちたい」と力を込めた。

 この日の会見は、神戸市役所での開催となった。普段は市政担当記者が仕事をする一室に、ボクシング関係者が集った。ジムの千里馬啓徳会長は「市役所での会見は珍しいですが、神戸市とブリズベンは姉妹都市。神戸市をボクシングで、もっと盛り上げたいと思う」と意図を説明。28戦26勝(17KO)1敗1分けのサウスポーを倒せば、帝里の人生が変わる。

アンカハスとのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチが決定し、写真に納まる帝里木下(中央)。右は千里馬啓徳会長(撮影・松本航)

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村田諒太が現役続行表明「ベルト取ることに尽力」

大勢のメディアの前で会見する村田(撮影・中島郁夫)

 ボクシングのロンドン五輪金メダリスト村田諒太(31=帝拳)が8日、現役続行を宣言した。都内のジムで会見し、「唯一得られなかったのがベルト。そのベルトを取るために尽力したい」と述べた。先月20日のWBA(世界ボクシング協会)世界ミドル級王座決定戦で不可解な判定によりプロ初黒星を喫し、その動向が注目されていた。

 元世界王者アッサン・エンダム(フランス)とのタイトル戦では、ダウンも奪い、ガードを固めて強打を打ち込むスタイルが世界の第一戦で通用することを証明した。試合の映像を見返したそうで、「手応えは感じている。いろいろなところで反省もあるが、自信をしっかりとチャンピオンベルトという形で持って帰りたい」と世界再挑戦への意欲をたぎらせた。

 帝拳ジムの浜田剛史代表は「今後については白紙」とした。WBAから指令が出ているエンダムとの再戦、参戦オファーが届いてるWBC、WBOの他団体での試合など選択肢がある。村田は「(今回の)世界戦にむけてご尽力していただき、やっとできたので、その背景になると、僕が誰とやりたいなどは簡単には言えない。組んでいただければ誰とでもやります」と話した。

練習を再開した村田

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1位の石田匠と王者ヤファイに世界戦指令

 世界ボクシング協会(WBA)は7日までにスーパーフライ級1位で25歳の石田匠(井岡)と同級王者カリド・ヤファイ(英国)に世界タイトルマッチを行うように命じたと発表した。

 実現すれば石田にとって初の世界挑戦。WBAによると6日に正式に両陣営に伝えられ、30日以内に合意に達しない場合は入札となる。

 ヤファイは5月に村中優(フラッシュ赤羽)を退けて初防衛に成功した。

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山中慎介V13へ具志堅氏から「塗り替えてほしい」

挑戦者発表会見で山中は激励メッセージを送った具志堅用高氏の画像の横でポーズをとる(撮影・山崎哲司)

 KO勝利→祈願→日本新記録へ。ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が7日、都内のジムで、8月15日に同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)を迎える13度目の防衛戦(島津アリーナ京都)の発表会見に臨んだ。世界王座の連続防衛13回の日本記録がかかる大一番。保持者の具志堅用高氏からのメッセージでは更新を期待された。最強挑戦者を倒し、試合の翌16日に行われる京都の夏の風物詩、山に「大」の字などが浮かぶ「五山送り火」にV14を願う。

 映像を見終わった山中が5、6度とうなずいた。「うれしいです。本心で言ってくれているのが伝わるので」。会見中にテレビに映し出されたのは、具志堅氏からの熱いエールだった。

 具志堅 記録があるから、それを塗り替えるのがプロの世界。山中君の今までのボクシングを見たら塗り替えるよ。塗り替えてほしいね、ボクシング界のために。

 日本記録の13回に話は終わらない。新記録を確信、期待する声に一層気が引き締まった。まずは「ネリを倒して『並びました』と目の前で報告したい」。

 23戦全勝(17KO)のネリを、「防衛戦の中でも一番強い」と認める。ガードが下げ気味なのは高いディフェンス能力の自信の裏返しで、攻撃では強烈に多彩に拳を振るサウスポー。ただ、数々のKOを演出してきた絶対王者は、「決して当たらないイメージはない」。「神の左」を「どこかで当てる自信はある」。その時は必然、KO劇で締めくくってみせる。

 具志堅氏の「予言」に沿うわけではないが、今回は試合翌日のプランもある。16日は京都の夏を彩る「五山送り火」の開催日。南京都高(現京都広学館高)時代を過ごした土地だが、「1度も見たことない。(試合に勝って)笑って見たい」と楽しみにする。燃やされる護摩木には無病息災などを願うのが習わし。日本新記録がかかるV14祈願にはうってつけだ。

 「始めたときは世界チャンピオンになるのが目標だったから想像以上のところまできた。自分でも誇りに思いますね」。想像を超える未来には、まだまだ先がある。【阿部健吾】

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山中「1番強い相手」具志堅並ぶV13戦は京都で

挑戦者発表会見でファイティングポーズをとる山中慎介(撮影・山崎哲司)

 ボクシングの帝拳ジムは7日、WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が8月15日に京都・島津アリーナ京都で13度目の防衛戦を行うと発表した。挑戦者は同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)で、23戦全勝(17KO)の戦績を持つ。都内のジムで会見した山中は「防衛戦の中でも1番強い相手。最高の舞台を用意してもらった」と気合の表情で述べた。

 真夏の大一番には、具志堅用高が持つ日本人の世界戦連続防衛記録13回に並ぶ偉業がかかる。会見ではその具志堅氏からのメッセージビデオが流され、「山中君の今までのボクシングを見たら塗り替えるよ。塗り替えてほしいね」とV14での記録更新までを期待された。映像を見た山中は「うれしいですね。本心で言ってくれているのが分かります。勝って目の前で報告したい」と感謝した。

 ネリについては「メキシカンのイメージはない。ディフェンスがうまくて、L字ガードも使う。パンチの1つ1つも強い最強のチャレンジャー」と分析して警戒した。ただし、「神の左」の異名を授かる左拳については「どこかで当たるイメージはある」と断言。南京都高時代を過ごした京都での決戦に自信をみせた。

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三浦隆司が王座奪回へ「ボンバー隠し」7月世界戦

ミット打ちで強烈な左を打ち込もうとする三浦

 7月15日のWBC世界スーパーフェザー級タイトル戦(米ロサンゼルス)で王座返り咲きを狙う元王者三浦隆司(33=帝拳)が6日、都内のジムで外国人パートナー相手のスパーリングを開始した。2人のフィリピン人選手に計4回。その威力から「ボンバー」と称される左拳を当てるため、「相手が分からないタイミングで打てるように、右で邪魔したい」と、“ボンバー隠し”に出る作戦を明かした。

 相手の現王者ミゲル・ベルチェルト(メキシコ)の視界を右グローブで一瞬遮り、左を爆発させる好機を作り出す。この日のスパーでも右を伸ばして相手の眼前に止めてちらつかせ、左につなげた。15年11月に5度目の防衛に失敗して王座陥落し、再びの戴冠だけを目指して戦ってきた。ゴール間近の夏場の調整に、「疲れを残さないように、抑えるところは抑えて練習しようかな」と見据えていた。

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三浦隆司「KOで勝つ」、亀海喜寛「チャンス来る」

三浦隆司

 WOWOWが7、8月、2カ月連続でボクシングの3大ビッグマッチの生中継を行う。

 7月は、オーストラリア・ブリスベンで行われる6階級制覇王者マニー・パッキャオ(38=フィリピン)の王座防衛戦、米カリフォルニア州では三浦隆司(33=帝拳)が1年半ぶりの王座奪還をかけてミゲール・ベルチェルト(メキシコ)と争うWBC世界スーパーフェザー級タイトル戦が控える。8月には、亀海喜寛(34=帝拳)が世界初挑戦となる、元4階級制覇王者ミゲール・コット(プエルトリコ)とのWBO世界スーパーウエルター級王座決定戦を生中継する。パッキャオが09年以来となる豪快なKOで防衛戦を飾るのか、三浦がタイトルを奪い返すのか、亀海がスーパースターを相手に王座を勝ち取ることができるのか、大きな注目が集まる。

 王座奪還に向け国内で合宿を行っていた三浦、5月31日(日本時間6月1日)に米ロサンゼルスで行われた記者会見に出席した亀海にインタビューを行い、試合への意気込みを聞いた。

 三浦は“ボンバーレフト”の異名のとおり、左の豪快なパンチを持ち味とし、熱い戦いで多くのボクシングファンを魅了し続ける日本が誇るボクサーのひとり。15年11月のフランシスコ・バルガス戦で5度目の防衛に失敗。その後、打倒バルガス、王座奪還に向けトレーニングに励んで迎えた今年の1月、ミゲール・ローマンを豪快なKOで下して新王者ミゲール・ベルチェルトへの王座挑戦権を得た。

 また、8月に世界初挑戦となる亀海は、昨年のヘスス・ソト・カラスとの2連戦が高く評価され、今回の王座決定戦への出場権を得た。ミゲール・コットはボクシングの本場アメリカで絶大な実力と人気を兼ね備えるプエルトリコ人初の4階級制覇王者で、過去にマニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザーと試合をしたこともあるボクシング界のスーパースター。

 【三浦隆司】

 Q:ベルチェルトについて、どんな印象を持っていますか。

 「好戦的なファイターという感じで、距離をとったボクシングができると思うので、出てきたら自分も打ち合い、離れたらくっつくという戦いになると思います」。

Q:ベルチェルトよりも上回っていると思う点は?

 「パンチと気持ち、あとは体の強さ、プレッシャーの強さが(自分の方が)勝っていると思います」。

Q:ベルチェルト戦ではどういった内容で決めますか?

 「もちろん自分がKOで勝ちたいと思います。激しい試合になると思いますが楽しみです」。

Q:試合への意気込みをお願いします。

「ベルチェルト戦にKOで勝ってチャンピオンになります。ボンバー!」

【亀海喜寛】

Q:世界初挑戦する今の気持ちを教えてください。

 「ミゲール・コットというレジェンドに挑戦できるのは、何よりもすばらしい事、今までボクシングをやってきて望んでいた試合ですから本当に最高です」。

Q:ミゲール・コットについて、どんな印象を持っていますか。

 「ミゲール・コットの試合は20歳くらいから見てきていますがパンチもスピードもテクニックもあって、伝説的な選手ですから本当に強い選手だと思っていますが勝つイメージしかないです」。

Q:攻略方法はありますか。

 「(コットは)大きなパンチはスムーズにディフェンスして空振りやブロッキングで無効化しますけれど、細かいパンチは、結構もらっている印象はありますし、完全なディフェンスマスターではなく、かなり攻撃にも比重をおくタイプなのでこちらのパンチもあたってチャンスが来ると思います」。

Q:試合への意気込みをお願いします。

 「世界初挑戦、絶対勝ちます!」。

◆◆◆WOWOW番組情報◆◆◆

★「生中継!エキサイトマッチスペシャルマニー・パッキャオ王座防衛戦」

【放送日】7月2日(日)午前11時~[WOWOWプライム]※生中継

WBO世界ウエルター級タイトルマッチ

マニー・パッキャオ(フィリピン)vsジェフ・ホーン(オーストラリア)

★「生中継!エキサイトマッチ 三浦隆司世界王座再挑戦」

【放送日】7月16日(日)午前11時~[WOWOWライブ]※生中継

WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ

ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)VS三浦隆司(帝拳)

★「生中継!エキサイトマッチ 世界初挑戦!亀海vs4階級制覇王者コット」

【放送日】8月27日(日)午前11時~[WOWOWライブ]※生中継

WBO世界スーパーウエルター級王座決定戦

ミゲール・コット(プエルトリコ)vs亀海喜寛(帝拳)

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市川KO宣言、タイトル初挑戦も倒せるパンチある

応援メッセージが書かれた日の丸の前で、健闘を誓う市川

 プロボクシング東洋太平洋ライト級2位の市川大樹(21=駿河男児、飛龍出)が5日、タイトル初挑戦へ決意を語った。富士市内の同ジムで行われたWBO世界ユース・ライト級タイトルマッチ(7月10日、ロシア)に向けた会見に、前島正晃会長(38)らと出席。「自分にとっても、ジムにとっても初のタイトル戦でうれしく思う。勝って富士、静岡を盛り上げたい」と話し、応援メッセージが寄せられた国旗の前で拳を握った。

 対戦相手となる現王者のムハマドフジャ・ヤークボフ(22)はロシア在住のタジキスタン人で7戦7勝(4KO)。映像で特徴を確認した市川は「スピードがある。格上」と警戒する。さらに、14時間の移動に加えて時差も4時間と条件でも不利となるが、「倒せるパンチは持っている。やるからには倒して勝って、日本に帰ってきたい」と力強くKO勝利を宣言した。【前田和哉】

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兄弟王者へ井上拓真8・30久高とバンタムで復帰戦

井上拓(左)は兄尚弥(右)と練習に励む

 ボクシングの大橋ジムは5日、元東洋太平洋スーパーフライ級王者井上拓真(21=大橋)が8月30日に後楽園ホールで、4度の世界戦経験を持つ久高寛之(仲里)とバンタム級契約で戦うと発表した。

 横浜市内のジムで会見した井上拓は「キャリアは上の相手。1番は自分のボクシングを徹底してやること」と抱負。昨年9月以来のプロ9戦目で、昨年11月に受けた右拳の手術からの復帰戦となる。

 現WBO世界スーパーフライ級王者の兄尚弥との兄弟世界王者を目指した昨年末の世界初挑戦への練習中、右拳の甲と手首をつなぐ関節を脱臼した。試合は中止となり、手術後は地道なリハビリを続けてきた。利き手の右が使えない代わりに、左や下半身強化に重点を置き、練習を積んできた。「右でできないことはすべてやりました」と苦しい日々を乗り越えてきた。4月ごろから右でも少しずつ打ち込み始め、いまでは痛みもなくなったという。

 世界初挑戦の機会を逃した悔しさを思いやる大橋会長は、「左の使い方がうまくなった。マグマがたまってるでしょうから、噴火に期待している」と言葉を送った。井上拓は「復帰戦をクリアして、ちいさい頃からの夢である兄弟で世界チャンピオンを実現したい」と固く誓っていた。

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田中恒成、田口との統一戦のために“応援団長”就任

WBA世界ライトフライ級王者田口良一との統一戦実現を願い、田口の次戦の“応援団長”就任を宣言したWBO同級王者田中恒成(撮影・加藤裕一)

 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(21=畑中)が5日、WBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)の“応援団長”就任を宣言した。次戦は統一戦に絞っているが、ターゲットの田口が次戦で指名試合を行うことが濃厚。「今回だけは田口選手の応援団長でいきます」と語った。

 田中は5月20日に挑戦者アンヘル・アコスタを判定で退け、初防衛に成功した。その際、テレビ中継解説で会場を訪れていた田口にラブコールを送り、事実上OKの返事をもらった。ところが、田口はWBA本部から次戦で同級1位ロベルト・バレラの挑戦を受けるよう指示を受けた。

 田中は「田口選手に勝ってもらわんと話にならんですからね。(バレラは)全然知らないけど、難しい相手でしょ?」とライバルの動向を案じる。畑中清詞会長(50)も「(田中と田口の)2人がお互いに『やりたい、やりたい』と言ってる。(統一戦)実現に向け、最大の努力をしていきたい」とバックアップを誓っているだけに、人ごとではない。

 田中はこの日、名古屋市の同ジムで練習を再開。約2週間のオフを忘れ去るように約1時間、シャドー・ボクシング、サンドバッグ打ちなどに汗を流した。2週間のオフの間、防衛戦の反省など考えを整理した。「田口選手とやれるとしても、まだまだ先の話。当面は自分を高める練習をしていきたい」。体幹強化や、あまりこなしていないサウスポーとのスパーリングなども今後のメニューに入ってくる。

 7月2日には、6階級制覇王者のスーパースター、パッキャオの防衛戦をオーストラリアで観戦する予定。「生でスーパースターを見たいですから。憧れの気持ちが強くなるかも」。将来的には「海外での試合(世界戦)も実現させます」と語るなど、やりたいことは山ほどある。その第1歩となる統一戦実現へ、田口の勝利を切に願っている。

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